JP2001301081A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JP2001301081A
JP2001301081A JP2000119396A JP2000119396A JP2001301081A JP 2001301081 A JP2001301081 A JP 2001301081A JP 2000119396 A JP2000119396 A JP 2000119396A JP 2000119396 A JP2000119396 A JP 2000119396A JP 2001301081 A JP2001301081 A JP 2001301081A
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crystal polyester
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JP2000119396A
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Motonobu Furuta
元信 古田
Hiroaki Kumada
浩明 熊田
Takazo Yamaguchi
登造 山口
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性、ガスバリア性に極めて優れ、しかも安
価な積層体およびそれを用いてなる容器を提供する。 【解決手段】〔1〕溶融時に光学的異方性を示す液晶性
ポリマーからなるフィルムと、ポリシラザンを含有する
液を塗布して得られる膜とを含む積層体。 〔2〕ポリシラザンの主たる構造が、下記の構造式1で
表される〔1〕に記載の積層体。 ・・・・・ 構造式1 (式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立に、水素原
子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
リール基のいずれかである) 〔3〕前記〔1〕または〔2〕記載の積層体と、熱可塑
性樹脂(但し液晶性ポリマーを除く)フィルムとを含む
積層体。 〔4〕溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマーから
なるフィルムに、ポリシラザンを含有する液を塗布した
のち、大気中で焼成する積層体の製造方法。 〔5〕前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の積層体を
用いてなる容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、ガスバリ
ア性に極めて優れ、しかも安価な積層体および該積層体
を用いてなる容器に関する。
【0002】
【従来の技術】食品、飲料、医薬品、あるいは電気、電
子部品用など産業界の多方面でプラスチックフィルムか
らなる包装材料が用いられているが、それらは必ずしも
市場からの要求を十分には満たしていないのが現状であ
る。さらに包装した状態で電気、電子部品などにベーキ
ング処理が行われる場合があり、該包材には充分な耐熱
性が要求されることがある。また、用済み後におけるフ
ィルムの燃焼処理の容易性も、市場から要望されるとこ
ろである。
【0003】かかる多様多岐にわたる市場からの要望に
対し、例えば、構成成分としてアルミ箔を使用した場合
には、重い、高価である、あるいはピンホールが発生し
易く、そのためガスバリア性が不十分である、焼却時に
多くの灰分が残留するなどの諸問題点が指摘されてい
る。
【0004】また、プラスチックフィルムを使用した場
合でも、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィ
ン系樹脂は、耐熱性が低くガスバリア性能も悪く、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体などは特に高湿度下でガスバ
リア性が悪く、耐熱性も不十分であり、ポリ塩化ビニル
あるいはポリ塩化ビニリデンは耐熱性が低く、ガスバリ
ア性も不十分であり、廃棄時に燃焼ガスの問題もあるな
ど、上述のごとき市場の多岐にわたる要望を充分には満
たしていなかった。液晶性ポリマーを含有するフィルム
は、耐熱性、耐薬品性、ガスバリア性などに優れたもの
であるが、用途によってはさらに一層のガスバリア性が
要求される場合もあった。
【0005】プラスチックフィルム上に金属または無機
物を蒸着させることにより該プラスチックフィルムのガ
スバリア性を向上させる試みもなされている。例えば、
特開昭62−101428号公報には、プラスチックフ
ィルム上に酸化アルミニウムを蒸着させた積層体が、特
開昭63−309438号公報には耐熱性樹脂フィルム
上にアルミニウムを蒸着した積層体が、特開平3−10
0164号公報には、プラスチックフィルム上に珪素酸
化物を蒸着させてなる積層体などが記載されている。特
開平10−202780号公報には、樹脂配向方向を規
定した液晶樹脂層と金属などの蒸着層からなる包材に関
して記載されている。
【0006】しかしながら、いずれの場合も該熱可塑性
樹脂の耐熱性やガスバリア性が不十分であるため、蒸着
時に熱可塑性樹脂の変形が生じたり、高温、高湿下での
使用時に該積層体のガスバリア性が不十分であったり、
液晶性ポリマーの成膜加工性やフィルムとしての柔軟性
などが不十分であるなどの問題点が市場から指摘されて
きた。かかる積層体のガスバリア性を上げるために蒸着
膜を厚くした場合には、蒸着膜に容易にクラックが入
り、そのため積層体のガスバリア性が大幅に低下する場
合もあった。場合によっては、樹脂フィルムとその上に
蒸着した層との間での接着性が不十分のため、使用時に
蒸着層の剥離が生じることもあった。また、かかる蒸着
を実施するためには高価格な装置が必要であり、該装置
の維持や運転にも多大の費用、労力が必要であった。
【0007】また、特開平6−157989号公報、特
開平9−70917号公報、特開平9−174782号
公報などには、熱可塑性樹脂からなるフィルムと酸化珪
素層からなる積層体に関して記載されているが、そのガ
スバリア性、耐熱性などは十分ではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性、ガスバリア性に極めて優れ、しかも安価な積層体お
よびそれを用いてなる容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な問題を解決すべく鋭意検討を続け、溶融時に光学的異
方性を示す液晶性ポリマーからなるフィルムと、ポリシ
ラザンを含有する液を該液晶性ポリマーからなるフィル
ムに塗布して得られる膜とからなる積層体が目的を達す
ることを見出し、種々検討の結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、〔1〕溶融時に光学的異方性を示す液晶
性ポリマーからなるフィルムと、ポリシラザンを含有す
る液を塗布して得られる膜とを含む積層体に係るもので
ある。また、本発明は〔2〕溶融時に光学的異方性を示
す液晶性ポリマーからなるフィルムと、該フィルムに、
ポリシラザンを含有する液を塗布してなる膜を焼成して
得られる酸化珪素膜とを含む積層体に係るものである。
さらに、本発明は、〔3〕前記〔1〕または〔2〕記載
の積層体と、熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマーを除
く)フィルムとを含む積層体に係るものである。
【0010】また、本発明は、〔4〕溶融時に光学的異
方性を示す液晶性ポリマーからなるフィルムに、ポリシ
