JP2011118068A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に設けられる空気清浄機の作動音を大きくすることなく、画像形成装置付近の環境状態を良好にでき、また、空気清浄機の消費電力が増加することを軽減できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】送風ファン711から送られて吹出し部715から吹出される空気の流れを制御するルーバ714を有する空気清浄機71を備えた画像形成装置100において、ルーバ714は、一対の羽板714a,714bを備え、羽板714a,714bを離間して対向配置されることで空気の吹出し口714cが構成され、且つ、羽板714a,714bの対向する先端部714a1,714b1同一方向にそれぞれ回動可能に設けられ、先端部714a1,714b1を変位させることで吹出し口714cの開口幅を変更する制御部74を備えることを特徴とするものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、空気清浄機を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
従来から、複写機、プリンタ及びファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム(トナー像担持体)の表面に静電潜像を形成し、現像装置によって感光体ドラムに対してトナーを供給して前記静電潜像を現像し、現像によって感光体ドラムに形成されたトナー像を記録用紙等に転写して、定着装置によって記録用紙にトナー像を定着させるようになっている。
このような画像形成装置においては、画像形成を行うに際し、排出ガスが生じることがある。この排出ガスの主成分は、記録用紙から発生すると推定されるロンギフォレン等である。このような排出ガスを放置していたのでは、画像形成装置100の利用者に対して好ましくない。
そこで、このような問題の対策として、画像形成装置に空気清浄機を取付けて、画像形成装置付近の環境状態を良好にすることが考えられる。
空気清浄機は、一般に、空気清浄機から遠くあるいは近くに送風するにはファンの回転数を変更することで対応している。そして、通常、送風するルーバの幅は一定に構成されている。
また、従来技術として、空気清浄機の送風方向を変更するために、回転可能なルーバを備えたものが開示されている(特許文献1を参照)。
特開2009−18221号公報
しかしながら、特許文献1のような方式では、空気清浄機から遠くへ送風したり、近くに送風したりすることができないという問題があった。
また、空気清浄機から遠くまで送風するためにファンの回転数を上げるように構成すると、音が大きくなったり、消費電力がアップするという問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、画像形成装置に設けられる空気清浄機の作動音を大きくすることなく、画像形成装置付近の空気清浄効果を上げて環境状態を良好にでき、また、空気清浄機の消費電力が増加することを軽減できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像形成装置は、次の通りである。
本発明は、送風ファンから送られて吹出し部から吹出される空気の流れを方向付けるルーバを有する空気清浄機を備えた画像形成装置において、前記ルーバの構成として、少なくとも一対の板状部材を備え、前記一対の板状部材を、離間して対向配置することで前記板状部材の間に空気の吹出し口を構成し、且つ、前記板状部材の対向する一端部が同一方向にそれぞれ回動可能に設け、前記板状部材の一端部を変位させることで前記吹出し口の開口幅を変更するルーバ制御手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記ルーバ制御手段として、前記吹出し口の向きを変更する機能を備えることが好ましい。
また、本発明は、少なくとも前記画像形成装置及び前記空気清浄機のうちの何れか一方に人感センサを備え、前記ルーバ制御手段により、前記人感センサによる検出結果に基づき、前記画像形成装置付近に人が居る場合は、前記空気清浄機から吹出される空気を上方に向い吹出すように制御することが好ましい。尚、前記画像形成装置付近に人がいない場合は、前記空気清浄機から吹出される空気を遠くに吹出すように制御するようにしても良い。
また、本発明は、送風ファンから送られて吹出し部から吹出される空気の流れを制御するルーバを有する空気清浄機を備えた画像形成装置において、前記空気清浄機の構成として、螺旋形状を有するダクトと螺旋形状を有しないダクトとを含む複数のダクトを備え、前記ルーバを、前記螺旋形状を有するダクトと前記螺旋形状を有しないダクトのうちの何れかのダクトと前記送風ファンとを連通するように切換え可能に設け、前記ルーバを切換えるルーバ制御手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、少なくとも前記画像形成装置及び前記空気清浄機のうちの何れか一方に人感センサを備え、前記ルーバ制御手段により、前記人感センサによる検出結果に基づき、前記画像形成装置付近に人が居る場合は、前記ルーバを切換えて螺旋形状を有するダクトに空気を送り込むように制御することが好ましい。
また、本発明は、前記空気清浄機の構成として、正イオン及び負イオンを同時に発生するイオン発生素子を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記イオン発生素子を、前記吹出し部と前記複数のダクトの間に設けることが好ましい。
