JP2000098859A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000098859A
JP2000098859A JP10265436A JP26543698A JP2000098859A JP 2000098859 A JP2000098859 A JP 2000098859A JP 10265436 A JP10265436 A JP 10265436A JP 26543698 A JP26543698 A JP 26543698A JP 2000098859 A JP2000098859 A JP 2000098859A
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image forming
forming apparatus
image
duct
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Yasushi Shimizu
康史 清水
Masanobu Saito
雅信 斉藤
Takeshi Konishi
岳 小西
Hiroshi Sato
浩 佐藤
Akira Domon
彰 土門
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体の大型化や、冷却ファンの騒音の増
大を伴うことなく、装置本体内の熱を効率よく外部に排
出する。 【解決手段】 下流側の熱定着装置10のある側が低く
なるように傾斜させた搬送路16とその下方に配置した
電装基板12との間に搬送路16に沿ったダクトD2
設ける。ダクトD2 の吸気口となる第1の開口部14a
を、装置本体13の外装の第1の側面13aにおける熱
定着装置10近傍に設けるとともに、ダクトD2 の排気
口となる第2の開口部14cを、第1の側面13aに対
向する第2の側面13cに設ける。第2の開口部14c
を第1の開口部14aよりも高い位置に配置する。これ
により、装置本体13内部で発生する熱分布による気圧
の違いを利用して、空気の流れa、cを作って成装置本
体13内の熱を有効に外部に排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、レーザビームプ
リンタ等の画像形成装置における画像形成は、帯電、露
光、現像、転写、定着、クリーニング等の一連の画像形
成プロセスによって紙等の転写材上に画像を形成するこ
とにより行う。このような画像形成装置のうち、小型の
ものに、感光ドラムと、帯電装置と、現像装置と、クリ
ーニング装置とを、カートリッジ容器に一体的に組み込
んでプロセスカートリッジを構成し、このプロセスカー
トリッジを画像形成装置本体に着脱自在に装着するもの
が知られている。
【0003】図6は、プロセスカートリッジPCを使用
した従来例1の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図
である。
【0004】この画像形成装置において、矢印R1方向
に回転駆動された感光ドラム1は、その表面が転写ロー
ラ2によって帯電ニップ部N1 を介して帯電された後、
露光装置3からの露光光Lによって静電潜像が形成され
る。静電潜像は、現像装置4によってトナーtが付着さ
れ、トナー像として現像される。このトナー像は、給紙
トレイ7から、給紙ローラ8、レジストローラ対9等を
介して転写ニップ部N2 に搬送されてきた転写材Pに、
転写ローラ5によって転写される。トナー像転写後の転
写材Pは、熱定着装置10によって表面にトナー像が定
着された後、排紙ローラ11によって画像形成装置本体
13外部に排出される。一方、トナー像転写後の感光ド
ラム1は、転写材Pに転写されないで表面に残ったトナ
ー(転写残トナー)がクリーニング装置6によって除去
され、次の画像形成に供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の画像形成装置に
おいては、トナー像の定着のために熱定着装置10が相
当量の熱を発生するので、画像形成装置の連続使用が続
くと、画像形成装置本体13内部の温度が上昇してい
く。また、画像形成装置本体13内側の下部に配設され
ていて、各装置の機械的及び電気的な制御を行う電装基
板12も、また、画像形成装置の連続使用が進むにつれ
て発熱し、画像形成装置本体13内部の温度を上昇させ
る。このため、画像形成装置の連続使用に伴い、電装基
