JPH02132353A - マスク検査装置 - Google Patents

マスク検査装置

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JPH02132353A
JPH02132353A JP63287263A JP28726388A JPH02132353A JP H02132353 A JPH02132353 A JP H02132353A JP 63287263 A JP63287263 A JP 63287263A JP 28726388 A JP28726388 A JP 28726388A JP H02132353 A JPH02132353 A JP H02132353A
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JP
Japan
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mask
pattern
image
rays
data
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JP63287263A
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English (en)
Inventor
Soichi Inoue
壮一 井上
Yoji Ogawa
洋司 小川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はX線または紫外線を用いてX′mまたは紫外
線マスクのマスクパターンの欠陥の検査を行なうマスク
検査装置に関ずる。
(従来の技術) この種の装置としては例えば、特開昭61140812
が知られている。この装置は第9図に示すように、被検
マスクのパターンに対応した電子線を発生する電子線発
生部100、電子線発生部100から発生された電子線
像を拡大する電子光学系101、電子線光学系で拡大さ
れた電子線像を検出する電子線検出器102、電子線発
生部100を駆動する駆動装置103から構成される。
電子線発生部100の詳細は第10図に示される。第1
0図において、104はX線または紫外線、105は被
検マスク基板、106はマスク支持体、107はマスク
パターンである。また、108は光電子発生部基板、1
09は光電子発生部支持体、110は光電子発生物質、
111は光電子発生物質110から発生された光電子で
ある。
電子線発生部100において、X線または紫外線104
がマスクパターン107に照射され、パターン107に
よって遮へいされなかったX線または紫外線によって光
電子発生用薄膜110からマスクパターン107に対応
した光電子111が発生される。この光電子111は電
光学系101で拡大され2次元像として結像される。こ
の2次元像は検出素子を2次元状に配列した電子線検出
部102によって検出される。この電子線検出部102
の出力からマスクパターン107を2次元的に検出する
。ここでマスクパターン107の検出頭域は、駆動装置
103により順次移動される。
この装置構成によると、マスクを電子線で走査すること
によって透過電子コントラストを測定するタイプ等と異
なり、観測される像コントラストが、実際にパターン転
写を行なう際の使用波長によって形成されるため、転写
されるであろうバターンをそのまま反映しているといっ
た点で有効性が認められる。
しかしながら、この装置の空間分解能は、光電子発生用
薄膜111の空間分解能で決定されてしまう。すなわち
、光電子発生用簿膜111上に蒸着されている光電子発
生物質の結晶粒の大きさと、この光電子発生物質の蒸着
層の厚さによって、点状のX線あるいは紫外線が光電子
発生用薄膜に入射しても光電子発生部が広がりをもって
しまい、空間分解能を劣化させてしまう。
また、マスクパターンを通過したX線あるいは紫外線は
、回折をおこし光電子発生用薄膜111上では、両者の
距離に応じて、フレネル回折バターンあるいはフラウン
ホーファ回折パターンが生じ、像がポケでしまう。例え
ば0.4μmの白めきパターンを有するマスクパターン
を波長40人の平行X線で垂直に曲1Jする場合、マス
クパターンと、光電子発生用薄膜との間の距離が、0.
