JP2007148067A - 電子機器、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時における送風部材の送風効率の低下を招くことなく、開閉部材を開放してメンテナンスを行うときに、ねじ等が送風開口を通して落下してファン等の送風部材に衝突することを防止する。
【解決手段】画像形成装置本体(電子機器本体)の背面側に備えてその画像形成装置本体を電気的に制御する電装基板等の電装部品2B,2Cと、その電装部品を開放する開位置と、被う閉位置とに、画像形成装置本体に対して開閉可能に備える電装ボックス(開閉部材)40と、上向きに設ける送風開口44を通して上方の電装部品に送風するファン等の送風部材42と、電装ボックスの開閉動作に連動して移動自在に設け、電装ボックスが閉位置にあるときは、送風開口を開放する第1位置とし、電装ボックスが開位置にあるときは、送風開口を塞ぐ第2位置とするカバー部材46とを有する。
【選択図】図4

Description

この発明は、家庭用、事務用、工業用などの一般電子機器、およびその電子機器の1つである複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。
一般的な電子機器のうち、例えば複写機の場合においては、カラー化や高速化などにともない、機器本体を電気的に制御する電装基板等の電装部品が急増し続ける一方で、機器本体の小型化を図って設置スペースを小さくすることが要求されている。このため、電装部品を機器本体の背面側にまとめて電装基板等を重ね合わせて配置することにより、そのような電装部品の急増に対応するとともに、省スペース化の要請に応えることが行われている。
ところが、電装基板等を重ね合わせて配置すると、当然に、内側に配置される電装基板等の電装部品のメンテナンスが困難になる。そこで、外側の電装部品を扉のような開閉部材に取り付け、その開閉部材を機器本体に対して開閉自在とすることによりメンテナンス性を向上させるものがある。
また、使用にともない、電装部品が熱を発生する。このため、機内の温度上昇を防止すべく、ファンを設けて機外から空気を取り入れ、機内の空気を強制的に機外に排出することが行われている。
例えば、特許文献1や特許文献2に記載されるように、電装部品をまとめて電装基板等を重ね合わせて配置することにより、電装部品の急増に対応するとともに、省スペース化の要請に応えるものがある。また、特許文献3ないし5に記載されるように、通風による冷却装置を備えるものがある。
特開2001−347722号公報 特公平8−25301号公報 特開平3−139145号公報 特開平8−121933号公報 特開2003−76253号公報
ところで、ファンを設けて機外から空気を取り入れ、機内の空気を強制的に機外に排出するとき、ファンを上下方向に向けて設置し、気流を下部から取り込んで上方へ送る場合がある。しかしながら、このようにすると、ファンの送風開口が上方に向いてしまい、機器本体の開閉部材を開放してメンテナンスなどを行う際に、外したねじなどが誤って送風開口を通して内部に落下することがあった。
そこで、ファン内部に入り込まないようにするため、ファンの送風開口にねじが入り込めない程度に細かいスリットや孔があいたガードを付けることがある。ところが、そのようにすると、ガードを付けることにより、ファンの送風効率が低下することとなる。特に、ファンまわりのレイアウトに余裕がない場合などは、ガードとファンとの距離が近くダクトを設置することも難しいことがある。
よって、この発明の第1の目的は、電装部品を電子機器本体の背面側に備えて電装関係部品のメンテナンスを容易とするとともに電子機器本体の小型化を図り、下方に配置するファン等から送風部材から送風して電装部品の温度上昇を防止する電子機器において、使用時における送風部材の送風効率の低下を招くことなく、開閉部材を開放してメンテナンスを行うときに、ねじ等が送風開口を通して落下してファン等の送風部材に衝突することを防止することにある。
この発明の第2の目的は、送風開口を塞いだり開放したりするカバー部材動作のための機構や部品を不要として、コストおよびレイアウトをミニマム化することにある。
この発明の第3の目的は、コストをかけず、電装基板等の電装部品をより効果的に冷却することにある。
この発明の第4の目的は、ファン等の送風部材からの風の向きを変える必要が生じた場合には、ミニマムコストで、より早く、簡易に対応可能とすることにある。
この発明の第5の目的は、電子機器本体の小型化を図る一方、電装関係部品を効率よく冷却するとともに、電装関係部品のメンテナンスを容易とすることにある。
この発明の第6の目的は、請求項1ないし5のいずれか1に記載の電子機器の1つである画像形成装置に利用することにある。
この発明の第7の目的は、画像形成装置において、温度上昇によるトナーの溶融を防止することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、電子機器において、
