JP2002049220A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002049220A
JP2002049220A JP2000234931A JP2000234931A JP2002049220A JP 2002049220 A JP2002049220 A JP 2002049220A JP 2000234931 A JP2000234931 A JP 2000234931A JP 2000234931 A JP2000234931 A JP 2000234931A JP 2002049220 A JP2002049220 A JP 2002049220A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ローラ上に付着する転写残トナーを良好
に回収できるようにして、画像不良や帯電不良の発生を
防止することができるようにする。 【解決手段】 感光ドラム1を帯電する帯電ローラ7に
回転自在な連泡性発泡体から構成されるスポンジローラ
20を当接配置したことにより、スポンジローラ20に
付着した転写残トナーをスポンジローラ20の気泡内に
取り込んで回収することができるので、帯電ローラ7表
面の転写残トナーによる汚れがなくなり、帯電不良が防
止されて良好な画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式によって画像形成を行なう複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の電子写真方式の画像形成
装置の一例を示す概略構成図である。この画像形成装置
は、接触帯電方式と接触現像方式を用い、クリーニング
ユニットのない画像形成装置である。
【0003】この画像形成装置は、像担持体としての感
光ドラム1を備え、その周囲に帯電装置2、露光装置
3、現像装置4、転写ローラ5を備えており、感光ドラ
ム1と転写ローラ5間に形成される転写ニップ部Nの転
写材Pの搬送方向下流側には、定着装置6が設置されて
いる。
【0004】感光ドラム1は、本従来例ではアルミニウ
ム製のドラム基体(不図示)上に光導電体を塗布した感
光層(不図示)を有している。感光ドラム1は、駆動モ
ータ(不図示)の駆動により所定の周速で矢印a方向
(時計方向)に回転駆動され、その回転過程において接
触する帯電ローラ7により負極性の一様な帯電を受け
る。
【0005】帯電装置2は、感光ドラム1に当接する回
転自在な接触帯電部材としての弾性を有する帯電ローラ
7と、帯電ローラ7に回転自在に当接する回転自在な金
属ローラ8と、帯電ローラ7及び金属ローラ8に帯電バ
イアス電圧を印加する帯電バイアス電源9を備えてい
る。帯電ローラ7は帯電バイアス電源9から印加される
帯電バイアスによって、感光ドラム1を負極性の所定電
位に均一に帯電する。また、帯電ローラ7は、感光ドラ
ム1の回転駆動に伴い従動回転する。また、金属ローラ
8は、帯電ローラ7の回転に従動回転する。
【0006】露光装置3は、入力される画像情報の時系
列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光
がレーザ出力部(不図示)から出力され、帯電された感
光ドラム1表面を走査露光Lすることにより、感光ドラ
ム1表面に静電潜像を形成する。
【0007】現像装置4は、一成分現像剤としての非磁
性のトナーtで現像を行なう接触一成分現像装置であ
り、現像容器10の開口部に感光ドラム1と対向配置さ
れて、感光ドラム1との接触部(現像部)にトナーtを
供給する矢印方向(反時計方向)に回転自在な現像剤担
持体としての現像ローラ11を備えている。
【0008】現像ローラ11の周囲には、現像ローラ1
1に当接しトナーtを現像ローラ11に供給するととも
に、現像ローラ11表面からトナーtを剥ぎ取る回転自
在な剥ぎ取り供給ローラ12、現像ローラ11に当接し
現像ローラ11表面に付着されたトナーtに所望の帯電
量を与えるとともに、現像ローラ11表面のトナーtの
層厚を規制する規制ブレード13、現像ローラ11に現
像バイアスを印加する現像バイアス電源14を備えてい
る。
【0009】接触転写手段としての転写ローラ5は、感
光ドラム1表面に所定の押圧力で接触して転写ニップ部
Nを形成し、転写バイアス電源(不図示)から印加され
る転写バイアスにより、転写ニップ部Nにて感光ドラム
1表面のトナー像を用紙などの転写材Pに転写する。
【0010】定着装置6は、回転自在な定着ローラ6a
と加圧ローラ6bを有しており、定着ローラ6aと加圧
ローラ6b間の定着ニップにて転写材Pの表面に転写さ
れたトナー像を加熱、加圧して熱定着する。
【0011】次に、上記画像形成装置による画像形成動
作について説明する。
【0012】ホストコンピュータ(不図示)から画像情
報が入力されると、感光ドラム1は駆動モータ(不図
示)の駆動により矢印a方向(時計方向)に所定の周速
で回転駆動され、帯電バイアス電源9から帯電バイアス
(例えば、−1300V)が印加された帯電ローラ2に
より表面が一様に所定電位(例えば、−700V)に帯
電される。そして、帯電された感光ドラム1上に露光装
置3からレーザ光による走査露光Lが与えられることに
より、感光ドラム1上の電位は走査露光Lされた部分の
電位が低下して、入力される画像信号に応じた静電潜像
が形成される。
