JP3931494B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に加熱手段を有した薄肉の加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを備え、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に用いられている熱ローラ方式の定着装置は、熱源としてのハロゲンヒータランプを内部に有し、表面にトナーとの離型性をよくするコート層を設けた加熱ローラと、表面がゴム層からなる加圧ローラとから構成されている。
【0003】
ところで、画像形成中の定着装置の消費電力は、一枚の転写材を定着さるのに必要な熱容量×画像形成枚数で略決定される。
画像形成速度が20〜30枚/分クラスの画像形成装置は、画像形成速度が遅い分、単位時間当たりに必要な熱容量が少なく、加熱ローラに畜熱する必要がなく、画像形成時の熱供給で充分である。
【0004】
従って、省エネルギーの観点より、加熱ローラの芯金の肉厚を可能な限り薄くして熱容量を小さくした加熱ローラが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、薄肉の加熱ローラを用いた場合、以下のような問題点がある。
(1) 加熱ローラの熱容量が小さいので、加熱ローラの定着時の必要熱量と、アイドリング時の必要熱量との差が大きい。
【0006】
したがって、加熱ローラの温度制御に設定温度で加熱手段への電流の供給をオンオフする制御を行っている場合、定着が終了し、加熱ローラの回転駆動が停止した時に、加熱手段が駆動中であれば、加熱ローラ回転停止前後の必要熱量が大きいことから、停止直後の熱量が過剰になってしまうために、加熱ローラの温度はオーバーシューとにより設定温度より、異常に高くなり、無駄な電力を消費することとなる。
【0007】
(2) 幅の狭い転写材を連続して多数定着する場合、加熱ローラの一部分だけ(たとえば、加熱ローラの中央部分だけ)が熱量を必要とする。
特に、5.5×8.5Rのように、幅が一番狭く、A版、B版系列の転写材に比べて流方向の長さが長いプロポーションの転写材を連続して複数枚定着する場合、無駄な領域を加熱することとなり、加熱ローラの熱容量が小さい分だけ非通紙部の温度上昇も顕著になり、温度制御が難しいという問題点もある。
【0008】
(3) 加熱ローラの温度制御に設定温度で加熱手段への電流の供給をオンオフする制御を行っている場合、加熱ローラの熱容量が小さいので、アイドリング時には、加熱ローラの温度は設定温度を中心にオンオフの頻度が多くなる。
【0009】
加熱手段をオンした場合、突入電流により、ノイズが発生する問題点がある
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、小幅サイズの転写材を連続して複数枚定着した場合、精度がよい温度制御が行える定着装置を提供することにある
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、内部に加熱手段を有した薄肉の加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを備え、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であって、前記加熱ローラ内に設けられ、最大サイズの転写材の通過領域内で、所定サイズの転写材の通過領域外の領域を主に加熱する第1の加熱手段と、前記加熱ローラに設けられ、前記所定サイズの転写材の通過領域を主に加熱する第2の加熱手段と、前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で前記所定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度を検出する第1の温度検知手段と、前記加熱ローラの前記所定サイズの転写材の通過領域の温度を検出する第2の温度検知手段と、前記加熱ローラの前記所定サイズの転写材の通過領域の端部を冷却する冷却手段と、前記所定サイズより狭い幅の転写材を定着する場合は、前記冷却手段を駆動すると共に、前記第1の加熱手段の設定温度を、アイドリング時の設定温度(T1’又はT1’’)から、アイドリング時の設定温度(T1’又はT1’’)より低い設定温度(T1’’’)に下げ、所定枚数までの前記第2の加熱手段の設定温度を、アイドリング時の設定温度(T2’又はT2’’)から、前記アイドリング時の設定温度(T2’又はT2’’)より高い設定温度(T2’’’)に上げ、所定枚数以降の前記第2の加熱手段の設定温度を、前記設定温度(T2’’’)から、前記設定温度(T2’’’)より低い設定温度(T2’’’’)に下げる制御部と、を設けたことを特徴とする定着装置である。
【0012】
制御部は、所定サイズより狭い幅の転写材を定着する場合は、前記冷却手段を駆動すると共に、前記第1の加熱手段の設定温度を下げ、前記第2の加熱手段の設定温度を所定枚数までは上げ、所定枚数以降には下げることにより、狭い幅の転写材を定着する際の温度制御の精度が正確になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
(全体構成)
最初に、図9を用いて、本実施の形態例の定着装置が設けられた画像形成装置の全体構成を説明する。
