JPH08262959A - 画像形成装置と、画像形成装置における画像形成手段冷却方法 - Google Patents

画像形成装置と、画像形成装置における画像形成手段冷却方法

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JPH08262959A
JPH08262959A JP7061260A JP6126095A JPH08262959A JP H08262959 A JPH08262959 A JP H08262959A JP 7061260 A JP7061260 A JP 7061260A JP 6126095 A JP6126095 A JP 6126095A JP H08262959 A JPH08262959 A JP H08262959A
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JP
Japan
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apparatus main
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image forming
outside
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JP7061260A
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Chihiro Hara
千弘 原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】帯電チャージャで発生するオゾンを感光ドラム
回りの空気とともに導いて、フィルタで吸収濾過した
上、装置外部へ排出することは勿論、レーザ光学系ユニ
ットに対する十分な冷却効果を保証して画像鮮明度を確
保し、信頼性の向上を図れる画像形成装置を提供する。 【構成】装置本体1内に感光ドラム50を枢支し、この
感光ドラムを帯電する帯電チャージャ59、感光ドラム
に画像を形成するレーザ光学系ユニット60、帯電チャ
ージャ回りの空気と帯電作用にともなって発生するオゾ
ンを装置本体外部へ排出するオゾン処理手段M、外気導
入口90からレーザ光学系ユニットを介して排出口94
に連通する冷却用流路95、この冷却用流路に配置さ
れ、外気を流路内に導入してレーザ光学系ユニットに沿
って送風し、この冷却をなしてから排出口を介して装置
本体外部へ排出する送風ファン92とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機能を備えた画像
形成装置に係り、特に、レーザ光学系ユニットの冷却構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置である複写機の構成
一部を図3に示す。像担持体としての感光ドラム50周
囲に、帯電チャージャ59、現像装置54他が配置さ
れ、帯電チャージャ上部に露光装置としてのレーザ光学
系ユニット60が配置されている。
【0003】上記帯電チャージャ59に、ダクトDの一
端開口部が対向している。このダクトDは、レーザ光学
系ユニット60の下方部位に沿うとともに、感光ドラム
50とは搬送路75を介して配置される定着器72の上
方部位に延出され、装置本体1の側部に開口する排気口
74に他端開口部が接続される。
【0004】ダクトDのレーザ光学系ユニット60側部
位は斜めに傾斜しており、ここに中途開口部76が設け
られる。ダクトDの定着器72の上方部位に対向する内
部には送風ファン77が収容されていて、排気口74方
向へ送風するようになっている。この排気口74近傍に
はオゾンフィルタ78が設けられていて、ダクトD内を
導かれるオゾンを濾過吸収する。
【0005】このようにして構成されるところから、電
源スイッチを投入することにより、送風ファン77が回
転駆動され、ダクトDの開口部と対向する帯電チャージ
ャ59回りの空気、およびここで発生したオゾンがダク
ト内に吸込まれる。そして、オゾンフィルタ78を介し
て装置本体1外部へ排出される。
【0006】さらに、送風ファン77の作動によって、
レーザ光学系ユニット60回りの空気がダクトDの中途
開口部76からダクト内に吸込まれ、ここに導かれる帯
