JP2002043566A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002043566A
JP2002043566A JP2000226559A JP2000226559A JP2002043566A JP 2002043566 A JP2002043566 A JP 2002043566A JP 2000226559 A JP2000226559 A JP 2000226559A JP 2000226559 A JP2000226559 A JP 2000226559A JP 2002043566 A JP2002043566 A JP 2002043566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
gate electrode
silicon
semiconductor device
boron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000226559A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Kubo
裕子 久保
Kenji Yoneda
健司 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000226559A priority Critical patent/JP2002043566A/ja
Priority to US09/911,618 priority patent/US6589827B2/en
Publication of JP2002043566A publication Critical patent/JP2002043566A/ja
Priority to US10/428,920 priority patent/US6710382B2/en
Priority to US10/769,863 priority patent/US6969870B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/49Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/28Manufacture of electrodes on semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/268
    • H01L21/28008Making conductor-insulator-semiconductor electrodes
    • H01L21/28017Making conductor-insulator-semiconductor electrodes the insulator being formed after the semiconductor body, the semiconductor being silicon
    • H01L21/28026Making conductor-insulator-semiconductor electrodes the insulator being formed after the semiconductor body, the semiconductor being silicon characterised by the conductor
    • H01L21/2807Making conductor-insulator-semiconductor electrodes the insulator being formed after the semiconductor body, the semiconductor being silicon characterised by the conductor the final conductor layer next to the insulator being Si or Ge or C and their alloys except Si
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
    • H01L21/82Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components
    • H01L21/822Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components the substrate being a semiconductor, using silicon technology
    • H01L21/8232Field-effect technology
    • H01L21/8234MIS technology, i.e. integration processes of field effect transistors of the conductor-insulator-semiconductor type
    • H01L21/8238Complementary field-effect transistors, e.g. CMOS
    • H01L21/823828Complementary field-effect transistors, e.g. CMOS with a particular manufacturing method of the gate conductors, e.g. particular materials, shapes
    • H01L21/823842Complementary field-effect transistors, e.g. CMOS with a particular manufacturing method of the gate conductors, e.g. particular materials, shapes gate conductors with different gate conductor materials or different gate conductor implants, e.g. dual gate structures

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極にドープされた不純物が半導体基
板にしみ出す事態を防止できるようにする。 【解決手段】 シリコン基板11上にゲート絶縁膜12
を形成した後、ゲート絶縁膜12上にSiGe層13を
成膜し、その後、SiGe層13上にSi層14をアモ
ルファス状態で成膜する。アモルファス状態のSi層1
4を介してSiGe層13にボロンをイオン注入した
後、SiGe層13及びSi層14をパターン化してゲ
ート電極15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート電極を備え
た半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の微細化又は高集積化
の急速な進展に伴って、デュアルゲートCMOSFET
が広く利用されるようになってきた。
【0003】以下、従来の半導体装置について、デュア
ルゲートCMOSFETのうちのpチャネルMOSFE
Tを例として、図11を参照しながら説明する。
【0004】図11に示すように、シリコンからなる半
導体基板1上にゲート絶縁膜2を介して多結晶シリコン
からなるゲート電極3が形成されている。ゲート電極3
には、通常、不純物として例えばボロン(B)がイオン
注入によりドープされている。このとき、ゲート電極3
におけるボロンの濃度分布がゲート電極3の上面近傍部
分にピークを持つと共にボロンがゲート絶縁膜2を通し
て半導体基板1に突き抜けることのないように、ゲート
電極3となる多結晶シリコンに対するボロンのイオン注
入は十分に低いエネルギーで行なわれる。
【0005】ところで、ゲート電極3となる多結晶シリ
コンにボロンを注入した後、該多結晶シリコンに対して
熱処理が行なわれると、該多結晶シリコン中のボロンは
半導体基板1に向かって拡散する。前記の熱処理の条件
が不適切な場合、多結晶シリコン中のボロンはゲート絶
縁膜2を通り抜けて半導体基板1にしみ出し、その結
果、半導体基板1における不純物濃度が変化して素子特
性が劣化してしまう。また、ポリメタルゲート電極を形
成するための金属層を多結晶シリコン上に形成した後に
ハードマスクとなるシリコン窒化膜を堆積して熱処理を
行なう場合、又は、サイドウォールとなるシリコン窒化
膜をゲート電極3上に堆積して熱処理を行なう場合等に
は、半導体基板1へのボロンの著しいしみ出しが検出さ
れる。
【0006】そこで、半導体基板1へのボロンのしみ出
しを抑制するために、ゲート絶縁膜2として、ボロンの
しみ出し阻止能力を有するシリコン酸窒化膜を採用する
等の工夫がなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゲート
絶縁膜2としてシリコン酸窒化膜を用いた場合にも、ボ
ロンのしみ出しを十分に抑制することはできず、特に、
デバイスの高性能化に伴ってシリコン酸窒化膜が極薄化
(例えば3nm以下)した場合には、ボロンのしみ出し
抑制効果はほとんど期待できなくなるという問題点があ
った。
【0008】前記に鑑み、本発明は、ゲート電極にドー
プされた不純物が半導体基板にしみ出す事態を防止でき
るようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の半導体装置は、半導体基板上に
ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極を備え、ゲ
ート電極は、シリコンゲルマニウム層と、該シリコンゲ
ルマニウム層の上に形成された上部シリコン層とを有す
る。
【0010】第1の半導体装置によると、ゲート電極が
シリコンゲルマニウム層と該シリコンゲルマニウム層上
に形成された上部シリコン層とを有するため、ゲート電
極にボロン等の不純物をドープする場合、上部シリコン
層を介してシリコンゲルマニウム層に不純物をイオン注
入することができる。このため、不純物の注入深さを十
分に浅くすることができると共にチャネリングによる不
純物の半導体基板に対する突き抜けを防止することがで
きるので、ゲート電極にドープされた不純物が熱処理等
により半導体基板にしみ出す事態を防止することができ
る。従って、半導体基板中の不純物濃度の変化に起因す
る素子特性の変動を抑制することができる。
【0011】また、第1の半導体装置によると、ゲート
電極を構成するシリコンゲルマニウム層中のゲルマニウ
ム濃度を調整してバンドギャップを変化させることによ
り、ゲート電極のしきい値電圧調整能力を向上させるこ
とができる。この場合、ゲート電極に不純物をドープす
る必要がなくなるので、ゲート電極から半導体基板への
不純物のしみ出しに起因して素子特性が変動する事態を
確実に回避することができる。
【0012】また、第1の半導体装置によると、シリコ
ンゲルマニウム層が上部シリコン層により覆われている
ため、シリコンゲルマニウム層から飛び出たゲルマニウ
ム原子によるクロスコンタミネーション(半導体基板又
はプロセス装置の汚染)を防止できるので、シリコン層
からなるゲート電極を製造するためのプロセスを利用す
ることができる。
【0013】第1の半導体装置において、ゲート電極
は、シリコンゲルマニウム層の下に形成された下部シリ
