JP2011022296A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】現像器を気流の発生によって冷却する場合に、画像形成領域の内部に発生する気流の方向性を状況に応じて変えることができる仕組みを提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、少なくとも現像器を内包するように仕切られた画像形成領域に面して配置されるとともに、現像器と対向する部分に複数の開口部が形成された仕切り部材と、複数の開口部を通して、画像形成領域の内部に現像ロールの回転軸方向に向かう気流とプロセス方向に向かう気流を選択的に発生させる気流発生手段(47,47,50,51,52,53)と、現像器の動作状態に応じて気流発生手段の動作形態を切り替えるように制御する制御手段(54)とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、現像装置のハウジング内の浮遊物を吸引する吸引ダクトと、現像装置を冷却する冷却ダクトとを設け、吸引ダクトの吸引手段と冷却ダクトの吸引手段を共通化した画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、現像ハウジングの外側から現像ローラの軸部に向けて回転軸方向の一方又は両方から空気を吹き付ける送風機と、現像ローラ周辺の熱を装置本体の外へ排出するための排気ダクトとを有する冷却手段を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2004−361869号公報 特開2006−259118号公報
本発明の課題は、画像形成領域内部を気流によって冷却する場合に、画像形成領域に発生する気流の方向性を状況に応じて変えることができる仕組みを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、
画像を形成する画像形成単位が配置された画像形成領域と、
複数の開口部を有し、前記画像形成領域を仕切る仕切り部材と、
前記複数の開口部を通して、前記画像形成領域で第1の方向に向かう気流と前記第1の方向と異なる第2の方向に向かう気流を選択的に発生させる気流発生手段と、
前記気流発生手段の動作を制御する制御手段と
を備える画像形成装置
に係るものである。
請求項2に記載の発明は、
前記画像形成領域は、少なくとも現像器を内包し、
前記複数の開口部は、前記現像器に前記第1の方向に向かう気流が当たるように形成されている
請求項1記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項3に記載の発明は、
前記現像器は、静電潜像が形成された感光体に現像剤を供給すべく回転する回転体を有し、
前記複数の開口部は、前記回転体の回転軸方向の一方と他方に対をなして配置され、
前記気流発生手段は、前記回転体の回転軸方向の一方と他方に対をなして配置された前記複数の開口部のうち、前記回転体の回転軸方向の一方に配置された開口部から前記画像形成領域内に空気を送り込み、かつ前記回転体の回転軸方向の他方に配置された開口部から前記画像形成領域外に空気を排出する第1の動作形態と、前記回転体の回転軸方向の一方に配置された開口部と前記回転体の回転軸方向の他方に配置された開口部の両方から前記画像形成領域内に空気を送り込む第2の動作形態を有する
請求項2記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項4に記載の発明は、
前記制御手段は、前記気流発生手段の動作形態を前記現像器の動作状態に応じて切り替えるように制御する
請求項3記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項5に記載の発明は、
前記現像器の温度を検出する温度検出手段と、
前記制御手段は、前記気流発生手段の動作形態を前記温度検出手段の検出結果に応じて切り替えるように制御する
請求項3記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項6に記載の発明は、
前記制御手段は、前記現像器の回転体が回転している期間は、前記気流発生手段を前記第1の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
請求項4に記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項7に記載の発明は、
前記現像器の回転体が回転していない期間は、前記気流発生手段を前記第2の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
請求項4記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項8に記載の発明は、
前記制御手段は、前記温度検出手段で検出した前記現像器の温度が前記設定温度以上の場合は、前記気流発生手段を前記第2の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
請求項5記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項9に記載の発明は、
前記制御手段は、前記温度検出手段で検出した前記現像器の温度が予め設定された設定温度未満の場合は、前記気流発生手段を前記第1の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
請求項8記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項10に記載の発明は、
前記画像形成領域を仕切る面であり、前記仕切り部材のなす面に対して垂直な面のうち、前記回転体の回転軸方向の一方側の面に排気口を有する
請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置
に係るものである。
請求項11に記載の発明は、
画像を形成する画像形成単位が配置された画像形成領域と、
複数の開口部を有し、前記画像形成領域を仕切る仕切り部材と、
前記複数の開口部を通して、前記画像形成領域で第1の方向に向かう気流と前記第1の方向と異なる第2の方向に向かう気流を選択的に発生させる気流発生手段と
を備える画像形成装置のコンピュータを、
前記気流発生手段が発生する気流の向きを、前記画像形成領域に内包された現像器の動作状態又は当該現像器の温度を検出する温度検出手段の検出結果に応じて切り替えるように制御する制御手段として機能させる
プログラム
に係るものである。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成領域内部を気流によって冷却する場合に、画像形成領域の内部に発生する気流の方向性を状況に応じて変えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の開口部が現像器に気流が当たるように形成されていないものと比較して、画像形成領域内部の温度を低下することができる。