電子機器本体の背面側に備えてその電子機器本体を電気的に制御する電装基板等の電装部品と、
その電装部品を開放する開位置と、被う閉位置とに、電子機器本体に対して開閉可能に備える扉のような開閉部材と、
上向きに設ける送風開口を通して上方の電装部品に送風するファン等の送風部材と、
開閉部材の開閉動作に連動して移動自在に設け、開閉部材が閉位置にあるときは、送風開口を開放する第1位置とし、開閉部材が開位置にあるときは、送風開口を塞ぐ第2位置とするカバー部材とを有することを特徴とする。
そして、電子機器本体に対して開閉部材を閉位置として電装部品を被ったとき、その開閉部材の閉動作に連動してカバー部材を第1位置へと移動して送風開口を開放し、送風部材の風を送風開口を通して上方へと送り、電装部品を冷却する。逆に、開閉部材を開位置として電装部品を開放するとき、その開閉部材の開動作に連動してカバー部材を第2位置へと移動して送風開口を塞ぐ。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の電子機器において、
開閉部材を閉位置としたとき、その開閉部材を例えばねじ止めして保持するブラケット等の保持部材を電子機器本体側に設け、
その保持部材にカバー部材を回動自在に軸支するとともに、
開閉部材の開閉動作によりその開閉部材で押し込みまたはその押し込みを解除してカバー部材を回動し、開閉部材の開閉動作に連動してカバー部材を移動自在に設けることを特徴とする。
そして、開閉部材を閉位置としたとき、その開閉部材の閉動作により開閉部材で押し込んでカバー部材を回動し、第1位置として送風開口を開放する。逆に、開閉部材を開位置としたとき、その開閉部材の開動作により押し込みを解除してカバー部材を例えば重力等により回動し、第2位置として送風開口を塞ぐ。
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の電子機器において、開閉部材を閉位置としてカバー部材を第1位置としたとき、そのカバー部材に、送風開口から出た風を、電子機器本体の背面側に備える電装部品へと案内する働きを持たせることを特徴とする。
そして、開閉部材を閉位置としたとき、その開閉部材の閉動作に連動してカバー部材を第1位置へと移動して送風開口を開放し、送風部材の風を送風開口を通してカバー部材で案内して上方へと送り、電装部品を冷却する。
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項3に記載の電子機器において、風を案内する方向を変更可能に、カバー部材を変形自在とすることを特徴とする。
そして、カバー部材の形状を適宜変更し、開閉部材を閉位置とすることにより、送風部材からの風で電装部品を冷却するとき、カバー部材で風を的確な方向に案内する。
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項1ないし4のいずれか1に記載の電子機器において、開閉部材に、電装部品とは異なる第2の電装部品を搭載し、開閉部材を閉位置としたときに、それらの電装部品と第2の電装部品とが重なり合う位置関係とすることを特徴とする。
そして、開閉部材を閉位置としたとき、電子機器本体に備える電装部品と、開閉部材に搭載する第2の電装部品とを重ね合わせる。
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載の電子機器の1つである、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、上述した第7の目的を達成すべく、請求項6に記載の画像形成装置において、電装部品として、トナー補給系の電装部品を備えることを特徴とする。
そして、開閉部材を閉位置としたとき、その開閉部材の閉動作に連動してカバー部材を第1位置へと移動して送風開口を開放し、トナー補給系の電装部品を、送風部材で送風して冷却する。
請求項1に記載の発明によれば、電子機器本体を電気的に制御する電装部品を電子機器本体の背面側に備えるので、背面側の外装カバーを外せば、電装部品を露出し、電装部品のメンテナンスを容易とし、また電装部品を電子機器本体の背面側にまとめて電子機器本体の小型化を図ることができる。
そして、電子機器本体に対して開閉部材を閉位置として電装部品を被ったとき、その開閉部材の閉動作に連動してカバー部材を第1位置へと移動して送風開口を開放し、下方に設ける送風部材から送風開口を通して上方へと送風して、電装部品を冷却するので、温度上昇を防止することができる。
逆に、開閉部材を開位置として電装部品を開放するとき、その開閉部材の開動作に連動してカバー部材を第2位置へと移動して送風開口を塞ぐので、電装関係のメンテナンス時に落下したねじ等が送風開口から内部に入り込むことを防止することができる。よって、送風開口にあらかじめ、スリットや孔のあるガードを付ける必要がないことから、開閉部材を閉位置として使用するときの送風効率の低下も防ぐことができる。
