JPH1136512A - 構造用木質パネル - Google Patents
構造用木質パネルInfo
- Publication number
- JPH1136512A JPH1136512A JP21578397A JP21578397A JPH1136512A JP H1136512 A JPH1136512 A JP H1136512A JP 21578397 A JP21578397 A JP 21578397A JP 21578397 A JP21578397 A JP 21578397A JP H1136512 A JPH1136512 A JP H1136512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wooden
- panel
- wall
- face material
- plastic sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外壁をプラスチックシートで覆う作業や外壁
に断熱材を取り付ける作業を能率良く実施でき、かつ防
湿性に優れた構造用木質パネル10を提供すること。 【解決手段】 木質面材11の表面に防水性を有する粘
着剤の被膜14を形成し、粘着材被膜14に剥離シート
15を貼着したので、木質面材11の吸湿による寸法変
化を防止できる。また、構造用パネル10で外壁等を構
築した後、現場で外壁に気密用のプラスチックシートを
被せたり、断熱材を取り付けるとき面材11表面の剥離
紙を剥して粘着被膜でプラスチックシートや断熱材を仮
止めできる。このため、プラスチックシートが風で捲れ
上がったり、しわになるのを防止できる。また、断熱材
を取り付ける作業も容易になる。
に断熱材を取り付ける作業を能率良く実施でき、かつ防
湿性に優れた構造用木質パネル10を提供すること。 【解決手段】 木質面材11の表面に防水性を有する粘
着剤の被膜14を形成し、粘着材被膜14に剥離シート
15を貼着したので、木質面材11の吸湿による寸法変
化を防止できる。また、構造用パネル10で外壁等を構
築した後、現場で外壁に気密用のプラスチックシートを
被せたり、断熱材を取り付けるとき面材11表面の剥離
紙を剥して粘着被膜でプラスチックシートや断熱材を仮
止めできる。このため、プラスチックシートが風で捲れ
上がったり、しわになるのを防止できる。また、断熱材
を取り付ける作業も容易になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木造建築物に用いる
構造用木質パネルに関する。
構造用木質パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、木質面材の裏面に補強用の芯材を
固定した構造用木質パネルを柱と柱の間に嵌め込んで建
築物の外壁を構築するパネル工法が広く行われている。
かかるパネル工法では、建築物の気密性を高めるため外
壁をプラスチックシートで覆ったり、建築物の断熱性を
高めるため、外壁に発泡プラスチック製の断熱材を取り
付ける現場作業を行っている。また、一般に、パネル工
法に使う構造用木質パネルの面材には合板、パーティク
ルボード、硬質繊維板、あるいは細長い木片に方向性を
与えて耐水性の接着剤で固めたOSB等のボード類が用
いられている。
固定した構造用木質パネルを柱と柱の間に嵌め込んで建
築物の外壁を構築するパネル工法が広く行われている。
かかるパネル工法では、建築物の気密性を高めるため外
壁をプラスチックシートで覆ったり、建築物の断熱性を
高めるため、外壁に発泡プラスチック製の断熱材を取り
付ける現場作業を行っている。また、一般に、パネル工
法に使う構造用木質パネルの面材には合板、パーティク
ルボード、硬質繊維板、あるいは細長い木片に方向性を
与えて耐水性の接着剤で固めたOSB等のボード類が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パネル工法において建
築物の気密性を高めるため現場で外壁をプラスチックシ
ートで覆うとき、プラスチックシートが風で捲れ上がっ
たり、しわになると気密性が損なわれるので、外壁に密
着するように張り付ける必要があり、作業が甚だ面倒で
ある。また、断熱材は嵩張っているので、足場の悪い現
場で外壁に断熱材を取り付ける作業も面倒で時間を要す
る。さらに、面材に用いるOSBボード等は水分を吸湿
して寸法が変化し易いので、施工中だけでなく施工後に
おいても養生に十分な配慮が必要となり、施工コストの
高騰の一因となっている。本発明はかかる問題点に鑑
み、外壁をプラスチックシートで覆う作業や外壁に断熱
材を取り付ける作業を能率良く実施でき、かつ防湿性に
優れた構造用木質パネルを提供することを目的とする。
築物の気密性を高めるため現場で外壁をプラスチックシ
ートで覆うとき、プラスチックシートが風で捲れ上がっ
たり、しわになると気密性が損なわれるので、外壁に密
着するように張り付ける必要があり、作業が甚だ面倒で
ある。また、断熱材は嵩張っているので、足場の悪い現
場で外壁に断熱材を取り付ける作業も面倒で時間を要す
る。さらに、面材に用いるOSBボード等は水分を吸湿
して寸法が変化し易いので、施工中だけでなく施工後に
おいても養生に十分な配慮が必要となり、施工コストの
高騰の一因となっている。本発明はかかる問題点に鑑
み、外壁をプラスチックシートで覆う作業や外壁に断熱
材を取り付ける作業を能率良く実施でき、かつ防湿性に
優れた構造用木質パネルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、木質面材の裏面に補強用の芯材を固定してなる構造
用木質パネルにおいて、前記木質面材の表面に防水性を
有する粘着剤の被膜を形成したことを特徴とする。請求
項2に記載の発明は請求項1に記載の構造用木質パネル
において、前記粘着材の被膜に剥離シートを貼着したこ
とを特徴とする。
は、木質面材の裏面に補強用の芯材を固定してなる構造
用木質パネルにおいて、前記木質面材の表面に防水性を
有する粘着剤の被膜を形成したことを特徴とする。請求
項2に記載の発明は請求項1に記載の構造用木質パネル
において、前記粘着材の被膜に剥離シートを貼着したこ
とを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明に係る構造用木質パネルに
よれば、木質面材の表面に防水性を有する被膜を形成し
たので、木質面材の吸湿を抑制でき、吸湿による構造用
木質パネルの寸法変化を防止できる。また、防水用の被
膜を粘着剤で形成したので、長期間にわたって面材表面
が粘着力を保持する。従って、構造用パネルで外壁等を
構築した後、現場で外壁に気密用のプラスチックシート
