JP2002040873A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002040873A
JP2002040873A JP2001121582A JP2001121582A JP2002040873A JP 2002040873 A JP2002040873 A JP 2002040873A JP 2001121582 A JP2001121582 A JP 2001121582A JP 2001121582 A JP2001121582 A JP 2001121582A JP 2002040873 A JP2002040873 A JP 2002040873A
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passing
fan
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fixing
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JP2001121582A
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Sotaro Nakamura
聡太郎 中村
Takanobu Saito
隆亘 齋藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙種の変更や解像度の設定を切り替えた場合
や、特殊紙等を使用する時にも定着不良やシワの発生を
完全に抑制することができ、画像品質を向上させること
ができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 紙種別に前記排熱ファンを一時的に停止
させる或は、その回転制御を切り替え自在であると共
に、通紙モード・待機モードでの定着設定温度を高く或
は低く可変自在である制御部を有し、前記制御部によ
り、前回の通紙が通常の普通紙で行われ、且つ、今回の
通紙が薄い転写紙で行われる場合には、定着温度が低下
するまで通紙を待機させると共に、排熱ファンを通常の
通紙状態の時よりも所定時間だけ高速回転させ、定着温
度を所定温度まで素早く低下させ、さらに前回の通紙が
薄い転写紙で行われ、且つ、今回の通紙が通常の普通紙
で行われる場合には、排熱ファンを停止させる制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子複写方式の複写
機、プリンタ、印刷機、FAX等の画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、従来の画像形成装置について図1
を参照しながら簡単に説明する。すなわち、図1に示す
ように画像形成装置1の内部には感光体2、現像装置
3、定着ローラ4と加圧ローラ5とを有する定着装置6
及び転写ローラ7とがそれぞれ配置されている。そし
て、装置1の下側には着脱可能な給紙装置8が設けられ
ており、この給紙装置8にセットされた転写紙は給紙コ
ロ9の駆動により一旦レジストローラ10まで搬送され、
感光体2上に形成された画像(静電潜像)と同期するタ
イミングで再駆動し、転写ローラ7まで転写紙を搬送す
る。そして、この転写紙には転写ローラ7により画像が
転写され、現像装置3による現像後、定着装置6により
定着される。このように定着処理が行われた転写紙は排
紙センサ12によりその排紙が検出された後、排紙ローラ
14によって排紙される。また、11は排熱ファンで、この
排熱ファン11は装置1内部及び定着装置6などで発生す
る余分な熱を外部に排気するために設けられている。
【0003】ここで、例えば線速が遅い時の解像度によ
り画像形成を行う時にはレジストローラ10が駆動開始し
てから排紙センサ12を通過するまでに排熱ファン11が回
転している場合、排熱ファン11における気風の影響によ
り転写紙の先端がレジストローラ10から排紙センサ12を
通過するときには、転写紙がぶれることからシワが発生
する恐れがあり、良好な画像品質を得ることができない
という問題がある。特に、厚さの薄い転写紙を用いる場
合には、紙自体の「こし」が弱いことから排熱ファン11
の気風の影響により定着装置6に整然と進入することが
できずにシワが発生するという問題が顕著にあらわれて
しまう。
【0004】このような排熱ファンの影響によるシワを
防止するために、例えば「特開平7−319370号公報」に
は薄い転写紙に印刷する時に排熱ファンによる気流の影
響によるシワを防止するために、排熱ファンの回転数を
通常時よりも減少させる制御を行うと共に、排熱ファン
付近の風量制御部材を通常より通気孔の小さい制御部材
に交換することにより、通紙時の排熱ファンの風量を弱
める制御が、また、「特開平7-319370号公報」には風量
制御材をモータの作動により回動させ、傾斜位置を変更
させることにより、排熱ファンの風量を弱めるものがそ
れぞれ開示されている。ところで、近年ではコピー品質
の高解像度化に伴い、多種類の解像度を設定し印刷する
ことのできる画像形成装置が市場から求められている。
このような画像形成装置の中では、例えば「600dpi」で
の低解像度での場合には通常の線速で、この「600dpi」
