JP2018060145A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で画像品質を良好に保つ。【解決手段】定着ローラ52と、加熱ローラ51と、定着ベルト53と、加圧ローラ55と、定着ベルト53または加圧ローラ55を被清掃部材として、該被清掃部材に常時当接するように配置されるクリーニングウェブ58と、クリーニングウェブ58の被清掃部材への当接位置を変化させるウェブ駆動部(巻き取りローラ56、ウェブ駆動モータ61)と、定着ベルト53の駆動およびウェブ駆動部を制御する制御部10と、を備え、制御部10は、定着ベルト53が非駆動である待機状態において、所定のタイミングで定着ベルト53を駆動させる温度維持回転制御を行うとともに、該温度維持回転制御の実施状況に応じて、所定のタイミングで、ウェブ駆動部を制御してクリーニングウェブ58の被清掃部材への当接位置を変化させる待機時クリーニング制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置として、電子写真方式を利用した画像形成装置が種々考案されており公知技術となっている。その画像形成プロセスは、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録媒体(以下、用紙ともいう)に転写して画像を担持させ、圧力および熱等を用いる定着装置によって記録媒体上の未定着トナー像を定着する過程により成立している。
定着装置としては、様々な方式のものが提案されており、例えば、加圧ローラ(加圧部材)に対向配置される定着ローラと、定着ローラと熱源を有する加熱ローラとの間に張架される無端状の定着ベルト(定着部材)とを備え、加圧ローラと定着ベルトとの圧接によって形成されたニップ部にて、定着ベルトを介して加熱ローラの熱を記録媒体に与えることで、未定着トナー像を記録媒体に加圧し、定着させるベルト定着方式が知られている。
また、定着装置において、記録媒体へ定着し切れずに定着部材や加圧部材へ転移したトナーを、シート状のクリーニングウェブ(以下、ウェブともいう)の一部を定着部材や加圧部材へ圧接させることで清掃する清掃手段(クリーニング手段)を備えることが知られている(例えば、特許文献1)。定着装置への通紙動作中、ウェブは定期的に新たな面へ送られることにより、清掃能力が維持される。以下、ウェブが圧接している定着部材、加圧部材を被清掃部材という。
ベルト定着方式の定着装置では、定着ローラは熱源を備えていないため、待機時などの定着装置の非通紙時において、定着駆動を停止し続けると、定着ローラが自然放熱により温度低下していく。すると定着ベルトは、加熱ローラで加熱されていても定着ローラに吸熱されてしまうことで温度低下してしまい、所定の定着温度を維持することができず、ウォームアップ動作が必要となる。必要以上の温度低下を防ぐため、待機時においても定着装置を定期的に加熱、駆動させる温度維持回転制御を実行し、すぐに印刷動作可能な状態を保つことが知られている。
しかしながら、温度維持回転制御を実行すると、圧接しているウェブにより被清掃部材の表面が摺擦され、磨耗粉が発生することがある。そして、長時間待機状態が続くと、被清掃部材とウェブ間に形成されるニップ(ウェブニップという)には磨耗粉が蓄積され、一定以上の量が溜まるとウェブニップをすり抜け被清掃部材を汚してしまうおそれがある。この状態から、その後通紙を行うと、磨耗粉が記録媒体へ転移されてしまい、異常画像が発生するおそれがある。
この点について、特許文献2に開示されるように、ウェブを被清掃部材から離間させる離間機構を備え、非通紙時において、ウェブを被清掃部材から離間させることが考えられる。
しかしながら、特許文献2のように、ウェブを被清掃部材から離間させる離間機構を備えるようにすると、清掃手段の構成が複雑化し、コストも上がってしまう。
そこで本発明は、簡易な構成で画像品質を良好に保つことができる定着装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、定着ローラと、熱源により加熱される加熱ローラと、少なくとも前記定着ローラと前記加熱ローラとに張架される定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記定着ローラに圧接してニップ部を形成する加圧ローラと、前記定着ベルトまたは前記加圧ローラを被清掃部材として、該被清掃部材に常時当接するように配置されるクリーニングウェブと、該クリーニングウェブを変位させて、該クリーニングウェブの前記被清掃部材への当接位置を変化させるウェブ駆動部と、前記定着ベルトの駆動および前記ウェブ駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記定着ベルトが非駆動である待機状態において、所定のタイミングで前記定着ベルトを駆動させる温度維持回転制御を行うとともに、該温度維持回転制御の実施状況に応じて、所定のタイミングで、前記ウェブ駆動部を制御して前記クリーニングウェブの前記被清掃部材への当接位置を変化させる待機時クリーニング制御を行うものである。