を被せたり、断熱材を取り付けるとき面材表面に粘着被
膜で仮止めできる。このため、プラスチックシートが風
で捲れ上がったり、しわになるのを防止できる。また、
断熱材を取り付ける作業も容易になる。さらに、粘着材
の被膜に剥離シートを貼着しておくことで、構造用木質
パネルの表面に不要なものが固着するのを防止でき、同
パネルの保管、運搬、現場での取扱いが容易になる。
よれば、木質面材の表面に防水性を有する被膜を形成し
たので、木質面材の吸湿を抑制でき、吸湿による構造用
木質パネルの寸法変化を防止できる。また、防水用の被
膜を粘着剤で形成したので、長期間にわたって面材表面
が粘着力を保持する。従って、構造用パネルで外壁等を
構築した後、現場で外壁に気密用のプラスチックシート
を被せたり、断熱材を取り付けるとき面材表面に粘着被
膜で仮止めできる。このため、プラスチックシートが風
で捲れ上がったり、しわになるのを防止できる。また、
断熱材を取り付ける作業も容易になる。さらに、粘着材
の被膜に剥離シートを貼着しておくことで、構造用木質
パネルの表面に不要なものが固着するのを防止でき、同
パネルの保管、運搬、現場での取扱いが容易になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに、図1及び図2には本発明の一実施形態に係る構
造用木質パネル10が示されている。当該構造用木質パ
ネル10は長方形の木質面材11の裏面に横の芯材12
と縦の芯材13を釘で固定して構成されている。木質面
材11には細長い木片に方向性を与えて耐水性の接着剤
で固めたOSBボードを用いている。芯材12には無垢
の角材を用いている。木質面材11の表面には防水性を
有するアクリル系の粘着剤を塗布して被膜が形成され、
粘着被膜に剥離紙15が貼着されている。
するに、図1及び図2には本発明の一実施形態に係る構
造用木質パネル10が示されている。当該構造用木質パ
ネル10は長方形の木質面材11の裏面に横の芯材12
と縦の芯材13を釘で固定して構成されている。木質面
材11には細長い木片に方向性を与えて耐水性の接着剤
で固めたOSBボードを用いている。芯材12には無垢
の角材を用いている。木質面材11の表面には防水性を
有するアクリル系の粘着剤を塗布して被膜が形成され、
粘着被膜に剥離紙15が貼着されている。
【0007】本実施形態に係る構造用木質パネル10の
構成は以上の通りであって、木質面材11の表面に防水
性を有する粘着被膜15を形成したので、木質面材11
の吸湿を抑制でき、吸湿による構造用木質パネル10の
寸法変化を防止できる。また、構造用パネル10で外壁
等を構築した後、現場で外壁に気密用のプラスチックシ
ートを被せたり、断熱材を取り付けるとき剥離紙15を
剥して面材11表面にプラスチックシートや断熱材を仮
止めできる。このため、プラスチックシートが風で捲れ
上がったり、しわになるのを防止できる。また、嵩張っ
た断熱材を取り付けて固定する作業も容易になる。さら
に、粘着被膜14を剥離紙15で覆ったので、構造用木
質パネル10の取扱いが容易である。なお、本実施形態
に係る構造用木質パネル10では防水性を有する粘着材
としてアクリル系粘着材を使用したが、ゴム系粘着材や
溶剤系粘着材を使用しても本実施形態と同じような作
用、効果を得ることができる。
構成は以上の通りであって、木質面材11の表面に防水
性を有する粘着被膜15を形成したので、木質面材11
の吸湿を抑制でき、吸湿による構造用木質パネル10の
寸法変化を防止できる。また、構造用パネル10で外壁
等を構築した後、現場で外壁に気密用のプラスチックシ
ートを被せたり、断熱材を取り付けるとき剥離紙15を
剥して面材11表面にプラスチックシートや断熱材を仮
止めできる。このため、プラスチックシートが風で捲れ
上がったり、しわになるのを防止できる。また、嵩張っ
た断熱材を取り付けて固定する作業も容易になる。さら
に、粘着被膜14を剥離紙15で覆ったので、構造用木
質パネル10の取扱いが容易である。なお、本実施形態
に係る構造用木質パネル10では防水性を有する粘着材
としてアクリル系粘着材を使用したが、ゴム系粘着材や
溶剤系粘着材を使用しても本実施形態と同じような作
用、効果を得ることができる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る構造用木質パネル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】 図1の2−2線から切断した断面図である。
10…構造用木質パネル、11…木質面材、12…横の
芯材、13…縦の芯材、14…粘着被膜、15…剥離
紙。
芯材、13…縦の芯材、14…粘着被膜、15…剥離
紙。
Claims (2)
- 【請求項1】 木質面材の裏面に補強用の芯材を固定し
てなる構造用木質パネルにおいて、前記木質面材の表面
に防水性を有する粘着剤の被膜を形成したことを特徴と
する構造用木質パネル。 - 【請求項2】 前記粘着材の被膜に剥離シートを貼着し
たことを特徴とする請求項1に記載の構造用木質パネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21578397A JPH1136512A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 構造用木質パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21578397A JPH1136512A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 構造用木質パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136512A true JPH1136512A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16678165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21578397A Pending JPH1136512A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 構造用木質パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1136512A (ja) |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP21578397A patent/JPH1136512A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010731 |