JP2002032986A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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  • Dram (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレスアクセスを高速化してサイクルタイ
ムを短縮できる半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 1stアドレスデコーダ2,1stリフ
レッシュアドレスデコーダ5はそれぞれ半導体記憶装置
の外部から供給される外部アドレスXn,半導体記憶装
置内部におけるリフレッシュに使用するリフレッシュア
ドレスRXnをそれぞれデコードする。マルチプレクサ
8は、外部アドレス伝達信号EXTR及びリフレッシュ
アドレス伝達信号RFTRに基づき、1メモリサイクル
中にリフレッシュ動作とRead/Write動作が連続して行わ
れるように、外部アドレス側のデコード信号XnDmま
たはリフレッシュアドレス側のデコード信号XnRmを
選択してデコード信号XnMmとして出力する。ワード
ドライバ10はマルチプレクサ8等で選択されたデコー
ド信号XnMm,XpMqをデコードしてワード線WL
mqを活性化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリセルとして
データ保持のためのリフレッシュを必要とするDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)セルを
用いた半導体記憶装置に関し、特に、DRAMセルを用
いた半導体記憶装置を汎用SRAM(スタティックRA
M)仕様(非同期仕様)として動作させるときに好適な
アドレスアクセス方式に関する。また本発明は、不良が
ないときにアクセスされるメモリセルアレイと、このメ
モリセルアレイ上の不良のメモリセル等を置換して不良
救済を行うための予備のメモリセルアレイを備えた半導
体記憶装置にも適用可能なアドレスアクセス方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の外部から供給された外
部アドレスの遷移を検知し、半導体記憶装置内部で発生
させたリフレッシュアドレスが示すメモリセルのリフレ
ッシュを行い、リフレッシュ完了後、外部アドレスに従
って Read/Write動作を行う半導体記憶装置が提案され
ている。この種の半導体記憶装置における従来のアドレ
スアクセス方法は、特開昭61−5495号公報および
特開平6−36557号公報に見られるように、外部ア
ドレスとリフレッシュアドレスの切り替えを行った後
に、切り替えられたアドレスをデコードする方法を採っ
ていた。
【0003】以下、従来のアドレスアクセス方法を図1
5および図16を参照して説明する。図15は従来の技
術による半導体記憶装置の構成を示すブロック図、図1
6は各部の動作を示すタイミングチャートである。
【0004】図15に示すブロックBLnにおいて、リ
フレッシュアドレス発生部213はメモリセルをワード
線単位でリフレッシュするためのリフレッシュアドレス
RXnを発生させる。また、アドレスバッファ211,
リフレッシュアドレスバッファ214は、外部アドレス
のうちワード線選択に使用される行アドレスの一部のビ
ットである外部アドレスXn,上記リフレッシュアドレ
スRXnをバッファリングしてそれぞれ内部アドレスX
n’,リフレッシュアドレスRXn’を出力する。
【0005】マルチプレクサ218は、リフレッシュ制
御回路217が発生させた外部アドレス伝達信号EXT
Rおよびリフレッシュアドレス伝達信号RFTRに基づ
いて、内部アドレスXn’,リフレッシュアドレスRX
n’の何れかを選択してアドレスXnMを出力する。ブ
ロックBLn+1,BLn+2はブロックBLnと同様
の構成であってそれぞれアドレスXn+1M,Xn+2
Mを出力する。1stアドレスデコーダ212はこれら
アドレスをデコードしてデコード信号X1Dm,X1D
m+1,X1Dm+2を出力する。そして、以上説明し
た構成要素でブロックBLmが構成され、同様にしてデ
コード信号X1Dqを出力するブロックBLq等が設け
られる。
【0006】次に、ATD(アドレス遷移検知器)21
6は外部アドレスの変化を検出してアドレス遷移検知信
号(以下、ATD信号という)を出力する。リフレッシ
ュ制御回路217はこのアドレス遷移検知信号に基づい
て上述した外部アドレス伝達信号EXTR及びリフレッ
シュアドレス伝達信号RFTRを生成する。ワードドラ
イバ220はデコーダを兼ねており、デコード信号X1
DmおよびX1Dqに基づいてデコードを行ってワード
線WLmqを活性化させる。
【0007】このように、従来の半導体記憶装置では、
外部アドレスXnから得た内部アドレスXn’とリフレ
ッシュアドレスRXnから得たリフレッシュアドレスR
Xn’の切り替えを行うマルチプレクサ218を、アド
レスバッファ211およびリフレッシュアドレスバッフ
ァ214と1stアドレスデコーダ212との間に配設
している。
【0008】そして、上記構成による半導体記憶装置は
図16に示すように動作する。まず、新たなアクセス要
求が発生して、時刻t201で外部アドレスが“A0”
から“A1”に変化したとする。すると、ATD216
がこの変化を検知してATD信号を発生させ、リフレッ
シュ制御回路217はリフレッシュアドレス“R0”に
対応するメモリセルをリフレッシュするために外部アド
レス伝達信号EXTR,リフレッシュアドレス伝達信号
RFTRをそれぞれローレベル(以下“L”と略記す
る),ハイレベル(以下“H”と略記する)に遷移させ
る。
【0009】これにより、マルチプレクサ218はリフ
レッシュアドレスRXn’を選択し、当該選択動作によ
るマルチプレクサ遅延を経た時刻t202でリフレッシ
ュアドレスRXn’がアドレスXnMとして出力され、
同様にしてアドレスXn+1M,Xn+2Mが出力され
る。1stアドレスデコーダ212はこれらアドレスを
デコードし、当該デコード動作による遅延を経た時刻t
203でデコード信号X1Dm,X1Dm+1,X1D
m+2を出力し、同様にしてデコード信号X1Dqがブ
ロックBLqから出力される。この後、時刻t204に
おいて、外部アドレスに対応したワード線が非活性化さ
れ、時刻t205までにビット線のプリチャージが行わ
れる。そして、上記デコード信号をワードドライバ22
0がデコードし、その動作遅延を経た時刻t205でリ
フレッシュアドレスRXn’に対応するワード線を活性
化させることでリフレッシュ動作が始まる。
【0010】この後の時刻t206でリフレッシュ制御
回路217は、外部アドレスXnに対するRead/Write動
作のために外部アドレス伝達信号EXTR,リフレッシ
ュアドレス伝達信号RFTRをそれぞれ“H”,“L”
に遷移させる。これにより、マルチプレクサ218は外
部アドレス側の内部アドレスXn’を選択するようにな
り、マルチプレクサ218の動作遅延を経た時刻t20
7で選択されたアドレスがアドレスXnMとして出力さ
れる。1stアドレスデコーダ212は上記同様にデコ
ードを行って、当該デコード動作遅延を経た時刻t20
8でデコード信号を出力する。この後、時刻t209に
おいて、リフレッシュアドレスRXn’に対応するワー
ド線を非活性化させ、時刻t210までにビット線のプ
リチャージが行われる。そして、ワードドライバ220
はブロックBlm,Blqから出力されるデコード信号
をデコードし、その動作遅延を経た時刻t210で外部
アドレスXnに対応したワード線を活性化させてRead/W
rite動作を開始させる。そして、時刻t211以後の動
作は上記同様の動作の繰り返しとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の半
導体記憶装置におけるアドレスアクセス方法では、図1
6に示すように半導体記憶装置の内部動作がリフレッシ
ュからRead/Writeに切り替わる時点(時刻t206)か
らRead/write動作用のワード線を選択する時点(時刻t
210)までの遅れ時間が、マルチプレクサ218の切
り替え動作に要するマルチプレクサ遅延、1stアド
レスデコーダ遅延、およびワードドライバ遅延の各
遅れ時間の和となる。このため、外部アドレスに対する
アドレスアクセス(すなわち、時刻t206でリフレッ
シュアドレスから外部アドレスに切り替わった時点より
時刻t212でIO(入出力)出力にメモリセルのデー
タDQ(A1)が得られるまで)が遅いという課題があ
った。
【0012】このことは、半導体記憶装置の内部動作が
Read/Writeからリフレッシュに切り替わったときも同様
であって、リフレッシュ動作が開始されるタイミングが
遅れることによって、リフレッシュ動作とこれに続くRe
ad/Write動作が完了するまでの時間が遅くなるという問
題がある。また、上述した説明では、外部アドレスの変
化をトリガとしてリフレッシュ動作後にRead/Write動作
を行う場合について述べたが、外部アドレスの変化をト
リガとしてRead/Write動作後にリフレッシュ動作を行う
場合についても同様の問題がある。
【0013】こうしたことは汎用DRAMでも問題とな
りうるが、DRAMセルを用いた汎用SRAM仕様の半
導体記憶装置を実現する上では特に問題になる。という
のも、汎用DRAM等ではリフレッシュ動作にRead/Wri
te動作が伴うことはなく、また、Read/Write動作にリフ
レッシュ動作が伴うこともないため、上述したアドレス
アクセスの遅れはそれほど問題とはならない。
【0014】一方、後者の半導体記憶装置は汎用SRA
M仕様であるためにリフレッシュ動作が半導体記憶装置
の外部からは見えないが、半導体記憶装置内部ではリフ
レッシュ動作を定期的に行う必要がある。そのための一
実現例として、外部アドレスの変化をトリガとしてリフ
レッシュ動作とこれに続くRead/Write動作を1メモリサ
イクル中で時分割により行うことが考えられる。こうし
た構成では、1つのメモリサイクル中にリフレッシュ動
作及びRead/Write動作という2つの動作が行われ、それ
に伴ってデコード動作,リフレッシュアドレス/外部ア
ドレスの選択動作がそれぞれ2度行われることになる。
【0015】つまり、汎用DRAM等と比べた場合、後
者の半導体記憶装置では単純計算で2倍の内部動作が行
われることになり、タイミング的により厳しい条件が課
されることになる。かかる半導体記憶装置においてメモ
リサイクルを短縮し高速化を図るには、リフレッシュ動
作やRead/Write動作の高速化のみならず、これら動作以
外の各種動作(例えばデコード動作)に要する時間をで
きる限り削減してゆく必要がある。
【0016】また、以上述べたことは予備のメモリセル
を備えた半導体記憶装置でも同様に問題となりうる。近
年、DRAMなどの半導体記憶装置では、メモリセルア
レイ中に存在する製造上の欠陥を救済して歩留まり向上
を図るために不良救済対策を実施しているものが一般的
である。すなわち、この種の半導体記憶装置ではメモリ
セルアレイが冗長構成となっており、データの読み出し
又は書き込みのために本来用意されているメモリセルア
レイ(以下「ノーマルセルアレイ」という)の他に、ノ
ーマルセルアレイ上の不良の領域を置き換えて不良を救
済するための予備のメモリセルアレイ(以下「スペアセ
ルアレイ」という)を設けている。
【0017】ノーマルセルアレイ上の欠陥は個々のメモ
リセルを単位として発生する場合もあるが、ワード線又
はビット線対といった「ライン」を単位として線状に発
生する場合も多い。このため、ノーマルセルアレイの不
良救済にあたっては、ノーマルセルアレイ上で欠陥のあ
るライン又はメモリセルをスペアセルアレイ上のライン
又はメモリセルで置き換えている。そうすることで、ノ
ーマルセルアレイ上の不良のライン又はメモリセルに対
するアクセス要求があった場合には、スペアセルアレイ
上のライン又はメモリセルに切り替えてアクセスしてい
る。
【0018】図17はこうした従来の半導体記憶装置に
ついてその構成の要部を示したブロック図である。同図
では特開2000−11681号公報に記載されたDR
AMなどに代表される半導体記憶装置の構成を理解しや
すいように簡略化して描いてある。図中、メモリセルア
レイ250はデータ保持のために定期的にリフレッシュ
を必要とする複数のメモリセルから成っている。また、
メモリセルアレイ250はアクセスのために通常使用さ
れるノーマルセルアレイ251と不良救済用のスペアセ
ルアレイ252から構成されている。
【0019】次に、リフレッシュカウンタ253はメモ
リセルアレイ250をリフレッシュするためのリフレッ
シュアドレスREF_ADD を順次生成してゆく。マルチプレ
クサ254は、図示しない切替信号に従って外部アドレ
スEXT_ADD およびリフレッシュアドレスREF_ADD の何れ
かを選択してアドレスMUX_ADD を出力する。なお、外部
アドレスEXT_ADD は上述したように読み出し又は書き込
みの要求に伴って半導体記憶装置外部から与えられるア
クセスアドレスである。
【0020】次に、プログラム回路255はノーマルセ
ルアレイ251上の不良ラインをスペアセルアレイ25
2上の何れのラインで置き換えるのかを示した置換情報
を記憶している。そしてプログラム回路255は、アド
レスMUX_ADD が与えられた場合に、ノーマルセルアレイ
251上のラインが選択されるのを抑止するためのキラ
ー信号KLと、置換を行う場合に使用されるスペアセル
アレイ252上のラインを選択するためのリダンダンシ
(Redundancy;冗長)選択信号RDN_ADD をそれぞれ生成
する。
【0021】いま、ノーマルセルアレイ251上のライ
ンがスペアセルアレイ252上のラインで置換される場
合にはキラー信号KL及びリダンダンシ選択信号RDN_AD
D がともに有効化される。このため、デコーダ256は
ノーマルセルアレイ251上のラインを選択するための
デコード信号を生成せず、図示を省略したノーマル側ワ
ードドライバはノーマルセルアレイ251上のどのライ
ンも活性化させない。その代わりに、図示を省略したス
ペア側ワードドライバがリダンダンシ選択信号RDN_ADD
に従ってスペアセルアレイ252上の対応するラインを
活性化させる。
【0022】一方、ノーマルセルアレイ251上のライ
ンがスペアセルアレイ252上のラインで置換されない
場合にはキラー信号KL及びリダンダンシ選択信号RDN_
ADDがともに無効化される。このため、デコーダ256
はアドレスMUX_ADD をデコードしてデコード信号を生成
し、ノーマル側ワードドライバがこのデコード信号に従
ってノーマルセルアレイ251上の対応するラインを活
性化させる。このとき、スペア側ワードドライバはリダ
ンダンシ選択信号RDN_ADD が無効化されているため、ス
ペアセルアレイ252上のどのラインも活性化させな
い。
【0023】以上のように、予備のメモリセルを備えた
従来の半導体記憶装置においても、図15に示したもの
と同様にして、マルチプレクサ254の後段にデコーダ
256を配置している。従来の半導体記憶装置がこうし
た構成を採用しているのは、外部アドレスEXT_ADD でメ
モリセルアレイ250にアクセスする場合とリフレッシ
ュアドレスREF_ADD でメモリセルアレイ250をリフレ
ッシュする場合とでプログラム回路255及びデコーダ
256を共用できるようにするためである。
【0024】しかしながら、こうした構成にしてしまう
と、上述したのと同様の理由によって、例えば外部アド
レスEXT_ADD を用いてメモリセルアレイ250にアクセ
スする場合に、アクセスが遅くなってしまってサイクル
タイムも長くなってしまうという問題がある。すなわ
ち、図17の構成では外部アドレスEXT_ADD の値が確定
しそれに伴ってアドレスMUX_ADD が確定してから、デコ
ーダ256がアドレスMUX_ADD のデコードを行ってノー
マル側ワードドライバがメモリセルアレイ250を活性
化させることになる。つまり、アドレスの確定,外部ア
ドレス又はリフレッシュアドレスの選択,選択されたア
ドレスのデコード,ワード線の活性化という一連の動作
がすべて逐次的にしか行えない。
【0025】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、外部アドレスおよびリフレッシュアドレスのデコ
ードを行った後にマルチプレックスを行うことによっ
て、アドレスアクセスを高速化してサイクルタイムを短
縮することができる半導体記憶装置を提供することを目
的としている。その際、本発明は、回路構成をできる限
り小規模化してチップ面積の削減を図ることをさらなる
目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、リフレッシュ動作及びリ
ードライト動作を行う半導体記憶装置において、前記リ
ードライト動作のためのアクセスアドレス及び前記リフ
レッシュ動作のためのリフレッシュアドレスをデコード
してデコード信号をそれぞれ出力するデコード手段と、
前記デコード信号の切り替えを行う第1の切替手段と、
切り替えられたデコード信号に基づいて前記リフレッシ
ュ動作または前記リードライト動作を行う制御手段とを
具備することを特徴としている。また、請求項2記載の
発明は、請求項1記載の発明において、ノーマルセルア
レイと前記ノーマルセルアレイの不良領域を置換するス
ペアセルアレイとを有するメモリセルアレイを具備し、
前記第1の切替手段は、前記リフレッシュ動作又は前記
リードライト動作の何れを行うかを指定する切替信号に
応じて前記デコード信号を切り替え、前記制御手段は、
前記リフレッシュ動作又は前記リードライト動作の対象
となる前記ノーマルセルアレイ上の領域の不良の有無に
応じて、切り替えられた前記デコード信号に従って前記
ノーマルセルアレイ又は前記スペアセルアレイへアクセ
スすることを特徴としている。
【0027】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記ノーマルセルアレイの構成に対
応させて前記リフレッシュアドレスを生成するリフレッ
シュアドレス生成手段と、前記置換の要否に応じて、前
記ノーマルセルアレイの選択を禁止するキラー信号と前
記スペアセルアレイ上の置換領域を指定する選択信号と
を前記リフレッシュアドレス及び前記アクセスアドレス
の各々につき生成するプログラム手段と、前記切替信号
に応じて前記キラー信号の切り替え及び前記選択信号の
切り替えをそれぞれ行う第2の切替手段とを備え、前記
制御手段は、切り替えられた前記キラー信号及び前記選
択信号に基づいて、アクセスの対象を前記ノーマルセル
アレイ又は前記スペアセルアレイの何れにするか決定す
ることを特徴としている。
【0028】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記メモリセルアレイを構成してい
る前記ノーマルセルアレイ及び前記スペアセルアレイに
対応させて前記リフレッシュアドレスを生成するリフレ