本発明によれば、簡易な構成で画像品質を良好に保つことができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る定着装置の一実施形態を示す概略構成図である。 定着装置および画像形成装置の機能ブロック図である。 温度維持回転制御のフローチャート(1)である。 待機時クリーニング制御のフローチャート(1)である。 待機時クリーニング制御のフローチャート(2)である。 待機時クリーニング制御のフローチャート(3)である。 温度維持回転制御のフローチャート(2)である。
以下、本発明に係る構成を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(画像形成装置)
本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図1を参照して説明する。図1は画像形成装置100を示す概略構成図である。
図1において、読み取りユニット12は圧板上に置かれた原稿をスキャンするために設けられており、原稿を載置するコンタクトガラス20と光学走査系で構成されている。光学走査系は、露光ランプ13、第1ミラー14、第2ミラー17、第3ミラー18、レンズ15、CCDイメージセンサ16等で構成されている。CCDイメージセンサ16によって原稿画像が読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
シート原稿を自動的に読み取るためのシート原稿自動読み取り装置Aにおいて、原稿台Bに置かれた原稿は給送ローラCによって原稿読み取りセンサGの位置に送り込まれる。原稿はそのまま一定の速度で原稿読み取りセンサGを通過し、このとき原稿の表面側の画像が原稿読み取りセンサGによって読み取られる。読み取られた画像データは画像処理(各種補正、圧縮等)を行った後に順次、画像メモリに蓄えられる。
書き込みユニット49はレーザ出力ユニット19、結像レンズ21、ミラー22で構成され、書き込みユニット49から出力されるレーザ光が画像作像系の感光体30に照射される。
感光体30に作像された画像を印刷する手順はおおよそ以下の通りである。第1トレイ23、第2トレイ24、第3トレイ25に積載された用紙は、各々第1給紙装置26、第2給紙装置27、第3給紙装置28によって給紙され、縦搬送ユニット29によって感光体30の手前位置まで搬送される。
画像メモリ上の画像データは書き込みユニット49からのレーザ光によって感光体30上に書き込まれ、現像ユニット35を通過することによってトナー像が形成される。用紙はトナー像の移動に合わせて感光体30の回転と等速で搬送ベルト31によって搬送されながら、感光体30上のトナー像が転写される。その後、定着装置1にて画像を定着させ、排紙ユニット32によって排紙トレイ33に排出される。
両面に画像を作像する場合は、各トレイ23〜25から給紙され、かつ作像された用紙を反転経路切り換え爪を切り換える。これにより用紙を排紙トレイ33側に導かないで、両面入口搬送路38に搬送し、両面搬送ユニット36内に設けてある反転ユニット37に導き、スイッチバック搬送路41にいったん収納される。戻し搬送手段により逆方向(再給紙方向)に繰り出され、反転排紙切り換え爪により下方に導かれ反転し、その下方に設けられた両面中間搬送路43に送られる。そして、駆動源(モータ)に接続された中間搬送手段40、両面出口搬送手段42により、再度、縦搬送ユニット29に送られて、裏面に画像を印刷された後に排紙される。
また、用紙を反転して排出する場合、上記反転ユニット37でスイッチバック反転した用紙を排紙反転切り換え爪により、両面中間搬送路43を通さずに反転排紙搬送路39に送り出して、再び排紙ユニット32に戻し本体外に排出する。
本体から排紙される用紙は排紙先切り換え爪により本体の排紙トレイ33、フィニッシャ44のどちらかに排紙される。フィニッシャ44に排紙された用紙はパンチ穴処理をするためのパンチユニット48を通り、ステープル処理をするために、いったんスタックトレイ45にスタックされる。
すべての用紙がスタックトレイに溜められた後、この用紙束はステープラユニット46により綴じられて排出トレイ47に排出される。
(定着装置)
本発明に係る定着装置の一実施形態について図2を参照して説明する。図2は定着装置1を示す概略構成図である。
