JP3721790B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真複写機やプリンター等の電子写真方式を応用した画像形成装置に関し、特に、外気を画像形成装置の内部に引き込み、装置内の冷却を効果的に行なうことが可能であり、且つ構成の簡単な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電子写真複写機やプリンター等の電子写真方式を応用した画像形成装置は、感光体ドラム上に原稿の画像に対応したトナー像を形成し、この感光体ドラム上に形成されたトナー像を、転写用紙等の転写材上に転写するとともに、加熱ロールと加圧ロールとを互いに圧接させた定着装置によって、転写材上にトナー像を定着することにより、画像を形成するように構成されている。かかる画像形成装置では、加熱ロールと加圧ロールとを互いに圧接させた定着装置によって、熱及び圧力で転写材上にトナー像を定着するため、定着装置からは、画像形成装置の内部に熱が放出され、装置内の温度を上昇させる原因となる。また、上記画像形成装置では、定着装置において、トナー像が加熱ロールにオフセットするのを防止するため、加熱ロールの表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布するように構成されており、当該加熱ロールからは、加熱されたシリコンオイルが気化して、画像形成装置の内部に放出される。さらに、上記画像形成装置では、感光体ドラムの表面を一様に帯電したり、当該感光体ドラム上に形成されたトナー像を転写材上に転写するために、コロナ放電を利用したスコロトロンやコロトロン等の帯電器や、帯電ロールや転写ロール等が用いられている。
【0003】
そのため、上記の如く構成される画像形成装置においては、定着装置から放出される熱によって、装置内の温度が上昇し、感光体ドラムに熱的なダメージを与えたり、光学系を構成する部品の熱膨張によって画質の劣化が発生したり、現像装置内のトナーや廃棄トナーがブロッキングしたりするという問題点があった。また、上記画像形成装置においては、定着装置から放出されるシリコンオイル等の蒸気が、スコロトロンやコロトロン等の帯電器の放電ワイヤ等に付着するという問題点もあった。
【0004】
そこで、従来よりかかる問題点を解決するため、画像形成装置本体の内部に、冷却用のファン等を設けることが実施されているが、この冷却用のファン等による装置内部の効果的な冷却等を目的として、実用新案登録第2524779号公報(実開平1−85839号公報)や、特許第2693396号公報(特開平8−44276号公報)などが既に提案されている。
【0005】
上記実用新案登録第2524779号公報で提案されている画像形成装置は、光学系を冷却し、定着装置の周りを通ってから、感光体ドラムの周囲を通過する排気経路によって、画像形成装置の内部を冷却および換気するように構成したものである。
【0006】
さらに説明すると、この実用新案登録第2524779号公報に係る画像形成装置は、原稿を走査露光する光学系、前記光学系からの原稿画像を転写処理する画像処理部、画像が形成される用紙を搬送する用紙搬送路、および前記用紙搬送部よりも用紙搬送方向下流側に備えられ、用紙に転写された画像を定着する加熱定着部材を有するとともに、少なくとも前記光学系の冷却を行なう冷却装置を有する画像形成装置において、前記冷却装置から排気される空気流の一部または全部を取り込むための導入部と、この導入部により取り込まれた空気流を前記加熱定着部にいったん導き、さらに該加熱定着部から用紙搬送路に導くための送風路と、この送風路によって用紙搬送路に導かれた空気流を機外に排気するための排出口とを有し、前記用紙搬送路に空気流を導くための送風路としては、前記送風路のみであるように構成したものである。
【0007】
また、上記特許第2693396号公報で提案された画像形成装置は、画像形成装置本体内に、排熱ファンと、画像形成のためのプロセスユニットと、当該プロセスユニットと間隔を有した加熱定着器とを配置し、且つ上記画像形成装置本体に冷却用空気導入口とを設けた画像形成装置において、上記加熱定着器との対向位置に断面L字形状部を有し上記プロセスユニットを上記加熱定着器から覆うように支持した作像ユニットケースと、上記断面L字形状部の側壁と上記加熱定着器の間に配置された仕切部材とで、上記冷却用空気導入口から上記排熱用ファンに至る排気流通経路を形成し、上記冷却用空気導入口の一つとして、穴が上記プロセスユニットと上記加熱定着器の間の下方領域に配置されるように構成したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記実用新案登録第2524779号公報に係る画像形成装置の場合には、光学系を冷却し、定着装置の周りを通ってから、感光体ドラムの周囲を通過する排気経路によって、画像形成装置の内部を冷却および換気するように構成されているので、定着装置によって加熱及び汚染された空気が、感光体ドラムの周囲を通過するため、感光体ドラム等に熱的なダメージが生じたり、定着装置から放出されるシリコンオイルの蒸気等によって、感光体ドラムやコロトロン等の帯電器が汚染されるという問題点があった。
