JP4707508B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式等の作像プロセスを用いた画像形成装置に関するものであり、特に装置内で発生する熱やオゾン等を装置外へ排出するための排気口にフィルターを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成にトナーを用いる電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置としては、被記録材に転写方式あるいは直接方式で形成担持させた目的の画像情報の未定着トナー像を、固着像として熱定着処理する加熱定着装置を有するものがある。また、像担持体を一様帯電する一次帯電装置や、像担持体上のトナー像を被記録材に転写させる転写帯電装置を有するものがある。
上記のような画像形成装置においては、画像形成動作により加熱定着装置等が発熱し装置内が高温雰囲気になり装置内機器に悪影響を及ぼすことがある。特に帯電装置を有する場合は、これらの帯電装置からオゾン及びオゾン生成物、例えば窒素酸化物(NOx)が発生することがあり、その発生物質により感光体が劣化したり、感光体上に付着してその表面抵抗を低下させたり、形成画像にボケが発生してしまうことがある。
したがって、画像形成装置では画像形成プロセスで装置内に発生する熱やオゾン等を装置外へと排出しなければならず、そのためのファン、排気通路、排気口等の排気手段を備えている。これらの熱やオゾン等は装置内の空気と一緒に装置外へと排出されるが、その際にトナー等の粉塵も同時に排出されるため、これらの粉塵を除去したり、オゾン等を分解したりするためのフィルターが装置本体の排気口に配設されている。該フィルターの性能を維持するためには定期的な交換が必要であるため、該フィルターは交換可能に設計されている。
このような画像形成装置の一例として特許文献1には、装置本体内にファンを配置し、該ファンに対して気流方向の下流側にフィルターを配設し、外装カバーの該フィルターと対応する位置に排気口を形成するものが提案されている。
しかしながら、上記特許文献1に提案された排気手段では、フィルターを交換する際に本体の外装カバーを取り外さフィルターならず、フィルターの交換作業が面倒となりユーザーがフィルターの交換を怠ってしまう可能性がある。
そこで、特許文献2及び3には画像形成装置の外装カバーに形成された排気口にフィルター保持部材等を設けて、画像形成装置の外装カバーを取り外さなくともフィルターの交換作業ができるように設計されたものが提案されている。このような、構成のフィルターでは、フィルターの交換作業性を考慮しフィルター面積が小さく設計されているものが多い。
特開平7−92862号公報 特開平11−184357号公報 特開2003−345217号公報
ところで、このようなフィルターには、熱やオゾン等の排出性能と粉塵や有害物質の除去性能の両方が要求されるが、所定のファン風量で良好な排出性能及び除去性能を長期間にわたって維持するにはフィルター面積を拡大することが有効である。
しかし、上記特許文献2及び3の排気手段の構成でフィルター面積を拡大しようとすると、排気通路や排気口の面積も拡大しなければならず装置本体のスペースや強度の問題や、フィルターの交換作業が面倒になる等の問題がある。
本発明においては上述の事情を鑑み、フィルターの排出性能及び除去性能を長期間にわたって良好に維持することができ、更にフィルターの交換も容易に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置内で発生する熱やオゾン等を空気と共に装置本体外へ排出するための排気ダクトと、装置本体の外装カバーに設けられ前記排気ダクト内を流れる空気が排出される排気口と、該排気口に設けられ排気中の粉塵等を捕捉するフィルターとを備えた画像形成装置において、前記フィルターをフィルターケースに収容して前記外装カバーの外面に対して着脱自在に構成し、前記フィルターケースが前記外装カバーに取り付けられたとき、前記フィルターの捕捉面と当接して該フィルターを前記排気口から離間させる複数の突起を前記外装カバーに凸設したことを特徴とする。
