JP2002014593A - プロセスカートリッジの再生産方法 - Google Patents

プロセスカートリッジの再生産方法

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    • G03G2215/00987Remanufacturing, i.e. reusing or recycling parts of the image forming apparatus

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジBの再生産方法で、シ
リコン製の現像ブレード9dを新品に交換することなく
再利用可能な方法を提供する。 【解決手段】 プロセスカートリッジBを再生産する際
現像ブレード9dの表裏を反転させ、且つ、現像ローラ
9cへの当接圧を付加する為、現像ブレード9dの現像
ローラ9cへの当接側に弾性体130を貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジの再生方法に関するものである。ここでプロセスカー
トリッジとしては、帯電手段、現像手段またはクリーニ
ング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものである。或いは帯電手段、現像手段、ク
リーニング手段の少なくとも一つと像担持体とを一体的
にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とす
るものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体
に着脱可能にするものをいう。
【0002】また、画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンター、(例えば、LEDプ
リンター、レーザービームプリンター等)、電子写真フ
ァクシミリ、及び、電子写真ワードプロセッサ等が含ま
れる。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上することが出
来た。そこでこのプロセスカートリッジ方式は画像形成
装置において広く用いられている。
【0004】このようなプロセスカートリッジは、現像
剤を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そこ
で、画像形成を行うに従って現像剤を消費する。そし
て、プロセスカートリッジを購入した使用者にとって満
足できる品質の画像を形成することが出来なくなる程度
まで現像剤が消費された際に、プロセスカートリッジと
しての商品価値を喪失する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、現像剤が消費さ
れて商品価値が喪失したプロセスカートリッジを再び商
品化することができる簡易なプロセスカートリッジの再
生産方法が望まれていた。
【0006】本発明の目的は、簡易なプロセスカートリ
ッジの再生産方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、使用者にとって満足
できる品質の画像を形成することができなくなる程度ま
で現像剤が消費されて、プロセスカートリッジとして商
品価値を喪失したプロセスカートリッジを再び商品化す
ることのできるプロセスカートリッジの再生産方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】主要な本発明を請求項の
番号に対応する番号を付して示せば以下の通りである。
【0009】本出願に係る第1の発明は、電子写真感光
体ドラムを支持する第1ユニットと、前記電子写真感光
体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像ロ
ーラを支持し、前記現像ローラによって前記静電潜像の
現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収納部を有す
る第2ユニットと、が互いに回動可能に結合されてお
り、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカ
ートリッジの再生産方法において、(a)前記第1ユニ
ットと第2ユニットとを分離するユニット分離工程と、
(b)前記第2ユニットに取付けられ前記現像ローラに
付着する現像剤の量を規制する現像ブレードを、前記第
2ユニットから取外す現像ブレード取外し工程と、
(c)前記現像剤収納部に収納されている現像剤を前記
現像ローラへ供給する為の現像剤供給開口から、前記現
像剤収納部に現像剤を充填する現像剤充填工程と、
(d)前記現像ブレード取外し工程において取外された
現像ブレードを、前記第2ユニットに取付けられていた
状態とは表裏を反対にして、前記第2ユニットに取付け
る現像ブレード取付け工程と、(e))前記分離された
第1ユニットと第2ユニットとを、結合するユニット結
合工程と、を有することを特徴とするプロセスカートリ
ッジの再生産方法である。
【0010】本出願に係る第2の発明は、電子写真感光
体ドラムを支持する第1ユニットと、前記電子写真感光
体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像ロ
ーラを支持し、前記現像ローラによって前記静電潜像の
現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収納部を有す
る第2ユニットと、が互いに回動可能に結合されてお
り、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカ
ートリッジの再生産方法において、(a)前記第1ユニ
ットと第2ユニットとを分離するユニット分離工程と、
(b)前記第2ユニットに取付けられ前記現像ローラに
付着する現像剤の量を規制する現像ブレードを、前記第
2ユニットから取外す現像ブレード取外し工程と、
(c)前記現像ブレード取外し工程において取外された
現像ブレードを、前記第2ユニットに取付けらていた状
態とは表裏を反対にして、前記第2ユニットに取付ける
現像ブレード取付け工程と、(d)前記現像剤収納部に
設けられた現像剤充填口から、前記現像剤収納部に現像
剤を充填する現像剤充填工程と、(e)前記分離された