【0009】
また、上記特許第2693396号公報で提案された画像形成装置の場合には、加熱定着器との対向位置に断面L字形状部を有し、プロセスユニットを加熱定着器から覆うように支持した作像ユニットケースと、上記断面L字形状部の側壁と上記加熱定着器の間に配置された仕切部材とで、上記冷却用空気導入口から上記排熱用ファンに至る排気流通経路を形成し、上記冷却用空気導入口の一つとして、穴が上記プロセスユニットと上記加熱定着器の間の下方領域に配置されるように構成したものであるが、プロセスユニットと加熱定着器の間の下方領域には、両面画像形成用の搬送経路や用紙トレイ等の、空気を導入する際の障害物が存在することが通常であり、この提案にかかる画像形成装置の場合には、装置内の冷却に最も適する外気を効率良く装置内に取り入れることができないという問題点を有していた。
【0010】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とすることろは、外気を画像形成装置の内部に引き込み、装置内の冷却を効果的に行なうことが可能であり、且つ構成の簡単な画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に記載の発明は、像担持体上に形成された画像が転写された転写材を、加熱定着手段によって定着処理するとともに、当該加熱定着手段によって定着処理された転写材をそのまま機外に排出せずに、再度像担持体の転写部へと搬送し、転写材の両面に画像を形成するための両面画像形成用の搬送路を有する画像形成装置において、
前記加熱定着手段の近傍に配置され、当該加熱定着手段の周囲の空気、及び前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する排気手段を備えるとともに、
前記両面用通路内に転写材の搬送方向に沿って複数のリブを突設し、前記排気手段によって前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する際に、前記両面画像形成用の搬送路を機外の空気を像担持体の近傍まで送る吸気用の通路として使用するとともに、前記複数のリブによって空気の整流効果を発揮させるように構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0013】
図2はこの発明の一実施の形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機を示すものである。
【0014】
図2において、1はデジタル複写機の本体を示すものであり、このデジタル複写機本体1の上部には、原稿2を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る画像読取装置4が配設されている。この画像読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及びレンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して読み取るように構成されている。
【0015】
上記画像読取装置4によって読み取られた原稿2の画像情報は、図示しない一時記憶装置に記憶され、必要に応じてIPS(Image Processing System)12によって所定の画像処理が施された後、この画像処理が施された画像情報に応じてROS(Raster Output Scanner)13によって、像担持体としての感光体ドラム14上に画像露光が施され、静電潜像が形成される。上記ROS13は、画像情報に応じてレーザービームを出射する半導体レーザー15と、当該半導体レーザー15から出射されるレーザービームを走査するポリゴンミラー16と、当該ポリゴンミラー16によって走査されるレーザービームを、感光体ドラム14上に露光するためのミラー17、18とから構成されている。上記感光体ドラム14は、ROS13による画像露光に先立って、スコロトロンからなる一次帯電器19によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、上述したように、ROS13によって原稿2の画像が露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置20によって現像されてトナー像となる。