JP2002049238A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002049238A
JP2002049238A JP2000233007A JP2000233007A JP2002049238A JP 2002049238 A JP2002049238 A JP 2002049238A JP 2000233007 A JP2000233007 A JP 2000233007A JP 2000233007 A JP2000233007 A JP 2000233007A JP 2002049238 A JP2002049238 A JP 2002049238A
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toner
developing roller
developing
developer carrier
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JP2000233007A
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English (en)
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Manami Sekiguchi
真奈実 関口
Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Makoto Nonomura
真 野々村
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低硬度、低動摩擦係数の弾性現像ローラを用
いた現像装置において、現像ローラに対しトナーの供給
と残留トナーの剥ぎ取りを常時十分かつ安定して行うこ
とができ、常に良好な画像を得ることを可能にすること
である。 【解決手段】 アスカーC硬度50度以下の弾性体で表
面の動摩擦係数が0.02〜0.8である弾性現像ロー
ラに当接配置された供給ローラは、少なくとも最上層を
連泡発泡体で構成する。さらに現像ローラ半径をR1と
し、供給ローラ半径をR2、供給ローラの連泡発泡体厚
さをX2とし、両ローラの軸中心間距離をLとすると、
N=(R1+R2−L)/X2として、0.10≦N≦
0.90を満たすよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等の複写機、プリンターなどの画像形成装置
において、像担持体上に形成された静電潜像を現像して
可視化するのに使用する現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、プリンターなどの画
像形成装置において、電子写真感光体や静電記録誘電体
などの像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置によ
り現像してトナー像として可視化することが行われてい
る。
【0003】近年、画像形成装置のカラー化によるカラ
ートナーの使用や、低消費電力化を目的とした低融点ト
ナーの使用が進められる傾向にある。低融点トナーを用
いる場合には、トナーにかかる圧力、熱などの劣化要因
を低減しなければ、たとえば現像ローラや規制ブレー
ド、感光ドラムへのトナー融着、あるいはトナーの変
形、帯電特性の変化が問題になり、長期間にわたり安定
した画像形成を行うことができない。
【0004】そこで、現像装置の構成部材の中でも、最
も多くの部材と当接している現像ローラとして、低硬度
の弾性現像ローラを用いることにより、規制ブレードと
の当接部分や感光ドラムとの当接部分において、トナー
にかかる圧力、熱などの劣化要因を低減することが図ら
れている。
【0005】図7に、従来の弾性現像ローラを用いた現
像装置の概略構成を示す。ここでは一例として、非磁性
負帯電トナーを用いて反転現像方式により接触現像する
1成分現像装置について説明する。
【0006】現像装置104は、矢印d方向に回転する
感光ドラム101との接触部に、トナーを搬送するため
の矢印e方向に回転する現像ローラ110を有する。こ
の現像ローラ110は、導電性芯金上に弾性体を成型し
たいわゆる弾性現像ローラであり、感光ドラム101に
当接配置される。現像ローラ110の周囲には、現像ロ
ーラ110上へのトナーの供給および現像ローラ110
上からのトナーの剥ぎ取りを行う、矢印f方向に回転す
る供給ローラ111、現像ローラ110上のトナーに所
望の帯電量を与えかつトナー量を規制する規制ブレード
112、現像ローラ110へ現像バイアスを印加する現
像バイアス電圧電源113を有する。供給ローラ111
は絶縁性の単泡スポンジローラである。
【0007】上述のような現像装置において、弾性現像
ローラ110として表面の動摩擦係数μが高いもの(た
とえばμ=1.2)を用いると、規制ブレード112と
の当接部や供給ローラ111との当接部において、トナ
ーが各々の当接部での摩擦により過剰に帯電されてしま
い、現像ローラ110への鏡映力が過剰になってしま
う。
【0008】その結果、トナーが現像ローラ110から
剥ぎ取りにくくなるため、感光ドラム101と現像ロー
ラ110間に形成される電界でトナーを制御できず、現
像効率が悪化することや、現像ローラ110上に残留し
ているトナーを供給ローラ111で摩擦により剥ぎ取る
際にも、完全に剥ぎ取ることができず、現像ローラ11
0上に前回の画像履歴が残ってしまう(いわゆるスリー
ブゴースト)などの問題が発生する。そうすると、現像
ローラ110は剥ぎ取られなかったトナーで覆われてし
まい、現像ローラ110に新たにトナーが供給されて
も、現像ローラ110上に残留している剥ぎ取られなか
ったトナーと摩擦されることになり、新たに供給された
トナーには適度な電荷を付与することができず、かぶり
やトナー飛散を招いてしまう。
【0009】これらの問題を解決するために、現像ロー
ラ110との各々の当接部における当接圧を低くする
と、規制ブレード112との当接部は現像ローラ110
状のトナー搬送量(トナー層厚)の規制ができなくな
り、供給ローラ111からのトナー供給量の変動によっ
て現像ローラ110上のトナー搬送量も変動してしま
い、出力画像に濃度ムラを引き起こしてしまったり、ト
ナー飛散が起きてしまう。また現像ローラ110と供給
ローラ111との当接部の当接圧を低くすると、供給ロ
ーラ111の摺擦による剥ぎ取り効果も低下してしまう
ため、スリーブゴーストを解決することはできない。
【0010】つまり、図7のような構成の現像装置にお
いては、弾性現像ローラ110を用いるときは、弾性現
像ローラ表面の動摩擦係数μが低いことが要求される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、弾性現像ロー
ラ110として表面の動摩擦係数μが低い(たとえばμ
=約0.1)ものを用い、図7の現像装置に使用して現
像に供し、画像形成を行った。その結果、以下のような