電チャージャ59回りの空気やオゾンと合流し、オゾン
フィルタ78を介して排気口74から外部へ排出され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでレーザ光学系
ユニット60は、ハウジング61内にポリゴンミラー6
4と複数の反射ミラー63a,63bおよびレンズ65
が収容され、ポリゴンミラーを駆動するポリゴンモータ
228 がユニットハウジング61底面から突出した状態で
設けられる。
【0008】電源スイッチを投入した状態で、ファース
トコピーを短時間で可能化するためにポリゴンモータ22
8 に通電され、これはポリゴンミラー64を低速回転駆
動する。コピー動作になれば、ポリゴンモータ228 はポ
リゴンミラー64を高速回転駆動するよう変更する。
【0009】したがって、電源スイッチを投入すると、
ポリゴンモータ228 は短時間で発熱する。連続コピーに
なると、高速回転駆動が継続するところから、発熱の度
合いが一挙に上昇する。
【0010】図4に、一点鎖線変化Bで示すような従来
の構成におけるポリゴンモータの温度上昇特性となる。
連続コピーをなし150分経過した際のポリゴンモータ
の温度は58°Cを計測した。
【0011】再び図3に示すように、ポリゴンモータ22
8 の発熱の影響で、ハウジング61に熱伝達がなされ
る。ハウジング61はほとんど密閉構造であるところか
ら、この内部に熱がこもって温度上昇する。
【0012】時間の経過にともなって、レーザ光学系ユ
ニット60全体が高温化して、反射ミラー63a,63
b、ポリゴンミラー64およびレンズ65などの光学特
性が不安定となり、画像の鮮明度に悪影響を及ぼす。ポ
リゴンモータ228 自体も高温化して、モータ寿命の短縮
の恐れがある。
【0013】そのため、従来においては、上記ダクトD
に中途開口部76を設け、ここからレーザ光学系ユニッ
ト60回りの空気をダクトD内に取り入れることによっ
て、ポリゴンモータ228 およびユニット60から放散さ
れる熱を吸収し、これらの冷却化を図っている。
【0014】しかしながら、1個の送風ファン78で、
帯電チャージャ59とレーザ光学系ユニット60を対象
とするには送風量が不十分であり、特にポリゴンモータ
228およびレーザ光学系ユニット60に対する冷却効果
が劣っている。
【0015】本発明は、上記事情に着目してなされたも
のであり、帯電チャージャで発生するオゾンを感光ドラ
ム回りの空気とともに導きフィルタで吸収濾過した上、
装置外部へ排出することは勿論、レーザ光学系ユニット
およびここに備えられる高熱発熱体であるポリゴンモー
タに対する十分な冷却効果を保証して、画像鮮明度を確
保し、信頼性の向上を図れる画像形成装置と、画像形成
装置における画像形成手段の冷却方法を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明の画像形成装
置は、請求項1として、装置本体と、この装置本体内に
おいて像担持体を回転自在に枢支する支持手段と、この
像担持体を帯電する手段と、上記像担持体に画像を形成
するレーザ光学系ユニットと、上記帯電手段回りの空気
を導入するとともに、この帯電作用にともなって発生す
るオゾンを吸収した上、装置本体外部へ排出するオゾン
処理手段とを具備した画像形成装置において、装置本体
の一側面に開口される外気導入口および他側面に開口さ
れる排出口と、外気導入口からレーザ光学系ユニットを
介して排出口に連通する冷却用流路と、この冷却用流路
に配置され、外気を流路内に導入してレーザ光学系ユニ
ットに沿って送風し、この冷却をなしてから上記排出口
を介して装置本体外部へ排出する送風ファンとを具備し
たことを特徴とする。
【0017】第2の発明の画像形成装置は、請求項2と
して、装置本体と、この装置本体内において像担持体を
回転自在に枢支する支持手段と、この像担持体を帯電す
る手段と、上記像担持体に画像を形成するレーザ光学系
ユニットと、上記帯電手段回りの空気を導入するととも
に、この帯電作用にともなって発生するオゾンを吸収し
た上、装置本体外部へ排出するオゾン処理手段とを具備
した画像形成装置において、装置本体の一側面開口部と
他側面開口部とを連通するとともに、その中途部に画像
形成手段を介在させた冷却用流路と、冷却用流路内に外
気を導入して画像形成手段へ導びく、空気の流れを作り