本発明によれば、吹出し部から吹出される空気の流れを方向付けるルーバを有する空気清浄機を備えた画像形成装置において、前記ルーバの構成として、少なくとも一対の板状部材を備え、前記一対の板状部材を、離間して対向配置することで前記板状部材の間に空気の吹出し口を構成し、且つ、前記板状部材の対向する一端部が同一方向にそれぞれ回動可能に設け、前記板状部材の一端部を変位させることで前記吹出し口の開口幅を変更するルーバ制御手段を備えることで、前記空気清浄機からの空気の吹出し状態を変更することができる。すなわち、画像形成装置周辺全体に空気清浄機からの空気を放出する場合は、ルーバの吹出し口の開口幅を大きくして、広範囲に渡り空気を吹出すようにし、また、遠くに短時間で空気を放出する場合は、吹出し口の開口幅を狭くして、風量を絞り込むことにより遠くへ空気を送り出すことができる。これにより、空気清浄機の作動音を大きくすることなく、空気清浄機からの空気の吹出し状態を変更することができるので、画像形成装置付近の空気清浄効果を上げて環境状態を良好にでき、また、空気清浄機の消費電力が増加することを軽減できる。
また、本発明によれば、前記ルーバ制御手段として、前記吹出し口の向きを変更する機能を備えることで、簡単に空気清浄機からの空気の吹出し方向を変更することができる。
また、本発明によれば、少なくとも前記画像形成装置及び前記空気清浄機のうちの何れか一方に人感センサを備え、前記人感センサによる検出結果に基づき、前記画像形成装置付近に人が居る場合は、前記空気清浄機から吹出される空気を上方に向い吹出すように制御することで、吹出された空気が直接人に当たらないようにすることができる。
尚、前記画像形成装置付近に人がいない場合は、前記空気清浄機から吹出される空気を低い角度で空気を放出することで、遠くに送り出すことができる。
また、本発明によれば、送風ファンから送られて吹出し部から吹出される空気の流れを制御するルーバを有する空気清浄機を備えた画像形成装置において、前記空気清浄機の構成として、螺旋形状を有するダクトと螺旋形状を有しないダクトとを含む複数のダクトを備え、前記ルーバを、前記螺旋形状を有するダクトと前記螺旋形状を有しないダクトのうちの何れかのダクトと前記送風ファンとを連通するように切換え可能に設け、前記ルーバを切換えるルーバ制御手段を備えることで、画像形成装置周辺に空気を放出する場合は、前記ルーバを、螺旋形状を有しないダクト(例えば、ストレートダクト)に送風するように切換え、一方、画像形成装置から遠くに、且つ、短時間で空気を放出する場合は、前記ルーバを、螺旋形状を有するダクトに送風するように切換えることができ、1つの送風ファンで複数通りの送風の制御を行うことができる。これにより、空気清浄機の作動音を大きくすることなく、空気清浄機からの空気の吹出し状態を変更することができるので、画像形成装置付近の空気清浄効果を上げて環境状態を良好にでき、また、空気清浄機の消費電力が増加することを軽減できる。
また、本発明によれば、少なくとも前記画像形成装置及び前記空気清浄機のうちの何れか一方に人感センサを備え、前記ルーバ制御手段により、前記人感センサによる検出結果に基づき、前記画像形成装置付近に人が居る場合は、前記ルーバを切換えて螺旋形状を有するダクトに空気を送り込むように制御することで、吹出された空気を遠くに吹出すようにして直接人に当たらないようにすることができる。
また、本発明によれば、前記空気清浄機の構成として、正イオン及び負イオンを同時に発生するイオン発生素子を備えることで、送風とともに効果的に正イオン及び負イオンを吹出すことができる。
また、本発明によれば、前記イオン発生素子を、前記吹出し口と前記複数のダクトの間に設けることで、使用するダクトを切換えても効果的にイオンを吹出させることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気清浄機を備えた画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 (a)は前記空気清浄機により画像形成装置周辺に送風する状態を示す説明図、(b)は前記空気清浄機により画像形成装置から遠くに渡り送風する状態を示す説明図である。 前記空気清浄機の構成を示す説明図である。 前記空気清浄機を構成するイオン発生器のイオン発生素子の構成を示す説明図である。 (a)は前記空気清浄機のルーバの吹出し口の開口幅を狭くした状態を示す説明図、(b)は前記吹出し口の開口幅を広くした状態を示す説明図、(c)は前記ルーバを平行にして吹出し方向を設定した状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る空気清浄機の構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る空気清浄機を備えた画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の空気清浄機による空気の吹出し動作を示すフローチャートである。 第3実施形態の変形例の空気清浄機による空気の吹出し動作を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係る空気清浄機を備えた画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、空気清浄機71を備えた画像形成装置であって、空気清浄機71の構成として、本発明に係る特徴的な空気清浄機の構成を備えて、その空気清浄機71を制御する構成を備えたものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、図1に示すように、原稿読取り装置101により読取られた原稿の画像又は外部から受信した画像をカラーもしくは単色で記録用紙に記録形成するものである。
原稿読取り装置101は、原稿搬送部42により搬送されている原稿画像を読取る。