問題が生じた。
【0012】印字率の高い画像パターンを現像した場
合、現像ローラ110へのトナーの搬送が追いつかず、
画像パターンの後半部分に画像濃度が低い部分が生じる
ことがある。これは、つぎに記す現像ローラ110と供
給ローラ111によるトナー搬送量不足に起因するもの
である。
【0013】つまり、現像ローラ110表面の動摩擦係
数が低いと、単位時間当たりおよび単位面積あたりのト
ナー搬送量が限られてしまう。さらに供給ローラ111
が単泡性であると、供給ローラ111表面に存在する単
泡内にしかトナーが蓄えられないため、単位時間当たり
および単位面積あたりの現像ローラ110へのトナー供
給量が限られしまう。特に感光ドラム101と現像ロー
ラ110が当接配置されている接触現像方式において
は、感光ドラム101と現像ローラ110が非常に接近
しており、現像ローラ110上の単位面積あたりのトナ
ー搬送量、トナー電荷量によって画像濃度が大きく左右
される。
【0014】上記の画像濃度の低下は、現像装置内のト
ナー残量が少ない場合に顕著になる。さらにトナーの形
状が球状もしくは球状に近い場合には、現像ローラ11
0や規制ブレード112、供給ローラ111とのトナー
の単位時間あたりの接触面積が小さくなるため、現像ロ
ーラ110へのトナー供給量が低下する傾向が一層顕著
になり、またトナーの帯電量も低下する傾向が大きく見
られる。
【0015】上記の問題を解決するには、現像ローラ1
10表面の動摩擦係数を高くするか、供給ローラ111
の周速を速くすればよいが、現像ローラ110表面の動
摩擦係数を高くすると、前述したようなトナーの過剰帯
電による現像効率の悪化やスリーブゴーストが生じてし
まう。また供給ローラ111の周速を速くすると、供給
ローラ111と現像ローラ110の当接部においてトナ
ーにより多くの圧力や摩擦熱がかかることになり、トナ
ーを劣化させたり、特に低融点トナーの場合には、供給
ローラ111、現像ローラ110にトナーが融着してし
まうことがある。
【0016】供給ローラ111がウレタンゴム、シリコ
ーンゴムなどの単泡スポンジからなる場合は、供給ロー
ラ111の硬度が高いために、現像ローラ110と供給
ローラ111との当接圧が高くなり、トナーの劣化、融
着を促進してしまったり、現像ローラ110や供給ロー
ラ111の回転トルクが増大してしまう。また供給ロー
ラ111が現像ローラ110より硬度が高いと、現像ロ
ーラ110と供給ローラ111との当接部で現像ローラ
110が当接圧で変形してしまい、現像ローラ110が
回転して当接部上側に到達したときに、現像ローラが弾
性力で復元してしまう。そうすると、現像ローラ110
が当接部でトナーを保持しても、当接部で現像ローラ1
10に供給されたトナーは、当接部上側で復元する際に
現像ローラから飛ばされてしまい、せっかく供給しても
トナーが規制ブレード112まで到達しない。
【0017】また単泡スポンジの硬度を下げるために、
ゴム成分中にオイル成分を増量することも考えられる
が、高温高湿条件下ではゴム中のオイル成分が溶出し、
現像ローラ110にオイルが付着し、その上にトナーが
融着する現象が見られる。現像ローラ110上にトナー
融着が発生すると、現像ローラ110に新たに供給され
たトナーが、現像ローラ110上に融着したトナーと摩
擦されることになり、適度な電荷をトナーに与えること
ができず、電荷不足によるかぶりが発生してしまう。
【0018】加えて発泡体の製造過程において、気泡を
単泡に制御することは困難である。そこで現像ローラ1
10との当接圧を低くしつつ、低動摩擦係数の現像ロー
ラ110へのトナー供給量を増加させるために、供給ロ
ーラ111としてレーヨン、ナイロンなどの繊維からな
るファーブラシを用いたところ、画像形成動作が進むに
つれて、現像装置104内では、現像ローラ110とフ
ァーブラシの長期間の摺擦により、ファーブラシの繊維
が横に寝たようになってしまう現象が見られた。ファー
ブラシの繊維が寝てしまうと、現像ローラ110との当
接不良が起きて、トナーの剥ぎ取り不良、剥ぎ取りム
ラ、供給不良が生じてしまう。その他にも、ファーブラ
シの繊維が抜け落ちたり、抜け落ちた繊維が現像ローラ
110と規制ブレード112の間に侵入して、スジなど
の画像不良が起きるという現象が見られた。
【0019】以上のように、低融点トナーを長期にわた
って使いこなすには、低硬度、低動摩擦係数の弾性現像
ローラが必要であるが、従来例に挙げた現像装置構成で
は、満足がいく画像形成を行うことができない。
【0020】従って、本発明の目的は、低硬度、低動摩
擦係数の弾性現像ローラを用いた現像装置において、現
像ローラ上に常時十分かつ安定したトナー供給を行うと
同時に、現像ローラ上から常時十分かつ安定したトナー
の剥ぎ取りを行うことができ、良好な現像を行って高品
質な画像を得ることを可能とした現像装置を提供するこ
とである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、供給
された1成分現像剤を担持して現像剤担持体と当接もし
くは対向した現像部へ搬送する回転可能な現像剤担持体
と、前記現像剤担持体上に担持された現像剤の層厚を規
制する層厚規制部材と、前記現像剤担持体に現像剤を供
給すると同時に前記現像剤担持体上の現像で余った現像
剤を剥ぎ取る、前記現像剤担持体に当接配置された回転
可能な現像剤供給部材とを備える現像装置において、前
記現像剤担持体がアスカーC硬度50゜以下の弾性体か
らなり、前記現像剤担持体表面の動摩擦係数が0.02
〜0.8であり、前記現像剤供給部材の少なくとも最上
層が連泡発泡体からなり、かつ前記連泡発泡体の硬度が
前記現像剤担持体の硬度よりも低く、前記現像剤供給部
材の前記現像剤担持体への侵入量が前記連泡発泡体の厚
さよりも小さいことを特徴とする現像装置である。
【0022】また本発明は、供給された1成分現像剤を
担持して現像剤担持体と当接もしくは対向した現像部へ
搬送する回転可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体
上に担持された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材
と、前記現像剤担持体に現像剤を供給すると同時に前記
現像剤担持体上の現像で余った現像剤を剥ぎ取る、前記
現像剤担持体に当接配置された回転可能な現像剤供給部
材とを備える現像装置において、前記現像剤担持体がア
スカーC硬度50゜以下の弾性体からなり、前記現像剤
担持体表面の動摩擦係数が0.02〜0.8であり、前
記現像剤供給部材が連泡発泡体からなり、かつ前記連泡
発泡体の硬度が前記現像剤担持体の硬度よりも低く、前
記現像剤担持体の半径をR1、前記現像剤供給部材の半
径をR2、前記連泡発泡体の厚さをX2、前記現像剤担
持体と前記現像剤供給部材の軸中心間距離をLとしたと
き、 0.10≦(R1+R2−L)/X2≦0.90 の関係が成り立つことを特徴とする現像装置である。
【0023】さらに本発明は、供給された1成分現像剤
