JP4731917B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機やファクシミリ装置、さらにはプリンタ等の画像形成装置に関するものであり、特に装置本体内に設けられた熱を発する機器に対する冷却処理の改良に係るものである。
従来、特許文献1に記載されているような、複写機としての画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、原稿読取装置によって読み取られた原稿画像情報に基づく露光装置からのレーザー光を、帯電装置によって一様に帯電された軸心回りに回転している感光体ドラムの周面に照射し、これによって形成された静電潜像に現像装置からトナーを供給してトナー像を形成させ、このトナー像を給紙カセットから給紙された用紙に転写した後、当該用紙に定着装置で加熱による定着処理を施し、定着処理後の用紙を外部に排出するように構成されている。用紙への転写処理が完了した感光体ドラムの周面に残留するトナーは、クリーニング装置によって除去される。
かかる画像形成装置においては、各所に発熱部位(例えば帯電装置や定着装置等)が存在し、これら発熱部位の発熱で装置本体内が所定の温度以上に加熱されると画像形成処理に不具合が生じるため、冷却構造によって冷却処理が施されるようになされている。
前記冷却構造は、装置本体の一方の側面の前側に設けられた吸気口と、他方の側面の後側に設けられた排気口と、装置本体内において排気口に臨んで設けられた軸流ファンとを備えて構成され、軸流ファンの駆動によって吸気口を介して装置本体内に導入された空気が装置本体内を斜めに貫流することによって発熱部位を冷却するようになされている。
軸流ファンの上流側には、露光装置からの空気流を案内する第1ダクトと、クリーニング装置および定着装置からの空気流を案内する第2ダクトと、電源基板からの空気流を案内する第3ダクトとが設けられているとともに、第1および第3ダクトの入口にそれぞれ開閉可能な遮蔽板が設けられている。
クリーニング装置および定着装置の外面を通過した空気流は、常に遮蔽板の存在しない第2ダクトを通って軸流ファンに吸引される一方、第1ダクトの遮蔽板が開放された状態では露光装置を通った空気流も軸流ファンに吸引され、第3ダクトの遮蔽板が開放された状態では電源基板からの空気流も軸流ファンに吸引されることになる。従って、軸流ファンを駆動することにより、クリーニング装置および定着装置は常に空気流による冷却処理が施されるのに対し、露光装置および電源基板については、必要なときのみ遮蔽板を開放して冷却することができ、これによって装置本体内の冷却効果を向上させることができると記載されている。
特開2003−76253号公報
ところで、特許文献1に記載の冷却構造にあっては、排気口側に1台の軸流ファンが設けられ、第1および第2ダクトにそれぞれ設けられた遮蔽板の開閉操作で装置本体の発熱部位を通る気流の流れを制御するようになされているため、必ずしも目的とする冷却部位に対して精度の高い冷却処理を施すことができないという不都合が存在した。すなわち、たとえ遮蔽板の開閉操作で排気口近傍の軸流ファンの上流側に設けられた第1〜第3ダクトを通過する気流の流れを制御しても、吸気口を介して装置本体内に導入された空気は、各発熱部位を介して装置本体内を貫流するため、特に所定の発熱部位を対象として高精度で効率的に冷却処理を施すことができないという不都合が存在した。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであって、装置本体内の複数の発熱部位(被冷却部)のいずれに対しても高精度で効率的に冷却処理を施すことができる冷却構造を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、装置本体の正面側に設けられ、空気を装置本体内に吸気する吸気部と、この吸気部を介して装置本体内に導入された空気を排気する排気部と、装置本体内における前記吸気部および排気部間に配設された複数の被冷却部とを備えてなる画像形成装置であって、前記吸気部は、各被冷却部に対応して設けられた複数の吸気口と、各被冷却部に対応して設けられ前記各吸気口から吸気された空気をそれぞれ前記被冷却部へ送風する複数の送風ファンと、該送風ファンによって吸気され送風される空気を、前記複数の吸気口から個別に対象とする被冷却部へそれぞれ向かわせる複数の送風ダクトとを備え、前記装置本体の正面側には開閉自在な前カバーが設けられ、該前カバーは前記装置本体の外面側に位置する表板と、該表板と離間して対向配置された裏板とを含む二重構造とされ、前記表板と前記裏板との間には空気通過空間が設けられ、前記複数の吸気口は、前記表板にそれぞれ設けられ、前記複数の送風ダクトは、前記裏板からそれぞれ突設され、前記表板と前記裏板との間には、前記空気通過空間を個々の吸気口及び送風ダクトに対応した空間に仕切る仕切り板が配置されていることを特徴とする(請求項1)。
かかる構成によれば、装置本体の正面側には、装置本体に内装された複数の被冷却部にそれぞれ対応した複数の送風ファンと、この送風ファンによって吸気された空気を対象とする被冷却装置へ向かわせる送風ダクトとが設けられているため、各送風ファンの駆動によって吸気された空気は、各被冷却部専用の送風ダクトに案内されつつ当該送風ファンが対象とする被冷却部へ向けて送り込まれ、これによって被冷却部が冷却される。
