JP2002052654A - ノンハロゲン系床材 - Google Patents

ノンハロゲン系床材

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JP2002052654A
JP2002052654A JP2000238639A JP2000238639A JP2002052654A JP 2002052654 A JP2002052654 A JP 2002052654A JP 2000238639 A JP2000238639 A JP 2000238639A JP 2000238639 A JP2000238639 A JP 2000238639A JP 2002052654 A JP2002052654 A JP 2002052654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼時に有毒ガスを発生しにくく、低コスト
であると共に、耐摩耗性、耐汚染性、寸法安定性、施工
性に優れたノンハロゲン系床材を提供する。 【解決手段】 充填剤を含有し、化学構造中に塩素原子
を有しない樹脂を樹脂成分の主成分として含有し、数平
均分子量が20000以下の非晶性ポリα−オレフィン
樹脂を樹脂成分全体に対して5〜40重量%含有してな
る中間樹脂層3の上面側に、化学構造中に塩素原子を有
しない樹脂を含有してなる厚さ30〜1000μmの表
面樹脂層2を積層一体化すると共に、中間樹脂層3の下
面側に、熱収縮性布を加熱溶融により積層一体化して裏
打層4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばビル、マ
ンション、家屋、商業施設等の建築物の床材、或いは鉄
道、バス等の車輌の床材等として用いられる、燃焼時に
有毒ガスを発生しにくく、また耐摩耗性、耐汚染性、寸
法安定性、施工性に優れたノンハロゲン系床材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル、マンション、家屋、商業施
設等の建築物の床材、或いは鉄道、バス等の車輌の床材
(タイル状床材、シート状床材)としては、塩化ビニル
樹脂(PVC)からなるものが多く採用されていた。P
VC製床材は、耐摩耗性に優れると共に、充填剤を多量
に含有せしめることができるので寸法安定性に優れてい
るし、多量含有によりコストの低減を図ることができて
経済的である。
【0003】しかしながら、PVC製床材は、燃焼時に
おいて多量の発煙と共に塩化水素等の有毒ガスを発生す
ることから、火災時において避難者が該有毒ガス等を吸
入してしまう等の防災上の問題、また焼却廃棄処理によ
って環境汚染をもたらすという問題があった。また、P
VC製床材は可塑剤を多量に含有しているので、特有の
臭気があるし、長年の使用により可塑剤が揮発減量して
床材としての柔軟性が低下するという問題や、長年の使
用により可塑剤が表面にブリードして曇りを生じやすく
外観体裁が悪くなるという問題もあった。
【0004】そこで、近年では、PVC材料に代えて、
燃焼時に有毒ガスの発生が少ない次のような材料を床材
の構成材として用いることが提案されている。例えばポ
リプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−エチ
ルアクリレートコポリマー、エチレン−メチルメタクリ
レートコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー等
のエチレン系コポリマー、ポリブテン−1等のオレフィ
ン系熱可塑性樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリメ
チルメタクリレートとアクリルゴムとのコポリマー等の
アクリル系熱可塑性樹脂、ポリウレタン系熱可塑性樹
脂、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱
可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー
等を床材の構成材として用いることが提案されている。
これらの樹脂を床材の構成材として用いることで、燃焼
時の有毒ガスの発生の問題や、可塑剤由来の特有の臭
気、曇り発生の問題はほぼ解決される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記後
者の従来技術では、いずれも充填剤を多量に含有せしめ
ることができないために、寸法安定性において従来のP
