JP2002278354A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002278354A
JP2002278354A JP2001076987A JP2001076987A JP2002278354A JP 2002278354 A JP2002278354 A JP 2002278354A JP 2001076987 A JP2001076987 A JP 2001076987A JP 2001076987 A JP2001076987 A JP 2001076987A JP 2002278354 A JP2002278354 A JP 2002278354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
temperature
separation claw
image forming
conveyance path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001076987A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3819248B2 (ja
Inventor
Susumu Murakami
進 村上
Takashi Makiura
尚 牧浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001076987A priority Critical patent/JP3819248B2/ja
Publication of JP2002278354A publication Critical patent/JP2002278354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3819248B2 publication Critical patent/JP3819248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真プロセスで、速度が異なる複数のプ
ロセスモードで画像形成を行うことができ、かつ両面印
字可能な画像形成装置1において、定着装置17の素早
い温度調整を可能とし、処理速度を向上する。 【解決手段】 少なくとも定着装置17周辺に空気流を
発生させる送風ファン35を設けるとともに、定着装置
17の上部付近で、かつ前記定着装置17と送風ファン
35との間の流路に設けられ、両面印字を実現するため
に排出用の搬送路31に導入された用紙のスイッチバッ
ク搬送時に反転搬送路23に通じる分離爪29を使用
し、プロセスモードの変更時に、定着装置17の温度を
そのプロセスモードに適した設定温度に変化させるよう
に、前記分離爪29の開閉および前記送風ファン35の
ON/OFFを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
ロセスを用いて、複数のプロセス速度で画像形成を行う
ようにした画像形成装置に関し、特に反転搬送路を備え
て両面印字可能な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置の性能は、
現在かなり高いレベルにあり、このため、さらなる性能
の向上として、高解像度化に対応することができるとと
もに、現状の解像度で許容できる場合には、その性能の
向上で、高速化に対応するようにした2スピードの画像
形成装置が登場している。
【0003】このような画像形成装置では、高速(低解
像度)時の速度を、低速(高解像度)時の速度に比べ
て、たとえば2倍にすると、定着装置が単位時間当りに
用紙に与える熱量も2倍となる。このため、プロセス速
度を変更する際には、適切な温度に速やかに変更できな
ければ、画像形成までに待機時間が必要になり、処理速
度が低下するという問題がある。
【0004】この点は、両面印字を行う構成においても
同様で、特に中間トレイを用いることなく、定着装置か
ら排出用の搬送路に導入された表面の印字が終了した用
紙を、直ちに反転搬送路にスイッチバック搬送し、該反
転搬送路から画像形成部に供給することで裏面を印字す
るようにした構成では、裏面の印字時には用紙含水率が
低下しており、表面印字時と同じ定着温度では、トナー
が高温になりすぎ、高温オフセットを生じてしまう。こ
のため、定着温度を変更する必要が生じる。
【0005】ここで、前記両面印字時に定着温度を変更
するようにした先行技術としては、たとえば特開平5−
173384号公報が挙げられる。この先行技術では、
1回目の定着温度(表面印字時の定着温度)を、2回目
の定着温度(裏面印字時の定着温度)より低くして、該
1回目の定着を仮定着(定着温度:90〜100℃)と
して、2回目の定着時に、1回目の定着画像も合わせて
本定着(定着温度:180℃)するといった方法が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、プロセ
ス速度や片面/両面印字の変更時には、定着温度も変化
させる必要があり、特にプロセス速度を変化させる場合
には定着温度も大幅に変化させなければならず、前記特
開平5−173384号のように単に定着温度を変更す
るだけでは、定着温度の調整が間に合わなくなるおそれ
がある。低速モードから高速モードへ、または表面印字
から裏面印字のように、定着装置の温度を上げる場合
は、ヒータランプへ供給する電力を増加すればよいの
で、比較的容易に、瞬時に行うことができる。しかしな
がら、前記とは逆に、定着装置の温度を下げる場合に
は、該定着装置から熱を放散させる必要があるが、装置
の小型化や遮光性などの観点から装置内は密な状態にあ
り、また通常設けられている送風ファンはコロナ帯電器
によって発生したオゾンを排出したり、装置内全体の放
熱のために設けられているので、定着装置だけを局所的
に冷却することは困難である。
【0007】本発明の目的は、定着装置の素早い温度調
整を可能とし、処理速度を向上することができる画像形
成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、電子写真プロセスで、速度が異なる複数のプロセス