の2倍の解像度である「1200dpi」での高解像度の場合
には通常の半分の線速で通紙を行うという2種類の線速
を有する画像形成装置が存在する。
【0005】そして、上述のような2種類の線速を有す
る画像形成装置を用いて、前記線速の遅い解像度(1200
dpi)で通紙を行った場合、従来技術の前記「特開平7−
319370号公報」では解像度別による排熱ファンの回転速
度制御を行っておらず、転写紙の搬送速度が遅くなるこ
とにより、排熱ファンの気風の影響による転写紙のブレ
のためにシワが発生するという問題が生じる恐れがあ
る。このため、先に本発明者は上記の2種類の線速を有
する画像形成装置での線速の遅い解像度での排熱ファン
によるシワの発生を抑制するために、線速の遅い解像度
或は薄い転写紙を通紙する場合、レジストローラ10(図
1)の駆動開始から転写紙の先端が排紙センサ12を通過
するまでの間だけ、排熱ファンの回転を停止させる制御
を行うものについて提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した解
像度が混在している画像を連続して通紙する場合には以
下のような問題が発生する。例えば、前回(1回目)の
通紙を線速の速い解像度或は通常の転写紙で行い、且
つ、今回(2回目)の通紙を線速の遅い解像度或は薄い
転写紙で行った場合を考えると、1回目の通紙が線速の
速い解像度或は通常の転写紙で行っているときは定着温
度を高温で制御している。そして、この直後に2回目の
通紙を線速の遅い解像度或は薄い転写紙で行う場合、シ
ワの防止のために定着温度の目標値が低く設定されてい
るにも拘らず、また、2回目の通紙中に目標値まで定着
温度が下がらず、目標温度よりも高い定着温度で通紙さ
れてしまう。このため、線速の速い解像度或は通常の転
写紙で通紙を行った後、通紙を線速の遅い解像度或は薄
い転写紙で行った場合、定着温度が低くならないため通
紙されるためにシワが発生するという問題がある。次
に、1回目の通紙を線速の遅い解像度或いは薄い転写紙
で行い、且つ、2回目の通紙を線速の速い解像度或いは
通常の転写紙で行った場合を考えると、1回目の通紙に
おいて線速の遅い解像度或は薄い転写紙で行っている
時、定着温度は低温で制御されている。
【0007】そして、1回目の通紙が終わった直後に2
回目の通紙が開始される。ここで、2回目の通紙は線速
の速い解像度或いは通常の転写紙で行うため、目標の定
着温度が高温で設定されるように制御しているが、実際
には2回目の通紙の際に、定着温度の上昇が間に合わ
ず、実際の定着温度が目標の定着温度より低くなってし
まう。このため、線速の遅い解像度或は薄い転写紙で行
った後、線速の速い解像度或は通常の転写紙で通紙した
場合に、線速の速い解像度或は通常の転写紙で通紙した
時の定着温度が目標より低くなるため、トナーの未定着
(定着不良)が発生し、良好な印刷が行うことができな
くなる。従って、多種の解像度・紙種が混在した設定を
行う場合には、目標値となる定着温度に追従することが
充分でないうちに直ちに通紙が行われるため、シワ等の
発生を完全に抑制することができないという問題が生じ
る。
【0008】そこで、この発明の目的は、前記のような
従来の画像形成装置のもつ問題を解決し、紙種の変更
(選択)や解像度の設定を切り替えた場合や、定着条件
が異なる特殊紙等を使用する時にも定着不良やシワの発
生を完全に抑制すると共に、画像品質を向上させること
ができる画像形成装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、感光体と定着装置と現像装置
と排熱ファンとを有する画像形成装置において、通紙す
る紙種別に前記排熱ファンを一時的に停止させる或は、
その回転制御を切り替え自在であると共に、通紙モード
・待機モードでの定着設定温度を高く或は低く可変自在
である制御部を有し、前記制御部により、前回の通紙が
通常の普通紙で行われ、且つ、今回の通紙が薄い転写紙
で行われる場合には、定着温度が低下するまで通紙を待
機させると共に、排熱ファンを通常の通紙状態の時より
も所定時間だけ高速回転させ、定着温度を所定温度まで
素早く低下させ、さらに前回の通紙が薄い転写紙で行わ
れ、且つ、今回の通紙が通常の普通紙で行われる場合に
は、定着温度の上昇をできるだけ速くさせるために排熱
ファンを停止させる制御を行うことを特徴とするもので
ある。また、前回の通紙と今回の通紙において定着温度
の設定に違いがある場合でも、排熱ファンの制御を使用
するかを任意に切り替えることのできる切替部を備える
場合には、定着条件が異なる特殊紙等を使用する時には
それぞれに応じた制御を行うことができるため、定着不
良やシワの発生を抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。すなわち、図1に示す
ように画像形成装置1の内部には感光体2、現像装置
3、定着ローラ4と加圧ローラ5とを有する定着装置6
及び転写ローラ7とがそれぞれ配置されている。感光体
2は回転駆動している際、帯電手段(図示せず)によっ
てその表面が一様に帯電され、読み取られた原稿上の読
取りデ−タに基いて感光体2上には静電潜像が形成され
る。この静電潜像は搬送された転写紙に転写ローラ7に
よって転写され、現像装置3を通過するとき現像剤(ト