VC製床材よりも劣るという問題があり、また充填剤を
多量含有できないので、従来のPVC製床材よりもコス
トが増大するという問題もあった。更に、柔軟性が不足
しており、施工性に劣るという難点もあった。
【0006】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、燃焼時に有毒ガスを発生しにく
く、低コストであると共に、耐摩耗性、耐汚染性、寸法
安定性、施工性に優れたノンハロゲン系床材を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、充填剤を含
有し、化学構造中に塩素原子を有しない樹脂を樹脂成分
の主成分として含有し、数平均分子量が20000以下
の非晶性ポリα−オレフィン樹脂を樹脂成分全体に対し
て5〜40重量%含有してなる中間樹脂層の上面側に、
化学構造中に塩素原子を有しない樹脂を含有してなる厚
さ30〜1000μmの表面樹脂層が積層一体化される
と共に、前記中間樹脂層の下面側に、熱熱収縮性布が加
熱溶融により積層一体化されて裏打層が形成されてなる
ことを特徴とするノンハロゲン系床材によって達成され
る。
【0008】樹脂層の構成材料として、化学構造中に塩
素原子を有しない樹脂が用いられているから、燃焼時の
有毒ガスの発生が少なく、燃焼安全性に優れて防災面で
好都合であると共に環境保全にも十分に資することがで
きる。また、表面層が樹脂で構成されているので、床材
表面における耐摩耗性、耐汚染性に優れ、かつこの表面
樹脂層の厚さが30〜1000μmに規定されているの
で、十分に優れた耐摩耗性を確保しつつ、寸法安定性、
上反り発生防止性に優れたものとなし得る。また、中間
樹脂層には充填剤を含有せしめているので、床材として
寸法安定性に優れたものとなる。更に、中間樹脂層を構
成する樹脂として数平均分子量が20000以下の非晶
性ポリα−オレフィン樹脂を、中間樹脂層の樹脂成分全
体に対して5〜40重量%含有せしめているので、前記
充填剤の多量含有が可能となって寸法安定性を一段と向
上しうると共に、柔軟性に優れたものとなし得、ひいて
は床材の施工性を向上させることができる。更に、中間
樹脂層の下面側に、熱収縮性布が加熱溶融により積層一
体化されて裏打層が形成されており、積層時の加熱によ
って布に収縮しようとする歪みを残存せしめた状態で積
層一体化されるので、床材の上反りを効果的に防止する
ことができる。加えて、可塑剤を含有させる必要がない
ので、これ特有の臭気が発生することもなく、また長年
使用しても表面に曇りが発生することもなく耐久性にも
優れている。
【0009】上記表面樹脂層は、オレフィン系樹脂を樹
脂成分の主成分として含有する単層からなる構造、又は
少なくとも最表層がオレフィン系樹脂を樹脂成分の主成
分として含有する積層構造であるのが好ましい。オレフ
ィン系樹脂を採用することで、床材表面の耐摩耗性、耐
汚染性が顕著に向上される。
【0010】中でも、表面樹脂層は、ポリプロピレン樹
脂を樹脂成分の主成分として含有する単層からなる構
造、又は少なくとも最表層がポリプロピレン樹脂を樹脂
成分の主成分として含有する積層構造であるのが、より
好ましい。表面樹脂層の少なくとも最表層がポリプロピ
レン樹脂を樹脂成分の主成分とするので、耐汚染性を一
層向上できると共に、耐摩耗性も一層向上させることが
できる。そして、積層構造を採用する場合において、こ
の最表層に接する層がポリエチレン樹脂またはエチレン
−酢酸ビニル樹脂を樹脂成分の主成分とする場合には、
上記特性(優れた耐汚染性及び耐摩耗性)を具備させつ
つ、十分な柔軟性をも付与させることができる利点があ
る。
【0011】中間樹脂層における充填剤の配合量は、中
間樹脂層を構成する樹脂100重量部に対して100〜
400重量部とするのが好ましい。これにより十分に優
れた寸法安定性を確保しつつ床材として一層優れた柔軟
性を確保できる。
【0012】熱収縮性布の加熱溶融前の布形態での熱収
縮率は150℃において0%を超えて5%以下の範囲に
あるのが好ましい。これにより、床材の上反りを効果的
に防止できるのみならず、若干下反り傾向になるので敷
設安定性により優れたものとなし得る。
【0013】裏打層の目付は20〜150g/m2であ
るのが、床材の上反りを効果的に防止しつつ敷設安定性
をより向上し得る点で、好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係るノンハロゲ
ン系床材の一実施形態を図面に基づいて説明する。この