68μ1〜4μ■程度の時はフレネル回折、4μmを越
えるとフラウンホーファ回折パターンが生じ、実際のパ
ターンの倍以上の幅にボケでしまう。
(発明が解決しようとする課題) 上述したような従来のマスク検査装置にあっては、装置
の空間分解能が光電子発生用薄膜の空間分解能で決定さ
れ、さらにマスクパターンでのx線または紫外線の回折
によって劣化するため、0.5μm以下の線幅のマスク
パターン検査は事実上不可能である。
この発明は、上述の問題点を解決し、高空間分解能化を
図ることができるマスク検査装置を提供することを目的
とする。
〔発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明のマスク検査装置によれば、被検マスクにX線
または紫外線を照射することによりこの被検マスクのマ
スクパターン像を形成する像形成手段と、この像形成手
段によって形成されたパターン像を検出する像検出手段
と、前記被検マスクの参照基準パターンを記憶するパタ
ーン記憶手段と、このパターン記憶手段から前記参照基
準パターンを読み出すことにより参照基準パターン像を
形成する参照基準パターン形成手段と、この参照基準パ
ターン形成手段で形成された参照基準パターン像と前記
像検出手段で検出されたマスクパターン像とを照合する
ことにより前記被検マスクの欠陥を検出する欠陥検出手
段とを具備して構成される。
(作用) 被検マスクにX線または紫外線が照射されることにより
被検マスクのマスクパターン像が形成され、このマスク
パターン像は像検出手段により検出される。像検出手段
により検出されたマスクパターン像はパターン記憶装置
に記憶された参照基準パターンにもとづき形成された参
照基準パターン像と照合され、これにより被検マスクの
欠陥が検出される。
《実施例) 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明に係るマスク検査装置の第1の実施例
の全体構成を示したものである。まず光学検出系200
について説明する。201はX線源で、このX線源20
1は周知の電子線励起型X線源、SOR等で構成するこ
とができる。202はxsi源201から発生されたX
線を集光するの集光用の集光光学素子、203は被検マ
スクであるX線マスク、204は被検マスク203をX
方向およびY方向に移動させるためのXYテーブル、2
05は被検マスクを回転させるためのθテーブル、20
6は被検マスクを透過したX線を検出するXI検出器、
207G;tXl検出器206(7)出力を処理する検
出器回路、208はXYテーブル204の位置を検出す
るレーザ測定器、209はXYテーブル204をX軸方
向に駆動するX方向駆動装置、210はXYテーブル2
04をY軸方向に駆動するY方向駆動装置である。X方
向駆動装置209およびY方向駆動装置210はそれぞ
れXYテーブル204を微動駆動する微動駆動装置およ
びXYテーブル204を粗動駆動ずる粗動駆動装置を備
えており、微動駆動装置としては、例えばピエゾ素子を
用いたものを用いることができ、また粗動駆動装置とし
ては、例えばステップモータを用いたものを用いること
ができる。211はθテーブル205を回転駆動するθ
モータである。
次に電子制御系300について説明する。
301はホストCPU (中央処理装置)、302はハ
ードディスク、303はドット変換回路、304は基準
データ変換回路、305はテーブル制御回路、306は
データ比較回路、307は位置回路である。ホストCP
U301および各回路はI/Oバス308、DMAバス
309に接続されている。ホストCPU301はドット
変換回路303、データ比較回路306、テーブル制御
回路305、位置回路307、ハードディスク302を
直接制御する。
XS源201より発せられるX線は、集光光学素子20
2により集光され、被検マスク203のマスクパターン
上に微小X線スポットが形成される。被検マスク203
を通過したX線はX線検出器206により検出される。
検出器回路207はX線検出器206から出力された信
号を増幅するとともに、これをアナログ/デジタル(A
/D)変換し、更にこのデジタル変換した信号を正規化
する。
被検マスク203はθテーブル205の上に載置されて
おり、このθテーブル205により被検マスク203上
のパターンのXYh向と後述する基準データのXY方向
とが一致するように厳密に位置合わせされる。θテーブ
ル205の下には、XYテーブル204が設けられ、こ
のXYテーブル204はX方向駆動装置209およびY
方向駆動装置210の粗動駆動装置によって粗動駆動さ
れて被検マスク203上の検査したい位置への位置決め
が行なわれ、その後微動駆動装置によって2次元的に走
査して、マスクパターンの透過X線を゛前記X線検出器
206により順次検出する。XY両軸の移動、すなわち