第1ユニットと第2ユニットとを、結合するユニット結
合工程と、を有することを特徴とするプロセスカートリ
ッジの再生産方法である。
【0011】本出願に係る第19の発明は、電子写真感
光体ドラム及び、前記電子写真感光体ドラムに残留する
現像剤を除去するためのクリーニングブレードを支持す
る第1ユニットと、前記電子写真感光体ドラムに形成さ
れた静電潜像を現像するための現像ローラを支持して、
前記現像ローラによって前記静電潜像の現像に用いられ
る現像剤を収納する現像剤収納部を有する第2ユニット
と、が互いに回動可能に結合されており、電子写真画像
形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生
産方法において、(a)前記第1ユニットと第2ユニッ
トとを分離するユニット分離工程と、(b)前記第1ユ
ニットに取付けられている電子写真感光体ドラムを新品
の電子写真感光体ドラムと交換するドラム交換工程と、
(c)前記第2ユニットに取付けられている現像ローラ
を取り外す現像ローラ取外し工程と、(d)前記第2ユ
ニットに取付けられ、その一部を弾性的に前記現像ロー
ラに当接させて前記現像ローラに付着する現像剤の量を
規制する現像ブレードを、前記第2ユニットから取外す
現像ブレード取外し工程と、(e)前記第2ユニットか
ら取外され再使用される前記現像ブレードが前記現像ロ
ーラへ当接する当接圧を付加する為の弾性体を取付ける
弾性体取付け工程と(f)前記現像剤収納部に収納され
ている現像剤を前記現像ローラへ供給する為の現像剤供
給開口から、前記現像剤収納部に現像剤を充填する現像
剤充填工程と、(g)前記現像ブレード取外し工程にお
いて取外され現像ブレードが、前記第2ユニットに取付
けられていた状態とは表裏を反対にして、前記第2ユニ
ットに取付ける現像ブレード取付け工程と、(h)前記
第2ユニットに現像ローラを取付ける現像ローラ取付け
工程と、(i)前記分離された第1ユニットと第2ユニ
ットとを、結合するユニット結合工程と、を有すること
を特徴とするプロセスカートリッジの再生産方法であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて説明する。以下の説明において、プロセスカート
リッジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを装
置本体14へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向
と一致している。またプロセスカートリッジBの長手方
向とは、プロセスカートリッジBを装置本体14へ着脱
する方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記
録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向
と交差(略直交)する方向である。又、プロセスカート
リッジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録
媒体を上から見て右又は左である。
【0013】図1は本発明の実施の形態を適用した電子
写真画像形成装置(レーザービームプリンター)の構成
説明図、図2はその外観斜視図である。また図3〜図8
は本発明の実施の形態を適用したプロセスカートリッジ
に関する図面である。図3はプロセスカートリッジの側
断面図、図4はその外観の概略を図示した外観斜視図、
図5はその右側面図、図6はその左側面図、図7はそれ
を上方(上面)から見た斜視図、図8はプロセスカート
リッジを裏返して上方から見た斜視図である。また以下
の説明において、プロセスカートリッジBの上面とは、
プロセスカートリッジBを装置本体14へ装着した状態
で上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面
である。
【0014】まず、図1及び図2を用いて、本発明の実
施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレー
ザービームプリンターAについて説明する。このレーザ
ービームプリンターAは、図1に示すように、電子写真
画像形成プロセスによって記録媒体(例えば、記録紙、
OHPシート、布等)に画像を形成するものである。画
像を形成するプロセスとしては、先ずドラム形状の電子
写真感光体(以下、感光体ドラムと称す)に現像剤(以
下、トナーと称す)によって可視化されたトナー像を形
成する。詳しくは、帯電手段によって感光体ドラムに帯
電を行い、次いでこの感光体ドラムに光学手段から画像
情報に応じたレーザ光を照射して前記感光体ドラムに画
像情報に応じた潜像を形成する。そしてこの潜像を現像
手段によって現像してトナー像を形成する。そして前記
トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセット
した記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ
対3c,3d及びレジストローラ対3eで反転搬送す
る。次いで、プロセスカートリッジBの有する前記感光
体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写
ローラ4に電圧を印加することによって記録媒体2に転
写する。その後トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬
送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。この定着手段
5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ロー
ラ5bを有する。そして通過する記録媒体2に熱及び圧
力を印加して転写されたトナー像を定着する。そしてこ
の記録媒体2を排出ローラ対3g,3h,3iで搬送
し、反転経路3jを通して排出トレイ6へと排出する。
この排出トレイ6は画像形成装置Aの装置本体14の上
面に設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3kを
動作させ、排出ローラ対3mによって反転経路3jを介
することなく記録媒体2を排出することもできる。本実
施の形態においては、前記ピックアップローラ3b、搬