実施形態のノンハロゲン系床材(1)は、充填剤を含有
し、化学構造中に塩素原子を有しない樹脂を樹脂成分の
主成分として含有し、数平均分子量が20000以下の
非晶性ポリα−オレフィン樹脂を樹脂成分全体に対して
5〜40重量%含有してなる中間樹脂層(3)の上面側
に、化学構造中に塩素原子を有しない樹脂を含有してな
る表面樹脂層(2)が積層一体化されると共に、前記中
間樹脂層(3)の下面側に、熱収縮性布が加熱溶融によ
り積層一体化されて裏打層(4)が形成された積層構造
を有するものである(図1参照)。
【0015】前記表面樹脂層(2)は、化学構造中に塩
素原子を有しない樹脂を含有してなる樹脂組成物で構成
される。ここで、前記「樹脂組成物」には樹脂単体のみ
で構成されるものも包含される。表面層がこのような樹
脂で構成されているので、床材(1)表面における耐摩
耗性、耐汚染性に優れたものとなる。また、化学構造中
に塩素原子を有しない樹脂であるから、燃焼時に有毒ガ
スを発生しにくい。
【0016】前記化学構造中に塩素原子を有しない樹脂
としては、特に限定されるものではないが、例えばポリ
プロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、
オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑
性エラストマー等の熱可塑性エラストマーなどが挙げら
れる。中でも、床材(1)表面の耐摩耗性、耐汚染性を
顕著に向上できることから、オレフィン系樹脂を樹脂成
分の主成分として用いるのが好ましい。
【0017】前記表面樹脂層(2)は、上記構成に係る
樹脂組成物で構成される限り、単層で構成されていても
良いし、多層で構成されていても良い。中でも、表面樹
脂層(2)は、ポリプロピレン樹脂を樹脂成分の主成分
として含有する単層からなる構造、又は少なくとも最表
層がポリプロピレン樹脂を樹脂成分の主成分として含有
する積層構造であるのが、好ましい。表面樹脂層の少な
くとも最表層がポリプロピレン樹脂を樹脂成分の主成分
とするので、汚れが表面に付着しても容易に拭き取って
除去することができて耐汚染性を一層向上できると共
に、耐摩耗性も一層向上させることができる。そして、
積層構造を採用する場合において、この最表層に接する
層がポリエチレン樹脂またはエチレン−酢酸ビニル樹脂
を樹脂成分の主成分とする場合には、上記特性(優れた
耐汚染性及び耐摩耗性)を具備させつつ、十分な柔軟性
をも付与させることができる。具体的には、ポリプロピ
レン樹脂からなる単層構造、最表層がポリプロピレン樹
脂からなり、該最表層に接する層がポリエチレン樹脂か
らなる2層構造、或いは図1に示されるように最表層
(2a)がポリプロピレン樹脂からなり、該最表層に接
する中間層(2b)がポリエチレン樹脂からなり、最下
層(2c)がポリプロピレン樹脂からなる3層積層構造
等が挙げられる。前記3層積層構造を採用する場合に
は、最表層(2a)と最下層(2c)は同種の樹脂で構
成するのが、反りを十分に防止できる点で、望ましい。
【0018】この発明において、意匠性を向上させる手
段としては、表面樹脂層(2)の上面、下面または表面
樹脂層中等に印刷模様を付与する手段等が挙げられる
が、いずれにせよ、床材(1)の表面側から見て印刷模
様が視認される形態となされていれば良く、上記構成の
ものに特に限定されるものではない。これらの中でも、
図1に示されるように、表面樹脂層(2)の下面に柄印
刷等の印刷層(8)を積層するのがより好ましく、この
ように印刷層(8)が表面樹脂層(2)の下に配置され
ていることで、使用時の接触等によって印刷層(8)が
擦れて傷付いたり、剥離するようなことが防止され、ひ
いては優れた意匠性を長期にわたり確保することができ
る。なお、印刷模様付与のための印刷方法としては、特
に限定されず、例えばインクジェット法、グラビア印刷
法、スクリーン印刷法、転写印刷法等が挙げられる。
【0019】また、意匠性を向上させる他の手段とし
て、表面樹脂層(2)に柄材を混入する手段が挙げられ
る。表面樹脂層(2)にこのような柄材を混入すること
により、柄材が透明ないしは半透明な表面樹脂層(2)
中にランダムに混在し、深みのある柄模様を表出するこ
とができる。
【0020】上記柄材としては、公知のものを使用する
ことができ、特に限定されるものではないが、例えば熱
硬化性尿素樹脂や熱可塑性ポリエステル樹脂からなる粒
状物、セルロースやアルミニウムを主原料とした角状な
いしフレーク状の柄チップ、あるいはセルロースを主原
