JP2002072832A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002072832A JP2000262474A JP2000262474A JP2002072832A JP 2002072832 A JP2002072832 A JP 2002072832A JP 2000262474 A JP2000262474 A JP 2000262474A JP 2000262474 A JP2000262474 A JP 2000262474A JP 2002072832 A JP2002072832 A JP 2002072832A
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Yoshihiko Kurotsu
佳彦 黒津
Hiroshi Ito
浩志 井藤
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尚樹 水谷
Akane Kikuta
あかね 菊田
Tomohide Hosono
智英 穂園
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱を嫌う画像読み取りユニットへの伝熱を効
果的に抑える。 【解決手段】 定着器43の周辺空間(63)が第1の
排気口62を介して排紙用スペース45に連通してい
る。排紙用スペース45が第2の排気口66を介して画
像形成装置本体11の外部空間に連通している。第2の
排気口66には、排紙用スペース45内の空気を画像形
成装置本体11の外部に強制排気するファン70が取り
付けられている。その結果、ファン70は、定着器43
の周辺空間から排紙用スペース45を介して画像形成装
置本体11の外部空間へ向かう流れを生じさせ、定着器
43の周辺空間や排紙用スペース45内の加熱された空
気を効率的に画像形成装置本体11の外部に排気でき、
画像読み取りユニット12への伝熱を効果的に抑えるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
り、特に、画像形成装置本体内に排紙用スペースを形成
することにより設置スペースを小さくした画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置は、狭い設置スペ
ースに配置するために開発されたものであり、トナー像
が定着された紙等のシート材を収容する排紙用スペース
が画像形成装置本体内に区画形成されている。そのた
め、この種の画像形成装置は、排紙トレイが画像形成装
置本体の側面側に出っ張る他の画像形成装置に比較して
設置スペースを小さくすることができるのである。
【0003】また、この種の画像形成装置は、作業性を
向上するため、排紙用スペースが画像形成装置本体の上
部側に配置され、作業者が排紙用スペース内からシート
材を容易に取り出せるようになっている。しかも、この
種の画像形成装置は、原稿の操作性を考慮し、原稿の画
像情報を光学的に読み取って電気信号に変換する画像読
み取り装置が排紙用スペースの上部に配置されるように
なっている。さらに、この種の画像形成装置は、排紙用
スペースが上方に位置することから、排紙用スペースの
近傍に定着器が配置され、シート材が下方から上方へ搬
送されながら転写・定着等の画像形成作業が行われるよ
うになっている。
【0004】ところが、この種の画像形成装置は、上述
のように、その構成上、熱を発生する定着器が排紙用ス
ペースの近傍に配置されており、熱を嫌うCCD等を多
数備えた画像読み取りユニットに定着器の熱が伝達され
やすいため、画像読み取りユニットへの伝熱を抑え、画
像読み取りユニットの正常な作動を確保することができ
る何らかの手段が必要とされる。
【0005】そのため、従来の画像形成装置は、定着
器、帯電デバイス、転写器、現像器等の画像形成ユニッ
トを収容する画像形成装置本体の内部空間と外部とを直
接連通する排気口を設け、この排気口に排気ファンを設
置して、画像形成装置本体内部の加熱された空気を画像
形成にともなって発生したオゾン等と共に画像形成装置
本体の外部にファンで強制的に排出し、画像形成装置本
体の内部温度の高温化を抑えるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置は、画像形成装置本体の内部空
間の空気を全体として排気するようになっているため、
