JP2000035743A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000035743A
JP2000035743A JP10203256A JP20325698A JP2000035743A JP 2000035743 A JP2000035743 A JP 2000035743A JP 10203256 A JP10203256 A JP 10203256A JP 20325698 A JP20325698 A JP 20325698A JP 2000035743 A JP2000035743 A JP 2000035743A
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 外気を画像形成装置の内部に引き込み、
装置内の冷却を効果的に行なうことが可能であり、且つ
構成の簡単な画像形成装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 像担持体上に形成された画像が転写され
た転写材を、加熱定着手段によって定着処理するととも
に、当該加熱定着手段によって定着処理された転写材を
そのまま機外に排出せずに、再度像担持体の転写部へと
搬送し、転写材の両面に画像を形成するための両面画像
形成用の搬送路を有する画像形成装置において、前記加
熱定着手段の近傍に配置され、当該加熱定着手段の周囲
の空気、及び前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外
に排出する排気手段を備え、前記排気手段によって前記
像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する際に、
前記両面画像形成用の搬送路を機外の空気を像担持体の
近傍まで送る吸気用の通路として使用するように構成し
て課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
やプリンター等の電子写真方式を応用した画像形成装置
に関し、特に、外気を画像形成装置の内部に引き込み、
装置内の冷却を効果的に行なうことが可能であり、且つ
構成の簡単な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真複写機やプリン
ター等の電子写真方式を応用した画像形成装置は、感光
体ドラム上に原稿の画像に対応したトナー像を形成し、
この感光体ドラム上に形成されたトナー像を、転写用紙
等の転写材上に転写するとともに、加熱ロールと加圧ロ
ールとを互いに圧接させた定着装置によって、転写材上
にトナー像を定着することにより、画像を形成するよう
に構成されている。かかる画像形成装置では、加熱ロー
ルと加圧ロールとを互いに圧接させた定着装置によっ
て、熱及び圧力で転写材上にトナー像を定着するため、
定着装置からは、画像形成装置の内部に熱が放出され、
装置内の温度を上昇させる原因となる。また、上記画像
形成装置では、定着装置において、トナー像が加熱ロー
ルにオフセットするのを防止するため、加熱ロールの表
面にシリコンオイル等の離型剤を塗布するように構成さ
れており、当該加熱ロールからは、加熱されたシリコン
オイルが気化して、画像形成装置の内部に放出される。
さらに、上記画像形成装置では、感光体ドラムの表面を
一様に帯電したり、当該感光体ドラム上に形成されたト
ナー像を転写材上に転写するために、コロナ放電を利用
したスコロトロンやコロトロン等の帯電器や、帯電ロー
ルや転写ロール等が用いられている。
【0003】そのため、上記の如く構成される画像形成
装置においては、定着装置から放出される熱によって、
装置内の温度が上昇し、感光体ドラムに熱的なダメージ
を与えたり、光学系を構成する部品の熱膨張によって画
質の劣化が発生したり、現像装置内のトナーや廃棄トナ
ーがブロッキングしたりするという問題点があった。ま
た、上記画像形成装置においては、定着装置から放出さ
れるシリコンオイル等の蒸気が、スコロトロンやコロト
ロン等の帯電器の放電ワイヤ等に付着するという問題点
もあった。
【0004】そこで、従来よりかかる問題点を解決する
ため、画像形成装置本体の内部に、冷却用のファン等を
設けることが実施されているが、この冷却用のファン等
による装置内部の効果的な冷却等を目的として、実用新
案登録第2524779号公報(実開平1−85839
号公報)や、特許第2693396号公報(特開平8−
44276号公報)などが既に提案されている。
【0005】上記実用新案登録第2524779号公報
で提案されている画像形成装置は、光学系を冷却し、定
着装置の周りを通ってから、感光体ドラムの周囲を通過
する排気経路によって、画像形成装置の内部を冷却およ
び換気するように構成したものである。
【0006】さらに説明すると、この実用新案登録第2
524779号公報に係る画像形成装置は、原稿を走査
露光する光学系、前記光学系からの原稿画像を転写処理
する画像処理部、画像が形成される用紙を搬送する用紙
搬送路、および前記用紙搬送部よりも用紙搬送方向下流
側に備えられ、用紙に転写された画像を定着する加熱定
着部材を有するとともに、少なくとも前記光学系の冷却