【0013】そして、感光ドラム1上に形成された静電
潜像に、現像部にて感光ドラム1の帯電極性(負極性)
と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4の現像
ローラ11により、感光ドラム1の帯電極性(負極性)
と同極性に帯電されたトナーtを付着させて、トナー像
として反転現像(可視像化)する。この際、本実施の形
態では現像ローラ11には、現像バイアス電源14から
−350Vの現像バイアスが印加される。
【0014】そして、感光ドラム1上のトナー像が感光
ドラム1と転写ローラ5間の転写ニップNに到達する
と、このタイミングに合わせてカセット(不図示)内の
用紙などの転写材Pが給紙ローラ(不図示)等によって
転写ニップ部Nに搬送される。そして、前記トナーと逆
極性(正極性)の転写バイアスが印加された転写ローラ
5により、転写ニップ部Nに搬送された転写材Pに感光
ドラム1と転写ローラ5間に発生する静電力によって、
感光ドラム1上のトナー像が転写される。
【0015】そして、トナー像が転写された転写材Pは
定着装置6に搬送され、定着ローラ6aと加圧ローラ6
b間の定着ニップにてトナー像を転写材Pに加熱、加圧
して熱定着した後に外部に排出され、一連の画像形成動
作を終了する。
【0016】また、上記転写後に感光ドラム1上に残留
している転写残トナー(正規の極性と逆極性の正極性に
帯電した反転トナー)は、感光ドラム1の回転に伴い帯
電ローラ7と当接する帯電ニップに至る。そして、感光
ドラム1表面と帯電ローラ7(金属ローラ8)の電位関
係により、この転写残トナーは帯電ローラ7に付着し、
更に帯電ローラ7に当接する金属ローラ8に付着して回
収される。
【0017】帯電ローラ7の芯金と金属ローラ8には同
一の電源(帯電バイアス電源9)から電圧が印加される
が、帯電ローラ7は芯金の外周に弾性層と抵抗層を設け
ているため、帯電ローラ7の表面電位は芯金に印加した
電圧より若干低くなる。その結果、金属ローラ8と帯電
ローラ7表面に生じた若干の電位差により、帯電ローラ
7表面に付着した転写残トナーを金属ローラ8に回収す
ることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の画像形成装置では、転写終了後の感光ドラム1上に
は転写しきれなかったトナー(正極性に帯電した反転ト
ナー)、いわゆる転写残トナーが多少なりとも存在す
る。
【0019】そして、上述したように感光ドラム1表面
と帯電ローラ7の電位関係により、この転写残トナーは
帯電ローラ7に付着する。その後、帯電ローラ7に付着
した転写残トナーは、当接している金属ローラ8に付着
して蓄積されていくが、使用初期時やトナーが劣化して
いない場合には、転写残トナーが少なく、金属ローラ8
に蓄積される転写残トナーが飽和するのに時間的余裕が
あるため、特に問題はないように思える。
【0020】しかしながら、長時間使用時或いは高温条
件下の使用等によりトナーが劣化して転写残トナーが増
加するような場合には、金属ローラ8表面に転写残トナ
ーがすぐに蓄積飽和してしまい、飽和分以上の転写残ト
ナーは帯電ローラ7に付着してしまう。その結果、帯電
不良が生じ所望する潜像形成を行うことができず、画像
不良が発生する。
【0021】また、飽和分以上の転写残トナーが帯電ロ
ーラ7にも保持しきれなくなった場合には、感光ドラム
1上に転写残トナーが付着することになり、露光不良が
生じ所望する静電潜像の形成を行なうことができなくな
る。
【0022】また、同一画像パターンを多量に形成した
場合、帯電ローラ7及び金属ローラ8の画像部に対応す
る位置において、転写残トナーが飽和蓄積し帯電不良や
画像不良を引き起こしてしまう。また、飽和しない場合
でも、画像部と非画像部との飽和蓄積時間に差がでてく
るため、後々部分的に転写残トナーの飽和蓄積による帯
電不良や画像不良が生じてしまう。
【0023】また、帯電ローラ7に転写残トナーが多量
に付着したまま、感光ドラム1と当接させて回転させて
いると、この当接部において摩擦や発熱によりトナーが
軟化し、当接圧によりトナーがつぶされ、帯電ローラ7
や感光ドラム1に融着してしまう。その結果、感光ドラ
ム1上の遮光による静電潜像の形成不良が生じたり、帯
電ローラ7の抵抗変動を引き起こし、帯電不良を起こし
てしまうこともある。
【0024】そこで本発明は、帯電ローラ上に付着する
転写残トナーを回収できるようにして、画像不良や帯電
不良の発生を防止することができる画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回動自在な像担持体と、前記像担持体に当
接し帯電バイアス電圧の印加により前記像担持体を帯電
する可撓性を有する回転自在な接触帯電部材とを備えた
画像形成装置において、前記接触帯電部材に回転自在な
連泡性発泡体を当接配置することを特徴としている。
【0026】また、前記連泡性発泡体の最頂点は、前記
接触帯電部材の回転中心より下方で、前記接触帯電部材
が前記電子写真感光体に当接する帯電ニップに対して前
記接触帯電部材の回転方向下流側に位置していることを
特徴としている。
【0027】また、前記連泡性発泡体はローラ形状であ
り、前記接触帯電部材との当接部において前記接触帯電
部材の回転方向に対して逆方向に回転することを特徴と
している。
【0028】また、前記連泡性発泡体のゴム硬度がアス
カーC硬度で15°以下であることを特徴としている。