ッシュアドレス生成手段と、前記置換の要否に応じて、
前記ノーマルセルアレイの選択を禁止するキラー信号と
前記スペアセルアレイ上の置換領域を指定する第1の選
択信号とを前記アクセスアドレスについて生成し、前記
キラー信号を前記デコード手段へ供給するプログラム手
段と、前記スペアセルアレイのリフレッシュ動作のため
に生成される前記リフレッシュアドレスをもとに、前記
スペアセルアレイ上のリフレッシュ領域を指定する第2
の選択信号を生成する選択信号生成手段と、前記切替信
号に応じて、前記第1の選択信号又は前記第2の選択信
号のうちの何れかに切り替える第2の切替手段とを備
え、前記制御手段は、前記スペアセルアレイへアクセス
するときに、切り替えられた前記第1の選択信号又は前
記第2の選択信号の何れかによって指定される前記スペ
アセルアレイ上の置換領域又はリフレッシュ領域へアク
セスすることを特徴としている。
【0029】また、請求項5記載の発明は、リフレッシ
ュ動作及びリードライト動作を行う半導体記憶装置にお
いて、前記リフレッシュ動作のためのリフレッシュアド
レス又は前記リードライト動作のためのアクセスアドレ
スの何れかを選択する選択手段と、選択された前記リフ
レッシュアドレス又は前記アクセスアドレスをデコード
してデコード信号を出力するデコード手段と、前記リフ
レッシュ動作又は前記リードライト動作に先行して前記
リフレッシュアドレス,前記アクセスアドレスについて
それぞれ生成されるデコード信号を各々前記リフレッシ
ュ動作,前記リードライト動作を行うときに選択する第
1の切替手段と、選択されたデコード信号に基づいて前
記リフレッシュ動作または前記リードライト動作を行う
制御手段とを具備することを特徴としている。また、請
求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前
記第1の切替手段は、前記リフレッシュ動作の期間中に
前記選択手段を前記アクセスアドレス側に切り替えて得
られる前記デコード信号を取り込んで、前記リードライ
ト動作の期間中に出力する第1の保持手段と、前記リー
ドライト動作の期間中に前記選択手段を前記リフレッシ
ュアドレス側に切り替えて得られる前記デコード信号を
取り込んで、前記リフレッシュ動作の期間中に出力する
第2の保持手段とを備えたことを特徴としている。
【0030】また、請求項7記載の発明は、請求項5記
載の発明において、前記第1の切替手段は、前記リフレ
ッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記リフレッシュ
アドレス側に切り替えて得られる前記デコード信号を取
り込む第1の保持手段と、前記リフレッシュ動作の期間
中に、前記第1の保持手段の取り込み動作に先立ち、前
記第1の保持手段の出力を取り込んで出力する第2の保
持手段と、前記リフレッシュ動作の期間中に前記選択手
段を前記アクセスアドレス側に切り替えて得られる前記
デコード信号を前記リードライト動作の期間中に出力す
る伝達手段とを備えたことを特徴としている。また、請
求項8記載の発明は、請求項5〜7の何れかの項記載の
発明において、ノーマルセルアレイと前記ノーマルセル
アレイの不良領域を置換するスペアセルアレイとを有す
るメモリセルアレイを具備し、前記制御手段は、前記リ
フレッシュ動作又は前記リードライト動作の対象となる
前記ノーマルセルアレイ上の領域の不良の有無に応じ、
選択された前記デコード信号に従って前記ノーマルセル
アレイ又は前記スペアセルアレイへアクセスすることを
特徴としている。
【0031】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の発明において、前記ノーマルセルアレイの構成に対
応させて前記リフレッシュアドレスを生成するリフレッ
シュアドレス生成手段と、前記置換の要否に応じて、前
記ノーマルセルアレイの選択を禁止するキラー信号と前
記スペアセルアレイ上の置換領域を指定する選択信号と
を前記選択手段で選択されたアドレスについて生成し、
前記キラー信号を前記デコード手段へ供給するプログラ
ム手段と、前記リフレッシュ動作又は前記リードライト
動作に先行して前記リフレッシュアドレス,前記アクセ
スアドレスについてそれぞれ生成される前記選択信号を
各々前記リフレッシュ動作,前記リードライト動作を行
うときに選択する第2の切替手段とを具備し、前記制御
手段は、選択された前記デコード信号及び前記選択信号
に基づいて、アクセスの対象を前記ノーマルセルアレイ
又は前記スペアセルアレイの何れにするか決定すること
を特徴としている。
【0032】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載の発明において、前記第1の保持手段は、前記リフ
レッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記アクセスア
ドレス側に切り替えて得られる前記デコード信号及び前
記選択信号を取り込んで、前記リードライト動作の期間
中に出力し、前記第2の保持手段は、前記リードライト
動作の期間中に前記選択手段を前記リフレッシュアドレ
ス側に切り替えて得られる前記デコード信号及び前記選
択信号を取り込んで、前記リフレッシュ動作の期間中に
出力することを特徴としている。また、請求項11記載
の発明は、請求項9記載の発明において、前記第1の保
持手段は、前記リフレッシュ動作の期間中に前記選択手
段を前記リフレッシュアドレス側に切り替えて得られる
前記デコード信号及び前記選択信号を取り込み、前記第
2の保持手段は、前記リフレッシュ動作の期間中に、前
記第1の保持手段の取り込み動作に先立ち、前記第1の
保持手段から出力される前記デコード信号及び前記選択
信号を取り込んで出力し、前記伝達手段は、前記リフレ
ッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記アクセスアド
レス側に切り替えて得られる前記デコード信号及び前記
選択信号を前記リードライト動作の期間中に出力するこ
とを特徴としている。
【0033】また、請求項12記載の発明は、請求項9
〜11の何れかの項記載の発明において、前記プログラ
ム手段は前記キラー信号を前記第1の切替手段へ供給
し、前記第1の切替手段は、前記キラー信号が有効化さ
れたときに、前記ノーマルセルアレイの選択を禁止する
デコード信号を出力することを特徴としている。また、
請求項13記載の発明は、請求項1〜12の何れかの項
に記載の発明において、前記アクセスアドレスの変化又
は活性化信号が有効化されたことをアドレス遷移として
検知するアドレス遷移検知手段を備え、前記制御手段
は、前記アドレス遷移をトリガとして前記リフレッシュ
動作及び前記リードライト動作を行うことを特徴として
いる。また、請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記制御手段は、前記アドレス遷移を
トリガとして前記リフレッシュ動作を行ってから前記リ
ードライト動作を行うことを特徴としている。
【0034】また、請求項15記載の発明は、請求項1
4記載の発明において、前記デコード手段は、前記アク
セスアドレスが確定したときから前記リードライト動作
を開始させるときまでの期間内にデコード動作を行って
前記デコード信号を生成することを特徴としている。ま
た、請求項16記載の発明は、請求項3,4,9〜12
の何れかの項記載の発明において、前記アクセスアドレ
スの変化又は活性化信号が有効化されたことをアドレス
遷移として検知するアドレス遷移検知手段を備え、前記
制御手段は、前記アドレス遷移をトリガとして前記リフ
レッシュ動作を行ってから前記リードライト動作を行
い、前記プログラム手段は、前記アクセスアドレスが確
定したときから前記リードライト動作を開始させるとき
までの期間内に前記キラー信号及び前記選択信号を生成
することを特徴としている。
【0035】また、請求項17記載の発明は、請求項1
〜16の何れかの項記載の発明において、前記第1の切
替手段よりも後段に配置され、前記デコード手段による
デコード動作によって得られた前記デコード信号をさら
にデコードする手段を備えたことを特徴としている。ま
た、請求項18記載の発明は、請求項1〜17の何れか
の項記載の発明において、ワード線が複数のデコード信
号に基づいて選択され、該複数のデコード信号を得るた
めの経路毎に前記各切替手段の位置が決定されることを
特徴としている。また、請求項19記載の発明は、請求
項1〜18の何れかの項記載の発明において、前記第1
の切替手段は、前記デコード信号を切り替えるとき、所
定期間にわたって何れのデコード信号も選択しないこと
を特徴としている。
【0036】また、請求項20記載の発明は、請求項
3,4,9〜12の何れかの項記載の発明において、前
記第2の切替手段は、前記キラー信号及び前記選択信号
を切り替えるとき、所定期間にわたって何れのキラー信
号も選択せず、また、何れの選択信号も選択しないこと
を特徴としている。また、請求項21記載の発明は、請
求項19又は20記載の発明において、前記各切替手段
は、前記所定期間において、ワード線を非選択状態とす
る電圧を出力することを特徴としている。また、請求項
22記載の発明は、請求項1〜21の何れかの項記載の
発明において、前記制御手段は、前記リフレッシュ動作
が行われるメモリサイクルでは、前記リフレッシュ動作
及び前記リードライト動作を1メモリサイクルの期間内
に行うことを特徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の各
実施形態について説明する。ここで、本発明は汎用のD
RAMへ適用できるばかりでなく、外部から見たときに
汎用のSRAMとおおむね同様の仕様で動作する既存の
疑似SRAMに適用することも可能である。しかしなが
ら本発明は、本発明者らが先に提案している完全SRA
M互換の半導体記憶装置(特願平11−345345
号;以下「関連発明」という)へ適用した場合にさらに
効果的である。
【0038】そこで、本明細書では上記関連発明による
半導体記憶装置を例に挙げて説明することとする。この
関連発明による半導体記憶装置は、汎用のDRAMと同
じメモリセルを用いながら、外部から見たときに汎用の
SRAMと同一の仕様で動作する。このため、既存の疑
似SRAMのようにアクセスする度にチップイネーブル
信号を変化させて動作させるなどの必要がなく低消費電
力となっている。また、この半導体記憶装置はSRAM
と同様に扱いが簡便であるとともに、DRAMと同様に
チップサイズを大きくすることなく大容量化が可能であ
る。したがって、これから登場してくる次世代の携帯電
話などに適した仕様となっている。
【0039】こうしたことから本明細書では関連発明に
よる半導体記憶装置を「MSRAM(Mobile Specified
RAM)」又は「SRAM仕様のDRAM」と呼ぶ。MS
RAMの詳細な機能については後述するが、MSRAM
では外部から与えられるアクセスアドレス及びチップセ
レクト信号の変化を検出して読み出し又は書き込み要求
を検出している。そして、これらの変化をトリガとして
まずリフレッシュを行い、このリフレッシュに続いて外
部から要求のあった読み出し又は書き込み(以下、リフ
レッシュと区別するために「ノーマルアクセス」または
「Read/Write動作」と呼ぶことがある)を行っている。
【0040】つまり、MSRAMでは上述したように1
メモリサイクル内でリフレッシュ及びノーマルアクセス
を連続して行うようにしている。このようにすること
で、アクセスアドレスにスキューがあってその値がまだ
確定していない期間をリフレッシュ動作のために充てる
ことができる。しかも、この期間は汎用SRAMにおい
て内部動作の行われない待機期間に相当するため、ノー
マルアクセスを遅らせることなく待機期間の有効利用を
図ることができる。
【0041】なお、リフレッシュは全てのメモリサイク
ルで行われるわけではなく間欠的に行われるリフレッシ
ュ方法が多いことから、リフレッシュが行われないメモ
リサイクルではノーマルアクセスだけが行われることに
なる。ちなみに、MSRAMでは汎用のDRAMと同じ
くノーマルアクセスに付随するリフレッシュだけでな
く、MSRAM内部でリフレッシュアドレスを生成して
自動的にリフレッシュを行うセルフリフレッシュ機能も
備えている。
【0042】また、チップセレクト信号は半導体記憶装
置の選択/非選択を決める信号であって、特に、複数の
チップから構成されるシステムで所望のチップを選択す
るのに用いられる活性化信号である。以下の説明では活
性化信号としてチップセレクト信号を用いるが、これに
限定されるものでなく同等の機能を持った信号であれば
良い。ただ、この種の信号の一つであるチップイネーブ
ル信号にはアドレスラッチタイミング制御機能を持つも
のがあり、既存の擬似SRAM等ではアドレス取り込み
のタイミング制御のためにチップイネーブル信号を毎サ
イクル入力していて消費電力の増加が問題となってい
る。こうしたことから、本発明における活性化信号とし
ては、チップの活性化機能を持ち、なおかつ、アドレス
ラッチタイミング制御機能を持たない信号を用いる。
【0043】〔第1実施形態〕図1は本実施形態による
半導体記憶装置の構成を示すブロック図であり、図2は
図1に示した半導体記憶装置における各部の動作を示し
たタイミングチャートである。図1のブロックABnに
おいて、外部アドレスXnは半導体記憶装置外部から供
給されるアドレスのうち、ワード線の選択に使用される
行アドレスの或る1ビットである。
【0044】ここで、本発明は上述したように汎用のD
RAMに適用可能であるほか、疑似SRAMやMSRA
Mに適用することができる。このうち後2者の半導体記
憶装置はSRAM互換仕様であるため、半導体記憶装置
外部から与えるアクセスアドレスには行アドレス,列ア
ドレスという概念が存在していない。したがって、これ
らへ適用する場合には本発明の半導体記憶装置内部にお
いて、外部から供給されるアドレスを論理的に行アドレ
ス及び列アドレスへ分割していることになる。
【0045】次に、アドレスバッファ1は外部アドレス
Xnをバッファリングして内部アドレスXn’を出力す
る。そして、ブロックABnと同様の構成をしたブロッ
クが所定個数設けられる。次に、1stアドレスデコー
ダ2はブロックABnから出力される内部アドレスX
n’等をデコードして例えばデコード信号XnDm,X
nDm+1を出力するものであり、アドレスバッファ1
とマルチプレクサ8、9の間に配置されている。なお、
本実施形態ではワード線選択のための構成としてデコー
ダ2段の場合を例示してあり、1stアドレスデコーダ
2が初段のデコーダ,後述するワードドライバ10内の
デコーダが最終段のデコーダである。
【0046】次に、ブロックRABnにおいて、リフレ
ッシュアドレスRXnはメモリセル(図示省略)を1本
ないし複数本のワード線単位でリフレッシュするための
リフレッシュアドレスの或る1ビットである。リフレッ
シュアドレス発生部3はカウンタ回路を内蔵しており、
そのカウント値をリフレッシュアドレスRXnとして発
生させるとともに、リフレッシュ制御回路7(後述)か
ら供給されるクロック信号に従ってカウンタ回路をカウ
ントアップする。このカウンタ回路はリフレッシュアド
レスRXnに対応した1ビットのカウンタであって、こ
うしたカウンタ回路がリフレッシュアドレスのビット数
分だけ設けられてリフレッシュカウンタが構成される。
例えば、図1に示したリフレッシュアドレスRxnがリ
フレッシュアドレスの最下位ビットであるとすると、リ
フレッシュアドレス発生部3内のカウンタ回路の出力
は、最下位ビットよりも1ビットだけ上位のビットに対
応した次段のカウンタ回路(図示せず)へキャリーアッ
プ信号として入力される。同様にして、最上位ビットに
対応したカウンタ回路に至るまで、各段のカウンタ回路
の出力が次段のカウンタ回路へキャリーアップ信号とし
て供給される。なお、リフレッシュカウンタはリフレッ
シュアドレスを例えば0〜4095(10進数)の範囲
内で順次出力してゆくものであればどのようなものでも
良い。このため、電源投入後はその時点でリフレッシュ
カウンタに保持されているカウント値から順次カウント
アップしてゆけば良く、電源投入時等にリフレッシュカ
ウンタを初期化する必要はない。
【0047】リフレッシュアドレスバッファ4はリフレ
ッシュアドレスRXnをバッファリングしてリフレッシ
ュアドレスRXn’を出力する。そして、ブロックRA
Bnと同様の構成をしたブロックが所定個数設けられ
る。1stリフレッシュアドレスデコーダ5は、1st
アドレスデコード2と同様の構成であって、ブロックR
ABnから出力されるリフレッシュアドレスRXn’等
をデコードして例えばデコード信号XnRm,XnRm
+1を出力するものであり、リフレッシュアドレスバッ
ファ4とマルチプレクサ8、9の間に配置されている。
【0048】マルチプレクサ8は、リフレッシュ制御回
路7(後述)から出力される外部アドレス伝達信号EX
TRおよびリフレッシュアドレス伝達信号RFTRに応
じて、外部アドレス側のデコード信号,リフレッシュア
ドレス側のデコード信号のうち何れかを選択する。すな
わち、外部アドレス伝達信号EXTRが“H”であれば
マルチプレクサ8はデコード信号XnDmを選択してデ
コード信号XnMmとして出力する。一方、リフレッシ
ュアドレス伝達信号RFTRが“H”であれば、マルチ
プレクサ8はデコード信号XnRmを選択してデコード
信号XnMmとして出力する。なお、外部アドレス伝達
信号EXTR及びリフレッシュアドレス伝達信号RFT
Rが同時に“H”となることはない。
【0049】マルチプレクサ9もマルチプレクサ8と同
様の構成であって、外部アドレス伝達信号EXTR及び
リフレッシュアドレス伝達信号RFTRに応じて、デコ
ード信号XnDm+1,XnRm+1の何れかを選択し
てデコード信号XnMm+1として出力する。そして、
以上述べた構成要素によってブロックDBnが構成さ
れ、これと同様のブロックが所定数設けられる。図1で
はその一例としてブロックDBpを示してある。なお、
説明を簡潔にするために図1ではブロックDBn,DB
pが同一構成であることを仮定しているが、後述するよ
うにブロック毎にデコーダの段数が異なる構成であって
も良い。
【0050】次に、ATD6は外部アドレスの変化を検
出してリフレッシュ制御回路7へATD信号を出力す
る。リフレッシュ制御回路7はこのATD信号に基づい
て、外部アドレス伝達信号EXTRおよびリフレッシュ
アドレス伝達信号RFTRを発生させてマルチプレクサ
8及び9へ出力する。また、リフレッシュ制御回路7は
1回のリフレッシュ動作が終わるたびにクロック信号を
発生させてリフレッシュ発生部3に供給し、それによっ
て、リフレッシュアドレス発生部3がリフレッシュアド
レスを次回のリフレッシュのために更新するように制御
している。ワードドライバ10は上述したように最終段
のデコーダとしても機能し、デコード信号XnMmとブ
ロックDBpにおけるデコード動作によって得られたデ
コード信号XpMqとをデコードしてワード線WLmq