出す手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】第3の発明の画像形成装置は、請求項3と
して、装置本体と、この装置本体内において像担持体を
回転自在に枢支する支持手段と、この像担持体を帯電す
る手段と、レーザ光を偏向するため高速回転するポリゴ
ンミラー、およびこのポリゴンミラーを高速回転駆動す
るポリゴンモータを備え、上記像担持体に画像を形成す
るレーザ光学系ユニットと、上記帯電手段回りの空気を
導入するとともに、この帯電作用にともなって発生する
オゾンを吸収した上、装置本体外部へ排出するオゾン処
理手段とを具備した画像形成装置において、装置本体の
一側面に開口される外気導入口および他側面に開口され
る排出口と、外気導入口からレーザ光学系ユニットを介
して排出口に連通する冷却用流路と、この冷却用流路の
外気導入口付近に配置され、外気を流路内に導入してレ
ーザ光学系ユニットに沿って送風し、この冷却をなして
から排出口を介して装置本体外部へ排気する第1の送風
ファンと、冷却用流路のレーザ光学系ユニット上流側に
配置され、冷却用流路に導びかれる外気の一部をレーザ
光学系ユニットを構成する高熱発熱体に集中して送風す
る第2の送風ファンとを具備したことを特徴とする。
【0019】第4の発明の画像形成装置における画像形
成手段冷却方法は、請求項4として、装置本体と、この
装置本体内において像担持体を回転自在に枢支する支持
手段と、この像担持体を帯電する手段と、上記像担持体
に画像を形成するレーザ光学系ユニットと、上記帯電手
段回りの空気を導入するとともに、この帯電作用にとも
なって発生するオゾンを吸収した上、装置本体外部へ排
出するオゾン処理手段とを具備し、装置本体の一側面開
口部から導入した装置本体外部空気を画像形成手段に沿
って導き、この画像形成手段を冷却してから装置本体外
部へ排気することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明は、外気導入口からレーザ光学系ユニッ
トを介して排出口に連通する冷却用流路を備え、この冷
却用流路に配置した送風ファンで外気を流路内に導入
し、レーザ光学系ユニットに沿って送風して、この冷却
をなしてから排出口を介して装置本体外部へ排出する。
【0021】したがって、レーザ光学系ユニットおよび
ここに備えられる高熱発熱体であるポリゴンモータを効
率よく冷却できる。また、帯電チャージャの帯電作用に
ともなって発生するオゾンは、別途、専用のオゾン処理
手段で処理するので、安全基準を確保する。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装
置としての電子複写機の全体構成を概略的に示す。この
装置は原稿走査部140 および画像形成部160 を備え、上
部に原稿自動給送装置200 を装着している。
【0023】原稿自動給送装置200 は、カバー本体21
の後端縁部が、装置本体1の上面後端縁部に図示しない
ヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられており、必要
に応じて原稿自動給送装置200 全体を回動変位させて原
稿台2上を開放し得る。
【0024】カバー本体21の上面やや左方向部位に
は、複数枚の原稿を一括保持する原稿給紙台22が設け
られている。装置の一端側には、原稿を順次一枚ずつ取
出し原稿台2の一端側(図中左端側)に供給する給送手
段23が設けられている。
【0025】給送手段23は、原稿を取出すためのピッ
クアップローラ27、原稿をピックアップローラ27に
押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原稿のセ
ット状態を検知する原稿検知センサとしてのエンプテイ
センサ29等が配設されている。ピックアップローラ2
7の原稿取出し方向には給紙ローラ31が配置され、確
実に原稿が一枚ずつ給送される。
【0026】原稿台2の上面には、原稿搬送ベルト37
が張設されている。この原稿搬送ベルト37は、一対の
ベルトローラ40、40に掛渡された幅広無端ベルトか
らなり、ベルト駆動機構(図示しない)によって正逆両
方向に走行自在である。
【0027】原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側に
