JP2001147615A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2001147615A
JP2001147615A JP32975499A JP32975499A JP2001147615A JP 2001147615 A JP2001147615 A JP 2001147615A JP 32975499 A JP32975499 A JP 32975499A JP 32975499 A JP32975499 A JP 32975499A JP 2001147615 A JP2001147615 A JP 2001147615A
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Japan
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temperature
heating roller
heating
detecting means
roller
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Naohiko Haniyu
羽生  直彦
Shinsuke Fujita
慎介 藤田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウンが図れる定着装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 加熱ローラ91内に設けられ、加熱ロー
ラ91の所定の領域を加熱する第1の加熱手段210
と、加熱ローラ91内に設けられ、加熱ローラ91の所
定の領域外の領域を加熱する第2の加熱手段220と、
加熱ローラ91の所定の領域の温度を検出する第1の温
度検知手段330と、加熱ローラ91の所定の領域外の
領域の温度を検出する第2の温度検知手段340と、ウ
ォームアップ中、第1の温度検知手段330,第2の温度
検知手段340のうち、一方の温度検知手段の検知結果
が定着可能温度に達してから、所定の時間内に他方の温
度検知手段の検知結果が定着可能温度に達しない時に、
異常と判断する制御部500とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱ローラと、該
加熱ローラに圧接する加圧ローラとを有し、これら加熱
ローラ,加圧ローラ間にトナー画像が転写された転写材
を通過させ、前記トナー画像を前記転写材に熱定着する
定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、複写機、レーザビームプリンタ等
の画像形成装置に用いられている熱ローラ方式の定着装
置は、加熱手段としてのハロゲンヒータランプを内部に
有し、表面にトナーとの離型性をよくするコート層を設
けた加熱ローラと、表面がゴム層からなる加圧ローラと
から構成されている。
【0003】ところで、画像形成中の定着装置の消費電
力は、一枚の転写材を定着さるのに必要な熱容量×画像
形成枚数で略決定される。画像形成速度が20〜30枚/分
クラスの画像形成装置は、画像形成速度が遅い分、単位
時間当たりに必要な熱容量が少なく、加熱ローラに畜熱
する必要がなく、画像形成時の熱供給で充分である。
【0004】一方、幅の狭い転写材を連続して多数定着
する場合、加熱ローラの一部分だけ、たとえば、センタ
ー基準の場合、加熱ローラの中央部分だけが熱量を必要
とする。
【0005】単位長さ当たりの発熱量がほぼ一定の一本
のハロゲンヒータランプを用いた場合、5.5×8.5Rのよ
うに、幅が一番狭く、A版、B版系列の転写材に比べて流
方向の長さが長いプロポーションの転写材を連続して複
数枚定着すると、非通紙部の温度上昇が顕著になり、温
度制御が難しいという問題点がある。
【0006】そこで、図11に示すような構成の定着装
置が提案されている。加熱ローラ1091において、1
191は両端面が開放された円筒状の芯金(ローラ基体)
である。
【0007】この芯金1191の外周面には、離型性層
1194が形成されている。加熱ローラ1091の内部
には、所定サイズの記録紙Pの通過領域外の領域(L1)を
主に加熱する第1の加熱手段としての第1のハロゲンヒー
タランプ1210と、所定サイズの記録紙Pの通過領域
(L2)を主に加熱する第2の加熱手段としての第2のハロゲ
ンヒータランプ1220とが設けられている。
【0008】加圧ローラ1092は、発泡シリコンゴム
の円周面にPFAチューブをかぶせた構造であり、図示し
ない付勢手段の付勢力でもって、加熱ローラ1091を
押圧している。
【0009】そして、二つの温度検知手段1330,1
340が設けられている。一つは、領域L1の加熱ローラ
1091の温度を検知する第1の温度検知手段1330
と、領域L2の加熱ローラ1091の温度を検出する第2
の温度検知手段1340である。尚、これら第1及び第2
の温度検知手段としては、コストと検知精度との総合的
な観点により一般にサーミスタ素子が用いられている。
【0010】ところで、サーミスタ素子は、温度が変化
すると、その電気抵抗値が変化する抵抗体である。サー
ミスタ素子として、温度が高くなると抵抗値が下がるタ
イプ(NTC)を用いた場合、サーミスタが接触不良となる
と、サーミスタ素子+接触抵抗の合計で抵抗値が大きく
なり、結果として実際の温度より低めに誤検知してしま
う。
【0011】よって、このような誤検知を防止するため
に、領域L1には第1の温度検出手段1330の異常検知
専用の第3の温度検出手段1331が、領域L2には第2の
温度検知手段1340の異常検知専用の第4の温度検知
手段1341が設けられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の定
着装置においては、第1及び第2の温度検知手段133
0,1340異常検知専用の第3及び第4の温度検知手段
1331,1341が必要であり、コストアップとなる
問題点がある。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コストダウンが図れる定着装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、加熱ローラと、該加熱ローラに圧接
する加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ロー
ラ間にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記
トナー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であっ
て、前記加熱ローラ内に設けられ、前記加熱ローラの所
定の領域を加熱する第1の加熱手段と、前記加熱ローラ
内に設けられ、前記加熱ローラの所定の領域外の領域を
加熱する第2の加熱手段と、前記加熱ローラの所定の領
域の温度を検出する第1の温度検知手段と、前記加熱ロ
ーラの所定の領域外の領域の温度を検出する第2の温度
検知手段と、ウォームアップ中、前記第1の温度検知手
段,前記第2の温度検知手段のうち、一方の温度検知手段
の検知結果が定着可能温度に達してから、所定の時間内
に他方の温度検知手段の検知結果が定着可能温度に達し
ない時に、異常と判断する制御部とを有することを特徴
とする定着装置である。
【0015】第1及び第2の温度検知手段が接触不良がな
いときの二つの温度検知手段が定着可能温度に達する時
間差にある程度の時間を加えた時間を所定の時間として
設定しておく。
【0016】第1の温度検知手段、第2の温度検知手段に
接触不良があった場合は、定着可能温度までの時間が長
くなる。制御部は、ウォームアップ中、前記第1の温度
検知手段,前記第2の温度検知手段のうち、一方の温度検
知手段の検知結果が定着可能温度に達してから、所定の
時間内に他方の温度検知手段の検知結果が定着可能温度
に達しない時に、異常と判断することにより、従来必要
であった異常検知用の温度検知手段が不要となる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。 (全体構成)最初に、図10を用いて、本実施の形態例
の定着装置が設けられた画像形成装置の全体構成を説明
する。
【0018】図において、画像形成装置1は、自動原稿
搬送装置(通称ADF)Aと、自動原稿搬送装置Aにより搬送
される原稿の画像を読み取るための原稿画像読取部B
と、読み取った原稿画像を処理する画像制御部Cと、画
像処理後のデータに従って、感光ドラムからなる像担持
体10上に書込みを行なう書込みユニット12を含む書
込み部Dと、像担持体10及びその周囲に帯電電極14,
磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段16,転写電極
18,分離電極20,クリーニング手段21等の画像形成
手段を含む画像形成部Eと、転写材(以下、記録紙とい
う)Pを収容するトレイ等の複数の用紙収容手段(以下、
給紙トレイ又はトレイという)22,24のための収納部
F等を有している。
【0019】自動原稿搬送装置Aは、原稿載置台26と、
ローラR1を含むローラ群及び原稿の移動通路を適宜切り
替えるための切替手段を含む原稿搬送処理部28を主要
素とする。
【0020】原稿画像読取部Bは、原稿ガラスGの下にあ
り、光路長を保って往復移動できる二つのミラーユニッ
ト30,31、固定の結像レンズ(以下、レンズという)
33、ライン状の撮像素子(以下、CCDという)35等か
らなり、書込み部Dはレーザ光源40、ポリゴンミラー
(偏光器)42等からなる。
【0021】自動原稿搬送装置Aは、従来の自動原稿搬
送装置と構成上の相違はあるものの原理はそのものは公
知であり、又、原稿画像読取部B、書込み部D、画像処理
手段(像担持体10上にトナー画像を形成し、かつ、シ
ート上にトナー画像を転写させる手段)を備えた画像形
成装置及び画像形成プロセスはよく知られているので、
その説明は簡略に行なう。
【0022】尚、転写電極18の手前側に示すR10はレ
ジストローラであり、分離電極の下流側に示すHは定着
装置(詳細は後述する)であり、加熱ローラ91とこの加
熱ローラ91に圧接する加圧ローラ92とを備えてお
り、加熱ローラ91と、加圧ローラ92との間にトナー
画像が転写された記録紙Pが定着することにより、トナ
ー画像が記録紙P上に熱定着される。
【0023】上記構成において、像担持体10上にトナ
ー画像を形成し、シート上の転写させた後、排紙トレイ
に排紙するプロセスは、以下のとおりである。尚、本明
細書では、転写電極がある転写領域を画像記録部という
場合がある。
【0024】原稿載置台26上に載置される原稿(図示
せず)の一枚が原稿搬送処理部28中で搬送され、ロー
ラR1の下を通過中に、露光手段Lによるスリット露光が
行なわれる。
【0025】尚、本実施の形態例では、原稿載置台26
上に載置される原稿はセンター基準としている。原稿か
らの反射光は、固定位置にあるミラーユニット30,3
1及びレンズ33を経て、CCD上に結合され、読み取ら
れる。
【0026】原稿画像読取部Bで読み取られた画像情報
は、画像処理手段により処理され、符号化されて画像制
御基板C上にあるメモリに格納される。画像データは、
画像形成に応じて呼び出され、当該画像データに従って
書込み部Dにおけるレーザ光源40が駆動され、像担持
体10上に露光が行なわれる。
【0027】この露光に先立ち、矢印方向(反時計方向)
に回転する像担持体10は、帯電電極14のコロナ放電
により所定の表面電位が付与されているが、露光により
露光部の電位が露光量に応じて減じ、結果として、画像
データに応じた静電潜像が像担持体10上に形成され
る。
【0028】静電潜像は、現像手段16により反転現像
され、可視像(トナー像)とされる。一方、像担持体10
上のトナー像の先端部が転写領域に到達する前に、例え
ば、給紙トレイ22内の一枚のシートPが給紙搬送され
て、レジストローラR10に到達し、先端規制されてい
る。
【0029】シートPはトナー像、即ち、像担持体10
上の画像領域と重畳するように、同期をとって回転を開
始するレジストローラR10により転写領域に向けて搬送
される。
【0030】転写領域において、像担持体10上のトナ
ー像は、転写電極の付勢によりシートP上に転写され
て、次いで、シートPは分離電極20の付勢により像担
持体10から分離される。
【0031】その後、定着装置Hの加熱,加圧により、ト
ナー像を形成するトナー粉末はシートP上に溶融定着さ
れ、シートPは排紙通路78及び排紙ローラ79を介し
て排紙トレイT上に排紙される。
【0032】(定着装置)定着装置Hの構成を図1及び図
2を用いて詳細に説明する。図1は定着装置Hの側面図
である図2のX方向矢視図、図2は定着装置Hの側面図で
ある。
【0033】加熱ローラ91において、191は両端面
が開放された円筒状の芯金(ローラ基体)である。この芯
金191の外周面には、離型性層194が形成されてい
る。
【0034】本実施の形態例では、芯金191の材質は
アルミニウム、鉄のうちのいずれか、離型性層194の
材質としてはPFA(テトラフルオロエチレン/パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合体),四フッ化エチレン
等の離型性の良い樹脂とした。
【0035】更に、芯金191の肉厚を2.0mm以下、離
型性層194の膜厚を約20μmとし、薄肉構造とした。
加熱ローラ91の内部には、所定サイズの記録紙Pの通
過領域外の領域(L1)を主に加熱する第1の加熱手段とし
ての第1のハロゲンヒータランプ210と、所定サイズ
の記録紙Pの通過領域(L2)を主に加熱する第2の加熱手段
としての第2のハロゲンヒータランプ220とが設けら
れている。
【0036】加圧ローラ92は、発泡シリコンゴムの円
周面にPFAチューブをかぶせた構造であり、表面硬度(ア
スカーC硬度)を35〜75とした。そして、加圧ローラ92
はスプリング90の付勢力でもって、加熱ローラ91を
総荷重49〜245Nで押圧し、加圧ローラ92と、加熱ロー
ラ91との間のニップ圧を19600Pa〜196000Pa、ニップ
通過時間を20〜40msecとした。
【0037】本実施の形態例の定着装置Hには、図1に
示すように、二つの温度検知手段330,340が設け
られている。一つは、領域L1の加熱ローラ91の温度を
検知する第1の温度検知手段330と、領域L2の加熱ロ
ーラ91の温度を検出する第2の温度検知手段340で
ある。尚、本実施の形態例では、温度検知手段は、サー
ミスタを用いた。
【0038】350は領域L2の端部を冷却する冷却手段
としてのファンである。クリーニング機構100は、芳
香族ポリアミドの不織布製のウエブ101が巻かれた元
巻きローラ103と、ウエブ101を巻き取る巻き取り
ローラ105と、ウエブ101を加熱ローラ91に押し
付けるウエブバックアップローラ107とからなってい
る。
【0039】この巻き取りローラ105は、所定の枚数
の記録紙Pへの画像形成を行うと、所定量回転駆動さ
れ、ウエブ101の未使用部分が加熱ローラ91に押接
するようになっている。
【0040】次に、図3を用いて、本実施の形態例の定
着装置の電気的構成を説明する。図3は図1に示す定着
装置の電気的構成を説明するブロック図である。図にお
いて、310は第1のハロゲンヒータランプ210駆動
する回路からなる第1の加熱駆動手段、320はハロゲ
ンヒータランプ220を駆動する回路からなる第2の駆
動加熱手段である。
【0041】500は制御部で、第1の温度検知手段3
30からの温度情報(t1)と、第2の温度検知手段340
からの温度情報(t2)と、画像形成装置本体の電源スイッ
チがオンされると、画像形成装置本体から送られる起動
命令と、画像形成装置本体のコピーボタンがオンされる
と、画像形成装置本体から送られるコピー命令と、記録
紙サイズ情報(W)と設定コピー枚数情報(I)とを取り込ん
で、第1及び第2の加熱駆動手段310,320を介して
第1及び第2のハロゲンヒータランプ210,220及び
冷却駆動手段360を介してファン350を駆動すると
共に、カウンタ501及びタイマー502を有してい
る。
【0042】次に、上記構成の定着装置の動作を図4〜
図9を用いて説明する。先ず、図画像形成装置の全体の
動作を説明する状態遷移図である図4を用いて、画像形
成装置の全体の動作を説明する。電源スイッチがオンさ
れると、ウォームアップ動作(状態1)がなされ、ウォー
ムアップが終了すると、終了フラグがオンとなり、アイ
ドリング動作(状態2)となる。
【0043】アイドリング動作中にコピー命令がある
と、コピー動作(状態3)を行い、コピーが終了すると、
アイドリング動作(状態2)へ戻る。次に、ウォームアッ
プ動作、アイドリング動作、コピー動作を説明する。
【0044】(ウォームアップ動作)図1に示す定着装
置のウォームアップ動作を説明するフロー図である図5
及び図6を用いて説明する。
【0045】図5(a)図は第1のハロゲンヒータランプの
ウォームアップ動作を示すフロー図、図5(b)図は第2の
ハロゲンヒータランプのウォームアップ動作を示すフロ
ー図、図6は図5のウォームアップ動作と並行して実行
される異常検知ルーチンを示すフロー図である。
【0046】制御部500はウォームアップ動作とし
て、図5(a),(b)に示す3つのフローを200msec毎に行っ
ている。図5(a)に示すフローにおいて、第1の温度検知
手段330のからの温度情報(t1)を取り込み、加熱ロー
ラ91の領域L1の温度(t1)と第1の定着可能温度(T1)と
の比較を行う(ステップ1)。
【0047】加熱ローラ91の温度(t1)が第1の定着可
能温度(T1)より低ければ、第1のハロゲンヒータランプ
210の駆動する(ステップ2)。加熱ローラ91の温度
(t1)が第1の定着可能温度(T1)以上あれば、第1のハロゲ
ンヒータランプ210の駆動を停止し(ステップ3)、ウ
ォームアップ(WU)終了フラグ1をオンとする(ステップ
4)。
【0048】同様に、図6(b)に示すルーチンにおい
て、第2の温度検知手段340のからの温度情報(t2)を
取り込み、加熱ローラ91の領域L2の温度(t2)と第2の
定着可能温度(T2)との比較を行う(ステップ1)。
【0049】加熱ローラ91の温度(t2)が第2の定着可
能温度(T2)より低ければ、第2のハロゲンヒータランプ
220の駆動する(ステップ2)。加熱ローラ91の温度
(t2)が第2の定着可能温度(T2)以上あれば、第2のハロゲ
ンヒータランプ220の駆動を停止し(ステップ3)、ウ
ォームアップ(WU)終了フラグ2をオンとする(ステップ
4)。
【0050】次に、図5と並行して行なわれる図6に示
すフローを説明する。第1の温度検知手段330からの
温度情報(t1)、第2の温度検知手段340からの温度情
報(t2)のいずれかが、対応する第1の定着可能温度(T
1)、第2の定着可能温度(T2)に達すると、タイマー50
2がスタートする(ステップ1,ステップ2)。
【0051】先に第1の温度検知手段330からの温度
情報(t1)が第1の定着可能温度(T1)に達すると、タイマ
ー502がスタートし(ステップ3)、所定時間2内に第2
の温度検知手段340からの温度情報(t2)が第2の定着
可能温度(T2)に達しない場合(ステップ4,5)は、異常と
判断し、異常表示等を行なう異常処理ルーチンへ移行す
る(ステップ6)。
【0052】又、所定時間2以下で第2の温度検知手段3
40からの温度情報(t2)が第2の定着可能温度(T2)に達
した場合(ステップ4,5)は、正常と判断し、ウォームア
ップ終了フラグをオンする(ステップ7)。
【0053】逆に、第2の温度検知手段340からの温
度情報(t2)が第2の定着可能温度(T2)に達すると、タイ
マー502がスタートし(ステップ8)、所定時間1内に第
1の温度検知手段330からの温度情報(t1)が第1の定着
可能温度(T1)に達しない場合(ステップ9,10)は、異常と
判断し、異常表示等を行なう異常処理ルーチンへ移行す
る(ステップ6)。
【0054】又、所定時間1以下で第1の温度検知手段3
30からの温度情報(t1)が第1の定着可能温度(T1)に達
した場合(ステップ9,10)は、正常と判断し、ウォームア
ップ終了フラグをオンする(ステップ7)。
【0055】尚、ここで、設定時間1,2は、第1及び第2
の温度検知手段330,340が接触不良がないときの
二つの温度検知手段330,340が定着可能温度に達
する時間差にある程度の時間を加えた時間である。
【0056】(アイドリング動作)図1に示す定着装置
のアイドリング動作を説明するフロー図である図7を用
いて説明する。
【0057】図7において、(a)図は第1のハロゲンヒー
タランプのアイドリング動作を示すフロー図、(b)図は
第2のハロゲンヒータランプのアイドリング動作を示す
フロー図である。
【0058】制御部500はアイドリング動作として、
図8(a),(b)に示す2つのフローを200msec毎に行ってい
る。図7(a)に示すフローにおいて、第1の温度検知手段
330のからの温度情報(t1)を取り込み、加熱ローラ9
1の領域L1の温度(t1)と所定温度(T1′)との比較を行う
(ステップ1)。
【0059】加熱ローラ91の温度(t1)が所定温度(T
1′)より低ければ、第1のハロゲンヒータランプ210
の駆動する(ステップ2)。加熱ローラ91の温度(t1)が
所定温度(T1′)以上あれば、第1のハロゲンヒータラン
プ210の駆動を停止する(ステップ3)。
【0060】同様に、図7(b)に示すフローにおいて、
第2の温度検知手段340のからの温度情報(t2)を取り
込み、加熱ローラ91の領域L2の温度(t2)と所定温度(T
2′)との比較を行う(ステップ1)。
【0061】加熱ローラ91の温度(t2)が所定温度(T
2′)より低ければ、第2のハロゲンヒータランプ220
の駆動する(ステップ2)。加熱ローラ91の温度(t2)が
所定温度(T2′)以上あれば、第2のハロゲンヒータラン
プ220の駆動を停止する(ステップ3))。
【0062】(コピー動作)図1に示す定着装置のコピ
ー動作を説明するフロー図である図8及び図9を用いて
説明する。
【0063】図8において、(a)図は第1のハロゲンヒー
タランプのコピー動作を示すフロー図、(b)図は第2のハ
ロゲンヒータランプのコピー動作を示すフロー図であ
る。また、図9において、(a)図はファンの駆動動作を
示すフロー図、(b)図はファンの停止動作を示すフロー
図である。
【0064】制御部500は、コピー動作として、図8
(a),(b)に示す2つのフローを200msec毎に行っている。
図8(a)に示すフローにおいて、第1の温度検知手段33
0のからの温度情報(t1)を取り込み、加熱ローラ91の
領域L1の温度(t1)と所定温度(T1″)との比較を行う(ス
テップ1)。
【0065】加熱ローラ91の温度(t1)が所定温度(T
1″)より低ければ、第1のハロゲンヒータランプ210
の駆動する(ステップ2)。加熱ローラ91の温度(t1)が
所定温度(T1″)以上あれば、第1のハロゲンヒータラン
プ210の駆動を停止する(ステップ3))。
【0066】同様に、図8(b)に示すフローにおいて、
第2の温度検知手段340のからの温度情報(t2)を取り
込み、加熱ローラ91の領域L2の温度(t2)と所定温度(T
2″)との比較を行う(ステップ1)。
【0067】加熱ローラ91の温度(t2)が所定温度(T
2″)より低ければ、第2のハロゲンヒータランプ220
の駆動する(ステップ2)。加熱ローラ91の温度(t2)が
所定温度(T2″)以上あれば、第2のハロゲンヒータラン
プ220の駆動を停止する(ステップ3))。
【0068】更に、コピー命令があると、制御部500
は図9(a)のフローを1回実行する。図9(a)に示すフロ
ーにおいて、制御部500は、コピー命令があると、記
録紙Pのサイズ情報(w)を読み込み(ステップ1)、通紙さ
れる記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ
(W:例えば、B5縦)とを比較し(ステップ2)、通紙される
記録紙Pのサイズ(w)が予め決められた所定サイズ(W)以
下の場合には、ファン350を駆動する(ステップ3)。
【0069】また、コピー終了命令があると、制御部5
00は図9(b)のフローを1回実行する。図9(b)に示す
フローにおいて、制御部500は、コピー終了命令があ
ると、ファン350が駆動しているならば(ステップ
1)、ファン350の駆動を停止する(ステップ2)。
【0070】上記構成によれば、第1の温度検知手段3
30、第2の温度検知手段340に接触不良があった場
合でも、第1及び第2の温度検知手段330,340が接
触不良がないときの二つの温度検知手段が定着可能温度
に達する時間差にある程度の時間を加えた時間を設定時
間1,2として設定しておき、制御部500が、ウォーム
アップ中、第1の温度検知手段330,第2の温度検知手
段340のうち、一方の温度検知手段の検知結果が定着
可能温度に達してから、設定時間内に他方の温度検知手
段の検知結果が定着可能温度に達しない時に、異常と判
断することにより、従来必要であった異常検知用の温度
検知手段が不要となる。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、第1及び第2の温度検知手段が接触不良がない
ときの二つの温度検知手段が定着可能温度に達する時間
差にある程度の時間を加えた時間を所定の時間として設
定しておく。
【0072】第1の温度検知手段、第2の温度検知手段に
接触不良があった場合は、定着可能温度までの時間が長
くなる。制御部は、ウォームアップ中、前記第1の温度
