JP2002258722A - 画像形成装置、記録媒体、ならびにプログラム - Google Patents

画像形成装置、記録媒体、ならびにプログラム

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JP2002258722A
JP2002258722A JP2001054726A JP2001054726A JP2002258722A JP 2002258722 A JP2002258722 A JP 2002258722A JP 2001054726 A JP2001054726 A JP 2001054726A JP 2001054726 A JP2001054726 A JP 2001054726A JP 2002258722 A JP2002258722 A JP 2002258722A
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transfer
cooling fan
sheet
fixing
feeding
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JP2001054726A
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Yoshihiro Kuwabara
善宏 桑原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ファンの回転で生じた気流による影響を
転写紙が受けることなく、かつ、冷却ファンの回転で装
置内の温度上昇を十分に抑制可能な画像形成装置、記録
媒体、ならびにプログラムを提供する。 【解決手段】 転写紙に転写されたトナー可視像を定着
させる定着装置110と、この定着装置110へ転写紙
を給紙・搬送する本体給紙装置101と、定着装置11
0で発生する熱を排出するための冷却ファン114と、
転写紙の搬送位置を検出するレジストセンサ103、排
紙センサ112などとを備え、転写紙の搬送位置に応じ
て前記冷却ファンの駆動を制御し、特に転写後から定着
までの間では前記冷却ファンを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱定着装置を具
備したプリンタ、複合機能複写機などの画像形成装置、
記録媒体、ならびにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱定着方式で印刷するプリンタや
複写機などの公知の電子写真記録装置(画像形成装置)
においては、感光体に形成したトナー像を静電的な力を
利用して記録紙上に転写した後、トナー像が転写された
記録紙を加熱定着装置に搬送する。この加熱定着装置で
は、記録紙を定着ローラ及び加圧ローラによって挾持搬
送するとともに、定着ローラ及び加圧ローラのニップ部
による加圧下において所定の定着熱を記録紙上のトナー
像に印加することによりトナー像を記録紙に定着する。
このような加熱定着装置は、一般に、定着ローラの内部
にジュール熱を発生するヒータが配置されている。
【0003】さらに、前記ヒータの加熱で装置内温度が
過度に上昇するおそれがあるため、冷却ファンを設け、
このファンを回転させて装置内の温度上昇を防止するよ
うにしている。
【0004】しかしながら、冷却ファンは、加熱定着装
置の近辺にレイアウトされることが多いので、記録紙
(特に先端)が加熱定着装置に入る時に、冷却ファンの
回転で生じた気流により、記録紙上に転写されたトナー
粒子が流れてしまい、画像ぶれが発生し易くなったり、
記録紙に皺が発生したりする。この作用は、特に所定の
厚さよりも薄い記録紙に対して顕著である。
【0005】そこで、記録紙の種類に応じ、全搬送経路
で冷却ファンの回転数を通常よりも低減させたり、メカ
機構で風量を調節したりする画像形成装置が既に提案さ
れている(特開平7−3139730号公報)。
【0006】なお、従来の加熱定着装置(定着ユニッ
ト)における定着ローラの表面温度と定着ローラの回転
開始のタイミングとの関係は、図14に示すとおりであ
る。図14において、縦軸は定着ローラの表面温度を示
し、この縦軸にプロットされたTFLは定着温度の下限値
を示し、TFHは定着温度の上限値を示し、TWは待機温
度の目標値を示す。ここでは、待機温度TWから上限値
FHまで上昇した表面温度が、前述の冷却ファンの作用
で下降した後、下限値TFL以上に保たれ、過剰な温度上
昇が抑えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平7−313
9730号公報に開示された技術では、特に薄い記録紙
に印刷する場合、冷却ファンの回転数を通常よりも低減
することで、前述のような画像ぶれや皺が発生すること
を防止できる。しかしながら、冷却ファンの回転で生じ
た気流による悪影響を防止するのみでなく、冷却ファン
の回転で生じた気流による悪影響を受けず、かつ、機内
の温度上昇を十分に抑制可能とするような画像形成装置
がさらに求められている。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、冷却ファンの回転で生じた気流による影響を転写紙
が受けることなく、かつ、冷却ファンの回転で装置内の
温度上昇を十分に抑制可能な画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも、転写紙に転写されたトナー可視像を定
着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬
送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出す
るための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を検出する搬
送位置検出手段とを備えた画像形成装置であって、転写
紙の搬送位置に応じて前記冷却ファンの起動および停止
を制御する制御手段を設けたことに特徴がある。
【0010】通常、画像形成装置内の温度上昇を防止す
るため、冷却ファンを使用しているが、転写紙(特に先
端)が定着装置に入る前に、冷却ファンの気流で、転写
紙上に転写されたトナー粒子が流れてしまい、画像ぶれ
が発生し易くなったり、転写紙に皺が発生する。そこ
で、転写紙の搬送位置に応じて冷却ファンの起動および
停止を制御することで、転写後から定着終了までの間に
前記気流の影響が出ないようにする。こうすることによ
り、冷却効果の低減を極力抑えながら前述の画像ぶれや
皺などの不具合を解消できることとなる。
【0011】請求項2に記載の発明は、少なくとも、転
写紙に転写されたトナー可視像を定着させる定着手段
と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段
と、前記定着手段で発生する熱を排出するための回転数
の可変な冷却ファンと、転写紙の搬送位置を検出する搬
送位置検出手段とを備えた画像形成装置であって、転写
紙の搬送位置に応じて前記冷却ファンの回転数を制御す
る制御手段を設けたことに特徴がある。
【0012】前記冷却ファンの回転数が可変である場合
は、転写紙の搬送位置に応じて回転数を制御することに
より、前記冷却ファンの起動制御(オン/オフ)に比べ
て、さらに冷却効果の低減防止を図れることとなる。
【0013】請求項3に記載の発明は、少なくとも、転
写紙に転写されたトナー可視像を定着させる定着手段
と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段
と、前記定着手段で発生する熱を排出するための冷却フ
ァンとを備えた画像形成装置であって、転写紙の搬送時
間を計測する計時手段と、この計時手段で取得した転写
紙の搬送時間と予め設定された搬送速度とから転写紙の
搬送位置を算出し、この搬送位置に応じて前記冷却ファ
ンの起動および停止を制御する制御手段を設けたことに
特徴がある。
【0014】転写紙の搬送路上で、冷却ファン制御に必
要な複数箇所に搬送センサがない場合でも、既存の搬送
センサの検知情報と予め設定された搬送速度から搬送タ
イミングを算出することにより、転写紙の搬送位置を予
測できるので、この予測結果にもとづいて冷却ファンの
起動(オン/オフ)を制御できることとなる。
【0015】請求項4に記載の発明は、少なくとも、転
写紙に転写されたトナー可視像を定着させる定着手段
と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段
と、前記定着手段で発生する熱を排出するための回転数
の可変な冷却ファンとを備えた画像形成装置であって、
転写紙の搬送時間を計測する計時手段と、この計時手段
で取得した転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度
とから転写紙の搬送位置を算出し、この搬送位置に応じ
て前記冷却ファンの回転数を制御する制御手段を設けた
ことに特徴がある。
【0016】転写紙の搬送路上で、冷却ファン制御に必
要な複数箇所に搬送センサがない場合でも、既存の搬送
センサの検知情報と予め設定された搬送速度から搬送タ
イミングを算出することにより、転写紙の搬送位置を予
測できるので、この予測結果にもとづいて冷却ファンの
回転数を制御できることとなる。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1または
3において、前記制御手段は、複数の転写紙を連続給送
しながら、先行する転写紙が所定の搬送範囲にある場合
は、前記冷却ファンが停止するように制御することに特
徴がある。
【0018】画像形成装置内で複数枚の転写紙が通紙状
態にある場合、一概に搬送位置といっても各転写紙によ
って異なるので、単純に転写紙の搬送位置に応じて冷却
ファンを起動および停止すると、通紙状態にある他の転
写紙と処理が重なって制御がずれてしまう。そこで、一
枚でも転写後から定着入口までの間に搬送途中の転写紙
が存在する場合には、その転写紙に対する冷却ファンの
起動および停止の制御を優先するように排他制御するこ
とにより、連続印刷時でも前述の不具合を解消できるこ
ととなる。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項2または
4において、前記制御手段は、複数の転写紙を連続給送
しながら、先行する転写紙が所定の搬送範囲にある場合
は、前記冷却ファンの回転数が給紙開始時よりも低減す
るように制御することに特徴がある。
【0020】画像形成装置内で複数枚の転写紙が通紙状
態にある場合、一概に搬送位置といっても各転写紙によ
って異なるので、単純に転写紙の搬送位置に応じて冷却
ファンを起動および停止すると、通紙状態にある他の転
写紙と処理が重なって制御がずれてしまう。そこで、一
枚でも転写後から定着入口までの間に搬送途中の転写紙
が存在する場合には、その転写紙に対する冷却ファンの
回転数の制御を優先するように排他制御することによ
り、連続印刷時でも前述の不具合を解消できることとな
る。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6において、前記制御手段は、少なくとも、転写紙が転
写手段から前記定着手段に搬送されるまでの間、前記冷
却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転数
が給紙開始時よりも低減するように制御することに特徴
がある。
【0022】転写紙が転写装置(転写ローラ、感光体な
ど)から定着装置に搬送されるまでの間においては、冷
却ファンの回転で生じた気流の作用で転写紙上のトナー
粒子が流れ易い。そこで、冷却ファンを停止させるか、
または冷却ファンの回転数を給紙開始時よりも低減させ
ることにより、冷却効果が損なわれるのを極力抑えなが
ら前述の画像ぶれや皺などの不具合を解消できることと
なる。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項7におい
て、前記画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段
と、この温度検知手段が予め設定された設定温度以上を
検知した場合は、前記冷却ファンが起動するか、または
前記冷却ファンの回転数が給紙開始時の回転数となるよ
うに制御する制御手段とを設けたことに特徴がある。
【0024】前記画像形成装置内の温度に応じて適宜、
冷却ファンを起動させるか、または冷却ファンの回転数
を給紙開始時に戻すことにより、異常な温度上昇を未然
に防ぎ、冷却効果の低減を抑制できることとなる。
【0025】請求項9に記載の発明は、請求項7におい
て、前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファ
ンの回転数が給紙開始時よりも低減した状態で、予め設
定した設定時間が経過した場合は、前記冷却ファンが起
動するか、または前記冷却ファンの回転数が給紙開始時
の回転数となるように制御する制御手段を設けたことに
特徴がある。
【0026】冷却ファンを停止させるか、または冷却フ
ァンの回転数を低減させた状態を継続すると、冷却効果
を損なうので好ましくない。そこで、一定時間が経過す
ると、自動的に冷却ファンを起動させるか、または冷却
ファンの回転数を給紙開始時に戻すことで、冷却効果を
維持できることとなる。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれかにおいて、前記転写紙が所定の紙厚よりも薄
いことを示す薄紙モードを設定するモード設定手段を設
け、前記制御手段は、前記薄紙モードで、転写紙の搬送
位置に応じ、前記冷却ファンの起動および停止を制御す
るか、または前記冷却ファンの回転数を制御することに
特徴がある。
【0028】転写紙が所定の紙厚よりも薄い場合は、定
着装置に入る前に冷却ファンの回転で生じた気流の作用
で転写紙上のトナー粒子が流れ易い。そこで、薄紙モー
ドの場合のみ、その搬送位置に応じ、冷却ファンの起動
および停止を制御するか、または冷却ファンの回転数を
制御することにより、通常の転写紙については所定の冷
却ファン制御で冷却効果を損なわず、薄い転写紙につい
ては前述の画像ぶれや皺などの不具合を解消できること
となる。
【0029】請求項11に記載の発明は、少なくとも、
転写紙に転写されたトナー可視像を定着させる定着手段
と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段
と、前記定着手段で発生する熱を排出するための冷却フ
ァンと、転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手段
とを備えた画像形成装置に、転写紙の搬送位置を検出す
る搬送位置検出手順と、検出された搬送位置に応じ、前
記冷却ファンの起動および停止を制御するか、または前
記冷却ファンの回転数を制御する制御手順とを実行させ
るためのプログラムを記録したことに特徴がある。
【0030】レジストセンサの検知情報などから判断し
た転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動および停
止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御する
