JPH07333996A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07333996A
JPH07333996A JP6130702A JP13070294A JPH07333996A JP H07333996 A JPH07333996 A JP H07333996A JP 6130702 A JP6130702 A JP 6130702A JP 13070294 A JP13070294 A JP 13070294A JP H07333996 A JPH07333996 A JP H07333996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
silicone rubber
image
transfer
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6130702A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ando
紘一 安藤
Takao Mizutani
孝夫 水谷
Mitsuru Kishimoto
充 岸本
Masayuki Ishikawa
匡幸 石川
Akito Onishi
明人 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP6130702A priority Critical patent/JPH07333996A/ja
Publication of JPH07333996A publication Critical patent/JPH07333996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像品位を向上させることができるようにす
る。 【構成】像担持体と、像担持体の表面を帯電させる帯電
手段と、前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露
光装置と、前記静電潜像を現像してトナー像にする現像
手段と、トナー像を転写材に転写する転写手段と、転写
後に像担持体の表面に残留したトナーを除去するクリー
ニング手段とを有する前記帯電手段、現像手段、転写手
段、クリーニング手段のうち少なくとも一つは発泡させ
られたシリコーンゴムから成るローラを備え、前記シリ
コーンゴムのセル径を0.2〜0.3〔mm〕にし、か
つ、隔壁17の厚さをセル径の半分以上にするシリコー
ンゴムは単独泡が多くなるので、セルにトナーが詰まる
ことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いては、像担持体の表面が一様にかつ均一に帯電させら
れ、その後、像担持体に静電潜像が書き込まれ、該静電
潜像は現像されてトナー像になる。続いて、該トナー像
は転写材に転写され定着される。一方、前記像担持体の
表面に残留したトナーは、クリーニング装置によって除
去される。
【0003】図3は従来の画像形成装置の概略図であ
る。図において、100は像担持体としての感光体ドラ
ム、101は該感光体ドラム100の表面を一様にかつ
均一に帯電させる帯電手段としての帯電ローラ、102
は前記感光体ドラム100にレーザ光を照射して静電潜
像を形成するレーザ発振器等の露光装置である。また、
103は現像手段としての現像装置であり、トナー収容
層104、供給ローラ105及び現像ローラ106から
成る。前記トナー収容層104内のトナー107は供給
ローラ105によって現像ローラ106に搬送され、該
現像ローラ106を介して前記感光体ドラム100に付
着させられ、静電潜像を現像してトナー像にする。
【0004】また、109は前記感光体ドラム100と
対向させて配設された転写手段としての転写ローラであ
り、該転写ローラ109は、両者間に転写材としての印
字媒体110を搬送し、前記トナー像を印字媒体110
に転写する。該印字媒体110の搬送方向における転写
ローラ109より下流側には、一対の定着ローラ112
が配設され、トナー像が転写された印字媒体110は定
着ローラ112間に搬送され、該定着ローラ112によ
ってトナー像が印字媒体110に定着される。なお、1
15は前記現像ローラ106に先端を臨ませて配設さ
れ、現像ローラ106に付着させられたトナー107の
厚さを規制するブレードである。
【0005】ところで、静電潜像を現像するための現像
ローラ106は、トナー107との帯電特性を考慮し
て、抵抗値が104 〜109 〔Ω〕のシリコーンゴムに
よって表面が形成されるようになっている。一方、トナ
ー107を現像ローラ106に搬送するための供給ロー
ラ105は、コスト、生産工程における取扱い、製造技
術等の面から主としてウレタンゴムによって形成され
る。
【0006】また、前記帯電ローラ101においては、
心金の上に中程度の抵抗値を有するウレタンゴムを被覆
して導電性ゴム層を形成し、該導電性ゴム層の更に上に
保護層を形成している。そして、前記帯電ローラ101
を感光体ドラム100に接触させ、定電圧制御された直
流電圧を帯電ローラ101に印加することによって感光
体ドラム100を帯電させるようにしている。
【0007】ところで、感光体ドラム100に形成され
たトナー像は、転写ローラ109によって印字媒体11
0に転写されるようになっているが、転写後においても
感光体ドラム100の表面にトナー107が残留してし
まう。そこで、感光体ドラム100に対向させてクリー
ニング手段としてのクリーニング装置が配設され、該ク
リーニング装置によって残留したトナー107を除去す
るようにしている。
【0008】該クリーニング装置としては、ウレタンゴ
ムから成るクリーニングローラ117が使用される。そ
して、該クリーニングローラ117は感光体ドラム10
0に押し当てられ、感光体ドラム100と互いに逆方向
に摺動(しゅうどう)させられ、感光体ドラム100の