コン層をさらに有していることが好ましい。
【0014】このようにすると、ゲート電極におけるシ
リコンゲルマニウム層の下側に、シリコンゲルマニウム
層よりも表面モフォロジーが良好な下部シリコン層が形
成されているため、シリコンゲルマニウム層とゲート絶
縁膜とが直接接する場合と比べて、ゲート絶縁膜の耐圧
を向上させることができる。
【0015】第1の半導体装置において、ゲート電極
は、上部シリコン層の上に形成された金属層をさらに有
しており、ゲート電極の上にシリコン窒化膜が形成され
ていることが好ましい。
【0016】このようにすると、ゲート電極をポリメタ
ルゲート電極として形成することができると共に、ゲー
ト電極上にシリコン窒化膜が形成されていても、ゲート
電極から半導体基板への不純物のしみ出しを防止するこ
とができる。
【0017】また、この場合、ゲート電極とシリコン窒
化膜との間に絶縁層が形成されていることが好ましい。
【0018】このようにすると、絶縁層として例えばシ
リコン酸化膜を用いることにより、ゲート電極から半導
体基板への不純物のしみ出しをより確実に防止すること
ができる。
【0019】本発明に係る第2の半導体装置は、半導体
基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極を
備え、ゲート電極は、アモルファス状態で成膜されたシ
リコンゲルマニウム層を有する。
【0020】第2の半導体装置によると、ゲート電極が
アモルファス状態で成膜されたシリコンゲルマニウム層
を有するため、ゲート電極にボロン等の不純物をドープ
する場合、アモルファス状態のシリコンゲルマニウム層
に不純物をイオン注入することができる。このため、不
純物の注入深さを十分に浅くすることができると共にチ
ャネリングによる不純物の半導体基板に対する突き抜け
を防止することができるので、ゲート電極にドープされ
た不純物が熱処理等により半導体基板にしみ出す事態を
防止することができる。従って、半導体基板中の不純物
濃度の変化に起因する素子特性の変動を抑制することが
できる。
【0021】また、第2の半導体装置によると、ゲート
電極を構成するシリコンゲルマニウム層中のゲルマニウ
ム濃度を調整してバンドギャップを変化させることによ
り、ゲート電極のしきい値電圧調整能力を向上させるこ
とができる。この場合、ゲート電極に不純物をドープす
る必要がなくなるので、ゲート電極から半導体基板への
不純物のしみ出しに起因して素子特性が変動する事態を
確実に回避することができる。
【0022】また、第2の半導体装置によると、ゲート
電極を構成するシリコンゲルマニウム層は多結晶状態の
ときよりもアモルファス状態のときの方が表面モフォロ
ジーが良好になるので、シリコンゲルマニウム層におけ
るゲート絶縁膜との界面近傍の表面モフォロジーが良好
になる結果、ゲート絶縁膜の耐圧が向上する。
【0023】また、第2の半導体装置によると、ゲート
電極をシリコンゲルマニウム層のみにより構成すること
ができるため、積層構造を有するゲート電極を形成する
場合と比べて工程を簡単にすることができると共に、ゲ
ート電極の膜厚を例えば100nm以下に薄膜化するこ
とができる。
【0024】第2の半導体装置において、ゲート電極
は、シリコンゲルマニウム層の上に形成された金属層を
さらに有しており、ゲート電極の上にシリコン窒化膜が
形成されていることが好ましい。
【0025】このようにすると、ゲート電極をポリメタ
ルゲート電極として形成することができると共に、ゲー
ト電極上にシリコン窒化膜が形成されていても、ゲート
電極から半導体基板への不純物のしみ出しを防止するこ
とができる。
【0026】また、この場合、ゲート電極とシリコン窒
化膜との間に絶縁層が形成されていることが好ましい。
【0027】このようにすると、絶縁層として例えばシ
リコン酸化膜を用いることにより、ゲート電極から半導
体基板への不純物のしみ出しをより確実に防止すること
ができる。
【0028】第1又は第2の半導体装置において、シリ
コンゲルマニウム層の下面近傍部分におけるゲルマニウ
ムの濃度は、シリコンゲルマニウム層の下面近傍部分以
外の他の部分におけるゲルマニウムの濃度と比べて低い
ことが好ましい。
【0029】このようにすると、ゲート電極のしきい値
電圧調整能力の劣化を抑制しつつ、ゲート絶縁膜の耐圧
低下若しくは特性変動を防止することができる。
【0030】第1又は第2の半導体装置において、シリ
コンゲルマニウム層はボロン又はリンを含むことが好ま
しい。
【0031】このようにすると、ゲート電極のしきい値
電圧調整能力を向上させることができる。また、シリコ
ンゲルマニウム層がボロンを含む場合には、シリコンゲ
ルマニウム層におけるボロンの活性化率が、通常のポリ
シリコン膜等におけるボロンの活性化率と比べて高いた
め、ボロンが半導体基板にしみ出す事態をより確実に防
止することができる。
【0032】第1又は第2の半導体装置において、ゲー
ト電極の上に絶縁層を介してシリコン窒化膜が形成され
ていることが好ましい。
【0033】このようにすると、ゲート電極上にシリコ
ン窒化膜が形成されていても、ゲート電極から半導体基
板への不純物のしみ出しを防止することができる。
【0034】第1又は第2の半導体装置において、ゲー
ト電極は、デュアルゲートを有するMOSトランジスタ
の少なくとも1つのゲート電極を構成することが好まし
い。
【0035】このようにすると、デュアルゲートを有す
るMOSトランジスタつまりデュアルゲートCMOSF
ETのp+ゲート電極又はn+ゲート電極にドープされ
た不純物が半導体基板にしみ出す事態を防止でき、それ
によって、半導体基板中の不純物濃度の変化に起因する
デュアルゲートCMOSFETの特性の変動を抑制する
ことができる。また、p+ゲート電極又はn+ゲート電
極を構成するシリコンゲルマニウム層中のゲルマニウム
濃度を調整してバンドギャップを変化させることによ
り、p+ゲート電極又はn+ゲート電極のしきい値電圧
調整能力を向上させることができるので、p+ゲート電
極又はn+ゲート電極に不純物をドープする必要がなく
なる。すなわち、p+ゲート電極又はn+ゲート電極を
構成するシリコンゲルマニウム層におけるゲルマニウム
濃度を調整するだけで、不純物の半導体基板に対する突
き抜け又はしみ出しを防止しつつ、デュアルゲートCM
OSFETを簡単に形成することができる。
【0036】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してシリコンゲル
マニウム層を成膜する工程と、シリコンゲルマニウム層
の上にアモルファス状態で上部シリコン層を成膜する工
程と、シリコンゲルマニウム層及び上部シリコン層をパ
ターン化してゲート電極を形成する工程とを備えてい
る。
【0037】第1の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上にゲート絶縁膜を介してシリコンゲルマニウ
ム層及びアモルファス状態の上部シリコン層を順次成膜
した後、シリコンゲルマニウム層及び上部シリコン層を
パターン化してゲート電極を形成するため、ゲート電極
にボロン等の不純物をドープする場合、アモルファス状
態の上部シリコン層を介してシリコンゲルマニウム層に
不純物をイオン注入することができる。このため、不純
物の注入深さを十分に浅くすることができると共にチャ
ネリングによる不純物の半導体基板に対する突き抜けを
防止することができるので、ゲート電極にドープされた
不純物が熱処理等により半導体基板にしみ出す事態を防
止することができる。従って、半導体基板中の不純物濃
度の変化に起因する素子特性の変動を抑制することがで
きる。
【0038】また、第1の半導体装置の製造方法による
と、ゲート電極を構成するシリコンゲルマニウム層中の
ゲルマニウム濃度を調整してバンドギャップを変化させ
ることにより、ゲート電極のしきい値電圧調整能力を向
上させることができる。この場合、ゲート電極に不純物
をドープする必要がなくなるので、ゲート電極から半導
体基板への不純物のしみ出しに起因して素子特性が変動
する事態を確実に回避することができる。
【0039】また、第1の半導体装置の製造方法による
と、シリコンゲルマニウム層を上部シリコン層により覆
うため、シリコンゲルマニウム層から飛び出たゲルマニ
ウム原子によるクロスコンタミネーションを防止できる
ので、シリコン層からなるゲート電極を製造するための
プロセスを利用することができる。
【0040】第1の半導体装置の製造方法において、シ
リコンゲルマニウム層を成膜する工程の前に、ゲート絶
縁膜の上に下部シリコン層を成膜する工程をさらに備え
ており、ゲート電極を形成する工程は、下部シリコン層
をパターン化する工程を含むことが好ましい。
【0041】このようにすると、ゲート電極におけるシ
リコンゲルマニウム層の下側に、シリコンゲルマニウム
層よりも表面モフォロジーが良好な下部シリコン層が形
成されるため、シリコンゲルマニウム層とゲート絶縁膜
とが直接接する場合と比べて、ゲート絶縁膜の耐圧を向
上させることができる。
【0042】第1の半導体装置の製造方法において、上
部シリコン層を成膜する工程とゲート電極を形成する工
程との間に、上部シリコン層の上に金属層及びシリコン
窒化膜を順次形成する工程をさらに備えており、ゲート
電極を形成する工程は、シリコン窒化膜をパターン化し
た後、パターン化されたシリコン窒化膜をマスクとして
金属層をパターン化する工程を含むことが好ましい。
【0043】このようにすると、ゲート電極をポリメタ
ルゲート電極として形成することができると共に、ゲー
ト電極上にシリコン窒化膜が形成されていても、ゲート
電極から半導体基板への不純物のしみ出しを防止するこ
とができる。
【0044】また、この場合、金属層及びシリコン窒化
膜を順次形成する工程は、金属層とシリコン窒化膜との
間に絶縁層を形成する工程を含むことが好ましい。
【0045】このようにすると、絶縁層として例えばシ
リコン酸化膜を用いることにより、ゲート電極から半導
体基板への不純物のしみ出しをより確実に防止すること
ができる。
【0046】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してアモルファス
状態でシリコンゲルマニウム層を成膜する工程と、シリ
コンゲルマニウム層をパターン化してゲート電極を形成
する工程とを備えている。
【0047】第2の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上にゲート絶縁膜を介してアモルファス状態の
シリコンゲルマニウム層を成膜した後、シリコンゲルマ
ニウム層をパターン化してゲート電極を形成するため、
ゲート電極にボロン等の不純物をドープする場合、アモ
ルファス状態のシリコンゲルマニウム層に不純物をイオ
ン注入することができる。このため、不純物の注入深さ
を十分に浅くすることができると共にチャネリングによ
る不純物の半導体基板に対する突き抜けを防止すること
ができるので、ゲート電極にドープされた不純物が熱処
理等により半導体基板にしみ出す事態を防止することが
できる。従って、半導体基板中の不純物濃度の変化に起
因する素子特性の変動を抑制することができる。
【0048】また、第2の半導体装置の製造方法による
と、ゲート電極を構成するシリコンゲルマニウム層中の
ゲルマニウム濃度を調整してバンドギャップを変化させ
ることにより、ゲート電極のしきい値電圧調整能力を向
上させることができる。この場合、ゲート電極に不純物
をドープする必要がなくなるので、ゲート電極から半導