また、前記排気ダクト内に着脱可能に第2のフィルターを設置したことで、フィルター面積を拡大することができ、フィルターの排出性能及び除去性能をより長期間にわたって良好に維持することができる。更に、該第2のフィルターを出し入れするための開口部を前記外装カバーに設け、前記フィルターケースの装着時に該フィルターケースの外縁部で前記開口を閉塞するようにしたことで、該第2のフィルターの交換も容易に行うことができる。
また本発明では、前記フィルターケースのフィルター収容部を複数の領域に区切り、各領域に対応する大きさのフィルターを取り付けたことを特徴とする。これにより、フィルター交換時には複数のフィルターのうち交換が必要なもののみを交換すればよいため、フィルター交換の作業性が向上する。特に前記フィルター収容部の各領域が同じ大きさに区切られている場合には、交換用フィルターの在庫削減も図ることができる。
本発明によると、フィルターをフィルターケースに収容して外装カバーの外面に対して着脱自在に構成したことにより、フィルターの交換を容易に行うことができる。しかも、フィルターの捕捉面と当接して該フィルターを排気口から離間させる複数の突起を外装カバーに凸設し、排気口とフィルターとの間に隙間を作ったので、フィルター面の全域に粉塵等を分散させ、より多くの粉塵等を捕捉することができる。このため、装置本体内から排出される粉塵等の除去性能を向上させることができる。また、大きなフィルターの有効集塵面積が確保させるため、フィルターが目詰まりを起こしにくくなり、長期にわたって排出性能を良好に維持することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図であり、図2は、その内部構造を説明するための正面断面視の説明図である。なお、本実施形態では、本発明に係る画像形成装置として、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等の機能を兼ね備えた複合機を例に挙げて説明するが、本発明に係る画像形成装置は、かかる複合機に限定されるものではなく、例えば複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置あるいはスキャナ装置等の単能機に対しても適用可能である。
まず図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置は、内部に後述する画像形成用の各種の機器が装着された直方体状の画像形成装置本体1と、この装置本体1の上部に付設された原稿読取装置2とを備えている。
前記装置本体1には、側面の適所に電源スイッチ1aが設けられているとともに、上面の適所(原稿読取装置2の前側)に操作パネル1bが設けられ、この操作パネル1bには、画像形成処理をスタートさせるスタートボタン1c、用紙Pの処理枚数等を入力するためのテンキー1dおよび各種のコメントを出力する液晶からなるモニター画面1e等が配設されている。
かかる前記装置本体1内には、図2に示すように、その下部に配設された給紙部3と、この給紙部3の側方および上方に配設された用紙搬送部4と、給紙部3の上方に配設された画像形成部5と、この画像形成部5の排出側に配設された定着装置6と、これら画像形成部5および定着装置6の上方に配設された画像読取部7とが設けられている。画像形成部5および定着装置6は、装置本体1の内部で用紙搬送方向と直交する幅方向(図2の紙面に直交する方向)に細長く配設され、装置本体1内の上部において図2における右側から画像形成部5、定着装置6の順に用紙Pの搬送方向(右から左方向)に沿って並設されている。
前記給紙部3は、給紙カセット3aに積層載置された用紙Pの束を、給紙ローラの回転動作によって最上位の用紙Pから1枚ずつ用紙搬送部4に給紙するものである。かかる用紙搬送部4は、給紙部3から給紙された用紙Pを、各種搬送ローラ対4aによって画像形成部5へ搬送し、さらに画像形成部5および定着装置6において画像形成がなされた用紙Pを定着装置6の下流側に設けられた搬送ローラ対4aを介して用紙排出トレイ8へ排出されるようになっている。