原稿搬送部42では、原稿が原稿セットトレイ41にセットされると、原稿ピックアップローラ44が原稿表面に押し付けられて回転され、原稿が原稿セットトレイ41から引き出され、原稿がサバキローラ45と分離パッド46間を通過して1枚ずつに分離されてから搬送経路47へと搬送される。
搬送経路47では、原稿の先端が原稿レジストローラ49に当接して、原稿の先端が原稿レジストローラ49と平行に揃えられ、この後に原稿が原稿レジストローラ49により搬送されて読取りガイド51と読取りガラス52間を通過する。更に、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58を介して排紙トレイ59に排出される。
原稿読取り装置101では、原稿が読取りガイド51と読取りガラス52間を通過するに際し、第1走査部53の光源の光が読取りガラス52を介して原稿表面に照射され、その反射光が読取りガラス52を介して第1走査部53に入射し、この反射光が第1及び第2走査部53、54のミラーで反射されて結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD(Charge Coupled Device)56上に結像される。
CCD56は、原稿の画像を読取り、原稿の画像を示す画像データを出力する。
また、原稿読取り装置101は、原稿台ガラス61上に載置された原稿を読取ることができる。
すなわち、原稿搬送部42は、原稿読取り装置101の背面側で開閉可能に枢支されており、この原稿搬送部42が開かれると、原稿台ガラス61が解放されて、原稿台ガラス61上に原稿を手置きで載置することができる。
原稿が載置されて、原稿搬送部42が閉じられると、第1及び第2走査部53、54が副走査方向に移動されつつ、第1走査部53によって原稿台ガラス61上の原稿表面が露光され、第1及び第2走査部53、54によって原稿表面からの反射光が結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD56上に結像される。
このとき、第1及び第2走査部53、54が相互に所定の速度関係を維持しつつ移動されて、原稿表面→第1及び第2走査部53、54→結像レンズ55→CCD56という反射光の光路の長さが変化しないように第1及び第2走査部53、54の位置関係が常に維持され、これによりCCD56上での原稿の画像のピントが常に正確に維持される。
こうして読取られた原稿の画像全体は、画像データとして画像形成装置100のレーザ露光装置1へと送受され、画像形成装置100において画像が記録用紙に記録される。
一方、画像形成装置100は、主にレーザ露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、定着装置12、用紙搬送経路S、給紙トレイ10、及び用紙排出トレイ15等により構成されている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。
従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器などが用いられる。
レーザ露光装置1は、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3表面を外部から入力した画像データまたは原稿から読み取って得られた画像データに応じて露光して、その表面に画像データに対応する静電潜像を形成する。
このレーザ露光装置1には、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。
現像装置2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより現像するものである。
感光体ドラム3は、円筒状を呈し、画像形成装置100のほぼ中央で、レーザ露光装置1の上方に配設され、その表面がクリーナ装置4によりクリーニングされ、クリーニングされた表面が帯電器5により均一に帯電される。
クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、無端状の中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、中間転写ローラ6、及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。中間転写ローラ6は、Y,M,C,Kの各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22等は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7を矢印C方向に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接され、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスを印加されている。
中間転写ベルト7は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成され、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、各感光体ドラム3表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7裏面に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。