ためのプログラムを記録した記録媒体を画像形成装置に
装着することで、この画像形成装置のコントローラは前
記プログラムを容易に取得できる。前記コントローラが
前記プログラムを実行することにより、前述のように冷
却効果の低減を極力抑えながら前述の画像ぶれや皺など
の不具合を解消できることとなる。
【0031】請求項12に記載の発明は、少なくとも、
転写紙に転写されたトナー可視像を定着させる定着手段
と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段
と、前記定着手段で発生する熱を排出するための冷却フ
ァンと、転写紙の搬送時間を計測する計時手段とを備え
た画像形成装置に、転写紙の搬送時間と予め設定された
搬送速度とから転写紙の搬送位置を算出する搬送位置算
出手順と、算出された搬送位置に応じ、前記冷却ファン
の起動および停止を制御するか、または前記冷却ファン
の回転数を制御する制御手順とを実行させるためのプロ
グラムを記録したことに特徴がある。
【0032】レジストセンサの検知情報、タイマで計測
した搬送時間、予め設定された搬送速度などから算出し
た転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動および停
止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御する
ためのプログラムを記録した記録媒体を画像形成装置に
装着することで、この画像形成装置のコントローラは前
記プログラムを容易に取得できる。前記コントローラが
前記プログラムを実行することにより、前述のように冷
却効果の減少を極力抑えながら前述の画像ぶれや皺など
の不具合を解消できることとなる。
【0033】請求項13に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手段とを備えた
画像形成装置に、転写紙の搬送位置を検出する搬送位置
検出手順と、複数の転写紙を連続給送しながら、当該転
写紙に先行する転写紙が前期転写手段と前記定着手段の
間にある場合は、前記冷却ファンが停止するか、または
前記冷却ファンの回転数が給紙開始時よりも低減するよ
うに制御する制御手順とを実行させるためのプログラム
を記録したことに特徴がある。
【0034】レジストセンサの検知情報などから判断し
た転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動および停
止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御する
とともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の間に
ある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷却フ
ァンの回転数を給紙開始時よりも低減するためのプログ
ラムを記録した記録媒体を画像形成装置に装着すること
で、この画像形成装置のコントローラは前記プログラム
を容易に取得できる。前記コントローラが前記プログラ
ムを実行することにより、複数の転写紙を連続給送する
場合でも、前述のように冷却効果を維持しながら画像ぶ
れや皺などの不具合を解消できることとなる。
【0035】請求項14に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送時間を計測する計時手段とを備えた画像形成
装置に、転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度と
から転写紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、
複数の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行す
る転写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合
は、前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファ
ンの回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する
制御手順とを実行させるためのプログラムを記録したこ
とに特徴がある。
【0036】レジストセンサの検知情報、タイマで計測
した搬送時間、予め設定された搬送速度などから算出し
た転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動および停
止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御する
とともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の間に
ある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷却フ
ァンの回転数を給紙開始時よりも低減するためのプログ
ラムを記録した記録媒体を画像形成装置に装着すること
で、この画像形成装置のコントローラは前記プログラム
を容易に取得できる。前記コントローラが前記プログラ
ムを実行することにより、複数の転写紙を連続給送する
場合でも、前述のように冷却効果を維持しながら画像ぶ
れや皺などの不具合を解消できることとなる。
【0037】請求項15に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手段と、自装置
内の温度を検知する温度検知手段とを備えた画像形成装
置に、転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順
と、複数の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先
行する転写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある
場合は、前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却
ファンの回転数が給紙開始時よりも低減するように制御
する第1の制御手順と、この第1の制御手順で、前記冷
却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転数
が給紙開始時よりも低減してから、自装置内の温度が予
め設定された値以上となった場合には、前記冷却ファン
が起動するか、または前記冷却ファンの回転数が給紙開
始時の回転数となるように制御する第2の制御手順とを
実行させるためのプログラムを記録したことに特徴があ
る。
【0038】レジストセンサの検知情報などから判断し
た転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動および停
止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御する
とともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の間に
ある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷却フ
ァンの回転数を給紙開始時よりも低減し、さらに装置内
の温度が所定値以上となった場合には、冷却ファンの動
作を復帰させるためのプログラムを記録した記録媒体を
画像形成装置に装着することで、この画像形成装置のコ
ントローラは前記プログラムを容易に取得できる。前記
コントローラが前記プログラムを実行することにより、
複数の転写紙を連続給送する場合でも、前述のように冷
却効果を維持しながら画像ぶれや皺などの不具合を解消
できることとなる。
【0039】請求項16に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送時間を計測する計時手段とを備えた画像形成
装置に、転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度と
から転写紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、
複数の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行す
る転写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合
は、前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファ
ンの回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する
第1の制御手順と、この第1の制御手順で、前記冷却フ
ァンが停止するか、または前記冷却ファンの回転数が給
紙開始時よりも低減してから、予め設定された時間が経
過した場合は、前記冷却ファンが起動するか、または前
記冷却ファンの回転数が給紙開始時の回転数となるよう
に制御する第2の制御手順とを実行させるためのプログ
ラムを記録したことに特徴がある。
【0040】レジストセンサの検知情報、タイマで計測
した搬送時間、予め設定された搬送速度などから算出し
た転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動および停
止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御する
とともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の間に
ある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷却フ
ァンの回転数を給紙開始時よりも低減し、さらに装置内
の温度が所定値以上となった場合には、冷却ファンの動
作を復帰させるためのプログラムを記録した記録媒体を
画像形成装置に装着することで、この画像形成装置のコ
ントローラは前記プログラムを容易に取得できる。前記
コントローラが前記プログラムを実行することにより、
複数の転写紙を連続給送する場合でも、前述のように冷
却効果を維持しながら画像ぶれや皺などの不具合を解消
できることとなる。
【0041】請求項17に記載の発明は、請求項11〜
16のいずれかにおいて、前記画像形成装置には、転写
紙が所定の紙厚よりも薄いことを示す薄紙モードを設定
するモード設定手段を設け、前記プログラムで、前記薄
紙モードが設定されているか否かを確認するモード確認
手順を実行させるとともに、前記薄紙モードが設定され
ている場合のみ、各前記制御手順を実行させることに特
徴がある。
【0042】特に、転写紙が所定の紙厚よりも薄い場合
は、定着装置に入る前に冷却ファンの回転で生じた気流
の作用で転写紙上のトナー粒子が流れ易い。そこで、薄
紙モードを設け、この薄紙モードを実行するプログラム
を記録した記録媒体を画像形成装置に装着することで、
この画像形成装置のコントローラは前記プログラムを容
易に取得できる。こうして、前述のように冷却効果を維
持しながら画像ぶれや皺などの不具合を解消できること
となる。
【0043】請求項18に記載の発明は、少なくとも、
転写紙に転写されたトナー可視像を定着させる定着手段
と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段
と、前記定着手段で発生する熱を排出するための冷却フ
ァンと、転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手段
とを備えた画像形成装置に、転写紙の搬送位置を検出す
る搬送位置検出手順と、検出された搬送位置に応じ、前
記冷却ファンの起動および停止を制御するか、または前
記冷却ファンの回転数を制御する制御手順とを実行させ
ることに特徴がある。
【0044】画像形成装置において、レジストセンサの
検知情報などから判断した転写紙の搬送位置に応じ、冷
却ファンの起動および停止を制御するか、または冷却フ
ァンの回転数を制御するためのプログラムを、ネットワ
ークからファイル形式で取得し、あるいは記録媒体から
読み取り、前記画像形成装置のコントローラが前記プロ
グラムを実行することによって、前述のように冷却効果
を維持しながら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる
こととなる。
【0045】請求項19に記載の発明は、少なくとも、
転写紙に転写されたトナー可視像を定着させる定着手段
と、この定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段
と、前記定着手段で発生する熱を排出するための冷却フ
ァンと、転写紙の搬送時間を計測する計時手段とを備え
た画像形成装置に、転写紙の搬送時間と予め設定された
搬送速度とから転写紙の搬送位置を算出する搬送位置算
出手順と、算出された搬送位置に応じ、前記冷却ファン
の起動および停止を制御するか、または前記冷却ファン
の回転数を制御する制御手順とを実行させることに特徴
がある。
【0046】画像形成装置において、レジストセンサの
検知情報、タイマで計測した搬送時間、予め設定された
搬送速度などから算出した転写紙の搬送位置に応じ、冷
却ファンの起動および停止を制御するか、または冷却フ
ァンの回転数を制御するためのプログラムを、ネットワ
ークからファイル形式で取得し、あるいは記録媒体から
読み取り、前記画像形成装置のコントローラが前記プロ
グラムを実行することによって、前述のように冷却効果
を維持しながら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる
こととなる。
【0047】請求項20に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手段とを備えた
画像形成装置に、転写紙の搬送位置を検出する搬送位置
検出手順と、複数の転写紙を連続給送しながら、当該転
写紙に先行する転写紙が前期転写手段と前記定着手段の
間にある場合は、前記冷却ファンが停止するか、または
前記冷却ファンの回転数が給紙開始時よりも低減するよ
うに制御する制御手順とを実行させることに特徴があ
る。
【0048】画像形成装置において、レジストセンサの
検知情報などから判断した転写紙の搬送位置に応じ、冷
却ファンの起動および停止を制御するか、または冷却フ
ァンの回転数を制御するとともに、先行する転写紙が転
写装置と定着装置の間にある場合は、冷却ファンを停止
させるか、または冷却ファンの回転数を給紙開始時より
も低減するためのプログラムを、ネットワークからファ
イル形式で取得し、あるいは記録媒体から読み取り、前
記画像形成装置のコントローラが前記プログラムを実行
することによって、複数の転写紙を連続給送する場合で
も、前述のように冷却効果を維持しながら画像ぶれや皺
などの不具合を解消できることとなる。
【0049】請求項21に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送時間を計測する計時手段とを備えた画像形成
装置に、転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度と
