JP2000115460A - 原稿読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿読み取り装置及び画像形成装置

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JP2000115460A
JP2000115460A JP10292952A JP29295298A JP2000115460A JP 2000115460 A JP2000115460 A JP 2000115460A JP 10292952 A JP10292952 A JP 10292952A JP 29295298 A JP29295298 A JP 29295298A JP 2000115460 A JP2000115460 A JP 2000115460A
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Osamu Sato
佐藤  修
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な冷却を行って装置内の汚れ防止が可
能な原稿読み取り装置、及びこれらに加えて低コスト化
が可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 原稿読み取り装置2には原稿読み取り開
始側の手前側に原稿載置台10の中央部に向かう軸流フ
ァン(不図示)が設けられている。原稿載置台10の中
央部に当った風は原稿読み取り装置2内の空気を攪拌し
て、原稿読み取り装置2と画像記録装置とを連通する穴
39から吸入され、画像記録装置3内の空間36,37
の空気とともに吸気口35から吸入されて、冷却ファン
34によって排気口38から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、ス
キャナー等の原稿読み取り装置や電子写真方式の複写
機、インクジェット方式の複写機等の原稿読み取り装置
と画像記録装置が一体となった画像形成装置に関し、特
に装置内部の温度上昇を防止するための冷却技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置においては、原稿読み取り
部の光源や画像定着部のような加熱を必要とする部分が
あり、装置筐体内は相当温度が高くなる。筐体内の温度
上昇は、装置の正常な動作を妨げるとともに、トナータ
ンクのように熱の発生を避ける必要がある部分にも影響
を与える。また、原稿読み取り部の発熱によって、原稿
載置台の温度が上昇し、利用者が火傷をするといった事
故が発生する可能性もある。そのため電子写真装置内を
いかに効率良く冷却するかが重要な技術的課題である。
【0003】特に、カラー電子写真装置においては、原
稿として熱転写式、電子写真方式のプリンタで出力され
たものが使われることが多く、これらの原稿は60℃〜
80℃程度でトナーが溶融する。従って、そのスキャナ
部の原稿載置台表面の温度を60℃以下に保つ必要があ
る。そのため、装置内への送風手段と装置外への排気手
段を備えた画像形成装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置の原稿読
み取り装置2の連続動作後の原稿載置台10表面の温度
分布を図4(a)、図4(b)に示す。図4(a)は原
稿読み取り方向の原稿載置台10表面の温度分布であ
る。原稿載置台のほぼ中央の温度が最大であることがわ
かる。また、図4(b)はX=187mmにおける原稿
読み取り方向と垂直な方向の原稿載置台表面の温度分布
である。この結果も、原稿載置台のほぼ中央の温度が最
大であることを示している。熱は温度の高い場所から低
い場所に向かって流れるので、温度の最も高い場所の熱
を奪うことが、最も効率的な冷却方法である。ここで、
15は露光ランプ12を備え原稿載置台10に沿って矢
印X方向へ往復移動する第一キャリッジである。
【0005】冷却手段として一般的に用いられているの
は、空気をかき集めて、速い速度で放出する軸流ファン
である。図5は原稿読み取り開始側の原稿読み取り範囲
外に軸流ファン50を1個設けた原稿読み取り装置2の
上視図である。図6は、その断面図であり、軸流ファン
50からの風が温度の高い原稿載置台10の中央に直接
当たるように、軸流ファン50は若干傾けて取り付けら
れている。この場合、軸流ファン50と温度の高い原稿
載置台10の中央部との距離が大きいので、十分な冷却
を行うためには大きな風量を発生させることが可能なフ
ァンが必要になり、ファンの大型化、複数化、高機能化
を招き装置としてのコスト増、装置大きさの大型化につ
ながる。また、熱を奪った空気の排出口として軸流ファ
ン50の送風方向の先には原稿読み取りステイ53にル