XYテーブル204の位置はレーザ測長器208によっ
て精密に測定され、今、被検マスク203上のパターン
のどこを検出しているかを正確に把握する。このように
してX線マスク検出画像を得る。
一方、例えばCADシステム(コンピュータ支援設計シ
ステム)から出力されたX線マスク設計データが電子ビ
ーム描画用のデータにフォーマット変換された後、ハー
ドディスク302に格納される。ハードデッスク213
から読み出された電子ビーム描画用データはドット変換
回路303よリドットパターンデータに変換される。基
準データ変換回路304では、このドットパターンデー
タに、光学検出系200において被検マスク203のマ
スクパターン上に照射される微小スポットの強度分布を
重畳することによって、基準データを得る。なお、ここ
で光学検出系200のX線強度分布が充分小さな場合は
上記強度分布を重畳する処理は行なわなくてもよい。デ
ータ比較回路306では、この基準データ変換回路30
4で変換した基準データと、前述のX線マスク測定デー
タとを比較し、欠陥の判定を行なう。
第2図にこの実施例の装置における欠陥検出原理の詳細
を示す。第2図において、光学検出系200のX線源2
01より発せられたXSは集光光学系202を通り、被
検マスク203上に集光され、その透過光はX線検出器
206にて検出される。被検マスク203は、XYテー
ブル204上に載置されており、このXYテーブル20
4をX方向駆動装置209およびY方向駆動装置210
の微動駆動装置により微動させ、被検マスク203を2
次元走査させながら、X線検出器206により検出信号
を得る。325はこの検出信号をA/D変換し、正規化
したものの1次元成分を示したものである。
一方、電子制御系300のハードディスク302に格納
されていたX線マスク設計データ321は、ドット変換
回路303によりドット変換されて、電子ビーム描画用
ドットパターン322になる。このドットパターン32
2に、被検マスク203のパターン上に照射されるX線
微小スポットの強度分布323を重畳ずることによって
基準データを得る。324はこの基準データの1次元成
分を示す。
この操作は、前記ドットパターン322が、疑似的に光
学検出系200にて周波数変調を受けて、基準データ3
24に変換されることを意味しており、この基準データ
324と測定データ325との比較を行なうことによっ
て光学検出系200による周波数変調の影響を相殺する
効果がある。
データ比較回路306においては、前記測定f−タ32
5と、基準データ324の差の絶対値を求め、この差画
像を適切な欠陥判定スレツショルドで2値化することに
よって欠陥の場所とその大きさを示す欠陥信号326を
得る。なお、327はこの欠陥信号にもとづき形成され
た欠陥部を含む画像を示したものである。
第3図はこの発明の第2の実施例に係る装置全体構成を
示したものである。この第3図に示す第2の実施例はフ
ーリエ空間において欠陥検出処理を行なうように構成し
たもので、検出器回路207から出力される測定データ
と基準データ変換回路304から出力される基準データ
とをそれぞれフーリエ変換した後、データ比較回路30
6で両者の差の信号を形成し、この差の信号を逆フーリ
工変換することにより欠陥の場所とその大きさを示す欠
陥画像を得るようにしている。このようにフーリエ空間
において欠陥検出処理を行なうと、XY方向のマスク位
置ずれに無関係に欠陥検出を行なうことができ、xY方
向の激しい位置きめ制御から解放される。
第3図において、この第2の実施例は、まず、第1の実
施例(第1図)の光学検出系200で用いていた、XY
テーブル204の位置を高精度で検出するレーザ測定器
208を不要にするとともに電子制御系300の位置回
路307を不要にする。
その代り、電子制御系300において基準データおよび
測定データをフーリエ変換するためのフーリエ変換回路
308が第1図で示した構成に追加される。他の構成は
第1図で示したものと同様である。なお、第3図におい
ては第1図で示したものと同様の機能を果す部分につい
ては説明の便宜上第1図で用いたものと同一の符号を付
する。
第3図において、X線源201より発せられたX線を対
物光学素子202にて集光して、被検マスク203上に
X線微小スポットを形成する。被検マスク203を透過
したX線はxi検出器206で検出され、検出器回路2
07ではこのX線検出器206の出力を、増幅、A/D
v換、正規化する。被検マスク203はθテーブル20
5の上にのっており、θテーブル205により被検マス
ク203上のマスクパターンの回転が制御される。
θテーブル205の下には、XYテーブル204があり
、X方向駆動装置209およびY方向駆動装置210の
粗動駆動装置によってXYテーブル204を移動制御す
