JP2000221817A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2000221817A
JP2000221817A JP11020165A JP2016599A JP2000221817A JP 2000221817 A JP2000221817 A JP 2000221817A JP 11020165 A JP11020165 A JP 11020165A JP 2016599 A JP2016599 A JP 2016599A JP 2000221817 A JP2000221817 A JP 2000221817A
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Koji Nojima
浩二 野島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱エネルギーの流出を最小限に抑えて省電力
化を実現することができる定着装置を提供すること。 【構成】 加熱源により加熱される定着ローラ80と、
該定着ローラ80に当接して回転する加圧ローラ81を
有する定着装置1に、前記定着ローラ80と加圧ローラ
81を含めた全体を用紙出入口30を除いて覆う保温カ
バー2と、該保温カバー2の内面に形成された反射膜
と、前記保温カバー2の内部に設けられたファン3と、
該ファン3から吸入された熱気の一部又は全てを用紙入
口30又は出口付近に誘導するダクトと、該ダクトの出
口に設けられた吹き出し口5を備える。本発明によれ
ば、定着装置1からの熱エネルギーの流出が最小限に抑
えられて省電力化が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙に転写された
現像像を定着するための定着装置とこれを備える画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の定着装置を備えた画像形成
装置を、図6に従来の定着装置をそれぞれ示す。
【0003】図5に示す画像形成装置(複写機)40内
には、電子写真方式により形成された静電潜像を担持す
る感光ドラム41が回転自在に収納されている。そし
て、感光ドラム41の周囲には、該感光ドラム41を一
様に帯電する一次帯電器42、スキャナー光学系60か
ら発せられる半導体レーザー光を感光ドラム41上に導
いて静電潜像を形成するスキャナーミラー40a,40
b、静電潜像が形成された感光ドラム41にトナーを付
着させてトナー像を現像する現像装置47、トナー像を
用紙に転写する転写帯電器48、用紙を感光ドラム41
から分離する分離除電針49、感光ドラム41に残った
トナーをクリーニングするクリーナー50等のプロセス
機器が配置されている。又、それらのプロセス機器の左
方には、プロセス機器で形成された用紙上のトナー像を
熱定着する定着装置105と搬送ローラ91a,91b
及び排紙ローラ82a,82bが設けられている。
【0004】前記定着装置105は、図6に示すよう
に、その内部に不図示のヒータを備えた定着ローラ80
とこれに圧接されて従動回転する加圧ローラ81を備
え、両ローラ80,81間に定着ニップを形成する。
尚、定着ローラ80は、ヒータと当該定着ローラ80の
温度を測定する不図示のサーミスタによって一定の高温
度に保たれている。
【0005】而して、定着装置105においては、トナ
ー像を担持した用紙が図6の右方から搬送されて来る
と、定着ローラ80が回転駆動されて両ローラ80,8
1間の定着ニップに用紙が通されて熱と圧力によってト
ナー像が用紙上に定着される。その際、一部のトナーが
定着ローラ80の表面に移り、そのトナーはウェブロー
ラ96から送られて来たクリーニングウェブ98に掻き
取られる。そして、トナーを掻き取ったクリーニングウ
ェブ98はウェブ巻き取りローラ95に巻き取られる。
【0006】ここで、定着装置105が用紙上のトナー
像を熱定着するとき、定着ローラ80は170〜210
℃という高温状態になる。そのため、定着装置105の
外部に設けられた前記スキャナー光学系60等を加熱し
ないように、前記クリーニングウェブ機構の上にカバー
99を設け、更に図5に示すように定着装置105の左
方の画像形成装置外面に排熱ルーバ94と排熱ファン9
3を設けて定着装置105から発生した熱気を画像形成
装置外部に排出している。
【0007】以上の構成を有する画像形成装置を作動さ
せると、感光ドラム41は時計方向に回転し、前記一次
