JP3777919B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に用いられている熱ローラ方式の定着装置は、加熱手段としてのハロゲンヒータランプを内部に有し、表面にトナーとの離型性をよくするコート層を設けた加熱ローラと、表面がゴム層からなる加圧ローラとから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の定着装置においては、加熱手段の消費電力が大きいので、加熱手段がオンすると、定常電流の数倍の突入電流が流れ、装置へ電流を供給する電源の電圧が降下する問題点がある。
【0004】
このような電源の電圧変動が発生すると、装置が設けられた部屋の蛍光灯がちらついたりすることがある。
このような現象を軽減するために、突入電流を減らすことが有効であり、加熱手段をオンした時に抵抗を直列に挿入する手段が提案されている。
【0005】
しかし、このような手段はコストがアップする別の問題点がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、電源の電圧が変動する頻度が減る定着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であって、前記加熱ローラ内に設けられ、前記加熱ローラの回転軸方向の両端部分を主に加熱する第1の加熱手段と、前記加熱ローラ内に設けられ、前記加熱ローラの回転軸方向の中央部分を主に加熱する第2の加熱手段と、前記加熱ローラの少なくとも一方の端部部分の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記加熱ローラの中央部分の温度を検知する第2の温度検知手段と、アイドリング時に、前記第1の温度検知手段の検知結果がT1on以下になったら前記第1の加熱手段を駆動し、前記T1onより高い温度であるT1off以上になったら前記第1の加熱手段の駆動を停止し、前記第2の温度検知手段の検知結果がT2on以下になったら前記第2の加熱手段を駆動し、前記T2onより高い温度であるT2off以上になったら前記第2の加熱手段の駆動を停止する制御手段と、を設け、(T1off-T1on)>(T2off-T2on)としたことを特徴とする定着装置である。
【0007】
アイドリング時には、制御部は、前記第1の温度検知手段の検知結果がT1on以下になったら前記第1の加熱手段を駆動し、前記T1onより高い温度であるT1off以上になったら前記第1の加熱手段の駆動を停止し、前記第2の温度検知手段の検知結果がT2on以下になったら前記第2の加熱手段を駆動し、前記T2onより高い温度であるT2off以上になったら前記第2の加熱手段の駆動を停止する。即ち、動作隙間のあるヒステリシス制御(オンオフ制御)で第1及び第2の加熱手段を駆動する。
【0008】
一方、加熱ローラから外気へ放熱される単位時間あたりの熱量は、加熱ローラの回転軸方向において、両端部分からのほうが中央部分より多くなるので、第1の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間と、第2の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間とが同じならば、第1の加熱手段のほうが第2の加熱手段よりオンオフ周期が短くなり、電源の電圧が変動する頻度が多くなる。
【0009】
しかし、本発明では、(T1off-T1on)>(T2off-T2on)としたことにより、即ち、第1の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間を第2の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間より大きく設定したことにより、第1の加熱手段のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度が減る。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の前記加熱ローラの断面において、前記加熱ローラの回転軸をはさんで、一方の側に前記第1の加熱手段及び第1の温度検知手段を設け、他方の側に前記第2の加熱手段及び前記第2の温度検知手段を設けたことを特徴とする定着装置である。
【0011】
それぞれの加熱手段と温度検知手段とを近接して設けることができるので、それぞれの加熱手段の温度制御性がよくなり、それぞれの加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間を大きく設定できるので、第1及び第2の加熱手段のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度が減る。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記加圧ローラとの圧接が終わった前記加熱ローラの表面を清掃するクリーニング機構を設け、該クリーニング機構によって清掃された前記加熱ローラの表面を、前記加圧ローラに圧接する前に検知するように前記第1及び第2の温度検知手段を設け、更に、前記加熱ローラの断面において、前記加熱ローラの回転軸をはさんで、前記第1及び第2の温度検知手段が設けられた側に前記第1の加熱手段を設け、他方の側に前記第2の加熱手段を設けたことを特徴とする定着装置である。