このトナー像は、転写ロール21の帯電によって転写材としての転写用紙22上に転写されたるとともに、当該トナー像が転写された転写用紙22は、感光体ドラム14から剥離される。上記感光体ドラム14からトナー像が転写される転写用紙22は、複写機本体1の内部に複数配設された給紙カセット24、25、26、27のいずれかより、給紙ロール28によって給紙され、搬送ロール29及びプリレジロール30を介して、レジストゲート31まで一旦搬送されて停止する。そして、上記転写用紙22は、感光体ドラム14の表面に形成されるトナー像と同期して開くレジストゲート31を通過して、当該レジストゲート31の下流側に配設されたレジストロール32によって、感光体ドラム14の表面まで搬送され、上述したように、当該感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像が転写された後、感光体ドラム14の表面から剥離される。
【0016】
上記感光体ドラム14の表面から分離された転写用紙22は、転写材搬送装置搬送装置50によって定着装置33へと搬送され、当該定着装置33によって転写用紙22上に熱及び圧力でトナー像が定着される。このトナー像が定着された転写用紙22は、定着装置33の出口ロール34によって、通常の片面複写の場合には、そのまま排出ロール35により機外の排出トレイ36上に排出される。また、両面複写の場合には、片面にトナー像が定着された転写用紙22は、そのまま排出ロール35によって機外に排出されずに、反転ゲート37によって下向きに搬送方向が変更され、3つのロールが圧接されたトリロール38及び反転ロール39によって、反転通路40へと一旦搬送される。そして、上記転写用紙22は、今度は逆転する反転ロール39及び両面ロール41によって両面用通路42へと搬送され、この両面用通路42からプリレジロール30を介して、レジストゲート31まで一旦搬送されて停止し、上述したように、当該レジストゲート31及びレジストロール32によって、感光体ドラム14上のトナー像と同期して搬送され、トナー像の転写・定着工程が行われた後、排出ロール35によって排出トレイ36上に排出される。
【0017】
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工程に備える。
【0018】
図3は上記の如く構成されるデジタル複写機の画像形成部を拡大して示したものである。
【0019】
図3において、14は上記感光体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム14としては、例えば、有機系の光導電性物質を用いた感光体が用いられ、当該感光体ドラム14は、図示しない駆動手段によって矢印方向Aに沿って所定の回転速度で駆動されるようになっている。この感光体ドラム14の表面は、スコロトロン等からなる一次帯電器19によって所定の電位に均一に帯電される。その後、上記感光体ドラム14の表面には、画像情報に基づいて画像露光を行うROS13によって、画像情報に応じてレーザー光LBが走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像装置20の現像ロール20aによって現像され、トナー像となる。さらに、上記感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像は、転写補助帯電器44による帯電を受けて補助帯電された後、図2に示す給紙カセット24〜27のいずれかから搬送ロール28、29及びレジストロール32を介して、感光体ドラム14の表面へと所定のタイミングで搬送される転写用紙22上に、転写ロール21の帯電によって転写される。上記の如くトナー像が転写された転写用紙22は、感光体ドラム14の表面から剥離された後、用紙搬送装置50の搬送ベルト51によって定着装置33へと搬送され、この定着装置33の加熱ロール33a及び加圧ロール33bによってトナー像が熱及び圧力によって転写用紙22上に定着され、装置の外部に設けられた排出トレイ36上に排出される。なお、トナー像の転写が終了した感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置43によって残留トナー等が除去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。図中、45はクリーニング装置のハウジング、46はクリーニングブラシ、47はクリーニングブレード、48はフィルムシール、49は回収トナー搬送手段、をそれぞれ示している。
【0020】
