JP2005148290A - 画像形成装置 - Google Patents

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美恵子 石井
Teruaki Mitsuya
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Abstract

【課題】 使用中での温度上昇を抑え画質の保持が得られるようにした画像形成ユニット縦積みによるタンデム方式の画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 筐体7の中に複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを縦積みしたタンデム方式の画像形成装置において、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの間に横通路17Y、17M、17C、17K、17Xを形成させ、これらの横通路17Y〜17Xに、排気ファン24により外気を強制的に通流させ、冷却が図られるようにしたもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の画像形成ユニットを用いて単色カラー像を形成し、これら単色カラー像を合成して多色のカラー像を形成する画像形成装置に係り、特に複数の画像形成ユニットが上下に並んで配列されている縦置きタンデム方式の画像形成装置に関する。
カラー画像を形成する装置は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の像(単色カラー像)を重ね合わせて多色のカラー像を形成するのが一般的であるが、このとき、各単色カラー像の形成を各々独立した感光体で行うようにした、いわゆるタンデム方式の画像形成装置が従来から知られている。
ここで、図6は、このタンデム方式の画像形成装置の一例を示したので、この図6に示すように、この画像形成装置100は、Y色用とM色用、C色用、それにK色用の各々に対応して画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを筐体7内に備えている。
そして、これら複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、図示のように上下に並んで縦に配列してあり、これが縦置き(縦積み)タンデム方式と呼ばれる所以である。
このとき各画像形成ユニット10Y〜10Kには、夫々感光体(感光ドラム)1と像書き込み露光装置2、それにトナー像を形成するための現像装置3が設けられ、感光体1の周囲には各々帯電装置(図示せず)などが設けられている。
そこで、この画像形成装置100は、画像形成動作時、まず、図示してない各々の帯電装置により各色の感光体1を一様に帯電させ、この後、各色の像書き込み露光装置2により各色の感光体1上に、順次、Y色、M色、C色、それにK色の各静電潜像を形成させ、各色の現像装置3によりトナー像に現像した後、転写ベルト4上に順次重ね合わせる。
この後、転写装置5により、図示してない給紙装置から搬送されてくる転写シート11にY、M、C、Kの4色が重ね合わされたトナー像を転写し、次いで定着器6により、転写シート11上に転写されたトナー像を定着し、永久画像を得るようになっている。
従って、画像形成ユニット10Y〜10Kは、感光体1、露光装置2、現像装置3を纏めて総称したものである。
ところで、この図6に示した画像形成装置100では、印刷時、印刷動作により装置内の各部分で熱が発生する。このとき特に発熱量が多いのは定着器6であるが、その他の部分、例えば紙搬送部のモータ(図示せず)や画像形成ユニット10、コントローラ等の電子部品部分13、定着後の高熱を吸収した転写シート11を搬送する紙搬送路(図示せず)など様々な熱源が多数存在しているため、印刷時、装置内の温度は急激に上昇する。
この装置内の温度上昇は、例えば現像装置3に関しては、トナー(固体現像剤)の帯電量の低下をもたらし、トナーが飛散し易くなる。また、像書き込み露光装置2に関しては、そこにあるレーザの特性が熱により変動し、画像の乱れをもたらす。
この場合、各色の感光体1上に形成されたトナー像を転写シート11上に転写する際、転写位置がずれて画質が劣化するなど画像形成に対する様々な悪影響が起こる。
このとき、例えば複数の感光体1間の距離が200mmであった場合、熱膨張による変化は±8μm/℃程度にもなるので、僅かな温度変化でも各色の転写位置に大きなずれが生じ、画質が低下してしまう。
