JP2002039967A - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置 - Google Patents

電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置

Info

Publication number
JP2002039967A
JP2002039967A JP2000228469A JP2000228469A JP2002039967A JP 2002039967 A JP2002039967 A JP 2002039967A JP 2000228469 A JP2000228469 A JP 2000228469A JP 2000228469 A JP2000228469 A JP 2000228469A JP 2002039967 A JP2002039967 A JP 2002039967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film carrier
carrier tape
image data
inspection
electronic components
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000228469A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Nishiyama
才人 西山
Koji Hasegawa
浩司 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP2000228469A priority Critical patent/JP2002039967A/ja
Publication of JP2002039967A publication Critical patent/JP2002039967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品実装用フィルムキャリアテープの配
線パターンの不良を、ソルダーレジスト層を設けた後に
高精度に検査することができる検査方法及び検査装置を
提供する。 【解決手段】 電子部品実装用フィルムキャリアテープ
の配線パターンの画像データを取り込んでその不良を検
査する検査方法において、前記電子部品実装用フィルム
キャリアテープTにX線源33からX線を照射し、X線
カメラ34により透過X線を受像することにより得られ
るX線画像データを用いて検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープ(TAB(Tape AutomatedBondin
g)テープ、T−BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、
テープCSP(Chip Size Package)、ASIC(Applic
ation Specific Integrated Circuit)テープなど)(以
下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテープ」と
いう)の配線パターンの不良を検知するための電子部品
実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニクス産業の発達に伴い、I
C(集積回路)、LSI(大規模集積回路)等の電子部
品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加してい
るが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望さ
れ、これら電子部品の実装方法として、最近ではTAB
テープ、T−BGAテープおよびASICテープ等を用
いた実装方式が採用されている。特に、パーソナルコン
ピュータなどのように、高精細化、薄型化、液晶画面の
額縁面積の狭小化が要望されている液晶表示素子(LC
D)を使用する電子産業においてその重要性が高まって
いる。
【0003】このようなTABテープは、例えば、以下
のように製造される。
【0004】まず、ポリイミドフィルムのような基材と
なる絶縁フィルムをプレス機で長手方向に連続して複数
の移送用スプロケット孔を打ち抜きし、この絶縁フィル
ムに接着剤を介して銅箔を熱圧着により粘着する。次
に、この銅箔の上面にフォトレジストを全面に塗布し、
このフォトレジストを所望のパターン形状を有するフォ
トマスクを介して紫外線により露光し、露光されたフォ
トレジスト部分を現像液により溶解除去する。次いで、
フォトレジストで覆われていない銅箔部分を、エッチン
グ液である酸で化学的に溶解(エッチング処理)して除
去し、さらに、フォトレジストをアルカリ液にて溶解除
去する。これにより、絶縁フィルム上に残った銅箔によ
る所望のパターンが形成される。
【0005】そして、実装時のゴミやウィスカー、マイ
グレーションによる短絡を防止し、配線間の保護並びに
絶縁のために、配線パターンをソルダーレジスト層によ
り覆うようにする。具体的には、配線パターンのうち、
ICなどのデバイス(電子部品)に接続されるリード部
分等を除いた領域に、絶縁樹脂であるソルダーレジスト
を、スクリーン印刷法によりスキージを用いて塗布パタ
ーンの形成されたスクリーンを介して塗布した後、乾燥
・硬化させてソルダーレジスト層を形成する。
【0006】また、銅表面に生成した酸化被膜及び汚れ
を除去するために、酸洗い工程を実施することもある。
この工程は、特に、いわゆる二色ソルダーレジスト品と
呼ばれる製品、すなわち、エポキシ系ソルダーレジスト
を塗布した後、ポリイミド系ソルダーレジストを塗布す
る製品について実施されるが、通常、ポリイミド系ソル
ダーレジスト塗布前に実施される。
【0007】ソルダーレジスト層を形成した後には、露
出したリード部分に、例えば、スズメッキ、金メッキ、
スズ−鉛の共晶合金メッキなどを施すことにより、TA
Bテープとされる。なお、このメッキは、露出したリー
ド部分の酸化、変色を防止すると共に、リード部分に接
続されるデバイスのバンプなど接続部分との接着強度を
確保するために施される。
【0008】ところで、このようなTABテープにおい