を行なう冷却装置を有する画像形成装置において、前記
冷却装置から排気される空気流の一部または全部を取り
込むための導入部と、この導入部により取り込まれた空
気流を前記加熱定着部にいったん導き、さらに該加熱定
着部から用紙搬送路に導くための送風路と、この送風路
によって用紙搬送路に導かれた空気流を機外に排気する
ための排出口とを有し、前記用紙搬送路に空気流を導く
ための送風路としては、前記送風路のみであるように構
成したものである。
【0007】また、上記特許第2693396号公報で
提案された画像形成装置は、画像形成装置本体内に、排
熱ファンと、画像形成のためのプロセスユニットと、当
該プロセスユニットと間隔を有した加熱定着器とを配置
し、且つ上記画像形成装置本体に冷却用空気導入口とを
設けた画像形成装置において、上記加熱定着器との対向
位置に断面L字形状部を有し上記プロセスユニットを上
記加熱定着器から覆うように支持した作像ユニットケー
スと、上記断面L字形状部の側壁と上記加熱定着器の間
に配置された仕切部材とで、上記冷却用空気導入口から
上記排熱用ファンに至る排気流通経路を形成し、上記冷
却用空気導入口の一つとして、穴が上記プロセスユニッ
トと上記加熱定着器の間の下方領域に配置されるように
構成したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記実用新案登録第2524779号公報に係
る画像形成装置の場合には、光学系を冷却し、定着装置
の周りを通ってから、感光体ドラムの周囲を通過する排
気経路によって、画像形成装置の内部を冷却および換気
するように構成されているので、定着装置によって加熱
及び汚染された空気が、感光体ドラムの周囲を通過する
ため、感光体ドラム等に熱的なダメージが生じたり、定
着装置から放出されるシリコンオイルの蒸気等によっ
て、感光体ドラムやコロトロン等の帯電器が汚染される
という問題点があった。
【0009】また、上記特許第2693396号公報で
提案された画像形成装置の場合には、加熱定着器との対
向位置に断面L字形状部を有し、プロセスユニットを加
熱定着器から覆うように支持した作像ユニットケース
と、上記断面L字形状部の側壁と上記加熱定着器の間に
配置された仕切部材とで、上記冷却用空気導入口から上
記排熱用ファンに至る排気流通経路を形成し、上記冷却
用空気導入口の一つとして、穴が上記プロセスユニット
と上記加熱定着器の間の下方領域に配置されるように構
成したものであるが、プロセスユニットと加熱定着器の
間の下方領域には、両面画像形成用の搬送経路や用紙ト
レイ等の、空気を導入する際の障害物が存在することが
通常であり、この提案にかかる画像形成装置の場合に
は、装置内の冷却に最も適する外気を効率良く装置内に
取り入れることができないという問題点を有していた。
【0010】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とするこ
とろは、外気を画像形成装置の内部に引き込み、装置内
の冷却を効果的に行なうことが可能であり、且つ構成の
簡単な画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、像担持体上に形成された画像が転写された
転写材を、加熱定着手段によって定着処理するととも
に、当該加熱定着手段によって定着処理された転写材を
そのまま外部に排出せずに、再度像担持体の転写部へと
搬送し、転写材の両面に画像を形成するための両面画像
形成用の搬送路を有する画像形成装置において、前記加
熱定着手段の近傍に配置され、当該加熱定着手段の周囲
の空気、及び前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外
に排出する排気手段を備え、前記排気手段によって前記
像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する際に、
前記両面画像形成用の搬送路を機外の空気を像担持体の
近傍まで送る吸気用の通路として使用するように構成し
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0013】図2はこの発明の一実施の形態に係る画像
形成装置としてのデジタル複写機を示すものである。
【0014】図2において、1はデジタル複写機の本体
を示すものであり、このデジタル複写機本体1の上部に
は、原稿2を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する
自動原稿搬送装置(ADF)3と、当該自動原稿搬送装
置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る画像読
取装置4が配設されている。この画像読取装置4は、プ
ラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって
照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7
及びハーフレートミラー8、9及びレンズ10からなる
縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11