は、ベルト面を原稿台2上に押え付けるための複数のベ
ルト押えローラ41…が設けられ、給送手段23によっ
て給送された原稿を、原稿台2の一端側から他端側(右
端側)へ搬送できる。
【0028】装置の右側部位に排紙手段38が設けられ
る。この排紙手段38は、搬送ローラ44と、この搬送
ローラに原稿を押付けるピンチローラ45と、排紙方向
に送られる原稿の後端を検出する排紙センサ46が設け
られる。原稿排出路の下流側には排紙ローラ48が配設
され、かつ原稿を表裏逆にして両面複写可能とし、これ
を原稿台2に導くためにゲート82が設けられる。
【0029】原稿走査部140 は、光源としての露光ラン
プ6、ミラー15を設置した第1キャリッジ7、光路を
折曲げるミラー8a,8bを設置した第2キャリッジ
9、レンズ10、反射光を受光する光電変換部11、お
よび光電変換部11の出力つまり画像データをアナログ
データからディジタルデータに変換するA/D変換部
(図示せず)を備えている。
【0030】上記第1、第2キャリッジ7、9は、互い
にタイミングベルト(図示せず)で結ばれており、第2
キャリッジ9は第1キャリッジ7の1/2の速さで同じ
方向に移動する。これにより、レンズ10までの光路長
が一定になるように走査できる。上記レンズ10は焦点
距離固定で、変倍時に光軸方向へ移動される。
【0031】上記光電変換部11は、原稿からの反射光
を光電変換するもので、たとえばCCD形ラインイメー
ジセンサなどを主体に構成される。この場合、原稿の1
画素がCCDセンサの1つの素子に対応している。上記
光電変換部11の出力はA/D変換部へ出力される。上
記第1、第2キャリッジ7、9、ミラー12a、12b
の移動は、それぞれステッピングモータ(図示せず)に
より行われる。
【0032】図1および図2に示すように、60はレー
ザ光学系ユニットであり、ハウジング61内に電光変換
部(半導体レーザ)66と、ポリゴンミラー(多面反射
鏡)64、レンズ65、反射ミラー63a,63bが配
置される。電光変換部66とポリゴンミラー64との間
には、レーザ駆動用基板67が介在配置される。
【0033】上記ハウジング61は、上記各構成部品を
収容配置させ、上面が開口するガラス材入りポリカボネ
ートのごとき耐熱性合成樹脂材からなるハウジング本体
61aと、このハウジング本体の上面開口部を着脱自在
に閉塞する伝熱性のよい金属材からなる蓋体61bを備
えている。
【0034】ポリゴンミラー64を回動駆動するポリゴ
ンモータ228 は、駆動にともなう発熱量が比較的大きい
ため、ハウジング本体61a底面から外部に突出して設
けられ、可能な限りレンズ65などの光学特性に対する
熱影響を阻止する。
【0035】また、ハウジング61外部には、ポリゴン
モータ228 と装置本体1を構成するフロントパネル1a
との間に、ポリゴンモータを電子的に駆動制御する駆動
回路228aが配置されている。
【0036】再び図1に示すように、画像形成部160
は、装置本体1内のほぼ中央部に回転自在に軸支された
像担持体としての感光体ドラム50を有し、この感光体
ドラムの周囲には、現像装置54、転写チャージャ5
5、剥離チャージャ56、清掃チャージャ57、除電チ
ャージャ58および帯電チャージャ59が順に配置され
ている。
【0037】上記感光体ドラム50は、帯電チャージャ
59によって一様に帯電され、原稿走査部140 からレー
ザ光学系ユニット60を介してレーザ光が出力される
と、感光体ドラム周面に原稿の画像が結像され、静電潜
像が形成される。
【0038】感光体ドラム50上に形成された静電潜像
は、現像装置54により現像され、給紙カセット30か
らレジストローラ20を介して送紙されるコピ−用紙P
上に現像画像が転写チャージャ55により転写される。
【0039】転写後のコピ−用紙Pは、ACコロナ放電
による剥離チャージャ56により剥離されて、搬送ベル
ト75を介して定着器72に搬送され、現像画像が溶融
定着される。さらにコピ−用紙Pは、排紙ロ−ラ対73
により排紙トレイ(図示せず)上に排出される。
【0040】一方、コピ−用紙Pへの現像画像の転写・
剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像剤は、清掃
チャージャ57により清掃され、除電チャージャ58に