請求項3に記載の発明によれば、現像剤の飛散を抑制しながら冷却する気流と、現像器を効果的に冷却する気流を、状況に応じて選択的に発生させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成領域の内部に発生する気流の方向性を現像器の動作状態に応じて切り替えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像形成領域の内部に発生する気流の方向性を現像器の温度に応じて切り替えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有さない場合に比較して、現像剤の飛散を抑えつつ現像器を冷却することができる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有さない場合に比較して、現像器を冷却することができる。
請求項8に記載の発明によれば、前記気流発生手段を前記第2の動作形態で動作させない場合に比較して現像器を冷却することができる。
請求項9に記載の発明によれば、現像器の温度が設定温度未満の場合は、現像剤の飛散を抑えつつ現像器を冷却することができる。
請求項10に記載の発明によれば、前記仕切り部材のなす面に対して垂直な面のうち、前記回転体の回転軸方向の一方側の面に排気口を有さない場合に比較して、冷却効果を高めることができる。
請求項11に記載の発明によれば、画像形成領域の内部に発生する気流の方向性を現像器の動作状態又は現像器の温度に応じて切り替えることができる。
本発明が適用される画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。 画像形成部が配置される画像形成領域を拡大した概略図である。 仕切り部材の構造を示す平面図である。 側板の構造を示す正面図である。 開口部とダクトの接続関係を模式的に示す図である。 画像形成装置の制御系の構成の一部を抽出したブロック図である。 気流発生手段を第1の動作形態で動作させたときに画像形成領域の内部に発生する気流の状態を示す模式図である。 気流発生手段を第2の動作形態で動作させたときに画像形成領域の内部に発生する気流の状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置に適用される第1の制御手順を示すフローチャートである。 画像形成装置の制御系の他の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置に適用される第2の制御手順を示すフローチャートである。 実験結果を示す図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲は以下に記述する実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
<画像形成装置の構成>
図1は本発明が適用される画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。図示した画像形成装置1は、複数(図例では3つ)の用紙収容部2,3,4と、用紙搬送部5と、4つの画像形成部(画像形成ユニット)6,7,8,9と、中間転写ベルト10と、定着器11を備えている。画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタ、複合機などに相当する。複合機は、少なくとも複写機としての機能とプリンタとしての機能を併せ持つものである。複写機は、ネットワーク機能やファクシミリ機能を有するものであってもよい。
用紙収容部2,3,4は、それぞれ記録媒体として用いられる用紙を積層状態で収容するものである。記録媒体として用いられる用紙は薄紙でも厚紙でもかまわない。また、記録媒体を構成する材料は紙でなくてもよく、例えば、樹脂であってもよい。用紙収容部2,3,4は、上下方向に位置を変えて複数段に配置されている。具体的には、用紙収容部2の下方に用紙収容部3が配置され、さらに用紙収容部3の下方に用紙収容部4が配置されている。本明細書で記述する「上下方向」は、画像形成装置1を水平な床面に設置した場合に、当該床面(水平面)に垂直な鉛直方向に相当する。
用紙収容部2の近傍には、給紙用の部材として、呼び出しロール12と送り出しロール13が配置されている。呼び出しロール12は、用紙収容部2に収容された用紙を最上位から順に呼び出すものである。送り出しロール13は、呼び出しロール12によって呼び出された用紙を一枚ずつ分離して用紙搬送路Rに送り出すものである。
これと同様に、用紙収容部3の近傍には、呼び出しロール14と送り出しロール15が配置され、用紙収容部4の近傍にも、呼び出しロール16と送り出しロール17が配置されている。
用紙搬送路Rには、用紙の搬送方向の上流側から下流側に向かって複数の搬送ロール18,19,20,21が順に配置されている。各々の搬送ロール18,19,20,21は、一対のロールの間に用紙を挟み込んで回転することにより、用紙に搬送力を付与して用紙を搬送するものである。用紙搬送部5は、複数の搬送ロール18〜21を用いて構成されている。
複数の画像形成部6,7,8,9は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応して設けられている。各々の画像形成部6,7,8,9は、それぞれに対応する色の画像を形成するものである。具体的には、画像形成部6はイエローの画像を形成し、画像形成部7はマゼンタの画像を形成し、画像形成部8はシアンの画像を形成し、画像形成部9はブラックの画像を形成する。ここでは図1の右側から左側に向かって、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色順となるように画像形成部6,7,8,9を並べて配置しているが、色の並び順はこれ以外であってもかまわない。
各々の画像形成部6,7,8,9は、それぞれに対応する色の現像剤を用いて画像を形成する。各々の画像形成部6,7,8,9では、現像剤としてトナーを用いる。その場合、画像形成部6はイエローのトナーを用いて画像を形成し、画像形成部7はマゼンタのトナーを用いて画像を形成し、画像形成部8はシアンのトナーを用いて画像を形成し、画像形成部9はブラックのトナーを用いて画像を形成する。以降の説明では、トナーを用いて形成される画像のことを「トナー画像」とも記す。
中間転写ベルト10は、無端状のベルト部材である。中間転写ベルト10は、一対のベルト支持ロール25,26と張力付与ロール27を用いて張架されている。中間転写ベルト10を支持するロールの数は4つ以上であってもよい。中間転写ベルト10は、各々のロール25,26,27を順に経由するようにループ状に張架されている。一対のベルト支持ロール25,26は、一方のロールを回転駆動側、他方のロールを回転従動側として回転することにより、中間転写ベルト10を矢印方向に走行させるものである。張力付与ロール27は、中間転写ベルト10に張力を付与するものである。張力付与ロール27は、中間転写ベルト10の走行方向において、ベルト支持ロール26の上流側に配置されている。