ーバ穴51,52を設けることも必要である。
【0006】軸流ファン50と温度の高い原稿載置台1
0の中央部との距離が小さくなるように、軸流ファン5
0を原稿読み取り方向に原稿読み取り範囲の1/2の距
離の位置に取り付けた装置の上視図が図7である。この
場合、ファンの小型化が可能になりファンの大型化は避
けれる。しかし、熱を持った風の流れ原稿載置台10の
中央部の両側に生じ、排気口は原稿読み取り開始側54
とその反対側55の両側に必要になる。この構成である
と、図8のように装置が稼働していない場合において、
装置が置かれた環境に存在する自然な風の流れが量ルー
バ間を突き抜けることが可能になるため、微細なごみ、
ちりの侵入がルーバが1つである場合より容易になり、
反射ミラー群へのごみ、ちりの付着、すなわち画像劣化
の原因となる。
【0007】したがって、本発明はかかる従来技術の課
題を解決するためになされたものであって、その目的と
するところは、効率的な冷却を行って装置内の汚れ防止
が可能な原稿読み取り装置を提供すること、及び効率的
な冷却を行って低コスト化と原稿読み取り部内の汚れ防
止が可能な画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、読み取るべき原稿を
載置する原稿載置手段と、前記原稿載置手段上に載置さ
れた原稿を移動して照明する照明手段とを備え、前記照
明手段によって照明された前記原稿の反射光によって前
記原稿の画像を読み取る原稿読み取り装置において、前
記原稿読み取り装置内に開口する送風口から該原稿読み
取り装置内に送風を行う送風手段と、前記原稿稿読み取
り装置内に開口する吸気口を有し、前記吸気口から前記
原稿読み取り装置内の空気を吸気して前記原稿読み取り
装置外へ排気する排気手段と、を備え、前記送風手段は
前記原稿読み取り装置内における高温部に向けて送風
し、前記吸気口を前記送風手段の送風方向の延長上の位
置を避けて配置したことを特徴とする。
【0009】このようにすれば、送風口から送風手段に
よって原稿読み取り装置内に送られる風は高温部に達す
るが、高温部から直接吸気口を通って排気されるのでは
なく、送風方向の延長上の位置を避けて配置された吸気
口に至るまでに原稿読み取り装置内の空気を攪拌するこ
とができるので、より大量の熱を装置外に排出して、効
率的な冷却を行うことができる。また、送風口から送ら
れる風を排気するためのルーバ穴のような排気口を設け
た場合に比べて、送り出される風の流れに加えて吸気す
ることによって風の流れが生じ原稿読み取り装置内の空
気の流れる速度を増加させて、より冷却効率を高めるこ
とができるとともに、装置外から排気口と通じて微細な
ちりやごみ等が侵入することもなく、装置内の汚れを防
止することもできる。
【0010】また、前記送風口と吸気口がともに前記照
明手段の移動開始位置側にあり、前記照明手段の移動方
向とほぼ垂直な方向に離れて配置されているようにして
もよい。
【0011】このようにすることによって、前記照明手
段が移動開始位置位置付近を通過する度に、照明手段へ
の直接の送風が行われ発熱体自体への冷却が可能にな
り、効率的な冷却ができる。また、発熱体である照明手
段をはさんで送風口と吸気口を配置することで照明手段
全体で空気の流れが生じ、冷却が効果的に行われる。
【0012】また、前記照明手段によって照明された前
記原稿の反射光を案内する光学手段を支持し、前記照明
手段の移動開始位置側から該照明手段の移動に応じて移
動する可動光学手段支持部を備え、前記可動光学手段支
持部が前記送風口と前記高温部との間に位置する場合に
前記送風手段から前記高温部までの風路を確保するため
の風路確保手段を設けることが望ましい。
【0013】なぜならば、このようにすれば、可動光学
手段支持部が送風手段から高温部までの風が通る風路上
にある場合でも、高温部に直接送風できるので、冷却の
促進が可能となるからである。
【0014】また、前記送風手段の送風方向が前記原稿
載置手段の原稿読み取り範囲のほぼ中央部を向いている
ようにしてもよい。
【0015】原稿載置手段上に載置された原稿を照明手
段を移動させて読み取る場合に、最も温度が上昇するの
は、原稿載置手段の原稿読み取り範囲のほぼ中央部であ
るから、送風手段の送風方向をこの部位とすることによ
り効率的な冷却が可能である。
【0016】また、本発明は、原稿載置手段と、該原稿
載置手段上に載置された原稿を移動して照明する照明手
段とを備え、前記照明手段によって照明された前記原稿
の反射光によって前記原稿の画像を読み取る原稿読み取
り部と、前記原稿読み取り部において読み取られた画像
情報に基づいて被記録材に画像を記録する画像記録手段
を備えた画像記録部と、を有する画像形成装置におい
て、前記原稿読み取り部内に開口する送風口から該原稿