を活性化させる。なお、ワードドライバ10と同一構成
のワードドライバがワード線WLmq以外の各ワード線
についても設けられている。
【0051】以上のように、本実施形態では、マルチプ
レクサ8及び9の配設位置を1stアドレスデコーダ
2,1stリフレッシュアドレスデコーダ5とワードド
ライバ10との間としたことを特徴としており、マルチ
プレクサ8及び9はリフレッシュ制御回路7で発生させ
る外部アドレス選択信号EXTRおよびリフレッシュア
ドレス選択信号RFTRによって制御する構成である。
なお、半導体記憶装置内の要部(アドレスバッファ,リ
フレッシュアドレスバッファ,1stアドレスデコー
ダ,マルチプレクサ)の具体的な構成例については図3
〜図5を参照して後述する。
【0052】次に、図2を参照して上記構成による半導
体記憶装置の動作を説明する。まず、時刻t1以前にお
いてリフレッシュアドレスは“R0”,外部アドレスは
“A0”になっているものとする。リフレッシュアドレ
スの値“R0”はリフレッシュアドレスバッファ4を経
て1stリフレッシュアドレスデコード5でデコードさ
れ、これによって得られたデコード信号XnRm,Xn
Rm+1がマルチプレクサ8,9にそれぞれ入力され
る。なお、外部アドレスの値“A0”(正確には、外部
アドレスの行アドレス部分であって、以下同様)につい
ても同様であって、この外部アドレスの値はアドレスバ
ッファ1を経て1stアドレスデコーダ2でデコードさ
れ、当該デコード動作により得られたデコード信号Xn
Dm,XnDm+1がマルチプレクサ8,9にそれぞれ
入力される。そして、これら動作が時刻t1までには行
われる。
【0053】次に、半導体記憶装置に対する新たなアク
セス要求が発生し、時刻t1で外部アドレスの値が“A
1”に変化すると、この変化をトリガとしてリフレッシ
ュ動作およびこれに続くノーマルアクセスが行われるこ
とになる。すなわち、ATD6は外部アドレスの変化を
検知してATD信号を発生させてリフレッシュ制御回路
7に出力する。リフレッシュ制御回路7は、リフレッシ
ュアドレスの値“R0”に対応するワード線に接続され
たメモリセルをリフレッシュするために、外部アドレス
伝達信号EXTR,リフレッシュアドレス伝達信号RF
TRをそれぞれ“L”,“H”に遷移させる。
【0054】これにより、マルチプレクサ8はデコード
信号XnRmを選択するようになり、当該選択動作によ
るマルチプレクサ遅延を経た時刻t2においてデコード
信号XnMmとして出力される。マルチプレクサ9もマ
ルチプレクサ8と同様の動作を行って、時刻t2におい
てデコード信号XnMm+1としてデコード信号XnR
m+1を出力する。また、ブロックDBpにおいてもブ
ロックDBnと同様の動作が行われて例えばデコード信
号XpMqが出力される。ワードドライバ10はこれら
2本のデコード信号をもとにデコードを行う。この後、
時刻t3において、外部アドレスに対応したワード線が
非活性化され、時刻t5までにビット線のプリチャージ
が行われる。そして、いま、リフレッシュアドレス“R
0”に対応するワード線がワード線WLmqであるとす
れば、ワードドライバ10は、自身による動作遅延を経
た時刻t5でワード線WLmqを活性化させてリフレッ
シュ動作を開始させる。
【0055】上記動作と並行して次の動作がなされる。
すなわち、時刻t1で外部アドレスの値が変化すると、
その値“A1”の行アドレス部分がアドレスバッファ1
を介して1stアドレスデコーダ2に入力される。1s
tアドレスデコーダ2はこの値をデコードし、時刻t4
においてデコード結果であるデコード信号XnDm,X
nDm+1をそれぞれマルチプレクサ8,9に出力す
る。なお、これらの動作はマルチプレクサ8,9がリフ
レッシュ側から外部アドレス側に切り替えを行う時刻t
6までに行われれば良い。
【0056】この後の時刻t6において、リフレッシュ
制御回路7は、時刻t1でその値が変化した外部アドレ
スに対するノーマルアクセスのために外部アドレス伝達
信号EXTR,リフレッシュアドレス伝達信号RFTR
をそれぞれ“H”,“L”に遷移させる。ここで、上述
したように時刻t6までには外部アドレスの値“A1”
に対応したデコード信号XnDm,XnDm+1のレベ
ルが確定している。マルチプレクサ8,9はこれらデコ
ード信号を選択して、マルチプレクサ動作遅延を経た時
刻t7になってそれぞれデコード信号XnMm,XnM
m+1を出力する。また、ブロックDBpでも同様の動
作がなされてデコード信号XpMqが出力される。この
後、時刻t8において、リフレッシュアドレスに対応し
たワード線が非活性化され、時刻t10までにビット線
のプリチャージが行われる。
【0057】ワードドライバ10は上記デコード信号を
もとにデコードを行って、ワードドライバ動作遅延を経
た時刻t10で外部アドレスの値“A1”の行アドレス
部分に対応するワード線を活性化してノーマルアクセス
を開始させる。その結果、外部からのアクセス要求が読
み出しであったとすれば、時刻t12において外部アド
レスの値“A1”で指定されたメモリセルのデータであ
る“DQ(A1)”が読み出されてIO出力に出力され
る。
【0058】また、上記動作と並行して次の動作がなさ
れる。すなわち、時刻t6になると、リフレッシュ発生
部3はリフレッシュ制御回路7から供給されるクロック
信号に従って内部のリフレッシュカウンタをカウントア
ップする。これにより、リフレッシュアドレスの値“R
0”が“R1”に更新される(例えばR0が“1”であ
ればR1を“2”とする)。この値はリフレッシュアド
レスバッファ4を介して1stリフレッシュアドレスデ
コーダ5に入力される。1stリフレッシュアドレスデ
コーダ5はこの値“R1”をデコードし、時刻t9でデ
コード結果であるデコード信号XnRm,XnRm+1
をそれぞれマルチプレクサ8,9に出力する。これらデ
コード信号は次のリフレッシュ動作に使用されることに
なる。図2の例では時刻t11で外部アドレスの値が
“A2”に遷移したことをトリガとして始まるリフレッ
シュ動作に使用される。なお、これらの動作はマルチプ
レクサ8,9が外部アドレス側からリフレッシュ側に切
り替えを行う時刻t11までに行われていれば良い。そ
して、時刻t11以降の動作はこれまで述べた時刻t1
〜t11と同様の動作の繰り返しとなる。
【0059】以上のように本実施形態では、図1に示す
ように外部アドレスとリフレッシュアドレスのデコード
を、1stアドレスデコーダ2と1stリフレッシュア
ドレスデコーダ5によって行った後に、これらデコーダ
から出力されるデコード信号の切り替えをマルチプレク
サ8または9で行っている。このため、内部動作がリフ
レッシュ動作からノーマルアクセスに変わったときにワ
ード線を選択するまでの時間は、図2に示すようにマル
チプレクサ8,9による切り替え時間であるマルチプレ
クサ遅延とワードドライバ10によるワードドライバ
遅延の和となり、従来のように1stアドレスデコー
ダ2または1stリフレッシュアドレスデコーダ5の動
作遅れ(図16参照)による影響は受けない。これは、
ノーマルアクセスの前に行われるリフレッシュ動作と当
該ノーマルアクセスのためのデコード動作とが、当該ノ
ーマルアクセスに先行して並列的に行われるためであっ
て、上記デコード動作に相当する分だけ動作を高速化す
ることができる。
【0060】ここで、アドレスバッファ1の回路図を図
3(a)に示す。同図において、NAND21は、チッ
プセレクト信号CSX2が“H”であって半導体記憶装
置が活性化されているときに、外部アドレスの0ビット
目である外部アドレスX0をインバータ22,23を通
じて出力する。なお、チップセレクト信号CSX2が
“L”であると、NAND21はパワー削減のために出
力を“H”に固定する。インバータ24,25はラッチ
制御信号LC(本発明とは直接関連しないため詳細は省
略する)をバッファリングする。
【0061】トランスファスイッチ26,27は相補極
性のトランジスタで構成されている。インバータ28,
29はノーマルアクセス中に外部アドレスを保持するた
めのラッチを構成する。ラッチ制御信号LCが“L”で
あるとトランスファスイッチ26,27がそれぞれ導
通,非導通となり、インバータ23の出力がインバータ
28,30を通じてアドレスX0B(アドレスX0の反
転信号の意。図1の内部アドレスXn’に相当)として
スルーで出力される。一方、ラッチ制御信号LCが
“H”であると、トランスファスイッチ26,27がそ
れぞれ非導通,導通となり、インバータ23の出力がラ
ッチに取り込まれる。
【0062】次に、リフレッシュアドレス発生部3及び
リフレッシュアドレスバッファ4の回路図を図3(b)
に示す。同図はリフレッシュカウンタの1ビット分のカ
ウンタ回路の構成をリフレッシュアドレスの最下位ビッ
トについて示してある。上述したように、図3(b)に
示したカウンタ回路がリフレッシュカウンタのビット数
と同じ個数設けられている。ここで、クロックADRF
C0は、図示したカウンタ回路をカウントアップさせる
ためにリフレッシュ制御回路7(図1)から供給される
クロック信号である。また、カウンタ回路から出力され
るキャリーアップ信号ADRFC1は、図示したカウン
タ回路の次段に配置された1ビット目のカウンタ回路
(図示省略)の入力(図3(b)のクロック信号ADR
FC0に相当する。)として供給される。同様にして、
図示しないキャリーアップ信号ADRFC2,ADRF
C3,…,ADRFCn(n:リフレッシュカウンタの
ビット数−1)が2,3,…,nビット目のカウンタ回
路に入力される。インバータ31,32,35,36及
びトランスファスイッチ33,34は、図3(a)に示
したインバータ24,25,28,29及びトランスフ
ァスイッチ26,27と同様の構成であって、前段ラッ
チを構成する。また、トランスファスイッチ37,38
及びインバータ39、40もトランスファスイッチの導
通,非導通の制御が逆である以外は前段ラッチと同じで
あって、後段ラッチを構成する。
【0063】この構成によると、クロックADRFC0
の立ち上がりに同期して前段ラッチのデータが後段ラッ
チに転送され、また、クロックADRFC0の立ち下が
りに同期して後段ラッチのデータがインバータ41で反
転されて前段ラッチに転送される。このため、キャリー
アップ信号ADRFC1はクロックADRFC0の2倍
の周期で“0”/“1”が切り替わって1ビット分のカ
ウント動作が実現される。なお、後段ラッチのデータは
インバータ41〜43を通じて、リフレッシュアドレス
RXn’(図1)の0ビット目であるアドレスX0BR
(図1のリフレッシュアドレスRXn’に相当する)と
して出力される。
【0064】次に、1stアドレスデコーダ2の回路図
を図4に示す。同図は一般的な3−8デコーダであるが
念のため説明しておく。内部アドレス(図1の内部アド
レスXn’に相当する)の下位3ビットの反転信号であ
るアドレスX0B〜X2Bはインバータ51,53,5
5でアドレスX0〜X2(図示省略)に変換される。次
に、インバータ52,54,56でこれらアドレスの相
補信号を生成し、NAND57,…,71及びインバー
タ58,…,72で実際のデコード動作を行ってデコー
ド信号X1D0〜X1D7(図1のデコード信号XnD
m,XnDm+1に相当する)を出力する。なお、1s
tリフレッシュアドレスデコーダ5は図4に示す1st
アドレスデコーダ2と同様の回路である。
【0065】次に、マルチプレクサ8の回路図を図5に
示すが、マルチプレクサ9もこれと同一の構成である。
同図は1ビット分のアドレスについてその回路構成を示
したものであって2つの選択回路と1つの電位固定回路
から構成される。第1の選択回路では、外部アドレス伝
達信号EXTRが“H”であると、インバータ81,8
2によってトランスファスイッチ84が導通する。この
ため、外部アドレス側のデコード信号X1D(図1のデ
コード信号XnDm等に相当する)がインバータ83,
トランスファスイッチ84,インバータ85〜87を通
じてデコード信号X1M(図1のデコード信号XnMm
に相当する)として出力される。
【0066】同様にして第2の選択回路では、リフレッ
シュアドレス伝達信号RFTRが“H”であると、イン
バータ91,92によってトランスファスイッチ94が
導通する。このため、リフレッシュアドレス側のデコー
ド信号X1R(図1のXnRm等に相当する)がインバ
ータ93,トランスファスイッチ94,インバータ85
〜87を通じてデコード信号X1Mとして出力される。
【0067】ここで、外部アドレス伝達信号EXTRと
リフレッシュアドレス伝達信号RFTRは同時に“H”
とならないように制御される。ただ、仮に第1及び第2
の選択回路だけを設ける構成にすると、これら伝達信号
の立ち下がり/立ち下がりに伴って両伝達信号が同時に
“H”となる可能性がないとは言えない。こうした可能
性をなくすために、本実施形態では、リフレッシュ動作
とノーマルアクセス動作が切り替わる際に、外部アドレ
ス伝達信号EXTR及びリフレッシュアドレス伝達信号
RFTRがともに“L”となる期間を設けている。ただ
その際デコード信号X1Mがフローティングとならない
ように、電位固定回路で“L”固定のデコード信号X1
Mを出力して全てのデコード信号が非選択状態となるよ
うにしている。
【0068】すなわち、外部アドレス伝達信号EXT
R,リフレッシュアドレス伝達信号RFTRの何れもが
“L”であってデコード信号X1D,X1Rのどちらも
選択されない場合には、インバータ96に入力される電
位固定信号PUPが“H”となる。このため、インバー
タ96,97によってトランスファスイッチ98が導通
し、その入力に接続された電源電圧Vccがインバータ
85に供給されてデコード信号X1Mが“L”に固定さ
れる。
【0069】そして、1メモリサイクル中にリフレッシ
ュ及びノーマルアクセスを時分割で行うMSRAMのよ
うな半導体記憶装置では、マルチプレクサの構成として
上記のような構成を採用することが特に好ましいと考え
られる。というのも、この種の半導体記憶装置では汎用
DRAM等に比べて内部動作が高速になり、それに伴っ
てマルチプレクサにおける切り替え動作も高速化され
る。したがって、第1及び第2の選択回路だけからなる
マルチプレクサでは、外部アドレス伝達信号EXTR及
びリフレッシュアドレス伝達信号RFTRの立ち上がり
/立ち下がり時間が顕在化し、両信号が同時に“H”と
なる可能性が高まるからである。
【0070】なお、本実施形態では説明を簡単にするた
めにデコーダ段数を2段とした。しかし、デコーダ段数
は2段に限定されるものでなくこれ以外の任意の段数で
あって良く、半導体記憶装置の構成や要求仕様に応じて
適宜決定される。例えば、ワードドライバ10がデコー
ダとしての機能を具備しておらず、その代わりにマルチ
プレクサの機能を兼ねているような構成であっても良
い。
【0071】また、マルチプレクサの配置箇所も半導体
記憶装置の構成や要求仕様に応じて適宜決定すれば良
い。例えば、デコーダの段数を3段で構成した場合に
は、初段と2段目のデコーダ間にマルチプレクサを配置
して最終段のワードドライバでワード線を選択する構
成,2段目と3段目のデコーダ間にマルチプレクサを配
置して最終段のワードドライバでワード線を選択する構
成などが考えられる。
【0072】ここで、マルチプレクサの最適な配置は、
以下の点に配慮しつつ、半導体記憶装置の性能やコスト
等に基づいて個々の製品毎に決定するのが望ましい。す
なわち、図1に示した構成によると、リフレッシュ動作
又はノーマルアクセス動作はマルチプレクサ8,9から
出力されるデコード信号が起点となって開始されること
になる。したがって、メモリセルにできる限り近い位置
へマルチプレクサを配置する方がアドレスアクセスはよ
り高速化される。
【0073】ただし、デコード信号の本数は後段のデコ
ーダになるほど増加し、また、マルチプレクサに至るま
での経路では外部アドレス用,リフレッシュアドレス用
に2系統の回路構成(図1では1stデコード)が必要
となる。このため、マルチプレクサをメモリセルに近い
位置へ配置するほど、デコード信号の本数の増加に比例
してマルチプレクサの個数が増え、また、マルチプレク
サよりも前段側に配置されるデコーダの個数が増えるほ
か、信号線の本数も増えるため、回路規模及び占有面積
の増大を招く。
【0074】また、ワードドライバ10へ入力されるデ
コード信号の系統が複数存在する場合には、全ての系統
においてマルチプレクサをデコーダの後段に配置する必
要はない。すなわち、アドレスアクセスを律速するクリ
ティカルパスでは性能を重視してマルチプレクサをデコ
ーダ後段に配置する必要があるものの、クリティカルパ
スに比べてデコーダの段数が少なく高速なパスに関して
は、回路規模および占有面積を削減するために例えばマ
ルチプレクサを初段のデコーダよりも前段側に配置して
も良い。要するに、この場合も半導体記憶装置の構成や
要求仕様を考慮に入れて、デコード信号の系統毎にマル
チプレクサの最適な配置を個別に決定することになる。
【0075】また本実施形態では、図2に示したよう
に、外部アドレスの変化をトリガとしてリフレッシュが
連続するメモリサイクルで継続して行われる場合を例に
挙げて説明した。しかし、本発明はこうしたリフレッシ
ュの形態に限定されるものではなく、リフレッシュがリ
フレッシュタイマで計時される所定の時間間隔で行われ
る形態等にも当然適用可能であって、このことはこれ以
後に説明する実施形態においても同様である。
【0076】〔第2実施形態〕本実施形態では、デコー
ド信号の系統によってデコーダの段数が異なる形態へ本
発明を適用した場合の具体例について説明する。図6は
本実施形態による半導体記憶装置の構成を示すブロック
図であって、図1と同じ構成要素には同一の符号を付し
ている。
【0077】図中、外部アドレスADDm,ADDnは
外部アドレスに含まれる行アドレスの一部のビットであ
る。また、リフレッシュアドレス発生部3はこれら外部
アドレスに対応するようにリフレッシュアドレスRA
m,RAnを出力する。そして、デコード信号Xn側に
関しては、図1と同様にアドレスバッファ1n,リフレ
ッシュアドレスバッファ4n,1stアドレスデコーダ
2n,1stリフレッシュアドレスデコーダ5nが設け
られている。これら両デコーダが生成するデコード信号
のうちの一方が、図1のマルチプレクサ8と同様な構成
のマルチプレクサ8nによって選択され、選択されたデ
コード信号は2ndアドレスデコーダ20でさらにデコ
ードされてデコード信号Xnが出力される。
【0078】一方、デコード信号Xm側に関しては、外
部アドレスADDm及びリフレッシュアドレスRAmが
それぞれアドレスバッファ1m,リフレッシュアドレス
バッファ4mを介してマルチプレクサ8mへ入力され、
これらのうちのいずれか一方が選択される。選択された
アドレスは1stアドレスデコーダ2mに入力されてデ
コード信号Xmが出力される。以上のようにして生成さ
れたデコード信号Xm,Xnをワードドライバ10がさ
らにデコードし、ワード線WLmnが選択されていれば
これを活性化させる。
【0079】このように本実施形態では、外部アドレス
ADDmについてはワードドライバ10を含めてデコー