定着装置1は、制御部10と、加熱ローラ51と、定着ローラ52と、加熱ローラ51および定着ローラ52に張架される定着ベルト53と、定着ローラ52を押圧して定着ベルト53との間にニップ部を形成する加圧ローラ55と、クリーニングウェブ58などを備えるクリーニング手段と、温度センサ60(温度検知手段)等を備えている。また、加熱ローラ51は、熱源としての加熱ローラ用ヒータ50、加圧ローラ55は、熱源としての加圧ローラ用ヒータ54をそれぞれ内部に有している。加熱ローラ51と定着ローラ52の回転動作により加熱ローラ51から定着ベルト53が周方向に渡って全面加熱される。
定着装置1は、定着ローラ52と加圧ローラ55との圧接によって形成される定着ベルト53と加圧ローラ55とのニップ部にトナー像Tを担持した記録媒体Pを通紙して加熱定着を行うものである。なお、加熱ローラ51、定着ローラ52及び加圧ローラ55は、定着装置1の筐体の長手方向に回転可能に軸支され、各ローラの駆動手段等は、筐体に固定保持されている。
ニップ部を通紙した記録媒体Pは、定着ローラ52側または加圧ローラ55側に配置された分離手段(分離板、分離爪など)によって先端部が分離されて、次工程に排出される。
加熱ローラ51は、例えば、金属材料からなる薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部に加熱ローラ用ヒータ50が固設されている。加熱ローラ用ヒータ50としては、例えば、ハロゲンヒータやカーボンヒータ等を用いることができる。また、加熱ローラ用ヒータ50の両端部は、定着装置1の筺体に固定されている。
定着ローラ52は、熱源を有しておらず、金属(鉄やアルミ)などの剛性の高い芯材(芯金)を、シリコーンゴムなどの厚い弾性層で覆ったものである。
定着ベルト53は、定着ローラ52と加熱ローラ51の周囲に掛けまわされ、加熱ローラ51および定着ローラ52に密着している。このように構成した定着ベルト53に、定着ローラ52に対応する箇所に加圧ローラ55を押し当てることで、ニップ部を構成する。
定着ベルト53は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂からなる層厚が例えば90μmのベース層上に、シリコーンゴムなどの弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。
定着ベルト53の弾性層は、例えば、層厚が200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト53の離型層は、例えば、層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)等で形成されている。また、定着ベルト53の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が確保されることになる。
また、定着ベルト53は、例えば、厚さ90μmの耐熱樹脂の無端フィルムであるPIベルトで構成され、表層には、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)などのオフセット防止剤がコーティングされている。
加圧ローラ55は、例えば、SUS304等の芯金上に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性層が形成されたローラ部材である。また、円筒体の内部には熱源としての加圧ローラ用ヒータ54が固設されている。
定着ローラ52と加圧ローラ55とは、対向して配置されるゴムローラであり、加圧ローラ55が定着ベルト53を介して定着ローラ52の中心方向に加圧されることにより、加圧ローラ55と定着ベルト53との間でニップ部が形成される。また、加圧ローラ55の定着ローラ52側への押圧力(加圧力)を制御することにより、ニップ幅の大きさを制御することが可能である。また、定着装置1の待機状態等において、加圧ローラ55を定着ローラ52に対し、離間可能とすることも好ましい。
加圧ローラ55には、クリーニング手段が設けられている。クリーニング手段は、クリーニングウェブ58、押圧ローラ57、供給部59、および巻き取りローラ56を備えている。加圧ローラ55にはスポンジ状の弾性のある押圧ローラ57により、化学合成繊維やセルロース等からなるクリーニングウェブ58が圧接されており、トナー像Tの定着時に定着ベルト53へ付着してしまった微量のオフセットトナーが、加圧ローラ55へ移動し、このクリーニングウェブ58でかきとられる。
クリーニングウェブ58の供給部59は、軸芯へ未使用のクリーニングウェブ58が巻きつけられており、押圧ローラ57と加圧ローラ55間を通り、巻き取りローラ56へつながっている。巻き取りローラ56は、その駆動手段であるウェブ駆動モータ61の駆動により回転する。巻き取りローラ56が所定のタイミングでウェブ駆動モータ61の駆動により巻き取り動作を行うことで、クリーニングウェブ58は供給部59から新たな面へ更新することができる。