ナー)が付着されて可視像化される。また、装置1の下
側には着脱可能な給紙装置8(カセット)が設けられて
おり、この給紙装置8にセットされた転写紙は給紙コロ
9の駆動によりレジストローラ10まで搬送され、感光体
2上に形成された画像(静電潜像)と同期するタイミン
グで再駆動し、転写ローラ7まで転写紙を搬送する。
【0011】次いで、給紙装置8にセットされた転写紙
は給紙コロ9の駆動により一旦レジストローラ10まで搬
送され、感光体2上に形成された画像(静電潜像)と同
期するタイミングで再駆動し、転写ローラ7まで転写紙
を搬送する。すなわち、給紙コロ9によってレジストロ
ーラ10まで給送された転写紙は感光体2上の画像(静電
潜像)と同期するように一時的に停止され、エンジン部
としての制御部27(図2)よりレジストローラ10(図
1)に対する駆動開始要求が送出されたときにその搬送
が再開される。レジストローラ10に転写紙が到達したこ
との検出はレジストセンサ13により行われる。そして、
この転写紙には転写ローラ7により画像が転写され、現
像装置3による現像後、定着装置6にまで搬送される。
そして、この転写紙は定着装置6により加熱及び加圧処
理で定着された後、排紙ローラ14によって排紙される。
この排紙は排紙センサ12により検出される。つまり、転
写紙が排紙センサ12を通過することにより、排紙センサ
12の電気的出力をOFFからONにさせ排紙ローラ14を
通り1枚の転写紙の画像形成(コピー)が行われるもの
となる。
【0012】15は手差し給紙用の手差し給紙装置で、こ
の手差し給紙装置15にセットされた用紙は手差し給紙コ
ロ16の駆動によりレジストローラ10を経由して搬送され
る。手差し給紙装置15から給紙を行う場合は、前記と同
様に転写紙をレジストローラ10で一旦停止させ、制御部
(エンジン部)によりレジストローラ10(図1)に対す
る駆動開始要求が送出されたとき、レジストローラ10の
再駆動が行われ転写紙を搬送方向へ移動する。11は排熱
ファンで、この排熱ファン11は装置1内部及び定着装置
6などで発生する余分な熱を排気するために設けられて
いる。
【0013】ここで、本発明の特徴は前述した排熱ファ
ン11における気風の影響によるシワの発生を防止するた
めに、紙種の選択や解像度の設定を切り替えた場合に、
排熱ファン11の回転(作動)を制御部27(図2)により
制御することにある。以下、本発明の特徴について全体
ブロック図及びフローチャートを参照して説明する。
【0014】図2は本発明の画像形成装置における全体
ブロック構成の一例を示している。図2に示すように、
エンジン部としての制御部27はCPU18、I/O制御装
置19、ROM20、RAM21、EEPROM22とを有して
おり、ROM20には画像形成装置におけるエンジン部の
制御プログラム(CPU18に対する命令の集合)が格納
され、RAM21は制御プログラムが動作している時に使
用される揮発性のメモリとして機能する。ここで、本発
明では制御部27は通常のマイコン動作制御と共に、通紙
する紙種別や解像度別に排熱ファン11を一時的に停止さ
せたり、その回転制御を切り替え自在とする機能を備え
ている。また、後述するように制御部27により通紙モー
ド・待機モードでの定着設定温度を、この制御部27内に
組込まれている定着制御プログラムと共に、高く或は低
く可変制御することができる。
【0015】また、EEPROM22は印刷枚数カウン
タ、保守用カウンタ等電源をOFFした時に消失しては
困るデータを格納する不揮発性のメモリとして機能す
る。そして、画像形成装置の電源ON直後にはROM20
内に格納されている制御プログラムを読み込み、CPU
18からRAM21、EEPROM22等の各部に対してそれ
ぞれ命令を行っている。レジストローラ10、排紙センサ
12、排熱ファン11(図1)などの画像形成装置のメカ各
部とCPU18の情報の入出力及び制御はI/O制御装置
19を介して行われる。また、30は加熱用のヒータで、29
は定着ローラ4(図1)の温度を測定するためのサーミ
スタであり、このサーミスタ29により測定された温度デ
ータはI/O制御装置19に入力され所定の設定温度に制
御されるものとなる。また、23は通信インターフェース
で、この通信インターフェース23はパソコンからの印刷
要求(プリント信号)を受けて、画像形成装置のエンジ
ン部に対して命令を行うコントローラに接続されてい
る。また、26はコントロールパネルで、このコントロー
ルパネル26により紙の種類の選択や解像度の設定を行う
ことができる。
【0016】図3は本発明の画像形成装置における制御
プログラムのメインルーチンを示している。ここで、本
メインルーチン制御のルーチン周期は10msecオーダー
の短い時間を前提としており、ルーチン周期の間に、ジ
ャム・エラー検出制御、待機制御、通紙制御を一通り実
施している。すなわち、図3のフローチャートに示すよ
うに、画像形成装置の電源立ち上げとほぼ同時にS1
(メインルーチン開始)に制御が移行し、これにより制
御プログラムのメインルーチンの開始が行われる。次い
で、S2において画像形成装置を駆動するために必要な
各パラメータの初期化と、画像形成装置のウォーミング
アップ制御が行われ、S3により給紙ジャム、搬送ジャ