ラザンを含有する液を塗布したのち、大気中で焼成する
積層体の製造方法に係るものである。また、本発明は、
〔5〕前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の積層体を
用いてなる容器に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の積層体は、溶融時に光学的異方性を示す液
晶性ポリマーからなるフィルムと、ポリシラザンを含有
する液を塗布して得られる膜とを含むことを特徴とす
る。また、本発明の積層体は、溶融時に光学的異方性を
示す液晶性ポリマーからなるフィルムと、該フィルム
に、ポリシラザンを含有する液を塗布してなる膜を焼成
して得られる酸化珪素膜とを含むことを特徴とする。
【0012】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
ーは、種々知られており、例えば全芳香族系のポリエス
テル、ポリイミド、ポリエステルアミドなどや、それら
を含有する樹脂組成物などが挙げられる。本発明におい
ては、かかる液晶性ポリマーとして、好ましくは液晶ポ
リエステルまたは液晶ポリエステルを含有する組成物で
あり、成形加工性、得られるフィルムの性能の点から、
本発明においては(A)液晶ポリエステルを連続相とし
(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
る共重合体を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物
を用いることがさらに好ましい。
【0013】ここでいう液晶ポリエステルは、サーモト
ロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエステルである。
具体的には、(1)芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオー
ルと芳香族ヒドロキシカルボン酸との組み合わせからな
るもの、(2)異種の芳香族ヒドロシカルボン酸の組み
合わせからなるもの、(3)芳香族ジカルボン酸と核置
換芳香族ジオールとの組み合わせからなるもの、(4)
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルに芳香
族ヒドロキシカルボン酸を反応させて得られるもの、な
どが挙げられ、400℃以下の温度で異方性溶融体を形
成するものである。なお、これらの芳香族ジカルボン
酸、芳香族ジオール及び芳香族ヒドロキシカルボン酸の
代わりに、それらのエステル形成性誘導体が使用される
こともある。
【0014】該液晶ポリエステルの繰返し構造単位とし
ては、下記の芳香族ジカルボン酸に由来する繰返し構
造単位、芳香族ジオールに由来する繰返し構造単位、
芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する繰返し構造単
位を例示することができるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0015】芳香族ジカルボン酸に由来する繰り返し
構造単位:
【0016】
【0017】芳香族ジオールに由来する繰返し構造単
位:
【0018】
【0019】芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する
繰返し構造単位:
【0020】耐熱性、機械的特性、加工性のバランスか
ら特に好ましい液晶ポリエステルは なる繰り返し構造単位を含むものであり、さらに好まし
くは該繰り返し構造単位を少なくとも全体の30モル%
以上含むものである。具体的には繰り返し構造単位の組
み合わせが下記(I)〜(VI)のいずれかのものが好
ましい。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】該液晶ポリエステル(I)〜(VI)の製
法については、例えば特公昭47−47870号公報、
特公昭63−3888号公報、特公昭63−3891号
公報、特公昭56−18016号公報、特開平2−51
523号公報などに記載されている。これらの中で好ま
しくは(I)、(II)または(IV)の組合せであ
り、さらに好ましくは(I)または(II)の組み合せ
が挙げられる。
【0028】本発明における液晶ポリエステル樹脂組成
物において、高い耐熱性が要求される分野には成分
(A)の液晶ポリエステルが、下記の繰り返し単位
(a’)が30〜80モル%、繰り返し単位(b’)が
0〜10モル%、繰り返し単位(c’)が10〜25モ
ル%、繰り返し単位(d’)が10〜35モル%からな
る液晶ポリエステルが好ましく使用される。
【0029】 (式中、Arは2価の芳香族基である。)
【0030】本発明における液晶ポリエステル樹脂組成
物に用いられる成分(B)は、液晶ポリエステルと反応
性を有する官能基を有する共重合体である。かかる液晶
ポリエステルと反応性を有する官能基としては、液晶ポ
リエステルと反応性を有すれば何でもよく、具体的に
は、オキサゾリル基やエポキシ基、アミノ基等が挙げら
れる。好ましくは、エポキシ基である。エポキシ基等は
他の官能基の一部として存在していてもよく、そのよう
な例としては例えばグリシジル基が挙げられる。
【0031】共重合体(B)において、かかる官能基を
共重合体中に導入する方法としては特に限定されるもの
ではなく、周知の方法で行うことができる。例えば共重
合体の合成段階で、該官能基を有する単量体を共重合に
より導入することも可能であるし、共重合体に該官能基
を有する単量体をグラフト共重合することも可能であ
る。
【0032】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する単量体、中でもグリシジル基を含有する単量体
としては、不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび
/または不飽和グリシジルエーテルが好ましく用いられ
る。
【0033】不飽和カルボン酸グリシジルエステルは、
好ましくは一般式 (Rは、エチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜13
の炭化水素基である。)で表される化合物であり、また
不飽和グリシジルエーテルは好ましくは一般式 (R’は、エチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜1
8の炭化水素基であり、Xは、−CH2−O−または である。)で表される化合物である。
【0034】具体的には、不飽和カルボン酸グリシジル
エステルとしては、例えばグリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート、イタコン酸ジグリシジルエス
テル、ブテントリカルボン酸トリグリシジルエステル、
p−スチレンカルボン酸グリシジルエステルなどを挙げ
ることができる。不飽和グリシジルエーテルとしては、
例えばビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテル、メタク
リルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエ
ーテル等が例示される。
【0035】上記の液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基を有する共重合体(B)は、好ましくは、不飽和
カルボン酸グリシジルエステル単位および/または不飽
和グリシジルエーテル単位を0.1〜30重量%含有す
る共重合体である。
【0036】また、上記の液晶ポリエステルと反応性を