さらに、開閉部材の開閉動作に連動してカバー部材を移動するので、メンテナンス時に開閉部材を開位置としたとき自動的にカバー部材を閉じて送風開口を被う手間をなくし、また被い忘れをなくすことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、開閉部材の開閉動作により押し込みまたはその押し込みを解除してカバー部材を回動し、開閉部材の開閉動作に連動してカバー部材を移動自在に設けるので、開閉部材の開閉を利用してカバー部材を開閉し、送風開口を塞いだり開放したりするカバー部材動作のための機構や部品を不要としてコストおよびレイアウトをミニマム化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、開閉部材を閉位置としたとき、送風部材の風を送風開口を通してカバー部材で案内して上方へと送るので、コストをかけず、電装部品をより効果的に冷却することができる。
請求項4に記載の発明によれば、カバー部材の形状を適宜変更し、開閉部材を閉位置とすることにより、送風部材からの風で電装部品を冷却するとき、カバー部材で風を的確な方向に案内するので、送風部材からの風の向きを変える必要が生じた場合には、ミニマムコストで、より早く、簡易に調整を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、開閉部材を閉位置としたとき、電装部品と第2の電装部品とを重ね合わせるので、場所を取らずに電装関係部品をまとめて電子機器本体の小型化を図る一方、送風部材で風を送って電装関係部品を一括して効率よく冷却することができる。そして、第2の電装部品を搭載する開閉部材を開くことによりその内側に配置する電装部品を露出して、電装関係部品のメンテナンスを容易とすることもできる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5のいずれか1に記載の電子機器の1つである画像形成装置に適用することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成装置において、トナー補給系の電装部品を、送風部材で送風して冷却するので、温度上昇によるトナーの溶融を防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明による電子機器の一例であるタンデム型の電子写真式画像形成装置の外観を示す。図示画像形成装置は、複写機であるが、LANケーブルや電話回線で接続することにより、プリンタ、スキャナ、ファクシミリとしても用いることができる。
図中符号1は、正面を矢印Aで示す画像形成装置本体であり、中央部に画像形成部2が給紙部3上に載置して配置されている。また、画像形成部2の上には、排紙部4を挟んで原稿読取り部5が配置され、いわゆる胴内排紙部が設けられている。原稿読取部5の正面側には、画像形成装置の複数の機能を操作するための入力手段(スタートキー、テンキー、機能設定キー、リセットキー、クリア/ストップキー等の各種キー)と、各種入力情報や装置の状態を表示する表示手段(液晶表示パネル、入力手段を兼ねた液晶タッチパネル等)とを有する操作部6が設けられている。
図2には、図1に示す画像形成装置の内部機構の全体概略構成を示す。
画像形成装置本体1の画像形成部2内には、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)の各色の画像を形成するための4つの作像ステーションが、無端ベルト状の中間転写ベルト17aを有する中間転写ユニット17に沿ってタンデム型に並べて配置されており、4つの作像ステーションの下には光書込装置13が設置されている。
各作像ステーションの構成は同じであり、像担持体としての感光体ドラム11Y,11C,11M,11Bをそれぞれ有し、そのまわりに、それぞれ専用の帯電装置12Y,12C,12M,12B、現像装置14Y,14C,14M,14B、一次転写ローラ15Y,15C,15M,15B、クリーニング装置16Y,16C,16M,16Bが配置されている。
光書込装置13は、4つの作像ステーションに対して配置され、中央に1つの偏向器を有し、4つの光源からの光束を一つの偏向器で4系統に振り分けて偏向走査し、4つの感光体ドラム11Y,11C,11M,11Bにそれぞれ潜像を書込むものであり、各色毎に用意されたレーザダイオード(LD)を使用する4つの光源と、光源から出射されたレーザ光束をコリメートする光学系と、ポリゴンミラー(回転多面鏡)とポリゴンモータから構成される1つの偏向器(ポリゴンスキャナ)と、各光源の光路に配置されたfθレンズ等の走査・結像用のレンズや補正用レンズ、ミラー等からなる光学系とで構成されている。そして、各色の画像情報に応じてレーザダイオードから射出されたレーザ光は、ポリゴンスキャナにより偏向走査され、各色の感光体ドラム11Y,11C,11M,11Bに照射される。