中間転写ベルト10の走行方向において、ベルト支持ロール25と張力付与ロール27の間には、4つの一次転写ロール28,29,30,31が配置されている。これらの一次転写ロール28,29,30,31は、上述した4つの画像形成部6,7,8,9に対応して設けられている。一次転写ロール28は、画像形成部6がイエローのトナーを用いて形成する画像を中間転写ベルト10に転写するものである。一次転写ロール29は、画像形成部7がマゼンタのトナーを用いて形成する画像を中間転写ベルト10に転写するものである。一次転写ロール30は、画像形成部8がシアンのトナーを用いて形成する画像を中間転写ベルト10に転写するものである。一次転写ロール31は、画像形成部9がブラックのトナーを用いて形成する画像を中間転写ベルト10に転写するものである。
中間転写ベルト10の走行経路の途中には二次転写ロール32が設けられている。二次転写ロール32は、ベルト支持ロール26との間に中間転写ベルト10を挟み込む状態で配置されている。二次転写ロール32は、図示しない付勢部材(例えば、バネなど)によってベルト支持ロール26に押し付けられる方向に付勢されている。二次転写ロール32は、ベルト支持ロール26に巻き付けられた中間転写ベルト10との間に図示しない用紙を挟み込んで回転しつつ、トナーと逆極性の電荷を用紙に印加することにより、中間転写ベルト10から用紙にトナー画像を転写するものである。
定着器11は、用紙に転写されたトナー画像を、例えば加熱加圧方式で用紙に定着させるものである。定着器11は、二次転写ロール32よりも用紙の搬送方向の下流側に配置されている。定着器11は、一対のロール33,34を用いて構成されている。一対のロール33,34のうち、例えば、一方のロール33は加熱用のロールになっており、他方のロール34は加圧用のロールになっている。ここでは,ロール定着を例に挙げたが,定着の方式はこれ以外であってもかまわない。
上記構成からなる画像形成装置1において、用紙に白黒の画像を形成する場合は、ブラックのトナーを用い、用紙にカラーの画像を形成する場合は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色、又はこれにブラックを加えた4色のトナーを用いる。一例として、4色のトナーを用いてカラーの画像を形成する場合は、矢印方向に一定の速度で走行する中間転写ベルト10に対して、各々の画像形成部6,7,8,9によりイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色のトナー画像を順に転写(一次転写)する。
一方、画像形成の対象となる用紙は、3つの用紙収容部2,3,4のなかで、いずれかの用紙収容部から送り出される。例えば、最上段の用紙収容部2から用紙を送り出す場合は、この用紙収容部2に対応する呼び出しロール12と送り出しロール13の回転により、用紙収容部2に収容された用紙が用紙搬送路Rへと送り出される。こうして送り出された用紙は、搬送ロール20の回転によって搬送方向の下流側へと搬送され、搬送ロール21に送り込まれる。
その後、用紙は、搬送ロール21の回転にしたがって、ベルト支持ロール26と二次転写ロール32の間に送り込まれる。こうして送り込まれた用紙には中間転写ベルト10が接触し、この接触部分で二次転写ロール32がトナーと逆極性の電荷を用紙に付与することにより、中間転写ベルト10上のトナー画像が用紙に転写(二次転写)される。その後、用紙は定着器11に送られ、そこで一対のロール33,34による加熱作用と加圧作用によって用紙にトナー画像が定着される。以上のプロセスは、電子写真方式に基づく中間転写体(中間転写ベルト10)を用いた画像形成のプロセスである。
<画像形成領域の構成>
図2は画像形成部が配置される画像形成領域を拡大した概略図である。画像形成領域35は、画像形成装置1の本体内で、前述した複数の画像形成部6,7,8,9を収容する領域である。画像形成領域35には、画像形成部6,7,8,9を構成する複数の部品(画像形成用の部品)が高い実装密度で配置されている。画像形成領域35の上方は前述した中間転写ベルト10によって空間的に仕切られている。画像形成領域35の下方は仕切り部材36によって空間的に仕切られている。画像形成領域35の画像形成部6側の端部は、図示しないベルトクリーナー(中間転写ベルト10をクリーニングするもの)や画像形成装置1の本体フレームなどの存在により、空間的に閉じられている。画像形成領域35の画像形成部9側の端部は、用紙搬送や二次転写、画像定着のための空間につながっていて、特に空間的に閉じられてはいない。また、二次転写のための部品や画像定着のための部品が配置されている領域は、画像形成部6,7,8,9が配置されている領域に比較して、部品の実装密度が低くなっている。
画像形成部6は、本発明の画像形成単位の一例としての感光体601と、帯電器602と、露光器603と、現像器604およびクリーナー605とを備えている。感光体601は、ドラム形状に形成されている。感光体601は、図の反時計回り方向に回転するようになっている。帯電器602は、感光体601の表面を一様な電位に帯電するものである。露光器603は、帯電器602によって帯電された感光体601の表面にレーザの照射によって静電潜像を形成するものである。
現像器604は、露光器603によって感光体601の表面に形成された静電潜像を現像するものである。現像器604は、静電潜像が形成された感光体601に現像剤(トナー)を供給する現像ロール606を有している。現像ロール606は、現像器604が備える「回転体」として、現像器604の本体部となるハウジング(以下、「現像ハウジング」)607内に収容されている。現像ロール606は、感光体601の表面に接触する状態で配置されている。現像ロール606から感光体601への現像剤の供給は、両者の接触部分で行なわれる。現像ロール606は、所定の周速度で、図の時計回り方向に回転するようになっている。現像ロール606は、イエローのトナーの層をロールの外周面に保持しつつ回転することにより、感光体601にトナーを供給し、感光体601表面の静電潜像をイエローのトナー画像に現像する。このトナー画像は、前述した一次転写ロール28によって中間転写ベルト10に転写される。
クリーナー605は、中間転写ベルト10に転写されずに感光体601の表面に残ったトナーを取り除くものである。帯電器602とクリーナー605は、共通の収容部材608に収容されている。
画像形成部7,8,9は、それぞれ画像形成部6と同様に構成されている。すなわち、画像形成部7は、感光体701と、帯電器702と、露光器703と、現像器704と、クリーナー705と、現像ロール706と、現像ハウジング707と、収容部材708とを備えている。画像形成部8は、感光体801と、帯電器802と、露光器803と、現像器804と、クリーナー805と、現像ロール806と、現像ハウジング807と、収容部材808とを備えている。画像形成部9は、感光体901と、帯電器902と、露光器903と、現像器904と、クリーナー905と、現像ロール906と、現像ハウジング907と、収容部材908とを備えている。このため、前述したように中間転写ベルト10と仕切り部材36によって仕切られた画像形成領域35には、合計4つの現像器604,704,804,904が内包されている。
仕切り部材36は、画像形成領域35の下方に、当該画像形成領域35に面して配置されている。仕切り部材36は、画像形成装置1の本体内において、画像形成領域35と、当該画像形成領域35の下方に確保される領域、例えば、前述した複数の用紙収容部2,3,4が配置される用紙収容領域とを仕切っている。仕切り部材36は、例えば、平らな板状に形成されている。仕切り部材36の表面には部分的に段差(凹凸)があってもかまわない。