【0029】また、前記連泡性発泡体の1000cm3
当たりたりの1分間の通気量が500〜5000ml/
(min・1000cm3 )であることを特徴としてい
る。
【0030】また、前記連泡性発泡体の前記接触帯電部
材に対する当接圧が0.049〜0.98N/cmであ
ることを特徴としている。
【0031】また、前記連泡性発泡体に印加されるバイ
アス電圧と、前記接触帯電部材に印加されるバイアス電
圧の間に、電位差を有することを特徴としている。
【0032】また、前記連泡性発泡体に直流バイアス電
圧が印加され、前記直流バイアス電圧の絶対値が、前記
接触帯電部材に印加される帯電バイアス電圧と同極性
で、且つ前記接触帯電部材に印加される帯電バイアス電
圧の絶対値以上であることを特徴としている。
【0033】また、少なくとも前記連泡性発泡体が画像
形成装置に着脱自在に装着されることを特徴としてい
る。
【0034】また、少なくとも前記像担持体と、前記接
触帯電部材と、前記連泡性発泡体とをユニット化してプ
ロセスカートリッジを形成し、前記プロセスカートリッ
ジが画像形成装置に着脱自在に装着されることを特徴と
している。
【0035】また、前記像担持体上に形成される静電潜
像を顕像化する現像剤の形状が球状もしくは球状に近い
形状であり、現像剤の丸さを表す係数SF−1が100
〜160、現像剤表面の凹凸度合を示す係数SF−2が
100〜140であることを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0037】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図である。な
お、図6に示した従来例の画像形成装置と同一部材は同
一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0038】本画像形成装置は、像担持体としての感光
ドラム1を備え、その周囲に帯電装置2、露光装置3、
現像装置4、転写ローラ5を備えており、感光ドラム1
と転写ローラ5間に形成される転写ニップ部Nの転写材
Pの搬送方向下流側には、定着装置6が設置されてい
る。
【0039】本実施の形態における帯電装置2は、感光
ドラム1に当接する回転自在な帯電ローラ7と、帯電ロ
ーラ7に帯電バイアスを印加する帯電バイアス電源9
と、帯電ローラ7に当接し帯電ローラ7表面に付着した
転写残トナーを取り込む回転自在な連泡性発泡体として
のスポンジローラ20を備えている。スポンジローラ2
0の最頂点は、帯電ローラ7の回転中心より下方で、帯
電ローラ7が感光ドラム1に当接する帯電ニップに対し
て帯電ローラ7の回転方向下流側に位置しており、帯電
ローラ7の回転駆動に伴って従動回転する。スポンジロ
ーラ20の詳細については後述する。
【0040】感光ドラム1と帯電装置2(帯電バイアス
電源9を除く帯電ローラ7とスポンジローラ20)は、
図2に示すように、プロセスカートリッジ21として一
体にユニット化されて、画像形成装置に対して着脱可能
に構成されており、規定枚数の画像形成により感光ドラ
ム1が寿命に達した場合などによる交換等を容易に行な
うことができる。また、本実施の形態で用いた、帯電装
置2の帯電ローラ7、現像装置4の現像ローラ11と規
制ブレード13、及び使用するトナーtの詳細について
は後述する。
【0041】そして、本実施の形態においても、上述し
た従来例の画像形成装置と同様にして画像形成動作が行
なわれる。本実施の形態では画像形成動作の説明は省略
する。
【0042】次に、上記した帯電装置2のスポンジロー
ラ20について説明する。
【0043】スポンジローラ20は、図3(a),
(b)に示すように支持軸としての金属製の芯金22
と、その周面に気泡部の壁面が連通している導電材分散
のウレタンゴム、シリコンゴム、EPDMゴム、アクリ
ルゴム等からなるローラ状の発泡体層23とで構成され
ている。
【0044】スポンジローラ21は、例えば以下のよう
にして製造することができる。先ず、発泡剤やカーボン
ブラック等の導電材の配合剤を一様に分散させた未加硫
・未発泡のウレタンゴム層を金属製の芯金22上に形成
する。これらを円筒状の金型の成型キャビネット(不図
示)内にセットして加熱することにより、未加硫・未発
泡のゴム層を加硫・発泡させ、成型キャビネット内で金
型どおりの導電性スポンジ(連泡スポンジ)として成型
される。
【0045】この際、発泡によって発生した気体は、発
泡によって形成された連通した気泡を通って金型の側面
から排出される。この段階では、芯金22周面の貫通穴
上に形成された連泡スポンジの気泡にはスキン層があ
り、気泡は閉じた状態である。そして、この連泡スポン
ジの表面を研磨してスキン層を破ることにより、芯金2
2周面に発泡体層23を備えた所望する外径のスポンジ
ローラ20が得られる。
【0046】また、上記の製造方法以外にも成型キャビ
ネット内に入れずに自由状態で、未加硫・未発泡のウレ
タンゴム層を加熱処理した後、連泡スポンジの表面を研
磨する方法も可能である。
【0047】また、図4(a),(b)に示すように、
芯金22周面に複数(図では2層)の発泡体層23a,
23bを有するスポンジローラの場合は、上記した単層
構成の発泡体層23の製造工程を繰り返すことで形成す
ることができる。
【0048】本発明におけるスポンジローラ20の発泡
体層23(23a,23b)を形成する材料としては、