そこで、このような装置内温度上昇による画像形成に対する悪影響を防止するため、従来から、作像部と転写部を仕切り部材により電装部及び定着部から仕切り、定着器の近傍に排気ファンを設けて機内温度上昇による作像部等の不具合を防ぐ方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、このとき、定着器を断熱部材で仕切ると同時に画像形成装置の筐体の底面に外気吸引口及びそれに近接した吸気ファンを設け、外気吸引口から筐体内部に吸引した外気を筐体箇所に設けた排気口により排気するように構成し、効率的な冷却と換気を行って画像形成装置の性能の劣化や寿命低下を防止する方法も従来から知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−202580号公報 特開平11−282327号公報
上記従来技術は、タンデム方式の画像形成装置内の温度上昇に配慮がされておらず、画質の保持に問題があった。
従来の画像形成装置は主に小型のタイプが多かったため、大型の画像形成装置で、しかも画像形成ユニットを縦積みに配置した場合の温度差による機構部分の熱膨張変化に起因する画像の色ずれなどについては、これまであまり検討がされていなかった。従って、従来技術では、画質の保持に問題が生じてしまうのである。
本発明の目的は、使用中での温度上昇を抑え画質の保持が得られるようにした画像形成ユニット縦積みによるタンデム方式の画像形成装置を提供することにある。
上記目的は、少なくとも感光体と露光装置及び現像装置からなる画像形成ユニットを、筐体内に複数個縦積みしたタンデム方式の画像形成装置において、前記複数の画像形成ユニットの間に横方向に通る複数の通路を設け、前記通路に外気か通流されるようにして達成される。
このとき、前記複数の通路が往復ラダー形式の通路として形成されるようにしても上記目的が達成され、一方向ラダー形式の通路として形成されるようにしても上記目的が達成される。
また、このとき、前記筐体の上部に吸気口が設けられ、前記筐体の下部に排気口と排気ファンが設けられているようにしても上記目的が達成され、前記筐体の下部に吸気口が設けられ、前記筐体の上部に排気口と排気ファンが設けられているようにしても上記目的が達成される。
更に、このとき、前記筐体の側面部に複数の吸気口が設けられていることによっても上記目的が達成され、前記筐体の一方の側面部に複数の吸気口が設けられていることによっても上記目的が達成される。
ここで、更に実施形態に基づいて具体的にいえば、前記の問題点は、露光装置より感光体上に形成された静電画像をトナー画像に可視像化して互いに異なる複数の画像色の画像を形成する露光装置、感光体、現像装置より成る画像形成ユニットと、前記各色の画像形成ユニットと対峙して接触し、画像形成ユニットにより形成されたトナー画像を該表面に担持し、搬送する画像搬送手段と、前記搬送手段上のトナー画像を転写シート上に転写する転写装置と前記転写シート上のトナー画像を転写シートに定着する定着器、及びこれらの構成要素を被う筐体より構成される画像形成装置において、前記複数の画像形成ユニットを支持する支持部材である内壁を設けて、その内壁に冷却空気を流入させる通風孔を設けると共に前記内壁の側面と前記筐体の隣接部分との間に突起部分を設けて画像形成ユニットと筐体間の片側の空隙を遮へいし、さらに各現像器及び各露光器の上部及び下部に間隙を設けてラダー状の空気流路を形成し、前記筐体の上部に吸気口、筐体下部に排気口及び排気口に隣接した排気ファンを設けて、前記吸気口より吸入された空気を前記各現像器及び各露光器の上部及び下部の前記空気流路を通過させて前記筐体下部に設けられた排気口から前記排気ファンにより排気されるような構成とすることにより解決される。
また、他の冷却方法としては、前記排気ファン及び排気口を筐体下部ではなく、筐体上部に設けて、各現像器及び各露光器の上部及び下部における空気流路と筐体とが直行する筐体部分に吸気口を設けることにより空気流量を高温になりやすい筐体上部を大に、低音の筐体下部の空気流量を小にすることにより温度の均一化を計る構成とすることにより、前記問題点を解決する。
以上述べたように、前記空気流路及び空気流量を吸気口、通風孔、突起部分、排気ファン及び排気口、吸気口等により冷却及び温度の均一化に対して効率的に構成することにより、縦積みの複数の現像ユニット間の温度差を低減し、効率的な冷却及び温度の均一化が可能となり、画像の色ずれ等を防止し、画質低下を防ぐことができる。
本発明によれば、画像形成ユニットの縦積みによるタンデム方式の画像形成装置における温度上昇が抑えられるので、良好な画質を保持することができる。
以下、本発明の画像形成装置について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
ここで、以下に説明する実施形態は、一例として、図6で説明した画像形成ユニット縦積みによるタンデム方式の画像形成装置に本発明を適用したもので、このとき、各図における同一番号は同一部分を示している。