て、TABテープ製造の各工程、及び最終工程で品質を
検査することが実施されているが、従来の人による目視
検査(透過光検査)に比較して、より効率的にしかも正
確な検査が行える方法として、最近では、後述するよう
に、パターンを比較して自動的にTABテープの配線パ
ターンの不良を検知する検査装置が開発されている。
【0009】すなわち、図6に示すように、検査装置1
00は、リール121に巻装されたTABテープ110
を送り出すための送り出し部120と、TABテープ1
10の不良個所を検知するための不良検知部130と、
不良が検知されたTABテープ110の表面にパンチン
グ又はインクによるマーキングを施すマーキング部14
0と、TABテープ110を巻き取る巻き取り部150
とを具備する。
【0010】不良検知部130には、TABテープ11
0に照明光を照射する光源131と、電子部品実装部の
配線パターンを撮像するCCDカメラ132とが設けら
れている。ここで、CCDカメラ132は、例えば、ラ
インセンサで、走査することによって配線パターンを撮
像するものである。
【0011】そして、この撮像情報を、予め良品として
取り込まれたTABテープの配線パターンのマスターパ
ターンと比較することにより、配線パターンの不良を自
動的に検査する。ここで、配線パターンの比較は、例え
ば、撮像情報をA/D変換器でデジタル情報化するとと
もに、濃淡画像処理し、二値化に変換してエッジデータ
を得ることによって行われる。また、このように処理さ
れたデータを自動的に比較することもできるが、例え
ば、配線パターンとマスターパターンとを、CRT13
5上に表示して両者を重ね合わせることによって、検査
者が目視で良品、不良品を判断することもできる。な
お、このような検査により不良と判断された場合には、
この不良情報に基づいて、マーキング部140におい
て、TABテープ110の表面にパンチング又はインク
によるマーキングを施すように構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した検
査装置では、ソルダーレジスト層に覆われた配線パター
ンを撮像することができないので、ソルダーレジスト層
を形成する前に検査しなければならないという問題があ
る。
【0013】一方、図7に示すように、TABテープ1
10の裏側に光源131Aを設け、TABテープ110
を透過した透過光をCCDカメラ132で撮像する装置
も知られている。
【0014】しかしながら、配線パターンの縁部近傍で
ソルダーレジスト層の厚さが変化してしまうので、正確
な配線パターンの画像データが得られないという問題が
ある。また、透過光が配線パターンを回り込んでしま
い、実際より先幅が狭く撮像されてしまうという問題が
ある。
【0015】また、透過光を用いて配線パターンを撮像
した場合、ソルダーレジスト層に含まれる気泡や有機物
の異物等と、配線パターンとの区別がつきにくいので、
配線パターンのショート、突起や欠け等の虚報判定を起
こすという問題がある。
【0016】本発明は、このような事情に鑑み、電子部
品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンの不良
を、ソルダーレジスト層を設けた後で高精度で検査する
ことができる検査方法及び検査装置を提供することを課
題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、電子部品実装用フィルムキャリアテ
ープの配線パターンの画像データを取り込んでその不良
を検査する検査方法において、前記電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープにX線を照射し、透過X線を受像す
ることにより得られるX線画像データを用いて検査する
ことを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの検査方法にある。
【0018】かかる第1の態様では、ソルダーレジスト
などの被覆層の下に隠れた配線パターンの画像データを
正確に、且つ気泡や有機異物を排除した状態で把握する
ことができ、その不良を正確に検査することができる。
【0019】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記X線画像データを、マスターパターンと比較す
ることによりその不良を検査することを特徴とする電子
部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法にある。
【0020】かかる第2の態様では、被覆層の下に隠れ
た配線パターンを含んだ画像データとマスターパターン
とを比較することにより、不良を検査することができ
る。
【0021】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記X線画像データとマスターパターンとの
比較を画像処理により行うと共に、目視により行うこと
を特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの
検査方法にある。
【0022】かかる第3の態様では、画像処理により自
動的に配線の断線、ショートなどパターン不良を検査す
ることができ、また、目視により、それを確認すること
ができる。
【0023】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記電子部品実装用フィルムキャリア
テープがソルダーレジスト層を有するものであり、前記
X線画像データが前記ソルダーレジスト層に覆われた配
線パターンの画像を含むものであることを特徴とする電
子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法にあ
る。
【0024】かかる第4の態様では、ソルダーレジスト
層を施した状態でその下に隠れた配線パターンの画像デ
ータを正確に、且つソルダーレジスト層の中の気泡や有
機異物の影響を排除した状態で把握することができる。
【0025】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記X線が軟X線であり、前記X線画
像データが軟X線画像データであることを特徴とする電