本実施形態では、クリーニング手段を加圧ローラ55側に設け、クリーニングウェブ58は加圧ローラ55へ圧接しているが、クリーニング手段を定着ベルト53側に設け、クリーニングウェブ58が定着ベルト53へ圧接する構成でも良い。また、クリーニング手段の構成は、クリーニングウェブ58を被清掃部材に当接させて、当接位置を変化させるものであれば、図2の例に限られるものではない。
加熱ローラ用ヒータ50は、画像形成装置100の電源部(交流電源)により出力制御され、この加熱ローラ用ヒータ50からの輻射熱によって加熱ローラ51が加熱される。さらに加熱ローラ51によって加熱された定着ベルト53の表面から記録媒体P上の未定着トナー像Tに熱が加えられる。また、加圧ローラ用ヒータ54も同様に、画像形成装置100の電源部(交流電源)により出力制御され、この加圧ローラ用ヒータ54からの輻射熱によって加圧ローラ55が加熱される。
加熱ローラ用ヒータ50および加圧ローラ用ヒータ54の出力制御は、定着ベルト53の任意の位置の表面に対向する位置に接触または非接触で設けられるサーモパイル等の温度センサ60による表面温度の検出結果に基づいてなされる。本実施形態では、温度センサ60は、定着ローラ52に対向する位置において、定着ベルト53に非接触で設けられている。なお、定着装置1における温度センサの設置は、これに限られるものではなく、他の位置に温度センサを設けてもよい。例えば、加圧ローラ55の任意の位置の表面に対向する位置にも、接触または非接触で温度センサを設けておき、加圧ローラ用ヒータ54の出力制御は、この加圧ローラ用の温度センサの検出結果に基づいてなされるものであってもよい。
図3は、画像形成装置100および定着装置1の機能ブロック図である。なお、制御部10は、定着装置1の制御部であっても、画像形成装置100の制御部が制御部10を兼ねるものであってもよい。
制御部10は、例えば、演算部としてのCPU70、記憶部としてのRAM71やROM72、入出力インターフェース73等がバスを介して接続されている。
制御部10は、定着駆動モータ62を制御して定着ベルト53の駆動を制御する。定着駆動モータ62は、例えば、定着ローラ52を回転駆動させるモータであるが、これに限られるものではない。また、ウェブ駆動モータ61を制御してクリーニング手段(クリーニングウェブ58)の駆動を制御する。また、温度センサ60の検出結果に基づく各ヒータ50,54の制御、操作パネル63からの入力受付、表示制御、等、画像形成装置100および定着装置1の各部を制御する。
なお、各記憶部へ必要な情報をどのように記憶させておくかは特に限定されるものではないが、例えば、RAM71には、クリーニングウェブ58の使用率や、後述する温度維持回転累積値カウンタ、待機時クリーニング動作累積カウンタ、等が一時記憶される。また、ROM72には、クリーニングウェブ58の使用率に対するウェブ駆動モータ61の駆動時間テーブル、PID制御のパラメータ、目標温度や、後述する、温度維持回転制御の実施可否の判定の閾値、待機時クリーニング動作閾値Sa、待機時クリーニング動作累積カウンタの閾値Sb,Sc、温度維持回転時間の設定値、変更量Rr、および最低回転時間Tr、省エネモード移行時間の設定値、変更量Re、および最低移行時間Te、等が記憶される。
[温度維持回転制御(1)]
定着装置1が実行する温度維持回転制御の一例を説明する。図4は、温度維持回転制御の第一の実施形態を示すフローチャートである。
定着装置1が非通紙時などの待機状態(S101)である場合、温度センサ60により、定着ローラ52上の定着ベルト53の表面温度を継続的に検出している(S102)。
検出温度が、所定の閾値(例えば、100℃)以下になったことを検出した場合(S103:Y)、所定時間(例えば、30sec)の温度維持回転制御を実行する(S104)。温度維持回転制御の実行後は、S102へ戻る。
温度維持回転制御は、加熱ローラ用ヒータ50を点灯させた状態で加熱ローラ51、定着ローラ52、加圧ローラ55、定着ベルト53を駆動させる。加熱ローラ用ヒータ50の点灯は、温度センサ60やその他の温度センサ値によるPID(Proportional-Integral-Differential Controller)制御により、定着ベルト53が所定温度(例えば、160℃)を維持するように制御される。
この温度維持回転制御により、定着ローラ52が定着ベルト53を介して加熱され、適切な温度以上に保たれる。