前記画像読取部7は、原稿の画像情報を読み取るものであり、1枚ずつの原稿を手置きで読み取らせる場合には、原稿読取装置2を開いて装置本体1の上面に設けられたコンタクトガラス7a上に当該原稿を載置する一方、原稿束から1枚ずつを自動的に読み取らせる場合には、当該原稿束を、閉じた状態の原稿読取装置2の給紙トレイ上に載置するようになっている。原稿束が給紙トレイ上に載置された場合は、当該原稿束から1枚ずつの原稿が自動的に順次コンタクトガラス7a上に送り込まれるようになっている。いずれの場合でもコンタクトガラス7a上に位置した原稿に、露光ランプから光が照射され、その反射光は反射鏡を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換部へ導くようになされている。
前記画像形成部5は、前記画像読取部7の下方に配設され、電子写真プロセスによって、用紙P上に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された光導電性を有する感光体ドラム9と、この感光体ドラム9の周囲にその回転方向に沿って配設された帯電装置10と、同露光装置11と、同現像装置12と、同転写装置13と、同クリーニング装置14と、同除電装置15とを備えている。
前記定着装置6は、上記画像形成部5の用紙搬送方向の下流側に配置され、画像形成部5においてトナー像の転写された用紙Pを、加熱ローラ16と加圧ローラ17とからなる一対の定着ローラに挟持させて加熱し、用紙P上のトナー像を当該用紙Pに定着させるものである。
以下、このように構成された装置本体1の基本的な動作を説明する。まず、図2で時計方向に回転する感光体ドラム9の周面が帯電装置10によって一様に帯電され、引き続き前記画像読取部7で読み取られた画像情報に基づいて露光装置11(レーザー装置等)からのレーザービームが感光体ドラム9の周面に照射され、これによって感光体ドラム9の周面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像装置12から現像剤としてのトナーが供給されることによりトナー像が形成される。
ついで、給紙部3からの用紙Pは、用紙搬送部4を通ってトナー像が形成された感光体ドラム9に向けて搬送され、ここで転写ローラ等からなる転写装置13により感光体ドラム9の周面のトナー像が用紙Pに転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは感光体ドラム9から分離され、定着装置6に向けて搬送され、加熱ローラ16および加圧ローラ17間を通過することによる加熱処理でトナー像が定着される。定着装置6を通過した用紙Pは、搬送ローラ対4aを経て用紙排出トレイ8へ排出される。
そして、トナー像の用紙Pへの転写処理が完了した感光体ドラム9は、クリーニング装置14で周面に残留している残留トナーが取り除かれた後、除電装置15で残留電荷を除去する除電処理が施され、その後、帯電装置10により再び周面に帯電処理が施される。
このように構成された装置本体1においては、上記のような画像形成動作により、画像形成部5や定着装置6等が発熱し、特に定着装置6からの発熱によって装置本体1内が高温雰囲気になる。この高温雰囲気をそのまま放置すると、装置内機器に悪影響を及ぼす虞があることから、本発明においては、装置本体1内の雰囲気を入れ換える(具体的には装置内の空気を装置本体1外へ排気する)ことにより、装置本体1内を冷却するようになされている。
以下、図3〜図5に基づき、必要に応じて図1及び図2を参照しながら画像形成装置本体1内に設けられた冷却構造について説明する。図3は吸気部30に焦点を合わした装置本体1の平面断面図であり、図4は図3における一点鎖線Aで示す位置で切断したときの断面図、図5は図3における一点鎖線Bで示す位置で切断したときの断面図である。
装置本体1内には図3〜図5に示すように、前側と後ろ側にそれぞれ独立した2つの被冷却部60,61が構成されている。本実施形態においては、前側の被冷却部60として静電潜像が形成される感光体ドラム9の周面にトナーを供給してトナー像を形成させる現像装置12の周辺と、トナー像を用紙Pに転写した後に感光体ドラム9の周面に残留した残留トナーを除去するクリーニング装置14の周辺と、用紙Pに転写されたトナー像に対し定着処理を施す定着装置6の周辺を設定し、後ろ側の被冷却部61として、装置本体1の後方において該装置本体1内を前後に仕切る取付板金1hの後面に設けられた、感光体ドラム9等の駆動に用いられるモーターや画像形成動作の制御に用いられる基盤等の周辺を設定している。