仕切り部材36は、例えば図3に示すように平面視長方形に形成されている。仕切り部材36は、前述した4つの画像形成部6,7,8,9の下方を遮蔽する状態で水平に配置されている。仕切り部材36には、画像形成領域35に面する部分に複数の開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bが形成されている。このうち、2つの開口部37A,37Bは、画像形成装置1の奥行き方向の一方と他方に対をなして配置されている。同様に、2つの開口部38A,38Bは、画像形成装置1の奥行き方向の一方と他方に対をなして配置され、2つの開口部39A,39Bは、画像形成装置1の奥行き方向の一方と他方に対をなして配置され、2つの開口部40A,40Bは、画像形成装置1の奥行き方向の一方と他方に対をなして配置されている。画像形成装置1の奥行き方向は、画像形成領域35の各々の画像形成部6,7,8,9に、それぞれ回転体として設けられた現像ロールの回転軸方向や、現像ロールから現像剤の供給を受ける感光体の回転軸方向に相当する方向となる。
ここで、現像ロールの回転軸方向の一方を画像形成装置1の奥側、現像ロールの回転軸方向の他方を画像形成装置1の手前側と定義する。画像形成装置1の奥側は、画像形成装置1を使用する使用者が画像形成装置1の操作パネルを操作するときの立ち位置を基準にすると、使用者から遠い側に相当し、画像形成装置1の手前側は、使用者に近い側に相当する。
そうした場合、2つの開口部37A,37Bは、現像ロールの回転軸に平行な同一(共通)の仮想軸上に、現像ロールの回転軸方向に距離を隔てて配置されている。開口部37Aは、画像形成装置1の奥側に配置され、開口部37Bは、画像形成装置1の手前側に配置されている。また、開口部37A,37Bは、現像ロールの回転軸方向において、現像器604の現像ハウジング607の中心から、一方と他方に等しい距離を隔てた位置で、開口部37Aと37Bの間の距離は、現像ロールのトナー層が形成される領域の幅よりも大きくなるように配置されている。各々の開口部37A,37Bは、仕切り部材36を貫通する状態で形成されている。各々の開口部37A,37Bは、四角形(図例では長方形)の開口形状に形成されている。ただし、開口部の開口形状に関しては、多角形、円形、楕円形など、他の形状であってもよい。また、複数の小さな孔の集合体で一つの開口部を構成してもよい。
2つの開口部38A,38Bと2つの開口部39A,39Bと2つの開口部40A,40Bは、それぞれ、上述した2つの開口部37A,37Bと同様の形態で形成されている。また、各々の開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bは、互いに同じ開口寸法で形成されている。ただし、これに限らず、特定の色の画像形成部に対応する2つ(一対)の開口部の開口寸法を、他の開口部の開口寸法と変えてもよい。また、画像形成装置1の奥側と手前側で対をなす2つの開口部の開口寸法を、一方が他方よりも大きくなるように変えてもよい。
また、2つの開口部37A,37Bは、画像形成部6の現像器604に対応して、当該現像器604の現像ハウジング607の外面(図例では底面)に臨む状態で設けられている。さらに詳述すると、現像ハウジング607の底面は、当該現像ハウジング607の底面に対向(対面)する仕切り部材36の上面との間に、例えば数mmほどの隙間を介在させた状態で画像形成領域35内に配置されている。これに対して、2つの開口部37A,37Bは、現像ハウジング607と仕切り部材36との間の隙間に通じるように形成されている。
同様に、2つの開口部38A,38Bは、画像形成部7の現像器704に対応して、当該現像器704の現像ハウジング707の外面に臨む状態で設けられている。2つの開口部39A,39Bは、画像形成部8の現像器804に対応して、当該現像器804の現像ハウジング807の外面に臨む状態で設けられている。2つの開口部40A,40Bは、画像形成部9の現像器904に対応して、当該現像器904の現像ハウジング907の外面に臨む状態で設けられている。また、現像ロールの回転軸方向においては、開口部37A,38A,39A,40Aが互いに同じ位置に形成され、開口部37B,38B,39B,40Bも互いに同じ位置に形成されている。
また、図4に示す側板42は,画像形成装置1の奥側の側面である。
側板42の上部には複数の排気口43,44,45,46が形成されている。複数の排気口43,44,45,46は、画像形成領域35に面する部分に形成されている。各々の排気口43,44,45,46は、側板42を貫通する状態で設けられている。各々の排気口43,44,45,46の開口形状は、側板42の上辺部に沿う横長の長方形(スリット形状)になっている。各々の排気口43,44,45,46の開口寸法は、前述した複数の開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bの開口寸法よりも小さく設定されている。
排気口43は、画像形成部6に対応して設けられたものである。排気口43は、画像形成部6を構成する感光体601と現像器604の現像ロール606とが接触する部分(現像剤の供給が行なわれる部分)よりも高い位置に設けられている。また、排気口43は、画像形成領域35の上方を各色用の感光体601,701,801,901の並び方向に走行する中間転写ベルト10の走行方向(後述するプロセス方向)で、感光体601と現像器604の現像ロール606とが接触する部分と概ね同じ位置に設けられている。
排気口44は、画像形成部7に対応して設けられたものである。排気口45は、画像形成部8に対応して設けられたものである。排気口46は、画像形成部9に対応して設けられたものである。排気口44と画像形成部7の位置関係は、前述した排気口43と画像形成部6の位置関係と同様に設定されている。また、排気口45と画像形成部8の位置関係や、排気口46と画像形成部9の位置関係についても、前述した排気口43と画像形成部6の位置関係と同様に設定されている。
仕切り部材36に形成された複数の開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bには、図5(A),(B)に示すように、それぞれダクト47,48が接続されている。ダクト47は、画像形成装置1の奥側に配置された開口部37A,38A,39A,40Aに接続されている。ダクト47は、例えば、画像形成装置1の奥側に仕切り部材36の下面に沿って配置されるものである。ダクト47の途中には4つの通風口が設けられている。ダクト47が有する4つの通風口のうち、第1の通風口は開口部37Aに接続され、第2の通風口は開口部38Aに接続されている。また、ダクト47の第3の通風口は開口部39Aに接続され、第4の通風口は開口部40Aに接続されている。ダクト48は、画像形成装置1の手前側に配置された開口部37B,38B,39B,40Bに接続されている。ダクト48は、前述したダクト47と同様の形態で、開口部37B,38B,39B,40Bに接続されている。
また、同様に、側板42の排気口43,44,45,46にもダクトが接続されており、例えば、画像形成領域35の外側に、側面42に添って配置されるものである。また、これらの排気口を備えたダクトが画像形成領域35内に配置されていてもかまわない。