送ローラ対3c,3d、レジストローラ対3e、搬送ガ
イド3f、排出ローラ対3g,3h,3i及び排出ロー
ラ対3mによって搬送手段3を構成している。
【0015】一方、前記プロセスカートリッジBは、図
3乃至図8に示すように、感光層7e(図11参照)を
有する感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段で
ある帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電す
る。次いで光学系1からの画像情報に応じたレーザービ
ーム光を露光開口部1eを介して感光体ドラム7へ照射
して潜像を形成する。そしてこの潜像をトナーを用いて
現像手段9によって現像する。すなわち、帯電ローラ8
は感光体ドラム7に接触して設けられており、感光体ド
ラム7に帯電を行う。なおこの帯電ローラ8は、感光体
ドラム7に従動回転する。また、現像手段9は、感光体
ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラム
7に形成された潜像を現像する。なお光学系1は、レー
ザーダイオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1
c、反射ミラー1dを有している。ここで、前記現像手
段9は、トナー容器11A内のトナーをトナー送り部材
9bの回転によって、現像ローラ9cへ送り出す。そし
て、固定磁石を内蔵した現像ローラ9cを回転させると
共に、現像ブレード9dによって摩擦帯電電荷を付与し
たトナー層を現像ローラ9cの表面に形成し、そのトナ
ーを感光体ドラム7の現像領域へ供給する。そして、そ
のトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させ
ることによってトナー像を形成して可視像化する。ここ
で現像ブレード9dは、現像ローラ9cの周面のトナー
量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与するものであ
る。またこの現像ローラ9cの近傍には現像室内のトナ
ーを循環させるトナー撹拌部材9eを回動可能に取付け
ている。そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の
電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナー像
を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段10に
よって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。ここ
でクリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接して
設けられた弾性クリーニングブレード10aによって感
光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として除去トナ
ー溜め10bへ集める。なお、プロセスカートリッジB
は、トナーを収納するトナー容器(トナー収納部)11
Aを有するトナー枠体11と現像ローラ9c等の現像手
段9を保持する現像枠体12とを結合する。そしてこれ
に感光体ドラム7、クリーニングブレード10a等のク
リーニング手段10及び、帯電ローラ8を取付けたクリ
ーニング枠体13を結合して構成している。そしてこの
プロセスカートリッジBは、操作者によって画像形成装
置本体14に着脱可能である。このプロセスカートリッ
ジBには画像情報に応じた光を感光体ドラム7へ照射す
るための露光開口部1e及び感光体ドラム7を記録媒体
2に対向するための転写開口部13nが設けてある。詳
しくは、露光開口部1eはクリーニング枠体13に設け
られており、また、転写開口部13nは現像枠体12と
クリーニング枠体13との間に構成される。
【0016】{プロセスカートリッジBのハウジングの
構成}次に本実施の形態に係るプロセスカートリッジB
のハウジングの構成について説明する。
【0017】本実施の形態で示すプロセスカートリッジ
Bは、トナー枠体11と現像枠体12とを結合し、これ
にクリーニング枠体13を回動可能に結合して構成した
ハウジング内に前記感光体ドラム7、帯電ローラ8、現
像手段9及びクリーニング手段10等を収納してカート
リッジ化したものである。そして、このプロセスカート
リッジBを画像形成装置本体14に設けたカートリッジ
装着手段に対して取外し可能に装着する。更にそれぞれ
の枠体の構成について詳細に説明すると、図3及び図2
0に示すように、トナー枠体11にはトナー送り部材9
bを回動可能に取付けてある。また現像枠体12には現
像ローラ9c及び現像ブレード9dを取付け、更に前記
現像ローラ9cの近傍には現像室内のトナーを循環させ
る撹拌部材9eを回動可能に取付けてある。また、現像
枠体12には図3及び図19に示すように現像ローラ9
cの長手方向と対向して、前記現像ローラ9cと略平行
にアンテナ棒9hが取付けられている。そして前記トナ
ー枠体11と現像枠体12を溶着(本実施の形態では超
音波溶着)して一体的な第二枠体としての現像ユニット
D(図13参照)を構成している。なおプロセスカート
リッジBを画像形成装置本体14から取り外したときに
感光体ドラム7を覆い、これを長時間光に晒されたりあ
るいは異物との接触等から保護するドラムシャッター部
材18を現像ユニットDに取付けている。このドラムシ
ャッター部材18は図6に示すように図3に示した転写
開口部13nを開閉するシャッターカバー18aとシャ
ッターカバー18aを支持するリンク18b,18cを
備えている。このシャッターカバー18aの長手方向の
両端部で記録媒体2の搬送方向の上流側で、図4、図5
に示すように現像ホルダ40の穴40gに右側のリンク
18cの一端が枢着され、図6、図7に示すように左側
のリンク18cの一端はトナー枠体11の下方枠体11
bに設けたボス11hに枢着されている。両側のリンク
18cの他端はシャッターカバー18aのプロセスカー
トリッジBの装着方向に関し上流側に枢着されている。
このリンク18cは金属線材であり、シャッターカバー
18aに枢着した部分はプロセスカートリッジBの両側
間でつながっていて左右のリンク18cは一体である。
また、リンク18bはシャッターカバー18aの片側の