読み取り部内に送風を行う送風手段と、前記原稿読み取
り部内に開口する第一吸気口と前記画像記録部内に開口
する第二吸気口とを有し、前記第一吸気口から前記原稿
読み取り部内の空気を吸気し、前記第二吸気口から前記
画像記録部内の空気を吸気して、前記画像形成装置外へ
排気する排気手段と、を備え、前記送風手段は前記原稿
読み取り部内における高温部に向けて送風し、前記第一
吸気口を前記送風手段の送風方向の延長上の位置を避け
て配置したことを特徴とする。
【0017】このようにすれば、送風口から送風手段に
よって原稿読み取り部内に送られる風は高温部に達する
が、高温部から直接吸気口を通って排気されるのではな
く、送風方向の延長上の位置を避けて配置された吸気口
に至るまでに原稿読み取り部内の空気を攪拌することが
できるので、効率的な冷却が可能である。また、送風口
から送られる風を排気するためのルーバ穴のような排気
口を設ける必要が無いので、装置外から微細なちりやご
み等が侵入することもないく、装置内の汚れを防止する
ことができる。さらに、画像形成部に設けられた定着手
段等のように加熱が必要な装置による熱を排出するため
に設けられた排気手段を用いて原稿読み取り部の冷却を
も行うようにすれば低コスト化が可能である。
【0018】また、前記送風口と第一吸気口がともに前
記照明手段の移動開始位置側にあり、前記照明手段の移
動方向とほぼ垂直な方向に離れて配置されているように
してもよい。
【0019】このようにすることによって、前記照明手
段が移動開始位置位置付近を通過する度に、照明手段へ
の直接の送風が行われ発熱体自体への冷却が可能にな
り、効率的な冷却ができる。また、発熱体である照明手
段をはさんで送風口と第一吸気口を配置することで照明
手段全体で空気の流れが生じ、冷却が効果的に行われ
る。
【0020】また、前記照明手段によって照明された前
記原稿の反射光を案内する光学手段を支持し、前記照明
手段の移動開始位置側から該照明手段とともに移動する
可動光学手段支持部を備え、前記可動光学手段支持部が
前記送風口と前記高温部との間に位置する場合に前記送
風手段から前記高温部までの風路を確保するための風路
確保手段を設けることが望ましい。
【0021】このようにすれば、可動光学手段支持部が
送風手段から高温部までの風が通る風路上にある場合で
も、高温部に直接送風できるので、冷却の促進が可能と
なる。
【0022】また、前記第一吸気口は前記原稿読み取り
部と前記画像形成部とを連通させるようにすることが好
適である。
【0023】このようにすれば、原稿読み取り部内で熱
を奪った空気を画像形成部内の空気とともに吸気して排
気することができるので、装置の構成がより簡略化で
き、さらなる低コスト化が可能である。
【0024】また、前記送風手段の送風方向が前記原稿
載置手段の原稿読み取り範囲のほぼ中央部を向いている
ようにしてもよい。
【0025】原稿載置手段上に載置された原稿を照明手
段を移動させて読み取る場合に、最も温度が上昇するの
は、原稿載置手段の原稿読み取り範囲のほぼ中央部であ
るから、送風手段の送風方向をこの部位とすることによ
り効率的な冷却が可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した画像形
成装置すなわちアナログ方式の複写装置の断面を概略的
に示す図である。
【0027】複写装置1は、複写対象物すなわち原稿D
が載置される原稿載置手段としての原稿載置台10、及
び原稿載置台10に対して開閉可能に形成され、原稿載
置台10に載置された原稿Dを原稿載置台を密着させる
原稿押さえ11を有している。
【0028】原稿載置台10の下方すなわち装置1の内
側には、原稿載置台10に載置された原稿Dを照明する
照明手段としての露光ランプ12、露光ランプ12から
発生される照明光線を原稿Dに集光する反射板13、及
び、原稿Dからの反射光線を折曲げる第1ミラー14な
どが一体に設けられ、原稿Dからの反射光線を所定の方
向に反射させる第一キャリッジ15が配置されている。
第一キャリッジ15は、原稿載置台10に対して平行に
移動可能に配置され、図示しないパルスモータによっ
て、原稿載置台10に沿って往復動される。
【0029】第1ミラー14により反射された反射光線
が案内される方向には、第1ミラー14を介して折曲げ
られた原稿Dからの反射光線を順に折曲げる光学手段と
しての第2ミラー16および第3ミラー17が互いに直
角に配置されている。なお、第2ミラー16および第3
ミラー17は、可動光学手段支持部としての第二キャリ
ッジ18に固定されている。第二キャリッジ18は、第
一キャリッジ15を駆動する図示しない歯付きベルトな
どによって第一キャリッジ15に対して従動されるとと
もに、第一キャリッジ15に対し、1/2の速度で原稿