図1は本発明の第1の実施形態で、これは、図6の矢印方向から筐体7の内部をみた図であるが、ここで、このようなタンデム方式の画像形成装置100においては、既に図6により説明したように、縦積みされた各色の感光体1及び像書き込み露光装置2を服務画像形成ユニットがC、M、Y、Kの各単色毎に個別に設けられている。
そして、各々の帯電装置(図示せず)により各色の感光体1を一様に帯電した後、各色の像書き込み露光装置2により各色の感光体1上に順次、C、M、Y、Kの各単色毎の静電潜像を形成し、これらの静電潜像を、各色の現像装置3によりトナー像に現像した後、転写ベルト4上に順次重ね合わせる。
その後、給紙装置から搬送されてくる転写シート11に、転写装置5で転写ベルト4のトナー像を転写し、定着器6により定着して永久画像が得られるようにするのであるが、このトナー画像を転写シート11に定着する際、定着器6は180〜200℃近くまで温度を上げ、熱と圧力によりトナー像を転写シート11に圧着し、確実に永久画像が形成できるようにしている。
従って、画像形成ユニット10Y〜10Kの露光装置2や定着器6などは多量の熱を発生し、このため、筐体7内で上下方向に大きな温度差が生じてしまう。
このときタンデム方式の画像形成装置100の場合は、各色のトナー像を同一位置に重ね書きするので、各色の画像形成ユニット10Y〜10Kの間に高い位置精度が求められているので、温度に僅かな変化があっても、熱膨張により各色の転写位置に大きなずれが生じ、画質が低下してしまう。
そこで、この図1の実施形態では、画像形成ユニット10Y〜10Kを筐体1の中で支持している内壁部材14L、14Rに、通風孔15L、15R、15LY、15LM、15LC、15LKと、通風路形成部材22L1、22L2、22R1、22R2を設ける。
そして、筐体7にも吸気口21と排気口23を設け、これらにより、縦通路16L1、16L2、16L3、16R1、16R2、16R3と横通路17Y、17M、17C、17K、17Xが筐体7内に形成されるようにし、ここに排気ファン24で通風し、筐体7内の温度上昇を抑えるようにしたものである。
ここで、図2と図3は、図1から内壁部材14L、14Rを引き出し、斜視図として示したもので、このとき図3は内壁部材14L、14Rだけを示したもので、これら図1〜図3から明らかなように、まず、2枚の内壁部材14L、14Rは、筐体7の中に取付けられ、これにより、各色の画像形成ユニット10Y〜10Kが両側から挟まれた形で、筐体7内に保持する働きをする。
このとき、画像形成部と定着器6及び周辺部との間には、断熱性を持つ材料で作られた仕切り部材25を設けてある。
そして、内壁部材14L、14Rの外側に角棒状をした通風路形成部材22L1、22L2、22R1、22R2を取付け、これにより内壁部材14L、14Rの外側と筐体7の内面の間に残してある空間を上下に区切り、ここに縦通路16L1、16L2、16L3、16R1、16R2、16R3が形成されるようにする。
更に、このとき、内壁部材14L、14Rに設けてある通風孔15L、15R、15LY、15LM、15LC、15LKは、各内壁部材14L、14Rの内側と外側を所定の位置で連通させる働きをする。
そして、これにより、各々の画像形成ユニット10Y〜10Kの上に横通路17Y、17M、17C、17Kが形成され、画像形成ユニット10Kの下に横通路17Xが形成されることになる。
また、このとき、特に図2から明らかなように、横通路17Y、17M、17C、17Kの中には、各画像形成ユニット10Y〜10Kの像書き込み露光装置2が位置し、像書き込み露光装置2の上下と現像装置3の上下に、各画像形成ユニット10Y〜10Kを効率的に冷却するのに十分な幅の空気流路が形成されるようにしてある。
ここで、吸気口21は筐体7の上部に設けられ、これにより縦通路16L1が外部に連通されるようにし、排気口23は筐体7の下部に設けられ、これにより縦通路16R3が外部に連通されるようにする。そして排気口23に排気ファン24を設ける。
そこで、この排気ファン24を動作させると、縦通路16R3内の空気が外部の大気中に排出され、これに伴って吸気口21から外部の大気(空気)が縦通路16L1に吸込まれるようになる。
そして、この縦通路16L1に流入した空気は、順次、矢印a、b、c、d、e、f、g、h、i、jで示すように、各横通路17Y、17M、17C、17Kを、交互に左方向と右方向に交互に通過して上から下に流れるようになる。そこで、このような横通路の構成を、ここでは往復ラダー形式の通路と定義する。
この結果、各画像形成ユニット10Y〜10Kの像書き込み露光装置2と現像装置3は排気ファン24による空気の流れに十分に曝され、効果的に冷却されることになるので、動作中での温度上昇を抑えることができる。
従って、この実施形態によれば、熱膨張による各色の転写位置のずれの発生を抑え、高い画質を容易に維持することができる。