【0013】
前記クリーニング機構によって清掃された前記加熱ローラの表面を、前記加圧ローラに圧接する前に検知するように前記第1及び第2の温度検知手段を設けたことにより、第1及び第2の温度検知手段が加熱ローラの表面に接触する接触式であっても、検知手段の検知部の汚れを軽減でき、長期的に温度制御性を保持できる。
【0014】
又、第1の加熱手段と第1の温度検知手段とを近接して設けることができるので、第1の加熱手段の温度制御性がよくなり、第1の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間を大きく設定できるので、第1の加熱手段のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度が減る。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の前記加圧ローラは、前記加熱ローラとのニップ幅が、回転軸方向の両端部分のほうが、中央部分より広くなる逆クラウン形状であることを特徴とする定着装置である。
【0016】
アイドリング時、第1の加熱手段のオンオフ周期は長く設定されているので、加熱ローラの回転軸方向の両端部分の温度の触れ幅も大きくなり、定着率が悪い場合がある。
【0017】
しかし、加圧ローラは、前記加熱ローラとのニップ幅が、回転軸方向の両端部分のほうが、中央部分より広くなる逆クラウン形状であることにより、加熱ローラの回転軸方向の両端部分の定着温度の振れに対する許容幅が広くなっており、両端部分の定着率の悪化を防止する。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
(全体構成)
最初に、図10を用いて、本実施の形態例の定着装置が設けられた画像形成装置の全体構成を説明する。
【0019】
図において、画像形成装置1は、自動原稿搬送装置(通称ADF)Aと、自動原稿搬送装置Aにより搬送される原稿の画像を読み取るための原稿画像読取部Bと、読み取った原稿画像を処理する画像制御部Cと、画像処理後のデータに従って、感光ドラムからなる像担持体10上に書込みを行なう書込みユニット12を含む書込み部Dと、像担持体10及びその周囲に帯電電極14,磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段16,転写電極18,分離電極20,クリーニング手段21等の画像形成手段を含む画像形成部Eと、転写材(以下、記録紙という)Pを収容するトレイ等の複数の用紙収容手段(以下、給紙トレイ又はトレイという)22,24のための収納部F等を有している。
【0020】
自動原稿搬送装置Aは、原稿載置台26と、ローラR1を含むローラ群及び原稿の移動通路を適宜切り替えるための切替手段を含む原稿搬送処理部28を主要素とする。
【0021】
原稿画像読取部Bは、原稿ガラスGの下にあり、光路長を保って往復移動できる二つのミラーユニット30,31、固定の結像レンズ(以下、レンズという)33、ライン状の撮像素子(以下、CCDという)35等からなり、書込み部Dはレーザ光源40、ポリゴンミラー(偏光器)42等からなる。
【0022】
自動原稿搬送装置Aは、従来の自動原稿搬送装置と構成上の相違はあるものの原理はそのものは公知であり、又、原稿画像読取部B、書込み部D、画像処理手段(像担持体10上にトナー画像を形成し、かつ、シート上にトナー画像を転写させる手段)を備えた画像形成装置及び画像形成プロセスはよく知られているので、その説明は簡略に行なう。
【0023】
尚、転写電極18の手前側に示すR10はレジストローラであり、分離電極の下流側に示すHは定着装置(詳細は後述する)であり、加熱ローラ91とこの加熱ローラ91に圧接する加圧ローラ92とを備えており、加熱ローラ91と、加圧ローラ92との間にトナー画像が転写された記録紙Pが定着することにより、トナー画像が記録紙P上に熱定着される。
【0024】
上記構成において、像担持体10上にトナー画像を形成し、シート上の転写させた後、排紙トレイに排紙するプロセスは、以下のとおりである。
尚、本明細書では、転写電極がある転写領域を画像記録部という場合がある。
【0025】
原稿載置台26上に載置される原稿(図示せず)の一枚が原稿搬送処理部28中で搬送され、ローラR1の下を通過中に、露光手段Lによるスリット露光が行なわれる。
【0026】
尚、本実施の形態例では、原稿載置台26上に載置される原稿はセンター基準としている。
原稿からの反射光は、固定位置にあるミラーユニット30,31及びレンズ33を経て、CCD上に結合され、読み取られる。
【0027】
