JP2002019801A - 自立性袋 - Google Patents

自立性袋

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JP2002019801A JP2000205808A JP2000205808A JP2002019801A JP 2002019801 A JP2002019801 A JP 2002019801A JP 2000205808 A JP2000205808 A JP 2000205808A JP 2000205808 A JP2000205808 A JP 2000205808A JP 2002019801 A JP2002019801 A JP 2002019801A
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康司 大塚
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奈々 杉本
Kenichi Masuda
謙一 増田
Takao Okada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋がボトルに似た立体形状と自立性を備え、
内容物の保存性、注出口の保形性がよく、容量が大きい
場合でも持ち運びや内容物の移し替え等の使用適性に優
れ、胴部に折れシワなどもなく外観にも優れた自立性袋
を提供する。 【解決手段】 自立性袋100 を、積層フィルムを用い
て、上下にガセット部6,7を有し、両側部が側部シール
部9,9 で封止される形態で形成し、上部のガセット部6
の一方(前側)のひだ状部の上辺に、両側のフィルムを
延長して外周がヒートシールされてなる突出部14を設
け、その上部にプラスチック製の注出口20を接合し、も
う一方のひだ状部は、内側が両側から中央部に向けて窪
んだ形状の上部ガセット部背面側シール部13でヒートシ
ールし、その上辺に、いずれか一方のフィルムを延長し
て取手用の穴16が設けられた延長部15を設け、下部のガ
セット部7 は船底形の底部シール部8 でヒートシールし
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状物のほか、粉
状、粒状などの流動性を有する内容物を密封包装するた
めに用いられる自立性袋に関し、更に詳しくは、袋が、
縦長の立体容器に似た筒状であると同時に自立性を有
し、上部にはプラスチックの成形体よりなる注出口と、
袋の取手用または吊り下げ用の穴を備え、内容物充填後
の形態安定性にも優れ、通常の用途の袋としてはもとよ
り、詰め替え用の袋としても好適に使用することのでき
る自立性袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種液体洗剤、クレンザー、柔軟
剤、エマルジョン糊などのほか、各種飲料や、醤油、ソ
ース、めんつゆなどの液体調味料など、液状物や、粉
乳、ココアなどの粉体などは、主に、プラスチックボト
ル、ガラス瓶、金属缶などの保形性のある容器に充填さ
れ、流通、使用に供され、使用後の容器は廃棄処分され
ていた。また、一方、廃棄物処理の問題もあり、これら
の容器は、使用後分別処理し、回収、リサイクルするこ
とが進められている。しかし、このような保形性容器
は、資源の消費傾向が強く、商品に占める容器コストの
割合も無視できないものがあった。
【0003】このような見地から、ラミネートフィルム
など軟包装材料による袋など、より低価格の簡易型の容
器が求められるようになっている。このような簡易型容
器は、前記プラスチックボトル、ガラス瓶、金属缶など
の保形性容器の代替として使用できるほか、使用後のボ
トルなどの容器に同一内容物を補充するために用いる詰
め替え用容器としても使用することができる。このよう
な簡易型容器としては、例えば、自立性を有するスタン
ディングパウチをそのまま使用したもの、或いは、スタ
ンディングパウチの上部に幅を狭くした注出口部を設け
たもの、更には、その注出口部の開口性と保形性を一層
安定なものにするため、スタンディングパウチの上部に
プラスチックの成形体による注出口を取り付けたものな
どがある。
【0004】このような袋は、材料の消費量が少なく、
軽量で嵩張らず、コンパクトに内容物を包装できるの
で、省資源、物流費の削減が可能であり、更に、使用後
の廃棄処理も容易であるなどの長所を有しており、中で
もスタンディングパウチの上部にプラスチックの成形体
による注出口を取り付けたものは、取扱いが容易で、性
能と共に使用適性においても優れている。
【0005】しかしながら、上記スタンディングパウチ
の上部にプラスチックの成形体による注出口を取り付け
たものでも、袋自体を形成する積層フィルムは、薄く、
剛性が低いため本体部が保形性に劣り、特に、袋の形状
をボトルなどに似た縦長の形状とした場合、袋に内容物
を充填すると、袋の胴部の中間部から上部寄りの位置
に、両側の側部シール部から内側に向けて折れシワが発
生し、外観に劣る問題があった。また、袋の容量につい
ても、比較的小容量の場合はよいが、1Lを超えるよう
な容量になると、袋サイズが大きくなると同時に重量も
重くなり、持ち運びや、内容物を他の容器に移し替える
際などの取扱いが厄介になる問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解消するためになされたものであり、その目
的とするところは、液状物など流動性を有する内容物が
密封包装される積層フィルム製の袋であって、内容物の
保存性に優れ、軽量で嵩張らず、使用後の廃棄処理も容
易で、袋が自立性を有すると共に、保形性に優れた注出
口と、袋の取手用または吊り下げ用の穴を備え、容量が
大きい場合でも、持ち運びや、内容物を他の容器に移し
替える際などの取扱いが容易であると同時に、外観面で
もボトルなどの保形性容器に似てスマートで、内容物充
填後の袋に折れシワなども発生せず、形態安定性に優
れ、店頭での陳列効果にも優れた自立性袋を生産性よく
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、袋の上部と下部が、前後2面の壁面フィ
ルムの上部と下部の間に、それぞれ上面フィルムまたは
底面フィルムを内側に折り返して挿入し、ヒートシール
により接合してなるガセット部を有する形式で形成さ
れ、胴部が、前後2面の壁面フィルムの両側の端縁部を
側部シール部でヒートシールして形成される袋におい
て、下部のガセット部が、自立性を付与する形状のシー
ルパターンでヒートシールされ、上部のガセット部の前
後両側のひだ状部のうち、一方のひだ状部の上辺に、そ
の両側のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれに対向す
る上面フィルムとを延長して突出部が設けられ、該突出
部にプラスチックの成形体よりなる注出口が接合され、