なお、図5ではダクト47,48を模式的に示しており、実際のダクト構造を表してはいない。また、ここではダクト47に4つの通風口を形成して、各々の通風口を対応する開口部37A,38A,39A,40Aに接続するものとしたが、これに限らず、開口部37A,38A,39A,40Aにそれぞれ個別にダクトを接続してもよい。この点は、ダクト48に関しても、排気口43,44,45,46に接続されるダクトに関しても、同様である。
<画像形成装置の制御系の構成>
図6は画像形成装置の制御系の構成の一部を抽出したブロック図である。図6において、ファン50は、上述したダクト47に対応して設けられ、ファン51は、上述したダクト48に対応して設けられたものである。ファン50,51は、例えば、軸流ファンを用いて構成されるものである。ファン50は、各々の開口部37A,38A,39A,40Aにつながるダクト47の長さ方向で、画像形成装置1の外側の空間に臨むダクト47の開口端に接続する状態で配置される。同様に、ファン51は、各々の開口部37B,38B,39B,40Bにつながるダクト48の長さ方向で、画像形成装置1の外側の空間に臨むダクト48の開口端に接続する状態で配置される。
ファン50は、画像形成装置1の本体内にダクト47を通して空気を送り込むものである。ファン51は、画像形成装置1の本体内にダクト48を通して空気を送り込むものである。ファン50にはファン駆動部52が電気的に接続され、ファン51にはファン駆動部53が電気的に接続されている。ファン駆動部52は、ファン50の駆動源となるモータを駆動することにより、ファン50を回転させるものである。ファン駆動部53は、ファン51の駆動源となるモータを駆動することにより、ファン51を回転させるものである。
また、ダクト47,48と、ファン50,51と、ファン駆動部52,53は、「気流発生手段」を構成するものである。気流発生手段は、前述した複数の開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bを通して、画像形成領域35の内部に第1の方向に向かう気流と当該第1の方向と異なる第2の方向に向かう気流を選択的に発生させるものである。
ファン制御部54は、2つのファン駆動部52,53に対して、それぞれ別々に駆動信号を出力することにより、ファン50,51の駆動状態を個別に制御するものである。ファン制御部54は、気流発生手段の動作を制御する「制御手段」として設けられたものである。
画像形成制御部55は、画像形成装置1の本体内で行なわれる画像形成動作を統括的に制御するものである。画像形成制御部55が制御する画像形成動作のなかには、用紙搬送部5の動作と、複数の画像形成部6,7,8,9の動作と、中間転写ベルト10の動作と、定着器11の動作とが含まれる。
ここでは、画像形成装置1の本体内で画像形成動作を行なっている間(画像形成動作中)は、各々の画像形成部6,7,8,9が備える現像器の現像ロールが回転するものとし、画像形成動作が終了したら、現像ロールの回転が停止するものとする。画像形成制御部55は、画像形成装置1の動作状態をファン制御部54に通知するために、例えば、画像形成動作を開始するときは開始通知信号を、画像形成動作を終了するときは終了通知信号を、ファン制御部54に出力する。
これに対して、ファン制御部54は、画像形成制御部55から開始通知信号を受信する前や、画像形成制御部55から終了通知信号を受信した後は、画像形成装置1の動作状態が処理待ちの待機状態であると認識する。また、ファン制御部54は、画像形成制御部55から開始通知信号を受信してから終了通知信号を受信するまでの間は、画像形成装置1の動作状態が画像形成動作中であると認識する。なお、画像形成装置1が画像形成動作中(現像ロールが回転中)であるかどうかに関しては、現像ロールを回転するための駆動源となるモータの駆動状態(回転中/停止中)に基づいて判別してもよい。
<気流発生手段の動作形態>
気流発生手段は、画像形成領域35の内部に気流を発生させる場合の動作形態(動作モード)として、第1の動作形態と第2の動作形態とを有する。
<第1の動作形態>
第1の動作形態では、2つのファン50,51のうち、一方のファン50のみを駆動する。そうすると、ファン50の駆動に伴って、ダクト47が接続されている画像形成装置1の奥側の開口部37A,38A,39A,40Aから画像形成領域35内に空気が送り込まれる。このとき、例えば、1つの現像器604に着目すると、現像ハウジング607の下部には現像ロール606の回転軸方向に圧力勾配(圧力の高低差)が生じる。具体的には、画像形成装置1の奥側が手前側よりも圧力が高くなる。このため、開口部37Aから送り込まれた空気は、仕切り部材36の上面に沿って、当該開口部37Aと対をなす開口部37Bに向かって流れる。さらに、開口部37Bに向かって流れた空気は、当該開口部37Bから画像形成領域35の外部に送り出される。同様の現象は、他の現像器704,804,904の近傍でも発生する。その結果、画像形成領域35の内部には、仕切り部材36の上面に沿って、現像ロールの中心軸方向に向かう気流が発生する。現像ロールの中心軸方向は「第1の方向」に相当する。
図7(A),(B)は気流発生手段を第1の動作形態で動作させたときに画像形成領域の内部に発生する気流の状態を示す模式図である。図から分かるように、画像形成領域35の内部では、現像ロールの回転軸方向において、画像形成装置1の奥側の開口部37A,38A,39A,40Aから手前側の開口部37B,38B,39B,40Bに向かって空気が流れている(図中、破線矢印を参照)。このような空気の流れは仕切り部材36の上面に沿って形成される。このため、画像形成領域35の内部で空気が吹き上がらない。したがって、気流発生手段を第1の動作形態で動作させた場合は、感光体と現像器の接触部分等に空気が流れ込むことなく、現像器が気流の発生によって冷却される。
<第2の動作形態>
第2の動作形態では、2つのファン50,51を共に駆動する。そうすると、ファン50の駆動に伴って、ダクト47が接続されている画像形成装置1の奥側の開口部37A,38A,39A,40Aから画像形成領域35内に空気が送り込まれる。また、これと並行して、ファン51の駆動に伴って、ダクト48が接続されている画像形成装置1の手前側の開口部37B,38B,39B,40Bからも画像形成領域35内に空気が送り込まれる。つまり、画像形成装置1の奥側の開口部37A,38A,39A,40Aと手前側の開口部37B,38B,39B,40Bの両方から、画像形成領域35内に同時に空気が送り込まれる。そうした場合、画像形成領域35の内部には、プロセス方向に向かう気流が発生する。プロセス方向とは、前述したベルト支持ロール25から張力付与ロール27に至る区間で、4つの画像形成部6,7,8,9を順に経由するように走行する中間転写ベルト10の走行方向をいう。プロセス方向は「第2の方向」に相当する。
ここで、気流発生手段を第2の動作形態で動作させたときに、プロセス方向に向かう気流が発生する理由を述べる。まず、プロセス方向の下流側には二次転写のための空間や画像定着のための空間が存在する。これらの空間における部品の実装密度は、画像形成部6,7,8,9が配置されている空間の部品の実装密度よりも低い。このため、仕切り部材36に設けられた複数の開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bから同時に空気を送り込むと、部品の実装密度が相対的に低い領域と高い領域の間に圧力差が生じる。この圧力差によって、画像形成領域35の内部では高圧側(部品の実装密度が高い領域)から低圧側(部品の実装密度が低い領域)に向かって空気が流れる。その結果、画像形成領域35の内部には、プロセス方向の上流側から下流側に向かう気流が発生する。