このように、各被冷却部は、それぞれ専用の送風ファンおよびこの送風ファンの吸気した空気が専用の送風ダクトを介して送り込まれた空気流に曝されるため、従来のような排気口側に1台のファンしか設けられておらず、このファンの入口側に設けられた各被冷却部に対応するダクトを介して空気を装置本体内に導入するものに比較し、各被冷却部に対応した送風ファンの駆動を調節することによって過不足のない最適な風量の空気を各被冷却部に供給することができ、これによって被冷却部に対する高精度で効率的な冷却処理が実現する。
上記構成において、前記装置本体には、静電潜像が形成される感光体ドラムの周面にトナーを供給してトナー像を形成させる現像装置と、トナー像を用紙に転写した後に感光体ドラムの周面に残留した残留トナーを除去するクリーニング装置と、用紙に転写されたトナー像に対し定着処理を施す定着装置とが設けられ、前記被冷却部は、前記定着装置周辺、前記現像装置周辺およびクリーニング装置周辺の少なくとも一つであることが望ましい(請求項2)
かかる構成によれば、被冷却部として設定された現像装置の周辺、クリーニング装置の周辺および定着装置の周辺は、いずれも熱源が存在する装置の周辺であるとともに、装置本体内における各装置の配置状態が一部に偏ることなく均等であるため、かかる各装置の周辺に予め設定された風量の冷却用の空気を的確に送り込むことによって各装置がそれぞれの特性に応じて高精度で効果的に冷却され、装置本体内の適正な温度における温度分布の均一化が達成される。
なお、さらに他の熱源とみなし得る感光体ドラムは、現像装置とクリーニング装置とに挟まれているため、現像装置周辺とクリーニング装置周辺とに空気を送り込むことによってこれらの空気が感光体ドラムの周辺をも流通し、これによって感光体ドラムも冷却される。
また、前記被冷却部は、所定の機器が筐体内に装着されることによりユニット化され、前記筐体における前記送風ダクトと対向する壁面に通風孔が穿設され、前記送風ダクトは、先端縁面がシール部材を介して前記通風孔を囲むように前記壁面に密着するものであることが望ましい(請求項3)
かかる構成によれば、送風ダクトがシール部材を介して筐体の壁面に通風孔を囲んだ状態で密着されるため、送風ダクトを通って被冷却部に供給された空気は、シール部材のシール作用でそのユニット化された被冷却部へ向けてのみ供給されることになり、風量の調節によって対象とする被冷却部の冷却処理が高精度で行われる。
また、前記送風ファンは、前記筐体内に設けられていることが望ましい(請求項4)
かかる構成によれば、ユニット化された各被冷却部の筐体内は、当該筐体内に設けられた送風ファンによって直接的に、かつ、効率よく冷却されるとともに、各被冷却部を対象とした風量制御が容易になる。
請求項1記載の発明によれば、各被冷却部は、それぞれ専用の送風ファンおよびこの送風ファンの吸気した空気が専用の送風ダクトを介して送り込まれた空気流に曝されるため、従来のような排気口側に1台のファンしか設けられておらず、このファンの入口側に設けられた各被冷却部に対応するダクトを介して空気を装置本体内に導入するものに比較し、各被冷却部に対応した送風ファンの駆動を調節することによって過不足のない最適な風量の空気を各被冷却部に供給することができ、これによって被冷却部に対する高精度で効率的な冷却処理を実現することができる。また、前カバーを開放することにより前カバーと一体の送風ダクトが被冷却部から分離されて被冷却部が外部に露出した状態になるため、被冷却部のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、被冷却部として設定された現像装置の周辺、クリーニング装置の周辺および定着装置の周辺は、いずれも熱源が存在する装置の周辺であるとともに、装置本体内における各装置の配置状態が一部に偏ることなく均等であるため、かかる各装置の周辺に予め設定された風量の冷却用の空気を的確に送り込むことによって各装置がそれぞれの特性に応じて高精度で効果的に冷却され、装置本体内の適正な温度における温度分布の均一化を達成することができる。
請求項3記載の発明によれば、送風ダクトがシール部材を介して筐体の壁面に通風孔を囲んだ状態で密着されるため、送風ダクトを通って被冷却部に供給された空気は、シール部材のシール作用でそのユニット化された被冷却部へ向けてのみ供給されることになり、対象とする被冷却部の冷却処理を風量の調節により高精度で行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、送風ファンが筐体内に設けられているため、ユニット化された各被冷却部の筐体内は、当該筐体内に設けられた送風ファンによって直接的に、かつ、効率よく冷却されるとともに、他のファンの影響が及ばないことにより各被冷却部を対象とした風量を高精度で制御することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図であり、図2は、その内部構造を説明するための正面断面視の説明図である。なお、本実施形態では、本発明に係る画像形成装置として、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等の機能を兼ね備えた複合機を例に挙げて説明するが、本発明に係る画像形成装置は、かかる複合機に限定されるものではなく、例えば複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置あるいはスキャナ装置等の単能機に対しても適用可能である。