ることにより被検マスク203上の検出したい位置を決
め、微動駆動装置によって2次元的に走査して、X線検
出器206により被検マスク203を透過したX線を順
次検出する。ここで、xYテーブル204は、マスク2
03の観察位置を対物光学素子202の位置に合せるた
めのもので、前述の第1の実施例とは異なり、後述の設
計データとの正確な位置関係を把握する必要はない。
一方、CADシステム等から出力されたX線マスク設計
データは、電子ビニム描画用のデータに74−マット変
換された後、ハードディスク302に格納される。ハー
ドデッスク302から読み出された、電子ビーム描画用
データはドット変換回路303でドットパターンデータ
に変換される。
このドットパターンデータは基準データ変換回路304
に送られ、このドットパターンデータに光学検出系20
0でマスク203のパターン上に照射される微小スポッ
トの強度分布を重畳することによって基準データを形成
する。
この基準データと前述のX線マスク測定データとを、フ
ーリエ変換回路308でそれぞれフーリ工変換し、得ら
れた基準データフーリエスペクトルと、X線マスク測定
フーリエスペクトルをデータ比較回306に転送して、
比較演算を行ない、欠陥の判定を行なう。
第4図にこの第2の実施例の欠陥検出原理の詳細を示す
。X線源201より発せられたX線は、X線用対物光学
素子202を通り、マスク203上にx#!微小スポッ
トを形成する。その透過光はX線検出器206にて検出
される。被検マスク203はXYテーブル204にのっ
ており、このXYテーブル204をX方向駆動装置20
9およびY方向駆動素装置210の微動駆動装置により
微動させ、被検マスク203を2次元走査させながら、
X線検出器206から検出信号を得る。301はこの検
出信号をA/D変換、正規化したものの1次元成分であ
る。
一方、ハードディスク302に格納されていたX線マス
ク設計パターンデータ321は、ドット変換回路303
でドット変換されて、電子ビーム描画用ドットパターン
322になる。このドットパターン322に、光学検出
系200において、被検マスク203のマスクパターン
上に照射されるX線微小スポットの強度分布323を重
畳することによって基準データ324を得る。これは、
前記ドットパターン322が、光学検出系200で周波
数変調を受けて基準データ324として検出されるのと
同等の過程を疑似的に演算によって行なっているのであ
り、この操作によって、後述の比較演算において、光学
検出系200の周波数変調の影饗を相殺する効果がある
この基準データ324と測定データ325をフーリエ変
換回路308で、フーリエ変換して、それぞれ基準デー
タフーリエスペクトル328と測定データフーリエスペ
クトル329を得る。データ比較回路306においては
、欠陥に起因するスペクトルを含んだ測定データフーリ
エスペクトル329から、理想的なパターンスペクトル
である基準データフーリエスペクトル328を差し引く
ことによって、欠陥のみのスペクトル330を得、これ
を逆フーリエ変換することによって欠陥部のみを示す信
号326を得この信号にもとづき欠陥を含む像332を
形成する。この処理法では、前記の実施例に比べて処理
が複雑である反面、フーリエ空間にて処理を行なうため
、実空間でのXY方向のマスク位置ずれに対して無関係
となり、XY方向の厳しい位置決めから開敢されるとい
う大きな利点が生じる。
第5図はこの発明の第3の実施例を示したものである。
この第3の実施例では被検X線マスク203上のX線ス
ポットをX方向駆動装置209およびY方向駆動装置2
10で走査する方式をとらずに、被検X線マスク203
を透過したX線をX線光学素子220によって拡大結像
させ、この拡大像にもとづき被検X線マスク203のマ
スクパターンの欠陥を検出するようにしている。したが
ってこの実施例においては、X線源201からのX線は
集光光学素子202で集光されて、X線マスク203上
の比較的大きな領域を照射する。
第5図に示す第3の実施例は基本的構成においては第1
図に示した第1の実施例と類似しているが、第1図に示
した第1の実施例と比較して、1 ) l!マスクパタ
ーン像の形成に際し、X方向駆動装置209およびY方
向駆動装置21Oによる走査方式を採用゛していないこ
と2)このためX線源201からのX線は対物光学素子
202で集光されてX線マスク203の被検領域の全面
を照射する構成をとっていること 3)X線マスク203を透過したX線を拡大結像するた
めのX線光学素子220を設けていること 4)X線検出器として2次元X線検出器211を設けて
いること が異なる。他の構成は第1図に示した第1の実施例と同
様である。
第6図は第5図に示した第3の実施例の欠陥検出原理を
示したものである。第6図においてX線源201から発
せられたX線は光学系202を通り、被検マスク203