【0017】
図において、画像形成装置1は、自動原稿搬送装置(通称ADF)Aと、自動原稿搬送装置Aにより搬送される原稿の画像を読み取るための原稿画像読取部Bと、読み取った原稿画像を処理する画像制御部Cと、画像処理後のデータに従って、感光ドラムからなる像担持体10上に書込みを行なう書込みユニット12を含む書込み部Dと、像担持体10及びその周囲に帯電電極14,磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段16,帯電電極18,分離電極20,クリーニング手段21等の画像形成手段を含む画像形成部Eと、転写材(以下、記録紙という)Pを収容するトレイ等の複数の用紙収容手段(以下、給紙トレイ又はトレイという)22,24のための収納部F等を有している。
【0018】
自動原稿搬送装置Aは、原稿載置台26と、ローラR1を含むローラ群及び原稿の移動通路を適宜切り替えるための切替手段を含む原稿搬送処理部28を主要素とする。
【0019】
原稿画像読取部Bは、天板ガラスGの下にあり、光路長を保って往復移動できる二つのミラーユニット30,31、固定の結像レンズ(以下、レンズという)33、ライン状の撮像素子(以下、CCDという)35等からなり、書込み部Dはレーザ光源40、ポリゴンミラー(偏光器)42等からなる。
自動原稿搬送装置Aは、従来の自動原稿搬送装置と構成上の相違はあるものの原理はそのものは公知であり、又、原稿画像読取部B、書込み部D、画像処理手段(像担持体10上にトナー画像を形成し、かつ、シート上にトナー画像を転写させる手段)を備えた画像形成装置及び画像形成プロセスはよく知られているので、その説明は簡略に行なう。
【0020】
尚、転写電極19の手前側に示すR10はレジストローラであり、分離電極の下流側に示すHは定着装置(詳細は後述する)であり、加熱ローラ91とこの加熱ローラ91に圧接する加圧ローラ92とを備えており、加熱ローラ91と、加圧ローラ92との間にトナー画像が転写された記録紙Pが定着することにより、トナー画像が記録紙P上に熱定着される。
【0021】
上記構成において、像担持体10上にトナー画像を形成し、シート上の転写させた後、排紙トレイに排紙するプロセスは、以下のとおりである。
尚、本明細書では、転写電極がある転写領域を画像記録部という場合がある。
【0022】
原稿載置台26上に載置される原稿(図示せず)の一枚が原稿搬送処理部28中で搬送され、ローラR1の下を通過中に、露光手段Lによるスリット露光が行なわれる。
【0023】
原稿からの反射光は、固定位置にあるミラーユニット30,31及びレンズ33を経て、CCD上に結合され、読み取られる。
原稿画像読取部Bで読み取られた画像情報は、画像処理手段により処理され、符号化されて画像制御基板C上にあるメモリに格納される。
【0024】
画像データは、画像形成に応じて呼び出され、当該画像データに従って書込み部Dにおけるレーザ光源40が駆動され、像担持体10上に露光が行なわれる。この露光に先立ち、矢印方向(反時計方向)に回転する像担持体10は、帯電電極14のコロナ放電により所定の表面電位が付与されているが、露光により露光部の電位が露光量に応じて減じ、結果として、画像データに応じた静電潜像が像担持体10上に形成される。
【0025】
静電潜像は、現像手段16により反転現像され、可視像(トナー像)とされる。一方、像担持体10上のトナー像の先端部が転写領域に到達する前に、例えば、給紙トレイ22内の一枚のシートPが給紙搬送されて、レジストローラR10に到達し、先端規制されている。
【0026】
シートPはトナー像、即ち、像担持体10上の画像領域と重畳するように、同期をとって回転を開始するレジストローラR10により転写領域に向けて搬送される。
【0027】
転写領域において、像担持体10上のトナー像は、転写電極の付勢によりシートP上に転写されて、次いで、シートPは分離電極20の付勢により像担持体10から分離される。
【0028】
その後、定着装置Hの加熱,加圧により、トナー像を形成するトナー粉末はシートP上に溶融定着され、シートPは排紙通路78及び排紙ローラ79を介して排紙トレイT上に排紙される。
(定着装置)
定着装置Hの構成を図1及び図2を用いて詳細に説明する。図1は定着装置Hの側面図、図2は図1のX方向矢視図である。
【0029】
加熱ローラ91において、191は両端面が開放された円筒状の芯金(ローラ基体)である。
この芯金191の外周面には、離型性層194が形成されている。
【0030】
本実施の形態例では、芯金191の材質はアルミニウム、鉄のうちのいずれか、離型性層194の材質としてはPFA(テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体),四フッ化エチレン等の離型性の良い樹脂とした。
【0031】
更に、芯金191の肉厚を2.0mm以下、離型性層194の膜厚を約20μmとした。加熱ローラ91の内部には、最大サイズの記録紙Pの通過領域内で、所定サイズの記録紙Pの通過領域外の領域(L1)を主に加熱する第1の加熱手段としての第1のハロゲンヒータランプ210と、所定サイズの記録紙Pの通過領域(L2)を主に加熱する第2の加熱手段としての第2のハロゲンヒータランプ220とが設けられている。
【0032】
加圧ローラ92は、発泡シリコンゴムの円周面にPFAチューブをかぶせた構造であり、表面硬度(アスカーC硬度)を35〜75とした。