また、画像形成部2内には、胴内排紙部4の下に、各作像ステーションの現像装置14Y,14C,14M,14Bにトナーを補給するためのトナーボトル32Y,32C,32M,32Bが設けられている。各トナーボトル32Y,32C,32M,32Bには、図中左からイエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)のトナーが充填されており、ここから図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像装置14Y,14C,14M,14Bに各色のトナーが補給される。
中間転写ユニット17の中間転写ベルト17aは、駆動ローラや従動ローラなどにより支持されており、図中の矢印の向きに回動される。この中間転写ベルト17aの右側には、二次転写ローラ22が設けられている。また、中間転写ベルト17aの左側には、中間転写ベルトクリーニング装置18が設けられている。
一方、画像形成装置本体1の下部に設ける給紙部3には、記録材としての記録用紙Sが収納された2段の給紙カセット3a,3bが設置されており、いずれか一方の給紙カセットから給紙装置19a,19bにより記録用紙Sが給紙され、搬送ローラ20a,20bを介してレジストローラ21に向けて給紙されるようになっている。レジストローラ21に給紙された記録用紙Sは、所定のタイミングで二次転写ローラ22に向けて送り出される。
二次転写ローラ22の上方には、定着ユニット9が設置されている。この定着ユニット9内には、例えば定着ローラ9aと加熱ローラ9bに支持された定着ベルト9cと、該定着ベルト9cに圧接する加圧ローラ9dが設けられている。
定着ユニット9の上方には、記録用紙Sを搬送し、胴内排紙部に設ける排紙部4に向けて排紙する搬送ローラ23や排紙ローラ24が設けられており、さらにその上には、両面プリント時に搬送路を切換える切換え爪25や、スイッチバック式に記録用紙Sの搬送向きを反転するための反転搬送ローラ26や、反転搬送路27が設けられている。そして、反転搬送路27に一時的にスタックされた記録用紙Sは、反転搬送ローラ26で搬送向きを反転されて、両面用搬送路を通して搬送ローラ28,29により搬送され、レジストローラ21に再給紙される。
画像形成装置本体1の上部に配置される原稿読取部5は、原稿が載置される原稿台としてのコンタクトガラス5aと、原稿を照明する照明光源5bと、原稿からの反射光を反射する第1ミラー5c、第2ミラー5d、第3ミラー5eと、原稿からの反射光を結像する結像レンズ5fと、その結像位置に配置されて原稿画像を読み取る読取手段としてのCCD等のイメージセンサ5gとを備えている。
この原稿読取部5の上には、コンタクトガラス5aに載置された原稿を押さえる圧板33、または圧板33に代えて、コンタクトガラス5aに原稿を自動給紙する自動原稿給紙装置(ADF)が設けられる。
次に、この画像形成装置を用いてコピーを取る場合について説明する。
コピーを取るときは、まず圧板33を開いて原稿読取部5のコンタクトガラス5a上に原稿をセットし、または圧板33に代えてADFを設けるときは、ADFの原稿台上に原稿をセットする。
次いで、操作部6のスタートスイッチを押すと、コンタクトガラス5a上に原稿をセットしたときは、直ちに原稿読取部5を駆動し、またADFの原稿台上に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス5a上へと移動した後に原稿読取部5を駆動する。そして、光源5bと第1ミラー5cを搭載する第1走行体、および第2ミラー5dと第3ミラー5eを搭載する第2走行体を各々走行し、光源5bから発した光を原稿面に当て、原稿面からの反射光を第1走行体の第1ミラー5cで反射して第2走行体に向け、第2走行体の第2、第3のミラー5d,5eで反射して結像レンズ5fを通して読取手段であるCCD等のイメージセンサ5gに入れ、イメージセンサ5gで原稿内容を読み取る。その後、操作部6でのモード設定、または操作部6で自動モード選択が設定されている場合には、原稿の読み取り結果にしたがい、フルカラーモードまたは白黒モードで画像形成動作を開始する。
画像形成部2では、まず、帯電装置12Y,12C,12M,12Bによって各感光体ドラム11Y,11C,11M,11Bが一様に帯電された後、各感光体ドラム11Y,11C,11M,11Bは、それぞれ4つのレーザ光源と共通の偏向器と4系統の走査光学系を有する光書込装置13によりレーザ光にて露光走査され、感光体ドラム11Y,11C,11M,11B上に静電潜像がつくられる。
