JP2002065240A - 両生類卵母細胞試料導入装置、両生類卵母細胞試料導入システム、両生類卵母細胞試料導入方法、両生類卵母細胞の製造方法、両生類卵母細胞及びそれを販売又は譲渡する方法、スクリーニング用のセンサーとして用いる方法、容器、及び解析方法 - Google Patents
両生類卵母細胞試料導入装置、両生類卵母細胞試料導入システム、両生類卵母細胞試料導入方法、両生類卵母細胞の製造方法、両生類卵母細胞及びそれを販売又は譲渡する方法、スクリーニング用のセンサーとして用いる方法、容器、及び解析方法Info
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Abstract
と、上記複数の両生類卵母細胞に試料を導入する導入針
と、上記トレイと上記導入針の相対位置を移動させる駆
動部と、試料導入の際の上記トレイ若しくは上記両生類
卵母細胞に対する上記導入針の深度を入力させ上記移動
を制御する制御部とを有し、試料を上記深度で上記複数
の両生類卵母細胞に導入することを特徴とする両生類卵
母細胞試料導入装置。 【効果】 本発明により両生類卵母細胞に一定の深度で
精度良く、試料を導入することができると共に、卵母細
胞の良否、あるいは針が挿入された位置を情報として保
存することができる。
Description
卵母細胞に遺伝子、色素、蛋白質、ぺプチド、薬物等の
試料をピペット様の針を用いて導入する自動化装置に関
する。また遺伝子、色素、蛋白質、ぺプチド、薬物等の
試料を両生類卵母細胞の特定位置に導入する方法、試料
の導入に関して質の保証された両生類卵母細胞、並びに
特定位置及び深度に試料を導入した両生類卵母細胞を販
売又は譲渡する方法に関する。
等の試料を導入したアフリカツメガエル等のカエルの卵
母細胞は、サイズが比較的大きく、また低コストで多量
に得られるため、生細胞への色素、蛋白質、ぺプチド、
薬物などの作用の確認、遺伝子機能の解析、遺伝子産物
としての蛋白質の生産などの目的で広く使用されている
が、従来は個々の研究者がカエルを飼育し、卵母細胞を
採取することから行っていた。
薬物等の試料をカエル等の両生類の卵母細胞に導入する
際には、これらの試料を充填したピペットをマニピュレ
ーターを用い、顕微鏡下にて、技術者が手動で卵母細胞
に刺入していた。ピペットはインジェクターに装着し、
油圧または空気圧などで細胞内に一定量の試料を吐出す
る。また、電圧を印可して細胞内に一定量の試料を吐出
する方法として、特開平5-192171号や特開平6-343478号
がある。いずれの方法も顕微鏡下で細胞を観察しなが
ら、手動にて細胞に針を近づけ、試料の導入を行うとい
う技術である。
子等の導入は、技術者個人の技量、熟練度等によって、
試料が導入できた卵母細胞の割合が変動するという問題
があった。これは技術者毎に一定時間当たりの試料導入
可能な卵母細胞数が異なるため、試料の継時的な変成度
が技術者間でばらつくことが原因の一つである。本発明
は技術者の技量、熟練度に関わりなく、時間当たりの処
理数を一定にすることを目的の一つとしている。
入深度を統一化することへの配慮がされておらず、熟練
した技術者でも深度を制御することは困難であった。そ
の結果、核など特定の細胞内小器官への試料導入は偶然
に頼ることになっていた。本発明は、試料導入深度を統
一化することにより、核などへの深さ方向での制御が可
能な細胞内小器官への試料導入を容易にすることを目的
の一つとしている。
た際の細胞の情報を保存することへの配慮がされておら
ず、試料導入情報とその後の細胞反応との相関を得るこ
とが困難であった。従って本発明の目的はこれらの相関
を得ることにある。
たため、大量生産や需要に応じたタイミングの良い生産
は不可能であった。従って本発明の他の目的は、特定の
試料を導入した卵母細胞、または特定の試料を一定の位
置に導入したことを保証した卵母細胞を、生産・販売及
び輸送することにある。
するために、ピペット様の針を用いて遺伝子、色素、蛋
白質、ぺプチド、薬物等の試料をカエル等の両生類の卵
母細胞の任意の位置、任意の深度に自動制御にて導入す
る装置を提供するものである。
を保持するトレイと、上記複数の両生類卵母細胞に試料
を導入する導入針と、上記トレイと上記導入針の相対位
置を移動させる駆動部と、試料導入の際の上記トレイ若
しくは上記両生類卵母細胞に対する上記導入針の深度を
入力させ上記移動を制御する制御部とを有し、試料を上
記深度で上記複数の両生類卵母細胞に導入することを特
徴とする両生類卵母細胞試料導入装置を提供する。
保持するトレイと、上記複数の両生類卵母細胞に試料を
導入する導入針と、上記トレイと上記導入針の相対位置
を3次元方向に移動させる駆動部と、上記移動を制御す
る制御部と、導入時の上記両生類卵母細胞の視覚情報を
得る情報取得部と、上記情報を蓄積する記憶部とを有
し、上記試料を上記複数の両生類卵母細胞に導入するこ
とを特徴とする両生類卵母細胞試料導入システムを提供
する。これにより、複数の両生類卵母細胞に対し、ほぼ
一定の深度に試料を速く導入することが可能になった。
又は底部が円錐形で最大直径は上記複数の両生類卵母細
胞の直径の105−150%であることを特徴とする穴
を有する。これにより、他の特別な手段を用いることな
く、トレイ上の複数の卵母細胞のほぼ8割について同一
面への導入が可能になった。
場合、卵母細胞の黒面にmRNAを導入した場合と白面にmR
NAを導入した場合では、蛋白質の機能発現効率が異なる
ことを見出した。つまり、卵母細胞間での蛋白質の機能
発現効率のばらつきを抑えるためには、同じ面にmRNAを
導入した卵母細胞を集めることが重要となる。本発明で
は、試料を導入した際の細胞の情報を保存し、その後の
細胞反応との相関を容易に導き出すことを可能にするも
のである。
を保持するトレイと、上記複数の両生類卵母細胞に試料
を導入する導入針とを有する装置を用い、上記トレイ若
しくは上記両生類卵母細胞に対する上記導入針の深度を
第1の深さに設定する工程と、上記複数の両生類卵母細
胞のうちの第1の卵母細胞に上記導入針で試料を上記第1
の深さに導入する工程と、上記トレイと上記導入針の相
対位置を自動的に移動させる工程と、続けて上記複数の
両生類卵母細胞のうちの第2の卵母細胞に上記導入針で
上記第1の深さに試料を導入する工程とを有することを
特徴とする、両生類卵母細胞試料自動導入方法を提供す
る。
胞を保持するトレイと、上記複数の両生類卵母細胞に試
料を導入する導入針とを有する装置を用い、上記複数の
両生類卵母細胞のうちの第1の卵母細胞に上記導入針で
試料を導入する工程と、上記トレイと上記導入針の相対
位置を移動させる工程と、続けて上記複数の両生類卵母
細胞のうちの第2の卵母細胞に上記導入針で試料を導入
する工程と、上記試料導入時の卵母細胞の状態を視覚情
報として入手する工程と、上記視覚情報を蓄積する工程
とを有することを特徴とする、両生類卵母細胞試料自動
導入方法を提供する。
入方法の発明により、本発明はさらに、試料の導入深度
が実質的に等しい条件でそれぞれ上記試料が導入された
ことを特徴とする、複数の両生類卵母細胞を提供する。
また、本発明は、さらに導入位置が実質的に同じ条件で
上記試料が導入されたことを特徴とする、上記の両生類
卵母細胞を提供する。
複数の両生類卵母細胞を保持するトレイと、上記複数の
両生類卵母細胞に試料を導入する導入針とを有する装置
を用い、上記トレイに対する上記導入針の相対的位置を
移動させながら、上記複数の両生類卵母細胞の各々に上
記導入針で試料を導入し、上記導入時の上記複数の両生
類卵母細胞各々の視覚情報を入手し、上記視覚情報に基
づいて上記複数の両生類卵母細胞のうち導入が卵母細胞
の黒面に導入された複数の卵母細胞、又は卵母細胞の白
面に導入された複数の卵母細胞を収集することを特徴と
する、試料が導入された両生類卵母細胞群の製造方法。
料がそれぞれ導入された複数の両生類卵母細胞をセット
にし、上記複数の両生類卵母細胞への試料導入に関する
情報を添付することを特徴とする、複数の両生類卵母細
胞を販売又は譲渡する方法。
件でそれぞれ導入された複数の両生類卵母細胞を容器に
入れ、上記容器に上記複数の両生類卵母細胞への試料導
入に関する情報を記したラベルを添付して複数の両生類
卵母細胞を販売又は譲渡する方法。
料導入に関する情報は、導入の日時、卵母細胞の品質保
証期間、試料を導入した位置、試料を導入した深度、発
現の確率の少なくともいずれか1つに関するものであ
る。よって、本発明により、導入に関する条件を実質的
に同じくする複数の卵母細胞群を、それらの情報と共に
得ることが可能になった。
明を更に説明する。図1に、この装置の原理を示す。卵
母細胞を整列配置させるトレイは、例えば水平方向に12
個、直行方向に8個の計96個の深さ及び形状が均一な穴
の開いたトレイが使用できるが、トレイの穴数は必ずし
も96個には限定しない。両生類卵母細胞は一般に白面の
重量が黒面に比して大きい。よってトレイの穴径を用い
る卵母細胞より多少大きくすることで、トレイに整列し
た卵母細胞は回転等によって向きを変えることなく、平
均して約8割の細胞は黒面を上にして保持され、他に特
別な手段を用いることなく同一面への導入確率を上げる
ことができる。卵母細胞を整列させるための穴の形状
は、底面が円形の平面であって底面から開口部までの底
面に平行な断面形状が一定である円筒形、又は底部が円
錐形の形が好ましい。上記穴の開口部の直径は、用いる
両生類卵母細胞の直径以上である必要がある。また上気
した理由から生理食塩水等を満たした上記穴中で卵母細
胞が回転できる程度の余地があることが望ましく、具体
的には用いる卵母細胞直径の105−150%を穴の最
大直径とすることが望ましいことを実験的に確かめてい
る。例えばアフリカツメガエルの卵母細胞の直径が約1.