板12中の電機部品は、高温になり、結果として、部品
の寿命が短くなったり、極端な場合には、部品自体が損
傷したりするおそれもあった。
【0006】この対策として、発熱する部品に放熱板を
つけるなどの方法もあるが、この方法によると、部品自
体の温度は下がるものの、電装基板12全体としての放
熱量には、変化がないため、画像形成装置本体13内で
発生される熱量は、依然として大きい。このため、画像
形成装置の連続使用に伴い、画像形成装置本体13内部
の温度は上昇し、画像を形成するための、トナーtや感
光ドラム1など、昇温とともに物性の変化するものは、
その特性が変化し、その結果、安定した良好な画像を形
成することができなくなるという問題があった。特に、
トナーtは、ある一定以上の温度になると、融解するた
め、現像装置4や感光ドラム1に固着したり、トナーt
相互で固着したりするため、温度が低下して元の状況に
戻っても、画像劣化を引き起こすという問題があった。
【0007】これらの問題を解決するためには、図6に
示すように、大量の熱を発生する熱定着装置10の側方
(同図の右方)及び上方にそれぞれ開口部14a、14
bを設け、矢印a及び矢印bに示すように、熱定着装置
10からの熱を放出するなどの方法をとっていた。
【0008】しかしながら、この場合、空気の流れが、
矢印a及び矢印bに示すようになるため、熱定着装置1
0付近の温度上昇は抑えられるものの、同図中の領域B
で示した、電装基板12で熱せられた空気は、良好に排
気することができないため、上述の画像劣化の原因とな
っていた。
【0009】次に、図7に、従来例2を示す。同図に示
す画像形成装置では、熱定着装置10付近に、冷却ファ
ン15を設けることによって、矢印a及び矢印bに示し
たように、熱定着装置10からの空気をはじめ、そのま
わりの熱せられた空気までも強制的に排出するという方
法をとっている。
【0010】しかしながら、従来例2の場合において
も、同図中の領域B付近の熱せられた空気を強制的に排
出することは難しかった。
【0011】そこで、冷却ファン15の配設位置を種々
に変更してみた。
【0012】しかし、熱定着装置10及び電装基板12
が設けられている全領域の温度上昇を抑えられる適当な
位置はなかった。
【0013】また、冷却ファン15の排気効果を大きく
するため、その大きさや風力を増した場合、又は複数の
冷却ファン15を設けた場合においては、画像形成装置
の構成が大型化される、騒音が大きくなる、コストがア
ップする等の問題が発生する。
【0014】さらに、図7中の左側上部に、開口部14
cを設けて、領域Bの熱を逃すなどの考えもあるが、こ
の場合、開口部14cと領域Bとの間には、転写材Pの
搬送路16の一部を構成するガイドがあるために、開口
部14cから領域Bの熱を逃すことは難しかった。
【0015】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、画像形成装置の大型化や騒音の増大やコストア
ップを招くことなく、画像形成装置本体内部で発生した
熱を速やかに外部に排出して、画像形成装置本体内の各
部の高温化、及びこれによる画像品質の劣化を防止する
ようにした画像形成装置を提供することを目的にするも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、像担持体上に形成した静電潜像
に、現像装置によりトナーを付着させてトナー像として
現像し、該トナー像を転写材に転写し、その後、熱定着
装置により定着させて画像を形成する画像形成装置にお
いて、前記転写材の搬送路を、下流側の前記熱定着装置
のある側が低くなるように傾斜させ、前記搬送路とその
下方に配置した電装基板との間に前記搬送路に沿ったダ
クトを構成し、該ダクトの吸気口となる第1の開口部
を、画像形成装置本体の外装の第1の側面における前記
熱定着装置近傍に設けるとともに、前記ダクトの排気口
となる第2の開口部を、前記第1の側面に対向する第2
の側面に設け、さらに、前記第2の開口部を前記第1の
開口部よりも高い位置に設ける、ことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、画像形成装置本体の外装における前記熱定
着装置の上方に前記第1の開口部と連通する第3の開口
部を設け、前記第1、第2、第3の開口部の面積をこの
順に、S1、S2、S3としたときに、これらの値を、
S1<S2+S3の関係が成り立つように設定する、こ