モードで画像形成を行うことができ、かつ両面印字可能
な画像形成装置において、少なくとも定着装置周辺に空
気流を発生させる送風ファンと、定着装置の上部付近
で、かつ前記定着装置と送風ファンとの間の流路に配置
され、前記定着装置からの用紙を排出用の搬送路に導入
することができ、また前記両面印字を実現するために前
記排出用の搬送路に導入された用紙のスイッチバック搬
送時に反転搬送路に通じる分離爪と、前記定着装置の温
度がプロセスモードに適した設定温度となるように、前
記分離爪および前記送風ファンを制御する制御部とを含
むことを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、プロセス速度が異な
る場合には、適正な定着温度も異なり、このためヒータ
ランプなどの定着装置自体の制御とともに、分離爪およ
び送風ファンによって定着装置周辺の環境を変化させる
ことで、前記定着装置の温度変化を促進させる。特に、
スイッチバック搬送による両面印字を実現するために定
着装置の上部付近に配置されている分離爪を使用し、プ
ロセス速度を高くする場合には、適正な定着温度が高く
なることに対応し、制御部は、分離爪を閉じる(定着装
置と排出用の搬送路との間を閉じる)ことによって、定
着装置からの熱の放散を防ぐとともに、送風ファンから
の空気流の侵入を抑え、速やかに昇温させる。これに対
して、プロセス速度を低くする場合には、適正な定着温
度が低くなるので、前記分離爪を開く(定着装置と排出
用の搬送路との間を開く)ことによって、送風ファンか
らの空気流を定着装置へ導入して熱の放散を促進し、速
やかに降温させる。こうして、定着装置の温度を速やか
に前記適正温度に変化させ、処理速度を向上することが
できる。
【0010】また、待機時においては、装置内の冷却の
ために送風ファンを作動させるのに対して、分離爪を閉
じることで、定着装置からの熱の放散を防ぎ、待機電力
を削減することができる。
【0011】また、本発明の画像形成装置は、前記両面
印字を行う際に、前記分離爪が定着装置と排出用の搬送
路との間を遮蔽することで前記送風ファンからの空気流
が該排出用の搬送路に流入し、裏面側の印字が行われる
前の用紙が冷却されることを特徴とする。
【0012】上記の構成によれば、用紙がスイッチバッ
ク搬送される際に排出用の搬送路内で冷却されることに
よって、表面側のトナーの高温オフセットを防止するこ
とができる。
【0013】さらにまた、本発明の画像形成装置では、
前記制御部は、電源投入時には、前記分離爪に前記定着
装置と排出用の搬送路との間を遮蔽させるとともに、前
記送風ファンをON状態とし、前記定着装置からの輻射
熱による周辺部材の急激な温度上昇に伴う結露を阻止す
ることを特徴とする。
【0014】上記の構成によれば、電源投入時には、定
着装置からの輻射熱によって、用紙ガイドなどの周辺部
材が急激に温度上昇すると、特に低温状態または高温高
湿状態では、結露を生じ、用紙に水滴が付着する可能性
があるので、送風ファンをON状態とすることで、前記
輻射熱を広く放散させ、局所的な急激な温度上昇を防い
で、前記結露を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1〜図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0016】図1は、本発明の実施の一形態の画像形成
装置1の概略構成を示す断面図である。この画像形成装
置1は、デジタル方式の複写機として実現され、電子写
真プロセスによって、2つのプロセス速度で、また片面
印字と両面印字とに切換えて画像形成を行うことができ
るものである。
【0017】この画像形成装置1は、上面に透明なガラ
ス等からなる原稿台2を有しており、その原稿台2の上
には自動原稿読取り装置3が設置されている。前記原稿
台2の下方には、スキャナ部4が配置されている。この
スキャナ部4は、大略的に、露光用光源5、複数の反射
鏡6,7,8、結像レンズ9および光電変換素子10を
備えて構成される。原稿台2上に載置された原稿には露
光用光源5からの光が照射され、その反射光は反射鏡6
〜8および結像レンズ9を介して、CCDなどで実現さ
れる光電変換素子10に入射される。
【0018】光電変換素子10によって読取られた原稿
の画像データ(画像情報)は、画像処理が施された後、
レーザスキャニングユニット(以下「LSU」とい
う。)11に与えられる。LSU11は、入力された画
像データに対応したレーザ光を、帯電された感光体12
の表面に照射し、静電潜像を形成する。感光体12は、
ドラム形状をなしており、図1中の矢印13方向に回転
する。この感光体12の周囲には、前記レーザ光の照射
位置から、前記矢印13の回転方向に、現像装置14、
転写チャージャ15、クリーニング装置(図示せず)、
主帯電器16、上記LSU11等が、この順に配置され
ている。このように構成される画像形成部によってトナ
ー像が転写された後、定着装置17で加熱定着されるこ
とで、電子写真プロセスで画像形成が行われる。
【0019】前記画像形成部には、給紙カセット21、
手差しトレイ22または反転搬送路23から用紙が給送
される。前記給紙カセット21および手差しトレイ22
の先端部(給紙方向側)には、用紙を1枚ずつ取出して
給紙するための半月状のピックアップローラ25,26
がそれぞれ配置されている。このピックアップローラ2
5,26で取出された用紙は、アイドルローラ27にお
いて画像形成のタイミング合わせが行われた後、前記転
写チャージャ15が配置された転写部で前記トナー像が
転写され、前記定着装置17へ搬送される。定着装置1
7は、定着ローラ17aおよび加圧ローラ17bから成
り、搬送されてきた用紙がこれらのローラ17a,17
bの間を通過することで、トナー像が加熱定着される。
【0020】定着が終了した用紙は、主搬送路である搬
送路28から、分離爪29およびスイッチバックローラ
30を介して搬送路31へ搬送され、片面印字時および
両面印字で裏面の印字が終了して、そのまま排出される
ときには、排紙ローラ32から排紙トレイ33上に排出
され、両面印字で表面の印字だけが終了し、スイッチバ