各中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7に対して感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスを与えるようにされている。詳しくは、中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。尚、本実施形態では、転写電極としてローラ形状の中間転写ローラ6を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述したように、各感光体ドラム3表面に顕像化されたトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7とともに搬送されて、中間転写ベルト7と接触する2次転写装置11の転写ローラ11aによって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは相互に圧接されて、ニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための2次転写バイアスが印加される。この2次転写バイアスは、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。
さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収するように構成されている。
中間転写ベルトクリーニング装置9は、中間転写ベルト7が搬送される経路上で、中間転写ベルト搬送方向において転写ローラ11aより下流側で感光体ドラム3よりも上流側に設けられている。
中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えば、クリーニング部材として、中間転写ベルト7に接触して残留トナーを除去するクリーニングブレードが設けられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ22により中間転写ベルト7裏側が支持されている。
給紙トレイ10は、記録用紙を格納しておくためのトレイであり、画像形成装置100の画像形成部(レーザ露光装置1)の下側に設けられて、トレイ内の記録用紙を供給する。
また、画像形成装置100には、給紙トレイ10から供給された記録用紙を2次転写装置11や定着装置12を経由させて用紙排出トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送経路Sが設けられている。この用紙搬送経路Sに沿って、用紙ピックアップローラ16、用紙レジストローラ14、定着装置12、及び記録用紙を搬送する搬送ローラ等が配置されている。
用紙ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路Sに供給する呼び込みローラである。搬送ローラは、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、複数個設けられている。
用紙レジストローラ14は、搬送されて来た記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙の所定の位置に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
例えば、用紙レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの検出出力に基づき、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙の画像形成領域の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、加熱ローラ31及び加圧ローラ32等を備えている。加熱ローラ31及び加圧ローラ32は、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域を通過して来た記録用紙を挟み込んで搬送する。
加熱ローラ31は、図示しない温度検出器の検出出力に基づき、所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後の記録用紙は、搬送ローラによって用紙排出トレイ15上にフェイスダウンで排出される。
次に、第1実施形態に係る特徴的な画像形成装置100の構成について説明する。
図2(a)は第1実施形態に係る空気清浄機により画像形成装置周辺に送風する状態を示す説明図、(b)は前記空気清浄機により画像形成装置から遠くに渡り送風する状態を示す説明図である。
本実施形態の画像形成装置100は、図1及び図2(a),(b)に示すように、画像形成装置100の本体の上方に空気清浄機71を備えた画像形成装置である。
画像形成装置100は、図2(a),(b)に示すように、装置本体の背面片側のコーナー100aに支柱72が突設されており、この支柱72の上端に空気清浄機71が配置されている。
空気清浄機71は、支柱72の上端において、空気清浄機71の一端側に設けられた支持軸71aが矢印F方向に回転可能に軸支されている。支持軸71aは、モータ駆動ユニット73の出力軸に接続されている。
空気清浄機71は、モータ駆動ユニット73により支持軸71aが往復回転駆動されることで、矢印F方向及び逆方向に往復回転され、空気清浄機71から吹出される正イオン及び負イオンの放出方向が矢印D方向及び矢印E方向の何れかの方向に変更されるようになっている。
モータ駆動ユニット73は、図1に示すように、画像形成装置100に内蔵の制御部74に接続され、制御部74により駆動制御される。図中の符号75は入力操作を行う操作パネル、76はネットワークに接続されたインターフェースを示す。
制御部74は、モータ駆動ユニット73の制御だけではなく、画像形成装置100全体の制御を司っており、画像形成装置100の動作状態に応じてモータ駆動ユニット73を駆動制御して、図2(a),(b)に示すように、空気清浄機71の回転位置を制御し、空気清浄機71から吹出されるイオンの放出方向を矢印D方向及び矢印E方向の何れかの向きに設定する。