子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法にあ
る。
【0026】かかる第5の態様では、薄い銅箔のみから
なる配線パターンでも画像データとして正確に把握する
ことができる。
【0027】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、可視光を受像することにより得られる
可視光画像データを用いての検査を併用することを特徴
とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方
法にある。
【0028】かかる第6の態様では、X線画像データと
共に可視光画像データを取得することにより、不良をよ
り正確に検査でき、例えば、ソルダーレジスト層のピン
ホールや縁部のにじみを検出することができる。
【0029】本発明の第7の態様は、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの配線パターンの画像データを取
り込んでその不良を検査する検査装置において、前記電
子部品実装用フィルムキャリアテープにX線を照射する
X線源と、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープ
を透過した透過X線を受像することによりX線画像デー
タを取得するX線撮像手段と、前記X線データを用いて
前記配線パターンの不良を検査する検査手段とを具備す
ることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテ
ープの検査装置にある。
【0030】かかる第7の態様では、ソルダーレジスト
などの被覆層の下に隠れた配線パターンの画像データを
正確に、且つ気泡や有機異物を排除した状態で把握する
ことができ、その不良を正確に検査することができる。
【0031】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記検査手段は、前記X線画像データとマスターパ
ターンとの比較を画像処理により行うように構成されて
いることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリア
テープの検査装置にある。
【0032】かかる第8の態様は、被覆層の下に隠れた
配線パターンを含んだ画像データとマスターパターンと
を比較することにより、不良を検査することができる。
【0033】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、前記検査手段は、前記X線画像データとマスターパ
ターンとの比較を目視でも行えるように構成されている
ことを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの検査装置にある。
【0034】かかる第9の態様では、画像処理により自
動的に配線の断線、ショートなどパターン不良を検査す
ることができ、また、目視により、それを確認すること
ができる。
【0035】本発明の第10の態様は、第7〜9の何れ
かの態様において、前記電子部品実装用フィルムキャリ
アテープがソルダーレジスト層を有するものであり、前
記X線画像データが前記ソルダーレジスト層に覆われた
配線パターンの画像を含むものであることを特徴とする
電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置にあ
る。
【0036】かかる第10の態様では、ソルダーレジス
ト層を施した状態でその下に隠れた配線パターンの画像
データを正確に、且つソルダーレジスト層の中の気泡や
有機異物の影響を排除した状態で把握することができ
る。
【0037】本発明の第11の態様は、第7〜10の何
れかの態様において、前記X線源が、照射するX線の透
過力を調整できるものであることを特徴とする電子部品
実装用フィルムキャリアテープの検査装置にある。
【0038】かかる第11の態様では、X線の透過力を
調整することにより、目的とする配線パターンを正確に
取得することができる。
【0039】本発明の第12の態様は、第7〜11の何
れかの態様において、前記X線源が、軟X線を照射でき
るものであることを特徴とする電子部品実装用フィルム
キャリアテープの検査装置にある。
【0040】かかる第12の態様では、薄い銅箔のみか
らなる配線パターンでも画像データとして正確に把握す
ることができる。
【0041】本発明の第13の態様は、第7〜12の何
れかの態様において、さらに、可視光を受像することに
より得られる可視光画像データを取得する撮像手段を具
備し、前記可視光画像データを用いての検査を併用でき
るように構成したことを特徴とする電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープの検査装置にある。
【0042】かかる第13の態様では、X線画像データ
と共に可視光画像データを取得することにより、不良を
より正確に検査でき、例えば、ソルダーレジスト層のピ
ンホールや縁部のにじみを検出することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置及び
それを用いた電子部品実装用フィルムキャリアテープの
検査方法について説明するが、本発明はこれに限定され
るものでないことは言うまでもない。
【0044】図1には一実施形態に係る電子部品実装用
フィルムキャリアテープの検査装置の概略構成を示す。
【0045】図1に示すように、電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの検査装置10は、例えば、TAB、
CSP、BGAのようなタイプの電子部品実装用フィル
ムキャリアテープ(以下、単にTABテープという)T
を送り出すための送り出し部20と、不良パターン検知
部30と、マーキング部40と、巻き取り部50とを具
備する。
【0046】送り出し部20には、図示しないスペーサ
を介してTABテープTが巻装されたリール21が、図
示しない駆動モータにより駆動される送り出し駆動軸に
装着されており、TABテープTは、案内ローラ22を
介して不良パターン検知部30に導入される。
