JPH11174877A - 画像形成装置の制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置の制御方法及び画像形成装置

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JPH11174877A
JPH11174877A JP9345358A JP34535897A JPH11174877A JP H11174877 A JPH11174877 A JP H11174877A JP 9345358 A JP9345358 A JP 9345358A JP 34535897 A JP34535897 A JP 34535897A JP H11174877 A JPH11174877 A JP H11174877A
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JP
Japan
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transfer material
size
cooling unit
heating roller
image
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Application number
JP9345358A
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English (en)
Inventor
Naohiko Haniyu
羽生  直彦
Buichi Shimada
武一 島田
Yoshiko Matsuoka
佳子 松岡
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、省エネルギーの画像形成装置及
び画像形成装置の制御方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 加熱ローラの最大サイズの転写材の通過
領域内で所定サイズの記録紙(転写材)の通過領域外の領
域を冷却するファン(冷却手段)350と、記録紙のサイ
ズと冷却手段駆動開始枚数との関係が記録されたテーブ
ル600と、画像形成枚数をカウントするカウント手段
からの連続コピー枚数情報(x),画像形成を行なう記録紙
のサイズを選択する記録紙サイズ選択手段からの情報
(W)を取込み、画像形成を行なう記録紙が所定サイズよ
り小さい場合は、テーブルを参照して冷却手段駆動開始
枚数(i)を決定し、冷却手段駆動開始枚数(i)以降の画像
形成はファン350を駆動する制御部500とで構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱手段を有する
加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを
有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が
転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転
写材上に熱定着する定着装置を有する画像形成装置及び
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は冷却手段が設けられた定着装置
の要部構成図である。1は加熱ローラで、内部に加熱ロ
ーラの全域にわたって加熱するハロゲンヒータランプ等
の加熱源2が設けられている。
【0003】3は加熱ローラ1に圧接する加圧ローラで
ある。そして、トナー画像が転写された転写材はこれら
加熱ローラ1と加圧ローラ3との間を通過することによ
り、トナー画像は転写材上に熱定着される。
【0004】この定着装置は、幅の異なる複数種類、例
えば、幅Lの転写材や幅L′の転写材を定着可能となって
いる。このような構成の定着装置では、例えば、幅が
L′の小サイズの転写材を連続して定着した際、小サイ
ズの転写材の通過領域外の部分(Lout)の温度が上昇し、
ホットオフセットが発生することがある。
【0005】このホットオフセットを防止するために、
小サイズの転写材を定着する場合には、小サイズの転写
材の通過領域外の部分を冷却するファン4が設けられて
いる。
【0006】このファン4は、DCコントローラによって
回転制御され、転写材の枚数が増加するに従い、又、転
写材の幅が小さいほど回転数を増やし、風力を強めるよ
うな制御がなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の定着装
置では、ファン4の回転を制御するDCコントローラが必
要となるので、コストがかさむ問題点がある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてさなれたも
ので、その目的は、低コストの画像形成装置及び画像形
成装置の制御方法を提供することにある。又、本発明の
他の目的は、省エネルギーの画像形成装置及び画像形成
装置の制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、加熱手段を有する加熱ローラと、該
加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱
ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材
を通過させ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着す
る定着装置を有する画像形成装置であって、最大サイズ
の転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域
外の領域を冷却する冷却手段を設け、前記所定サイズ以
下のサイズの転写材を定着する場合は、転写材のサイズ
に基づき前記冷却手段駆動開始枚数を決定し、前記冷却
手段駆動開始枚数以降は前記冷却手段を駆動することを
特徴とする画像形成装置の制御方法である。
【0010】所定サイズの転写材以下の転写材を定着す
る場合は、転写材のサイズにより冷却手段駆動開始枚数
を決定し、冷却手段駆動開始枚数以降は冷却手段を駆動
することにより、加熱ローラの最大サイズの転写材の通
過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域の温
度上昇を防止する。
【0011】DCコントール回路等のコストがかさむ構成
部品が不要となるので、低コストとなる。請求項2記載
の発明は、加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱ロー
ラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,
加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過さ
