JPH02238313A - マスク検査装置 - Google Patents

マスク検査装置

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JPH02238313A
JPH02238313A JP1059953A JP5995389A JPH02238313A JP H02238313 A JPH02238313 A JP H02238313A JP 1059953 A JP1059953 A JP 1059953A JP 5995389 A JP5995389 A JP 5995389A JP H02238313 A JPH02238313 A JP H02238313A
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rays
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JP1059953A
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Soichi Inoue
壮一 井上
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Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、マスク検査装置に係り、特にX.懐または紫
外線を用いてX線または紫外線マスクのマスクパターン
の欠陥の検査を行なうマスク検査装置に関する。
(従来の技術) X線または紫外線を用いてX線または紫外線マスクのマ
スクパターンの欠陥の検査を行なうマスク検査装置とし
ては例えば、第6図に示すように、被検マスクのパター
ンに対応した電子線を発生する電子線允生部100と、
電子線允生部100から梵生された電子線像を拡大する
電子光学系101と、電子線光学系で拡大された電子線
像を検出する電子線検出器102と、電子線発生部10
0を駆動する駆vJ装置103とから構成されるものが
ある(特開昭61−140812)。
ここで、電子a発生部100は、第7図に示すように、
XMまたは紫外線104を、マスク支持体106によっ
て支持された被検マスク基板105上のマスクパターン
107に照射し、このマスクパターン107を透過した
光が光電子発生部支持体109によって支持された光電
子発生部基板108表面に形成された光電子発生用簿膜
110に当り、マスクパターンに対応して光電子111
を発生させるものである。
そしてこの光電子111を電子光学系101で拡大して
検出素子が2次元状に配列された電子線検出器102上
に結像させ、マスクパターン107を2次元的に検出す
るように構成されている。
この装置構成によると、マスクを電子線で走査すること
によって透過電子コントラストを測定するタイプ等と異
なり、観測される頌コントラストが、実際にパターン転
写を行なう際の使用波長によって形成されるため、転写
されるであろうパターンをそのまま反映しているという
点で有効性が認められる。
しかしながら、この装置の空間分解能は、光電子R生用
簿膜111の空間分解能で決定されてしまうという問題
がある。
すなわち、点状のx線あるいは紫外線が光電子発生用薄
膜に入射しても、光電子発生用簿膜111上に蒸着され
ている光電子発生物質の結晶粒の大きさと、この光電子
発生物質の蒸着層の厚さによって、光電子発生部が広が
りをもってしまい、空間分解能を劣化させてしまう。
また、この装置では、回折を少なくすることのできる短
波長のx線あるいは紫外線を使用していながら、電子光
学系101を介さねばならないため、電子光学系101
の性能に左右され、像に歪を生じるという問題があった
さらに、短波長であって回折を少なくすることができる
とはいえ、マスクパターンを通過したX線あるいは紫外
線は、回折をおこし光電子発生用薄膜111上では、両
者の距離に応じて、フレネル回折パターンあるいはフラ
ウンホーフ?回折パターンが生じ、像がぼやけてしまう
。例えば一辺0.4μtの白ぬきパターンを有するマス
クパターンを波長40人の平行X線で垂直に照射する場
合、マスクパターンと、光電子発生用薄膜との間の距離
が、0.68μ1〜4μ1程度の時はフレネル回折、4
μfを越えるとフラウンホーフ?回折パターンが生じ、
実際のパターンの倍以上の幅にぼやけてしまう。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したような従来のマスク検査装置にあっては、Vi