各静電潜像は、4色の現像装置14Y,14C,14M,14Bによりそれぞれ異なる色のトナーが付着されることにより現像され、個々の感光体ドラム11Y,11C,11M,11Bの表面にそれぞれイエロ、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像が形成される。
次に、一次転写ローラ15Y,15C,15M,15Bに一次転写電圧が印加され、感光体ドラム11Y,11C,11M,11B上のトナーが、中間転写ベルト17a上に順次転写されていく。このとき、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト17aの同じ位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
一方、上記の一次転写動作にタイミングを合わせて、給紙部3に備えるいずれかの給紙カセット3a,3bから、記録材としての記録用紙Sが給紙装置19a,19bで給紙され、または手差し用テーブル8に手差し記録用紙Sがセットされた場合には、その手差し記録用紙Sが手差し用テーブル8から給紙ローラ30により給紙され、搬送ローラ31で画像形成装置内に送り込まれる。そして、記録用紙Sの先端がレジストローラ21まで到達したところで、図示しないセンサによって検知されて、この検出信号に基づきタイミングを取られ、レジストローラ21によって記録用紙Sが、二次転写ローラ22と中間転写ベルト17aの間の2次転写ニップ部に向けて送り出される。
2次転写ニップ部に向けて送り出された記録用紙Sには、中間転写ベルト17a上に形成された画像が、2次転写ニップ部まで搬送されて、一括して二次転写される。画像が転写された記録用紙Sは、定着ユニット9に搬送されて熱と圧力により画像が定着され、搬送ローラ23で排紙部4に向けて搬送され、排紙ローラ24で胴内排紙部に排紙される。これにより、記録用紙S上にカラー画像が形成される。
また、操作部6で両面モードが選択され、両面コピーを行うときには、切換え爪25で搬送路を切換え、定着済みの記録用紙Sを反転搬送路27に一時的にスタックした後、反転搬送ローラ26でスイッチバック式に進行方向を反転し、画像形成動作にタイミングを合わせて、両面用搬送路を搬送ローラ28,29により搬送し、レジストローラ21に再給紙する。
そして、レジストローラ21で再び2次転写ニップ部に給紙し、次に中間転写ベルト17a上に形成された画像が記録用紙Sの裏面側にも転写される。裏面側にも画像が転写された記録用紙Sは、定着ユニット9に搬送されて熱と圧力により画像が定着され、搬送ローラ23で排紙部4に向けて搬送され、排紙ローラ24で排紙される。これにより、記録用紙Sの両面にカラー画像が形成される。
なお、感光体ドラム11Y,11C,11M,11B上の残留トナーは、それぞれのクリーニング装置16Y,16C,16M,16Bでクリーニングされ、その後、直流に交流成分のバイアスが重畳印加された帯電装置12Y,12C,12M,12Bによって除電と同時に帯電され、次の作像に備える。また、中間転写ベルト17a上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置18によってクリーニングされ、次の作像工程に備える。
図3には、上記図1および図2に示す画像形成装置本体1の背面側を、背面外装カバーを取り外した状態で示す。
画像形成装置本体1には、その背面側に集め、画像形成装置本体1を電気的に制御する電装基板等の電装部品を備えて上下方向に渡り配置することで省スペース化を図っている。図3に示すとおり、画像形成装置本体1内には、画像読取部5の背面に読取系の電装部品5A、画像形成部2の背面左側に給紙カセットから排紙トレイまでの紙搬送系の電装部品2A、背面右側上にはトナー補給系の電装部品2B、背面右側下には作像系の電装部品2C、給紙部3の背面に給紙系の電装部品3Aが配置されている。
また、トナー補給系の電装部品2Bと作像系の電装部品2Cが取り付けられている範囲を被う閉位置と、その被いを解除して電装部品2B,2Cを開放する開位置とに開閉可能に、片開きの扉状の電装ボックス40が取り付けられている。電装ボックス40は、開閉部材である回転構造体で、画像形成装置本体1に対して、図3では図示しない回転軸を中心として回動するように支持されている。
電装ボックス40は、背面側が開放される箱型形状をなし、その開放される背面側に別の電装部品2Dが搭載されており、背面側からその電装部品2Dのメンテナンスをすることができるようになっている。この例では、書き込み・モータ・センサの制御を行うシステム制御基板であるBICUやコントローラ等が取り付けられている。電装ボックス40の上下面には、各々内部の熱をボックス外に放熱するための放熱孔が複数形成されている。そして、電装ボックス40を閉位置としたときに、それらの電装部品2B,2Cと第2の電装部品である電装部品2Dとが重なり合う位置関係とされる。