を担持して現像剤担持体と当接もしくは対向した現像部
へ搬送する回転可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持
体上に担持された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材
と、前記現像剤担持体に現像剤を供給すると同時に前記
現像剤担持体上の現像で余った現像剤を剥ぎ取る、前記
現像剤担持体に当接配置された回転可能な現像剤供給部
材とを備える現像装置において、前記現像剤担持体がア
スカーC硬度50゜以下の弾性体からなり、前記現像剤
担持体表面の動摩擦係数が0.02〜0.8であり、前
記現像剤供給部材の少なくとも最上層が連泡発泡体から
なり、かつ前記連泡発泡体の硬度が前記現像剤担持体の
硬度よりも低く、前記現像剤担持体の半径をR1、前記
現像剤供給部材の半径をR3、前記連泡発泡体の厚さを
X3、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材の軸中心
間距離をLとしたとき、 0.10≦(R1+R3−L)/X3≦0.90 の関係が成り立つことを特徴とする現像装置である。
【0024】本発明によれば、前記連泡発泡体は導電性
を有することが好適である。前記連泡発泡体の厚さは1
mm以上が好適である。前記連泡発泡体の平均気泡径は
50〜700μmが好適である。前記現像剤の丸さを表
す形状係数SF−1が100〜160、前記現像剤表面
の凹凸度合いを示す形状係数SF−2が100〜140
であり、前記現像剤の重量平均粒径が4〜10μmであ
ることが好適である。前記現像剤が非磁性トナーからな
る非磁性1成分現像剤である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但し、こ
の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形
状、相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎり
は、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のもの
ではない。
【0026】実施例1 図1は、本発明の現像装置の一実施例を示す概略構成
図、図2は、図1の現像装置が設置された画像形成装置
を示す概略構成図である。
【0027】図1に示す現像装置4は、感光ドラム1の
画像部(露光部)にトナーを付着させて、潜像を可視化
する反転現像系であり、1成分現像剤の負帯電トナーを
担持した現像ローラ10を感光ドラム1に当接させて現
像を行う1成分現像装置である。
【0028】図2に示す画像形成装置は、像担持体とし
て矢印A方向に回転される感光ドラム1を備え、その周
囲に、回転方向に沿って、帯電器2、露光器3、現像装
置4、転写帯電器5および定着器6が配設されている。
本実施例では、感光ドラム1は100mm/秒で回転さ
れる。
【0029】本実施例によれば、現像装置4は、図1に
示すように、現像剤担持体としての弾性現像ローラ1
0、現像剤供給剥ぎ取り部材としての供給ローラ11、
および現像剤層厚規制部材としての規制ブレード12を
備え、非磁性1成分現像剤の非磁性トナーを収容してい
る。現像装置4外には、現像ローラ10に現像バイアス
電圧を印加する直流高圧電源(現像電源)13が設置さ
れている。
【0030】現像ローラ10は、現像装置4の長手方向
に延在する開口部に感光ドラム1に当接するように配置
され、矢印B方向に180mm/秒で回転される。現像
ローラ10に当接するように配置され、矢印C方向に1
05mm/秒で回転される。供給ローラ11は、現像ロ
ーラ10よりも低硬度の連泡スポンジからなる。規制ブ
レード12は、供給ローラ11よりも垂直方向上側に位
置され、現像ローラ10に圧接するように配置されてい
る。
【0031】図2の画像形成装置における画像形成動作
を説明すると、矢印A方向に回転する感光ドラム1を帯
電器2で均一に負極性に帯電し、レーザ光等を用いた露
光器3で露光することにより、感光ドラム1の表面に画
像情報を静電潜像として書き込む。
【0032】一方、現像装置4では、供給ローラ11が
矢印C方向に回転して、矢印B方向に回転する弾性現像
ローラ10にトナーを搬送し、現像ローラ10上にトナ
ーを供給する。この際、供給ローラ11の硬度の方が現
像ローラ10よりも低いので、当接部において供給ロー
ラ11が大きく変形し、現像ローラ10の方はほとんど
変形しない。
【0033】現像ローラ10上に供給されたトナーは、
現像ローラ10により搬送されて、現像ローラ10とこ
れに圧接された規制ブレード12との間を通過する際
に、規制ブレード12および現像ローラ10との摩擦に
より負極性に帯電する。また通過と同時にトナーの層厚
が規制される。規制ブレード12を通過した現像ローラ
10上のトナーは、感光ドラム1と現像ローラ10とが
当接した現像部に搬送される。
【0034】現像ローラ10には、現像電源13によっ
て現像バイアス電圧が印加される。この現像バイアス電
圧と感光ドラム1上の電位から形成される電界に追従し
て、感光ドラム1と現像ローラ10の当接部近傍におい
て、現像ローラ10から帯電したトナーが感光ドラム1
の露光部に付着し、静電潜像を反転現像する。本実施例
では、感光ドラム1の非画像部(非露光部)電位を−7
00V、画像部(露光部)電位を−150Vとし、現像
ローラ10に印加した直流現像バイアスを−350Vと
した。
【0035】この現像により形成された感光ドラム1上
のトナー像は、感光ドラム1と転写帯電器5との間に搬
送された転写材7上に、図示しない転写電源から転写帯
電器5に正極性の転写バイアスを印加することにより転
写される。
【0036】転写器通過後の感光ドラム1上にはトナー
が少量残留するが、その転写残りのトナーは、帯電器2
を通過する際の帯電、感光ドラム1と現像ローラ10と
の当接部を通過する際の摩擦帯電により、再び適度な電
荷を与えられる。この適度な電荷を与えられたトナーが
感光ドラム1上の非画像部にある場合には、感光ドラム
1と現像ローラ10の当接部通過直後に両者間に働く電
界の作用によって、現像ローラ10に回収される。適度
な電荷を与えられたトナーが感光ドラム1上の画像部に
ある場合には、感光ドラム1と現像ローラ10の当接部
通過直後に両者間に働く電界の作用に対し感光ドラム1
に付着したままであり、潜像を可視化するトナーとな
る。
【0037】現像部で現像に消費されずに現像ローラ1
0上に残った現像残りのトナーは、現像ローラ10の回
転によって現像装置4内に戻される。そして現像ローラ
10と供給ローラ11の当接部にいて、これらの摺擦に
より現像ローラ10上から剥ぎ取られ、現像装置4内に
回収される。それと同時に、供給ローラ11により新た
なトナーが現像ローラ10上に供給され、再び規制ブレ
ード12と現像ローラ10の当接部に搬送される。
【0038】上記のような動作を繰り返すことにより、