まず図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、画像形成処理を行う複合機11と、この複合機11の図1における右側部に付設された、多数枚の転写処理用の用紙Pを貯留して給紙する給紙装置12と、同左側部に付設された、転写処理後の用紙Pに対してパンチング処理やステイプル処理等の後処理を施す後処理装置13とからなる基本構成を有している。複合機11は、内部に後述する画像形成用の各種の機器が装着された直方体状の装置本体111と、この装置本体111の上部に付設された原稿読取装置119とを備えている。
前記装置本体111には、側面の適所に電源スイッチ111aが設けられているとともに、上面の適所(原稿読取装置119の前側)に操作パネル111bが設けられ、この操作パネル111bには、画像形成処理をスタートさせるスタートボタン111c、用紙Pの処理枚数等を入力するためのテンキー111dおよび各種のコメントを出力する液晶からなるモニター画面111e等が配設されている。
かかる前記装置本体111内には、図2に示すように、その下部に配設された給紙部112と、この給紙部112の側方および上方に配設された用紙搬送部113と、給紙部112の上方に配設された画像形成部114と、この画像形成部114の排出側に配設された定着装置115と、これら画像形成部114および定着装置115の上方に配設された画像読取部116とが設けられている。画像形成部114および定着装置115は、装置本体111の内部で用紙搬送方向と直交する幅方向(図2の紙面に直交する方向)に細長く配設され、装置本体111内の上部において図2における右側から画像形成部114、定着装置115の順に用紙Pの搬送方向(右から左方向)に沿って並設されている。
前記給紙部112は、給紙カセット112aに積層載置された用紙Pの束を、給紙ローラの回転動作によって最上位の用紙Pから1枚ずつ用紙搬送部113に給紙するものである。かかる用紙搬送部113は、給紙部112または前記給紙装置12から給紙された用紙Pを、各種搬送ローラ対113aによって画像形成部114へ搬送し、さらに画像形成部114および定着装置115において画像形成がなされた用紙Pを定着装置115の下流側に設けられた搬送ローラ対113aを介して後処理装置13に搬送するようになっている。
なお、両面印刷時には、用紙Pはスイッチバック部113bによって画像転写面が反転された後に、再び画像形成部114に搬送される。また、後処理装置13が設置されていない場合には、定着装置115による定着処理後の用紙Pは、定着装置115の下流側の搬送ローラ対113aを介して直接外部に排出される。
前記画像読取部116は、原稿の画像情報を読み取るものであり、1枚ずつの原稿を手置きで読み取らせる場合には、原稿読取装置119を開いて装置本体111の上面に設けられたコンタクトガラス116a上に当該原稿を載置する一方、原稿束から1枚ずつを自動的に読み取らせる場合には、当該原稿束を、閉じた状態の原稿読取装置119の給紙トレイ上に載置するようになっている。原稿束が給紙トレイ上に載置された場合は、当該原稿束から1枚ずつの原稿が自動的に順次コンタクトガラス116a上に送り込まれるようになっている。いずれの場合でもコンタクトガラス116a上に位置した原稿に、露光ランプから光が照射され、その反射光を反射鏡を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換部へ導くようになされている。
前記画像形成部114は、前記画像読取部116の下方に配設され、電子写真プロセスによって、用紙P上に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された光導電性を有する感光体ドラム114aと、この感光体ドラム114aの周囲にその回転方向に沿って配設された帯電装置114bと、同露光装置114cと、同現像装置114dと、同転写装置114eと、同クリーニング装置114fと、同除電装置114gとを備えている。
前記定着装置115は、上記画像形成部114の用紙搬送方向の下流側に配置され、画像形成部114においてトナー像の転写された用紙Pを、加熱ローラ115aと加圧ローラ115bとからなる一対の定着ローラに挟持させて加熱し、用紙P上のトナー像を当該用紙Pに定着させるものである。
前記給紙装置12は、大量の用紙Pを収容し、装置本体111の用紙搬送部113に向けて用紙Pを給送するものである。給紙装置12内では、大量の用紙Pが積載されるリフト部121が上下移動し、積載された用紙束の最上位のものが捌きローラ122および搬送ローラ対123によって繰り出され、装置本体111側に搬送されるようになっている。
前記後処理装置13は、上記装置本体111から下流端の搬送ローラ対113aを介して搬送されてきた用紙Pに対して、パンチ処理およびステイプル処理等の後処理や、用紙Pを中央で折りたたんでブック綴じするブック綴じ処理等を行った後、用紙Pをメイン排出トレイ131または多段に構成されたサブ排出トレイ132に排出するものである。なお、図1では、排出トレイ131,132の図示を省略している。