料とした針状物からなるもの等が好適に用いられる。こ
れらの柄材は、単独で用いても良いし、あるいは複数種
併用して用いても良い。
【0021】また、柄材を混入する場合、その混入量
は、表面樹脂層(2)の全重量に対して30重量%以下
とするのが良く、より好ましくは10重量%以下であ
る。柄材の混入量が30重量%を超えると、表面樹脂層
(2)に深みのある外観美良好な柄模様を表出させるこ
とが困難になる恐れがあるので、好ましくない。
【0022】また、柄材の代わりに、あるいは柄材と併
用して、表面樹脂層(2)に着色顔料を混入しても良
い。この顔料を混入する場合、その混入量は、表面樹脂
層(2)の全重量に対して0.1〜5重量%に設定する
のが好ましい。0.1重量%未満では、着色が不十分と
なるし、5重量%を超えると表面樹脂層(2)の物性が
低下する恐れがあるので、好ましくない。
【0023】また、柄材を混合せしめた層と、顔料を混
合せしめた着色層との組み合わせにより、即ちこれら層
の多層構造により表面樹脂層(2)を構成しても良い。
もちろん、前記印刷層(8)と、柄材層または/および
着色層を併用する構成としても良い。更に意匠性を向上
させるために、表面樹脂層(2)の表面に凹凸柄を形成
せしめた構成とすることもできる。
【0024】更に、必要に応じて、床材(1)表面、即
ち表面樹脂層(2)の上面に処理剤を塗工する等して皮
膜を形成しても良い。例えば耐摩耗性を向上させる観点
から、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂を主成分とする
皮膜を表面樹脂層(2)上面に形成しても良い。なお、
このような皮膜は50μm以下の厚さに形成するのが一
般的である。
【0025】前記表面樹脂層(2)の厚さは、30〜1
000μmとする必要がある。30μm未満では耐摩耗
性が低下するし、一方1000μmを超えると床材
(1)に上反りが発生しやすくなるし、寸法安定性が低
下する。中でも、表面樹脂層(2)の厚さは200〜6
00μmとするのが好ましい。
【0026】一方、前記中間樹脂層(3)は、充填剤を
含有し、化学構造中に塩素原子を有しない樹脂(数平均
分子量が20000以下の非晶性ポリα−オレフィン樹
脂を除く)を樹脂成分の主成分として含有し、数平均分
子量が20000以下の非晶性ポリα−オレフィン樹脂
を中間樹脂層の樹脂成分全体に対して5〜40重量%含
有してなる樹脂組成物で構成される。
【0027】中間樹脂層(3)に充填剤が含有されるこ
とで、床材(1)として寸法安定性に優れたものとなる
し、多量含有によりコストの低減を図ることができる。
また、化学構造中に塩素原子を有しない樹脂を樹脂成分
の主成分として含有するから、燃焼時に有毒ガスを発生
しにくい。また、数平均分子量が20000以下の非晶
性ポリα−オレフィン樹脂を、中間樹脂層の樹脂成分全
体に対して5〜40重量%含有せしめているので、充填
剤を多量に含有させることが可能となり、これにより寸
法安定性を顕著に向上できると共に、床材(1)として
の柔軟性を十分に付与することができ、ひいては床材の
施工性を向上させることができる。なお、5重量%未満
では充填剤の多量含有が困難となるし、柔軟性向上効果
が殆ど得られなくなる。また、40重量%を超えると、
加工性、耐熱性、強度、寸法安定性が低下するので床材
として不適なものとなる。中でも、数平均分子量が20
000以下の非晶性ポリα−オレフィン樹脂を、中間樹
脂層の樹脂成分全体に対して15〜25重量%含有せし
めるのが、好ましい。更に、前記非晶性ポリα−オレフ
ィン樹脂の数平均分子量は、1000〜10000の範
囲にあるのが、好ましい。このような分子量とすること
で、床材(1)として柔軟性を一層向上させることがで
きるので、床材(1)としての施工性を一層向上させる
ことができる。
【0028】前記中間樹脂層(3)を構成する化学構造
中に塩素原子を有しない樹脂としては、特に限定される
ものではないが、例えばホモポリプロピレン樹脂、ブロ
ックポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹
脂、低密度ポリエチレン樹脂、超低密度ポリエチレン樹
脂、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖状ポリエチレン樹
脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−αオ
レフィン共重合体等のエチレン系コポリマー等の熱可塑