を照明し、その透過像は光学素子220で拡大され、2
次元X線検出器211上に結像する。この拡大結像した
被検マスク203のマスクパターン像を2次元X線検出
器211により検出し、その後検出器回路212により
A/D変換、正規化を行って測定データ333を得る。
一方、ハードディスク302に格納されていたX線マス
ク設計データ302は、ドット変換されて、電子ビーム
描画用ドットパターン322になる。このドットパター
ン322に光学検出系200全体の点像分布関数323
を重畳することによって基準データ324を得る。この
操作は、前記ドットパターン322が、疑似的に光学検
出系200により周波数変調を受けて、基準データ31
1として検出されることを意味しており、この基準デー
タ324と、測定データ333との比較を行うことによ
って光学検出系200による周波数変調の影響を相殺し
ている。データ比較回路306においては、前記測定デ
ータ333と、基準データ324との差の絶対値を求め
、この差画像を適切な欠陥スレッショルドで2値化する
ことによって欠陥の場所とその大きさを示す欠陥信号3
34を得る。335はこの欠陥信号334にもとつぎ形
成した欠陥部を含む画像を示したものである。
第7図はこの発明の第4の実施例を示したものである。
この第4の実施例は第5図に示した第3の実施例と同様
に被検マスク203を透過したX線の拡大像にもとづき
被検マスク203の欠陥を検出する構成を採用している
。ただし、この第4の実施例においては前述した第3図
の第2の実施例と同様にフーリエ空間においてマスク欠
陥の検出を行なうようにしている。
第7図に示す第4の実施例は、第5図に示した第3の実
施例の構成に測定データおよび基準データのフーリエ変
換のためのフーリエ変換回路308を追加するとともに
、第5図に示した第3の実施例の構成からレーザ測定器
208および位置回路307を除去することによって構
成される。
この第4の実施例において、XYテーブル204は、被
検マスク203の観察位置を光学素子221の位置にあ
わせるためのもので、前述の第3の実施例とは異なりそ
れほど位置決め精度を必要としない。また、θテーブル
405はゴニオメー夕等精度の高いものを用い、マスク
の回転方向の高い位置決め精度を実現する。
第8図にこの第7図に示した第4の実施例の欠陥測定原
理が示される。
光学検出系200において、X線源201は光学系20
2を通り、被検マスク203を照明し、その透過像は光
学素子220より拡大され、2次元X線検出器211上
に結像する。この拡大結像したマスクパターンを2次元
X線検出器211より検出し、その後検出器回路212
によりA/D変換、正規化を行って測定データ333を
得る。
方、電子制御系300のハードディスク302に格納さ
れていたX線マスクパターン設計データ321はドット
変換されて電子ビーム描画用ドットパターン322にな
る。このドットパターン322に、光学系200全体の
点像分布関数323を重畳することによって基準データ
324を得る。この基準データ324と測定データ33
6をフーリエ変換回路308で、フーリエ変換して、そ
れぞれ、基準データフーリエスペクトル328と、測定
データフーリエスペクトル336とを得る。データ比較
回路306においては、欠陥に起因するスペクトルを含
んだ測定データフーリエスペクトル336から、理想的
なパターンスペクトルである基準データフーリエスペク
トル328を差し引くことによって、欠陥のみのスペク
トル337を得、これを逆フーリエ変換することによっ
て欠陥のみを示す欠陥信号338を得る。この欠陥信号
338にもとづき欠陥部を含む画像338を得る。この
処理法では、フーリエ空間にて処理を行うため、実空間
でのXY方向のマスク位置ずれに対して無関係となり、
XYh向の厳しい位置決めから解放される。
なお、上述した実施例においては被検マスクにxiを照
射する構成について述べたが、X線の代わりに紫外線を
照射するようにしても同様に構成できる。この場合、X
線源201は紫外線源に置き換えられ、光学素子202
、220は紫外線に作用するものが用いられ、更にxi
検出器206、211は紫外線検出器に置き換えられる
また、上述した実施例においては被検マスク透過したX
線または紫外線にもとづきマスクパターンの欠陥を検出
するようにしているが、被検マスクを反射したX線また
は紫外線にもとづきマスクパターンの欠陥を検出するよ
うに構成してもよい。
〔発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、空間分解能の不
足が大幅に改善され、高分解能でマスクパターンコント
ラストを観察できるようになる。
また、CADによるマスクパターン設計データから、被
検マスクパターン像を差し引く構成をとることにより、