ック搬送されるときには、スイッチバックローラ30お
よび排紙ローラ32が逆転し、搬送路28から切換わっ
た前記分離爪29を介して、副搬送路である前記反転搬
送路23へ搬送される。反転搬送路23は、搬送ローラ
34を有し、裏面が印字される用紙を前記アイドルロー
ラ27へと搬送する。
【0021】注目すべきは、本発明では、定着装置17
の周辺に送風ファン35が設けられており、またその定
着装置17の上部付近で、該定着装置17と送風ファン
35との間に前記分離爪29が設けられており、ヒータ
ランプ36などの定着装置17自体の制御とともに、こ
れらの送風ファン35および分離爪29の制御によっ
て、定着装置17の温度変化を促進させることである。
通常、上記のような構成では、送風ファンは、主帯電器
16で発生するオゾンを排出し、また装置内部を冷却す
るために、感光体12と排紙ローラ32との間付近に排
気用として設けられることが多く、これに対して本発明
では、定着装置17への流路を形成し、かつ定着装置1
7を外気で冷却するために、吸気用として設けられる。
勿論、装置内部の冷却効率やオゾンの排出効率を向上す
るために、既存の位置の排気用の送風ファンが併設され
てもよい。
【0022】上記各部の動作は、制御部41によって制
御される。また、制御部41には、スキャナ部4にて読
取った画像データ等を一時的に記憶するメモリ42、画
像データに対して画像処理を施す画像処理部43および
各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit
:中央処理装置)44等も設けられている。
【0023】図2および図3は、定着装置17付近を詳
細に示す断面図である。前述の図1に対応する構成に
は、同一の参照符号を付して示す。送風ファン35は、
外気を吸入し、少なくとも定着装置17の周辺に空気流
を発生させることができる。一方、その定着装置17の
上部付近で、かつ該定着装置17と送風ファン35との
間には、分離爪29が配置される。この分離爪29が、
図2で示すように定着装置17側に開放しているときは
(以下「方向A」と記す)、定着装置17からの用紙5
0を用紙ガイド51,52および前記スイッチバックロ
ーラ30を経て排出用の搬送路31に導入することがで
き、また図3で示すように反転搬送路23側に開放して
いるときは(以下「方向B」と記す)、前記搬送路31
に導入された用紙50を前記スイッチバックローラ30
および排紙ローラ32の反転によって反転搬送路23に
導入することができる。
【0024】この分離爪29を前記送風ファン35とと
もに制御部41が制御することで、定着装置17への風
の流れを制御することができ、前述のように該定着装置
17の温度調節を補助することができる。つまり、定着
装置17の温度(以下「定着温度」と記す)を上げると
きには、分離爪29を方向Bとすることで該定着装置1
7側への風の流れを抑制し、放熱しにくい条件とするこ
とができる。逆に、定着温度を下げるときには、分離爪
29を方向Aとすることで該定着装置17側へ風を導
き、放熱性を向上することができる。
【0025】前記定着装置17とスイッチバックローラ
30との間で用紙50を案内する用紙ガイド51,52
には、適宜スリット51a,51b;52a等が形成さ
れ、送風ファン35からの外気を、参照符53で示すよ
うに、スリット52a,51bによって定着装置17側
に供給する割合と、参照符54で示すように、スリット
52a,51aによって装置内部側に供給する割合と
が、所望の割合となるように配分する。また、送風ファ
ン35からの外気の一部は、参照符55で示すように、
スイッチバックローラ30を経て排出用の搬送路31に
も流入する。
【0026】定着ローラ17aおよび加圧ローラ17b
には、それらのニップ部の下流側で、それぞれ剥離爪5
6,57が臨んでおり、該ローラ17a,17bへの用
紙50の貼付きを防止している。定着ローラ17aの表
面温度は、温度センサ58によって検知され、前記制御
部41に与えられる。
【0027】図4は、上述のように構成される画像形成
装置1の全体的な処理の流れを示すフローチャートであ
る。また、図5および図6は、本画像形成装置1におい
て、それぞれ片面印字および両面印字を行う場合の印字
処理の詳細を示したフローチャートである。なお、以下
の説明では、用紙の各面を「表面」および「裏面」とし
て区別して記載することがあるが、これらは特定の面を
指すものではなく、一方の面と他方の面とを区別してい
るにすぎない。また、以下で説明する処理は、特に断ら
ない限り制御部41によって制御されるものである。
【0028】まず、図4のフローチャートに基づいて、
本画像形成装置1の全体的な処理について説明する。待
機中の本画像形成装置1に対して、ステップS1でコピ
ー処理の印字要求がなされると、ステップS2におい
て、印字要求の際にユーザ等から設定された、印字枚
数、印字倍率、用紙サイズ、片面印字/両面印字の指定
等を認識するとともに、原稿の読取りモード(片面原稿
/両面原稿)や、印字モード(片面印字/両面印字)に
備えた装置設定が行われる。その後、ステップS3で原
稿が自動原稿読取り装置3の原稿トレイに載置される。
なお、ステップS3は、ユーザ等によって行われるもの
であり、ステップS1やステップS2の前に行われても
よい。
【0029】次に、ステップS4の原稿読取り処理と、
ステップS7の印字処理とを平行して行う(並行処
理)。ここで、原稿読取り処理では、自動原稿読取り装
置3によって原稿を1枚ずつ原稿台2にセットし、スキ
ャナ部4によって原稿を走査して読取る。そして、その
原稿の画像データを生成し、生成した画像データをメモ
リ42または画像形成部に送る。印字処理では、読取り
処理において生成された画像データに基づいた印字を行
う。この印字処理に関しては、さらに後述する。なお、
画像データには、画像処理部43において適宜画像処理
が施される。
【0030】1つの原稿に対する原稿読取り処理が完了
した後は、ステップS5で全ての原稿を読取ったか否か
の判定を行う。ここで、読取るべき原稿が残っている場
合は、前記ステップS4に戻って上記の処理を繰返す。
全ての原稿の読取りが完了している場合は、ステップS