特に高温になる定着器の周辺の温度上昇を効果的に抑え
ることが困難であった。このような場合、定着器の近傍
にファンを設置し、定着器の近傍の空気を画像形成装置
本体の外部に直接的に強制排気することも考えられる
が、定着器の加熱ローラの温度が下がりすぎたり、また
加熱ローラの軸線に沿った方向に温度勾配を生じて、定
着不良を生じる虞がある。
【0007】しかも、この種の画像形成装置は、定着に
よって高温になったシート材が排紙用スペース内に蓄積
され、排紙用スペース内の空気が温度上昇し、その温度
が画像読み取りユニットに伝熱されることになるが、排
紙用スペース内の温度上昇を効果的に抑える手段が従来
の画像形成装置に設置されていなかった。
【0008】そこで、本発明は、定着器の周辺空間や排
紙用スペース内の加熱された空気を効率的に排気でき、
画像読み取りユニットへの伝熱を効果的に抑えることが
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像形成装置は、画像形成装置本体の内部に、画像形成装
置本体の側面に開口する排紙用スペースが区画形成さ
れ、この排紙用スペースの近傍に画像読み取りユニット
が配置されると共に定着器が配置されている。そして、
この発明に係る画像形成装置は、前記定着器の周囲空間
と前記排紙用スペースとを連通する第1の排気口と、前
記排紙用スペースと画像形成装置本体の外部とを連通す
る第2の排気口と、この第2の排気口に取り付けられて
前記排紙用スペース内の大気を画像形成装置本体の外部
に強制排気するファンと、を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項2の発明は、上述の請求項1の画像
形成装置において、前記第1の排気口が、前記定着器を
含めた画像形成装置本体の内部空間に連通されると共
に、吸気路及び吸気用のファンに連通されたことを特徴
としている。
【0011】請求項3の発明は、上述の請求項1の画像
形成装置において、前記第2の排気口が、前記第1の排
気口の近傍に配置されたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0013】(複写機の全体構成)図1に、本発明に係
る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置
は、リーダ部(画像読み取りユニット)とプリント部
(画像形成ユニット)とを備えた複写機であり、同図は
その概略構成を示す縦断面図である。
【0014】まず、図1に基づいて、複写機10の全体
構成を説明する。
【0015】同図に示す複写機10は、全体の枠組みを
構成する複写機本体(画像形成装置本体)11を備えて
おり、複写機本体11の上部には原稿D1,D2の画像
面(画像情報)Gを読み取るリーダ部12が配設され、
また複写機本体11の下部にはリーダ部12で読み取っ
た画像情報に応じて紙等の転写材(シート材)P上にト
ナー像を形成するプリント部13が配設されている。
【0016】このうち前者のリーダ部12は、原稿D1
がその画像面Gを下向きにして載置される透明な原稿台
14と、原稿D1の画像面Gを原稿台13の上面に密着
させる開閉自在な原稿押圧板15と、原稿台14上の原
稿D1の画像面Gに下方から光を照射する光源16及び
第1の反射ミラー17を有する走査ユニット18と、第
1の反射ミラー17からの反射光をさらに反射させる第
2、第3の反射ミラー20,21と、第3の反射ミラー
21からの光を結像するレンズアレイ22と、レンズア
レイ22からの光が入射されるCCD23と、を備えて
いる。上述の走査ユニット18は、図1に示すホームポ
ジションHPから右方に移動しながら、光源16によっ
て原稿D1の画像面Gを走査し、走査終了後にはホーム
ポジションHPに復帰するように構成されている。以上
は、原稿D1を固定し、かつ走査ユニット18を移動さ
せて画像面Gを読み取る、いわゆる固定読みを行うため
の構成である。
【0017】リーダ部12は、その外に、原稿D2を移
動させ、走査ユニット18を固定して原稿面Gを読み取
る、いわゆる流し読みを行うための原稿自動送り機構2
4も備えている。原稿自動送り機構24は、原稿D2の
先端側を下方から支持する給紙台25と、給紙台25上
の原稿D2をホームポジションHPに配置されている走
査ユニット18に向けて左方に搬送する給紙ローラ対2
6と、走査ユニット18で読み取った原稿D2を走査ユ