とを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、前記第2の側面に、前記ダクト内を
前記1の開口部から前記第2の開口部に向いた空気に流
れを発生させる送風装置を設ける、ことを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、前記ダクトの中間部に、該ダクト内
を前記1の開口部から前記第2の開口部に向いた空気に
流れを発生させる送風装置を設ける、ことを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。なお、同図に示す画像形成装
置は、画像形成装置本体13に対して着脱自在なプロセ
スカートリッジPCを備えたレーザビームプリンタであ
り、同図は、その概略構成を示す縦断面図である。
【0022】このレーザビームプリンタ(以下「画像形
成装置」という。)は、画像形成装置本体(以下単に
「装置本体」という。)13の内部に、像担持体として
ドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う。)1を備えている。感光ドラム1は、駆動手段(不
図示)によって矢印R1方向に所定のプロセススピード
で回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、その回転
方向に沿ってほぼ順に、感光ドラム1表面を均一に帯電
させる帯電ローラ(帯電装置)2、帯電後の感光ドラム
1表面に画像情報に基づいて露光光を照射して静電潜像
を形成する露光装置3、この静電潜像にトナーtを付着
させてトナー像として現像する現像装置4、感光ドラム
1表面のトナー像を転写材Pに転写する転写ローラ(転
写装置)5、転写後に感光ドラム1表面に残ったトナー
(転写残トナー)を除去するクリーニング装置6を備え
ている。
【0023】また、転写材Pの搬送方向に沿って、上流
から順に、給紙トレイ7、給紙ローラ8、レジストロー
ラ対9、熱定着装置10、排紙ローラ11等が配設され
ている。
【0024】また、装置本体13の下部には、装置本体
13内の上述の各部材や装置を機械的に、また電気的に
制御するための電装基板12が配設されている。
【0025】なお、上述の画像形成装置においては、感
光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング
装置6が、カートリッジ容器に一体的に組み込まれて、
プロセスカートリッジPCを構成している。このプロセ
スカートリッジPCは、装置本体13に対して着脱自在
となっている。
【0026】上述構成の画像形成装置において、画像形
成は、次のようにして行われる。
【0027】矢印R1方向に回転駆動された感光ドラム
1は、帯電ニップ部N1 を介して感光ドラム1表面に接
触している転写ローラ2によって、表面が所定の極性、
所定の電位に均一に帯電される。帯電後の感光ドラム1
表面には、露光装置3によって画像情報に応じた露光光
が照射され、照射部分の電荷が除去されて静電潜像が形
成される。静電潜像は、現像装置4のトナーtが付着さ
れ、トナー像として現像される。一方、給紙トレイ7に
セットされた転写材Pは、給紙ローラ8によって給送さ
れ、レジストローラ対9によって、感光ドラム1上のト
ナー像にタイミングを合わせるようにして、感光ドラム
1と転写ローラ5との間の転写ニップ部N2 に供給され
る。供給された転写材Pは、転写ニップ部N2 にて挟持
搬送されつつ、転写ローラ5によって、感光ドラム1上
のトナー像が転写される。トナー像転写後の転写材P
は、熱定着装置10によって表面にトナー像が熱定着さ
れた後、排紙ローラ11によって装置本体13外部に排
出される。一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、表
面に残った転写残トナーがクリーニング装置6によって
除去され、次の画像形成に供される。
【0028】上述の画像形成装置において、装置本体1
3の外装は、直方体状の筺体によって構成されている。
この筺体の各面のうちの、図1中の右側の側面を「右側
面(第1の側面)13a」、また、上側の面を「上面1
3b」、さらに、左側の側面を「左側面(第2の側面)
13c」、そして下側の面を「下面13d」とする。ま
た、同じく筺体に各面のうちの、図1中の手前側の面
(不図示)を「前面」、奥側の面(不図示)を「後面」
とする。本実施の形態においては、右側面13aの下部