載置台10と平行に移動される。
【0030】第一キャリッジ15の下方にあって、第二
キャリッジ18を介して折返された光線の光軸を含む面
内には、図示しない駆動機構を介して移動可能に形成さ
れ、第二キャリッジ18からの反射光線に集束性を与え
るとともに、自身が移動することにより反射光線を所定
の倍率で結像させる結像レンズ19が配置されている。
この結像レンズ19は、4枚4群のレンズから構成され
ている。レンズ19により所定の倍率に対応する集束性
が与えられた上記反射光線の光路をさらに折り返すとと
もに、レンズ19が移動されたことによる光路長すなわ
ち原稿載置台10と後述する感光体ドラム24との間の
距離の変動を、自身が移動することにより補正する第4
ミラー20および第5ミラー21がミラー保持枠23に
配置されて保持されている。
【0031】第5ミラー21により反射された反射光線
が案内される方向には、反射光線を後述する感光体ドラ
ム24の所定の位置に集束させるための折返し(露光)
ミラー22などが配置されている。
【0032】複写装置1の概ね中央には、折返し(露
光)ミラー22を介して伝達された光線により、原稿の
画像に対応する画像が形成される記録媒体すなわち感光
体ドラム24が配置されている。この感光体ドラム38
は、図示しないモータにより所定の速度で矢印の方向に
回転される。
【0033】感光体ドラム28の周囲には、感光体ドラ
ム28が回転される方向にそって、感光体ドラム28に
形成された静電潜像にトナーを供給することで現像する
現像装置25、感光体ドラム24に形成されたトナー像
を用紙(被記録材)に転写させると共に、トナー増が転
写される際に感光体ドラム24に静電的に吸着された用
紙をドラム24から分離させるための転写・剥離装置2
6、及び、ドラム24の表面に残ったトナーをかき落と
すとともに、ドラム24の表面に残った電荷を除去する
クリーニング除電装置27などが順に配置されている。
本実施形態では、画像記録手段は感光体ドラム28,現
像装置25,転写・剥離装置26,クリーニング除電装
置27などが順に配置されている。
【0034】感光体ドラム24が回転される方向の上流
に対応する位置であって、この実施例では装置1の右方
には、感光体ドラム24に形成された画像すなわちトナ
ー像が転写されるための用紙を保持する用紙カセット2
8が着脱可能に保持されている。
【0035】感光体ドラム24と給紙ローラ29との間
には、カセットから取出された用紙の傾きを補正すると
ともに、感光体ドラム24上のトナー像の先端と用紙の
先端とを整合させ、感光体ドラム24の外周面の移動速
度と同じ速度で用紙を給送するタイミングローラ30が
配置されている。
【0036】感光体ドラム24が回転される方向に沿っ
て転写装置26の下流に対応する位置には、感光体ドラ
ム24上に形成されたトナー像が転写された用紙を搬送
する搬送装置31、用紙に転写されたトナーを加熱する
ことで溶融させ、用紙に定着させる定着装置32、及
び、トナー像が定着された用紙を装置1の外部へ排出さ
せる一対の排出ローラ33を有している。なお、定着装
置32の上方には、定着装置32により発生される熱が
感光体ドラム24に向かうことを防止するための排気手
段としての冷却ファン34が配置されている。
【0037】冷却ファン34に矢印の方向に回転して、
空間36,37の空気を(第二)吸気口35から吸気し
て、排気口38から装置の外に排気している。
【0038】また、原稿読み取り装置(原稿読み取り
部)2と画像記録装置(画像記録部)3の間を隔ててい
る壁4には原稿読み取り装置2と画像記録装置3を連通
する穴(第一吸気口)39が設けられている。図2は画
像形成装置1の上視図である。穴39は原稿読み取り開
始側で、しかも装置1の奥側にある。
【0039】図1には示さなかったが、原稿読み取り装
置2の原稿読み取り開始側の手前側には、原稿読み取り
装置2内の冷却に使用する送風手段としての軸流ファン
40が設けられている。軸流ファン40からの送風が送
風口40aから原稿載置台10の中央部に向かうように
軸流ファン40は傾けて取り付けられている。軸流ファ
ン40から送られた風は原稿載置台10の中央部に当た
り、送風方向の両側に分かれて流れ、原稿読み取り装置
2内の空気を矢印のように撹拌した穴39から吸入され
て、図1に示した冷却ファン34で排気口38から装置
外に排気される。このように、軸流ファン40の送風方
向に吸気穴39を設けないよう配置することで、送られ
た風が充分原稿読み取り装置2の空気を撹拌した後に原
稿読み取り装置2の外に排出され、原稿読み取り装置2
内の熱を大量に原稿読み取り装置2外に運ぶことが可能
になる。
【0040】また、吸気穴の代わりにルーバを設けた場
合に比べて、送り出される風の流れに加えて、吸気する