6で読取り済みの原稿が自動原稿読取り装置3の原稿排
紙トレイに排出されたことを確認し、この印字要求によ
る1ジョブについての原稿読取り処理を終了する。
【0031】また、1つの原稿に対応する印字処理が完
了した後は、ステップS8で次に印字すべき画像がある
か否かの判定を行う。ここで、次に印字すべき画像があ
る場合は、前記ステップS7に戻って上記の処理を繰返
す。印字すべき画像の印字が全て完了している場合は、
ステップS9で用紙が排紙トレイ33に排出されたこと
を確認し、この印字要求による1ジョブについての印字
処理を終了して、待機状態に戻る。
【0032】次に、図5のフローチャートに基づいて、
上記ステップS7における印字処理を片面印字で行う場
合の処理について説明する。前記ステップS2において
片面印字が設定され、ステップS7の印字処理に入る
と、まずステップS11において、1画像分の画像デー
タについて、1枚だけの印字であるか、複数枚の印字で
あるかが、前記ステップS2における設定に基づいて判
定される。ここで、1枚の印字を行うと判定された場合
には、シングルコピーとして、前記ステップS4にて読
取られる画像データは、メモリ42に入力されず、画像
処理部43等を介してダイレクトに画像形成部に送られ
る。また、複数枚の印字を行うと判定された場合には、
マルチコピーとして、ステップS4にて読取られる画像
データは、メモリ42に入力される。そして、各印字の
際には、該メモリ42に記憶された画像データが読出さ
れて印字に用いられる。
【0033】ステップS11においてシングルコピーと
判定された場合には、以下の処理を順次行う。まず、ス
テップS12でピックアップローラ25,26によって
用紙をピックアップし、搬送する。ステップS13で
は、アイドルローラ27によって用紙を一旦停止させ
る。そして、前記原稿読取り処理において生成され、画
像処理部43において画像処理が施された画像データに
基づいて、LSU11からレーザ光が出射され、感光体
12への画像データの書込み(静電潜像の形成)が、ス
テップS14から開始される。この画像データの書込み
開始後、その画像データに関しては、書込み処理が連続
して行われる。
【0034】前記の画像データの書込み開始に応答し
て、ステップS15では所定のタイミングで用紙の搬送
を再開する。これによって、転写位置(転写チャージャ
15の位置)における用紙の通過のタイミングと、感光
体12上のトナー像の通過のタイミングとを調整し、ト
ナー像が用紙の所定の位置に転写されるようにする。
【0035】そして、ステップS16では、用紙および
トナー像が転写位置に達すると、トナー像の用紙への転
写を開始し、用紙へ転写されたトナー像が定着位置(定
着装置17の位置)に達すると、トナー像の用紙への定
着を開始する。その後、ステップS17で定着処理を経
た用紙を、排紙トレイ33上に排出すると、印字処理を
終了する。
【0036】一方、前記ステップS11においてマルチ
コピーと判定された場合には、ステップS22〜S27
において、前記ステップS12〜S17のシングルコピ
ーと同様の処理が行われる。ただし、シングルコピーに
おけるステップS14では、スキャナ部4で読取られた
画像データが画像処理部43等を介してダイレクトに画
像形成部に送られたのに対して、マルチコピーにおける
ステップS24では、一旦メモリ42に記憶された画像
データが画像形成部に読出される点が異なっている。
【0037】そして、この1画像分の画像データに関し
て、ステップS28で要求された枚数分の印字が完了し
たか否かの判定を行う。ここで、要求された枚数分の印
字が未だ完了していないと判断された場合には、前記ス
テップS22に戻って上記の処理を繰返す。また、要求
された枚数分の印字が完了したと判断された場合には、
この印字処理を終了する。以上のような処理によって片
面印字が行われる。
【0038】次に、図6のフローチャートに基づいて、
前記ステップS7の印字処理を両面印字で行う場合の処
理について説明する。両面印字の場合の原稿の読取り
は、次の手順に基づいて行われる。たとえば、原稿の第
1枚目の表面(第1頁)が下にされて自動原稿読取り装
置3にセットされた場合を想定する。この場合、まず第
1頁が読取られる。そして、読取られた第1頁の画像デ
ータは、一旦メモリ42に記憶される。続いて、原稿の
第1枚目の裏面(第2頁)が読取られる。この第2頁の
画像データは、メモリ42に記憶されることなく、画像
処理部43等を介してダイレクトに画像形成部に送ら
れ、用紙の表面(第1面)に対する印字(第1回目の印
字)に用いられる。続いて、先にメモリ42に記憶され
た第1頁の画像データが画像形成部に送られ、用紙の裏
面(第2面)に対する印字(第2回目の印字)に用いら
れる。
【0039】このように、各原稿の先に読取られた面の
画像データは、一旦メモリ42に記憶される。そして、
後に読取られた面の画像データがダイレクトに画像形成
部に送られ、その後に、メモリ42に記憶された先に読
取られた画像データが画像形成部に送られる。これによ
り、図1に示した構成の本画像形成装置1において、原
稿の頁の順序が入代わらない状態で用紙を排紙トレイ3
3上に排出することができる。
【0040】前記ステップS2において両面印字が設定
され、ステップS7の印字処理に入ると、ステップS3
2〜S36において、上記片面印字のシングルコピーの
場合のステップS12〜S16までの処理と同様の処理
を順次行う。ただし、片面印字時のステップS14に対
応するステップS34では、原稿の裏面の画像を用紙の
表面に書込みを行い、またステップS16に対応するス
テップS36では、その原稿の裏面の画像に対応するト
ナー像を用紙の表面に転写し、定着させる。
【0041】そして、表面に画像が定着された用紙は、
スイッチバックローラ30および排紙ローラ32の正回
転によって、排紙トレイ33側に導かれる。このとき、
表面に画像形成された用紙は、排紙トレイ33上に完全
に排出されるのではなく、ステップS37で用紙の排出
方向における後端部が分離爪29を通過して、スイッチ
バックローラ30に挟まれた状態で一旦停止する。
【0042】この状態で、ステップS38において、分
離爪29を主搬送路である搬送路28側から、副搬送路