に開口部(第1の開口部)14aを、また、上面13b
の右側に開口部(第3の開口部)14bを、左側面13
cの上部に開口部(第2の開口部)14cを形成してい
る。これら開口部14a、14b、14cは、前後方向
のほぼ全長にわたって形成されている。上述の画像形成
装置においては、転写材Pの搬送路16が、左側面13
cの上部近傍から、右側面13aの下部近傍に向けて緩
やかに下降するように構成されている。すなわち、画像
形成前の転写材Pを支持する給紙ガイド7の下端、給紙
ローラ8、ガイド部材21、レジストローラ対9、転写
ローラ5、ガイド部材22、熱定着装置10、排出ロー
ラ11等が配設されている転写材Pの搬送路が、上流側
から下流側にかけて緩やかに下降している。そして、最
上流となる給紙ガイド7の下端の近傍に、左側面13c
の開口部14cが設けられ、また、最下流側となる排紙
ローラ11の近傍に、右側面13aの開口部14aが設
けられている。つまり、相互に対向する左側面13cと
右側面13aとにそれぞれ形成された開口部14c、1
4aとについて、開口部14cは、開口部14aよりも
高い位置に形成されている。
【0029】本実施の形態においては、開口部14aか
ら熱定着装置10の上方を経由して、ほぼ上方へ立ち上
がって開口部14bに至るダクトD1 が構成され、ま
た、転写材Pの搬送路16と、その下方に位置する電装
基板12との間に、右側面13aの開口部14aから左
方に向かって緩やかに上昇して左側面13cの開口部1
4cに至るダクトD2 が構成されている。
【0030】ダクトD1 は、装置本体13の右側面13
aと、装置本体13の内面において右側面13aに対向
するように配置された隔壁13eと、装置本体13の前
面及び後面とに囲まれて構成された斜角柱状の空気の通
路である。上述の隔壁13eは、ダクトD1 と、装置本
体13内におけるプロセスカートリッジPCが装着され
るスペースSとを空間的に隔絶するものであり、上側が
左側面13c側(左側)に緩やかに傾斜している。ま
た、右側面13aも同方向に、隔壁13eよりもややき
つく傾斜している。すなわち、ダクトD1 は、図1に示
す断面形状が、上方にいくにしたがって、左側に傾斜す
るとともに、同じく上方にいくにしたがって、面積が狭
まっている。このダクトD1 の吸気口が上述の開口部1
4aであり、また、排気口が上述の開口部14bとな
る。
【0031】ダクトD2 は、上述の転写材Pの搬送路1
6と電装基板12との間に構成されている。すなわち、
転写材Pの搬送路16とその下方の電装基板12との間
には、空気が円滑に流れる程度の適宜な間隙が、右側面
13aから右側面13cに向けて装置本体13内部を貫
通するように構成されており、この間隙が全体でダクト
2 を構成している。
【0032】上述の右側面13aの開口部14aは、熱
定着装置10付近に設けられていてこの熱定着装置10
が高温であるため、この付近では上昇気流が発生し矢印
aに示すような、熱定着装置10方向に向かう風が融発
されるために、開口部14aは、吸気口としての役割を
果たす。この熱定着装置10に引き込まれた空気は、ダ
クトD1 内において、上記のように、矢印bに示すよう
な上昇気流となり、熱定着装置10上方の開口部14b
は、排気口として作用する。これにより、熱定着装置1
0近傍の熱は、開口部14bから排出することができ
る。
【0033】さらに、本実施の形態においては、電装基
板12によって熱せられた空気Aは、気圧の低い外部へ
と流れ出ようとする際、開口部14aと開口部14cと
の間に緩やかな斜めに構成された上述のダクトD2 に沿
って開口部14a側から開口部14c側に向かって円滑
に流れる。すなわち、従来例と異なり、ダクトD2 が搬
送路16を横断する必要がないので、空気Aの流れが搬
送路16によって遮られることなく、また、排気口とし
ての開口部14cが吸気口としての開口部14aよりも
高い位置に設けられているため、上述の空気Aは、矢印
cに示すように、上昇気流として開口部14cから効率
的に排出される。このように、本実施の形態において
は、装置本体13内部で発生する熱分布による気圧の違
いのみを有効に利用して、空気の流れを作り、装置本体
13内で発生した熱を特段の冷却手段を設けることなく
防止することができる。これにより、これにより、装置
本体13内の温度上昇に伴う、画像劣化や各種機器の劣
化を抑えることが可能となった。
【0034】さらに、本実施の形態においては、上述の