ウレタンゴム、シリコンゴム、EPDMゴム、アクリル
ゴム、ニトリルゴム、ヒドリンゴム、フッ素ゴムなどが
挙げられるが、特に指定はしない。発泡剤としては、一
般的に炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸アン
モニウムなどの無機発泡剤や、ニトロソ化合物、アゾ化
合物、スルホニルヒドラジド化合物などの有機発泡剤が
挙げられるが、特に指定はしない。
【0049】また、導電剤は、電子導電剤とイオン導電
剤に大別でき、電子導電剤としてはカーボンブラック、
金属酸化物などが挙げられ、イオン導電剤としては第4
級アンモニウム塩、脂肪族アルコールサルフェート塩な
どが挙げられるが、特に指定はしない。
【0050】また、弾性体としては、特に単層構造に限
定する必要はなく、必要で有れば図4(a),(b)に
示したような2層以上の複数層でもよい。例えば、気泡
径を芯金22からローラ表面に向かうに従い小さくする
ような層構成にすると、帯電ローラ7との当接部近傍で
剥ぎ取った転写残トナーをよりスムーズにローラ中心部
に移動させることができる。
【0051】本実施の形態におけるスポンジローラ20
の特性値として、以下のようなものが好ましい。
【0052】スポンジローラ20の発泡体層23の抵抗
値は105 Ω以下であり、ゴム硬度はアスカーC硬度で
15°以下、更に好ましくはアスカーCSC2硬度で5
0°以下である。あまり抵抗が高いと帯電ローラ7との
当接による摺擦により、帯電ローラ7に付着しているト
ナーがチャージアップして機械的に剥ぎ取れなくなる場
合があるからである。
【0053】また、上記した連泡スポンジの平均セル径
はトナーの粒径・形状にもよるが、気泡内にトナーを十
分に取り込むためには粉体平均粒径の10倍以上が好ま
しい。また、帯電ローラ7に対する侵入量は発泡体層2
3の層厚未満は必至であり、発泡体層23の層厚にもよ
るがその層厚の半分以下がより好ましい。
【0054】スポンジローラ20の帯電ローラ7との当
接圧(線圧)は0.049〜0.98N/cmが好まし
い。帯電ローラ7との当接圧が0.049N/cm以下
であると、帯電ローラ7との当接部において剥ぎ取り不
良が生じ、剥ぎ取れなかったトナーが帯電ローラ7表面
に残っていると帯電不良を起こしてしまう場合がある。
逆に帯電ローラ7との当接圧が0.98N/cm以上で
あると、回転トルクが増大したり、摺擦力が大きくなる
ため、スポンジローラ20内に取り込まれたトナーが摺
擦により軟化して帯電ローラ7表面に融着してしまう危
険性がある。
【0055】ちなみに当接圧(線圧)の測定は次のよう
な方法で行なった。引き抜き板として長さ100mm×
幅15mm×厚さ30μmのSUS薄板を、挟み板とし
て長さ180mm×幅30mm×厚さ30μmのSUS
薄板を長さが半分になるように折ったものを用意し、そ
の折った挟み板の間に引き抜き板を挿入する。その状態
で挟み板を帯電ローラ7とスポンジローラ20との間に
挿入する。そして、引き抜き板に取り付けたばねばかり
を引っ張って、引き抜き板を一定速度で引き抜き、その
ときのばねばかりの示す値を読み取る。このばねばかり
の値を引き抜き板の幅である1.5cmで除することに
より、帯電ローラ7とスポンジローラ20の当接圧(線
圧)を測定することができる。
【0056】発泡体層23の連泡度の目安として、発泡
体層23の1000cm3 当たりの1分間の通気量は5
00〜5000ml/(min・1000cm3 )であ
り、さらに好ましくは1000〜4000ml(min
・1000cm3 )である。500ml/(min・1
000cm3 )以下であると、硬度が高くなっていき帯
電ローラ7との当接圧が高くなってしまうだけでなく、
含有できるトナー量も少ないため、頻繁に交換しなけれ
ばならなくなってしまう。また、5000ml/(mi
n・1000cm3 )以上であると、気泡が連通しすぎ
て所望の平均セル径を維持できず、回収したトナーを気
泡内に保持しきれなくなるからである。
【0057】そして、本実施の形態では、直径4mmの
金属製の芯金22上に導電材としてカーボンブラックを
分散配合した層厚4mmの連泡性ウレタンスポンジゴム
からなる単層の発泡体層23を有するスポンジローラ2
0を用いた。このスポンジローラ20は、発泡体層23
内中に吸引できるトナーtの量は約30g程度である。
【0058】また、本実施の形態のスポンジローラ20
の条件は、以下のように設定した。抵抗値は105 Ω程
度、ゴム硬度はアスカーCSC2硬度で15°程度、発
泡体層23の表層における平均気泡径は200μm、帯
電ローラ7との当接圧(線圧)は0.196N/c
、発泡体層23の連泡度を表す通気量は1800
(min・1000cm3 )である。
【0059】本実施の形態の帯電ローラ7は、金属など
の導電性基体上に下から弾性層、導電層、抵抗層を有し
ている。
【0060】弾性層の硬度は柔軟性による感光ドラム1
との密着性及び振動吸収性の点からJIS AGS−7
06に基づいたゴム硬度で30°以下が好ましい。また
弾性層の層厚は2mm以上が好ましい。
【0061】導電層は体積抵抗率が107 Ω・cm以下
が好ましく、金属蒸着膜、導電性粒子分散樹脂、導電性
樹脂などを用いることができる。導電層の層厚は帯電ロ
ーラ7の柔軟性の点から2mm以下であることが好まし
い。
【0062】抵抗層は、体積抵抗率が107 〜1012Ω