ムなどの各種ジャム検出制御や定着温度エラー、高圧制
御エラーなどの各種エラー検出制御が行われる。また、
S4においてウォーミングアップ制御が終了した後であ
って、且つエンジン部のモードが待機モードに入った場
合には待機制御が行われる。その後、画像形成装置のモ
ードが通紙モードに入った場合には通紙制御が行われ
る。また、S6の「ルーチン周期」において、S3〜S
5における各制御が一定周期の間隔で行われることとな
る。例えば、S3の「ジャム・エラー検出制御」が実行
されてから一定時間(周期)に達した時(Yes)には再
度S3までルーチンが戻り、この制御が繰り返される。
この場合、CPU18(図2)内部のタイマを用いて行わ
れる。
【0017】図4は前述した待機制御におけるモジュー
ルを示すフローチャートである。すなわち、S1におい
て待機制御のモジュールを開始し、次いでS2により
「待機遷移要求があったか、または現在、待機モードか
否か」の判定が行われ、現時点でのモードが待機モード
に遷移されていない時は待機モードにしてから、または
すでに待機モードである場合(Yes)には、次ぎのS3
に制御が移行する。このS3においては、紙種・解像度
に応じた待機モードでの定着温度になるように定着制御
が行われる。この待機遷移要求はウォーミングアップが
終了後や画像形成装置の通紙終了後に送信される。一
方、エンジン部のモードが待機モードでなく、待機遷移
要求が出されていない場合(No)には、そのまま待機
制御のモジュールが終了される。
【0018】図5は前述した通紙制御におけるモジュー
ルを示すフローチャートである。すなわち、S1におい
て通紙制御のモジュールを開始し、次いでS2により
「現在、通紙モードであるか否か」の判定が行われ、こ
の画像形成装置におけるエンジン部のモードが通紙モー
ドになっている場合(Yes)には、S3において「解像
度別ファン制御を使用するか否か」の判断を行う。そし
て、この解像度別ファン制御を行う場合にはS4により
その制御を実行する。一方、前記S2の判定によりエン
ジン部のモードが通紙モードに遷移されていない時(N
o)には、S5にその処理が移行する。ここで、S5に
おいて通紙遷移要求があるか否かの判定が行われ、通紙
遷移要求があった場合(Yes)には、S6の通紙開始制
御が行われる。この通紙開始制御とは通紙を開始させる
か否かを決定するものである。ここで、通紙遷移要求が
ない場合(No)には、そのまま通紙制御のモジュール
が終了される。
【0019】そして、S6の通紙開始制御を行いS7に
おける「通紙開始フラグ」の判定で通紙開始フラグがSE
Tされている場合には、通紙を開始させるためにエンジ
ン部のモードをS8の通紙モードに遷移させ、S3〜S
4に制御が移行する。反対に、通紙開始フラグがRESET
されていれば、通紙モードには遷移させず、ここで通紙
の開始を目標温度に達するまで待機させるように制御さ
せている。S4において、本発明の特徴である解像度別
ファン制御のモジュールを実行する。この解像度別ファ
ン制御のモジュールの詳細については後述する。その
後、制御の流れはS9に移行し、紙種、解像度に応じた
通紙モード時での定着温度になるよう定着制御が行われ
通紙制御のモジュールを終了させる。
【0020】図6は前述した通紙開始制御におけるモジ
ュールを示すフローチャートである。ここで、本発明に
よる実施形態では前回の通紙が通常の普通紙で行われ、
且つ、今回の通紙が薄い転写紙で行われる場合には、排
熱ファン11(図1)を通常の通紙状態の時よりも所定時
間だけ高速回転させ、定着温度を所定温度まで素早く低
下させることにあり、さらに前回の通紙が薄い転写紙で
行われ、且つ、今回の通紙が通常の普通紙で行われる場
合には、定着温度の上昇をできるだけ速くさせるために
排熱ファン11を停止させる制御を行うこと(請求項1)
に、また、前回が線速が速く解像度が低い設定で行わ
れ、且つ、今回が線速が遅く解像度が高い設定で行われ
る場合には、排熱ファン11を通常の通紙状態の時よりも
所定時間だけ高速回転させ、定着温度を素早く低下させ
ることにあり、さらに前回、線速が遅く解像度が高い設
定で行われ、且つ、今回が線速が速く解像度が低い設定
で行われる場合には、定着温度の上昇をできるだけ速く
させるために排熱ファン11を停止させる制御を行うこと
に特徴がある(請求項2)。
【0021】以下、その詳細を図6のフローチャート及
び図7を参照して説明する。ここで、図7は本発明にお
けるコントロールパネル26(図2)での設定条件に基く
排熱ファン11の動作を示す説明図である。先ず、図6に
示すように通紙開始フラグを用いて通紙開始を直ちに行
うか否かを判断するもので、通紙開始フラグがSETされ
ているときには直ちに通紙開始を行い、RESETされてい
るときは通紙の開始を待機させるように制御している。
すなわち、S1において通紙開始制御のモジュールを開
始し、次いでS2によりファン・通紙待機切替フラグが
RESETされているか否かの判定が行われ、ファン・通紙
待機切替フラグがSETされている場合には、S3に移行
し通紙開始制御を行う。一方、ファン・通紙待機切替フ
ラグがRESETされている場合には、S4に制御が移行し
いずれの解像度・紙種においても直ちに通紙するために
無条件で通紙開始フラグをSETする。ここで、S3にお