置の空間分解能が光電子発生用薄膜の空間分解能で決定
され、さらにマスクパターンでのX線または紫外線の回
折によって劣化するため、0.5μl以下の線幅のマス
クパターン検査は事実上不可能である。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、高空間分
解能化を図ることができ、かつ光学系を介することなく
、実際のパターン転写の使用波長での高精度のマスクパ
ターン検査が可能なマスク検査装置を提供することを目
的とする。
〔発明の構成〕
(i題を解決するための手段) 本発明によれば、被検マスクにX線または紫外線を照射
することによりこの被検マスクのマスクパターン像を形
成する像形成手段と、この像形成手段によって形成され
たパターン像を検出する像検出手段とからなるマスク検
査装置において、微細なX線または紫外線の発生源から
生起せしめられた発散性のX線または紫外線または収束
手段によって微細化された発散性のX線または紫外線を
被検マスクに照射することによりこの被検マスクのマス
クパターン像を拡大投影像として検出し、被検マスクの
欠陥を検出するようにしている。
(作用) 上記構成によれば、像検出手段は、光学系を介すること
なく、マスクパターンの拡大投影像を検出することがで
きるため、空間分解能を決定する要因は、被検マスクに
照射されるX線または紫外線の発生源の大きさ沫たは収
束手段によって収束せしめられるxiまたは紫外線の収
束時の焦点の大きさと、マスクパターンによるXsまた
は紫外線の回折である。
従って、被検マスクに照射されるX線または紫外線の允
生源を非常に小さくするが又は収束手段による収束時の
焦点の大きさを非常に小さくすることにより、空間分解
能を大幅に向上させることができ、これにより被検マス
クの微細な欠陥をも検出することができる。
(実施例) 以下、図面を参照しつつ、本1t明の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本允明のマスク検査装置の第1の実施例の全体
構成を示したものである。
このマスク検査装置は、X線源201からのX線を集光
光学素子202によって集光せしめ、微細な焦点を形成
し、焦点から発散していくX8で被検マスク203を照
射し、この被検マスク203上のマスクパターンからの
透過光をマスクパターンの拡大投影像として2次元X線
検出器206で検出するように構成された光学検出系2
00と、光学検出系200での検出結果を演算処理し、
マスクパターンの欠陥を検出する電子制卸系300とか
ら構成されている。
まず、光学検出系200について説明する。光学検出系
200は、周知の電子線励起型X線源、SOR等で構成
されたX線源201と、X線源201から発生されたX
線を集光し微細な焦点を形成するための東光光学素子2
02と、被検マスクであるX線マスク203と、この被
検マスク203をX方向およびY方向に移動させるため
のXYテーブル204と、被検マスクを回転させるため
のθテーブル205と、被検マスクを透過したX線を検
出する二次元x線検出器206と、二次元X線検出器2
06の出力を処理する検出器回路207と、XYテーブ
ル204の位置を検出するレーザ測定器208と、XY
テーブル204をX軸方向に駆動するX方向駆動装置2
09と、XYテーブル204をY軸方向に駆動するY方
向駆動装置210と、θテーブル205を回転駆動する
θモータ211とから構成されている。なお、ここでX
方向駆動装置209およびY方向駆動装置210はそれ
ぞれXYテーブル204を微動駆動する微動駆動装置お
よびXYテーブル204を租動駆動する租動駆動装置を
備えており、微動駆動装置としては、例えばピエゾ素子
を用いたものを用いることができ、また′jJii動駆
vJ¥R置としては、例えばステップモータを用いたも
のを用いることができる。
次に電子制御系300について説明する。
電子制御系300は、ホストCPU (中央処理装II
)301と、CADシステムにより設計されx線マスク
設計データが格納されてなるハードディスク302と、
ドット変換回路303と、基準データ変換回路304と
、テーブル制仰回路305と、データ比較回路306と
、位置回路307とから構成されている。そして、ホス
トCPU301および各回路はI/Oバス308、DM
Aバス309に接続されている。また、ホストCPU3
01はドット変換回路303、データ比較回路306、
テーブル制御回路305、位置回路307、ハードディ