体基板への不純物のしみ出しに起因して素子特性が変動
する事態を確実に回避することができる。
【0049】また、第2の半導体装置の製造方法による
と、ゲート電極を構成するシリコンゲルマニウム層は多
結晶状態のときよりもアモルファス状態のときの方が表
面モフォロジーが良好になるので、シリコンゲルマニウ
ム層におけるゲート絶縁膜との界面近傍の表面モフォロ
ジーが良好になる結果、ゲート絶縁膜の耐圧が向上す
る。
【0050】また、第2の半導体装置の製造方法による
と、ゲート電極をシリコンゲルマニウム層のみにより構
成することができるため、積層構造を有するゲート電極
を形成する場合と比べて工程を簡単にすることができる
と共に、ゲート電極の膜厚を例えば100nm以下に薄
膜化することができる。
【0051】第2の半導体装置の製造方法において、シ
リコンゲルマニウム層を成膜する工程とゲート電極を形
成する工程との間に、シリコンゲルマニウム層の上に金
属層及びシリコン窒化膜を順次形成する工程をさらに備
えており、ゲート電極を形成する工程は、シリコン窒化
膜をパターン化した後、パターン化されたシリコン窒化
膜をマスクとして金属層をパターン化する工程を含むこ
とが好ましい。
【0052】このようにすると、ゲート電極をポリメタ
ルゲート電極として形成することができると共に、ゲー
ト電極上にシリコン窒化膜が形成されていても、ゲート
電極から半導体基板への不純物のしみ出しを防止するこ
とができる。
【0053】また、この場合、金属層及びシリコン窒化
膜を順次形成する工程は、金属層とシリコン窒化膜との
間に絶縁層を形成する工程を含むことが好ましい。
【0054】このようにすると、絶縁層として例えばシ
リコン酸化膜を用いることにより、ゲート電極から半導
体基板への不純物のしみ出しをより確実に防止すること
ができる。
【0055】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、シリコンゲルマニウム層を形成する工程は、シリ
コンを含む第1のソースガス及びゲルマニウムを含む第
2のソースガスを用いると共に、第1のソースガスと第
2のソースガスとの混合比率を経時変化させることによ
って、シリコンゲルマニウム層の下面近傍部分における
ゲルマニウムの濃度を、シリコンゲルマニウム層の下面
近傍部分以外の他の部分におけるゲルマニウムの濃度と
比べて低くする工程を含むことが好ましい。
【0056】このようにすると、ゲート電極のしきい値
電圧調整能力の劣化を抑制しつつ、ゲート絶縁膜の耐圧
低下若しくは特性変動を防止することができる。
【0057】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、シリコンゲルマニウム層はボロン又はリンを含む
ことが好ましい。
【0058】このようにすると、ゲート電極のしきい値
電圧調整能力を向上させることができる。また、シリコ
ンゲルマニウム層がボロンを含む場合には、シリコンゲ
ルマニウム層におけるボロンの活性化率が、通常のポリ
シリコン膜等におけるボロンの活性化率と比べて高いた
め、ボロンが半導体基板にしみ出す事態をより確実に防
止することができる。
【0059】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、シリコンゲルマニウム層にボロン又はリンをイオ
ン注入する工程をさらに備えていることが好ましい。
【0060】このようにすると、シリコンゲルマニウム
層にボロン又はリンを確実にドープすることができる。
【0061】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、シリコンゲルマニウム層を成膜する工程は、シリ
コンを含むガス、ゲルマニウムを含むガス、及びボロン
又はリンを含むガスを用いて、ボロン又はリンを含むシ
リコンゲルマニウム層を成膜する工程を含むことが好ま
しい。
【0062】このようにすると、シリコンゲルマニウム
層にボロン又はリンを確実にドープすることができる。
また、イオン注入を用いることなくシリコンゲルマニウ
ム層にボロン又はリンをドープできるので、チャネリン
グによるボロン又はリンの半導体基板に対する突き抜け
が生じない。従って、ボロン又はリンの注入後に行なわ
れる熱処理等によってボロン又はリンが半導体基板にし
み出す事態をより確実に防止することができる。
【0063】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、ゲート電極の上に絶縁層を介してシリコン窒化膜
を形成する工程をさらに備えていることが好ましい。
【0064】このようにすると、ゲート電極上にシリコ
ン窒化膜が形成されていても、ゲート電極から半導体基
板への不純物のしみ出しを防止することができる。
【0065】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、ゲート電極は、デュアルゲートを有するMOSト
ランジスタの少なくとも1つのゲート電極を構成するこ
とが好ましい。
【0066】このようにすると、デュアルゲートを有す
るMOSトランジスタつまりデュアルゲートCMOSF
ETのp+ゲート電極又はn+ゲート電極にドープされ
た不純物が半導体基板にしみ出す事態を防止でき、それ
によって、半導体基板中の不純物濃度の変化に起因する
デュアルゲートCMOSFETの特性の変動を抑制する
ことができる。また、p+ゲート電極又はn+ゲート電
極を構成するシリコンゲルマニウム層中のゲルマニウム
濃度を調整してバンドギャップを変化させることによ
り、p+ゲート電極又はn+ゲート電極のしきい値電圧
調整能力を向上させることができるので、p+ゲート電
極又はn+ゲート電極に不純物をドープする必要がなく
なる。すなわち、p+ゲート電極又はn+ゲート電極を
構成するシリコンゲルマニウム層におけるゲルマニウム
濃度を調整するだけで、不純物の半導体基板に対する突
き抜け又はしみ出しを防止しつつ、デュアルゲートCM
OSFETを簡単に形成することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0068】図1(a)〜(d)は第1の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【0069】まず、図1(a)に示すように、一導電型
のシリコン基板11上に例えば膜厚3nm程度のゲート
絶縁膜12を形成する。
【0070】次に、シリコンを含むソースガス(以下、
Si供給源ガスと称する)とゲルマニウムを含むソース
ガス(以下、Ge供給源ガスと称する)とを600℃程
度以下で用いたLPCVD(low-pressure Chemical Va
por Deposition)法により、図1(b)に示すように、
ゲート絶縁膜12上に例えば膜厚100nmのシリコン
ゲルマニウム層(以下、SiGe層と称する)13を成
膜する。
【0071】尚、Si供給源ガスとしてはSiH4 (モ
ノシラン)又はSi26(ジシラン)等を用いることが
できる。また、Ge供給源ガスとしてはGeH4 等を用
いることができる。このとき、Si供給源ガスとGe供
給源ガスとの混合比率を変化させることによって、Si
Ge層13中のGe濃度(質量%濃度:以下同じ)を調
整することが可能である。例えば、SiH4 とGeH4
とのガス流量比を1:5とすることによって、Ge濃度
が約50%のSiGe層13を得ることが可能である。
【0072】次に、図1(c)に示すように、Si供給
源ガスを500℃程度で用いたLPCVD法により、S
iGe層13上に例えば膜厚40nmのシリコン層(以
下、Si層と称する)14をアモルファス状態で成膜す
る。このとき、Si層14の堆積を、SiGe層13の
堆積と同一のチャンバーでソースガス等を変化させて連
続的に行なってもよいし、Si層14の堆積とSiGe
層13の堆積とを互いに異なるチャンバーで連続的に行
なってもよいし、又は、Si層14の堆積とSiGe層
13の堆積とを互いに異なるチャンバーでそれぞれ完全
に独立した工程として行なってもよい。
【0073】その後、図1(c)に示すように、例えば
注入エネルギー5keV、ドーズ量1×1015/cm2
でボロンをSiGe層13にイオン注入する。
【0074】次に、ゲート電極形成領域を覆うマスクパ
ターン(図示省略)を用いてSi層14、SiGe層1
3及びゲート絶縁膜12に対して順次エッチングを行な
うことにより、図1(d)に示すように、シリコン基板
11上にゲート絶縁膜12を介して、SiGe層13及
びSi層14からなるゲート電極15を形成する。
【0075】尚、第1の実施形態においては、Si層1
4の形成後、SiGe層13へのボロン注入が終了する
までは、熱処理を伴う工程を行なわないことによって、
Si層14をアモルファス状態に保つようにする。これ
により、SiGe層13に注入されるボロンがシリコン
基板11に突き抜けたり又は該ボロンの注入深さが深く
なる事態を防止することができる。但し、SiGe層1
3へのボロン注入が終了した後は、例えば、ゲート電極
15上に層間絶縁膜を堆積する工程等に伴う熱処理によ
って、Si層14は最終的には多結晶状態に変化する。
【0076】以上に説明したように、第1の実施形態に
よると、シリコン基板11上にゲート絶縁膜12を介し
てSiGe層13及びにアモルファス状態のSi層14
を順次成膜した後、SiGe層13にボロンをイオン注
入し、その後、SiGe層13及びSi層14をパター
ン化してゲート電極15を形成する。このため、アモル
ファス状態のSi層14を介してSiGe層13にボロ
ンがイオン注入されるので、ボロンの注入深さを十分に
浅くすることができると共にチャネリングによるボロン
のシリコン基板11に対する突き抜けを防止することが
できる。従って、ゲート電極15を構成するSiGe層
13にドープされたボロンが熱処理等によりシリコン基
板11にしみ出す事態を防止でき、それによって、シリ
コン基板11中の不純物濃度の変化に起因する素子特性
の変動を抑制することができる。
【0077】図2は、SiGe層13の膜厚の変化に伴
うゲート電極15のフラットバンド電圧(以下、Vfb
と称する)の変化の様子を示す図である。尚、図2に示
すデータは、ゲート絶縁膜12の膜厚が3nm程度、S
iGe層13中のGe濃度が20%程度、ボロンをイオ
ン注入するときの注入エネルギーが5keV程度である
場合に得られたものである。また、図2において、Si
層14の膜厚が20nmのときのVfbの変化の様子を
黒丸及び実線で表しており、Si層14の膜厚が30n
mのときのVfbの変化の様子を黒四角及び一点鎖線で
表しており、Si層14の膜厚が40nmのときのVf
bの変化の様子を白三角及び破線で表している。
【0078】図2に示すように、Si層14の膜厚が2
0nmの場合、SiGe層の膜厚が75nmでVfbが
0.598Vであり、SiGe層の膜厚が100nmで
Vfbが0.217Vであり、SiGe層の膜厚が12
5nmでVfbが0.079Vである。また、Si層1
4の膜厚が30nmの場合、SiGe層の膜厚が50n
mでVfbが0.683Vであり、SiGe層の膜厚が
75nmでVfbが0.282Vであり、SiGe層の
膜厚が125nmでVfbが0.062Vである。ま
た、Si層14の膜厚が40nmの場合、SiGe層の
膜厚が50nmでVfbが0.201Vであり、SiG
e層の膜厚が75nmでVfbが0.121Vであり、
SiGe層の膜厚が100nmでVfbが0.074V
であり、SiGe層の膜厚が125nmでVfbが0.