から転写紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、
複数の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行す
る転写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合
は、前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファ
ンの回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する
制御手順とを実行させることに特徴がある。
【0050】画像形成装置において、レジストセンサの
検知情報、タイマで計測した搬送時間、予め設定された
搬送速度などから算出した転写紙の搬送位置に応じ、冷
却ファンの起動および停止を制御するか、または冷却フ
ァンの回転数を制御するとともに、先行する転写紙が転
写装置と定着装置の間にある場合は、冷却ファンを停止
させるか、または冷却ファンの回転数を給紙開始時より
も低減するためのプログラムを、ネットワークからファ
イル形式で取得し、あるいは記録媒体から読み取り、前
記画像形成装置のコントローラが前記プログラムを実行
することによって、複数の転写紙を連続給送する場合で
も、前述のように冷却効果を維持しながら画像ぶれや皺
などの不具合を解消できることとなる。
【0051】請求項22に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手段と、自装置
内の温度を検知する温度検知手段とを備えた画像形成装
置に、転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順
と、複数の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先
行する転写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある
場合は、前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却
ファンの回転数が給紙開始時よりも低減するように制御
する第1の制御手順と、この第1の制御手順で、前記冷
却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転数
が給紙開始時よりも低減してから、予め設定された時間
が経過した場合は、前記冷却ファンが起動するか、また
は前記冷却ファンの回転数が給紙開始時の回転数となる
ように制御する第2の制御手順とを実行させることに特
徴がある。
【0052】画像形成装置において、レジストセンサの
検知情報などから判断した転写紙の搬送位置に応じ、冷
却ファンの起動および停止を制御するか、または冷却フ
ァンの回転数を制御するとともに、先行する転写紙が転
写装置と定着装置の間にある場合は、冷却ファンを停止
させるか、または冷却ファンの回転数を給紙開始時より
も低減し、さらに装置内の温度が所定値以上となった場
合には、冷却ファンの動作を復帰させるためのプログラ
ムを、ネットワークからファイル形式で取得し、あるい
は記録媒体から読み取り、前記画像形成装置のコントロ
ーラが前記プログラムを実行することによって、複数の
転写紙を連続給送する場合でも、前述のように冷却効果
を維持しながら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる
こととなる。
【0053】請求項23に記載の発明は、少なくとも、
転写紙にトナー可視像を転写する転写手段と、転写紙に
転写されたトナー可視像を定着させる定着手段と、この
定着手段へ転写紙を給紙・搬送する給送手段と、前記定
着手段で発生する熱を排出するための冷却ファンと、転
写紙の搬送時間を計測する計時手段とを備えた画像形成
装置に、転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度と
から転写紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、
複数の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行す
る転写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合
は、前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファ
ンの回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する
第1の制御手順と、この第1の制御手順で、前記冷却フ
ァンが停止するか、または前記冷却ファンの回転数が給
紙開始時よりも低減してから、予め設定された時間が経
過した場合は、前記冷却ファンが起動するか、または前
記冷却ファンの回転数が給紙開始時の回転数となるよう
に制御する第2の制御手順とを実行させることに特徴が
ある。
【0054】画像形成装置において、レジストセンサの
検知情報、タイマで計測した搬送時間、予め設定された
搬送速度などから算出した転写紙の搬送位置に応じ、冷
却ファンの起動および停止を制御するか、または冷却フ
ァンの回転数を制御するとともに、先行する転写紙が転
写装置と定着装置の間にある場合は、冷却ファンを停止
させるか、または冷却ファンの回転数を給紙開始時より
も低減し、さらに装置内の温度が所定値以上となった場
合には、冷却ファンの動作を復帰させるためのプログラ
ムを、ネットワークからファイル形式で取得し、あるい
は記録媒体から読み取り、前記画像形成装置のコントロ
ーラが前記プログラムを実行することによって、複数の
転写紙を連続給送する場合でも、前述のように冷却効果
を維持しながら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる
こととなる。
【0055】請求項24に記載の発明は、請求項18〜
23のいずれかにおいて、前記画像形成装置には、転写
紙が所定の紙厚よりも薄いことを示す薄紙モードを設定
するモード設定手段を設け、前記薄紙モードが設定され
ているか否かを確認するモード確認手順を実行させると
ともに、前記薄紙モードが設定されている場合のみ、各
前記制御手順を実行させることに特徴がある。
【0056】画像形成装置においては、転写紙が所定の
紙厚よりも薄い場合、定着装置に入る前に冷却ファンの
回転で生じた気流の作用で転写紙上のトナー粒子が流れ
易い。そこで、薄紙モードを設け、この薄紙モードを実
行するプログラムを、ネットワークからファイル形式で
取得し、あるいは記録媒体から読み取り、前記画像形成
装置のコントローラが前記プログラムを実行することに
よって、前述のように冷却効果を維持しながら画像ぶれ
や皺などの不具合を解消できることとなる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。 [第1の実施形態]図1は、本発明の第1の実施形態に
係る画像形成装置である電子写真式プリンタの搬送パス
を付加した断面図である。
【0058】図1において、画像形成装置(レーザプリ
ンタ)1は、図示しないホスト装置(図3の16に相
当)とインタフェースを介して接続されており、これら
が通信システムを構成している。
【0059】前記ホスト装置などで画像形成要求が発生
すると、本体給紙コロ102を駆動することにより、本
体給紙装置101に装備した転写紙を1枚ずつ搬送方向
へ移動させ、レジストローラ104に到達すると前記転
写紙を一時停止させる。また、手差し給紙装置105か
ら給紙を行う場合は、手差し給紙コロ106を経由して
転写紙を搬送し、レジストローラ104で前記転写紙を
一時停止させる。この後、制御部(図3の2に相当)よ
りレジストローラ駆動開始要求が出されると、レジスト
ローラ104が駆動し、転写紙を搬送方向へ移動させ
る。次いで、現像装置109においては、トナーを感光
体108に付着させて、感光体上に原稿のトナー像を形
成させる。次いで、転写ローラ107により、転写紙に
トナーを付着させる。
【0060】こうして、転写紙に付着したトナーを定着
させるために、転写紙を定着装置110に移動させ、定
着ローラ111で加熱・加圧処理を施す。その後、転写
紙先端が排紙センサ112に到達した時点で、この排紙
センサ112はONとなり、転写紙後端が排紙センサ1
12を通過した時点で、この排紙センサ112はOFF
となり、排紙ローラ113を通って1枚の転写紙の画像
形成が行われる。例えば、線速が遅いときの解像度で画
像形成を行う場合など、レジストローラ駆動開始から排
紙センサ112到達まで、冷却ファン114が回転して
いる場合、冷却ファン114の気風の影響により転写紙
の先端がレジストローラ104から排紙センサ112に
到達するまでの間で、転写紙がぶれるため、用紙上に転
写されたトナー粒子が流れて、画像ぶれや皺が発生す
る。
【0061】このような皺を防止するために、本実施形
態では、例えば線速の遅い解像度で画像形成を行う場合
や、所定の厚さ(あるいは重量)を有する通常の転写紙
よりも薄い転写紙を用いて画像形成を行う場合などに
は、転写紙の先端がレジストローラ104から排紙セン
サ112に到達したときに冷却ファン114の回転を停
止させている。
【0062】次に、画像形成装置(レーザプリンタ)の
制御部の構成について説明する。図2に示すように、レ
ーザプリンタの本体1とホストコンピュータ(ホスト装
置)16とは、このホスト装置16とコントローラ2間
の入出力インタフェース15を介して接続されており、
本体1とホスト装置16の間で必要データや制御信号を
送受信するように、通信システムを構成している。
【0063】また、レーザプリンタの本体1には、画像
処理をおこなうコントローラ2と、画像形成用のエンジ
ン3と、このエンジン3を制御するエンジン制御ボード
4と、各種モードの設定や動作開始指示などを行なうた
めの操作パネル5とを備え、コントローラ2と、エンジ
ン3およびエンジン制御ボード4とは、エンジン制御ボ
ード4の入出力インタフェース(I/O)6を介して信
号を授受している。
【0064】また、エンジン3には、LDやポリゴンモ
ータなどを含むレーザ書込ユニット12と、定着系、現
像系、駆動系のエンジンシーケンスを司るシーケンス機
器群13と、ペーパパス上やシーケンス状態をチェック
するセンサ群14とを備える。
【0065】また、エンジン制御ボード4には、プログ
ラムROM9のプログラム、操作パネル5からのモード
指示、コントローラ2からのコマンド(あるいは、これ
に付属する必要情報)などによってエンジン全体を制御
するCPU7と、このCPU7のワークメモリあるいは
入力データのインプットバッファとして用いられるRA
M8と、エンジン3の制御プログラムが格納されている
ROM9と、エンジン3のエラー履歴や操作パネル5か
らのモード指示の内容などを記憶するための不揮発性メ
モリ(EEPROM)10と、エンジン制御のモードを
設定するためのディップスイッチ(DIP−SW)11
とを備える。本実施形態の冷却ファン制御は、エンジン
3側のCPU7で行うものである。
【0066】次に、前述のコントローラ2の構成につい
て説明する。図3において、CPU201は、プログラ
マブルROM204のプログラム、操作パネル5からの
モード指示、ホスト装置16からのコマンドによってコ
ントローラ全体を制御する。ICカードリーダ(IC
Card)202は、フォントデータやプログラムを記
憶したICカードから、それらのデータなどを読み出す
ためのものである。NVRAM203は、操作パネル5
からのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性記
憶装置である。プログラマブルROM(Prog.RO
M)204は、コントローラ2の制御プログラムを格納
している。フォントROM(Font.ROM)205
は、フォントのパターンデータなどを記憶する。RAM
206は、CPU201のワークメモリ、入力データの
インプットバッファ、プリントデータのページバッフ
ァ、ダウンロードフォント用のメモリなどに使用するも
のである。また、図示しないタイマは、現在時刻を計測
するものであり、転写紙の搬送時間などを計測するため
に用いられる。
【0067】また、エンジン・インタフェース(Eng
ine I/F)207は、エンジン3とコマンドおよ
びステータスや、印字データの通信を行なうものであ
る。エンジン3は、前述の構成で実際に印字を行うもの
である。パネル・インタフェース209は、操作パネル
5とコマンドおよびステータスの通信を行うものであ
る。操作パネル5は、図示しないテンキー、スタートキ
ーなどのキー群やLCDなどの表示器を備え、使用者に
現在のプリンタの状態を知らせ、あるいは使用者がモー
ド指示を行うために用いられる。ホスト・インタフェー
ス211は、ホスト装置16と通信を行うものであり、
通常はセントロニクス・インタフェースやRS232C
などで構成される。ホスト装置16は、レーザプリンタ
2の上位装置であり、図示しないCPU、RAM、RO
Mなどのメモリ、入出力装置などで構成されている。デ
ィスク・インタフェース(DISK I/F)213
は、ディスク装置(DISK)214と通信を行うため
のものである。ディスク装置214は、フォントデータ
や、プログラムや、印字データなどの様々のデータを記
憶するためのもので、フロッピディスク装置やハードデ
ィスク装置などで構成される。
【0068】次に、図4、図5を参照しながら、本実施
形態の冷却ファンの制御方法について説明する。まず、
ホスト装置16からレーザプリンタ1に対してプリント
要求が送信されると、コントローラ2はこのプリント要
求を受け取り、エンジン3に対してプリント要求を通達
する。これにより、エンジン3が給紙動作を開始し、さ
らにプリント動作にはいる。すなわち、給紙開始ととも
に冷却ファン114を起動し(s101)、給紙装置1
01から給紙された転写紙の先端がレジストセンサ10
3で検知され、レジストローラ104を回転駆動するた
めの駆動力を伝達するレジストクラッチ(CL)がオン
となると(s102のYES)、冷却ファン114を停
止する(s103)。こうして冷却ファン114による
送風を禁止し、この後、前記転写紙の先端が排紙センサ
112に到達してセンサONとなると(s104のYE
S)、冷却ファン114を再起動する(s105)。
【0069】なお、転写紙がレジストセンサ103に到
達してから排紙センサ112に到達するまでの間(少な
くとも、転写ローラ107、感光体108などからなる
転写装置の出口から定着装置110の入口までを含
む)、冷却ファン114を停止させる代わりに、冷却フ
ァン114を給紙開始時よりも低速回転させ、また、排
紙センサ112到達後に冷却ファン114を起動させる
代りに、給紙開始時の回転速度に戻すように制御しても
よい。
【0070】このように、転写紙の搬送位置に応じて冷
却ファン114の起動を制御するか、あるいは冷却ファ
ン114の回転速度を制御しながら通紙動作を行う。ま
た、排紙完了後のファン待機制御においては、図5に示
すように、タイマカウントを開始し(s201)、この
後、予め設定した時間が経過すると(s202のYE
S)、冷却ファン114を停止してタイマカウントをリ