以下、このように構成された画像形成装置10の基本的な動作を説明する。まず、図2で時計方向に回転する感光体ドラム114aの周面が帯電装置114bによって一様に帯電され、引き続き前記画像読取部116で読み取られた画像情報に基づいて露光装置114c(レーザー装置等)からのレーザービームが感光体ドラム114aの周面に照射され、これによって感光体ドラム114aの周面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像装置114dから現像剤としてのトナーが供給されることによりトナー像が形成される。
ついで、給紙装置12または給紙部112からの用紙Pは、用紙搬送部113を通ってトナー像が形成された感光体ドラム114aに向けて搬送され、ここで転写ローラ等からなる転写装置114eにより感光体ドラム114aの周面のトナー像が用紙Pに転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは感光体ドラム114aから分離され、定着装置115に向けて搬送され、加熱ローラ115aおよび加圧ローラ115b間を通過することによる加熱処理でトナー像が定着される。定着装置115を通過した用紙Pは、搬送ローラ対113aを経て後処理装置13に搬送され、ステープル処理やパンチング処理等の所定の後処理の後に用紙排出トレイ131,132へ排出される。
そして、トナー像の用紙Pへの転写処理が完了した感光体ドラム114aは、クリーニング装置114fで周面に残留している残留トナーが取り除かれた後、除電装置114gで残留電荷を除去する除電処理が施され、その後、帯電装置114bにより再び周面に帯電処理が施される。
このように構成された画像形成装置10においては、上記のような画像形成動作により、画像形成部114や定着装置115等が発熱し、特に定着装置115からの発熱によって装置本体111内が高温雰囲気になる。この高温雰囲気をそのまま放置すると、装置内機器に悪影響を及ぼす虞があることから、本発明においては、装置本体111内の雰囲気を入れ換える(具体的には外気を装置本体111内に導入する)ことにより、装置本体111内を冷却するようになされている。
以下、図3〜図6を基に必要に応じて図1および図2を参照しながら複合機11の装置本体111内に設けられた冷却構造20を冷却する冷却構造について説明する。図3は、冷却構造20を説明するために当該冷却構造20に焦点を合わせた複合機11の平面断面視の説明図であり、図4は、同側面断面視の説明図である。また、図5は、複合機11の斜視図であり、前面カバー体(前カバー)117が開放された状態を示している。さらに、図6は、送風ダクト32(第3送風ダクト323)の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、送風ダクト32が環状シール部材325を介してユニット筐体60の壁面に密着された状態を示している。
まず図3に示すように、冷却構造20は、装置本体111の正面側に設けられて空気を装置本体111内に吸気する吸気部30と、この吸気部30を介して装置本体111内に導入された空気を排気する排気部40とを備えて構成され、吸気部30から取入れられた空気が装置本体111内において吸気部30および排気部40間に配設された複数の被冷却部50を流通して当該被冷却部50を冷却した後、排気部40から外部に排気されるようになっている。
本実施形態においては、前記被冷却部50として静電潜像が形成される感光体ドラム114aの周面にトナーを供給してトナー像を形成させる現像装置114dの周辺である第1被冷却部51と、トナー像を用紙Pに転写した後に感光体ドラム114aの周面に残留した残留トナーを除去するクリーニング装置114fの周辺である第2被冷却部52と、用紙Pに転写されたトナー像に対し定着処理を施す定着装置115の周辺である第3被冷却部53とを設定している。
前記吸気部30は、各被冷却部50(第1〜第3被冷却部51,52,53)に対応して設けられた複数の吸気口31と、この吸気口31に対応して設けられた送風ダクト32と、この送風ダクト32と対向して前記被冷却部50内に設けらた送風ファン33とを備えている。前記送風ファン33を駆動することにより、吸気口31を介して吸気された空気が前記被冷却部50を流通した後、排気部40を介して排気されるようになっている。
前記吸気口31は、現像装置114dおよび感光体ドラム114aの図3における右側の一部を域内に納めた第1被冷却部51を対象とする第1吸気口311と、クリーニング装置114fおよび感光体ドラム114aの図3における左側の一部を域内に納めた第2被冷却部52を対象とする第2吸気口312と、定着装置115を域内に納めた第3被冷却部53を対象とする第3吸気口313とからなっている。
これらの第1〜第3吸気口311,312,313は、図1に示すように、装置本体111の前面上部を開閉自在に覆った前面カバー体117の上部位置に横方向に並んだ状態で設けられている。