画像形成を行うことができる。この画像形成を常時安定
かつ良好に行うには、現像ローラ10にトナーを所望し
た供給量、帯電量で安定して供給し、かつ現像ローラ1
0から残留トナーを確実に剥ぎ取ることが重要である。
そこで、本実施例では、供給ローラ11を以下のような
構成とした。
【0039】供給ローラ11は、金属の芯金を支軸と
し、その外側に、導電剤分散のウレタンゴムで形成し
た、気泡部の壁面が連通している発泡体(スポンジ)を
設けてなっている。ゴム材料としては、その他に、シリ
コーンゴム、EPDMゴム、アクリルゴム、NBRゴム
(ニトリルゴム)、ヒドリンゴム、クロロプレンゴム、
スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴムなど単独、お
よびこれらの複合混合物等、一般的に用いられているゴ
ムが使用可能である。
【0040】供給ローラ11の平均の気泡径は、トナー
の平均粒径の数倍以上であり、好ましくは5倍以上がよ
い。また供給ローラ11の硬度は、弾性現像ローラ10
の硬度以下である。現像ローラ10と供給ローラ11
は、図3に示すように当接して侵入している。
【0041】このような構成にすると、供給ローラ11
の回転が、現像ローラ10と供給ローラ11の当接部の
上側Pから当接部Qへと進むにつれて、半径R2の供給
ローラ11が押しつぶされて変形する(当接部での供給
ローラ11の半径はR2以下になる)。押しつぶされて
変形する際、供給ローラ11の気泡内に含まれていたト
ナーは気泡から押し出されて、回転している現像ローラ
10表面との摩擦帯電を受けながら、現像ローラ10に
よって当接部上流Pへ運ばれていく。
【0042】供給ローラ11は、連泡気泡を有している
ため硬度も低く、十分な侵入量、当接幅を確保しても当
接圧が適度に抑えられ、熱や圧力によるトナーの劣化、
融着を最小限にすることができ、また当接部における現
像ローラ10とトナーの接触確率、接触時間が多くなる
ことにより、動摩擦係数の低い現像ローラ10でも、ト
ナーに十分な帯電量を付与することができる。
【0043】また連泡気泡は単泡に比べて気泡内に多量
のトナーを蓄えることができるため、単位時間当たり且
つ単位面積あたりの現像ローラ10へのトナー供給量の
増加を図ることができ、トナー残量が少ないときや印字
率が高い画像パターンを現像するときも、最後まで十分
な量のトナーを現像ローラ10に確保することができ
る。
【0044】供給ローラ11の回転が、さらに現像ロー
ラ10と供給ローラ11の当接部Qから当接部の下側R
へと進むにつれて、押しつぶされて変形していた供給ロ
ーラ11が再び弾性力によって半径R2まで復元する。
その際に、感光ドラム1上の潜像の現像に使用されなか
った現像ローラ10上の残留トナーを押しつぶされた気
泡が吸引する。すなわち、現像ローラ10からの残留ト
ナーに対し、供給ローラ11表面の凹凸による機械的剥
ぎ取りだけでなく、気泡による吸引が加わり、確実に現
像ローラ10から残留トナーを剥ぎ取ることができる。
【0045】さらに、本実施例のように供給ローラ11
が導電性を有する場合は、剥ぎ取りの際にトナーの過剰
電荷を効率よく分散できるので、チャージアップしたト
ナーによる弊害、たとえばトナーの供給不良や剥ぎ取り
不良、トナーの凝集、摩擦帯電量(トリボ)のばらつき
をより確実に防ぐことができる。ちなみに、供給ローラ
が絶縁性の場合でも、現像ローラの当接部における機械
的な剥ぎ取り効果及び連泡発泡体の弾性変形による吸引
効果により、十分にチャージアップした現像ローラ上の
トナーを剥ぎ取ることができる。
【0046】本実施例では、導電剤を分散した低硬度の
連泡性発泡体の供給ローラ11を容易に製造するため
に、つぎのような自由発泡方式とした。
【0047】発泡剤やカーボンブラック等の導電剤を一
様に分散した未加硫、未発泡のウレタンゴム層を直径5
mmの芯金の周りに形成し、このウレタンゴム層を自由
状態で加熱処理して加硫、発泡させて、導電性のウレタ
ンスポンジ層に形成する。発泡によって発生した気体
は、発泡によって形成されたスポンジ層内の連通した気
泡を通ってスポンジ層表面の気泡から排出される。発泡
剤の量や加熱処理時間、加熱温度などを調節することに
より、スポンジ層を所望する気泡径、気泡密度、硬度に
形成することができる。その後、このスポンジ層を研磨
して、供給ローラの所望する外径寸法、本実施例では1
6mmに成型し仕上げる。
【0048】一例として、上記のような自由発泡方式の
製造法を示したが、目的とする物性の供給ローラを製造
できるならば、特に製造法を指定するものではなく、た
とえばスポンジ層をローラ状に切り出し後、研磨成型す
る方法も可能である。
【0049】供給ローラ11の特性値としては以下が好
ましい。抵抗値は105Ω以下、ゴム硬度はアスカーC
で3〜30゜、連泡発泡体(スポンジ)表層における平
均気泡径は50μm以上700μm以下である。現像ロ
ーラ10と供給ローラ11の当接部の線圧は5〜30g
f/cmである。また連泡発泡体層の厚さは1mm以上
が望まれる。その理由は、安定した侵入量の確保と、ト
ナーと現像ローラ10との接触時間を増して十分な電荷
付与性を得るために、連泡発泡体の低硬度を十分に発揮
させるには、1mm以上の厚さが好ましいからである。
【0050】さて、先の図3において、現像ローラ10
の半径をR1、供給ローラ11の半径をR2、供給ロー
ラ11の連泡発泡体の厚さをX2とし、現像ローラ10
と供給ローラ11の軸中心間距離をLとすると、トナー
供給量、剥ぎ取り量および帯電量を十分に得るために
は、 0.10≦N≦0.90 ・・・(1) ただし、N=(R1+R2−L)/X2 の関係を満たす必要がある。
【0051】式(1)は、供給ローラ11の侵入幅が連
泡発泡体の厚さを上回らない範囲で侵入率を規定するも
のである。侵入量と発泡体厚さが等しいとN=1とな
り、供給ローラ11と現像ローラ10が点接触する場合
にはN=0となる。
【0052】N=1の場合には、供給ローラ11の芯金
が現像ローラ10に当たってしまい、当接圧が極端に高
くなり、トナーの劣化、融着だけでなく、現像ローラ1
0、供給ローラ11を損傷してしまう可能性が大にな
る。供給ローラ11の芯金の影響を受けずに、連泡発泡
体の低硬度を十分に発揮して、確実にトナーの供給、剥
ぎ取りを行わせるには、Nが0.90以下が適切であっ
た。
【0053】N=0の場合には、現像ローラ10と供給
ローラ11が点接触していることになり、ほとんどトナ
ー供給を行えないだけでなく、気泡によるトナーの吸引
を期待できなくなるため、トナーの剥ぎ取りが不十分に
なる。
【0054】当接部において十分にトナーを供給、吸引
するためには、Nは0.10以上が好ましい。これは、
動摩擦係数の低い現像ローラ10上に層厚規制されたト
ナー層は、通常、トナー粒径の数倍程度の厚さであり、
本発明で使用を推奨するトナー粒径は10μm弱である
ため、連泡発泡体の厚さが1mmでも、N=0.1であ
れば、気泡内に含まれているトナーを十分に現像ローラ
上に供給することができ、また十分に現像ローラ上のト