みに設けられ、リンク18cを枢着した位置とは記録媒
体2の搬送方向の下流側の端においてシャッターカバー
18aに一端が枢着され、他端は現像枠体12に設けた
ダボ12dに枢着されている。このリンク18bは合成
樹脂である。リンク18b,18cは長さを異にしてお
り、シャッターカバー18a、トナー枠体11と現像枠
体12を併せた枠体を夫々リンクとする四節連鎖機構を
なしている。両側のリンク18cに設けた側方へ突出す
る突出部18c1は画像形成装置14のカートリッジ装
着スペースSの傍に設けた固設部材(不図示)と当接
し、プロセスカートリッジBの移動により、ドラムシャ
ッター部材18を作動して、シャッターカバー18aを
開くようになっている。このシャッターカバー18a、
リンク18b,18cからなるドラムシャッタ部材18
は、ダボ12dに挿入され一端がリンク18bに係止さ
れ、他端が現像枠体12に係止された不図示のねじりコ
イルばねでシャッターカバー18aが転写開口部13n
を覆うように付勢されている。
【0018】また、図3及び図12に示すようにクリー
ニング枠体13には感光体ドラム7、帯電ローラ8及び
クリーニング手段10の各部材を取付けて第一枠体とし
てのクリーニングユニットC(図12参照)を構成して
いる。
【0019】そして、上記現像ユニットDと上記クリー
ニングユニットCを丸いピンの結合部材22によって互
いに回動可能に結合することによってプロセスカートリ
ッジBを構成する。即ち、図13に示すように、現像枠
体12の長手方向(現像ローラ9cの軸線方向)両側に
形成したアーム部19の先端には現像ローラ9cに平行
に丸い形状の回動穴20が設けてある(図13参照)。
一方、クリーニング枠体13の長手方向両側2箇所には
前記アーム部19を進入するための凹部21が設けてあ
る(図12参照)。この凹部21に前記アーム部19を
挿入し、結合部材22をクリーニング枠体13の取付穴
13eに圧入し、且つアーム部19端の回動穴20に嵌
入して更に内側の穴13eに圧入して取付けることによ
り、現像ユニットDとクリーニングユニットCは結合部
材22を中心に回動可能に結合される。このときアーム
部19の根本に立設した図示されないダボに挿入して取
付けた圧縮コイルばね22aがクリーニング枠体13の
凹部21の上壁に当りこの圧縮コイルばね22aによっ
て現像枠体12を下方へ付勢することにより、現像ロー
ラ9cを感光体ドラム7へ確実に押し付ける。なおクリ
ーニング枠体13の凹部21の上壁は現像ユニットDと
クリーニングユニットCを組付ける際に上記圧縮コイル
ばね22aが非圧縮状態から圧縮を次第に強めるように
傾斜が付されている。従って、図13に示すように現像
ローラ9cの長手方向両端に現像ローラ9cよりも大径
のスペーサコロ9iを取付けることにより、このコロ9
iが感光体ドラム7に押し付けられ、感光体ドラム7と
現像ローラ9cとが一定間隔(約300μm程度)をも
って対向する。したがって、現像ユニットDとクリーニ
ングユニットCは結合部材22を中心にして互いに回動
可能であり、そこで、圧縮コイルばね22aの弾性力に
よって、感光体ドラム7の周面と、現像ローラ9cの周
面の位置関係を保持することができる。このようにアー
ム部19の根本側において現像枠体12に圧縮コイルば
ね22aを取付けてあるため、アーム部19根本以外へ
圧縮コイルばね22aの加圧力が及ばず、現像枠体12
へ取付けた部材をばね座とするように、ばね座回りを特
に強化しなくても、アーム部19根本側は強度、剛性の
大きい部分であるため、精度の維持に効果がある。な
お、このクリーニング枠体13と現像枠体12の結合構
成については後に更に詳述する。
【0020】{プロセスカートリッジBのガイド手段の
構成}次に、プロセスカートリッジBを装置本体14に
着脱する際のガイド手段について説明する。なおこのガ
イド手段については、図9、図10に示している。な
お、図9はプロセスカートリッジBを装置本体Aに装着
する方向(矢印X)に見た場合(現像ユニットD側から
見た場合)の左側の斜視図である。図10はその右側の
斜視図である。
【0021】さて、上記クリーニング枠体13の両外側
面には、図4、図5、図6、図7に示すように、プロセ
スカートリッジBを装置本体14に着脱するときのガイ
ドとなるガイド手段が設けられている。該ガイド手段は
位置決め用ガイド部材としての円筒形ガイド13aR,
13aLと、着脱時の姿勢保持手段たるガイド部材とし
ての回り止めガイド13bR,13bLとにより構成さ
れている。図5に示すように前記円筒形ガイド13aR
は中空の円筒状部材であり、回り止めガイド13bRは
前記円筒形ガイド13aRと一体成形であり、円筒形ガ
イド13aRの円周から一体でほぼ放射方向へ突出して
いる。円筒形ガイド13aRには取付けフランジ13a
R1が一体に設けられている。このように円筒形ガイド
13aR、回り止めガイド13bR、取付けフランジ1
3aR1を有する右側ガイド部材13Rは取付けフラン
ジ13aR1の小ねじ用穴を挿通して小ねじ13aR2
をクリーニング枠体13にねじ込み固定されている。ク
リーニング枠体13に固定された右側ガイド部材13R
の回り止めガイド13bRは現像枠体12に固定された
後述の現像ホルダ40の側方へ延出するように現像枠体
12の側面側に配設されている。図6に示すようにクリ
ーニング枠体13の穴13k1(図11参照)にドラム
軸7aの拡径部7a2が嵌合している。そしてクリーニ
ング枠体13の側面に突出する位置決めピン13cに嵌
合して回転止めされ、小ねじ13dでクリーニング枠体
13に固定された平板状のフランジ29に外方(図6の
紙面に直交して手前方向)へ向って円筒形ガイド13a
Lが突設されている。このフランジ29の内部側には感
光体ドラム7に嵌入した平歯ギア7nを回転自在に支持
する固定の前記ドラム軸7aを備えている(図11参
照)。前記円筒形ガイド13aLとこのドラム軸7aは
同軸である。このフランジ29と、円筒形ガイド13a
Lと、ドラム軸7aは一体または一体的に金属材料例え
ば鉄材で作られる。図6に示すように、円筒形ガイド1
3aLから少し離れて円筒形ガイド13aLのほぼ放射
方向に細長い回り止めガイド13bLがクリーニング枠
体13の側方へ突出するようにクリーニング枠体13に
一体に成形されている。この回り止めガイド13bLが
フランジ29と干渉する部分はフランジ29が切り欠か