いては「前回の解像度・紙種と今回の解像度・紙種」と
をそれぞれ比較して判断している。すなわち、S3での
判定のうちS5(コントロールパネルでの設定条件、
)における前回の通紙では線速の速い解像度或は普通
の転写紙で行い、且つ、今回の通紙で線速の遅い解像度
或は薄い転写紙で行われる場合には、S6により排熱フ
ァン11を高速回転させる制御を行い、次いでS7へ制御
が移行する。ここで、「線速の速い解像度」とは感光体
2(図1)の回転速度(線速)が速く、これにより解像
度が低くなることを、一方「線速の遅い解像度」とは感
光体2の回転速度(線速)が遅く、これにより解像度が
高くなることをそれぞれ表すものである。
【0022】すなわち、S6では解像度が低い設定或は
普通の転写紙が選択されていた場合には設定温度が高く
なっているため、解像度が高い設定或は薄い転写紙を次
ぎに選択した場合には、設定温度を低くするために排熱
ファン11の高速回転を行うものである。そして、S7に
おいて、定着温度が排熱ファン11の高速回転により目標
温度より下がっている時(Yes)には、通紙開始フラグ
をSETし、そうでない時(No)には通紙開始フラグをRE
SETする。このようにすると、定着温度が目標温度を下
回った時に通紙の開始を行うことができるため、紙種の
変更や解像度の設定を切り替えた場合でもホットオフセ
ットなどの不具合を防止することができる。
【0023】さらに、S3での判定のうち、S8におい
て前回の通紙、今回の通紙とも線速の遅い解像度或は薄
い転写紙で行われる場合(前回、今回の通紙とも設定条
件が同じ)には、直ちに通紙を開始させるため無条件で
通紙開始フラグのSETを行う。また、同様にS3での判
定のうち、S9(コントロールパネルでの設定条件、
)において前回の通紙では線速の遅い解像度或は薄い
転写紙で行い、且つ、今回の通紙で線速の速い解像度或
は普通の転写紙でその通紙が行われる場合には、S10に
おいて排熱ファン11(図1参照)の停止を行い、S11に
おける定着温度の判定へ制御が移行される。すなわち、
S10では前回、解像度が高い設定或は薄い転写紙が選択
されていた場合には設定温度が低くなっているため、解
像度が低い設定或は普通の転写紙を、次ぎに選択した場
合には、設定温度を高くするために排熱ファン11を一時
的に停止させて、定着温度を高くする制御を行うもので
ある。このように、本発明では紙種の変更や解像度の設
定を切り替えた場合に、必要となる定着温度の低下及び
上昇制御を排熱ファン11の高速回転及び停止により迅速
に行うことができる。
【0024】そして、このS11において定着温度が目標
温度より上がっているとき(Yes)には、通紙開始フラ
グのSETが行われる。一方、定着温度が目標温度より上
がっていない時(No)には、通紙開始フラグのRESETを
行う。このようにすることで、定着温度が目標温度を上
回った時に通紙を開始することができるため、定着不良
などの不具合を防止することができる。そして、さらに
S12において前回の通紙、今回の通紙とも線速の速い解
像度或は普通の転写紙で行われる場合には、直ちに通紙
を開始させるために無条件にて通紙開始フラグのSETを
行う。以上のように、通紙開始フラグが設定された後は
通紙開始制御の一連のシーケンスが終了する。尚、今回
転写紙の種類としては薄紙と通常の普通紙を対象として
いるが、例えば普通紙よりも厚い紙(厚紙)の場合には
定着設定温度は普通紙よりも高くなるため、薄紙から厚
紙に用紙変更した場合には排熱ファン11の回転は停止さ
れ、普通紙から厚紙に用紙変更した場合には排熱ファン
11の回転は通常回転のままとなる。
【0025】また、本発明では図7に示すように、通紙
開始後の排熱ファンの停止有無についても特徴があり、
コントロールパネルでの設定条件、の場合には「排
熱ファンを停止させる」制御を、コントロールパネルで
の設定条件、の場合には「排熱ファンを停止させな
い」制御をそれぞれ行うものである。ここで、「通紙開
始後、排熱ファンを停止させる」とは、通紙開始時にお
いてレジストローラ10の駆動開始直後に排熱ファン11を
停止させ、印刷中の転写紙の先端が排紙センサ12を通過
する直後に排熱ファン11を通常回転に戻す制御を行うも
のである。一方、「通紙開始後、排熱ファンを停止させ
ない」とは、通紙開始後に排熱ファン11を停止させずに
通常回転させる制御を行うものである。
【0026】また、本発明では通紙モードから、待機モ
ードに切り替えた際において特徴がある(請求項3)。
すなわち、通紙モードから、待機モードに切り替えた際
に前記排熱ファンの回転は通常回転であり、且つ待機モ
ードから通紙モードへの切り替え時において、待機モー
ドでの定着温度をTとし、通紙モードでの定着温度をt
とした場合、さらに、T>tの時、つまり待機モードか
ら通紙モードへの切り替え時において、定着温度を下げ
る場合の許容温度差をtdown、反対にT<t時、つ
まり待機モードから通紙モードへの切り替え時におい
て、定着温度を上げる場合の許容温度差をtupとした
場合、T−tdown>tの条件では、排熱ファンを通
常の通紙状態の時よりも高速モードで回転させ、T−t
down≦t≦T+tupの条件では、排熱ファンを通
常回転させ、T+tup<tの条件では、排熱ファンを
一時的に停止させる制御を行うことに特徴がある。これ