ナーを吸引できるからである。
【0055】なお、気泡の平均粒径はトナーの平均粒径
の5倍以上必要であり、そうでないと気泡内でのトナー
の流動性が制限されて、当接部近傍において気泡へトナ
ーが出入りしづらくなり、吸引効果も明瞭に発揮されな
い。
【0056】供給ローラ11の現像ローラ10との当接
部の線圧(当接圧)は、つぎのように測定することがで
きる。引き抜き板として長さ100mm×幅15mm×
厚さ30μmのSUS薄板を、挟み板として長さ180
mm×幅30mm×厚さ30μmのSUS薄板を長さが
半分になるように折ったものを用意し、その折った挟み
板の間に引き抜き板を挿入し、その状態で挟み板を現像
ローラ10と供給ローラ11との間に挿入する。そして
引き抜き板に取り付けたバネ計りを引張って、引き抜き
板を一定速度で引き抜き、そのときのバネ計りが示す荷
重(g)を読む。バネ計りの値を1.5で除して、単位
をcmあたりの荷重に換算すれば、供給ローラ11の当
接圧、すなわち線圧(g/cm)が測定される。
【0057】本実施例では、供給ローラ11は、導電剤
としてカーボンブラックを分散配合した連泡性ウレタン
スポンジゴム製であり、R2=8mm、X2=5.5m
mで、また現像ローラ10のR1=8mmで、L=1
4.5mm、N=0.273である。また供給ローラ1
1の抵抗値は105Ω程度であり、ゴム硬度は10゜程
度(アスカーC)である。連泡発泡体表層における平均
気泡径は300μmである。現像ローラ10との当接圧
は20gf/cmである。
【0058】本実施例で用いた現像ローラ10について
説明する。現像ローラ10は、ステンレスなどの直径8
mmの導電性芯金上に弾性体層を成型した、直径16m
mの弾性ローラからなっている。弾性体層は、下層にシ
リコーンゴム層、表層に10μm程度のポリアミド層を
配した2層構造とし、硬度は35゜程度(アスカーC)
である。
【0059】現像ローラ10表面の動摩擦係数μは0.
02〜0.8が好ましく、好適には0.02〜0.4で
ある。本実施例では約0.1とした。従来例のところで
述べたように、動摩擦係数が高いとトナーの過剰帯電や
剥ぎ取り不良など様々な問題が生じる。
【0060】本発明において、現像ローラ10の動摩擦
係数μは、図4に示すように、ステンレス薄板に対し測
定した動摩擦係数である。
【0061】図4に示すように、被測定物である現像ロ
ーラ10を回転軸に固定してセットし、その現像ローラ
の周面に、基準材となる厚さ0.03mm、重さW2の
ステンレス薄板110をほぼ2分される部分で掛け、そ
の薄板110の一端部を水平にデジタルフォースゲージ
112に取り付け、薄板110の他端部に重さW1の重
り116を取り付けて鉛直方向に引張り、薄板110が
現像ローラ10の表面にθ=90°にわたって接するよ
うに設置する。デジタルフォースゲージ112は、ステ
ンレス薄板110も重りW1も取り付けない無負荷時に
値0に調整しておく。
【0062】ついで、ステンレス薄板110および重り
W1(=100g)を取り付けた状態でデジタルフォー
スゲージ112の値の読みが安定したら、現像ローラ1
0を図の矢印Zで示す反時計方向に回転してステンレス
薄板110と摺擦し、フォースゲージ112でこのとき
の現像ローラ10とステンレス薄板110間の摺擦力
(すなわち搬送力)を測定する。フォースゲージ112
からの測定値(アナログ出力値)をレコーダで周波数1
0Hzでサンプリングし、サンプリングしたデータをコ
ンピュータ114に導入して、動摩擦係数μを下記式に
より計算する。これを現像ローラ10の1周について行
い、その平均値を現像ローラ10の真の動摩擦係数とす
る。
【0063】μ=1/θ×ln(F/W) ただし、W:W=W1+W2 F:デジタルフォースゲージの測定値 上記のように、ステンレス薄板に対して現像ローラ10
の表面の動摩擦係数を測定した理由は、感光ドラム1
も、アルミニウム等の基板上に厚さ数10μm程度の感
光層を形成したものを用いていること、規制ブレード1
2も、本実施例ではステンレス板金を用いていることか
ら、現像ローラ10表面の動摩擦係数を測定するには、
ステンレス板に対するものが現状に近く、より適切と判
断したためである。
【0064】現像ローラ10の弾性体としては、特に2
層構造に限定する必要はなく、単層でもよく、3層以上
の多層構造でもよい。弾性体はシリコーンゴムに限られ
ず、ウレタンゴムなど一般に用いられるゴムでも構わな
い。また現像ローラ10の表層は、ポリアミド樹脂に限
定する必要はなく、フッ素樹脂など一般的に用いられる
樹脂でもよい。体積抵抗率は1010Ωcm以下が好まし
い。1010Ωcm以下であると、トナーの過剰なチャー
ジアップを防止できるためである。本実施例では、体積
抵抗率が約107Ωcmの導電性現像ローラを使用し
た。
【0065】現像ローラ10の表面粗さは、使用するト
ナーの粒径と相関があるが、トナー粒径が重量平均粒径
で約7μmでは、十点平均粗さRz(JIS B060
1)で3〜15μmが好ましい。Rzが3μm以下であ
ると、現像ローラ10に十分なトナー搬送力が得られ
ず、15μm以上であると、感光ドラム1上の潜像を現
像したときに、得られる画像に現像ローラ10表面の凹
凸が影響を与えることがあるため、ともに好ましくな
い。トナー粒径がより小さくなる場合には、十点平均粗
さRzもやや小さくすることが望ましい。
【0066】現像剤規制部材としての規制ブレード(現
像ブレード)12は、図1に示すように、厚さ約0.1
mmのステンレス薄板の先端部から約2mmの位置を現
像ローラ10とは反対方向に折り曲げたものであり、こ
の折曲部が現像ローラ10に若干食い込む状態で接触配
置している。このときの接触圧は、線圧で約10〜45
g/cmが好適である。接触圧が10g/cm以下にな
ると、トナーに対して適切な帯電付与ができず、かぶり
を発生して画質を低下させる。45g/cm以上になる
と、圧力、摩擦熱等により低融点トナーの場合には溶融
したり、トナーに混合されていると外添剤がトナー表面
から剥離しやすくなるなど、トナーの劣化を促進させ
る。
【0067】本実施例では、以上のように、現像ブレー
ド12としてステンレス製の薄板をエッジ当接させた
が、金属薄板を面当接させることも可能である。
【0068】本発明では、トナーとして低融点のものを
使用することができる。低融点トナーとしては、ワック
ス成分が結着樹脂と相溶しない状態で実質的に球状およ
び/または紡錘形で島状に分散されている球形トナーが
好適である。供給ローラ11の気泡内に効率よくトナー
を含ませるには球形トナーが適しており、また供給ロー
ラ11の多くの気泡を通過するには球形の方が凹凸の引
っかかりがなく、気泡内にトナーが詰まりにくい。その
結果、常時安定したトナー量でトナーを現像ローラ10
に供給し、また吸引により剥ぎ取りができる。
【0069】トナーのワックス成分は、示差走査熱量計
により測定されるDSC曲線において、昇温時に40〜
130℃の領域に最大吸熱ピークを有するものが好まし
い。