スク302を直接制卸する。
また、Xa源201より発せられるx線は、集光光学素
子202により集光され、微小な焦点を形成した後発散
して被検マスク203のマスクパターン上の各位置を照
射する。そして被検マスク203を通過したX線は二次
元x線検出器206上に到達し、X線マスクの拡大投影
像を形成する。
この拡大投影像は、二次元X線検出器206により検出
される。そしてまた、検出器回路207は二次元×8検
出器206から出力された信号を増幅するとともに、こ
れをアナログ/デジタル(A/D)変換し、更にこのデ
ジタル変換した信丹を正規化する。
被検マスク203はOテーブル205の上に載置されて
おり、このθテーブル205により被検マスク203上
のパターンのXY方向と後述する基準データのXY方向
とが一致するように厳密に位置合わせがなされる。θテ
ーブル205の下には、XYテーブル204が設けられ
、このXYテーブル204はX方向駆動装置209およ
びY方向駆動装置210の1f1初駆動装置によって租
動駆動されて大体の位置決めが行なわれ、その後微動駆
動装置によって精密に位置決めがなされるようになでい
る。また、XY両軸の移動、すなわち×Yテーブル20
4の位置はレーザ測長器208によって精密に測定され
、被検マスク203上のパターンと、それが二次元Xa
検出器206上に拡大結像される場所との位置関係を正
確に把握するようになっている。このようにしてXBマ
スク検出画像を得る。
一方、例えばCADシステム(コンピュータ支援設計シ
ステム》から出力されたX線マスク設計データが電子ビ
ーム描画用のデータにフA−マット変換された後、ハー
ドディスク302に格納される。ハードディスク302
から読み出された電子ビーム描画用データはドット変換
回路303によりドットパターンデータに変換される。
基準データ変換回路304では、このドットパターンデ
ータに、光学検出系200において収束せしめられて微
細な焦点(微小スポット)を形成した後被検マスク20
3のマスクパターン上を照}1するX線の収束時の微小
スポットの広がり分布または強度分布すなわちスポット
全体の点像分布関数323をffi?することによって
、基準データを得る。
なお、ここで微小スボッ1・が充分小さな場合は上記強
度分布を重畳する処理は行なわなくてもよい。
データ比較回路306では、この基準データ変換回路3
04で変換した基準データと、前述のX線マスク測定デ
ータとを比較し、欠陥の判定を行なう。
第2図にこの実施例の装置における欠陥検出原理の詳細
説明図を示す。
このマスク検査装置では、光学検出系200のX糧源2
01より発せられ収束せしめられて微細な焦点を形成し
た後に発散されるX線は、被検マスク203を透過し、
その透過光は被検マスク203の拡大投影像として二次
元X線検出器206にて検出される。
x#j検出器206により得られた検出信号325はこ
の検出信号をA/D変換し、正規化し、測定データを得
る。ここでは1次元成分を示している。
一方、電子制御系300のハードディスク302に格納
されていたxmマスク設計データ321は、ドット変換
回路303によりドット変換されて、電子ビーム描画用
ドットパターン322になる。このドットパターン32
2に、照射されるX線の焦点の広がり分布すなわち強度
分布323を重畳することによって基準データを得る。
324はこの基準データの1次元成分を示す。
この操作は、前記ドッ1〜パターン322が、疑似的に
、ある大きさをもった焦点からのx線によって拡大投影
されて基準データ324として検出されることを意味し
ており、この基準データ324と測定データ325との
比較を行なうことによって焦点の広がりによる空間周波
数変調の影響を相殺する効果がある。
また、データ比較回路306に6いては、前記測定デー
タ325と、基準データ324の差の絶対値を求め、こ
の差画録を適切な欠陥判定スレッショルドで2値化する
ことによって欠陥の場所とその大きさを示す欠陥信丹3
26を得る。なお、327はこの欠陥信号にもとづき形
成された欠陥部を含む画像を示したものである。
このようにして、本発明実施例のマスク検査装置によれ
ば、光学系を介することなく、マスクパターンの拡大投
影像を検出することができるため、空間分解能を大幅に
向上させることができ、これにより被検マスクの微細な
欠陥をも検出することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
第3図はこの発明の第2の実施例に係る装置全体構成を