一方、前面カバー体117は、表板117′と、この表板117′から若干離間した状態で当該表板117′と対向した裏板117″とによって二重構造で形成されている。前記第1〜第3吸気口311,312,313は表板117′側に設けられている。裏板117″の周縁部は表板117′に向かって折り曲げられて形成した環状縁部が密着状態で表板117′に固定されることにより表板117′と裏板117″とが一体化されている。そして、かかる表板117′と裏板117″との間に、第1〜第3吸気口311,312,313から取り入れられた空気が通過する空気通過空間Vが形成されている。
前記空気通過空間Vは、2枚の仕切り板117cによって3つに仕切られ、これによって第1吸気口311および第1送風ダクト321に対応した第1空気通過空間V1と、第2吸気口312および第2送風ダクト322に対応した第2空気通過空間V2と、第3吸気口313および第3送風ダクト323に対応した第3空気通過空間V3との3空間に分けられている。
こうすることで第1吸気口311から取り入れられた空気は、第1被冷却部51専用の第1空気通過空間V1を通り、第1送風ダクト321を介して当該第1被冷却部51へ導入され、第2吸気口312から取り入れられた空気は、第2被冷却部52専用の第2空気通過空間V2を通り、第2送風ダクト322を介して当該第2被冷却部52へ導入され、第3吸気口313から取り入れられた空気は、第3被冷却部53専用の第3空気通過空間V3を通り、第3送風ダクト323を介して当該第3被冷却部53へ導入されるようになっている。
このように、空気通過空間Vを第1〜第3被冷却部51,52,53に対応させて第1〜第3空気通過空間V1,V2,V3に仕切ることにより、装置本体111内において第1〜第3被冷却部51,52,53へ向かう空気の流通経路がそれぞれ確定され、これによって各被冷却部51,52,53へ向かう空気は、他の被冷却部50へ向かう空気に影響されることがないため、空気を安定した状態で各被冷却部51,52,53へ導き入れることが可能になる。
このような前面カバー体117は、図5に示すように、一方の側部(図5に示す例では右側の側部)の上下の縁部から互いに反対方向に突設された上下一対の連結軸117a(下側の連結軸117aは不図示)を有し、これらの連結軸117aが装置本体111の給紙部112より上の右側部に装着されることによって連結軸117a回りに正逆回動して開閉されるようになっている。
前記第1吸気口311および第3吸気口313には、図1に示すように、格子状のルーバー117bが装着されているのに対し、中央部の第2吸気口312は、エンブレムが表わされた盾型の表象板118で覆われ、これによって複合機11の前面がデザイン的に優れたものになっている。かかる表象板118と第2吸気口312の内周面との間に外気を取入れるための環状隙間118aが形成されている。
前記送風ダクト32は、図3〜図5に示すように、二重構造で構成された前面カバー体117の裏板117″から装置本体111内に向かって角筒状で、かつ、裏板117″を貫通した状態で突設されている。かかる送風ダクト32は、一端面が前記第1吸気口311と対向するとともに、他端面が前記第1被冷却部51と対向した第1送風ダクト321と、一端面が前記第2吸気口312と対向するとともに、他端面が前記第2被冷却部52と対向した第2送風ダクト322と、一端面が前記第3吸気口313と対向するとともに、他端面が前記第3被冷却部53と対向した第3送風ダクト323とを備えている。
これら第1〜第3送風ダクト321,322,323の他端面(被冷却部50と対向した側の端面)にはそれぞれ縦横の桟材からなる格子324(図5,図6)が形成されているとともに、他端面おける周縁面には、それぞれゴムや軟質の合成樹脂等の弾性部材からなる環状シール部材325が貼着されている。
一方、前記現像装置114d、クリーニング装置114fおよび定着装置115はそれぞれ関連機器がまとめられてユニット化され、ユニット筐体60(図5)内に納められている。かかるユニット筐体60としては、主に帯電装置114bが装着された現像装置用ユニット筐体61、主にクリーニング装置114fが装着されたクリーニング装置用ユニット筐体62および定着装置115が装着された定着装置用ユニット筐体63等が備えられている。本実施形態においては、図3に示すように、ユニット筐体60は、被冷却部50と重複している。
そして、前記各第1〜第3送風ダクト321,322,323は、前面カバー体117が閉止された状態で、対応したユニット筐体60の前面に僅かな隙間を介して対向し得るようにそれぞれ裏板117″からの突設量が設定されている。具体的には、図5に示すように、第1送風ダクト321は、現像装置用ユニット筐体61の前面と環状シール部材325を介して当接し得るように、第2送風ダクト322は、クリーニング装置用ユニット筐体62の前面と環状シール部材325を介して当接し得るように、第3送風ダクト323は、定着装置用ユニット筐体63と環状シール部材325を介して当接し得るようにそれぞれ突設量が設定されている。
なお、特に定着装置用ユニット筐体63は、定着装置115をその下部に抱え込むように構成され、これによって定着装置115の上方位置が第3送風ダクト323と対向するようになっている。また、定着装置用ユニット筐体63における第3送風ダクト323と対向する壁面には、複数の通風孔631が穿設されている。したがって、第3送風ダクト323から供給された空気は、通風孔631を通って定着装置用ユニット筐体63を貫流し、定着装置115で発生して上昇した熱気が貫流空気に同伴して外部に排出されることによって第3被冷却部53の冷却処理が効率的に行われるようになっている。