【0070】トナーの球形度は、指標としての形状係数
SF−1が100〜120であり、形状係数SF−2が
100〜140であることが好ましい。
【0071】本発明において、形状係数SF−1、SF
−2とは、日立製作所製電子顕微鏡FE−SEM(S−
800)を用い、倍率500倍に拡大したトナー粒子像
を100個無作為にサンプリングし、その画像情報をイ
ンターフェースを介してニコレ社製の画像解析装置(L
usex3)に導入し、解析を行い、下記式から算出さ
れる値と定義した。
【0072】SF−1={(MXLNG)2/ARE
A}×(π/4)×(100) SF−2={(PERI)2/AREA}×(1/4
π)×(100) ただし、AREA:トナーの投影面積、MXLNG:絶
対最大長、PERI:周長 トナーの形状係数SF−1はトナー粒子の丸さの度合い
を示し、数値が大きくなるしたがい、球形から徐々に不
定形となる。SF−2は、トナー粒子の凹凸の度合いを
示し、数値が大きくなるにしたがい、トナー表面の凹凸
が顕著になる。形状係数SF−1が160を超える場合
には、トナーの形状が不定型になるため、トナーの帯電
量分布がブロードになりやすく、現像器内でトナー表面
が磨砕されやすくなるため、トナーの劣化やかぶりの一
因になる。
【0073】トナーの粒径は、重量平均粒径が10μm
以下、より好ましくは4〜8μmであり、トナー粒子の
個数分布における変動係数が35%以下であることが好
ましい。重量平均粒径が4μm未満のトナーでは、転写
効率の低下から感光ドラム上に転写残りトナーが多く、
トナーの重量平均粒径が10μmを超える場合には、感
光ドラム表面や規制ブレードなどへの融着が起きやす
い。トナー粒子の個数分布における変動係数が35%を
超えると、さらにその傾向が強まる。
【0074】トナー粒子の個数分における変動係数A
は、下記式から算出される。
【0075】変動係数A=S/D1×100 ただし、S:トナー粒子の個数分布における標準偏差値 D1:トナー粒子の個数平均粒径(μm) トナーは、ワックス成分を球状および/または紡錘形で
島状に分散させて内包させることにより、定着器などで
加熱する際にワックス成分が効率よく作用するため、低
温定着や耐オフセットを可能にすることができる。また
定着用オイルが不必要となり、小型化、低コスト化に有
利になる。
【0076】さらには、本発明で使用するトナーとして
は、トナー粒子表面が外添剤で被覆されたものを用い、
トナーが所望の帯電量を付与されるようにすることが好
ましい。
【0077】本実施例では、SF−1の値が130、S
F−2の値が120で、重量平均粒径が約7μm、個数
分布における変動係数が20%のトナーを用いた。
【0078】本実施例において、動摩擦係数が0.02
〜0.8、アスカーC硬度が50゜以下の低動摩擦係
数、低硬度の弾性現像ローラ10、およびスポンジ層の
アスカーC硬度が現像ローラ10の硬度よりも低く、現
像ローラ10への侵入量がスポンジ層の厚さよりも小さ
い、導電性のウレタンスポンジ層を有する供給ローラ1
1を図1の現像装置に組み込んで現像に供し、画像形成
を行ったところ、印字率の高い画像パターンを出力した
場合でも、画像濃度が全域において一定の画像パターン
が得られた。また現像装置内のトナーが少なくなった場
合でも、供給ローラ11の気泡内からトナーが供給され
て、高印字率の画像パターンでも画像濃度のムラは見ら
れなかった。
【0079】また印字率が極端に低い画像パターンを連
続出力した場合にも、現像ローラ10が1周するごとに
供給ローラ11により確実にトナーを剥ぎ取って、新た
なトナーを現像ローラ10に供給でき、現像ローラ10
上のトナーにチャージアップすることなく安定した帯電
量を保持させることができた。
【0080】本実施例は、以上のように構成され、現像
剤担持体として動摩擦係数、低硬度の弾性現像ローラを
用いた現像装置において、現像剤供給剥ぎ取り部材とし
て導電性の連泡発泡体からなる供給ローラを用い、これ
を現像ローラに当接侵入させるようにしたので、現像ロ
ーラにトナーを十分かつ安定な供給量および帯電量で供
給することができ、同時に現像ローラからトナーを十分
な剥ぎ取り量で安定に剥ぎ取ることができ、これにより
良好に現像を行って、高品質な画像を安定して得ること
ができる。
【0081】実施例2 図5は、本発明の現像装置の他の実施例を示す断面図で
ある。
【0082】図1に示した実施例1では、連泡発泡体か
らなる供給ローラ11を動摩擦係数、低硬度の弾性現像
ローラ10に当接侵入させることにより、現像ローラに
トナーを十分かつ安定な供給量および帯電量で供給し、
同時に現像ローラからトナーを十分な剥ぎ取り量で安定
に剥ぎ取って、良好な現像を行えるようにしたが、本実
施例では、供給ローラ14の連泡気泡内のトナーの入れ
替え効率を高め、現像装置4内には劣化要因である摩擦
を受けていない新品に近いトナーを保持することによ
り、トナーの耐久性向上、現像装置の耐久性向上を図っ
た。
【0083】すなわち、現像ローラ10に対する良好な
トナー供給および剥ぎ取りを維持しつつ、供給ローラ1
4の連泡気泡内のトナーの入れ替え効率をよくするため
に、供給ローラ14を複層構造にし、その際、表層を連
泡発泡体(スポンジ)で形成し、下層はトナーの侵入が
ないように構成した。
【0084】本例では、供給ローラ14は2層構造と
し、その最上層を導電性の連泡発泡体で形成し、下層を
導電性の単泡発泡体で形成した。
【0085】図6に、現像ローラ10と供給ローラ14
の位置関係を示す。弾性現像ローラ10の半径をR1、
供給ローラ14の半径をR3、現像ローラ10と供給ロ
ーラ14の軸中心距離をL、供給ローラ14の最上層の
連泡スポンジ層の厚さをX3とすると、 0.10≦N≦0.90 ・・・(2) ただし、N=(R1+R3−L)/X3 の関係を満たすように配置する。
【0086】式(2)は、供給ローラ14の侵入幅が連
泡発泡体の厚さを上回らない範囲で侵入率を規定するも
のである。供給ローラ14の最上層の連泡スポンジ層の
厚さX3は1mm以上が好ましい。これは、安定した侵
入量の確保と、トナーと現像ローラ10との接触時間を
増して十分な電荷付与性を得るために、連泡発泡体の低
硬度を十分に発揮させるには、1mm以上の厚さが好ま
しいからである。
【0087】実施例1と同様、N=1の場合には、供給
ローラ14の下層部分が現像ローラ10に当たってしま
い、当接圧が下層部分の硬度に影響され、下層部分の硬
度が高い場合には、トナーの劣化、融着が起きてしまう
からである。供給ローラ14の下層部分の影響を受けず
に、連泡発泡体の低硬度を十分に発揮して、確実にトナ
ーの供給、剥ぎ取りを行わせるには、Nが0.90以下
が適切であった。N=0の場合には、現像ローラ10と
供給ローラ14が点接触していることになり、ほとんど
トナー供給を行えないだけでなく、気泡によるトナーの
吸引を期待できなくなるため、トナーの剥ぎ取りが不十
分になる。
【0088】当接部において十分にトナーを供給、吸引
するためには、Nは0.1以上が好ましい。これは、動