このように、画像形成装置本体1を電気的に制御する電装部品2A,2B,2C,2D,3A,5Aを画像形成装置本体1の背面側に備えるので、背面側の外装カバーを外せば、電装部品2A,2D,3A,5Aが露出され、さらに電装ボックス40を開位置とすれば、電装部品2B,2Cが露出される。よって、電装部品のメンテナンスを容易とし、また電装部品を画像形成装置本体1の背面側にまとめて画像形成装置本体1の小型化を図ることができる。
図4には電装ボックス40を開いた状態で、画像形成装置本体1の背面側を側方から見て示し、図5にはその状態を上から見て示す。図6には電装ボックスを閉めた状態で、画像形成装置本体1の背面側を側方から見て示し、図7にはその状態を上から見て示す。
図示するように、電装部品3Aの上部には、画像形成装置本体1の片側半分にファン等の送風部材42が2つ平面的に並べて配置される。それらの送風部材42を被うように、板金カバー43が取り付けられている。板金カバー43には、送風部材42と対応する位置に送風開口44があけられている。そして、送風部材42が駆動されることにより、下方から吸引された空気でまず電装部品3Aが冷却され、次いで送風開口44を通して送り出された空気で上方の電装部品2B,2Cが冷却されるようになっており、これにより温度上昇を防止することができる。
板金カバー43には、プレート状の保持部材45が立てて取り付けられている。この保持部材45は、背面側から見ると、横長な門型をなし、両端下部が板金カバー43で支持され、上部は正面側に折り曲げられている。そして、電装ボックス40を回転軸41を中心として回動して閉位置としたとき、その電装ボックス40の下部が保持部材45に重ね合わされてその重ね合わされた部分で背面側からねじ止めすることにより電装ボックス40が画像形成装置本体1に対して固定保持される構造となっている。
そのような保持部材45には、2つのプレート状のカバー部材46の基端が、各々回動支点を中心として回動自在に軸支されている。カバー部材46は、例えば板金カバー43と同じ板金材料を用いて、基端側を角度α1の第1の曲げ部aと角度α2の第2の曲げ部bで二段に折り曲げて形成されており、保持部材45を潜って先端を平面状にまっすぐに伸ばしてフリーとしている。
そして、電装ボックス40を開いた状態では、図4および図5に示すように、重力により落下して各カバー部材46の先端側が板金カバー43上に載置され、それらのカバー部材46の先端側を板金カバー43上に面接触して各々のカバー部材46で送風部材42の送風開口44を塞ぐようになっている。このとき、第1の曲げ部aは、保持部材45から背面側に突出してなる。
よって、電装ボックス40を閉めると、電装ボックス40の下部により第1の曲げ部aを押し込んで、上記回動支点を中心としてカバー部材46を各々反時計方向に回動し、図6および図7に示すように被いを解除して送風開口44を開放する第1位置とする。そして、自由端を右上方へと移動してそのカバー部材46に、送風開口44から出た風を図中斜め上方の電装部品2B,2Cへと案内する働きを持たせる。これにより、コストをかけずに、電装部品をより効果的に冷却することができる。
電装ボックス40を開くと、第1の曲げ部aの押し込みを解除して回動支点を中心としてカバー部材46を各々重力により時計まわりに回動し、図4および図5に示すように再び送風開口44を塞ぐ第2位置とする。
すなわち、カバー部材46は、開閉部材である電装ボックス40の開閉動作に連動して移動自在に設け、電装ボックス40が閉位置にあるときは、送風開口44を開放する第1位置とし、電装ボックス40が開位置にあるときは、送風開口44を塞ぐ第2位置とする。よって、電装関係のメンテナンス時に落下したねじ等が送風開口44から内部に入り込むことを防止することができ、送風開口44にあらかじめ、スリットや孔のあるガードを付ける必要がないことから、電装ボックス40を閉位置として使用するときの送風効率の低下も防ぐことができる。
加えて、電装ボックス40の開閉動作に連動してカバー部材46を移動するので、送風開口44を塞いだり開放したりするカバー部材動作のための機構や部品を不要としてコストおよびレイアウトをミニマム化することができ、またメンテナンス時に電装ボックス40を開位置としたとき自動的にカバー部材46を閉じて送風開口44を被う手間をなくし、また被い忘れをなくすことができる。
ところで、第2の曲げ部bの角度α2は、電装ボックス40の開放状態において、カバー部材46が風を案内して電装部品2B,2Cを冷却したい向きになるように設定されている。その結果、例えば、所定温度を超えると溶融してしまうようなトナー補給系の電装部品2Bに向けて上記送風部材42の風が送られるような角度にα2を設定しておけば、トナー溶融を効果的に防ぐことができる。