セットする(s203、s204)。
【0071】以上のように、本発明の第1の実施の形態
の画像形成装置は、レーザプリンタの本体1に、給紙時
に冷却ファン114を起動するか、あるいは、冷却ファ
ン114を所定の速度で回転させ、転写紙の先端がレジ
ストローラ(レジストCLオン)104から排紙センサ
112に到達する(オン)まで、冷却ファン114を停
止するか、あるいは、給紙開始時よりも低速回転させ、
転写紙の排出で冷却ファン114を再起動するか、ある
いは給紙開始時の回転速度に戻すように制御するCPU
7を設けたので、転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファン
による冷却効果の低減防止を図りながら、前述のような
画像ぶれや皺などの不具合を解消することができる。
【0072】[第2の実施形態]図6は、本発明の第2
の実施の形態に係る冷却ファンの制御方法を示すフロー
チャートである。なお、本実施形態の構成は、第1の実
施の形態と概ね同様であるため、図1〜図4を用いると
ともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略す
る。
【0073】本発明の第2の実施の形態は、第1の実施
の形態とは、レーザプリンタの本体1のCPU7の制御
により、給紙時に冷却ファン114を起動し、転写紙の
先端がレジストローラ(レジストCLオン)104到達
時に、冷却ファン114の回転を停止し、レジストロー
ラ104から定着入口までの距離(レイアウト)と搬送
速度から、転写紙の先端が定着入口に到達するタイミン
グを算出し、このタイミングで(所定時間経過後)、冷
却ファン114を再起動するように制御する点が相違し
ている。この構成により、既存の搬送制御用センサ(レ
ジストセンサなど)を利用して、転写紙の先端が定着入
口に到達するタイミングを算出し、このタイミングをも
とに転写紙の搬送位置を予測して、冷却ファン114の
起動(オン、オフ)や回転速度を制御するので、センサ
類の増加による大幅なコストアップを招くことなく、前
述のように画像ぶれが発生し易くなったり、転写紙に皺
が発生したりする不具合を解消できるという効果が得ら
れる。
【0074】本実施形態では、タイマ(第1の実施形態
に示す)で転写紙の搬送時間を計測し、この計測結果
と、既存のセンサ群14の検知情報と、予め設定された
搬送速度に基づいて転写紙の搬送距離を算出すること
で、転写紙の先端が定着入口に到達するタイミングを検
出するものとする。
【0075】前述のように、ホスト装置16からレーザ
プリンタ1に対してプリント要求が送信されると、エン
ジン3が給紙動作を開始し、給紙開始とともに冷却ファ
ン114を起動し(s301)、給紙装置101から給
紙された転写紙の先端がレジストセンサ103で検知さ
れ、レジストCLオンとなると(s302のYES)、
冷却ファン114を停止する(s303)。こうして冷
却ファン114による送風を禁止し、タイマカウントを
開始する(s304)。この後、予め設定した時間が経
過すると(s305のYES)、冷却ファン114を再
起動する(s306)。ここで、レジストセンサ103
から定着入口までの距離(レイアウト)と搬送速度か
ら、転写紙の先端が定着に入るタイミングを算出して、
前記時間を予め設定しておくものとする。
【0076】なお、転写紙がレジストセンサ103に到
達してから所定時間経過するまでの間、冷却ファン11
4を停止させる代りに、冷却ファン114を給紙開始時
よりも低速回転させ、所定時間経過後に給紙開始時の回
転速度に戻すように制御してもよい。
【0077】このように、転写紙の所定位置(例えば、
レジスト位置)からの搬送距離に応じ、冷却ファン11
4の起動を制御するかあるいは冷却ファン114の回転
数を制御しながら通紙動作を行う。また、排紙完了後の
ファン待機制御においては、第1の実施形態(図5に示
す)に準じ、タイマカウントを開始し(s201)、こ
の後、予め設定した時間が経過すると(s202のYE
S)、冷却ファン114を停止してタイマカウントをリ
セットする(s203、s204)。
【0078】[第3の実施の形態]図7は、本発明の第
3の実施の形態に係る冷却ファンの制御方法を示すフロ
ーチャートである。なお、本実施形態の構成は、第1の
実施の形態と概ね同様であるため、図1〜図4を用いる
とともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略す
る。
【0079】本発明の第3の実施の形態は、第1の実施
の形態とは、レーザプリンタの本体1のCPU7によ
り、第1の転写紙の給紙時にレジストセンサ103と排
紙センサ112間において、他の転写紙(第2の転写
紙)が搬送途中でなければ冷却ファン114を起動し、
前記第2の転写紙が搬送途中であれば、前記第2の転写
紙の先端がレジストローラ(レジストCLオン)104
から排紙センサ112に到達する(オン)まで、冷却フ
ァン114の回転を停止し、前記第2の転写紙を排出後
に再度、レジストセンサ103と排紙センサ112間に
おいて、他の転写紙(第3の転写紙)が搬送途中である
か否かを判断し、搬送途中でなければ冷却ファン114
を再起動するように制御する点が相違している。この構
成により、レーザプリンタ1内で複数枚の転写紙が通紙
状態にある場合、転写後から定着までの間の搬送中転写
紙を優先するように、冷却ファンを排他制御すること
で、連続印刷時でも、前述のような画像ぶれが発生し易
くなったり、転写紙に皺が発生したりする不具合を解消
できるという効果が得られる。
【0080】本実施形態のレーザプリンタ1のCPU7
は、マルチタスク・マルチスレッド動作し、1枚の転写
紙の給紙から排紙までを一つのプロセスとして実行す
る。従って、装置内に複数枚の転写紙が存在する場合
は、図7に示すプロセスが複数実行されることとなる。
例えば、先行する転写紙Aに対するプロセスが図7に示
すステップs401のスレッドを処理しているときに、
後行する転写紙Bに対するプロセスがステップs401
のスレッドを処理することが可能である。
【0081】次に、図7を参照しながら、前記一つのプ
ロセスについて説明する。前述のように、ホスト装置1
6からレーザプリンタ1に対してプリント要求が送信さ
れると、エンジン3で転写紙の給紙を開始する。ここ
で、レジストセンサ103と定着入口の間に他の転写紙
が搬送中でない場合(s401のNO)は、冷却ファン
114を起動し(s402)、今回給紙した転写紙の先
端がレジストセンサ103で検知され、レジストCLオ
ンとなると(s403のYES)、冷却ファン114を
停止する(s404)。こうして冷却ファン114によ
る送風を禁止し、この後、転写紙の先端が排紙センサ1
12に到達してセンサONとなり(s405のYE
S)、さらに、レジストセンサ103と定着入口の間に
他の転写紙が搬送中でない場合(s406のNO)は、
冷却ファン114を再起動する(s407)。
【0082】また、レジストセンサ103と定着入口の
間に他の転写紙が搬送中であって(s401のYE
S)、今回給紙した転写紙の先端がレジストセンサ10
3で検知され、レジストCLオンとなると(s403の
YES)、冷却ファン114を停止する(s404)。
さらに、今回給紙した転写紙の先端が排紙センサ112
で検知され(s405のYES)、レジストセンサ10
3と定着入口の間に他の転写紙が搬送中である場合(s
406のYES)には、冷却ファン114を起動せずに
処理を終了する。
【0083】なお、前述のようにレジストセンサ103
と定着入口の間に他の転写紙先端がある場合、冷却ファ
ン114を停止させる代りに、冷却ファン114を給紙
開始時よりも低速回転させ、また、冷却ファン114を
起動させる代りに、給紙開始時(高速回転)の回転速度
に戻すように制御してもよい。
【0084】このように、転写紙の搬送位置(レジスト
位置からの搬送量)および他の転写紙の先端がレジスト
センサ103と定着入口の間にあるか否かに応じ、冷却
ファン114の起動を制御するかあるいは冷却ファン1
14の回転数を制御しながら通紙動作を行う。また、排
紙完了後のファン待機制御においては、第1の実施形態
(図5に示す)に準じ、タイマカウントを開始し(s2
01)、この後、予め設定した時間が経過すると(s2
02のYES)、冷却ファン114を停止してタイマカ
ウントをリセットする(s203、s204)。
【0085】[第4の実施の形態]図8は、本発明の第
4の実施の形態に係る冷却ファンの制御方法を示すフロ
ーチャートである。なお、本実施形態の構成は、第1の
実施の形態と概ね同様であるため、図1〜図4を用いる
とともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略す
る。
【0086】本発明の第4の実施の形態は、第1の実施
の形態とは、レーザプリンタの本体1に、所定の紙厚よ
りも薄い転写紙を使用するための薄紙モードを設定する
操作パネル5(あるいはホスト16など)と、前記薄紙
モードで、第1の実施の形態に準じて冷却ファン114
を制御するCPU7とを設けた点が相違している。この
構成により、所定の紙厚よりも薄い転写紙を使用する場
合のみ、転写から定着までの所定区間で、冷却ファンに
よる冷却効果の低減防止を図りながら、前述のような画
像ぶれや皺などの不具合を解消することができる。
【0087】ここで、レーザプリンタの本体1において
は、操作パネル5のキー操作などにより、所定の紙厚よ
りも薄い転写紙を使用する薄紙モードと、所定の紙厚以
上の転写紙(通常の転写紙)を使用する通常モードとを
設定できるように構成されている。こうして設定された
内容は、コントローラ2に送られてNVRAM203に
更新可能に記憶されることとなる。また、コントローラ
2で薄紙モードが設定されている場合、CPU7は、画
像を転写紙に転写してから定着するまでの所定区間にお
いて、冷却ファン114を停止するか、あるいは、給紙
開始時よりも低速回転させ、転写紙の排出で冷却ファン
114を再起動するか、あるいは給紙開始時の回転速度
に戻すように制御する。
【0088】次に、図8を参照しながら、本実施形態の
冷却ファンの制御方法について説明する。ホスト装置1
6からレーザプリンタ1に対してプリント要求が送信さ
れると、コントローラ2はこのプリント要求を受け取
り、NVRAM203に設定されたモードに応じてエン
ジン3に対し、プリント要求を通達する。これにより、
エンジン3が給紙動作を開始し、さらにプリント動作に
はいる。すなわち、前記薄紙モードの場合(s501の
YES)は、給紙開始とともに冷却ファン114を起動
し(s101)、給紙装置101から給紙された転写紙
の先端がレジストセンサ103で検知され、レジストC
Lオンとなると(s102のYES)、冷却ファン11
4を停止する(s103)。こうして冷却ファン114
による送風を禁止し、この後、前記転写紙の先端が排紙
センサ112に到達してセンサONとなると(s104
のYES)、冷却ファン114を再起動する(s10
5)。また、前記通常モードの場合(s501のNO)
には、給紙開始から排紙終了まで冷却ファン114を連
続駆動する(s105)。
【0089】なお、薄紙モードで、転写紙がレジストセ
ンサ103に到達してから排紙センサ112に到達する
までの間、冷却ファン114を停止させる代りに、冷却
ファン114を給紙開始時よりも低速回転させ、また、
排紙センサ112到達後に冷却ファン114を起動させ
る代りに、給紙開始時の回転速度に戻すように制御して
もよい。また、通常モードで、給紙開始時の回転速度を
排紙終了まで保つように制御してもよい。
【0090】このように、転写紙の厚さを示す薄紙/通
常モードの設定内容に基づいて、薄紙モードの場合の
み、転写紙の搬送位置に応じて冷却ファン114の起動
を制御するか、あるいは冷却ファン114の回転速度を
制御しながら通紙動作を行う。また、排紙完了後のファ
ン待機制御においては、第1の実施形態(図5に示す)
に準じ、タイマカウントを開始する(s201)。この
後、予め設定した時間が経過すると(s202のYE
S)、冷却ファン114を停止してタイマカウントをリ
セットする(s203、s204)。
【0091】なお、本実施形態に限らず、前記薄紙/通
常モードの設定をホスト側で行い、ホスト装置16から
レーザプリンタ1に対してプリント要求を送信する際、
このプリント要求にモード情報を含むようにしてもよ
い。この場合、ホスト装置16には、少なくとも、薄紙
/通常モードの設定を行うための操作表示部(例えば、
キーボードなどの入力装置、CRTなどの出力装置)
と、設定内容を更新可能に記憶する不揮発性メモリ(N
VRAMなど)とを備える。
【0092】[第5の実施の形態]図9は、本発明の第
5の実施の形態に係る冷却ファンの制御方法を示すフロ
ーチャートである。なお、本実施形態の構成は、第1の
実施の形態と概ね同様であるため、図1〜図4を用いる
とともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略す
る。
【0093】本発明の第4の実施の形態は、第1の実施
の形態とは、レーザプリンタの本体1に、所定の紙厚よ
りも薄い転写紙を使用するための薄紙モードを設定する
ための操作パネル5などと、前記薄紙モードで、第2の
実施の形態に準じて冷却ファン114を制御するCPU
7とを設けた点が相違している。この構成により、前記
薄紙モードの場合のみ、既存のレジストセンサなどを利
用して、転写紙の先端が定着入口に到達するタイミング
を算出し、このタイミングをもとに転写紙の搬送位置を
予測して、冷却ファンのオン/オフや回転速度を制御す
るので、センサ類の増加による大幅なコストアップを招
くことなく、所定の紙厚よりも薄い転写紙を使用した場
合に、画像ぶれが発生し易くなったり、転写紙に皺が発
生したりする不具合を解消できるという効果が得られ
る。
【0094】本実施形態では、レーザプリンタ1のタイ
マ(第1の実施形態に示す)で、転写紙の搬送時間を計
測し、この計測結果と、既存のセンサ群14の検知情報
と、予め設定された搬送速度に基づいて転写紙の搬送距
離を算出することで、転写紙の先端が定着入口に到達す
るタイミングを検出する。また、操作パネル5のキー操
作などにより、所定の紙厚よりも薄い転写紙を使用する
薄紙モードと、所定の紙厚以上の転写紙を使用する通常
モードとを設定する。こうして設定された内容は、コン
トローラ2に送られてNVRAM203に更新可能に記
憶される。また、コントローラ2で薄紙モードが設定さ
れている場合、CPU7は、前記検知情報と前記タイマ
の計測結果に基づいて転写紙の搬送位置を予測し、画像
を転写紙に転写してから定着するまでの所定区間におい
て、冷却ファン114のオン/オフや回転速度を制御す
る。
【0095】次に、図9を参照しながら、本実施形態の
冷却ファンの制御方法について説明する。前述のよう
に、ホスト装置16からレーザプリンタ1に対してプリ
ント要求が送信されると、コントローラ2はこのプリン
ト要求を受け取り、NVRAM203に設定されたモー
ドに応じてエンジン3に対し、プリント要求を通達す
る。これにより、エンジン3が給紙動作を開始し、さら
にプリント動作にはいる。すなわち、前記薄紙モードの
場合(s601のYES)は、給紙開始とともに冷却フ
ァン114を起動し(s301)、給紙装置101から
給紙された転写紙の先端がレジストセンサ103で検知
