JP2011253000A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着装置の定着ベルト内側に具備した潤滑剤供給部材を必要に応じて適宜当接させて潤滑剤を供給することで、長期に渡り潤滑材を供給することにより定着装置の長寿命化を図る。
【解決手段】画像形成装置が非画像形成状態時に潤滑剤供給部材を定着ベルトの内面に当接させる。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置が非画像形成状態時に潤滑剤供給部材を定着ベルトの内面に当接させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置、特に電子写真方式や静電記録方式を採用し、記録媒体(例えば、紙、OHPシート)上に画像を形成し、画像加熱装置により画像を加熱する画像形成装置に関する。
画像加熱装置としては、記録材上に形成した未定着画像を固着画像として加熱定着する定着装置や、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢度を増大させる光沢度増大装置等を挙げることができる。
電子写真装置、静電記録装置などの画像形成装置においては、シート上にトナー画像を形成し、これを加熱、加圧して定着させることにより画像を形成している。このような定着装置として、一対の圧接部材によりニップ部を形成し、その発熱側にベルト方式を用い、ベルトに潤滑剤を塗布あるいは供給するものが知られる(特許文献1)。具体的には、ベルト内部に配置された加熱体とベルト内面の接触部にあらかじめ潤滑剤を塗布してニップ部の摺動部を潤滑してベルト内面と圧接部材の摺動性を上げるものである。あるいは、潤滑剤を含浸させた潤滑剤塗布部材をニップ部以外のベルト内面に軽く接触させて、潤滑剤を供給し、摺動性を維持するものである。
本発明は従来技術の更なる改善であり、その目的は画像形成状態時の潤滑剤供給部材の無端ベルトの内面への当接の影響を受けず、長期に渡る安定した画像加熱を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明に係わる画像形成装置の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記記録材に形成された画像を加熱する画像加熱手段と、を有する画像形成装置であって、前記画像加熱手段は、回転可能な無端ベルトと、画像を担持した記録材を挟持搬送して画像を加熱するためのニップ部を前記無端ベルトと形成する回転可能な対向部材と、前記無端ベルトの内面に当接して潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部材と、を有し、前記画像形成装置が画像形成状態時に前記潤滑剤供給部材を前記無端ベルトの内面に当接させず、前記画像形成装置が非画像形成状態時に前記潤滑剤供給部材を前記無端ベルトの内面に当接させることを特徴とする。
本発明によれば、潤滑剤供給部材の無端ベルトの内面への当接を画像形成状態時には行わず、非画像形成状態時に行うことで、画像形成状態時の当接の影響を受けず、長期に渡る安定した画像加熱を行うことができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一又は対応する部分には同一の符号を付す。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図2は、本発明に係る一実施形態である画像加熱装置としての定着装置を用いることができる画像形成装置の概略構成断面図であり、シートの搬送方向に沿った断面図である。本実施形態では、カラー電子写真プリンタを単に「プリンタ」という。シートは、トナー像が形成されるものである。シートの具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などがある。
(画像形成装置)
図2は、本発明に係る一実施形態である画像加熱装置としての定着装置を用いることができる画像形成装置の概略構成断面図であり、シートの搬送方向に沿った断面図である。本実施形態では、カラー電子写真プリンタを単に「プリンタ」という。シートは、トナー像が形成されるものである。シートの具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などがある。
図2に示すプリンタは、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色の画像形成部10を備えている。感光ドラム11は、帯電器12によってあらかじめ帯電される。その後、感光ドラム11は、レーザスキャナ13によって、潜像を形成されている。潜像は、現像器14によってトナー像になる。ドラム11のトナー像は、一次転写ブレード17によって、像担持体である例えば、中間転写ベルト31に順次転写される。転写後、ドラム11に残ったトナーは、クリーナ15によって除去される。この結果、ドラム11の表面は、清浄になり、次の画像形成に備える。