054Vである。Vfbが小さいほど、ボロンのしみ出
しが少ないことを意味しているので、SiGe層の膜厚
が80nm程度の場合、Si層14の膜厚を30nm程
度以上にすることによって、ボロンがシリコン基板11
にしみ出す事態を十分に防止することができる。
【0079】また、第1の実施形態によると、ゲート電
極15を構成するSiGe層13にボロンをドープする
ので、ゲート電極15のしきい値電圧(以下、Vtと称
する)調整能力を向上させることができる。
【0080】また、第1の実施形態によると、SiGe
層13におけるボロンの活性化率が、通常のポリシリコ
ン膜等におけるボロンの活性化率と比べて高いため、ボ
ロンがシリコン基板11にしみ出す事態をより確実に防
止することができる。
【0081】また、第1の実施形態によると、SiGe
層13がSi層14により覆われているため、SiGe
層13から飛び出たGe原子によるクロスコンタミネー
ションを防止できるので、Si層からなるゲート電極を
製造するためのプロセス(以下、Siプロセスと称す
る)を利用することができる。
【0082】尚、第1の実施形態において、SiGe層
13にボロンをイオン注入したが、これに代えて、リン
(p)をイオン注入(例えば注入エネルギー10ke
V、ドーズ量5×1015/cm2 )してもよいし、又は
ボロン及びリンをイオン注入してもよい。また、SiG
e層13の成膜後にイオン注入を用いてSiGe層13
にボロン又はリン等をドープする代わりに、SiGe層
13の成膜時にSi供給源ガス及びGe供給源ガスと共
にボロン若しくはリン等を含むガス(例えば 2
6 等)を用いてボロン若しくはリン等を含むSiGe層
13を成膜してもよいし、又は、SiGe層13の成膜
後に例えばPH3 (フォスフィン)等の熱拡散を用いて
ボロン若しくはリン等をSiGe層13にドープしても
よい。
【0083】また、第1の実施形態において、SiGe
層13に対するボロン等のドープを省略してもよい。具
体的には、ゲート電極15を構成するSiGe層13中
のGe濃度を調整することによりバンドギャップを変化
させることができるため、SiGe層13に対してボロ
ン等のドープを行なうことなく、ゲート電極15のVt
調整能力を向上させることができる。その結果、本実施
形態をデュアルゲートの形成に応用する場合にも、ボロ
ン等の不純物のしみ出しを懸念する必要がない。また、
Si層14をアモルファス状態で成膜する必要がなくな
り、又はボロン等の不純物注入が終了するまでSi層1
4をアモルファス状態に保つ必要がなくなる。
【0084】また、第1の実施形態において、Si供給
源ガスとGe供給源ガスとを500℃程度以下で用いた
LPCVD法により、SiGe層13をアモルファス状
態で成膜することが好ましい。このようにすると、ボロ
ンがシリコン基板11にしみ出す事態をより確実に防止
することができる。
【0085】(第1の実施形態の変形例)以下、本発明
の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置及びその製
造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0086】第1の実施形態の変形例に係る半導体装置
の製造方法が第1の実施形態と異なっている点は、Si
Ge層13を成膜する工程(図1(b)参照)におい
て、Si供給源ガスとGe供給源ガスとの混合比率を経
時変化させることによって、SiGe層13中のGe濃
度を深さ方向に変化させることである。
【0087】具体的には、SiGe層13の成膜初期に
おいてはGe供給源ガスの比率を0又は低くすることに
より、SiGe層13の下面近傍部分(SiGe層13
におけるゲート絶縁膜12との界面近傍部分)でのGe
濃度を例えば10%程度にする一方、SiGe層13の
成膜に伴ってGe供給源ガスの比率を高くすることによ
り、SiGe層13の上面近傍部分でのGe濃度を例え
ば70%程度にする。
【0088】このようにすると、Ge濃度の低下に伴っ
てSiGe層13の表面モフォロジーが良好になるた
め、ゲート絶縁膜12とSiGe層13との界面に凹凸
を生じることがないので、言い換えると、該界面に電界
集中が発生することがないので、ゲート絶縁膜12の耐
圧の低下を防止することができる。また、SiGe層1
3の成膜初期においてゲート絶縁膜12が高濃度のGe
供給源ガスにさらされる事態を回避できるので、ゲート
絶縁膜12の特性変動を防止することができる。さら
に、ゲート電極15を構成するSiGe層13全体とし
てのGe濃度が低下することがないので、ゲート電極1
5のVt調整能力の劣化を抑制することができる。
【0089】尚、SiGe層13の成膜に伴ってGe供
給源ガスの比率を高くする場合、Ge供給源ガスの比率
を連続的に高くすることによって、例えば図3(a)に
示すように、SiGe層13中のGe濃度を深さ方向に
連続的に変化させてもよい。また、Ge供給源ガスの比
率を不連続的に高くすることによって、例えば図3
(b)に示すように、SiGe層13中のGe濃度を深
さ方向に不連続的に変化させてもよい。
【0090】第1の実施形態の変形例によると、第1の
実施形態の効果に加えて、次のような効果が得られる。
【0091】すなわち、第1の実施形態の変形例におい
ては、SiGe層13を成膜する工程でSi供給源ガス
とGe供給源ガスとの混合比率を経時変化させることに
よって、SiGe層13の下面近傍部分でのGe濃度
を、SiGe層13の下面近傍部分以外の他の部分での
Ge濃度と比べて低くする。このため、ゲート電極15
のVt調整能力の劣化を抑制しつつ、ゲート絶縁膜12
の耐圧低下若しくは特性変動を防止することができる。
【0092】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図面を参照しながら説明する。
【0093】図4(a)〜(d)は第2の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【0094】まず、図4(a)に示すように、一導電型
のシリコン基板21上に例えば膜厚3nm程度のゲート
絶縁膜22を形成した後、例えばSiH4 等のSi供給
源ガスを500℃程度で用いたLPCVD法により、ゲ
ート絶縁膜22の上に例えば膜厚10nmの下部シリコ
ン層(以下、下部Si層と称する)23をアモルファス
状態で成膜する。
【0095】次に、図4(b)に示すように、Si供給
源ガスとGe供給源ガスとを600℃程度以下で用いた
LPCVD法により、下部Si層23上に例えば膜厚1
00nmのSiGe層24を成膜する。このとき、Si
供給源ガスとGe供給源ガスとの混合比率を変化させる
ことによって、SiGe層24中のGe濃度を調整する
ことが可能である。
【0096】次に、図4(c)に示すように、Si供給
源ガスを500℃程度で用いたLPCVD法によりSi
Ge層24上に例えば膜厚40nmの上部シリコン層
(以下、上部Si層と称する)25をアモルファス状態
で成膜する。
【0097】尚、下部Si層23若しくは上部Si層2
5の堆積を、SiGe層24の堆積と同一のチャンバー
でソースガス等を変化させて連続的に行なってもよい
し、下部Si層23若しくは上部Si層25の堆積とS
iGe層24の堆積とを互いに異なるチャンバーで連続
的に行なってもよいし、又は、下部Si層23若しくは
上部Si層25の堆積とSiGe層24の堆積とを互い
に異なるチャンバーでそれぞれ完全に独立した工程とし
て行なってもよい。
【0098】その後、図4(c)に示すように、例えば
注入エネルギー5keV、ドーズ量1×1015/cm2
でボロンをSiGe層24にイオン注入する。
【0099】次に、ゲート電極形成領域を覆うマスクパ
ターン(図示省略)を用いて上部Si層25、SiGe
層24、下部Si層23及びゲート絶縁膜22に対して
順次エッチングを行なうことにより、図4(d)に示す
ように、シリコン基板21上にゲート絶縁膜22を介し
て、下部Si層23、SiGe層24及び上部Si層2
5からなるゲート電極26を形成する。
【0100】尚、第2の実施形態においては、上部Si
層25の形成後、SiGe層24へのボロン注入が終了
するまでは、熱処理を伴う工程を行なわないことによっ
て、上部Si層25をアモルファス状態に保つようにす
る。これにより、SiGe層24に注入されるボロンが
シリコン基板21に突き抜けたり又は該ボロンの注入深
さが深くなる事態を防止することができる。但し、Si
Ge層24へのボロン注入が終了した後は、例えば、ゲ
ート電極26上に層間絶縁膜を堆積する工程等に伴う熱
処理によって、上部Si層25は最終的には多結晶状態
に変化する。
【0101】以上に説明したように、第2の実施形態に
よると、シリコン基板21上にゲート絶縁膜22を介し
て、アモルファス状態の下部Si層23、SiGe層2
4及びアモルファス状態の上部Si層25を順次成膜し
た後、SiGe層24にボロンをイオン注入し、その
後、下部Si層23、SiGe層24及び上部Si層2
5をパターン化してゲート電極26を形成する。このた
め、アモルファス状態の上部Si層25を介してSiG
e層24にボロンがイオン注入されるので、ボロンの注
入深さを十分に浅くすることができると共にチャネリン
グによるボロンのシリコン基板21に対する突き抜けを
防止することができる。従って、ゲート電極26を構成
するSiGe層24にドープされたボロンが熱処理等に
よりシリコン基板21にしみ出す事態を防止でき、それ
によって、シリコン基板21中の不純物濃度の変化に起
因する素子特性の変動を抑制することができる。また、
ゲート電極26におけるSiGe層24の下側に、Si
Ge層24よりも表面モフォロジーが良好な下部Si層
23が形成されるため、ゲート絶縁膜22の耐圧(以
下、絶縁膜耐圧と称する)を確保することができる。具
体的には、ゲート絶縁膜22とSiGe層24とが直接
接した場合には、ゲート絶縁膜22とSiGe層24と
の界面に凹凸が生じる結果、該界面に電界集中が発生し
て絶縁膜耐圧が低下する事態が起きる一方、第2の実施
形態においては係る事態を防止することができる。
【0102】また、第2の実施形態によると、ゲート電
極26を構成するSiGe層24にボロンをドープする
ので、ゲート電極26のVt調整能力を向上させること
ができる。
【0103】また、第2の実施形態によると、SiGe
層24におけるボロンの活性化率が、通常のポリシリコ
ン膜等におけるボロンの活性化率と比べて高いため、ボ
ロンがシリコン基板21にしみ出す事態をより確実に防
止することができる。
【0104】また、第2の実施形態によると、SiGe
層24が上部Si層25により覆われているため、Si
Ge層24から飛び出たGe原子によるクロスコンタミ
ネーションを防止できるので、Siプロセスを利用する
ことができる。
【0105】尚、第2の実施形態において、SiGe層
24にボロンをイオン注入したが、これに代えて、リン
をイオン注入(例えば注入エネルギー10keV、ドー
ズ量5×1015/cm2 )してもよいし、又はボロン及
びリンをイオン注入してもよい。また、SiGe層24
の成膜後にイオン注入を用いてSiGe層24にボロン
又はリン等をドープする代わりに、SiGe層24の成
膜時にSi供給源ガス及びGe供給源ガスと共にボロン
若しくはリン等を含むガス(例えばB26等)を用いて
ボロン若しくはリン等を含むSiGe層24を成膜して
もよいし、又は、SiGe層24の成膜後に例えばPH
3 等の熱拡散を用いてボロン若しくはリン等をSiGe
層24にドープしてもよい。
【0106】また、第2の実施形態において、SiGe
層24に対するボロン等のドープを省略してもよい。具
体的には、ゲート電極26を構成するSiGe層24中
のGe濃度を調整することによりバンドギャップを変化
させることができるため、SiGe層24に対してボロ
ン等のドープを行なうことなく、ゲート電極26のVt
調整能力を向上させることができる。その結果、本実施
形態をデュアルゲートの形成に応用する場合にも、ボロ
ン等の不純物のしみ出しを懸念する必要がない。また、
上部Si層25をアモルファス状態で成膜する必要がな
くなり、又はボロン等の不純物注入が終了するまで上部
Si層25をアモルファス状態に保つ必要がなくなる。
【0107】また、第2の実施形態において、Si供給
源ガスとGe供給源ガスとを500℃程度以下で用いた
LPCVD法により、SiGe層24をアモルファス状
態で成膜することが好ましい。このようにすると、ボロ
ンがシリコン基板21にしみ出す事態をより確実に防止
することができる。
【0108】また、第2の実施形態において、SiGe
層24を成膜する工程でSi供給源ガスとGe供給源ガ
スとの混合比率を経時変化させることによって、SiG
e層24の下面近傍部分でのGe濃度を、SiGe層2
4の下面近傍部分以外の他の部分でのGe濃度と比べて
低くすることが好ましい。このようにすると、ゲート電
極26のVt調整能力の劣化を抑制しつつ、ゲート絶縁
膜22の耐圧低下若しくは特性変動を防止することがで
きる。
【0109】(第2の実施形態の変形例)以下、本発明
の第2の実施形態の変形例に係る半導体装置及びその製
造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0110】第2の実施形態の変形例に係る半導体装置
の製造方法が第2の実施形態と異なっている点は次の通
りである。すなわち、第2の実施形態においては、Si
Ge層24に対するボロン注入を、SiGe層24の形
成後にイオン注入を用いて行なったが、第2の実施形態
の変形例においては、SiGe層24に対するボロン注
入を、SiGe層24の形成時にSi供給源ガス及びG
e供給源ガスと共に、例えばB26等のボロンを含むガ
ス(以下、B供給源ガス)を用いて行なうことである。
【0111】図5(a)〜(d)は第2の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【0112】まず、第2の実施形態の図4(a)に示す
工程と同じく図5(a)に示すように、一導電型のシリ
コン基板21上に例えば膜厚3nm程度のゲート絶縁膜
22を形成した後、例えばSiH4 等のSi供給源ガス
を500℃程度で用いたLPCVD法により、ゲート絶
縁膜22の上に例えば膜厚10nmの下部Si層23を
アモルファス状態で成膜する。
【0113】次に、図5(b)に示すように、Si供給
源ガスとGe供給源ガスとB供給源ガスとを600℃程
度以下で用いたLPCVD法により、下部Si層23上
に例えばボロンを含む膜厚100nmのSiGe層24
を成膜する。このとき、Si供給源ガスとGe供給源ガ
スとの混合比率を変化させることによって、SiGe層
24中のGe濃度を調整することが可能である。