せ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定着装
置を有する画像形成装置であって、最大サイズの転写材
の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域
を冷却する冷却手段を設け、前記所定サイズ以下の転写
材を定着する場合は、転写材のサイズ,装置内の環境条
件に基づき前記冷却手段駆動開始枚数を決定し、冷却手
段駆動開始枚数以降は前記冷却手段を駆動することを特
徴とする画像形成装置の制御方法である。
【0012】所定サイズの転写材以下の転写材を定着す
る場合は、転写材のサイズと装置内の環境により冷却手
段駆動開始枚数を決定し、冷却手段駆動開始枚数以降は
冷却手段を駆動することにより、加熱ローラの最大サイ
ズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領
域外の領域の温度上昇を防止する。
【0013】請求項1記載の発明に加え、冷却手段駆動
開始枚数を決定する事項として、装置内の環境をも考慮
することにより、冷却手段駆動開始枚数をより正確に決
定することができるので、冷却手段の駆動エネルギーを
最小限に押さえることができる。
【0014】又、DCコントール回路等のコストがかさむ
構成部品が不要となるので、低コストとなる。請求項3
記載の発明は、請求項2記載の発明の前記装置内の環境
条件は、温度、湿度のうち少なくともどちらか一方であ
ることを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
【0015】装置内の温度が高ければ転写材の温度も高
くなり、その結果、転写材に奪われる熱量が減るので、
加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所定サ
イズの転写材の通過領域外の領域の温度上昇も少なくな
り、冷却手段駆動開始枚数を遅らせることができ、冷却
手段の駆動エネルギーを最小限に押さえることができ
る。
【0016】又、環境湿度が低ければ転写材の含水量も
少なくなり、その結果、加熱時に水分気化によって転写
材に奪われる熱量も減るので、加熱ローラの最大サイズ
の転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域
外の領域の温度上昇も少なくなり、冷却手段駆動開始枚
数を遅らせることができ、冷却手段の駆動エネルギーを
最小限に押さえることができる。
【0017】請求項4記載の発明は、加熱手段を有する
加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを
有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が
転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転
写材上に熱定着する定着装置を有する画像形成装置であ
って、最大サイズの転写材の通過領域内で所定サイズの
転写材の通過領域外の領域を冷却する冷却手段を設け、
前記所定サイズ以下の転写材を定着する場合は、転写材
のサイズ,前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過
領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度
に基づき前記冷却手段駆動開始枚数を決定し、冷却手段
駆動開始枚数以降は前記冷却手段を駆動することを特徴
とする画像形成装置の制御方法である。
【0018】所定サイズの転写材以下の転写材を定着す
る場合は、転写材のサイズ,加熱ローラの最大サイズの
転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外
の領域の温度により冷却手段駆動開始枚数を決定し、冷
却手段駆動開始枚数以降は冷却手段を駆動することによ
り、加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所
定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度上昇を防止
する。
【0019】請求項1記載の発明に加え、冷却手段駆動
開始枚数を決定する事項として、加熱ローラの最大サイ
ズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領
域外の領域の温度をも考慮することにより、冷却手段駆
動開始枚数をより正確に決定することができるので、冷
却手段の駆動エネルギーを最小限に押さえることができ
る。
【0020】請求項5記載の発明は、加熱手段を有する
加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを
有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が
転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転
写材上に熱定着する定着装置を有する画像形成装置であ
って、前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域
内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域を冷却する
冷却手段と、転写紙のサイズと冷却手段駆動開始枚数と
の関係が記録されたテーブルと、画像形成枚数をカウン
トするカウント手段と、画像形成を行なう転写材のサイ
ズを選択する転写材サイズ選択手段と、該転写材サイズ
選択手段からの情報を取込み、画像形成を行なう転写材
が所定サイズ以下のサイズも場合は、前記テーブルを参
照して冷却手段駆動開始枚数を決定し、該冷却手段駆動
開始枚数以降の画像形成は前記冷却手段を駆動する制御
部とを設けたことを特徴とする画像形成装置である。
【0021】制御手段が、転写材サイズ選択手段からの
情報を取り込み、画像形成を行なう転写材が所定サイズ
以下の場合は、前記テーブルを参照して冷却手段駆動開
始枚数を決定し、該冷却手段駆動開始枚数以降の画像形
成は前記冷却手段を駆動することにより、加熱ローラの
最大サイズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材
の通過領域外の領域の温度上昇を防止する。
【0022】DCコントール回路等のコストがかさむ構成
部品が不要となるので、低コストとなる。請求項6記載
の発明は、加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱ロー
ラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,
加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過さ
せ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定着装