である反転搬送路23側に切換え、スイッチバックロー
ラ30から反転搬送路23が連通した状態となるように
する。その後、ステップS39では、スイッチバックロ
ーラ30および排紙ローラ32を逆回転させ(用紙を排
出する際の回転方向とは逆の方向に回転させ)、用紙を
反転搬送路23に導き、表面と裏面とを反転させて、ア
イドルローラ27の上流側から再び主搬送路28に戻
す。
【0043】用紙が反転搬送路23を通過して搬送路2
8に戻された後は、この用紙に対して、上記表面印字時
におけるステップS33〜S36の処理と同様の処理
を、ステップS43〜S46において順次行う。ただ
し、ここでは、表面印字時のステップS34に対応する
ステップS44では、メモリ42に記憶された原稿の表
面の画像に関して書込みの処理を行い、またステップS
36に対応するステップS46では、原稿の表面の画像
に対応するトナー像を用紙の裏面に転写し、定着させ
る。
【0044】そして、ステップS47で分離爪29を切
換え、搬送路28とスイッチバックローラ30とが連通
した状態(用紙が搬送路28を通過可能な状態)となる
ようにする。その後、分離爪29を通過した用紙をステ
ップS48で排紙トレイ33上に排出して、印字処理を
終了する。
【0045】本画像形成装置1の基本的な構成および動
作は、上述した通りである。次に本画像形成装置1にお
ける定着装置17および分離爪29付近の動作につい
て、図7および図8を用いて詳細に説明する。なお、図
4から図6に基づいて説明した本画像形成装置1の処理
の流れは基本的なものであり、定着装置17における温
度制御や分離爪29の制御は以下に説明するようにして
行われる。
【0046】図7は、本画像形成装置1が、電源投入か
らウォームアップ状態を経て待機状態に至るまでの流れ
を示している。ステップP1で電源が投入されると、ス
テップP2で、まず分離爪29の方向を確認し、B方向
でない場合にはステップP3でB方向に移動する。ステ
ップP4では送風ファン35を作動させ、ステップP5
では定着ローラ17aのヒータランプ36への通電を開
始して、ウォームアップを開始する。
【0047】こうして、ウォームアップ時に分離爪29
をB方向とすることで定着装置17の温度を短時間で上
昇させることができる。また、送風ファン35を作動さ
せることで、定着装置17からの輻射熱を広く放散さ
せ、用紙ガイド51,52の急激な温度上昇に伴う、特
に低温状態または高温高湿状態で生じる結露を防止する
ことができる。また、送風ファン35を作動させること
で、感光体12や現像装置14内のトナーの必要以上の
温度上昇も抑制されている。
【0048】続いて、ステップP6で各部を初期化す
る。各部の初期化とは、たとえばメモリ等に不要なデー
タ等が残っている場合におけるデータの削除等の処理で
ある。初期化の処理に関する詳細な説明は省略する。そ
の後、ステップP7で定着温度が設定温度に達するまで
待機し、設定温度に達した後はその設定温度を維持する
ように定着ランプ36への電力を制御し、通常時の温調
動作を開始する。
【0049】前記設定温度は、低速のプロセス速度で処
理を行う低速モードでの感光体12の表面設定温度であ
る。このように待機時の設定温度を低速モードでの表面
設定温度とするのは、温度を上昇させることは比較的容
易であること、低温を維持する方が必要となる電力が少
ないことなどの理由による。また、待機状態では、分離
爪29はB方向に保たれ、定着ローラ17aからの放熱
が抑制されている。
【0050】ここで、各プロセス速度と、片面印字/両
面印字とのプロセス条件の違いに対する定着温度の設定
値を、図9に示す。先ず、高速(低解像度)モードで
は、低速(高解像度)モードよりも、単位時間当りに用
紙50に与えるべき熱量が大きいので、定着温度は高く
なる。次に、裏面用設定温度は、トナーの高温オフセッ
トを防止するために、表面用設定温度より若干低い温度
となり、またその下げ幅が10℃と小さいのは、表面印
字の終了した用紙50が搬送路31に導入された状態
で、前記送風ファン35からの空気流が前記参照符55
で示すように該搬送路31に流入し、裏面側の印字が行
われる前の用紙50を冷却するためである。
【0051】次に、図8に基づいて、待機状態から実際
の印字処理に移った場合の処理について説明する。ステ
ップP11で印字要求が発生すると、ステップP12,
P31で、低速モードの印字要求がなされたのか、また
は高速モードの印字要求がなされたのかが判断される。
低速モードの場合には、定着温度は待機状態の温度を維
持すればよいので、定着ローラ17aの加熱のための処
理は必要なく、したがってステップP13で分離爪29
をB方向からA方向に移動させて用紙50が定着装置1
7から排紙ローラ32側へ搬送可能な状態とされる。な
お、後述するステップP16からステップP12を経て
このステップP13に移った場合には、分離爪29が既
にA方向にあるので、分離爪29を移動させる必要はな
い。
【0052】そして、ステップP14,P21では、片
面印字か両面印字かが判断される。片面印字の場合は、
図5に基づいて説明した処理をステップP15で行う。
両面印字の場合は、ステップP22で、図6に基づい
て、先ずステップS32〜S36の処理を行い、表面を
印字する。そして、ステップP23で、スイッチバック
ローラ30が用紙50の後端部を挟んだ状態で停止す
る。次に、ステップP24で、A方向にある分離爪29
がB方向に移動された後、ステップP25で、定着温度
が低速モード裏面用設定温度となるように温度制御が切
換えられる。
【0053】用紙50がスイッチバックローラ30によ
って停止された状態で分離爪29をB方向に移動させる
ことによって、前述のように、搬送路28内に入った風
を搬送路31側に導き、用紙50を冷却することができ
る。用紙50が高温のまま裏面の画像形成が行われる
と、裏面定着時に表面のトナーが過度に高温になり、ト
ナーの高温オフセットなどの問題が生じることがある。
上記のように裏面の画像形成前に用紙50を冷却するこ
とで、トナーの高温オフセットを防止するようになって
いる。
【0054】そして、ステップP26で、定着温度が低
速モード裏面用設定温度に達するまで待機し、設定温度