ニット18から左方に搬出する排紙ローラ対27とを備
えている。原稿自動送り機構24は、上述の給紙ローラ
対26及び排紙ローラ対27によって原稿D2を図1中
の左方に向けて搬送し、原稿D2の読み取り後、原稿D
2の後端を排紙ローラ対27で挟持して、第2の装置本
体の左側面側に垂れ下がるように排紙する。ここで、原
稿D2は、人が引っ張ることにより、排紙ローラ対27
から容易に引き抜かれる。
【0018】なお、上述の固定読みと流し読みとの使い
わけは、例えば、製本されている書籍等の原稿D1は原
稿台14上に載置して固定読みを行う一方、カットシー
ト状の原稿D2は、給紙台25上に載せて流し読みを行
う。
【0019】プリント部13は、図1中の左側の上下方
向ほぼ中央に配置された、静電潜像担持体(被帯電体)
としての円筒状の感光体(以下「感光体ドラム」とい
う。)30を備えている。感光体ドラム30は、複写機
本体11によって矢印方向(同図中の時計回り)に回転
可能に支持されており、その周囲には回転方向に沿って
ほぼ順に、一次帯電器31、露光器32、現像器33、
転写帯電器34、クリーニング器35が配設されてい
る。また、画像形成対象となる紙等の転写材Pの搬送経
路36(図1中では2点鎖線で図示)に沿って、その上
流側から下流側にかけて(図1ではほぼ下方から上方に
かけて)、給紙カセット37、給紙ローラ38、搬送ロ
ーラ対40、レジストローラ対41、搬送ガイド42、
定着器43、排紙ローラ対44、排紙用スペース45が
配設されている。
【0020】このうち感光体ドラム30は、例えば、ア
ルミニウム等の導電性のドラム基体の外周面に、OPC
(有機光半導体)やアモルファスシリコン等の感光層を
設けて構成される。感光体ドラム30は、駆動手段(図
示せず)によって矢印方向に所定のプロセススピード
(周速度)で回転駆動される。
【0021】一次帯電器31としては、本実施の形態に
おいては、スコロトロン方式のコロナ帯電器が使用され
ている。一次帯電器31は、帯電バイアス印加電源(図
示せず)によって帯電バイアスが印加されることによ
り、感光体ドラム30表面を所定の極性・電位に均一に
帯電するようになっている。
【0022】露光器32は、レーザ発振器、ポリゴンミ
ラー等(いずれも図示せず)を有しており、感光体ドラ
ム30表面に静電潜像を形成するものである。前述のリ
ーダ部12によって読み込まれた原稿D1(又はD2)
の画像情報は、プリント部13に設けられた画像処理部
(図示せず)によってA/D変換、濃度補正、シェーデ
ィング補正等の適宜な処理が施された後、画像信号とし
てレーザ発振器に入力される。レーザ発振器は、この画
像信号に基づいてON/OFF制御されるレーザ光によ
り、ポリゴンミラー等を介して帯電後の感光体ドラム3
0表面を露光し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を
形成するようになっている。
【0023】現像器33は、現像剤を収納する現像容器
46と、表面に担持した現像剤を矢印方向(反時計回
り)に回転することで感光体ドラム30表面に対向する
現像位置に搬送する現像ローラ47とを有している。現
像ローラ47には、現像バイアス印加電源(図示せず)
によって現像バイアスが印加され、これにより現像剤中
のトナーが感光体ドラム30表面の静電潜像に付着さ
れ、この静電潜像をトナー像として現像するようになっ
ている。
【0024】転写帯電器34は、感光体ドラム30表面
に対向するように配設されたローラ条の部材によって形
成されている。転写帯電器34は、転写バイアス印加電
源(図示せず)によって、感光体ドラム30上のトナー
像と逆極性の転写バイアスが印加され、これにより、転
写材P表面に感光体ドラム30上のトナー像を転写する
ものである。ここで、トナー像が転写される転写材P
は、給紙カセット37に収納されていたものが、給紙ロ
ーラ38によって給紙され、搬送ローラ対40によって
搬送されて、レジストローラ対41により一旦停止さ
れ、その後、感光体ドラム30上のトナー像とタイミン
グを合わせるようにしてレジストローラ対41から送り
出されるようになっている。
【0025】クリーニング器35は、上述の転写時に、
転写材Pに転写されないで感光体ドラム30表面に残っ
た残留トナーを除去すべく感光体ドラム30表面に当接
されたクリーニングブレード48を有している。
【0026】上述の転写帯電器34の下流側には、トナ
ー像転写後の転写材Pを定着器43に導く搬送ガイド4
