JP2002064213A - 太陽電池 - Google Patents
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Abstract
水率が低く、水蒸気バリア性に優れて、軽量で薄く、し
かも安価な積層体、および該積層体からなる太陽電池を
提供する。 【解決手段】アモルファスシリコン膜、多結晶シリコン
層、多結晶化合物層の少なくとも1種と、溶融時に光学
的異方性を示す液晶性ポリマーからなるフィルムと、導
電層と、を構成成分とする積層体、および該積層体から
なる太陽電池。
Description
コン膜等と、液晶性ポリマーからなるフィルムと、導電
層とを構成成分とする積層体、および該積層体からなる
太陽電池に関する。
燃料のエネルギー源に対して、資源の枯渇という観点、
および、燃焼ガスによる環境問題という観点から見直し
が迫られている。これらの問題を解決する有力な手段と
して太陽エネルギーの活用があり、太陽電池に対する期
待は非常に大きなものがある。一般に太陽電池は、フィ
ルム基板と半導体材料との積層体が使用される。特に薄
型の、フレキシブルな太陽電池は、時計、電卓、個人住
宅、街灯用途など、幅広い分野に適用することができ
る。かかる薄型の太陽電池は、樹脂フィルムからなる基
板と、アモルファスシリコン膜または導電性無機材料膜
との積層体が用いられる場合が多い。従来、このような
基板用の樹脂フィルムとしては、例えば、特公平5―5
1189号公報に記載のポリイミドフィルムを用いた
例、特公平6―71097号公報に記載のポリエチレン
ナフタレートを用いた例、あるいは、特公平5―198
34号公報に記載のポリエーテルスルフォンを用いた例
などが知られている。しかしながら、このような樹脂フ
ィルムを太陽電池の基板として用いた場合には、耐熱性
が不十分である、柔軟性が乏しい、あるいは高価格であ
る、吸水率が高く、高湿下での寸法安定性が悪い、水蒸
気を透過して電極を腐食する恐れがある、など種種の問
題点が市場から指摘されていた。
性、電気絶縁性に優れ、柔軟性があり、吸水率が低く、
水蒸気バリア性に優れて、軽量で薄く、しかも安価な積
層体、および該積層体からなる太陽電池を提供すること
にある。
な問題を解決すべく鋭意検討を続け本発明に到達した。
即ち本発明は、アモルファスシリコン膜、多結晶シリコ
ン層、多結晶化合物層の少なくとも1種と、溶融時に光
学的異方性を示す液晶性ポリマーからなるフィルムと、
導電層と、を構成成分とする積層体、および該積層体か
らなる太陽電池に係わるものである。
る。溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマーは、種
々知られており、例えば全芳香族系のポリエステル、ポ
リイミド、ポリエステルアミドなどや、それらを含有す
る樹脂組成物などが挙げられる。本発明においては、か
かる液晶性ポリマーとして好ましくは液晶ポリエステル
または液晶ポリエステルを含有する組成物であり、成形
加工性、得られるフィルムの性能の点から、本発明にお
いては(A)液晶ポリエステルを連続相とし、(B)液
晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有する共重合
体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物を用いる
ことがさらに好ましい。
ロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエステルである。
具体的には、(1)芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオー
ルと芳香族ヒドロキシカルボン酸との組み合わせからな
るもの、(2)異種の芳香族ヒドロシカルボン酸の組み
合わせからなるもの、(3)芳香族ジカルボン酸と核置
換芳香族ジオールとの組み合わせからなるもの、(4)
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルに芳香
族ヒドロキシカルボン酸を反応させて得られるもの、な
どが挙げられ、400℃以下の温度で異方性溶融体を形
成するものが好ましい。なお、これらの芳香族ジカルボ
ン酸、芳香族ジオール及び芳香族ヒドロキシカルボン酸
の代わりに、それらのエステル形成性誘導体が使用され
ることもある。
ては、下記の芳香族ジカルボン酸に由来する繰返し構
造単位、芳香族ジオールに由来する繰返し構造単位、
芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する繰返し構造単
位を例示することができるが、これらに限定されるもの
ではない。
構造単位:
位:
繰返し構造単位:
ら特に好ましい液晶ポリエステルは なる繰り返し構造単位を含むものであり、さらに好まし
くは該繰り返し構造単位を少なくとも全体の30モル%
以上含むものである。具体的には繰り返し構造単位の組
み合わせが下記(I)〜(VI)のいずれかのものが好ま
しい。
については、例えば特公昭47−47870号公報、特
公昭63−3888号公報、特公昭63−3891号公
報、特公昭56−18016号公報、特開平2−515
23号公報などに記載されている。これらの中で好まし
くは(I)、(II)または(IV)の組合せであり、さら
に好ましくは(I)または(II)の組合せが挙げられ
る。