また、クリーニング装置用ユニット筐体62における第2送風ダクト322と対向する壁面にも、前記通風孔631と同様の通風孔621が設けられ、第2送風ダクト322を介して導入された空気がクリーニング装置用ユニット筐体62を貫流することにより、第2被冷却部52が効率的に冷却されるようになっている。
なお、現像装置用ユニット筐体61には、前記通風孔621,631のような孔は設けられていないが、この部分には各所に現像装置用ユニット筐体61を貫通した隙間が存在するため、第1送風ダクト321を介して導入された空気がこれらの隙間を通って現像装置用ユニット筐体61を貫流するので、第1被冷却部51が効率的に冷却される。
前記送風ファン33は、第1〜第3被冷却部51,52,53内にそれぞれ専用のものが設けられている。かかる送風ファン33は、第1被冷却部51内に設けられた当該第1被冷却部512専用の第1送風ファン331と、第2被冷却部52内に設けられた当該第2被冷却部52専用の第2送風ファン332と、第3被冷却部53内に設けられた当該第3被冷却部53専用の第3送風ファン333とからなっている。各送風ファン331,332,333は、ファン軸が対応した各送風ダクト321,322,323の中心線に沿うように設けられ、これによって空気が各送風ダクト321,322,323内を偏りのない状態で流通するようになされている。
また、各送風ダクト321,322,323の入口側には、当該各送風ダクト321,322,323を覆うようにフィルタ326(図6)が張設され、第1〜第3被冷却部51,52,53内の第1〜第3送風ファン331,332,333の駆動で第1〜第3送風ダクト321,322,323を介して第1〜第3被冷却部51,52,53内に取り入れられる空気が清浄化処理されるようになっている。
前記排気部40は、図3および図4に示すように、装置本体111の背面板111fを共用した状態で装置本体111の底板111g(図4)に立設された排気ダクト41と、底板111gにおける排気ダクト41の下端面に対応した部分に穿設された複数の排気孔42とを備えて構成されている。前記排気ダクト41は、図3における左右幅寸法が被冷却部50の幅寸法と略同一に設定されているとともに、高さ寸法が被冷却部50の最下位の高さ寸法と略同一に設定され、これによって被冷却部50を貫流した空気は、排気ダクト41内を通って排気孔42から外部に排気されるようになっている。
このように構成された冷却構造20によれば、第1〜第3送風ファン331,332,333を駆動することにより、外部の空気が第1〜第3吸気口311,312,313を通って一旦前面カバー体117の表板117′と裏板117″との間の空間に導入された後、フィルタ326を通って粉塵が除去された状態で第1〜第3送風ダクト321,322,323を介して被冷却部50に供給され、これによって第1〜第3被冷却部51,52,53に冷却処理が施される。冷却処理後の空気は、排気ダクト41を通り、排気孔42から外部に排出される。
そして、第1〜第3被冷却部51,52,53には、それぞれ専用の第1〜第3送風ファン331,332,333が設けられているとともに、各送風ファン331,332,333は、第1〜第3送風ダクト321,322,323によってそれぞれ対象となる被冷却部50にしか空気を送り込まないようになされているため、各被冷却部51,52,53の状況に応じて各部専用の送風ファン33の風量を設定することで高精度の冷却処理を施すことが可能になる。
以上詳述したように、本発明に係る画像形成装置10は、装置本体111の正面側に設けられ、空気を装置本体111内に吸気する吸気部30と、この吸気部30を介して装置本体111内に導入された空気を排気する排気部40と、装置本体111内における吸気部30および排気部40間に配設された被冷却部50とを備えてなるものであり、吸気部30は、各被冷却部50に対応して設けられた複数の吸気口31と、該吸気口31から吸気された空気を被冷却部50へ送風する送風ファン33と、該送風ファン33によって吸気され送風された空気を、対象とする被冷却部50へ向かわせる複数の送風ダクト32とを備えて構成されているものである。
かかる構成によれば、装置本体111の正面側には、装置本体111に内装された複数の被冷却部50にそれぞれ対応した複数の送風ファン33と、この送風ファン33によって吸気された空気を対象とする被冷却装置へ向かわせる送風ダクト32とが設けられているため、各送風ファン33の駆動によって吸気された空気は、各被冷却部50専用の送風ダクト32に案内されつつ当該送風ファン33が対象とする被冷却部50へ向けて送り込まれ、これによって被冷却部50が冷却される。
このように、各被冷却部50は、それぞれ専用の送風ファン33およびこの送風ファン33の吸気した空気が専用の送風ダクト32を介して送り込まれた空気流に曝されるため、従来のような排気口側に1台のファンしか設けられておらず、このファンの入口側に設けられた各被冷却部50に対応するダクトを介して空気を装置本体111内に導入するものに比較し、各被冷却部50に対応した送風ファン33の駆動を調節することによって過不足のない最適な風量の空気を各被冷却部50に供給することができ、これによって被冷却部50に対する高精度で効率的な冷却処理を実現することができる。