表面からトナー107を掻(か)き落とすようになって
いる。さらに、前記クリーニングローラ117には、前
記トナー107と逆の極性のバイアス電圧が印加され、
トナー107を電気的に吸引し、クリーニング効率を高
くするようにしている。
【0009】また、前記転写ローラ109としては、ウ
レタンゴムを発泡させたものによって形成され、硬度が
約30〔°〕にされ、抵抗値が108 〜109 〔Ω〕の
中抵抗領域に調整される。そして、印字媒体110を介
して感光体ドラム100に前記転写ローラ109を押し
当て、該転写ローラ109にトナー107と逆の極性の
電圧を印加するようにしている。
【0010】その結果、印字媒体110とトナー像の上
層部との間の空隙(くうげき)に電界が発生させられ、
該電界の静電気力によってトナー像が印字媒体110に
転写されるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像形成装置においては、現像ローラ106をシリ
コーンゴムによって、供給ローラ105をウレタンゴム
によって形成するようにしているので、画像形成装置の
使用を開始した時には良質な画像を形成することができ
るが、長時間使用すると、印刷濃度が低下したり、印刷
のかすれが発生したりして画像品位が低下してしまう。
【0012】すなわち、前記ウレタンゴムはシリコーン
ゴムより硬度が高く、耐摩耗性も高いので、前記供給ロ
ーラ105と現像ローラ106とを互いに反対方向に摺
動させながらトナー107を現像ローラ106に搬送し
ている間に、現像ローラ106の表面が摩耗してトナー
107の帯電特性が劣化したり、現像ローラ106と感
光体ドラム100との間の距離が長くなったり、静電潜
像を現像することができなくなってしまう。また、供給
ローラ105の特性も劣化してしまう。
【0013】図2は従来の画像形成装置における供給ロ
ーラの拡大断面図である。図において、118はウレタ
ンゴムの地、119はセル、120は各セル119間に
形成された隔壁である。この種のウレタンゴムは、製造
工程中において発泡させられ、内部に多数のセル119
が形成される。そして、各セル119間にはウレタンゴ
ムの薄い膜が形成され、隔壁120になる。
【0014】ところで、前記ウレタンゴムの地118内
にセル119が多数存在する場合、供給ローラ105
(図3)を長期間使用すると隔壁120が破損し、セル
119同士が連結させられて大きなセル119になる。
その結果、大きなセル119にトナー107が侵入して
詰まってしまう。この場合、供給ローラ105のセル1
19にトナー107が詰まることによって、各トナー1
07の周囲に配設されている図示しない流動性調整剤が
欠落し、トナー107の地はだが現れるので、トナー1
07の摩擦係数が小さくなる。その結果、供給ローラ1
05におけるトナー107を現像ローラ106に搬送す
る能力が著しく低下してしまう。
【0015】さらに、セル119にトナー107が詰ま
ると、供給ローラ105の硬度が高くなり、現像ローラ
106は一層摩耗してしまう。一方、前記帯電ローラ1
01は前述したようにウレタンゴムによって形成されて
いるので、環境の変化によって抵抗値が変化してしま
う。また、帯電ローラ101の加工時には表面に凹凸が
形成され、帯電ローラ101の表面粗さによって帯電む
らが発生してしまう。さらに、画像形成装置を長時間使
用して電圧を印加する時間(以下「電圧印加時間」とい
う。)が長くなると帯電ローラ101の表面の凹凸にト
ナー107が付着し、トナー107を介して感光体ドラ
ム100を帯電させるようになり、定電圧制御された直
流電圧を帯電ローラ101に印加した後の電圧変動が大
きくなってしまう。
【0016】このように、感光体ドラム100を均一に
帯電させることができなくなってしまうので、画像品位
が低下してしまう。また、前記クリーニングローラ11
7は前述したようにウレタンゴムによって形成されてい
るので、環境の変化によって抵抗値が変化してしまい、
感光体ドラム100に流れる放電電流の量が変化し、ト
ナー107に対する電気的な吸引力が低下し、クリーニ
ング効率が低くなってしまう。
【0017】したがって、感光体ドラム100の表面に
残留したトナー107を十分に除去することができない
ので、地かぶりが発生して画像品位が低下してしまう。
また、前記転写ローラ109は前述したようにウレタン
ゴムによって形成されているので、環境が変化したり、
電圧が印加されたり、表面にトナー107が付着した
り、印字媒体110との摩擦によって劣化したりする
と、抵抗値が変化してしまう。さらに、転写ローラ10
9においては、製造時において周方向における抵抗値に
ばらつきが生じたり、抵抗値に局部的なばらつきが生じ
たりしてしまう。
【0018】その結果、トナー像を転写するために十分
な電界を形成することができず、印字かすれが生じるこ
とがある。そして、前記転写ローラ109は感光体ドラ
ム100と接触するように配設されるので、適性な硬度
を有しない場合には、感光体ドラム100を損傷させて
しまうだけでなく、適性な径を有しない場合には、印字
長が変化したり、スキューが発生したりしてしまい、画
像品位を低下させてしまう。
【0019】本発明は、前記従来の画像形成装置の問題
点を解決して、画像品位を向上させることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の画
像形成装置においては、像担持体と、該像担持体と対向
させて配設され、前記像担持体の表面を帯電させる帯電
手段と、前記像担持体を露光して前記静電潜像を形成す
る露光装置と、静電潜像を現像してトナー像にする現像
手段と、トナー像を転写材に転写する転写手段と、転写
後に像担持体の表面に残留したトナーを除去するクリー
ニング手段とを有する。
【0021】そして、前記帯電手段、現像手段、転写手
段、クリーニング手段のうち少なくとも一つは発泡させ
られたシリコーンゴムから成るローラを備え、前記シリ
