JP2002047464A - 両面接着部材及びこれを用いた建築材の取付方法 - Google Patents

両面接着部材及びこれを用いた建築材の取付方法

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JP2002047464A
JP2002047464A JP2000233399A JP2000233399A JP2002047464A JP 2002047464 A JP2002047464 A JP 2002047464A JP 2000233399 A JP2000233399 A JP 2000233399A JP 2000233399 A JP2000233399 A JP 2000233399A JP 2002047464 A JP2002047464 A JP 2002047464A
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double
sided adhesive
adhesive member
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gypsum board
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JP2000233399A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Yamaguchi
正勝 山口
Takashi Takayama
崇 高山
Tsutomu Shiotani
力 塩谷
Takumi Harigai
工 針谷
Norimoto Agehara
紀元 揚原
Motonari Akatsu
元成 赤津
Hiroshi Shiokawa
博 塩川
Hiroyuki Nishikawa
裕之 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】騒音が発生せず、内装の改装時或いは建物の解
体時に、建築材の損壊を防止して再利用を可能とし、廃
棄処理にコストのかからない両面接着部材の提供。 【解決手段】複数のシート材3,4を剥離可能且つ再接
着不能な疑似接着状態で貼り合わせて基材2を構成し、
この基材の両面に接着剤層5を形成したことを特徴とす
る両面接着部材であって、前記両面接着部材は両面接着
テープ1、両面接着シートのいずれかである。被取付部
位に建築材を取り付ける建築材の取付方法において、両
面接着部材により貼り合わせたことを特徴とする建築材
の取付方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材が疑似接着に
より再接着不能に貼り合わせられた両面接着部材及びこ
れを用いた建築材の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石膏ボードやパネル等を柱などに
接合するために、釘、木ねじ、ステープル、接着剤等が
用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年ではリフォーム時
や解体後の石膏ボードの再利用や、施工時の騒音等の抑
制が求められてきているが、従来の釘、ステープル、木
ねじ等で石膏ボードを柱に固定すると、打撃音や電動ド
ライバー等の騒音が発生する問題があると共に、石膏ボ
ードを柱から剥がすときに、石膏ボードが壊れてしま
い、石膏ボードの再利用ができなくなったり、破損した
石膏ボードの嵩が大きくなって、分別等の手間がかかっ
たり、廃棄コストが高くなる問題がある。
【0004】また、釘やステープルの場合、石膏ボード
から抜くときに、接着剤では石膏ボードを柱から剥がす
ときに、それぞれ石膏ボードが原形を留めないほどに損
壊してしまう問題がある。
【0005】ネジの場合には、石膏ボード上に40本以
上のネジが使用され、取り外しに時間がかかるために、
ボードを破壊して解体しており、石膏ボードの再使用は
不可能であった。
【0006】本発明は、このような問題に着目してなさ
れたものであり、建築材の取り付け作業において騒音が
発生せず、内装の改装時或いは建物の解体時に、建築材
の損壊を防止して、再利用を極力可能とするほか、廃棄
処理にあっても極力手間及びコストのかからない建築材
の取付方法及びこれに用いる両面接着部材を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にかかる両面接着部材は、複数の
シート材を剥離可能且つ再接着不能な疑似接着状態で貼
り合わせて基材を構成し、この基材の両面に接着剤層を
形成したことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2の両面接着部材は、請求
項1の両面接着部材であって、前記両面接着部材は両面
接着テープ、両面接着シートのいずれかであることを特
徴とする。
【0009】更に、本発明の請求項3の建築材の取付方
法は、被取付部位に建築材を取り付ける建築材の取付方
法において、前記被取付部位と前記建築材とを請求項
1、2のいずれかの両面接着部材により貼り合わせたこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る両面接着部材及びこれを用いた建築材の取付方法を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態にかかる両面
接着部材としての両面接着テープ1を示す。この両面接
着テープ1の基材2は、複数のプラスチックシート3、
4を疑似接着により貼り合わせてなるものである。ここ
で、疑似接着により貼り合わせられているとは、通常時
はプラスチックシート3、4同士が接着しているもの
の、両者を引き離すように引っ張ると再び接着すること
が不能になるように接着されている状態を言う。この疑
似接着に用いるシート3、4は一方が紙、他方がプラス
チックシートでも良く、或いは両者共にプラスチックシ
ートでも良い。また、基材2のシートは厚肉のもの(ゴ
ム、スポンジその他の周知のエラストマー)でも良い。
【0012】プラスチックシート3、4は、互いに接着
力が小さなもの同士が選択されており、例として、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン酢酸ビニル樹脂、エチレンアクリル樹脂、
ポリビニルアルコール等の互いに接着力の弱い材料同士
が用いられる。また、疑似接着状態を得るためには、シ
ート3、4の一方に離型剤等を塗工する離型処理を施す
ことによって行う方法、接着時の温度を低くして接着す
る方法、シート3、4の張り合わせ時の押し付ける力を
小さくして接着する方法等のように、疑似接着状態を起
こすために通常知られている方法・材料などの手段が用
いられる。
【0013】基材2の両面には接着剤層5、5が形成さ
れている。接着剤5の材質は周知のものであり、この接
着剤層5の上にはシリコン紙などの剥離紙が貼られてい
る。両面テープ1の幅は2〜10cm程度のものであ