帯電器42による感光ドラム41の帯電、半導体レーザ
ー光による静電潜像形成及び現像・転写・分離・クリー
ニングのプロセスが繰り返されて用紙にトナー像が転写
され、用紙上に転写されたトナー像は定着装置105に
よって用紙上に熱定着される。
【0008】又、図5に示すように、プロセス機器の上
方にはプラテンガラス70、該プラテンガラス70上に
置かれた原稿を画像として検知するCCD71、該CC
D71上に原稿像を結像するミラー群71aとレンズ群
72及びミラー71b、CCD71によって検知された
画像を感光ドラム41に露光するスキャナー光学系60
が配されている。このスキャナー光学系60は、スキャ
ナーミラー40b,40aを介して感光ドラム41上に
半導体レーザー光を照射して静電潜像を形成する機能を
果たす。そして、プロセス機器の下方には用紙を収納す
るカセット75が配置されている。
【0009】次に、本画像形成装置の作用を説明する。
【0010】先ず、操作者がプラテンガラス70上に原
稿を載置して画像形成装置を作動させると、プラテンガ
ラス70の下面を左右方向に移動可能なミラー群71a
は図示位置から左右に向かって移動して原稿を走査す
る。このとき、原稿像はミラー群71aによりレンズ群
72へ導かれ、更にミラー71bを経由してCCD71
上に結像する。そして、CCD71上に結像した原稿像
は電気信号に変換され、不図示の画像処理回路によって
画像処理される。
【0011】次に、カセット75内に積載された用紙束
から給紙ローラ76,77a,77bによって1枚の用
紙が分離され、分離された用紙はレジストローラ78へ
搬送され、該レジストローラ78によってタイミングを
合わされて感光ドラム41と転写帯電器48の間に送ら
れる。
【0012】次に、スキャナー光学系60が作動し、半
導体レーザー光により画像データに対応する静電潜像が
感光ドラム41上に形成される。これと同時に前記プロ
セス機器も作動し、感光ドラム41と転写帯電器48の
間に送られて来た用紙にトナー像が転写される。そし
て、トナー像を転写された用紙は搬送ベルト90によっ
て定着装置105に搬送され、ここでトナー像の熱定着
を受けた後、分離爪100,101(図6参照)の間を
通過して搬送ローラ91a,91b及び排紙ローラ82
a,82bを経由して排紙トレイ92上に排出される。
【0013】次に、画像形成装置が連続して画像形成し
た後の動作を説明する。
【0014】画像形成装置は、連続画像形成時に以上説
明した動作を繰り返すとともに、定着ローラ80から用
紙に奪われた熱を補給するために定着ローラ80の表面
温度の低下を検知し、表面温度が復帰するまで定着ロー
ラ80のヒータに電流を流す。そして、画像形成終了
後、定着ローラ80は画像形成中にこれに蓄えられた熱
によって温度が所定温度以上に上昇し、更に周辺の装置
を加熱してしまうことがある。これを防ぐため、画像形
成装置は排熱ファン93を全速運転し、定着ローラ80
の温度が所定温度以下になると排熱ファン93の運転速
度を元に戻す。
【0015】尚、上記画像形成動作を終了してから一定
時間が経過すると、画像形成装置は通常の動作モードか
ら省電力を目的としたスタンバイモードに移行する。こ
のスタンバイモードでは、画像形成装置は定着ローラ8
0の温度を通常の動作温度である170〜210℃から
100℃前後の待機温度に落とし、画像形成装置の消費
電力を低減させている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置には以下のような問題があった。
【0017】即ち、高温状態の定着ローラ80はその周
囲に上昇熱気流を発生させるとともに、周囲に赤外線等
の熱放射を放出している。又、定着ローラ80から空気
を介した熱伝導によって熱エネルギーが周囲に伝わって
いる。
【0018】而して、定着ローラ80から発生する上記
熱エネルギーは、定着装置105の上方に設けられたス
キャナー光学系60の他、周辺の外部装置や画像形成装
置の内部全体を加熱する。周辺の外部装置の中にはスキ
ャナー光学系60等のように高温になると動作が不安定
になるものもあるため、画像形成装置は排熱ファン93
と排熱ルーバ94によって定着装置105の周辺を冷却
している。
【0019】しかし、上記のような構成では、定着ロー
ラ80から出た熱はすぐに装置外部に排出されてしまう
ため、画像形成装置は定着ローラ80を所定の温度に保
つために膨大な電力を消費する。これは通常動作モード