【0114】次に、第2の実施形態と同じく、図5
(c)に示すように、Si供給源ガスを500℃程度で
用いたLPCVD法により、SiGe層24上に例えば
膜厚40nmの上部Si層25をアモルファス状態で成
膜する。
【0115】次に、第2の実施形態と同じく、ゲート電
極形成領域を覆うマスクパターン(図示省略)を用いて
上部Si層25、SiGe層24、下部Si層23及び
ゲート絶縁膜22に対して順次エッチングを行なうこと
により、図5(d)に示すように、シリコン基板21上
にゲート絶縁膜22を介して、下部Si層23、SiG
e層24及び上部Si層25からなるゲート電極26を
形成する。
【0116】第2の実施形態の変形例によると、第2の
実施形態の効果に加えて、次のような効果が得られる。
【0117】すなわち、第2の実施形態の変形例におい
ては、Si供給源ガス及びGe供給源ガスと共にB供給
源ガスを用いることにより、ボロンを含むSiGe層2
4を成膜する。このため、イオン注入を用いることな
く、SiGe層24にボロンをドープできるので、チャ
ネリングによるボロンのシリコン基板21に対する突き
抜けが生じない。従って、ボロンの注入後に行なわれる
熱処理等によってボロンがシリコン基板21にしみ出す
事態を確実に防止することができる。
【0118】尚、第2の実施形態の変形例において、S
i供給源ガス及びGe供給源ガスと共にB供給源ガスを
用いて、ボロンを含むSiGe層24を形成したが、こ
れに代えて、Si供給源ガス及びGe供給源ガスと共に
例えばPH3 等のリンを含むガスを用いて、リンを含む
SiGe層を形成してもよいし、又は、Si供給源ガス
及びGe供給源ガスと共にボロン及びリンを含むガスを
用いて、ボロン及びリンを含むSiGe層を形成しても
よい。
【0119】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図面を参照しながら説明する。
【0120】図6(a)〜(c)は第3の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【0121】まず、図6(a)に示すように、一導電型
のシリコン基板31上に例えば膜厚3nm程度のゲート
絶縁膜32を形成する。
【0122】次に、図6(b)に示すように、Si供給
源ガスとGe供給源ガスとを500℃程度以下で用いた
LPCVD法により、ゲート絶縁膜32の上に例えば膜
厚100nm程度のSiGe層33をアモルファス状態
で成膜する。このとき、Si供給源ガスとGe供給源ガ
スとの混合比率を変化させることによって、SiGe層
33中のGe濃度を調整することが可能である。その
後、例えば注入エネルギー5keV、ドーズ量1×10
15/cm2 でボロンをSiGe層33にイオン注入す
る。
【0123】次に、ゲート電極形成領域を覆うマスクパ
ターン(図示省略)を用いてSiGe層33及びゲート
絶縁膜32に対して順次エッチングを行なうことによ
り、図6(c)に示すように、シリコン基板31上にゲ
ート絶縁膜32を介して、SiGe層33からなるゲー
ト電極34を形成する。
【0124】尚、第3の実施形態においては、SiGe
層33の形成後、SiGe層33へのボロン注入が終了
するまでは、熱処理を伴う工程を行なわないことによっ
て、SiGe層33をアモルファス状態に保つようにす
る。これにより、SiGe層33に注入されるボロンが
シリコン基板31に突き抜けたり又は該ボロンの注入深
さが深くなる事態を防止することができる。但し、Si
Ge層33へのボロン注入が終了した後は、例えば、ゲ
ート電極34上に層間絶縁膜を堆積する工程等に伴う熱
処理によって、SiGe層33は最終的には多結晶状態
に変化する。
【0125】以上に説明したように、第3の実施形態に
よると、シリコン基板31上にゲート絶縁膜32を介し
てアモルファス状態のSiGe層33を成膜した後、S
iGe層33にボロンをイオン注入し、その後、SiG
e層33をパターン化してゲート電極34を形成する。
このため、アモルファス状態のSiGe層33にボロン
がイオン注入されるので、ボロンの注入深さを十分に浅
くすることができると共にチャネリングによるボロンの
シリコン基板31に対する突き抜けを防止することがで
きる。従って、ゲート電極34を構成するSiGe層3
3にドープされたボロンが熱処理等によりシリコン基板
31にしみ出す事態を防止でき、それによって、シリコ
ン基板31中の不純物濃度の変化に起因する素子特性の
変動を抑制することができる。また、SiGe層33は
多結晶状態のときよりもアモルファス状態のときの方が
表面モフォロジーが良好になるので、SiGe層33に
おけるゲート絶縁膜32との界面近傍の表面モフォロジ
ーが良好になる結果、ゲート絶縁膜32の耐圧が向上す
る。さらに、ゲート電極34がSiGe層33のみによ
り構成されるため、積層構造を有するゲート電極を形成
する場合と比べて工程を簡単にすることができると共
に、ゲート電極34の膜厚を例えば100nm以下に薄
膜化することができる。
【0126】また、第3の実施形態によると、ゲート電
極34を構成するSiGe層33にボロンをドープする
ので、ゲート電極34のVt調整能力を向上させること
ができる。
【0127】また、第3の実施形態によると、SiGe
層33におけるボロンの活性化率が、通常のポリシリコ
ン膜等におけるボロンの活性化率と比べて高いため、ボ
ロンがシリコン基板31にしみ出す事態をより確実に防
止することができる。
【0128】尚、第3の実施形態において、SiGe層
33にボロンをイオン注入したが、これに代えて、リン
をイオン注入(例えば注入エネルギー10keV、ドー
ズ量5×1015/cm2 )してもよいし、又はボロン及
びリンをイオン注入してもよい。また、SiGe層33
の成膜後にイオン注入を用いてSiGe層33にボロン
又はリン等をドープする代わりに、SiGe層33の成
膜時にSi供給源ガス及びGe供給源ガスと共にボロン
若しくはリン等を含むガス(例えばB26等)を用いて
ボロン若しくはリン等を含むSiGe層33を成膜して
もよいし、又は、SiGe層33の成膜後に例えばPH
3 等の熱拡散を用いてSiGe層33にボロン若しくは
リン等をドープしてもよい。
【0129】また、第3の実施形態において、SiGe
層33に対するボロン等のドープを省略してもよい。具
体的には、ゲート電極34となるSiGe層33中のG
e濃度を調整することによりバンドギャップを変化させ
ることができるため、SiGe層33に対してボロン等
のドープを行なうことなく、ゲート電極34のVt調整
能力を向上させることができる。その結果、本実施形態
をデュアルゲートの形成に応用する場合にも、ボロン等
の不純物のしみ出しを懸念する必要がない。また、Si
Ge層33をアモルファス状態で成膜する必要がなくな
り、又はボロン等の不純物注入が終了するまでSiGe
層33をアモルファス状態に保つ必要がなくなる。
【0130】また、第3の実施形態において、SiGe
層33を成膜する工程でSi供給源ガスとGe供給源ガ
スとの混合比率を経時変化させることによって、SiG
e層33の下面近傍部分でのGe濃度を、SiGe層3
3の下面近傍部分以外の他の部分でのGe濃度と比べて
低くすることが好ましい。このようにすると、ゲート電
極34のVt調整能力の劣化を抑制しつつ、ゲート絶縁
膜32の耐圧低下若しくは特性変動を防止することがで
きる。
【0131】また、第3の実施形態において、ゲート電
極34におけるSiGe層33の上に上部シリコン層を
形成してもよいし、ゲート電極34におけるSiGe層
33の下に下部シリコン層を形成してもよい。
【0132】(第3の実施形態の変形例)以下、本発明
の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置及びその製
造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0133】第3の実施形態の変形例に係る半導体装置
の製造方法が第3の実施形態と異なっている点は、ゲー
ト電極34の形成後に、ゲート電極34上にシリコン窒
化膜を堆積する工程を備えていることである。
【0134】図7(a)〜(e)は第3の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【0135】まず、第3の実施形態の図6(a)に示す
工程と同じく図7(a)に示すように、一導電型のシリ
コン基板31上に例えば膜厚3nm程度のゲート絶縁膜
32を形成する。
【0136】次に、第3の実施形態の図6(b)に示す
工程と同じく図7(b)に示すように、Si供給源ガス
とGe供給源ガスとを500℃程度以下で用いたLPC
VD法により、ゲート絶縁膜32の上に例えば膜厚10
0nm程度のSiGe層33をアモルファス状態で成膜
する。このとき、Si供給源ガスとGe供給源ガスとの
混合比率を変化させることによって、SiGe層33中
のGe濃度を調整することが可能である。具体的には、
第3の実施形態の変形例においては、SiGe層33中
のGe濃度を20%程度に設定する。その後、例えば注
入エネルギー5keV、ドーズ量1×1015/cm2
ボロンをSiGe層33にイオン注入する。
【0137】次に、第3の実施形態と同じく、ゲート電
極形成領域を覆うマスクパターン(図示省略)を用いて
SiGe層33及びゲート絶縁膜32に対して順次エッ
チングを行なうことにより、図7(c)に示すように、
シリコン基板31上にゲート絶縁膜32を介して、Si
Ge層33からなるゲート電極34を形成する。その
後、例えばゲート電極34をマスクとして用いるイオン
注入により、シリコン基板31に不純物をドープして、
ソース領域又はドレイン領域となる不純物拡散層35を
形成する。
【0138】次に、図7(d)に示すように、ゲート電
極34の上を含むシリコン基板31の上に、例えば膜厚
50nm程度のシリコン酸化膜36を堆積した後、図7
(e)に示すように、シリコン酸化膜36の上に例えば
膜厚100nm程度のシリコン窒化膜37を堆積する。
【0139】次に、図示は省略しているが、シリコン窒
化膜37の上に層間絶縁膜を堆積した後、シリコン酸化
膜36、シリコン窒化膜37及び層間絶縁膜に、該層間
絶縁膜上に形成される配線と不純物拡散層35とを接続
するコンタクトを形成する。このとき、シリコン窒化膜
37は、コンタクトホールを形成するために層間絶縁膜
に対して行なわれるエッチングのストッパーとして機能
する。
【0140】第3の実施形態の変形例によると、第3の
実施形態の効果に加えて、次のような効果が得られる。
【0141】一般に、ボロンがドープされたゲート電極
の形成後にゲート電極上にシリコン窒化膜を堆積して熱
処理(例えば層間絶縁膜の堆積に伴う熱処理等)を行な
うと、シリコン窒化膜を堆積することなく熱処理を行な
う場合と比べて、ゲート電極中のボロンが半導体基板に
著しくしみ出す。
【0142】それに対して、第3の実施形態の変形例に
おいては、アモルファス状態のSiGe層33にボロン
がイオン注入されるので、ボロンの注入深さを十分に浅
くすることができると共にチャネリングによるボロンの
シリコン基板31に対する突き抜けを防止することがで
きる。従って、SiGe層33からなるゲート電極34
上にシリコン窒化膜37が堆積されていても、ゲート電
極34中のボロンが熱処理によりシリコン基板31にし
み出す事態を防止できる。
【0143】尚、第3の実施形態の変形例において、シ
リコン窒化膜37の上に層間絶縁膜を堆積した後、シリ
コン窒化膜37を層間絶縁膜に対するエッチングのスト
ッパーとして用いたが、これに代えて、ゲート電極34
の側面にシリコン窒化膜37からなるサイドウォールを
形成してもよい。具体的には、図7(e)に示す工程で
ゲート電極34の上にシリコン酸化膜36を介してシリ
コン窒化膜37を堆積した後に、図8に示すように、シ
リコン窒化膜37をエッチバックして、ゲート電極34
の側面にシリコン酸化膜36を介して、シリコン窒化膜
37からなるサイドウォール37Aを形成してもよい。
このようにすると、LDD構造を有するMOSトランジ
スタを形成することができる。
【0144】また、第3の実施形態の変形例において、
SiGe層33にボロンをドープするためのイオン注入
と、不純物拡散層35を形成するためのイオン注入とを
別々の工程で行なったが、これに代えて、ゲート電極3
4の形成後に、両方のイオン注入を同一の工程で行なっ
てもよい。
【0145】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図面を参照しながら説明する。
【0146】図9(a)〜(e)は第4の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【0147】まず、図9(a)に示すように、一導電型
のシリコン基板41上に例えば膜厚3nm程度のゲート
絶縁膜42を形成する。
【0148】次に、図9(b)に示すように、Si供給
源ガスとGe供給源ガスとを500℃程度以下で用いた
LPCVD法により、ゲート絶縁膜42の上に例えば膜
厚100nm程度のSiGe層43をアモルファス状態
で成膜する。このとき、Si供給源ガスとGe供給源ガ
スとの混合比率を変化させることによって、SiGe層
43中のGe濃度を調整することが可能である。具体的
には、第4の実施形態においては、SiGe層43中の
Ge濃度を20%程度に設定する。その後、例えば注入
エネルギー5keV、ドーズ量1×1015/cm2 でボ
ロンをSiGe層43にイオン注入する。
【0149】次に、図9(c)に示すように、SiGe
層43上に例えばタングステンからなる膜厚50nm程
度の金属層44を形成した後、図9(d)に示すよう
に、金属層44上に、例えば膜厚50nm程度のシリコ
ン酸化膜45及び例えば膜厚100nm程度のシリコン
窒化膜46を順次形成する。
【0150】次に、ゲート電極形成領域を覆うレジスト
パターン(図示省略)を用いてシリコン窒化膜46及び
シリコン酸化膜45に対して順次エッチングを行なった
後、パターン化されたシリコン窒化膜46及びシリコン
酸化膜45をハードマスクとして、金属層44、SiG
e層43及びゲート絶縁膜42に対して順次エッチング
を行なうことにより、図9(e)に示すように、シリコ
ン基板41上にゲート絶縁膜42を介して、SiGe層
43及び金属層44からなるポリメタルゲート電極47
を形成する。
【0151】尚、第4の実施形態においては、SiGe
層43の形成後、SiGe層43へのボロン注入が終了
するまでは、熱処理を伴う工程を行なわないことによっ
て、SiGe層43をアモルファス状態に保つようにす
る。これにより、SiGe層43に注入されるボロンが
シリコン基板41に突き抜けたり又は該ボロンの注入深
さが深くなる事態を防止することができる。但し、Si