り、長さ方向の所定長さ毎にミシン目或いは薄肉の切れ
目を設けておいても良い。このようにすれば、所定の長
さで切り取りやすく作業がし易い。
【0014】両面接着テープ2は、基材2が薄手のもの
であれば巻き付けておいても良いが、基材2が厚手の場
合には、所定長さの1枚のものとしても良い。更に、こ
の実施の形態では、両面接着部材はテープ状に細長く形
成しているが、ラベルのような矩形若しくは不定形の形
状に形成しても良い。
【0015】図2は、図1の両面接着テープ1を用いた
建築材の取付方法を示す。この実施の形態では建築材と
しては、石膏ボード10を用いているが、木製のボード
などでも良い。この石膏ボード10は両面テープ1によ
り柱11(被取付部位)に接着して固定されている。こ
の石膏ボード10を取り付けるには、柱11に両面テー
プ1の片面を接着固定し、両面テープ1の他方の接着剤
層5に石膏ボード10を接着して固定する。
【0016】石膏ボード10を剥がす際には、石膏ボー
ド10を柱11から引き離す方向に引っ張ると、両面テ
ープ1のシート3、4の疑似接着部分が剥がれる。この
場合に、シート3、4が厚手であると、石膏ボード10
をしなり易くでき、剥がし易くなる。また、シート3、
4の疑似接着部分にスクレーパ等の薄手の金属等を差し
込んで剥がしても良い。
【0017】このような石膏ボード10の取付方法によ
れば、石膏ボード10を柱11から剥がす作業に手間が
かからない他に、石膏ボード10の折れ曲がり破損等を
防止でき、石膏ボード10の再使用等も可能となる。ま
た、剥がした石膏ボード10を積層できるので嵩張らな
いので、廃棄する場合においても手間やコストがかから
ないという有益な効果を得ることができる。
【0018】尚、上記の両面接着テープ1は、建築材と
しての内装用の壁紙を貼る場合にも使用でき、壁紙を交
換する際に剥離と再接着が容易である。
【0019】
【発明の効果】請求項1、請求項2の両面接着部材によ
れば、例えば、物同士を両面接着部材を介在させて接着
固定するので、接着剤の塗布作業がなく作業時間を少な
くでき、しかも、物同士を引っ張り合うと基材の疑似接
着層により再接着不能に剥離される。従って、物同士を
両面接着部材により組み立てたり、形成した場合でも分
解が容易である。
【0020】特に、壁紙の貼り付け、石膏ボードの取付
等の建築内装作業において、作業現場での接着剤の使用
量を顕著に少なくでき、作業時間短縮化や手間軽減化を
実現できる。
【0021】また、請求項3のボードの取付方法によれ
ば、両面接着部材により被取付部位にボードを保持させ
ればよいので、一つ一つ接合材を仮止めする手間が不要
であると共に、ボードを構造体等から剥離する場合に、
疑似接着部分から剥離できるので、剥離時間が短時間で
済み、ボードの取付作業や剥離作業の短縮化や手間が軽
減を実現できる。特に、剥離の際には、剥離作業が簡単
であり、例えば石膏ボードの損傷を防止して再使用が可
能となったり、剥がした石膏ボードを積層できるので嵩
張らないので、廃棄する場合においても手間やコストが
かからないという有益な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態にかかる石膏ボード
取付用の両面接着テープの構成を示す斜視図。
【図2】図2は図1の両面接着テープを用いた石膏ボー
ド取付方法の説明図。
【図3】図3は柱から石膏ボードを剥がすときの剥離状
態を示す説明図。
【符号の説明】
1 両面接着テープ 2 基材 3 プラスチックシート 4 プラスチックシート 5 接着剤層 10 石膏ボード(建築材) 11 柱(被取付部位)
フロントページの続き (72)発明者 塩谷 力 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 (72)発明者 針谷 工 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 (72)発明者 揚原 紀元 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 (72)発明者 赤津 元成 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 (72)発明者 塩川 博 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 (72)発明者 西川 裕之 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 Fターム(参考) 2E125 AE11 AE16 CA81 EA00 4F100 AK01 AL09 AN00 AR00C AR00D AT00A AT00B BA04 BA06 BA10C BA10D DG10 GB07 JL00 JL00A JL00B JL11C JL11D JL14A JL14B JL16 4J004 CA03 CA04 CA06 CB02 CC03 DA04 DB03 EA05 FA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のシート材を剥離可能且つ再接着不能
    な疑似接着状態で貼り合わせて基材を構成し、この基材
    の両面に接着剤層を形成したことを特徴とする両面接着
    部材。
  2. 【請求項2】請求項1の両面接着部材であって、前記両
    面接着部材は両面接着テープ、両面接着シートのいずれ
    かであることを特徴とする両面接着部材。
  3. 【請求項3】被取付部位に建築材を取り付ける建築材の
    取付方法において、前記被取付部位と前記建築材とを請
    求項1、2のいずれかの両面接着部材により貼り合わせ
    たことを特徴とする建築材の取付方法。
JP2000233399A 2000-08-01 2000-08-01 両面接着部材及びこれを用いた建築材の取付方法 Abandoned JP2002047464A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100728733B1 (ko) * 2005-12-09 2007-06-14 현대모비스 주식회사 승객용 에어백도어의 구조
JP2009013746A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Misawa Homes Co Ltd 受材付き矩形フレームおよび断熱板の取付構造
JP2018096043A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 積水化学工業株式会社 建築用面構造

Cited By (4)

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JP7008402B2 (ja) 2016-12-08 2022-01-25 積水化学工業株式会社 建築用面構造

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