JP2002030034A - トランス‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸、ジ無水物およびその製法 - Google Patents

トランス‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸、ジ無水物およびその製法

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JP2002030034A
JP2002030034A JP2000209479A JP2000209479A JP2002030034A JP 2002030034 A JP2002030034 A JP 2002030034A JP 2000209479 A JP2000209479 A JP 2000209479A JP 2000209479 A JP2000209479 A JP 2000209479A JP 2002030034 A JP2002030034 A JP 2002030034A
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dicyclohexyl
trans
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tetracarboxylic
dianhydride
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Akinori Shiotani
陽則 塩谷
Hiroshi Shimazaki
寛史 島崎
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリイミド樹脂の新規な出発原料であるtr
ans−ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラ
カルボン酸およびジ無水物を提供する。 【解決手段】 (1R,1’S,3R,3’S,4R,
4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
ラカルボン酸、および(1R,1’S,3R,3’S,
4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’
‐テトラカルボン酸ジ無水物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新規物質である
(1R,1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシ
クロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸
(以下、trans‐DCTA‐1と略記することもあ
る)、(1R,1’S,3R,3’S,4R,4’S)
‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボ
ン酸ジ無水物(以下、trans‐DCDA‐1と略記
することもある)、およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラカルボン酸類は耐熱性に優れたポ
リイミド樹脂の原料であるテトラカルボン酸ジ無水物の
前駆体として有用な化合物である。ベンゼン環を水素還
元して対応のシクロヘキサン環へ変換することは、よく
知られており、例えば、synthetic comm
unication,25,2079(1995)、特
開平10‐36320号、特開平11‐189568
号、特開平11‐349535号、特開平10‐204
002号、特公平8‐30045号などが報告されてい
る。
【0003】ビフェニル‐3,3’4,4’‐テトラカ
ルボン酸テトラメチル(BPTMと略記)を水素還元す
ると、生成物には6個の不斉炭素が存在し、従って、2
6個の異性体が可能である。BPTMの水素還元につい
ても、特開平7‐215912号、特開平8‐3251
96号、特開平8‐325201号などが報告されてい
るが、これらの報告では、この異性体について一切ふれ
ておらず、混合物のみについて言及している。
【0004】BPTMの水素還元により異性体が生成す
る反応式を次に示す。(式中Meはメチル基を示す。)
【化1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの報告では、こ
の混合物を分離することなく、加水分解してテトラカル
ボン酸の混合物、さらには、無水化してテトラカルボン
酸ジ無水物の混合物を合成している。多数の異性体混合
物から特定の異性体を単離することは価値があるが、未
だ知られていない。従って、この発明は特定の異性体か
らなるテトラカルボン酸、そのジ無水物およびその製法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、(1R,
1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキ
シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸、および
(1R,1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシ
クロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸ジ
無水物に関する。
【0007】また、この発明は、(1R,1’S,3
R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,
3’4,4’‐テトラカルボン酸テトラメチルを加水分
解する(1R,1’S,3R,3’S,4R,4’S)
‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボ
ン酸の製法に関する。さらに、この発明は、(1R,
1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキ
シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸テトラメチ
ルを加水分解して、(1R,1’S,3R,3’S,4
R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐
テトラカルボン酸に変換し、これを無水化する(1R,
1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキ
シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸ジ無水物の
製法に関する。
【0008】この発明における(1R,1’S,3R,
3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’
4,4’‐テトラメチル(trans‐DCTM‐1と
略記)の単離、確認については、すでに特願2000−
191051号として特許出願している。
【0009】このテトラメチルエステルを加水分解する
には、加熱水あるいはアルカリや酸触媒の存在下に行
い、テトラメチルを溶媒に溶解させた上で加熱し、水を
添加しながら脱離するメタノ−ルおよび水を除去する。
アルカリ触媒の存在下の加水分解では、使用する溶媒は
たとえば,n‐ブタノ−ル,プロパノ−ルなどテトラメ
チルエステルを溶解させるものであれば良い。その使用
量はtrans‐DCTM‐1を溶解させるに十分な量
を必要とし、例えばtrans‐DCTM‐1の10g
当たり80〜200mLである。過剰の溶媒の使用は特
に必要ではないが、使用量が少なすぎると反応が進行し
ないか、または加水分解が不完全となる。
【0010】アルカリ触媒としてはカセイソ−ダ、カセ
イカリなどが使用できる。その使用量はtrans‐D
CTM‐1の1モル当たり4当量〜8当量が良い。4当
量以下では加水分解が不完全になることがある。通常過
剰量を用いて、加水分解を完結することが好ましい。反
応時間は0.5〜10時間、好ましくは1〜4時間行
い、その後水を添加しながら脱離するメタノ−ルおよび
水を除去する。反応終了後、アルカリ塩として水に溶解
しているが、水の量が少ないとアルカリ塩が析出するこ
とがある。通常、10g当たり水100mLあれば均一
の溶液である。この溶液に濃塩酸等を添加して酸性にす
ると、テトラカルボン酸が析出する。これを水洗して目
的物を得る。
【0011】酸触媒の存在下の加水分解では、使用する
溶媒は例えば、酢酸、プロピオン酸などテトラメチルエ
ステルを溶解させるものでエステル交換できるものであ
れば良い。その使用量はtrans‐DCTM‐1を溶
解させるに十分な量を必要し、例えばtrans‐DC
TM‐1の10g当たり40〜100mLである。過剰
の溶媒の使用は特に必要ではないが、使用量が少なすぎ
ると反応が進行しないか、または加水分解が不完全とな
る。酸触媒は塩酸、硫酸、p‐トルエンスルホン酸など
が使用できる。反応時間は0.5〜10時間、好ましく
は3〜6時間行い、その後水を添加しながら脱離するカ
ルボン酸メチルおよび水を除去する。反応の進行につれ
てテトラカルボン酸が析出する。これを水洗して目的物
を得る。
【0012】このようにして得られる(1R,1’S,
3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐
3,3’4,4’‐テトラカルボン酸(trans‐D
CTA‐1)を無水化して、(1R,1’S,3R,
3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’
4,4’‐テトラカルボン酸ジ無水物(trans‐D
CDA‐1)を得る。
【0013】前記のテトラカルボン酸を無水化するに
は、無水酢酸、無水プロピオン酸、アセチルクロリドな
どを用いて脱水、環化する。これらの脱水剤の使用量は
trans‐DCTA‐1の1モル当たり、2当量〜1
00当量、特に30〜80当量が好ましい。2当量以下
では無水化が不完全になることがある。通常、過剰量を
用いて無水化を完結することが好ましい。反応温度は4
0〜60℃、反応時間は0.5〜10時間、好ましく
は,5〜8時間行う。この環化の温度が高いとtran
s‐配置が変化して、他の異性体へ変わることが観測さ
れた。従って、反応温度の制御には特に注意を払う必要
がある。
【0014】この発明の(1R,1’S,3R,3’
S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,
4’‐テトラカルボン酸(trans‐DCTA‐1)
の化学式を次に示す。
【0015】
【化2】
【0016】さらに、この発明における(1R,1’
S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル
‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸ジ無水物(tr
ans‐DCDA‐1)の化学式を次に示す。
【0017】
【化3】
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を示す。キャピラリ
−クロマトグラフィ−(CGC)は日立GC263−7
0、カラム:DB−5(J&W Scientifi
c)5%Phenyl−95%methylpolys
iloxane0.25μm厚さ、0.25mmφ、6
0m、カラム温度275℃にて測定した。1HNMRス
ペクトル(400MHz)は日本電子 JEOL 400
X、DMSO‐d6溶液、25℃にて測定した。13CN
MRスペクトル(100MHz)は日本電子JEOL
400X、DMSO‐d6溶液、25℃にて測定した。
FTIRスペクトルは日本電子JIR−5500KBr
錠剤法にて測定した。
【0019】[合成例]500mL回転式オ−トクレ−
ブに100gのBPTM、2.5gの5%Rh/C、お
よびテトラヒドロフラン200mLを仕込み、水素30
kg/cm2の定圧下に100℃で、300rpmにて
5.5時間加熱した(約5時間で水素の吸収が終了)。
反応液をNo5cのろ紙を用いて濾過した後、テトラヒ
ドロフランを留去して101.8g(収率99%)の粘
凋な生成物を得た。これを400mLのメタノ−ルに溶
解させて晶析させて、72gのcis‐DCTMを得
た。
【0020】このcis混合物を10gとり、メタノ−
ル100mLに溶解させた後、カリウムメトキシド0.