Ge層43へのボロン注入が終了した後は、例えば、ポ
リメタルゲート電極47上に層間絶縁膜を堆積する工程
等に伴う熱処理によって、SiGe層43は最終的には
多結晶状態に変化する。
【0152】以上に説明したように、第4の実施形態に
よると、シリコン基板41上にゲート絶縁膜42を介し
てアモルファス状態のSiGe層43を成膜した後、S
iGe層43にボロンをイオン注入し、その後、SiG
e層43上に金属層44を堆積した後、SiGe層43
及び金属層44をパターン化してポリメタルゲート電極
47を形成する。このため、アモルファス状態のSiG
e層43にボロンがイオン注入されるので、ボロンの注
入深さを十分に浅くすることができると共にチャネリン
グによるボロンのシリコン基板41に対する突き抜けを
防止することができる。従って、ポリメタルゲート電極
47を構成するSiGe層43にドープされたボロンが
熱処理等によりシリコン基板41にしみ出す事態を防止
でき、それによって、シリコン基板41中の不純物濃度
の変化に起因する素子特性の変動を抑制することができ
る。また、SiGe層43は多結晶状態のときよりもア
モルファス状態のときの方が表面モフォロジーが良好に
なるので、SiGe層43におけるゲート絶縁膜42と
の界面近傍の表面モフォロジーが良好になる結果、ゲー
ト絶縁膜42の耐圧が向上する。
【0153】また、第4の実施形態によると、ポリメタ
ルゲート電極47を構成するSiGe層43にボロンを
ドープするので、ポリメタルゲート電極47のVt調整
能力を向上させることができる。
【0154】また、第4の実施形態によると、SiGe
層43におけるボロンの活性化率が、通常のポリシリコ
ン膜等におけるボロンの活性化率と比べて高いため、ボ
ロンがシリコン基板41にしみ出す事態をより確実に防
止することができる。
【0155】ところで、一般に、ゲート電極を構成する
材料膜を形成してボロンを注入した後に該材料膜上にシ
リコン窒化膜を堆積して熱処理(例えばゲート電極形成
後に行なわれる層間絶縁膜の堆積に伴う熱処理等)を行
なうと、シリコン窒化膜を堆積することなく熱処理を行
なう場合と比べて、ゲート電極を構成する材料膜中のボ
ロンが半導体基板に著しくしみ出す。
【0156】それに対して、第4の実施形態において
は、アモルファス状態のSiGe層43にボロンがイオ
ン注入されるので、ボロンの注入深さを十分に浅くする
ことができると共にチャネリングによるボロンのシリコ
ン基板41に対する突き抜けを防止することができる。
従って、SiGe層43を有するポリメタルゲート電極
47上にシリコン窒化膜46が堆積されていても、Si
Ge層43中のボロンが熱処理によりシリコン基板41
にしみ出す事態を防止できる。
【0157】また、第4の実施形態によると、SiGe
層43を有するポリメタルゲート電極47上にシリコン
酸化膜45を介してシリコン窒化膜46が堆積されてい
るため、SiGe層43中のボロンが熱処理によってシ
リコン基板41にしみ出す事態をより確実に防止するこ
とができる。
【0158】尚、第4の実施形態において、SiGe層
43にボロンをイオン注入したが、これに代えて、リン
をイオン注入(例えば注入エネルギー10keV、ドー
ズ量5×1015/cm2 )してもよいし、又はボロン及
びリンをイオン注入してもよい。また、SiGe層43
の成膜後にイオン注入を用いてSiGe層43にボロン
又はリン等をドープする代わりに、SiGe層43の形
成時にSi供給源ガス及びGe供給源ガスと共にボロン
若しくはリン等を含むガス(例えばB26等)を用いて
ボロン若しくはリン等を含むSiGe層43を成膜して
もよいし、又は、SiGe層43の成膜後に例えばPH
3 等の熱拡散を用いてSiGe層43にボロン若しくは
リン等をドープしてもよい。
【0159】また、第4の実施形態において、SiGe
層43に対するボロン等のドープを省略してもよい。具
体的には、ポリメタルゲート電極47を構成するSiG
e層43中のGe濃度を調整することによりバンドギャ
ップを変化させることができるため、SiGe層43に
対してボロン等のドープを行なうことなく、ポリメタル
ゲート電極47のVt調整能力を向上させることができ
る。その結果、本実施形態をデュアルゲートの形成に応
用する場合にも、ボロン等の不純物のしみ出しを懸念す
る必要がない。また、SiGe層43をアモルファス状
態で成膜する必要がなくなり、又はボロン等の不純物注
入が終了するまでSiGe層43をアモルファス状態に
保つ必要がなくなる。
【0160】また、第4の実施形態において、SiGe
層43を成膜する工程でSi供給源ガスとGe供給源ガ
スとの混合比率を経時変化させることによって、SiG
e層43の下面近傍部分でのGe濃度を、SiGe層4
3の下面近傍部分以外の他の部分でのGe濃度と比べて
低くすることが好ましい。このようにすると、ポリメタ
ルゲート電極47のVt調整能力の劣化を抑制しつつ、
ゲート絶縁膜42の耐圧低下若しくは特性変動を防止す
ることができる。
【0161】また、第4の実施形態において、ポリメタ
ルゲート電極47におけるSiGe層43と金属層44
との間に上部シリコン層を形成してもよいし、ポリメタ
ルゲート電極47におけるSiGe層43の下に下部シ
リコン層を形成してもよい。
【0162】また、第4の実施形態において、金属層4
4上にシリコン酸化膜45(例えば膜厚50nm程度)
及びシリコン窒化膜46(例えば膜厚100nm程度)
を形成したが、これに代えて、金属層44上にシリコン
窒化膜46(例えば膜厚150nm程度)のみを形成し
てもよい。
【0163】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図面を参照しながら説明する。
【0164】第5の実施形態に係る半導体装置の製造方
法の特徴は、第1〜第4の実施形態に係る半導体装置の
製造方法のいずれかを用いて、デュアルゲートCMOS
FETを形成することである。
【0165】図10(a)、(b)は第5の実施形態に
係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【0166】まず、図10(a)に示すように、シリコ
ン基板51の表面部に素子分離52により区画されたn
型半導体領域51a及びp型半導体領域51bを形成す
る。
【0167】次に、第1〜第4の実施形態に係る半導体
装置の製造方法のいずれかを用いて、図10(b)に示
すように、n型半導体領域51aの上にゲート絶縁膜5
3を介して、例えばボロン等のp型不純物がドープされ
たSiGe層を有するp+ゲート電極54aを形成する
と共に、p型半導体領域51bの上にゲート絶縁膜53
を介して、例えばリン等のn型不純物がドープされたS
iGe層を有するn+ゲート電極54bを形成する。
【0168】その後、図示は省略しているが、n型半導
体領域51aにp型不純物拡散層からなるソース領域及
びドレイン領域を形成すると共に、p型半導体領域51
bにn型不純物拡散層からなるソース領域及びドレイン
領域を形成することによって、pチャネルMOSFET
とnチャネルMOSFETとが並置されたデュアルゲー
トCMOSFETを形成する。
【0169】ところで、デュアルゲートCMOSFET
の形成において一般に問題となるのは、デュアルゲート
CMOSFETのうちのpチャネルMOSFETのp+
ゲート電極にドープされたボロンが半導体基板にしみ出
すことである。
【0170】それに対して、第5の実施形態によると、
第1〜第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法のい
ずれかを用いて、デュアルゲートCMOSFETのうち
のpチャネルMOSFETのp+ゲート電極54aを形
成するため、p+ゲート電極54aにドープされたボロ
ン等の不純物がシリコン基板51にしみ出す事態を防止
でき、それによって、シリコン基板51中の不純物濃度
の変化に起因する素子特性の変動を抑制することができ
る。
【0171】また、第5の実施形態によると、第1〜第
4の実施形態に係る半導体装置の製造方法のいずれかを
用いて、デュアルゲートCMOSFETのうちのnチャ
ネルMOSFETのn+ゲート電極54bを形成するた
め、n+ゲート電極54bにドープされたリン等の不純
物がシリコン基板51にしみ出す事態を防止でき、それ
によって、シリコン基板51中の不純物濃度の変化に起
因する素子特性の変動を抑制することができる。
【0172】尚、第5の実施形態において、p+ゲート
電極54aを構成するSiGe層に対するボロン等のド
ープを省略してもよい。具体的には、SiGe層のGe
濃度を調整することによりバンドギャップを変化させる
ことができるため、SiGe層に対してボロン等のドー
プを行なうことなく、p+ゲート電極54aのVt調整
能力を向上させることができる。同様に、第5の実施形
態において、n+ゲート電極54bを構成するSiGe
層に対するリン等のドープを省略してもよい。すなわ
ち、第5の実施形態によると、p+ゲート電極54a又
はn+ゲート電極54bに不純物をドープする必要がな
くなる。従って、p+ゲート電極54a又はn+ゲート
電極54bを構成するSiGe層におけるGe濃度を調
整するだけで、不純物のシリコン基板51に対する突き
抜け又はしみ出しを防止しつつ、デュアルゲートCMO
SFETを簡単に形成することができる。
【0173】また、第5の実施形態において、第1〜第
4の実施形態に係る半導体装置の製造方法のいずれかを
用いて、p+ゲート電極54a及びn+ゲート電極54
bを形成したが、これに代えて、第1〜第4の実施形態
に係る半導体装置の製造方法のいずれかを用いて、p+
ゲート電極54a及びn+ゲート電極54bのうちのい
ずれか一方のみを形成してもよい。
【0174】
【発明の効果】本発明によると、不純物の注入深さを十
分に浅くすることができると共にチャネリングによる不
純物の半導体基板に対する突き抜けを防止することがで
きるため、ゲート電極にドープされた不純物が熱処理等
により半導体基板にしみ出す事態を防止でき、それによ
って、半導体基板中の不純物濃度の変化に起因する素子
特性の変動を抑制することができる。
【0175】また、本発明によると、ゲート電極を構成
するシリコンゲルマニウム層中のゲルマニウム濃度を調
整してバンドギャップを変化させることにより、ゲート
電極のしきい値電圧調整能力を向上させることができ
る。このため、ゲート電極に不純物をドープする必要が
なくなるので、ゲート電極から半導体基板への不純物の
しみ出しに起因して素子特性が変動する事態を確実に回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置にお
ける、SiGe層の膜厚の変化に伴うゲート電極のフラ
ットバンド電圧の変化の様子を示す図である。
【図3】(a)は本発明の第1の実施形態の変形例に係
る半導体装置における、SiGe層中のGe濃度が深さ
方向に連続的に変化する様子を示す図であり、(b)は
本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置にお
ける、SiGe層中のGe濃度が深さ方向に不連続的に
変化する様子を示す図である。
【図4】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(e)は本発明の第3の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【図8】本発明の第3の実施形態の変形例に係る半導体
装置の断面図である。
【図9】(a)〜(e)は本発明の第4の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)、(b)は第5の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】従来の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 12 ゲート絶縁膜 13 SiGe層 14 Si層 15 ゲート電極 21 シリコン基板 22 ゲート絶縁膜 23 下部Si層 24 SiGe層 25 上部Si層 26 ゲート電極 31 シリコン基板 32 ゲート絶縁膜 33 SiGe層 34 ゲート電極 35 不純物拡散層 36 シリコン酸化膜 37 シリコン窒化膜 37A サイドウォール 41 シリコン基板 42 ゲート絶縁膜 43 SiGe層 44 金属層 45 シリコン酸化膜 46 シリコン窒化膜 47 ポリメタルゲート電極 51 シリコン基板 51a n型半導体領域 51b p型半導体領域 52 素子分離 53 ゲート絶縁膜 54a p+ゲート電極 54b n+ゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB38 BB40 CC05 DD04 DD26 DD43 DD55 DD63 DD78 EE17 FF13 GG09 GG10 HH10 5F040 DA06 DA19 DB03 EC01 EC04 EC05 EC07 EC11 EC12 FA05 FA07 FA10 FA12 FC11 5F048 AA07 AA09 AC03 BB04 BB12 BB14 BC06 BE03 BG12 DA25 DA27 DA30

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形
    成されたゲート電極を備え、 前記ゲート電極は、シリコンゲルマニウム層と、該シリ
    コンゲルマニウム層の上に形成された上部シリコン層と
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極は、前記シリコンゲルマ
    ニウム層の下に形成された下部シリコン層をさらに有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極は、前記上部シリコン層
    の上に形成された金属層をさらに有しており、 前記ゲート電極の上にシリコン窒化膜が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極と前記シリコン窒化膜と
    の間に絶縁層が形成されていることを特徴とする請求項
    3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形
    成されたゲート電極を備え、 前記ゲート電極は、アモルファス状態で成膜されたシリ
    コンゲルマニウム層を有することを特徴とする半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極は、前記シリコンゲルマ