物において、高い耐熱性が要求される分野には成分
(A)の液晶ポリエステルとして、下記の繰り返し単位
(a’)が30〜80モル%、繰り返し単位(b’)が
0〜10モル%、繰り返し単位(c’)が10〜25モ
ル%、繰り返し単位(d’)が10〜35モル%からな
る液晶ポリエステルが好ましく使用される。
物に用いられる成分(B)は、液晶ポリエステルと反応
性を有する官能基を有する共重合体である。かかる液晶
ポリエステルと反応性を有する官能基としては、液晶ポ
リエステルと反応性を有すれば何でもよく、具体的に
は、オキサゾリル基やエポキシ基、アミノ基等が挙げら
れる。好ましくは、エポキシ基である。エポキシ基等は
他の官能基の一部として存在していてもよく、そのよう
な例としては例えばグリシジル基が挙げられる。
共重合体中に導入する方法としては特に限定されるもの
ではなく、周知の方法で行うことができる。例えば共重
合体の合成段階で、該官能基を有する単量体を共重合に
より導入することも可能であるし、共重合体に該官能基
を有する単量体をグラフト共重合することも可能であ
る。
を有する単量体、中でもグリシジル基を含有する単量体
としては、不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび
/または不飽和グリシジルエーテルが好ましく用いられ
る。
ましくは一般式 (Rはエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜13の
炭化水素基である。)で表される化合物であり、また不
飽和グリシジルエーテルは好ましくは一般式 (R’はエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜18
の炭化水素基であり、Xは−CH2−O−または である。)で表される化合物である。
エステルとしては、例えばグリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート、イタコン酸ジグリシジルエス
テル、ブテントリカルボン酸トリグリシジルエステル、
p−スチレンカルボン酸グリシジルエステルなどを挙げ
ることができる。不飽和グリシジルエーテルとしては、
例えばビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテル、メタク
リルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエ
ーテル等が例示される。
官能基を有する共重合体(B)は、好ましくは、不飽和
カルボン酸グリシジルエステル単位および/または不飽
和グリシジルエーテル単位を0.1〜30重量%含有す
る共重合体である。
有する官能基を有する共重合体(B)は、熱可塑性樹脂
であってもゴムであってもよいし、熱可塑性樹脂とゴム
の混合物であってもよい。該液晶ポリエステル樹脂組成
物を用いて得られるフィルムまたはシート等の成形体の
熱安定性や柔軟性が優れるゴムがより好ましい。
ルと反応性を有する官能基を有する共重合体(B)は、
結晶の融解熱量が3J/g未満の共重合体である。また
共重合体(B)としては、ムーニー粘度が3〜70のも
のが好ましく、3〜30のものがさらに好ましく、4〜
25のものが特に好ましい。ここでいうムーニー粘度
は、JIS K6300に準じて100℃ラージロータ
ーを用いて測定した値をいう。これらの範囲外である
と、組成物の熱安定性や柔軟性が低下する場合がある。
分子学会編、1988年出版、朝倉書店)による室温に
てゴム弾性を有する高分子物質に該当するものであり、
その具体例としては、天然ゴム、ブタジエン重合体、ブ
タジエン−スチレン共重合体(ランダム共重合体、ブロ
ック共重合体(SEBSゴムまたはSBSゴム等を含
む)、グラフト共重合体などすべて含まれる)又はその
水素添加物、イソプレン重合体、クロロブタジエン重合
体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、イソブチ
レン重合体、イソブチレン−ブタジエン共重合体ゴム、
イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリル酸エステ
ル−エチレン系共重合体ゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−ブテン共重合体ゴム、エチレン
−プロピレン−スチレン共重合体ゴム、スチレン−イソ
プレン共重合体ゴム、スチレン−ブチレン共重合体、ス
チレン−エチレン−プロピレン共重合体ゴム、パーフル
オロゴム、ふっ素ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジ
エン共重合体ゴム、チオールゴム、多硫化ゴム、ポリウ
レタンゴム、ポリエーテルゴム(例えばポリプロピレン
オキシド等)、エピクロルヒドリンゴム、ポリエステル
エラストマー、ポリアミドエラストマー等が挙げられ
る。中でも、アクリル酸エステル−エチレン系共重合体
が好ましく用いられ、(メタ)アクリル酸エステル−エ
チレン系共重合体ゴムがさらに好ましい。
乳化重合法、溶液重合法等)、いかなる触媒(例えば過
酸化物、トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化リチウ
ム、ニッケル系触媒等)でつくられたものでもよい。
としてのゴムは上記のようなゴムにおいて、液晶ポリエ