コーンゴムのセル径を0.2〜0.3〔mm〕にし、か
つ、隔壁の厚さをセル径の半分以上にする。
【0022】
【作用】本発明によれば、前記のように画像形成装置に
おいては、像担持体と、該像担持体と対向させて配設さ
れ、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記
像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前
記静電潜像を現像してトナー像にする現像手段と、トナ
ー像を転写材に転写する転写手段と、転写後に像担持体
の表面に残留したトナーを除去するクリーニング手段と
を有する。
【0023】前記帯電手段によって像担持体に形成され
た静電潜像は、現像手段によって現像されてトナー像に
なり、該トナー像は転写手段によって転写材に転写され
る。一方、像担持体に残留したトナーはクリーニング手
段によって除去される。そして、前記帯電手段、現像手
段、転写手段、クリーニング手段のうち少なくとも一つ
は発泡させられたシリコーンゴムから成るローラを備
え、前記シリコーンゴムのセル径を0.2〜0.3〔m
m〕にし、かつ、隔壁の厚さをセル径の半分以上にす
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、画像形成装置の構造は従
来のものと同じであるので、図3を援用してその説明を
省略する。図4は本発明の第1の実施例におけるトナー
供給部の使用開始時の拡大断面図である。
【0025】図において、11は現像ローラ、12は供
給ローラ、13は該供給ローラ12によって現像ローラ
11に搬送されるトナーである。前記現像ローラ11は
矢印A方向に回転させられ、前記供給ローラ12は矢印
B方向に回転させられる。この場合、前記供給ローラ1
2と前記現像ローラ11とは互いに反対方向に、しか
も、周速度を異ならせて摺動させられ、前記トナー13
は供給ローラ12と現像ローラ11との相対的な速度差
によって現像ローラ11の表面に擦(こす)り付けられ
るようになっている。
【0026】また、供給ローラ12としてはシリコーン
ゴムが使用され、製造工程中に発泡させられる。したが
って、発泡によって供給ローラ12の表面に極めて複雑
な形状が形成される。このようにして、供給ローラ12
の表面を粗くし、摩擦係数を大きくすることができるの
で、十分な量のトナー13が供給ローラ12の表面に付
着させられ、現像ローラ11に搬送される。
【0027】さらに、供給ローラ12としてシリコーン
ゴムが使用され、製造工程中に発泡させられるので、前
記供給ローラ12の硬度及び耐摩耗性を現像ローラ11
より低くすることができる。この場合、前記供給ローラ
12と現像ローラ11とが圧接させられる領域N1にお
いては、供給ローラ12が窪(くぼ)んだ状態で両者は
摺動させられることになる。したがって、現像ローラ1
1の摩耗を著しく低減させることができる。
【0028】また、前記供給ローラ12が現像ローラ1
1より耐摩耗性が低いので、現像ローラ11の摩耗をそ
の分低減させることができる。図5は本発明の第1の実
施例におけるトナー供給部の長期間使用時の拡大断面図
である。前述したように、供給ローラ12をシリコーン
ゴムによって形成した場合、供給ローラ12は長期間使
用すると摩耗してしまう。ところが、最も摩耗した状態
でも、前記供給ローラ12と現像ローラ11とが圧接さ
せられる領域N2 が形成されるようになっている。した
がって、画像形成装置を長期間使用した後も、供給ロー
ラ12によって十分な量のトナー13を現像ローラ11
に搬送することができる。
【0029】図1は本発明の第1の実施例における供給
ローラの拡大断面図である。図において、15はシリコ
ーンゴムの地、16はセル、17は各セル16間に形成
された隔壁である。前記シリコーンゴムは、製造工程中
において発泡させられ、内部に多数のセル16が形成さ
れる。そして、各セル119間にはシリコーンゴムの膜
が形成され、隔壁17になる。この場合、シリコーンゴ
ムの地15に対してセル16が形成される割合は低く、
隔壁17の厚さがその分大きくなる。したがって、供給
ローラ12(図4)は外から加えられる圧力等に対して
強くなり、しかも、隔壁17が破損してセル16同士が
連結されることは少なくなり、各セル16は互いに独立
した単独泡を形成する。
【0030】本実施例においては、前記セル16の径を
0.2〜0.3〔mm〕に設定し、前記隔壁17の厚さ
をセル16の径の半分以上に設定することによって単独
泡を形成するようにしている。なお、セル16の約1割
から2割程度が単独泡でなくなった場合においても、供
給ローラ12によるトナー13の搬送能力及び供給ロー
ラ12の硬度においては大きな変化は見られず、それ以
上の割合が単独泡でなくなると、両特性は著しく劣化す
ることが分かった。
【0031】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6は本発明の第2の実施例における帯電ローラ
の断面図である。図において、21は帯電ローラ、22
はシャフト、23は該シャフト22の周囲に配設された
シリコーンゴム、24は該シリコーンゴム23の表面に
配設されたナイロン(商品名)製の保護膜である。前記
シリコーンゴム23は製造工程中において発泡させられ
る。
【0032】次に、本実施例において使用した帯電ロー
ラ21と従来の帯電ローラ101(図3参照)との特性
を比較した結果について説明する。まず、各環境下にお
いて、ウレタンゴムを使用した帯電ローラ101の場合
とシリコーンゴム23を使用した帯電ローラ21の場合
とにおける抵抗値を測定して比較した。なお、前記シリ
コーンゴム23は発泡させられたものを使用した。
【0033】図8は本発明の第2の実施例における抵抗
値の測定装置を示す図である。図に示すように、導電板
25の上に軸方向の長さが228〔mm〕の帯電ローラ
21を載置し、約0.7〔mm〕変位させる力gで押
す。また、帯電ローラ21のシャフト22と前記導電板