しかしながら、図4に示したような温度維持回転制御を実施することで、その駆動時において、圧接しているウェブ58により被清掃部材の表面が摺擦され、磨耗粉が発生することがあり、ウェブニップに磨耗粉が蓄積されることで、被清掃部材を汚してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態に係る定着装置(定着装置1)は、定着ローラ(定着ローラ52)と、熱源(加熱ローラ用ヒータ50)により加熱される加熱ローラ(加熱ローラ51)と、少なくとも定着ローラと加熱ローラとに張架される定着ベルト(定着ベルト53)と、定着ベルトを介して定着ローラに圧接してニップ部を形成する加圧ローラ(加圧ローラ55)と、定着ベルトまたは加圧ローラを被清掃部材として、該被清掃部材に常時当接するように配置されるクリーニングウェブ(クリーニングウェブ58)と、該クリーニングウェブを変位させて、該クリーニングウェブの被清掃部材への当接位置を変化させるウェブ駆動部(巻き取りローラ56、ウェブ駆動モータ61)と、定着ベルトの駆動およびウェブ駆動部を制御する制御部(制御部10)と、を備え、制御部は、定着ベルトが非駆動である待機状態において、所定のタイミングで定着ベルトを駆動させる温度維持回転制御を行うとともに、該温度維持回転制御の実施状況に応じて、所定のタイミングで、ウェブ駆動部を制御してクリーニングウェブの被清掃部材への当接位置を変化させる待機時クリーニング制御を行うものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
[待機時クリーニング制御(1)]
図5は、待機時クリーニング制御の第一の実施形態を示すフローチャートである。上述したように、待機状態において所定の条件を満たすことで温度維持回転制御が開始される(S201)。次いで、温度維持回転累積値が待機時クリーニング動作閾値Sa以上となっているか判定する(S202)。
ここで、「温度維持回転累積値」は、例えば、温度維持回転制御の駆動時間(例えば、ウェブ駆動モータ61の駆動時間)の累積値である。また、温度維持回転制御の駆動量(例えば、ウェブ駆動モータ61の駆動量)の累積値を用いてもよい。また、「待機時クリーニング動作閾値Sa」は予め設定された閾値であり、画像形成装置100の操作パネル63などの入力装置などから任意に変更可能とすることも好ましい。
温度維持回転累積値が、待機時クリーニング動作閾値Sa以上となっている場合(S202:Y)は、所定時間(Ta秒)ウェブ駆動モータ61を動作させ、クリーニングウェブ58の巻き取りを実施する(S203)。これを待機時クリーニング動作と呼ぶ。
次いで、温度維持回転累積値に、今回の動作1回分の値を加算する(S204)。例えば、温度維持回転累積値が駆動時間の累積値である場合、このカウンタに30secを加算する。
一方、温度維持回転累積値が、待機時クリーニング動作閾値Sa未満である場合(S202:N)は、待機時クリーニング動作は実施せず、温度維持回転累積値の加算処理を実行する(S204)。
この待機時クリーニング制御の第一の実施形態によれば、温度維持回転制御の駆動時間や駆動量を累積カウントし、その結果が一定値以上となった場合に、ウェブを巻き取る待機時クリーニング動作を実施することで、ウェブと被清掃部材の摺擦に起因する異常画像を防止して、画像品質を保つことができる。このとき、ウェブと被清掃部材との離間機構を設ける必要がないため、簡易かつ低コストで、画像品質を保つことができる。
[待機時クリーニング制御(2)]
以下、本発明に係る定着装置1が実施する待機時クリーニング制御の他の好ましい実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
第二の実施形態では、印刷動作時のクリーニングウェブ58の巻き取り動作(印刷動作時クリーニング動作と呼ぶ)と、上述した待機時クリーニング動作の動作時間について説明する。
印刷動作中において、印刷を繰り返すと微量のオフセットトナーがクリーニングウェブ58に回収され、その量が許容値を超えるとクリーニングウェブ58からトナーがすり抜けてしまい、記録媒体Pが汚れてしまうおそれがある。このため、印刷動作中は所定時間が経過するごとにクリーニングウェブ58を巻き取り、加圧ローラ55への接触面をリフレッシュする印刷動作時クリーニング動作が実施される。
このとき、クリーニングウェブ58の供給部59の残量が多い時期(初期状態)と、残量の少ない時期(経時状態)では、巻き取りローラ56のローラ径が変化する。すなわち、巻き取りローラ56のローラ径は、経時状態の方が多くのクリーニングウェブ58を巻き取った状態であるためローラ径が大きい。よって、ウェブ駆動モータ61の回転数が一定の場合、経時状態の方が、クリーニングウェブ58の巻き取り量が多くなる。
このため、印刷動作時クリーニング動作では、クリーニングウェブ58の巻取り量が所望の巻取り量(巻取り量W1とする)となるよう、ウェブ駆動モータ61の駆動時間を初期状態から経時状態にかけて徐々に短くなるように制御される。
一方、待機時クリーニング動作は、回収する対象物が磨耗粉であり、細かな粒子であることから、印刷中に溶融してトナー同士が固着したオフセットトナーよりもクリーニングウェブ58からのすり抜けが発生しやすい。このため、待機時クリーニング動作における所望の巻取り量(巻き取り量W2)は、W2>W1を満たすように、巻取り動作を実施することが好ましい。