原稿画像読取部Bで読み取られた画像情報は、画像処理手段により処理され、符号化されて画像制御基板C上にあるメモリに格納される。
画像データは、画像形成に応じて呼び出され、当該画像データに従って書込み部Dにおけるレーザ光源40が駆動され、像担持体10上に露光が行なわれる。
【0028】
この露光に先立ち、矢印方向(反時計方向)に回転する像担持体10は、帯電電極14のコロナ放電により所定の表面電位が付与されているが、露光により露光部の電位が露光量に応じて減じ、結果として、画像データに応じた静電潜像が像担持体10上に形成される。
【0029】
静電潜像は、現像手段16により反転現像され、可視像(トナー像)とされる。
一方、像担持体10上のトナー像の先端部が転写領域に到達する前に、例えば、給紙トレイ22内の一枚のシートPが給紙搬送されて、レジストローラR10に到達し、先端規制されている。
【0030】
シートPはトナー像、即ち、像担持体10上の画像領域と重畳するように、同期をとって回転を開始するレジストローラR10により転写領域に向けて搬送される。
【0031】
転写領域において、像担持体10上のトナー像は、転写電極の付勢によりシートP上に転写されて、次いで、シートPは分離電極20の付勢により像担持体10から分離される。
【0032】
その後、定着装置Hの加熱,加圧により、トナー像を形成するトナー粉末はシートP上に溶融定着され、シートPは排紙通路78及び排紙ローラ79を介して排紙トレイT上に排紙される。
【0033】
(定着装置)
定着装置Hの構成を図1及び図2を用いて詳細に説明する。図1は定着装置Hの側面図、図2は図1のX方向からみた構成図である。
【0034】
図1において、191は両端面が開放された加熱ローラ91の円筒状の芯金(ローラ基体)である。
この芯金191の外周面には、離型性層194が形成されている。
【0035】
本実施の形態例では、芯金191の材質はアルミニウム、鉄のうちのいずれか、離型性層194の材質としてはPFA(テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体),四フッ化エチレン等の離型性の良い樹脂とした。
【0036】
更に、芯金191の肉厚を2.0mm以下、離型性層194の膜厚を約20μmとし、薄肉構造とした。
加熱ローラ91の内部には、断面において、回転軸Oを挟んで一方の側には第1の加熱手段としての第1のハロゲンヒータランプ210が、他方の側には、第2の加熱手段としての第2のハロゲンヒータランプ220が設けられている。
【0037】
そして、加熱ローラ91と加圧ローラ92とで、シートPは矢印R方向に挟持搬送される。
図2に示すように、第1のハロゲンヒータランプ210は、加熱ローラ91の回転軸方向において両端部分(L1)を主に加熱し、第2のハロゲンヒータランプ220は、加熱ローラ91の回転軸方向において中央部分(L2)を主に加熱するようになっている。
【0038】
加圧ローラ92は、発泡シリコンゴムの円周面にPFAチューブをかぶせた構造であり、表面硬度(アスカーC硬度)を35〜75とした。
加圧ローラ92はスプリング90の付勢力でもって、加熱ローラ91を総荷重49〜245Nで押圧することにより、加圧ローラ92と、加熱ローラ91との間のニップ圧は19600Pa〜196000Paとなり、ニップ通過時間は20〜40msecとしている。
【0039】
更に、本実施の形態例の加圧ローラ92は、加熱ローラ91とのニップ幅が、回転軸方向の両端部分(L1)のほうが、中央部分より広くなる逆クラウン形状とした。
【0040】
本実施の形態例の定着装置Hには、図1に示すように、加熱ローラ91の断面において、加熱ローラ91の回転軸をはさんで、第1のハロゲンヒータランプ210が設けられた側には、領域L1の加熱ローラ91の温度を検知する第1の温度検知手段330が、第2のハロゲンヒータランプ220が設けられた側には、領域L2の加熱ローラ91の温度を検知する第2の温度検知手段340が設けられている。
【0041】
尚、本実施の形態例では、温度検知手段は、サーミスタを用いた。
図2において、350は領域L2の端部を冷却する冷却手段としてのファンである。
【0042】
図1に戻って、加圧ローラ92との圧接が終わった加熱ローラ91の表面を清掃するクリーニング機構100は、芳香族ポリアミドの不織布製のウエブ101が巻かれた元巻きローラ103と、ウエブ101を巻き取る巻き取りローラ105と、ウエブ101を加熱ローラ91に押し付けるウエブバックアップローラ107とからなっている。
【0043】
この巻き取りローラ105は、所定の枚数の記録紙Pへの画像形成を行うと、所定量回転駆動され、ウエブ101の未使用部分が加熱ローラ91に押接するようになっている。
【0044】
次に、図3を用いて、本実施の形態例の定着装置の電気的構成を説明する。図3は図1に示す定着装置の電気的構成を説明するブロック図である。
図において、310は第1のハロゲンヒータランプ210駆動する回路からなる第1の加熱駆動手段、320はハロゲンヒータランプ220を駆動する回路からなる第2の駆動加熱手段である。
【0045】