25との間に電源26を接続し、該電源26によってシ
ャフト22をマイナスの電位として500〔V〕を印加
する。
【0034】そして、この状態におけるシャフト22と
導電板25との間の抵抗値を測定した。表1及び2に前
記抵抗値の比較結果を示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】表1において、RLLは10〔℃〕の温度及
び20〔%〕の湿度の低温低湿下における抵抗値、RHH
は30〔℃〕の温度及び80〔%〕の湿度の高温高湿下
における抵抗値、RNNは20〔℃〕の温度及び50
〔%〕の湿度の中温中湿下における抵抗値、RLHは10
〔℃〕の温度及び80〔%〕の湿度の低温高湿下におけ
る抵抗値、RHLは30〔℃〕の温度及び20〔%〕の湿
度の高温低湿下における抵抗値である。
【0038】表1から、ウレタンゴムを使用した帯電ロ
ーラ101の場合、高温高湿下において抵抗値RHHが最
小値を採り、低温低湿下において抵抗値RLLが最大値を
採り、最大値と最小値との変化log(RLL/RHH)は
約“2”であり、約100倍であることが分かる。一
方、シリコーンゴム23を使用した帯電ローラ21の場
合、低温高湿下における抵抗値RLHが最小値を採り、高
温低湿下における抵抗値RHLが最大値を採り、最大値と
最小値との変化log(RHL/RLH)は“0.43”で
あり、約3倍であることが分かる。
【0039】次に、ウレタンゴムを使用した帯電ローラ
21の場合及びシリコーンゴム23を使用した帯電ロー
ラ101の場合における電圧を印加したときの特性の変
化について説明する。この場合、ウレタンゴムを使用し
た帯電ローラ101及びシリコーンゴム23を使用した
帯電ローラ21に電圧を12時間印加して、抵抗値の変
化を調べた。表2はこの時の結果を示す。
【0040】表2から、シリコーンゴム23を使用した
帯電ローラ21の場合、電圧印加時間が長くなっても抵
抗値の変化はほとんどなく、抵抗上昇率が“0.8”で
あるのに対して、ウレタンゴムを使用した帯電ローラ1
01の場合、抵抗上昇率が“14”であり、電圧印加時
間が長くなると抵抗値が極めて大きくなってしまうこと
が分かる。
【0041】図7は本発明の第2の実施例における電圧
印加時間と抵抗値との関係図である。なお、図におい
て、横軸に電圧印加時間を、縦軸に抵抗値を採ってあ
る。図において、L1はシリコーンゴム23(図8)を
使用した帯電ローラ21(図4)における抵抗値の変化
を示す線、L2はウレタンゴムを使用した帯電ローラ1
01における抵抗値の変化を示す線である。図から分か
るように、シリコーンゴム23を使用した帯電ローラ2
1においては、電圧印加時間が長くなっても抵抗値は変
化しないの対して、ウレタンゴムを使用した帯電ローラ
101においては、電圧印加時間が長くなると抵抗値は
大きく変化してしまう。
【0042】そこで、シリコーンゴム23の抵抗値を面
積抵抗率で表したとき、面積抵抗率が104 〜10
7 〔Ω/cm2 〕の範囲になるように設定し、前記シリ
コーンゴム23を発泡させるようにすると、環境の変化
によって抵抗値が変化することがなく、画像形成装置を
長時間使用して電圧印加時間が長くなっても電圧変動が
大きくなることがなくなる。
【0043】また、シリコーンゴム23を発泡させるに
当たり、セル16(図1)の径を0.2〜0.3〔m
m〕に設定し、隔壁17の厚さをセル16の径の半分以
上に設定することによって単独泡を形成するようにして
いる。したがって、帯電ローラ101を製造する際に周
縁部を切削した場合でも表面粗さを小さくすることがで
きるので、帯電むらが発生するのを防止することができ
る。
【0044】その結果、感光体ドラム100を均一に帯
電させることができ、画像品位を向上させることができ
る。次に、本発明の第3の実施例について説明する。図
9は本発明の第3の実施例におけるクリーニングローラ
の断面図である。図において、31はクリーニングロー
ラ、32は導電性のシャフト、33は発泡させられた導
電性のシリコーンゴムである。
【0045】次に、本実施例において使用したクリーニ
ングローラ31と従来のクリーニングローラ117(図
3参照)との特性を比較した結果について説明する。ま
ず、各環境下において、ウレタンゴムを使用した場合と
シリコーンゴム23を使用した場合とにおける抵抗値を
測定して比較した。比較結果を表3に示す。なお、前記
シリコーンゴム23は発泡させたものを使用した。
【0046】
【表3】
【0047】表3において、RLLは10〔℃〕の温度及
び20〔%〕の湿度の低温低湿下における抵抗値、RHH
は30〔℃〕の温度及び80〔%〕の湿度の高温高湿下
における抵抗値、RNNは20〔℃〕の温度及び50
〔%〕の湿度の中温中湿下における抵抗値、RLHは10
〔℃〕の温度及び80〔%〕の湿度の低温高湿下におけ
る抵抗値、RHLは30〔℃〕の温度及び20〔%〕の湿
度の高温低湿下における抵抗値である。
【0048】表3から、ウレタンゴムを使用したクリー
ニングローラ117の場合、高温高湿下において抵抗値
HHが最小値を採り、低温低湿下において抵抗値RLL
最大値を採り、最大値と最小値との変化log(RLL
HH)は約“2〜3”であり、約100〜1000倍で
あることが分かる。一方、シリコーンゴム33を使用し
たクリーニングローラ31の場合、低温高湿下における
抵抗値RLHが最小値を採り、高温低湿下における抵抗値
HLが最大値を採り、最大値と最小値との変化log
(RHL/RLH)は“0.43”であり、約3倍であるこ
とが分かる。
【0049】ところで、前記クリーニングローラ31は
感光体ドラム100の表面に残留したトナー107を電
気的に吸引するとともに、物理的に掻き落とすようにな
っている。そこで、トナー107の物理的な掻落としに
伴う耐久性について、本実施例において使用したクリー
ニングローラ31と従来のクリーニングローラ117と
の特性を比較した結果について説明する。