3mm程度であることから、穴の直径を1.4〜2mm程度とす
ることにより、細胞を傷つけることなく、特定の方向に
固定することが可能になる。本発明において好適な穴の
形状は、例えば図2に示すような、底の角度90°、直径
1.4mm、円柱部分の深さ0.56mmのすり鉢型のものであ
る。また、上記トレイを用いる他にスポイト等を使用し
て、同一面への導入確率をさらに上げたり、また特定の
面、例えば白面が上になるように操作することもでき
る。
白質、ぺプチド、薬物等が挙げられ、特に限定されるも
のではない。また、下記の実施例ではヒトヒスタミン受
容体cRNAを導入した卵母細胞について記載するが、導入
に使用する遺伝子はcRNAに限定するものではなく、DNA
及びRNA、合成したオリゴヌクレオチドであっても良
い。試料を導入するための針は、ピペット様の針である
ことが好ましいが、特に限定するものではない。また、
卵母細胞の向き等の細胞情報を収得するためにデジタル
カメラ8を、導入針6が卵母細胞表面が接触したことを検
知するための手段として、CCDカメラ7を通した視覚情報
を例としているが、これらの情報を得るために必要な手
段はデジタルカメラ8やCCDカメラ7に限定されるもので
はない。例えば、圧力、温度、電気、湿度、pH等の変
化を感知するセンサーを導入装置にとりつけることで、
これらの情報を基に細胞表面を検知することができる。
べ、トレイ9に両生類用生理食塩水14を満たした後、直
行移動台11と水平移動台12の上に設置する。この直行移
動台11と水平移動台12の移動を制御装置1によりX軸方
向及びY軸方向に制御することによって、導入針6から
試料を導入する卵母細胞13の位置を決定することが好ま
しいが、図1の構成と逆に、トレイ9を固定し、導入針6
を移動可能な構成とすることもできる。
ルカメラ8で卵母細胞を撮影し、制御装置1にその撮影デ
ータを送ることにより、卵母細胞の良否及び向きなどの
情報を蓄積することができる。
の指示で動作し、トレイ9に並べられた卵母細胞のうち
所定の位置にある最初の卵母細胞13の中心を遺伝子導入
針6の下方位置に移動する。ここで導入針のZ軸方向の
移動のために導入針移動台4が制御装置1の指示で動作
し、導入装置5に装着された導入針6の先端を卵母細胞の
表面よりわずかに離れた位置、例えば数100mm手前まで
下降させる。ここで、CCDカメラ7で撮影された画像をモ
ニター3で観察しながら、制御補助装置2で指令を出し、
導入針移動台4を低速で下降させる。視覚情報、圧力変
化、温度変化、電気変化、湿度変化、pH変化等で卵母細
胞13の表面に導入針6の先端が接触したことを検知し、
この位置で導入針移動台4を止める。この位置が以降の
遺伝子導入操作の基準点となる。この位置を制御装置1
に記憶させ、以下の操作を実施する。すなわち、上記基
準点から試料を導入する位置までの、トレイの置かれて
いる面に対して垂直方向の導入針の移動距離、深度を設
定し、上記設定された深度で導入針6を刺入して試料を
一定量吐出させる。試料導入のためには、例えば上記の
卵母細胞13表面に導入針6が接触した位置から0.2mm下方
に導入針を下げるといったZ軸制御を行うことができ
る。細胞への導入針6の最適な導入深度は、導入する試
料の種類や導入の目的により異なり、適宜設定すること
ができる。試料は導入深度が浅すぎると細胞中に広がら
ず、又深すぎると核を傷つけたり細胞を傷める確率が高
くなる。よって、試料の導入にはほぼ一定の深度に導入
することが発現効率の点からも望ましい。例えば、細胞
質内にmRNAを導入し、蛋白質を発現させたい場合には、
細胞表面から0.02〜0.1mmの深度に針を刺入することが
望ましい。一方、核内にDNAを導入し、蛋白質を発現さ
せたい場合には、細胞表面から0.05〜0.2mmの深度に針
を刺入することが望ましい。但し、導入時に卵母細胞の
形状が針の接触によりわずかにゆがむため、実際には設
定した深度よりも浅い位置に試料が導入される。試料導
入のための時間は、細胞への注入量等に応じて、針が細
胞内に注入されている時間を設定することにより制御す
る。尚、導入効率を更に向上させるために、導入針6は
複数個にすることもできる。この場合、装置の駆動部
は、導入針とトレイの相対的位置を1次元又は2次元方
向に移動させることで十分とすることもできる。
情報を基に、自動制御によりトレイ9内の二つ目以降の
任意の数の卵母細胞に、指示された時間と速度及び導入
深度で試料を自動的に導入する。また、卵母細胞の大き
さにばらつきがある場合があるため、導入の都度表面位
置検出を行う機能も備えさせることもできる。また、卵