より感光体ドラム50上の電位を一定のレベル以下にし
て、次のコピ−動作を可能にしている。
【0041】図中30は前記装置本体1のフロント側よ
り着脱自在に上下複数段に装着された給紙手段としての
給紙カセットである。給紙カセット30は、コピー用紙
Pが収納された筐体であるカセットケース31からな
り、この取出し端部は用紙取出し方向に向け傾斜され
る。
【0042】給紙カセット30のカセットケース31内
に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ81
にて最上層からピックアップされて取り出されるように
なっている。
【0043】ピックアップローラ81にて取り出された
コピー用紙Pは、カセットケース31の取出し端部の内
側上方に設置された給紙ローラ84と分離ローラ(また
は分離パッド)85で一枚ずつ分離され、画像形成部16
0 に向け搬送されるようになっている。
【0044】一方、上記帯電チャージャ59の対向部
と、装置本体の一端側(図中左側)に亘ってオゾン処理
手段Mが設けられる。すなわち、帯電チャージャ59に
対向してダクトDaの一端部が開口される。このダクト
Daの他端部は装置本体1側面部に開口する排気口74
に接続される。ダクトDaの中途部は、レーザ光学系ユ
ニット60の下方部位と定着器72の上方部位を折曲形
成される。
【0045】定着器72の上方部位に位置するダクトD
a内部には、第3の送風ファン77が収容されていて、
帯電チャージャ59側の一端開口部から空気を吸込ん
で、排気口74側の他端開口部方向へ送風するようにな
っている。
【0046】その他端開口部内には、オゾンフィルタ7
8が設けられていて、ダクトDa内を導かれるオゾンを
吸収濾過する。図1および図2に示すように、装置本体
1の一側面(図中右側)には外気導入口90が開口して
いて、この外気導入口から装置本体内部にある程度の距
離を持って薄肉板体をU字状に折曲したファン収納部9
1が設けられる。このファン収納部91に、第1の送風
ファン92が収納される。
【0047】ファン収納部91からレーザ光学系ユニッ
ト60に亘って、ガイド部93が一体に連設される。こ
のガイド部93は、その両側面がレーザ光学系ユニット
の両側部と間隙を存して対向するよう拡開形成され、そ
の下面部はユニット端面に接触するよう斜め上方に傾斜
する。
【0048】また、装置本体1の他側面(図中左側)に
排出口94が設けられる。この排出口94は、原稿走査
部140 の底面を構成するベースフレーム140aと、上記オ
ゾン処理手段Mを構成するダクトDaの排気口74との
間である。
【0049】したがって、上記外気導入口90と排出口
94とに亘る装置本体1内部には、原稿走査部140 のベ
ースフレーム140aと、ファン収納部91およびガイド部
93との連設体と、装置本体1を構成するフロントパネ
ル1aとリヤパネル1bおよびダクトDa上面部とで囲
撓される空間部が形成される。この空間部を冷却用流路
95と呼ぶ。
【0050】上記第1の送風ファン90を駆動すること
により、装置本体1の外部空気が外気導入口90から冷
却用流路95内部に導かれる。この冷却用流路95の中
途部にはレーザ光学系ユニット60が位置しており、外
部空気はレーザ光学系ユニットの上面部と両側面部およ
び底面部に沿って導かれ、最終的には排出口94から外
部へ排出されるようになっている。
【0051】冷却用流路95の中途部でもある、上記ポ
リゴンモータ228 の対向位置には、第2の送風ファン9
6が配置される。この第2の送風ファン96はレーザ光
学系ユニット60とフロントパネル1aとの間の空間ス
ペースに、斜めになった状態で配置されている。
【0052】第2の送風ファン96の送風方向は正しく
ポリゴンモータ228 へ向くよう配置されているが、この
手前側に位置する上記駆動回路228aにも風の一部が送風
されることも意図している。
【0053】つぎに、この電子複写機における第1ない
し第3の送風ファン92,96,77の送風作用につい
て説明する。画像形成装置の電源スイッチを投入した状
態で、第1ないし第3の送風ファン92,96,77が
駆動される。第3の送風ファン77の送風作用によっ
て、帯電チャージャ59回りの空気がダクトDa内に導
入され、この帯電チャージャから発生するオゾンととも
にダクト内に導かれる。