500は制御部で、第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)と、第2の温度検知手段340からの温度情報(t2)と、画像形成装置本体の電源スイッチがオンされると、画像形成装置本体から送られる起動命令と、画像形成装置本体のコピーボタンがオンされると、画像形成装置本体から送られるコピー命令と、記録紙サイズ情報(W)と設定コピー枚数情報(I)とを取り込んで、第1及び第2の加熱駆動手段310,320を介して第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220及び冷却駆動手段360を介してファン350を駆動すると共に、カウンタ501を有している。
【0046】
次に、上記構成の定着装置の動作を図4〜図9を用いて説明する。
先ず、図画像形成装置の全体の動作を説明する状態遷移図である図4を用いて、画像形成装置の全体の動作を説明する。電源スイッチがオンされると、ウォームアップ動作(状態1)がなされ、ウォームアップが終了すると、終了フラグがオンとなり、アイドリング動作(状態2)となる。
【0047】
アイドリング動作中にコピー命令があると、コピー動作(状態3)を行い、コピーが終了すると、アイドリング動作(状態2)へ戻る。
次に、ウォームアップ動作、アイドリング動作、コピー動作を説明する。
【0048】
(ウォームアップ動作)
図1に示す定着装置のウォームアップ動作を説明するフロー図である図5及び図6を用いて説明する。
【0049】
図5において、(a)図は第1のハロゲンヒータランプのウォームアップ動作を示すフロー図、(b)図は第2のハロゲンヒータランプのウォームアップ動作を示すフロー図、図6はウォームアップ動作の終了判断動作を示すフロー図である。
【0050】
制御部500はウォームアップ動作として、図5(a),(b)、図6に示す3つのフローを200msec毎に行っている。
図5(a)に示すフローにおいて、第1の温度検知手段330のからの温度情報(t1)を取り込み、加熱ローラ91の領域L1の温度(t1)と所定温度(T1)との比較を行う(ステップ1)。
【0051】
加熱ローラ91の温度(t1)が所定温度(T1)より低ければ、第1のハロゲンヒータランプ210の駆動する(ステップ2)。
加熱ローラ91の温度(t1)が所定温度(T1)以上あれば、第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止し(ステップ3)、ウォーミングアップ(WU)終了フラグ1をオンとする(ステップ4)。
【0052】
同様に、図5(b)に示すルーチンにおいて、第2の温度検知手段340のからの温度情報(t2)を取り込み、加熱ローラ91の領域L2の温度(t2)と所定温度(T2)との比較を行う(ステップ1)。
【0053】
加熱ローラ91の温度(t2)が所定温度(T2)より低ければ、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動する(ステップ2)。
加熱ローラ91の温度(t2)が所定温度(T2)以上あれば、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止し(ステップ3)、ウォーミングアップ(WU)終了フラグ2をオンとする(ステップ4)。
【0054】
図6に示すフローにおいて、WU終了フラグ1及びWU終了フラグ2が共にオンがどうかを見て(ステップ1)、共にオンになっているならば、WU終了フラグをオンとする(ステップ2)。
【0055】
(アイドリング動作)
図1に示す定着装置のアイドリング動作を説明するフロー図である図7を用いて説明する。
【0056】
WU終了フラグ1と、WU終了フラグ2とが共にオンとなったら、制御部500は、第1のハロゲンヒータランプ210が駆動されているかどうかを見て(ステップ1)、駆動されているならば、第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)を取込み、設定温度(T1off)未満ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を続行し、設定温度(T1off)以上ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止する(ステップ2,3)。
【0057】
また、ステップ1で、第1のハロゲンヒータランプ210の駆動が停止しているならば、第1の温度検知手段330からの温度情報(t1)を取込み、設定温度(T1on)以上ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動の停止を続行し、第3の設定温度(T1off)未満ならば、第1のハロゲンヒータランプ210を駆動する(ステップ4,5)。
【0058】
尚、(T1off)>(T1on)である。