ダの段数は2段であり、外部アドレスADDnについて
はワードドライバ10を含めてデコーダの段数は3段
(図中の「3rdアドレスデコーダ」は外部アドレスA
DDnに着目した場合である。)である。また本実施形
態では、デコード信号Xm側のパスがデコード信号Xn
側のパスに比べて高速であることを想定している。この
ため、デコード信号Xn側のパスでは図1と同じく1s
tアドレスデコーダ2n,1stリフレッシュアドレス
デコーダ5nの後段にマルチプレクサ8nを配置してい
るのに対して、デコード信号Xm側のパスではマルチプ
レクサ8mの後段に1stアドレスデコーダ2mを配置
している。
【0080】以上のように構成することで、マルチプレ
クサ8mは外部アドレスADDm又はリフレッシュアド
レスRAmのビット数と同じ本数の信号を切り替えれば
良くなり、マルチプレクサ8mもこのビット数に相当す
る台数を設ければ良くなる。また、デコード信号Xn側
では、1stアドレスデコーダを外部アドレス側,リフ
レッシュアドレス側についてそれぞれ設ける必要がなく
なり、これら両経路で1stアドレスデコーダ2mを共
用することができる。それゆえ、デコード信号Xm側を
デコード信号Xn側と同様に構成した場合に比べて、信
号本数および回路規模を削減することが可能となる。
【0081】〔第3実施形態〕本実施形態以降の各実施
形態では、欠陥救済用の予備のメモリセルを持つ半導体
記憶装置へ本発明を適用した場合について説明してい
る。本発明者は、先に提案(特願2000−63936
号;平成12年3月8日出願)したようなマルチプレク
サよりも前にデコーダを配置する技術思想を予備のメモ
リセルを備えた従来の半導体記憶装置へ適用すること
で、第1実施形態や第2実施形態と同様にその問題点を
解決できるのではないかと考えた。
【0082】予備のメモリセルを備えた従来の半導体記
憶装置に対して上述した技術思想を適用するとした場
合、図17に示した外部アドレスEXT_ADD とマルチプレ
クサ254の間,および,リフレッシュカウンタ253
とマルチプレクサ254の間にそれぞれプリデコーダを
配置し、デコーダ256の代わりにメインデコーダを用
いることになると考えられる。しかし、こうした構成で
はプリデコードによってマルチプレクサ254へ入力さ
れる信号本数が増大する。このため、プログラム回路2
55へ入力される信号本数も増大し、それに比例してプ
ログラム回路255を構成するヒューズ素子の数が増え
て面積が増加してしまう。
【0083】また、こうした構成ではメインデコーダの
近傍にプログラム回路255を配置することになる。と
ころが、デコード回路は一般的に後段になるほど(すな
わち、プリデコーダに比べてメインデコーダほど)メモ
リセルアレイの近くになるため、メインデコーダのレイ
アウトもメモリセルのピッチに合わせた整然としたレイ
アウトになっている。このため、面積の大きなプログラ
ム回路をメインデコーダが配置されている付近に設置す
ることは、プログラム回路の回路規模がチップ面積に与
える影響をはるかに越えた多大な影響を与えてしまうこ
とになる。
【0084】さらに、こうした構成ではマルチプレクサ
254の出力をプログラム回路255及びデコーダ25
6の双方へ入力して、プログラム回路255とデコーダ
256を並行動作させている。このため、プログラム回
路255内で行われるヒューズ素子を用いたコンペア動
作による遅れがデコーダ256のデコード動作による遅
れよりも小さければ、デコーダ256がデコード動作を
行っている最中にプログラム回路255がキラー信号K
L及びリダンダンシ選択信号RDN_ADD を生成でき、プロ
グラム回路255の動作遅れが見えなくなる。ところ
が、上記のようにデコーダをプリデコーダ及びメインデ
コーダに分割した構成では、図17に示したデコーダ2
56に比べてメインデコーダの回路段数が少なくなるた
め、プログラム回路255による遅れがメインデコーダ
による遅れよりも大きくなることがあり得る。そうした
場合、キラー信号KLをメインデコーダに入力しても、
キラー信号KLによってデコード信号の生成を止められ
なくなる。こうした事態を回避するには、プログラム回
路255によってキラー信号KLが生成されてから、メ
インデコーダがデコード信号を出力するようにデコード
信号の生成動作を遅らせる必要がある。ただ、そうする
とデコーダ256による遅れが大きくなり、アクセス速
度などの点で特性劣化が生じてしまうことになる。本実
施形態以降の各実施形態ではいま述べたような問題も解
決することができる。
【0085】(構成の説明)図7は本実施形態による半
導体記憶装置の構成の要部を示したブロック図である。
同図では、汎用のDRAMに共通して設けられているセ
ンスアンプなど、本発明の本質部分と直接関連性がない
構成要素については図示を省略してある。このことは後
述する各実施形態においても全く同様である。図7にお
いて、まずメモリセルアレイ101は、汎用のDRAM
と同じくデータ保持のために一定時間毎にリフレッシュ
を必要とする複数のメモリセルで構成されている。
【0086】また、メモリセルアレイ101は行方向,
列方向にそれぞれ走るワード線,ビット線対の交差する
位置にメモリセルがマトリクス状に配置されている。各
メモリセルは1トランジスタ1キャパシタで構成された
DRAMセルなどを用いる。なお、これ以後は一例とし
てワード線が4096本(10進数;以後特記しない限
りは他の数値についても同じ)あることを想定して説明
を行うが、ワード線の本数は何本であっても良い。
【0087】さらにメモリセルアレイ101はノーマル
セルアレイ102及びスペアセルアレイ103で構成さ
れている。ノーマルセルアレイ102は冗長構成を採ら
ない半導体記憶装置が備えているメモリセルアレイと同
等のものであって、外部から指定されるアドレスに対応
したメモリセルに不良がないときにアクセスされるメモ
リセルアレイである。一方、スペアセルアレイ103は
ノーマルセルアレイ102に不良がある場合にメモリセ
ル単位又はライン単位で不良のある領域を置換するため
のものである。
【0088】スペアセルアレイ103の構成としては、
メモリセル単位で予備のメモリセルを設ける構成,ワー
ド線単位で予備のラインを設ける構成,ビット線対単位
で予備のラインを設ける構成,ワード線単位及びビット
線単位の双方で予備のラインをそれぞれ設ける構成など
が考えられるが、これらの何れであっても良い。本明細
書ではこれら選択肢のうち、ワード線単位で予備のライ
ンを設ける構成を例に挙げて説明する。
【0089】また、本実施形態では個々のワード線がメ
インワード線及びサブワード線によって階層的に構成さ
れており、メインワード線1本当たり例えば8本のサブ
ワード線が接続されている。したがって、実際には40
96本存在するのはサブワード線であって、メインワー
ド線は4096÷8=512本存在している。また、ス
ペアセルアレイ103は例えば4本分のメインワード線
(=32本のサブワード線)まで置換できる構成として
いるが、メインワード線の置換本数を適宜増減しても良
いのは当然である。
【0090】以上のことから明らかなように、ノーマル
セルアレイ102上のラインがスペアセルアレイ103
上のラインで置換される場合には1本のメインワード線
ないしは8本のサブワード線を単位として置き換えられ
る。なお、メモリセルアレイ101はワード線を指定す
るための行アドレスとビット線対を指定するための列ア
ドレスからなるアドレスでアクセスされる。したがっ
て、メインワード線は行アドレスの下位3ビット以外の
ビットに従って選択され、同一メインワード線に接続さ
れた各サブワード線は行アドレスの下位3ビットに従っ
て選択される。なお、本発明が階層型のワード線構造に
限定されるものでないことは勿論である。
【0091】次に、アドレスAddress はノーマルアクセ
スのために外部から与えられるアクセスアドレスであっ
て行アドレス及び列アドレスを含んでいる。次に、リフ
レッシュカウンタ104はメモリセルアレイ101をリ
フレッシュするためのリフレッシュアドレスR_ADD を生
成するものであって、ノーマルセルアレイ102の構成
に対応して例えば“0”,“1”,“2”,…,“40
95”,“0”,…,のように“1”ずつ増加させなが
ら順次生成する。なお、リフレッシュアドレスR_ADD は
アドレスAddress 中の行アドレスと同じビット幅を持っ
ている。
【0092】次に、プリデコーダ105nは、ラッチ1
11から出力される内部アドレスL_ADD をもとに、アド
レスAddress 中の行アドレスをプリデコードしてプリデ
コード信号PDnを出力する。プリデコーダ105rは
プリデコーダ105nと同様の構成であって、リフレッ
シュアドレスR_ADD をプリデコードして得られるプリデ
コード信号PDrを出力する。なお、プリデコーダ10
5n,105rはそれぞれ図1(第1実施形態)におけ
る1stアドレデコーダ2,1stリフレッシュアドレ
スデコーダ5に相当する。
【0093】次いで、プログラム回路106nには、ノ
ーマルセルアレイ102上のワード線に接続された各メ
モリセルをスペアセルアレイ103のワード線に接続さ
れたメモリセルで置換すべきかどうかを決める置換情報
が予めプログラムされている。そしてアドレスAddress
中の行アドレスに対応するワード線を置換する場合、プ
ログラム回路106nはキラー信号KLnを有効化する
とともに、スペアセルアレイ103上で使用するワード
線を特定するためのリダンダンシ選択信号RDnを有効
化(すなわち、スペアセルアレイ103上のあるワード
線を選択して当該ワード線を活性化させる指定を行って
いる状態)する。
【0094】一方、置換を行わない場合、プログラム回
路106nはキラー信号KLn及びリダンダンシ選択信
号RDnをすべて無効化(すなわち、スペアセルアレイ
103上の全てのワード線を非選択とする指定を行って
いる状態)する。なお、キラー信号KLnが無効化され
ていれば“L”であり、有効化されていれば“H”であ
るものとし、リダンダンシ選択信号RDnについても同
様とする。次に、プログラム回路106rはプログラム
回路106nと同様の構成であって、プログラム回路1
06nと全く同じ置換情報が予めプログラムされてお
り、リフレッシュアドレスR_ADD に従って置換情報に応
じたキラー信号KLrおよびリダンダンシ選択信号RD
rを生成する。
【0095】次に、マルチプレクサ107は切替信号に
相当するアドレス変化検出信号(アドレス遷移検知信
号)ATD(詳細は後述)に従って、ノーマルアクセス
を行う場合にはプリデコード信号PDnを選択し、リフ
レッシュを行う場合にはプリデコード信号PDrを選択
して、選択された何れかの一方をプリデコード信号PD
mとして出力する。マルチプレクサ108,マルチプレ
クサ109もマルチプレクサ107と同様の構成であっ
て、マルチプレクサ108はノーマルアクセス時,リフ
レッシュ時にそれぞれキラー信号KLn,キラー信号K
Lrを選択してこれをキラー信号KLmとして出力す
る。
【0096】また、マルチプレクサ109はノーマルア
クセス時,リフレッシュ時にそれぞれリダンダンシ選択
信号RDn,リダンダンシ選択信号RDrを選択し、リ
ダンダンシ選択信号RDmとしてスペア側ワードドライ
バ(図示せず)へ出力する。スペア側ワードドライバ
は、リダンダンシ選択信号RDmの何れかが有効化され
ていれば、有効化されたリダンダンシ選択信号RDmに
対応するスペアセルアレイ103上のワード線を活性化
させる。
【0097】次に、キラー信号KLmが無効化されてい
る場合、メインデコーダ110はプリデコード信号PD
mをデコードしてデコード信号を生成し、これをノーマ
ル側ワードドライバ(図示せず)に出力して駆動する。
なお、メインデコーダ110は図1(第1実施形態)の
ワードドライバ10に内蔵されたデコーダに相当する。
ノーマル側ワードドライバはこのデコード信号で指定さ
れるノーマルセルアレイ102上のワード線を活性化さ
せる。これに対してキラー信号KLmが有効化されてい
る場合、メインデコーダ110はプリデコード信号PD
mの値によらずノーマルセルアレイ102上のどのワー
ド線も活性化させないようにする。
【0098】以上の構成要素以外にも、アドレスAddres
s をバッファリングするアドレスバッファ,ビット線対
上の電位を差動増幅してメモリセルのデータをセンスす
るセンスアンプ,ビット線対を例えば電源電圧の“1/
2”の電圧にプリチャージするプリチャージ回路,列ア
ドレスに従って何れかのセンスアンプを選択するカラム
デコーダ,センスアンプと外部との間で入出力されるデ
ータをバッファリングするI/O(入出力)バッファ等
が設けられている。
【0099】しかしながら、これらの構成要素は何れも
汎用のDRAMなどに設けられているものと同じであっ
て、本発明の本質的な動作には直接関係していない。し
たがって、図7では煩雑になることを避けてこれら構成
要素を示していない。そして、これまでに説明した構成
は本発明を汎用DRAMや既存の疑似SRAMに適用す
る場合にも共通に使用されるものである。これに対し、
以下に説明する構成要素はMSRAMを実現するために
必要となるものである。ただ、上記関連発明に記載され
ている全ての構成要素を説明することは極めて煩雑であ
ることから、ここでは本発明に関連する構成要素を中心
として説明を行う。
【0100】まず、チップセレクト信号/CSは図示し
たMSRAMのチップを活性化させる場合に有効
(“L”)となる選択信号である。ここで、信号名の先
頭に付与した記号“/”はそれが負論理の信号であるこ
とを意味している。次に、ラッチ111は外部から与え
られたアドレスAddress をそのラッチタイミングを決め
るラッチ制御信号LCの立ち上がりで取り込み、ラッチ
されたアドレスを内部アドレスL_ADD としてプリデコー
ダ105n,プログラム回路106n,ATD回路11
2にそれぞれ供給する。
【0101】ATD(Address Transition Detector ;
アドレス変化検出,アドレス遷移検知)回路112はチ
ップセレクト信号/CSが有効な場合に、内部アドレス
L_ADD の何れか1ビットにでも変化があればアドレス変
化検出信号ATDにワンショットパルスを発生させる。
また、ATD回路112はチップセレクト信号/CSが
無効状態(“H”)から有効状態に変化した場合にもア
ドレス変化検出信号ATDにワンショットパルスを発生
させる。
【0102】次に、制御回路113はラッチ制御信号L
Cを生成するとともに、メインデコーダ110,上述し
たセンスアンプ,プリチャージ回路,カラムデコーダ,
I/Oバッファ等の周辺回路に対してそれぞれロウイネ
ーブル信号,センスアンプイネーブル信号,プリチャー
ジイネーブル信号,カラムイネーブル信号,入出力制御
信号を供給する。ここでは、ロウイネーブル信号および
第1実施形態で触れたラッチ制御信号LCについてのみ
説明する。まず、ロウイネーブル信号はメモリセルアレ
イ101上のワード線を活性化させる信号であって、制
御回路113は、ノーマルセルアレイ102,スペアセ
ルアレイ103のいずれにアクセスするかを問わず、ま
た、リフレッシュ,ノーマルアクセスのいずれであるか
を問わず、ワード線を活性化させる場合にはロウイネー
ブル信号を有効化させる。次に、制御回路113はアド
レス変化検出信号ATDの立ち下がりをトリガとしてラ
ッチ制御信号LCを立ち上げるとともに、ノーマルアク
セス時に生成されるカラムイネーブル信号の立ち下がり
をトリガとしてラッチ制御信号LCを立ち下げる。
【0103】(動作の説明)次に、図8のタイミングチ
ャートを参照しつつ上記構成による半導体記憶装置の動
作を説明する。まず時刻t51以前において制御回路1
13はラッチ制御信号LCとして“L”を出力するた
め、ラッチ111はアドレスAddress を内部アドレスL_
ADD としてスルーで出力する。こうすることによって、
アドレスAddress の変化がそのまま内部アドレスL_ADD
の変化となってATD回路112へ高速に伝達されるよ
うになる。
【0104】そして時刻t51になって新たなメモリサ
イクルに入ると、アドレスAddressが変化し始めるとと
もに、図示していないがチップセレクト信号/CSが有
効化される。なお、アドレスAddress の与え方として
は、アドレスAddress を予め与えておいてからチップセ
レクト信号/CSを無効状態から有効状態へ遷移させる
ようにしても良い。ここで、アドレスAddress 及びチッ
プセレクト信号/CSにはスキューがあるため、時刻t
51の時点でアドレスAddress の値が確定しているとは
限らないが、時刻t51から図8に示した時間TSKEW
経過して時刻t53になるまでには確定する。なお、以
下では時刻t51〜t53の期間をアドレススキュー期
間と呼ぶことにする。
【0105】次に、ATD回路112は内部アドレスL_
ADD の変化を感知してアドレス変化検出信号ATDにワ
ンショットパルスを発生させる。すると、アドレス変化
検出信号ATDの立ち上がりを受けて、マルチプレクサ
107〜109はリフレッシュアドレス側の信号(すな
わち、プリデコード信号PDr,キラー信号KLr,リ
ダンダンシ選択信号RDr)を選択するようになる。そ
していまリフレッシュアドレスR_ADD に対応するノーマ
ルセルアレイ102上のワード線が不良のない正常なワ
ード線であって、スペアセルアレイ103側ではなくノ
ーマルセルアレイ102側をリフレッシュするものとす
る。
【0106】この場合、プログラム回路106rは無効
化されたキラー信号KLrおよび無効化されたリダンダ
ンシ選択信号RDrを出力する。これにより、マルチプ
レクサ108は無効化されたキラー信号KLmを出力
し、マルチプレクサ109は無効化されたリダンダンシ
選択信号RDmを出力する。また、いま述べた動作と並
行して、プリデコーダ105rはリフレッシュアドレス
R_ADD をプリデコードしてプリデコード信号PDrを生
成し、これをマルチプレクサ107経由でプリデコード
信号PDmとしてメインデコーダ110へ入力する。
【0107】ここで、無効化されたキラー信号KLmは
プリデコード信号PDmと同時かそれ以前にメインデコ
ーダ110へ伝達される。この場合はキラー信号KLm
が無効であるため、メインデコーダ110はプリデコー
ド信号PDmをデコードしてデコード信号をノーマル側
ワードドライバに送出する。これにより、ノーマル側ワ
ードドライバがリフレッシュアドレスR_ADD で指定され
たノーマルセルアレイ102上のワード線を活性化させ
てリフレッシュを行う。また、この場合にはリダンダン
シ選択信号RDmも無効化されているため、スペア側ワ
ードドライバはスペアセルアレイ103のワード線を活
性化させることはしない。
【0108】次に、リフレッシュ時の詳細なタイミング
について以下に説明する。まず、制御回路113がロウ
イネーブル信号にワンショットパルスを発生させてメイ
ンデコーダ110に出力する。すると、メインデコーダ
110はプリデコード信号PDmをデコードし、ノーマ
ル側ワードドライバが時刻t52でノーマルセルアレイ
102上のワード線(図8中の「リフレッシュワード