欠陥のみの画像をコントラスト良く得ることが可能とな
った。また、マスクパターン設計データのフーリエスペ
クトルから、被検マスクパターンの測定データのフーリ
エスペクトルを差し引き、欠陥のみの画像を得る手法に
おいては、XY方向の厳しい位置決め精度を必要とせず
、回転方向のみの正確な位置決めによって容易に欠陥検
査が可能となる。また、マスクパターンに照射される微
小スポットの強度分布をマスクパターン設計データに重
畳した後に、被検マスクパターン像から差し引くことに
より、マスクパターン像の光学系による変調を相殺した
、正確なパターン欠陥検査を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す全体構成図、第
2図は第1の実施例にお【プるマスクパターンの欠陥検
出原理を説明する図、第3図はこの発明の第2の実施例
を示す全体構成図、第4図は第2の実施例におけるマス
クパターンの欠陥検出原理を説明する図、第5図はこの
允明の第3の実施例を示す全体構成図、第6図は第3の
実施例におけるマスクパターンの欠陥検出原理を説明す
る図、第7図はこの発明の第4の実施例を示す全体構成
図、第8図は第4の実施例におけるマスクパターンの欠
陥検出原理を説明する図、第9図は従来のマスク検査装
置を示すブロック図、第10図は第9図に示したマスク
検査装置の要部拡大図である。 200・・・光学検出系、201・・・x線源、203
・・・被検マスク、206、211・・・x線検出器、
300・・・電子制御系、301・・・ホス+− c 
p u、302・・・ハードディスク、306・・・デ
ータ比較回路、308・・・フーリエ変換回路。 ■ トの ■ 0   ^n  n

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被検マスクにX線または紫外線を照射することに
    よりこの被検マスクのマスクパターン像を形成する像形
    成手段と、 この像形成手段によつて形成されたパターン像を検出す
    る像検出手段と、 前記被検マスクの参照基準パターンを記憶するパターン
    記憶手段と、 このパターン記憶手段から前記参照基準パターンを読み
    出すことにより参照基準パターン像を形成する参照基準
    パターン形成手段と、 この参照基準パターン形成手段で形成された参照基準パ
    ターン像と前記像検出手段で検出されたマスクパターン
    像とを照合することにより前記被検マスクの欠陥を検出
    する欠陥検出手段と を具備したマスク検査装置。
  2. (2)像形成手段は、 X線または紫外線を発生する発生手段と、 この発生手段から発生されたX線または紫外線を被検マ
    スク上に収束させる収束手段と、この収束手段で収束さ
    れたX線または紫外線を前記被検マスク上で2次元的に
    走査する走査手段と、 前記被検マスク上に収束されたX線または紫外線の透過
    線または反射線から該被検マスクのマスクパターンに対
    応したマスクパターン像を形成する手段と を具える請求項(1)のマスク検査装置。
  3. (3)像形成手段は、 X線または紫外線を発生する発生手段と、 この発生手段から発生されたX線または紫外線を被検マ
    スク上に照射する照射手段と、 この照射手段で前記被検マスク上に照射されたX線また
    は紫外線の透過線または反射線から該被検マスクのマス
    クパターンに対応したマスクパターン像を結像する結像
    手段と を具える請求項(1)のマスク検査装置。
  4. (4)参照基準パターン形成手段は、 パターン記憶手段に記憶されたマスクパターンに像形成
    手段の像分布関数を重畳することにより参照基準パター
    ン像を形成する手段を具える請求項(1)のマスク検査
    装置。
  5. (5)欠陥検出手段は、 像検出手段で検出されたマスクパターン像から参照パタ
    ーン形成手段で形成されたマスクパターン像を差し引く
    ことにより欠陥のみの象を抽出する手段 を具える請求項(1)のマスク検査装置。
  6. (6)欠陥検出手段は、 像検出手段で検出されたマスクパターン像をフーリエ変
    換して第1のフーリエスペクトルを求める第1の手段と
    、 参照パターン形成手段で形成されたマスクパターン像を
    フーリエ変換して第2のフーリエスペクトルを求める第
    2の手段と、 第1の手段で求めた第1のフーリエスペクトルから第2
    の手段で求めた第2のフーリエスペクトルを差し引く第
    3の手段と、 第3の手段の出力を逆フーリエ変換する手段とを具える
    請求項(1)のマスク検査装置。
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