70g(10mM)とともに還流した。1時間後にはほ
ぼ、原料のピークが消失した。3時間攪拌した後、エバ
ポレ−タ−で約30mLまで濃縮した。析出した結晶と
ともに冷蔵庫で冷却した。濾過、冷メタノ−ル60mL
で洗浄、真空乾燥し、6.48gのtrans体を得た
(収率65%)。この結晶をトルエンから再結晶してt
rans‐DCTM‐1を析出させた(4.5g)。
【0021】[実施例1]300mL三つ口フラスコに
攪拌機,還流冷却器を取り付け、これに10gのtra
ns‐DCTM‐1(25.1mM)、n‐ブタノ−ル
125mLをとり、加熱溶解させた。10%NaOH水
溶液64g(161mM)を添加して、3時間還流し
た。その後、リ−ビッヒ冷却器にとり換えて、水150
mLを添加しながらn‐ブタノ−ル、脱離したメタノ−
ルおよび水を留去した(計160mL)。一旦、ろ過
し、濾液は100mLであった。この水溶液に濃塩酸1
4mLを添加して、pH1とすると白色沈殿が析出し
た。ろ過、水洗、Clイオンを検出しなくなるまで洗浄
した。100℃で真空乾燥して、8.41gの生成物を
得た(収率98%)。このカルボン酸はメタノ−ルから
再結晶できる。元素分析結果を次に示す。 C16228(342.35):計算値、C 56.1、
H 6.5、実測値、C 56.0、H 6.4、mp:
273−275℃、IR、ν(CO):1707cm-1 図1に1HNMRおよび図2に13CNMRを示す。
【0022】実施例2 300mL三つ口フラスコに攪拌機、還流冷却器を取り
付け、これに10gのtrans‐DCTM‐1(2
5.1mM)、酢酸75mLをとり加熱溶解させた。水
25mL、濃塩酸10mLを添加して4時間還流した。
2時間後には一部白色沈殿の析出を見た。その後リ−ビ
ッヒ冷却器にとり換えて、水480mLを添加しながら
酢酸メチルおよび水を留去した(計500mL)。ろ
過、水洗、100℃で真空乾燥して、7.22gの生成
物を得た(収率84%)。
【0023】実施例3 実施例1で得たtrans‐DCTA‐1の3.0gを
丸底フラスコにとり、無水酢酸100mLとともに50
℃にて8時間加熱した(均一な溶液)。その後、エバポ
レ−タ−を用いて50℃にて溶媒を蒸発乾固して、残さ
をイソプロピルエ−テル20mLで洗浄、50℃で真空
乾燥して、2.66gの生成物を得た(収率99%)。
元素分析結果を次に示す。 C16186(306.32):計算値、C 62.7、
H 5.9、実験値、C 62.5、 H 5.9、 m
p:190‐191℃、 IR、ν(CO):186
5、1786cm-1 図3に1HNMRおよび図4に13CNMRを示す。
【0024】実施例4 実施例1で得たtrans‐DCTA‐1の3.0gを
丸底フラスコにとり、無水酢酸30mLとともに50℃
にて8時間加熱した(不均一)。冷蔵庫で冷却して結晶
をろ過、イソプロピルエ−テル20mLで洗浄、50℃
で真空乾燥して、2.33gの生成物を得た(収率87
%)。
【0025】実施例5 実施例1で得たtrans‐DCTA‐1の3.0gを
丸底フラスコにとり、アセチルクロリド12.5mLと
ともに8時間還流した(55℃、不均一)。その後、過
剰のアセチルクロリドを50℃にてエバポレーターを用
いて蒸発乾固して、残さをイソプロピルエ−テル20m
Lで洗浄、50℃で真空乾燥して、2.26gの生成物
を得た(収率84%)。
【0026】比較例1 実施例1で得たtrans‐DCTA‐1の3.0gを
丸底フラスコにとり、無水酢酸150mLとともに16
0℃にて8時間還流した(均一)。その後、エバポレ−
タ−を用いて50℃にて溶媒を蒸発乾固して、残さをイ
ソプロピルエ−テル20mLで洗浄、50℃で真空乾燥
して1.80gを得た。この生成物を一部とり、メタノ
−ルを加えて加熱し開環後、トリメチルシリルジアゾメ
タンでメチルエステルとしてCGC分析した。この中に
はtrans‐DCTMに相当するピ−クが減少し、他
の異性体のピ−クが新たに現れた。無水物の1HNMR
を図5(シクロヘキサン部)に示す。3,4および
3’,4’位のプロトン(3.09および3.02pp
mのピ−ク)がわずかに観測されるに過ぎない。
【0027】[trans‐DCTA‐1のNMRによ
る構造確認]trans‐DCTA‐1の(図1)のう
ち、3,4および3’,4’位のプロトンに注目する
と、2.36および2.29ppmのピ−クは、それぞ
れプロトンBおよびAに帰属し、アキシャル位にある。
これらは、ダブルトリプレット(J(AB)=J(A
D)=12.2Hz、J(AC)=3.4Hz;J(B
A)=J(BF)=12.2Hz、J(BE)=3.4
Hz)に分裂した。なお、二次元H―H COSYスペ
クトルおよびC―H COSYスペクトルより、シクロ