一方、シートPは、給紙カセット20、又はマルチ給紙トレイ25から、1枚ずつ送り出されてレジストローラ対23に送り込まれる。レジストローラ対23は、シートPを一旦受け止めて、シートが斜行している場合、真っ直ぐに直す。そして、レジストローラ対23は、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取って、シートを中間転写ベルト31と二次転写ローラ35との間に送り込む。中間転写ベルト上のカラーのトナー像は、転写体である例えば二次転写ローラ35によってシートPに転写される。その後、シートのトナー像は、シートが画像加熱装置としての定着装置40によって加熱加圧されることで、シートに定着される。
シートの片面だけにトナー像を形成する場合、切り換えフラッパ61の切り換えによりシートを排紙ローラ63を介して排紙トレイ64に排出するか、画像形成装置1の上面に配置されている排紙トレイ65に排出する。
切り換えフラッパ61が破線の位置にある場合には、シートPはフェイスアップ(トナー像が上側)で排紙トレイ64上に排出される。また、切り換えフラッパ61が実線の位置にある場合には、シートPは、フェイスダウン(トナー像が下側)で排紙トレイ65に排出される。
シートの両面にトナー像を形成する場合、定着装置40によってトナー像を定着されたシートPは、実線の位置にいるフラッパ61によって上方へ案内されて、後端が反転ポイントRに達したとき、搬送路73によってスイッチバック搬送されて表裏反転される。その後、シートPは、両面搬送路70を搬送されて、片面画像形成と同様の過程を経て他方の面にトナー像が形成されて、排紙トレイ64または排紙トレイ65上に排出される。フラッパ61、スイッチバック搬送路73等で構成される部分は、反転手段の一例である。
次に、上記定着装置40が有する構成の詳細について、図1乃至図4に基づいて説明する。図1(B)で定着装置40は、薄肉中空無端ベルト状の定着ベルト100と、定着ベルト100に圧接される加圧ローラ101を有する。定着ベルト100と加圧部材103の摺動面、定着ベルト100と加熱部材102の間には、摩擦力を低減する目的であらかじめ潤滑剤(高温環境下において使用可能なシリコーンオイルなどのオイル)が塗布されている。
定着ベルト100の内周側には、加圧ローラ101との間に定着ベルト100を挟持しつつ摺擦している加圧部材103と加熱部材102および潤滑材を含浸している潤滑剤供給部材130を備えている。潤滑剤供給部材130については、図4(B)に関連して後に詳述する。
加圧部材103と加圧ローラ101の間には無端ベルトである定着ベルト100を挟んで、所定の加圧力が作用している状態とされている。定着ベルト100と対向部材である加圧ローラ101とで定着ニップ部Nが形成される。加圧ローラ101は、定着駆動部90(図3)によって回転駆動され、これに伴って定着ベルト100が従動回転する。そして、加熱部材102が、電力供給により発熱する発熱源としての発熱体(抵抗発熱体)を含み、発熱体の発熱により昇温する。定着ベルト100と加圧ローラ101の間にシートPを通すことで、シートPは、定着ニップ部Nを通過する過程で加熱部材102から定着ベルト100を介して熱エネルギーが付与され、シートP上の未定着トナー像は定着される。そして、シートPは定着ニップ部Nを通過したのち、定着ベルト100から分離して排出される。定着ベルト100は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、肉厚を総厚100μm以下、好ましくは60μm以下20μm以上としたポリイミドフィルム、PEEKフィルム等の耐熱樹脂からなる。本実施形態では、基体として厚み50μmのポリイミドを用い、その上に厚み10μmのPFA層を設け、定着フィルム内径を30mmφとした。PFA層は、離型性の高いシート又はコート層であることが好ましく、例えばフッ素樹脂層を用いることができる。また、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミドアミド等に代表される耐熱性の高いシート状部材を基層とし、その上に導電層、さらにその上に表面離型層を積層したものでもよい。
加圧ローラ101は、鉄、アルミ等の金属製の円柱状芯金を芯材とし、該芯金の外周側にスポンジやシリコーンゴムなどの弾性層と、表層には離型層としてのPFA層を備えている。本実施形態では、鉄、アルミ等の芯金の表面をブラスト等の表面粗し処理を行った後、洗浄を行い、次いで芯金を筒型に挿入し、液状のシリコーンゴムを型内に注入し加熱硬化させる。この時、加圧ローラ101表面層に離型層としてPFAチューブ等の樹脂チューブ層を形成するために、型内に予め内面にプライマーを塗布したチューブを挿入しておくことにより、ゴムの加熱硬化と同時にチューブとゴム層の接着を行う。このようにして成型された加圧ローラは脱型処理した後、2次加硫を行う。
この時加圧ローラ101の芯金径は22mmφ、ゴム層の肉厚は4mm、チューブ層の厚みは50μmとし外径約30mmφの加圧ローラとした。加熱手段としての加熱部材102は、熱伝導が良好なAlN基板上にAg・Pdペーストを厚膜印刷し焼成することで発熱体を形成する。そして、発熱体の上に摺動部材として50〜60μm程度の厚さのガラスコーティング層が一体となって設けられたセラミックヒータを構成する。一方、AlN基板を挟んで発熱体が設けられている側と反対側の基板上には、チップ状のサーミスタが設けられている。サーミスタは、発熱体が存在する領域の反対側に、予め厚膜印刷で形成された電極パターン上に接着固定され、AlN基板の温度をモニターする。更に、発熱体の端部近傍の位置にもサーミスタが設けられている。サーミスタは、接着剤の耐熱温度を超えるような温度も検知するためにバネ等の加圧手段により基板に所定の圧力で固定されている。