線」)を活性化させる。これにより、当該ワード線に接
続されたメモリセルのデータがビット線対上の電位とし
て読み出されてくる。この後、制御回路113はセンス
アンプイネーブル信号をセンスアンプに出力してセンス
アンプを活性化させる。この後は、汎用DRAMと同様
にメモリセルのリフレッシュを実際に行う。
【0109】なお、リフレッシュアドレスR_ADD として
ノーマルセルアレイ102上の不良なワード線が指定さ
れた場合、プログラム回路106rは有効化されたキラ
ー信号KLrを出力する。これに加えてプログラム回路
106rは、リフレッシュアドレスR_ADD で指定された
ワード線に代わるスペアセルアレイ103上のワード線
を選択するためのリダンダンシ選択信号RDrを出力す
る。これにより、有効化されたキラー信号KLmがマル
チプレクサ108を通じて出力されて、キラー信号KL
mがプリデコード信号PDmと同時かそれ以前にメイン
デコーダ110へ入力される。
【0110】このため、メインデコーダ110が全ての
デコード信号を“L”にして全ワード線を非選択状態と
する結果、ノーマルセルアレイ102上のワード線は何
れも活性化されない。一方、リダンダンシ選択信号RD
rはマルチプレクサ109を介してリダンダンシ選択信
号RDmとしてスペア側ワードドライバに供給される。
そこで、スペア側ワードドライバはリダンダンシ選択信
号RDmで指定されたスペアセルアレイ103上のワー
ド線を活性化させてリフレッシュする。
【0111】この後、アドレススキュー期間が終了する
時刻t53になるまでにはノーマルアクセスに使用され
るアドレスAddress (したがって内部アドレスL_ADD )
が確定している。そこで、プリデコーダ105nは確定
した内部アドレスL_ADD をプリデコードしてプリデコー
ド信号PDnを生成してマルチプレクサ107へ供給す
る。また、この動作と並行してプログラム回路106n
がキラー信号KLn及びリダンダンシ選択信号RDnの
生成を行う。
【0112】いま、アドレスAddress に対応するノーマ
ルセルアレイ102上のワード線が正常であるならば、
プログラム回路106nは無効化されたキラー信号KL
nを出力する。これに対して、アドレスAddress に対応
するノーマルセルアレイ102のワード線が不良であれ
ば、プログラム回路106nは有効化されたキラー信号
KLnを出力する。この後、リフレッシュに必要な時間
が経過した時点で、制御回路113はロウイネーブル信
号を無効化して時刻t54でリフレッシュワード線を非
活性化させるとともに、センスアンプイネーブル信号を
無効化してセンスアンプを非活性させる。これによって
リフレッシュが終了するので、制御回路113はプリチ
ャージイネーブル信号を発生させてビット線対をプリチ
ャージする。
【0113】この後、アドレス変化検出信号ATDのワ
ンショットパルスの立ち下がりを受けて、リフレッシュ
カウンタ104は自身のカウント値をカウントアップし
て次のリフレッシュに備える。また、このアドレス変化
検出信号ATDの立ち下がりを受けて、半導体記憶装置
の内部動作はリフレッシュ動作からノーマルアクセス動
作に切り替わる。まず制御回路113が時刻t55でラ
ッチ制御信号LCを立ち上げると、ラッチ111はアド
レスAddress をラッチする。これにより、以後はアドレ
スAddress が変化してもラッチ制御信号LCが立ち下が
るまでの間、MSRAM内の各部には内部アドレスL_AD
D が供給され、アドレスAddress の変化の影響を受けな
いようになる。
【0114】また、マルチプレクサ107〜109はア
ドレス変化検出信号ATDの立ち下がりを受けてノーマ
ルアクセス側の信号を選択するようになる。このため、
プリデコード信号PDn及びキラー信号KLnがそれぞ
れプリデコード信号PDm及びキラー信号KLmとして
メインデコーダ110に入力される。また、リダンダン
シ選択信号RDnがリダンダンシ選択信号RDmとして
スペア側ワードドライバに入力される。
【0115】ここで、プリデコード信号PDmがメイン
デコーダ110へ供給されるのと同時かそれ以前に、キ
ラー信号KLmがメインデコーダ110に伝達される。
このため、キラー信号KLmが無効化されている場合、
メインデコーダ110はプリデコード信号PDmをデコ
ードして得たデコード信号をノーマル側ワードドライバ
に供給する。これによって、ノーマル側ワードドライバ
はアドレスAddress で指定されたノーマルセルアレイ1
02上のワード線を活性化してノーマルアクセスを行
う。またこのときにはリダンダンシ選択信号RDmも無
効化されているため、スペア側ワードドライバはスペア
セルアレイ103のどのワード線も活性化させない。
【0116】一方、キラー信号KLmが有効化されてい
る場合、メインデコーダ110は全てのデコード信号を
“L”にして全ワード線を非選択状態とするので、ノー
マル側ワードドライバはノーマルセルアレイ102上の
どのワード線も活性化させない。またこのときリダンダ
ンシ選択信号RDmには、アドレスAddress で指定され
たノーマルセルアレイ102上のワード線に代わるスペ
アセルアレイ103上のワード線を選択するための信号
が出力される。このため、スペア側ワードドライバはリ
ダンダンシ選択信号RDmで指定されたスペアセルアレ
イ103のワード線を活性化させてノーマルアクセスを
行う。
【0117】ここで、ノーマルアクセス時の詳細動作に
ついて以下に説明する。まず、制御回路113はロウイ
ネーブル信号にワンショットパルスを発生させてメイン
デコーダ110のデコード動作を開始させる。ここでは
スペアセルアレイ103による置換が行われていないと
すると、ノーマル側ワードドライバが時刻t56でアド
レスAddress に対応したノーマルセルアレイ102上の
ワード線(図8中の「ノーマルワード線」)を活性化さ
せる。なお、置換が行われている場合もほぼ同様であっ
て、ノーマルセルアレイ102の代わりにスペアセルア
レイ103が活性化される。
【0118】ここで、外部からのアクセス要求が例えば
読み出しである場合、制御回路113はセンスアンプを
活性化させる。これにより、センスアンプはビット線対
上の電位をセンスしてノーマルワード線に接続された各
メモリセルのデータを出力する。次に、制御回路113
はカラムイネーブル信号にワンショットパルスを発生さ
せてカラムデコーダを活性化させ、活性化されているセ
ンスアンプのうち、アドレスAddress で指定されたメモ
リセルに対応したセンスアンプの出力を選択して、その
出力をI/Oバッファ経由で外部へ出力する。
【0119】なお、書き込みの場合も読み出しの場合と
ほぼ同様である。この場合、アドレスAddress が変化す
るタイミングに対して書き込みイネーブル信号及び書き
込みデータが非同期に与えられる。そして、書き込みイ
ネーブル信号が有効化されている間、アドレスAddress
で指定されたメモリセルアレイ101上のメモリセルに
対して、書き込みデータがI/Oバッファ,センスアン
プ,ビット線対を介して書き込まれることになる。
【0120】こうして読み出し又は書き込みがなされる
と、制御回路113はリフレッシュの場合と同様に時刻
t57でノーマルワード線を非活性化させる。次に、制
御回路113はセンスアンプ及びカラムデコーダを非活
性化させたのちにビット線対をプリチャージする。ここ
で、制御回路113はカラムデコーダを非活性化させる
ためにカラムイネーブル信号を立ち下げたことに対応し
て時刻t58でラッチ制御信号LCを立ち下げる。これ
により、時刻t59から始まる次のメモリサイクルに備
えて、アドレスAddress の変化をATD回路112へ高
速に伝達できるようにする。
【0121】以上のように、本実施形態ではノーマルア
クセス側のデコーダをプリデコーダ及びメインデコーダ
に分割している。そして、外部アドレス側の信号とリフ
レッシュアドレス側の信号を切り替えるマルチプレクサ
よりも入力側(アドレスAddress 側)にプリデコーダを
配置するようにしている。ここで、上述したように従来
の半導体記憶装置ではマルチプレクサよりも後段にデコ
ードを配置しているため、アドレスAddress が確定して
からでなければデコード動作を開始させることができな
かった。
【0122】これに対して本実施形態では、時刻t53
でアドレスAddress が確定しさえすれば、リフレッシュ
を行っている時間T0 の期間(時刻t53〜t55)内
にプリデコード動作,キラー信号の生成動作,リダンダ
ンシ選択信号の生成動作を行うことができる。このた
め、リフレッシュからノーマルアクセスに切り替わる時
刻t55からはメインデコーダ110によるデコード動
作だけを行えば良くなる。したがって、従来の半導体記
憶装置に比べてアクセスを高速化することが可能であっ
て、サイクルタイムも短縮することができる。
【0123】〔第4実施形態〕 (構成の説明)図9は本実施形態による半導体記憶装置
の構成を示したブロック図であって、図7(第3実施形
態)に示したものと同じ構成要素については同一の符号
を付してある。まず、本実施形態では図7に設けられて
いたプログラム回路106r及びマルチプレクサ108
が存在しない。また、第3実施形態ではメモリセルアレ
イ101内の全てのワード線をリフレッシュしていな
い。つまり、ノーマルセルアレイ102上で不良のある
ワード線とスペアセルアレイ103上でノーマルセルア
レイ102を置換していないワード線とはリフレッシュ
されない。このため、メモリセルアレイ101全体で4
096本のワード線がリフレッシュの対象となる。
【0124】これに対し、本実施形態では不良の有無お
よび置換の有無に拘わらず全てのワード線をリフレッシ
ュしている。例えば、ノーマルセルアレイ102上の全
てのワード線をリフレッシュしてからスペアセルアレイ
103上の全てのワード線をリフレッシュするという動
作を繰り返すことになる。したがって、本実施形態で
は、メモリセルアレイ101全体で4128(=409
6+32)本のワード線がリフレッシュの対象となる。
【0125】そのために本実施形態では、ノーマルセル
アレイ102及びスペアセルアレイ103のための独立
したリフレッシュカウンタとして、リフレッシュ制御回
路121内にそれぞれカウンタ122n及びカウンタ1
22rdを設けている。カウンタ122nはノーマルセ
ルアレイ102をリフレッシュするためのリフレッシュ
アドレスR_ADDnを生成する。ノーマルセルアレイ102
は4096本のサブワード線を備えているため、リフレ
ッシュアドレスR_ADDnはリフレッシュの度に“0”,
“1”,…,“4095”,“0”,…,と変化してゆ
く。一方、カウンタ122rdはスペアセルアレイ10
3をリフレッシュするためのリフレッシュアドレスR_AD
Drd を生成する。スペアセルアレイ103は32本のサ
ブワード線を備えているため、リフレッシュアドレスR_
ADDrd はリフレッシュの度に“0”,“1”,“2”,
…,“31”,“0”,…,と変化してゆく。
【0126】なお、本実施形態ではノーマルセルアレイ
102とスペアセルアレイ103が同時にリフレッシュ
されることはなく、カウンタ122n,122rdのう
ちの一方のカウンタがカウントアップしている間、他方
のカウンタはカウント動作を停止する。このためリフレ
ッシュ制御回路121は、ノーマルセルアレイ102,
スペアセルアレイ103の何れがリフレッシュの対象と
なっているかを示すリフレッシュアドレス制御信号RA
Cを生成する。なお、リフレッシュアドレス制御信号R
ACが“L”であればカウンタ122nがカウント可能
な状態であり、リフレッシュアドレス制御信号RACが
“H”であればカウンタ122rdがカウント可能な状
態である。
【0127】次に、プリデコーダ123nは図7のプリ
デコーダ105nとほぼ同様の構成であるが、プリデコ
ーダ123nにはキラー信号KLnが入力されている。
このためプリデコーダ123nは、キラー信号KLnが
無効(“L”)であればプリデコーダ105nと全く同
じように有効なプリデコード信号PDnを出力するが、
キラー信号KLnが有効(“H”)であれば無効なプリ
デコード信号PDnを出力する。
【0128】プリデコーダ123rも図7のプリデコー
ダ105rとほぼ同様の構成である。ただし、本実施形
態ではノーマルセルアレイ102,スペアセルアレイ1
03のリフレッシュを交互に行っているため、プリデコ
ーダ123rにはリフレッシュアドレス制御信号RAC
が入力される。そして、リフレッシュアドレス制御信号
RACが“L”であればプリデコーダ105rと同じよ
うに有効なプリデコード信号PDrnを出力するが、リ
フレッシュアドレス制御信号RACが“H”であれば無
効なプリデコード信号PDrnを出力する。
【0129】次に、デコーダ124は、スペアセルアレ
イ103をリフレッシュする場合(リフレッシュアドレ
ス制御信号RACが“H”)、リフレッシュアドレスR_
ADDrd をデコードして有効なリダンダンシ選択信号RD
rを出力する。一方、ノーマルセルアレイ102をリフ
レッシュする場合(リフレッシュアドレス制御信号RA
Cが“L”)、デコーダ124は無効なリダンダンシ選
択信号RDrを出力する。次に、メインデコーダ125
はプリデコード信号PDmをデコードしてノーマル側ワ
ードドライバを駆動する。
【0130】ここで、図10は図9の構成をさらに具体
化させたものであって、メインワード線及びサブワード
線からなる階層型ワード線構造に対応した構成例であ
る。なお、図10において図7又は図9に示したものと
同じ構成要素については同一の符号を付してある。図1
0の構成は、第2実施形態(図6)と同様に、デコード
信号の系統に応じてデコーダの段数が異なっており、外
部アドレス/リフレッシュアドレスの下位3ビットにつ
いては1段,上位9ビットについては2段となってい
る。
【0131】上述したように、ノーマルセルアレイ10
2及びスペアセルアレイ103は何れも1本のメインワ
ード線が8本のサブワード線で構成されている。このた
め、図10ではノーマルセルアレイ102用のカウンタ
とスペアセルアレイ103用のカウンタを完全に独立さ
せてはいない。すなわち、同一のメインワード線に接続
されたサブワード線を連続してリフレッシュするための
カウンタ141をノーマルセルアレイ102,スペアセ
ルアレイ103で共用している。したがって、ノーマル
セルアレイ102のリフレッシュ時にはカウンタ141
及びカウンタ143を連結したものがリフレッシュカウ
ンタとなり、スペアセルアレイ103のリフレッシュ時
にはカウンタ141及びカウンタ145を連結したもの
がリフレッシュカウンタとなる。
【0132】いま、図9に示したリフレッシュアドレス
R_ADDnの各ビットをAX0〜AX11(AX0が最下位
ビット,AX11が最上位ビット)とする。カウンタ1
41は1本のサブワード線をリフレッシュする度にカウ
ントアップする3ビットのバイナリカウンタである。こ
のカウンタ141はアドレスAX0〜AX2を生成する
とともに、そのカウント値が“000”B(Bは2進数
を意味する)にラップアラウンドするときにキャリーC
3へパルスを発生させる。
【0133】次に、カウンタ143はアドレスAX3〜
AX11を生成するための9ビット(=12ビット−3
ビット)のバイナリカウンタである。このカウンタ14
3はキャリーC3にパルスが発生する度にカウントアッ
プしてゆく。また、カウンタ143はそのカウント値が
“0…0”BにラップアラウンドするときにキャリーC
12へパルスを発生させ、同時に自身のカウント動作を
停止させる。カウント動作を停止したカウンタ143
は、リセット端子Rにパルスが入力されると再びカウン
トアップ可能な状態に遷移する。つまり、スペアセルア
レイ103のリフレッシュが終了して後述するカウンタ
145がキャリーCN3にパルスを発生させると、ノー
マルセルアレイ102のリフレッシュのために再びカウ
ンタ143が使用される。
【0134】次に、カウンタ145はリフレッシュアド
レスR_ADDrd の上位2ビットを生成するバイナリカウン
タである。このカウンタ145はキャリーC3にパルス
が発生する度にカウントアップしながらアドレスXR3
BR,XR4BRを出力する。また、カウンタ145は
そのカウント値が“00”Bにラップアラウンドすると
きにキャリーCN3へパルスを発生させ、同時に自身の
カウント動作を停止させる。カウント動作を停止したカ
ウンタ145は、リセット端子Rにパルスが入力される
と再びカウントアップ可能な状態に遷移する。
【0135】つまり、ノーマルセルアレイ102のリフ
レッシュが終了してカウンタ143がキャリーC12に
パルスを発生させると、スペアセルアレイ103のリフ
レッシュのために再びカウンタ145が使用される。こ
のほか、カウンタ145は自身がカウント動作を停止し
ているか否かに基づいてリフレッシュアドレス制御信号
RACを生成する。なお、電源投入直後では例えば図9
に示した制御回路113がカウンタ143又はカウンタ
145の何れか一方のリセット端子Rへパルスを供給
し、ノーマルセルアレイ102,スペアセルアレイ10
3の何れを最初にリフレッシュするか設定する。
【0136】次に、デコーダ146はアドレスAX0〜
AX2をデコードして8本のデコード信号を生成し、こ
れらデコード信号をマルチプレクサ107l及びマルチ
プレクサ109lを通じてノーマル側ワードドライバ及
びスペア側ワードドライバにそれぞれ供給する。マルチ
プレクサ107lは、アドレス変化検出信号ATDに従
って、デコーダ146から出力されるデコード信号と内
部アドレスL_ADD の下位3ビットをデコードして得られ
るデコード信号PDnlの何れかを選択する。
【0137】また、マルチプレクサ109lは、アドレ
ス変化検出信号ATDに従って、デコーダ146から出
力されるデコード信号とリダンダンシ選択信号RDnl
の何れかを選択する。ここで、図9のプログラム回路1
06nはメインワード線を選択するためのリダンダンシ
選択信号RDnhとサブワード線を選択するためのリダ
ンダンシ選択信号RDnlを出力するように構成されて
いる。そして、ノーマルセルアレイ102及びスペアセ
ルアレイ103はそれぞれマルチプレクサ107l,マ
ルチプレクサ109lから供給されるデコード信号に従
ってサブワード線を選択する。
【0138】次に、プリデコーダ147は、アドレスA
X3〜AX11をプリデコードして得たプリデコード信
号を後述するトランジスタ148(以下「Tr」と略記
する場合がある)を通じてマルチプレクサ107hに供
給する。マルチプレクサ107hは、このプリデコード
信号と内部アドレスL_ADD の上位9ビットをプリデコー
ドして得たプリデコード信号PDnhをアドレス変化検
出信号ATDに従って選択してメインデコーダ125に
出力する。ここでは、プリデコーダ147がアドレスA
X3〜AX11の9ビットを2,3,2,2ビットに区
切ってそれぞれ4,8,4,4本のデコード信号を生成
し、これらを全て合わせた20本の信号をプリデコード
信号として出力する。
【0139】次に、Tr148はpチャネルのMOS
(金属酸化膜半導体)トランジスタであって、プリデコ