され、レジストCLオンとなると(s302のYE
S)、冷却ファン114を停止する(s303)。こう
して冷却ファン114による送風を禁止し、タイマカウ
ントを開始する(s304)。この後、予め設定した時
間が経過すると(s305のYES)、冷却ファン11
4を再起動する(s306)。ここで、レジストセンサ
103から定着入口までの距離(レイアウト)と搬送速
度から、転写紙の先端が定着に入るタイミングを算出し
て、前記時間を予め設定しておくものとする。また、前
記通常モードの場合(s601のNO)には、給紙開始
から排紙終了まで冷却ファン114を連続駆動する(s
306)。
【0096】なお、薄紙モードで、転写紙がレジストセ
ンサ103に到達してから所定時間経過するまでの間、
冷却ファン114を停止させる代りに、冷却ファン11
4を給紙開始時よりも低速回転させ、所定時間経過後に
給紙開始時の回転速度に戻すように制御してもよい。ま
た、通常モードで、給紙開始時の回転速度を排紙終了ま
で保つように制御してもよい。
【0097】このように、転写紙の厚さを示す薄紙/通
常モードの設定内容に基づいて、薄紙モードの場合の
み、転写紙の所定位置(例えば、レジスト位置)からの
搬送距離に応じ、冷却ファン114の起動を制御するか
あるいは冷却ファン114の回転数を制御しながら通紙
動作を行う。また、排紙完了後のファン待機制御におい
ては、第1の実施形態(図5に示す)に準じ、タイマカ
ウントを開始する(s201)。この後、予め設定した
時間が経過すると(s202のYES)、冷却ファン1
14を停止してタイマカウントをリセットする(s20
3、s204)。
【0098】なお、本実施形態に限らず、前記薄紙/通
常モードの設定をホスト側で行い、ホスト装置16から
レーザプリンタ1に対してプリント要求を送信する際、
このプリント要求にモード情報を含むようにしてもよ
い。この場合、ホスト装置16には、少なくとも、薄紙
/通常モードの設定を行うための操作表示部(例えば、
キーボードなどの入力装置、CRTなどの出力装置)
と、設定内容を更新可能に記憶する不揮発性メモリ(N
VRAMなど)とを備える。
【0099】[第6の実施の形態]図10は、本発明の
第6の実施の形態に係る冷却ファンの制御方法を示すフ
ローチャートである。なお、本実施形態の構成は、第1
の実施の形態と概ね同様であるため、図1〜図4を用い
るとともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略
する。
【0100】本発明の第6の実施の形態は、第1の実施
の形態とは、レーザプリンタの本体1に、所定の紙厚よ
りも薄い転写紙を使用するための薄紙モードを設定する
操作パネル5などと、前記薄紙モードで、第3の実施の
形態に準じて冷却ファン114を制御するCPU7とを
設けた点が相違している。この構成により、前記薄紙モ
ードの場合のみ、レーザプリンタ1内で複数枚の転写紙
が通紙状態にある場合、転写後から定着までの間の搬送
中転写紙を優先するように、冷却ファンを排他制御する
ことで、連続印刷時でも、前述のような画像ぶれが発生
し易くなったり、転写紙に皺が発生したりする不具合を
解消できるという効果が得られる。
【0101】本実施形態では、レーザプリンタ1の操作
パネル5のキー操作などにより、所定の紙厚よりも薄い
転写紙を使用する薄紙モードと、所定の紙厚以上の転写
紙を使用する通常モードとを設定する。こうして設定さ
れた内容は、コントローラ2に送られてNVRAM20
3に更新可能に記憶される。また、コントローラ2で薄
紙モードが設定されている場合、CPU7は、レジスト
センサ103の検知情報に基づいて転写紙の搬送位置を
予測し、画像を転写紙に転写してから定着するまでの所
定区間において、冷却ファン114のオン/オフや回転
速度を制御するとともに、複数枚の転写紙が通紙状態に
ある場合は、転写後から定着までの間の搬送中転写紙を
優先するように、冷却ファン114を排他制御する。
【0102】本実施形態のレーザプリンタ1のCPU7
は、マルチタスク・マルチスレッド動作し、1枚の転写
紙の給紙から排紙までを一つのプロセスとして実行す
る。従って、装置内に複数枚の転写紙が存在する場合
は、図10に示すプロセスが複数実行されることとな
る。
【0103】次に、図10を参照しながら、本実施形態
の冷却ファンの制御方法(前記一つのプロセス)につい
て説明する。前述のように、ホスト装置16からレーザ
プリンタ1に対してプリント要求が送信されると、コン
トローラ2はこのプリント要求を受け取り、NVRAM
203に設定されたモードに応じてエンジン3に対し、
プリント要求を通達する。これにより、エンジン3が給
紙動作を開始し、さらにプリント動作にはいる。ここ
で、前記薄紙モードであって(s701のYES)、レ
ジストセンサ103と定着入口の間に他の転写紙が搬送
中でない場合(s401のNO)は、冷却ファン114
を起動し(s402)、今回給紙した転写紙の先端がレ
ジストセンサ103で検知され、レジストCLオンとな
ると(s403のYES)、冷却ファン114を停止す
る(s404)。こうして冷却ファン114による送風
を禁止し、この後、転写紙の先端が排紙センサ112に
到達してセンサONとなり(s405のYES)、さら
に、レジストセンサ103と定着入口の間に他の転写紙
が搬送中でない場合(s406のNO)は、冷却ファン
114を再起動する(s407)。
【0104】また、前記薄紙モードであって(s701
のYES)、レジストセンサ103と定着入口の間に他
の転写紙が搬送中であって(s401のYES)、今回
給紙した転写紙の先端がレジストセンサ103で検知さ
れ、レジストCLオンとなると(s403のYES)、
冷却ファン114を停止する(s404)。さらに、今
回給紙した転写紙の先端が排紙センサ112で検知され
(s405のYES)、レジストセンサ103と定着入
口の間に他の転写紙が搬送中である場合(s406のY
ES)には、冷却ファン114を起動せずに処理を終了
する。
【0105】また、前記通常モードの場合(s701の
NO)には、給紙開始から排紙終了まで冷却ファン11
4を連続駆動する(s407)。
【0106】なお、薄紙モードで、前述のようにレジス
トセンサ103と定着入口の間に他の転写紙先端がある
場合、冷却ファン114を停止させる代りに、冷却ファ
ン114を給紙開始時よりも低速回転させ、また、冷却
ファン114を起動させる代りに、給紙開始時の回転速
度に戻すように制御してもよい。また、通常モードで
は、冷却ファン114が給紙開始時の回転速度を保つよ
うに制御してもよい。
【0107】このように、転写紙の厚さを示す薄紙/通
常モードの設定内容に基づいて、薄紙モードの場合の
み、転写紙の搬送位置(レジスト位置からの搬送距離)
および他の転写紙の先端がレジストセンサ103と定着
入口の間にあるか否かに応じ、冷却ファン114の起動
を制御するかあるいは冷却ファン114の回転数を制御
しながら通紙動作を行う。また、第1の実施形態(図5
に示す)に準じ、排紙完了後のファン待機制御において
は、タイマカウントを開始する(s201)。この後、
予め設定した時間が経過すると(s202のYES)、
冷却ファン114を停止してタイマカウントをリセット
する(s203、s204)。
【0108】なお、本実施形態に限らず、前記薄紙/通
常モードの設定をホスト側で行い、ホスト装置16から
レーザプリンタ1に対してプリント要求を送信する際、
このプリント要求にモード情報を含むようにしてもよ
い。この場合、ホスト装置16には、少なくとも、薄紙
/通常モードの設定を行うための操作表示部(例えば、
キーボードなどの入力装置、CRTなどの出力装置)
と、設定内容を更新可能に記憶する不揮発性メモリ(N
VRAMなど)とを備える。
【0109】[第7の実施の形態]図11は、本発明の
第7の実施の形態に係る冷却ファンの制御方法を示すフ
ローチャート、図12は、本発明の第7の実施の形態に
係る画像形成装置である電子写真式プリンタの搬送パス
を付加した断面図である。なお、本実施形態の構成は、
第1の実施の形態と概ね同様であるため、図1〜図4を
用いるとともに同一構成には同一符号を付与して説明を
省略する。
【0110】本発明の第7の実施の形態は、第1の実施
の形態とは、レーザプリンタの本体1に、所定の紙厚よ
りも薄い転写紙を使用する薄紙モードを設定するための
操作パネル5などと、レーザプリンタ内の温度を検知す
るための温度センサ150(図12に示す)と、前記薄
紙モードで複数枚の転写紙を連続給紙する際、第6の実
施の形態に準じて冷却ファン114を制御しながら、レ
ーザプリンタ内の温度が予め設定した値に達すると冷却
ファンを起動して給紙停止させるCPU7とを設けた点
が相違している。この構成により、薄紙モードでの連続
印刷時にレーザプリンタ内の温度が設定値以上となった
場合は、冷却ファンを起動して給紙動作を禁止するの
で、薄紙モードで複数枚の転写紙が通紙状態にある場
合、前述のような画像ぶれが発生し易くなったり、転写
紙に皺が発生したりする不具合を解消するとともに、レ
ーザプリンタ内の温度を適正に保つという効果が得られ
る。
【0111】本実施形態では、レーザプリンタ1の操作
パネル5のキー操作などにより、所定の紙厚よりも薄い
転写紙を使用する薄紙モードと、所定の紙厚以上の転写
紙を使用する通常モードとを設定する。こうして設定さ
れた内容は、コントローラ2に送られてNVRAM20
3に更新可能に記憶される。また、コントローラ2で薄
紙モードが設定されている場合、CPU7は、レジスト
センサ103の検知情報に基づいて転写紙の搬送位置を
予測し、画像を転写紙に転写してから定着するまでの所
定区間において、冷却ファン114のオン/オフや回転
速度を制御するとともに、複数枚の転写紙が通紙状態に
ある場合は、転写後から定着までの間の搬送中転写紙を
優先するように冷却ファン114を排他制御し、ここ
で、温度センサ150が予め設定した値より高い温度を
検知した場合には、冷却ファン114を再起動するとと
もに給紙動作を停止するように制御する。温度センサ1
50は、センサ群14に含まれ、レーザプリンタ1の内
部温度を検知するものであり、検知情報(温度情報)を
CPU7に通知する。
【0112】本実施形態のレーザプリンタ1のCPU7
は、マルチタスク・マルチスレッド動作し、1枚の転写
紙の給紙から排紙までを一つのプロセスとして実行す
る。従って、装置内に複数枚の転写紙が存在する場合
は、図10に示すプロセスが複数実行されることとな
る。
【0113】次に、図11を参照しながら、本実施形態
の冷却ファンの制御方法(前記一つのプロセス)につい
て説明する。前述のように、ホスト装置16からレーザ
プリンタ1に対してプリント要求が送信されると、コン
トローラ2はこのプリント要求を受け取り、NVRAM
203に設定されたモードに応じてエンジン3に対し、
プリント要求を通達する。これにより、エンジン3が給
紙動作を開始し、さらにプリント動作にはいる。ここ
で、前記薄紙モードであって(s701のYES)、レ
ジストセンサ103と定着入口の間に他の転写紙が搬送
中でない場合(s401のNO)は、冷却ファン114
を起動し(s402)、今回給紙した転写紙の先端がレ
ジストセンサ103で検知され、レジストCLオンとな
ると(s403のYES)、冷却ファン114を停止す
る(s404)。こうして冷却ファン114による送風
を禁止し、この後、転写紙の先端が排紙センサ112に
到達してセンサONとなり(s405のYES)、さら
に、レジストセンサ103と定着入口の間に他の転写紙
が搬送中でない場合(s406のNO)は、冷却ファン
114を再起動する(s407)。
【0114】また、前記薄紙モードであって(s701
のYES)、レジストセンサ103と定着入口の間に他
の転写紙が搬送中であって(s401のYES)、今回
給紙した転写紙の先端がレジストセンサ103で検知さ
れ、レジストCLオンとなると(s403のYES)、
冷却ファン114を停止する(s404)。さらに、コ
ントローラ2は、今回給紙した転写紙の先端が排紙セン
サ112で検知され(s405のYES)、レジストセ
ンサ103と定着入口の間に他の転写紙が搬送中である
場合(s406のYES)には、温度センサ150の検
知情報からレーザプリンタ1内が予め設定した温度以上
となっているか否かを判断する(s801)。
【0115】ここで、レーザプリンタ1内が所定温度以
上の場合(s801のYES)は、冷却ファン114を
起動し(s802)、給紙動作を禁止する(s80
3)。この後、温度センサ150の検知情報からレーザ
プリンタ1内が所定温度よりも低くなった場合(s80
4のNO)には、給紙禁止を解除する(s805)。
【0116】また、前記通常モードの場合(s701の
NO)には、給紙開始から排紙終了まで冷却ファン11
4を連続駆動する(s407)。
【0117】なお、薄紙モードで、前述のようにレジス
トセンサ103と定着入口の間に他の転写紙がある場
合、冷却ファン114を停止させる代りに、冷却ファン
114を給紙開始時よりも低速回転させ、また、冷却フ
ァン114を起動させる代りに、給紙開始時の回転速度
に戻すように制御してもよい。また、通常モードでは、
冷却ファン114が給紙開始時の回転速度を保つように
制御してもよい。
【0118】このように、転写紙の厚さを示す薄紙/通
常モードの設定内容に基づいて、薄紙モードの場合の
み、転写紙の搬送位置(レジスト位置からの搬送量)お
よび他の転写紙の先端がレジストセンサ103と定着入
口の間にあるか否か、ならびにレーザプリンタ1内の温
度が所定値以上か否かに応じ、冷却ファン114の起動
を制御するかあるいは冷却ファン114の回転数を制御
しながら通紙動作を行う。また、第1の実施形態(図5
に示す)に準じ、排紙完了後のファン待機制御において
は、タイマカウントを開始し(s201)、この後、予
め設定した時間が経過すると(s202のYES)、冷
却ファン114を停止してタイマカウントをリセットす
る(s203、s204)。ここで、給紙動作を停止し
て給紙間隔を広めることにより、時間当りの給紙枚数は
低減するものの次の転写紙を給紙するまでに装置内の温
度を適正化し、十分な冷却効果が得られることとなる。
【0119】なお、本実施形態に限らず、前記薄紙/通
常モードの設定をホスト側で行い、ホスト装置16から
レーザプリンタ1に対してプリント要求を送信する際、
このプリント要求にモード情報を含むようにしてもよ
い。この場合、ホスト装置16には、少なくとも、薄紙
/通常モードの設定を行うための操作表示部(例えば、
キーボードなどの入力装置、CRTなどの出力装置)
と、設定内容を更新可能に記憶する不揮発性メモリ(N
VRAMなど)とを備える。
【0120】[第8の実施の形態]図13は、本発明の
第8の実施の形態に係る冷却ファンの制御方法を示すフ
ローチャートである。なお、本実施形態の構成は、第1
の実施の形態と概ね同様であるため、図2〜図4を用い
るとともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略
する。
【0121】本発明の第8の実施の形態は、第1の実施
の形態とは、レーザプリンタの本体1に、所定の紙厚よ
りも薄い転写紙を使用する薄紙モードを設定するための
操作パネル5などと、前記薄紙モードで複数枚の転写紙
を連続給紙する際、第6の実施の形態に準じて冷却ファ