本実施形態では加圧力を250N(ニュートン)とし、圧縮バネ113の圧力をセットされた状態で100Nとした。
(当接状態と離間状態との間の移動系および位置検知系)
定着ベルト100と加圧ローラ101との当接・離間に関し、図1(A)および図3(A)に示すように、定着装置40の長手方向の一端部には、当接位置と離間位置との間を移動させるためのカム120を用いたカム駆動部91が設けられる。また、定着装置40の長手方向の他端部には、当接・離間位置検知用のセンサーフラグ121と回転方向位置検知用のセンサー122が設けられる。
定着ベルト100と加圧ローラ101との当接・離間に関し、図1(A)および図3(A)に示すように、定着装置40の長手方向の一端部には、当接位置と離間位置との間を移動させるためのカム120を用いたカム駆動部91が設けられる。また、定着装置40の長手方向の他端部には、当接・離間位置検知用のセンサーフラグ121と回転方向位置検知用のセンサー122が設けられる。
カム120を用いた当接状態と離間状態との間の移動系を具体的に示せば、以下の通りである。図1(A)に示すように、カム120は加圧レバー112と左側端で接触し、カム120が回転すると加圧レバー112の左側端は上下動する。加圧レバー112は回転可能に支持される図中右側端に設けられる回転中心軸111を中心に回動可能となっており、加圧レバー112の中央部で支持されるベルトガイド105を含む加熱定着部がカム120の回転に応じて上下動される。カム120については、図3(A)(B)に示すようにカム駆動部91により回転駆動される。カム駆動部91において、カム120はカム駆動モータ93により複数のギアを介して時計方向(CW)あるいは反時計方向(CCW)に回転駆動される。
ここで図1(B)に示すように、定着ベルト100と加圧ローラ101との当接状態では、定着ベルト100は加圧レバー112に支持され、圧縮バネ113により加圧ローラ101に加圧されている。そして図3(A)(B)に示すように、定着駆動部90では画像形成状態時に定着駆動モータ92により加圧ローラ101を含む定着部が回転駆動されている。
一方、図4(A)に示す定着ベルト100と加圧ローラ101との離間状態では、加圧レバー112がカム120の回転動作により揺動回転されて定着ベルト100を押し上げ、定着ベルト100と加圧ローラ101を離間させる。この定着ベルト100と加圧ローラ101との離間動作として、ここでは定着ニップ部NでシートPが搬送されている画像形成工程でシートPにジャムが発生した場合に画像形成工程が中断された時に行われる。ジャムシートの除去操作性を上げる為には、定着ベルト100と加圧ローラ101を離間させることは有用である。
次に、定着ベルト100と加圧ローラ101との当接・離間状態の位置検知系を以下に示す。当接・離間状態の位置検知系として、カム120と同軸上にはカム120と同期して回転するセンサーフラグ121が設けられ、更にセンサーフラグ121の回転方向位置を検出するセンサー122が設けられている。センサー122は赤外線をセンサー内で透過させており、センサーフラグ121がその赤外線を遮光ないしは透過のどちらか一方をすることにより信号を発信する。
センサーフラグ121、センサー122に関して、図1(B)の当接状態から図4(A)の離間状態に至る離間動作を以下に示す。シートの搬送時間遅延等の情報によりジャムを装置が検知した時、定着駆動部90のモータ92を停止された後に、カム駆動部91をCCW方向に回転駆動させる。カム120が回動し始めると、それに伴ってカム軸の同軸上にあるセンサーフラグ121が同時回転する。センサー122については、当初(センサーフラグ121の停止時)透過状態だったものが回転中は遮光状態となり、離間完了位置でセンサー122が透過状態となる。このセンサー122の出力信号により、定着ベルト100と加圧ローラ101とが離間した状態と判断して、カム駆動部91のカム駆動モータ93が停止される。
逆に、図4(A)の離間状態から図1(B)の当接状態に至る当接動作を以下に示す。ジャムシートPが除去されて、シートの滞留状態が解除された後のカバー(不図示)の閉状態を検知した後、定着装置40は画像形成状態に復帰する為に、定着ベルト100と加圧ローラ101の当接動作を開始する。まず、カム駆動部91をCW方向に回転駆動させてカム120が回転し始めると、伴ってカム軸の同軸上にあるセンサーフラグ121が同時回転する。離間時はセンサー122が透過状態だったのが回転中は遮光状態となり、当接完了位置まで回転するとセンサー122が透過状態となる。この時のセンサー122の出力信号により定着ニップ部Nが当接状態と判断し、カム駆動部91のカム駆動モータ93が停止されることで当接が完了する。
本実施形態において、図4(A)の離間状態では、潤滑剤供給動作には至らない。潤滑剤供給は、図4(A)の状態から更に図4(B)の状態に移行して始めて可能となる。
(潤滑剤供給動作)