このように、空気清浄機71に正イオン及び負イオンを発生させるようにして、図2(a)に示すように、空気清浄機71から正イオン及び負イオンを斜め下方(矢印D方向)に放出することにより、エアーカーテンのように正イオン及び負イオンが主に画像形成装置100の本体前側を覆って、画像形成装置100からの排出ガスの臭気が除去することができる。
このように、空気清浄機71により正イオン及び負イオンを画像形成装置100の外部から吹きかけることにより、画像形成装置100が発生する排出ガスの影響を効果的に抑えられることが実験で確認されている。
また、画像形成装置100の待機状態においては、排出ガスが発生しないため、図2(b)に示すように空気清浄機71からの正イオン及び負イオンの放出方向を矢印Eの上方向に変更して、正イオン及び負イオンを室内全体に流して拡散させ、正イオン及び負イオンにより空気中の浮遊細菌を除去して、空気の浄化を広い範囲で行うようにしている。
次に、第1実施形態の特徴的な空気清浄機71について図面を参照して詳細に説明する。図3は第1実施形態に係る空気清浄機の構成を示す説明図、図4は前記空気清浄機を構成するイオン発生器のイオン発生素子の構成を示す説明図である。
空気清浄機71は、図1に示すように、画像形成装置100の上部に正面視で幅方向に渡り構成されている。そして、空気清浄機71は、図3に示すように、主に、風を発生させる送風ファン711と、イオンを発生させるイオン発生器712と、風を送り出すダクト713と、風を送り出すルーバ714とにより構成されている。
また、空気清浄機71には、上部に空気の吹出し部715が形成され、下部の後側に空気の取込口716が形成されている。取込口716にはフィルタ717が設けられている。
吹出し部715は、空気清浄機71の長手方向に沿って長く開口形成されている。
吹出し部715には、ルーバ714が設けられている。
ルーバ714は、一対の羽板(板状部材)714a,714bにより構成されている。
羽板714a,714bは、空気清浄機71の長手方向に渡り配置され、離間して対向配置されることで羽板714a,714bの間に空気の吹出し口714cを形成している。また、羽板714a,714bは、対向する先端部714a1,714b1が自由端としてそれぞれ変位可能となるように、他端部714a2,714b2が回転軸心を同一方向にしてそれぞれ回動可能に設けられている。
羽板714a,714bの先端部714a1,714b1は、変位することで吹出し口714cの開口幅が変化するようになっている。
羽板714a,714bの他端部714a2,714b2は、図示しない駆動モータに接続されて、制御部74により動作制御されている。
制御部74は、図示しない駆動モータにより羽板714a,714bの先端部714a1,714b1を回動させることにより吹出し口714cの開口幅を変更する制御手段(ルーバ制御手段)としての機能を備えるとともに、吹出し口714cの向きを変位させる機能を備えている。
イオン発生器712は、ルーバ714よりも送風方向上流側のダクト713内に設けられている。イオン発生器712は、図4に示すように、イオン発生素子85を備えている。
イオン発生素子85は、プラズマクラスターイオン(登録商標)発生素子(PCI)であって、本実施形態では、2個のイオン発生素子85を画像形成装置100の幅方向に並設されている。
イオン発生素子85には、正イオンを発生する一対の正イオン発生部85aと、負イオンを発生する一対の負イオン発生部85bとが配列されている。
次に、第1実施形態に係る空気清浄機71による空気の吹出し動作(作用)について図面を参照して説明する。
図5(a)は第1実施形態の空気清浄機のルーバの吹出し口の開口幅を狭くした状態を示す説明図、(b)は前記吹出し口の開口幅を広くした状態を示す説明図、(c)は前記ルーバを平行にして吹出し方向を設定した状態を示す説明図である。
空気清浄機71は、図3に示すように、ルーバ714を構成する羽板714a,714bを回動させることにより、吹出し口714cの開口部の開口幅や向きを設定することで、空気の吹き出し方向や強さを変更するようにしている。
具体的には、空気清浄機71からの空気を遠くへ吹出す場合は、図5(a)に示すように、ルーバ714を回動して羽板714a,714bの先端部714a1,714b1を近づけて吹出し口714c開口幅を狭くする。このようすることで、イオン含んだ空気を遠くに速く送り出すことができる。
空気清浄機71においてイオンを発生した後は、数秒でイオン効果が低下することから、イオン含んだ空気を短時間で遠くに送り出す必要がある。
また、画像形成装置100付近に空気を吹出す場合は、図5(b)に示すように、羽板714a,714bの先端部714a1,714b1を拡開して吹出し口714c開口幅を広くする。このようにすることで、画像形成装置100付近の広い範囲に渡りイオン含んだ空気を吹出すことができる。
また、空気清浄機71からの空気の吹出しを方向付ける場合は、図5(c)に示すように、羽板714a,714bを略平行に回動させることで、吹出し口714cから吹出される空気の吹出し方向を方向付けすることができる。吹出し口714cを、図5(c)に示すように上方にすることで、空気清浄機71から吹出した空気を直接人に当たらないようにすることができる。
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、空気清浄機71において、ルーバ714の構成として一対の羽板714a,714bを備え、状況に応じてルーバ714の羽板714a,714bを動作させて傾斜角度を変えることで、吹出し口714cの開口幅を変更したり、向きを変更することができるので、画像形成装置100周辺や画像形成装置100から遠く離れた所にイオンを含む空気を送り出すことができる。