ン114を制御しながら、冷却ファン114が停止した
状態で予め設定した時間以上経過した場合には、冷却フ
ァン114を起動させるCPU7とを設けた点が相違し
ている。この構成により、薄紙モードでの連続印刷時に
前述のような画像ぶれが発生し易くなったり、転写紙に
皺が発生したりする不具合を解消するとともに、レーザ
プリンタ内の温度を適正に保つという効果が得られる。
【0122】本実施形態では、レーザプリンタ1の操作
パネル5のキー操作などにより、所定の紙厚よりも薄い
転写紙を使用する薄紙モードと、所定の紙厚以上の転写
紙を使用する通常モードとを設定する。こうして設定さ
れた内容は、コントローラ2に送られてNVRAM20
3に更新可能に記憶される。また、コントローラ2で薄
紙モードが設定されている場合、CPU7は、レジスト
センサ103の検知情報に基づいて転写紙の搬送位置を
予測し、画像を転写紙に転写してから定着するまでの所
定区間において、冷却ファン114のオン/オフや回転
速度を制御するとともに、複数枚の転写紙が通紙状態に
ある場合は、転写後から定着までの間の搬送中転写紙を
優先するように冷却ファン114を排他制御し、さらに
冷却ファン114が停止した状態で所定時間以上経過す
ると、強制的に冷却ファン114を再起動するように制
御する。
【0123】本実施形態のレーザプリンタ1のCPU7
は、マルチタスク・マルチスレッド動作し、1枚の転写
紙の給紙から排紙までを一つのプロセスとして実行す
る。従って、装置内に複数枚の転写紙が存在する場合
は、図10に示すプロセスが複数実行されることとな
る。
【0124】次に、図13を参照しながら、本実施形態
の冷却ファンの制御方法(前記一つのプロセス)につい
て説明する。前述のように、ホスト装置16からレーザ
プリンタ1に対してプリント要求が送信されると、コン
トローラ2はこのプリント要求を受け取り、NVRAM
203に設定されたモードに応じてエンジン3に対し、
プリント要求を通達する。これにより、エンジン3が給
紙動作を開始し、さらにプリント動作にはいる。ここ
で、前記薄紙モードであって(s701のYES)、レ
ジストセンサ103と定着入口の間に他の転写紙が搬
送中でない場合(s401のNO)は、冷却ファン11
4を起動し(s402)、今回給紙した転写紙の先端が
レジストセンサ103で検知され、レジストCLオンと
なると(s403のYES)、冷却ファン114を停止
する(s404)。こうして冷却ファン114による送
風を禁止し、この後、転写紙の先端が排紙センサ112
に到達してセンサONとなり(s405のYES)、さ
らに、レジストセンサ103と定着入口の間に他の転写
紙が搬送中でない場合(s406のNO)は、冷却ファ
ン114を再起動する(s407)。
【0125】また、前記薄紙モードであって(s701
のYES)、レジストセンサ103と定着入口の間に他
の転写紙が搬送中であり(s401のYES)、今回給
紙した転写紙の先端がレジストセンサ103で検知さ
れ、レジストCLオンとなると(s403のYES)、
冷却ファン114が停止中か否かを判断し(s90
1)、冷却ファン114が停止中でない場合は、冷却フ
ァン114を停止して(s404)、タイマ(第1の実
施の形態に示す)をスタートさせる(s901)。さら
に、今回給紙した転写紙の先端が排紙センサ112で検
知され(s405のYES)、レジストセンサ103と
定着入口の間に他の転写紙が搬送中である場合(s40
6のYES)には、前記タイマの計測結果から予め設定
した時間が経過したか否かを判断する(s903)。こ
こで、予め設定した時間が経過した場合(s903のY
ES)は、冷却ファン114を起動する(s407)。
なお、前述のように図13に示す処理はマルチタスク・
マルチスレッドで実行され、前記タイマのカウント値は
スレッド間で共有することとなる。つまり、転写紙Aに
対するプロセスと転写紙Bに対するプロセスとで、タイ
マのカウント値が異なるということはない。
【0126】また、前記通常モードの場合(s701の
NO)には、給紙開始から排紙終了まで冷却ファン11
4を連続駆動する(s407)。
【0127】なお、薄紙モードで、前述のようにレジス
トセンサ103と定着入口の間に他の転写紙がある場
合、冷却ファン114を停止させる代りに、冷却ファン
114を給紙開始時よりも低速回転させ、また、冷却フ
ァン114を起動させる代りに、給紙開始時の回転速度
に戻すように制御してもよい。また、通常モードでは、
冷却ファン114が給紙開始時の回転速度を保つように
制御してもよい。
【0128】このように、転写紙の厚さを示す薄紙/通
常モードの設定内容に基づいて、薄紙モードの場合の
み、転写紙の搬送位置(レジスト位置からの搬送量)お
よび他の転写紙の先端がレジストセンサ103と定着入
口の間にあるか否か、ならびに予め設定した所定時間が
経過したか否かに応じ、冷却ファン114の起動を制御
するかあるいは冷却ファン114の回転数を制御しなが
ら通紙動作を行う。また、排紙完了後のファン待機制御
においては、第1の実施形態(図5に示す)に準じ、タ
イマカウントを開始する(s201)。この後、予め設
定した時間が経過すると(s202のYES)、冷却フ
ァン114を停止してタイマカウントをリセットする
(s203、s204)。ここで、給紙動作を停止して
給紙間隔を広めると時間当りの給紙枚数は低減するもの
の、十分な冷却効果を維持できることとなる。
【0129】なお、本実施形態に限らず、前記薄紙/通
常モードの設定をホスト側で行い、ホスト装置16から
レーザプリンタ1に対してプリント要求を送信する際、
このプリント要求にモード情報を含むようにしてもよ
い。この場合、ホスト装置16には、少なくとも、薄紙
/通常モードの設定を行うための操作表示部(例えば、
キーボードなどの入力装置、CRTなどの出力装置)
と、設定内容を更新可能に記憶する不揮発性メモリ(N
VRAMなど)とを備える。
【0130】また、本実施形態に限らず、前述のように
予め設定した時間が経過し(s901のYES)、冷却
ファン114を起動するか、あるいは前述のように冷却
ファン114の回転数を高速にした後(s407)、コ
ントローラ2で、さらに予め設定した時間が経過する
と、冷却ファン114を再び停止するか、あるいは前述
のように低速回転させるように制御してもよい。この方
法により、薄紙モードでの連続印刷時に、レーザプリン
タ1内の温度を適正に保ちながら、前述のような画像ぶ
れの発生、あるいは転写紙の皺発生を防止することがで
きる。
【0131】前述のように、前述の各実施形態の制御
(冷却ファンの制御方法)を実行するのはエンジン3側
のCPU7であるため、ネットワーク(公衆回線網、L
AN、インターネットなど)からダウンロードしたプロ
グラム、あるいはCD−ROMやICカードなどの記録
媒体から読み出したプログラムは、ROM9に書き込ま
れる。この場合、ROM9はフラッシュメモリなど、電
気的に消去・書き換え可能な素子で構成する必要があ
る。具体的には、プログラムを記憶したICカードをI
Cカードリーダ202に挿入し、読み出したプログラム
をエンジンI/F207を介してエンジン3のROM1
09へ書き込むようにしてもよい。
【0132】また、前述の各実施形態では、レジストセ
ンサ103と排紙センサ112の検知情報から、少なく
とも、転写ローラ107、感光体108などからなる転
写装置の出口から定着装置110の入口までを含む区間
で、冷却ファン114のオン/オフあるいは冷却ファン
114の回転速度(回転数)を制御するタイミングを検
出しているが、これに限らず、他のセンサを用いてもよ
い。例えば、図1において、レジストローラ104と転
写ローラ107との間に新たなセンサを設けてもよい。
この構成により、レジストセンサ103よりも転写ロー
ラ107に近い位置で転写紙を検知でき、冷却ファン1
14の停止あるいはその回転数を低減する区間を削減す
ることとなる。また、例えば、レジストローラ104の
駆動軸に設けた電磁クラッチ(レジストCL)のオン/
オフを利用して、冷却ファン114のオン/オフあるい
は冷却ファン114の回転速度(回転数)を制御するタ
イミングを検出してもよい。この方法により、転写直後
に冷却ファン114をオフするか、その回転数を低減す
ることができ、冷却効果の低下を極力回避することとな
る。
【0133】前述の各実施形態では、転写ローラ10
7、感光体108などが前記転写手段を構成し、定着ユ
ニット(定着装置)110などが前記定着手段を構成
し、本体給紙装置101、レジストローラ104などが
前記給送手段を構成し、レジストセンサ103、排紙セ
ンサ112などが前記搬送位置検出手段を構成し、コン
トローラ2などが前記制御手段を構成し、前記タイマな
どが前記計時手段を構成し、操作パネル5(あるいは、
ホスト16の操作表示部)などが前記モード設定手段を
構成し、前記温度センサなどが前記温度検知手段を構成
する。
【0134】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、転写紙
などの用紙の搬送位置(例えば、給紙、転写、定着、排
紙などにおける位置)に応じて、冷却ファンを起動およ
び停止することにより、転写紙の先端が定着装置に入る
前に、冷却ファンの気流で転写紙上に転写されたトナー
粒子が流れ、画像ぶれが発生し易くなり、あるいは転写
紙に皺が発生するという不具合を解消できる。すなわ
ち、従来のように通紙時には常に冷却ファンの回転数を
減少させるものに比べ、冷却不足になることを回避しな
がら、かつ、皺や画像先端ぶれなどを防止できる。
【0135】請求項2に記載の発明によれば、冷却ファ
ンの回転数が可変である場合、前述の搬送位置に応じて
冷却ファンの回転数を低減することにより、前述の搬送
位置に応じた冷却ファンの制御が可能となり、さらなる
冷却効果の低減防止を図ることができる。
【0136】請求項3に記載の発明によれば、コストダ
ウンで必要最低限の搬送センサしか設けられていない場
合でも、既存の搬送センサを利用して搬送タイミングを
算出することにより、前述の搬送位置を予測し、冷却フ
ァンの起動(オン、オフ)を制御するので、前述の画像
ぶれが発生し易くなり、あるいは転写紙に皺が発生する
という不具合を解消できる。
【0137】請求項4に記載の発明によれば、冷却ファ
ンの回転数が可変である場合、前述のように既存の搬送
センサを利用して搬送タイミングを算出して搬送位置を
予測し、この予測に基づいて冷却ファンの回転数を制御
するので、コストダウンで必要最低限の搬送センサしか
設けられていない場合でも、前述の画像ぶれが発生し易
くなり、あるいは転写紙に皺が発生するという不具合を
解消できる。
【0138】請求項5に記載の発明によれば、複数枚の
転写紙が通紙状態にある場合でも、転写後から定着まで
の間の搬送中の転写紙を優先するように冷却ファンのオ
ン/オフを排他制御するので、連続印刷時でも、前述の
画像ぶれが発生し易くなり、あるいは転写紙に皺が発生
するという不具合を解消できる。
【0139】請求項6に記載の発明によれば、冷却ファ
ンの回転数が可変であって、複数枚の転写紙が通紙状態
にある場合は、前述のように転写後から定着までの間の
搬送中の転写紙を優先するように、冷却ファンの回転数
の低減/復帰を排他制御するので、連続印刷時でも、前
述の画像ぶれが発生し易くなり、あるいは転写紙に皺が
発生するという不具合を解消できる。
【0140】請求項7に記載の発明によれば、転写紙が
転写装置(転写ローラ、感光体など)から定着装置に搬
送されるまでの間に、冷却ファンを停止させるか、また
は冷却ファンの回転数を給紙開始時よりも低減させるの
で、冷却効果の低減を極力抑えながら前述の画像ぶれや
皺などの不具合を解消できることとなる。
【0141】請求項8に記載の発明によれば、画像形成
装置内の温度上昇に応じ、冷却ファンを起動させるかま
たは冷却ファンの回転数を給紙開始時に戻すので、異常
な温度上昇を未然に防ぎ、冷却効果の低減を抑制でき
る。
【0142】請求項9に記載の発明によれば、冷却ファ
ンの気流でトナー粒子が流れることを防ぐために、冷却
ファンを停止させるか、または冷却ファンの回転数を低
減させた状態で一定時間が経過すると、自動的に冷却フ
ァンを起動させるか、または冷却ファンの回転数を給紙
開始時に戻すことで、冷却効果の低減を極力抑えること
ができる。
【0143】請求項10に記載の発明によれば、転写紙
が所定の紙厚よりも薄い場合に設定する薄紙モードを設
け、この薄紙モードの場合のみ、転写紙の搬送位置に応
じ、冷却ファンの起動および停止を制御するか、または
冷却ファンの回転数を制御するので、通常の転写紙につ
いては所定の冷却ファン制御で冷却効果を損なわず、薄
い転写紙については前述の画像ぶれや皺などの不具合を
解消できる。
【0144】請求項11に記載の発明によれば、レジス
トセンサの検知情報などから判断した転写紙の搬送位置
に応じ、冷却ファンの起動および停止を制御するか、ま
たは冷却ファンの回転数を制御するためのプログラムを
記録した記録媒体を画像形成装置に装着することで、前
述のように冷却効果の低減を極力抑えながら画像ぶれや
皺などの不具合を解消できる。
【0145】請求項12に記載の発明によれば、レジス
トセンサの検知情報、タイマで計測した搬送時間、予め
設定された搬送速度などから算出した転写紙の搬送位置
に応じ、冷却ファンの起動および停止を制御するか、ま
たは冷却ファンの回転数を制御するためのプログラムを
記録した記録媒体を画像形成装置に装着することで、前
述のように冷却効果の低減を極力抑えながら画像ぶれや
皺などの不具合を解消できる。
【0146】請求項13に記載の発明によれば、レジス
トセンサの検知情報などから判断した転写紙の搬送位置
に応じ、冷却ファンの起動および停止を制御するか、ま
たは冷却ファンの回転数を制御するとともに、先行する
転写紙が転写装置と定着装置の間にある場合は、冷却フ
ァンを停止させるか、または冷却ファンの回転数を給紙
開始時よりも低減するためのプログラムを記録した記録
媒体を画像形成装置に装着することで、複数の転写紙を
連続給送する場合でも、前述のように冷却効果の低減を
極力抑えながら画像ぶれや皺などの不具合を解消でき
る。
【0147】請求項14に記載の発明によれば、レジス
トセンサの検知情報、タイマで計測した搬送時間、予め
設定された搬送速度などから算出した転写紙の搬送位置
に応じ、冷却ファンの起動および停止を制御するか、ま
たは冷却ファンの回転数を制御するとともに、先行する
転写紙が転写装置と定着装置の間にある場合は、冷却フ
ァンを停止させるか、または冷却ファンの回転数を給紙
開始時よりも低減するためのプログラムを記録した記録
媒体を画像形成装置に装着することで、複数の転写紙を
連続給送する場合でも、前述のように冷却効果の低減を
極力抑えながら画像ぶれや皺などの不具合を解消でき
る。
【0148】請求項15に記載の発明によれば、レジス
トセンサの検知情報などから判断した転写紙の搬送位置
に応じ、冷却ファンの起動および停止を制御するか、ま
たは冷却ファンの回転数を制御するとともに、先行する
転写紙が転写装置と定着装置の間にある場合は、冷却フ
ァンを停止させるか、または冷却ファンの回転数を給紙
開始時よりも低減し、さらに装置内の温度が所定値以上
となった場合には、冷却ファンの動作を復帰させるため
のプログラムを記録した記録媒体を画像形成装置に装着
することで、複数の転写紙を連続給送する場合でも、前