    ニウム層の上に形成された金属層をさらに有しており、 前記ゲート電極の上にシリコン窒化膜が形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記ゲート電極と前記シリコン窒化膜と
    の間に絶縁層が形成されていることを特徴とする請求項
    6に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記シリコンゲルマニウム層の下面近傍
    部分におけるゲルマニウムの濃度は、前記シリコンゲル
    マニウム層の下面近傍部分以外の他の部分におけるゲル
    マニウムの濃度と比べて低いことを特徴とする請求項1
    又は5に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記シリコンゲルマニウム層はボロン又
    はリンを含むことを特徴とする請求項1又は5に記載の
    半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記ゲート電極の上に絶縁層を介して
    シリコン窒化膜が形成されていることを特徴とする請求
    項1又は5に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記ゲート電極は、デュアルゲートを
    有するMOSトランジスタの少なくとも1つのゲート電
    極を構成することを特徴とする請求項1又は5に記載の
    半導体装置。
  12. 【請求項12】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して
    シリコンゲルマニウム層を成膜する工程と、 前記シリコンゲルマニウム層の上にアモルファス状態で
    上部シリコン層を成膜する工程と、 前記シリコンゲルマニウム層及び上部シリコン層をパタ
    ーン化してゲート電極を形成する工程とを備えているこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記シリコンゲルマニウム層を成膜す
    る工程の前に、前記ゲート絶縁膜の上に下部シリコン層
    を成膜する工程をさらに備えており、 前記ゲート電極を形成する工程は、前記下部シリコン層
    をパターン化する工程を含むことを特徴とする請求項1
    2に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記上部シリコン層を成膜する工程と
    前記ゲート電極を形成する工程との間に、前記上部シリ
    コン層の上に金属層及びシリコン窒化膜を順次形成する
    工程をさらに備えており、 前記ゲート電極を形成する工程は、前記シリコン窒化膜
    をパターン化した後、パターン化された前記シリコン窒
    化膜をマスクとして前記金属層をパターン化する工程を
    含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記金属層及びシリコン窒化膜を順次
    形成する工程は、前記金属層と前記シリコン窒化膜との
    間に絶縁層を形成する工程を含むことを特徴とする請求
    項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して
    アモルファス状態でシリコンゲルマニウム層を成膜する
    工程と、 前記シリコンゲルマニウム層をパターン化してゲート電
    極を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記シリコンゲルマニウム層を成膜す
    る工程と前記ゲート電極を形成する工程との間に、前記
    シリコンゲルマニウム層の上に金属層及びシリコン窒化
    膜を順次形成する工程をさらに備えており、 前記ゲート電極を形成する工程は、前記シリコン窒化膜
    をパターン化した後、パターン化された前記シリコン窒
    化膜をマスクとして前記金属層をパターン化する工程を
    含むことを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 前記金属層及びシリコン窒化膜を順次
    形成する工程は、前記金属層と前記シリコン窒化膜との
    間に絶縁層を形成する工程を含むことを特徴とする請求
    項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記シリコンゲルマニウム層を成膜す
    る工程は、シリコンを含む第1のソースガス及びゲルマ
    ニウムを含む第2のソースガスを用いると共に、前記第
    1のソースガスと前記第2のソースガスとの混合比率を
    経時変化させることによって、前記シリコンゲルマニウ
    ム層の下面近傍部分におけるゲルマニウムの濃度を、前
    記シリコンゲルマニウム層の下面近傍部分以外の他の部
    分におけるゲルマニウムの濃度と比べて低くする工程を
    含むことを特徴とする請求項12又は16に記載の半導
    体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記シリコンゲルマニウム層はボロン
    又はリンを含むことを特徴とする請求項12又は16に
    記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記シリコンゲルマニウム層にボロン
    又はリンをイオン注入する工程をさらに備えていること
    を特徴とする請求項12又は16に記載の半導体装置の
    製造方法。
  22. 【請求項22】 前記シリコンゲルマニウム層を成膜す
    る工程は、シリコンを含むガス、ゲルマニウムを含むガ
    ス、及びボロン又はリンを含むガスを用いて、ボロン又
    はリンを含む前記シリコンゲルマニウム層を成膜する工
    程を含むことを特徴とする請求項12又は16に記載の
    半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記ゲート電極の上に絶縁層を介して
    シリコン窒化膜を形成する工程をさらに備えていること
    を特徴とする請求項12又は16に記載の半導体装置の
    製造方法。
  24. 【請求項24】 前記ゲート電極は、デュアルゲートを
    有するMOSトランジスタの少なくとも1つのゲート電
    極を構成することを特徴とする請求項12又は16に記
    載の半導体装置の製造方法。
JP2000226559A 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2002043566A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226559A JP2002043566A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置及びその製造方法
US09/911,618 US6589827B2 (en) 2000-07-27 2001-07-25 Semiconductor device and method for fabricating the same
US10/428,920 US6710382B2 (en) 2000-07-27 2003-05-05 Semiconductor device and method for fabricating the same
US10/769,863 US6969870B2 (en) 2000-07-27 2004-02-03 Semiconductor device having an amorphous silicon-germanium gate electrode

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226559A JP2002043566A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002043566A true JP2002043566A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18720154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000226559A Pending JP2002043566A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (3) US6589827B2 (ja)
JP (1) JP2002043566A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030003380A (ko) * 2001-06-30 2003-01-10 주식회사 하이닉스반도체 폴리 SiGe 게이트 전극 및 그 제조 방법
KR100437459B1 (ko) * 2002-03-04 2004-06-23 삼성전자주식회사 이종결정립 적층게이트를 갖는 반도체 소자 및 그 형성방법
US6855641B2 (en) 2002-04-25 2005-02-15 Samsung Electronics Co., Ltd. CMOS transistor having different PMOS and NMOS gate electrode structures and method of fabrication thereof
JP2005079310A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置及びその製造方法
JP2005101238A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法
US6969876B2 (en) 2003-01-30 2005-11-29 Nec Electronics Corporation Semiconductor device including p-channel type transistor, and production method for manufacturing such semiconductor device
US7172934B2 (en) 2003-05-08 2007-02-06 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a semiconductor device with a silicon-germanium gate electrode
WO2007119265A1 (ja) * 2006-03-20 2007-10-25 Fujitsu Limited 応力印加半導体装置およびその製造方法
US7514753B2 (en) 2003-12-05 2009-04-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
KR20160082502A (ko) 2013-11-06 2016-07-08 소니 주식회사 반도체 장치, 고체 촬상 소자 및 전자 기기

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003086798A (ja) * 2001-09-13 2003-03-20 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法
US20030111013A1 (en) * 2001-12-19 2003-06-19 Oosterlaken Theodorus Gerardus Maria Method for the deposition of silicon germanium layers
JP2003347229A (ja) * 2002-05-31 2003-12-05 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置
US6812086B2 (en) * 2002-07-16 2004-11-02 Intel Corporation Method of making a semiconductor transistor
WO2004036636A1 (en) * 2002-10-18 2004-04-29 Applied Materials, Inc. A film stack having a silicon germanium layer and a thin amorphous seed layer
JP4275395B2 (ja) * 2002-12-11 2009-06-10 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置の製造方法
KR100499159B1 (ko) * 2003-02-28 2005-07-01 삼성전자주식회사 리세스 채널을 갖는 반도체장치 및 그 제조방법
US20050054169A1 (en) * 2003-09-09 2005-03-10 International Business Machines Corporation Method of manufacture of raised source drain mosfet with top notched gate structure filled with dielectric plug in and device manufactured thereby
US6927454B2 (en) * 2003-10-07 2005-08-09 International Business Machines Corporation Split poly-SiGe/poly-Si alloy gate stack
KR100528486B1 (ko) * 2004-04-12 2005-11-15 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 소자 및 그 형성 방법
US20060068532A1 (en) * 2004-09-28 2006-03-30 Sharp Laboratories Of America, Inc. Dual-gate thin-film transistor
US7132322B1 (en) 2005-05-11 2006-11-07 International Business Machines Corporation Method for forming a SiGe or SiGeC gate selectively in a complementary MIS/MOS FET device
KR100634241B1 (ko) * 2005-05-30 2006-10-13 삼성전자주식회사 반도체 커패시터 및 그 제조 방법