次に、本実施形態の潤滑剤供給動作に関する機構と動作について説明する。図6(ブロック図)に示すように、画像形成装置には各モータの動作制御を行う制御部135と定着駆動モータ92の動作時間を記録するメモリー140が具備されている。定着駆動モータ92の稼動時間は制御部135でカウントされてメモリー140に記憶される。
次に、本実施形態の潤滑剤供給動作に関する機構と動作について説明する。図6(ブロック図)に示すように、画像形成装置には各モータの動作制御を行う制御部135と定着駆動モータ92の動作時間を記録するメモリー140が具備されている。定着駆動モータ92の稼動時間は制御部135でカウントされてメモリー140に記憶される。
また図5(フローチャート)に示すように、制御部135は、画像形成のステップ200に入ると、定着駆動モータ92の稼動時間をステップ記憶された定着駆動モータ92の稼動時間に関し、モータ稼動時間をステップ201で検出する。検出されたモータ稼働時間は総稼動時間としてステップ202で積算される。そして、総稼動時間が所定時間に達していないか否かがステップ203で判断される。更にステップ204で装置が非画像形成状態であるか否かが判断される。ステップ203で総稼動時間が所定時間に達した場合であって、ステップ204で装置が非画像形成状態であると判断される場合、ステップ205で潤滑剤供給モードに入る。即ち、本実施形態では潤滑材供給部材の無端ベルトの内面への当接の開始タイミングを、画像形成装置が非画像形成状態時であって画像形成装置の総動作時間が所定時間に至ったときとしたことを特徴とする。図5においてステップ206で積算がリセットされたかを判断し、リセットされた場合にはステップ207で終了とされる。
定着駆動モータ92の総稼働時間積算202の値が所定時間203である300時間を経過した頃に定着装置40の定着ニップ部Nの潤滑剤が枯渇し始め、継続走行で定着ニップ部Nの摺動抵抗が大きくなる。そこで、本実施形態では画像形成装置が所定の走行状態に至ったときとして総稼働時間積算が300時間を超えた場合の非画像形成状態の時に、加圧ローラ101の負荷トルクが増大することによって生じる問題を回避する為に潤滑剤供給動作を行う。
ここで、図1(B)の当接状態から、図4(A)の離間状態を経て、図4(B)の潤滑材供給状態に至る潤滑材供給動作について説明する。
潤滑剤供給モード205に入ると、図1(B)の当接状態から、図3(A)に示すカム駆動モータ93を回転させてカム駆動部91がCCW方向に回転駆動するとカム120が回転し始める。伴ってカム軸の同軸上にあるセンサーフラグ121が同時に回転する。
当接時はセンサー122の素子が透過状態だったのが回転中は遮光状態となり、回転し続けるとセンサー122が透過状態となる。ここまでが離間動作と同動作で図4(A)の状態となっている。潤滑剤供給モードでは、さらにカム120が回転を続け、センサー122が透過状態を連続して形成した後にセンサーフラグ121がセンサー122を遮光して図4(B)の状態に至る。この時のセンサー122の出力信号により、潤滑材供給状態と判断してカム駆動部91のカム駆動モータ93が停止される。この図4(B)の状態で、ベルトフレーム104の背面に接着等の手段で固定された潤滑剤供給部材130が、フレーム110に定着ベルト100の裏面を介して挟まれることで潤滑材が絞り出てきて定着ベルト100の裏面に付着する。
そして当接させるために、カム駆動モータ93停止後のカム駆動部91をCW方向(図3(B))に回転駆動させて、センサー122が遮光から透過、遮光、透過と検知し、当接状態(図1(B))と判断してカム駆動モータ93を停止させる。カム駆動モータ93の停止を以って、メモリー140に記憶された定着駆動モータ92の稼動時間積算202値は積算リセット206されて、潤滑材供給モード205が終了207する。その後、画像形成状態となった時に定着ベルト100が回転することで裏面に付着した潤滑剤は定着ベルト100と加圧部材103の間の摺動部に搬送されてニップ部の潤滑を行う。
潤滑剤供給部材130は耐熱性のフェルト部材、例えば、ノーメックス(商品名)からなり、この耐熱性フェルト部材の密度は、500g/m3 に設定されている。潤滑剤供給部材130には、粘度500csのシリコーンオイル等からなる液状潤滑剤としてのオイルが、1〜3gの範囲内で含浸されており、例えば、1.0〜2.0g程度含浸されている。
《第2の実施形態》
本実施形態では、潤滑材供給部材の無端ベルトの内面への供給開始タイミングを、画像形成装置が非画像形成状態時であって画像形成装置が無端ベルトの回転負荷値が所定値を超えるときとしたことを特徴とする。図9において、定着ニップ部Nの潤滑剤が枯渇し始めるとトルクが上昇して定着駆動モータMの電流値が上がる。定着モータ電流値が検出部200で所定値である1.5アンペアを超えたと判断した場合、制御部210が非画像形成状態時に潤滑剤供給モードへ入れるようにする。
本実施形態では、潤滑材供給部材の無端ベルトの内面への供給開始タイミングを、画像形成装置が非画像形成状態時であって画像形成装置が無端ベルトの回転負荷値が所定値を超えるときとしたことを特徴とする。図9において、定着ニップ部Nの潤滑剤が枯渇し始めるとトルクが上昇して定着駆動モータMの電流値が上がる。定着モータ電流値が検出部200で所定値である1.5アンペアを超えたと判断した場合、制御部210が非画像形成状態時に潤滑剤供給モードへ入れるようにする。