に達すると、ステップP27で用紙50をスイッチバッ
ク搬送してアイドルローラ27の位置に移動させる。ス
テップP28では分離爪29をB方向からA方向に移動
させ、ステップP29では図6のステップS44〜S4
6の処理を行い、裏面が印字される。その後、ステップ
P30で定着温度が低速モード表面用設定温度となるよ
うに温度制御が切換えられる。
【0055】こうして、ステップP15およびステップ
P29で1枚の印字処理が終了するとステップP16に
移って、全原稿分の印字が終了したか否かが判断され、
終了していない場合には前記ステップP12に戻って処
理を繰返す。ステップP12に戻ることとしたのは、各
原稿毎に低速モードか高速モードかが変化する可能性が
あるためである。
【0056】ステップP16で全原稿分の印字が終了し
ているとステップP17に移り、A方向にある分離爪2
9をB方向に移動させ、ステップP18で定着温度が低
速モード表面用設定温度となるように温度制御を切換え
て、待機状態に復帰する。
【0057】一方、前記ステップP12,P31におい
て高速モードと判断された場合にはステップP32に移
り、分離爪29をB方向に維持した状態で、定着温度が
高速モード表面用設定温度となるように温度制御が切換
えられる。なお、低速モードにおけるステップP16か
らステップP12,P31を経てステップP32に移っ
た場合には、分離爪29がA方向となっているので、B
方向へ移動させる必要がある。そして、ステップP33
で定着温度が設定温度に達するまで待機し、設定温度に
達すると、ステップP34〜P36,P41〜P50で
は、前述のステップP14〜P16,P21〜P30と
同様の処理を行う。ただし、ここでは設定温度がすべて
高速モード用の設定温度になる。こうして、ステップP
35およびステップP50で1枚の印字処理が終了する
と、前記ステップP16に移る。
【0058】以上のように、本画像形成装置1は、電子
写真プロセスで、速度が異なる複数のプロセスモードで
画像形成を行うことができ、かつ両面印字可能な画像形
成装置において、少なくとも定着装置17周辺に空気流
を発生させる送風ファン35を設けるとともに、定着装
置17とスイッチバックローラ30との間で用紙50を
案内する用紙ガイド51,52にスリット51b,52
aを形成し、前記送風ファン35からの外気を定着装置
17側に供給することで定着装置17の温度低下を促進
する。また、定着装置17の上部付近で、かつ該定着装
置17と送風ファン35との間に配置される分離爪29
を閉じることで、温度上昇を促進する。
【0059】このようにして、分離爪29および送風フ
ァン35によって定着装置17周辺の環境を変化させる
ことで、プロセス速度の違いや、片面印字/両面印字の
違いに適応した定着温度の切換えを速やかに行うことが
できる。また、待機時においては、装置内の冷却のため
に送風ファン35を作動させるのに対して、ステップP
18で分離爪29を閉じることで、定着装置17からの
熱の放散を防ぎ、待機電力を削減することができる。
【0060】また、前記両面印字を行う際に、前記分離
爪29が定着装置17と排出用の搬送路31との間を遮
蔽することで、前記送風ファン35からの空気流が該搬
送路31に流入し、裏面側の印字が行われる前の用紙5
0が冷却されるので、表面側のトナーの高温オフセット
を防止することができる。
【0061】さらにまた、電源投入時には、前記分離爪
29に前記定着装置17と搬送路31との間を遮蔽させ
るとともに、前記送風ファン35をON状態とするの
で、定着装置17からの輻射熱による用紙ガイド51,
52の急激な温度上昇に伴う結露を防止することもでき
る。
【0062】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、以上のよう
に、電子写真プロセスで、速度が異なる複数のプロセス
モードで画像形成を行うことができ、かつ両面印字可能
な画像形成装置において、少なくとも定着装置周辺に空
気流を発生させる送風ファンを設けるとともに、スイッ
チバック搬送による両面印字を実現するために定着装置
の上部付近に配置されている分離爪を使用し、前記定着
装置の温度がプロセスモードに適した設定温度となるよ
うに、前記分離爪および送風ファンを制御する。
【0063】それゆえ、プロセスモードの変更時には、
定着装置の温度を速やかに前記適正温度に変化させ、処
理速度を向上することができる。また、待機時において
は、装置内の冷却のために送風ファンを作動させるのに
対して、分離爪を閉じることで、定着装置からの熱の放
散を防ぎ、待機電力を削減することができる。
【0064】また、本発明の画像形成装置は、以上のよ
うに、両面印字を行う際に、前記分離爪が定着装置と排
出用の搬送路との間を遮蔽することで前記送風ファンか
らの空気流を該排出用の搬送路に流入させ、裏面側の印
字が行われる前の用紙を冷却する。
【0065】それゆえ、用紙がスイッチバック搬送され
る際に排出用の搬送路内で冷却されることによって、表
面側のトナーの高温オフセットを防止することができ
る。
【0066】さらにまた、本発明の画像形成装置は、以
上のように、電源投入時には、前記分離爪に前記定着装
置と排出用の搬送路との間を遮蔽させるとともに、前記
送風ファンをON状態とし、前記定着装置からの輻射熱
による特に低温状態または高温高湿状態での周辺部材の
急激な温度上昇を抑える。
【0067】それゆえ、結露を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の画像形成装置の概略構
成を示す断面図である。
【図2】分離爪が開いている状態で定着装置付近を詳細
に示す断面図である。
【図3】分離爪が閉じている状態で定着装置付近を詳細
に示す断面図である。
【図4】本発明の画像形成装置の全体的な処理の流れを
示すフローチャートである。
【図5】片面印字時の印字処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図6】両面印字時の印字処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図7】本画像形成装置における定着装置および分離爪