時だけではなく、スタンバイモード時においても同様で
ある。
【0020】又、画像形成装置が連続して画像形成した
後、画像形成装置は画像形成中に定着ローラ80に蓄え
られた熱による画像形成装置内部の加熱を防ぐために排
熱ファン93を全速運転するが、このとき排熱ファン9
3は可成り大きな騒音を発生する。
【0021】従って、本発明の第1の目的は、熱エネル
ギーの流出を最小限に抑えて省電力化を実現することが
できる定着装置及び画像形成装置を提供することにあ
る。
【0022】又、本発明の第2の目的は、定着ローラの
効率的な冷却を実現して排熱ファンの騒音低減を図るこ
とができる定着装置及び画像形成装置を提供することに
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、加熱源により加熱される定
着ローラと、該定着ローラに当接して回転する加圧ロー
ラを有する定着装置に、前記定着ローラと加圧ローラを
含めた全体を用紙出入口を除いて覆うカバーと、該カバ
ーの内面に形成された反射膜と、前記カバーの内部に設
けられたファンと、該ファンから吸入された熱気の一部
又は全てを用紙入口又は出口付近に誘導するダクトと、
該ダクトの出口に設けられた吹き出し口を備えたことを
特徴とする。
【0024】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記カバーの前記ファン吹き出し口付近に
開閉可能な弁を設け、冷却効率を上げる必要があるとき
のみ前記弁を開くようにしたことを特徴とする。
【0025】請求項3記載の発明は、潜像を形成する像
担持体と、該像担持体に形成された潜像を現像する現像
装置と、該現像装置によって現像された現像像を用紙に
転写する転写装置と、加熱源により加熱される定着ロー
ラと該定着ローラに当接して回転する加圧ローラを有し
て前記転写装置によって用紙に転写された現像像を定着
する定着装置を有する画像形成装置に、前記定着装置の
定着ローラと加圧ローラを含めた定着装置全体を用紙出
入口を除いて覆うカバーと、該カバーの内面に形成され
た反射膜と、前記カバーの内部に設けられたファンと、
該ファンから吸入された熱気の一部又は全てを用紙入口
又は出口付近に誘導するダクトと、該ダクトの出口に設
けられた吹き出し口を備えたことを特徴とする。
【0026】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記定着装置の前記カバーのファン吹き出
し口付近に開閉可能な弁を設け、定着装置の冷却効率を
上げる必要があるときのみ前記弁を開くようにしたこと
を特徴とする。
【0027】従って、請求項1又は3記載の発明によれ
ば、定着装置の定着ローラから発生する熱対流はカバー
内部に閉じ込められるとともに、ファンによってカバー
内全体を循環し、この循環は定着装置の上部構造物周囲
への熱の集中を防ぎ、結果として定着ローラの周囲温度
を高める。又、ファンで吸引した熱気流は吹き出し口か
らカバーの用紙入口付近の空間に吹き出されて用紙入口
付近の圧力を高めて用紙入口からの外気の流入を防ぐ。
更に、定着ローラから発生する熱放射はカバー内面に設
けられた反射膜によってカバー内部に閉じ込められ、カ
バーの表面温度は該カバー自体の断熱効果と反射膜の作
用によって定着装置又は定着ローラの表面温度よりも低
くなっているため、カバーから周囲の空間へ熱伝導によ
って伝わる熱エネルギーが減少する。このため、定着装
置からの熱エネルギーの流出が最小限に抑えられて省電
力化が実現される。
【0028】又、請求項2又は4記載の発明によれば、
定着装置のカバーのファン吹き出し口付近に開閉可能な
弁を設け、定着装置の冷却効率を上げる必要があるとき
のみ前記弁を開くようにしたため、定着ローラの冷却効
率が高められ、この結果、排熱ファンを冷却ファンを全
速運転する必要がなくなり、該排熱ファンの騒音を低減
することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0030】図1及び図2は本発明に係る定着装置の断
面図、図3は図1のA−A断面図、図4は本発明に係る
画像形成装置(複写機)の断面図である。
【0031】図1に示す定着装置1は定着ローラ80、
加圧ローラ81、分離爪100,101、ウェブローラ
96、ウェブ巻き取りローラ95及びクリーニングウェ
ブ98を備え、これらの構成は図6に示した従来の定着
装置105のそれと同様である。又、図4に示す画像形
成装置の構成も定着装置1を除いて図5に示す従来の画