図7にフローチャート、また図8にブロック図を示す。画像形成装置には各モータの動作制御を行う制御部135と定着駆動モータ92の駆動回路であるドライバ94と、定着駆動モータ92の電力変動を検知する電流値検出回路136が具備されている。電流値検出回路136は、検出手段の一例として、定着駆動モータ92の電力変動を検出する。潤滑剤供給モード204の潤滑剤供給動作は、第1の実施形態と同様の動作を行う為、その説明は省略する
像担持体の駆動トルクを検出する回転負荷検出系としては、モータMの負荷電流の他、入力電圧、消費電力のいずれか一つを検出するものであっても良い。
像担持体の駆動トルクを検出する回転負荷検出系としては、モータMの負荷電流の他、入力電圧、消費電力のいずれか一つを検出するものであっても良い。
《第3の実施形態》
図10は第3の実施形態として、加圧ベルト定着として加熱回転体と無端ベルトを備える加圧回転体とで形成されるニップ部で無端ベルトを介して記録材を挟持搬送して記録材上の画像を加熱する定着装置を示す。
図10は第3の実施形態として、加圧ベルト定着として加熱回転体と無端ベルトを備える加圧回転体とで形成されるニップ部で無端ベルトを介して記録材を挟持搬送して記録材上の画像を加熱する定着装置を示す。
この定着装置は、加熱源としてのハロゲンランプ414を内蔵した加熱定着ロール410と、3つの支持ロール220、221、222に張架され加熱定着ロール410に圧接されるエンドレスベルト230を備える。またエンドレスベルト230の所定の範囲を定着ロール410にむけてベルト内周面側から当接して押圧する弾性層243を備えた圧力付与部材240を備える。更に、エンドレスベルト230の内周面に接触して潤滑剤を供給する潤滑剤供給部材251(251a、251bは夫々、画像形成状態時の位置、潤滑剤供給時の位置を示す)を備えている。駆動制御手段260は、ソレノイド等の駆動手段270を介して、画像形成状態時にベルト離間位置251aと非画像形成状態時にベルト当接位置251bとなるよう駆動制御する。
加熱定着ロール410は、矢印方向に所定の速度で回転するようになっており、加熱定着ロール410の表面には、そのロールの表面温度を計測する温度センサ415が配置されている。温度センサ415の計測信号により、不図示の温度コントローラによってハロゲンランプ414がフィードバック制御されて、加熱定着ロール410の表面が所定の温度に保たれるようになっている。
支持ロール220は、加熱定着ロール410の最下点よりも回転方向下流側の位置において、図示しない加圧機構により加熱定着ロール410に圧接された状態で回転自在に配設された圧力ロールである。また、支持ロール221は、定着ロール410の最下点から水平方向上流側に少し離れた位置において、回転自在に配設されたロールである。エンドレスベルト230は、この3つの支持ロールに所定の張力でもって張架されている。特に2つの支持ロール220、221により、そのベルト外周面が加熱定着ロール410の表面に所定量だけ巻きついた状態で圧接するように支持される。これにより未定着トナー像を担持した記録シートPが加熱定着ロール410との間に挟み込まれるニップ部Nが形成されている。
ここで、本実施形態の定着装置の動作について説明する。まず、加熱定着ロール410の表面がハロゲンランプ414の加熱により所定の設定温度になり、図示しない画像形成装置における画像形成動作(コピー動作やプリント動作など)の開始信号が受け付けられる。すると、その画像形成装置において記録シート1上にトナー像2が転写形成され、その記録シートPが定着装置に搬送されてくる。この画像形成動作の開始と同期して、加熱定着ロール410が図中の矢印方向に回転し始めると同時に、エンドレスベルト230が3つの支持ロール220、221、223に張架された状態で加熱定着ロール410に従動して図中の矢印方向に回転し始める。
エンドレスベルト230は、支持ロール220、221による支持と圧力付与部材240による押圧とにより、加熱定着ロール410との間にニップNを形成した状態で回転する。また、そのエンドレスベルト230の内周面には、圧力付与部材240のベルト回転方向上流側において潤滑剤供給部材251により潤滑剤が塗布される。これにより、エンドレスベルト230と圧力付与部材240との間に潤滑剤が供給されるため、ベルト230と圧力付与部材240との間の摩擦抵抗が低減される。
本実施形態においても、第1の実施形態、第2の実施形態と同様に、非画像形成状態時であって、画像形成装置の総動作時間が所定時間に至ったとき、あるいは定着ベルトの回転負荷値が所定値を超えるときに潤滑剤供給を行うものとする。画像形成状態時の位置251a、潤滑剤供給時の位置251bとの間の移動に関しては、ソレノイドなど種々の駆動手段が用いられる。
《第4の実施形態》