【0054】ダクトDaの終端部にはオゾンフィルタ7
8が設けられているので、ダクト内に導かれたオゾンの
全てはここで吸収濾過され、無害化してから排気口74
を介して装置本体1外部へ排出される。
【0055】また、第1の送風ファン92の送風作用に
よって、外部空気が外気導入口90を介して冷却用流路
95内に取り込まれる。この外部空気はレーザ光学系ユ
ニット60を構成するハウジング61に向かって送風さ
れ、この周面に沿って流通される。
【0056】電源スイッチが投入された時点でポリゴン
モータ228 が回転駆動され発熱するが、第1の送風ファ
ン92から導かれる風によってレーザ光学系ユニット6
0は全体的に冷却され、この温度上昇が避けられる。
【0057】したがって、ハウジング61内に収容され
るレンズ65およびミラー63a,63b,64の光学
特性が保証され、常に鮮明な画像が得られる。同時に行
われる第2の送風ファン96の作用によって、冷却用流
路95に導びかれる外部空気の一部はレーザ光学系ユニ
ット60の側部とフロントパネル1aとの間に分流さ
れ、ポリゴンモータ228 へ向かって送風される。
【0058】すなわち、冷却用流路95を導かれる外部
空気の一部はハウジング61の底面部に沿って導かれ、
ここに位置するポリゴンモータ228 を効率よく冷却す
る。ポリゴンモータ228 は、冷却されることによって熱
的悪影響の発生を避けられ、耐久性の向上を図れる。
【0059】図4に、本発明の構成を採用した場合で、
連続コピーを行ったポリゴンモータ228 の温度上昇変化
は実線曲線Aで示すようになる。連続コピー150分経
過時のポリゴンモータ228 の温度は49°Cであって、
従来構成の計測温度(58°C)と比較するとかなりの
温度低下がみられる。
【0060】また、第2の送風ファン96からポリゴン
モータ228 へ向かって吹出される冷却風の一部は駆動回
路228aにも導かれて、同時にこの冷却をなす。そして、
原稿走査部140 のベースフレーム140aが冷却用流路95
の一部を構成しているところから、ここに導かれる冷却
風によって原稿走査部140 の冷却にも有効である。オゾ
ン処理手段MのダクトDaの一部(上面部)が冷却用流
路95の一部を構成しているところから、ここに導かれ
る冷却風によってダクトDaの冷却にも有効である。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、帯電チャージャで発生
するオゾンを感光ドラム回りの空気とともに導きフィル
タで吸収濾過した上、装置外部へ排出することの構成は
確保して、安全性の向上を得られる。
【0062】そして、レーザ光学系ユニットと、ここに
備えられる高熱発熱体であるポリゴンモータに対する十
分な冷却効果を保証して、画像鮮明度を確保し、信頼性
の向上を図れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、画像形成装置の一部
の縦断面図。
【図2】同実施例の、画像形成装置の平面図。
【図3】本発明の従来例を示す、画像形成装置の一部の
縦断面図。
【図4】同実施例によるポリゴンモータの温度変化と、
従来例によるポリゴンモータの温度変化を比較する図。
【符号の説明】
1…装置本体、50…像担持体(感光ドラム)、59…
帯電チャージャ、60…レーザ光学系ユニット、M…オ
ゾン処理手段、90…外気導入口、94…排出口、95
…冷却用流路、92…第1の送風ファン、228 …高熱発
熱体(ポリゴンモータ)、96…第2の送風ファン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、 この装置本体内において像担持体を回転自在に枢支する
    支持手段と、 この像担持体を帯電する手段と、 上記像担持体に画像を形成するレーザ光学系ユニット
    と、 上記帯電手段回りの空気を導入するとともに、この帯電
    作用にともなって発生するオゾンを吸収した上、装置本
    体外部へ排出するオゾン処理手段とを具備した画像形成
    装置において、 上記装置本体の一側面に開口される外気導入口および他
    側面に開口される排出口と、 上記外気導入口からレーザ光学系ユニットを介して上記
    排出口に連通する冷却用流路と、 この冷却用流路に配置され、外気を流路内に導入してレ