2が配設されている。
【0027】定着器43は、内側に配設されたヒータ5
0によって加熱される定着ローラ51と、この定着ロー
ラ51に転写材Pを押し付ける加圧ローラ52とを有し
ており、表面に未定着トナー像を担持して搬送されてき
た転写材Pを加熱・加圧して転写材P表面にトナー像を
定着するようになっている。
【0028】排紙ローラ対44は、トナー像定着後の転
写材Pを、完成品として、排紙用スペース45に排出す
るものである。なお、排紙用スペース45は、複写機本
体11の内部に区画形成されている(図2参照)。
【0029】以上説明したような構成の複写機10にお
いて、画像形成に際し、まず、感光体ドラム30は、駆
動手段によって矢印方向に回転駆動され、その表面が、
一次帯電器31によって、所定の極性・電位に均一に帯
電される。帯電後の感光体ドラム30表面は、リーダ部
12が読み取った原稿D1(又はD2)の画像情報に応
じて動作する露光器32からのレーザ光の照射により画
像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像
は、現像器33によってトナーが付着され、トナー像と
して現像される。こうして感光体ドラム30表面に形成
されたトナー像は、レジストローラ対41等により所定
のタイミングで搬送されてきた転写材Pに対し、転写帯
電器34に転写バイアスを印加することで、転写材P表
面に転写される。トナー像転写後の感光体ドラム30
は、表面に残った残留トナーがクリーニング器35によ
って除去され、次の画像形成に供される。一方、トナー
像転写後の転写材Pは、搬送ガイド42に沿って定着器
43に搬送され、ここで加熱・加圧を受けて表面にトナ
ー像が定着される。トナー像定着後の転写材Pは、排紙
ローラ対44によって、画像面(トナー像が定着された
面)を下方に向けた姿勢、いわゆるフェースダウンで排
紙用スペース45に排出される。以上で、複写機10に
よる画像形成(プリント)が終了する。
【0030】(複写機の排気・排熱構造)上述の複写機
10において、最終的なプリントの画質の良否は、上述
の各構成部材の性能によって左右される。したがって、
複写機10の重要な構成要素であるリーダ部12の性能
によってもプリントの画質が左右されることになる。こ
のリーダ部12は、上述のとおり数多くの光学部品から
なり、とりわけ熱を嫌うCCD23を備えている。この
CCD23は、70℃を越える温度では正常に機能しな
くなる虞がある。
【0031】しかし、リーダ部12は、排紙用スペース
45の上部に位置すると共に、定着器43の上部に位置
している。定着器43は、作動中(プリント中)はもち
ろんのこと、プリント待機中も高温に保持されているの
で、定着器43の熱がリーダ部12に伝熱されるのを効
果的に抑える必要がある。しかも、排紙用スペース45
は、複写機本体11の内部に区画形成されており、複写
機10の正面側の側面と一部側面が開口しているだけで
あるので(図2参照)、定着器43で加熱された転写材
Pがその内部に蓄積されると、転写材Pの温度でその内
部空間の大気温度が上昇する。その結果、排紙用スペー
ス45の内部空間内の大気温度がリーダ部12に伝熱さ
れやすい。したがって、排紙用スペース45の内部空間
の大気温度の上昇を効果的に抑える必要もある。このよ
うな場合、外気を複写機本体11内に流入させ、その流
入空気で複写機本体11内のプリント部13を構成する
各機器(露光器32、定着器43等)を冷却するファン
60だけでは定着器43の周辺温度の上昇を効果的に抑
えることが困難であり、しかも排紙用スペース45内の
大気温度の上昇を複写機本体11内のファン60によっ
て抑えることは困難である。そこで、本実施の形態に係
る複写機10は、前述のような不具合を改良するため、
以下のような構成を採用している。
【0032】すなわち、本実施の形態に係る複写機10
は、図1及び図3に示すように、複写機本体11の排紙
用スペース45を区画形成するパネルであって、排紙ロ
ーラ対44の下部のパネル61に第1の排気口62が形
成されている。この第1の排気口62は、複写機本体1
1内の内部空間63のうちの定着器43近傍の空間と排
紙用スペース45とを連通するようになっている。そし
て、この第1の排気口62には、多数の通気窓に分割さ
れたルーバー64が取り付けられている。
【0033】また、排紙用スペース45を区画形成する
パネルであって、複写機本体11の背面側のパネル65