性樹脂、あるいは軟質層がエチレン−プロピレンゴム、
硬質層がポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂から
なるオレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱
可塑性エラストマー等の熱可塑性エラストマー、あるい
はまたスチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロ
ロプレンゴム等のゴム系成分等が挙げられる。中でも、
中間樹脂層(3)を構成する化学構造中に塩素原子を有
しない樹脂としてはオレフィン系樹脂が好適である。
【0029】前記中間樹脂層(3)を構成する数平均分
子量が20000以下の非晶性ポリα−オレフィン樹脂
としては、特に限定されるものではないが、例えば非晶
性ポリプロピレン樹脂、非晶性プロピレン−エチレン共
重合体樹脂、非晶性プロピレン−ブテン−1共重合体樹
脂等が挙げられる。
【0030】前記充填剤としては、特に限定されるもの
ではないが、従来床材の充填剤として公知のものが使用
でき、例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、クレー、タルク、ア
ルミナ、シリカ等が挙げられる。水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウムを用いる場合には難燃性を付与させ
ることができる。
【0031】前記充填剤の配合量は、中間樹脂層(3)
を構成する樹脂100重量部に対して100〜400重
量部とするのが、好ましい。100重量部未満では、寸
法安定性が低下するし、コスト面でも不利であるので、
好ましくない。400重量部を超えると、硬く、脆くな
るし、加工性も低下するので、好ましくない。中でも、
充填剤の配合量は、中間樹脂層を構成する樹脂100重
量部に対して150〜300重量部とするのが、より好
ましい。
【0032】前記中間樹脂層(3)の厚さは、1〜5m
mとするのが好ましい。1mm未満では十分な寸法安定
性が得られなくなるので好ましくないし、一方5mmを
超えると重量が増大してハンドリングが悪くなると共に
施工性も低下するので、好ましくない。中でも、1.5
〜3mmとするのがより好ましい。
【0033】なお、前記表面樹脂層(2)、中間樹脂層
(3)のいずれにも、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑
剤、安定剤、光安定剤、難燃剤、着色剤、帯電防止剤、
柄剤(意匠性向上目的等)等の各種添加剤を適宜含有せ
しめても良い。
【0034】前記裏打層(4)は、熱収縮性布が加熱溶
融により中間樹脂層(3)の下面側に積層一体化されて
形成されたものである。熱収縮性布を用いていること
で、積層時の加熱によって布に収縮しようとする歪みを
残存せしめた状態で裏打層(4)が一体的に積層される
ので、床材(1)の上反りが効果的に防止される。
【0035】前記熱収縮性布としては、熱収縮性繊維か
らなる編布、織布、不織布が挙げられる。具体的には、
編織布としては例えば寒冷紗が挙げられ、不織布として
は例えばポリプロピレン不織布、ポリエステル不織布、
ナイロン不織布等が挙げられる。中でも、薄層化しうる
スパンボンドタイプ不織布が好ましく、特に好適なのは
ポリプロピレンスパンボンドである。
【0036】前記熱収縮性布の加熱溶融前の布形態での
熱収縮率は、150℃において0%を超えて5%以下の
範囲にあるのが、好ましい。0%では、床材の上反り防
止効果が得られないし、一方5%を超えると下反り傾向
が顕著になって敷設安定性が低下するので好ましくな
い。中でも、前記熱収縮率は1〜3%の範囲にあるの
が、より好ましい。
【0037】また、前記裏打層(4)の目付は20〜1
50g/m2であるのが好ましい。20g/m2未満では
床材の上反り防止効果が低下するので好ましくないし、
150g/m2を超えると下反り傾向が顕著になって敷
設安定性が低下するので、好ましくない。
【0038】この発明のノンハロゲン系床材(1)の厚
さは、特に限定されないが、通常2〜5mmが一般的で
ある。また、タイル状床材として構成しても良いし、シ
ート状床材(例えば幅600〜2500mm程度の長尺
シート等)として構成しても良く、特に限定されない。
【0039】なお、この発明に係るノンハロゲン系床材
(1)の製造方法としては、特に限定されず、例えば押
出機等の公知の装置や、その他の公知の積層技術を用い