ーダ147が出力するプリデコード信号の本数と同数だ
け設けられ、リフレッシュアドレス制御信号RACが
“L”のときにこれらプリデコード信号をマルチプレク
サ107hに伝達する。次に、デコーダ149はアドレ
スXR3BR,XR4BRをデコードして4本のデコー
ド信号を出力する。
【0140】次に、スイッチ150は4個のnチャネル
MOSトランジスタで構成されており、リフレッシュア
ドレス制御信号RACが“H”のときにデコーダ149
の出力をマルチプレクサ109hに伝達する。次に、マ
ルチプレクサ109hはスイッチ150を通じて供給さ
れるリダンダンシ選択信号とリダンダンシ選択信号RD
nhの何れかを選択してスペア側ワードドライバに供給
する。
【0141】以上の構成によれば、ノーマル側ワードド
ライバはメインデコーダ125及びデコーダ146の各
デコード結果に従い、メインデコーダ125が指定する
メインワード線に接続されたサブワード線のうち、デコ
ーダ146が指定する何れか1本のサブワード線を活性
化させる。スペア側ワードドライバも同様であって、デ
コーダ149及びデコーダ146の各デコーダ結果に従
って何れか1本のサブワード線を活性化させる。
【0142】(動作の説明)次に、第3実施形態と同じ
図8のタイミングチャートを参照しつつ上記構成による
半導体記憶装置の動作を説明する。ここではまず図9の
構成に沿って動作を説明し、その後に図10の構成の動
作を補足する。まず時刻t51以前ではアドレスAddres
s がラッチ111をスルーで通過して後段の各部に供給
されている。そして、時刻t51でアドレスAddress が
変化を始めると、アドレス変化検出信号ATDにワンシ
ョットパルスが発生するので、マルチプレクサ107,
109はこれを受けてそれぞれプリデコード信号PDr
n,リダンダンシ選択信号RDrを選択する。
【0143】ここではノーマルセルアレイ102を最初
にリフレッシュするものとし、リフレッシュ制御回路1
21はリフレッシュアドレス制御信号RACに“L”を
出力する。このため、プリデコーダ123rがカウンタ
122nから出力されるリフレッシュアドレスR_ADDn
(例えば“0”)からプリデコード信号PDrnを生成
すると、これがそのままプリデコード信号PDmとして
マルチプレクサ107からメインデコーダ125へ入力
される。これにより、ノーマルセルアレイ102上の行
アドレス“0”に対応したワード線が活性化されてリフ
レッシュが行われる。一方、デコーダ124は無効なリ
ダンダンシ選択信号RDrを生成するため、スペアセル
アレイ103上のワード線はどれも活性化されない。な
お、リフレッシュ動作の詳細は第3実施形態のリフレッ
シュ動作と同じである。
【0144】そして時刻t53までに内部アドレスL_AD
D が確定すると、プリデコーダ123nは内部アドレス
L_ADD からプリデコード信号PDnを生成する。また、
この動作と並行してプログラム回路106nはキラー信
号KLn及びリダンダンシ選択信号RDnを生成する。
したがってプログラム回路106nは、キラー信号KL
nが無効であると有効なプリデコード信号PDnを生成
するが、キラー信号KLnが有効であると無効なプリデ
コード信号PDnを生成する。またこのとき、プログラ
ム回路106nは有効なリダンダンシ選択信号RDnを
生成する。
【0145】次に、リフレッシュに必要な時間が経過す
ると第3実施形態と同様にリフレッシュが終了させられ
る。次に、時刻t55でラッチ制御信号LCが立ち上が
ってリフレッシュからノーマルアクセスに移行する。こ
れに伴って、マルチプレクサ107,109はノーマル
アクセス側の信号を選択するようになり、プリデコード
信号PDn,リダンダンシ選択信号RDnがプリデコー
ド信号PDm,リダンダンシ選択信号RDmとしてそれ
ぞれメインデコーダ125,スペア側ワードドライバに
供給される。
【0146】また、カウンタ122nは次のサブワード
線のリフレッシュに備えてリフレッシュアドレスR_ADDn
をカウントアップして“1”を出力する。次に、制御回
路113はメインデコーダ125のデコード動作を開始
させる。ここではスペアセルアレイ103による置換が
行われていないとすると、メインデコーダ125はプリ
デコード信号PDmをデコードする。その結果、アドレ
スAddress に対応したノーマルワード線が活性化されて
ノーマルアクセスが行われる。
【0147】一方、置換が行われる場合には有効なプリ
デコード信号PDmが生成されないためにノーマルセル
アレイ102のワード線は何れも活性化されない。その
代わりにリダンダンシ選択信号RDmが有効化されるた
め、アドレスAddress に対応したスペアセルアレイ10
3上のワード線が活性化されてノーマルアクセスが行わ
れる。なお、ノーマルアクセスの詳細な動作は第3実施
形態に同じである。この後にノーマルアクセスに必要な
時間が経過すると、第3実施形態と同様にノーマルアク
セスが終了させられる。その結果、ノーマルワード線が
非活性化されるとともにラッチ制御信号LCが立ち下げ
られて時刻t59でメモリサイクルが切り替わる。
【0148】この後はいま述べた動作の繰り返しであっ
て、以下のようにリフレッシュが行われてゆく。すなわ
ち、リフレッシュが行われる度にリフレッシュアドレス
R_ADDnが“1”ずつ増加してゆき、その値が“409
5”になって対応するワード線のリフレッシュが行われ
ると、カウンタ122nのカウント値が“0”に戻る。
これにより、リフレッシュ制御回路121はカウンタ1
22nのカウント動作を停止させ、これに代えてカウン
タ122rdをカウントアップ可能な状態としてそのカ
ウント値を“0”にリセットする。
【0149】これと同時にリフレッシュ制御回路121
はリフレッシュアドレス制御信号RACを“H”に切り
替えるため、デコーダ124がリフレッシュアドレスR_
ADDrd をデコードして得たリダンダンシ選択信号RDr
をマルチプレクサ109に供給する。一方、プリデコー
ダ123rは有効なプリデコード信号PDrnを生成し
なくなる。この後にリフレッシュが行われる場合、マル
チプレクサ109は有効なリダンダンシ選択信号RDr
をリダンダンシ選択信号RDmとしてスペア側ワードド
ライバに供給する。その結果、リフレッシュアドレスR_
ADDrd の値“0”に対応したスペアセルアレイ103上
のワード線がリフレッシュされる。
【0150】以後は、リフレッシュの度にカウンタ12
2rdが“1”ずつカウントアップを行ってゆく。そし
て、リフレッシュアドレスR_ADDrd の値が“3”になっ
て対応するワード線がリフレッシュされると、カウンタ
122rdのカウント値が“0”に戻る。これにより、
リフレッシュ制御回路121はカウンタ122rdのカ
ウント動作を停止させ、カウンタ122nを再びカウン
トアップ可能な状態としてそのカウント値を“0”にリ
セットする。同時に、リフレッシュ制御回路121はリ
フレッシュアドレス制御信号RACを“L”に切り替え
る。こうした一連の動作で最初に説明した状態へ戻るの
で、以後はこれまでに述べた動作の繰り返しとなる。
【0151】なお、図10の構成を採用した場合のリフ
レッシュ動作について説明しておく。ここでもノーマル
セルアレイ102を最初にリフレッシュするものとし、
初期状態としてカウンタ141,143,145のカウ
ント値が何れも“0”であるとする。このときカウンタ
145は停止状態にあるため、リフレッシュアドレス制
御信号RACに“L”を出力している。このため、スイ
ッチ150がオフしてデコーダ149の生成するデコー
ド信号は何れもマルチプレクサ109hに伝達されな
い。
【0152】もっとも、カウンタ141の出力はデコー
ダ146でデコードされてからマルチプレクサ109l
を介してスペアセルアレイ103へ供給される。しかし
ながら、メモリセルアレイ101ではサブワード線が選
択されてもメインワード線が選択されなければ、このメ
インワード線に接続された何れのサブワード線も活性化
されない。したがって、たとえデコード146からデコ
ード信号が供給されても、スペアセルアレイ103では
何れのワード線も活性化されない。
【0153】一方、リフレッシュアドレス制御信号RA
Cが“L”となることでTr148がオンする。このた
め、カウンタ143の出力がプリデコーダ147でプリ
デコードされたのち、Tr148,マルチプレクサ10
7hを介してメインデコーダ125へ入力されてデコー
ドされる。このときデコーダ146の出力するデコード
信号がマルチプレクサ107lを通じてノーマルセルア
レイ102へ供給される。これによって、行アドレス
“0”に対応したノーマルセルアレイ102のワード線
がリフレッシュされる。
【0154】この後、カウンタ141がカウントアップ
を行うことで、アドレスAX0〜AX11の値が“1”
となる。これにより、次のリフレッシュでは行アドレス
“1”に対応したノーマルセルアレイ102のワード線
がリフレッシュされる。以後同様にして行アドレス
“7”に対応したワード線をリフレッシュすると、カウ
ンタ141がキャリーC3を発生させるため、カウンタ
143がカウントアップしてアドレスAX3〜AX11
が“1”となる。これにより、次のリフレッシュでは行
アドレス“8”に対応したノーマルセルアレイ102の
ワード線がリフレッシュされる。
【0155】この後もいま述べたのと同様の動作がなさ
れ、同一メインワード線に接続された8本のサブワード
線をリフレッシュする度に、キャリーC3が発生してカ
ウンタ143がカウントアップしてゆく。こうしてアド
レスAX0〜AX11の値が“4095”(カウンタ1
41,143の全ビットが“1”B)になってそのリフ
レッシュが終了すると、カウンタ141がキャリーC3
を発生させるとともにカウンタ143がキャリーC12
を発生させる。これにより、カウンタ143は自身のカ
ウント動作を停止させる一方で、カウンタ145はカウ
ントアップ可能な状態に移行して、リフレッシュアドレ
ス制御信号RACに“H”を出力する。
【0156】すると今度はTr148がカットオフして
スイッチ150がオンとなる。その結果、マルチプレク
サ107hからメインデコーダ125には有効なプリデ
コード信号が供給されなくなる。したがって、デコーダ
146からマルチプレクサ107lを通じてデコード信
号が送出されてもノーマルセルアレイ102ではどのワ
ード線も活性化されない。一方、スイッチ150がオン
となったことで、カウンタ145の値“0”がデコーダ
149に供給され、デコーダ149は生成したデコード
信号をマルチプレクサ109h経由でスペア側ワードド
ライバに供給する。
【0157】これにより、行アドレス“0”に対応した
スペアセルアレイ103上のワード線がリフレッシュさ
れるとともに、カウンタ141は自身のカウント値を
“1”にカウントアップする。この結果、次のリフレッ
シュでは行アドレス“1”に対応したスペアセルアレイ
103上のワード線がリフレッシュされる。以後は同様
の繰り返しであって、行アドレス“7”に対応したワー
ド線のリフレッシュを行うとカウンタ141はキャリー
C3を発生させる。これにより、カウンタ145がカウ
ントアップを行って“01”Bを出力する。
【0158】これにより行アドレス“8”に対応したス
ペアセルアレイ103上のワード線がリフレッシュされ
る。以後同様の動作を繰り返して行アドレス“31”に
対応したワード線がリフレッシュされると、カウンタ1
45はキャリーCN3を発生させる。これにより、カウ
ンタ145は自身のカウント動作を停止させるとともに
リフレッシュアドレス制御信号RACを“L”に遷移さ
せる。一方、カウンタ143はキャリーCN3の発生に
よって再びカウントアップ可能な状態に移行する。これ
により再び最初の状態に戻ってこれまでに述べた動作が
繰り返される。
【0159】以上のように、本実施形態では第3実施形
態と同じく従来の半導体記憶装置に比べてアクセスが高
速であるためサイクルタイムも短縮することができる。
また、本実施形態ではメモリセルアレイ101の全体に
わたってリフレッシュを行っているため、第3実施形態
のようにリフレッシュ用のプログラム回路106rを別
途設ける必要がないという利点がある。
【0160】ここで、一般にプログラム回路には多数の
ヒューズが必要となるため、本実施形態のようにスペア
セルアレイ103のメインワード線が4本程度であって
も数十本程度のヒューズを設けねばならず回路が大規模
化しやすい。このためチップ面積も大きくなってしま
う。しかしながら、本実施形態によればプログラム回路
が1個で済むため、第3実施形態よりも回路構成小規模
であって面積的に有利である上、第3実施形態と同様に
アクセスを高速化することができる。
【0161】また、従来の半導体装置などでは、プログ
ラム回路を介した遅れ分をカバーするためにマルチプレ
クサよりも後段に配置したデコーダへキラー信号を入力
している。このため、例えば第3実施形態ではキラー信
号の切り替えのためにマルチプレクサ108が必要にな
る。これに対して本実施形態では、マルチプレクサ10
7よりも入力側に配置されたプリデコーダ123nへキ
ラー信号KLnを入力して、有効なプリデコード信号が
生成されるのを禁止している。このため、本実施形態で
はキラー信号のためにマルチプレクサを設ける必要がな
く、第3実施形態などに比べて回路規模をさらに小さく
することができチップ面積も減らせる。
【0162】〔第5実施形態〕本実施形態では、マルチ
プレクサ内にプリデコード信号及びリダンダンシ選択信
号を保持するためのラッチを外部アドレス用,リフレッ
シュアドレス用についてそれぞれ設けている。こうする
ことで、入力段からマルチプレクサに至る経路が使用さ
れない空き時間をつくっている。
【0163】そして、アドレスAddress に対応したプリ
デコード信号,リダンダンシ選択信号はノーマルアクセ
スに先行して行われるリフレッシュ期間中に生成して外
部アドレス用ラッチに取り込んでおき、これらをリフレ
ッシュに続くノーマルアクセスで使用する。一方、リフ
レッシュアドレスに対応したプリデコード信号,リダン
ダンシ選択信号はノーマルアクセスの期間中に生成して
リフレッシュ用ラッチに取り込んでおき、これらを次の
メモリサイクルのリフレッシュで使用する。
【0164】(構成の説明)さて、図11は本実施形態
による半導体記憶装置の構成を示したブロック図であっ
て、図7(第3実施形態)又は図9(第4実施形態)に
示したものと同じ構成要素については同一の符号を付し
てある。本実施形態では図9に示したプリデコーダ12
3r及びデコーダ124は設けられていない。その代わ
りとして、アドレスAddress (内部アドレスL_ADD )が
ATD回路112に供給されるノードよりも後ろにスイ
ッチ回路161を設けている。
【0165】また、図9に示したリフレッシュ制御回路
121の代わりに図7に示したリフレッシュカウンタ1
04を設けて、その出力をマルチプレクサではなくスイ
ッチ回路161へ供給している。つまり本実施形態で
は、第3実施形態と同様にノーマルセルアレイ102上
の不良のワード線およびスペアセルアレイ103上で置
換に使用されていないワード線はリフレッシュされな
い。
【0166】次に、制御信号CBは内部アドレスL_ADD
又はリフレッシュアドレスR_ADDの何れかを選択するた
めの信号である。そして、スイッチ回路161は制御信
号CBによって導通状態が制御されるTr162,Tr
163を備えており、前者がnチャネル,後者がpチャ
ネルのMOSトランジスタである。制御信号CBが
“H”のときにはTr162,Tr163がそれぞれオ
ン,オフして内部アドレスL_ADD を後段に伝える。一
方、制御信号CBが“L”のときにはTr162,Tr
163がそれぞれオフ,オンしてリフレッシュアドレス
R_ADD を後段に伝える。
【0167】次に、マルチプレクサ164n,164r
dは全く同一の構成であることから、図11ではマルチ
プレクサ164nのみについて詳細な回路例を図示して
ある。マルチプレクサ164nはラッチ165,ラッチ
166,Tr167,Tr168で構成されており、こ
れら2つのトランジスタは何れもnチャネルのMOSト
ランジスタである。ここで、制御信号Aはメモリセルア
レイ101へノーマルアクセスする期間に“H”とな
り、それ以外の期間で“L”となる。そして、ラッチ1
65はこの制御信号Aの立ち上がりをトリガとしてプリ
デコード信号PDnを取り込む。次に、Tr167は制
御信号Aが“H”となるノーマルアクセス期間中にラッ
チ165の保持内容をプリデコード信号PDmとして出
力する。
【0168】次に、制御信号Bはメモリセルアレイ10
1をリフレッシュする期間に“H”となり、それ以外の
期間で“L”となる。そして、ラッチ166は制御信号
CBの立ち上がりをトリガとしてプリデコード信号PD
nを取り込む。次に、Tr168は制御信号Bが“H”
となるリフレッシュ期間中にラッチ166の保持内容を
プリデコード信号PDmとして出力する。次いで、制御
回路169はアドレス変化検出信号ATDの立ち上がり
をトリガとして制御信号A,B,CBを生成する。制御
回路169のそれ以外の機能は図7の制御回路113と
同じである。なお、制御回路169がこれら制御信号を
如何なるタイミングで生成するかは次の動作説明で述べ
る。なお、制御信号A,Bはそれぞれ図1に示した外部
アドレス伝達信号EXTR,リフレッシュアドレス伝達
信号RFTRに相当している。
【0169】(動作の説明)次に、図12のタイミング
チャートを参照して本実施形態による半導体記憶装置の
動作を説明する。いま、マルチプレクサ164n,16
4rd内のラッチ166にはリフレッシュアドレスR_AD
D に対応したプリデコード信号PDn,リダンダンシ選
択信号RDnがそれぞれ取り込まれているものとする。
ここで、各ラッチ166への取り込み動作は後述する時
刻t68のときと同じであって、ここでは図12に示し
たメモリサイクルよりも前のメモリサイクルでラッチ1
66への取り込みが行われている。
【0170】また、この時点では制御信号A,B,CB
がそれぞれ“L”,“L”,“H”であるため、スイッ
チ回路161はアドレスAddress 側を選択し、マルチプ
レクサ164n,164rd内の2個のラッチの出力は
メインデコーダ125,スペア側ワードドライバに供給
されていない。そしてまず時刻t61でアドレスAddres
s が変化し始めると、ATD回路112が時刻t62で
アドレス変化検出信号ATDにワンショットパルスを発
生させる。すると、制御回路169はこのワンショット
パルスの立ち上がりをトリガとして時刻t63で制御信
号Bを立ち上げる。
【0171】いま、リフレッシュアドレスR_ADD に対応
するノーマルセルアレイ102上のワード線が正常であ
る場合、以前のメモリサイクルでラッチ166への取り
込みを行った時点では、プリデコード信号PDnが有効
であってリダンダンシ選択信号RDnが無効であったこ
とになる。したがって、この場合はメインデコーダ12
5がプリデコード信号PDmをデコードし、ノーマル側
ワードドライバがリフレッシュアドレスR_ADD に対応し
たノーマルセルアレイのワード線をリフレッシュする。