についての詳細を図7及び以下の「表1」「表2」を参
照して説明する。ここで、「表1」は通紙モードでの、
「表2」は待機モードでの「定着温度(順位)」を選択
する紙種、設定する解像度別にそれぞれ表した本発明者
の実験による温度データである。尚、「表1」「表2」
において、それぞれの温度(℃)は一例であり、t
down=10℃、tup=30℃としている。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】そして、本発明では上記「表1」「表2」
の温度データに基いて、図7に示すように、通紙開始ま
での排熱ファン11の動作として、コントロールパネルで
の設定条件、の場合には「排熱ファンを停止させ
る」制御を、コントロールパネルでの設定条件の場合
には「排熱ファンを所定時間高速回転させる」制御を、
コントロールパネルでの設定条件の場合には「排熱フ
ァンを通常回転させる」制御をそれぞれ行うものであ
る。また、通紙開始後の排熱ファン11の停止有無とし
て、コントロールパネルでの設定条件、、の場合
には「排熱ファンを停止させる」制御を、コントロール
パネルでの設定条件の場合には「排熱ファンを停止さ
せない」制御をそれぞれ行うものである。
【0030】次ぎに、図8は解像度別ファン制御のモジ
ュールを示すフローチャートである。ここで、本実施形
態では通紙中の線速が遅く解像度が高い解像度、或は薄
い紙種が設定されている時には、通紙時にレジストロー
ラ10の駆動開始の直後に排熱ファン11を停止させること
ができると共に、印刷中の転写紙の先端が排紙センサ12
を通過する直後に停止していた排熱ファン11を通常回転
させることができることに特徴がある(請求項4)。以
下、詳細をフローチャートを参照して説明する。すなわ
ち、先ずS1において解像度別ファン制御のモジュール
を開始し、S2において通紙中の解像度が例えば、1200
dpiのように遅い線速の条件で印刷するか、または薄い
紙種で印刷するか否かの判定が行われ、通紙中の解像度
が遅い線速の条件で印刷するか、または薄い紙種で印刷
する設定の場合(Yes)には、S4に制御が移行する。
このS2の分岐では解像度別・紙種別の排熱ファンの回
転制御の振り分けを行うものである(請求項5)。次い
で、S3の分岐では「レジストスタートしたか?」の判
定が行われ、レジストローラ10の駆動がスタートしたと
判定した場合(Yes)には、次のS4による制御に移行
する。一方、レジストスタートしなかった場合(No)
は、一旦RETURNへ行って解像度別ファン制御を終了す
る。すなわち、これによって、次のルーチンで再び解像
度別ファン制御に入り、S2において前回のルーチンで
Yesで通っているので、再び、レジストスタートしたか
の判断を行い、これをレジストスタートが開始されるま
でルーチン周期ごとに繰り返しレジストスタートしたか
の判断を行う。そして、レジストスタートが開始された
ときに初めてYesの方にステップが進み、今度はS4の
排紙センサの判断に移る。
【0031】このS4において、レジストローラ10の駆
動開始後、転写紙の先端が排紙センサ12(図1)をON
/OFFしたか否かの判定が行われる。そして、転写紙
が排紙センサ12を通過していない場合(排紙センサ12が
OFF)、S5により排熱ファン11の回転を停止させ、
逆に、転写紙の先端が排紙センサ12を通過した場合(排
紙センサ12がON)、S6により排熱ファン11を通常回
転させる制御を行う。つまり、S3〜S6で行っている
ことは、レジストローラ10の駆動開始までは排熱ファン
11を通常回転させ、レジストローラ10の駆動開始から転
写紙の先端が排紙センサ12を通過するまでは排熱ファン
11の回転を停止させ、転写紙の先端が排紙センサ12を通
過した後、排熱ファン11を再び通常回転させる制御であ
る。このようにして、これらS5、S6によりそれぞれ
排熱ファン11の回転速度を設定した後は解像度別ファン
制御のモジュールを全て終了する。
【0032】
【発明の効果】この発明は、上記のようであって請求項
1に記載の発明は通紙する紙種別に前記排熱ファンを一
時的に停止させる或は、その回転制御を切り替え自在で
あると共に、通紙モード・待機モードでの定着設定温度
を高く或は低く可変自在である制御部を有し、前記制御
部により、前回の通紙が通常の普通紙で行われ、且つ、
今回の通紙が薄い転写紙で行われる場合には、定着温度
が低下するまで通紙を待機させると共に、排熱ファンを
通常の通紙状態の時よりも所定時間だけ高速で回転さ
せ、定着温度を所定温度まで素早く低下させ、さらに前
回の通紙が転写紙で行われ、且つ、今回の通紙が通常の
普通紙で行われる場合には、定着温度の上昇をできるだ
け速くさせるために排熱ファンを停止させる制御を行う
ので、前回の通紙が通常の普通紙で行われ、且つ、今回
の通紙が薄い転写紙で行われる場合には、定着温度が下
がるまで通紙を待たせ、且つ定着温度を素早く下げるた
めに排風ファンを高速回転させることにより、定着の過
熱によるシワの発生をより抑制すると共に、再給紙まで
の待ち時間を短縮することができるという効果がある。
また、排熱ファンを停止させる制御により素早く定着温
度を上昇させることができるため、定着の加熱不良によ
る定着不良を抑制することができ、画像品質を向上させ