また、もう一方のひだ状部の上辺には、その両側のフィ
ルム、即ち、壁面フィルムとそれに対向する上面フィル
ムのうち、いずれか一方のフィルムのみを延長して延長
部が設けられ、該延長部に取手用または吊り下げ用の穴
が設けられていることを特徴とする自立性袋からなる。
【0008】前記下部のガセット部をヒートシールする
自立性を付与する形状のシールパターンは、内側が両側
から中央部に向けて凹状に窪んだ形状となるシールパタ
ーンであれば何でもよい。また、前記上部のガセット部
の突出部が延設された側のひだ状部と異なる側のひだ状
部に延設される延長部は、両側のフィルムを延長し、例
えば、両者をヒートシールして設けることもできるが、
その場合、袋の容量が比較的大きい場合は、必然的に両
側のフィルムの厚さも厚くなるため、その延長部に穴を
設けて袋の取手または吊り下げ用に使用するには、強度
的にも必要以上の厚さとなり、余分なフィルムを使用す
ることになる。また、その延長部に取手用または吊り下
げ用の穴を設ける際にも、打ち抜き装置の刃の耐久性を
低下させるなど、生産性の低下や製造コストの上昇も引
き起こすため、延長部は、両側のフィルムのうち、一方
のフィルムのみを延長して設けることが好ましい。そし
て、前記取手用または吊り下げ用の穴は、袋を持ち運ぶ
際、或いは、内容物を他の容器に移し替える際などに、
手指を差し込んで袋を持ち易くするための穴、または吊
り下げ紐などを通して袋を手で下げ易くするための穴で
あり、その形状や数は、任意に設けることができる。こ
のような穴は、完全に切り欠かれた穴でもよく、一部に
つなぎ部が設けられた穴でもよく、また、ミシン目状な
どの断続的な切目線で形成され、容易に突き破って手指
などを差し込めるようにした穴であってもよい。
【0009】このような構成を採ることにより、本発明
の自立性袋は、プラスチックボトルなどの保形性容器と
比較して、材料の消費量を少なくでき、軽量で嵩張ら
ず、使用後の廃棄処理も容易になる。そして、内容物が
充填された袋は、下部のガセット部とそのシールパター
ンにより自立性が付与されるので取り扱いやすく、且
つ、袋の上部と下部の両方が、ガセット部を有する形式
で形成されているので、袋の本体部が筒状に広がり、容
量の割にコンパクトに包装することができ、物流費の削
減および店頭での陳列スペースの削減が可能となる。
【0010】また、袋の上部のガセット部の前後両側の
ひだ状部のうち、一方のひだ状部の上辺には、両側のフ
ィルムを延長して突出部を設け、その突出部にプラスチ
ックの成形体よりなる注出口が接合され、また、もう一
方のひだ状部の上辺には、その両側のフィルム、即ち、
壁面フィルムとそれに対向する上面フィルムのうち、い
ずれか一方のフィルムのみを延長して延長部を設け、そ
の延長部に取手用または吊り下げ用の穴が設けられてい
る。
【0011】従って、注出口は開口性、保形性がよく、
安全且つ容易に内容物を注出することができ、また、袋
の上部にもガセット部があり、その前後両側のひだ状部
のうち、延長部が設けられている側のひだ状部は、延長
部の下で該ひだ状部の上部がヒートシールにより封止さ
れるので、この部分の剛性が高められ、通常のスタンデ
ィングパウチ形式の袋の場合に、胴部の中間部から上部
寄りの位置に、両側の側部シール部から内側に向けて発
生していた折れシワがなくなり、袋の外観、形態安定性
が向上する。また、袋は、本体部が筒状で、外形もボト
ルなどの保形性容器に似てスマートであり、店頭での陳
列効果にも優れたものとなる。
【0012】そして、内容物を他の容器に移し替える際
には、注出口をキャップを外して開封し、開口部を容器
の口部に向けて傾けることにより、内容物が開口部に向
かって流動し、その内圧により、突出部を含む上部ガセ
ット部の両側のフィルムが外側に広がり、この部分に壁
面フィルムと上面フィルムとによる漏斗形状が形成され
るので、内容物の注出口への流動がスムーズに行われ、
内容物を最後まで安全且つ容易に移し替えることができ
る。この時、袋の上部のガセット部の注出口が設けられ
ていない側のひだ状部の上辺には、両側のフィルムのう
ち、いずれか一方のフィルム、例えば、壁面フィルムの
みを延長して延長部が設けられ、その延長部に取手用ま
たは吊り下げ用の穴が設けられているので、例えば、取
手用の穴に手指を差し込んで袋の上部を保持し、下部を
下側から支えることができる。従って、袋の上部と下部
の両方を楽に保持することができ、袋の容量が大きい場
合でも持ち易く、安全且つ容易に内容物を移し替えるこ
とができる。また、上記袋の取手用または吊り下げ用の
穴は、袋の持ち運びの際にも利用できるので、袋の取扱
いが容易になる。
【0013】請求項2に記載した発明は、前記下部のガ
セット部の自立性を付与する形状のシールパターンが、
内側が、中央部が低く両側端部に向かって高くなる船底
形のシールパターンであることを特徴とする請求項1記
載の自立性袋からなる。
【0014】このような構成を採ることにより、前記請
求項1に記載した発明の作用効果に加えて、内容物を充
填した袋は、その底部が、前記船底形のシールパターン
に応じて、例えば、内側が湾曲線で形成される船底形の
シールパターンの場合は楕円形状に、内側が所定幅の底
部から両側が外側に傾斜を持って直線状に立ち上がる形
状の船底形のシールパターンの場合は六角形状に広が
り、いずれも中央部が前後に大きく広げられ、また、底
面の外周にはヒートシール部による脚部が形成されるた
め、袋の自立性を一層向上させることができる。
【0015】請求項3に記載した発明は、前記突出部
が、上部のガセット部の一方のひだ状部の上辺に、両側
のフィルムを延長して上部方向に向かって幅が狭くなる
形状に設けられ、該突出部の両側の端縁部が、該ひだ状
部の基部から突出部の上部まで、内側ラインが傾斜直線
でつながる形状にヒートシールされると共に、該突出部
の上部の端縁部にプラスチックの成形体よりなる注出口
が接合されていることを特徴とする請求項1または2に
記載の自立性袋である。
【0016】このような構成を採ることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、袋
に充填された内容物を他の容器に移し替える際、注出口
を下に向けて袋を傾けることにより、注出口側に流動し
た内容物の内圧で突出部を含む上部ガセット部の両側の
フィルムが外側に広げられ、この部分に壁面フィルムと
上面フィルムとによる漏斗形状が形成されるが、その漏
斗形状が、一層整った円錐状乃至角錐状の形状になるの
で、その保形性が向上し、内容物の注出口への流動が一
層スムーズになり、内容物を最後まで安全且つ容易に移
し替えることができる。また、袋の外観面においても、
突出部が先細りの形状となるので、一層ボトルなどの保
形性容器に似たスマートな外観となる。
【0017】請求項4に記載した発明は、前記袋の上部
と下部のガセット部において、上部のガセット部に挿入
される上面フィルムの折り返し長さが、下部のガセット
部に挿入される底面フィルムの折り返し長さと同一、ま
たは、底面フィルムの折り返し長さよりも小さく形成さ
れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載の自立性袋である。
【0018】元来、袋の下部のガセット部は、袋にフラ
ットな底面を形成させて自立性を付与するために設ける
ものであり、下部のガセット部に挿入される底面フィル
ムの折り返し長さは、前後2面の壁面フィルムの幅方向
の長さに対して、底部が前後に適度に広がるように設定
される。これに対して、袋の上部にも上面フィルムを挿
入してガセット部を設けることにより、袋の上部も下部
と同様、前後にフラットに広げることができる。この場
合、袋の上部のガセット部に挿入する上面フィルムの折
り返し長さは、前記下部のガセット部に挿入される底面
フィルムの折り返し長さを基準として、同一長さに設定
してもよく、また、底面フィルムの折り返し長さよりも
小さく、或いは、大きく設定することもできる。
【0019】そして、基本的には、上面フィルムの折り
返し長さを、底面フィルムの折り返し長さと同一に設定
した場合は、袋の本体部が平行な筒状となり、上面フィ
ルムの折り返し長さを底面フィルムの折り返し長さより
も小さくした場合は、袋の上部の前後方向への広がりが
小さくなるテーパー付きの筒状となり、逆に、上面フィ
ルムの折り返し長さを底面フィルムの折り返し長さより
も大きくした場合は、袋の上部の前後方向への広がりが
大きくなる逆テーパー付きの筒状となる。
【0020】只、本発明の自立性袋では、上部のガセッ
ト部の前後両側のひだ状部のうち、一方のひだ状部の上
辺に、その両側のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれ
に対向する上面フィルムとを延長して突出部を設け、そ
の突出部にプラスチックの成形体よりなる注出口を接合
している。このような突出部は、袋の外周自体を大きく
する訳ではないが、ガセット部の一方のひだ状部を長く
形成したことになり、袋の上部の前後方向への広がりを
大きくする作用も有している。
【0021】また、袋に充填された内容物を、例えば、
他の容器に移し替える際には、突出部を含む上部のガセ
ット部に形成される前記漏斗形状の部分では、壁面フィ
ルムよりも上面フィルムの方が、その折り返し長さ(正
確にはシール部の長さを除いた長さ)だけ長いため、突
出部の漏斗形状が外側に折れ曲がりやすくなり、移し替
えの操作が不安定になる。この問題は、上部のガセット
部の上面フィルムの折り返し長さが長いほど顕著にな
る。従って、本発明の自立性袋では、袋の上部のガセッ
ト部に挿入される上面フィルムの折り返し長さは、下部
のガセット部に挿入される底面フィルムの折り返し長さ
と同一、または、底面フィルムの折り返し長さよりも小
さく形成し、前記漏斗形状の部分の外側への折れ曲がり
を抑制することが好ましい。
【0022】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、例えば、上部のガセット部の上面フィルムの折り
返し長さを、下部のガセット部の底面フィルムの折り返
し長さと同一に形成した場合は、内容物を充填した自立
性袋は、その本体部が、略均等な筒状体となるので、一
層ボトルなどの保形性容器に似たスマートな形状にでき
る。そして、上部のガセット部の上面フィルムの折り返
し長さを、下部のガセット部の底面フィルムの折り返し
長さよりも小さく形成した場合は、内容物を充填した自
立性袋は、袋の上部のガセット部の前後方向への広がり
が全体として下部よりも小さくなり、袋の自立性、安定
感が増すと共に、突出部の漏斗形状の外側への折れ曲が
りが防止され、漏斗形状の効果を一層確実に得られるよ
うになる。
【0023】尚、前記上部のガセット部の上面フィルム
の折り返し長さを、下部のガセット部の底面フィルムの
折り返し長さよりも小さくする場合、その小さくする長
さは、特に限定するものではなく、例えば、数mmでも
小さければ、それなりの効果が得られる。従って、前記
袋の上部の広がりの減少と、漏斗形状の外側への折れ曲
がり防止効果とを勘案して任意に設定することができ
る。例えば、最大限まで上面フィルムの折り返し長さを
小さくした場合、上部のガセット部の突出部を設けてい
ない側のひだ状部の上部端縁部のヒートシール部を残し
て折り返すことになるが、その場合でも、袋の上部の前
後方向への広がりは、漏斗形状部の両側のフィルムに依
存する広がりのみとなるが、漏斗形状部の壁面フィルム
と上面フィルムの長さは同一となるので、漏斗形状の外
側への折れ曲がり傾向は全くなくなり、内容物を注出す
る際の漏斗形状の安定性が向上されると同時に、上部の
ガセット部のフィルムの重なりと、そのヒートシール部
による剛性の向上効果は得られるので、前記袋の胴部の
側部から内側に向けて発生していた折れシワも防止で
き、袋の形態安定性が向上される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の自立性袋に用い
るフィルムおよび注出口、そして、自立性袋の製造方法
など発明の実施の形態について説明する。先ず、本発明
の自立性袋に用いるフィルムは、主にプラスチックを主
体とする積層フィルムを用いるが、特に限定はされず、
液状などの内容物の包装用袋に用いられている公知の積
層フィルムは、いずれも使用することができ、充填する
内容物の種類や充填後の加熱処理の有無など、使用条件
に応じて適する材料を自由に選択して使用することがで
きる。本発明の自立性袋に用いる積層フィルムの構成の
代表的な例として、以下のような構成が挙げられる。
【0025】(1) ONフィルム/接着剤/L・LDPE
フィルム(シーラント層) (2) ONフィルム/接着剤/二軸延伸HDPEフィルム
/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層) (3) ONフィルム/接着剤/二軸延伸PPフィルム/接
着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層) (4) ONフィルム/接着剤/二軸延伸PPフィルム/接
着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム
(シーラント層) (5) ONフィルム(シリカ又はアルミナ蒸着層)/接着
剤/二軸延伸HDPEフィルム/接着剤/L・LDPE
フィルム(シーラント層) (6) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層
は、L・LDPE層) (7) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/LDPE層)/接着剤/L・LDP
Eフィルム(シーラント層) (8) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (9) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (10)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (12)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着
剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラン
ト層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができ
る。
【0026】上記の構成において、ONフィルムは二軸
延伸ナイロンフィルム、PETフィルムは二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、PPはポリプロピレ
ン、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、HDP
Eは高密度ポリエチレン、LDPEは低密度ポリエチレ
ン、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルム、
また、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物フィルムを指すものである。
【0027】そして、各フィルム層の間の接着剤は、通
常、その積層をドライラミネーション法で行うため、2
液硬化型ポリウレタン系接着剤などのドライラミネーシ
ョン用接着剤を用いることができる。また、アンカーコ
ートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する際、接
着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティ
ングするものでプライマーコートの一種である。
【0028】前記積層フィルムの構成において、ONフ
ィルム、PETフィルムは、最外層に用いる場合は、基
材フィルムとして袋に機械的強度や耐熱性、印刷適性な
どを付与するために用いられ、中間層に用いる場合は、
主に機械的強度を補強するために用いられる。中間層に
二軸延伸HDPEフィルム、または二軸延伸PPフィル
ムを用いた場合は、積層フィルムの厚さを増し、その剛
性や機械的強度を高めると同時に、水蒸気透過度を小さ
くすることができる。
【0029】そして、アルミニウム箔、シリカ又はアル
ミナ蒸着層、EVOHフィルムなどは、主にガスバリヤ
ー性を付与するために積層するものであり、これらのほ
か、アルミニウムなどの金属蒸着層、ポリ塩化ビニリデ
ンの塗膜層、或いは、ポリアクリロニトリルフィルムな
どのガスバリヤー性材料を積層することもできる。
【0030】最内層のシーラント層としては、L・LD
PEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げた
が、L・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定性や
耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラ
ッキング性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低
臭性に優れており、これらの性能を必要とする内容物の
包装用に適している。
【0031】シーラント層には上記のほか、充填される
内容物や注出口の材質に応じて、エチレン・αオレフィ
ン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル
共重合体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂なども適
宜選択して使用することができる。
【0032】特に、エチレン・αオレフィン共重合体で
メタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合
したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定し
ているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優
れており、本発明の自立性袋のように、上下のガセット
部と胴部シール部との間など、ヒートシール部にフィル
ムの重なりの差による段差のある袋のシーラント層に
は、シール抜けによるピンホールの発生を防止できる点
で適している。更に、前記共重合体にオレフィン系エラ
ストマーをブレンドしたものを用いることにより、シー
ラント層の熱流動性が改善され、前記段差などによるピ
ンホールの発生も一層効果的に防止することができる。
【0033】尚、本発明の自立性袋に充填される内容物
は、液状物のほか、粉状、粒状など流動性を有するもの
であれば、食品、非食品など何でもよいが、例えば、食
用油など酸化され易い内容物が充填される場合は、前記
積層フィルムのいずれかの一層、または複数の層に紫外
線吸収剤を練り込むことができる。また、紫外線吸収剤
を樹脂と混合し、コーティング方式で紫外線吸収層を設
けてもよい。紫外線吸収剤としては、以下から選択され
る一種または二種以上の化合物を使用することができ
る。有機系では、ベンゾフェノン系、ベンゾアリゾール
系、サリチル酸系、有機ニッケル系、アクリロニトリル
系、モノ安息香酸系、シュウ酸アニリド系、シアノアク
リレート系、トリアゾ系の紫外線吸収剤、また、無機系
では、チタン、亜鉛、セリウムなどの各元素の酸化物を
使用することができる。
【0034】また、本発明の自立性袋に取り付けられる
プラスチックの成形体よりなる注出口は、袋の上部のガ
セット部の一方のひだ状部に延設された突出部の上部の
内面に、その接着基部を挿入し、袋の積層フィルムのシ
ーラント層を利用して熱接着することにより接合するこ
とができる。このような注出口は、例えば、プラスチッ
クの射出成形により容易に製造することができ、その形
状は、注出口部とキャップとが別々に成形された2ピー
スタイプでもよく、注出口部とキャップとが薄肉部を介
して一体的に成形された1ピースタイプであってもよ
い。
【0035】只、本発明の自立性袋では、内容物の充填
口として、袋の上部に延設された前記突出部を利用する
ことが簡便であるため、キャップの開閉が自由な2ピー
スタイプの注出口を用いることが好ましい。2ピースタ
イプの注出口を用いた場合は、内容物の充填前に予め突
出部に注出口を接合し、キャップの取り外された注出口
の開口部から、内容物を充填し、その後キャップを閉め
て密封することができる。この場合、キャップを閉める
前に、開口部に積層フィルム製のシール材を熱接着して
密封性を一層向上させることもできる。注出口の材質
は、袋の積層フィルムのシーラント層で熱接着できるこ
とが必要であり、例えば、ポリプロピレン、中密度また
は高密度などのポリエチレンのほか、ポリエステルなど
を使用することができる。
【0036】次に、以上のような積層フィルムと注出口
を用いて製造する本発明の自立性袋の製造方法について
説明する。本発明の自立性袋は、その製袋自体は、例え
ば従来のスタンディングパウチ用の製袋機(1列製袋用
製袋機でも2列突き合わせ製袋用製袋機でもよい)を利
用して、上面フィルムの供給装置、および上部のガセッ
ト部の前後のひだ状部に延設される突出部、或いは延長
部などのヒートシール装置やトリミング装置、また、延
長部に設ける取手用または吊り下げ用の穴の打ち抜き装
置などを適宜付加することにより、容易に製袋すること
ができる。
【0037】尚、袋の上部のガセット部の両側のひだ状
部には、一方には突出部が延設され、もう一方には延長
部が延設されるので、両側のひだ状部のヒートシールの
際には、異なるシールパターンでヒートシールする必要
がある。このため、前後のひだ状部を別々にヒートシー
ルする必要があるが、複数のセクションに分割してヒー
トシールすることにより、問題なく製袋することができ
る。また、注出口の取り付けは、前記2ピースタイプの
注出口の場合、製袋機に注出口の取り付け装置を組み込
んで、製袋とインラインで行うこともできるが、取り付
け装置を別に用意してオフラインで取り付けることもで
きる。
【0038】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に
説明する。但し、本発明は、その要旨を超えない限り、
以下の図面に限定されるものではない。また、図面に付
した符号は、異なる図面においても、同じ名称の部分に
は同じ符号を用いた。
【0039】図1は、本発明の自立性袋の第1の実施例
の構成を示す正面図であり、図2は、図1に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図1、図2に示した自立性袋100
は、その本体部の上部と下部が、前後2面の壁面フィル
ム1、1′の上部と下部の間に、それぞれ上面フィルム
または底面フィルムを内側に向けて折り返し、上面フィ
ルムの場合は、上面フィルム折り返し部2まで挿入し、
底面フィルムの場合は、底面フィルム折り返し部3まで
挿入し、それぞれ所定のシールパターンでヒートシール
する方法で、ガセット部6、7を有する形状に形成さ
れ、胴部が、壁面フィルム1、1′の両側端縁部を側部
シール部9、9でヒートシールして形成されている。こ
の場合、上部のガセット部6の縦方向の長さ、即ち、上
面フィルムの折り返し長さは、下部のガセット部7の縦
方向の長さ、即ち、底面フィルムの折り返し長さと同じ
長さに形成されている。
【0040】そして、下部のガセット部7は、内側が両
側から中央部に向かって傾斜直線状に窪み、中央部で水
平となる形状の船底形のシールパターン、即ち、底部シ
ール部8でヒートシールされるが、挿入される底面フィ
ルムの両側端縁部の下端近傍には、底面フィルム切り欠
き部5、5が設けられており、この部分で両側の壁面フ
ィルム1、1′の内面同士が熱接着され、袋100の自
立性が向上される。
【0041】また、上部のガセット部6は、その前後両
側のひだ状部のうち、一方(図1において前側)のひだ
状部には、その上辺全体に、両側のフィルム、即ち、壁
面フィルム1とそれに対向する上面フィルムとを同じ幅
で延長して、突出部14が設けられ、この突出部14を
含む前側のひだ状部の両側端縁部が、側部シール部9、
9をそのまま上方に延長した形状のシールパターン、即
ち、上側部シール部11、11でヒートシールされると
共に、突出部14の上部中央の端縁部に、プラスチック
の成形体よりなる注出口20が、突出部上部シール部1
2をヒートシールする際、熱接着により接合されてい
る。また、上部のガセット部6のもう一方(図1におい
て背面側)のひだ状部は、前記下部のガセット部7をヒ
ートシールした船底形のシールパターンの天地を逆にし
た逆船底形のシールパターン、即ち、内側が両側から中
央部に向かって傾斜直線状に窪み、中央部で水平となる
形状の上部ガセット部背面側シール部13でヒートシー
ルされると共に、該ひだ状部の上辺に、両側のフィルム
のうち、いずれか一方のフィルム、例えば壁面フィルム
のみを前側の突出部14と同じ幅で延長して延長部15
を設け、その延長部15に、袋の取手用の穴16が設け
られて構成されている。
【0042】上記延長部15に設けた取手用の穴16
は、吊り下げ用の穴にすることもできる。その場合、例
えば、延長部15の左右両側に円形などの穴を設けて紐
などを通し、手で下げるようにしてもよい。また、上部
のガセット部6に、内側に折り返して挿入される上面フ
ィルムについても、ガセット部6の両側端縁部の上端近
傍に上面フィルム切り欠き部4、4を設けて、この部分
で前後の壁面フィルム1、1′の内面同士が熱接着され
るように構成されている。この上面フィルム切り欠き部
4、4は、袋の上部の形態安定化のためには設けること
が好ましいが、省略することもできる。この点について
は、以下の図3、図5、図7、図9に示す自立性袋20
0、300、400、500においても同様である。ま
た、切り欠き部4、4の周囲において、突出部14を設
けた側のひだ状部の上側部シール部11、11の幅が不
足する場合は、図には示していないが、部分的にこの部
分の上側部シール部11、11のシール幅を広げること
ができる。この点は、次の図3、図4に示す自立性袋2
00においても同様である。
【0043】前記注出口20は、筒部21を主体とし
て、下部に接着基部22が設けられ、その上に適宜にフ
ランジ23が設けられ、上部には別体の螺子式のキャッ
プ24が取り付けられた構成である。注出口20の袋へ
の取り付けは、袋100の突出部14の上部端縁部の両
側のフィルムの間に、注出口20の接着基部22を挿入
し、外側から超音波その他の加熱手段を用いて加熱圧着
する方法で熱接着させて接合することができる。また、
袋100への内容物の充填は、キャップ24を外した状
態の注出口20から行うが、内容物の充填後、キャップ
24を取り付ける前に、注出口20の開口部に積層フィ
ルム製のシール材を熱接着して密封することもできる。
【0044】このような構成を採ることにより、自立性
袋100は、注出口20以外は積層フィルムで形成され
ているので、軽量で嵩張らず、内容物の保存性もよく、
また、使用後の廃棄処理も容易である。そして、内容物
が充填された自立性袋100は、上部のガセット部6の
突出部14が延設されていない側のひだ状部の上辺に、
その一方のフィルム、例えば、壁面フィルム1′のみを
突出部14と同じ幅で上部方向に延長して、延長部15
を設け、その延長部15に袋の取手用の穴16が設けら
れており、また、下部のガセット部7が、内側が両側か
ら中央部に向かって傾斜直線状に窪み、中央部で水平と
なる船底形の底部シール部8でヒートシールされている
ので、下部の横断面が六角形状となり、且つ、底部の外
周にリング状の脚部が形成されるので自立性に優れると
共に、取手用の穴16(図2参照)により、袋の持ち運
びその他の取り扱いが容易になる。
【0045】内容物充填後の袋の形態についても、袋1
00の本体部分は、前記のように、上部のガセット部6
の縦方向の長さ(上面フィルムの折り返し長さ)が、下
部のガセット部7の縦方向の長さ(底面フィルムの折り
返し長さ)と同一長さに形成されており、且つ、下部の
ガセット部7と、上部のガセット部6の背面側のひだ状
部とが、前記船底形と、逆船底形のシールパターンでヒ
ートシールされているので、六角柱に近い平行な筒状体
となり、容量の割にコンパクトでスペースを取らず、ボ
トルなどの保形性容器に似て外観がスマートで、店頭で
の陳列効果にも優れている。また、上部のガセット部6
においては、背面側のひだ状部が、前記逆船底形の上部
ガセット部背面側シール部13でヒートシールされ、且
つ、前後のひだ状部が、左右両側端縁部の上端近傍に設
けられた上面フィルム切り欠き部4、4で熱接着されて
いるため、袋の上部の補強効果が一層高められ、通常の
形状の自立性袋の場合に、袋の胴部の中間部からやや上
寄りの位置の両側に発生していた折れシワの発生もなく
なり、袋100の形態安定性が向上され外観も一層優れ
たものとなる。
【0046】そして、充填された内容物を他の容器に移
し替える際には、注出口20をキャップ24を外して開
口させ、開口部を容器の口部に合わせて袋100を傾け
ることにより、内容物が注出口側に流動し、その内圧に
より突出部14の両側のフィルム、即ち、壁面フィルム
1とそれに対向する上面フィルムとが両側に広げられ、
注出口20に向けて、両側のフィルムによる漏斗形状
が、保形性よく形成される。従って、内容物がスムーズ
に注出口20に流動し、最後まで安全且つ容易に内容物
を移し替えることができる。
【0047】また、上記内容物の移し替えの際には、自
立性袋100の容量が大きい場合でも、袋の上部を、そ
の延長部15に設けられた取手用の穴16に指を差し込
んで保持し、また、袋の下部を下側から手で支えて注出
することができるので、注出の操作が容易になり安全に
移し替えることができる。
【0048】図3は、本発明の自立性袋の第2の実施例
の構成を示す正面図であり、図4は、図3に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図3、図4に示した自立性袋200
は、前記図1に示した自立性袋100の構成において、
袋の下部のガセット部7のシールパターン、即ち、底部
シール部8のシールパターンを、内側が湾曲線状に窪ん
だ形状となる船底形のシールパターンに変更してヒート
シールすると共に、上部のガセット部6の縦方向の長さ
(上面フィルムの折り返し長さ)が、下部のガセット部
7の縦方向の長さ(底面フィルムの折り返し長さ)より
も小さくなるように変更して構成したものである。
【0049】このような構成を採ることにより、自立性
袋200は、下部のガセット部7のシールパターンの変
更により、内容物充填後の袋200の膨らみ形状が、特
に下部において、横断面が楕円形状となるが、底部の外
周にはリング状の脚部が形成されるので、前記図1に示
した自立性袋100と同様、自立性に優れている。ま
た、上部のガセット部6の上面フィルムの折り返し長さ
が、下部のガセット部7の底面フィルムの折り返し長さ
よりも小さくなるように形成されているので、内容物を
充填した時、上部のガセット部6の前後への広がりが、
全体としては狭められ、袋の安定感が増し、自立性が向
上されると共に、内容物を注出する際、突出部14に形
成される漏斗形状の外側への折れ曲がりが防止され、漏
斗形状の効果が確実に得られ、安定した状態でスムーズ
に注出することができる。また、上記変更点以外は、図
1、図2に示した自立性袋100と同じ構成であるた
め、前記自立性袋100で説明した作用効果と同様な作
用効果を得ることができる。
【0050】図5は、本発明の自立性袋の第3の実施例
の構成を示す正面図であり、図6は、図5に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図5、図6に示した自立性袋300
は、前記図3に示した自立性袋200の構成において、
上部のガセット部6の前側のひだ状部の上辺全体に両側
のフィルムを延長して設けた突出部14を、図示したよ
うに、前側のひだ状部の上辺の中央部に幅をやや狭くし
て設けた台状部と、その上に更に幅を狭くして設けた小
型の突出部からなる形状に変更して設けると共に、該ひ
だ状部の基部から台状部の上端まで、両側の端縁部をそ
の内側ラインが傾斜直線でつながる形状に上側部シール
部11、11でヒートシールし、その上の小型の突出部
の外周を突出部上部シール部12でヒートシールする
際、その上部の端縁部にプラスチックの成形体よりなる
注出口20を熱接着により接合し、また、上部のガセッ
ト部6の背面側のひだ状部は、内側が鈍角の逆V字形と
なるシールパターン、即ち、上部ガセット部背面側シー
ル部13のパターンに変更してヒートシールすると共
に、該ひだ状部の上辺に、両側のフィルムのうち、一方
のフィルム、例えば、壁面フィルム1′のみを、前側の
ひだ状部の突出部14の台状部の高さまで同じ形状で上
方に延長して延長部15を設け、その延長部15に袋の
取手用の穴16(図6も参照)を設け、その他は、前記
図3に示した自立性袋200と同様に形成して構成した
ものである。
【0051】尚、突出部14の下側の台状部は、その両
側部を背面側のひだ状部に延設した延長部15と同じ形
状として、そのトリミングを共通に行えるようにすると
共に、台状部の上に設けた小型の突出部の上部に注出口
20を熱接着し、また、その外周の突出部上部シール部
12をヒートシールする際、背面側の延長部15に邪魔
されず、容易に行えるようにするものである。
【0052】このような構成を採ることにより、自立性
袋300は、上部のガセット部6の上面フィルムの折り
返し長さが、下部のガセット部7の底面フィルムの折り
返し長さよりも小さく形成され、且つ、上部のガセット
部6の前側のひだ状部の両側が、該ひだ状部の基部から
突出部14の台状部の上端まで、両側のヒートシール
部、即ち、上側部シール部11、11の内側ラインが、
上部方向に向かって幅を狭くするように、傾斜直線でつ
ながる形状にヒートシールされ、また、その背面側のひ
だ状部が、内側が鈍角の逆V字形となるシールパターン
の上部ガセット部背面側シール部13でヒートシールさ
れているので、充填された内容物を他の容器に移し替え
る際、注出口側に流動した内容物の内圧により、突出部
14の両側のフィルム、即ち、壁面フィルム1とそれに
対向する上面フィルムとが前後両側に広がって、注出口
20に向けて、両側のフィルムによる漏斗形状が形成さ
れるが、その時、上部ガセット部背面側シール部13の
シールパターンの鈍角の逆V字形の頂点から注出口20
に向けて、上面フィルムが稜線状に折れ曲がるので、漏
斗形状が三角錐状となりその保形性が向上されると共
に、漏斗形状の外側への折れ曲がりも防止され、安定し
た状態で最後までスムーズに内容物を移し替えることが
できる。また、自立性袋300の全体の形状について
も、上部が先細り形状になるので一層ボトルなどの容器
に似てスマートな外観となる。更に、突出部14を含む
前側のひだ状部の内側全体が先細り形状であり、この部
分に充填される内容物の量も少なくなるので、上部のガ
セット部6とそのヒートシール部による袋の上部の補強
効果が一層高められ、袋の胴部に発生する折れシワも確
実になくなり、袋の形態安定性、外観が一層向上する。
前記変更点以外については、前記図3に示した自立性袋
200と同様な構成であるため、自立性袋200と同様
な作用効果が得られる。
【0053】図7は、本発明の自立性袋の第4の実施例
の構成を示す正面図であり、図8は、図7に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図7、図8に示した自立性袋400
は、前記図3に示した自立性袋200の構成において、
上部のガセット部6を、その縦方向の長さ(上面フィル
ムの折り返し長さ)が、下部のガセット部7の縦方向の
長さ(底面フィルムの折り返し長さ)よりも、更に僅か
であるが小さくなるように変更して設け、また、上部の
ガセット部6の前側のひだ状部の上辺全体に、両側のフ
ィルムを同じ幅で延長して設けた突出部14の形状を、
そのひだ状部の上辺の両側から上部方向に向かって徐々
に幅が狭くなり、上部の端縁部近傍で両側が平行となる
形状に変更すると共に、該前側のひだ状部の両側部を、
その内側ラインが、該ひだ状部の基部から突出部14の
上部の端縁部近傍まで、傾斜直線でつながる形状の上側
部シール部11、11でヒートシールし、突出部14の
上部の端縁部を突出部上部シール部12でヒートシール
する際、その中央部にプラスチックの成形体よりなる注
出口20を熱接着により接合し、また、上部のガセット
部6の背面側のひだ状部の上辺に、その一方のフィルム
を延長して設けた延長部15は、高さは前側のひだ状部
の突出部14の中間部程度で、両側部は前側のひだ状部
の突出部14と同じ形状となるように設け、その延長部
15に袋の取手用の穴16(図8参照)を設けて構成し
たものである。
【0054】このような構成を採ることにより、自立性
袋400は、前記図3に示した自立性袋200と対比し
て、上部のガセット部6の前側のひだ状部に延設された
突出部14が、両側から上部方向に向かって徐々に幅が
狭くなる形状であるため、内容物を充填した時の袋の形
状が、一層ボトルなどの保形性容器に似てスマートな形
状になる。そして、この場合も、前記図5に示した自立
性袋300と同様、突出部14を含む前側のひだ状部の
内側全体が先細り形状であり、この部分に充填される内
容物の量も少なく、上部のガセット部6のフィルムとそ
のヒートシール部による袋の上部の補強効果が一層高め
られ、袋の胴部に発生する折れシワも確実になくなり、
袋の形態安定性、外観が一層向上する。
【0055】また、上部のガセット部6の縦方向の長さ
が、下部のガセット部7の縦方向の長さよりも更に小さ
く形成されているので、上部のガセット部6の前後への
広がりが、下部のガセット部7の前後への広がりよりも
全体として更に狭められ、袋400の安定感が増し、自
立性が向上すると同時に、充填された内容物を他の容器
に移し替える際には、上部のガセット部6の突出部14
を含む前側のひだ状部の両側のヒートシール部、即ち、
上側部シール部11、11の内側ラインが、該ひだ状部
の基部から突出部14の上部の端縁部近傍まで、傾斜直
線でつながる形状にヒートシールされ、また、上部のガ
セット部6の背面側のひだ状部が、内側が両側から中央
部に向かって傾斜直線状に窪み中央部で水平となる逆船
底形のシールパターン、即ち、上部ガセット部背面側シ
ール部13でヒートシールされているので、前側のひだ
状部の基部から注出口20に向けて両側のフィルムが広
がって形成される漏斗形状には、上部ガセット部背面側
シール部13の逆船底形のシールパターンの両側の角部
から注出口20に向けて2本の稜線状の折れ曲がり部が
形成され、漏斗形状が角錐状となるので、その保形性が
よく、また、漏斗形状の外側への折れ曲がりも防止さ
れ、最後まで安定した状態で容易に内容物を移し替える
ことができる。また、前記変更点以外については、図3
に示した自立性袋200と同じ構成であるため、図3に
示した自立性袋200と同様な作用効果が得られる。
【0056】図9は、本発明の自立性袋の第5の実施例
の構成を示す正面図であり、図10は、図9に示した自
立性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示
す模式側面図である。図9、図10に示した自立性袋5
00は、前記図7に示した自立性袋400の構成におい
て、上部のガセット部6の縦方向の長さ(上面フィルム
の折り返し長さ)が、下部のガセット部7の縦方向の長
さ(底面フィルムの折り返し長さ)よりも更に小さくな
るように変更して設けると共に、注出口20の突出部1
4の上部への取り付けを一層容易にするために、突出部
上部シール部12の幅が大きくなるように突出部14の
形状を変更して構成したものである。
【0057】即ち、突出部14は、上部のガセット部6
の前側のひだ状部の上辺に、該ひだ状部と同じ幅で両側
のフィルムを延長して設けた台状部と、その上の中央部
にやや幅を狭くして設けられた小型の突出部からなる形
状に変更すると共に、突出部14の両側部は、前側のひ
だ状部の基部から略台状部の上部までは、その内側ライ
ンが、傾斜直線でつながり、そこから突出部14の上端
までは傾斜が小さくなるシールパターンでヒートシール
して、突出部14の上部に比較的幅の広い前記小型の突
出部を形成し、その上部の端縁部を突出部上部シール部
12でヒートシールする際、その中央部にプラスチック
の成形体よりなる注出口20を熱接着により接合し、ま
た、上部のガセット部6の背面側のひだ状部の上辺に
は、その一方のフィルムのみを延長して、前側のひだ状
部に延設した突出部14の台状部と、両側部の外形が同
じで、高さも略同一の延長部15を設け、その延長部1
5に袋の取手用の穴16(図10参照)を設けて構成し
たものである。
【0058】このような構成を採ることにより、自立性
袋500は、前記図7に示した自立性袋400と対比し
て、注出口20の突出部14の上部への取り付けが一層
容易になると共に、内容物充填後の袋の上部のガセット
部6の前後への広がりが、下部のガセット部7の広がり
よりも全体として更に狭くなるので、一層安定感が増