【0050】表4は、ウレタンゴムを使用したクリーニ
ングローラ117とシリコーンゴム33を使用したクリ
ーニングローラ31とを、硬度、緩和力、変位量、押付
力、ローラ全長及び摩耗度について比較したものであ
る。
【0051】
【表4】
【0052】この場合、前記硬度はアスカーCによって
表される。また、緩和力は次のように測定する。すなわ
ち、従来のクリーニングローラ117及び本発明のクリ
ーニングローラ31の表面の一点を約1〔mm2 〕程度
の断面積を有する針を使用して500〔g〕の力で押し
付け、そのままの状態を維持し、1分後に前記針に加わ
る力を測定し、押付けを開始した時の力と1分後の力と
の差を緩和力とする。そして、押付力は従来のクリーニ
ングローラ117及び本発明のクリーニングローラ31
の全体を0.46〔mm〕だけ変位させるために必要な
力である。
【0053】前記トナー107の物理的な掻落としに伴
う耐久性は、摩耗度によって判断することができる。こ
の場合、摩耗度は表4に示される物性の相関によって決
定されるが、特に硬度による影響が大きい。図10は本
発明の第3の実施例における硬度と摩耗度との関係図で
ある。なお、図の横軸に硬度を、縦軸に摩耗度を採って
ある。
【0054】図から分かるように、クリーニングローラ
31(図9)の硬度を高くすることによって、電気的性
質を変えることなく摩耗度を小さくし、耐摩耗性を高く
し、耐久性を向上させることができる。ただし、クリー
ニングローラ31の硬度を過度に高くすると感光体ドラ
ム100(図3参照)を損傷させてしまう。したがっ
て、クリーニングローラ31の硬度の最大値を40
〔°〕にする。
【0055】図11は第3の実施例におけるセル数とク
リーニング効率との関係図である。なお、横軸に表面の
セル16(図1)の数(以下「セル数」という。)を、
縦軸にクリーニング効率を採ってある。前述したよう
に、クリーニングローラ31(図9)を構成するシリコ
ーンゴム33は発泡させられるので、シリコーンゴム3
3には複数のセル16が形成される。図から分かるよう
に、表面のセル数が約30〔個/インチ〕より小さくな
るとクリーニング効率が低下する。
【0056】図10及び11から、シリコーンゴム33
の硬度を約30〜40〔°〕とし、表面のセル数を30
〔個/インチ〕以上にするとよい。このようにして、前
記クリーニングローラ31はシリコーンゴム33によっ
て形成されているので、環境の変化によって抵抗値は変
化しない。したがって、感光体ドラム100(図3参
照)に流れる放電電流の量が変化しないので、トナー1
07に対する電気的な吸引力は低下することがなく、ク
リーニング効率が低くなることはない。
【0057】その結果、感光体ドラム100の表面に残
留したトナー107を十分に除去することができるの
で、地かぶりが発生することがなく、画像品位を向上さ
せることができる。次に、本発明の第4の実施例につい
て説明する。図12は本発明の第4の実施例における転
写ローラの断面図である。
【0058】図において、41は転写ローラ、42は導
電性のシャフト、43は半導電性のシリコーンゴムであ
る。該シリコーンゴム43は製造工程中において発泡さ
せられる。次に、本実施例において使用した転写ローラ
41と従来の転写ローラ109(図3参照)との特性を
比較した結果について説明する。
【0059】まず、各環境下において、ウレタンゴムを
使用した転写ローラ109の場合とシリコーンゴム43
を使用した転写ローラ41の場合とにおける抵抗値を測
定した。なお、前記シリコーンゴム43は発泡させられ
たものを使用した。この場合、導電板25(図8)の上
に軸方向の長さが228〔mm〕の転写ローラ41を載
置し、約0.7〔mm〕変位させる力gで押す。また、
転写ローラ41のシャフト42と前記導電板25との間
に電源26を接続し、該電源26によってシャフト42
をプラスの電位として500〔V〕を印加する。
【0060】そして、この状態におけるシャフト22と
導電板25との間の抵抗値を測定した。表5に前記抵抗
値の比較結果を示す。
【0061】
【表5】
【0062】表5において、RLLは10〔℃〕の温度及
び20〔%〕の湿度の低温低湿下における抵抗値、RHH
は30〔℃〕の温度及び80〔%〕の湿度の高温高湿下
における抵抗値、RNNは20〔℃〕の温度及び50
〔%〕の湿度の中温中湿下における抵抗値、RLHは10
〔℃〕の温度及び80〔%〕の湿度の低温高湿下におけ
る抵抗値、RHLは30〔℃〕の温度及び20〔%〕の湿
度の高温低湿下における抵抗値である。
【0063】表5から、ウレタンゴムを使用した転写ロ
ーラ109の場合、高温高湿下において抵抗値RHHが最
小値を採り、低温低湿下において抵抗値RLLが最大値を
採り、最大値と最小値との変化log(RLL/RHH)は
約“2”であり、約100倍であることが分かる。一
方、シリコーンゴム43を使用した転写ローラ41の場
合、低温高湿下における抵抗値RLHが最小値を採り、高
温低湿下における抵抗値RHLが最大値を採り、最大値と
最小値との変化log(RHL/RLH)は“0.43”で
あり、約3倍であることが分かる。
【0064】次に、ウレタンゴムを使用した転写ローラ
109及びシリコーンゴム43を使用した場合における
転写ローラ41に電圧を印加したときの特性の変化につ
いて説明する。この場合、ウレタンゴムを使用した転写
ローラ109及びシリコーンゴム43を使用した転写ロ
ーラ41に1000〔V〕の電圧を12時間印加して、
抵抗値の変化を調べた。表6はこの時の結果を示す。
【0065】
【表6】
【0066】表6から、シリコーンゴム43を使用した
転写ローラ41の場合、電圧印加時間が長くなっても抵
抗値の変化はほとんどなく、抵抗上昇率が“0.79”
であるのに対して、ウレタンゴムを使用した転写ローラ
109の場合、抵抗上昇率が約“5〜7”であり、電圧
印加時間が長くなると抵抗値が極めて大きくなってしま
うことが分かる。
【0067】図13は本発明の第4の実施例における抵