に第2の排気口66が形成されている。この第2の排気
口66は、排紙用スペース45の内部空間と複写機10
の外部空間とを連通するようになっており、上述の第1
の排気口62に近い位置に配置されている。そして、こ
の第2の排気口66には、多数の通気窓に分割されたル
ーバー67が取り付けられている。また、この第2の排
気口66には、排気ダクト68が取り付けられ、この排
気ダクト68内にファン70が取り付けられている。こ
のファン70は、排紙用スペース45の内部の空気を第
2の排気口66及び排気ダクト68を介して複写機本体
11の背面側の外部空間に排出するようになっている。
【0034】また、複写機本体11の外部側面パネル7
1であって、定着器43の近傍の位置に通気口72が形
成されている。この通気口72は、複写機本体11の側
面側の外部空間と複写機本体11の内部空間63とを連
通するようになっている。そして、この通気口72に
は、多数の通気窓に分割されたルーバー73が取り付け
られている。ここで、通気口72は、複写機本体11の
内部空間63を介してプリント部13の各構成要素(た
とえば、一次帯電器31、露光器32、現像器33、転
写帯電器34、クリーニング器35、定着器43)の周
辺空間に連通されており、さらに複写機本体11内の吸
気路74に設置されたファン60を介して吸気用ルーバ
ー75に連通している。また、通気口72は、複写機本
体11の内部空間63である定着器43の周辺の空間及
び上述の第1の排気口62を介して排紙用スペース45
に連通されている。
【0035】このような構造の複写機10によれば、複
写機本体11内の吸気用のファン60の作動により吸気
用ルーバー75から流入した空気が複写機本体11の内
部空間63を流れ、露光器32やその他の機器が流入し
た空気で冷却されると共に、一次帯電器31の周辺のオ
ゾン等が流入した空気で定着器43の周辺の空間まで運
ばれる。ここで、上述した第2の排気口66に取り付け
られたファン70の作用により、定着器43の周辺の空
間の空気が第1の排気口62を介して排紙用スペース4
5内に吸い出され、さらに排紙用スペース45を介して
第2の排気口66内に吸引される。
【0036】すなわち、本実施の形態によれば、吸気路
74、複写機本体11の内部空間63、第1の排気口6
2、排紙用スペース45、第2の排気口66及び排気ダ
クト68を介して複写機10の背面側に至る空気の流路
が形成されると共に、通気口72、定着器43の周辺空
間(複写機本体11の内部空間63)、第1の排気口6
2、排紙用スペース45、第2の排気口66及び排気ダ
クト68を介して複写機10の背面側に至る空気の流路
が形成されることになる。その結果、定着器43の周辺
の空気流量が多くなると共に、外気が通気口72を介し
て定着器43の周辺に直接導入されるため、定着器43
の周辺空間(63)の熱が効果的に放熱され、定着器4
3の周辺からリーダ部12への伝熱が効果的に抑えられ
る。また、排紙用スペース45内の熱も第2の排気口6
6、排気ダクト68を介して複写機10の背面側の外部
空間に排熱され、排紙用スペース45内の温度上昇が抑
えられ、排紙用スペース45からリーダ部12への伝熱
が抑えられる。これにより、リーダ部12の正常な作動
を確保でき、プリント部13によって高品質の画像形成
が行われる。
【0037】また、上述のように、本実施の形態によれ
ば、定着器43の周辺の空気をファン70で直接吸引す
るのではなく、排紙用スペース45を介して吸引するよ
うになっているため、定着器43の周辺の空気がほぼ均
等に排紙用スペース45側へ流出することになり、定着
器43の定着ローラ(加熱ローラ)51の軸線に沿った
方向に温度勾配を生じることがなく、定着器43の温度
制御が容易になると共に、定着ムラ等の不具合を生じる
ことがない。これによっても、高品質の画像形成が期待
できる。
【0038】なお、上述のように、第2の排気口66は
第1の排気口62の近傍に配置するのが好ましいが、第
2の排気口66を第1の排気口62にどの程度まで近付
けるかは定着器43の周辺空間(63)の熱や排紙用ス
ペース45内の熱の排熱効果を勘案して適宜決定され
る。
【0039】また、第1の排気口62、第2の排気口6
6及び通気口72の大きさや個数は、流動させる単位時
間当たりの空気量等の各種設計条件から適宜決定され
る。例えば、排紙用スペース45に複数の第2の排気口
66を形成するようにしてもよい。この場合、定着器4