【0172】一方、リフレッシュアドレスR_ADD に対応
するノーマルセルアレイ102上のワード線が不良であ
る場合、以前のメモリサイクルでラッチ166への取り
込みを行った時点では、プリデコード信号PDnが無効
であってリダンダンシ選択信号RDnが有効であったこ
とになる。したがって、この場合にはスペア側ワードド
ライバがリダンダンシ選択信号RDmをデコードするた
め、スペアセルアレイ103上の代替ワード線がリフレ
ッシュされる。
【0173】次に、時刻t61から時間TSKEWが経過し
て時刻t64でアドレスAddress が確定すると、このア
ドレスAddress がスイッチ回路161を通じてプリデコ
ード回路123n及びプログラム回路106nに供給さ
れる。このため、アドレスAddress の値をプリデコード
して得られるプリデコード信号PDnが出力される。ま
た、アドレスAddress に対応するノーマルセルアレイ1
02上のワード線が不良であればキラー信号KLn及び
リダンダンシ選択信号RDnが有効化され、不良でなけ
ればキラー信号KLn及びリダンダンシ選択信号RDn
は何れも無効化される。
【0174】この後にリフレッシュが終了すると、制御
回路169はアドレス変化検出信号ATDの立ち上がり
をトリガとして時刻t65で制御信号Bを立ち下げてプ
リデコード信号PDmの供給をやめる。次いで、制御回
路169は制御信号Bの立ち下がりをトリガとして時刻
t66で制御信号Aを立ち上げる。これにより、マルチ
プレクサ164n,164rd内の各ラッチ165はそ
れぞれアドレスAddress に対応したプリデコード信号P
Dn,リダンダンシ選択信号RDnを取り込み、これら
をプリデコード信号PDm,リダンダンシ選択信号RD
mとしてそれぞれメインデコーダ125,スペア側ワー
ドドライバに入力する。
【0175】これによって、例えばアドレスAddress に
対応したノーマルセルアレイ102上のワード線が正常
であれば、プリデコード信号PDnが有効化されるた
め、ノーマルセルアレイ102に対してノーマルアクセ
スが行われる。次に、時刻t67では、制御回路169
が制御信号Bの立ち下がりをトリガとして制御信号CB
を立ち下げる。これにより、スイッチ回路161はリフ
レッシュアドレスR_ADD側を選択するようになる。その
結果、アドレスAddress が与えられた場合と同様にし
て、リフレッシュアドレスR_ADD をプリデコードしたプ
リデコード信号PDnが生成される。その際、リフレッ
シュアドレスR_ADD に対応したノーマルセルアレイ10
2上のワード線が不良であれば、キラー信号KLn,リ
ダンダンシ選択信号RDnが有効化されて、プリデコー
ド信号PDnは無効化される。
【0176】この後、制御回路169は制御信号Bの立
ち下がりをトリガとして時刻t68で制御信号CBを立
ち上げる。ここで、制御信号CBに発生させる負のパル
ス幅は、リフレッシュアドレスR_ADD がスイッチ回路1
61より出力された時点を基準として、プリデコード信
号PDn及びリダンダンシ選択信号RDnがそれぞれマ
ルチプレクサ164n,164rd内の各ラッチ166
に伝搬する時間以上に設定する。そして、マルチプレク
サ164n,164rd内の各ラッチ166は制御信号
CBの立ち上がりでリフレッシュ用のプリデコード信号
PDn及びリダンダンシ選択信号RDnを取り込む。
【0177】こうして各ラッチ166に取り込まれた信
号は、次にリフレッシュが行われるメモリサイクルで制
御信号Bが“H”となった期間中に使用されることにな
る。この後にノーマルアクセスが終了して、制御回路1
69が制御信号Bの立ち下がりをトリガとして時刻t6
9で制御信号Aを立ち下げると、時刻t61と同じ状態
に戻って時刻t70で新たなメモリサイクルに移行す
る。したがって、この後はこれまでに述べたのと同じ動
作が繰り返されてゆく。
【0178】以上のように本実施形態では、リフレッシ
ュを行う場合およびノーマルアクセスを行う場合につい
て、プログラム回路のみならずプリデコーダも共用して
いる。このため、第4実施形態と同様の利点が得られる
とともに、第4実施形態の構成と比べたときにリフレッ
シュアドレス用のプリデコーダを省略することができ
る。このため、回路規模をさらに縮小してチップ面積を
さらに削減することが可能となる。なお、図11に示し
た構成のうち、プログラム回路106n,マルチプレク
サ164rd等といったリダンダンシのための構成要素
を省略することで、スペアセルアレイ103を持たない
半導体記憶装置においても、ラッチを用いた本実施形態
の技術思想を適用することが可能である。また、ラッチ
制御信号LCについては特に詳しく説明しなかったが、
ラッチ制御信号LCと制御信号Aのタイミングは実際に
はほぼ同じになっている。したがって、ラッチ111又
はマルチプレクサ164nのいずれか一方においてのみ
ラッチするように構成しても良い。
【0179】〔第6実施形態〕本実施形態では第5実施
形態の変形例であって第5実施形態と同様の機能を実現
することができる。すなわち本実施形態では、各メモリ
サイクルのリフレッシュ期間中において、次にリフレッ
シュが行われるときに使用されるプリデコード信号及び
リダンダンシ選択信号を生成してマルチプレクサ内の第
1のラッチへ取り込むようにしている。また、当該リフ
レッシュ期間中に使用されるプリデコード信号及びリダ
ンダンシ選択信号は、リフレッシュ開始時に第1のラッ
チからこれとは別の第2のラッチへ転送するようにし
て、当該リフレッシュ期間中はこの第2のラッチの出力
を用いるようにする。
【0180】こうすることで、当該リフレッシュ期間中
に第1のラッチが取り込み動作を行ったとしても、当該
リフレッシュ期間中にメモリセルアレイ101側へ供給
されるプリデコード信号及びリダンダンシ選択信号は影
響を受けなくなる。また、リフレッシュが完了するとす
ぐにノーマルアクセスが始まるため、本実施形態ではリ
フレッシュの完了時点よりも前にリフレッシュアドレス
側から外部アドレス側へ切り替えを行っている。そし
て、外部アドレスに対応したプリデコード信号及びリダ
ンダンシ選択信号を生成してマルチプレクサの入力端ま
で伝達しておき、ノーマルアクセスが始まった時点でこ
れらプリデコード信号及びリダンダンシ選択信号をノー
マルアクセスのためにすぐに使用可能としている。
【0181】さて、図13は本実施形態による半導体記
憶装置の構成を示したブロック図であって、図11(第
5実施形態)に示したものと同じ構成要素については同
一の符号を付してある。図示から分かるように本実施形
態ではマルチプレクサの構成が図11に示した構成と異
なっている。ここで、マルチプレクサ171n,171
rdは全く同一の構成であって、マルチプレクサ171
rdがプリデコード信号の代わりにリダンダンシ選択信
号を入出力する点だけがマルチプレクサ171rdと相
違してる。したがって、ここではマルチプレクサ171
nについてその詳細な構成を説明する。
【0182】まず、ノーマルアクセスの場合には制御信
号Aが“H”となるため、マルチプレクサ171nはT
r167を通じてプリデコード信号PDnをそのままプ
リデコード信号PDmとして出力する。一方、リフレッ
シュの場合にはラッチ165,166及びTr168が
使用される。ラッチ165は次のリフレッシュに使用さ
れるプリデコード信号PDnをリフレッシュ期間中に制
御信号CBの立ち上がりで取り込むためのものであっ
て、リフレッシュ開始時における制御信号Bの立ち上が
りでその内容がラッチ166に転送される。一方、ラッ
チ166はリフレッシュ期間中に制御信号Bが“H”と
なっているときに、Tr168を通じてプリデコード信
号を後段へ送出する。なお、制御回路172は制御信号
A,B,CBの生成タイミングが図12の制御回路16
9と異なっているだけであって、その他の機能について
は制御回路69と同じである。
【0183】次に、図14のタイミングチャートを参照
しつつ、上記構成による半導体記憶装置の動作を第5実
施形態との相違点を中心に説明する。まず、時刻t81
以前における制御信号A,B,CBのレベルは第5実施
形態と同じである。このため、スイッチ回路161は内
部アドレスL_ADD 側を選択しており、マルチプレクサ1
71n,171rd内の2個のラッチの出力は何れもメ
インデコーダ125,スペア側ワードドライバには供給
されていない。
【0184】そして時刻t81でアドレスAddress が変
化を始めると、時刻t82でアドレス変化検出信号AT
Dにワンショットパルスが生成される。これにより、制
御回路172はアドレス変化検出信号ATDの立ち上が
りをトリガとして時刻t83で制御信号Bを立ち上げ
る。すると、マルチプレクサ171n内のラッチ166
がラッチ165の内容を取り込み、リフレッシュアドレ
スR_ADD に対応したプリデコード信号PDmとしてTr
168を介しメインデコーダ125に送出する。
【0185】マルチプレクサ171rdでもマルチプレ
クサ171nと同様の動作が行われて、リフレッシュア
ドレスR_ADD に対応したリダンダンシ選択信号RDmが
スペア側ワードドライバへ送出される。そしていま例え
ばリフレッシュアドレスR_ADD に対応したノーマルセル
アレイ102上のワード線が正常であるとすると、プリ
デコード信号PDmがプリデコードされてノーマルセル
アレイ102のワード線がリフレッシュされる。次に、
時刻t84において、制御回路172はアドレス変化検
出信号ATDの立ち上がりをトリガとして制御信号CB
を立ち下げる。
【0186】これにより、スイッチ回路161がリフレ
ッシュアドレスR_ADD を選択するようになり、プリデコ
ーダ123nがリフレッシュアドレスR_ADD をプリデコ
ードしてプリデコード信号PDnを生成し、これと並行
してプログラム回路106nがリフレッシュアドレスR_
ADD に対応したキラー信号KLn及びリダンダンシ選択
信号RDnを生成する。第5実施形態と同じく、これら
の動作は、制御回路172がアドレス変化検出信号AT
Dの立ち上がりをトリガとして時刻t86で制御信号C
Bを立ち上げるまでには終了する。
【0187】そして制御信号CBが立ち上がることによ
って、マルチプレクサ171n,171rdでは各ラッ
チ165がそれぞれリフレッシュアドレスR_ADD に対応
したプリデコード信号PDn,リダンダンシ選択信号R
Dnを取り込む。また、制御信号CBが立ち上がること
でスイッチ回路161はアドレスAddress 側を選択する
ようになる。その結果、アドレスAddress に対応するプ
リデコード信号PDn,リダンダンシ選択信号RDnが
生成されてそれぞれマルチプレクサ171n,171r
dに入力されるようになる。
【0188】この後にリフレッシュが終了し、制御回路
172がアドレス変化検出信号ATDの立ち上がりをト
リガとして時刻t87で制御信号Bを立ち下げる。次い
で、制御回路172が制御信号Bの立ち下がりをトリガ
として時刻t88で制御信号Aを立ち上げると、アドレ
スAddress に対応したプリデコード信号PDn,リダン
ダンシ選択信号RDnがそれぞれマルチプレクサ171
n,171rd内のTr167をスルーで通過し、プリ
デコード信号PDm,リダンダンシ選択信号RDmとし
てそれぞれメインデコーダ125,スペア側ワードドラ
イバに供給される。
【0189】このため、例えばアドレスAddress に対応
したノーマルセルアレイ102上のワード線が正常であ
れば、ノーマルセルアレイ102上のワード線に対する
ノーマルアクセスが行われる。この後にノーマルアクセ
スが終了すると、制御回路172は制御信号Bの立ち下
がりをトリガとして時刻t89で制御信号Aを立ち下げ
る。これによって、時刻t81と同じ状態に戻るので、
時刻t90で次のメモリサイクルに移行したあとはこれ
までに述べたのと同じ動作が繰り返される。
【0190】なお、以上の説明から分かるように、制御
信号CBに発生する負のパルス幅は、リフレッシュアド
レスR_ADD に対応したプリデコード信号PDn及びリダ
ンダンシ選択信号RDnがマルチプレクサ171n,1
71rd内のラッチ165へ伝達するのに必要な時間以
上に設定する。同様にして、制御信号CBを立ち上げて
から制御信号Aを立ち上げるまでの時間(時刻t86〜
t88)は、アドレスAddress に対応したプリデコード
信号PDn及びリダンダンシ選択信号RDnがメインデ
コーダ125及びスペア側ワードドライバへ伝達するの
に必要な時間以上に設定する。また、図13に示した構
成のうち、プログラム回路106n,マルチプレクサ1
71rd等といったリダンダンシのための構成要素を省
略することで、スペアセルアレイ103を持たない半導
体記憶装置においても、ラッチを用いた本実施形態の技
術思想を適用することが可能である。
【0191】〔変形例〕上述した第3〜第6実施形態の
うち、第3実施形態以外ではキラー信号をプリデコーダ
に入力してプリデコード信号の生成を禁止している。し
かし、例えばプリデコードの後段に配置されたマルチプ
レクサへキラー信号を入力して、マルチプレクサが有効
なプリデコード信号を後段へ伝えないように構成しても
良い。
【0192】また、第4実施形態ではノーマルセルアレ
イ102のワード線を全てリフレッシュしてからスペア
セルアレイ103のワード線を全てリフレッシュすると
説明した。しかし、リフレッシュの順序はこれに限定さ
れるものではない。例えば、ノーマルセルアレイ102
とスペアセルアレイ103を1本ないし複数本のメイン
ワード線あるいは1本ないし複数本のサブワード線毎に
交互にリフレッシュするようにしても良い。要するに、
第4実施形態ではメモリセルアレイ101上の全てのサ
ブワード線に対して予め決められた時間内でリフレッシ
ュすれば良い。
【0193】また、上述した各実施形態において、セン
スアンプ,プリチャージ回路,カラムデコーダ等の周辺
回路を含めてノーマルセルアレイ102とスペアセルア
レイ103を独立化し、ノーマルセルアレイ102とス
ペアセルアレイ103を並行してリフレッシュするよう
にしても良い。ノーマルセルアレイ102及びスペアセ
ルアレイ103を同時にリフレッシュすることでその間
はピーク電流が増加するが、ノーマルセルアレイ102
のワード線本数に比べてスペアセルアレイ103のワー
ド線本数は非常に少ない。したがって、ピーク電流の増
加が問題とならない範囲内であれば良い。また、上述し
た各実施形態ではプリデコーダ及びメインデコーダに分
割しているが、デコード動作を2段階に分けずに上述し
たプリデコード段階で全てのデコードを行ってしまって
も良い。
【0194】また、上述した第3実施形態及び第4実施
形態では、ATD信号によりマルチプレクサを切り替え
ていたが、第1実施形態(図1)と同様に、図5に示す
構成のマルチプレクサを用いて外部アドレス伝達信号E
XTR及びリフレッシュアドレス伝達信号RFTRによ
り切り替えを制御するようにしても良い。以上、本発明
の各実施形態の動作を図面を参照して詳述してきたが、
本発明はこれら実施形態に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
【0195】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、外部
から与えられるアクセスアドレスと内部で生成されるリ
フレッシュアドレスの各信号をそれぞれデコードした後
に、デコード信号を切り替えてリフレッシュ動作または
リードライト動作を行っている。このように、アクセス
アドレス側の信号とリフレッシュアドレス側の信号を切
り替える第1の切替手段よりも入力側にデコード手段を
配置することで、アクセスの開始に伴ってデコード信号
がアクセスアドレス側に切り替えられるまでの間にアク
セスアドレスのデコード動作を行っておくことが可能と
なる。このため、従来の半導体記憶装置に比べてアドレ
スアクセスを高速化することが可能であって、サイクル
タイムも短縮できるようになる。また、請求項2記載の
発明では、上記構成に加えて、ノーマルセルアレイ上の
領域の不良の有無に応じて、切り替えられたデコード信
号をもとにノーマルセルアレイ又はスペアセルアレイへ
アクセスしている。このため、スペアセルアレイを備え
た半導体記憶装置においても上記同様の効果が得られ
る。
【0196】また、請求項4記載の発明では、ノーマル
セルアレイ上の不良領域とスペアセルアレイ上で置換に
使用していない領域を含めたメモリセルアレイ全体をリ
フレッシュしている。これによって、請求項3記載の発
明のようにリフレッシュ用のプログラム手段を設ける必
要がなくなる。プログラム手段は多数のヒューズを有す
るため回路構成が大規模となることから、プログラム手
段の数を減らすことで小規模な回路構成となって面積的
にも有利である。また、請求項4記載の発明では、キラ
ー信号をデコード手段に供給しているため、キラー信号
を切り替えるためのマルチプレクサ等を設ける必要がな
くなる。したがって、回路規模をさらに小さくしてチッ
プ面積を減らすことが可能となる。
【0197】また、請求項5記載の発明では、リフレッ
シュアドレス又はアクセスアドレスの何れかを選択して
デコードを行い、これら各アドレスについてリフレッシ
ュ動作又はリードライト動作に先行して生成されるデコ
ード信号をそれぞれリフレッシュ動作,リードライト動
作を行うときに選択している。これにより、リフレッシ
ュ動作およびリードライト動作においてプログラム手段
のみならずデコード手段も共用することが可能となる。
このため、上記同様にアクセスを高速化してサイクルタ
イムを短縮しつつ、回路規模をさらに小さくしてチップ
面積を削減することが可能となる。また、請求項8記載
の発明では、上記構成に加えて、ノーマルセルアレイ上
の領域の不良の有無に応じて、選択されたデコード信号
をもとにノーマルセルアレイ又はスペアセルアレイへア
クセスしている。このため、スペアセルアレイを備えた
半導体記憶装置においても上記同様の効果が得られる。
【0198】また、請求項13記載の発明では、アドレ
ス遷移をトリガとしてリフレッシュ動作及びリードライ
ト動作を行っている。このため、例えば請求項14記載
の発明のように、リフレッシュ動作を行ってからリード
ライト動作を行うことで、請求項15又は16記載の発
明のように、リードライト動作が始まる以前のリフレッ
シュ期間中にデコード動作やキラー信号及び選択信号の
生成動作を予め行っておくことができる。このため、リ
フレッシュからリードライト動作に切り替えられる時点
ではこれら信号が全て確定しておりすぐにリードライト
動作を開始することが可能であって、アドレスアクセス
の高速化を図ることが可能となる。
【0199】また、請求項18記載の発明では、ワード
線が複数のデコード信号に基づいて選択される半導体記
憶装置において、これら複数のデコード信号を得るため
の経路毎に第1の切替手段や第2の切替手段の位置を決
めている。ここで、第1の切替手段や第2の切替手段
は、アドレスアクセスの高速化の観点からは、メモリセ
ルにできる限り近い位置へ配置することが望ましい。そ
の一方で、第1の切替手段や第2の切替手段を後段に配
置するほどこれら切替手段に至るまでの構成が2系統必