・cm程度で導電層よりも高くなるように構成されてお
り、半導電性樹脂や導電性粒子分散絶縁層などを用いる
ことができる。抵抗層の膜厚は帯電性の点から500μ
m以下が好ましい。
【0063】そして、本実施の形態では、ステンレスな
どの直径6mmの導電性芯金上に、3mm厚の弾性層、
10μm厚の導電層、100μm厚の抵抗層を有する帯
電ローラ7を用いた。また、帯電ローラ7は本実施の形
態のように3層構造である必要はなく、単層もしくは3
層以上でもかまわない。層構成材料も特に限定するもの
ではないが、帯電ローラ7表面の離型性が高い方が容易
に転写残トナーを剥ぎ取ることができる。
【0064】また、本実施の形態では、帯電バイアス電
源9から帯電ローラ7に印加される帯電バイアスは−1
300Vであり、感光ドラム1上の非画像部電位は−7
00V、画像部電位は−150Vである。なお、本実施
の形態では、帯電バイアス電源9から帯電ローラ7に直
流電圧を印加しているが、直流電圧と交流電圧を重畳し
た帯電バイアスを印加するようにしてもよい。
【0065】このように、本実施の形態の画像形成装置
は、上記したスポンジローラ20が当接される帯電ロー
ラ7を備えた帯電装置2を備えており、転写後に感光ド
ラム1上に残留している転写残トナー(正極性に帯電し
ている反転トナー)は感光ドラム1の回転により、感光
ドラム1と帯電ローラ7の当接部(帯電ニップ)近傍に
到達し、感光ドラム1の表面電位と帯電バイアスから形
成される電界によって、帯電ローラ7表面に付着する。
【0066】帯電ローラ7に付着した転写残トナー(反
転トナー)は、帯電ローラ7とスポンジローラ20の当
接部分では発泡体層23表面の凹凸と摺擦することによ
って、帯電ローラ7から剥ぎ取られる。発泡体層23は
低硬度なので、剥ぎ取りに十分な当接幅を確保しても当
接圧を低くすることができる。また、帯電ローラ7との
当接部を通過するとスポンジローラ20は弾性力により
形状が復元するが、その際にスポンジローラ20表面
や、発泡体層23内に存在するトナーはその内部側へ吸
引されていく。
【0067】また、本実施の形態では、スポンジローラ
20の最頂点が帯電ローラ7の回転中心より下方に配置
しているので、帯電ローラ7との当接部近傍での発泡体
層23内に入った転写残トナー(反転トナー)は重力に
よって発泡体層23の内側に移動し、剥ぎ取った転写残
トナーが帯電ローラ7上に再塗布されることはない。
【0068】本実施の形態の現像装置4の現像ローラ1
1は、ステンレスなどの直径8mmの導電性芯金上に弾
性体を成型して、外径16mmに形成されている。弾性
体は下層にシリコーンゴム、表層に10μm程度のポリ
アミド樹脂の2層構造とし、硬度が35°程度(アスカ
ーC)、体積抵抗が107 Ωcm程度である。
【0069】現像ローラ11表面の動摩擦係数は0.0
2〜0.8であり、好ましくは0.02〜0.4であ
る。本実施の形態の動摩擦係数は約0.1程度である。
動摩擦係数が高いと、トナーの過剰帯電や剥ぎ取り不良
など様々な問題が生じるからである。
【0070】上記動摩擦係数とは、以下のような方法に
より測定した現像ローラ11表面のステンレス薄板に対
する動摩擦係数である。ステンレス薄板に対して、現像
ローラ11表面の動摩擦係数を測定した理由は、感光ド
ラム1もアルミニウム等の基板上に厚さ数十μm程度の
感光層を有するものを用いているため、また、規制ブレ
ード13として本実施の形態ではステンレス板金を用い
ているため、現像ローラ11表面の動摩擦係数としては
ステンレス薄板に対するものを用いて比較することが現
状に近くより適切と判断したためである。
【0071】また、現像ローラ11の弾性体は本実施の
形態のように2層構造である必要はなく、単層もしくは
2層以上でかまわない。また、材質も特に限定するもの
ではなく、一般的に用いられているゴム材や樹脂でも構
わない。また、体積抵抗は1010Ωcm以下が好まし
い。体積抵抗が1010Ωcm以下であるとトナーの過剰
なチャージアップを防止できるためである。
【0072】現像ローラ11の表面粗さは、使用するト
ナーの粒径と相関が有るが、トナー粒径が重量平均粒径
約7μmでは十点平均粗さRzで3〜15μmが好まし
い。3μm以下であると十分なトナー搬送力が得られ
ず、15μm以上であると感光ドラム1上の静電潜像を
トナー像として可視化した時に、現像ローラ11上の凹
凸が画質に影響をあたえることがあるためである。トナ
ー粒径がより小さくなる場合には、十点平均粗さRzも
やや小さくすることが好ましい。
【0073】本実施の形態の現像装置4の規制ブレード
13は、ステンレス製の薄板(厚さ約0.1mm)の先
端部から約2mmの位置を現像ローラ11と反対方向に
折り曲げたものであり、該折り曲げ部が現像ローラ11
に若干食い込む状態で接触する。このときの接触圧(線
圧)は、0.098〜0.45N/cmが好適である。
【0074】0.098N/cm以下になると、トナー
に対して適切な帯電付与ができず、「かぶり」となって
画質の低下をまねいたり、転写されないトナーの増加に
よりスポンジローラ20の寿命を短くするからである。
0.45N/cm以上になると、圧力・摩擦熱等により
低融点トナーの場合には溶融したり、トナーに混合され
ている外添剤がトナー表面から剥離しやすくなるなどト
ナー劣化を促進させてしまう。
【0075】なお、本実施の形態の規制ブレード13で
は、ステンレス製の薄板を現像ローラ11にエッジ当接