示したものである。この第3図に示す第2の実施例はフ
ーリエ空間において欠陥検出処理を行なうように構成し
たもので、検出器回路2o7から出力される測定データ
と基準データ変換回路304から出力される基準データ
とをそれぞれフーリエ変換した後、データ比較回路30
6で両者の差の信号を形成し、この差の信号を逆フーリ
工変換することにより欠陥の場所とその大きさを示す欠
陥画像を得るようにしている。このようにフーリエ空間
において欠陥検出処理を行なうと、XY方向のマスク位
置ずれに無関係に欠陥検出を行なうことができ、XY方
向の激しい位置きめ制御から解放される。
第3図において、この第2の実施例は、まず、第1の実
施例(第1図)の光学検出系200で用いていた、XY
テーブル204の位置を高精度で検出するレーザ測定器
208を不要にするとともに電子制御系300の位置検
出回路307を不要にする。
そして、電子制御系300において基準データおよび測
定データをフーリエ変換するためのフーリエ変換回路4
08が第1図で示した構成に追加される。他の構成は第
1図で示したものと同様である。
なお、第3図においては第1図で示したものと同様の機
能を果す部分については説明の便宜上第1図で用いたも
のと同一の符号を付する。
第3図において、Xa源201より発せられたX線を東
光光学素子202にて栗光して、微細な焦点を形成した
のち発散するようにし、この発散XS++を被検マスク
203上に照射せしめる。そして、被検マスク203を
透過したXaはマスクバターンの拡大投影像として二次
元X線検出器206で検出され、検出器回路207では
この二次元X線検出器206の出力を、増幅、A/D変
換、正規化する。被検マスク203はθテーブル2o5
の上にのっており、θテーブル205により被検マスク
203上のマスクパターンの回転が制御される。θテー
ブル205の下には、XYテーブル204があり、X方
向駆動装置209およびY方向駆!thI装置210の
粗動駆動装置によってXYテーブル204を移動制御す
ることにより被検マスク203の観察位置をX線源20
1の位置に合わせる。ここで、XYテーブル204は、
マスク203の観察位置を集光光学素子202の位置に
合せるためのもので、前述の第1の実施例とは異なり、
後述の設計データとの正確な位置関係を把握する必要は
ない。一方、θテーブル205は、精度の高いものを用
い、マスクの回転方向の高い位置決め精度を実現する必
要がある。
一方、CADシステム等から出力されたx線マスク設計
データは、電子ビーム描画用のデータにフォーマット変
換された後、ハードディスク302に格納される。ハー
ドディスク302から読み出された、電子ビーム描画用
データはドット変換回路303でドットパターンデータ
に変換される。
このドットパターンデータは基準データ変換回路304
に送られ、このドットパターンデータに、焦点(微小X
s源)の広がりつまり強度分布を重畳することによって
基準データを形成する。
この基準データと前述のX!!マスク測定データとを、
フーリエ変換回路408でそれぞれフーリ工変換し、得
られた基準データフーリエスペクトルと、xmマスク測
定フーリエスペクトルをデータ比較回路306に転送し
て、比較演算を行ない、欠陥の判定を行なう。
第4図にこの第2の実施例の欠陥検出原理の詳細を示す
.Xa源201より発せられたX#は、Xa用集光光学
素子202を通り、微細な焦点を形成したのち発散し、
マスク203上を照射する。
その透過光はマスクパターンの二次元投影拡大像として
二次元X!!検出器206にて検出される。
325はこの検出信号をA/D変換、正規化したものの
1次元成分である。
一方、ハードディスク302に格納されていたXaマス
ク設計パターンデータ321は、ドット変換回路303
でドット変換されて、電子ビーム描画用ドットパターン
322になる。このドットパターン322に、光学検出
系200において、被検マスク203のマスクパターン
上に照射されるXaの収束時の焦点の点像分布関数32
3を重畳することによって基準データ324を得る。こ
れは、前記ドットパターン322が、光学検出系200
で周波数変調を受けて基準データ324として検出され
るのと同等の過程を疑似的に演算によって行なっている
のであり、この操作によって、後述の比較演算において
、光学検出系200の周波数変調の影響を相殺する効果
がある。
この基準データ324と測定データ325をフーリエ変
換回路408で、フーリエ変換して、それぞれ基準デー
タフーリエスペクトル328と測定データフーリエスペ