有する官能基を有する共重合体(B)は、熱可塑性樹脂
であってもゴムであってもよいし、熱可塑性樹脂とゴム
の混合物であってもよい。該液晶ポリエステル樹脂組成
物を用いて得られるフィルムまたはシート等の成形体の
熱安定性や柔軟性が優れるゴムがより好ましい。
【0037】さらに好ましくは、上記の液晶ポリエステ
ルと反応性を有する官能基を有する共重合体(B)は、
結晶の融解熱量が3J/g未満の共重合体である。また
共重合体(B)としては、ムーニー粘度が3〜70のも
のが好ましく、3〜30のものがさらに好ましく、4〜
25のものが特に好ましい。ここでいうムーニー粘度
は、JIS K6300に準じて100℃ラージロータ
ーを用いて測定した値をいう。これらの範囲外である
と、組成物の熱安定性や柔軟性が低下する場合があり好
ましくない。
【0038】ここでいうゴムとは、新版高分子辞典(高
分子学会編、1988年出版、朝倉書店)による室温に
てゴム弾性を有する高分子物質に該当するものであり、
その具体例としては、天然ゴム、ブタジエン重合体、ブ
タジエン−スチレン共重合体(ランダム共重合体、ブロ
ック共重合体(SEBSゴムまたはSBSゴム等を含
む)、グラフト共重合体などすべて含まれる)又はその
水素添加物、イソプレン重合体、クロロブタジエン重合
体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、イソブチ
レン重合体、イソブチレン−ブタジエン共重合体ゴム、
イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリル酸エステ
ル−エチレン系共重合体ゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−ブテン共重合体ゴム、エチレン
−プロピレン−スチレン共重合体ゴム、スチレン−イソ
プレン共重合体ゴム、スチレン−ブチレン共重合体、ス
チレン−エチレン−プロピレン共重合体ゴム、パーフル
オロゴム、ふっ素ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジ
エン共重合体ゴム、チオールゴム、多硫化ゴム、ポリウ
レタンゴム、ポリエーテルゴム(例えばポリプロピレン
オキシド等)、エピクロルヒドリンゴム、ポリエステル
エラストマー、ポリアミドエラストマー等が挙げられ
る。中でも、アクリル酸エステル−エチレン系共重合体
が好ましく用いられ、(メタ)アクリル酸エステル−エ
チレン系共重合体ゴムがさらに好ましい。
【0039】これらのゴム様物質は、いかなる製造法
(例えば乳化重合法、溶液重合法等)、いかなる触媒
(例えば過酸化物、トリアルキルアルミニウム、ハロゲ
ン化リチウム、ニッケル系触媒等)でつくられたもので
もよい。
【0040】そして本発明においては、共重合体(B)
としてのゴムは上記のようなゴムにおいて、液晶ポリエ
ステルと反応性を有する官能基を有するゴムである。か
かるゴムにおいて、液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基をゴム中に導入する方法としては、特に限定され
るものではなく、周知の方法で行うことができる。例え
ばゴムの合成段階で、該官能基を有する単量体を共重合
により導入することも可能であるし、ゴムに該官能基を
有する単量体をグラフト共重合することも可能である。
【0041】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)の具体例として、エポキシ基を
有するゴムとしては、(メタ)アクリル酸エステル−エ
チレン−(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび
/または不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムを挙
げることができる。
【0042】ここで(メタ)アクリル酸エステルとは、
アクリル酸またはメタクリル酸とアルコールから得られ
るエステルである。アルコールとしては、炭素原子数1
〜8のアルコールが好ましい。(メタ)アクリル酸エス
テルの具体例としては、メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメ
タクリレート、tert−ブチルアクリレート、ter
t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレートなどを挙げ
ることができる。なお、(メタ)アクリル酸エステルと
しては、その一種を単独で使用してもよく、または二種
以上を併用してもよい。
【0043】好ましくは、(メタ)アクリル酸エステル
単位が40重量%をこえ97重量%未満、さらに好まし
くは45〜70重量%、エチレン単位が3重量%以上5
0重量%未満、さらに好ましくは10〜49重量%、不
飽和カルボン酸グリシジルエーテル単位および/または
不飽和グリシジルエーテル単位が0.1〜30重量%、
さらに好ましくは0.5〜20重量%である。上記の範
囲外であると、得られるフィルムまたはシート等の成形
体の熱安定性や機械的性質が不十分となる場合があり、
好ましくない。
【0044】該共重合体ゴムは、通常の方法、例えばフ
リーラジカル開始剤による塊状重合、乳化重合、溶液重
合などによって製造することができる。なお、代表的な
重合方法は、特公昭46−45085号公報、特公昭6
1−127709号公報などに記載された方法、フリー
ラジカルを生成する重合開始剤の存在下、圧力500k
g/cm2以上、温度40〜300℃の条件により製造
することができる。
【0045】本発明の共重合体(B)に使用できるゴム
として他には、液晶ポリエステルと反応性を有する官能
基を有するアクリルゴムや、液晶ポリエステルと反応性
を有する官能基を有するビニル芳香族炭化水素化合物−
共役ジエン化合物ブロック共重合体ゴムも例示すること
ができる。
【0046】ここでいうアクリルゴムとして好ましく
は、一般式(1) (式中、R1は炭素原子数1〜18のアルキル基または
シアノアルキル基を示す。)、一般式(2) (式中、R2は炭素原子数1〜12のアルキレン基、R3
は炭素原子数1〜12のアルキル基を示す。)、および
一般式(3) (式中、R4は水素原子またはメチル基、R5は炭素原子
数3〜30のアルキレン基、R6は炭素原子数1〜20
のアルキル基またはその誘導体、nは1〜20の整数を
示す。)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種
の単量体を主成分とするものである。
【0047】上記一般式(1)で表されるアクリル酸ア
ルキルエステルの具体例としては、例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘキシル
アクリレート、アクチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、シアノエチルアクリレ
ートなどを挙げることができる。
【0048】また、上記一般式(2)で表されるアクリ
ル酸アルコキシアルキルエステルとしては、例えばメト
キシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、エトキシプロピルア
クリレートなどを挙げることができる。これらの一種あ
るいは二種以上を該アクリルゴムの主成分として用いる
ことができる。
【0049】かかるアクリルゴムの構成成分として、必
要に応じて上記の一般式(1)〜(3)で表される化合
物から選ばれる少なくとも一種の単量体と共重合可能な
不飽和単量体を用いることができる。このような不飽和
単量体の例としては、スチレン、α−メチルスチレン、