開口部14a、14b、14cの面積をこの順に、S
1、S2、S3としたときに、これらの値は、 S1<S2+S3 の関係が成り立つように設定されている。これにより、
開口部14aから装置本体13内部に入り、装置本体1
3内部で熱せられた空気は、効率的に排出される。つま
り、装置本体13内部においては、外気を常に流してい
るダクトD1 、D2 が設けられているために、装置本体
13内部における全体の温度上昇を有効に抑制すること
ができる。そして、現像装置4内のトナーの溶融や、各
種機器の昇温を防止して、画質の低下を防止することが
できる。
【0035】なお、本実施の形態を実施した場合の効果
としては、画像形成装置の連続使用条件下での現像装置
4付近の温度が、同条件の従来例1の場合よりも5℃程
低く、また、従来例2における冷却ファン(送風装置)
15を停止させた場合よりも7℃程低かった。
【0036】なお、図2は装置本体13の外装を、開口
部14c側の斜め上方から見た斜視図である。開口部1
4cの形状は、安全性などを考慮して、一体的に大きく
開口するもの(例えば長方形状)とはせず、スリット形
状にしている。この場合のスリットの向きは、図1に示
すように、矢印cで示す空気の流れに沿った方向とする
とよい。
【0037】〈実施の形態2〉図3に、実施の形態2を
示す。同図は、上述の実施の形態1における図1に相当
する図である。本実施の形態においては、図1に示す実
施の形態1の画像形成装置に、冷却ファン15を追加配
置した構成となっている。すなわち、実施の形態1の図
2に示す開口部14cの左右方向に長さをほぼ半分にし
て、開口部がなくなった部分に冷却ファン(送風装置)
17を取り付けるようにしている。実施の形態1では、
開口部14cだけであったものに代えて、開口部14d
と冷却ファン17とを併用するものである。
【0038】本実施の形態における、冷却ファン17に
よって発生される空気の流れの方向は、矢印dに示すよ
うに、装置本体13から空気を排出する方向であり、こ
れは、スリット状の開口部14dが装置本体13内部の
空気を排出する作用をより増大させることになる。
【0039】本実施の形態によると、能力の低い(わず
かな風力の)冷却ファン17を取り付けることで、上述
の実施の形態1と同様のダクトD2 を有する画像形成装
置でありながら、実施の形態1よりもより風力の強い画
像形成装置を構成することができる。
【0040】なお、本実施の形態を実施した場合の効果
としては、前述の従来例2における冷却ファン15の約
50%の大きさの冷却ファン17を用いるだけで、現像
装置4付近の温度を、従来例と同様の温度上昇にとどめ
ることが可能となった。大型の冷却ファンが不要なの
で、騒音の増大やコストアップを防止することができ
る。
【0041】〈実施の形態3〉図5に、実施の形態3を
示す。同図は、実施の実施の形態1における図1、また
実施の形態2における図3に相当する図である。本実施
の形態においては、冷却ファン(送風装置)18をダク
トD2 の長手方向の中間部に設けている。
【0042】装置本体13の外装の右側面13aの開口
部14aから入った風は、熱定着装置10付近では、大
きな風力を持つが、徐々にその力は弱まる。また一方、
上述開口部14c付近から出る風の風力は、上昇気流で
大きいが、開口部14cから離れると上流側にいく程小
さくなる。本実施の形態における冷却ファン18は、こ
の風の流れを、ダクトD2 のほぼ全長にわたって維持す
るための補助となるものである。このため、冷却ファン
18の風向は、熱定着装置10から冷却ファン18に向
かう方向のものである。
【0043】これにより、わずかな風力の冷却ファン1
8を設けるだけで、前述の実施の形態1と同様のダクト
2 でありながら、実施の形態1以上の風力を得ること
ができる。
【0044】なお、本実施の形態を実施した場合の効果
としては、画像形成装置の連続使用条件下での現像装置
4付近の温度が、同条件の従来例1の場合よりも8℃程
低く、また、従来例2における冷却ファン15を停止さ
せた場合よりも10℃程低かった。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
下流側の熱定着装置のある側が低くなるように傾斜させ
た搬送路とその下方に配置した電装基板との間に搬送路
に沿ったダクトを構成し、ダクトの吸気口となる第1の
開口部を、画像形成装置本体の外装の第1の側面におけ
る熱定着装置近傍に設けるとともに、ダクトの排気口と