また、待機時クリーニング動作時の巻き取り量W2の適正な上限設定としては、押圧ローラ57と加圧ローラ55により形成されるニップ(ウェブニップ)のニップ幅をW3とした場合、それに1回当たりの巻き取り量をマージンとして付加し、W2≦W3+W1とすることが好ましい。
これにより、クリーニングウェブ58と加圧ローラ55の接触面を完全にリフレッシュすることができる。また、加圧ローラ55と接触するクリーニングウェブ58のウェブ面が全て新たな面となるため、W3+W1以上巻き取りをしても異常画像防止への効果は薄い。このため、これを上限とすることで無駄なクリーニングウェブ58の消費を回避することができる。
この待機時クリーニング制御の第二の実施形態によれば、待機時クリーニング動作の駆動時間または駆動量を、印刷動作時クリーニング動作の駆動時間または駆動量よりも多く設定することで、細かな磨耗粉の付着しているウェブ面を確実にリフレッシュして、磨耗粉による異常画像を防止することができる。
[待機時クリーニング制御(3)]
図6は、待機時クリーニング制御の第三の実施形態を示すフローチャートである。上述の待機時クリーニング動作が実施された時(S301、図5のS203)、待機時クリーニング動作累積カウンタに1回分の動作情報を加算する(S302)。ここでの1回分の動作情報とは、例えば、待機時クリーニング動作の実施回数、駆動時間、駆動量、等である。ここでは、実施回数を例に説明する。
次いで、待機時クリーニング動作累積カウンタの値が、所定の値(閾値Sb)以上であるか否かを判定する(S303)。動作情報が実施回数である場合、所定回数以上実行されたかどうかを判断する。
待機時クリーニング動作累積カウンタの値が閾値Sb以上である場合(S303:Y)、温度維持回転制御の実行時間(温度維持回転時間という)の設定値を、「現在の設定値−Rr秒」とし、現在設定されている時間よりも短く調整する(S304)。なお、Rrは、例えば5秒などと設定し、現在の温度維持回転時間が30秒である場合、調整後の温度維持回転時間は25秒となる。なお、本実施形態では、現在の設定値をRr秒分減じることで、温度維持回転時間を減らしているが、「現在の設定値×係数」として所定の割合で温度維持回転時間を減らしてもよい。
このように、温度維持回転時間を短くすることにより、クリーニングウェブ58と加圧ローラ55の摺擦時間が減少するため、加圧ローラ55の磨耗を低減することが可能となる。
温度維持回転時間の調整後、調整後の温度維持回転時間が、温度維持回転制御の最低回転時間Trを下回っていないかを判断する(S305)。ここでTrは温度維持回転制御により、定着ローラ52が適切な温度に保たれるために、最低限必要な回転時間である。
調整後の温度維持回転時間が、最低回転時間Trを下回っている場合(S305:Y)は、温度維持回転時間をTrに再調整する(S306)。調整後の温度維持回転時間が、最低回転時間Trを超えている場合(S305:N)、およびTrへの再調整(S306)の後、待機時クリーニング動作累積カウンタの値をリセットする(S307)。
一方、待機時クリーニング動作累積カウンタの値が閾値Sb未満である場合(S303:N)は、そのまま終了となる。なお、RrやSbなどの各設定値は画像形成装置100の操作パネル63などの入力装置などから任意に変更可能とすることも好ましい。
第三の実施形態では、連続して待機時クリーニング動作が実行される、すなわち、長時間に亘って待機状態に置かれる使用条件であることを検出した場合には、温度維持回転時間を短縮している。このため、待機時クリーニング動作累積カウンタの値≧閾値Sbの条件を満たす前に、印刷動作中のウェブ巻取り動作が実行された場合、待機時クリーニング動作累積カウンタの値はリセットされる。
この待機時クリーニング制御の第三の実施形態によれば、待機時クリーニング動作が連続して行われる条件を検知した場合に、温度維持回転制御の駆動時間または駆動量を現在値よりも少なく調整することで、ウェブと被清掃部材の摺擦時間を減少させて、被清掃部材の磨耗を低減し、異常画像の発生を抑制することができる。また、待機時クリーニング動作の頻度も抑えられるため、ウェブの寿命を延長することができ、ウェブの交換による保守コスト低減や省資源化を図ることができる。
[待機時クリーニング制御(4)]
図7は、待機時クリーニング制御の第四の実施形態を示すフローチャートである。上述の待機時クリーニング動作が実施された時(S401、図5のS203)、待機時クリーニング動作累積カウンタに1回分の動作情報を加算する(S402)。ここでの1回分の動作情報とは、例えば、待機時クリーニング動作の実施回数、駆動時間、駆動量、等である。ここでは、実施回数を例に説明する。
次いで、待機時クリーニング動作累積カウンタの値が、所定の値(閾値Sc)以上であるか否かを判定する(S403)。動作情報が実施回数である場合は、所定回数以上実行されたかどうかを判断する。