摩擦係数の低い現像ローラ10上に層厚規制されたトナ
ー層は、通常、トナー粒径の数倍程度の厚さであり、本
発明で推奨するトナー粒径は10μm弱であるため、最
低でも連泡発泡体の厚さが1mmでも、N=0.1であ
れば、気泡内に含まれているトナーを十分に現像ローラ
上に供給することができ、また十分に現像ローラ上のト
ナーを吸引できるからである。
【0089】上記のような構成にすると、現像ローラ1
0への供給ローラ14の侵入量が、供給ローラ14の最
上層の連泡発泡体の厚さより小さいので、侵入部分の硬
度は連泡発泡体の硬度のみが反映され、過剰な当接圧が
かかることもなく、圧力や摩擦熱などによるトナーの劣
化の心配はない。また供給ローラ14の気泡内にトナー
が含まれる際には、トナーは供給ローラ14の最上層の
みにしか含まれないので、現像ローラ10から剥ぎ取ら
れて供給ローラ14に吸引されたトナーは、つぎの回転
後の現像ローラ10と当接して押し出されるときに、ほ
とんど気泡内から押し出される。そして当接部で摩擦帯
電を受けて現像ローラ10によって搬送され、規制ブレ
ード12によって所望の層厚に規制され、感光ドラム1
上の潜像を現像することになる。
【0090】つまり、気泡内に吸引したトナーをより確
実に現像ローラ10に供給し、現像に供することがで
き、現像装置4内に何度もストレスを受けた使い古され
たトナーが蓄積されにくく、常時状態が新品に近いトナ
ーを現像装置内に保持することができる。その結果、現
像装置4内のトナーや構成部材の寿命が長くなり、現像
装置の寿命を向上でき、ひいては画像形成装置の耐久性
を向上することができる。
【0091】本実施例の供給ローラ14の好ましい特性
値は、抵抗値が105Ω以下、ゴム硬度が3〜30゜程
度(アスカーC)、連泡発泡体表層における平均気泡径
が50μm以上700μm以下、連泡発泡体層の厚さが
1mm以上である。供給ローラ14の現像ローラ10と
の当接圧(線圧)は5〜30gf/cmである。またR
1=8mm、R3=8mm、X3=2.5mm、L=1
4.5mm、N=0.60である。
【0092】本実施例では、実施例1に述べたのと同様
な構成部材を使用したが、特に同じものを用いる必要は
ない。しかし、本発明の効果を十分発揮させるには、実
施例1と同様の構成部材もしくはこれに準ずる構成部材
を用いることが好ましい。
【0093】また本実施例では、感光ドラム1上の非画
像部電位は−700V、画像部電位は−150Vであ
り、現像ローラ10に印加されている直流現像バイアス
電圧は−350Vである。
【0094】本実施例の現像装置を現像に供し、画像形
成を行ったところ、印字率の高い画像パターンを出力し
た場合でも、トナー供給不足が全く見られず、画像濃度
が全域において一定の画像パターンが得られた。また現
像装置内のトナーが少なくなった場合でも、供給ローラ
14の気泡内からトナーが供給されて、高印字率の画像
パターンでも画像濃度のムラは見られなかった。
【0095】また印字率が極端に低い画像パターンを連
続出力した場合にも、現像ローラ10が1周するごとに
供給ローラ14により確実にトナーを剥ぎ取って、新た
なトナーを現像ローラ10に供給でき、現像ローラ10
上のトナーにチャージアップすることなく安定した帯電
量を保持させることができた。
【0096】さらに画像形成を続けたところ、実施例1
よりも長期にわたって良好な画像を得ることができ、ト
ナー劣化や種々の構成部材へのトナー融着も認められな
かった。
【0097】以上では、供給ローラ14は、連泡スポン
ジ層(連泡発泡体)の上層と単泡スポンジ層(単泡発泡
体)の下層の2層構造としたが、最上層が連泡スポンジ
層であれば特に限定するものではなく、3層以上の構成
でも構わない。また最上層以外の材質は単泡スポンジ層
に限らず、低硬度のゴム層や、層間に侵入防止層を挟
み、下層に連泡スポンジ層を用いるなどということも可
能である。これは、本実施例では、現像ローラ10と当
接侵入する部分が連泡スポンジ層に限られており、最上
層以外の構成が影響しないからである。なお、現像ロー
ラ上のチャージアップしたトナーをより確実に剥ぎ取る
ためには各層とも導電性であることが好ましい。
【0098】本実施例は、以上のように構成され、現像
剤担持体として動摩擦係数、低硬度の弾性現像ローラを
用いた現像装置において、現像剤供給剥ぎ取り部材とし
て最上層が導電性の連泡発泡体からなる供給ローラを用
い、これを現像ローラに当接侵入させるようにしたの
で、実施例1と同様、現像ローラにトナーを十分かつ安
定な供給量および帯電量で供給することができ、同時に
現像ローラからトナーを十分な剥ぎ取り量で安定に剥ぎ
取ることができ、これにより良好に現像を行って、良好
な画像を安定して得ることができる。さらに本実施例で
は、気泡内吸引したトナーをより確実に現像ローラに供
給することができ、トナーが圧力や熱によって徐々に劣
化する前にトナーを現像に供することができ、トナー劣
化による現像装置の寿命短縮等の様々な問題を解決する
ことができる。
【0099】以上の実施例では、いずれも、負極性の反
転現像系を例にとって説明したが、本発明は、正極性の
反転現像系、および負極性、正極性の正規現像系にも適
用でき、同様な効果が得られる。また1成分現像剤には
非磁性トナーを使用したが、磁性トナーを使用する場合
でも構わない。さらに、感光ドラムと現像ローラとが当
接配置された接触現像方式について説明したが、感光ド
ラムと現像ローラとが間隙を開けて対向配置された非接
触現像方式でも同様の効果が得られる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低硬度、低動摩擦係数の弾性現像剤担持体を用いた現像
装置において、現像剤担持体がアスカーC硬度50゜以
下の弾性体からなり、現像剤担持体表面の動摩擦係数が
0.02〜0.8であり、現像剤担持体に対し1成分現
像剤の供給および残留現像剤の剥ぎ取りを行う現現像剤
供給部材が連泡発泡体からなり、かつ連泡発泡体の硬度
が現像剤担持体の硬度よりも低く、現像剤供給部材の現
像剤担持体への侵入量が連泡発泡体の厚さよりも小さく
したので、現像剤供給部材を現像剤担持体に当接侵入さ
せることによって、低当接圧を保持したまま現像剤担持
体に常時十分かつ安定したトナー供給を行うと同時に、
現像剤担持体から常時十分かつ安定したトナーの剥ぎ取
りを行うことができ、良好な現像を行って高品質な画像
を得ることができる。
【0101】さらに、現像剤供給部材の最上層を連泡発
泡体から形成した場合には、連泡単層の現像剤供給部材
と同様な低当接圧を保持したまま、気泡内に吸引したト
ナーをより確実に現像剤担持体に供給することができ、
上記の効果に加えて、現像装置内に現像剤を常時ストレ
スを受けていない新品に近い状態で保持することがで
き、現像装置の耐久性向上、ひいては画像形成装置の耐
久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一実施例を示す概略構成図
である。
【図2】図1の現像装置が設置された画像形成装置を示