従って、第1実施形態によれば、送風ファン711の出力を変更すること無く空気清浄機71からの空気の吹出し状態を変更することができるので、空気清浄機の作動音を大きくすることなく、画像形成装置付近の空気清浄効果を上げて環境状態を良好にでき、また、空気清浄機の消費電力が増加することを軽減できる。
尚、第1実施形態では、空気清浄機71により放出される正イオン及び負イオンの放出方向を、図2(a)に示すように矢印D方向の斜め下方に設定しているが、この正イオン及び負イオンの放出方向を矢印D方向だけに限定するものではなく、正イオン及び負イオンが画像形成装置100を覆うように該画像形成装置100側の向きに放出されるものであればよい。
また、第1実施形態では、正イオン及び負イオンの放出方向を、図2(b)に示すように矢印E方向の上方向に設定しているが、この正イオン及び負イオンの放出方向をこの矢印E方向だけに限定するものではなく、正イオン及び負イオンが図2(b)の一点鎖線で示す上側の向きの範囲Xに放出されれば、正イオン及び負イオンの放出方向を変更してもよい。更に、上側の向きの範囲Xだけに限らず、室内全体に拡散するような画像形成装置100とは逆側の向きに正イオン及び負イオンの放出方向を変更してもよい。
また、第1実施形態によれば、空気清浄機71を、図1及び図2(a)、(b)に示すように支柱72が本体の背面片側のコーナー100aに配置し、支柱72により水平に片持ちとなるように構成したので、画像形成装置100の上方スペースが開放されて、画像形成装置100の使い勝手が損なわれることが無い。
また、第1実施形態によれば、画像形成装置100を、その背面側を壁等に向けて配置することで、空気清浄機71が画像形成装置100の背面側に設けられているため、空気清浄機71が壁際に配置されて作業の邪魔にならない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
図6は本発明の第2実施形態に係る空気清浄機の構成を示す説明図である。
尚、第2実施形態に係る画像形成装置の構成は、空気清浄機81の構成を除き第1実施形態の画像形成装置100と同様な構成を備えるものであるため説明を省略する。
第2実施形態に係る空気清浄機81は、第1実施形態に係る空気清浄機71と同様に画像形成装置の本体の上方に設けられる。
空気清浄機81は、図6に示すように、主に、風を発生させる送風ファン811と、イオンを発生させるイオン発生器712と、螺旋形状を有する第1ダクト813aと、螺旋形状を有しない第2ダクト813bと、送風経路を切換えるルーバ814とにより構成されている。
また、空気清浄機81には、上部に空気の吹出し部815が形成され、下部に空気の取込口816が形成されている。
送風ファン811は、空気清浄機81の下部に設けられ、吹出し口811aがルーバ814によって第1ダクト813aまたは第2ダクト813bと連通するようになっている。
第1ダクト813a及び第2ダクト813bは、それぞれが吹出し部815と送風ファン811とを連通するように設けられている。
吹出し部815においては、第1ダクト813aと第2ダクト813bの吹出し側813a1,813b1が合流するように設けられている。第1ダクト813aと第2ダクト813bの吹出し側813a1,813b1の合流部813cには、イオン発生器712が設けられている。
螺旋形状を有する第1ダクト813aの吹出し側813a1は、吹出し部815に向って直線的に吹出すように配置されている。一方、螺旋形状を有しない第2ダクト813bの吹出し側813b1は、吹出し側813a1の下方より吹出し部815に向って吹出すように配置されている。
送風ファン811の吹出し口811aにおいては、第1ダクト813aと第2ダクト813bの導入側813a2,813b2が合流するように設けられている。第1ダクト813aと第2ダクト813bの導入側813a2,813b2の合流部813dには、ルーバ814が設けられている。
ルーバ814は、先端部814aが自由端として変位可能となるように他端部814bを回動支点として回動可能に設けられている。合流部813dにおいて、ルーバ814の先端部814aが送風ファン811の吹出し口811aに近接して配置され、他端部814bが合流部813dの反吹出し口側に近接して配置されて、ルーバ814により第1ダクト813a側と第2ダクト813b側とを仕切るようになっている。
ルーバ814の他端部814bは、図示しない駆動モータに接続されて、制御部74により動作制御されている。
制御部74は、図示しない駆動モータによりルーバ814を回動させて送風経路を切換える制御手段(ルーバ制御手段)としての機能を備えている。
ルーバ814は、他端部814bを回動させることで先端部814aを変位させて、ルーバ814により第1ダクト813aまたは第2ダクト813bの何れか一方の送風路を閉塞し、他方の送風路を開口することにより、送風ファン811から吹出される空気の送風経路を切換えるようになっている。
次に、空気清浄機81により空気の吹出し動作(作用)について図面を参照して説明する。
空気清浄機81は、図6に示すように、ルーバ814を回動させることにより、送風ファン811から吹出される空気を第1ダクト813aまたは第2ダクト813bを通って吹出し部815より吹出すように送風経路を切換えようにしている。
具体的には、空気清浄機81からの空気を遠くへ吹出す場合は、螺旋形状を有する第1ダクト813aにより風力を強めて遠くへ吹出すことができる。