ここで、上記した熱による膨張や変動に対する影響を把握するため、筐体7の内部の温度分布について熱解析シミュレーションを実施した。そして図7Aは、このときの解析条件で、図7Bが解析結果である。
まず、図7Aに示すように、発熱源としては定着器6内のヒートロール、露光装置2内のミラーモータ、現像装置3内のマグロール及び現像フレームを想定し、各表示温度を想定した。また、吸排気条件としては、画像形成装置下部から空気を自然吸気し、上部からファンにより3m/sの流量で排気する場合を想定した。
この結果、図7Bに示す各画像形成ユニット10の温度分布を得た。ここで、各現像装置部分の温度は、図示のように、上部では約29.1℃で、下部は23.5℃であり、従って上下で約5.6℃の温度差が生じ、各画像形成ユニット10間でも約1〜2℃の差が生じていることが判る。
しかも、このときの解析では、主要な要素部品しか考慮していないため、実際にはフレームや配線等の装置内の空気の自然対流を妨げたり、乱したりする要因が加わり、このため、実際には本解析の2倍程度になり、全体として12℃程度の温度上昇が発生し、最下段と最上段の画像形成ユニット間で10℃程度の温度差が発生することが考えられる。
このような解析結果より、縦積みに配置された各画像形成ユニット10の温度が異なることによる各ユニットにおける機構部分の熱膨張変動が異なることが予想される。
具体的に説明すると、図6に示した画像形成ユニット10の現像装置3においては、温度が上昇するとトナー帯電量が変化することによる転写効率の変動や、露光装置2のレーザ特性が変化することによる画像の乱れが予測される。
更に、感光体1においては、各色の感光体1間の熱膨張ピッチ変動が±8μm/℃(感光体間距離=200mmの場合)程度、生じることが予測されており、従って、転写ベルト4上に形成される画像に色ずれが発生してしまうことが考えられる。
しかして、図1と図2に示した第1の実施形態によれば、各画像形成ユニット10Y〜10Kが効率的に冷却されるので、上下間の温度差が低減され、色ずれを防止することができることになる。
この第1の実施形態では、図1と図2で説明したように、縦通路16L1、16L2、16L3、16R1、16R2、16R3と横通路17Y、17M、17C、17K、17Xが筐体7内に形成されるようにしたので、各像書き込み露光装置2と現像器3の間にラダー状の空気流路が形成される。
そして、このラダー状の空気流路に通風ファン24により冷却用の空気が通流されるようになるので、冷却が効率的に行われ、上下の温度の不均一を低減することができ、従って、色ずれを防止し、画質を高く維持することができることになる。
このとき、この図1〜図3の実施形態では、ラダー状の空気流路を上から下に空気が流れるので、上昇しやすい暖気(温度が高い空気)が下部に送られるため、更に温度の均一化が図れるというメリットもある。
また、この第1の実施形態では、冷却を効率よく行ない、定着器6の温度上昇及び定着器6により過熱された転写シート11が紙搬送路(図示せず)を通ることによる紙搬送路部分の温度上昇などの各画像形成ユニット10や転写ベルト4により構成される画像形成部分への影響を最小限に抑えるために、画像形成部分と定着器6及び紙搬送路部分との間に断熱性を持つ材料で作られている仕切り部材25が設けてあり、この結果、温度の均一化を更に図ることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
まず、図4は本発明の第2の実施形態で、これは、図1〜図3で説明した第1の実施形態における排気口23と排気ファン24を筐体7の上部に移すと共に、第1の実施形態における吸気口21に代えて、複数の吸気口21L1、21L2、21L3、21R1、21R2を筐体7の両側面に設けたものであり、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
従って、この第2の実施形態でも、装置の内部に往復ラダー形式の空気流路を形成して冷却を図った点は同じであるが、この画像形成装置100においては、排気口23と排気ファン24が上部にあるため、もしも吸気口21L4だけが設けられていたとすると、往復ラダー形式の通路を下から上に空気が流れるようになる。
しかし、このとき、この第2の実施形態では、吸気口21L4の他にも、筐体7の両側面には複数の吸気口21L1、21L2、21L3、21R1、21R2が設けられているので、排気ファン24により空気が排気口23から排出されたとき、吸気口21(21L4)からだけではなく、これら他の吸気口21L1〜21R2からも外気が吸込まれるようになる。
ここで、図4の中で空気の流れを表わす矢印a〜jは、空気が流れる方向だけを示すのではなく、その大きさで空気流量の多さも表わしており、大きな矢印は空気流量が多いことを表わしている。