第1の実施形態では、シートのジャム発生に応じて当接状態から離間状態へ移行し、この離間状態では潤滑剤供給動作を行わないものであったが、本実施形態では離間状態で潤滑剤供給動作を行わせる。即ち、図4(B)の状態が離間状態且つ潤滑剤供給状態とするものである。言い換えれば、非画像形成状態時(ここでは、シートのジャム発生時)という条件で潤滑剤供給動作を行うようにしたものである。更に、本実施形態においては、離間動作に連動して潤滑剤供給部材を定着ベルトの内面に当接させることができる。勿論、潤滑剤供給動作を離間動作に連動させることなく、離間動作を行ってから潤滑剤供給系のスイッチをオンさせて潤滑剤供給動作に入るようにすることもできる。本実施形態においては前述した実施形態と異なり、画像形成装置の総動作時間が所定時間に至ったとき、あるいは定着ベルトの回転負荷値が所定値を超えるときという条件を設けずに、非画像形成状態時という条件で潤滑剤供給を行う。本実施形態においては、画像形成工程におけるシートのジャム発生時を非画像形成状態時と捉えるものであるが、非画像形成状態時については、以下にまとめて詳述する。
第1の実施形態では、シートのジャム発生に応じて当接状態から離間状態へ移行し、この離間状態では潤滑剤供給動作を行わないものであったが、本実施形態では離間状態で潤滑剤供給動作を行わせる。即ち、図4(B)の状態が離間状態且つ潤滑剤供給状態とするものである。言い換えれば、非画像形成状態時(ここでは、シートのジャム発生時)という条件で潤滑剤供給動作を行うようにしたものである。更に、本実施形態においては、離間動作に連動して潤滑剤供給部材を定着ベルトの内面に当接させることができる。勿論、潤滑剤供給動作を離間動作に連動させることなく、離間動作を行ってから潤滑剤供給系のスイッチをオンさせて潤滑剤供給動作に入るようにすることもできる。本実施形態においては前述した実施形態と異なり、画像形成装置の総動作時間が所定時間に至ったとき、あるいは定着ベルトの回転負荷値が所定値を超えるときという条件を設けずに、非画像形成状態時という条件で潤滑剤供給を行う。本実施形態においては、画像形成工程におけるシートのジャム発生時を非画像形成状態時と捉えるものであるが、非画像形成状態時については、以下にまとめて詳述する。
(画像形成状態時および非画像形成状態時)
本発明における画像形成状態時および非画像形成状態時について図11を用いて説明する。画像形成状態時とは、記録材に転写して出力するための画像の形成動作を行っている時である。一方、非画像形成状態時とは、記録材に転写して出力するための画像の形成動作を行っている画像形成時以外のタイミングであり、上述したシートの搬送時間遅延等の情報によりジャムを装置が検知した時の他、以下に示すようなもののいずれか一つに係る時である。非画像形成状態時としては、例えば画像形成動作前の準備動作時である前回転時、画像形成動作後の整理動作時である後回転時、又は複数の記録材に対する一連の画像形成動作中の記録材と記録材との間に対応する紙間時などが挙げられる。即ち、非画像形成状態時とは、以下に示す「A.前多回転工程」、「B.前回転工程」、「D.紙間工程」、「E.後回転工程」、「F.待機工程」のいずれか一つ、あるいはこれらの任意の組み合わせに係る時である。
本発明における画像形成状態時および非画像形成状態時について図11を用いて説明する。画像形成状態時とは、記録材に転写して出力するための画像の形成動作を行っている時である。一方、非画像形成状態時とは、記録材に転写して出力するための画像の形成動作を行っている画像形成時以外のタイミングであり、上述したシートの搬送時間遅延等の情報によりジャムを装置が検知した時の他、以下に示すようなもののいずれか一つに係る時である。非画像形成状態時としては、例えば画像形成動作前の準備動作時である前回転時、画像形成動作後の整理動作時である後回転時、又は複数の記録材に対する一連の画像形成動作中の記録材と記録材との間に対応する紙間時などが挙げられる。即ち、非画像形成状態時とは、以下に示す「A.前多回転工程」、「B.前回転工程」、「D.紙間工程」、「E.後回転工程」、「F.待機工程」のいずれか一つ、あるいはこれらの任意の組み合わせに係る時である。
ここで「D.紙間工程」については、非画像形成状態時でなく画像形成状態時として扱うこともできる。本発明では非画像形成状態時に、図4(B)や図10で説明したような潤滑剤供給を可能とする。そして、更なる潤滑財供給条件を設ける場合には、非画像形成状態時且つ画像形成装置が所定の走行状態に至ったときに潤滑剤供給を行うようにする。画像形成装置が所定の走行状態に至ったときとしては、画像形成装置の総動作時間が所定時間に至ったときや、定着ベルトの回転負荷値が所定値を超えるとき等がある。
A.前多回転工程
プリンターの始動動作期間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。プリンターのメイン電源スイッチSW−オンにより、プリンターのメインモータ(不図示)を駆動させて感光体ドラム11(図2)を回転させ、また所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。ドラム11はメインモータのONと同時的に回転を開始し、メインモータのOFFと同時的に回転を停止する。メインモータは、ドラム11、給紙機構部、記録材搬送機構部、現像装置15、定着装置40などの駆動系を駆動する。
プリンターの始動動作期間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。プリンターのメイン電源スイッチSW−オンにより、プリンターのメインモータ(不図示)を駆動させて感光体ドラム11(図2)を回転させ、また所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。ドラム11はメインモータのONと同時的に回転を開始し、メインモータのOFFと同時的に回転を停止する。メインモータは、ドラム11、給紙機構部、記録材搬送機構部、現像装置15、定着装置40などの駆動系を駆動する。