【0047】不良パターン検知部30では、TABテー
プTは、バックテンションギア31及びドライブギア3
2により、略水平に案内されるようになっており、ドラ
イブギア32の一時停止及びバックテンションギア31
の逆転により、所定の位置に位置決めできるようになっ
ている。
【0048】所定の位置に位置決めされたTABテープ
Tの下方には、X線源33が配置され、それに対応して
TABテープTの上方には透過X線を受像できるX線カ
メラ34が設けられている。
【0049】X線源33は、主に、軟X線と呼ばれる波
長域のX線を照射できるもので、波長域を調節すること
により、照射されるX線の透過力を調整できるようにな
っている。すなわち、例えば、TABテープTのソルダ
ーレジスト層の材質や厚さが異なる場合でも、目的の配
線パターンのX線画像を高精度に得ることができるよう
になっている。
【0050】また、X線カメラ34は、本実施形態で
は、二次元の画像を撮像できるエリアセンサであり、所
定の領域のX線画像データを撮像し、取得したX線画像
データを制御部60に送るようになっている。
【0051】不良パターン検知部30を通過してマーキ
ング部40に送られたTABテープTは、案内ローラ4
1及び42により案内される。マーキング部40にはマ
ーキング装置43が設けられており、不良パターン検知
部30で検知された不良箇所検知情報に基づいて、不良
箇所に、インク、パンチなどによる使用不可を表すマー
キングを施すようになっている。
【0052】マーキング部40を通過したTABテープ
Tが送られる巻き取り部50には、図示しないスペーサ
を介してTABテープTを巻き取るリール51が、図示
しない駆動モータにより駆動される巻き取り駆動軸に装
着されており、TABテープTは、案内ローラ52を介
してリール51に巻き取られるようになっている。
【0053】ここで、上述した不良パターン検知部30
のX線カメラ34からのX線画像データが入力される制
御部60の機能ブロックの一例を図2に示す。図2に示
すように、X線カメラ34からのX線画像データは、A
/D変換部61でデジタルデータに変換されて画像メモ
リ62に格納される。この画像メモリ62には、良品で
あるTABテープから、予めマスターパターンの画像デ
ータを格納しておく。画像処理部63ではマスターパタ
ーンとX線画像データとを、例えば、二値化処理してエ
ッジデータに変換し、比較検査部64では、両方のエッ
ジデータを比較することにより、所定の基準で良品か不
良品か判定する。なお、ここでの画像処理及び比較検査
の方法は特に限定されず、例えば、二値化処理ではな
く、グレー処理としてもよい。
【0054】ここで、被検査品の画像及びマスターパタ
ーンの画像、又は両者を重ね合わせた画像が表示装置6
5に表示されるようになっている。また、検査の結果
は、不良検知情報として、マーキング装置43に送信さ
れる。
【0055】このような電子部品実装用フィルムキャリ
アテープの検査装置で好適に検査できる電子部品実装用
フィルムキャリアテープであるTABテープの一例の概
略構造を図3に示す。このTABテープTは、絶縁フィ
ルム71と、銅箔72、ソルダーレジスト層73、ニッ
ケルメッキ層74及び金メッキ層75を順次積層するこ
とにより構成されている。
【0056】TABテープTの幅方向両側には、長手方
向に亘って等間隔でスプロケット孔81が並設されてい
る。配線パターンとしては、ランド82、パッド83、
及びランド82とパッド83を連結したり、ランド82
と電気メッキ用リード84とを接続するリード85など
を有する。なお、ランド82の下方にはICなどのデバ
イスを接続するための貫通孔86が絶縁フィルム71に
形成されている。
【0057】ソルダーレジスト層73は、ランド82と
リード85の一部を覆うように設けられており、ソルダ
ーレジスト層73で覆われていない銅箔72の上に、ニ
ッケルメッキ層74及び金メッキ層75が設けられてい
る。
【0058】このようなTABテープTは、ソルダーレ
ジスト層73に覆われた領域に配線パターンが形成され
ているので、通常の撮像では正確な配線パターンの画像
データを得ることができない。また、このようなTAB
テープTでは、電気メッキ用リード84により全ての配
線パターンが導通してしまっているので、電気的な検査
は実施できない。さらに、ソルダーレジスト層を設ける
前に検査を行うこともできるが、この場合には製造工程
を一度中断して検査し、さらに製造工程を続ける必要が
あるため、製造の煩雑さ、製造コストの面で問題があ
る。
【0059】しかしながら、上述した電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの検査装置を用いると、ソルダー
レジスト層73の下の配線パターンの画像を、X線画像
として正確に取得でき、マスターパターンとの比較によ
り不良品を精度良く検出することができる。
【0060】例えば、可視光の透過光により得られる画
像では、光の回り込みにより実際の配線よりも細い画像
が得られたり、ソルダーレジスト層73に、気泡や有機
異物等が存在していると、配線の突起や銅残などと区別
がつかないという問題があったが、X線画像データを用
いることにより、このような問題が全て解消でき、配線
パターンを正確に把握でき、気泡やゴミを突起や銅残と
誤検出することもない。
【0061】勿論、検出対象とするTABテープの種類
は特に限定されず、デバイスホールを有し、インナーリ
ード及びアウターリードを有して、電気的に検査できる
タイプのTABテープを検査しても良く、この場合に
も、ソルダーレジスト層に隠れた配線パターンを含め、
正確に検査することができる。
【0062】また、X線画像データを取得することによ
り、TABテープTの表面に付着したゴミの影響を排除
することができるという利点もある。すなわち、従来、
このような問題を解消するために、除電ブロアーやゴミ
取り機等を付加するなどして、コスト面、操作性等で不
都合が生じていたが、このような問題も解消されるとい
う利点がある。
【0063】以上説明した検査装置及び検査方法では、
二次元のX線カメラを用いてX線画像データを撮像した
が、ラインセンサを走査することによりX線画像データ
を取得するようにしてもよい。
【0064】図4には、X線ラインセンサ35を用いた