述のように冷却効果の低減を極力抑えながら画像ぶれや
皺などの不具合を解消できる。
【0149】請求項16に記載の発明によれば、レジス
トセンサの検知情報、タイマで計測した搬送時間、予め
設定された搬送速度などから算出した転写紙の搬送位置
に応じ、冷却ファンの起動および停止を制御するか、ま
たは冷却ファンの回転数を制御するとともに、先行する
転写紙が転写装置と定着装置の間にある場合は、冷却フ
ァンを停止させるか、または冷却ファンの回転数を給紙
開始時よりも低減し、さらに装置内の温度が所定値以上
となった場合には、冷却ファンの動作を復帰させるため
のプログラムを記録した記録媒体を画像形成装置に装着
することで、複数の転写紙を連続給送する場合でも、前
述のように冷却効果の低減を極力抑えながら画像ぶれや
皺などの不具合を解消できる。
【0150】請求項17に記載の発明によれば、転写紙
が所定の紙厚よりも薄い場合に設定する薄紙モードを設
け、この薄紙モードを実行するプログラムを記録した記
録媒体を画像形成装置に装着することで、前述のように
冷却効果の低減を極力抑えながら画像ぶれや皺などの不
具合を解消できる。
【0151】請求項18に記載の発明によれば、画像形
成装置において、レジストセンサの検知情報などから判
断した転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動およ
び停止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御
するためのプログラムを、ネットワークからファイル形
式で取得し、あるいは記録媒体から読み取って実行する
ことにより、前述のように冷却効果の低減を極力抑えな
がら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる。
【0152】請求項19に記載の発明によれば、画像形
成装置において、レジストセンサの検知情報、タイマで
計測した搬送時間、予め設定された搬送速度などから算
出した転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動およ
び停止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御
するためのプログラムを、ネットワークからファイル形
式で取得し、あるいは記録媒体から読み取って実行する
ことにより、前述のように冷却効果の低減を極力抑えな
がら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる。
【0153】請求項20に記載の発明によれば、画像形
成装置において、レジストセンサの検知情報などから判
断した転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動およ
び停止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御
するとともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の
間にある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷
却ファンの回転数を給紙開始時よりも低減するためのプ
ログラムを、ネットワークからファイル形式で取得し、
あるいは記録媒体から読み取って実行することにより、
複数の転写紙を連続給送する場合でも、前述のように冷
却効果の低減を極力抑えながら画像ぶれや皺などの不具
合を解消できる。
【0154】請求項21に記載の発明によれば、画像形
成装置において、レジストセンサの検知情報、タイマで
計測した搬送時間、予め設定された搬送速度などから算
出した転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動およ
び停止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御
するとともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の
間にある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷
却ファンの回転数を給紙開始時よりも低減するためのプ
ログラムを、ネットワークからファイル形式で取得し、
あるいは記録媒体から読み取って実行することにより、
複数の転写紙を連続給送する場合でも、前述のように冷
却効果の低減を極力抑えながら画像ぶれや皺などの不具
合を解消できる。
【0155】請求項22に記載の発明によれば、画像形
成装置において、レジストセンサの検知情報などから判
断した転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動およ
び停止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御
するとともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の
間にある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷
却ファンの回転数を給紙開始時よりも低減し、さらに装
置内の温度が所定値以上となった場合には、冷却ファン
の動作を復帰させるためのプログラムを、ネットワーク
からファイル形式で取得するか、あるいは記録媒体から
読み取って実行することにより、複数の転写紙を連続給
送する場合でも、前述のように冷却効果の低減を極力抑
えながら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる。
【0156】請求項23に記載の発明によれば、画像形
成装置において、レジストセンサの検知情報、タイマで
計測した搬送時間、予め設定された搬送速度などから算
出した転写紙の搬送位置に応じ、冷却ファンの起動およ
び停止を制御するか、または冷却ファンの回転数を制御
するとともに、先行する転写紙が転写装置と定着装置の
間にある場合は、冷却ファンを停止させるか、または冷
却ファンの回転数を給紙開始時よりも低減し、さらに装
置内の温度が所定値以上となった場合には、冷却ファン
の動作を復帰させるためのプログラムをネットワークか
らファイル形式で取得し、あるいは記録媒体から読み取
って実行することにより、複数の転写紙を連続給送する
場合でも、前述のように冷却効果の低減を極力抑えなが
ら画像ぶれや皺などの不具合を解消できる。
【0157】請求項24に記載の発明によれば、前記画
像形成装置に、転写紙が所定の紙厚よりも薄いことを示
す薄紙モードを設定するモード設定手段を設け、前期薄
紙モードで冷却ファンの起動および停止や回転数の増減
を実行するプログラムを、ネットワークからファイル形
式で取得し、あるいは記録媒体から読み取って実行する
ことにより、前述のように冷却効果の低減を極力抑えな
がら画像ぶれや皺などの不具合を解消することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
である電子写真式プリンタの搬送パスを付加した断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
のコントローラの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る冷却ファンの
制御方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る冷却フ
ァンの制御方法(待機時)を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る冷却ファンの
制御方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る冷却ファンの
制御方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る冷却ファンの
制御方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る冷却ファンの
制御方法を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る冷却ファン
の制御方法を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第7の実施の形態に係る冷却ファン
の制御方法を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第7の実施の形態に係る画像形成装
置である電子写真式プリンタの搬送パスを付加した断面
図である。
【図13】本発明の第8の実施の形態に係る冷却ファン
の制御方法を示すフローチャートである。
【図14】従来の加熱定着装置における定着ローラの表
面温度と定着ローラの回転開始のタイミングとの関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ本体 2 コントローラ 3 エンジン 4 エンジンボード 5 操作パネル 6 入出力インタフェース(I/O) 7 本体CPU 8 RAM 9 ROM 10 EEPROM 11 DIP/SW 12 書込ユニット 13 シーケンス機器群 14 センサ群 16 ホスト(ホスト装置) 101 本体給紙装置 102 本体給紙コロ 103 レジストセンサ 104 レジストローラ 105 手差し給紙装置 106 手差し給紙コロ 107 転写ローラ 108 感光体 109 現像装置 110 定着装置(定着ユニット) 111 定着ローラ 112 排紙センサ 113 排紙ローラ 114 冷却ファン(排熱ファン) 150 温度センサ 201 CPU 202 ICカードリーダ(IC Card) 203 NVRAM 204 プログラマブルROM(Prog.ROM) 205 フォントROM(Font ROM) 206 RAM 207 エンジン・インタフェース(Engine I
/F) 209 パネル・インタフェース(Panel I/
F) 211 ホスト・インタフェース(Host I/F) 213 ディスク・インタフェース(DISK I/
F) 214 ディスク装置(DISK)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AP07 AQ06 AS02 BB27 CN02 CN08 CN15 CN16 2H027 DA13 DA38 DC04 DC05 DC07 EA18 EC20 ED16 ED30 EE02 EE04 EE07 EF09 FA30 JA11 JB17 JB23 JB24 JC01 JC08 JC11 JC16 2H033 AA14 AA47 BA08 BA29 BA32 CA08 CA22 CA26 CA53

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、転写紙に転写されたトナー可
    視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を
    給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱
    を排出するための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を検
    出する搬送位置検出手段とを備えた画像形成装置であっ
    て、 転写紙の搬送位置に応じて前記冷却ファンの起動および
    停止を制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】少なくとも、転写紙に転写されたトナー可
    視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を
    給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱
    を排出するための回転数の可変な冷却ファンと、転写紙
    の搬送位置を検出する搬送位置検出手段とを備えた画像
    形成装置であって、 転写紙の搬送位置に応じて前記冷却ファンの回転数を制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】少なくとも、転写紙に転写されたトナー可
    視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を
    給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱
    を排出するための冷却ファンとを備えた画像形成装置で
    あって、 転写紙の搬送時間を計測する計時手段と、この計時手段
    で取得した転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度
    とから転写紙の搬送位置を算出し、この搬送位置に応じ
    て前記冷却ファンの起動および停止を制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】少なくとも、転写紙に転写されたトナー可
    視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を
    給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱
    を排出するための回転数の可変な冷却ファンとを備えた
    画像形成装置であって、 転写紙の搬送時間を計測する計時手段と、この計時手段
    で取得した転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度
    とから転写紙の搬送位置を算出し、この搬送位置に応じ
    て前記冷却ファンの回転数を制御する制御手段を設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、複数の転写紙を連続給送
    しながら、先行する転写紙が所定の搬送範囲にある場合
    は、前記冷却ファンが停止するように制御することを特
    徴とする請求項1または3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、複数の転写紙を連続給送
    しながら、先行する転写紙が所定の搬送範囲にある場合
    は、前記冷却ファンの回転数が給紙開始時よりも低減す
    るように制御することを特徴とする請求項2または4に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、少なくとも、転写紙が転
    写手段から前記定着手段に搬送されるまでの間、前記冷
    却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転数
    が給紙開始時よりも低減するように制御することを特徴
    とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記画像形成装置内の温度を検知する温度
    検知手段と、この温度検知手段が予め設定された設定温
    度以上を検知した場合は、前記冷却ファンが起動する