ことによって風の流れが生じ原稿読み取り装置2内の空
気の流れる速度を増加させる。
【0041】さらに、第2ミラー16および第3ミラー
17を保持する第二キャリッジ18の原稿載置台10側
の原稿読み取り開始側の形状を風路確保手段として図3
のように傾斜させることで、軸流ファン40からの風の
向きを原稿載置台10に向かわせることが可能になり、
第一キャリッジ15と第二キャリッジ18の走査時、す
なわち照明手段12の照明時に、効果的に風を原稿載置
台10に直接当てることができ、原稿載置台10の冷却
促進が可能になる。
【0042】本実施形態では、アナログ方式の複写装置
について説明したが、本発明は、原稿の反射光を読み取
るCCD等の読取手段を備えたデジタル方式の複写装置
やインクジェット方式の複写装置、あるいはファクシミ
リやスキャナー等の画像形成装置あるいは原稿読み取り
装置についても適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
風口から送風手段によって原稿読み取り装置内に送られ
る風は高温部に達するが、高温部から直接吸気口を通っ
て排気されるのではなく、送風方向の延長上の位置を避
けて配置された吸気口に至るまでに原稿読み取り装置内
の空気を攪拌することができるので、より大量の熱を装
置外に排出して、効率的な冷却を行える原稿読み取り装
置を提供することができる。また、このような原稿読み
取り装置では、送風口から送られる風を排気するための
ルーバ穴のような排気口を設けた場合に比べて、送り出
される風の流れに加えて吸気することによって風の流れ
が生じ原稿読み取り装置内の空気の流れる速度を増加さ
せて、より冷却効率を高めることができるとともに、装
置外から排気口と通じて微細なちりやごみ等が侵入する
こともなく、装置内の汚れを防止することもできる。
【0044】また、本発明によれば、送風口から送風手
段によって原稿読み取り部内に送られる風は高温部に達
するが、高温部から直接吸気口を通って排気されるので
はなく、送風方向の延長上の位置を避けて配置された吸
気口に至るまでに原稿読み取り部内の空気を攪拌するこ
とができるので、効率的な冷却を行える画像形成装置を
提供することができる。また、このような画像形成装置
では、送風口から送られる風を排気するためのルーバ穴
のような排気口を設ける必要が無いので、装置外から微
細なちりやごみ等が侵入することもないく、装置内の汚
れを防止することができる。さらに、画像形成部に設け
られた定着手段等のように加熱が必要な装置による熱を
排出するために設けられた排気手段を用いて原稿読み取
り部の冷却をも行うようにすれば低コスト化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用した画像形成装置の断面図
である。
【図2】図2は本発明を適用した原稿読み取り装置の上
視図である。
【図3】図3は本発明を適用した原稿読み取り装置の断
面図である。
【図4】図4(a)は従来例の原稿載置台表面の原稿読
み取り方向の温度分布図、図4(b)は従来例の原稿載
置台表面の原稿読み取り方向と垂直な方向の温度分布図
である。
【図5】図5は従来例の原稿読み取り装置の上視図であ
る。
【図6】図6は従来例の原稿読み取り装置の断面図であ
る。
【図7】図7は従来例の原稿読み取り装置の上視図であ
る。
【図8】図8は従来例の原稿読み取り装置の上視図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 原稿読み取り装置 3 画像記録装置 4 壁 10 原稿載置台 11 原稿押さえ 12 露光ランプ 13 反射板 14 第1ミラー 15 第二キャリッジ 16 第2ミラー 17 第3ミラー 18 第二キャリッジ 19 結像レンズ 20 第4ミラー 21 第5ミラー 22 折返し(露光)ミラー 23 ミラー保持枠 24 感光体ドラム 25 現像装置 26 転写・剥離装置 27 クリーニング除電装置 28 用紙カセット 29 給紙ローラ 30 タイミングローラ 31 搬送装置 32 定着装置 33 排出ローラ 34 冷却ファン 35 吸気口 36,37 空間 38 排気口 39 穴 40 軸流ファン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取るべき原稿を載置する原稿載置手
    段と、前記原稿載置手段上に載置された原稿を移動して
    照明する照明手段とを備え、前記照明手段によって照明
    された前記原稿の反射光によって前記原稿の画像を読み
    取る原稿読み取り装置において、 前記原稿読み取り装置内に開口する送風口から該原稿読
    み取り装置内に送風を行う送風手段と、 前記原稿稿読み取り装置内に開口する吸気口を有し、前