れてこの回り止めガイド13bLの側方への突出高さは
頂面が回り止めガイド13bLの頂面とほぼ一致する程
度である。この回り止めガイド13bLは現像枠体12
に固定した現像ローラ軸受箱9vの側方へ延出されてい
る。このように左側ガイド部材13Lは金属製の円筒形
ガイド13aLと合成樹脂製の回り止めガイド13bL
が分れて別部材で設けられている。
【0022】次にクリーニングユニットCの上面13i
に設けられた規制当接部13jについて説明する。ここ
で上面とは、プロセスカートリッジBを画像形成装置本
体14に装着した際に、上方に位置する面である。本実
施の形態では、図4〜図7に示すようにクリーニングユ
ニットCの上面13iであって、プロセスカートリッジ
装着方向に対して直交する方向の右側端13p及び左側
端13qに各々規制当接部13jを設けている。この規
制当接部13jは、プロセスカートリッジBを画像形成
装置本体14に装着した際に、プロセスカートリッジB
の位置を規定するものである。すなわち、プロセスカー
トリッジBを装置画像形成本体14に装着した際に、画
像形成装置本体14に設けられた固設部材25(図9、
図10参照)に前記規制当接部13jが当接して、プロ
セスカートリッジBは円筒形ガイド13aR,13aL
を中心とする回動位置が規定される。
【0023】次に画像形成装置本体14側のガイド手段
について述べる。画像形成装置本体14の開閉部材35
を支点35aを中心に図1において反時計回りに回動す
ると、画像形成装置本体14の上部が開放され、プロセ
スカートリッジBの装着部が図9、図10のように見え
る。この開閉部材35を開けた開口部から画像形成装置
本体14の左右両側の内壁のプロセスカートリッジBの
着脱方向から見て左側に図9、右側に図10に示すよう
にガイド部材16R,16Lが夫々設けられている。図
に示すようにガイド部材16R,16Lには夫々プロセ
スカートリッジBの挿入方向の矢印Xから見て前下がり
になるように斜設したガイド部16a,16cと、この
ガイド部16a,16cに夫々つながりプロセスカート
リッジBの円筒形ガイド13aR,13aLが丁度嵌入
する半円形の位置決め溝16b,16dを備えている。
この位置決め溝16b,16dは周壁が円筒形をしてい
る。この位置決め溝16b,16dの中心はプロセスカ
ートリッジBを装置本体14に装着時プロセスカートリ
ッジBの円筒形ガイド13aR,13aLの中心と一致
し従ってまた、感光体ドラム7の中心線とも一致する。
ガイド部16a,16cの幅は、プロセスカートリッジ
Bの着脱方向から見て円筒形ガイド13aR,13aL
が遊嵌する幅を有する。円筒形ガイド13aR,13a
Lの直径よりも夫々せまい幅をもつ回り止めガイド13
bR,13bLは当然ゆるく嵌まり込むが円筒形ガイド
13aR,13aL、回り止めガイド13bR,13b
Lはガイド部16a,16cにより回動を制約され、プ
ロセスカートリッジBは一定範囲の姿勢を保って装着さ
れる。そしてプロセスカートリッジBが画像形成装置本
体14へ装着された状態においては、プロセスカートリ
ッジBの円筒形ガイド13aR,13aLが夫々ガイド
部材13R,13Lの位置決め溝16b,16dに嵌合
すると共にプロセスカートリッジBのクリーニング枠体
13先端左右の規制当接部13jが装置本体14の固設
部材25に当接するようになっている。上述したプロセ
スカートリッジBは円筒形ガイド13aR,13aLの
中心を結ぶ中心線のクリーニングユニットC側と現像ユ
ニットD側ではこの中心線を水平に保つと現像ユニット
D側がクリーニングユニットC側よりも大きな一次モー
メントを生ずるような重量配分になっている。
【0024】プロセスカートリッジBの画像形成装置本
体14への装着には、トナー枠体11の凹部17側及び
下側の夫々のリブ11cを片手でつかみ、円筒形ガイド
13aR,13aLを夫々画像形成装置本体14のカー
トリッジ装着部のガイド部16a,16cへ挿入し、続
いて挿入方向から見てプロセスカートリッジBを前下が
りにして回り止めガイド13bR,13bLを画像形成
装置本体14のガイド部16a,16cへ挿入する。プ
ロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13a
L、回り止めガイド13bR,13bLは画像形成装置
本体14のガイド部16a,16cに沿って奥側へ進
み、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,
13aLが画像形成装置本体14の位置決め溝16b,
16dに達すると、この円筒形ガイド13aR,13a
Lは位置決め溝16b,16dの位置へプロセスカート
リッジBの重力で着座する。これによって、位置決め溝
16b,16dに対してプロセスカートリッジBの円筒
形ガイド13aR,13aLは正確に位置が定まる。そ
して円筒形ガイド13aR,13aLの中心を結ぶ中心
線は、感光体ドラム7の中心線であるから、感光体ドラ
ム7は画像形成装置本体14に概略に位置が定まる。
尚、最終的にはカップリングが結合した状態で感光体ド
ラムは装置本体14に対する位置が決まる。この状態で
は、画像形成装置本体14の固設部材25とプロセスカ
ートリッジBの規制当接部13jはわずかに隙間があ
る。ここでプロセスカートリッジBを持っている手を離
すと、プロセスカートリッジBはその円筒形ガイド13
aR,13aLを中心にして現像ユニットD側が下り、
クリーニングユニットC側が上昇し、プロセスカートリ
ッジBの規制当接部13jは画像形成装置本体14の固
設部材25に当接し、プロセスカートリッジBは画像形
成装置本体14に対して正確に装着される。その後、開
閉部材35を図1において支点35aを中心に時計回り
に回動して閉める。
【0025】プロセスカートリッジBを装置本体14か
ら取り外すのは、上記と逆で、装置本体14の開閉部材
35を開いてプロセスカートリッジBの把手部をなす前
述の上下のリブ11cに手を掛け持ち上げるようにする
と、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,
13aLが装置本体14の位置決め溝16b,16dを
中心に回動し、プロセスカートリッジBの規制当接部1
3jが装置本体14の固定部材25から離れる。プロセ
スカートリッジBを更に引くと上記円筒形ガイド13a