抗値の経時変化を示す図である。なお、横軸に経時変化
に対応する印字枚数を、縦軸に抵抗値を採ってある。図
において、●印はシリコーンゴム43(図12)を使用
した転写ローラ41の特性を、○印はカーボン電導によ
るウレタンゴムを使用した転写ローラ109(図3参
照)の特性を、△印はイオン電導(カーボンを添加しな
いもの)によるウレタンゴムを使用した転写ローラ10
9の特性を示す。ウレタンゴムを使用した転写ローラ1
09の場合は、印字枚数が増加するのに伴って、抵抗値
が大きく上昇するのに対し、シリコーンゴム43を使用
した転写ローラ41の場合は、抵抗値はほとんど変化し
ない。逆にわずかに抵抗値は減少しているが、抵抗値は
極めて安定している。
【0068】このように、シリコーンゴム43を使用し
た転写ローラ41においては、環境が変化したり、電圧
が印加されたりしても抵抗値が変化しないことが分か
る。また、時間が経過して印字の繰り返しによってトナ
ー107が転写ローラ41の表面に付着したり、印字媒
体110との摩擦によって転写ローラ41の表面が劣化
したりしても抵抗値はほとんど変化しないことが分か
る。
【0069】表7はウレタンゴムを使用した転写ローラ
109及びシリコーンゴム43を使用した転写ローラ4
1のシャフト42の両端を支点として、250〔g〕の
力で転写ローラ41、109を押し付けた時の緩和力
と、一点を2.0〔kg〕で押し付けた時の変位量とを
示す。また、表8はシリコーンゴム43を使用した転写
ローラ41について硬度、緩和力、変位量及び押付力を
示す。この場合、押付力は転写ローラを0.4〔mm〕
押すのに必要な力である。
【0070】
【表7】
【0071】
【表8】
【0072】表7及び8から、シリコーンゴム43を使
用した転写ローラ41の場合、ウレタンゴムを使用した
転写ローラ109に比べて緩和力及び変位量が大きく、
また、硬度が高くなる程、緩和力及び変位量が小さくな
ることが分かる。
【0073】すなわち、シリコーンゴム43を使用した
転写ローラ41の場合、ウレタンゴムを使用した転写ロ
ーラ109に比べて押付力による影響が大きく、ゴム自
体が弱いことが分かる。したがって、実際にシリコーン
ゴム43を転写ローラ41に使用する場合には、感光体
ドラム100を損傷させないように考慮して硬度を高く
する必要がある。
【0074】ところで、表8における硬度が25〔°〕
のシリコーンゴム43を使用した転写ローラ41につい
て、該転写ローラ41の外径を変化させることによって
感光体ドラム100への押付量を変化させた。その時の
印字濃度、転写効率及び印字変化量(仕様に対する変化
量)の平均を表9に示す。
【0075】
【表9】
【0076】表9から、印字濃度及び転写効率に異常は
見られず良好であることが分かる。しかし、印字長は転
写ローラ41の外径が変化するのに伴い変化し、外径が
16.2〜16.6〔mm〕の範囲に設定すると、印字
変化量を±0.05〔mm〕の範囲に収めることができ
る。
【0077】また、感光体ドラム100への押付力を
1.4〔kg〕とし、外径が16.4〔mm〕であり、
硬度が25〔°〕であるシリコーンゴム43を使用した
転写ローラ41の場合、約40,000枚の印字を行っ
ても、外径が約0.03〔mm〕程度小さくなるだけ
で、印字には全く影響を及ぼさないことが分かった。そ
して、感光体ドラム100の損傷も発生しなかった。こ
のように、シリコーンゴム43を使用した転写ローラ4
1においては、硬度を20〜30〔°〕とし、感光体ド
ラム100への押付力を約1.4〔kg〕とし、外径を
16.2〜16.6〔mm〕の範囲に収めると、画像品
位を向上させることができ、転写ローラ41の耐久性を
向上させることができる。
【0078】なお、この場合、印字媒体110としては
OHP用紙(ゼロックス社製)を使用した。なお、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像形成装置においては、像担持体と、該像担持
体と対向させて配設され、前記像担持体の表面を帯電さ
せる帯電手段と、前記像担持体を露光して静電潜像を形
成する露光装置と、前記静電潜像を現像してトナー像に
する現像手段と、トナー像を転写材に転写する転写手段
と、転写後に像担持体の表面に残留したトナーを除去す
るクリーニング手段とを有する。
【0080】前記帯電手段によって像担持体に形成され
た静電潜像は、現像手段によって現像されてトナー像に
なり、該トナー像は転写手段によって転写材に転写され
る。一方、像担持体に残留したトナーはクリーニング手
段によって除去される。そして、前記帯電手段、現像手
段、転写手段、クリーニング手段のうち少なくとも一つ
は発泡させられたシリコーンゴムから成るローラを備
え、前記シリコーンゴムのセル径を0.2〜0.3〔m
m〕にし、かつ、隔壁の厚さをセル径の半分以上にす
る。
【0081】現像手段としての供給ローラにシリコーン
ゴムを使用した場合、シリコーンゴムは単独泡が多くな
るので、セルにトナーが詰まることがなくなる。したが
って、トナーの摩擦係数が小さくなることがなく、供給
ローラにおけるトナーを現像ローラに搬送する能力が低
下するのを防止することができる。また、セルにトナー
が詰まらないので、供給ローラの硬度が高くなることが
なく、現像ローラが摩耗するのを防止することができ
る。
【0082】前記帯電手段としての帯電ローラにシリコ
ーンゴムを使用した場合、環境の変化によって抵抗値が
変化することがなくなり、また、帯電ローラの加工時に
表面に凹凸が形成されることが抑制されるので、帯電ロ
ーラの表面粗さによって帯電むらが発生するのを防止す
ることができる。さらに、帯電ローラを長時間使用して
電圧印加時間が長くなっても、電圧変動が大きくなるの
を防止することができる。
【0083】クリーニング手段としてのクリーニングロ
ーラにシリコーンゴムを使用した場合、環境の変化によ
って抵抗値が変化するのを防止することができる。した