B.前回転工程
プリントスタート信号Sが入力したときにプリント前動作を実行させる期間であり、諸プロセス機器の画像形成準備動作が行われる。主として、ドラム11の予備帯電、レーザー走査部13の立上げ、転写バイアスの決定、定着装置40の温度調整などが行われる。
プリントスタート信号Sが入力したときにプリント前動作を実行させる期間であり、諸プロセス機器の画像形成準備動作が行われる。主として、ドラム11の予備帯電、レーザー走査部13の立上げ、転写バイアスの決定、定着装置40の温度調整などが行われる。
この前回転工程は前多回転工程中にプリントスタート信号Sが入力したときには前多回転工程に引き続いて実行される。プリントスタート信号の入力がないときには、前多回転工程の終了後にメインモータの駆動が一旦停止されてドラム11の回転が停止され、プリンターはプリントスタート信号Sが入力されるまで待機(スタンバイ)の状態に入る。プリントスタート信号Sが入力すると、前回転工程が実行される。
C.画像形成工程
所定の前回転工程が終了すると、引き続いて画像形成工程(プリントジョブ)が開始される。画像形成工程では、所定タイミングで記録材Pの給紙、帯電器12によるドラム表面の一様な帯電、ドラム11上に静電潜像を形成する為の画像露光、トナー現像等が行われる。すなわち、ドラム11に対する画像形成プロセスが実行され、ドラム11面に形成されたトナー画像の記録材への転写、定着手段によるトナー画像の定着処理がなされて画像形成物がプリントアウトされる。
所定の前回転工程が終了すると、引き続いて画像形成工程(プリントジョブ)が開始される。画像形成工程では、所定タイミングで記録材Pの給紙、帯電器12によるドラム表面の一様な帯電、ドラム11上に静電潜像を形成する為の画像露光、トナー現像等が行われる。すなわち、ドラム11に対する画像形成プロセスが実行され、ドラム11面に形成されたトナー画像の記録材への転写、定着手段によるトナー画像の定着処理がなされて画像形成物がプリントアウトされる。
連続プリントモードの場合は、上記のプリント動作が所定の設定プリント枚数分繰り返して実行される。
D.紙間工程
連続プリントモードにおいて、先行プリントの記録材の後端部が転写ニップ部を通過した後、次のプリントの記録材の先端部が転写ニップ部に到達するまでの間の、転写ニップ部における記録材の非通紙状態期間である。
連続プリントモードにおいて、先行プリントの記録材の後端部が転写ニップ部を通過した後、次のプリントの記録材の先端部が転写ニップ部に到達するまでの間の、転写ニップ部における記録材の非通紙状態期間である。
E.後回転工程
最後のプリントが終了した後もしばらくの間メインモータの駆動を継続させてドラム11を回転させ、所定の後動作を実行させる期間である。後回転工程では、転写ローラのクリーニング等の工程が行われている。
最後のプリントが終了した後もしばらくの間メインモータの駆動を継続させてドラム11を回転させ、所定の後動作を実行させる期間である。後回転工程では、転写ローラのクリーニング等の工程が行われている。
F.待機工程
所定の後回転工程が終了すると、メインモータの駆動が停止されてドラム11の回転が停止され、プリンターは次のプリントスタート信号Sが入力するまで待機の状態に入る。
所定の後回転工程が終了すると、メインモータの駆動が停止されてドラム11の回転が停止され、プリンターは次のプリントスタート信号Sが入力するまで待機の状態に入る。
1枚だけのプリントの場合は、そのプリントの終了後、プリンターは後回転工程を経て待機の状態になる。その後、プリントスタート信号Sが入力すると、プリンターは前回転工程に移行する。
(周知技術との併用)
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明と周知技術を併用して画像形成装置を構成することができることは言うまでもない。即ち、定着ベルト100と加圧部材103の摺動面、定着ベルト100と加熱部材102の間に、摩擦力を低減する目的であらかじめ潤滑剤(高温環境下において使用可能なシリコーンオイルなどのオイル)を塗布させることを前提とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明と周知技術を併用して画像形成装置を構成することができることは言うまでもない。即ち、定着ベルト100と加圧部材103の摺動面、定着ベルト100と加熱部材102の間に、摩擦力を低減する目的であらかじめ潤滑剤(高温環境下において使用可能なシリコーンオイルなどのオイル)を塗布させることを前提とすることができる。
以上、本発明の実施形態については、以下のような従来技術の問題点を改善できる。