置を有する画像形成装置であって、前記加熱ローラの最
大サイズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の
通過領域外の領域を冷却する冷却手段と、装置内の環境
条件を検知する環境条件検知手段と、転写紙のサイズと
環境条件と冷却手段駆動開始枚数との関係が記録された
テーブルと、画像形成枚数をカウントするカウント手段
と、画像形成を行なう転写材のサイズを選択する転写材
サイズ選択手段と、該転写材サイズ選択手段からの情報
を取込み、画像形成を行なう転写材が所定サイズ以下の
場合は、前記環境条件検知手段からの情報を取込み、前
記テーブルを参照して冷却手段駆動開始枚数を決定し、
該冷却手段駆動開始枚数以降の画像形成は前記冷却手段
を駆動する制御部とを設けたことを特徴とする画像形成
装置である。
【0023】制御手段が、転写材サイズ選択手段からの
情報を取込み、画像形成を行なう転写材が所定サイズ以
下の場合は、前記環境条件検知手段からの情報情報を取
込み、前記テーブルを参照して冷却手段駆動開始枚数を
決定し、該冷却手段駆動開始枚数以降の画像形成は前記
冷却手段を駆動することにより、加熱ローラの最大サイ
ズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領
域外の領域の温度上昇を防止する。
【0024】請求項5記載の発明に加え、テーブルに冷
却手段駆動開始枚数と環境条件との関係も加えたことに
より、冷却手段駆動開始枚数をより正確に決定すること
ができるので、冷却手段の駆動エネルギーを最小限に押
さえることができる。
【0025】又、DCコントール回路等のコストがかさむ
構成部品が不要となるので、低コストとなる。請求項7
記載の発明は、請求項6記載の発明の環境条件検知手段
は、温度、湿度のうち少なくともどちらか一方を検知す
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0026】装置内の温度が高ければ転写材の温度も高
くなり、その結果、転写材に奪われる熱量が減るので、
加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所定サ
イズの転写材の通過領域外の領域の温度上昇も少なくな
り、冷却手段駆動開始枚数を遅らせることができ、冷却
手段の駆動エネルギーを最小限に押さえることができ
る。
【0027】又、環境湿度が低ければ転写材の含水量も
少なくなり、その結果、加熱時に水分気化によって転写
材に奪われる熱量も減るので、加熱ローラの最大サイズ
の転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域
外の領域の温度上昇も少なくなり、冷却手段駆動開始枚
数を遅らせることができ、冷却手段の駆動エネルギーを
最小限に押さえることができる。
【0028】請求項8記載の発明は、加熱手段を有する
加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを
有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が
転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転
写材上に熱定着する定着装置を有する画像形成装置であ
って、前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域
内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域を冷却する
冷却手段と、前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通
過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域の温
度を検知する非通紙部温度検知手段と、転写紙のサイズ
と非通紙部温度と冷却手段駆動開始枚数との関係が記録
されたテーブルと、画像形成枚数をカウントするカウン
ト手段と、画像形成を行なう転写材のサイズを選択する
転写材サイズ選択手段と、該転写材サイズ選択手段から
の情報を取り込み、転写材が所定サイズ以下のサイズの
場合は、前記非通紙部温度検知手段からの情報を取込
み、前記テーブルを参照して冷却手段駆動開始枚数を決
定し、該冷却手段駆動開始枚数以降の画像形成は前記冷
却手段を駆動する制御部とを設けたことを特徴とする画
像形成装置である。
【0029】制御手段が、転写材サイズ選択手段からの
情報を取り込み、転写材が所定サイズ以下の場合は、前
記非通紙部温度検知手段からの情報を取込み、前記テー
ブルを参照して冷却手段駆動開始枚数を決定し、該冷却
手段駆動開始枚数以降の画像形成は前記冷却手段を駆動
することにより、加熱ローラの最大サイズの転写材の通
過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域の温
度上昇を防止する。
【0030】請求項5記載の発明に加え、テーブルに冷
却手段駆動開始枚数と加熱ローラの非通紙部の温度との
関係も加えたことにより、冷却手段駆動開始枚数をより
正確に決定することができるので、冷却手段の駆動エネ
ルギーを最小限に押さえることができる。
【0031】又、DCコントール回路等のコストがかさむ
構成部品が不要となるので、低コストとなる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の第1か
ら第3の実施の形態を説明する。先ず、図3を用いて本
実施の第1から第3の実施例の定着装置が設けられた画
像形成装置の全体構成及び作動を説明する。尚、ここで
は、画像形成装置として複写機の場合を例にして説明を
行うものとする。
【0033】画像形成装置1の上部には自動原稿送り装
置10が備えられており、原稿載置トレイ11にセット
された原稿Gが搬送機構12により原稿載置板14上に
送られる。この原稿載置板14に載置された原稿Gは、
露光終了のタイミングで搬送機構12によって原稿受け
部13に排出される。
【0034】画像形成装置1内には、像形成手段手段で
あるドラム状の感光体21の外周に、帯電器22、現像
器23、転写器24、分離器25、クリーニング装置2
6が各々動作順に配置されており、これらが画像形成ユ
ニットとして一体として形成されている。
【0035】感光体21の感光層面に帯電器22で電荷
を付与した後、画像形成装置1の最上部に設けた原稿載
置板14に載置された原稿Gを、画像形成装置1内の上
部位置に配置した露光光学ユニット30の光学フレーム
31内に設けた露光ランプ32により露光を開始する。
【0036】すなわち、露光ランプ32と一体に移動す
るミラー33と、このミラー33の移動距離の半分の距
離を移動するV 型に構成されたミラー34及び35と、
結像レンズ36を介してV 型に配置されたミラー37及
び38と、感光体21に画像を照射するミラー39によ