ヘキサン環のプロトンおよび炭素の帰属を行った。
【0028】[trans‐DCDA‐1の構造確認]
trans‐DCDA‐1の(図3)のうち、3,4お
よび3’,4’位のプロトンに注目すると、3.09お
よび3.02ppmのピ−クは、それぞれ、プロトンB
およびAに帰属し、アキシャル位にある。これらは、ダ
ブルトリプレット(J(AB)=J(AD)=11.6
Hz、J(AC)=2.9Hz;J(BA)=J(B
F)=11.6Hz、J(BE)=2.9Hz)に分裂
した。なお、二次元H―H COSYスペクトルC―H
COSYスペクトルより、シクロヘキサン環のプロトン
および炭素の帰属を行った。これらの結果を表1(1
NMR)および表2(13CNMR)にまとめた。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】この発明は、ポリイミド樹脂などの原料
であるテトラカルボン酸ジ無水物である1R,1’S,
3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐
3,3’4,4’‐テトラカルボン酸ジ無水物(tra
ns‐DCDA‐1)およびその前駆体として有用な1
R,1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロ
ヘキシル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸(tr
ans‐DCTA‐1)およびそれらの製法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で得られた1R,1’S,3
R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,
3’4,4’‐テトラカルボン酸(trans‐DCT
A‐1)の1HNMRである。
【図2】図2は、実施例1で得られた1R,1’S,3
R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,
3’4,4’‐テトラカルボン酸(trans‐DCD
A‐1)の13CNMRである。
【図3】図3は、実施例3で得られた1R,1’S,3
R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,
3’4,4’‐テトラカルボン酸ジ無水物(trans
‐DCDA‐1)の1HNMRである。
【図4】図4は、実施例3で得られた1R,1’S,3
R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,
3’4,4’‐テトラカルボン酸ジ無水物(trans
‐DCDA‐1)の13CNMRである。
【図5】図5は、無水物(trans‐DCDA‐1)
1HNMR(シクロヘキサン部)である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1R,1’S,3R,3’S,4R,
    4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
    ラカルボン酸。
  2. 【請求項2】(1R,1’S,3R,3’S,4R,
    4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
    ラカルボン酸ジ無水物。
  3. 【請求項3】(1R,1’S,3R,3’S,4R,
    4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
    ラカルボン酸テトラメチルを加水分解する(1R,1’
    S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキシル
    ‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸の製法。
  4. 【請求項4】(1R,1’S,3R,3’S,4R,
    4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐テト
    ラカルボン酸テトラメチルを加水分解して、(1R,
    1’S,3R,3’S,4R,4’S)‐ジシクロヘキ
    シル‐3,3’4,4’‐テトラカルボン酸に変換し、
    これを無水化する(1R,1’S,3R,3’S,4
    R,4’S)‐ジシクロヘキシル‐3,3’4,4’‐
    テトラカルボン酸ジ無水物の製法。
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