そこで、この図4の画像形成装置100によれば、上部は空気流量が大きく、下部は空気流量が小さくなるように空気流路を形成することができ、このようにして冷却を行うことにより、排気ファン24及び排気口23に近い上部の温度を、下部の温度よりも低くすることができ、他方、排気口23及び排気ファン24より遠い位置にある装置下部の空気流量は少ないため、温度低下は小さくなる。
従って、この図4の実施形態によれば、上下の空気流量を調節し、画像形成ユニット10Y〜10Kを冷却するのに効率的な空気流路を設けることができ、これにより、上下の温度差を低減し、均一化させることができる。
このときの各空気流路における空気流量の大小、つまり矢印a〜jの大きさは、複数の吸気口21L1、21L2、21L3、21R1、21R2の開口率などの調整により任意に決めることができる。
また、この図4の画像形成装置100では、壁面部材14L、14Rの上部に、更に通風孔15L1、15R1が設けてあり、これにより矢印kで示す空気の流れを作り出すことができる。
従って、これによれば、定着器6や紙搬送のモータ部分(図示せず)、コントローラの電子部品部分13(図6)などで発生した熱により高温になって筐体7の上部に集まっている空気も積極的に外部に排出させることができ、更に効果的な冷却を得ることができる。
以上述べたように、図4で説明した第2の実施形態によれば、排気ファン24及び排気口23を装置上部に設け、各画像形成ユニット10を構成する露光装置2、現像装置3の上部及び下部に冷却のために設けたラダー状の空気流路と筐体が直行する筐体部分7に空気の吸気口21を設けて、画像形成ユニット10内に設けた空気流路を通って、流入空気が通過し、排気されるような構成にすると共に上下の空気流量が上部は大、下部は小となるように冷却を行うことにより、上下の温度差を低減し、温度の均一化を計ることにより各画像形成ユニット部分における熱膨張差を低減し、色ずれを補正することができる。
次に、図5は、本発明の第3の実施形態で、これは、前述した図4の実施形態と同じく排気口23と排気ファン24を筐体7の上部に設けたものであるが、複数の吸気口については、筐体7の一方の側部にだけ設け、いわゆる一方向ラダー形式空気流路が形成されるようにした場合の一実施形態である。
このため、図5の画像形成装置100では、筐体7の一方の壁面部材14L側にだけ複数の吸気口、すなわち吸気口21L1、21L2、21L3、21L4、21L5を設けると共に、同じく一方の壁面部材14L側にだけ複数の通風路形成部材、すなわち、通風路形成部材22L1、22L2、22L3、22L4を設けたものであり、その他の点は図1と図4の実施形態と同じである。
この場合、排気ファン24を運転させ、排気口23から排出させると、吸気口21L1〜21L5から吸入された空気は、各空気流路の中で、図示の矢印b、d、f、h、j、kで示すように、全て壁面部材14L側から壁面部材14R側に向かって一方向に流れるようになる。
つまり、図1と図4の実施形態では、各空気流路での空気の流れが交互に左右になっていて、これが上記したように、往復ラダー形式と呼んでいる所以であるが、この図5の実施形態では全部同じ方向(図では右方向)、すなわち一方向を向いていいる。そこで、このような横通路の構成を、ここでは一方向ラダー形式の通路と定義する。
そして、ここでも空気の流れを表わす矢印b、d、f、h、j、kは流れの方向だけではなく、その大きさで空気流量の多ささも表わしており、大きな矢印は空気流量が多いことを表わしている。
そこで、このときでも、各空気流路における空気流量の大小、つまり矢印b、d、f、h、j、kの大きさは、複数の吸気口21L1、21L2、21L3、21L4、21L5の開口率などの調整により任意に決められることになる。
よって、この図5の画像形成装置100によれば、図示のように、上部の空気流路は空気流量が多く、下部は空気流量が少なくなるように空気流路を形成して冷却を行うことにより、排気ファン24及び排気口23に近い上部は温度低下が大きくなる。
一方、排気口23及び排気ファン24より遠い位置にある装置の下部では、空気流量が少ないため、温度低下は小さくなる。
従って、この図5の実施形態によっても、上下の空気流量を調節し、画像形成ユニット10Y〜10Kを冷却するのに効率的な空気流路を設けることができ、これにより、上下の温度差を低減し、均一化させることができる。
そして、この結果、各画像形成ユニット10Y〜10Kにおける熱膨張差を低減し、色ずれを補正することができ、高画質を保持させることができる。