上に走査露光して読み取るように構成されている。
【0015】上記画像読取装置4によって読み取られた
原稿2の画像情報は、図示しない一時記憶装置に記憶さ
れ、必要に応じてIPS(Image Process
ing System)12によって所定の画像処理が
施された後、この画像処理が施された画像情報に応じて
ROS(Raster Output Scanne
r)13によって、像担持体としての感光体ドラム14
上に画像露光が施され、静電潜像が形成される。上記R
OS13は、画像情報に応じてレーザービームを出射す
る半導体レーザー15と、当該半導体レーザー15から
出射されるレーザービームを走査するポリゴンミラー1
6と、当該ポリゴンミラー16によって走査されるレー
ザービームを、感光体ドラム14上に露光するためのミ
ラー17、18とから構成されている。上記感光体ドラ
ム14は、ROS13による画像露光に先立って、スコ
ロトロンからなる一次帯電器19によって、所定極性の
所定の電位に一様に帯電された後、上述したように、R
OS13によって原稿2の画像が露光され、静電潜像が
形成される。上記感光体ドラム14上に形成された静電
潜像は、現像手段としての現像装置20によって現像さ
れてトナー像となる。このトナー像は、転写ロール21
の帯電によって転写材としての転写用紙22上に転写さ
れたるとともに、当該トナー像が転写された転写用紙2
2は、感光体ドラム14から剥離される。上記感光体ド
ラム14からトナー像が転写される転写用紙22は、複
写機本体1の内部に複数配設された給紙カセット24、
25、26、27のいずれかより、給紙ロール28によ
って給紙され、搬送ロール29及びプリレジロール30
を介して、レジストゲート31まで一旦搬送されて停止
する。そして、上記転写用紙22は、感光体ドラム14
の表面に形成されるトナー像と同期して開くレジストゲ
ート31を通過して、当該レジストゲート31の下流側
に配設されたレジストロール32によって、感光体ドラ
ム14の表面まで搬送され、上述したように、当該感光
体ドラム14の表面に形成されたトナー像が転写された
後、感光体ドラム14の表面から剥離される。
【0016】上記感光体ドラム14の表面から分離され
た転写用紙22は、転写材搬送装置搬送装置50によっ
て定着装置33へと搬送され、当該定着装置33によっ
て転写用紙22上に熱及び圧力でトナー像が定着され
る。このトナー像が定着された転写用紙22は、定着装
置33の出口ロール34によって、通常の片面複写の場
合には、そのまま排出ロール35により機外の排出トレ
イ36上に排出される。また、両面複写の場合には、片
面にトナー像が定着された転写用紙22は、そのまま排
出ロール35によって機外に排出されずに、反転ゲート
37によって下向きに搬送方向が変更され、3つのロー
ルが圧接されたトリロール38及び反転ロール39によ
って、反転通路40へと一旦搬送される。そして、上記
転写用紙22は、今度は逆転する反転ロール39及び両
面ロール41によって両面用通路42へと搬送され、こ
の両面用通路42からプリレジロール30を介して、レ
ジストゲート31まで一旦搬送されて停止し、上述した
ように、当該レジストゲート31及びレジストロール3
2によって、感光体ドラム14上のトナー像と同期して
搬送され、トナー像の転写・定着工程が行われた後、排
出ロール35によって排出トレイ36上に排出される。
【0017】なお、トナー像の転写工程が終了した後の
感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置43によ
って残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工程
に備える。
【0018】図3は上記の如く構成されるデジタル複写
機の画像形成部を拡大して示したものである。
【0019】図3において、14は上記感光体ドラムを
示すものであり、この感光体ドラム14としては、例え
ば、有機系の光導電性物質を用いた感光体が用いられ、
当該感光体ドラム14は、図示しない駆動手段によって
矢印方向Aに沿って所定の回転速度で駆動されるように
なっている。この感光体ドラム14の表面は、スコロト
ロン等からなる一次帯電器19によって所定の電位に均
一に帯電される。その後、上記感光体ドラム14の表面
には、画像情報に基づいて画像露光を行うROS13に
よって、画像情報に応じてレーザー光LBが走査露光さ
れ、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム14上に
形成された静電潜像は、現像装置20の現像ロール20
aによって現像され、トナー像となる。さらに、上記感
光体ドラム14の表面に形成されたトナー像は、転写補
助帯電器44による帯電を受けて補助帯電された後、図
2に示す給紙カセット24〜27のいずれかから搬送ロ
ール28、29及びレジストロール32を介して、感光
体ドラム14の表面へと所定のタイミングで搬送される
転写用紙22上に、転写ロール21の帯電によって転写
される。上記の如くトナー像が転写された転写用紙22
は、感光体ドラム14の表面から剥離された後、用紙搬