即ち、従来技術では、ニップ部のみ潤滑剤を塗布しておくだけでは潤滑剤量が少なく、潤滑剤枯れによる回転負荷増加を考慮すると長寿命化は難しい。また、ニップ部以外にもう一つの潤滑剤塗布部材を具備した場合では、潤滑剤塗布部材を常時当接させると、画像形成状態時に常にベルトの熱を奪うこととなる。その為、高速化するにつれ奪取熱によるベルト表面の温度低下分を加熱するのに応答しきれなくなり加熱時間が延びる事で、ウォームアップタイムの遅延や連続通紙時の生産性低下を招く可能性がある。これに対し、本発明の実施形態については、定着装置の定着ベルト内側に具備した潤滑剤供給部材を必要に応じて適宜当接させて潤滑剤を供給することで、長期に渡り潤滑材を供給することにより定着装置の長寿命化を図ることができる。
即ち、従来技術では、ニップ部のみ潤滑剤を塗布しておくだけでは潤滑剤量が少なく、潤滑剤枯れによる回転負荷増加を考慮すると長寿命化は難しい。また、ニップ部以外にもう一つの潤滑剤塗布部材を具備した場合では、潤滑剤塗布部材を常時当接させると、画像形成状態時に常にベルトの熱を奪うこととなる。その為、高速化するにつれ奪取熱によるベルト表面の温度低下分を加熱するのに応答しきれなくなり加熱時間が延びる事で、ウォームアップタイムの遅延や連続通紙時の生産性低下を招く可能性がある。これに対し、本発明の実施形態については、定着装置の定着ベルト内側に具備した潤滑剤供給部材を必要に応じて適宜当接させて潤滑剤を供給することで、長期に渡り潤滑材を供給することにより定着装置の長寿命化を図ることができる。
100・・定着ベルト、101・・加圧ローラ、102・・加熱部材、103・・加圧部材、105・・ベルトガイド、111・・回転中心軸、112・・加圧レバー、113・・圧縮バネ、120・・カム、P・・シート、N・・定着ニップ部
Claims (5)
- 記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記記録材に形成された画像を加熱する画像加熱手段と、を有する画像形成装置であって、
前記画像加熱手段は、回転可能な無端ベルトと、画像を担持した記録材を挟持搬送して画像を加熱するためのニップ部を前記無端ベルトと形成する回転可能な対向部材と、前記無端ベルトの内面に当接して潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部材と、を有し、
前記画像形成装置が画像形成状態時に前記潤滑剤供給部材を前記無端ベルトの内面に当接させず、
前記画像形成装置が非画像形成状態時に前記潤滑剤供給部材を前記無端ベルトの内面に当接させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記潤滑材供給部材の前記無端ベルトの内面への当接の開始タイミングを、前記画像形成装置が非画像形成状態時であって前記画像形成装置が所定の走行状態に至ったときとしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記所定の走行状態に至ったときを、前記画像形成装置の総動作時間が所定時間に至ったときとしたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記所定の走行状態に至った場合を、前記無端ベルトの回転負荷値が所定値を超えるときとしたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記記録材に形成された画像を加熱する画像加熱手段と、を有する画像形成装置であって、
前記画像加熱手段は、回転可能な無端ベルトと、画像を担持した記録材を挟持搬送して画像を加熱するためのニップ部を前記無端ベルトと形成する回転可能な対向部材と、前記無端ベルトの内面に当接して潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部材と、を有し、
前記画像形成装置が画像形成状態時に前記無端ベルトと前記対向部材とを当接させて前記ニップ部を形成する当接動作と前記画像形成装置が非画像形成状態時に前記無端ベルトと前記対向部材とを離間させる離間動作を行う機構を備え、前記離間動作に連動して前記潤滑剤供給部材を前記無端ベルトの内面に当接させることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010125752A JP2011253000A (ja) | 2010-06-01 | 2010-06-01 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018036587A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2018091897A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
EP3686690A1 (en) * | 2019-01-23 | 2020-07-29 | Toshiba TEC Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2020118953A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 東芝テック株式会社 | 画像形成装置 |
-
2010
- 2010-06-01 JP JP2010125752A patent/JP2011253000A/ja active Pending
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