R,13aLが上記位置決め溝16b,16dから脱出
して装置本体14に固定したガイド部材16R,16L
のガイド部16a,16cへ移動し、そのまま、プロセ
スカートリッジBを引き上げるとプロセスカートリッジ
Bの円筒形ガイド13aR,13aL、回り止めガイド
13bR,13bLは装置本体14のガイド部16a,
16c中を移動して上昇し、これによって、プロセスカ
ートリッジBの姿勢を規制されて、プロセスカートリッ
ジBは装置本体14の他の部分に当ることなく装置本体
14外へ取り出される。なお、図12に示すとおり、平
歯ギア7nは感光体ドラム7の軸方向ではす歯のドラム
ギア7bと反対側の端部に設けられている。この平歯ギ
ア7nは、プロセスカートリッジBが装置本体14に装
着された際に、装置本体14に設けられた転写ローラ4
と同軸のギア(図示せず)と噛合して、転写ローラ4を
回転させる駆動力をプロセスカートリッジBから伝達す
る。
【0026】{トナー枠体}図3、図5、図7、図1
6、図20、図21を用いてトナー枠体について詳細に
説明する。図20はトナーシールを溶着する前の斜視
図、図21はトナーを充填後の斜視図である。図3に示
すようにトナー枠体11は上方枠体11a及び下方枠体
11bの2部品によって構成されている。この上方枠体
11aは図1に示すように画像形成装置本本体14の光
学系1の右方空間を占めるように上方へ向かって膨出し
ており、画像形成装置Aを大きくすることなく、プロセ
スカートリッジBのトナー量を増加するようにしてい
る。図3、図4、図7に示すように上方枠体11aの長
手方向中央に外側から凹部17が設けられており、把手
の機能を有している。そこで操作者は、手でもって上方
枠体11aの凹部17と下方枠体11bの下側を把んで
持つ。なお、凹部17の片側及び下方枠体11bの下側
に設けた長手方向のリブ11cはプロセスカートリッジ
Bを持つ場合の滑り止めとなっている。そして、図3に
示すようにこの上方枠体11aのフランジ11a1を下
方枠体11bの回り縁付のフランジ11b1に嵌合し溶
着面Uで合せて、超音波溶着により溶着リブを溶かすこ
とにより両枠体11a,11bを一体化している。ただ
し結合方法としては、超音波溶着に限定されずに、例え
ば熱溶着、強制振動、あるいは接着等で行っても良い。
両枠体11a,11bを超音波溶着する際に上述のフラ
ンジ11b1で両枠体11a,11bを支持するほか、
開口部11iの外側上方にフランジ11b1とほぼ同一
平面上に段部11mを設けてある。この段部11mを設
けるための構成は後述する。なお、両枠体11a,11
bを結合するのに先立って、下方枠体11bの内部にト
ナー送り部材9bを組み込む。さらに、図16に示すよ
うにトナー送り部材9bの端部に係止するようにカップ
リング部材11eをトナー枠体11の側板の穴11e1
から組み込む。前記穴11e1は、下方枠体11bの長
手方向一側端に設けられている。そしてこの穴11e1
と同じ側にトナーを充填するためのほほ直角三角形のト
ナー充填口11dが設けられている。このトナー充填口
11dの縁は上下トナー枠体11a,11bの合せ目近
くに沿う直角側の一辺と、この一辺に直角な上下方向の
一辺、及び下方枠体11bの下側に沿う斜辺を有する。
このためトナー充填口11dは最大限の大きさを採用す
ることができている。そこで穴11e1とトナー充填口
11dは並んで設けられている。更に、図20に示すよ
うにトナー枠体11の長手方向には、トナー枠体11か
ら現像枠体12へトナーを送るためのトナー枠体11の
開口部11iが設けられており、この開口部11iをふ
さぐようにシール(後述)を溶着する。その後、トナー
充填口11dからトナーを充填し、トナー充填口11d
を図21で示すようにトナーキャップ 11fでふさい
でトナーユニットJとして完成する。トナーキャップ1
1fはポリエチレン、ポリプロピレン等の材質で形成さ
れており、トナー枠体11に設けられたトナー充填口1
1dに圧入または接着されて抜け止めされる。更にトナ
ーユニットJは後述する現像枠体12と超音波溶着し、
現像ユニットDとなる。ただし結合方法としては、超音
波溶着に限定されずに、接着、あるいは弾性力を用いて
スナップフィット等で行ってもよい。
【0027】また、図3に示すように、トナー枠体11
の下方枠体11bの斜面Kはトナーが消費されると自然
に落下する傾斜角度θ、即ち、装置本体14を水平にし
た状態で装置本体14に装着されたプロセスカートリッ
ジBの有する斜面Kと水平線Zとのなす角度θが約65
°程度が好適である。また、下方枠体11bはトナー送
り部材9bの回転領域を逃げるように下方に凹形部11
gを有している。トナー送り部材9bの回転直径は37
mm程度である。凹形部11gは斜面Kの延長線より約
0mm〜10mm位凹であれば良い。これはもし凹形部
11gが斜面Kより上方にあるとすると、斜面K上方よ
り自然落下してきたトナーが凹形部11gと斜面Kの間
のトナーが現像枠体12内に送られなくなり、トナーが
残ってしまう場合が予想されるが、本実施の形態では確
実にトナーをトナー枠体11から現像枠体12へ送り出
すことができる。
【0028】なおトナー送り部材9bは直径2mm程度
の棒状の鉄系の材質が用いられ、クランク形状となって
おり、図20に片側を図示するように夫々に設けたジャ
ーナル9b1の一方をトナー枠体11の開口部11i内
に面する部分の穴11rに枢着すると共に他方をカップ
リング部材11eに固定してある(結合部は図20では
見えない)。以上のようにトナー枠体11の底面にトナ
ー送り部材9bの逃げとして凹形部11gを設けること
により、コスト上昇することなく安定したトナー送り性
能が得られる。
【0029】図3、図20、図22に示すようにトナー
枠体11の現像枠体12との接合部には、トナー枠体1
1から現像枠体12へトナーを送り出す開口部11iが
設けられている。この開口部11iの周囲には凹面11
kが設けられている。この凹面11kの上下のフランジ
11j,11j1の長手方向にじかに両縁側には条溝1
1nが平行して設けられている。なお、この凹面11k
の上方のフランジ11jは門形をしており、下方のフラ
ンジ11j1は、凹面11kに対して交叉方向である。
図22に示すようにこの条溝11nの底11n2は凹面
11kよりも外方(現像枠体12側)へ突出した位置に
ある。なお、開口部11iのフランジ11jは額縁状と
して一平面となるようにしてもよい。