また、被冷却部50は、静電潜像が形成される感光体ドラム114aの周面にトナーを供給してトナー像を形成させる現像装置114dの周辺と、トナー像を用紙Pに転写した後に感光体ドラム114aの周面に残留した残留トナーを除去するクリーニング装置114f周辺と、用紙Pに転写されたトナー像に対し定着処理を施す定着装置115の周辺とが設定されているため、これら現像装置114dの周辺、クリーニング装置114fの周辺および定着装置115の周辺は、いずれも熱源が存在する装置の周辺であるとともに、レイアウト上、装置本体111内における各装置の配置状態が一部に偏ることなく均等であり、かかる各装置の周辺に予め設定された風量の冷却用の空気を的確に送り込むことによって各装置がそれぞれの特性に応じて高精度で効果的に冷却され、装置本体111内の適正な温度における温度分布の均一化を達成することができる。
なお、さらに他の熱源とみなし得る感光体ドラム114aは、現像装置114dとクリーニング装置114fとに挟まれているため、現像装置114dの周辺とクリーニング装置114fの周辺とに空気を送り込むことによってこれらの空気が感光体ドラム114aの周辺をも流通し、これによって感光体ドラム114aをも冷却することができる。
また、各被冷却部51,52,53は、熱を発する所定の機器が現像装置用ユニット筐体61、クリーニング装置用ユニット筐体62および定着装置用ユニット筐体63内に装着されることによりユニット化され、しかも、各送風ダクト321,322,323は、各ユニット筐体61,62,63における送風ダクト32と対向する壁面に環状シール部材325を介して通風孔621,631(なお、本実施形態においては、現像装置用ユニット筐体61には通風孔が設けられていないが、通風孔に代わる通風用の隙間が存在するため、この隙間を通風孔とみなすことができる)を囲むように壁面に密着する長さ寸法を有しているため、各送風ダクト321,322,323からの空気は、各被冷却部51,52,53へ向けてのみ供給されることになり、風量の調節によって対象とする被冷却部の冷却処理を高精度で行うことができる。
さらに、装置本体111には、被冷却部50の前方部分と対向した開閉自在な前面カバー体117が設けられ、この前面カバー体117に複数の吸気口31が設けられ、送風ダクト32は、前面カバー体117と一体で吸気口31に対向配置されているため、前面カバー体117を開放することにより前面カバー体117と一体の送風ダクト32が被冷却部50から分離されて被冷却部50が外部に露出した状態になり、これによって被冷却部50のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、第1被冷却部51として現像装置用ユニット筐体61が設定され、第2被冷却部52としてクリーニング装置用ユニット筐体62が設定され、第3被冷却部53として定着装置用ユニット筐体63が設定されているが、本発明は、被冷却部50として現像装置用ユニット筐体61、クリーニング装置用ユニット筐体62および定着装置用ユニット筐体63の全てを設定することに限定されるものではなく、少なくとも第3被冷却部53として定着装置用ユニット筐体63を設定し、他の現像装置用ユニット筐体61およびクリーニング装置用ユニット筐体62については状況に応じてそれらの内のいずれか一方を第1被冷却部51または第2被冷却部52として設定してもよい。さらに状況が許すならば、現像装置用ユニット筐体61およびクリーニング装置用ユニット筐体62については、送風による冷却処理を施さなくてもよい。
(2)上記の実施形態においては、前面カバー体117における表板117′と裏板117″との間に形成された空気の通過空間に仕切りが設けられていないが、この通過空間に仕切りを設けて第1吸気口311からの吸気は第1送風ダクト321へのみ向かうように、第2吸気口312からの吸気は第2送風ダクト322へのみ向かうように、第3吸気口313からの吸気は第3送風ダクト323へのみ向かうようにしてもよい。こうすることよって各被冷却部51,52,53へ向かう風量をより精度よく制御することが可能になる。
(3)上記の実施形態においては、送風ダクト32は角筒状に形成されているが、本発明は、送風ダクト32が角筒状であることに限定されるものではなく、状況に応じて円筒状やその他の形状の筒体によって形成してもよい。
(4)上記の実施形態においては、排気部40の排気孔42が装置本体111の底板111gに設けられているが、こうする代わりに排気孔42を装置本体111の背面板111f側に設けてもよい。このようにすれば、排気ダクト41を設ける必要がなくなり、その分部品コストの低減化に貢献することができる。
(5)上記の実施形態においては、表象板118は、外周縁が装飾的効果を有する6角形の盾型形状に形成されているが、表象板118の形状は6角形であることに限定されるものではなく、三角形や四角形でもよいし、さらには円形や楕円形でもよい。ただし、表象板118の外周縁を円形や正方形等の単純な形状ではなく、装飾的効果を有する装飾形状とすれば、埃などが付着しても一見目立たなくなるという点で有利である。装飾形状としては、上記の実施形態のような盾形状の他、例えば、動物や植物等の形状をかたどった象形形状等のそれ自体で装飾的な効果が得られるものを挙げることができる。