付近の動作を詳細に説明するためのフローチャートであ
り、電源投入からウォームアップ状態を経て待機状態に
至るまでの流れを示す。
【図8】本画像形成装置における定着装置および分離爪
付近の動作を詳細に説明するためのフローチャートであ
り、待機状態から実際の印字処理に移った場合の処理に
ついて示す。
【図9】各プロセス速度と、片面印字/両面印字とのプ
ロセス条件の違いに対する定着温度の設定値を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 原稿台 3 自動原稿読取り装置 4 スキャナ部 11 LSU 12 感光体 14 現像装置 15 転写チャージャ 16 主帯電器 17 定着装置 17a 定着ローラ 17b 加圧ローラ 23 反転搬送路(副搬送路) 27 アイドルローラ 28 搬送路(主搬送路) 29 分離爪 30 スイッチバックローラ 31 搬送路(排出用の搬送路) 32 排紙ローラ 33 排紙トレイ 35 送風ファン 36 ヒータランプ 41 制御部 42 メモリ 43 画像処理部 44 CPU 50 用紙 51,52 用紙ガイド 51a,51b;52a スリット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 370 G03G 21/00 370 Fターム(参考) 2H027 EA18 EC20 ED16 ED25 ED30 EE04 EE07 EF09 FA13 2H028 BA06 BA09 BA16 BD03 2H033 AA39 AA46 BA08 BA10 BA12 BA29 BB01 CA21 CA53 2H072 AA32 CA01 CB01 CB03 JA02 JA04 3F053 BA03 BA14 BA19 EA01 EB01 EB04 EC02 EC06 ED25 LA01 LB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真プロセスで、速度が異なる複数の
    プロセスモードで画像形成を行うことができ、かつ両面
    印字可能な画像形成装置において、 少なくとも定着装置周辺に空気流を発生させる送風ファ
    ンと、 定着装置の上部付近で、かつ前記定着装置と送風ファン
    との間の流路に配置され、前記定着装置からの用紙を排
    出用の搬送路に導入することができ、また前記両面印字
    を実現するために前記排出用の搬送路に導入された用紙
    のスイッチバック搬送時に反転搬送路に通じる分離爪
    と、 前記定着装置の温度がプロセスモードに適した設定温度
    となるように、前記分離爪および前記送風ファンを制御
    する制御部とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記両面印字を行う際に、前記分離爪が定
    着装置と排出用の搬送路との間を遮蔽することで前記送
    風ファンからの空気流が該排出用の搬送路に流入し、裏
    面側の印字が行われる前の用紙が冷却されることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、電源投入時には、前記分離
    爪に前記定着装置と排出用の搬送路との間を遮蔽させる
    とともに、前記送風ファンをON状態とし、前記定着装
    置からの輻射熱による周辺部材の急激な温度上昇に伴う
    結露を阻止することを特徴とする請求項1または2記載
    の画像形成装置。
JP2001076987A 2001-03-16 2001-03-16 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3819248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076987A JP3819248B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076987A JP3819248B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002278354A true JP2002278354A (ja) 2002-09-27
JP3819248B2 JP3819248B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=18933812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001076987A Expired - Fee Related JP3819248B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3819248B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148650A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toshiba Corp 画像形成装置と画像形成方法
JP2006089184A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2010197966A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2011008071A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2011095630A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2011197396A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
US8086130B2 (en) 2008-02-12 2011-12-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having fan for supplying air to recording sheet having passed through fixing unit