アクリロニトリル、ハロゲン化スチレン、メタクリロニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルナ
フタレン、N−メチロールアクリルアミド、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ベンジルアクリレー
ト、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸
などが挙げられる。
【0050】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有するアクリルゴムの好ましい構成成分比は、上記の
一般式(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少
なくとも一種の単量体40.0〜99.9重量%、不飽
和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または不飽和
グリシジルエーテル0.1〜30.0重量%、上記の一
般式(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少な
くとも一種の単量体と共重合可能な不飽和単量体0.0
〜30.0重量%である。該アクリルゴムの構成成分比
が上記の範囲内であると、組成物の耐熱性や耐衝撃性、
成形加工性が良好であり好ましい。
【0051】該アクリルゴムの製法は特に限定するもの
ではなく、例えば特開昭59−113010号公報、特
開昭62−64809号公報、特開平3−160008
号公報、あるいはWO95/04764などに記載され
ているような周知の重合法を用いることができ、ラジカ
ル開始剤の存在下で乳化重合、懸濁重合、溶液重合ある
いはバルク重合で製造することができる。
【0052】前記液晶ポリエステルと反応性を有する官
能基を有するビニル芳香族炭化水素化合物−共役ジエン
化合物ブロック共重合体ゴムとして好ましくは、(a)
ビニル芳香族炭化水素化合物を主体とするシーケンスと
(b)共役ジエン化合物を主体とするシーケンスからな
るブロック共重合体をエポキシ化して得られるゴム、ま
たは該ブロック共重合体の水添物をエポキシ化して得ら
れるゴムである。
【0053】ビニル芳香族炭化水素化合物−共役ジエン
化合物ブロック共重合体あるいはその水添物は、周知の
方法で製造することができ、例えば、特公昭40−23
798号公報、特開昭59−133203号公報等に記
載されている。
【0054】芳香族炭化水素化合物としては、例えば、
スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルナフタレン
などを挙げることができ、中でもスチレンが好ましい。
共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジエン、イソ
プレン、ピレリレン、1,3−ペンタジエン、3−ブチ
ル−1,3−オクタジエンなどを挙げることができ、ブ
タジエンまたはイソプレンが好ましい。
【0055】共重合体(B)として用いるゴムとして好
ましくは、(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムが用いられ
る。
【0056】共重合体(B)として用いるゴムは、必要
に応じて加硫を行い、加硫ゴムとして用いることができ
る。上記の(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムの加硫は、多
官能性有機酸、多官能性アミン化合物、イミダゾール化
合物などを用いることで達成されるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0057】また、液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基を有する共重合体(B)の具体例として、エポキ
シ基を有する熱可塑性樹脂としては(a)エチレン単位
が50〜99重量%、(b)不飽和カルボン酸グリシジ
ルエステル単位および/または不飽和グリシジルエーテ
ル単位が0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜20
重量%、(c)エチレン系不飽和エステル化合物単位が
0〜50重量%からなるエポキシ基含有エチレン共重合
体を挙げることができる。
【0058】エチレン系不飽和エステル化合物(c)と
しては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル等のカルボン酸ビニルエステル、α,β−不飽和カル
ボン酸アルキルエステル等が挙げられる。特に酢酸ビニ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルが好ましい。
【0059】該エポキシ基含有エチレン共重合体の具体
例としては、たとえばエチレン単位とグリシジルメタク
リレート単位からなる共重合体、エチレン単位とグリシ
ジルメタクリレート単位およびアクリル酸メチル単位か
らなる共重合体、エチレン単位とグリシジルメタクリレ
ート単位およびアクリル酸エチル単位からなる共重合
体、エチレン単位とグリシジルメタクリレート単位およ
び酢酸ビニル単位からなる共重合体等が挙げられる。
【0060】該エポキシ基含有エチレン共重合体のメル
トインデックス(以下、MFRということがある。JI
S K6760、190℃、2.16kg荷重)は、好
ましくは0.5〜100Fー10分、更に好ましくは2
〜50Fー10分である。メルトインデックスはこの範
囲外であってもよいが、メルトインデックスが100F
ー10分を越えると組成物にした時の機械的物性の点で
好ましくなく、0.5Fー10分未満では成分(A)の
液晶ポリエステルとの相溶性が劣り好ましくない。
【0061】また、該エポキシ基含有エチレン共重合体
は、曲げ剛性率が10〜1300kg/cm2の範囲の
ものが好ましく、20〜1100kg/cm2のものが
さらに好ましい。曲げ剛性率がこの範囲外であると組成
物の成形加工性や機械的性質が不十分となる場合があり
好ましくない。
【0062】該エポキシ基含有エチレン共重合体は、通
常不飽和エポキシ化合物とエチレンをラジカル発生剤の
存在下、500〜4000気圧、100〜300℃で適
当な溶媒や連鎖移動剤の存在下または不存在下に共重合
させる高圧ラジカル重合法により製造される。また、ポ
リエチレンに不飽和エポキシ化合物およびラジカル発生
剤を混合し、押出機の中で溶融グラフト共重合させる方
法によっても作られる。
【0063】本発明で用いる液晶性ポリマーの好ましい
具体例としてあげられる液晶ポリエステル樹脂組成物
は、液晶ポリエステル(A)を連続相とし、液晶ポリエ
ステルと反応性を有する官能基を有する共重合体(B)
を分散相とする樹脂組成物である。液晶ポリエステルが
連続相でない場合には、液晶ポリエステル樹脂組成物を
用いてなるフィルムまたはシート等の成形体のガスバリ
ア性、耐熱性などが著しく低下する場合がある。
【0064】このような官能基を有する共重合体と液晶
ポリエステルとの樹脂組成物においては、機構の詳細は
不明ではあるが、該組成物の成分(A)と成分(B)と
の間で反応が生起し、成分(A)が連続相を形成すると
ともに成分(B)が微細分散し、そのために該組成物の
成形性が向上するものと考えられる。
【0065】かかる液晶ポリエステル樹脂組成物の一実
施態様は、液晶ポリエステル(A)56.0〜99.9
重量%、好ましくは65.0〜99.9重量%、さらに
好ましくは70〜98重量%、および液晶ポリエステル
と反応性を有する官能基を有する共重合体(B)44.
0〜0.1重量%、好ましくは35.0〜0.1重量
%、さらに好ましくは30〜2重量%を含有する樹脂組
成物である。成分(A)が56.0重量%未満であると
該組成物から得られるフィルムまたはシート等の成形体
のガスバリア性、耐熱性が低下する場合があり好ましく
ない。また成分(A)が99.9重量%を超えると該組
成物の成形加工性が低下する場合があり、また価格的に
も高価なものとなり好ましくない。
【0066】かかる液晶ポリエステル樹脂組成物を製造
する方法としては周知の方法を用いることができる。た
とえば、溶液状態で各成分を混合し、溶剤を蒸発させる
か、溶剤中に沈殿させる方法が挙げられる。工業的見地
からみると溶融状態で各成分を混練する方法が好まし
い。溶融混練には一般に使用されている一軸または二軸
の押出機、各種のニーダー等の混練装置を用いることが
できる。特に二軸の高混練機が好ましい。溶融混練に際
しては、混練装置のシリンダー設定温度は、200〜3
60℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは230〜3
50℃である。
【0067】混練に際しては、各成分は予めタンブラー
もしくはヘンシェルミキサーのような装置で各成分を均
一に混合してもよいし、必要な場合には混合を省き、混
練装置にそれぞれ別個に定量供給する方法も用いること
ができる。
【0068】本発明に使用する液晶性ポリマーにおいて
は、必要に応じて、有機充填剤、酸化防止剤、熱安定
剤、光安定剤、難燃剤、滑剤、無機または有機系着色
剤、防錆剤、架橋剤、発泡剤、蛍光剤、表面平滑剤、表
面光沢改良剤、フッ素樹脂などの離型改良剤などの各種
の添加剤を製造工程中あるいはその後の加工工程におい
て添加することができる。
【0069】本発明で用いる液晶性ポリマーからなるフ
ィルム(シート等の薄膜を含む)としては、かかる液晶
性ポリマーを、例えば、Tダイから溶融樹脂を押出し巻
き取るTダイ法、環状ダイスを設置した押出し機から溶
融樹脂を円筒状に押出し、冷却し巻き取るインフレーシ
ョン成膜法により得られたフィルムまたはシート、熱プ
レス法または溶媒キャスト法により得られたフィルムま
たはシート、あるいは射出成形法や押出し法で得られた
シートをさらに一軸延伸または二軸延伸して得られたフ
ィルムまたはシートを用いることもできる。射出成形、
押出成形などの場合にはあらかじめ混練の工程を経るこ
となく、成分のペレットを成形時にドライブレンドして
溶融成形して、フィルムまたはシートを得ることもでき
る。
【0070】Tダイ法では、Tダイを通して押出した溶
融樹脂を巻き取り機方向(長手方向)に延伸しながら巻
き取って得られる一軸延伸フィルム、または二軸延伸フ
ィルムが好ましく用いられる。一軸延伸フィルムの成膜
時における押出機の設定条件は、組成物の組成に応じて
適宜設定できるが、シリンダー設定温度は、200〜3
60℃の範囲が好ましく、230〜350℃の範囲がさ
らに好ましい。この範囲外であると組成物の熱分解が生
じたり、成膜が困難となる場合があり好ましくない。T
ダイのスリット間隔は、0.2〜2.0mmが好まし
く、0.2〜1.2mmがさらに好ましい。一軸延伸フ
ィルムのドラフト比は、1.1〜40の範囲のものが好
ましく、さらに好ましくは10〜40であり、特に好ま
しくは15〜35である。ここでいうドラフト比とは、
Tダイスリットの断面積を長手方向に垂直な面のフィル
ム断面積で除した値をいう。ドラフト比が1.1未満で
あるとフィルム強度が不十分であり、ドラフト比が45
を越すとフィルムの表面平滑性が不十分となる場合があ
り、好ましくない。ドラフト比は押出機の設定条件、巻
き取り速度などを制御して設定することができる。
【0071】二軸延伸フィルムは、一軸延伸フィルムの
成膜と同様の押出機の設定条件、すなわちシリンダー設
定温度が好ましくは200〜360℃の範囲、さらに好
ましくは230〜350℃の範囲、Tダイのスリット間
隔が好ましくは0.2〜1.2mmの範囲で該組成物の
溶融押出しを行い、Tダイから押出した溶融体シートを
長手方向および長手方向と垂直方向(横手方向)に同時
に延伸する方法、またはTダイから押出した溶融体シー
トをまず長手方向に延伸し、ついでこの延伸シートを同
一工程内で100〜300℃の高温下でテンターより横
手方向に延伸する逐次延伸の方法などにより得られる。
【0072】二軸延伸フィルムを得る際、その延伸比は
長手方向に1.2〜20倍、横手方向に1.2〜20倍
の範囲が好ましい。延伸比が上記の範囲外であると、該
組成物フィルムの強度が不十分となったり、または均一
な厚みのフィルムを得るのが困難となる場合があり好ま
しくない。
【0073】円筒形のダイから押出した溶融体シートを
インフレーション法で成膜して得られる、インフレーシ
ョンフィルムなども好ましく用いられる。すなわち、上
記の方法により得られた液晶ポリエステル樹脂組成物
は、環状スリットのダイを備えた溶融混練押出機に供給
され、シリンダー設定温度200〜360℃、好ましく
は230〜350℃で溶融混練を行って押出機の環状ス
リットから筒状フィルムは上方または下方へ溶融樹脂が
押出される。環状スリット間隔は通常0.1〜5mm、
好ましくは0.2〜2mm、環状スリットの直径は通常
20〜1000mm、好ましくは25〜600mmであ
る。
【0074】溶融押出しされた溶融樹脂フィルムに長手
方向(MD)にドラフトをかけるとともに、この筒状フ
ィルムの内側から空気または不活性ガス、例えば窒素ガ
スなどを吹き込むことにより長手方向と直角な横手方向
(TD)にフィルムを膨張延伸させる。
【0075】インフレーション成形(成膜)において、
好ましいブロー比は1.5〜10、好ましいMD延伸倍
率は1.5〜40である。インフレーション成膜時の設
定条件が上記の範囲外であると厚さが均一でしわの無い
高強度の液晶ポリエステル樹脂組成物フィルムを得るの
が困難となる場合があり好ましくない。膨張させたフィ
ルムは通常、その円周を空冷あるいは水冷させた後、ニ
ップロールを通過させて引き取る。
【0076】インフレーション成膜に際しては液晶ポリ
エステル樹脂組成物の組成に応じて、筒状の溶融体フィ
ルムが均一な厚みで表面平滑な状態に膨張するような条
件を選択することができる。本発明における液晶性ポリ
マーからなるフィルムの厚みには、特に制限はないが、
好ましくは3〜1000μm、さらに好ましくは5〜5
0μmである。
【0077】本発明におけるポリシラザンとは、主たる
構造が、下記の構造式1で表されるものである。 ・・・・・ 構造式1 (式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立に、水素原
子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
リール基のいずれかである) 本発明においては、ポリシラザンとして、下記構造式2
のポリ(ペルヒドロシラザン)が好ましく用いられる。 −(−SiH2−NH−)− ・・・・・ 構造式2 ここで、構造式1あるいは構造式2の分子鎖の一部を変
性した変性ポリシラザンも、本発明の範疇に含まれる。
【0078】本発明におけるポリシラザンを含有する液
(以下、ポリシラザンの塗布液ということがある)の溶
媒としては、ポリシラザンを加水分解する可能性のある
水やアルコール系の溶媒は好ましくない。また、水を溶
解するケトン、エステル系などの溶媒も好ましくない。
好ましい溶媒としては、例えば、シクロヘキサン、キシ
レン、ジブチルエーテルなどが挙げられる。該塗布液中
でのポリシラザンの含量は、取り扱い上、1〜40重量
%の範囲が好ましい。本発明においては、かかるポリシ
ラザンの塗布液に、必要に応じて各種の有機もしくは無
機の充填剤、添加物などを加えることができる。
【0079】本発明において、ポリシラザンの塗布液を
液晶性ポリマーからなるフィルム上に塗布する方法は、
特に限定されるものではなく、例えば、スピンコート
法、バーコート法、スプレー法、ロールコート法、浸漬
法、グラビアコート法など周知の方法が挙げられる。な
かでもスピンコート法、グラビアコート法などが好まし
い。
【0080】本発明においては、上述の方法により、液
晶性ポリマーからなるフィルム上に形成されたポリシラ
ザンの塗布膜から、次に、溶媒を除去する。該塗布膜か
ら溶媒を除去するために、室温で放置して徐々に溶媒を
除去してもよいが、時間がかかるので、液晶性ポリマー
からなるフィルムと該塗布膜との積層体を大気中で焼成
させることが好ましい。大気中での焼成により、溶媒が
短時間で除去されるとともに、ポリシラザンの一部、も
しくは大部分が酸化珪素へ変わり、そのため、より高い
ガスバリア性を有する積層体を得ることができる。焼成
温度は、液晶性ポリマーの流動開始温度以下であれば特
に限定されないが、40℃〜250℃の範囲が好まし
い。また、焼成時間は必要に応じて決めることができ
る。
【0081】本発明において、液晶性ポリマーからなる
フィルム上のポリシラザンの塗布液から得られる膜の厚
みは、特に限定されるものではなく、目的に応じて厚み
を制御できるが、好ましくは0.2〜30μmの範囲で
あり、さらに好ましくは0.5〜10μmの範囲であ
る。該膜の厚みが0.2μm未満であると、該積層体の
ガスバリア性が十分でない場合があり、また、該膜の厚
みが30μmを超えると該塗布層にクラックが生成しや
すくなる場合がある。
【0082】本発明において、液晶性ポリマーからなる
フィルムの表面にあらかじめ表面処理を施したのち、ポ
リシラザンを含有する液を塗布することができる。この
ような表面処理法としては、例えばコロナ放電処理、プ
ラズマ処理、火炎処理、スパッタリング処理、溶剤処
理、紫外線処理、研磨処理、赤外線処理、オゾン処理な
どが挙げられる。
【0083】本発明において、液晶性ポリマーからなる
フィルムと、ポリシラザンを含有する液を塗布して得ら
れる膜との積層体に、熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマ
ーを除く)フィルムをさらに積層することができる。こ
こでいう熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマーを除く)と
しては、特に限定されるものではないが、ポリオレフィ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、
ポリアセタール、ポリアミド、ポリフェニレンエーテ
ル、ポリエーテルサルホン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフェ
ニレンサルファイド、フッ素樹脂およびアクリル樹脂か
らなる群から選ばれる少なくとも一種が好ましい。
【0084】かかる熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマー
を除く)フィルムとしては、前述の液晶性ポリマーから
なるフィルムの製造方法と同様にして、またはそれを適
宜変更して得られるフィルムを用いることができる。該
熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマーを除く)フィルムの
厚みは、特に制限されるものではないが、1〜1000
μmの範囲が好ましい。該熱可塑性樹脂フィルムの蒸着
面をあらかじめアンカーコート剤で処理することもでき
る。
【0085】液晶性ポリマーからなるフィルムとポリシ
ラザンを含有する液を塗布してなる膜(塗布膜)との積
層体と、熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマーを除く)フ
ィルムとの積層については、液晶性ポリマーからなるフ
ィルム/該塗布膜/熱可塑性樹脂フィルム、の順であっ
てもよいし、熱可塑性樹脂フィルム/液晶性ポリマーか
らなるフィルム/該塗布膜の順であってもよい。本発明
における積層体の形態としては、上述の形態の他にも、
それらを組み合わせることで多様な形態をとることが可
能である。本発明において、液晶性ポリマーからなるフ
ィルムと熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマーを除く)フ
ィルム同士は、または該塗布膜と熱可塑性樹脂(但し液
晶性ポリマーを除く)フィルムとは、熱圧着、超音波融
着、または接着剤を使用して接着することができる。
【0086】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。 (1)成分(A)の液晶ポリエステル (i)p−アセトキシ安息香酸8.3kg(60モ
ル)、テレフタル酸2.49kg(15モル)、イソフ
タル酸0.83kg(5モル)および4,4’−ジアセ
トキシジフェニル5.45kg(20.2モル)を櫛型
撹拌翼をもつ重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で撹拌
しながら昇温し330℃で1時間重合させた。この間に
副生する酢酸ガスを冷却管で液化し回収、除去しなが
ら、強力な撹拌下で重合させた。その後、系を徐々に冷
却し、200℃で得られたポリマーを系外へ取出した。
この得られたポリマーを細川ミクロン(株)製のハンマ
ーミルで粉砕し、2.5mm以下の粒子とした。これを
更にロータリーキルン中で窒素ガス雰囲気下に280℃
で3時間処理することによって、流動温度が324℃の
粒子状の下記繰り返し構造単位からなる全芳香族ポリエ
ステルを得た。ここで、流動温度とは、島津社製高化式
フローテスターCFT−500型を用いて、4℃/分の
昇温速度で加熱された樹脂を、荷重100kgf/cm
2のもとで、内径1mm、長さ10mmのノズルから押
し出すときに、溶融粘度が48000ポイズを示す温度
のことをいう。以下該液晶ポリエステルをA−1と略記
する。このポリマーは加圧下で340℃以上で光学異方
性を示した。液晶ポリエステルA−1の繰り返し構造単
位は、次の通りである。
【0087】
【0088】(2)成分(B) (i)特開昭61−127709号公報の実施例5に記
載の方法に準じて、アクリル酸メチル/エチレン/グリ
シジルメタクリレート=59.0/38.7/2.3
(重量比)、ムーニー粘度=15、結晶の融解熱量<1
J/gのゴムを得た。以下該ゴムをB−1と略称するこ
とがある。ここでムーニー粘度は、JIS K6300
に準じて100℃、ラージローターを用いて測定した値
である。また結晶の融解熱量は、DSCを使用し、試料
を−150℃から100℃まで20℃/分で昇温して求
めた。
【0089】(3)物性測定法 得られたフィルム、積層体に関し、以下の要領で測定を
行った。 (i)酸素ガス透過率:JIS K7126 等圧法に
従って、酸素透過度測定装置(OX−TRAN10/5
0A,MOCON社製)を用い、テストガスは酸素99
%、キャリアガスは窒素98%、水素2%、温度23
℃、テストガス側相対湿度は60%、キャリアガス側相
対湿度60%で測定した。 単位はcc/m2・24hr・1atm 水蒸気透過率:JIS Z0208(カップ法)に従っ
て、温度40℃、相対湿度60%の条件で測定した。単
位はg/m2・24hr・1atmである。 剥離試験:積層体の塗布面上に市販のセロテープ(登録
商標)を貼った後、手で該セロテープを引き剥がし、以
下の要領で評価した。 ○ :引き剥がし後のセロテープ上に塗布層の付着が目
視で認められない。 × :引き剥がし後のセロテープ上に塗布層の付着が目
視で認められる。
【0090】参考例1 A−1が80重量%、B−1が20重量%を日本製鋼
(株)製TEX−30型二軸押出機を用いてシリンダー
設定温度350℃、スクリュー回転数200rpmで溶
融混練を行って組成物を得た。該組成物の流動開始温度
は、328℃であった。この組成物のペレットを、円筒
ダイを備えた60mmφの単軸押出機に供給して、シリ
ンダー設定温度350℃、回転数60rpmで溶融混練
し、直径50mm、リップ間隔1.0mm、ダイ設定温
度355℃の円筒ダイから上方へ溶融樹脂を押出し、そ
の際この筒状フィルムの中空部へ乾燥空気を圧入して筒
状フィルムを膨張させ、次に冷却させたのちニップロー
ルに通して引取速度65m/minで引取り、液晶ポリ
エステル樹脂組成物フィルムを得た。この際フィルムM
D方向の延伸倍率は20.5、ブロー比は4.1、フィ
ルム厚みは12μmであった。以下該フィルムをF−1
と略称することがある。F−1の酸素透過度は7cc/
2・24hr・1atm、水蒸気透過度は0.6g/
2・24hr・1atmであった。
【0091】実施例1 東燃(株)製ポリ(ペルヒドロシラザン)の20wt%
キシレン溶液を、#4のワイヤーコーターを使用して、
20cm×30cmに切ったF−1 フィルム上に塗布
したのち、熱風オーブン中で120℃で1時間加熱処理
を行った。次に熱風オーブンから該積層体を取り出し、
85℃/85%RHに調整した恒温恒湿槽中に該積層体
を1時間置いた。このような処理を経て得られた積層体
における塗布層の厚みは3.0μmであり、酸素透過度
は0.1cc/m2・24hr・1atm、水蒸気透過
度は0.1g/m2・24hr・1atmであった。ま
た該積層体の剥離試験の結果は、○であった。
【0092】
【発明の効果】本発明により、耐熱性、ガスバリア性な
どに極めて優れ、しかも安価な積層体を得ることがで
き、用済み後の後処理も容易なことから、食品、飲料、
医療、薬品、電気部品、電子部品、あるいは精密部品な
どの容器、包材として適当な積層体が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 登造 茨城県つくば市北原6 住友化学工業株式 会社内 Fターム(参考) 4F100 AA20B AK03C AK12C AK15C AK16C AK17C AK24A AK25C AK41A AK41C AK45C AK46C AK52B AK54C AK55C AK57C AK68C AK79B AL01A AL05A AN00A AS00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C CC00B EJ41 GB16 JA06A JB16C JD02 YY00A

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
    ーからなるフィルムと、ポリシラザンを含有する液を塗
    布して得られる膜とを含むことを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
    ーからなるフィルムと、該フィルムに、ポリシラザンを
    含有する液を塗布してなる膜を焼成して得られる酸化珪
    素膜とを含むことを特徴とする積層体。
  3. 【請求項3】ポリシラザンの主たる構造が、下記の構造
    式1で表されることを特徴とする請求項1または2に記
    載の積層体。 ・・・・・ 構造式1 (式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立に、水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
    リール基のいずれかである)
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の積層体
    と、熱可塑性樹脂(但し液晶性ポリマーを除く)フィル
    ムとを含むことを特徴とする積層体。
  5. 【請求項5】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
    ーからなるフィルムに、ポリシラザンを含有する液を塗