以上のように、本発明によれば、各画像形成ユニット10を支持する内壁部材14と画像形成装置100の筐体7の間の間隙に通風孔15及び通風路形成部材22を各画像形成ユニット10ごとに交互に配置し、かつ装置筐体7の上部に吸気口21、下部に排気口23及びそれに隣接した排気ファン24を設け、かつ各画像形成ユニット10の露光装置2、現像装置3の上部及び下部に冷却のために設けた空気流路間に画像形成ユニット10を効率的に冷却するのに十分な幅の空気流路を設けて上部より吸入した空気を各画像形成ユニット10間に設けた空気流路を通過させて、下部の排気口23及び排気ファン24により排気することにより各画像形成ユニット10の上下間の温度差を低減して、熱膨張差による色ずれを防止する。
このとき、上から下への空気流とすることにより、上昇しやすい暖気が下部に送風されるので、さらに温度の均一化が測れるというメリットもある。
また、更に冷却を効率よく行うために、画像形成部と定着器6及び周辺部との間に断熱性を持つ材料で構成される仕切り部材25を設けることを同時に行うことにより、更に温度の均一化を測ることが可能となる。
また、排気ファン24及び排気口23を装置上部に設け、各画像形成ユニット10を支持する内壁部材14と画像形成装置100の筐体7の間の空隙に通風孔15及び通風路形成部材22を配置し、前記画像形成ユニット10を構成する露光装置2、現像装置3の上部及び下部に冷却のために設けた空気流路と筐体7が直行する部分に空気の吸気口21を設けて、画像形成ユニット10内に設けた空気流路を通って、流入空気が通過し、排気されるような構成にすると共に、上下の空気流量が上部は大、下部は小となるように冷却を行うことにより、上下の温度差を低減し、温度の均一化を計ることにより各画像形成ユニット10における熱膨張差を低減し、色ずれを補正することができる。
このように、本発明を用いることにより、他のパッチ作成などによるレジずれ補正技術を使用する頻度を低下させることができ、トナー消費量の低減などによるコスト削減効果も見込むことができる。
本発明による画像形成装置の第1の実施形態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態における部材の斜視図である。 本発明の第1の実施形態における部材の別の斜視図である。 本発明による画像形成装置の第2の実施形態を示す説明図である。 本発明による画像形成装置の第3の実施形態を示す説明図である。 本発明が適用対象とする画像形成装置の一例を示す説明図である。 画像形成装置の熱解析条件を示す説明図である。 画像形成装置の熱解析結果を示す説明図である。
符号の説明
1:感光体(感光ドラム)
2:像書き込み露光装置
3:現像装置
4:転写ベルト
5:転写装置
6:定着器
7:筐体
10:画像形成ユニット(10Y、10M、10C、10K)
11:転写シート(記録紙)
13:電子部品
14:内壁部材(14L、14R)
15:通風孔(15L、15R、15LY、15LM、15LC、15LK)
16:縦通路(16L1、16L2、16L3、16R1、16R2、16R3)
17:横通路(17Y、17M、17C、17K、17X)
21:吸気口
22:通風路形成部材(22L1、22L2、22L3、22L4、22R1、
22R2)
23:排気口
24:排気ファン
25:仕切り部材
100:画像形成装置(全体)


Claims (8)

  1. 少なくとも感光体と露光装置及び現像装置からなる画像形成ユニットを、筐体内に複数個縦積みしたタンデム方式の画像形成装置において、
    前記複数の画像形成ユニットの間に横方向に通る複数の通路を設け、
    前記通路に外気か通流されるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の通路が往復ラダー形式の通路として形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の通路が一方向ラダー形式の通路として形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記筐体の上部に吸気口が設けられ、前記筐体の下部に排気口と排気ファンが設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記筐体の下部に吸気口が設けられ、前記筐体の上部に排気口と排気ファンが設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記筐体の側面部に複数の吸気口が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記筐体の一方の側面部に複数の吸気口が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜請求項7記載の画像形成装置が固体現像剤を採用していることを特徴とする画像形成装置。
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