CN106094458A (zh) * 2015-04-27 2016-11-09 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
CN108427255A (zh) * 2017-02-15 2018-08-21 株式会社东芝 图像形成装置
JP2018132753A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 株式会社東芝 画像形成装置
JP2019012177A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 キヤノン株式会社 定着装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148650A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toshiba Corp 画像形成装置と画像形成方法
JP2006089184A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Seiko Epson Corp 画像形成装置
US8086130B2 (en) 2008-02-12 2011-12-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having fan for supplying air to recording sheet having passed through fixing unit
JP2010197966A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2011008071A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2011095630A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Canon Inc 画像形成装置
US8755734B2 (en) 2009-10-30 2014-06-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US8948682B2 (en) 2009-10-30 2015-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2011197396A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
CN106094458A (zh) * 2015-04-27 2016-11-09 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
JP2016206553A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN108427255A (zh) * 2017-02-15 2018-08-21 株式会社东芝 图像形成装置
JP2018132753A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 株式会社東芝 画像形成装置
CN108427255B (zh) * 2017-02-15 2022-01-25 株式会社东芝 图像形成装置
JP2019012177A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 キヤノン株式会社 定着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3819248B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8351814B2 (en) Image forming apparatus with fan for blowing air to transfer sheet
US6587654B1 (en) Image forming apparatus
US6173132B1 (en) Ventilation system for an image forming apparatus
JP4109886B2 (ja) 画像形成装置
JP3819248B2 (ja) 画像形成装置
JP2007219032A (ja) 画像形成装置
JP2002040873A (ja) 画像形成装置
JP2019020644A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4006258B2 (ja) 画像形成装置
JP2002040907A (ja) 画像形成装置
JP2002114432A (ja) 画像形成装置
US6647221B1 (en) Image forming apparatus with heat control for varying sheet thicknesses
JP3788844B2 (ja) 定着装置
JP2003173103A (ja) 画像形成装置の定着温度制御方法
JP3483837B2 (ja) 画像形成装置
JP4574418B2 (ja) 静電潜像担持体の冷却構造
JP2000035743A (ja) 画像形成装置
JP2005227454A (ja) 画像形成装置
JP2007086337A (ja) 定着装置
JPH11174877A (ja) 画像形成装置の制御方法及び画像形成装置
JP2002023588A (ja) 画像形成装置
JPH07160066A (ja) 画像形成装置
JP2001242771A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP3995400B2 (ja) 原稿読み取り装置
JP2004170590A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3819248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees