JP2002019848A - 包装構造 - Google Patents

包装構造

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JP2002019848A
JP2002019848A JP2000207611A JP2000207611A JP2002019848A JP 2002019848 A JP2002019848 A JP 2002019848A JP 2000207611 A JP2000207611 A JP 2000207611A JP 2000207611 A JP2000207611 A JP 2000207611A JP 2002019848 A JP2002019848 A JP 2002019848A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】段ボール板で作られた緩衝体を用い、ビデオカ
メラなどの被包装物を効率良く包装することのできる包
装構造を提供する。 【解決手段】段ボール板からなる包装箱本体1と、この
包装箱本体1の内部において被包装物13を保護する段
ボール板からなる緩衝体12およびこの緩衝体12の上
に載せられる段ボール板からなる付属品トレー29とを
用い、付属品30を受ける付属品トレー29の上から包
装箱本体1側のフラップ7,6の板部7b,6bで覆
い、この上から取り扱い説明書38が載せられた状態で
上蓋となる包装箱本体1側の他方のフラップ6を閉じて
被包装物13を包装するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオカメ
ラなどの被包装物を発泡スチロールからなる緩衝体を使
用することなく包装する包装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビデオカメラなどの被包装物
を包装する場合、一般に発泡スチロールからなる緩衝体
が使用されている。ところが、発泡スチロールからなる
緩衝体は焼却処理することにより高温になり、焼却炉を
傷めるという問題があることから、最近では発泡スチロ
ールからなる緩衝体に代わって段ボール板で作られた緩
衝体が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、段ボール板で作られた緩衝体を用
い、ビデオカメラなどの被包装物を効率良く包装するこ
とのできる包装構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、段ボール板からなる包装箱本体と、この包
装箱本体の内部において被包装物を保護する段ボール板
からなる緩衝体およびこの緩衝体の上に載せられる段ボ
ール板からなる付属品トレーとを用い、付属品を受ける
付属品トレーの上から包装箱本体側のフラップの板部で
覆い、この上から取り扱い説明書が載せられた状態で上
蓋となる包装箱本体側のフラップを閉じて被包装物を包
装するように構成したことを要旨とするものである。ま
た本発明は、緩衝体は、緩衝体は被包装物を載せて受け
るための平面形状が矩形の底板部と、この底板部の下側
に空間部を作るへく底板部の1組の対向側辺に連設され
た1組の板部と、この板部の下端に板部の外面に下端部
内面が重なるように連設された1組の立ち上がり側板部
と、前記底板部の他の組の対向側辺に連設された他の組
の立ち上がり側板部と、前記1組の立ち上がり側板部の
内、一方の立ち上がり側板部の上端に連設された上板部
とを備えており、前記他の組の立ち上がり側板部はそれ
ぞれ前記底板部の他の組の対向側辺に連設された外側側
板部と、この外側側板部の上端に細幅状の板部を介して
外側側板部の内側に位置するように連設された内側側板
部とを備え、内側側板部の幅方向における両端近傍部に
は前記1組の立ち上がり側板部の両端近傍部に上端より
下向きに適当長さ形成されたスリットに係合するスリッ
トが下端より上向きに適当長さ形成されており、前記1
組の立ち上がり側板部の両端近傍部においてスリットに
対し各内側側板部のスリットを係合させることにより1
組の立ち上がり側板部と他の組の立ち上がり側板部が組
み合わさり、且つ他の組の立ち上がり側板部の外側側板
部と内側側板部との間に緩衝用空間部が形成されるよう
に構成したことを要旨とするものである。また本発明
は、1組の立ち上がり側板部の内、一方の立ち上がり側
板部の上端に上板部が連設され、この上板部は一方の立
ち上がり側板部の上端より少し下側の位置で一方の立ち
上がり側板部に対し連設され、この上板部の先端部には
他方の立ち上がり側板部の上端に形成された差し込み片
に係合する差し込み孔部が形成されていることを要旨と
するものである。
【0005】この構成により、段ボール板で作られた緩
衝体を用い、ビデオカメラなどの被包装物を効率良く包
装することのできる包装構造を提供することができる。
特に、本発明は包装箱本体の内部においてビデオカメラ
などの被包装物を保護する段ボール板からなる緩衝体
と、この緩衝体の上に載せられる段ボール板からなる付
属品トレーとを用い、付属品を受ける付属品トレーの上
から包装箱本体側のフラップの板部で覆い、この上から
取り扱い説明書が載せられた状態で上蓋となる包装箱本
体側のフラップを閉じて被包装物の包装を完了するもの
であり、さらに詳しくは前記緩衝体周りで緩衝作用を発
揮するような空間部が存在することにより、被包装物の
包装状態において誤って落下が生じても緩衝作用を発揮
し、被包装物を安全に保護することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図13に示
す第1の実施の形態について説明すると、1は段ボール
板からなる包装箱本体で、この包装箱本体1は2組の対
向側板2,2、3,3と、この対向側板2,2、3,3
の下端に連設された底板形成用フラップ4,4、5,5
と、対向側板2,2、3,3の上端に連設されたフラッ
プ6,6、7,7とを備えて平面形状が矩形に作られて
いる。さらに詳しくは、前記底板形成用フラップ4,
4、5,5は互いに組み合わせることにより底板を形成
することができる構成となっている。また、前記対向側
板2,2、3,3の上端に連設されたフラップ6,6、
7,7の内、短辺側の対向側板3,3の上端に連設され
るフラップ7,7は短辺側の対向側板3,3の上端部内
面に重なる板部7a,7aと、この板部7a,7aに直
角に折れ曲がるように連設された板部7b,7bとから
なり、長辺側の対向側板2,2の上端に連設されるフラ
ップ6,6の内、一方のフラップ6は一方の長辺側の側
板2の上端部内面に重なる板部6aと、この板部6aに
直角に折れ曲がるように連設され前記板部7b,7b上
に載る板部6bとからなり、フラップ6,6の内、他方
のフラップ6は包装箱本体1の上端全体を覆う大きさと
なっていて上蓋となり、この他方のフラップ6の先端に
は一方の長辺側の側板2と一方のフラップ6の前記板部
6aとの連設部に形成された差し込み孔部8に差し込ま
れる差し込み片9が連設され、またこの他方のフラップ
6と差し込み片9との連設部に形成された差し込み孔部
10に差し込まれる差し込み片11が前記一方の長辺側
の側板2と前記板部6aとの連設部にまたがって切り込
みを入れることにより形成されている。
【0007】12は前記包装箱本体1の内部に例えばビ
デオカメラなどの被包装物13を保護した状態で収納す
るための段ボール板からなる緩衝体で、この緩衝体12
は袋に入れられた被包装物13を載せて受けるための平
面形状が矩形、詳しくは長方形の底板部14と、この底
板部14の下側に空間部を作るへく底板部14の長辺側
の対向側辺に連設された1組の板部15,15と、この
板部15,15の下端に板部15,15の外面に下端部
内面が重なるように連設された1組の立ち上がり側板部
16,16と、前記底板部14の短辺側の対向側辺に連
設された他の組の立ち上がり側板部17,17と、前記
1組の立ち上がり側板部16,16の内、一方の立ち上
がり側板部16の上端に連設された上板部18とを備え
ている。さらに詳しくは、前記他の組の立ち上がり側板
部17,17はそれぞれ前記底板部14の短辺側の対向
側辺に直接連設された外側側板部19と、この外側側板
部19の上端に細幅状の板部20を介して外側側板部1
9の内側に位置するように連設された内側側板部21と
を備え、内側側板部21の幅方向における両端近傍部に
は前記1組の立ち上がり側板部16,16の両端近傍部
に上端より下向きに適当長さ形成されたスリット22,
22に係合するスリット23,23が下端より上向きに
適当長さ形成されており、前記1組の立ち上がり側板部
16,16の両端近傍部においてスリット22,22に
対し各内側側板部21のスリット23,23を係合させ
ることにより1組の立ち上がり側板部16,16と他の
組の立ち上がり側板部17,17が組み合わさり、且つ
他の組の立ち上がり側板部17の外側側板部19と内側
側板部21との間に緩衝用空間部24が形成される。つ
まり、前記1組の立ち上がり側板部16,16のスリッ
ト22,22の位置は1組の立ち上がり側板部16,1
6の両端より前記板部20の幅と同幅分おかれて設定さ
れ、前記スリット22,22に対しスリット23,23
を係合させることにより前記外側側板部19と内側側板
部21とが互いに平行な状態を保ち、外側側板部19と
内側側板部21との間に緩衝用空間部24が形成される
ことになる。また、前記底板部14の長辺側の対向側辺
に連設された1組の板部15,15の下端には長さ方向
中央部に切り抜き孔25,25が形成され、また前記底
板部14の長さ方向両端部で前記外側側板部19との連
設部の位置で底板部14に角型の切り込みを入れて外側
側板部19を立てたときに角型の切り込みで囲まれる板
部26が外側側板部19と一体に下向きとなり、前記板
部15,15および1組の立ち上がり側板部16,16
の下端とともに板部26の下端が前記包装箱本体1の底
板形成用フラップ4,4、5,5で形成される底板上に
載ることになる。また、前記1組の立ち上がり側板部1
6,16の内、一方の立ち上がり側板部16の上端に連
設された上板部18は一方の立ち上がり側板部16の上
端より少し下側の位置で一方の立ち上がり側板部16に
対し連設され、この上板部18の先端部には他方の立ち
上がり側板部16の上端に形成された差し込み片27に
係合する差し込み孔部28が形成されている。そして、
上板部18が一方の立ち上がり側板部16の上端より少
し下側の位置で連設されていることから、上板部18の
先端の差し込み孔部28を他方の立ち上がり側板部16
の上端の差し込み片27に係合させて閉じた状態におい
て、上板部18の連設部における一方の立ち上がり側板
部16の上端は切り欠き状態となり、また他方の立ち上
がり側板部16の差し込み片27の形成部両側は切り欠
き状態となり、さらに前記外側側板部19を立てて底板
部14の長さ方向両端部の角型の切り込みで囲まれる板
部26が下向きとなった状態において、底板部14の長
さ方向両端部の角型の切り込みで囲まれる部分は開口状
態となる。18aは前記差し込み孔部28の両側位置で
上板部18の先端に連設された折り曲げ片で、この折り
曲げ片18aは上板部18を閉じた状態において前記他
方の立ち上がり側板部16の上端内面に重なるようにな
っている。さらに、前記内側側板部21のスリット2
3,23間で挟まれる部分は前記底板部14上に載り、
スリット23の外側部分は前記包装箱本体1の底板上に
載ることになる。
【0008】29は前記包装箱本体1の内部で緩衝体1
2の上に載せられコード、リモコン、アダプターなどの
付属品30を受けるための段ボール板からなる付属品ト
レーで、この付属品トレー29は付属品30を受ける平
面形状が矩形、詳しくは長方形の底板部31と、この底
板部31の長辺側の対向側辺に連設された1組の側板部
32,32と、この側板部32,32の上端に連設され
た上板部33,33と、前記底板部31に切り込みで囲
まれる部分を立て起こすことにより形成され上端より下
向きに適当長さ形成されたスリット34を備えた仕切り
板部35と、前記底板部31の短辺側の対向側辺に連設
され先端近傍に前記スリット34に係合するスリット3
6,36を備えた仕切り板部37,37とからなり、前
記仕切り板部35のスリット34と仕切り板部37,3
7のスリット36,36を係合させることにより底板部
31上に形成された3つの収納部に付属品30を収納し
た状態において前記上板部33,33を閉じるようにな
っている。なお、前記各上板部33には前記側板部32
との連設部近傍に切り抜き孔33aが形成されている。
【0009】上記構成において、前記包装箱本体1の内
部に例えばビデオカメラなどの被包装物13を保護した
状態で収納するとき、先ず袋に入れられた被包装物13
を前記緩衝体12の底板部14上に載せて緩衝体12で
包み、これを包装箱本体1の内部に収納する。次に、緩
衝体12の上から前記付属品30を包む付属品トレー2
9を載せ、その上から前記包装箱本体1のフラップ7,
7の板部7b,7bで覆い、この板部7b,7bの上か
ら前記包装箱本体1の一方のフラップ6の板部6bが重
なり、この板部6b上に取り扱い説明書38が載せられ
た後、前記他方のフラップ6を閉じて前記差し込み孔部
8に対する差し込み片9の差し込み、および前記差し込
み孔部10に対する差し込み片11の差し込みにより他
方のフラップ6の閉塞状態を保持するようになってい
る。
【0010】なお、被包装物13を包んだ緩衝体12は
前記板部15,15および1組の立ち上がり側板部1
6,16の下端とともに板部26の下端が包装箱本体1
の底板形成用フラップ4,4、5,5で形成される底板
上に載り、前記立ち上がり側板部17の外側側板部19
の外面が包装箱本体1の短辺側の対向側板3,3の内面
に当接し、立ち上がり側板部17の外側側板部19、板
部20および内側側板部21の幅方向における両端が包
装箱本体1の長辺側の対向側板2,2の内面に当接し、
包装箱本体1の底板上面と底板部14の下面との間に空
間部が形成され、包装箱本体1の長辺側の対向側板2,
2の内面と立ち上がり側板部16,16の外面との間に
空間部が形成され、さらに前記緩衝体12の上に載る付
属品トレー29は前記底板部31の短辺側の対向側辺と
の連設部における仕切り板部37,37の外面が包装箱
本体1の短辺側の対向側板3,3の内面に当接し、前記
側板部32,32の外面が包装箱本体1の長辺側の対向
側板2,2の内面に当接し、この付属品トレー29の底
板部31の下面と前記緩衝体12の上板部18の上面と
の間に空間部が形成され、被包装物13の包装状態にお
いて誤って落下が生じても緩衝体12周りでの空間部の
存在により緩衝作用を発揮し、被包装物13を安全に保
護することができる。さらに詳しくは、前記緩衝体12
において、上板部18の連設部における一方の立ち上が
り側板部16の上端は切り欠き状態となり、また他方の
立ち上がり側板部16の差し込み片27の形成部両側は
切り欠き状態となり、さらに前記外側側板部19を立て
て底板部14の長さ方向両端部の角型の切り込みで囲ま
れる板部26が下向きとなった状態において、底板部1
4の長さ方向両端部の角型の切り込みで囲まれる部分は
開口状態となることから、これらの箇所において被包装
物13の落下時における衝撃緩和効果が得られる。ま
た、前記付属品トレー29においても前記各上板部33
に形成されている切り抜き孔33aの存在により被包装
物13の落下時における衝撃緩和効果が得られる。つま
り、被包装物13を取り巻く材料(段ボール板)に適所
において逃げ孔を作っておくことにより、衝撃緩和効果
が向上するものである。
【0011】次に、第2の実施の形態について説明する
と、この第2の実施の形態において使用される包装箱本
体1、付属品トレー29は前記第1の実施の形態と同様
であるのでその詳細説明を省略するが、前記緩衝体12
に代えて図14および図15に示すような緩衝体39を
用いた。この第2の実施の形態の緩衝体39の構成は基
本的には前記第1の実施の形態の緩衝体12とほぼ同様
であるが、第1の実施の形態の緩衝体12と異なる点
は、底板部14の長さ方向両端部に切り込みがなく、ま
た外側側板部19と、この外側側板部19の上端に細幅
状の板部20を介して外側側板部19の内側に位置する
ように連設された内側側板部21とからなる他の組の立
ち上がり側板部17,17の内、一方の立ち上がり側板
部17の上端が他方の立ち上がり側板部17の上端なら
びに1組の立ち上がり側板部16,16の上端よりも低
く構成され、この緩衝体39の中に収納された被包装物
13の先端部(例えばレンズ部)13aを一方の立ち上
がり側板部17の上端で受けるようにしてあり、また前
記底板部14と1組の立ち上がり側板部16,16を繋
ぐ1組の板部15,15の下端には長さ方向中央部に切
り抜き孔40,40が形成され、この切り抜き孔40,
40の形成により捨てられる材料を利用して底板部14
から下向きに折れ曲がる板部41a,41bを連設し、
一方の板部41aと他方の板部41bの上下方向の長さ
を異ならし、また緩衝体39の上端を覆う上板部がな
く、1組の立ち上がり側板部16,16の上端には先端
が包装箱本体1の長辺側の対向側板2,2の内面に当接
する板部42,42を連設し、さらに1組の立ち上がり
側板部16,16と板部42,42との連設部に切り抜
き部43,43を形成するとともに板部42,42の先
端にも切り欠き部44,44を形成して、この緩衝体3
9を包装箱本体1の中に収めたとき、板部42,42の
先端が部分的に長辺側の対向側板2,2の内面に当接す
るようになっている。他の構成は前記第1の実施の形態
と同様である。
【0012】従って、この第2の実施の形態の緩衝体3
9を用いて包装箱本体1の内部に例えばビデオカメラな
どの被包装物13を保護した状態で収納するとき、先ず
被包装物13を前記緩衝体39の底板部14上に載せて
緩衝体39で包み、これを包装箱本体1の内部に収納す
る。次に、上端が開口する緩衝体39の上から付属品3
0を包む付属品トレー29を載せ、その上から前記包装
箱本体1のフラップ7,7の板部7b,7bで覆い、こ
の板部7b,7bの上から前記包装箱本体1の一方のフ
ラップ6の板部6bが重なり、この板部6b上に取り扱
い説明書38が載せられた後、前記他方のフラップ6を
閉じて前記差し込み孔部8に対する差し込み片9の差し
込み、および前記差し込み孔部10に対する差し込み片
11の差し込みにより他方のフラップ6の閉塞状態を保
持する。
【0013】このような包装状態において、誤って落下
が生じても緩衝体39周りでの空間部の存在により緩衝
作用を発揮し、被包装物13を安全に保護することがで
きる。特に、1組の立ち上がり側板部16,16と板部
42,42との連設部に切り抜き部43,43が形成さ
れ、板部42,42の先端にも切り欠き部44,44が
形成されて、板部42,42の先端が部分的に長辺側の
対向側板2,2の内面に当接するようになっていること
から、上下方向ならびに側方向から受ける衝撃緩和効果
が向上する。さらに、被包装物13が携帯式のビデオカ
メラである場合、ビデオカメラ本体に設けられる取っ手
用ベルトが存在することにより、ビデオカメラを緩衝体
39の底板部14上に載せたとき底板部14の中心では
なく左右何れかに偏った状態で載せられ、重量バランス
が取れていないことが多いが、そのような場合でも前述
のように前記一方の板部41aと他方の板部41bの上
下方向の長さを異ならしてあることにより、長さの長い
一方の板部41a側にビデオカメラ本体を位置させるこ
とにより、落下時における緩衝作用を発揮する。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、段ボール
板で作られた緩衝体を用い、ビデオカメラなどの被包装
物を効率良く包装することのできる包装構造を提供する
ことができる。特に、本発明は包装箱本体の内部におい
てビデオカメラなどの被包装物を保護する段ボール板か
らなる緩衝体と、この緩衝体の上に載せられる段ボール
板からなる付属品トレーとを用い、付属品を受ける付属
品トレーの上から包装箱本体側のフラップの板部で覆
い、この上から取り扱い説明書が載せられた状態で上蓋
となる包装箱本体側のフラップを閉じて被包装物の包装
を完了するものであり、さらに詳しくは前記緩衝体周り
で緩衝作用を発揮するような空間部が存在することによ
り、被包装物の包装状態において誤って落下が生じても
緩衝作用を発揮し、被包装物を安全に保護することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における包装箱本体
の展開図である。
【図2】同包装箱本体の組み立て状態を示す斜視図であ
る。
【図3】同緩衝体の展開図である。
【図4】同緩衝体を組み立てて上板部を開き被包装物を
収納する状態を示す斜視図である。
【図5】同緩衝体の上板部を閉じた状態を示す斜視図で
ある。
【図6】同付属品トレーの展開図である。
【図7】同付属品トレーの組み立て途中の状態を示す斜
視図である。
【図8】同付属品トレーに付属品を載せた状態を示す斜
視図である。
【図9】同包装箱本体内に被包装物を収納した緩衝体と
付属品を載せた付属品トレーを入れた状態を示す斜視図
である。
【図10】同包装箱本体内の付属品トレーの上から包装箱
本体側のフラップの板部で覆いこの上から取り扱い説明
書を載せた状態を示す斜視図である。
【図11】同包装箱本体の上蓋となるフラップを閉じた状
態を示す斜視図である。
【図12】図11のX−X断面図である。
【図13】図11のY−Y断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態における緩衝体の展
開図である。