要になるとともに、デコード信号の本数が増加するのに
伴ってこれら切替手段の台数が増大する。したがって、
デコード信号を生成する各経路に応じてこれら切替手段
の配置を個別に決めることで、アドレスアクセス時間お
よび回路規模・チップ面積を個々の半導体記憶装置毎に
最適化することができる。
【0200】また、請求項19,20記載の発明では、
デコード信号,キラー信号,選択信号を切り替える際
に、所定期間にわたって何れのデコード信号,キラー信
号,選択信号も選択しないようにしている。これによ
り、半導体記憶装置の高速化に伴ってデコード信号の切
り替えが高速に行われても、複数のデコード信号が同時
に選択される可能性をなくすことができる。特に、請求
項22記載の発明のように、リフレッシュ動作及びリー
ドライト動作を1メモリサイクルの期間内に行う半導体
記憶装置では、汎用DRAMに比べてより高速な内部動
作が要求されるため、こうした構成とすることが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるアドレスアク
セス方式を実現するための半導体記憶装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】 図1に示す半導体記憶装置の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図3】 (a)は図1に示すアドレスバッファの回
路図,(b)は図1に示すリフレッシュアドレス発生部
及びリフレッシュアドレスバッファの回路図である。
【図4】 図1に示すアドレスデコーダ又はリフレッ
シュアドレスデコーダの回路図である。
【図5】 図1に示すマルチプレクサの回路図であ
る。
【図6】 本発明の第2実施形態による半導体記憶装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第3実施形態による半導体記憶装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第3実施形態又は第4実施形態に
よる半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】 本発明の第4実施形態による半導体記憶装
置の構成を示すブロック図である。
【図10】 同実施形態による半導体記憶装置の具体
的な構成例を階層化されたワード線構造について示した
ブロック図である。
【図11】 本発明の第5実施形態による半導体記憶
装置の構成を示すブロック図である。
【図12】 同実施形態による半導体記憶装置の動作
を示すタイミングチャートである。
【図13】 本発明の第6実施形態による半導体記憶
装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 同実施形態による半導体記憶装置の動作
を示すタイミングチャートである。
【図15】 従来の技術によるアドレスアクセス方式
を実現するための半導体記憶装置の構成を示すブロック
図である。
【図16】 図15に示す半導体記憶装置の動作を示
すタイミングチャートである。
【図17】 予備のメモリセルアレイを備えた従来技
術による半導体記憶装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,1m,1n アドレスバッファ 2,2m,2n 1stアドレスデコーダ 3 リフレッシュアドレス発生部 4,4m,4n リフレッシュアドレスバッファ 5,5n 1stリフレッシュアドレスデコーダ 6 ATD(アドレス遷移検知器) 7 リフレッシュ制御回路 8,8m,8n,9 マルチプレクサ 20 2ndアドレスデコーダ 10 ワードドライバ 101 メモリセルアレイ 102 ノーマルセルアレイ 103 スペアセルアレイ 104 リフレッシュカウンタ 105n,105r,123n,123r プリデコー
ダ 106n,106r プログラム回路 107〜109,164n,164rd,171n,1
71rd マルチプレクサ 110,125 メインデコーダ 111,165,166 ラッチ 112 ATD回路 113,169,172 制御回路 121 リフレッシュ制御回路 122n,122rd カウンタ 124 デコーダ 161 スイッチ回路 167,168 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園田 正俊 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 加藤 義之 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 中川 敦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5L106 AA01 CC01 CC11 CC17 GG03 5M024 AA50 AA52 AA62 BB07 BB22 BB27 BB34 DD62 DD80 DD87 EE05 EE15 EE29 HH01 KK22 MM20 PP01 PP02 PP03 PP07

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレッシュ動作及びリードライト動
    作を行う半導体記憶装置において、 前記リードライト動作のためのアクセスアドレス及び前
    記リフレッシュ動作のためのリフレッシュアドレスをデ
    コードしてデコード信号をそれぞれ出力するデコード手
    段と、 前記デコード信号の切り替えを行う第1の切替手段と、 切り替えられたデコード信号に基づいて前記リフレッシ
    ュ動作または前記リードライト動作を行う制御手段とを
    具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 ノーマルセルアレイと前記ノーマルセ
    ルアレイの不良領域を置換するスペアセルアレイとを有
    するメモリセルアレイを具備し、 前記第1の切替手段は、前記リフレッシュ動作又は前記
    リードライト動作の何れを行うかを指定する切替信号に
    応じて前記デコード信号を切り替え、 前記制御手段は、前記リフレッシュ動作又は前記リード
    ライト動作の対象となる前記ノーマルセルアレイ上の領
    域の不良の有無に応じて、切り替えられた前記デコード
    信号に従って前記ノーマルセルアレイ又は前記スペアセ
    ルアレイへアクセスすることを特徴とする請求項1記載
    の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ノーマルセルアレイの構成に対応
    させて前記リフレッシュアドレスを生成するリフレッシ
    ュアドレス生成手段と、 前記置換の要否に応じて、前記ノーマルセルアレイの選
    択を禁止するキラー信号と前記スペアセルアレイ上の置
    換領域を指定する選択信号とを前記リフレッシュアドレ
    ス及び前記アクセスアドレスの各々につき生成するプロ
    グラム手段と、 前記切替信号に応じて前記キラー信号の切り替え及び前
    記選択信号の切り替えをそれぞれ行う第2の切替手段と
    を備え、 前記制御手段は、切り替えられた前記キラー信号及び前
    記選択信号に基づいて、アクセスの対象を前記ノーマル
    セルアレイ又は前記スペアセルアレイの何れにするか決
    定することを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルアレイを構成している
    前記ノーマルセルアレイ及び前記スペアセルアレイに対
    応させて前記リフレッシュアドレスを生成するリフレッ
    シュアドレス生成手段と、 前記置換の要否に応じて、前記ノーマルセルアレイの選
    択を禁止するキラー信号と前記スペアセルアレイ上の置
    換領域を指定する第1の選択信号とを前記アクセスアド
    レスについて生成し、前記キラー信号を前記デコード手
    段へ供給するプログラム手段と、 前記スペアセルアレイのリフレッシュ動作のために生成
    される前記リフレッシュアドレスをもとに、前記スペア
    セルアレイ上のリフレッシュ領域を指定する第2の選択
    信号を生成する選択信号生成手段と、 前記切替信号に応じて、前記第1の選択信号又は前記第
    2の選択信号のうちの何れかに切り替える第2の切替手
    段とを備え、 前記制御手段は、前記スペアセルアレイへアクセスする
    ときに、切り替えられた前記第1の選択信号又は前記第
    2の選択信号の何れかによって指定される前記スペアセ
    ルアレイ上の置換領域又はリフレッシュ領域へアクセス
    することを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 リフレッシュ動作及びリードライト動
    作を行う半導体記憶装置において、 前記リフレッシュ動作のためのリフレッシュアドレス又
    は前記リードライト動作のためのアクセスアドレスの何
    れかを選択する選択手段と、 選択された前記リフレッシュアドレス又は前記アクセス
    アドレスをデコードしてデコード信号を出力するデコー
    ド手段と、 前記リフレッシュ動作又は前記リードライト動作に先行
    して前記リフレッシュアドレス,前記アクセスアドレス
    についてそれぞれ生成されるデコード信号を各々前記リ
    フレッシュ動作,前記リードライト動作を行うときに選
    択する第1の切替手段と、 選択されたデコード信号に基づいて前記リフレッシュ動
    作または前記リードライト動作を行う制御手段とを具備
    することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の切替手段は、 前記リフレッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記ア
    クセスアドレス側に切り替えて得られる前記デコード信
    号を取り込んで、前記リードライト動作の期間中に出力
    する第1の保持手段と、 前記リードライト動作の期間中に前記選択手段を前記リ
    フレッシュアドレス側に切り替えて得られる前記デコー
    ド信号を取り込んで、前記リフレッシュ動作の期間中に
    出力する第2の保持手段とを備えたことを特徴とする請
    求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の切替手段は、 前記リフレッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記リ
    フレッシュアドレス側に切り替えて得られる前記デコー
    ド信号を取り込む第1の保持手段と、 前記リフレッシュ動作の期間中に、前記第1の保持手段
    の取り込み動作に先立ち、前記第1の保持手段の出力を
    取り込んで出力する第2の保持手段と、 前記リフレッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記ア
    クセスアドレス側に切り替えて得られる前記デコード信
    号を前記リードライト動作の期間中に出力する伝達手段
    とを備えたことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 ノーマルセルアレイと前記ノーマルセ
    ルアレイの不良領域を置換するスペアセルアレイとを有
    するメモリセルアレイを具備し、 前記制御手段は、前記リフレッシュ動作又は前記リード
    ライト動作の対象となる前記ノーマルセルアレイ上の領
    域の不良の有無に応じ、選択された前記デコード信号に
    従って前記ノーマルセルアレイ又は前記スペアセルアレ
    イへアクセスすることを特徴とする請求項5〜7の何れ
    かの項記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記ノーマルセルアレイの構成に対応
    させて前記リフレッシュアドレスを生成するリフレッシ
    ュアドレス生成手段と、 前記置換の要否に応じて、前記ノーマルセルアレイの選
    択を禁止するキラー信号と前記スペアセルアレイ上の置
    換領域を指定する選択信号とを前記選択手段で選択され
    たアドレスについて生成し、前記キラー信号を前記デコ
    ード手段へ供給するプログラム手段と、 前記リフレッシュ動作又は前記リードライト動作に先行
    して前記リフレッシュアドレス,前記アクセスアドレス
    についてそれぞれ生成される前記選択信号を各々前記リ
    フレッシュ動作,前記リードライト動作を行うときに選
    択する第2の切替手段とを具備し、 前記制御手段は、選択された前記デコード信号及び前記
    選択信号に基づいて、アクセスの対象を前記ノーマルセ
    ルアレイ又は前記スペアセルアレイの何れにするか決定
    することを特徴とする請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の保持手段は、前記リフレ
    ッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記アクセスアド
    レス側に切り替えて得られる前記デコード信号及び前記
    選択信号を取り込んで、前記リードライト動作の期間中
    に出力し、 前記第2の保持手段は、前記リードライト動作の期間中
    に前記選択手段を前記リフレッシュアドレス側に切り替
    えて得られる前記デコード信号及び前記選択信号を取り
    込んで、前記リフレッシュ動作の期間中に出力すること
    を特徴とする請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の保持手段は、前記リフレ
    ッシュ動作の期間中に前記選択手段を前記リフレッシュ
    アドレス側に切り替えて得られる前記デコード信号及び
    前記選択信号を取り込み、 前記第2の保持手段は、前記リフレッシュ動作の期間中
    に、前記第1の保持手段の取り込み動作に先立ち、前記
    第1の保持手段から出力される前記デコード信号及び前
    記選択信号を取り込んで出力し、 前記伝達手段は、前記リフレッシュ動作の期間中に前記
    選択手段を前記アクセスアドレス側に切り替えて得られ
    る前記デコード信号及び前記選択信号を前記リードライ
    ト動作の期間中に出力することを特徴とする請求項9記
    載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記プログラム手段は前記キラー信
    号を前記第1の切替手段へ供給し、 前記第1の切替手段は、前記キラー信号が有効化された
    ときに、前記ノーマルセルアレイの選択を禁止するデコ
    ード信号を出力することを特徴とする請求項9〜11の
    何れかの項記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記アクセスアドレスの変化又は活
    性化信号が有効化されたことをアドレス遷移として検知
    するアドレス遷移検知手段を備え、 前記制御手段は、前記アドレス遷移をトリガとして前記
    リフレッシュ動作及び前記リードライト動作を行うこと
    を特徴とする請求項1〜12の何れかの項に記載の半導
    体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記アドレス遷移
    をトリガとして前記リフレッシュ動作を行ってから前記
    リードライト動作を行うことを特徴とする請求項13記
    載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記デコード手段は、前記アクセス
    アドレスが確定したときから前記リードライト動作を開
    始させるときまでの期間内にデコード動作を行って前記
    デコード信号を生成することを特徴とする請求項14記
    載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記アクセスアドレスの変化又は活
    性化信号が有効化されたことをアドレス遷移として検知
    するアドレス遷移検知手段を備え、 前記制御手段は、前記アドレス遷移をトリガとして前記
    リフレッシュ動作を行ってから前記リードライト動作を
    行い、 前記プログラム手段は、前記アクセスアドレスが確定し
    たときから前記リードライト動作を開始させるときまで
    の期間内に前記キラー信号及び前記選択信号を生成する
    ことを特徴とする請求項3,4,9〜12の何れかの項
    記載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の切替手段よりも後段に配
    置され、前記デコード手段によるデコード動作によって
    得られた前記デコード信号をさらにデコードする手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜16の何れかの項記
    載の半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 ワード線が複数のデコード信号に基
    づいて選択され、該複数のデコード信号を得るための経
    路毎に前記各切替手段の位置が決定されることを特徴と
    する請求項1〜17の何れかの項記載の半導体記憶装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第1の切替手段は、前記デコー
    ド信号を切り替えるとき、所定期間にわたって何れのデ
    コード信号も選択しないことを特徴とする請求項1〜1
    8の何れかの項記載の半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記第2の切替手段は、前記キラー
    信号及び前記選択信号を切り替えるとき、所定期間にわ
    たって何れのキラー信号も選択せず、また、何れの選択
    信号も選択しないことを特徴とする請求項3,4,9〜
    12の何れかの項記載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記各切替手段は、前記所定期間に
    おいて、ワード線を非選択状態とする電圧を出力するこ
    とを特徴とする請求項19又は20記載の半導体記憶装
    置。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記リフレッシュ
    動作が行われるメモリサイクルでは、前記リフレッシュ
    動作及び前記リードライト動作を1メモリサイクルの期
    間内に行うことを特徴とする請求項1〜21の何れかの
    項記載の半導体記憶装置。
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