JP2002068044A - 自動二輪車用ハンドルシート - Google Patents

自動二輪車用ハンドルシート

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JP2002068044A
JP2002068044A JP2000267072A JP2000267072A JP2002068044A JP 2002068044 A JP2002068044 A JP 2002068044A JP 2000267072 A JP2000267072 A JP 2000267072A JP 2000267072 A JP2000267072 A JP 2000267072A JP 2002068044 A JP2002068044 A JP 2002068044A
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JP
Japan
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filling member
seat
handle
motorcycle
handle seat
Prior art date
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JP2000267072A
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English (en)
Inventor
Kinji Asamura
欣司 浅村
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒケ等による外観低下を伴うことなく、握り
心地を向上させることができるハンドルシートを提供す
る。 【解決手段】 自動二輪車のシートの後側に配設され、
同乗者が把持するためのハンドルシート12において、
車体に固定されて所定の剛性を有し、肉抜き凹所13d
が形成されたハンドルシート本体13と、該ハンドルシ
ート本体13のグリップ部13aの肉抜き凹所13d内
に配設されて該肉抜き凹所13dを埋める断面形状を呈
する充填部材14とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動二輪車のシ
ートの後側に配設されたハンドルシートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の自動二輪車にあって
は、運転者と同乗者が着座できるシートを備え、このシ
ートの後側の周囲には、その同乗者が把持するためのグ
リップ部を有するハンドルシートが固定されたものがあ
る。
【0003】このハンドルシートは、停車状態から車体
を起こすときに把持されたり、走行中に同乗者が姿勢を
保持するために把持されたりするものである。従って、
所定の剛性を有し、且つ、握り易いものでなければなら
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ハンドルシートは上述のよ
うに所定の剛性を確保し、且つ、握り易くするため、比
較的その外径を太いものにする必要があり、これを合成
樹脂の成形品或いはアルミダイキャスト品で構成する場
合、ヒケ対策のため断面形状において凹所が必要とな
る。この凹所は、外観性、雨水等の溜まりを考慮する
と、下面に形成する必要があるため、そのグリップ部を
握った場合には、握り心地が悪いものであった。
【0005】そこで、この発明は、ヒケ等による外観低
下を伴うことなく、握り心地の向上を図るハンドルシー
トを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、自動二輪車のシートの
後側に配設され、同乗者が把持するためのグリップ部を
有するハンドルシートにおいて、車体に固定されて所定
の剛性を有し、肉抜き凹所が形成されたハンドルシート
本体と、該ハンドルシート本体のグリップ部の肉抜き凹
所内に配設されて該肉抜き凹所を埋める断面形状を呈す
る充填部材とを備えた自動二輪車用ハンドルシートとし
たことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、前記充填部材は前記ハンドルシート本体
より柔軟性を有する材料で形成されたことを特徴とす
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加え、前記充填部材の下面は、前記グリ
ップ部下面と面一か或いは少し下方に突出していること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0010】図1乃至図6には、この発明の実施の形態
を示す。
【0011】まず構成を説明すると、図1中符号11は
シートで、このシート11には、運転者が着座する運転
者着座部11aと、同乗者が着座する同乗者着座部11
bとが設けられている。
【0012】そして、このシート11の後側には、その
同乗者が把持するためのハンドルシート12が車体フレ
ーム20に固定されて配設されている。
【0013】このハンドルシート12は、図2に示すよ
うに、車体に固定されて所定の剛性を有するハンドルシ
ート本体13と、このハンドルシート本体13に取り付
けられ、このハンドルシート本体13より柔軟性を有す
る材料(ここではゴム)にて形成された充填部材14及
び弾性部材15,16とを有している。
【0014】そのハンドルシート本体13は、合成樹脂
製で射出成形により一体成形されており、同乗者が把持
するグリップ部13aが左右一対形成され、これらグリ
ップ部13aの両前端部がクロスメンバ13bで連結さ
れ、更に、グリップ部13aの後側には、荷物を載せる
キャリア部13cが一体成形されている。
【0015】そして、このハンドルシート本体13に
は、グリップ部13a及びキャリア部13cの下側に肉
抜き凹所13dが形成され、この部分の断面形状が図3
に示すように逆V字形状を呈し、ハンドルシート本体1
3全体として略同じ肉厚に形成されている。
【0016】また、このハンドルシート本体13には、
クロスメンバ13bに、図5に示す車体フレーム20の
取付部20aにネジ止めするための取付孔13eが形成
されると共に、キャリア部13c側に車体フレーム20
取付用の複数のボス部13f,13gが下方に向けて突
設されている。
【0017】これらボス部13f,13gはカバー17
に形成された図示省略の貫通孔に挿通され、その内の一
対のボス部13fは、このボス部13fに形成されたネ
ジ孔13hを介して車体フレーム20の取付部20bに
図4及び図5中矢印に示すように前方からネジ止めされ
るようになっている。また、ボス部13gは、車体フレ
ーム20の取付部20cに取り付けられるようになって
いる。
【0018】そして、このハンドルシート本体13のグ
リップ部13aの肉抜き凹所13dに、図3に示すよう
に、前記充填部材14が接着されて取り付けられてい
る。この充填部材14は、グリップ部13aと略同じ長