させて用いたが、金属薄板を現像ローラ11に面当接さ
せるようにしてもよい。
【0076】このように、本実施の形態の画像形成装置
は、上記した現像ローラ11と規制ブレード13を備え
た現像装置4を備えており、現像部において現像に消費
されずに現像ローラ11上に残ったトナーは、現像ロー
ラ11の回転によって現像ローラ11とともに現像容器
10内に戻される。そして、現像ローラ11と剥ぎ取り
供給ローラ12の当接部において、現像ローラ11上の
トナーは現像ローラ11と剥ぎ取り供給ローラ12の摺
擦によって剥ぎ取られ現像容器10内に回収される。そ
れと同時に、剥ぎ取り供給ローラ12の回転によって、
現像ローラ11上に現像容器10内から新たなトナーt
が供給されて、再び規制ブレード13と現像ローラ11
の当接部に搬送される。
【0077】また、本実施の形態では、現像バイアス電
源14から現像ローラ11に印加される現像バイアス電
圧は−350Vである。なお、本実施の形態では、現像
バイアス電源14から現像ローラ11に直流電圧を印加
しているが、直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイア
スを印加するようにしてもよい。
【0078】本実施の形態で使用されるトナーtの形状
は、球状及び/又は紡錘形が好適である。なぜならスポ
ンジローラ20の気泡内への取り込み、また、多くの気
泡を通過させるには凹凸のない方が効率よく、その結果
気泡に詰まることなく常時安定した剥ぎ取りを行なうこ
とができる。
【0079】トナーtの球形度の指標として、形状係数
SF−1の値が100〜160であり、形状係数SF−
2の値が100〜140であることが好ましい。これら
の形状係数を示すSF−1、SF−2の値は、日立製作
所製FE−SEM(S−800)を用い倍率500倍に
拡大したトナー像を100個無作為にサンプリングし、
その画像情報をインターフェースを介してニコレ社製画
像解析装置(Luzex3)に導入して解析を行い、下
式より算出し得られた値から定義した。
【0080】SF−1={(MXLNG)/ARE
A}×(π/4)×100 SF−2={(PERI)/AREA}×(1/4
π)×100 ただし、AREA:トナー投影面積、MXLNG:トナ
ーの絶対最大長、PERI:トナーの周長である。
【0081】トナーtの形状係数SF−1はトナー粒子
の丸さの度合を示し、球形から徐々に不定形となる。ま
た、SF−2はトナー粒子の凹凸度合を示し、トナー表
面の凹凸が顕著となる。SF−1が160を越える場合
には、トナーtの形状が不定形となるため、スポンジロ
ーラ20の発泡体層23内でトナーtが移動しにくくな
りその内部までトナーtが吸引できないことがある。
【0082】また、トナーtの粒径に関しては、下記の
式で表される個数分布における変動係数(A)が35%
以下であることが好ましい。
【0083】変動係数(A)=(S/D1)×100 ただし、Sはトナー粒子の個数分布における標準偏差値
を示し、D1はトナー粒子の個数平均粒径(μm)であ
る。
【0084】トナーの個数分布における変動係数が大き
くなるにつれて粒径分布の幅がひろくなり、個数分布に
おける変動係数(A)が35%以上であると非常に大き
な粒径のトナーがスポンジ表面に詰まってしまい、スポ
ンジローラ20の発泡体層23内部までトナーtが吸引
できないことがあるからである。
【0085】また、本実施の形態で用いるトナーtの特
性としては、上記の個数分布における変動係数(A)が
35%以下である条件に加えて、重量平均粒径が10μ
m以下、好ましくは4μm〜8μmであることが好まし
い。重量平均粒径が4μm未満のトナー粒子において
は、転写効率の低下から感光ドラム1上に転写残のトナ
ー粒子が多く、トナー粒子の重量平均粒径が10μmを
超える場合には、感光ドラム1表面や規制ブレード13
などへの融着が起きやすい。また、トナー粒子の個数分
布における変動係数が35%を超えると更にその傾向が
強まる。
【0086】本実施の形態では、SF−1の値が13
0、SF−2の値が120であり、重量平均粒径が約7
μm、個数分布における変動係数が20%のトナーtを
用いた。
【0087】このように、上述した本実施の形態におけ
る画像形成装置では、クリーニングユニットや廃トナー
容器がないクリーナレスの構成でも、帯電ローラ7に付
着した転写残トナーをスポンジローラ20で良好に回収
することができるので、長期にわたって帯電ローラ7表
面のトナーによる汚染を防止して良好な画像形成を行な
うことができ、且つ画像形成装置の小型化及び簡易化を
図ることができる。
【0088】また、スポンジローラ20の発泡体層23
内中に回収できるトナー(転写残トナー)の量は約30
g程度であり、また、5%印字率画像の1000枚当た
りの転写残トナー量は約5〜7g程度であるので、印字
途中の紙詰まりや印字率の高い画像出力する場合を考慮
しても、例えば5%印字画像を約3000枚出力する毎
にプロセスカートリッジ21を交換すれば、スポンジロ
ーラ20に吸引されているトナーが再び吐き出されて帯
電ローラ7や感光ドラム1をトナーで汚すことが防止さ
れて、常に良好な画像形成を行なうことができる。
【0089】また、スポンジローラ20の耐用枚数に合
わせてプロセスカートリッジ21を交換することによ
り、感光ドラム1の耐用寿命もそれに合わせて短く設定
できるため、低コストで感光ドラム1を製造することが