す概略構成図である。
【図3】図1の現像装置における現像ローラと供給ロー
ラの位置関係を示す説明図である。
【図4】本発明で行った現像ローラ表面の動摩擦係数の
測定法を示す説明図である。
【図5】本発明の現像装置の他の実施例を示す概略構成
図である。
【図6】図5の現像装置における現像ローラと供給ロー
ラの位置関係を示す説明図である。
【図7】従来の現像装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 4 現像装置 10 現像ローラ 11、14 供給ローラ 12 規制ブレード R1 現像ローラ半径 R2、R3 供給ローラ半径 X2、X3 連泡発泡体の厚さ L 現像ローラと供給ローラの軸中心間距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/08 G03G 9/08 (72)発明者 野々村 真 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大関 行弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA15 EA05 FA07 2H077 AA37 AC04 AC16 AD06 AD13 AD17 AD23 AD31 AD35 AE04 EA14 EA15 FA01 FA13 FA22 FA25 GA17 3J103 AA02 AA13 AA14 AA21 AA51 BA41 EA11 FA30 GA02 GA57 GA58 HA03 HA04 HA12 HA20 HA43 HA46 HA48 HA52 HA53 HA60

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された1成分現像剤を担持して現像
    剤担持体と当接もしくは対向した現像部へ搬送する回転
    可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に担持され
    た現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像剤
    担持体に現像剤を供給すると同時に前記現像剤担持体上
    の現像で余った現像剤を剥ぎ取る、前記現像剤担持体に
    当接配置された回転可能な現像剤供給部材とを備える現
    像装置において、 前記現像剤担持体がアスカーC硬度50゜以下の弾性体
    からなり、前記現像剤担持体表面の動摩擦係数が0.0
    2〜0.8であり、前記現像剤供給部材の少なくとも最
    上層が連泡発泡体からなり、かつ前記連泡発泡体の硬度
    が前記現像剤担持体の硬度よりも低く、前記現像剤供給
    部材の前記現像剤担持体への侵入量が前記連泡発泡体の
    厚さよりも小さいことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 供給された1成分現像剤を担持して現像
    剤担持体と当接もしくは対向した現像部へ搬送する回転
    可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に担持され
    た現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像剤
    担持体に現像剤を供給すると同時に前記現像剤担持体上
    の現像で余った現像剤を剥ぎ取る、前記現像剤担持体に
    当接配置された回転可能な現像剤供給部材とを備える現
    像装置において、 前記現像剤担持体がアスカーC硬度50゜以下の弾性体
    からなり、前記現像剤担持体表面の動摩擦係数が0.0
    2〜0.8であり、前記現像剤供給部材が連泡発泡体か
    らなり、かつ前記連泡発泡体の硬度が前記現像剤担持体
    の硬度よりも低く、前記現像剤担持体の半径をR1、前
    記現像剤供給部材の半径をR2、前記連泡発泡体の厚さ
    をX2、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材の軸中
    心間距離をLとしたとき、 0.10≦(R1+R2−L)/X2≦0.90 の関係が成り立つことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 供給された1成分現像剤を担持して現像
    剤担持体と当接もしくは対向した現像部へ搬送する回転
    可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に担持され
    た現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像剤
    担持体に現像剤を供給すると同時に前記現像剤担持体上
    の現像で余った現像剤を剥ぎ取る、前記現像剤担持体に
    当接配置された回転可能な現像剤供給部材とを備える現
    像装置において、 前記現像剤担持体がアスカーC硬度50゜以下の弾性体
    からなり、前記現像剤担持体表面の動摩擦係数が0.0
    2〜0.8であり、前記現像剤供給部材の少なくとも最
    上層が連泡発泡体からなり、かつ前記連泡発泡体の硬度
    が前記現像剤担持体の硬度よりも低く、前記現像剤担持
    体の半径をR1、前記現像剤供給部材の半径をR3、前
    記連泡発泡体の厚さをX3、前記現像剤担持体と前記現
    像剤供給部材の軸中心間距離をLとしたとき、 0.10≦(R1+R3−L)/X3≦0.90 の関係が成り立つことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 前記連泡発泡体が導電性を有する請求項
    1〜3のいずれかの項に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記連泡発泡体の厚さが1mm以上であ
    る請求項1〜4のいずれかの項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記連泡発泡体の平均気泡径が50〜7
    00μmである請求項1〜5のいずれかの項に記載の現
    像装置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤の丸さを表す形状係数SF−
    1が100〜160、前記現像剤表面の凹凸度合いを示
    す形状係数SF−2が100〜140であり、前記現像
    剤の重量平均粒径が4〜10μmである請求項1〜6の
    いずれかの項に記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤が非磁性トナーからなる非磁
    性1成分現像剤である請求項1〜7のいずれかの項に記
    載の現像装置。
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