り矢印方向より露光し、感光体21の感光層面に静電潜
像を形成する。
【0037】次に、画像形成ユニット20内の現像器2
3で静電潜像を現像し、感光体21の感光層面にトナー
画像による可視像を形成する。更に、画像形成装置1内
の下方上下位置に各々両面複写給紙ユニット40と、給
紙ユニット50,60,70が配置されており、給紙ユニ
ット50,60,70には異なるサイズの転写材としての
記録紙Pが収納されている。
【0038】本実施の形態例では、原稿載置板14上に
載置された原稿のサイズを検出して、対応した記録紙P
を自動的に選択するオートモードと、操作卓上に設けら
れた記録紙Pの選択スイッチにより操作者が記録紙Pを選
択するマニュアルモードとの二つのモードを有してい
る。
【0039】又、選択された記録紙Pのサイズ情報は、
後述する制御部500へ送られる。給紙ユニット50内
に収納された記録紙Pが選択されると、記録紙Pを給紙ロ
ーラ51にて1枚のみ給紙し、この記録紙Pを案内ロー
ラ52により搬送する。
【0040】同様にして、給紙ユニット60,70内に
収納された記録紙Pが選択されると、記録紙Pを給紙ロー
ラ61,71にて1枚のみ給紙し、この記録紙Pを案内ロ
ーラ62,72により搬送する。
【0041】そして、記録紙Pは、搬送路80を搬送機
構81によりトナー画像が形成された感光体21方向に
搬送される。そして、記録紙Pは画像形成装置1に設け
られたレジストローラ82で一旦停止させられ、感光体
21に形成されたトナー画像と記録紙Pとが一致するよ
うにして給紙が行われる。
【0042】次に、感光体21のトナー画像が転写器2
4により記録紙Pに転写され、この記録紙Pは分離器25
により感光体21面より分離される。そして、記録紙P
は搬送装置83で定着装置90に搬送される。
【0043】定着装置90は加熱ローラ91とこの加熱
ローラ91に圧接する加圧ローラ92とを備えており、
加熱ローラ91と、加圧ローラ92との間にトナー画像
が転写された記録紙Pが定着することにより、トナー画
像が記録紙P上に熱定着される。
【0044】定着が完了した記録紙Pは排紙案内ローラ
84により排紙される。片面複写の場合は排紙切換部材
85が下降し、そのまま排紙トレイ86に記録紙Pが排
紙される。
【0045】両面複写の場合は排紙切換部材85が上昇
し、記録紙案内部87が開放され、記録紙Pは破線矢印
の方向に搬送される。更に、搬送機構88により記録紙
Pは下方に搬送され、記録紙反転部89によりスイッチ
バックさせられ、記録紙Pの後端部は先端部となって両
面複写用給紙ユニット50内に搬送される。
【0046】記録紙Pは両面複写用給紙ユニット50に
設けられた搬送ベルト41で給紙方向に移動し、給紙ロ
ーラ42で記録紙Pを再給紙し、搬送ローラ43により
記録紙Pを搬送路80に案内する。
【0047】再び、上述したように感光体21方向に記
録紙Pを搬送し、記録紙Pの裏面にトナー画像を転写し、
定着装置90で定着した後、排紙トレイ86に排紙す
る。尚、上述した給紙以外に、手差しで給紙を行う手差
し給紙装置2も画像形成装置1に設けられている。
【0048】(第1の実施の形態例)次に、図1を用いて
実施の形態例の定着装置の加熱ローラ機械的構成の説明
を行なう。図1は本実施の形態例の画像形成装置の全体
構成図である図3の切断線A-Aにおける断面図である。
【0049】加熱ローラ91において、191は両端面
が開放された円筒状の芯金(ローラ基体)である。この芯
金191の外周面には、離型性層194が形成されてい
る。
【0050】本実施の形態例では、芯金191の材質は
アルミニウム合金、離型性層194の材質としてはPFA
(テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体),四フッ化エチレン等の離型性の良い
樹脂とした。
【0051】加熱ローラ91の内部には、最大サイズの
記録紙の通過領域を加熱する加熱手段としてのハロゲン
ヒータランプ210が設けられている。又、350は加
熱ローラ91の最大サイズの記録紙P(例えば、A3R,A4)
の通過領域内で、所定サイズの記録紙(例えば、A4R)の
通過領域(L2)外の領域(L1:以下、非通紙部L1という)を
冷却する冷却手段としてのファンである。
【0052】更に、340は加熱ローラ91の領域(L2)
の温度を検知する温度検知手段である。次に、図2を用
いて、第1の実施の形態例の定着装置の電気的構成を説
明する。図2は図1に示す定着装置の電気的構成を説明
するブロック図である。
【0053】図において、310はハロゲンヒータラン
プ210を駆動する回路からなる加熱駆動手段、600
は図4に示すように、記録紙Pのサイズと、冷却手段駆
動開始枚数(i)との関係が記録されたテーブルである。
幅が狭い記録紙ほど、加熱ローラ91から吸熱する熱量
が少なく、非通紙部L1のホットオフセットが早く発生す
るので、冷却手段駆動開始枚数(i)が早くなっている。
【0054】500は制御部で、温度検知手段340か
らの温度情報(t)と、画像形成装置本体の電源スイッチ
がオンされると画像形成装置本体から送られる起動命令
と、画像形成装置本体のコピーボタンがオンされると画
像形成装置本体から送られるコピー命令と、記録紙サイ
ズ情報(W)と、設定コピー枚数情報(I)と、画像形成装置
に設けられ、コピー時にコピー枚数を計数するカウンタ
からの連続コピー枚数情報(x)と、を取り込み、又、テ
ーブル600を参照し、冷却駆動手段360を介してフ
ァン350を駆動するものである。
【0055】次に、上記構成の定着装置の動作を図5〜
図7を用いて説明する。図5(a)は画像形成装置の全体
の動作を説明するフロー図、図5(b)は図5(a)における
ウォームアップ動作を説明するフロー図、図5(c)は図
5(a)におけるアイドリング動作を説明するフロー図、
図6及び図7は図1に示す定着装置のコピー時の動作を
説明するフロー図である。
【0056】先ず、図5(a)を用いて、画像形成装置の
全体の動作を説明する。電源スイッチがオンされると、
加熱ローラ91の温度を所定温度とする動作、即ち、ウ
ォームアップを行なう(ステップ1)。
【0057】ウォームアップが完了すると、コピーボタ
ンがオンされるまで、加熱ローラ91が所定温度を維持
するような動作、即ち、アイドリングを行なう(ステッ
プ2,3)。
【0058】コピーボタンがオンされると、コピーを行
ない(ステップ4)、コピーが終了するとステップ2へ戻
り、次のコピーボタンがオンされるまでアイドリングを
行なう。
【0059】次に、図5(b)を用いて、ウォームアップ
時の動作の説明を行なう。制御部500は温度検知手段
340からの温度情報(t)を取込み、加熱ローラ91の
温度が所定温度(T)より低いならば、所定温度(T)以上と
なるまでハロゲンヒータランプ210を駆動し(ステッ
プ5,6)、所定温度(T)以上になると停止する。
【0060】次に、図5(c)を用いて、アイドリング時
の動作の説明を行なう。制御部500は加熱ローラ91