    記吸気口から前記原稿読み取り装置内の空気を吸気して
    前記原稿読み取り装置外へ排気する排気手段と、 を備え、 前記送風手段は前記原稿読み取り装置内における高温部
    に向けて送風し、前記吸気口を前記送風手段の送風方向
    の延長上の位置を避けて配置したことを特徴とする原稿
    読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記送風口と吸気口がともに前記照明手
    段の移動開始位置側にあり、前記照明手段の移動方向と
    ほぼ垂直な方向に離れて配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載の原稿読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記照明手段によって照明された前記原
    稿の反射光を案内する光学手段を支持し、前記照明手段
    の移動開始位置側から該照明手段の移動に応じて移動す
    る可動光学手段支持部を備え、 前記可動光学手段支持部が前記送風口と前記高温部との
    間に位置する場合に前記送風手段から前記高温部までの
    風路を確保するための風路確保手段を設けたことを特徴
    とする請求項2記載の原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記送風手段の送風方向が前記原稿載置
    手段の原稿読み取り範囲のほぼ中央部を向いていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の原稿読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 原稿載置手段と、該原稿載置手段上に載
    置された原稿を移動して照明する照明手段とを備え、前
    記照明手段によって照明された前記原稿の反射光によっ
    て前記原稿の画像を読み取る原稿読み取り部と、 前記原稿読み取り部において読み取られた画像情報に基
    づいて被記録材に画像を記録する画像記録手段を備えた
    画像記録部と、 を有する画像形成装置において、 前記原稿読み取り部内に開口する送風口から該原稿読み
    取り部内に送風を行う送風手段と、 前記原稿読み取り部内に開口する第一吸気口と前記画像
    記録部内に開口する第二吸気口とを有し、前記第一吸気
    口から前記原稿読み取り部内の空気を吸気し、前記第二
    吸気口から前記画像記録部内の空気を吸気して、前記画
    像形成装置外へ排気する排気手段と、 を備え、 前記送風手段は前記原稿読み取り部内における高温部に
    向けて送風し、前記第一吸気口を前記送風手段の送風方
    向の延長上の位置を避けて配置したことを特徴とする画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記送風口と第一吸気口がともに前記照
    明手段の移動開始位置側にあり、前記照明手段の移動方
    向とほぼ垂直な方向に離れて配置されていることを特徴
    とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記照明手段によって照明された前記原
    稿の反射光を案内する光学手段を支持し、前記照明手段
    の移動開始位置側から該照明手段とともに移動する可動
    光学手段支持部を備え、 前記可動光学手段支持部が前記送風口と前記高温部との
    間に位置する場合に前記送風手段から前記高温部までの
    風路を確保するための風路確保手段を設けたことを特徴
    とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第一吸気口は前記原稿読み取り部と
    前記画像形成部とを連通させることを特徴とする請求項
    5乃至7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記送風手段の送風方向が前記原稿載置
    手段の原稿読み取り範囲のほぼ中央部を向いていること
    を特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003018364A (ja) * 2001-07-05 2003-01-17 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置
CN101567954A (zh) * 2008-04-25 2009-10-28 立志凯株式会社 图像读取装置

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