【図15】同緩衝体に被包装物を収納した状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】 1 包装箱本体 2,3 対向側板 4,5 底板形成用フラップ 6,7 フラップ 6a,6b 板部 7a,7b 板部 8 差し込み孔部 9 差し込み片 10 差し込み孔部 11 差し込み片 12 緩衝体 13 被包装物 13a 先端部 14 底板部 15 板部 16 1組の立ち上がり側板部 17 他の組の立ち上がり側板部 18 上板部 19 外側側板部 20 板部 21 内側側板部 22,23 スリット 24 緩衝用空間部 25 切り抜き孔 26 板部 27 差し込み片 28 差し込み孔部 29 付属品トレー 30 付属品 31 底板部 32 側板部 33 上板部 33a 切り抜き孔 34 スリット 35 仕切り板部 36 スリット 37 仕切り板部 39 緩衝体 40 切り抜き孔 41a,41b 板部 42 板部 43 切り抜き部 44 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 BA08 BC02 CC12 CC19 CC70 DA03 DA30 EA06 EA17 3E066 AA03 BA02 BA05 CA04 GA01 JA03 KA08 MA01 MA09 NA42 3E067 AA11 AB91 AC01 BA06A BB02A EC32 FA02 GD03 3E096 AA11 BA21 CA03 CB03 CC01 DA03 DC03 EA01X EA01Y FA26 GA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール板からなる包装箱本体と、この包
    装箱本体の内部において被包装物を保護する段ボール板
    からなる緩衝体およびこの緩衝体の上に載せられる段ボ
    ール板からなる付属品トレーとを用い、付属品を受ける
    付属品トレーの上から包装箱本体側のフラップの板部で
    覆い、この上から取り扱い説明書が載せられた状態で上
    蓋となる包装箱本体側のフラップを閉じて被包装物を包
    装するように構成したことを特徴とする包装構造。
  2. 【請求項2】 緩衝体は、緩衝体は被包装物を載せて受け
    るための平面形状が矩形の底板部と、この底板部の下側
    に空間部を作るへく底板部の1組の対向側辺に連設され
    た1組の板部と、この板部の下端に板部の外面に下端部
    内面が重なるように連設された1組の立ち上がり側板部
    と、前記底板部の他の組の対向側辺に連設された他の組
    の立ち上がり側板部と、前記1組の立ち上がり側板部の
    内、一方の立ち上がり側板部の上端に連設された上板部
    とを備えており、前記他の組の立ち上がり側板部はそれ
    ぞれ前記底板部の他の組の対向側辺に連設された外側側
    板部と、この外側側板部の上端に細幅状の板部を介して
    外側側板部の内側に位置するように連設された内側側板
    部とを備え、内側側板部の幅方向における両端近傍部に
    は前記1組の立ち上がり側板部の両端近傍部に上端より
    下向きに適当長さ形成されたスリットに係合するスリッ
    トが下端より上向きに適当長さ形成されており、前記1
    組の立ち上がり側板部の両端近傍部においてスリットに
    対し各内側側板部のスリットを係合させることにより1
    組の立ち上がり側板部と他の組の立ち上がり側板部が組
    み合わさり、且つ他の組の立ち上がり側板部の外側側板
    部と内側側板部との間に緩衝用空間部が形成されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の包装構造。
  3. 【請求項3】 1組の立ち上がり側板部の内、一方の立ち
    上がり側板部の上端に上板部が連設され、この上板部は
    一方の立ち上がり側板部の上端より少し下側の位置で一
    方の立ち上がり側板部に対し連設され、この上板部の先
    端部には他方の立ち上がり側板部の上端に形成された差
    し込み片に係合する差し込み孔部が形成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の包装構造。
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