待機時クリーニング動作累積カウンタの値が閾値Sc以上である場合(S403:Y)、省エネモード移行時間の設定値を、「現在の設定値−Re分」とし、現在設定されている時間よりも短く調整する(S404)。なお、省エネモードとは、機器の消費電力を低減するために定着装置使用電力を抑制するなどの制御を行う状態であり、省エネモードでは温度維持回転制御は実施されない。また、Reは、例えば15分などと設定し、現在の省エネモード移行時間が60分である場合、調整後の省エネモード移行時間は45分となる。なお、本実施形態では、現在の設定値をRe分減じることで、省エネモード移行時間を減らしているが、「現在の設定値×係数」として所定の割合で省エネモード移行時間を減らしてもよい。
このように、省エネモード移行時間を短くすることにより、クリーニングウェブ58と加圧ローラ55の摺擦時間が減少するため、加圧ローラ55の磨耗を低減することが可能となる。
省エネモード移行時間の調整後、調整後の省エネモード移行時間が、最低移行時間Teを下回っていないかを判断する(S405)。ここでTeは磨耗粉による異常画像が発生することを確実に防止できる時間であることに加え、ユーザの利便性を向上するために設定可能な最長の時間とすることが好ましい。例えば、省エネモード移行時間を1分とすれば異常画像は発生しないが、頻繁に省エネモードに入り、印刷前に都度ウォームアップ動作が行われ、利便性が低下してしまう。このため、異常画像の発生しない最長の時間、例えば、その時間が30分の場合、30分を最低移行時間Teとする。
調整後の省エネモード移行時間が、最低移行時間Teを下回っている場合(S405:Y)は、省エネモード移行時間をTeに再調整する(S406)。調整後の省エネモード移行時間が、最低移行時間Teを超えている場合(S405:N)、およびTeへの再調整(S406)の後、待機時クリーニング動作累積カウンタの値をリセットする(S407)。
一方、待機時クリーニング動作累積カウンタの値が閾値Sc未満である場合(S403:N)は、そのまま終了となる。なお、Reや閾値Scなどの各設定値は画像形成装置100の操作パネル63などの入力装置などから任意に変更可能とすることも好ましい。
第四の実施形態では、連続して待機時クリーニング動作が実行される、すなわち、長時間に亘って待機状態に置かれる使用条件であることを検出した場合には、長時間待機状態とならないよう省エネモード移行時間を短縮している。このため、待機時クリーニング動作累積カウンタの値≧閾値Scの条件を満たす前に、印刷動作中のウェブ巻取り動作が実行された場合、待機時クリーニング動作累積カウンタの値はリセットされる。
なお、省エネモード移行時間はユーザが自由に設定可能な項目であるため、省エネモード移行時間を変更したくないユーザがいることも想定される。このため、省エネモード移行時間の調整制御の要否は、ユーザが操作パネル63から設定可能とすることが好ましい。また、省エネモード移行時間の調整条件を満たし、設定値の変更がされる際に、変更の可否を確認メッセージとして操作パネル63に表示し、ユーザに可否を選択可能とするようにしてもよい。また、本実施形態において、第三の実施形態で説明した制御を併せて実行するようにしてもよい。
この待機時クリーニング制御の第四の実施形態によれば、待機時クリーニング動作が連続して行われる条件を検知した場合に、省エネモード移行時間を現在値よりも短く調整することで、温度維持回転制御が実施される頻度が減少するため、被清掃部材の磨耗を低減し、異常画像の発生を抑制することができる。また、待機時クリーニング動作の頻度も抑えられるため、ウェブの寿命を延長することができ、ウェブの交換による保守コスト低減や省資源化を図ることができる。
[温度維持回転制御(2)]
図4の温度維持回転制御では、温度センサ60により、定着ローラ52上の定着ベルト53の表面温度を継続的に検出し、その検出温度が、所定の閾値以下になった場合に温度維持回転制御を実行することについて説明した。
温度維持回転制御の他の例について説明する。図8は、温度維持回転制御の第二の実施形態を示すフローチャートである。
定着装置1が非通紙時などの待機状態(S501)である場合、定着装置1が非駆動である時間をカウントする(S502)。
定着装置1の非駆動時間が所定時間(例えば、300sec)を超えた場合(S503:Y)、所定時間(例えば、30sec)の温度維持回転制御を実行する(S504)。温度維持回転制御の実行後は、S502へ戻る。なお、温度維持回転制御や制御時のヒータの点灯制御は、図4の場合と同様である。また、温度維持回転制御の開始を判定する非駆動時間の閾値(300sec)や、温度維持回転時間(30sec)は、操作パネル63等から変更可能とすることも好ましい。上述した第一〜第四の実施形態の待機時クリーニング制御の前提となる温度維持回転制御は、図4および図8のいずれの方式であってもよい。