ステルと反応性を有する官能基を有するゴムである。か
かるゴムにおいて、液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基をゴム中に導入する方法としては、特に限定され
るものではなく、周知の方法で行うことができる。例え
ばゴムの合成段階で、該官能基を有する単量体を共重合
により導入することも可能であるし、ゴムに該官能基を
有する単量体をグラフト共重合することも可能である。
を有する共重合体(B)の具体例として、エポキシ基を
有するゴムとしては、(メタ)アクリル酸エステル−エ
チレン−(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび
/または不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムを挙
げることができる。
アクリル酸またはメタクリル酸とアルコールから得られ
るエステルである。アルコールとしては、炭素原子数1
〜8のアルコールが好ましい。(メタ)アクリル酸エス
テルの具体例としては、メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメ
タクリレート、tert−ブチルアクリレート、ter
t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレートなどを挙げ
ることができる。なお、(メタ)アクリル酸エステルと
しては、その一種を単独で使用してもよく、または二種
以上を併用してもよい。
単位が40重量%をこえ97重量%未満、さらに好まし
くは45〜70重量%、エチレン単位が3重量%以上5
0重量%未満、さらに好ましくは10〜49重量%、不
飽和カルボン酸グリシジルエーテル単位および/または
不飽和グリシジルエーテル単位が0.1〜30重量%、
さらに好ましくは0.5〜20重量%である。上記の範
囲外であると、得られるフィルムまたはシート等の成形
体の熱安定性や機械的性質が不十分となる場合がある。
リーラジカル開始剤による塊状重合、乳化重合、溶液重
合などによって製造することができる。例えば、該共重
合体ゴムは、代表的な重合方法として、特公昭46−4
5085号公報、特公昭61−127709号公報など
に記載された方法、すなわちフリーラジカルを生成する
重合開始剤の存在下、圧力500kg/cm2以上、温
度40〜300℃の条件により製造することができる。
るゴムとして他には、液晶ポリエステルと反応性を有す
る官能基を有するアクリルゴムや、液晶ポリエステルと
反応性を有する官能基を有するビニル芳香族炭化水素化
合物−共役ジエン化合物ブロック共重合体ゴムも例示す
ることができる。
は、一般式(1) (式中、R1は炭素原子数1〜18のアルキル基または
シアノアルキル基を示す。)、一般式(2) (式中、R2は炭素原子数1〜12のアルキレン基、R3
は炭素原子数1〜12のアルキル基を示す。)、および
一般式(3) (式中、R4は水素原子またはメチル基、R5炭素原子数
3〜30のアルキレン基、R6は炭素原子数1〜20の
アルキル基またはその誘導体、nは1〜20の整数を示
す。)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の
単量体を主成分とするものが挙げられる。
ルキルエステルの具体例としては、例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘキシル
アクリレート、アクチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、シアノエチルアクリレ
ートなどを挙げることができる。
ル酸アルコキシアルキルエステルとしては、例えばメト
キシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、エトキシプロピルア
クリレートなどを挙げることができる。これらの1種あ
るいは2種以上を該アクリルゴムの主成分として用いる
ことができる。
要に応じて上記の一般式(1)〜(3)で表される化合
物から選ばれる少なくとも一種の単量体と共重合可能な
不飽和単量体を用いることができる。このような不飽和
単量体の例としては、スチレン、α−メチルスチレン、
アクリロニトリル、ハロゲン化スチレン、メタクリロニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルナ
フタレン、N−メチロールアクリルアミド、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ベンジルアクリレー
ト、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸
などが挙げられる。
を有するアクリルゴムの好ましい構成成分比は、上記の
一般式(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少
なくとも一種の単量体40.0〜99.9重量%、不飽
和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または不飽和
グリシジルエーテル0.1〜30.0重量%、上記の一
般式(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少な