なる第2の開口部を、第1の側面に対向する第2の側面
に設け、さらに、第2の開口部を第1の開口部よりも高
い位置に設けることにより、画像形成装置装置本体内部
で発生する熱分布による気圧の違いを利用して、空気の
流れを作って画像形成装置本体内で発生した熱を有効に
外部に排出することができる。
【0046】これにより、さらに、画像形成装置本体内
の温度上昇に伴う、画像劣化や各種機器の劣化を抑える
ことができる。
【0047】なお、本発明によると、送風装置を装着し
て排熱効率をさらに高めようとする場合においても、送
風装置が小さくてすむので、画像形成装置本体の小型
化、コストダウン、送風装置による騒音の低減等を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】実施の形態1の画像形成装置を、排出口となる
開口部側から見た斜視図。
【図3】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図4】実施の形態2の画像形成装置を、排出口となる
開口部及び冷却ファン側から見た斜視図。
【図5】実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図6】従来例1の画像形成装置の概略構成を示す縦断
面図。
【図7】従来例2の画像形成装置の概略構成を示す縦断
面図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 4 現像装置 10 熱定着装置 12 電装基板 13a 外装の第1の側面 13c 外装の第2の側面 14a 第1の開口部(吸気口) 14b 第3の開口部(排気口) 14c 第2の開口部(排気口) 16 転写材の搬送路 17、18 送風装置(冷却ファン) a、b、c、d 空気の流れ D2 ダクト P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 岳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 土門 彰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 JB14 JB15 JB17 ZA07 2H033 AA21 AA23 AA40 BA04 BA29 2H071 AA59 DA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成した静電潜像に、現像
    装置によりトナーを付着させてトナー像として現像し、
    該トナー像を転写材に転写し、その後、熱定着装置によ
    り定着させて画像を形成する画像形成装置において、 前記転写材の搬送路を、下流側の前記熱定着装置のある
    側が低くなるように傾斜させ、 前記搬送路とその下方に配置した電装基板との間に前記
    搬送路に沿ったダクトを構成し、 該ダクトの吸気口となる第1の開口部を、画像形成装置
    本体の外装の第1の側面における前記熱定着装置近傍に
    設けるとともに、前記ダクトの排気口となる第2の開口
    部を、前記第1の側面に対向する第2の側面に設け、 さらに、前記第2の開口部を前記第1の開口部よりも高
    い位置に設ける、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体の外装における前記熱
    定着装置の上方に前記第1の開口部と連通する第3の開
    口部を設け、 前記第1、第2、第3の開口部の面積をこの順に、S
    1、S2、S3としたときに、これらの値を、 S1<S2+S3 の関係が成り立つように設定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の側面に、前記ダクト内を前記
    1の開口部から前記第2の開口部に向いた空気に流れを
    発生させる送風装置を設ける、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記ダクトの中間部に、該ダクト内を前
    記1の開口部から前記第2の開口部に向いた空気に流れ
    を発生させる送風装置を設ける、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形
    成装置。
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