なお、風を案内する方向を変更可能に、カバー部材46を変形自在とするとよい。そして、上記回動支点に取り付けたとき、仮に希望する向きに風の流路が形成できなかった場合には、第2の曲げ部bの角度α2を調整してカバー部材46の形状を適宜変更することにより、電装ボックス40を閉位置としたときの押し込み量を変えてカバー部材46の向きを容易に調整し、カバー部材46から風を的確に案内して送風部材42からの風で電装部品を効果的に冷却することができる。
ここで、カバー部材46の形状の変更は、電装ボックス40を開けた状態で画像形成装置本体1内に手を入れ、第2の折り曲げ部bの角度α2を調整することにより容易に行うことができる。
また、この例では、カバー部材46が2つの送風部材42にそれぞれに対応して設けられているので、例えば一方の送風部材42に対応するカバー部材46により電装部品2Bの所定部位を冷却し、他方の送風部材42に対応するカバー部材46により別の電装部品2Cの所定部位を冷却することも可能である。
この発明による電子機器の一例であるタンデム型の電子写真式画像形成装置の外観図である。 図1に示す画像形成装置の内部機構の全体概略構成図である。 図1および図2に示す画像形成装置本体の背面側を、背面外装カバーを取り外した状態で示す斜視図である。 電装ボックスを開いた状態で、画像形成装置本体の背面側を側方から見て示す概略構成図である。 それを上から見て示す概略構成図である。 電装ボックスを閉めた状態で、画像形成装置本体の背面側を側方から見て示す概略構成図である。 それを上から見て示す概略構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(電子機器本体)
2A 電装部品
2B 電装部品
2C 電装部品
2D 第2の電装部品
3A 電装部品
5A 電装部品
40 電装ボックス(開閉部材)
41 回転軸
42 送風部材
43 板金カバー
44 送風開口
45 保持部材
46 カバー部材

Claims (7)

  1. 電子機器本体の背面側に備えてその電子機器本体を電気的に制御する電装部品と、
    その電装部品を開放する開位置と、被う閉位置とに、前記電子機器本体に対して開閉可能に備える開閉部材と、
    上向きに設ける送風開口を通して上方の前記電装部品に送風する送風部材と、
    前記開閉部材の開閉動作に連動して移動自在に設け、前記開閉部材が前記閉位置にあるときは、前記送風開口を開放する第1位置とし、前記開閉部材が前記開位置にあるときは、前記送風開口を塞ぐ第2位置とするカバー部材と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記開閉部材を前記閉位置としたとき、その開閉部材を保持する保持部材を前記電子機器本体側に設け、
    その保持部材に前記カバー部材を回動自在に軸支するとともに、
    前記開閉部材の開閉動作によりその開閉部材で押し込みまたはその押し込みを解除して前記カバー部材を回動し、前記開閉部材の開閉動作に連動して前記カバー部材を移動自在に設ける
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記開閉部材を前記閉位置として前記カバー部材を前記第1位置としたとき、そのカバー部材に、前記送風開口から出た風を前記電装部品へと案内する働きを持たせることを特徴とする、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 風を案内する方向を変更可能に、前記カバー部材を変形自在とすることを特徴とする、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記開閉部材に、前記電装部品とは異なる第2の電装部品を搭載し、前記開閉部材を前記閉位置としたときに、それらの電装部品と第2の電装部品とが重なり合う位置関係とすることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の電子機器。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載の電子機器の1つであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記電装部品として、トナー補給系の電装部品を備えることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10539920B2 (en) * 2018-01-24 2020-01-21 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US10908550B2 (en) 2019-04-01 2021-02-02 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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