    布したのち、大気中で焼成することを特徴とする積層体
    の製造方法。
  6. 【請求項6】熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン、ポリス
    チレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアセタ
    ール、ポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリエー
    テルサルホン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩
    化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフェニレンサルフ
    ァイド、フッ素樹脂、およびアクリル樹脂からなる群か
    ら選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求
    項4記載の積層体。
  7. 【請求項7】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
    ーが、液晶ポリエステル(A)を連続相とし、液晶ポリ
    エステルと反応性を有する官能基を有する共重合体
    (B)を分散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物であ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の積
    層体。
  8. 【請求項8】溶融時に光学的異方性を示す液晶性ポリマ
    ーが、液晶ポリエステル(A)56.0〜99.9重量
    %、および液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を
    有する共重合体(B)44.0〜0.1重量%を溶融混
    練して得られることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の積層体。
  9. 【請求項9】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
    が、オキサゾリル基、エポキシ基またはアミノ基である
    ことを特徴とする請求項7または8記載の積層体。
  10. 【請求項10】液晶ポリエステルと反応性を有する官能
    基を有する共重合体(B)が、不飽和カルボン酸グリシ
    ジルエステル単位および/または不飽和グリシジルエー
    テル単位を0.1〜30重量%含有する共重合体である
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の積層
    体。
  11. 【請求項11】液晶ポリエステルと反応性を有する官能
    基を有する共重合体(B)が、結晶の融解熱量が3J/
    g未満の共重合体であることを特徴とする請求項7〜1
    0のいずれかに記載の積層体。
  12. 【請求項12】液晶ポリエステルと反応性を有する官能
    基を有する共重合体(B)のムーニー粘度が、3〜70
    の範囲であることを特徴とする請求項7〜11のいずれ
    かに記載の積層体。(ここでいうムーニー粘度は、JI
    S K6300に準じて100℃でラージロータを用い
    て測定した値をいう。)
  13. 【請求項13】液晶ポリエステルと反応性を有する官能
    基を有する共重合体(B)が、エポキシ基を有するゴム
    であることを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記
    載の積層体。
  14. 【請求項14】エポキシ基を有するゴムが、(メタ)ア
    クリル酸エステル−エチレン−(不飽和カルボン酸グリ
    シジルエステルおよび/または不飽和グリシジルエーテ
    ル)共重合体ゴムからなることを特徴とする請求項13
    記載の積層体。
  15. 【請求項15】(メタ)アクリル酸エステルが、メチル
    アクリレート、メチルメタクリレート、n−ブチルアク
    リレート、n−ブチルメタクリレート、tert−ブチ
    ルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2
    −エチルヘキシルアクリレートおよび2−エチルヘキシ
    ルメタクリレートからなる群から選ばれる少なくとも一
    種であることを特徴とする請求項134載の積層体。
  16. 【請求項16】液晶ポリエステルと反応性を有する官能
    基を有する共重合体(B)が、エポキシ基を有する熱可
    塑性樹脂であることを特徴とする請求項7または8記載
    の積層体。
  17. 【請求項17】エポキシ基を有する熱可塑性樹脂が、
    (a)エチレン単位が50〜99重量%、(b)不飽和
    カルボン酸グリシジルエステル単位および/または不飽
    和グリシジルエーテル単位が0.1〜30重量%、
    (c)エチレン系不飽和エステル化合物単位が0〜50
    重量%からなるエポキシ基含有エチレン共重合体である
    ことを特徴とする請求項16記載の積層体。
  18. 【請求項18】液晶ポリエステル(A)が、下記の繰り
    返し構造単位を全体の少なくとも30モル%含むもので
    あることを特徴とする請求項7〜17のいずれかに記載
    の積層体。
  19. 【請求項19】液晶ポリエステル(A)が、芳香族ジカ
    ルボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒドロキシカルボン
    酸とを反応させて得られるものであることを特徴とする
    請求項7〜17のいずれかに記載の積層体。
  20. 【請求項20】液晶ポリエステル(A)が、異種の芳香
    族ヒドロキシカルボン酸の組合せを反応させて得られる
    ものであることを特徴とする請求項7〜17のいずれか
    に記載の積層体。
  21. 【請求項21】請求項1〜20のいずれかに記載の積層
    体を用いてなる容器。
  22. 【請求項22】容器が、バッグ、パウチ、バッグインド
    ラム、レトルト容器、深絞り容器、カート缶、またはP
    TP包装体であることを特徴とする請求項21記載の容
    器。
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