次に、制御部500は、第2のハロゲンヒータランプ220が駆動されているかどうかを見て(ステップ6)、駆動されているならば、第2の温度検知手段340からの温度情報(t2)を取込み、設定温度(T2off)未満ならば第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を続行し、第2の設定温度(T2on)以上ならば第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止する(ステップ7,8)。
【0059】
また、ステップ6で、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動が停止しているならば、第2の温度検知手段340からの温度情報(t2)を取込み、設定温度(T2on)以上ならば第1のハロゲンヒータランプ210の駆動の停止を続行し、第3の設定温度(T2off)未満ならば、第2のハロゲンヒータランプ220を駆動する(ステップ9,10)。
【0060】
尚、設定温度(T2off)>(T2on)である。
即ち、アイドリング時には、制御部500は、第1の温度検知手段330の検知結果が設定温度(T1on)以下になったら第1のハロゲンヒータランプ210を駆動し、設定温度(T1on)より高い設定温度である(T1off)以上になったら第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止し、第2の温度検知手段340の検知結果が設定温度(T2on)以下になったら第2のハロゲンヒータランプ220を駆動し、設定温度(T2on)より高い設定温度である(T2off)以上になったら第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止する。即ち、動作隙間のあるヒステリシス制御(オンオフ制御)で第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220を駆動している。
【0061】
そして、 (T1off-T1on)>(T2off-T2on)とした。
即ち、第1のハロゲンヒータランプ210のヒステリシス制御の動作隙間を第2のハロゲンヒータランプ220のヒステリシス制御の動作隙間より大きく設定している。
【0062】
従って、T1off=T2off,T2on>T1onとした場合、アイドリング時の加熱ローラ91の表面の温度変化は、図12に示すようになる。図中、アイドリング時での実線は加熱ローラ91の回転軸方向の中央部分の温度変化を示し、破線は端部部分の温度変化を示している。
【0063】
(コピー動作)
図1に示す定着装置のコピー動作を説明するフロー図である図8及び図9を用いて説明する。
【0064】
図8において、(a)図は第1のハロゲンヒータランプのコピー動作を示すフロー図、(b)図は第2のハロゲンヒータランプのコピー動作を示すフロー図である。また、図9において、(a)図はファンの駆動動作を示すフロー図、(b)図はファンの停止動作を示すフロー図である。
【0065】
制御部500は、コピー動作として、図8(a),(b)に示す2つのフローを200msec毎に行っている。
図8(a)に示すフローにおいて、第1の温度検知手段330のからの温度情報(t1)を取り込み、加熱ローラ91の領域L1の温度(t1)と所定温度(T1″)との比較を行う(ステップ1)。
【0066】
加熱ローラ91の温度(t1)が所定温度(T1″)より低ければ、第1のハロゲンヒータランプ210の駆動する(ステップ2)。
加熱ローラ91の温度(t1)が所定温度(T1″)以上あれば、第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止する(ステップ3))。
【0067】
同様に、図8(b)に示すフローにおいて、第2の温度検知手段340のからの温度情報(t2)を取り込み、加熱ローラ91の領域L2の温度(t2)と所定温度(T2″)との比較を行う(ステップ1)。
【0068】
加熱ローラ91の温度(t2)が所定温度(T2″)より低ければ、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動する(ステップ2)。
加熱ローラ91の温度(t2)が所定温度(T2″)以上あれば、第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止する(ステップ3))。
【0069】
更に、コピー命令があると、制御部500は図9(a)のフローを1回実行する。
図9(a)に示すフローにおいて、制御部500は、コピー命令があると、記録紙Pのサイズ情報(w)を読み込み(ステップ1)、通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ(W:例えば、B5縦)とを比較し(ステップ2)、通紙される記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ(W)以下の場合には、ファン350を駆動する(ステップ3)。
【0070】
また、コピー終了命令があると、制御部500は図9(b)のフローを1回実行する。