クトル329を得る。デー夕比較回路306においては
、欠陥に起因するスペクトルを含んだ測定データフーリ
エスペクトル329から、理想的なパターンスペクトル
である基準データフーリエスペクトル328を差し引く
ことによって、欠陥のみのスペクトル330を得、これ
を逆フーリエ変換することによって欠陥部のみを示す信
号326を得この信号にもとづき欠陥を含む像332を
形成する。
この装買においても、前記実施例と同様に光学系を介す
ることなく、マスクパターンの拡大投影像を検出するこ
とができるため、空間分解能を大幅に向上させることが
でき、これにより被検マスクの微細な欠陥をも検出丈る
ことができる。また、この処理法では、前記の実施例に
比べて処理が複雑である反面、フーリエ空間にて処理を
行なうため、実空間でのXY方向のマスク位置ずれに対
して無関係となり、XY方向の厳しい位置決めから開放
されるという大きな利点が生じる。
なお、上述した実施例においては被検マスクにX線を照
射する構成について述べたが、x4!の代わりに紫外線
を照射するようにしても同様に構成できる。この場合、
X線!201は紫外線源に置き換えられ、光学素子は紫
外線に作用するものが用いられ、更にx?!検出器20
6、211は紫外線検出器に置き換えられる。
また、上述した実施例においては、透過形の被検マスク
を用いた場合について説明したが、被検マスクが反射形
の場合にも適用可能である。この場合は、被検マスクを
反射したX線または紫外線にもとづきマスクパターンの
欠陥を検出するように構成する。
なお、前記実施例では、×4!発生源からのXsを収束
し微細なX線を形成するようにしたが、微細なX線また
は紫外線発生源を得ることができる場合は、発生源から
のX線または紫外線をそのまま使用することが可能であ
る。
そこで、従来のX@発生装置においては、微小なXI!
発生源を得るべく、いろいろな工夫がなされているが、
X線を発生させるために照射する電子ビームを収束して
も、その電子ビーム収束径には無関係にある程度の広が
りをもってしまう。
また、電子ビームをコントロールする電源の各種ノイズ
や電源電圧自体の不安定性によって電子ビームの収束位
置が変動し、その結果、特性X線発生源の位置が変動し
てしまうという問題もあった。
そこで、使用する電子ビームの加速電圧、夕一ゲット物
質の励起エネルギー、原子量、密度、原子番号にもとづ
いて、特性X線允生領域を口出し、ターゲット自体が特
性x線発生領域内にあるようにターゲットを小さく形成
することにより、夕一ゲット物質の特性X線発生源の大
きさがターゲットの大きさで決定され、極めて微小な特
性X線発生源の形成が可能となる。
また、このようなxsi+発生装置では、特性X線発生
源の位置は、ターゲット位置で決定されるため、電子ビ
ーム、イオンビーム、xl?i!等のエネルギー照射位
置の変動による特性X線発生源の位置変動を防ぐことが
可能となる。
例えば、このX線発生装置は、第5図に概念構成図を示
すように、ターゲットを、直径0.2μm深さ0.2μ
mのトレンチT内にターゲット材料2としてのカーボン
(C)を埋め込んだシリコン基板からなるサブストレー
ト3で構成するようにしたことを特徴とするもので、加
速電圧1.5KeVで加速された電子ビームがターゲッ
ト材料2およびサブストレート3を照射し、ターゲット
材科2の内殻の励起により特性X線5を発生するように
する。6は加速された電子ビームの回折・散乱による制
動xaである。
なお、電子はさらに回折・散乱を繰り返して広がってい
き、本来であれば、電子は4で示された領域までは、タ
ーゲット物質の内殻を励起できるエネルギーを有してお
り、特性X線7および制動XaBを発生することができ
るのであるが、ここでは実際にはサブストレート3で構
成されており、ターゲットはこの領域4よりも微小に形
成されているため、所望の特性Xa4は、ターゲット材
料2の大きさにより、厳密に規定された領域からのみ発
生する。
ここで、所望のターゲット材料の特性X線5の強度に対
してターゲット材料の制動X線6、サブストレートの特
性X線7およびサブストレートの制動X線8が無視し得
ない場合には、分光器9を用いて所望のターゲット材料
の特性Xa5のみを選択するようにすればよい。
上記構成によれば、励起用加速電子ビームの加速電圧を
、シリコンの励起エネルギー1 740e■とカーボン
の励起エネルギー277eVの中間値1.5KeVに選
択しているため、サブストレート3は励起されず、ター
ゲット材料2のみが励起され、直径0.2μm深さ0.