母細胞の細胞情報をコンピュータに記憶させ、必要時に
それを引き出すこともできる。
細胞13の動きや、導入時の卵母細胞の視覚情報等をコン
ピュータに記憶させ、導入操作終了後に試料導入位置、
深度、細胞の特徴等を読み出すように設定することもで
きる。この場合、各卵母細胞に関する視覚情報は番号を
付す等することによって上記トレイ上の位置と関連付け
て行うことが望ましい。
があることが知られており、それぞれ機能が異なってい
ることが知られていたが、本発明者等は、卵母細胞にmR
NAを導入した場合、卵母細胞の黒面にmRNAを導入した場
合と白面にmRNAを導入した場合では、蛋白質の機能発現
効率が異なることを見出した。すなわち、ヒスタミン受
容体mRNAを導入する場合には、黒面に導入した方が、白
面に導入した場合よりも発現効率が高く、リガンド応答
性の良い卵母細胞を得ることができる。一方、発色団を
含む蛋白質、蛍光蛋白質、またはこれらの遺伝子、色素
を導入する場合には、白面に導入した方が色や光の情報
を感度高く得ることができる。上記したように上記トレ
イを用いることでトレイ上の細胞については約8割につ
いて黒面への導入が可能である。あるいは、細胞の特定
面、例えば黒面のみ、または白面のみに試料を導入した
細胞を得たい場合には、上記したように、試料導入前に
予め特定の面のみが上になるように個々の細胞をスポイ
ト等を用いて操作する。若しくは、試料を導入する際に
視覚情報検出手段や白黒判別センサーにより細胞表面の
試料導入位置情報を収得し、収得された情報から、目的
の面が上になった細胞のみに試料が導入された細胞を収
集することもできる。これにより導入位置の条件を実質
的に同じくする卵母細胞群が得られる。本発明におい
て、「特定の位置」とは、例えば卵母細胞の黒面側、白
面側、又は赤道付近等の位置をいう。
両生類卵母細胞の特定位置及び深度に試料を導入するこ
とができ、導入された試料の機能発現効率(導入効率)
がほぼ同品質の卵母細胞を、迅速に、かつ大量に生産す
ることができる。従って、本発明は、本発明の装置を使
用して両生類卵母細胞の特定の位置及び深度に試料を導
入する方法も提供する。
導入効率は次のように向上することがわかった。すなわ
ち、手動操作による試料導入の経験がない初心者の場
合、25個の細胞に試料を導入するために約30分程度かか
り、導入効率は、遺伝子を試料とした場合の発現率で約
30%であるが、本発明の装置の使用により、25個の細胞
に試料を導入するための時間はわずか3分間となり、導
入効率は80%程度にまで達する。手動操作による試料導
入の熟練者の場合には、導入のためにかかる時間にそれ
程の短縮は見られないが、導入効率は、例えば手動で80
%である場合には装置の使用により更に上昇して90%に
まで達することができる。
ことにより、操作者の技量に依存することなく、約80〜
90%の導入効率が達成され、本発明により、試料導入条
件の制御された複数の卵母細胞を販売又は譲渡すること
が初めて可能になったのである。従って別の観点におい
て、本発明は特定の位置及び深度への試料の導入が保証
された両生類卵母細胞を提供する。
た卵母細胞のみを収集し、販売又は譲渡することができ
る。販売又は譲渡の際には、複数個の卵母細胞をパッケ
ージングし、試料の種類、導入日時、品質の保証期間、
試料を導入した位置及び深度に関する設定条件等の情
報、保証される導入効率等を記載したラベル22を付すこ
とができる(図3)。
置、又導入した遺伝子がコードする蛋白質の発現等に関
する情報も付して、卵母細胞を販売又は譲渡することが
できる。試料導入効率、又、発現効率を保証した卵母細
胞を販売・譲渡する際は、例えば色素又は発色団を含む
蛋白質や蛍光蛋白質、またはこれらの蛋白質をコードす
る遺伝子を試料と共導入し、有色又は蛍光を発する卵母
細胞数を数え、その割合を試料導入効率の指標として、
試料導入効率を保証することができる。共導入は混合形
態で行っても良いが、共導入する試料及び検出のための
蛋白質等が共に遺伝子の形態である場合は、融合蛋白質
をコードする遺伝子とすることもできる。
た蛍光蛋白質からの蛍光を指標に算定する例について、
図4を用いて説明する。本実施例では、オワンクラゲ由
来緑色蛍光蛋白質(GFP)の発現を指標にヒスタミン受
容体遺伝子の導入割合を検定した例について述べるが、
本発明は導入する試料を遺伝子に限定するものではな
い。また、試料の導入効率の指標として用いる物質も、
GFPに限定するものではない。
用いて、卵母細胞の白面にヒスタミン受容体遺伝子と緑
色蛍光蛋白質遺伝子の混合物を導入する。遺伝子導入操