また、空気清浄機81からの空気を画像形成装置100付近に吹出す場合は、螺旋形状を有しないストレートの第2ダクト813bにより吹出し部815から吹出される空気が広がるようにすることができる。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、空気清浄機81において、螺旋形状を有する第1ダクト813aと螺旋形状を有しない第2ダクト813bを備え、ルーバ814により送風ファン811からの送風経路を切換えるようにしたので、状況に応じて画像形成装置周辺や画像形成装置から遠く離れた所にイオンを含む空気を送り出すことができる。これにより、空気清浄機81の作動音を大きくすることなく、空気清浄機81からの空気の吹出し状態を変更することができるので、画像形成装置付近の空気清浄効果を上げて環境状態を良好にでき、また、空気清浄機の消費電力が増加することを軽減できる。
また、第2実施形態によれば、吹出し部815より送風方向上流側の第1ダクト813aと第2ダクト813bの吹出し側813a1,813b1の合流部813cにイオン発生器712を設けたことで、送風経路を切換えても1箇所に設けられたイオン発生器712により効果的に吹出し部815からイオンを吹出させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。
図7は本発明の第3実施形態に係る空気清浄機を備えた画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
尚、第3実施形態に係る画像形成装置300の構成は、第1実施形態の画像形成装置100と同様な構成を備えるものであるため説明を省略する。
本実施形態に係る画像形成装置300は、図7に示すように、空気清浄機71を備えた第1実施形態の画像形成装置100と同様な構成を備え、画像形成装置300及び空気清浄機71の正面に人感センサ310a,310bを備えたものである。
制御部74(図1を参照)は、人感センサ310a,310bによる検出結果に基づき、画像形成装置300付近に人が居ると判断した場合は、ルーバ714の開口部を上方に向け、空気清浄機71から吹出される空気を上方に吹出すように制御する。
次に、画像形成装置300における空気清浄機71による空気の吹出し動作(作用)についてフローチャートに基づき説明する。
図8は第3実施形態に係る画像形成装置の空気清浄機による空気の吹出し動作を示すフローチャートである。
第3実施形態の画像形成装置300において空気清浄機71により送風を行う場合は、図8に示すように、画像形成装置300及び空気清浄機71に設けられた人感センサ310a,310bにより検知して(ステップS1)、画像形成装置300付近に人が居るか否かが判断される(ステップS2)。
ステップS2において、画像形成装置300付近に人が居ると判断された場合は、制御部74によりルーバ714の吹出し口714cが上方に向くように駆動制御され(ステップS3)、送風ファン711からの空気を吹出し口714cから上方に吹出す(ステップS4)。
一方、ステップS2において、画像形成装置300付近に人がいないと判断された場合は、画像形成装置300の運転時間により動作が管理されて、ルーバ714を下向きにするか、中央位置にするかを交互に切換えて送風される。そして、画像形成装置300の運転が所定時間に到達しているか否かが判断される(ステップS5)。
ステップS5において、画像形成装置300の運転が所定時間に達していると判断された場合は、ルーバ714を中央位置に移動して(吹出し口714cの開口幅を広くして)(ステップS6)、空気清浄機71からの吹出される空気を画像形成装置300付近に全体に吹出す(ステップS7)。
一方、ステップS5において、画像形成装置300の運転が所定時間に達していないと判断された場合は、ルーバ714を下向きに移動して(吹出し口714c開口幅を狭くして)(ステップS8)、空気清浄機71からの吹出される空気を遠くに吹出す(ステップS9)。
そして、画像形成装置300の通電状態が判断される(ステップS10)。
ステップS10において、画像形成装置300の電源がOFFされていないと判断された場合は、ステップS1に戻って、上述した空気清浄機71による送風動作が繰り返される。そして、ステップS10において、画像形成装置300の電源がOFFされていると判断された場合は、終了する。
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、画像形成装置300及び空気清浄機71に人感センサ310a,310bを設けて、人感センサ310a,310bの検出結果に基づき、画像形成装置300付近に人が居る場合は、空気清浄機71から吹出される空気を上方に向い吹出すように制御することで、吹出された空気が直接人に当たらないようにすることができる。
尚、第3実施形態では、画像形成装置300及び空気清浄機71に人感センサ310a,310bを設けることで検知精度を上げているが、画像形成装置300または空気清浄機71のどちらかに設けるようにしてもよい。
(第3実施形態の変形例)
次に、第3実施形態に係る画像形成装置300の変形例について説明する。
この変形例は、画像形成装置300の構成において、空気清浄機71に換えて空気清浄機81を備えて、第3実施形態と同様に人感センサの検出結果に基づき、空気清浄機81による空気の吹出し状態を制御するようにしたものである。
すなわち、第3実施形態においては、空気清浄機71のルーバ714の動作を制御することで、吹出し口714cの向う方向や開口幅を制御しているが、変形例では、空気清浄機81のルーバ814の動作を制御することで、複数のダクトによる送風経路を切換えるようにしたものである。
変形例は、図7に示すように、第3実施形態の画像形成装置300と同様な構成を備え、画像形成装置300及び空気清浄機81の正面に人感センサ310a,310bを備えたものである。
制御部74(図1を参照)は、人感センサ310a,310bによる検出結果に基づき、画像形成装置300付近に人が居ると判断した場合は、図示しないルーバ814の開口部を上方に向け、空気清浄機81から吹出される空気を上方に吹出すように制御する。
ここで、変形例における空気清浄機81による空気の吹出し動作(作用)についてフローチャートに基づき説明する。