【0030】図19に示すように現像枠体12のトナー
枠体11との対向面は一平面12uであり、この平面1
2uの上下および長手両側にはこの平面12uよりも後
退した位置にこの平面12uに平行なフランジ12eが
額縁状に閉じた形に設けられ、このフランジ12eの縁
に長手方向に沿ってトナー枠体11の条溝11nに嵌合
する突条12vが設けられている。この突条12vの頂
面には超音波溶着する際の三角突条12v1が設けられ
ている(図22参照)。そこで夫々部品を仕組まれた後
のトナー枠体11と現像枠体12は、このトナー枠体1
1の条溝11nと現像枠体12の突条11vを嵌合しそ
の長手方向に沿って超音波溶着されるようになっている
(詳細は後述する)。図21に示すようにトナー枠体1
1の開口部11iを塞ぐように、凹面11kに長手方向
に裂け易いカバーフィルム51が貼り付けられている。
このカバーフィルム51は、凹面11kにおいて、前記
開口部11iの4辺の縁に沿ってトナー枠体11に貼り
付けられている。このカバーフィルム51には開口部1
1iを開封するために、カバーフィルム51を引き裂く
ためのテアテープ52が溶着されている。そしてこのテ
アテープ52は、開口部11iの長手方向一端52bで
折り返されて、現像枠体12のトナー枠体11と対向す
る平面の長手方向の端部に貼り付けられた、例えばフエ
ルトのような弾性シール材54(図19参照)とトナー
枠体11間を通って外部へ引き出され、テアテープ52
の外部へ引き出された端部52aは手掛けとなる把手部
材11tを取付けてある(図6、図20、図21参
照)。この把手部材11tはトナー枠体11と一体成形
されており、トナー枠体11とつながる部分を特に薄く
して切り離せるようにしてあり、テアテープ52の端部
をこの把手部材11tに貼り付けてある。なお該シール
材54表面の内部寄りには、摩擦係数の小さい合成樹脂
フィルム状のテープ55が貼り付けられている。またさ
らに、この弾性シール材54を貼り付けた位置と長手方
向の反対側の端部において平面12eには、弾性シール
材56が貼り付けられている(図19)。
【0031】上述した、弾性シール材54,56は、フ
ランジ12e長手方向両端において短手方向の全幅にお
いてフランジ12eに貼り付けてある。そして弾性シー
ル材54,56は凹面11kの長手方向両端部のフラン
ジ11jに一致し、且つそのフランジ11jの短手方向
の全幅にわたり、さらに突条12vとオーバーラップし
ている。またさらに、トナー枠体11と現像枠体12を
結合する際に、両枠体11,12の位置合わせを容易に
するために、トナー枠体11のフランジ11jには、現
像枠体12に設けた円筒形ダボ12w1、角形ダボ12
w2と嵌合する丸穴11r、角穴11qが設けられてい
る。ここで丸穴11rはダボ12w1と密に嵌合し、角
穴11qはダボ12w2と短手方向は密に、長手方向は
ラフに係合する。
【0032】トナー枠体11と現像枠体12を結合する
際には、トナー枠体11、現像枠体12は夫々を仕組品
として独立に組立てる。その後に、現像枠体12の位置
決め用の円筒形ダボ12w1、角形ダボ12w2をトナ
ー枠体11の位置決め用の丸穴11r、角穴11qに嵌
入する。また、トナー枠体11の条溝11nに現像枠体
12の突条12vを夫々嵌め込む。そして、トナー枠体
11と現像枠体12を互いに圧接すると、シール材5
4,56はトナー枠体11の長手方向両端部のフランジ
11jに接して圧縮され、現像枠体12の平面12uの
長手方向両側で短手方向に一体成形で設けたスペーサの
役をする突条12zがトナー枠体11のフランジ11j
に接近する。ここで、テアテープ52の通過を許すよう
に、前記突条12zは、テアテープ52の幅方向(短手
方向)の両側にのみ設けられている。
【0033】上記状態でトナー枠体11と現像枠体12
を圧して突条12vと条溝11n間に超音波振動を加
え、発生する熱によって前記三角突条12v1を溶かし
て条溝11nの底と溶着する。これによって、トナー枠
体11の条溝11nの縁11n1、現像枠体12のスペ
ーサ用の突条12zは夫々相手部材と密着状態となり、
トナー枠体11の凹面11kと対向する現像枠体12の
対向平面12u間には周縁が密着された空間ができる。
この空間に前記カバーフィルム51、テアテープ52が
納まる。また、トナー枠体11に収納されたトナーを現
像枠体12へ送り出すためには、プロセスカートリッジ
Bの外部へ突出しているテアテープ52の端部52a
(図6)の把手部材11tの根本側をトナー枠体11か
ら、切り離すか、引きちぎった後に把手部材11tを操
作者が手で引くことにより、カバーフィルム51が引き
裂かれて、トナー枠体11の開口部11iが開封され、
トナーをトナー枠体11から現像枠体12へ送り出し可
能となる。そして、弾性シール材54,56は平たい帯
状の六立方形のまま、トナー枠体11のフランジ11j
の長手方向両端部で厚さのみ小さくなるように変形して
いるのでシール性がよい。このようにトナー枠体11と
現像枠体12の対向面が構成されているので、カバーフ
ィルム51を引き裂く力をテアテープ52に加えると、
テアテープ52を両枠体11,12間から円滑に引き出
せる。またさらにトナー枠体11と現像枠体12を超音
波溶着する際に、熱が生じてこの発生熱によって三角突
条12v1を溶融する。この発生熱により、トナー枠体
11及び現像枠体12には熱応力が生じて熱変形するお
それがある。しかしながら本実施の形態によれば、トナ
ー枠体11の条溝11nと現像枠体12の突条12vが
長手方向の略全範囲にわたって嵌合しており、両枠体1
1,12の結合状態において、溶着部周辺が強化されて
おり、熱応力による熱変形が生じ難い。
【0034】トナー枠体11、現像枠体12を形成する
材質としては、プラスチック例えばポリスチレン、AB
S樹脂アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合
体、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン
等である。
【0035】ここで図3には本実施の形態に用いられる
トナー枠体11の側断面図が示されている。図3は、ト
ナー枠体11が現像枠体12と結合す結合面JPを大略
鉛直方向に配置して示してある。
【0036】本実施の形態に用いるトナー枠体11につ
いて更に詳細に説明する。トナー容器11Aに収納して