図8(A),(B)は気流発生手段を第2の動作形態で動作させたときに画像形成領域の内部に発生する気流の状態を示す模式図である。図から分かるように、画像形成領域35の内部では、プロセス方向の上流側から下流側に向かって空気が流れている(図中、破線矢印を参照)。また、画像形成領域35の内部では、上下方向で仕切り部材36側が相対的に高圧側となる。このため、仕切り部材36の開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bから送り出された空気の一部は、各々の画像形成部6,7,8,9の部品間の隙間部分(現像器と感光体の接触部分等を含む)にも流れ込む。したがって、前述した第1の動作形態と比較すると、現像器の現像ハウジングの周囲に、より広範囲にわたって空気の流れが形成される。
以上のことから、気流発生手段を第1の動作形態で動作させた場合は、第2の動作形態で動作させた場合よりも、現像剤(トナー)の飛散量が少なくなる。また、気流発生手段を第2の動作形態で動作させた場合は、第1の動作形態で動作させた場合よりも、現像器の冷却効果が高くなる。
さらに、気流発生手段を第2の動作形態で動作させた場合は、画像形成領域35の上下方向において、仕切り部材36に近い側が相対的に高圧側、中間転写ベルト10に近い側が相対的に低圧側となる。このため、画像形成装置1の奥側の開口部37A,38A,39A,40Aから送り出された空気の一部は、側板42の画像形成領域35側の面に沿って上方に流れた後、排気口43,44,45,46から画像形成領域35外に送り出される。したがって、画像形成装置1の奥側と手前側で比較すると、画像形成装置1の奥側の方が、現像器の冷却効果が高くなる。また、画像形成領域35の内部に現像剤(トナー)が浮遊している場合は、側板42に沿って形成される空気の流れに乗って現像剤が排気口43,44,45,46に吸い込まれる。
続いて、気流発生手段の動作をファン制御部54で制御する場合の手順について説明する。
<第1の制御手順>
図9は本発明の実施の形態に係る画像形成装置に適用される第1の制御手順を示すフローチャートである。まず、ファン制御部54は、画像形成装置1で画像形成動作が開始したかどうかを判断する(ステップS1)。
画像形成装置1では、例えば、操作パネルに設けられたスタートボタン(例えば、複写開始を指示する操作ボタン)を使用者が押下したときに、この押下操作を受けて画像形成動作を開始する。画像形成動作を開始するときは、前述したように画像形成制御部55からファン制御部54に開始通知信号が出力される。このため、ファン制御部54は、画像形成制御部55から開始通知信号を受信するまでは上記ステップS1でNoと判定し、画像形成制御部55から開始通知信号を受信すると上記ステップS1でYesと判定する。
上記ステップS1でYesと判定すると、ファン制御部54は、前述した第1の動作形態を適用してファンを駆動する(ステップS2)。これにより、ファン制御部54から出力される駆動信号にしたがって、ファン駆動部52がファン50を回転させる。このとき、ファン51は停止したままの状態となる。このため、現像ロールが回転している期間は、気流発生手段が第1の動作形態で動作することになる。
次に、ファン制御部54は、画像形成装置1で画像形成動作が終了したかどうかを判断する(ステップS3)。
画像形成装置1では、例えば、操作パネルを操作して使用者が指定した枚数分の用紙に画像を形成し終えると、その段階で画像形成動作が終了し、以降は、処理待ちの待機状態となる。画像形成動作を終了するときは、前述したように画像形成制御部55からファン制御部54に終了通知信号が出力される。このため、ファン制御部54は、画像形成制御部55から終了通知信号を受信するまでは上記ステップS3でNoと判定し、画像形成制御部55から終了通知信号を受信すると上記ステップS3でYesと判定する。
上記ステップS3でYesと判定すると、ファン制御部54は、前述した第2の動作形態を適用してファンを駆動する(ステップS4)。これにより、ファン制御部54から出力される駆動信号にしたがって、ファン駆動部52がファン50を回転させるとともに、ファン駆動部53がファン51を回転させる。このため、現像ロールが回転していない期間(待機期間)は、気流発生手段が第2の動作形態で動作することになる。
その後、ファン制御部54は、画像形成装置1で画像形成動作が終了してからの経過時間が予め設定された基準時間に達したかどうかを確認する(ステップS5)。画像形成動作を終了してからの経過時間は、例えば図示はしないが、画像形成制御部55からファン制御部54に終了通知信号が出力された時点で、画像形成装置1の制御系が備えるタイマーを起動して計測すればよい。
上記ステップS5で適用する基準時間は、数秒、数十秒又は数分程度に設定してもよいし、それよりも長い時間に設定してもよい。また、画像形成動作を開始してから終了するまでの時間(画像形成動作時間)に応じて、ファン制御部54が、上記ステップS5で適用する基準時間を変える構成であってもよい。
具体的には、画像形成動作時間が長い場合は基準時間が長くなり、画像形成動作時間が短い場合は基準時間が短くなる条件で、基準時間を変えてもよい。また、これ以外にも、画像形成動作の開始から終了までに処理する用紙の枚数(画像形成枚数)に応じて、基準時間を変えてもよい。具体的には、画像形成枚数が多い場合は基準時間が長くなり、画像形成枚数が少ない場合は基準時間が短くなる条件で、基準時間を変えてもよい。
画像形成動作を終了してからの経過時間が上記基準時間に達すると、ファン制御部54は、ファンの駆動を停止させる(ステップS6)。これにより、ファン駆動部52がファン50の回転を停止させるとともに、ファン駆動部53がファン51の回転を停止させる。このため、現像ロールが回転していない期間で、かつ、画像形成動作の終了から基準時間が経過した後は、気流発生手段の動作が停止することになる。
ちなみに、画像形成動作の終了から基準時間が経過するまでの間に、再び操作パネルのスタートボタンが押下操作されるなどして画像形成動作が再開された場合(画像形成制御部55から開始通知信号を受信した場合)は、上記ステップS2の処理に戻るようにすればよい。
図10は画像形成装置の制御系の他の構成例を示すブロック図である。図示した制御系の構成においては、上記図6に示す構成と比較して、温度センサ56が追加されている。温度センサ56は、現像器の温度を検出する「温度検出手段」として設けられたものである。温度センサ56は、上述した複数の画像形成部6,7,8,9のうち、少なくとも1つの画像形成部の現像器の温度を検出する。
温度センサ56は、画像形成部6,7,8,9の現像器ごと取り付けてもよいし、そのうちの一つに取り付けてもよい。本発明の実施の形態においては、4つの画像形成部6,7,8,9のうちの一つ、例えば、画像形成部の並び方向で、内側2つの画像形成部7,8の一方(例えば、画像形成部8)の現像器に温度センサ56を取り付けるものとする。温度センサ56を取り付ける場所(温度を検出する場合)は、気流の影響を受けないように、現像器の現像ハウジングで仕切り部材36の開口部から離れた場所、例えば、現像ロールの近傍とすればよい。温度センサ56としては、例えば、熱電対やサーミスタを用いた温度センサを採用すればよい。