作後、24時間経過した卵母細胞に波長488nmの光を照射
すると、緑色蛍光蛋白質が発現したものは507nmの蛍光
を発する。507nmの蛍光を発した細胞を明、蛍光を発さ
なかった細胞を暗として分類する。さらに、これらの細
胞をヒスタミン刺激し、応答の有無で分類したものが図
4である。図4に示したように、明の細胞では、85%の
細胞(40個中34個)がヒスタミンに応答した。すなわち
85%以上の細胞にヒスタミン受容体遺伝子が導入できて
いる。逆に暗の細胞では、90%以上の細胞がヒスタミン
に応答しなかった(28個中27個)。すなわち90%以上の
細胞にヒスタミン受容体遺伝子が導入できていない。つ
まり、緑色蛍光蛋白質が発現している卵母細胞は、ヒス
タミン受容体遺伝子も導入されている割合が高いことが
明らかになった。
を蛍光蛋白質等と共導入すれば、その蛍光等の有無を指
標として目的の試料の導入効率を算定することができ、
試料導入効率を保証して卵母細胞を販売または譲渡する
ことが可能である。
た卵母細胞を用いた例を用い、特定の用途のために本発
明の方法によって得られた卵母細胞を生産し、販売又は
譲渡する手段について記載するが、導入に使用する遺伝
子はcRNAに限定するものではなく、またDNA及びRNA、合
成したオリゴヌクレオチドであっても良い。
て、卵母細胞にヒスタミン受容体cRNAを導入する。この
際、白黒判別センサまたはCCDカメラ/デジタルカメラな
ど視覚情報を得る手段を用いれば、黒面にcRNAを導入し
た卵母細胞と、白面にcRNAを導入した卵母細胞を分別す
ることができる。
にヒスタミン受容体が発現する。ヒスタミン受容体遺伝
子導入操作後、24時間以上経て、ヒスタミン受容体が
発現したと考えられる卵母細胞の膜電位を二電極膜電位
固定法により、―60mVに固定する。このような条件下に
おいて、卵母細胞にヒスタミンを含んだ試料を添加する
と、試料中のヒスタミンとヒスタミン受容体が相互作用
し、卵母細胞内の情報伝達系が活性化し、イオン流が発
生するため、卵母細胞はヒスタミンに対して電気的応答
を示す。24時間を経た卵母細胞を1μMヒスタミンで刺激
し、その電流応答を測定する。黒面または白面に遺伝子
を導入した卵母細胞の電流応答の大きさを比較したもの
が図5である。図5に示したように、遺伝子導入部位に
より、ヒスタミン刺激への電流応答の違いが見られた。
つまり、黒面に遺伝子を導入した場合の方が、白面に遺
伝子を導入した場合よりも、よりリガンド応答性の良い
卵母細胞が得られることが示された。
体cRNAを導入された卵母細胞集団は、ヒスタミンに対す
る感度の良いセンサとして使用することができる。さら
に、本発明により、特定の位置及び深度に試料を導入し
た卵母細胞をセンサに用いることを目的として販売又は
譲渡することができる。当業者には容易に認識されるよ
うに、本発明によって得られる卵母細胞をセンサとして
使用するために導入し得る試料は、ヒスタミン以外の任
意のリガンドに対する受容体の遺伝子、特定の抗原に対
する反応性を有する抗体、特定の糖鎖を有する糖蛋白質
等が挙げられ、特に限定されるものではない。
用いて、卵母細胞13にヒスタミン受容体遺伝子31を導入
する。図6には便宜的に白面に導入する場合について記
載した。ヒスタミン受容体遺伝子導入操作後、24時間以
内で卵母細胞13にヒスタミン受容体32が発現する。上記
と同様に、ヒスタミン受容体遺伝子導入操作後、24時
間以上経て、ヒスタミン受容体32が発現したと考えられ
る卵母細胞の膜電位を二電極膜電位固定法により、―60
mVに固定する。このような条件下において、卵母細胞13
にヒスタミンを含んだ試料33を添加すると、試料中のヒ
スタミンとヒスタミン受容体が相互作用し、卵母細胞内
の情報伝達系が活性化し、イオン流が発生するため、卵
母細胞13はヒスタミンに対して電気的応答34を示す。ヒ
スタミンを含まない試料35を添加した場合は、受容体と
相互作用する物質が存在しないため、卵母細胞13はヒス
タミンに対して応答しない36。
した卵母細胞に試料を添加し、その細胞応答の有無を指
標にして、試料中のヒスタミンの有無をセンシングする
ことができる。従って本発明である試料導入装置を用い
ることで試料の導入条件を同じくする卵母細胞を大量に
生産できるようになったことで両生類卵母細胞をある受
容体、抗体に反応するリガンド、又は抗原等のスクリー
ニング用に用いることが可能になった。すなわち、実質
的に同一な条件のもとで遺伝子等の導入を行い、蛋白質
等を発現させた複数の卵母細胞各々に異なるリガンド等