ところで、この実施の形態では、像担持体上に形成された画像が転写された転写材を、加熱定着手段によって定着処理するとともに、当該加熱定着手段によって定着処理された転写材をそのまま機外に排出せずに、再度像担持体の転写部へと搬送し、転写材の両面に画像を形成するための両面画像形成用の搬送路を有する画像形成装置において、加熱定着手段の近傍に配置され、当該加熱定着手段の周囲の空気、及び前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する排気手段を備え、前記排気手段によって前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する際に、前記両面画像形成用の搬送路を機外の空気を像担持体の近傍まで送る吸気用の通路として使用するように構成されている。
【0021】
すなわち、この実施の形態に係るデジタル複写機では、図1に示すように、両面画像形成用の通路である両面用通路42の端部42aが、複写機本体1の側壁1aにおいて開口52しており、この複写機本体1の側壁に設けられた開口部52を介して、新鮮な外気を当該両面用通路42内に導入可能となっている。上記両面用通路42は、図1(a)に示すように、転写用紙22の搬送に支障なく、外気を効率的に複写機本体1の内部に導入するため、その入口側の端部42aから感光体ドラム14の下方42bまでの間が、通常よりも幅が広く設定されている。また、この幅が広く設定された両面用通路42の部分には、図1(b)に示すように、複数枚のリブ53が、転写材の搬送方向に沿って突設されており、これらのリブ53は、両面用通路42内を通る空気の整流効果と、転写用紙22の搬送抵抗の軽減効果とを発揮するようになっている。また、上記両面用通路42の奥側の部分には、感光体ドラム14近部の転写ロール21と搬送ベルト51との間と、当該搬送ベルト51と定着装置33の入口側との間に、両面用通路42から導入された外気を導くダクト54、55がそれぞれ設けられている。
【0022】
さらに、上記搬送ベルト51の上部から定着装置33の上部にかけては、両面用通路42から導入され、更に両面用通路42及びダクトを介して、感光体ドラム14近部の転写ロール21と搬送ベルト51との間と、当該搬送ベルト51と定着装置33の入口側との間にそれぞれ導入された外気を、定着装置33の上方を通して、複写機本体1の外部に排気するための排気用のダクト56が設けられている。この排気用のダクト56は、互いに対向する一対の平板57、58によって形成されている。上記排気用のダクト56を構成する上側の平板57は、クリーニング装置43の下方に配置された第1の水平板部57aと、この第1の水平板部57aの定着装置33側の端部より上方に向けて折曲された垂直板部57bと、この垂直板部57bの上端部から水平に複写機本体1の側壁1a近傍まで延設された第2の水平板部57cとから構成されている。また、上記上記排気用のダクト56を構成する下側の平板58は、定着装置33の入口近傍より上方に向けて配置された垂直板部58aと、この垂直板部58aの上端部から水平に複写機本体1の側壁近傍まで延設された水平板部58bとから構成されている。そして、上記排気用ダクト56の複写機本体1の側壁1a側の端部には、複写機本体1内の空気を外部に排出するための排気ファン59が設けられており、複写機本体1の側壁1aには、排気ファン59によって複写機内部の空気を外部に排出するための排気口60が開口されている。なお、上記排気用ダクト56の排気ファン59側の端部57d、58cは、効率良く排気ファン59から排気するために拡開されている。
【0023】
以上の構成において、この実施の形態に係るデジタル複写機では、次のようにして、外気を効果的に画像形成装置の内部に引き込み、装置内の冷却を行なうことが可能であり、且つ構成も簡単となっている。
【0024】
すなわち、上記デジタル複写機では、図3に示すように、加熱ロール33aと加圧ロール33bとを互いに圧接させた定着装置33によって、熱及び圧力で転写用紙22上にトナー像を定着するため、定着装置33からは、複写機本体1の内部に熱が放出され、複写機本体1内の温度を上昇させることとなる。また、上記デジタル複写機では、定着装置33において、トナー像が加熱ロール33aにオフセットするのを防止するため、図示しない離型剤供給装置によって、加熱ロール33aの表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布するように構成されており、当該加熱ロール33aからは、加熱されたシリコンオイルが気化して、複写機本体1の内部に放出される。さらに、上記デジタル複写機では、感光体ドラム14の表面を一様に帯電したり、当該感光体ドラム上に形成されたトナー像を転写材上に転写するのを補助するために、コロナ放電を利用したスコロトロンやコロトロン等の帯電器19、44が用いられている。