くとも一種の単量体と共重合可能な不飽和単量体0.0
〜30.0重量%である。該アクリルゴムの構成成分比
が上記の範囲内であると、組成物の耐熱性や耐衝撃性、
成形加工性が良好であり好ましい。
ではなく、例えば特開昭59−113010号公報、特
開昭62−64809号公報、特開平3−160008
号公報、あるいはWO95/04764などに記載され
ているような周知の重合法を用いることができ、ラジカ
ル開始剤の存在下で乳化重合、懸濁重合、溶液重合ある
いはバルク重合で製造することができる。
能基を有するビニル芳香族炭化水素化合物−共役ジエン
化合物ブロック共重合体ゴムとして好ましくは、(a)
ビニル芳香族炭化水素化合物を主体とするシーケンスと
(b)共役ジエン化合物を主体とするシーケンスからな
るブロック共重合体をエポキシ化して得られるゴム、ま
たは該ブロック共重合体の水添物をエポキシ化して得ら
れるゴムである。
化合物ブロック共重合体あるいはその水添物は、周知の
方法で製造することができ、例えば、特公昭40−23
798号公報、特開昭59−133203号公報等に記
載されている。
スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルナフタレン
などを挙げることができ、中でもスチレンが好ましい。
共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジエン、イソ
プレン、ピレリレン、1,3−ペンタジエン、3−ブチ
ル−1,3−オクタジエンなどを挙げることができ、ブ
タジエンまたはイソプレンが好ましい。
ましくは、(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムが用いられ
る。
に応じて加硫を行い、加硫ゴムとして用いることができ
る。上記の(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムの加硫は、多
官能性有機酸、多官能性アミン化合物、イミダゾール化
合物などを用いることで達成されるが、これらに限定さ
れるものではない。
官能基を有する共重合体(B)の具体例として、エポキ
シ基を有する熱可塑性樹脂としては(a)エチレン単位
が50〜99重量%、(b)不飽和カルボン酸グリシジ
ルエステル単位および/または不飽和グリシジルエーテ
ル単位が0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜20
重量%、(c)エチレン系不飽和エステル化合物単位が
0〜50重量%からなるエポキシ基含有エチレン共重合
体を挙げることができる。
しては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル等のカルボン酸ビニルエステル、α,β−不飽和カル
ボン酸アルキルエステル等が挙げられる。特に酢酸ビニ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルが好ましい。
例としては、たとえばエチレン単位とグリシジルメタク
リレート単位からなる共重合体、エチレン単位とグリシ
ジルメタクリレート単位およびアクリル酸メチル単位か
らなる共重合体、エチレン単位とグリシジルメタクリレ
ート単位およびアクリル酸エチル単位からなる共重合
体、エチレン単位とグリシジルメタクリレート単位およ
び酢酸ビニル単位からなる共重合体等が挙げられる。
トインデックス(以下、MFRということがある。JI
S K6760、190℃、2.16kg荷重)は、好
ましくは0.5〜100Fー10分、更に好ましくは2
〜50Fー10分である。メルトインデックスはこの範
囲外であってもよいが、メルトインデックスが100F
ー10分を越えると組成物にした時の機械的物性の点で
好ましくなく、0.5Fー10分未満では成分(A)の
液晶ポリエステルとの相溶性が劣り好ましくない。
は、曲げ剛性率が10〜1300kg/cm2の範囲の
ものが好ましく、20〜1100kg/cm2のものが
さらに好ましい。曲げ剛性率がこの範囲外であると組成
物の成形加工性や機械的性質が不十分となる場合があ
る。
常不飽和エポキシ化合物とエチレンをラジカル発生剤の
存在下、500〜4000気圧、100〜300℃で適
当な溶媒や連鎖移動剤の存在下または不存在下に共重合
させる高圧ラジカル重合法により製造される。また、ポ
リエチレンに不飽和エポキシ化合物およびラジカル発生
剤を混合し、押出機の中で溶融グラフト共重合させる方
法によっても作られる。
具体例として挙げられる液晶ポリエステル樹脂組成物
は、(A)液晶ポリエステルを連続相とし、(B)液晶
ポリエステルと反応性を有する官能基を有する共重合体
を分散相とする樹脂組成物である。液晶ポリエステルが
連続相でない場合には、液晶ポリエステル樹脂組成物を
用いてなるフィルムの、耐熱性、耐薬品性などが著しく
低下する場合がある。
ポリエステルとの樹脂組成物においては、機構の詳細は
不明ではあるが、該組成物の成分(A)と成分(B)と
の間で反応が生起し、成分(A)が連続相を形成すると
ともに成分(B)が微細分散し、そのために該組成物の
成形性が向上するものと考えられる。
施態様は、(A)液晶ポリエステル56.0〜99.9
重量%、好ましくは65.0〜99.9重量%、さらに
好ましくは70〜98重量%、および(B)液晶ポリエ
ステルと反応性を有する官能基を有する共重合体44.