て積層することにより製造することができる。また、そ
の積層順序も特に限定されない。
【0040】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例について説明
する。
【0041】<実施例1>表1に示すように、数平均分
子量が6000の非晶性プロピレン−エチレン共重合体
(非晶性ポリα−オレフィン樹脂)10重量部、数平均
分子量が160000のエチレン−α−オレフィン共重
合体樹脂55重量部、ポリプロピレン35重量部、炭酸
カルシウム150重量部、酸化防止剤(ヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤)0.4重量部、滑剤(リン酸エス
テル系のもの)1.2重量部からなる組成物をバンバリ
ーミキサーで混練し、カレンダー成形機を用いて厚さ
1.8mmの中間シート(中間樹脂層)を作成した。
【0042】一方、最表層/中間層/最下層=ポリプロ
ピレン(PP)樹脂層/ポリエチレン(PE)樹脂層/
ポリプロピレン(PP)樹脂層の3層構造(各層は同厚
さ)からなる厚さ200μmのシート(表面樹脂層)を
共押出加工機を用いて作成し、同時に裏面にグラビア印
刷により所定の柄を印刷して、上層シートを得た。
【0043】前記上層シート、中間シート及びポリプロ
ピレンスパンボンド不織布(目付40g/m2、加熱溶
融前の不織布形態での熱収縮率が2%のもの)を、ホッ
トラミネート加工機を用いてこの順にラミネートし、厚
さ2.0mmの床材を得た。
【0044】<実施例2〜4>各層の組成、厚さ等の条
件を表1、2に示す構成とした以外は、実施例1と同様
にして床材を得た。
【0045】<実施例5>数平均分子量が6000の非
晶性プロピレン−エチレン共重合体に代えて数平均分子
量が4000の非晶性ポリプロピレン樹脂を用いた以外
は、実施例3と同様にして床材を得た。
【0046】<実施例6>表面樹脂層の構成をポリプロ
ピレン単層(裏面印刷あり)とした以外は、実施例3と
同様にして床材を得た。
【0047】<実施例7、8>各層の組成、厚さ等の条
件を表4に示す構成とした以外は、実施例1と同様にし
て床材を得た。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】<比較例1>中間樹脂層における非晶性ポ
リα−オレフィン樹脂(数平均分子量6000)の配合
量を表5に示す少量として、混練したが、炭酸カルシウ
ムが完全に混ざらず、良好な中間シートが得られなかっ
た。即ち、非晶性ポリα−オレフィン樹脂の配合量が少
なすぎると充填剤を高充填することができなかった。
【0053】<比較例2>そこで、更に表6に示すよう
に炭酸カルシウムの配合量を完全に混ざる量まで減量
し、これら以外は実施例3と同様にして床材を得た。
【0054】<比較例3>中間樹脂層における非晶性ポ
リα−オレフィン樹脂(数平均分子量6000)などの
配合量を表6に示す多量とした以外は、実施例3と同様
にして床材を得た。
【0055】<比較例4、5>表面樹脂層の厚さを表7
に示す厚さとした以外は、実施例3と同様にして床材を
得た。
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
【0059】上記のようにして得られた各床材に対し
て、下記の試験を行った。これらの試験結果を表8に示
す。
【0060】
【表8】
【0061】<耐摩耗性試験>JIS A1453によ
る建築材料及び建築構成部分の摩擦試験方法に準じて、
各床材の表面に、所定の研磨紙を巻き付けた摩耗輪を使
用し、テーパ摩耗試験機にて1000回転させ、摩耗減
量(g)を測定した。摩耗減量が0.25g以下のもの
を「◎」とし、0.25〜0.30gのものを「○」と
し、0.30gを超えるものを「×」とした。
【0062】<耐汚染性試験>JIS A5705によ
るビニル系床材の汚染性試験に準じて、各床材の表面に
汚染材料を2mL滴下し、24時間静置して、中性洗剤
を含む水で洗浄し、更にアルコールで洗浄した後、ガー
ゼで拭き取って、1時間放置後、目視により滴下部分の
色、光沢及び膨れの変化を観察した。観察によりいずれ
も変化のないものを「◎」とし、少なくともいずれか1
つ変化のあるものを「×」とした。
【0063】<寸法安定性試験>JIS A5705に
よるビニル系床材の加熱による長さ変化試験に準じて、
各床材を80℃で6時間加熱した後、室内に1時間静置
し、加熱前の長さに対する変化率を測定した。長さ変化
率が1.0%未満のものを「◎」とし、同1.0〜1.