2μmの円柱状領域(トレンチ)■のみから、波長44
.7人の特性XI5が放射される。そして、周囲のサブ
ストレート3からは制動Xa8のみがfit}lされる
が、その強度は特性X線に比べ、非常に弱いため、X線
の利用に際し、悪い影響を与えることはない。
このように、上記XS発生装置によれば、X線発生源の
大きさがターゲット材料の大きさで決定されるため、極
めて微小な×4!ビームを得ることが可能となる。
このXa発生装置を用いるようにすれば、極めて高精度
のマスクの欠陥検出を行うことができる。
(発明の効果) 以上説明したようにこの発明によれば、被検マスクに照
射されるXaまたは紫外線の発生源を非常に小さくする
か又は収束手段によって非常に小さくし、光学系を介す
ることなく、マスクパターンの拡大投影会として検出す
るようにしているため、光学系に左右されることなく、
空間分解能を大幅に向上させることができ、これにより
被検マスクの微細な欠陥をも検出することができる。
また、CADによるマスクパターン設計データから、被
検マスクパターン像を差し引く構成をとることにより、
欠陥のみの画像をコン1−ラスト良く得ることが可能と
なった。
さらにまた、マスクパターン設計データのフーリエスペ
クトルから、被検マスクパターンの測定データのフーリ
エスペクトルを差し引き、欠陥の,みの画像を得る手法
においては、XY方向の厳しい位置決め精度を必要とせ
ず、回転方向のみの正確な位置決めによって容易に欠陥
検査が可能となる。
また、マスクパターンに照射される微小スポットの広が
り分布つまり強度分布をマスクパターン設計データに重
畳した後に、被検マスクパターン像から差し引くことに
より、微小X線の広がりによる空間周波数変調の影響を
相殺した、正確なパターン欠陥検査を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す全体構成図、第
2図は第1の実施例におけるマスクパターンの欠陥検出
原理を説明する図、第3図はこの発明の第2の実施例を
示す全体構成図、第4図は第2の実施例におけるマスク
パターンの欠陥検出原理を説明する図、第5図は微小X
線梵生装置を示す図、第6図は従来のマスク検査装置を
示すブロック図、第7図は第6図に示したマスク検査装
置の要部拡大図である。 200・・・光学検出系、201・・・XfJ源、20
2・・・集光光学素子、203・・・被検マスク、20
4・・・XYテーブル、205・・・θテーブル、20
6・・・2次元X線検出器、207・・・検出器回路、
208・・・レーザ測定器、209・・・X方向駆動装
置、210・・・Y方向駆vJ装置、211・・・モー
タ、300・・・電子制御系、301・・・ホストCP
U、302・・・ハードディスク、303・・・ドット
変換回路、304・・・基準データ変換回路、305・
・・テーブル制御回路、306・・・データ比較回路、
307・・・位置回路、308・・・I/Oバス、30
9・・・DMAバス、408・・・フーリエ変換回路。 葺1 第5図 区 第6図 第7図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被検マスクと、 被検マスクにX線または紫外線を照射する ことによりこの被検マスクのマスクパターン像を形成す
    る像形成手段と、 この像形成手段によって形成されたパター ン像を検出する像検出手段とを具備してなるマスク検査
    装置において、 前記像形成手段が 発散性を有するX線または紫外線を発生す るX線または紫外線発生源と、 該X線または紫外線発生源から生起せしめ られたX線または紫外線を被検マスクに照射することに
    よりこの被検マスクのマスクパターン像を拡大投影像と
    して前記像検出手段上に投影させる投影手段とを具備し
    たことを特徴とするマスク検査装置。
  2. (2)前記投影手段は、 前記被検マスク上に照射されたX線または 紫外線の透過線または反射線から該被検マスクのマスク
    パターンに対応したマスクパターン像を形成する手段で