像形成装置と同様である。
【0032】本発明に係る定着装置1は、上記構成に加
えて該定着装置1を覆う保温カバー2とファン3及び該
定着装置1から余分な熱を排熱する開閉可能な排熱弁4
を備えている。尚、保温カバー2の内面には定着ローラ
80からの熱放射を反射する反射膜が備えられている。
【0033】而して、上記構成を有する定着装置1を作
動させると、該定着装置1は定着ローラ80に内蔵され
た不図示のヒータによって定着ローラ80を加熱すると
ともに、定着ローラ80に接する不図示のサーミスタで
定着ローラ80の表面温度を検知し、定着ローラ80の
表面温度を画像形成に必要な第1の温度に制御する。
尚、定着ローラ80の表面温度が第1の温度になるまで
の間に該第1の温度よりも低い第2の温度に達すると、
定着装置1はファン3を一定の速度で回転駆動する。す
ると、ファン3は、定着ローラ80から発生する熱気を
図3に示す循環路21に誘導し、図1及び図2に示す吹
き出し口5を経由して用紙入口30付近の空間へ熱気を
吹き付ける。この吹き付けられた熱気は、用紙入口30
の付近の圧力を高めて用紙入口30からの外気の進入を
防ぐ役目を果たす。尚、これらの熱気の流路は図1と図
3に矢印にて示す。
【0034】上記構成を有する定着装置1は、次に説明
するように熱対流/熱放射/熱伝導による定着ローラ8
0又は当該定着装置1からの熱エネルギーの流出を防
ぎ、定着ローラ80を含めた定着装置1の全体を保温す
る。
【0035】先ず、定着ローラ80から発生する熱対流
は、保温カバー2の内部に閉じ込められるとともに、フ
ァン3の動作によって保温カバー2の内部全体を循環す
る。このファン3による熱の循環は定着装置1の上部構
造物(例えば、クリーニングウェブ機構)周囲への熱の
集中を防ぎ、結果として定着ローラ80の周囲温度を高
めている。更に、ファン3で吸引した熱気流は噴き出し
口5から保温カバー2の用紙入口30付近の空間に吹き
出されて用紙入口30付近の圧力を高め、用紙入口30
からの外気の流入を防いでいる。尚、図1及び図2に示
すように、用紙出口はガイド板31,32と搬送ローラ
91a,91bによって塞がれている。
【0036】次に、定着ローラ80から発生する熱放射
は、保温カバー2の内面に設けられた反射膜によって保
温カバー2の内部に戻される。
【0037】又、保温カバー2の表面温度は、該保温カ
バー2自体の断熱効果と反射膜の作用によって定着装置
1又は定着ローラ80の表面温度より低くなっている。
そのため、保温カバー2から周囲の空間へ空気を介して
熱伝導によって伝わる熱エネルギーは従来と比べて大幅
に少なくなる。
【0038】以上説明したように、本発明に係る定着装
置1においては、熱エネルギーを該定着装置1内に閉じ
込めて装置外部へ無駄に熱エネルギーを逃がすことがな
いため、定着ローラ80は常に保温され、定着装置1の
大幅な省電力化が可能となる。
【0039】又、装置外部へ無駄に熱エネルギーを逃が
すことがないため、図4に示す排熱ファン93の負担を
軽減することができる。尚、従来の定着装置105(図
6参照)と比べてファン3の消費電力が加算されるが、
ファン3は熱気を循環させるだけのものであるため、数
W程度の極低出力で作動させれば良く、ファン3の消費
電力が該ファン3による省エネルギー効果を上回ること
はない。
【0040】ところで、以上で説明した省電力効果は、
画像形成装置が通常の動作モードであるときだけでな
く、省電力を目的として定着ローラ80の温度を通常よ
り低く抑えたスタンバイモード時においても有効であ
る。
【0041】次に、画像形成装置が連続画像形成した後
の定着装置1の動作を説明する。
【0042】画像形成装置が連続して画像形成するとき
は、従来例で説明したように画像形成装置は定着ローラ
80のヒータに流す電流を通常より多くしている。そし
て、画像形成終了後、画像形成中に定着ローラ80に蓄
えられた熱によって画像形成装置内部が加熱されるのを
防ぐため、定着装置1は定着ローラ80の不図示のヒー
タの電流を切るとともに、保温カバー2に備えられた排
熱弁4を不図示の開閉駆動機構によって図2に示すよう
に開く。排熱弁4が開かれると、定着装置1内の熱気は
排熱弁4を通じて本体の排熱ファン93に直接導かれて
排熱される。
【0043】そして、定着ローラ80の温度が所定の温
度以下になると、再び排熱弁4を閉じて図1の状態に戻
す。
【0044】本発明に係る定着装置1は排熱弁4の上記
作用によって自身の効率的な冷却を可能としている。そ