の温度検知手段340からの温度情報(t)を取込み、加
熱ローラ91の温度が所定温度(T)より低い場合は、ハ
ロゲンヒータランプ210を駆動し(ステップ7,8)、所
定温度(T)以上になると停止する(ステップ7,9)。
【0061】アイドリング時に、装置に対して操作者が
記録紙サイズ情報(W),コピー枚数情報(I)を入力し、コ
ピーボタンをオンすると、コピーが開始される。次に、
図6及び図7を用いて、コピー時の動作の説明を行なう 制御部500は、記録紙Pのサイズ情報(w)と、コピー枚
数情報(I)とを読み込み(ステップ10)、設定コピー枚数
分のコピーを行なう。
【0062】このとき、通紙される記録紙Pのサイズ(w)
が予め決められた所定サイズ(W)より大きな場合と、所
定サイズ(W)以下の場合とで大きく制御動作が異なる(ス
テップ11)。
【0063】通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予め決め
られた所定サイズ(W)より大きな場合、連続コピー枚数
情報(x)を読み込んで(ステップ12)、一定時間毎に、温
度検知手段340からの温度情報(t)を取込み(ステップ
13)、加熱ローラ91の温度が設定温度(T)以上となるよ
うにハロゲンヒータランプ210をオンオフ駆動し(ス
テップ14,15,16)、設定枚数(I)分のコピーを行ない(ス
テップ17)、図5(a)のステップ2へ戻る。
【0064】一方、通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予
め決められた所定サイズ(W)以下の場合、制御部500
はテーブル600を参照して、冷却手段駆動開始枚数
(i)を決定する(ステップ18)。
【0065】次に、連続コピー枚数情報(x)を読み込ん
で(ステップ19)、一定時間毎に、温度検知手段340か
らの温度情報(t)を取込み(ステップ20)、加熱ローラ9
1の温度が設定温度(T)以上となるようにハロゲンヒー
タランプ210をオンオフ駆動する(ステップ21,22,23)
と共に、冷却手段駆動開始枚数(i)以降はファン350
を駆動する(ステップ24,25)。
【0066】設定枚数分のコピーが終了した際に、ファ
ン350が駆動されている状態もあるので(ステップ2
5)、この場合はファン350の駆動を停止して、図5
(a)のステップ2へ戻る。
【0067】上記構成及び制御方法によれば、制御手段
500が、記録紙サイズ情報(W)を取り込み、画像形成
を行なう記録紙が所定サイズ以下んの場合は、テーブル
600を参照して冷却手段駆動開始枚数(i)を決定し、
冷却手段駆動開始枚数(i)以降のコピーはファン350
を駆動することにより、加熱ローラ91の非通紙部L1の
温度上昇を防止することができる。
【0068】又、冷却手段の駆動/停止を行なうだけで
あるので、従来のように、DCコントール回路等のコスト
がかさむ構成部品が不要となり、低コストとなる。本願
発明者は、本実施の形態例の効果を確認するために、小
サイズの記録紙(B5RとA4R)を連続定着し、ファン350
を駆動した場合と、駆動しない場合とでの加熱ローラ9
1の非通紙部L1での温度変化を調べた。この結果を図1
8(a)に示す。
【0069】図から解るように、ファン350を駆動し
ない場合には、コピー枚数が増えるに従って、温度が上
昇し、ホットオフセットが発生する温度である240℃を
越えるが、本実施の形態例のように、ファン350を駆
動することにより、200℃前後を維持できることが解っ
た。
【0070】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。上記実施の形態例では、加熱手段とし
てハロゲンヒータランプを用いたが、これに限定するも
のではない。例えば、ローラの内部に設ける熱源とし
て、赤外線ランプ,ニクロム線でもよい。
【0071】更に、ローラの内周面や外周面に設けた抵
抗発熱層であってもよい。又、更に、ファン350は、
直接加熱ローラ91の非通紙部L1へ空気流を当てるよう
にしても良いし、加圧ローラ92の非通紙部L1へ空気流
を当て、加圧ローラ92を介して間接的に加熱ローラ9
1の非通紙部L1を冷却するようにしてもよい。又、ファ
ン350は吹きつけのみならず吸引するタイプであって
もよい。
【0072】又、冷却手段として、加熱ローラ91や加
圧ローラ92の非通紙部L1に当接/離反可能なローラを
設け、加熱ローラ91の非通紙部L1を冷却する場合に
は、ローラを加熱ローラ91や加圧ローラ92へ当接さ
せるようにしてもよい。
【0073】(第2の実施の形態例)次に、図8及び図9
を用いて第2の実施の形態例の定着装置の加熱ローラ機
械的及び電気的構成の説明を行なう。図8は本実施の形
態例の画像形成装置の全体構成図である図3の切断線A-
Aにおける断面図、図9は図8に示す定着装置の電気的
構成を説明するブロック図である。
【0074】尚、第1の実施の形態例を説明する図1と
同一部分には、同一符号を付し、それらの説明は省略す
る。本実施の形態例と第1の実施の形態例との相違点
は、装置内の温度(t′)を検出する環境温度検知手段3
30の有無である。
【0075】又、テーブル600には、図10に示すよ
うに、記録紙Pのサイズと、冷却手段駆動開始枚数(i)
と、環境温度(t′)との関係が記録されている。同じサ
イズの記録紙では、装置内の温度(t′)が高ければ、記
録紙Pの温度も高く、記録紙Pに奪われる熱量が現象する
ので、加熱ローラ91の非通紙部L1の温度上昇は少なく
なり、冷却手段駆動開始枚数が遅れるようになってい
る。
【0076】そして、動作の相違点は、定着装置のコピ
ー時の動作であり、他の動作は同一である。よって、上
記構成の定着装置の第1の実施の形態例と異なる部分の
動作を図11及び図12を用いて説明する。
【0077】制御部500は、記録紙Pのサイズ情報(w)
と、コピー枚数情報(I)とを読み込み(ステップ10)、設
定コピー枚数分のコピーを行なう。このとき、通紙され
る記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ(W)
より大きな場合と、所定サイズ(W)以下の場合とで大き
く制御動作が異なる(ステップ11)。
【0078】通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予め決め
られた所定サイズ(W)より大きな場合、連続コピー枚数
情報(x)を読み込んで(ステップ12)、一定時間毎に、温
度検知手段340からの温度情報(t)を取込み(ステップ
13)、加熱ローラ91の温度が設定温度(T)以上となるよ
うにハロゲンヒータランプ210をオンオフ駆動し(ス
テップ14,15,16)、設定枚数(I)分のコピーを行ない(ス
テップ17)、図5(a)のステップ2へ戻る。
【0079】一方、通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予
め決められた所定サイズ(W)以下の場合、先ず、制御部