可能となる。更に、スポンジローラ20の層厚を変える
ことで、転写残トナーの回収量を調整することが可能と
なり、プロセスカートリッジ21の製品寿命を所望する
期間に設定することができる。
【0090】〈実施の形態2〉図5は、本発明の実施の
形態2に係る画像形成装置を示す概略構成図である。な
お、図1乃至図4に示した実施の形態1の画像形成装置
と同一部材は同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0091】本実施の形態では、帯電装置2のスポンジ
ローラ20に回収バイアス電源24からバイアス電圧を
印加するようにした。また、スポンジローラ20をプロ
セスカートリッジ21とは別にして、交換可能な単独ユ
ニットとした。他の構成は実施の形態1と同様であり、
本実施の形態ではそれらの説明は省略する。
【0092】帯電バイアス電源9から帯電ローラ7に印
加される帯電バイアスの電位よりも負極性側の電位を、
回収バイアス電源24からスポンジローラ20に印加す
ることにより、スポンジローラ20の当接による帯電ロ
ーラ7表面に付着しているトナー(転写残トナー)の物
理的な剥ぎ取り回収に加えて、電界効果でスポンジロー
ラ20に正極性の反転トナー(転写残トナー)を付勢す
ることができ、帯電ローラをより効率よく清掃すること
ができる。
【0093】また、回収バイアス電源24から負極性の
バイアス電圧をスポンジローラ20に印加することによ
り、スポンジローラ20表面からその内部の芯金22ま
での半径方向のスポンジの電圧降下による電位差によっ
て、発泡体層23内に回収された正極性の反転トナー
(転写残トナー)をより確実に発泡体層23内の内側に
移動させることもできる。更に、電界作用による回収効
果が存在することによって、スポンジローラ20の帯電
ローラ7に対する当接圧を低減しても十分な剥ぎ取り回
収を行なうことができる。
【0094】本実施の形態に適しているスポンジローラ
20の特性は、実施の形態1と略同様であるが、抵抗値
は実施の形態1の場合より高く108 Ω以上であり、好
ましくは1010Ω以上である。これは、帯電ローラ7と
スポンジローラ20の当接部での導通を防止するためで
ある。
【0095】また、帯電ローラ7表面とスポンジローラ
20表面との電位差は放電しきい値未満であり、好まし
くは|200|V以下である。これは、放電しきい値以
上だと放電が起きてしまい、帯電ローラ7とスポンジロ
ーラ20にピンホールができてしまったり、感光ドラム
1を正常に帯電できない場合が有るからである。
【0096】本実施の形態では、回収バイアス電源24
からスポンジローラ20に−1400V、帯電バイアス
電源9から帯電ローラ7に−1300V、現像バイアス
電源14から現像ローラ11に−350Vをそれぞれ印
加し、感光ドラム1上の非画像部電位を−700V、画
像部電位を−150Vとした。
【0097】上記構成の本実施の形態の画像形成装置で
は、スポンジローラ20に回収できるトナー量は約30
〜35g程度で、実施の形態1の場合よりも少し多かっ
た。これは、本実施の形態では、帯電ローラ7とスポン
ジローラ20間の電界効果によって正極性に帯電したト
ナーを発泡体層23内により確実に保持できるからであ
る。
【0098】また、本実施の形態では、5%印字率画像
の1000枚当たりの転写残トナー量は、約5〜7g程
度であり、また、5%印字率画像の1000枚当たりの
転写残トナー量は約5〜7g程度であるので、印字途中
の紙詰まりや印字率の高い画像出力する場合を考慮して
も、例えば5%印字画像を約4000枚出力する毎にユ
ニット化されているスポンジローラ20を交換すれば、
スポンジローラ20に吸引されているトナーが再び吐き
出されて帯電ローラ7や感光ドラム1をトナーで汚すこ
とが防止されて、常に良好な画像形成を行なうことがで
きる。
【0099】また、スポンジローラ20を感光ドラム1
や帯電ローラ7とは別なユニットにすることにより、ユ
ーザーは定期的にユニット化されているスポンジローラ
20のみを交換すればよく、ユーザーのメンテナンスコ
スト負担を軽減することができる。
【0100】また、実施の形態1の場合よりも低い当接
圧条件(例えば0.14N/cm程度)でスポンジロー
ラ20を帯電ローラ7に当接しても、電界作用による回
収効果によって実施の形態1と同様もしくはそれ以上の
剥ぎ取り回収を行なうことができる。
【0101】このように本実施の形態においても、帯電
ローラ7に付着した転写残トナーをスポンジローラ20
で良好に回収することができるので、長期にわたって帯
電ローラ7表面のトナーによる汚染を防止して良好な画
像形成を行なうことができ、且つ画像形成装置の小型化
及び簡易化を図ることができる。
【0102】また、上述した各実施の形態では、スポン
ジローラ20を構成する発泡体層をローラ形状とした
が、これに限定されるものではなく、例えばブロック状
でもよい。
【0103】また、上述した各実施の形態では、スポン
ジローラ20を含むプロセスカートリッジ21やユニッ
ト化されているスポンジローラ20を所定印字枚数毎に
交換するとしたが、交換時期を知る方法として印字画素
累計や重量検知など他の方法でもよい。
【0104】また、上述した各実施の形態では、現像装
置4は負極性の反転接触現像系の例であったが、これ以
外にも正規現像系又は正極性の反転現像系又は非接触現