を反応させることでその結果を比較し、スクリーニング
を行うことができる。
ている卵母細胞をつぶす等することによって発現してい
る蛋白質等を抽出することができるが、本発明の導入装
置を用いて導入条件を制御し、例えば黒面に試料を導入
した細胞を用いることで効率よく所望の蛋白質等を抽出
することが可能である。
胞を輸送する方法について、図6に従って記載する。上
記の卵母細胞を販売・輸送する際には、両生類の卵母細
胞用に通常使用される緩衝液に、例えば硫酸ゲンタマイ
シン、ペニシリン、ストレプトマイシン等の抗生物質を
加えた溶液を満たした容器21に卵母細胞13を入れ、発泡
スチロール等の梱包材を使用し、衝撃を避けながら、図
3に示すように、保冷剤23の使用等により温度を4〜25
℃、好ましくは18〜22℃に保ち、輸送することが好まし
い。
ないが、例えば以下の組成のものを好適に使用すること
ができる。この溶液のpHは7.5である。 NaCl 96mM KCl 2mM CaCl2 1.8mM MgCl2 1mM HEPES 5mM 硫酸ゲンタマイシン 50μg/ml ピルビン酸ナトリウム 2.5mM ペニシリン 10U/ml ストレプトマイシン 10μg/ml
容器21内で細胞が比較的自由に移動でき、開閉できる蓋
のある密閉可能なものであれば特に限定されるものでは
なく、その容積の9割5分程度まで上記の溶液を満たす
ことが好ましい。例えば50mlのコニカルチューブの場合
には、約100〜200個の卵母細胞、好ましくは約130〜180
個の細胞を入れることが好ましい。この割合は卵母細胞
1個に対して約0.3〜0.5ml程度に相当するが、卵母細胞
の種類、容器の種類等によって変動し得る。
胞13はトレイ9から、スポイト41等を用いて回収する。
この際、先に記録した情報を基に、黒面又は白面に試料
が導入された卵母細胞のみを回収することもできる。回
収した卵母細胞を容器21に移す。両生類用緩衝液42を当
該容器21に満たし、数回、液を交換する。交換後、再
度、両生類用緩衝液42を容器21に満たし、さらに適量の
抗生物質43を加える。チューブの蓋を閉め、保冷剤入り
の外容器44に入れる。外容器44に梱包材45等を入れ、容
器21を固定し、一般的な運搬手段で、購入先まで運搬す
る。
の機能を損なうことなく購入先まで運搬することができ
る。また、販売・譲渡の際には導入日時・試料を導入し
た場所、深度等の導入条件、再現率、品質保証期間等の
情報を一緒に提供する。その方法としては例えばそれら
の情報を記載した紙面を添付したり、ラベル22を複数の
卵母細胞を有する容器21に添付すること等がある(図
3)。
4時間程度かかり、又卵母細胞の寿命としては導入後7
日間程度、より好ましくは5日間程度が目安となるた
め、導入した日時や、それに対応して有効な導入後の期
間を明示するために「○月○日までの使用が望ましい」
等の記載をすることが好ましい。導入面については、上
記のトレイを用いることで約8割の卵母細胞については
黒面への導入が可能であり、また上記装置に蓄積される
卵母細胞の情報を基に発現効率については共発現を利用
してその程度を高めることも可能である。
細胞に一定の深度で精度良く、試料を導入することがで
き、導入効率等が同品質の卵母細胞を迅速かつ大量に得
ることができる。卵母細胞の良否、あるいは針が挿入さ
れた位置は情報として保存できる。また、本発明の方法
によって得られた、特定位置及び深度に試料を導入した
卵母細胞のみを回収し、あるいは試料導入効率を保証し
て販売又は譲渡することが可能である。更に、導入した
試料の種類に応じ、用途を特定して販売又は譲渡するこ
ともできる。
共導入により発現したヒスタミン受容体のリガンド応答
性の相関性を示す。
よるリガンド応答性の関係を示す。
示す。
針移動台、5:導入装置、6:導入針、7:CCDカメラ、
8:デジタルカメラ、9:トレイ、10:光源、11:直交移
動台、12:水平移動台、13:卵母細胞、14:両生類用生
理食塩水、21:容器、22:ラベル、23:保冷剤、31:ヒ
スタミン受容体遺伝子、32:ヒスタミン受容体、33:ヒ
スタミンを含んだ試料、34:ヒスタミン応答(あり)、
35:ヒスタミンを含まない試料、36:ヒスタミン応答
(なし)、41:スポイト、42:両生類用緩衝液、43:抗
生物質、44:外容器、45:梱包材
23)
卵母細胞試料導入システム、両生類卵母細胞試料導入方
法、両生類卵母細胞製造方法、両生類卵母細胞及びそれ
を販売又は譲渡する方法、スクリーニング用のセンサー
として用いる方法、及び容器
つ深度に導入した複数の両生類卵母細胞をスクリーニン
グ用のセンサーとして用いる方法。 ─────────────────────────────────────────────────────
2)
卵母細胞試料導入システム、両生類卵母細胞試料導入方
法、両生類卵母細胞の製造方法、両生類卵母細胞及びそ
れを販売又は譲渡する方法、スクリーニング用のセンサ
ーとして用いる方法、容器、及び解析方法
Claims (32)
- 【請求項1】 複数の両生類卵母細胞を保持するトレイ
と、上記複数の両生類卵母細胞に試料を導入する導入針
と、上記トレイと上記導入針の相対位置を移動させる駆
動部と、試料導入の際の上記トレイ若しくは上記両生類
卵母細胞に対する上記導入針の深度を入力させ上記移動
を制御する制御部とを有し、試料を上記深度で上記複数
の両生類卵母細胞に導入することを特徴とする両生類卵
母細胞試料導入装置。 - 【請求項2】 上記駆動部は、上記トレイと上記導入針
の相対位置を3次元方向に駆動させることを特徴とす
る、請求項1に記載の両生類卵母細胞試料導入装置。 - 【請求項3】 さらに試料導入時の上記両生類卵母細胞
の視覚情報取得部を有することを特徴とする請求項1又
は2に記載の両生類卵母細胞試料導入装置。 - 【請求項4】 上記視覚情報取得部はカメラであること
を特徴とする請求項3に記載の両生類卵母細胞試料導入
装置。 - 【請求項5】 上記視覚情報取得部によって得られた上
記両生類卵母細胞各々の視覚情報を各細胞の上記トレイ
上の位置と関連づける手段をさらに有する、請求項3又
は4に記載の両生類卵母細胞試料導入装置。 - 【請求項6】 上記視覚情報を記憶する記憶部を更に有
することを特徴とする、請求項3から5のいずれか1項
に記載の両生類卵母細胞試料導入装置。 - 【請求項7】 上記トレイは、上記複数の両生類卵母細
胞を保持するための複数の穴を有することを特徴とす
る、請求項1から6のいずれか1項に記載の両生類卵母
細胞試料導入装置。 - 【請求項8】 上記穴は底面が平面の円筒又は底部が円
錐形で最大直径が1.4−2mmであることを特徴とす
る、請求項7に記載の両生類卵母細胞試料導入装置。 - 【請求項9】 上記穴の底面が平面の円筒又は底部が円
錐形で最大直径は上記複数の両生類卵母細胞の直径の1
05−150%であることを特徴とする、請求項7に記
載の両生類卵母細胞試料導入装置。 - 【請求項10】 上記トレイ上の卵母細胞の表面位置を
視覚情報、圧力変化、温度変化、電気変化、湿度変化、
pH変化の少なくともいずれか1つによって検出するこ
とを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載
の両生類卵母細胞試料導入装置。 - 【請求項11】 複数の両生類卵母細胞を保持するトレ
イと、上記複数の両生類卵母細胞に試料を導入する導入
針と、上記トレイと上記導入針の相対位置を移動させる
駆動部と、上記移動を制御する制御部と、導入時の上記
両生類卵母細胞の視覚情報を得る情報取得部と、上記情
報を蓄積する記憶部とを有し、上記試料を上記複数の両
生類卵母細胞に導入することを特徴とする両生類卵母細
胞試料導入システム。 - 【請求項12】 上記トレイは、上記複数の両生類卵母
細胞を保持するための複数の穴を有することを特徴とす
る、請求項11に記載の両生類卵母細胞試料導入システ
ム。 - 【請求項13】 上記穴の底面が平面の円筒又は底部が
円錐形で最大直径は上記複数の両生類卵母細胞の直径の
105−150%であることを特徴とする、請求項12
に記載の両生類卵母細胞試料導入システム。 - 【請求項14】 複数の両生類卵母細胞を保持するトレ
イと、上記複数の両生類卵母細胞に試料を導入する導入
針とを有する装置を用い、上記トレイ若しくは上記両生
類卵母細胞に対する上記導入針の深度を第1の深さに設
定する工程と、上記複数の両生類卵母細胞のうちの第1
の卵母細胞に上記導入針で試料を上記第1の深さに導入
する工程と、上記トレイと上記導入針の相対位置を自動
的に移動させる工程と、続けて上記複数の両生類卵母細
胞のうちの第2の卵母細胞に上記導入針で上記第1の深さ
に試料を導入する工程とを有することを特徴とする、両
生類卵母細胞試料導入方法。 - 【請求項15】 複数の両生類卵母細胞を保持するトレ
イと、上記複数の両生類卵母細胞に試料を導入する導入
針とを有する装置を用い、上記複数の両生類卵母細胞の
うちの第1の卵母細胞に上記導入針で試料を導入する工
程と、上記トレイと上記導入針の相対位置を移動させる
工程と、続けて上記複数の両生類卵母細胞のうちの第2
の卵母細胞に上記導入針で試料を導入する工程と、上記