そして、前記各被冷却部60,61を冷却するための2つの冷却構造が装置本体1内にそれぞれ独立して構成されている。被冷却部60に対応した冷却構造は装置本体1の正面側に設けられて空気を装置本体1内に吸気する吸気部30と、装置本体1内に導入された空気を排気する排気部40とを備えて構成されている。吸気部30から取入れられた空気は装置本体1内において吸気部30および排気部40間に配設された複数の被冷却部60を冷却した後、排気部40から外部に排気されるようになっている。他方、被冷却部61に対応した冷却構造は吸気部を有さず、装置本体1の各所の隙間から装置本体1内の取付板金1hの後方に空気を取り入れ、被冷却部61を冷却した後、排気部40から装置本体1外へと排気されるようになっている。
まず、前記吸気部30の構成について、図1及び図3を参照して説明する。図3に示すように、吸気部30は、被冷却部60に対応して設けられた複数の吸気口31と、この吸気口31に対応して設けられた送風ダクト32と、この送風ダクト32と対向して前記被冷却部60内に設けられた送風ファン33とを備えている。前記送風ファン33を駆動することにより、吸気口31を介して吸気された空気が前記被冷却部60を流通した後、排気部40を介して排気されるようになっている。
前記吸気口31は、現像装置12および感光体ドラム9の図3における右側の一部を冷却対象とするものと、クリーニング装置14および感光体ドラム9の図3における左側の一部を冷却対象とするものと、定着装置6を冷却対象とするものの3つの吸気口からなっており、これらの吸気口31は、図1に示すように、装置本体1の前面上部を開閉自在に覆った前面カバー体18の上部位置に横方向に並んだ状態で設けられている。
一方、前面カバー体18は、表板18aと、この表板18aから若干離間した状態で当該表板18aと対向した裏板18bとによって二重構造で形成されている。前記吸気口31は表板18a側に設けられている。裏板18bの周縁部は表板18aに向かって折り曲げられて形成した環状縁部が密着状態で表板18aに固定されることにより表板18aと裏板18bとが一体化されている。そして、かかる表板18aと裏板18bとの間に、吸気口31から取り入れられた空気が通過する空気通過空間34が形成されている。
このような前面カバー体18は、一方の側部の上下の縁部から互いに反対方向に突設された上下一対の連結軸を有し、これらの連結軸が装置本体1の給紙部3より上の右側部に装着されることによって連結軸回りに正逆回動して開閉されるようになっている。
前記3つの吸気口のうち、左右両側の吸気口31には図1に示すように、格子状のルーバー19が装着されているのに対し、中央部の吸気口31はエンブレムが表わされた盾型の表象板20で覆われ、これによって装置本体1の前面がデザイン的に優れたものになっている。かかる表象板20と中央部の吸気口31の内周面との間に外気を取入れるための環状隙間20aが形成されている。
送風ダクト32は、図3に示すように、二重構造で構成された前面カバー体18の裏板18bから装置本体1内に向かって角筒状で、かつ、裏板18bを貫通した状態で突設されている。かかる送風ダクト32は、前記3つの吸気口31に対して、一端面が前記吸気口31と対向するとともに、他端面が前記冷却部60と対向するように備えられている。これらの送風ダクト32の他端面(被冷却部60と対向した側の端面)にはそれぞれ縦横の桟材からなる格子35が形成されているとともに、他端面おける周縁面には、それぞれゴムや軟質の合成樹脂等の弾性部材からなる環状シール部材36が貼着されている。
そして、前記送風ダクト32は、前面カバー体18が閉止された状態で、対応した被冷却部60に対向し得るようにそれぞれ裏板18bからの突設量が設定されている。
前記送風ファン33は、各被冷却部60内にそれぞれ専用のものが設けられている。各送風ファン33は、ファン軸が対応した各送風ダクト32の中心、線に沿うように設けられ、これによって空気が各送風ダクト32内を偏りのない状態で流通するようになされている。