    あることを特徴とする請求項(1)記載ののマスク検査
    装置。
  3. (3)被検マスクと、 被検マスクにX線または紫外線を照射する ことによりこの被検マスクのマスクパターン像を形成す
    る像形成手段と、 この像形成手段によって形成されたパター ン像を検出する像検出手段とを具備してなるマスク検査
    装置において、 前記像形成手段が X線または紫外線発生源と、 該X線または紫外線発生源から生起せしめ られたX線または紫外線を収束させ微小焦点を形成する
    収束手段と、 該微小焦点から発散するX線または紫外線 を被検マスクに照射することによりこの被検マスクのマ
    スクパターン像を拡大投影像として前記像検出手段上に
    投影させる投影手段とを具備したことを特徴とするマス
    ク検査装置。
  4. (4)前記投影手段は、 前記被検マスク上に照射されたX線または 紫外線の透過線または反射線から該被検マスクのマスク
    パターンに対応したマスクパターン像を形成する手段で
    あることを特徴とする請求項(3)記載のマスク検査装
    置。
  5. (5)被検マスクと、 被検マスクにX線または紫外線を照射する ことによりこの被検マスクのマスクパターン像を形成す
    る像形成手段と、 この像形成手段によって形成されたパター ン像を検出する像検出手段とを具備してなるマスク検査
    装置において、 前記像形成手段が 微細でかつ発散性を有するX線または紫外 線を発生するX線または紫外線発生手段と、該X線また
    は紫外線発生手段から発生せし められたX線または紫外線を被検マスクに照射すること
    によりこの被検マスクのマスクパターン像を拡大投影像
    として前記像検出手段上に投影させる投影手段とを具備
    し、 前記被検マスクの参照基準パターンを記憶 するパターン記憶手段と、 該パターン記憶手段から前記参照基準パタ ーンを読みだし参照基準パターン像を形成する参照基準
    パターン形成手段と、 この参照基準パターン像と前記像検出手段 上で検出されたマスクパターン像とを照合することによ
    り前記マスクの欠陥を検出する欠陥検出手段とを具備し
    たことを特徴とするマスク検査装置。
  6. (6)参照基準パターン形成手段は、 前記パターン記憶手段に記憶されたマスク パターンに微小なX線または紫外線の広がり分布関数を
    重畳することにより参照基準パターン像を形成する手段
    を具備したことを特徴とする請求項(5)記載のマスク
    検査装置。
  7. (7)前記欠陥検出手段は、 像検出手段で検出されたマスクパターン像 から参照パターン形成手段で形成されたマスクパターン
    像を差し引くことにより欠陥のみの像を抽出する抽出手
    段を具備したことを特徴とする請求項(6)記載のマス
    ク検査装置。
  8. (8)前記欠陥検出手段は、 前記像検出手段で検出されたマスクパター ン像をフーリエ変換して第1のフーリエスペクトルを求
    める第1の手段と、 前記参照パターン形成手段で形成されたマ スクパターン像をフーリエ変換して第2のフーリエスペ
    クトルを求める第2の手段と、 第1の手段で求めた第1のフーリエスペク トルから第2の手段で求めた第2のフーリエスペクトル
    を差し引く第3の手段と、 第3の手段の出力を逆フーリエ変換する手 段とを具備したことを特徴とする請求項(6)記載のマ
    スク検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010421A1 (ja) * 2012-07-09 2014-01-16 東京エレクトロン株式会社 X線検査方法及びx線検査装置
CN108195848A (zh) * 2018-01-16 2018-06-22 深圳精创视觉科技有限公司 玻璃全尺寸翘曲平整度检测装置及检测方法

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