5%のものを「○」とし、同1.5%を超えるものを
「×」とした。
【0064】<施工性試験>柔軟性に優れて施工作業性
に特に優れると共に下地(施工床面)との馴染みの良い
ものを「◎」とし、柔軟性が良好で施工作業性が良く、
下地との馴染みの良いものを「○」とし、柔軟性が不十
分で施工作業性が悪く、下地との馴染みも悪いものを
「×」とした。
【0065】<反り防止性試験>JIS L4406の
タイルカーペットの反り試験に準拠して、JIS G4
305に規定する厚さ3mmのステンレス鋼板の上に床
材試験片(50cm×50cmサイズに裁断されたも
の)を置き、水平にして標準状態(20±2℃、65±
2%RH)で24時間放置した後、水平な試験台の上に
載置し、各試験片の四隅と試験台の隙間の大きさを測定
した。各試験片四隅における試験台との隙間の合計が、
1.0mm以下のものを「◎」とし、1.0mmを超え
1.5mm以下のものを「○」とし、1.5mmを超え
るものを「×」とした。
【0066】表8から明らかなように、この発明の実施
例1〜8の床材は、耐摩耗性、耐汚染性、寸法安定性、
施工性、反り防止性のいずれにも優れていた。
【0067】これに対し、中間樹脂層における数平均分
子量20000以下の非晶性ポリα−オレフィン樹脂の
含有率がこの発明の規定範囲を下回って逸脱し、炭酸カ
ルシウムを高充填できなかった比較例2の床材は、寸法
安定性、施工性ともに劣っていた。また、中間樹脂層に
おける数平均分子量20000以下の非晶性ポリα−オ
レフィン樹脂の含有率がこの発明の規定範囲を上回って
逸脱する比較例3の床材は、寸法安定性に劣っていた
し、耐熱性も悪かった。また、表面樹脂層の厚さがこの
発明の規定範囲を下回って逸脱する比較例4の床材は、
耐摩耗性が不十分であった。更に、表面樹脂層の厚さが
この発明の規定範囲を上回って逸脱する比較例5の床材
は、施工性、反り防止性のいずれにも劣っていた。
【0068】更に、実施例2の床材について、NBS燃
焼試験、防炎試験(消防法)を行った。これらの結果を
表9に示す。
【0069】なお、NBS燃焼試験法とは、密閉した発
煙箱の中に試料を垂直に置き、その正面にあるヒーター
から輻射熱を当てながらバーナーの炎も当て有炎燃焼さ
せ、発煙箱中に発生した煙に対して光電管により光透過
率を測定し、この光透過率(T)から下記算出式に基づ
いて煙濃度(Ds)を算出するものである。
【0070】Ds=132log(100/T) 試験開始後4分のDs値および最大Ds値を求めた。更
に、発煙箱中のガスをテフロン(登録商標)バッグに採
取し、発生ガス分析を行った。
【0071】
【表9】
【0072】表9から明らかなように、この発明の床材
は、燃焼時の発煙性が低く、有毒ガスも殆ど発生しない
ことを確認できた。
【0073】
【発明の効果】この発明のノンハロゲン系床材は、樹脂
層の構成材料として、化学構造中に塩素原子を有しない
樹脂が用いられているから、低発煙性であり、燃焼時の
有毒ガスの発生が少なく、燃焼安全性に優れて防災面で
好都合であると共に環境保全にも十分に資することがで
きる。また、表面層が樹脂で構成され、かつこの表面樹
脂層の厚さが30μm以上に規定されているので、耐摩
耗性、耐汚染性に優れている。また、表面樹脂層の厚さ
が1000μm以下に規定され、かつ中間樹脂層に充填
剤を含有せしめているので、寸法安定性、上反り発生防
止性に優れたものとなる。更に、中間樹脂層を構成する
樹脂として数平均分子量が20000以下の非晶性ポリ
α−オレフィン樹脂を、中間樹脂層の樹脂成分全体に対
して5〜40重量%含有せしめているので、前記充填剤
の多量含有が可能となって寸法安定性を一段と向上しう
ると共に、柔軟性に優れたものとなし得て床材の施工性
を向上させることができる。このように寸法安定性に非
常に優れているので、ホモジニアスタイルのような特に
優れた寸法安定性が要求される床材として用いる場合で
あっても、ガラス不織布等の挿入配置を要することなく
十分に対応できる利点がある。更に、中間樹脂層の下面
側に、熱収縮性布が加熱溶融により積層一体化されて裏
打層が形成されているので、床材の上反りを効果的に防
止することができる。加えて、可塑剤を含有させる必要
がないので、これ特有の臭気が発生することもなく、ま
た長年使用しても表面に曇りが発生することもなく耐久
性にも優れている。
【0074】表面樹脂層が、オレフィン系樹脂を樹脂成
分の主成分として含有する単層からなる構造、又は少な
くとも最表層がオレフィン系樹脂を樹脂成分の主成分と
して含有する積層構造である場合には、耐摩耗性、耐汚
染性を一層向上させることができる。
【0075】更に、上記構成でオレフィン系樹脂として
ポリプロピレン樹脂が採用される場合には、耐摩耗性、
耐汚染性をより一層向上させることができる。
【0076】中間樹脂層における充填剤の配合量が、中
間樹脂層を構成する樹脂100重量部に対して100〜
400重量部である場合には、十分に優れた寸法安定性
を確保しつつ施工性を一層向上させることができる。
【0077】熱収縮性布の加熱溶融前の布形態での熱収
縮率が、150℃において0%を超えて5%以下の範囲
にある場合には、床材の上反りを効果的に防止できるの
みならず、若干下反り傾向になるので敷設安定性をより
向上させることができる。
【0078】裏打層の目付が20〜150g/m2であ
る場合には、床材の上反りを十分に防止しつつ敷設安定