場合の概略構成を示す。X線ラインセンサ35は、TA
BテープTの長さ方向に所定のタイミングで走査され、
これによりX線画像データを取得するようになってい
る。なお、X線ラインセンサを用いる場合、TABテー
プの幅方向に走査するようにしてもよい。
【0065】さらに、他の実施形態に係る電子部品実装
用フィルムキャリアテープの検査装置の概略構成を図5
に示す。この電子部品実装用フィルムキャリアテープの
検査装置10Aは、不良パターン検知部30Aに、可視
光を照射する光源36と、可視光の反射光による画像デ
ータを撮像するCCDなどのエリアセンサ37とを設け
た以外は、上述した実施形態と同様であるので、他は同
一符号を付して重複する説明は省略する。
【0066】この場合、X線画像による検査の他、可視
光の反射光による画像データを得ることができるので、
この画像を予め入力されたマスター画像と比較する事
で、例えば、ソルダーレジスト層のピンホールや縁部の
にじみ等の不良を自動で検出することができる。
【0067】また、ソルダーレジスト層などの障害物に
覆われていない部分の配線パターンを検査するようにし
ても良い。この場合、上述したX線画像データでの検査
と併用して、より正確な検査を実現できる。勿論、ソル
ダーレジスト層などの障害物に覆われていない部分の配
線パターンを可視光の画像データにより行い、ソルダー
レジスト層などの障害物に覆われた部分の配線パターン
の検査をX線画像データにより行うというように、検査
範囲を区別してより正確な検査を実現するようにしても
よい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターン
の不良を、ソルダーレジスト層を設けた後でも、高精度
に検査することができ、また、X線画像データを用いる
ので、ソルダーレジスト層中の気泡や有機異物に邪魔さ
れることなく、正確に検査することができ、特に電気的
な検査ができない電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの配線パターンの不良をソルダーレジスト層を設けた
後で検査するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープの検査装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープの検査装置の制御部の機能ブロック
の一例を示す図である。
【図3】本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの検査装置で検査するTABテープの一例を示す平面
図及び断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープの検査装置の変形例を説明する図で
ある。
【図5】本発明の他の実施形態に係る電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの検査装置の概略構成を示す図で
ある。
【図6】従来技術に係る電子部品実装用フィルムキャリ
アテープの検査装置の一例の概略構成を示す図である。
【図7】従来技術に係る電子部品実装用フィルムキャリ
アテープの検査装置の他の例の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】 10 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装
置 20 送り出し部 30 不良パターン検知部 33 X線源 34 X線カメラ 40 マーキング部 50 巻き取り部 60 制御部 T TABテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 AA07 BA11 CA01 CA07 DA09 FA01 FA06 GA01 HA07 HA13 JA09 JA11 KA03 LA11 MA05 NA11 NA17 NA19 PA11 5F044 MM21

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品実装用フィルムキャリアテープ
    の配線パターンの画像データを取り込んでその不良を検
    査する検査方法において、 前記電子部品実装用フィルムキャリアテープにX線を照
    射し、透過X線を受像することにより得られるX線画像
    データを用いて検査することを特徴とする電子部品実装
    用フィルムキャリアテープの検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記X線画像データ
    を、マスターパターンと比較することによりその不良を
    検査することを特徴とする電子部品実装用フィルムキャ
    リアテープの検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記X線画像
    データとマスターパターンとの比較を画像処理により行
    うと共に、目視により行うことを特徴とする電子部品実
    装用フィルムキャリアテープの検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記電
    子部品実装用フィルムキャリアテープがソルダーレジス
    ト層を有するものであり、前記X線画像データが前記ソ
    ルダーレジスト層に覆われた配線パターンの画像を含む
    ものであることを特徴とする電子部品実装用フィルムキ
    ャリアテープの検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記X
    線が軟X線であり、前記X線画像データが軟X線画像デ
    ータであることを特徴とする電子部品実装用フィルムキ
    ャリアテープの検査方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、可視光
    を受像することにより得られる可視光画像データを用い
    ての検査を併用することを特徴とする電子部品実装用フ
    ィルムキャリアテープの検査方法。
  7. 【請求項7】 電子部品実装用フィルムキャリアテープ
    の配線パターンの画像データを取り込んでその不良を検