図9(b)に示すフローにおいて、制御部500は、コピー終了命令があると、ファン350が駆動しているならば(ステップ1)、ファン350の駆動を停止する(ステップ2)。
【0071】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) アイドリング時には、アイドリング時には、制御部500は、第1の温度検知手段330の検知結果が設定温度(T1on)以下になったら第1のハロゲンヒータランプ210を駆動し、設定温度(T1on)より高い設定温度である(T1off)以上になったら第1のハロゲンヒータランプ210の駆動を停止し、第2の温度検知手段340の検知結果が設定温度(T2on)以下になったら第2のハロゲンヒータランプ220を駆動し、設定温度(T2on)より高い設定温度である(T2off)以上になったら第2のハロゲンヒータランプ220の駆動を停止する。即ち、動作隙間のあるヒステリシス制御で第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220を駆動している。
【0072】
一方、加熱ローラ91から外気へ放熱される単位時間あたりの熱量は、加熱ローラ91の回転軸方向において、両端部分(L1)からのほうが中央部分(L2)より多くなるので、第1のハロゲンヒータランプ210のヒステリシス制御の動作隙間と、第2のハロゲンヒータランプ220のヒステリシス制御の動作隙間とが同じならば、第1のハロゲンヒータランプ210のほうが第2のハロゲンヒータランプ220よりオンオフ周期が短くなり、電源の電圧が変動する頻度が多くなる。
【0073】
しかし、本実施の形態例では、(T1off-T1on)>(T2off-T2on)としたことにより、即ち、第1のハロゲンヒータランプ210のヒステリシス制御の動作隙間を第2のハロゲンヒータランプ220のヒステリシス制御の動作隙間より大きく設定したことにより、第1のハロゲンヒータランプ210のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度を減らすことができる。
【0074】
(2) 加熱ローラ91の断面において、加熱ローラ91の回転軸Oをはさんで、一方の側に第1のハロゲンヒータランプ210及び第1の温度検知手段330を設け、他方の側に第2のハロゲンヒータランプ220及び第2の温度検知手段340を設けたことで、第1のハロゲンヒータランプ210と第1の温度検知手段330、第2のハロゲンヒータランプ220と第2の温度検知手段340とを近接して設けることができるので、それぞれのハロゲンヒータランプ210,220の温度制御性がよくなり、それぞれのハロゲンヒータランプ210,220のヒステリシス制御の動作隙間を大きく設定できるので、第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度を減らすことができる。
【0075】
(3) アイドリング時、第1のハロゲンヒータランプ210のオンオフ周期は長く設定されているので、加熱ローラ91の回転軸方向の両端部分(L1)の温度の触れ幅も大きくなり、定着率が悪い場合がある。
【0076】
しかし、加圧ローラ92は、加熱ローラ91とのニップ幅が、回転軸方向の両端部分(L1)のほうが、中央部分(L2)より広くなる逆クラウン形状であることにより、加熱ローラ91の回転軸方向の両端部分(L1)の定着温度の振れに対する許容幅が広くなっており、両端部分(L1)の定着率の悪化を防止することができる。
【0077】
尚、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではない。例えば、図11に示すような構成の定着装置でもよい。図において、クリーニング機構100によって清掃された前記加熱ローラ91の表面を、加圧ローラ92に圧接する前に検知するように第1及び第2の温度検知手段330,340が設けられている。
【0078】
そして、加熱ローラ91の断面において、加熱ローラ91の回転軸Oをはさんで、第1及び第2の温度検知手段330,340が設けられた側に第1のハロゲンヒータランプ210を設け、他方の側に第2のハロゲンヒータランプ220を設けている。
【0079】
このような構成によれば、クリーニング機構100によって清掃された前記加熱ローラ91の表面を、加圧ローラ92に圧接する前に検知するように第1及び第2の温度検知手段330,340を設けたことにより、第1及び第2の温度検知手段330,340が加熱ローラ91の表面に接触する接触式であっても、検知手段の検知部の汚れを軽減でき、長期的に温度制御性を保持できる。
【0080】
又、第1のハロゲンヒータランプ210と第1の温度検知手段330とを近接して設けることができるので、第1のハロゲンヒータランプ210の温度制御性がよくなり、第1のハロゲンヒータランプ210のヒステリシス制御の動作隙間を大きく設定できるので、第1のハロゲンヒータランプ210のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度を減らせる。