検知手段,前記第2の温度検知手段のうち、一方の温度検
知手段の検知結果が定着可能温度に達してから、所定の
時間内に他方の温度検知手段の検知結果が定着可能温度
に達しない時に、異常と判断することにより、従来必要
であった異常検知用の温度検知手段が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置の側面図である図2のX方向矢視図で
ある。
【図2】定着装置の側面図である。
【図3】図1に示す定着装置の電気的構成を説明するブ
ロック図である。
【図4】本実施の形態例の定着装置が設けられた画像形
成装置の全体の動作を説明する状態遷移図である。
【図5】図1に示す定着装置のウォームアップ動作を説
明するフロー図であって、(a)図は第1のハロゲンヒータ
ランプのウォームアップ動作を示すフロー図、(b)図は
第2のハロゲンヒータランプのウォームアップ動作を示
すフロー図である。
【図6】図5のウォームアップ動作と並行して実行され
る異常検知ルーチンを示すフロー図である。
【図7】図1に示す定着装置のアイドリング動作を説明
するフロー図である。
【図8】図1に示す定着装置のコピー動作を説明するフ
ロー図であって、(a)図は第1のハロゲンヒータランプの
コピー動作を示すフロー図、(b)図は第2のハロゲンヒー
タランプのコピー動作を示すフロー図である。
【図9】図1に示す定着装置のコピー動作を説明するフ
ロー図であって、(a)図はファンの駆動動作を示すフロ
ー図、(b)図はファンの停止動作を示すフロー図であ
る。
【図10】本実施の形態例の定着装置が設けられた画像
形成装置の全体構成を説明する図である。
【図11】従来の定着装置を説明する図である。
【符号の説明】
91 加熱ローラ 92 加圧ローラ 191 芯金 210 第1のハロゲンヒータランプ(加熱手段) 220 第2のハロゲンヒータランプ(加熱手段) 330 第1の温度検知手段 340 第2の温度検知手段 500 制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 EA12 ED25 EF06 HA06 HA12 2H033 AA42 BA32 BB18 CA03 CA07 CA17 CA34 CA48

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ローラと、該加熱ローラに圧接する
    加圧ローラとを有し、これら加熱ローラ,加圧ローラ間
    にトナー画像が転写された転写材を通過させ、前記トナ
    ー画像を前記転写材に熱定着する定着装置であって、 前記加熱ローラ内に設けられ、前記加熱ローラの所定の
    領域を加熱する第1の加熱手段と、 前記加熱ローラ内に設けられ、前記加熱ローラの所定の
    領域外の領域を加熱する第2の加熱手段と、 前記加熱ローラの所定の領域の温度を検出する第1の温
    度検知手段と、 前記加熱ローラの所定の領域外の領域の温度を検出する
    第2の温度検知手段と、 ウォームアップ中、前記第1の温度検知手段,前記第2の
    温度検知手段のうち、一方の温度検知手段の検知結果が
    定着可能温度に達してから、所定の時間内に他方の温度
    検知手段の検知結果が定着可能温度に達しない時に、異
    常と判断する制御部と、 を有することを特徴とする定着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005062902A (ja) * 2001-11-02 2005-03-10 Ricoh Co Ltd トナー及び該トナーを用いた画像を形成するための方法と装置
JP2005173570A (ja) * 2001-11-02 2005-06-30 Ricoh Co Ltd トナー及び該トナーを用いた画像を形成するための方法と装置
US6965741B2 (en) 2002-03-27 2005-11-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Thermal fixing device with heater operation diagnosing function

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