また、各送風ダクト32の入口側には、当該各送風ダクト32を覆うように吸気口フィルター37が張設され、被冷却部60内の送風ファン33の駆動で送風ダクト32を介して被冷却部60内に取り入れられる空気が清浄化処理されるようになっている。
次に、前記排気部40の構成について、図6〜図9を参照して説明する。図6は装置本体1の背面斜視図であり、本体背面外装カバー(以下、「背面カバー」という)1f、フィルター41,42,43、フィルターケース44,45が取り外された状態を示している。図7及び図8はそれぞれフィルターケース44,45のフィルター装着面側から見た斜視図である。図9はフィルター41を取り付けたフィルターケース44を背面カバー1fに装着したときの状態を示す拡大断面図である。
図6に示すように、排気部40は各被冷却部60,61(図5参照)に対応して装置本体1内背面側にそれぞれ配設された2つの排気ダクト46,47、及びこれら各排気ダクト46,47の装置本体1背面方向に設けられた開口部に対応する位置に、本体背面カバー1fにそれぞれ設けられた排気口48,49と、本体底板1gに排気ダクト46の下端面に対応した部分に穿設された排気口50とを備えて構成されている。更に、排気口48,49の気流方向の下流側にはフィルター41,42及びこれら各フィルター41,42を収容するフィルターケース44,45がそれぞれ備えられていて、また排気口50の気流方向の上流側には排気ダクト46内にフィルター43が配置されている。これらのフィルター41,42,43によって装置本体1内の空気と一緒に排出される未定着トナー等の粉塵を除去することができるようになっている。
前記背面カバー1fは板金部材から成り、前記排気口48,49は複数のスリット孔を上下に配列させることで形成されている。スリット孔が配列された領域内の複数箇所には後述する球状突起51が所定のピッチで形成されている。また、スリット孔が配列された領域の周辺には、下方向に階段状に幅を狭まらせた角型の形状を有し、フィルターケース44,45を係合させるための係合穴52が複数箇所に形成され、さらに、該フィルターケース44,45を固定するための複数のビス穴53が形成されている。排気口48の下端にはフィルター交換用開口部48aが設けられている。該フィルター交換用開口部48aは横長の長方形を基本とし、一部が上方及び下方に拡張された略十字形状に形成されており、フィルター43を取り外す際にはこの拡張部分に指を挿入してフィルター43をつまみ出せるようになっている。
前記排気ダクト46の気流方向の上流部46aは横長の直方体形状に形成され、図3における左右幅寸法が被冷却部60の幅寸法と略同一に設定されているとともに、高さ寸法が被冷却部60の高さ寸法と略同一に設定され、これによって被冷却部60を貫流した空気は、排気ダクト46の上流部46aへと流入するようになっている。排気ダクト46の上流部46aと下流部46bとの間には排気ファン54が配置されており、これによってさらに排気量を増大させている。
排気ダクト46の下流部46bには、その背面と下端面に開口が設けられ、それぞれに対応した位置に形成された前記排気口48,50にはそれぞれ後述するフィルター41,43が配設されている。このように、2面に排気口を形成し、それぞれにフィルターを配設することにより、より大きなフィルター面積が確保される。これにより所定のファン風量で良好なフィルターの排出性能及び除去性能を長期間にわたって維持することが可能である。ここで、フィルター43は排気ダクト46の下流部46bの内壁に設けられたフィルター保持部55に水平に装着される。
また、前記排気ダクト47は略直方体形状に形成され、上記排気ダクト46の上流部46aの下方に配置されている。この排気ダクト47の前面は図5に示すように、上部に取付板金1hと対向する吸気口となる開口が形成され、この吸気口には空気を送るための排気ファン56が排気口49に向け傾斜をつけて配設されている。一方、背面は開放されその全体に排気口49へと通ずる開口が形成されている。なお、排気口49には後述するフィルター42が配設される。このように被冷却部61に対応した冷却構造では、排気部40は1面にしか排気口49を有さないため、2つの排気口48,50を有する被冷却部60に対応した冷却構造の排気部40と同等の排気量を確保し得るように、排気口49は排気口48よりも若干大きめに形成されている。