500は、環境温度検知手段330から装置内の温度
(t′)を読み込み(ステップ18)、更に、テーブル600
を参照して、冷却手段駆動開始枚数(i)を決定する(ステ
ップ19)。
【0080】次に、連続コピー枚数情報(x)を読み込ん
で(ステップ20)、一定時間毎に、温度検知手段340か
らの温度情報(t)を取込み(ステップ21)、加熱ローラ9
1の温度が設定温度(T)以上となるようにハロゲンヒー
タランプ210をオンオフ駆動する(ステップ22,23,24)
と共に、冷却手段駆動開始枚数(i)以降はファン350
を駆動する(ステップ25,26)。
【0081】設定枚数分のコピーが終了した際に、ファ
ン350が駆動されている状態もあるので(ステップ2
6)、この場合はファン350の駆動を停止して、図5
(a)のステップ2へ戻る。
【0082】上記構成及び制御方法によれば、制御手段
500が、記録紙サイズ情報(W)を取り込み、画像形成
を行なう記録紙が所定サイズ以下の場合は、テーブル6
00を参照して冷却手段駆動開始枚数(i)を決定し、冷
却手段駆動開始枚数(i)以降のコピーはファン350を
駆動することにより、非通紙部L1の温度上昇を防止する
ことができる。
【0083】更に、第1の実施の形態例の構成に加え、
テーブルに冷却手段駆動開始枚数(i)と環境温度(t′)と
の関係も加えたことにより、冷却手段駆動開始枚数(i)
をより正確に決定することができるので、ファン350
の駆動エネルギーを最小限に押さえることができる。
【0084】又、冷却手段の駆動/停止を行なうだけで
あるので、従来のように、DCコントール回路等のコスト
がかさむ構成部品が不要となり、低コストとなる。本願
発明者は、本実施の形態例の効果を確認するために、異
なる環境温度(t′が10℃と、30℃)のもとで、小サイズ
の記録紙を連続定着し、ファン350を駆動した場合
と、駆動しない場合とでの加熱ローラ91の非通紙部L1
での温度変化を調べた。この結果を図18(b)に示す。
【0085】図から解るように、ファン350を駆動し
ない場合には、コピー枚数が増えるに従って、温度が上
昇し、環境温度が高いほど早い段階で、ホットオフセッ
ト発生温度である240℃を越える。
【0086】しかし、本実施の形態例のように、環境温
度が高いほど冷却手段駆動開始枚数を遅らせ、ファン3
50を駆動することにより、200℃前後を維持できるこ
とが解った。
【0087】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。上記実施の形態例では、環境条件とし
て、装置内の温度を用いたが、装置内の湿度でもよい。
この場合は、環境湿度が低ければ転写材の含水量も少な
くなり、その結果、加熱時に水分気化によって転写材に
奪われる熱量も減るので、加熱ローラの最大サイズの転
写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の
領域の温度上昇も少なくなり、冷却手段駆動開始枚数を
遅らせることができる。
【0088】更に、環境条件として、テーブル装置内の
温度と湿度の両方を用いて、冷却手段駆動開始枚数を決
定するようにしてもよい。 (第3の実施の形態例)次に、図13及び図14を用いて
第3の実施の形態例の定着装置の加熱ローラ機械的及び
電気的構成の説明を行なう。図13は本実施の形態例の
画像形成装置の全体構成図である図3の切断線A-Aにお
ける断面図、図14は図13に示す定着装置の電気的構
成を説明するブロック図である。
【0089】尚、第1の実施の形態例を説明する図1と
同一部分には、同一符号を付し、それらの説明は省略す
る。本実施の形態例と第1の実施の形態例との相違点
は、加熱ローラ91の非通紙部L1の温度(t″)を検知す
る非通紙部温度検知手段330の有無である。
【0090】又、テーブル600には、図15に示すよ
うに、記録紙Pのサイズと、冷却手段駆動開始枚数(i)
と、非通紙部温度(t″)との関係が記録されている。同
じサイズの記録紙では、非通紙部(L1)の温度(t″)が低
くければ低い程、冷却手段駆動開始枚数が遅れるように
なっている。
【0091】そして、動作の相違点は、定着装置のコピ
ー時の動作であり、他の動作は同一である。よって、上
記構成の定着装置の第1の実施の形態例と異なる部分の
動作を図16及び図17を用いて説明する。
【0092】制御部500は、記録紙Pのサイズ情報(w)
と、コピー枚数情報(I)とを読み込み(ステップ10)、設
定コピー枚数分のコピーを行なう。このとき、通紙され
る記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ(W)
より大きな場合と、所定サイズ(W)以下の場合とで大き
く制御動作が異なる(ステップ11)。
【0093】通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予め決め
られた所定サイズ(W)より大きな場合、連続コピー枚数
情報(x)を読み込んで(ステップ12)、一定時間毎に、温
度検知手段340からの温度情報(t)を取込み(ステップ
13)、加熱ローラ91の温度が設定温度(T)以上となるよ
うにハロゲンヒータランプ210をオンオフ駆動し(ス
テップ14,15,16)、設定枚数(I)分のコピーを行ない(ス
テップ17)、図5(a)のステップ2へ戻る。
【0094】一方、通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予
め決められた所定サイズ(W)以下の場合、先ず、制御部
500は、非通紙部温度検知手段330から装置内の温
度(t″)を読み込み(ステップ18)、更に、テーブル60
0を参照して、冷却手段駆動開始枚数(i)を決定する(ス
テップ19)。
【0095】次に、連続コピー枚数情報(x)を読み込ん
で(ステップ20)、一定時間毎に、温度検知手段340か
らの温度情報(t)を取込み(ステップ21)、加熱ローラ9
1の温度が設定温度(T)以上となるようにハロゲンヒー
タランプ210をオンオフ駆動する(ステップ22,23,24)
と共に、冷却手段駆動開始枚数(i)以降はファン350
を駆動する(ステップ25,26)。
【0096】設定枚数分のコピーが終了した際に、ファ
ン350が駆動されている状態もあるので(ステップ2
6)、この場合はファン350の駆動を停止して、図5
(a)のステップ2へ戻る。
【0097】上記構成及び制御方法によれば、制御手段
500が、記録紙サイズ情報(W)を取り込み、画像形成
を行なう記録紙が所定サイズより小さい場合は、テーブ
ル600を参照して冷却手段駆動開始枚数(i)を決定
し、冷却手段駆動開始枚数(i)以降のコピーはファン3
50を駆動することにより、加熱ローラ91の非通紙部
L1の温度上昇を防止することができる。
【0098】更に、第1の実施の形態例の構成に加え、
テーブルに冷却手段駆動開始枚数と非通紙部の温度
(t″)との関係も加えたことにより、冷却手段駆動開始
枚数(i)をより正確に決定することができるので、ファ