ることができるという効果がある。
【0033】請求項2に記載の発明は、通紙する解像度
別に前記排熱ファンを一時的に停止させる或は、その回
転制御を切り替え自在であると共に、通紙モード・待機
モードでの定着設定温度を高く或は低く可変自在である
制御部を有し、前記制御部により、前回が線速が速く解
像度が低い設定で行われ、且つ、今回が線速が遅く解像
度が高い設定で行われる場合には、定着温度が低下する
まで通紙を待機させると共に、排熱ファンを通常の通紙
状態の時よりも所定時間だけ高速回転させ、定着温度を
素早く低下させ、さらに前回線速が遅く解像度が高い設
定で行われ、且つ、今回が線速が速く解像度が低い設定
で行われる場合には、定着温度の上昇をできるだけ速く
させるために排熱ファンを停止させる制御を行うので、
前回が線速が速く解像度が低い設定で行われ、且つ、今
回が線速が遅く解像度が高い設定で行われる場合には、
定着温度が下がるまで通紙を待たせ、且つ定着温度を素
早く下げるために排風ファンを高速回転させることによ
り、定着の過熱によるシワの発生をより抑制すると共
に、再給紙までの待ち時間を短縮することができるとい
う効果がある。また、排熱ファンを停止させる制御によ
り素早く定着温度を上昇させることができるため、定着
の加熱不良による定着不良を抑制することができ、画像
品質を向上させることができるという効果がある。
【0034】請求項3に記載の発明は、通紙モードか
ら、待機モードに切り替えた際には、前記排熱ファンの
回転は通常回転であり、且つ待機モードから通紙モード
への切り替え時において、待機モードでの定着温度をT
とし、通紙モードでの定着温度をtとした場合、さら
に、待機モードから通紙モードへの切り替え時のT>t
時において、定着温度を下げる場合の許容温度差をt
downとし、反対に待機モードから通紙モードへの切
り替え時のT<t時において、定着温度を上げる場合の
許容温度差をtupとした場合、T−tdown>tの
条件では、排熱ファンを通常の通紙状態の時よりも高速
回転させ、T−tdown≦t≦T+tupの条件で
は、排熱ファンを通常回転させ、T+tup<tの条件
では、排熱ファンを一時的に停止させる制御を行うの
で、選択する紙種の変更や解像度の設定を切り替えた場
合や、特殊紙等を使用する時にも定着不良やシワの発生
を完全に抑制することができ、画像品質を向上させるこ
とができるという効果がある。
【0035】請求項4に記載の発明は、通紙中の線速が
遅く解像度が高い解像度、或は薄い紙種が設定されてい
る時には、通紙時にレジストローラの駆動開始の直後に
排熱ファンを停止させることができると共に、印刷中の
転写紙の先端が排紙センサを通過する直後に停止してい
た排熱ファンを通常回転させる制御を行うので、選択す
る紙種の変更や解像度の設定を切り替えた場合や、特殊
紙等を使用する時にも定着不良やシワの発生を完全に抑
制することができ、画像品質を向上させることができる
という効果がある。
【0036】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの発明において前回の通紙と今回の通紙におい
て定着温度の設定に違いがある場合でも、排熱ファンの
制御を使用するかどうかを任意に切り替えることのでき
る切替部を備えるので、前回の通紙と今回の通紙におい
て定着温度の設定に違いがある場合でも排熱ファンの制
御を可変させる制御を使用するかどうかを任意に切り替
えることにより、定着条件が異なる特殊紙等を使用する
時でもそれぞれに応じた制御を行うことができるうえ、
定着不良やシワの発生を抑制した効率的な画像形成を行
うことができるという効果がある。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の概略を示す構成図で
ある。
【図2】同エンジン部における回路構成の一例を示す全
体ブロック図である。
【図3】制御プログラムにおけるメインルーチンの制御
を示すフローチャートである。
【図4】待機制御におけるモジュールを示すフローチャ
ートである。
【図5】通紙制御のモジュールを示すフローチャートで
ある。
【図6】通紙開始制御のモジュールを示すフローチャー
トである。
【図7】本発明におけるコントロールパネルでの設定条
件に基く排熱ファンの動作を示す説明図である。
【図8】解像度別の排熱ファン制御のモジュールを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体 3 現像装置 4 定着ローラ 5 加圧ローラ 6 定着装置 7 転写ローラ 8 給紙装置 9 給紙コロ 10 レジストローラ 11 排熱ファン 12 排紙センサ 13 レジストセンサ 14 排紙ローラ 15 手差し給紙装置 16 手差し給紙コロ 18 CPU 19 I/O制御装置 20 ROM 21 RAM 22 EEPROM 23 通信インターフェース 26 コントロールパネル 27 制御部 29 サーミスタ 30 ヒータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/20 H05B 3/00 335 H05B 3/00 310 G03G 21/00 534 335 B41J 29/00 P Fターム(参考) 2C058 AD01 AE02 