US7811891B2 (en) * 2006-01-13 2010-10-12 Freescale Semiconductor, Inc. Method to control the gate sidewall profile by graded material composition
US7452777B2 (en) * 2006-01-25 2008-11-18 Fairchild Semiconductor Corporation Self-aligned trench MOSFET structure and method of manufacture
KR100889743B1 (ko) * 2006-12-07 2009-03-24 한국전자통신연구원 상변화 메모리 소자 및 그 제조 방법
KR100967017B1 (ko) * 2008-05-28 2010-06-30 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조 방법
FR2974413B1 (fr) * 2011-04-21 2014-06-13 Commissariat Energie Atomique Detecteur de gaz photoacoustique a cellule de helmholtz
US9640641B2 (en) 2015-07-15 2017-05-02 International Business Machines Corporation Silicon germanium fin channel formation

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5254488A (en) * 1988-01-04 1993-10-19 International Business Machines Corporation Easily manufacturable thin film transistor structures
US5180690A (en) * 1988-12-14 1993-01-19 Energy Conversion Devices, Inc. Method of forming a layer of doped crystalline semiconductor alloy material
US5272365A (en) * 1990-03-29 1993-12-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Silicon transistor device with silicon-germanium electron gas hetero structure channel
JP3071851B2 (ja) * 1991-03-25 2000-07-31 株式会社半導体エネルギー研究所 電気光学装置
EP0542152B1 (en) * 1991-11-08 1999-07-14 Canon Kabushiki Kaisha Laminated solid-state image sensing apparatus and method of manufacturing the same
JP2740087B2 (ja) * 1992-08-15 1998-04-15 株式会社東芝 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0697424A (ja) 1992-09-14 1994-04-08 Ricoh Co Ltd 半導体素子の製造方法
US5461243A (en) * 1993-10-29 1995-10-24 International Business Machines Corporation Substrate for tensilely strained semiconductor
KR100200346B1 (ko) * 1995-10-31 1999-07-01 윤종용 콘택층을 가지는 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법
US6399970B2 (en) * 1996-09-17 2002-06-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. FET having a Si/SiGeC heterojunction channel
US5847419A (en) * 1996-09-17 1998-12-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Si-SiGe semiconductor device and method of fabricating the same
KR100212693B1 (ko) 1996-12-14 1999-08-02 권혁준 규소/규소게르마늄 모스 전계 트랜지스터 및 그 제조방법
DE69738307T2 (de) * 1996-12-27 2008-10-02 Canon K.K. Herstellungsverfahren eines Halbleiter-Bauelements und Herstellungsverfahren einer Solarzelle
US6246070B1 (en) * 1998-08-21 2001-06-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device provided with semiconductor circuit made of semiconductor element and method of fabricating the same
US6369438B1 (en) * 1998-12-24 2002-04-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing the same
US6346732B1 (en) * 1999-05-14 2002-02-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device with oxide mediated epitaxial layer
JP2001036054A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Mitsubishi Electric Corp Soi基板の製造方法
US6352903B1 (en) * 2000-06-28 2002-03-05 International Business Machines Corporation Junction isolation

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030003380A (ko) * 2001-06-30 2003-01-10 주식회사 하이닉스반도체 폴리 SiGe 게이트 전극 및 그 제조 방법
KR100437459B1 (ko) * 2002-03-04 2004-06-23 삼성전자주식회사 이종결정립 적층게이트를 갖는 반도체 소자 및 그 형성방법
US6855641B2 (en) 2002-04-25 2005-02-15 Samsung Electronics Co., Ltd. CMOS transistor having different PMOS and NMOS gate electrode structures and method of fabrication thereof
US7348636B2 (en) 2002-04-25 2008-03-25 Samsung Electronics Co., Ltd. CMOS transistor having different PMOS and NMOS gate electrode structures and method of fabrication thereof
KR100487525B1 (ko) * 2002-04-25 2005-05-03 삼성전자주식회사 실리콘게르마늄 게이트를 이용한 반도체 소자 및 그 제조방법
US6969876B2 (en) 2003-01-30 2005-11-29 Nec Electronics Corporation Semiconductor device including p-channel type transistor, and production method for manufacturing such semiconductor device
US7033918B2 (en) 2003-01-30 2006-04-25 Nec Electronics Corporation Semiconductor device including p-channel type transistor, and production method for manufacturing such semiconductor device
US7172934B2 (en) 2003-05-08 2007-02-06 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a semiconductor device with a silicon-germanium gate electrode
JP2005079310A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置及びその製造方法
JP2005101238A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法
JP4518771B2 (ja) * 2003-09-24 2010-08-04 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法
US7514753B2 (en) 2003-12-05 2009-04-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
WO2007119265A1 (ja) * 2006-03-20 2007-10-25 Fujitsu Limited 応力印加半導体装置およびその製造方法
JP5168140B2 (ja) * 2006-03-20 2013-03-21 富士通セミコンダクター株式会社 応力印加半導体装置およびその製造方法
KR20160082502A (ko) 2013-11-06 2016-07-08 소니 주식회사 반도체 장치, 고체 촬상 소자 및 전자 기기

Also Published As

Publication number Publication date
US20040155304A1 (en) 2004-08-12
US20020019101A1 (en) 2002-02-14
US20030203554A1 (en) 2003-10-30
US6710382B2 (en) 2004-03-23
US6589827B2 (en) 2003-07-08
US6969870B2 (en) 2005-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002043566A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4018405B2 (ja) ゲルマニウム含有ポリシリコンゲートを有するcmos型半導体装置及びその形成方法
JP2663402B2 (ja) Cmos集積回路デバイスの製造方法
TW578270B (en) CMOS of semiconductor device and method for manufacturing the same
US7348232B2 (en) Highly activated carbon selective epitaxial process for CMOS
JPH10335480A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2005136351A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2004303789A (ja) 半導体装置及びその製造方法
TW342532B (en) Process for producing dual-gate CMOS component by compensating implantation
JPH06275788A (ja) デュアルゲートcmos型半導体装置の製造方法
KR100306504B1 (ko) 저가의 미크론 이하의 깊이를 갖는 cmos 제조방법
US6881653B2 (en) Method of manufacturing CMOS semiconductor device
KR100312808B1 (ko) 이중전압모오스트랜지스터들의제조방법
JP2003249567A (ja) 半導体装置
JPS6074663A (ja) 相補型半導体装置の製造方法
JPH0669439A (ja) Cmos半導体装置の製造方法
JPH06140590A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000124327A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2982762B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08288504A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3344162B2 (ja) 電界効果型半導体装置の製造方法
JPH11266011A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3110062B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05175443A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000114393A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050914

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051026

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20051209