がって、感光体ドラムに流れる放電電流の量が安定し、
トナーに対する電気的な吸引力が低下するのを防止する
ことができ、クリーニング効率を向上させることができ
る。 前記転写手段の転写ローラにシリコーンゴムを使
用した場合、環境が変化したり、電圧が印加されたり、
表面にトナーが付着したり、印字媒体との摩擦によって
劣化したりしても、抵抗値が変化することがない。
【0084】その結果、画像品位を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における供給ローラの拡
大断面図である。
【図2】従来の画像形成装置における供給ローラの拡大
断面図である。
【図3】従来の画像形成装置の概略図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるトナー供給部の
使用開始時の拡大断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるトナー供給部の
長期間使用時の拡大断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例における帯電ローラの断
面図である。
【図7】本発明の第2の実施例における電圧印加時間と
抵抗値との関係図である。
【図8】本発明の第2の実施例における抵抗値の測定装
置を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例におけるクリーニングロ
ーラの断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例における硬度と摩耗度
との関係図である。
【図11】本発明の第3の実施例におけるセル数とクリ
ーニング効率との関係図である。
【図12】本発明の第4の実施例における転写ローラの
断面図である。
【図13】本発明の第4の実施例における抵抗値の経時
変化を示す図である。
【符号の説明】
100 感光体ドラム 21 帯電ローラ 102 露光装置 11 現像ローラ 41 転写ローラ 31 クリーニングローラ 13 トナー 16 セル 17 隔壁 12 供給ローラ 23,33,43 シリコーンゴム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10 (72)発明者 石川 匡幸 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 大西 明人 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)像担持体と、(b)該像担持体と
    対向させて配設され、像担持体の表面を帯電させる帯電
    手段と、(c)前記像担持体を露光して静電潜像を形成
    する露光装置と、(d)前記静電潜像を現像してトナー
    像にする現像手段と、(e)前記トナー像を転写材に転
    写する転写手段と、(f)転写後に像担持体の表面に残
    留したトナーを除去するクリーニング手段とを有すると
    ともに、(g)前記帯電手段、現像手段、転写手段、ク
    リーニング手段のうち少なくとも一つは発泡させられた
    シリコーンゴムから成るローラを備え、(h)前記シリ
    コーンゴムのセル径は0.2〜0.3〔mm〕であり、
    かつ、隔壁の厚さはセル径の半分以上であることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段は、シリコーンゴムから成
    る現像ローラと発泡させられたシリコーンゴムから成る
    供給ローラとを備えた請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記供給ローラは現像ローラより硬度が
    低い請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記供給ローラは現像ローラより耐摩耗
    性が低い請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電手段は帯電ローラを備え、該帯
    電ローラの20〔℃〕の温度及び50〔%〕の湿度にお
    ける抵抗値がほぼ106 〔Ω〕である請求項1に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング手段はクリーニングロ
    ーラを備え、該クリーニングローラは、表面のセル数が
    30〜50〔個/インチ〕であり、硬度が35±5
    〔°〕(アスカーC)であり、20〔℃〕の温度及び5
    0〔%〕の湿度における抵抗値がほぼ107 〔Ω〕であ
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写手段は転写ローラを備え、該転
    写ローラの20〔℃〕の温度及び50〔%〕の湿度にお
    ける抵抗値がほぼ107 〜109 〔Ω〕である請求項1
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写ローラの硬度が25±5〔°〕
    (アスカーC)であり、像担持体への押付力が1.4
    〔kg〕である請求項7に記載の画像形成装置。
JP6130702A 1994-06-13 1994-06-13 画像形成装置 Pending JPH07333996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6130702A JPH07333996A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6130702A JPH07333996A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07333996A true JPH07333996A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15040581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6130702A Pending JPH07333996A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07333996A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000347446A (ja) * 1999-04-02 2000-12-15 Oki Data Corp トナー及び現像装置