    査する検査装置において、 前記電子部品実装用フィルムキャリアテープにX線を照
    射するX線源と、前記電子部品実装用フィルムキャリア
    テープを透過した透過X線を受像することによりX線画
    像データを取得するX線撮像手段と、前記X線画像デー
    タを用いて前記配線パターンの不良を検査する検査手段
    とを具備することを特徴とする電子部品実装用フィルム
    キャリアテープの検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記検査手段は、前
    記X線画像データとマスターパターンとの比較を画像処
    理により行うように構成されていることを特徴とする電
    子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記検査手段は、前
    記X線画像データとマスターパターンとの比較を目視で
    も行えるように構成されていることを特徴とする電子部
    品実装用フィルムキャリアテープの検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9の何れかにおいて、前記
    電子部品実装用フィルムキャリアテープがソルダーレジ
    スト層を有するものであり、前記X線画像データが前記
    ソルダーレジスト層に覆われた配線パターンの画像を含
    むものであることを特徴とする電子部品実装用フィルム
    キャリアテープの検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項7〜10の何れかにおいて、前
    記X線源が、照射するX線の透過力を調整できるもので
    あることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリア
    テープの検査装置。
  12. 【請求項12】 請求項7〜11の何れかにおいて、前
    記X線源が、軟X線を照射できるものであることを特徴
    とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項7〜12の何れかにおいて、さ
    らに、可視光を受像することにより得られる可視光画像
    データを取得する撮像手段を具備し、前記可視光画像デ
    ータを用いての検査を併用できるように構成したことを
    特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの検
    査装置。
JP2000228469A 2000-07-28 2000-07-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置 Pending JP2002039967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000228469A JP2002039967A (ja) 2000-07-28 2000-07-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000228469A JP2002039967A (ja) 2000-07-28 2000-07-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002039967A true JP2002039967A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18721747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000228469A Pending JP2002039967A (ja) 2000-07-28 2000-07-28 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002039967A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329947A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Shimadzu Corp 自動x線検査装置
JP2008051584A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd 検査装置
JP2008051585A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd 検査装置
JP7351448B2 (ja) 2019-07-10 2023-09-27 松定プレシジョン株式会社 X線撮影装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132353A (ja) * 1988-11-14 1990-05-21 Toshiba Corp マスク検査装置
JPH055449U (ja) * 1991-07-05 1993-01-26 旭光学工業株式会社 マーキング装置
JPH07235773A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板の検査方法及びこの方法に用いる検査機
JPH08152412A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 外観検査装置
JPH10256441A (ja) * 1997-03-12 1998-09-25 Nec Corp 半導体装置
JPH10253550A (ja) * 1997-03-12 1998-09-25 Nagoya Denki Kogyo Kk 実装基板の半田付け検査装置
JPH11326242A (ja) * 1998-05-18 1999-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線検査装置
JP2000097882A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線検査方法及びx線検査装置
JP2000135268A (ja) * 1998-08-26 2000-05-16 Yuyama Seisakusho:Kk 錠剤検査装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132353A (ja) * 1988-11-14 1990-05-21 Toshiba Corp マスク検査装置
JPH055449U (ja) * 1991-07-05 1993-01-26 旭光学工業株式会社 マーキング装置
JPH07235773A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板の検査方法及びこの方法に用いる検査機
JPH08152412A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 外観検査装置
JPH10256441A (ja) * 1997-03-12 1998-09-25 Nec Corp 半導体装置
JPH10253550A (ja) * 1997-03-12 1998-09-25 Nagoya Denki Kogyo Kk 実装基板の半田付け検査装置
JPH11326242A (ja) * 1998-05-18 1999-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線検査装置
JP2000135268A (ja) * 1998-08-26 2000-05-16 Yuyama Seisakusho:Kk 錠剤検査装置
JP2000097882A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd X線検査方法及びx線検査装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329947A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Shimadzu Corp 自動x線検査装置
JP4530162B2 (ja) * 2005-05-30 2010-08-25 株式会社島津製作所 自動x線検査装置
JP2008051584A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd 検査装置
JP2008051585A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd 検査装置
JP7351448B2 (ja) 2019-07-10 2023-09-27 松定プレシジョン株式会社 X線撮影装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101118210B1 (ko) 인쇄회로기판의 외관 검사 시스템 및 방법
JP4536033B2 (ja) フレキシブルプリント配線基板の配線パターン検査方法および検査装置
KR20060046257A (ko) 도체 패턴의 전기검사용 전처리 방법, 도체 패턴의전기검사 방법, 도체 패턴의 전기검사용 전처리 장치, 도체패턴의 전기검사 장치, 검사완료 프린트 배선판, 및검사완료 반도체 장치
KR100707822B1 (ko) 배선 패턴 검사 장치
KR100697902B1 (ko) 전자부품 실장용 프린트 배선판의 검사장치 및 패턴불량의 확인방법
JP2007183274A (ja) フレキシブル回路基板の外観検査装置及び検査方法
KR100557526B1 (ko) Rgb 컬러를 이용한 인쇄회로기판의 표면 상태 분석시스템 및 방법
KR20060047586A (ko) 전자부품 실장용 필름 캐리어 테이프용 절연 필름 검사방법과, 그 검사 장치, 상기 절연 필름을 펀칭하기 위한펀칭 장치 및 상기 펀칭 장치를 제어하기 위한 제어 방법
JP2005140663A (ja) 配線パターン検査装置及び方法
JP2002039967A (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置
JP2000009447A (ja) テープキャリアの欠陥検出装置および欠陥検出方法
US6953989B2 (en) Film carrier tape for mounting electronic devices thereon and final defect marking method using the same
JP2698213B2 (ja) 回路基板および回路基板の位置認識方式
JP2008112882A (ja) クリームはんだ印刷の不良検出方法および装置
JP2003224353A (ja) 電子部品の基板実装方法
JP3765527B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法およびそのための電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置
JP3789383B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法
KR20010055922A (ko) 반도체 패키지의 불량 표시 장치 및 방법
JP4862149B2 (ja) クリームはんだ印刷の検査方法および装置
JP4004998B2 (ja) フレキシブルプリント配線板の製造方法
JP3663449B2 (ja) テープ状物の処理装置およびテープ状物の処理方法
JPH11233569A (ja) フィルムキャリア用ベースフィルムテープの開口孔検査装置
JP2004153170A (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法およびそのための電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置
JP2839411B2 (ja) 不良icの検査装置
JP3786552B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080819

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090114