そして、加圧ローラ92はスプリング90の付勢力でもって、加熱ローラ91を総荷重5〜25kgfで押圧し、加圧ローラ92と、加熱ローラ91との間のニップ圧を0.2〜2.0kgf/平方cm、ニップ通過時間を20〜40msecとした。
【0033】
本実施の形態例の定着装置Hには、図2に示すように、二つの温度検知手段330,340が設けられている。一つは、領域L1の加熱ローラ91の温度を検知する第1の温度検知手段330と、領域L2の加熱ローラ91の温度を検出する第2の温度検知手段340である。尚、本実施の形態例では、温度検知手段は、サーミスタを用いた。
【0034】
また、加熱ローラ91の第1のハロゲンヒータランプ210と、第2のハロゲンヒータランプ220との境界近傍には、サーモスタット120を設けた。
350は領域L2の端部を冷却する冷却手段としてのファンである。
【0035】
クリーニング機構100は、芳香族ポリアミドの不織布製のウエブ101が巻かれた元巻きローラ103と、ウエブ101を巻き取る巻き取りローラ105と、ウエブ101を加熱ローラ91に押し付けるウエブバックアップローラ107とからなっている。
この巻き取りローラ105は、所定の枚数の記録紙Pへの画像形成を行うと、所定量回転駆動され、ウエブ101の未使用部分が加熱ローラ91に押接するようになっている。
【0036】
次に、図3を用いて、本実施の形態例の定着装置の電気的構成を説明する。図3は図1に示す定着装置の電気的構成を説明するブロック図である。
図において、310は第1のハロゲンヒータランプ210駆動する回路からなる第1の加熱駆動手段、320はハロゲンヒータランプ220を駆動する回路からなる第2の駆動加熱手段である。
【0037】
500は制御部で、第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)と、第2の温度検知手段340からの温度情報(t2)と、画像形成装置本体の電源スイッチがオンされると、画像形成装置本体から送られる起動命令と、画像形成装置本体のコピーボタンがオンされると、画像形成装置本体から送られるコピー命令と、記録紙サイズ情報(W)と設定コピー枚数情報(I)とを取り込んで、第1及び第2の加熱駆動手段310,320を介して第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220及び冷却駆動手段360を介してファン350を駆動するものである。
次に、上記構成の定着装置の動作を図4〜図8を用いて説明する。図4は画像形成装置の全体の動作を説明するフロー図、図5は図4におけるウォームアップ動作を説明するフロー図、図6は図4におけるアイドリング動作を説明するフロー図、図7は図1に示す定着装置のコピー時の動作を説明するフロー図、図8は図7中のコピー中定着制御を説明するフロー図である。
【0038】
先ず、図4を用いて、画像形成装置の全体の動作を説明する。
電源スイッチがオンされると、加熱ローラ91の温度を所定温度とする動作、即ち、ウォームアップを行なう(ステップ1)。
【0039】
ウォームアップが完了すると、コピーボタンがオンされるまで、加熱ローラ91が所定温度を維持するような動作、即ち、アイドリングを行なう(ステップ2,3)。
【0040】
コピーボタンがオンされると、コピーを行ない(ステップ4)、コピーが終了するとステップ2へ戻り、次のコピーボタンがオンされるまでアイドリングを行なう。
(ウォームアップ)
図5を用いて、ウォームアップ時の動作の説明を行なう。
【0041】
制御部500は第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)を取込み、加熱ローラ91の温度が第1の所定温度(T1)より低いならば、第1の所定温度(T1)以上となるまで第1のハロゲンヒータランプ210を駆動し(ステップ1,2)、加熱ローラ91の温度が第1の所定温度(T1)以上ならば、第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止し(ステップ3)、ウォームアップ(WU)終了フラグ1をオンする(ステップ4)。
【0042】
更に、制御部500は第1の温度検知手段340からの温度情報(t2)を取込み、加熱ローラ91の温度が第1の所定温度(T2)より低いならば、第1の所定温度(T2)以上となるまで第2のハロゲンヒータランプ220を駆動し(ステップ5,6)、加熱ローラ91の温度が第1の所定温度(T2)以上ならば、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止し(ステップ7)、ウォームアップ(WU)終了フラグ2をオンする(ステップ8)。
【0043】
そして、WU終了フラグ1と、WU終了フラグ2とが共にオンとなるまで、ステップ1〜ステップ6を繰返し実行し、WU終了フラグ1と、WU終了フラグ2とが共にオンとなったら終了する(ステップ9)。
(アイドリング)
図6を用いて、アイドリング時の動作の説明を行う。
【0044】
WU終了フラグ1と、WU終了フラグ2とが共にオンとなったら、制御部500は、第1のハロゲンヒータランプ210が駆動されているかどうかを見て(ステップ1)、駆動されているならば、第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)を取込み、第2の設定温度(T1′)未満ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を続行し、第2の設定温度(T1′)以上ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止する(ステップ2,3)。