3の周辺空間(63)から排紙用スペース45内への空
気流を効果的に生じさせるには、少なくとも第1の排気
口62近傍の第2の排気口66にファン70を取り付け
るのが好ましい。
【0040】また、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、吸気用のファン60によって複写
機本体11の内部空間63に導入された空気を第1の排
気口62とは別に設けられた排気口を介して複写機本体
11の外部に排出させるようにしてもよい。このように
しても、通気口72から定着器43の周囲空間(63)
に外気が流入し、定着器43の周囲空間(63)の熱を
第1の排気口62を介して排紙用スペース45内に排出
させ、さらに排紙用スペース45内の熱を第2の排気口
66を介して複写機10の外部空間にファン70で強制
排気することが可能であり、リード部12への伝熱を抑
え、リード部12の正常な作動を確保することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明は、定着器の周辺
空間が第1の排気口を介して排紙用スペースに連通し、
排紙用スペースが第2の排気口を介して画像形成装置本
体の外部空間に連通しており、第2の排気口に取り付け
られたファンが定着器の周辺空間から排紙用スペースを
介して画像形成装置本体の外部空間へ向かう流れを生じ
させることができるため、定着器の周辺空間や排紙用ス
ペース内の加熱された空気を効率的に排気でき、画像読
み取りユニットへの伝熱を効果的に抑えることができ
る。したがって、本発明によれば、熱を嫌う画像読み取
りユニットの正常な作動を維持することができ、高品質
の画像形成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図である。
【図2】本発明の外観斜視図である。
【図3】本発明の画像形成装置の定着器近傍で切断して
示す模式的平面図である。
【符号の説明】
10……複写機(画像形成装置)、11……複写機本体
(画像形成装置本体)、12……リーダ部(画像読み取
りユニット)、13……プリント部(画像形成ユニッ
ト)、43……定着器、45……排紙用スペース、60
……吸気用のファン、62……第1の排気口、63……
内部空間、66……第2の排気口、70……ファン、7
4……吸気路
フロントページの続き (72)発明者 井藤 浩志 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (72)発明者 水谷 尚樹 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (72)発明者 菊田 あかね 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (72)発明者 穂園 智英 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 BB02 CN02 CN08 CN13 2H027 JA11 JB15 JB16 JC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体の内部に、画像形成装
    置本体の側面に開口する排紙用スペースが区画形成さ
    れ、この排紙用スペースの近傍に画像読み取りユニット
    が配置されると共に定着器が配置される画像形成装置に
    おいて、 前記定着器の周囲空間と前記排紙用スペースとを連通す
    る第1の排気口と、 前記排紙用スペースと画像形成装置本体の外部とを連通
    する第2の排気口と、 この第2の排気口に取り付けられて前記排紙用スペース
    内の大気を画像形成装置本体の外部に強制排気するファ
    ンと、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の排気口が、前記定着器を含め
    た画像形成装置本体の内部空間に連通されると共に、吸
    気路及び吸気用のファンに連通されたことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の排気口が、前記第1の排気口
    の近傍に配置されたことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
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