図9は第3実施形態の変形例の空気清浄機による空気の吹出し動作を示すフローチャートである。
変形例において空気清浄機81により送風を行う場合は、図9に示すように、画像形成装置300及び空気清浄機81に設けられた人感センサ310a,310bにより検知して(ステップS101)、画像形成装置300付近に人が居るか否かが判断される(ステップS102)。
ステップS102において、画像形成装置300付近に人が居ると判断された場合は、駆動モータによりルーバ814を回動させて第1ダクト813aを連通し(ステップS103)、空気清浄機81からの吹出される空気を遠くに吹出す(ステップS104)。
一方、ステップS102において、画像形成装置300付近に人がいないと判断された場合は、駆動モータによりルーバ814を回動させて第2ダクト813bを連通し(ステップS105)、空気清浄機81からの吹出される空気を画像形成装置300付近に全体に吹出す(ステップS106)。
そして、画像形成装置300の通電状態が判断される(ステップS107)。
ステップS107において、画像形成装置300の電源がOFFされていないと判断された場合は、ステップS101に戻って、上述した空気清浄機81による送風動作が繰り返される。そして、ステップS107において、画像形成装置300の電源がOFFされていると判断された場合は、終了する。
以上のように構成したので、変形例によれば、画像形成装置300及び空気清浄機81に人感センサ310a,310bを設けて、人感センサ310a,310bの検出結果に基づき、画像形成装置300付近に人が居る場合は、ルーバ814を切換えて螺旋形状を有する第1ダクト813aに空気を送り込むように制御することで、吹出された空気を遠くに吹出すようにして直接人に当たらないようにすることができる。
尚、変形例では、画像形成装置300及び空気清浄機81に人感センサ310a,310bを設けることで検知精度を上げているが、画像形成装置300または空気清浄機81のどちらかに設けるようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態では、カラー用の画像形成装置(複合機、プリンタなど)に本発明が適用されているが、空気清浄機を備えるものであれば、モノクロ用の画像形成装置等のその他の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
71,81 空気清浄機
74 制御部(ルーバ制御手段)
85 イオン発生素子
85a 正イオン発生部
85b 負イオン発生部
100,300 画像形成装置
310a,310b 人感センサ
711 送風ファン
712 イオン発生器
713 ダクト
714 ルーバ
714a,714b 羽板(板状部材)
714a1,714b1 先端部
714a2,714b2 他端部
714c 吹出し口
715 吹出し部
811 送風ファン
813a 第1ダクト
813b 第2ダクト
813c,813d 合流部
814 ルーバ
815 吹出し部

Claims (7)

  1. 送風ファンから送られて吹出し部から吹出される空気の流れを制御するルーバを有する空気清浄機を備えた画像形成装置において、
    前記ルーバは、少なくとも一対の板状部材を備え、
    前記一対の板状部材は、離間して対向配置されることで前記板状部材の間に空気の吹出し口が構成され、且つ、前記板状部材の対向する一端部が同一方向にそれぞれ回動可能に設けられ、
    前記板状部材の一端部を変位させることで前記吹出し口の開口幅を変更するルーバ制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ルーバ制御手段は、前記吹出し口の向きを変更する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 少なくとも前記画像形成装置及び前記空気清浄機のうちの何れか一方に人感センサを備え、
    前記ルーバ制御手段は、前記人感センサによる検出結果に基づき、前記画像形成装置付近に人が居る場合は、前記空気清浄機から吹出される空気を上方に向い吹出すように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 送風ファンから送られて吹出し部から吹出される空気の流れを制御するルーバを有する空気清浄機を備えた画像形成装置において、
    前記空気清浄機は、螺旋形状を有するダクトと螺旋形状を有しないダクトとを含む複数のダクトを備え、
    前記ルーバは、前記螺旋形状を有するダクトと前記螺旋形状を有しないダクトのうちの何れかのダクトと前記送風ファンとを連通するように切換え可能に設けられ、
    前記ルーバを切換えるルーバ制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 少なくとも前記画像形成装置及び前記空気清浄機のうちの何れか一方に人感センサを備え、
    前記ルーバ制御手段は、前記人感センサによる検出結果に基づき、前記画像形成装置付近に人が居る場合は、前記ルーバを切換えて螺旋形状を有するダクトに空気を送り込むように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記空気清浄機は、正イオン及び負イオンを同時に発生するイオン発生素子を備えることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記イオン発生素子は、前記吹出し部と前記複数のダクトの間に設けられることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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