【0045】
また、ステップ1で、第1のハロゲンヒータランプ210の駆動が停止しているならば、第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)を取込み、第3の設定温度(T1″)以上ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動の停止を続行し、第3の設定温度(T1″)未満ならば、第1のハロゲンヒータランプ210を駆動する(ステップ4,5)。
【0046】
尚、第2の設定温度(T1′)>第3の設定温度(T1″)である。本実施の形態例では、T1′=191℃、T1″=187℃である。
次に、制御部500は、第2のハロゲンヒータランプ220が駆動されているかどうかを見て(ステップ6)、駆動されているならば、第2の温度検知手段340からの温度情報(t2)を取込み、第2の設定温度(T2′)未満ならば第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を続行し、第2の設定温度(T2′)以上ならば第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止する(ステップ7,8)。
【0047】
また、ステップ6で、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動が停止しているならば、第2の温度検知手段340からの温度情報(t2)を取込み、第3の設定温度(T2″)以上ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動の停止を続行し、第3の設定温度(T2″)より低ければ、第2のハロゲンヒータランプ220を駆動する(ステップ9,10)。
【0048】
尚、第2の設定温度(T2′)>第3の設定温度(T2″)である。本実施の形態例では、T2′=191℃、T2″=187℃である。
すなわち、本実施の形態例の定着装置は、アイドリング中の加熱ローラ91の温度制御は、所謂「動作すきま」を有する二位置動作を行っている。
(コピー)
アイドリング時に、装置に対して操作者が記録紙サイズ情報(W),コピー枚数情報(I)を入力し、コピーボタンをオンすると、コピーが開始される。
【0049】
図7及び図8を用いて、コピー時の動作を説明する。
制御部500は、記録紙サイズ情報(W),コピー枚数情報(I)を読み込み(ステップ1)、加熱ローラ91を駆動し、設定コピー枚数分の定着を行なう。
【0050】
このとき、通紙される記録紙Pのサイズ幅(w)が予め決められた所定サイズ(W)より大きな場合(本実施の形態例では、A4R以上)と、所定サイズ(W)以下の場合(A5R,B5R,B6R,5.5×8.5R)とで大きく制御動作が異なる(ステップ2)。
【0051】
通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ(W)より大きな場合、冷却ファン350は駆動せず(ステップ2,3)、コピーが終了するまで、定着温度制御(加熱ローラ91の領域L1では、第4の設定温度(T1''':本実施の形態例では194℃)、領域L2では第4の設定温度(T2''':本実施の形態例では194℃))を行なう(ステップ4,5)。
【0052】
コピーが終了すると、加熱ローラ91の回転駆動が停止され、第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220の駆動を停止する(ステップ6)。
一方、ステップ2で、通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ(W)以下の場合、冷却ファン350を駆動する(ステップ7)。
【0053】
コピー枚数が10枚以下の場合は、定着温度制御(加熱ローラ91の領域L1では、第4の設定温度(T1''':184℃)、領域L2では第4の設定温度(T2''':194℃))を行なう(ステップ8,9)。
【0054】
コピー枚数が10枚を超えると、定着温度制御(加熱ローラ91の領域L1では、第4の設定温度(T1''':184℃)、領域L2では第の設定温度(T2'''':189℃))を行なう(ステップ8,10)。
【0055】
コピーが終了すると、冷却ファン350を停止し(ステップ11)、第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220の駆動を停止する(ステップ6)。
次に、図8を用いて、上記コピー中の定着温度制御を説明する。
【0056】
制御部500は、第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)を取込み、第4の設定温度(T1''')未満ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動し(ステップ1,2)、第4の設定温度(T1''')以上ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止する(ステップ1,3)。