前記フィルターケース44,45は、図7及び図8に示すように、一面にスリットが形成された樹脂成形品であり、板状に形成されフィルターを取り付けることができるように他方の面が開放されている。そして、開放面の上端部を除いて両側端部及び下端部にはそれぞれ取付縁部44a,45aが一体形成されており、該取付縁部44a,45aの複数箇所には前記背面カバー1fの所定の位置に設けられた係合穴52に係合するための係合爪57が形成されている。さらに、この取付縁部44a,45aの両側方部の中央には、背面カバー1fの所定の位置に設けられたビス穴53にビス止めするための貫通した穴58が設けられている。
また、図7に示すように、フィルターケース44の取付縁部44aは下方部が両側方部よりも長く形成されており、フィルターケース44を背面カバー1fに装着した際に、この部分によりフィルター交換用開口部48a(図6参照)が塞がれるようになっている。これにより、該フィルター交換用開口部48aから排気が漏れるのを防止することができる。
さらに、図8に示すように、フィルターケース45のフィルター収容部は、上下に延びる2つのリブ45cにより大きさの等しい3つの矩形枠に区切られている。フィルターケース45は長方形の一隅部が切り欠かれた独特の平面形状をしているため、フィルター収容部が区切られていないとそのような特殊な形状のフィルターが必要となるが、このようにフィルター収容部を大きさの等しい3つの矩形枠に区切ったことで大きさの等しい矩形のフィルターを3つ用意すればよく、フィルターの加工が容易になる。また、各矩形枠には同形状のフィルターを装着することができるように設計されているため、交換の際には、3つのフィルターのうち交換が必要なもののみを交換すればよく、交換用フィルターの在庫削減が図られる。
次に、フィルターケース44,45の着脱作業について説明する。フィルターケース44,45を背面カバー1fに装着する際には、まず係合爪57を背面カバー1fの係合穴52に合わせて挿入し、取付縁部44a,45aを背面カバー1fに押し当てながら下方にスライドさせる。こうすると、係合爪54の先端が係合穴52の狭まった部分に係合するため、フィルターケース44,45は容易には外れなくなる。そして、取付縁部44a,45aに設けられた穴58にビスを通し、背面カバー1fのビス穴53にねじ込むことにより、フィルターケース44,45を固定することができる。また、フィルターケース44,45を背面カバー1fから取り外す際には、固定用のビスを緩めて外した後、上方にスライドさせて係合爪57の先端と係合穴52の係合を解除してから引き抜くことにより、容易に取り外すことができる。
以上のように、本実施形態では、フィルター41,42をフィルターケース44,45に収容してユニット化し、これを背面カバー1fの外面に着脱可能に取り付けることができるように構成している。従って、背面カバー1fを取り外さなくてもフィルターケース44,45を取り外すだけで、フィルター41,42の交換作業を容易に行うことができる。また、排気ダクト46の内部に設置されたフィルター43についても、背面カバー1fにフィルター交換用開口部48aを形成したことにより、背面カバー1fを取り外さなくともフィルターケース44を取り外すだけでフィルター43の交換作業を容易に行うことができる。
さらに、図9に示すように、フィルターケース44が背面カバー1fに取り付けられた状態では、背面カバー1fに設けられた球状突起51によって、フィルター41と背面カバー1fに設けられたスリット孔との間に隙間ができるため、フィルターケース44を上方又は下方にスライドさせたときに、フィルター41が背面カバー1fのスリット孔に引っかからずスムーズに着脱することができ、フィルター交換の作業性をより一層向上させることができる。また、フィルターケース44の取り外しの際には、フィルター41に付着した粉塵等が背面カバー1fへ付着することを防止することができる。
また、フィルター41が背面カバー1fに密着していると、フィルター41の背面カバー1fのスリット孔に対応した部分にのみ粉塵等が付着したり、付着した粉塵等が排気ダクト46内を流れる空気流に曝されて離脱したりする恐れがあるが、背面カバー1fとの間に隙間があることにより、粉塵等がフィルター41の全体に分散して付着するとともに、粉塵等を確実に排気ダクト46の外部へと排出してフィルター41で捕捉することができる。