(6)上記の実施形態においては、送風ファン33が被冷却部50内に設けられているが、本発明は、送風ファン33が被冷却部50内に設けられることに限定されるものではなく、前面カバー体117に設けられた送風ダクト32内に設けてもよい。こうすることによって、前面カバー体117を開放した状態で送風ファン33のメンテナンスを行うことが可能になり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 画像形成装置の内部構造の一実施形態を示す正面断面視の説明図である。 冷却構造を説明するための複合機の平面断面視の説明図である。 冷却構造を説明するための複合機の側面断面視の説明図である。 複合機を示す斜視図であり、前面カバー体が開放された状態を示している。 送風ダクトの一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、送風ダクトが環状シール部材を介してユニット筐体の壁面に密着された状態を示している。
10 画像形成装置 11 複合機
111 装置本体 111a 電源スイッチ
111b 操作パネル 111c スタートボタン
111d テンキー 111e モニター画面
111f 背面板 111g 底板
112 給紙部 113 用紙搬送部
113a 搬送ローラ対 113b スイッチバック部
114 画像形成部 114a 感光体ドラム
114b 帯電装置 114c 露光装置
114d 現像装置 114e 転写装置
114f クリーニング装置 114g 除電装置
115 定着装置 115a 加熱ローラ
115b 加圧ローラ 116 画像読取部
116a コンタクトガラス 117 前面カバー体(前カバー)
117′ 表板 117″ 裏板
117a 連結軸 117b ルーバー
117c 仕切り板
118 表象板 118a 環状隙間
119 原稿読取装置 12 給紙装置
121 リフト部 122 捌きローラ
123 搬送ローラ対 13 後処理装置
131 メイン排出トレイ 132 サブ排出トレイ
20 冷却構造 30 吸気部
31 吸気口 311〜313 第1〜第3吸気口
32 送風ダクト 321〜323 第1〜第3送風ダクト
324 格子 325 環状シール部材
326 フィルタ 33 送風ファン
331〜333 第1〜第3送風ダクト
40 排気部 41 排気ダクト
42 排気孔 50 被冷却部
51〜53 第1〜第3被冷却部
60 ユニット筐体 61 現像装置用ユニット筐体
62 クリーニング装置用ユニット筐体
621 通風孔 63 定着装置用ユニット筐体
631 通風孔 P 用紙
V 空気通過空間 V1〜V3 第1〜第3空気通過空間

Claims (4)

  1. 装置本体の正面側に設けられ、空気を装置本体内に吸気する吸気部と、この吸気部を介して装置本体内に導入された空気を排気する排気部と、装置本体内における前記吸気部および排気部間に配設された複数の被冷却部とを備えてなる画像形成装置であって、
    前記吸気部は、各被冷却部に対応して設けられた複数の吸気口と、各被冷却部に対応して設けられ前記各吸気口から吸気された空気をそれぞれ前記被冷却部へ送風する複数の送風ファンと、該送風ファンによって吸気され送風される空気を、前記複数の吸気口から個別に対象とする被冷却部へそれぞれ向かわせる複数の送風ダクトとを備え、
    前記装置本体の正面側には開閉自在な前カバーが設けられ、該前カバーは前記装置本体の外面側に位置する表板と、該表板と離間して対向配置された裏板とを含む二重構造とされ、前記表板と前記裏板との間には空気通過空間が設けられ、
    前記複数の吸気口は、前記表板にそれぞれ設けられ、
    前記複数の送風ダクトは、前記裏板からそれぞれ突設され、
    前記表板と前記裏板との間には、前記空気通過空間を個々の吸気口及び送風ダクトに対応した空間に仕切る仕切り板が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体には、静電潜像が形成される感光体ドラムの周面にトナーを供給してトナー像を形成させる現像装置と、トナー像を用紙に転写した後に感光体ドラムの周面に残留した残留トナーを除去するクリーニング装置と、用紙に転写されたトナー像に対し定着処理を施す定着装置とが設けられ、前記被冷却部は、前記定着装置周辺、前記現像装置周辺およびクリーニング装置周辺の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記被冷却部は、所定の機器が筐体内に装着されることによりユニット化され、前記筐体における前記送風ダクトと対向する壁面に通風孔が穿設され、前記送風ダクトは、先端縁面がシール部材を介して前記通風孔を囲むように前記壁面に密着するものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記送風ファンは、前記筐体内に設けられていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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