【0081】
【実施例】
本願発明者は、本発明の効果を確認するために、以下のような実験を行なった。
【0082】
(定着装置)
加熱ローラ91:外径27.5mm,芯金肉厚0.8mm,材質はアルミニウム合金,表層材質はふっ素系樹脂,逆クラウン80μ
加圧ローラ92:外径26.0mm,材質はシリコンスポンジゴム,PFAチューブ被覆,硬度48°(AscerC,4900mN荷重),逆クラウン100μm
第1のハロゲンヒータランプ210:425W(定格)
第2のハロゲンヒータランプ220:475W(定格)L2の幅約200mm
ニップ荷重:127.4N
ニップ幅:中央部4mm,端部4.5mm
定着線速:140mm/sec
(第1の実験)
図13に示すように、No.1の実験では、第1のハロゲンヒータランプ210と第2のハロゲンヒータランプ220とのヒステリシス制御の動作隙間を15℃で一致させた。
【0083】
又、No.2の実験では、第1のハロゲンヒータランプ210のヒステリシス制御の動作隙間を20℃、第2のハロゲンヒータランプ220のヒステリシス制御の動作隙間を15℃とした。
【0084】
そして、電源電圧の変動による照明のちらつきのひどさについて、人間の目の特性(10Hz位の変化に一番敏感)を反映した重み付けを行なったフリッカ(短時間フリッカ値:Pst)という定量値を求めた。
【0085】
No.2の実験、即ち、第1のハロゲンヒータランプ210のヒステリシス制御の動作隙間を第2のハロゲンヒータランプ220のヒステリシス制御の動作隙間より大きく設定したほうが、電源の電圧が変動する頻度が減ることが確認された。
【0086】
(第2の実験)
加熱ローラ91と逆クラウン形状とした加圧ローラ92を用いた定着装置における加熱ローラ91の表面温度と、定着率との関係を調べ、その結果を図14に示す。
【0087】
回転軸方向において、両端部分のほうがニップ幅が広いので、定着率が高めとなった。
よって、ヒステリシス制御の動作隙間を5℃低めに方向に設定しても、両端部分の定着率は、中央部分の定着率と略同じになることを確認した。
【0088】
尚、定着率は、サンプル画像が定着されたシートPの反射濃度1.0の場所を晒し布を巻いたおもりで左右に所定回数擦り、擦った後の反射濃度を測定して、以下のように求めた。
定着率(%)=((擦り後反射濃度)/(擦り前の反射濃度))×100
【0089】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、アイドリング時には、制御部は、前記第1の温度検知手段の検知結果がT1on以下になったら前記第1の加熱手段を駆動し、前記T1onより高い温度であるT1off以上になったら前記第1の加熱手段の駆動を停止し、前記第2の温度検知手段の検知結果がT2on以下になったら前記第2の加熱手段を駆動し、前記T2onより高い温度であるT2off以上になったら前記第2の加熱手段の駆動を停止する。即ち、動作隙間のあるヒステリシス制御(オンオフ制御)で第1及び第2の加熱手段を駆動する。
【0090】
一方、加熱ローラから外気へ放熱される単位時間あたりの熱量は、加熱ローラの回転軸方向において、両端部分からのほうが中央部分より多くなるので、第1の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間と、第2の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間とが同じならば、第1の加熱手段のほうが第2の加熱手段よりオンオフ周期が短くなり、電源の電圧が変動する頻度が多くなる。
【0091】
しかし、本発明では、(T1off-T1on)>(T2off-T2on)としたことにより、即ち、第1の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間を第2の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間より大きく設定したことにより、第1の加熱手段のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度が減る。
【0092】
請求項2記載の発明によれば、それぞれの加熱手段と温度検知手段とを近接して設けることができるので、それぞれの加熱手段の温度制御性がよくなり、それぞれの加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間を大きく設定できるので、第1及び第2の加熱手段のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度が減る。
【0093】
請求項3記載の発明によれば、前記クリーニング機構によって清掃された前記加熱ローラの表面を、前記加圧ローラに圧接する前に検知するように前記第1及び第2の温度検知手段を設けたことにより、第1及び第2の温度検知手段が加熱ローラの表面に接触する接触式であっても、検知手段の検知部の汚れを軽減でき、長期的に温度制御性を保持できる。