のため、従来のように排熱ファン93を全速運転する必
要はなく、排熱ファン93から発生する騒音を従来より
も低く抑えることができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
又は3記載の発明によれば、定着装置の定着ローラから
発生する熱対流はカバー内部に閉じ込められるととも
に、ファンによってカバー内全体を循環し、この循環は
定着装置の上部構造物周囲への熱の集中を防ぎ、結果と
して定着ローラの周囲温度を高める。又、ファンで吸引
した熱気流は吹き出し口からカバーの用紙入口付近の空
間に吹き出されて用紙入口付近の圧力を高めて用紙入口
からの外気の流入を防ぐ。更に、定着ローラから発生す
る熱放射はカバー内面に設けられた反射膜によってカバ
ー内部に閉じ込められ、カバーの表面温度は該カバー自
体の断熱効果と反射膜の作用によって定着装置又は定着
ローラの表面温度よりも低くなっているため、カバーか
ら周囲の空間へ熱伝導によって伝わる熱エネルギーが減
少する。このため、定着装置からの熱エネルギーの流出
が最小限に抑えられて省電力化が実現される。
【0046】又、請求項2又は4記載の発明によれば、
定着装置のカバーのファン吹き出し口付近に開閉可能な
弁を設け、定着装置の冷却効率を上げる必要があるとき
のみ前記弁を開くようにしたため、定着ローラの冷却効
率が高められ、この結果、排熱ファンを排熱ファンを全
速運転する必要がなくなり、該冷却ファンの騒音を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の断面図である。
【図2】本発明に係る定着装置の断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の断面図である。
【図5】従来の画像形成装置の断面図である。
【図6】従来の定着装置の断面図である。
【符号の説明】
1 定着装置 2 保温カバー(カバー) 3 ファン 4 排気弁(弁) 5 吹き出し口 30 用紙入口 40 画像形成装置 41 感光ドラム(像担持体) 47 現像装置 48 転写帯電器(転写装置) 80 定着ローラ 81 加圧ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源により加熱される定着ローラと、
    該定着ローラに当接して回転する加圧ローラを有する定
    着装置であって、 前記定着ローラと加圧ローラを含めた全体を用紙出入口
    を除いて覆うカバーと、該カバーの内面に形成された反
    射膜と、前記カバーの内部に設けられたファンと、該フ
    ァンから吸入された熱気の一部又は全てを用紙入口又は
    出口付近に誘導するダクトと、該ダクトの出口に設けら
    れた吹き出し口を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーの前記ファン吹き出し口付近
    に開閉可能な弁を設け、冷却効率を上げる必要があると
    きのみ前記弁を開くようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 潜像を形成する像担持体と、該像担持体
    に形成された潜像を現像する現像装置と、該現像装置に
    よって現像された現像像を用紙に転写する転写装置と、
    加熱源により加熱される定着ローラと該定着ローラに当
    接して回転する加圧ローラを有して前記転写装置によっ
    て用紙に転写された現像像を定着する定着装置を有する
    画像形成装置において、 前記定着装置の定着ローラと加圧ローラを含めた定着装
    置全体を用紙出入口を除いて覆うカバーと、該カバーの
    内面に形成された反射膜と、前記カバーの内部に設けら
    れたファンと、該ファンから吸入された熱気の一部又は
    全てを用紙入口又は出口付近に誘導するダクトと、該ダ
    クトの出口に設けられた吹き出し口を備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記定着装置の前記カバーのファン吹き
    出し口付近に開閉可能な弁を設け、定着装置の冷却効率
    を上げる必要があるときのみ前記弁を開くようにしたこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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