0〜0.1重量%、好ましくは35.0〜0.1重量
%、さらに好ましくは30〜2重量%を含有する樹脂組
成物である。成分(A)が56.0重量%未満であると
該組成物から得られるフィルムの、耐熱性や耐薬品性な
どが低下する場合がある。また、成分(A)が99.9
重量%を超えると該組成物の成形加工性が低下する場合
があり、また価格的にも高価なものとなる。
する方法としては周知の方法を用いることができる。た
とえば、溶液状態で各成分を混合し、溶剤を蒸発させる
か、溶剤中に沈殿させる方法が挙げられる。工業的見地
からみると溶融状態で各成分を混練する方法が好まし
い。溶融混練には一般に使用されている一軸または二軸
の押出機、各種のニーダー等の混練装置を用いることが
できる。特に二軸の高混練機が好ましい。溶融混練に際
しては、混練装置のシリンダー設定温度は200〜36
0℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは230〜35
0℃である。
もしくはヘンシェルミキサーのような装置で各成分を均
一に混合してもよいし、必要な場合には混合を省き、混
練装置にそれぞれ別個に定量供給する方法も用いること
ができる。
は、必要に応じて、帯電防止剤、有機充填剤、酸化防止
剤、熱安定剤、光安定剤、難燃剤、滑剤、無機または有
機系着色剤、防錆剤、架橋剤、発泡剤、蛍光剤、表面平
滑剤、表面光沢改良剤、フッ素樹脂などの離型改良剤な
どの各種の添加剤を製造工程中あるいはその後の加工工
程において添加することができる。
ィルムとしては、かかる液晶性ポリマーを、例えば、T
ダイから溶融樹脂を押出し巻き取るTダイ法や、環状ダ
イスを設置した押出し機から溶融樹脂を円筒状に押出
し、冷却し巻き取るインフレーション成膜法により得ら
れたフィルムまたはシート、熱プレス法または溶媒キャ
スト法により得られたフィルムまたはシート、あるいは
射出成形法や押出し法で得られたシートをさらに一軸延
伸または二軸延伸して得られたフィルムまたはシートを
用いることもできる。射出成形、押出成形などの場合に
はあらかじめ混練の工程を経ることなく、成分のペレッ
トを成形時にドライブレンドして溶融成形して、フィル
ムまたはシートを得ることもできる。
融樹脂を巻き取り機方向(長手方向)に延伸しながら巻
き取って得られる一軸延伸フィルム、または二軸延伸フ
ィルムが好ましく用いられる。
の設定条件は、組成物の組成に応じて適宜設定できる
が、シリンダー設定温度は200〜360℃の範囲が好
ましく、230〜350℃の範囲がさらに好ましい。こ
の範囲外であると組成物の熱分解が生じたり、成膜が困
難となる場合があり好ましくない。
mmが好ましく、0.2〜1.2mmがさらに好ましい。
一軸延伸フィルムのドラフト比は、1.1〜40の範囲
のものが好ましく、さらに好ましくは10〜40であ
り、特に好ましくは15〜35である。
トの断面積を長手方向に垂直な面のフィルム断面積で除
した値をいう。ドラフト比が1.1未満であるとフィル
ム強度が不十分であり、ドラフト比が45を越すとフィ
ルムの表面平滑性が不十分となる場合がある。ドラフト
比は押出機の設定条件、巻き取り速度などを制御して設
定することができる。
成膜と同様の押出機の設定条件、すなわちシリンダー設
定温度が好ましくは200〜360℃の範囲、さらに好
ましくは230〜350℃の範囲、Tダイのスリット間
隔が好ましくは0.2〜1.2mmの範囲で該組成物の
溶融押出しを行い、Tダイから押出した溶融体シートを
長手方向および長手方向と垂直方向(横手方向)に同時
に延伸する方法、またはTダイから押出した溶融体シー
トをまず長手方向に延伸し、ついでこの延伸シートを同
一工程内で100〜300℃の高温下でテンターより横
手方向に延伸する逐次延伸の方法などにより得られる。
長手方向に1.2〜40倍、横手方向に1.2〜20倍
の範囲が好ましい。延伸比が上記の範囲外であると、該
組成物フィルムの強度が不十分となったり、または均一
な厚みのフィルムを得るのが困難となったりする場合が
ある。
インフレーション法で成膜して得られるインフレーショ
ンフィルムなども好ましく用いられる。
ポリエステル樹脂組成物は、環状スリットのダイを備え
た溶融混練押出機に供給され、シリンダー設定温度20
0〜360℃、好ましくは230〜350℃で溶融混練
を行って押出機の環状スリットから筒状フィルムとして
上方または下方へ溶融樹脂が押出される。環状スリット
間隔は通常0.1〜5mm、好ましくは0.2〜2m
m、更に好ましくは0.6〜1.5mmである。環状ス
リットの直径は通常20〜1000mm、好ましくは2
5〜600mmである。
方向(MD)にドラフトをかけるとともに、この筒状フ
ィルムの内側から空気または不活性ガス、例えば窒素ガ
スなどを吹き込むことにより長手方向と直角な横手方向
(TD)にフィルムを膨張延伸させる。
好ましいブロー比(横方向の延伸比:インフレーション
バブルの直径/環状スリットの直径)は1.5〜10、
より好ましくは2.0〜5.0、好ましいドローダウン
比(MD延伸倍率:バブル引き取り速度/樹脂吐出速
度)は1.5〜50、さらに好ましくは5.0〜30で
ある。また、バブル形状はいわゆるB型(ワイングラス
型)が好ましく選択される。インフレーション成膜時の
設定条件が上記の範囲外であると厚さが均一でしわの無
い高強度の液晶ポリエステル樹脂組成物フィルムを得る
のが困難となる場合があり好ましくない。
冷あるいは水冷させた後、ニップロールを通過させて引
き取る。
エステル樹脂組成物の組成に応じて、筒状の溶融体フィ
ルムが均一な厚みで表面平滑な状態に膨張するような条
件を選択することができる。
ィルムの厚みには特に制限はないが、好ましくは3〜1
000μm、より好ましくは10〜200μm、更に好
ましくは20〜150μmである。かかる方法により得
られる液晶性ポリマーは、耐熱性、電気絶縁性に優れ、
軽量で薄肉化が可能であり、機械的強度が良好であり、
柔軟性があり、しかも安価なものである。本発明におい
て、液晶性ポリマーからなるフィルムの表面にあらかじ
め表面処理を施すことができる。このような表面処理法
としては、例えばコロナ放電処理、プラズマ処理、火炎
処理、スパッタリング処理、溶剤処理、紫外線処理、研
磨処理、赤外線処理、オゾン処理などが挙げられる。
らなるフィルム上に、導電層、薄型の半導体層を積層す
ることにより、薄く、柔軟性のある積層体、および該積
層体からなる太陽電池を得ることができる。かかる観点
から、本発明における積層体は上記の液晶性ポリマーか
らなるフィルムと、導電層と、そして、アモルファスシ
リコン膜、多結晶シリコン層、多結晶化合物層のうち少
なくとも1種とを積層してなることを特徴とする。なか
でも液晶性ポリマーからなるフィルムと、導電層と、ア
モルファスシリコン膜とからなる積層体が好ましく用い
られる。
のではなく、アルミ、金、銀、銅などの金属板・薄膜、
In2O3、SnO2、ZnO、In2O3にSnを添加し
たITOなどの酸化物半導体等の薄膜が挙げられる。そ
れらは、公知のケミカル・べーパー・デポジション法、
スパッタ法、蒸着法等によって液晶性ポリマーからなる
フィルムに積層してもよいし、金属板または金属薄膜を
直接液晶ポリマーからなるフィルムに貼合してもよい。
製法は特に限定するものではなく、周知の方法で得るこ
とができる。例えば、グロー放電で発生するプラズマ中
で、SiH4を分解するグロー放電法、低圧のアルゴン
ガス中に置かれた電極の間に電圧を加えて放電を起こ
し、片方の電極上に置いたターゲットをスパッタさせ
て、他方の電極上に置かれた基板の上にシリコン膜を析
出させる反応性スパッタ法、真空中で、固体シリコンを
電子ビームで蒸発させ、これを真空容器内に形成したプ
ラズマ中に導いてイオン化させると同時に、水素との反
応を起こさせ、印加電圧によってイオン粒子を基板方向
に向かって析出させるイオンープレーティング法、また
は真空中に凝集した原子の集団に電子を当ててイオン化
した上で、加速して基板上に析出させるクラスター−イ
オンビーム法などを挙げることができる。
の方法で得ることができる。例えば、シリコンの水素化
物、ハロゲン化物、水素ハロゲン化物などを、亜鉛還
元、水素還元、あるいは熱分解することにより、基板上
に多結晶シリコン層を形成することができる。本発明に
おける化合物多結晶層の例としては、CdS,CdT
e,CuInSe系化合物の層を挙げることができ、こ
れらは、たとえば、化学的蒸着法などの周知の方法によ
り得ることができる。
明電極を設けることにより、薄型の太陽電池を得ること
ができる。電極としては、周知の透明電極を使用するこ
とができる。つまり、公知のケミカル・べーパー・デポ
ジション法、スパッタ法により、アルミ、金、銀、銅な
どの金属薄膜、In2O3、SnO2、ZnO、In2O 3
にSnを添加したITOなどの酸化物半導体等を積層す
る方法が挙げられる。その場合、透明性を確保するため
電極の厚みは20〜1000nm程度であり、更にその
表面に、透明な反射防止膜や保護膜を設けることもでき
る。
は特に限定するものではなく、例えば、リボン状、連続
フィルム状、A4版などのカットフィルム状、またはカ
ットフィルムを巻いたロール状のいずれの形態でも使用
することができる。
明する。 (1)成分(A)の液晶ポリエステル (i)p−アセトキシ安息香酸8.3kg(60モ
ル)、テレフタル酸2.49kg(15モル)、イソフ
タル酸0.83kg(5モル)および4,4’−ジアセ
トキシジフェニル5.45kg(20.2モル)を、櫛
型撹拌翼をもつ重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で撹