【0094】
又、第1の加熱手段と第1の温度検知手段とを近接して設けることができるので、第1の加熱手段の温度制御性がよくなり、第1の加熱手段のヒステリシス制御の動作隙間を大きく設定できるので、第1の加熱手段のオンオフ周期が長くなり、電源の電圧が変動する頻度が減る。
【0095】
請求項4記載の発明によれば、アイドリング時、第1の加熱手段のオンオフ周期は長く設定されているので、加熱ローラの回転軸方向の両端部分の温度の触れ幅も大きくなり、定着率が悪い場合がある。
【0096】
しかし、加圧ローラは、前記加熱ローラとのニップ幅が、回転軸方向の両端部分のほうが、中央部分より広くなる逆クラウン形状であることにより、加熱ローラの回転軸方向の両端部分の定着温度の振れに対する許容幅が広くなっており、両端部分の定着率の悪化を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置の側面図である。
【図2】図1のX方向から見た構成図である。
【図3】図1に示す定着装置の電気的構成を説明するブロック図である。
【図4】本実施の形態例の定着装置が設けられた画像形成装置の全体の動作を説明する状態遷移図である。
【図5】図1に示す定着装置のウォームアップ動作を説明するフロー図であって、(a)図は第1のハロゲンヒータランプのウォームアップ動作を示すフロー図、(b)図は第2のハロゲンヒータランプのウォームアップ動作を示すフロー図である。
【図6】図1に示す定着装置の図1に示す定着装置のアイドリング動作を説明するフロー図である。
【図7】図1に示す定着装置のアイドリング動作を説明するフロー図である。
【図8】図2に示す定着装置のコピー動作を説明するフロー図であって、(a)図は第1のハロゲンヒータランプのコピー動作を示すフロー図、(b)図は第2のハロゲンヒータランプのコピー動作を示すフロー図である。
【図9】図2に示す定着装置のコピー動作を説明するフロー図であって、(a)図はファンの駆動動作を示すフロー図、(b)図はファンの停止動作を示すフロー図である。
【図10】本実施の形態例の定着装置が設けられた画像形成装置の全体構成を説明する図である。
【図11】他の実施の形態例を説明する定着装置の構成図である。
【図12】アイドリング時の加熱ローラ表面の温度変化を説明する図である。
【図13】実施例の第1の実験の結果を示す図である。
【図14】実施例の第2の実験の結果を示す図である。
【符号の説明】
91 加熱ローラ
92 加圧ローラ
191 芯金
210 第1のハロゲンヒータランプ(加熱手段)
220 第2のハロゲンヒータランプ(加熱手段)
330 第1の温度検知手段
340 第2の温度検知手段
500 制御部
Claims (4)
- 加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であって、
前記加熱ローラ内に設けられ、前記加熱ローラの回転軸方向の両端部分を主に加熱する第1の加熱手段と、
前記加熱ローラ内に設けられ、前記加熱ローラの回転軸方向の中央部分を主に加熱する第2の加熱手段と、
前記加熱ローラの少なくとも一方の端部部分の温度を検知する第1の温度検知手段と、
前記加熱ローラの中央部分の温度を検知する第2の温度検知手段と、
アイドリング時に、前記第1の温度検知手段の検知結果がT1on以下になったら前記第1の加熱手段を駆動し、前記T1onより高い温度であるT1off以上になったら前記第1の加熱手段の駆動を停止し、前記第2の温度検知手段の検知結果がT2on以下になったら前記第2の加熱手段を駆動し、前記T2onより高い温度であるT2off以上になったら前記第2の加熱手段の駆動を停止する制御手段と、
を設け、
(T1off-T1on)>(T2off-T2on)
としたことを特徴とする定着装置。 - 前記加熱ローラの断面において、
前記加熱ローラの回転軸をはさんで、
一方の側に前記第1の加熱手段及び第1の温度検知手段を設け、
他方の側に前記第2の加熱手段及び前記第2の温度検知手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 前記加圧ローラとの圧接が終わった前記加熱ローラの表面を清掃するクリーニング機構を設け、
該クリーニング機構によって清掃された前記加熱ローラの表面を、前記加圧ローラに圧接する前に検知するように前記第1及び第2の温度検知手段を設け、
更に、前記加熱ローラの断面において、前記加熱ローラの回転軸をはさんで、前記第1及び第2の温度検知手段が設けられた側に前記第1の加熱手段を設け、
他方の側に前記第2の加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 前記加圧ローラは、前記加熱ローラとのニップ幅が、
回転軸方向の両端部分のほうが、中央部分より広くなる逆クラウン形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の定着装置。
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