送装置50の搬送ベルト51によって定着装置33へと
搬送され、この定着装置33の加熱ロール33a及び加
圧ロール33bによってトナー像が熱及び圧力によって
転写用紙22上に定着され、装置の外部に設けられた排
出トレイ36上に排出される。なお、トナー像の転写が
終了した感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置
43によって残留トナー等が除去され、次の画像形成工
程に備えるようになっている。図中、45はクリーニン
グ装置のハウジング、46はクリーニングブラシ、47
はクリーニングブレード、48はフィルムシール、49
は回収トナー搬送手段、をそれぞれ示している。
【0020】ところで、この実施の形態では、像担持体
上に形成された画像が転写された転写材を、加熱定着手
段によって定着処理するとともに、当該加熱定着手段に
よって定着処理された転写材をそのまま機外に排出せず
に、再度像担持体の転写部へと搬送し、転写材の両面に
画像を形成するための両面画像形成用の搬送路を有する
画像形成装置において、加熱定着手段の近傍に配置さ
れ、当該加熱定着手段の周囲の空気、及び前記像担持体
の周囲の空気を吸引して機外に排出する排気手段を備
え、前記排気手段によって前記像担持体の周囲の空気を
吸引して機外に排出する際に、前記両面画像形成用の搬
送路を機外の空気を像担持体の近傍まで送る吸気用の通
路として使用するように構成されている。
【0021】すなわち、この実施の形態に係るデジタル
複写機では、図1に示すように、両面画像形成用の通路
である両面用通路42の端部42aが、複写機本体1の
側壁1aにおいて開口52しており、この複写機本体1
の側壁に設けられた開口部52を介して、新鮮な外気を
当該両面用通路42内に導入可能となっている。上記両
面用通路42は、図1(a)に示すように、転写用紙2
2の搬送に支障なく、外気を効率的に複写機本体1の内
部に導入するため、その入口側の端部42aから感光体
ドラム14の下方42bまでの間が、通常よりも幅が広
く設定されている。また、この幅が広く設定された両面
用通路42の部分には、図1(b)に示すように、複数
枚のリブ53が、転写材の搬送方向に沿って突設されて
おり、これらのリブ53は、両面用通路42内を通る空
気の整流効果と、転写用紙22の搬送抵抗の軽減効果と
を発揮するようになっている。また、上記両面用通路4
2の奥側の部分には、感光体ドラム14近部の転写ロー
ル21と搬送ベルト51との間と、当該搬送ベルト51
と定着装置33の入口側との間に、両面用通路42から
導入された外気を導くダクト54、55がそれぞれ設け
られている。
【0022】さらに、上記搬送ベルト51の上部から定
着装置33の上部にかけては、両面用通路42から導入
され、更に両面用通路42及びダクトを介して、感光体
ドラム14近部の転写ロール21と搬送ベルト51との
間と、当該搬送ベルト51と定着装置33の入口側との
間にそれぞれ導入された外気を、定着装置33の上方を
通して、複写機本体1の外部に排気するための排気用の
ダクト56が設けられている。この排気用のダクト56
は、互いに対向する一対の平板57、58によって形成
されている。上記排気用のダクト56を構成する上側の
平板57は、クリーニング装置43の下方に配置された
第1の水平板部57aと、この第1の水平板部57aの
定着装置33側の端部より上方に向けて折曲された垂直
板部57bと、この垂直板部57bの上端部から水平に
複写機本体1の側壁1a近傍まで延設された第2の水平
板部57cとから構成されている。また、上記上記排気
用のダクト56を構成する下側の平板58は、定着装置
33の入口近傍より上方に向けて配置された垂直板部5
8aと、この垂直板部58aの上端部から水平に複写機
本体1の側壁近傍まで延設された水平板部58bとから
構成されている。そして、上記排気用ダクト56の複写
機本体1の側壁1a側の端部には、複写機本体1内の空
気を外部に排出するための排気ファン59が設けられて
おり、複写機本体1の側壁1aには、排気ファン59に
よって複写機内部の空気を外部に排出するための排気口
60が開口されている。なお、上記排気用ダクト56の
排気ファン59側の端部57d、58cは、効率良く排
気ファン59から排気するために拡開されている。
【0023】以上の構成において、この実施の形態に係
るデジタル複写機では、次のようにして、外気を効果的
に画像形成装置の内部に引き込み、装置内の冷却を行な
うことが可能であり、且つ構成も簡単となっている。
【0024】すなわち、上記デジタル複写機では、図3
に示すように、加熱ロール33aと加圧ロール33bと
を互いに圧接させた定着装置33によって、熱及び圧力
で転写用紙22上にトナー像を定着するため、定着装置
33からは、複写機本体1の内部に熱が放出され、複写
機本体1内の温度を上昇させることとなる。また、上記
デジタル複写機では、定着装置33において、トナー像
が加熱ロール33aにオフセットするのを防止するた
め、図示しない離型剤供給装置によって、加熱ロール3
3aの表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布するよう