拌しながら昇温し330℃で1時間重合させた。この間
に副生する酢酸ガスを冷却管で液化し回収、除去しなが
ら、強力な撹拌下で重合させた。その後、系を徐々に冷
却し、200℃で得られたポリマーを系外へ取出した。
この得られたポリマーを細川ミクロン(株)製のハンマ
ーミルで粉砕し、2.5mm以下の粒子とした。これを
更にロータリーキルン中で窒素ガス雰囲気下に280℃
で3時間処理することによって、流動温度が324℃の
粒子状の下記の繰り返し構造単位からなる全芳香族ポリ
エステルを得た。ここで、流動温度とは、島津社製高化
式フローテスターCFT−500型を用いて、4℃/分
の昇温速度で加熱された樹脂を、荷重100kgf/c
m2のもとで、内径1mm、長さ10mmのノズルから
押し出すときに、溶融粘度が48000ポイズを示す温
度のことをいう。以下該液晶ポリエステルをA−1と略
記する。このポリマーは加圧下で340℃以上で光学異
方性を示した。液晶ポリエステルA−1の繰り返し構造
単位は、次の通りである。
載の方法に準じて、アクリル酸メチル/エチレン/グリ
シジルメタクリレート=59.0/38.7/2.3
(重量比)、ムーニー粘度=15、結晶の融解熱量<1
J/gのゴムを得た。以下該ゴムをB−1と略称するこ
とがある。ここでムーニー粘度は、JIS K6300
に準じて100℃、ラージローターを用いて測定した値
である。また結晶の融解熱量は、DSCを使用し、試料
を−150℃から100℃まで20℃/分で昇温して求
めた。
試験片を用いてMD方向、TD方向の引張り物性を測定
した。 (ii)耐屈曲性:積層フィルムのMD方向、TD方向に
積層材料を切り出し、それぞれについて東洋精機(株)
製MIT屈曲試験機 Folding Enduran
ce Tester MIT−D型を使用し、JIS−
p−8115に基づいて荷重1Kgf、折り曲げ角 1
35度、折り曲げ面曲率半径 1mm、折り曲げ速度1
75回/minで屈曲試験を行った。 (iii)電気的性質:JIS C2318に基づいて、2
3℃、50%RHで測定した。 (iv)水蒸気透過度:JIS Z0208(カップ法)
に準拠して、温度25℃、相対湿度90%の条件で測定
した。単位はg/m2・24hrであり、厚み補正は行
わず、用いたフィルム厚みでの値である。
(株)製TEX−30型二軸押出機を用いてシリンダー
設定温度350℃、スクリュー回転数200rpmで溶
融混練を行って組成物を得た。該組成物の流動開始温度
は328℃であった。また、該組成物は340℃以上で
光学的異方性を示した。この組成物のペレットを、円筒
ダイを備えた60mmφの単軸押出機に供給して、シリ
ンダー設定温度350℃、回転数60rpmで溶融混練
し、直径50mm、リップ間隔1.0mm、ダイ設定温
度348℃の円筒ダイから上方へ溶融樹脂を押出し、そ
の際この筒状フィルムの中空部へ乾燥空気を圧入して筒
状フィルムを膨張させ、次に冷却させたのちニップロー
ルに通してフィルムを得た。この際フィルムのブロー比
は2.3、ドローダウン比は17.7であり、フィルム
の実測平均厚みは25μmであった。以下該フィルムを
H―1と略称することがある。
mm2,TD 8Kg/mm2,伸張率は、MD 3%,
TD 20%であった。また、H−1のMIT屈曲試
験では、10万回屈曲後でも、MD、TDともにフィル
ムは破断しなかった。 H−1の加熱試験では、200℃、30分加熱後でもフ
ィルム長はMD、TD共変化しなかった。また、H―1
の吸水率は0.05%であり、水蒸気透過度は0.6g
/m2・24hrであった。 また、体積固有抵抗は、3.5×1015、1KHzでの
誘電率は3.5、誘電正接は0.02であった。
れ、柔軟性があり、吸水率が小さく水蒸気透バリア性に
すぐれ、しかも安価な積層体、さらに該積層体を用いて
なる太陽電池を得ることができる。該積層体さらに太陽
電池は、産業界で幅広く用いられることが可能である。
を示す。
Claims (17)
- 【請求項1】アモルファスシリコン膜、多結晶シリコン
層、多結晶化合物層の少なくとも1種と、溶融時に光学
的異方性を示す液晶性ポリマーからなるフィルムと、導
電層とを構成成分とする積層体。 - 【請求項2】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
ーが、(A)液晶ポリエステルを連続相とし、(B)液
晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有する共重合
体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の積層体。 - 【請求項3】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
ーが、(A)液晶ポリエステル56.0〜99.9重量