AE09 AF04 AF15 AF54 AF63 AF65 GB18 GB53 2C061 CJ02 CN01 CN02 CN15 2H027 CC03 CC13 DA12 DA38 DC02 EA12 EA18 EC20 ED25 ED30 EE07 EF06 EF09 FA30 FA35 JB17 JB23 JB24 JB25 JC08 2H033 AA15 AA20 AA47 BA29 BA30 BB37 CA05 CA07 CA16 CA30 CA40 CA48 CA53 3K058 AA00 AA02 BA18 CA23 CA61 DA01 GA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と定着装置と現像装置と排熱ファ
    ンとを有する画像形成装置において、通紙する紙種別に
    前記排熱ファンを一時的に停止させる或は、その回転制
    御を切り替え自在であると共に、通紙モード・待機モー
    ドでの定着設定温度を高く或は低く可変自在である制御
    部を有し、前記制御部により、前回の通紙が通常の普通
    紙で行われ、且つ、今回の通紙が薄い転写紙で行われる
    場合には、定着温度が低下するまで通紙を待機させると
    共に、排熱ファンを通常の通紙状態の時よりも所定時間
    だけ高速回転させ、定着温度を所定温度まで素早く低下
    させ、さらに前回の通紙が薄い転写紙で行われ、且つ、
    今回の通紙が通常の普通紙で行われる場合には、定着温
    度の上昇をできるだけ速くさせるために排熱ファンを停
    止させる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体と定着装置と現像装置と排熱ファ
    ンとを有する画像形成装置において、前記感光体は解像
    度別にその速度がそれぞれ異なる2種類の線速を有し、
    通紙する解像度別に前記排熱ファンを一時的に停止させ
    る或は、その回転制御を切り替え自在であると共に、通
    紙モード・待機モードでの定着設定温度を高く或は低く
    可変自在である制御部を有し、前記制御部により、前回
    が線速が速く解像度が低い設定で行われ、且つ、今回が
    線速が遅く解像度が高い設定で行われる場合には、定着
    温度が低下するまで通紙を待機させると共に、排熱ファ
    ンを通常の通紙状態の時よりも所定時間だけ高速回転さ
    せ、定着温度を素早く低下させ、さらに前回が線速が遅
    く解像度が高い設定で行われ、且つ、今回が線速が速く
    解像度が低い設定で行われる場合には、定着温度の上昇
    をできるだけ速くさせるために排熱ファンを停止させる
    制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 感光体と定着装置と現像装置と排熱ファ
    ンとを有する画像形成装置において、前記感光体は解像
    度別にその速度がそれぞれ異なる2種類の線速を有し、
    通紙モードでの定着温度と待機温度での定着温度を可変
    自在であると共に、この定着温度の可変により前記排熱
    ファンを一時的に停止させる或は回転制御速度を切り替
    え自在である制御部を有し、通紙モードから、待機モー
    ドに切り替えた際には、前記排熱ファンの回転は通常回
    転であり、且つ待機モードから通紙モードへの切り替え
    時において、待機モードでの定着温度をTとし、通紙モ
    ードでの定着温度をtとした場合、さらに、待機モード
    から通紙モードへの切り替え時のT>t時において、定
    着温度を下げる場合の許容温度差をtdownとし、反
    対に待機モードから通紙モードへの切り替え時のT<t
    時において、定着温度を上げる場合の許容温度差をt
    upとした場合、 T−tdown>tの条件では、排熱ファンを通常の通
    紙状態の時よりも高速回転させ、 T−tdown≦t≦T+tupの条件では、排熱ファ
    ンを通常回転させ、 T+tup<tの条件では、排熱ファンを一時的に停止
    させる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 感光体と定着装置と現像装置と排熱ファ
    ンと排紙センサとを有する画像形成装置において、通紙
    中の線速が遅く解像度が高い解像度、或は薄い紙種が設
    定されている時には、通紙時にレジストローラの駆動開
    始の直後に排熱ファンを停止させることができると共
    に、印刷中の転写紙の先端が排紙センサを通過する直後
    に停止していた排熱ファンを通常回転させる制御を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前回の通紙と今回の通紙において定着温
    度の設定に違いがある場合でも、排熱ファンの制御を使
    用するかどうかを任意に切り替えることのできる切替部
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の画像形成装置。
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