    か、または前記冷却ファンの回転数が給紙開始時の回転
    数となるように制御する制御手段とを設けたことを特徴
    とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記冷却ファンが停止するか、または前記
    冷却ファンの回転数が給紙開始時よりも低減した状態
    で、予め設定した設定時間が経過した場合は、前記冷却
    ファンが起動するか、または前記冷却ファンの回転数が
    給紙開始時の回転数となるように制御する制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記転写紙が所定の紙厚よりも薄いこと
    を示す薄紙モードを設定するモード設定手段を設け、前
    記制御手段は、前記薄紙モードで、転写紙の搬送位置に
    応じ、前記冷却ファンの起動および停止を制御するか、
    または前記冷却ファンの回転数を制御することを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】少なくとも、転写紙に転写されたトナー
    可視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙
    を給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する
    熱を排出するための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を
    検出する搬送位置検出手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順と、検出
    された搬送位置に応じ、前記冷却ファンの起動および停
    止を制御するか、または前記冷却ファンの回転数を制御
    する制御手順とを実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】少なくとも、転写紙に転写されたトナー
    可視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙
    を給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する
    熱を排出するための冷却ファンと、転写紙の搬送時間を
    計測する計時手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度とから転写
    紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、算出され
    た搬送位置に応じ、前記冷却ファンの起動および停止を
    制御するか、または前記冷却ファンの回転数を制御する
    制御手順とを実行させるためのプログラムを記録したこ
    とを特徴とする記録媒体。
  13. 【請求項13】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を検出する
    搬送位置検出手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順と、複数
    の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転
    写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、
    前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの
    回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する制御
    手順とを実行させるためのプログラムを記録したことを
    特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送時間を計測する
    計時手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度とから転写
    紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、複数の転
    写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転写紙
    が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、前記
    冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転
    数が給紙開始時よりも低減するように制御する制御手順
    とを実行させるためのプログラムを記録したことを特徴
    とする記録媒体。
  15. 【請求項15】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を検出する
    搬送位置検出手段と、自装置内の温度を検知する温度検
    知手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順と、複数
    の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転
    写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、
    前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの
    回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する第1
    の制御手順と、この第1の制御手順で、前記冷却ファン
    が停止するか、または前記冷却ファンの回転数が給紙開
    始時よりも低減してから、自装置内の温度が予め設定さ
    れた値以上となった場合には、前記冷却ファンが起動す
    るか、または前記冷却ファンの回転数が給紙開始時の回
    転数となるように制御する第2の制御手順とを実行させ
    るためのプログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  16. 【請求項16】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送時間を計測する
    計時手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度とから転写
    紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、複数の転
    写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転写紙
    が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、前記
    冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転
    数が給紙開始時よりも低減するように制御する第1の制
    御手順と、この第1の制御手順で、前記冷却ファンが停
    止するか、または前記冷却ファンの回転数が給紙開始時
    よりも低減してから、予め設定された時間が経過した場
    合は、前記冷却ファンが起動するか、または前記冷却フ
    ァンの回転数が給紙開始時の回転数となるように制御す
    る第2の制御手順とを実行させるためのプログラムを記
    録したことを特徴とする記録媒体。
  17. 【請求項17】前記画像形成装置には、転写紙が所定の
    紙厚よりも薄いことを示す薄紙モードを設定するモード
    設定手段を設け、 前記プログラムで、前記薄紙モードが設定されているか
    否かを確認するモード確認手順を実行させるとともに、
    前記薄紙モードが設定されている場合のみ、各前記制御
    手順を実行させることを特徴とする請求項11〜16の
    いずれかに記載の記録媒体。
  18. 【請求項18】少なくとも、転写紙に転写されたトナー
    可視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙
    を給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する
    熱を排出するための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を
    検出する搬送位置検出手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順と、検出
    された搬送位置に応じ、前記冷却ファンの起動および停
    止を制御するか、または前記冷却ファンの回転数を制御
    する制御手順とを実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  19. 【請求項19】少なくとも、転写紙に転写されたトナー
    可視像を定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙
    を給紙・搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する
    熱を排出するための冷却ファンと、転写紙の搬送時間を
    計測する計時手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度とから転写
    紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、算出され
    た搬送位置に応じ、前記冷却ファンの起動および停止を
    制御するか、または前記冷却ファンの回転数を制御する
    制御手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
  20. 【請求項20】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を検出する
    搬送位置検出手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順と、複数
    の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転
    写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、
    前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの
    回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する制御
    手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
  21. 【請求項21】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送時間を計測する
    計時手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度とから転写
    紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、複数の転
    写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転写紙
    が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、前記
    冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転
    数が給紙開始時よりも低減するように制御する制御手順
    とを実行させることを特徴とするプログラム。
  22. 【請求項22】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送位置を検出する
    搬送位置検出手段と、自装置内の温度を検知する温度検
    知手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送位置を検出する搬送位置検出手順と、複数
    の転写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転
    写紙が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、
    前記冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの
    回転数が給紙開始時よりも低減するように制御する第1
    の制御手順と、この第1の制御手順で、前記冷却ファン
    が停止するか、または前記冷却ファンの回転数が給紙開
    始時よりも低減してから、予め設定された時間が経過し
    た場合は、前記冷却ファンが起動するか、または前記冷
    却ファンの回転数が給紙開始時の回転数となるように制
    御する第2の制御手順とを実行させることを特徴とする
    プログラム。
  23. 【請求項23】少なくとも、転写紙にトナー可視像を転
    写する転写手段と、転写紙に転写されたトナー可視像を
    定着させる定着手段と、この定着手段へ転写紙を給紙・
    搬送する給送手段と、前記定着手段で発生する熱を排出
    するための冷却ファンと、転写紙の搬送時間を計測する
    計時手段とを備えた画像形成装置に、 転写紙の搬送時間と予め設定された搬送速度とから転写
    紙の搬送位置を算出する搬送位置算出手順と、複数の転
    写紙を連続給送しながら、当該転写紙に先行する転写紙
    が前期転写手段と前記定着手段の間にある場合は、前記
    冷却ファンが停止するか、または前記冷却ファンの回転
    数が給紙開始時よりも低減するように制御する第1の制
    御手順と、この第1の制御手順で、前記冷却ファンが停
    止するか、または前記冷却ファンの回転数が給紙開始時
    よりも低減してから、予め設定された時間が経過した場
    合は、前記冷却ファンが起動するか、または前記冷却フ
    ァンの回転数が給紙開始時の回転数となるように制御す
    る第2の制御手順とを実行させることを特徴とするプロ
    グラム。
  24. 【請求項24】前記画像形成装置には、転写紙が所定の
    紙厚よりも薄いことを示す薄紙モードを設定するモード
    設定手段を設け、 前記薄紙モードが設定されているか否かを確認するモー
    ド確認手順を実行させるとともに、前記薄紙モードが設
    定されている場合のみ、各前記制御手順を実行させるこ
    とを特徴とする請求項18〜23のいずれかに記載のプ
    ログラム。
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