%、および(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官
能基を有する共重合体44.0〜0.1重量%を溶融混
練して得られる組成物であることを特徴とする請求項1
に記載の積層体。 - 【請求項4】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
が、オキサゾリル基、エポキシ基またはアミノ基である
ことを特徴とする請求項1に記載の積層体。 - 【請求項5】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)が、不飽和カルボン酸グリシジ
ルエステル単位および/または不飽和グリシジルエーテ
ル単位を0.1〜30重量%含有する共重合体であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の積層体。 - 【請求項6】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)が、結晶の融解熱量が3J/g
未満の共重合体であることを特徴とする請求項2〜5の
いずれかに記載の積層体。 - 【請求項7】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)のムーニー粘度が、3〜70の
範囲であることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに
記載の積層体。ここでいうムーニー粘度は、JIS K
6300に準じて100℃でラージロータを用いて測定
した値をいう。 - 【請求項8】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)が、エポキシ基を有するゴムで
あることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の
積層体。 - 【請求項9】エポキシ基を有するゴムが、(メタ)アク
リル酸エステル−エチレン−(不飽和カルボン酸グリシ
ジルエステルおよび/または不飽和グリシジルエーテ
ル)共重合体ゴムからなることを特徴とする請求項8記
載の積層体。 - 【請求項10】(メタ)アクリル酸エステルが、メチル
アクリレート、メチルメタクリレート、n−ブチルアク
リレート、n−ブチルメタクリレート、tert−ブチ
ルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレートから選ばれる少なくとも1種を含むもので
あることを特徴とする請求項9記載の積層体。 - 【請求項11】液晶ポリエステルと反応性を有する官能
基を有する共重合体(B)が、エポキシ基を有する熱可
塑性樹脂であることを特徴とする請求項2〜7のいずれ
かに記載の積層体。 - 【請求項12】エポキシ基を有する熱可塑性樹脂が、
(a)エチレン単位が50〜99重量%、(b)不飽和
カルボン酸グリシジルエステル単位および/または不飽
和グリシジルエーテル単位が0.1〜30重量%、
(c)エチレン系不飽和エステル化合物単位が0〜50
重量%からなるエポキシ基含有エチレン共重合体である
ことを特徴とする請求項11記載の積層体。 - 【請求項13】液晶ポリエステル(A)が、下記の繰り
返し構造単位を少なくとも全体の30モル%含むもので
あることを特徴とする請求項2〜12のいずれかに記載
の積層体。 - 【請求項14】液晶ポリエステル(A)が、芳香族ジカ
ルボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒドロキシカルボン
酸とを反応させて得られるものであることを特徴とする
請求項2〜12のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項15】液晶ポリエステル(A)が、異種の芳香
族ヒドロキシカルボン酸の組合せを反応させて得られる
ものであることを特徴とする請求項2〜12のいずれか
に記載の積層体。 - 【請求項16】請求項1〜16のいずれかに記載の積層
体であって、アモルファスシリコン膜、多結晶シリコン
層、多結晶化合物層のうちのいずれかを発電層としてな
ることを特徴とする太陽電池。 - 【請求項17】順に、溶融時に光学的異方性を示す液晶
性ポリマーからなるフィルム、導電層、発電層、透明電
極が配置されてなる請求項17記載の太陽電池。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000248277A JP2002064213A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 太陽電池 |
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