ン350の駆動エネルギーを最小限に押さえることがで
きる。
【0099】又、冷却手段の駆動/停止を行なうだけで
あるので、従来のように、DCコントール回路等のコスト
がかさむ構成部品が不要となり、低コストとなる。
【0100】
【発明の効果】請求項1及び請求項5の記載の発明によ
れば、所定サイズの転写材以下のサイズの転写材を定着
する場合は、転写材のサイズにより冷却手段駆動開始枚
数を決定し、冷却手段駆動開始枚数以降は冷却手段を駆
動することにより、加熱ローラの最大サイズの転写材の
通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域の
温度上昇を防止する。
【0101】DCコントール回路等のコストがかさむ構成
部品が不要となるので、低コストとなる。請求項2及び
請求項6記載の発明によれば、所定サイズの転写材以下
のサイズの転写材を定着する場合は、転写材のサイズと
装置内の環境により冷却手段駆動開始枚数を決定し、冷
却手段駆動開始枚数以降は冷却手段を駆動することによ
り、加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所
定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度上昇を防止
する。
【0102】請求項1及び請求項5記載の発明に加え、
冷却手段駆動開始枚数を決定する事項として、装置内の
環境をも考慮することにより、冷却手段駆動開始枚数を
より正確に決定することができるので、冷却手段の駆動
エネルギーを最小限に押さえることができる。
【0103】又、DCコントール回路等のコストがかさむ
構成部品が不要となるので、低コストとなる。請求項3
及び請求項7記載の発明によれば、装置内の温度が高け
れば転写材の温度も高くなり、その結果、転写材に奪わ
れる熱量が減るので、加熱ローラの最大サイズの転写材
の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域
の温度上昇も少なくなり、冷却手段駆動開始枚数を遅ら
せることができ、冷却手段の駆動エネルギーを最小限に
押さえることができる。
【0104】又、環境湿度が低ければ転写材の含水量も
少なくなり、その結果、加熱時に水分気化によって転写
材に奪われる熱量も減るので、加熱ローラの最大サイズ
の転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域
外の領域の温度上昇も少なくなり、冷却手段駆動開始枚
数を遅らせることができ、冷却手段の駆動エネルギーを
最小限に押さえることができる。
【0105】請求項4及び請求項8記載の発明によれ
ば、所定サイズの転写材以下のサイズの転写材を定着す
る場合は、転写材のサイズ,加熱ローラの最大サイズの
転写材の通過領域内で所定サイズの転写材の通過領域外
の領域の温度により冷却手段駆動開始枚数を決定し、冷
却手段駆動開始枚数以降は冷却手段を駆動することによ
り、加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所
定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度上昇を防止
する。
【0106】請求項1及び請求項5記載の発明に加え、
冷却手段駆動開始枚数を決定する事項として、加熱ロー
ラの最大サイズの転写材の通過領域内で所定サイズの転
写材の通過領域外の領域の温度をも考慮することによ
り、冷却手段駆動開始枚数をより正確に決定することが
できるので、冷却手段の駆動エネルギーを最小限に押さ
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例の定着装置の構成図で、図
3における切断線A-Aでの断面図ある。
【図2】図1に示す定着装置の電気的構成を説明するブ
ロック図である。
【図3】第1から第3の実施の形態例の定着装置が設け
られた画像形成装置の全体構成図である。
【図4】図2に示すテーブル内に記録された情報を説明
する図である。
【図5】(a)図は画像形成装置の全体の動作を説明する
フロー図、(b)図は(a)図におけるウォームアップ動作を
説明するフロー図、(c)図は(a)図におけるアイドリング
動作を説明するフロー図である。
【図6】図1に示す定着装置のコピー動作時の制御を示
すフロー図である。
【図7】図1に示す定着装置のコピー動作時の制御を示
すフロー図である。
【図8】第2の実施の形態例の定着装置の構成図で、図
3における切断線A-Aでの断面図ある。
【図9】図8に示す定着装置の電気的構成を説明するブ
ロック図である。
【図10】図9に示すテーブル内に記録された情報を説
明する図である。
【図11】図8に示す定着装置のコピー動作時の制御を
示すフロー図である。
【図12】図8に示す定着装置のコピー動作時の制御を
示すフロー図である。
【図13】第2の実施の形態例の定着装置の構成図で、
図3における切断線A-Aでの断面図ある。
【図14】図13に示す定着装置の電気的構成を説明す
るブロック図である。
【図15】図14に示すテーブル内に記録された情報を
説明する図である。
【図16】図13に示す定着装置のコピー動作時の制御
を示すフロー図である。
【図17】図13に示す定着装置のコピー動作時の制御
を示すフロー図である。
【図18】第1及び第2の実施の形態例の効果を説明す
る図である。
【図19】 冷却手段が設けられた定着装置の従来例を
説明する図である。
【符号の説明】
91 加熱ローラ 92 加圧ローラ 93 定着装置 193 抵抗発熱層 210 ハロゲンヒータランプ(加熱手段) 340 温度検知手段 350 ファン(冷却手段) 500 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱
    ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ロー
    ラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通
    過させ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定
    着装置を有する画像形成装置であって、 最大サイズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材
    の通過領域外の領域を冷却する冷却手段を設け、 前記所定サイズ以下のサイズの転写材を定着する場合
    は、転写材のサイズに基づき前記冷却手段駆動開始枚数
    を決定し、 前記冷却手段駆動開始枚数以降は前記冷却手段を駆動す
    ることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱
    ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ロー
    ラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通
    過させ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定
    着装置を有する画像形成装置であって、 最大サイズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材
    の通過領域外の領域を冷却する冷却手段を設け、 前記所定サイズ以下の転写材を定着する場合は、転写材
    のサイズ,装置内の環境条件に基づき前記冷却手段駆動
    開始枚数を決定し、 冷却手段駆動開始枚数以降は前記冷却手段を駆動するこ
    とを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記環境条件は、 温度、湿度のうち少なくともどちらか一方であることを
    特徴とする請求項2記載の画像形成装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱
    ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ロー
    ラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通
    過させ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定
    着装置を有する画像形成装置であって、 最大サイズの転写材の通過領域内で所定サイズの転写材
    の通過領域外の領域を冷却する冷却手段を設け、 前記所定サイズ以下の転写材を定着する場合は、転写材
    のサイズ,前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過
    領域内で所定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度
    に基づき前記冷却手段駆動開始枚数を決定し、 冷却手段駆動開始枚数以降は前記冷却手段を駆動するこ
    とを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱
    ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ロー
    ラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通
    過させ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定
    着装置を有する画像形成装置であって、 前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所
    定サイズの転写材の通過領域外の領域を冷却する冷却手
    段と、 転写紙のサイズと冷却手段駆動開始枚数との関係が記録
    されたテーブルと、 画像形成枚数をカウントするカウント手段と、 画像形成を行なう転写材のサイズを選択する転写材サイ
    ズ選択手段と、 該転写材サイズ選択手段からの情報を取込み、画像形成
    を行なう転写材が所定サイズ以下のサイズも場合は、前
    記テーブルを参照して冷却手段駆動開始枚数を決定し、
    該冷却手段駆動開始枚数以降の画像形成は前記冷却手段
    を駆動する制御部と、 を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱
    ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ロー
    ラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通
    過させ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定
    着装置を有する画像形成装置であって、 前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所
    定サイズの転写材の通過領域外の領域を冷却する冷却手
    段と、 装置内の環境条件を検知する環境条件検知手段と、 転写紙のサイズと環境条件と冷却手段駆動開始枚数との
    関係が記録されたテーブルと、 画像形成枚数をカウントするカウント手段と、 画像形成を行なう転写材のサイズを選択する転写材サイ
    ズ選択手段と、 該転写材サイズ選択手段からの情報を取込み、画像形成
    を行なう転写材が所定サイズ以下の場合は、前記環境条
    件検知手段からの情報を取込み、前記テーブルを参照し
    て冷却手段駆動開始枚数を決定し、該冷却手段駆動開始
    枚数以降の画像形成は前記冷却手段を駆動する制御部
    と、 を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記環境条件検知手段は、温度、湿度の
    うち少なくともどちらか一方を検知することを特徴とす
    る請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 加熱手段を有する加熱ローラと、該加熱
    ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ロー
    ラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通
    過させ、前記トナー画像を前記転写材上に熱定着する定
    着装置を有する画像形成装置であって、 前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所
    定サイズの転写材の通過領域外の領域を冷却する冷却手
    段と、 前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で所
    定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度を検知する
    非通紙部温度検知手段と、 転写紙のサイズと非通紙部温度と冷却手段駆動開始枚数
    との関係が記録されたテーブルと、 画像形成枚数をカウントするカウント手段と、 画像形成を行なう転写材のサイズを選択する転写材サイ
    ズ選択手段と、 該転写材サイズ選択手段からの情報を取り込み、転写材
    が所定サイズ以下のサイズの場合は、前記非通紙部温度
    検知手段からの情報を取込み、前記テーブルを参照して
    冷却手段駆動開始枚数を決定し、該冷却手段駆動開始枚
    数以降の画像形成は前記冷却手段を駆動する制御部と、 を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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