し、また、自立性が向上する。そして、充填された内容
物を他の容器に移し替える際には、上部のガセット部6
と前側のひだ状部に延設された突出部14とで形成され
る漏斗形状は、その幅が大きくなるので、前後への広が
りも大きくなり、内容物の注出口20への流動が一層ス
ムーズに行われ、且つ、漏斗形状の外側への折れ曲がり
も一層確実に防止されるので、最後まで内容物を安定し
た状態でスムーズに且つ容易に移し替えることができ
る。この場合、上記変更点以外については、前記図7に
示した自立性袋400と同じ構成であるため、図7に示
した自立性袋400と同様な作用効果を得ることができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、液状物など流動性を有する内容物を密封包装す
る積層フィルム製の袋であって、内容物の保存性に優
れ、軽量で嵩張らず、使用後の廃棄処理も容易で、且
つ、袋が自立性を有すると共に、袋の上部に保形性に優
れた注出口と、袋の取手用または吊り下げ用の穴とを備
え、内容量が大きい場合でも、持ち運びや、内容物を他
の容器に移し替える際などの取扱いが容易であると共
に、外観面でもボトルなどの保形性容器に似てスマート
で、内容物充填後の袋の胴部に折れシワなどが発生する
こともなく、形態安定性に優れ、性能、使用適性と共
に、店頭での陳列効果など外観にも優れた自立性袋を生
産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自立性袋の第1の実施例の構成を示す
正面図である。
【図2】図1に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図3】本発明の自立性袋の第2の実施例の構成を示す
正面図である。
【図4】図3に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図5】本発明の自立性袋の第3の実施例の構成を示す
正面図である。
【図6】図5に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図7】本発明の自立性袋の第4の実施例の構成を示す
正面図である。
【図8】図7に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図9】本発明の自立性袋の第5の実施例の構成を示す
正面図である。
【図10】図9に示した自立性袋に内容物を充填し、袋
を膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【符号の説明】
1、1′ 壁面フィルム 2 上面フィルム折り返し部 3 底面フィルム折り返し部 4 上面フィルム切り欠き部 5 底面フィルム切り欠き部 6、7 ガセット部 8 底部シール部 9 側部シール部 11 上側部シール部 12 突出部上部シール部 13 上部ガセット部背面側シール部 14 突出部 15 延長部 16 取手用の穴 20 注出口 21 筒部 22 接着基部 23 フランジ 24 キャップ 100、200、300、400、500 自立性袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 康司 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 杉本 奈々 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 増田 謙一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 岡田 孝夫 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AB26 BA17 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BA55 BA60 BB03 BC01 BC08 BC18 BC20 EA05 EA09 EA12 EA23 FA04 FA05 FA06 GA01 HJ02 HM01 HN65

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋の上部と下部が、前後2面の壁面フィル
    ムの上部と下部の間に、それぞれ上面フィルムまたは底
    面フィルムを内側に折り返して挿入し、ヒートシールに
    より接合してなるガセット部を有する形式で形成され、
    胴部が、前後2面の壁面フィルムの両側の端縁部を側部
    シール部でヒートシールして形成される袋において、下
    部のガセット部が、自立性を付与する形状のシールパタ
    ーンでヒートシールされ、上部のガセット部の前後両側
    のひだ状部のうち、一方のひだ状部の上辺に、その両側
    のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれに対向する上面
    フィルムとを延長して突出部が設けられ、該突出部にプ
    ラスチックの成形体よりなる注出口が接合され、また、
    もう一方のひだ状部の上辺には、その両側のフィルム、
    即ち、壁面フィルムとそれに対向する上面フィルムのう
    ち、いずれか一方のフィルムのみを延長して延長部が設
    けられ、該延長部に、取手用または吊り下げ用の穴が設
    けられていることを特徴とする自立性袋。
  2. 【請求項2】前記下部のガセット部の自立性を付与する
    形状のシールパターンが、内側が、中央部が低く両側端
    部に向かって高くなる船底形のシールパターンであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自立性袋。
  3. 【請求項3】前記突出部が、上部のガセット部の一方の
    ひだ状部の上辺に、両側のフィルムを延長して上部方向
    に向かって幅が狭くなる形状に設けられ、該突出部の両
    側の端縁部が、該ひだ状部の基部から突出部の上部ま
    で、内側ラインが傾斜直線でつながる形状にヒートシー
    ルされると共に、該突出部の上部の端縁部にプラスチッ
    クの成形体よりなる注出口が接合されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の自立性袋。
  4. 【請求項4】前記袋の上部と下部のガセット部におい
    て、上部のガセット部に挿入される上面フィルムの折り
    返し長さが、下部のガセット部に挿入される底面フィル
    ムの折り返し長さと同一、または、底面フィルムの折り
    返し長さよりも小さく形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の自立性袋。
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