【0057】
次に、第2の温度検知手段340からの温度情報(t2)を取込み、第4の設定温度(T2''')未満ならば第2のハロゲンヒータランプ220の駆動し(ステップ4,5)、第4の設定温度(T2''')以上ならば第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止する(ステップ4,6)。
【0058】
上記構成及び制御方法によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 制御部500は、定着が終了し、加熱ローラの回転駆動停止時に、第1のハロゲンヒータランプ210、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を必ず停止する(図7:ステップ6)ことにより、停止直後のオーバーシューとを防止でき、ムダな電力の消費がなくなる。
【0059】
(2) 制御部500は、所定のサイズより狭い幅の記録紙Pを定着する場合は、冷却手段としてのファン350を駆動する(図7:ステップ7)。
そして、第1のハロゲンヒータランプ210では、設定温度を下げる(図7:ステップ9,10:第2,3の設定温度T1′,T1″(187℃〜191℃)→第4の設定温度T1'''(184℃))。
【0060】
第2のハロゲンヒータランプ220では、所定枚数となるコピー数10枚迄は、設定温度を上げ(図7:ステップ9:第2,3の設定温度T2′,T2″(187℃〜191℃)→第4の設定温度T2'''(194℃))、所定枚数以降となる11枚以降は設定温度を下げる(194℃→189℃)。
【0061】
従って、狭い幅の記録紙Pを定着する際の温度制御の精度が正確になる。
(3) 制御部500は、アイドリング時には、191℃と187℃との間にあるように、即ち、動作すきまを有する制御を行うことで、第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220のオンオフの頻度が減り、ノイズの発生が少なくなる。
【0062】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、制御部は、所定サイズより狭い幅の転写材を定着する場合は、前記冷却手段を駆動すると共に、前記第1の加熱手段の設定温度を下げ、前記第2の加熱手段の設定温度を、所定枚数までは、アイドリング時の設定温度より高い設定温度に上げ、所定枚数以降には、前記所定枚数までの設定温度より低い設定温度に下げることにより、狭い幅の転写材を定着する際の温度制御の精度が正確になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の定着装置の側面図である。
【図2】図1のX方向矢視図である。
【図3】図1に示す定着装置の電気的構成を説明するブロック図である。
【図4】画像形成装置の全体の動作を説明するフロー図である。
【図5】図4におけるウォームアップ動作を説明するフロー図である。
【図6】図4におけるアイドリング動作を説明するフロー図である。
【図7】図1に示す定着装置のコピー時の動作を説明するフロー図である。
【図8】図7中のコピー中定着制御を説明するフロー図である。
【図9】本実施の形態例の定着装置が設けられた画像形成装置の全体構成を説明する図である。
【符号の説明】
91 加熱ローラ
92 加圧ローラ
191 芯金
210 第1のハロゲンヒータランプ(加熱手段)
220 第2のハロゲンヒータランプ(加熱手段)
500 制御部

Claims (1)

  1. 内部に加熱手段を有した薄肉の加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを備え、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であって、
    前記加熱ローラ内に設けられ、最大サイズの転写材の通過領域内で、所定サイズの転写材の通過領域外の領域を主に加熱する第1の加熱手段と、
    前記加熱ローラに設けられ、前記所定サイズの転写材の通過領域を主に加熱する第2の加熱手段と、
    前記加熱ローラの最大サイズの転写材の通過領域内で前記所定サイズの転写材の通過領域外の領域の温度を検出する第1の温度検知手段と、
    前記加熱ローラの前記所定サイズの転写材の通過領域の温度を検出する第2の温度検知手段と、
    前記加熱ローラの前記所定サイズの転写材の通過領域の端部を冷却する冷却手段と、
    前記所定サイズより狭い幅の転写材を定着する場合は、前記冷却手段を駆動すると共に、
    前記第1の加熱手段の設定温度を、アイドリング時の設定温度(T1’又はT1’’)から、アイドリング時の設定温度(T1’又はT1’’)より低い設定温度(T1’’’)に下げ、所定枚数までの前記第2の加熱手段の設定温度を、アイドリング時の設定温度(T2’又はT2’’)から、前記アイドリング時の設定温度(T2’又はT2’’)より高い設定温度(T2’’’)にげ、所定枚数以降の前記第2の加熱手段の設定温度を、前記設定温度(T2’’’)から、前記設定温度(T2’’’)より低い設定温度(T2’’’’)に下げる制御部と、
    を設けたことを特徴とする定着装置。
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