試料導入時の卵母細胞の状態を視覚情報として入手する
工程と、上記視覚情報を蓄積する工程とを有することを
特徴とする、両生類卵母細胞試料導入方法。 - 【請求項16】 上記試料は遺伝子又は蛋白質であるこ
とを特徴とする、請求項14又は15に記載の両生類卵
母細胞試料導入方法。 - 【請求項17】 上記試料は蛍光物質を含むことを特徴
とする、請求項14から16のいずれか1項に記載の両
生類卵母細胞試料導入方法。 - 【請求項18】 上記第1の卵母細胞に導入する試料
と、上記第2の卵母細胞に導入する試料の導入量を実質
的に同一にするよう制御することを特徴とする、請求項
14から17のいずれか1項に記載の両生類卵母細胞試
料導入方法。 - 【請求項19】 試料の導入深度が実質的に等しい条件
でそれぞれ上記試料が導入されたことを特徴とする、複
数の両生類卵母細胞。 - 【請求項20】 さらに導入位置が実質的に同じ条件で
上記試料が導入されたことを特徴とする、請求項19に
記載の両生類卵母細胞。 - 【請求項21】 さらに上記試料の導入量が実質的に一
定であることを特徴とする、請求項19又は20に記載
の複数の両生類卵母細胞。 - 【請求項22】 試料の導入深度が実質的に等しい条件
でそれぞれ上記試料が導入されたことを特徴とする複数
の両生類卵母細胞を内部に有し、上記導入の日時に関す
る情報と、上記卵母細胞の使用期限に関する情報が付さ
れていることを特徴とする容器。 - 【請求項23】 さらに上記試料の導入位置又は上記試
料の導入量の少なくともいずれか1つについても実質的
に等しい条件で導入されている上記複数の両生類卵母細
胞を内部に有することを特徴とする、請求項22に記載
の容器。 - 【請求項24】 複数の両生類卵母細胞を保持するトレ
イと、上記複数の両生類卵母細胞に試料を導入する導入
針とを有する装置を用い、上記トレイに対する上記導入
針の相対的位置を移動させながら、上記複数の両生類卵
母細胞の各々に上記導入針で試料を導入し、上記導入時
の上記複数の両生類卵母細胞各々の視覚情報を入手し、
上記視覚情報に基づいて上記複数の両生類卵母細胞のう
ち導入が卵母細胞の黒面に導入された複数の卵母細胞を
収集することを特徴とする、試料が導入された両生類卵
母細胞の製造方法。 - 【請求項25】 複数の両生類卵母細胞を保持するトレ
イと、上記複数の両生類卵母細胞に試料を導入する導入
針とを有する装置を用い、上記トレイに対する上記導入
針の相対的位置を移動させながら、上記複数の両生類卵
母細胞の各々に上記導入針で試料を導入し、上記導入時
の上記複数の両生類卵母細胞各々の視覚情報を入手し、
上記視覚情報に基づいて上記複数の両生類卵母細胞のう
ち導入が卵母細胞の白面に導入された複数の卵母細胞を
収集することを特徴とする、試料が導入された両生類卵
母細胞の製造方法。 - 【請求項26】 上記導入前に上記両生類卵母細胞若し
くは上記トレイに対する上記導入針の深度を第1の深さ
に設定し、上記複数の両生類卵母細胞には上記第1の深
さで試料の導入を行うことを特徴とする、請求項24又
は25に記載の両生類卵母細胞群製造方法。 - 【請求項27】 試料の導入深度が実質的に等しい条件
で試料がそれぞれ導入された複数の両生類卵母細胞をセ
ットにすることを特徴とする、複数の両生類卵母細胞を
販売又は譲渡する方法。 - 【請求項28】 上記セットに上記複数の両生類卵母細
胞への試料導入に関する情報を添付することを特徴とす
る、請求項27に記載の複数の両生類卵母細胞を販売又
は譲渡する方法。 - 【請求項29】 試料の導入深度が実質的に等しい条件
でそれぞれ導入された複数の両生類卵母細胞を容器に入
れ、上記容器に上記複数の両生類卵母細胞への試料導入
に関する情報を記したラベルを添付して複数の両生類卵
母細胞を販売又は譲渡する方法。 - 【請求項30】 上記容器の温度は18℃以上22℃以
下に調節されていることを特徴とする、請求項29に記
載の複数の両生類卵母細胞を販売又は譲渡する方法。 - 【請求項31】 上記複数の両生類卵母細胞への試料導
入に関する情報は、導入の日時、卵母細胞の品質保証期
間、試料を導入した位置、試料を導入した深度、発現の
確率の少なくともいずれか1つに関するものであること
を特徴とする、請求項27から30のいずれか1項に記
載の複数の両生類卵母細胞を販売又は譲渡する方法。 - 【請求項32】 遺伝子又は蛋白質をほぼ一定な位置か
つ深度に導入した複数の両生類卵母細胞をスクリーニン
グ用のセンサーとして用いる方法。
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