この温度維持回転制御によれば、定着装置1が非駆動である時間をカウントし、その累積時間に基づいて温度維持回転制御を実施することで、定着ローラ52の温度を所望の温度以上に保つことができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 定着装置
10 制御部
12 読み取りユニット
13 露光ランプ
14 第1ミラー
15 レンズ
16 CCDイメージセンサ
17 第2ミラー
18 第3ミラー
19 レーザ出力ユニット
20 コンタクトガラス
21 結像レンズ
22 ミラー
23 第1トレイ
24 第2トレイ
25 第3トレイ
26 第1給紙装置
27 第2給紙装置
28 第3給紙装置
29 縦搬送ユニット
30 感光体
31 搬送ベルト
32 排紙ユニット
33 排紙トレイ
35 現像ユニット
36 両面搬送ユニット
37 反転ユニット
38 両面入口搬送路
39 反転排紙搬送路
40 中間搬送手段
41 スイッチバック搬送路
42 両面出口搬送手段
43 両面中間搬送路
44 フィニッシャ
45 スタックトレイ
46 ステープラユニット
47 排出トレイ
48 パンチユニット
49 書き込みユニット
50 加熱ローラ用ヒータ
51 加熱ローラ
52 定着ローラ
53 定着ベルト
54 加圧ローラ用ヒータ
55 加圧ローラ
56 巻き取りローラ
57 押圧ローラ
58 クリーニングウェブ
59 供給部
60 温度センサ
61 ウェブ駆動モータ
62 定着駆動モータ
63 操作パネル
70 CPU
71 RAM
72 ROM
73 入出力インターフェース
100 画像形成装置
A シート原稿自動読み取り装置
B 原稿台
C 給送ローラ
G 原稿読み取りセンサ
P 記録媒体
T トナー像
特開2012− 58356号公報 特許第3936501号公報

Claims (7)

  1. 定着ローラと、
    熱源により加熱される加熱ローラと、
    少なくとも前記定着ローラと前記加熱ローラとに張架される定着ベルトと、
    前記定着ベルトを介して前記定着ローラに圧接してニップ部を形成する加圧ローラと、
    前記定着ベルトまたは前記加圧ローラを被清掃部材として、該被清掃部材に常時当接するように配置されるクリーニングウェブと、
    該クリーニングウェブを変位させて、該クリーニングウェブの前記被清掃部材への当接位置を変化させるウェブ駆動部と、
    前記定着ベルトの駆動および前記ウェブ駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記定着ベルトが非駆動である待機状態において、
    所定のタイミングで前記定着ベルトを駆動させる温度維持回転制御を行うとともに、
    該温度維持回転制御の実施状況に応じて、所定のタイミングで、前記ウェブ駆動部を制御して前記クリーニングウェブの前記被清掃部材への当接位置を変化させる待機時クリーニング制御を行うことを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御部は、
    前記待機状態での前記待機時クリーニング制御における前記ウェブ駆動部の駆動時間または駆動量を、通紙中のクリーニング制御における前記ウェブ駆動部の駆動時間または駆動量よりも大きくすることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、
    通紙がなされず前記待機時クリーニング制御が連続して実行される場合に、所定条件下で前記温度維持回転制御の駆動時間または駆動量を低減させることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、
    通紙がなされず前記待機時クリーニング制御が連続して実行される場合に、所定条件下で省エネモード移行時間を短くすることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記定着ローラに前記定着ベルトが張架された位置に接触または非接触に設けられた温度検知手段を備え、
    前記制御部は、
    前記温度検知手段の検知結果に応じて、前記温度維持回転制御の実行可否を決定することを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記制御部は、
    前記待機状態での該定着装置の非駆動時間を測定し、該非駆動時間に応じて、前記温度維持回転制御の実行可否を決定することを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の定着装置。
  7. 請求項1から6までのいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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