性をより一層向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る床材を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…床材 2…表面樹脂層 3…中間樹脂層 4…裏打層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月1日(2000.9.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、充填剤を含
有し、化学構造中に塩素原子を有しない樹脂(数平均分
子量が20000以下の非晶性ポリα−オレフィン樹脂
を除く)を樹脂成分の主成分として含有し、数平均分子
量が20000以下の非晶性ポリα−オレフィン樹脂を
樹脂成分全体に対して5〜40重量%含有してなる中間
樹脂層の上面側に、化学構造中に塩素原子を有しない樹
脂を含有してなる厚さ30〜1000μmの表面樹脂層
が積層一体化されると共に、前記中間樹脂層の下面側
に、熱熱収縮性布が加熱溶融により積層一体化されて裏
打層が形成されてなることを特徴とするノンハロゲン系
床材によって達成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 15/16 E04F 15/16 A //(C08L 101/00 (C08L 101/00 23:00) 23:00) Fターム(参考) 4F100 AA08H AK01A AK01B AK03A AK07A AK63 AK64 AL05A BA03 BA07 BA10A BA10C BA25B CA23A DG11C DG15C GB07 HB00 JA03C JA07A JA12A JA13C YY00B YY00C 4J002 BB031 BB121 BB132 BB142 BC031 DE076 DE146 DE236 DG046 DJ016 DJ036 DJ046 FD016 GL00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填剤を含有し、化学構造中に塩素原子
    を有しない樹脂を樹脂成分の主成分として含有し、数平
    均分子量が20000以下の非晶性ポリα−オレフィン
    樹脂を樹脂成分全体に対して5〜40重量%含有してな
    る中間樹脂層の上面側に、化学構造中に塩素原子を有し
    ない樹脂を含有してなる厚さ30〜1000μmの表面
    樹脂層が積層一体化されると共に、前記中間樹脂層の下
    面側に、熱収縮性布が加熱溶融により積層一体化されて
    裏打層が形成されてなることを特徴とするノンハロゲン
    系床材。
  2. 【請求項2】 前記表面樹脂層が、オレフィン系樹脂を
    樹脂成分の主成分として含有する単層からなる構造、又
    は少なくとも最表層がオレフィン系樹脂を樹脂成分の主
    成分として含有する積層構造である請求項1に記載のノ
    ンハロゲン系床材。
  3. 【請求項3】 前記表面樹脂層が、ポリプロピレン樹脂
    を樹脂成分の主成分として含有する単層からなる構造、
    又は少なくとも最表層がポリプロピレン樹脂を樹脂成分
    の主成分として含有する積層構造である請求項1に記載
    のノンハロゲン系床材。
  4. 【請求項4】 前記中間樹脂層における充填剤の配合量
    が、中間樹脂層を構成する樹脂100重量部に対して1
    00〜400重量部である請求項1〜3のいずれか1項
    に記載のノンハロゲン系床材。
  5. 【請求項5】 前記熱収縮性布の加熱溶融前の布形態で
    の熱収縮率が、150℃において0%を超えて5%以下
    の範囲にある請求項1〜4のいずれか1項に記載のノン
    ハロゲン系床材。
  6. 【請求項6】 前記裏打層の目付が20〜150g/m
    2である請求項1〜5のいずれか1項に記載のノンハロ
    ゲン系床材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7094715B2 (en) * 2003-10-29 2006-08-22 Suminoe Textile Co., Ltd Non-halogen series floor material
JP2006233649A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Ryoichi Kitamura タイル材
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JP2011220031A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Suminoe Textile Co Ltd 難燃性に優れた床材
JP2011236733A (ja) * 2010-04-30 2011-11-24 Shaw Industries Group Inc 非ビニル弾性床製品およびその作製方法
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JP2012087476A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Suminoe Textile Co Ltd 接着施工性に優れた床材

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