に構成されており、当該加熱ロール33aからは、加熱
されたシリコンオイルが気化して、複写機本体1の内部
に放出される。さらに、上記デジタル複写機では、感光
体ドラム14の表面を一様に帯電したり、当該感光体ド
ラム上に形成されたトナー像を転写材上に転写するのを
補助するために、コロナ放電を利用したスコロトロンや
コロトロン等の帯電器19、44が用いられている。
【0025】ところで、上記の如く構成されるデジタル
複写機においては、定着装置33から放出される熱によ
って、複写機本体1内の温度が上昇し、感光体ドラム1
4に熱的なダメージを与えたり、ROS13を構成する
部品の熱膨張によって画質の劣化が発生したり、現像装
置20内のトナーがブロッキングしたりするのを防止す
るため、感光体ドラム14の周囲及び定着装置33の外
周の空気を機外に排出する排気ファン59が設けられて
いる。
【0026】この排気ファン59は、図4に示すよう
に、排気用のダクト56を介して、感光体ドラム14の
周囲及び定着装置33の入口近傍の空気を、複写機本体
1の側壁に設けられた開口部60を介して機外に排出す
るようになっている。また、上記感光体ドラム14の周
囲及び定着装置33の入口近傍には、両面搬送用通路4
2を介して、複写機本体1の側壁1aに開口された開口
部52から新鮮な外部の空気が導入されるように構成さ
れている。そのため、上記感光体ドラム14の周囲及び
定着装置33の入口近傍には、両面搬送用通路42を介
して新鮮な外部のが供給されるため、感光体ドラム14
の周囲や定着装置33の周囲は、効果的に冷却されるよ
うになっている。また、上記感光体ドラム14の周囲に
配置されたスコロトロンやコロトロン等の帯電器19、
44から発生するオゾン等の放電生成物や、定着装置3
3から放出されるシリコンオイルの蒸気等は、排気ファ
ン59に接続された排気用のダクト56の開口部から吸
引されて、複写機本体1の外部に排出される。さらに、
上記定着装置33から外部に放出される熱は、周囲の空
気と共に排気用のダクト56から直接機外に排出される
とともに、当該定着装置33の上部を通過する排気用の
ダクト56によって吸収され冷却される。
【0027】このように、上記実施の形態に係るデジタ
ル複写機では、定着装置33の近傍に配置され、当該定
着装置33の外部の空気、及び感光体ドラム14の周囲
の空気を吸引して、外部に排出する排気ファン59を備
えているので、定着装置33の熱やシリコンオイルの蒸
気が、感光体ドラム14側へいくことがなく、しかも前
記排気ファン59によって感光体ドラム14の周囲の空
気を吸引して排気用のダクト56から外部に排出する際
に、前記両面搬送用通路42を、外部の空気を感光体ド
ラム14の近傍まで送る吸気用の通路として使用するの
で、新たな通風口等を設けることなしに、常に新鮮な空
気を感光体ドラム14の近傍に供給して、効率よく冷却
及び換気を行なうことができる。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり、この発明によれば、外気
を画像形成装置の内部に引き込み、装置内の冷却を効果
的に行なうことが可能であり、且つ構成の簡単な画像形
成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)(b)はこの発明の一実施の形態
に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の要部をそ
れぞれ示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明の一実施の形態に係る画像形
成装置としてのデジタル複写機を示す構成図である。
【図3】 図3は図2の画像形成部を示す構成図であ
る。
【図4】 図4はこの発明の一実施の形態に係る画像形
成装置としてのデジタル複写機の作用を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
14:感光体ドラム、21:転写帯電器、22:転写用
紙、23:剥離帯電器、33:定着装置、42:両面搬
送用通路、56:排気ダクト、59:排気ファン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された画像が転写され
    た転写材を、加熱定着手段によって定着処理するととも
    に、当該加熱定着手段によって定着処理された転写材を
    そのまま機外に排出せずに、再度像担持体の転写部へと
    搬送し、転写材の両面に画像を形成するための両面画像
    形成用の搬送路を有する画像形成装置において、 前記加熱定着手段の近傍に配置され、当該加熱定着手段
    の周囲の空気、及び前記像担持体の周囲の空気を吸引し
    て機外に排出する排気手段を備え、 前記排気手段によって前記像担持体の周囲の空気を吸引
    して機外に排出する際に、前記両面画像形成用の搬送路
    を機外の空気を像担持体の近傍まで送る吸気用の通路と
    して使用することを特徴とする画像形成装置。
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