<第2の制御手順>
図11は本発明の実施の形態に係る画像形成装置に適用される第2の制御手順を示すフローチャートである。まず、ファン制御部54は、画像形成装置1で画像形成動作が開始したかどうかを判断する(ステップS11)。判断の仕方は、前述した通りである。
上記ステップS11でYesと判定すると、ファン制御部54は、前述した第1の動作形態を適用してファンの駆動を開始する(ステップS12)。具体的なファンの駆動の仕方は、前述した通りである。
次に、ファン制御部54は、温度センサ56で検出した現像器の温度が予め設定された設定温度以上であるかどうかを判断する(ステップS13)。そして、現像器の温度が設定温度未満であれば、第1の動作形態を適用してファンの駆動を継続する(ステップS14)。また、ファン制御部54は、温度センサ56で検出した現像器の温度が設定温度以上であれば、第2の動作形態を適用してファンの駆動を継続する(ステップS15)。
これにより、画像形成動作中に現像器の温度が、設定温度未満から設定温度以上に変化(上昇)した場合は、気流発生手段の動作形態が第1の動作形態から第2の動作形態に切り替わる。また、画像形成動作中に現像器の温度が、設定温度以上から設定温度未満に変化(低下)した場合は、気流発生手段の動作形態が第2の動作形態から第1の動作形態に切り替わる。
ちなみに、画像形成動作中に現像器の温度が、設定温度以上から設定温度未満に変化した場合は、当該温度変化をファン制御部54が検知した時点で直ちに気流発生手段の動作形態を第2の動作形態から第1の動作形態に切り替えてもよいし、当該温度変化を検知してから現像器の温度が予め設定された監視時間以上にわたって設定温度以下に維持された時点で切り替えてもよい。
その後、ファン制御部54は、画像形成装置1で画像形成動作が終了したかどうかを判断する(ステップS16)。具合的な判断の仕方は、前述した通りである。
上記ステップS16でNoと判断すると、上記ステップS13に戻る。また、上記ステップS16でYesと判断すると、ファン制御部54は、ファンの駆動を停止させる(ステップS17)。ファンの駆動を停止するタイミングは、前述したように画像形成動作を終了してからの経過時間が予め設定された基準時間に達したタイミングとしてもよい。
なお、ここでは画像形成動作の開始をきっかけにしてファンの駆動を開始するものとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、画像形成動作の開始時期や終了時期に関係なく、温度センサ56を用いて現像器の温度を継続的に監視し、現像器の温度が予め設定された第1の設定温度未満であれば、気流発生手段の動作を停止状態とし、現像器の温度が第1の設定温度以上、第2の設定温度(第2の設定温度は第1の設定温度よりも高いとする)未満の範囲内であれば、気流発生手段を第1の動作形態で動作させ、現像器の温度が第2の設定温度以上であれば、気流発生手段を第2の動作形態で動作させるように制御してもよい。
本発明の実施の形態においては、気流発生手段を第1の動作形態で動作させる場合に、画像形成装置1の手前側に設けられた開口部37B,38B,39B,40Bを単純な開口として自然排気するものとしたが、本発明はこれに限らず、各々の開口部37B,38B,39B,40Bから強制排気してもよい。
具体的な実施にあたっては、例えば、ファンの駆動源となるモータの正回転/逆回転で風向き(給気/排気)が反転する機能をもつ軸流ファンをファン51に適用し、気流発生手段を第2の動作形態で動作させる場合は、モータの正回転によってファン51を給気ファンとして機能させ、気流発生手段を第1の動作形態で動作させる場合は、モータの逆回転によってファン51を排気ファンとして機能させればよい。
また、これ以外にも、ダクト48を共用して、給気用のファンと排気用のファンをダクト48に接続し、気流発生手段を第1の動作形態で動作させる場合は、ダクト48につながる排気用のファンを駆動し、気流発生手段を第2の動作形態で動作させる場合は、ダクト48につながる給気用のファンを駆動する構成としてもよい。
本発明の実施の形態においては、気流発生手段を第1の動作形態で動作させたときに、現像ロールの回転軸方向において、画像形成装置1の奥側から手前側に向かって気流を発生させるものとしたが、本発明はこれに限らず、画像形成装置1の手前側から奥側に向かって気流を発生させるものであってもよい。
本発明の実施の形態においては、中間転写ベルト10の下方に、複数の画像形成部6,7,8,9を配置しているが、本発明はこれに限らず、中間転写ベルトの上方に複数の画像形成部を配置したものにも適用可能である。その場合は、画像形成領域の上方に、複数の開口部を有する仕切り部材を配置することになる。
本発明の実施の形態においては、中間転写ベルト10を用いた「中間転写方式」の画像形成装置1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、各々の画像形成部の感光体上に形成したトナー画像を、ベルトによって搬送された用紙に直接転写する「直接転写方式」の画像形成装置に適用してもよい。
本発明の実施の形態においては、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色に対応する4つの画像形成部を備えたタンデム方式の画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、少なくとも現像器と感光体を含む1つの画像形成部を備えた画像形成装置に適用してもかまわない。
本発明は、上記図9に示す第1の制御手順や図11に示す第2の制御手順を実行するファン制御部54がもつ制御手段として機能を、画像形成装置1が備えるコンピュータのハードウェア(例えば、CPU、ROM、RAM等)を用いて、プログラムの形態で実現することも可能である。また、そのプログラムを例えばCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。
<実験例1>
まず、3000枚分の画像形成動作を連続して行なった後、30秒の待機時間を設け、その後、3000枚分の画像形成動作を連続して行なった後、再び30秒の待機時間を設け、その後、さらに3000枚分の画像形成動作を連続して行なうことで、合計9000枚分の画像形成動作を行なった。また、3000枚分の画像形成動作中は、第1の動作形態で気流発生手段を動作させ、30秒の待機中は、第2の動作形態で気流発生手段を動作させた。また、実験では画像形成部8が備える現像器の現像ハウジングの温度を測定し、その平均値を求めた。また、画像形成領域35に浮遊する現像剤が空気の流れ込みによって飛散すると、その影響で中間転写ベルト10に汚れが生じる。このため、9000枚分の画像形成動作を終えた後に、中間転写ベルト10の汚れ具合を目視確認により「1〜5」の5段階(数値が大きいほど汚れが少ない)で評価した。
<実験例2>