    ーザ光学系ユニットに沿って送風し、この冷却をなして
    から上記排出口を介して装置本体外部へ排出する送風フ
    ァンとを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】装置本体と、 この装置本体内において像担持体を回転自在に枢支する
    支持手段と、 この像担持体を帯電する手段と、 上記像担持体に画像を形成するレーザ光学系ユニット
    と、 上記帯電手段回りの空気を導入するとともに、この帯電
    作用にともなって発生するオゾンを吸収した上、装置本
    体外部へ排出するオゾン処理手段とを具備した画像形成
    装置において、 上記装置本体の一側面開口部と他側面開口部とを連通す
    るとともに、その中途部に上記画像形成手段を介在させ
    た冷却用流路と、 この冷却用流路内に外気を導入して画像形成手段へ導
    く、空気の流れを作り出す手段とを具備したことを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】装置本体と、 この装置本体内において像担持体を回転自在に枢支する
    支持手段と、 この像担持体を帯電する手段と、 レーザ光を偏向するため高速回転するポリゴンミラー、
    およびこのポリゴンミラーを高速回転駆動するポリゴン
    モータを備え、上記像担持体に画像を形成するレーザ光
    学系ユニットと、 上記帯電手段回りの空気を導入するとともに、この帯電
    作用にともなって発生するオゾンを吸収した上、装置本
    体外部へ排出するオゾン処理手段とを具備した画像形成
    装置において、 上記装置本体の一側面に開口される外気導入口および他
    側面に開口される排出口と、 上記外気導入口からレーザ光学系ユニットを介して上記
    排出口に連通する冷却用流路と、 この冷却用流路の上記外気導入口に配置され、外気を流
    路内に導入してレーザ光学系ユニットに沿って送風し、
    この冷却をなしてから上記排出口を介して装置本体外部
    へ排気する第1の送風ファンと、 上記冷却用流路のレーザ光学系ユニット上流側に配置さ
    れ、冷却用流路に導びかれる外気の一部をレーザ光学系
    ユニットを構成する高熱発熱体に集中して送風する第2
    の送風ファンとを具備したことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】装置本体と、 この装置本体内において像担持体を回転自在に枢支する
    支持手段と、 この像担持体を帯電する手段と、 上記像担持体に画像を形成するレーザ光学系ユニット
    と、 上記帯電手段回りの空気を導入するとともに、この帯電
    作用にともなって発生するオゾンを吸収した上、装置本
    体外部へ排出するオゾン処理手段とを具備した画像形成
    装置において、 上記装置本体の一側面開口部から導入した装置本体外部
    空気を上記画像形成手段に沿って導き、この画像形成手
    段を冷却してから装置本体外部へ排気することを特徴と
    する画像形成装置における画像形成手段冷却方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000261174A (ja) * 1999-03-12 2000-09-22 Sharp Corp 電子機器の冷却装置
US6825872B2 (en) 2001-01-11 2004-11-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having ventilating device
JP2009175455A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7809303B2 (en) 2005-09-26 2010-10-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having an air passage and outlet
JP2020086000A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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