ここで、図9には、2種類あるフィルターケースのうち一方のフィルターケース44のみを図示したが、これが他方のフィルターケース45になったとしても同様であるので、図示を省略し説明を繰り返さない。
上記のように、装置本体に形成する排気口の面積及び設置するフィルターの面積を大きくし、さらに、排気口とフィルターとの間に隙間を作ることにより、フィルター面の全域に粉塵等を分散させ、より多くの粉塵等を捕捉することができるため、装置本体内から排出される粉塵等の除去性能を向上させることができる。また、フィルター面積が大きいため、フィルターが目詰まりを起こしにくくなり、長期にわたって排出性能を良好に維持することができる。
なお、本発明は上記の実施形態によって限定されるものではない。例えば、本実施形態においてフィルターケースは係合爪によって装着し、ビスによって固定するようにしたが、これはビスを用いずに係合爪の形状を変えることで、係合爪のみで固定できるようにすることもできる。また、背面カバーとフィルターとの間に隙間を作るための突起は、型押しによって成形された球状突起を用いているが、この突起の形状は球状でなくても、矩形等でもよく、その形成方法も型押しの他、切り起こし等でもよい。
本発明は、電子写真方式、静電記録方式等の作像プロセスを用いた画像形成装置に関するものであり、特に装置内で発生する熱やオゾン等を装置外へ排出するための排気口にフィルターを備えた画像形成装置に利用することができる。
は、本発明に係る画像形成装置を示す外観斜視図である。 は、上記画像形成装置の装置本体の内部構造を説明するための正面断面図である。 は、装置本体内部に構成された冷却構造における、吸気部に焦点を合わした装置本体の平面断面図である。 は、図3における一点鎖線Aで示す位置で切断したときの断面図である。 は、図3における一点鎖線Bで示す位置で切断したときの断面図である。 は、装置本体の背面斜視図であり、背面カバー、フィルター、フィルターケースが取り外された状態を示している。 は、2種類あるフィルターケースの一方をフィルター収容部側から見た斜視図である。 は、他方のフィルターケースのフィルター収容部側から見た斜視図である。 は、フィルターを収容したフィルターケースを背面カバーに装着したときの状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 装置本体
1f 背面カバー
41、42、43 フィルター
44、45 フィルターケース
46、47 排気ダクト
48、49 排気口
51 球状突起
52 係合穴
53 ビス穴
55 フィルター保持部
56 排気ファン

Claims (3)

  1. 装置内で発生する熱やオゾン等を空気と共に装置本体外へ排出するための排気ダクトと、装置本体の外装カバーに設けられ前記排気ダクト内を流れる空気が排出される排気口と、該排気口に設けられ排気中の粉塵等を捕捉する第1のフィルターとを備えた画像形成装置において、
    前記第1のフィルターをフィルターケースに収容して前記外装カバーの外面に対して着脱自在に構成し、前記フィルターケースが前記外装カバーに取り付けられたとき、前記第1のフィルターの捕捉面と当接して該第1のフィルターを前記排気口から離間させる複数の突起を前記外装カバーに凸設し
    前記排気ダクト内に着脱可能に設置された第2のフィルターを出し入れするための開口部を前記外装カバーに設け、前記フィルターケースの装着時に該フィルターケースの外縁部で前記開口を閉塞することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記フィルターケースのフィルター収容部を複数の領域に区切り、各領域に対応する大きさのフィルターがそれぞれ収容されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記フィルター収容部の各領域が同じ大きさに区切られていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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