JP2006292909A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Canon Chemicals Inc トナー供給ローラ及びその製造方法
JP2009300741A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ベルト用クリーニングローラ及び画像形成装置
JP2010237715A (ja) * 2010-07-29 2010-10-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ベルト用クリーニングローラ及び画像形成装置
US8326192B2 (en) 2009-07-31 2012-12-04 Oki Data Corporation Developer supplying member, developing device, and image forming apparatus
US8600272B2 (en) 2009-12-03 2013-12-03 Oki Data Corporation Developing device and image forming apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000347446A (ja) * 1999-04-02 2000-12-15 Oki Data Corp トナー及び現像装置
JP2006292909A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Canon Chemicals Inc トナー供給ローラ及びその製造方法
JP2009300741A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ベルト用クリーニングローラ及び画像形成装置
US8326192B2 (en) 2009-07-31 2012-12-04 Oki Data Corporation Developer supplying member, developing device, and image forming apparatus
US8600272B2 (en) 2009-12-03 2013-12-03 Oki Data Corporation Developing device and image forming apparatus
JP2010237715A (ja) * 2010-07-29 2010-10-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ベルト用クリーニングローラ及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3268751B2 (ja) 画像形成装置
US6263175B1 (en) Image forming apparatus including a charging device with a cleaning member
JP2019003058A (ja) 画像形成装置及びカートリッジ
US9128404B2 (en) Image formation unit and image formation apparatus
US6965743B2 (en) Developing apparatus
JP6338354B2 (ja) 帯電装置、画像形成手段および画像形成装置
JPH07333996A (ja) 画像形成装置
JP2005227653A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2005148239A (ja) 定着装置、および画像形成装置
JP2001255756A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP5071017B2 (ja) 現像装置、現像方法及び画像形成装置
EP1380903A1 (en) Developing device and electrophotographic apparatus
JP4953616B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2808173B2 (ja) 画像形成装置
JPH1138730A (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP2000206779A (ja) トナ―担持体及び画像形成装置
JPH03154086A (ja) 画像形成装置の転写装置
JP5448746B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP3138085B2 (ja) 画像形成装置
JP2010079010A (ja) 現像装置
JP3438057B2 (ja) 画像形成装置
JPH11161060A (ja) 画像形成装置
JP2001027855A (ja) 接触転写部材とこれを有する画像形成装置
JP2958413B2 (ja) 画像形成装置
JP2002049238A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000404