中間転写ベルト10の走行速度を通常(実験例1)の2倍に設定して、合計6000枚分の画像形成動作を連続して行なった。また、画像形成動作中は、画像形成部8が備える現像器の現像ハウジングの温度を測定し、現像ハウジングの温度が50℃未満のときは気流発生手段を第1の動作形態で動作させ、現像ハウジングの温度が50℃以上のときは気流発生手段を第2の動作形態で動作させた。中間転写ベルト10の汚れ具合の評価は、6000枚分の画像形成動作を終えた後に、実験例1と同様に行なった。
<実験結果>
図12に実験結果を示す。図12においては、各開口部の流量を正負の値で示している。正の値は、画像形成領域内に流入する空気の流量を示し、負の値は、画像形成領域外に流出する空気の流量を示している。また、実験例1及び実験例2に含まれる「ケース1」は、側板42に排気口43,44,45,46を形成しなかった場合、「ケース2」は、側板42に排気口43,44,45,46を形成した場合を示している。
比較例1は、仕切り部材36に開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bを形成せず、側板42に排気口43,44,45,46も形成せずに、実験例1と同じ条件で合計9000枚分の画像形成動作を行なった場合である。同様に、「比較例2」は、仕切り部材36に開口部37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40Bを形成せず、側板42に排気口43,44,45,46も形成せずに、実験例2と同じ条件で合計6000枚分の画像形成動作を行なった場合である。比較例1及び比較例2は、どちらも本発明を適用しなかった場合に相当する。
図12から分かるように、実験例1と比較例1を比較すると、実験例1のケース1では比較例1に比べて現像ハウジングの温度(平均値)が8℃低くなっており、実験例1のケース2では比較例1に比べて現像ハウジングの温度が11℃低くなっている。また、実験例1のケース1とケース2を比較すると、ケース1よりもケース2の方が中間転写ベルト10の汚れの評価が良くなっている。
また、実験例2と比較例2を比較すると、実験例2のケース1では比較例2に比べて現像ハウジングの温度が9℃低くなっており、実験例2のケース2では比較例2に比べて現像ハウジングの温度が11℃低くなっている。また、実験例2のケース1とケース2を比較すると、ケース1よりもケース2の方が中間転写ベルト10の汚れの評価が良くなっている。
1…画像形成装置、6,7,8,9…画像形成部、10…中間転写ベルト、35…画像形成領域、36…仕切り部材、37A,37B,38A,38B,39A,39B,40A,40B…開口部、42…側板、43,44,45,46…排気口、47,48…ダクト、50,51…ファン、52,53…ファン駆動部、54…ファン制御部、55…画像形成制御部、56…温度センサ、604,704,804,904…現像器

Claims (11)

  1. 画像を形成する画像形成単位が配置された画像形成領域と、
    複数の開口部を有し、前記画像形成領域を仕切る仕切り部材と、
    前記複数の開口部を通して、前記画像形成領域で第1の方向に向かう気流と前記第1の方向と異なる第2の方向に向かう気流を選択的に発生させる気流発生手段と、
    前記気流発生手段の動作を制御する制御手段と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記画像形成領域は、少なくとも現像器を内包し、
    前記複数の開口部は、前記現像器に前記第1の方向に向かう気流が当たるように形成されている
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像器は、静電潜像が形成された感光体に現像剤を供給すべく回転する回転体を有し、
    前記複数の開口部は、前記回転体の回転軸方向の一方と他方に対をなして配置され、
    前記気流発生手段は、前記回転体の回転軸方向の一方と他方に対をなして配置された前記複数の開口部のうち、前記回転体の回転軸方向の一方に配置された開口部から前記画像形成領域内に空気を送り込み、かつ前記回転体の回転軸方向の他方に配置された開口部から前記画像形成領域外に空気を排出する第1の動作形態と、前記回転体の回転軸方向の一方に配置された開口部と前記回転体の回転軸方向の他方に配置された開口部の両方から前記画像形成領域内に空気を送り込む第2の動作形態を有する
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記気流発生手段の動作形態を前記現像器の動作状態に応じて切り替えるように制御する
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記現像器の温度を検出する温度検出手段と、
    前記制御手段は、前記気流発生手段の動作形態を前記温度検出手段の検出結果に応じて切り替えるように制御する
    請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記現像器の回転体が回転している期間は、前記気流発生手段を前記第1の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
    請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像器の回転体が回転していない期間は、前記気流発生手段を前記第2の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
    請求項4記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記温度検出手段で検出した前記現像器の温度が前記設定温度以上の場合は、前記気流発生手段を前記第2の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
    請求項5記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記温度検出手段で検出した前記現像器の温度が予め設定された設定温度未満の場合は、前記気流発生手段を前記第1の動作形態で動作させるように、前記気流発生手段の動作形態を切り替える
    請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成領域を仕切る面であり、前記仕切り部材のなす面に対して垂直な面のうち、前記回転体の回転軸方向の一方側の面に排気口を有する
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 画像を形成する画像形成単位が配置された画像形成領域と、
    複数の開口部を有し、前記画像形成領域を仕切る仕切り部材と、
    前記複数の開口部を通して、前記画像形成領域で第1の方向に向かう気流と前記第1の方向と異なる第2の方向に向かう気流を選択的に発生させる気流発生手段と
    を備える画像形成装置のコンピュータを、
    前記気流発生手段が発生する気流の向きを、前記画像形成領域に内包された現像器の動作状態又は当該現像器の温度を検出する温度検出手段の検出結果に応じて切り替えるように制御する制御手段として機能させる
    プログラム。
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