【0025】
ところで、上記の如く構成されるデジタル複写機においては、定着装置33から放出される熱によって、複写機本体1内の温度が上昇し、感光体ドラム14に熱的なダメージを与えたり、ROS13を構成する部品の熱膨張によって画質の劣化が発生したり、現像装置20内のトナーがブロッキングしたりするのを防止するため、感光体ドラム14の周囲及び定着装置33の外周の空気を機外に排出する排気ファン59が設けられている。
【0026】
この排気ファン59は、図4に示すように、排気用のダクト56を介して、感光体ドラム14の周囲及び定着装置33の入口近傍の空気を、複写機本体1の側壁に設けられた開口部60を介して機外に排出するようになっている。また、上記感光体ドラム14の周囲及び定着装置33の入口近傍には、両面搬送用通路42を介して、複写機本体1の側壁1aに開口された開口部52から新鮮な外部の空気が導入されるように構成されている。そのため、上記感光体ドラム14の周囲及び定着装置33の入口近傍には、両面搬送用通路42を介して新鮮な外部のが供給されるため、感光体ドラム14の周囲や定着装置33の周囲は、効果的に冷却されるようになっている。また、上記感光体ドラム14の周囲に配置されたスコロトロンやコロトロン等の帯電器19、44から発生するオゾン等の放電生成物や、定着装置33から放出されるシリコンオイルの蒸気等は、排気ファン59に接続された排気用のダクト56の開口部から吸引されて、複写機本体1の外部に排出される。さらに、上記定着装置33から外部に放出される熱は、周囲の空気と共に排気用のダクト56から直接機外に排出されるとともに、当該定着装置33の上部を通過する排気用のダクト56によって吸収され冷却される。
【0027】
このように、上記実施の形態に係るデジタル複写機では、定着装置33の近傍に配置され、当該定着装置33の外部の空気、及び感光体ドラム14の周囲の空気を吸引して、外部に排出する排気ファン59を備えているので、定着装置33の熱やシリコンオイルの蒸気が、感光体ドラム14側へいくことがなく、しかも前記排気ファン59によって感光体ドラム14の周囲の空気を吸引して排気用のダクト56から外部に排出する際に、前記両面搬送用通路42を、外部の空気を感光体ドラム14の近傍まで送る吸気用の通路として使用するので、新たな通風口等を設けることなしに、常に新鮮な空気を感光体ドラム14の近傍に供給して、効率よく冷却及び換気を行なうことができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のとおり、この発明によれば、外気を画像形成装置の内部に引き込み、装置内の冷却を効果的に行なうことが可能であり、且つ構成の簡単な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)(b)はこの発明の一実施の形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の要部をそれぞれ示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明の一実施の形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機を示す構成図である。
【図3】 図3は図2の画像形成部を示す構成図である。
【図4】 図4はこの発明の一実施の形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
14:感光体ドラム、21:転写帯電器、22:転写用紙、23:剥離帯電器、33:定着装置、42:両面搬送用通路、56:排気ダクト、59:排気ファン。
Claims (1)
- 像担持体上に形成された画像が転写された転写材を、加熱定着手段によって定着処理するとともに、当該加熱定着手段によって定着処理された転写材をそのまま機外に排出せずに、再度像担持体の転写部へと搬送し、転写材の両面に画像を形成するための両面画像形成用の搬送路を有する画像形成装置において、前記加熱定着手段の近傍に配置され、当該加熱定着手段の周囲の空気、及び前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する排気手段を備えるとともに、前記両面用通路内に転写材の搬送方向に沿って複数のリブを突設し、前記排気手段によって前記像担持体の周囲の空気を吸引して機外に排出する際に、前記両面画像形成用の搬送路を機外の空気を像担持体の近傍まで送る吸気用の通路として使用するとともに、前記複数のリブによって空気の整流効果を発揮させたことを特徴とする画像形成装置。
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