像系の現像装置でもよい。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
触帯電部材に回転自在な連泡性発泡体を当接配置したこ
とにより、接触帯電部材に付着した現像剤の残りを連泡
性発泡体の気泡内に取り込んで回収することができるの
で、接触帯電部材の現像剤による汚れが防止され、長期
にわたって帯電不良が防止されて良好な画像を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のプ
ロセスカートリッジを示す概略図。
【図3】(a)は本発明の実施の形態1に係る画像形成
装置の帯電装置のスポンジローラを示す縦断面図、
(b)は本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の帯
電装置のスポンジローラを示す横断面図。
【図4】(a)は本発明の実施の形態1に係る画像形成
装置の帯電装置のスポンジローラの変形例を示す縦断面
図、(b)は本発明の実施の形態1に係る画像形成装置
の帯電装置のスポンジローラの変形例を示す横断面図。
【図5】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図6】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電装置 3 露光装置 4 現像装置 5 転写ローラ 6 定着装置 6a 定着ローラ 6b 加圧ローラ 7 帯電ローラ(接触帯電部材) 9 帯電バイアス電源 11 現像ローラ 14 現像バイアス電源 20 スポンジローラ(連泡性発泡体) 21 プロセスカートリッジ 22 芯金 23、23a、23b 発泡体層 24 回収バイアス電源

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在な像担持体と、前記像担持体に
    当接し帯電バイアス電圧の印加により前記像担持体を帯
    電する可撓性を有する回転自在な接触帯電部材とを備え
    た画像形成装置において、 前記接触帯電部材に回転自在な連泡性発泡体を当接配置
    する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記連泡性発泡体の最頂点は、前記接触
    帯電部材の回転中心より下方で、前記接触帯電部材が前
    記電子写真感光体に当接する帯電ニップに対して前記接
    触帯電部材の回転方向下流側に位置している、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記連泡性発泡体はローラ形状であり、
    前記接触帯電部材との当接部において前記接触帯電部材
    回転方向に対して逆方向に回転する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記連泡性発泡体のゴム硬度がアスカー
    C硬度で15°以下である、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記連泡性発泡体の1000cm3 当た
    りたりの1分間の通気量が500〜5000ml/(m
    in・1000cm3 )である、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記連泡性発泡体の前記接触帯電部材に
    対する当接圧が0.049〜0.98N/cmである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記連泡性発泡体に印加されるバイアス
    電圧と、前記接触帯電部材に印加されるバイアス電圧の
    間に、電位差を有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記連泡性発泡体に直流バイアス電圧が
    印加され、前記直流バイアス電圧の絶対値が、前記接触
    帯電部材に印加される帯電バイアス電圧と同極性で、且
    つ前記接触帯電部材に印加される帯電バイアス電圧の絶
    対値以上である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記連泡性発泡体が画像形成
    装置に着脱自在に装着される、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又
    は8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記像担持体と、前記接触
    帯電部材と、前記連泡性発泡体とをユニット化してプロ
    セスカートリッジを形成し、前記プロセスカートリッジ
    が画像形成装置に着脱自在に装着される、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記像担持体上に形成される静電潜像
    を顕像化する現像剤の形状が球状もしくは球状に近い形
    状であり、現像剤の丸さを表す係数SF−1が100〜
    160、現像剤表面の凹凸度合を示す係数SF−2が1
    00〜140である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載の画像形成装置。
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