さの棒状を呈し、その肉抜き凹所13dを埋める断面形
状(略三角形状)に形成されている。この状態で、充填
部材14の下面14bは、図3に示すように、グリップ
部13aの下面13kと面一となっている。なお、充填
部材14の下面14bを、グリップ部13aの下面13
kより少し下方に突出させることもできる。
【0019】また、前記弾性部材15は、ボス部13
f,13gが挿通される貫通孔を有し、座面13iに取
り付けられ、又、弾性部材16は、前記クロスメンバ部
13bの取付孔13eの近傍の周囲に配設されている。
この弾性部材16は、スリットが設けられた略筒状を呈
し、このスリットから拡げるようにして、クロスメンバ
部13bに被せるようにして配設している。
【0020】このようなものにあっては、ハンドルシー
ト本体13に肉抜き凹所13dを形成することにより、
重量の低減を図ることができると共に、全体を略同じ肉
厚に形成することにより、成形時のヒケの発生等を防止
することができる。
【0021】また、そのグリップ部13aの肉抜き凹所
13dに充填部材14を嵌合させて、その凹所13dを
埋めるようにしている。従って、同乗者がグリップ部1
3aを把持したときには、グリップ部13aの下面部側
においては、その充填部材14が指に当たることから、
握り心地を向上させることができる。しかも、充填部材
14の下面14bは、グリップ部13aの下面13kと
面一か或いは少し下方に突出させることにより、確実に
握り心地を向上させることができる。逆に、充填部材1
4の突出量が大きいと、充填部材14が柔軟性を有する
場合、しっかり握れない場合があり、姿勢保持機能が損
なわれる虞がある。
【0022】さらに、その充填部材14は、ゴム製で、
柔軟性を有するため、堅い物が当たるより、握り心地を
向上させることができる。また、この充填部材14がゴ
ム製であるため滑り難くすることもできる。
【0023】また、ボス部13f,13gに配設された
弾性部材15は、カバー17の貫通孔周縁部の上面に当
接すると共に、クロスメンバ部13bに配設された弾性
部材16は、分割されたカバー17の合わせ部分に当接
することにより、それぞれカバー17との隙間を塞ぐこ
とができ、外観品質を向上させることができると共に、
そのカバー17の損傷を防止することができる。
【0024】さらに、このハンドルシート12には、前
端部に左右のグリップ部13aを連結するクロスメンバ
部13bが設けられているため、ハンドルシート12全
体の剛性を確保することができると共に、このクロスメ
ンバ部13bを車体フレーム20の左右のフレーム部分
に架設するように取り付けることにより、車体フレーム
20の剛性を向上させることができる。
【0025】なお、充填部材14の取付けは、接着に限
らず、図6に示すように、ネジ18によりハンドルシー
ト本体13に取り付けることもできる。この場合、充填
部材14に凹所14aが形成され、この凹所14a内に
ネジ18の頭部18aが入り込んで下方に突出せずに、
同乗者の指にネジ18の頭部18aが接触しないように
構成されている。
【0026】また、上記実施の形態では、ハンドルシー
ト本体13が合成樹脂製、充填部材14がゴム製であっ
たが、これに限らず、ハンドルシート本体が所定の荷重
に耐え得る剛性を有し、充填部材がそれより柔軟性を有
するものであれば、それぞれ他の材質のものを用いるこ
とができる。例えば、ハンドルシート本体をアルミダイ
キャスト製、充填部材をゴム製又は合成樹脂製、あるい
は、ハンドルシート本体を合成樹脂製、充填部材を合成
樹脂製とすることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ハンドルシート本体に肉抜き凹所を形成
することにより、ヒケ等による外観低下を伴うことがな
いと共に、グリップ部の肉抜き凹所に充填部材を配設し
て、その肉抜き凹所を充填部材で埋めるようにしている
ため、同乗者がグリップ部を把持したときの握り心地を
向上させることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、前記充填
部材に柔軟性を持たせることにより、グリップ部の下側
においては、その充填部材が指に当たることから、堅い
物が当たるより、握り心地を向上させることができる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、充填部材
の下面を、グリップ部の下面と面一か或いは少し下方に
突出させることにより、確実に握り心地を向上させるこ
とができる。ちなみに、充填部材の突出量が大きいと、
充填部材が柔軟性を有する場合、しっかり握れない場合
があり、姿勢保持機能が損なわれる虞があるのに対し
て、この発明によれば、充填部材の下面を、グリップ部
の下面と面一か或いは少し下方に突出させることで、し
っかり握ることができ、姿勢保持機能を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動二輪車の側
面図である。
【図2】同実施の形態にかかるハンドルシートの分解斜
視図である。
【図3】同実施の形態にかかる図2のA−A線に対応す
る部分の断面図である。
【図4】同実施の形態にかかる車体フレームの側面図で
ある。
【図5】同実施の形態にかかる車体フレームの平面図で
ある。
【図6】同実施の形態の変形例を示す図3に相当する断
面図である。
【符号の説明】
11 シート 12 ハンドルシート 13 ハンドルシート本体 13a グリップ部 13b クロスメンバ部 13c キャリア部 13d 肉抜き凹所 13k 下面 14 充填部材 14b 下面 20 車体フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車のシートの後側に配設され、同
    乗者が把持するためのグリップ部を有するハンドルシー
    トにおいて、 車体に固定されて所定の剛性を有し、肉抜き凹所が形成
    されたハンドルシート本体と、該ハンドルシート本体の
    グリップ部の肉抜き凹所内に配設されて該肉抜き凹所を
    埋める断面形状を呈する充填部材とを備えたことを特徴
    とする自動二輪車用ハンドルシート。
  2. 【請求項2】前記充填部材は前記ハンドルシート本体よ
    り柔軟性を有する材料で形成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の自動二輪車用ハンドルシート。
  3. 【請求項3】前記充填部材の下面は、前記グリップ部下
    面と面一か或いは少し下方に突出していることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の自動二輪車用ハンドルシー
    ト。
JP2000267072A 2000-09-04 2000-09-04 自動二輪車用ハンドルシート Withdrawn JP2002068044A (ja)

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