いる一成分トナーを開口部11i方向へ効率よく落下さ
せるために、2つの斜面K,Lを有している。この斜面
K,Lはともに、トナー枠体11の長手方向全幅に設け
られている。斜面Lは、開口部11iの上方に配置され
ており、また、斜面Kは開口部11iの奥側(トナー枠
体11の短手方向)に配置されている。また斜面Lは上
方枠体11aに形成されており、斜面Kは下方枠体11
bによって構成される。そして斜面Lは装置本体14に
プロセスカートリッジBを装着状態において鉛直方向又
は鉛直方向よりも面が下向きである。また、斜面Kは、
トナー枠体11と現像枠体12の結合面JPに直交する
線mに対する角度θ3が約20度〜40度である。言い
換えれば、本実施の形態では上方枠体11aに下方枠体
11bを結合するにあたって、下方枠体11bを前記設
置角度でもって設置できるように上方枠体11aの形状
を規定している。そこで本実施の形態によれば、トナー
を収容しているトナー容器11Aは、効率よくトナーを
開口部11i方向へ供給することができる。
【0037】[現像枠体]次に、現像枠体について、更
に詳細に説明する。現像枠体12について図3、図1
4、図15、図16、図17、図18を用いて説明す
る。図14は現像枠体12に各部品を組み込む状態で示
した斜視図、図15は現像枠体12に現像部駆動伝達ユ
ニットDGを組み込む状態を示す斜視図、図16は該駆
動伝達ユニットDGが取付けられていない状態で現像ユ
ニットを示す側面図、図17は現像部駆動伝達ユニット
DGを内部側から見る側面図、図18は軸受箱の内部を
示す斜視図である。
【0038】現像枠体12には、前述のように現像ロー
ラ9c、現像ブレード9d、トナー攪拌部材9e及びト
ナー残量を検出するためのアンテナ棒9hが組み込まれ
る。現像ブレード9dは、図14に示すように厚さ1〜
2mm程度の板金9d1にシリコンゴム9d2が一体成
型されたもので、シリコンゴム9d2が現像ローラ9c
の母線に接することによって現像ローラ9c周面上のト
ナー量を規制する。また、スクレーパ(右側)9y1、
スクレーパ(左側)9y2はその一部が撓んだ状態で弾
性的に現像ローラ9cの両側周面上に当接され、現像ロ
ーラ9cの長手方向両端部近傍のトナーを掻きとって内
側に寄せ、現像ローラ9cの両端部からトナーが漏出す
るのを防いでいる。現像枠体12に設けられた現像ブレ
ード取付け部としてのブレード突当て平面12iの長手
方向の両端部にはダボ12i1及びめねじ12i2が設
けられている。そして、板金9d1の右側端部には穴9
d3、左側端部には長手方向に長い長穴9d5が設けら
れていて、夫々前記ダボ12i1に嵌合する。左右のダ
ボ12i1と穴9d3、長穴9d5は現像ブレード9d
の位置決め手段である。即ち図14で右側のダボ12i
1と穴9d3はガタが数μmから数十μmの所謂隙間ば
めの嵌め合いになっていて長手、短手 両方向の位置を
規制している。一方左側はダボ12i1は同じである
が、左側のダボ12i1と嵌合する板金9d1の穴9d
5は長手方向の長穴になっている。これは長穴9d5を
右側と同じ穴にすると左右のダボ12i1の間隔と、板
金9d1の穴9d3と9d5との間隔が、僅かにずれた
だけ取付けられなくなるからである。但し、長穴9d5
の短手方向とダボ12i1とは右側と同じ嵌め合いにな
っている。こうして現像ブレード9dの長手方向の位置
決めはダボ12i1と穴9d3の嵌合によって行い、短
手方向の位置決めは左右のダボ12i1と穴9d3と9
d5との嵌合によって行えるので精度良く取付けること
ができる。現像ブレード9dを前述の位置決め手段に嵌
合させた後、スクレーパ(右側)9y1、スクレーパ
(左側)9y2に夫々設けられたねじ穴9y1a、9y
2aと板金9d1に設けられたねじ穴9d4を挿通して
小ねじ9d6を前記めねじ12i2にねじ込み、共締め
にて左右のスクレーパ9y1(右側)、9y2(左側)
と板金9d1とを平面12iに固定する。なお、現像枠
体12には、板金9d1の上方長手方向に沿って、トナ
ーの外部への漏れを防ぐため、モルトプレーン等の弾性
シール部材12sを貼り付けている。更に、この弾性シ
ール部材12sの両端から続いて現像ローラ9cに沿う
円弧面12jまで、磁性シール部材12s1が取付けら
れている。また更に、下あご部12hには現像ローラ9
cの母線に接する薄片の弾性シール部材12s2が貼り
付けられている。ここで、現像ブレード9dの板金9d
1の一端は略90°に曲げられ曲げ部9d1aとなって
いる。また、現像ブレード9dの厚さは約1.5mm〜
2mmあるために、現像ブレード9dの長手方向端部と
磁性シール部材12s1とはオーバーラップさせること
が出来ず、両者の間には微小な隙間ができてしまう。こ
の隙間を塞がないと現像ローラ9cにトナー層を形成す
る際に、前記隙間を通ったトナーが盛り上がった状態で
付着する。そこで前記隙間を塞ぐ為図32に示すように
現像ブレード9dの裏側で且つ、左右のシール部材12
s1の内側に補助シール12s3を現像枠体12の不図
示の座面に貼り付ける。
【0039】次に、現像ローラユニットGについて図1
4、図18を用いて説明する。現像ローラユニットG
は、現像ローラ9c、現像ローラ9c周面と感光体
ドラム7周面間の距離を一定にするためのスペーサコロ
9i、なおこのスペーサコロ9iは合成樹脂製の電気絶
縁材製であって、感光体ドラム7のアルミニウムAl
(エル)製の円筒部と現像ローラ9cのアルミニウムA
l(エル)製の円筒部がリークしないように現像ローラ
9cの両端部に被せるスリーブキャップを兼ねている。
現像ローラ9cを回転自在に支持し現像枠体12に位
置決めするための現像ローラ軸受9j(図14に特に拡
大して図示)感光体ドラム7に設けられたはす歯のド
ラムギア7bから駆動を受けて、現像ローラ9cを回転
させるための現像ローラギア9k(はす歯ギア)、現
像ローラ9c端部に一端が嵌合している現像コイルバネ
接点9l(エル)(図18参照)、及び、現像ローラ
9c内部に設けられ、トナーを現像ローラ9c周面上に
付着させるためのマグネット9gでユニット化されてい
る。なお、図14では軸受箱9vを現像ローラユニット
Gに対して既に取付けてあるが、現像ローラユニットG
は現像枠体12の側板12A,12Bにわたされた後軸
受箱9vを現像枠体12に取付ける際に軸受箱9vと結
合されるものである。
【0040】この現像ローラユニットGは、図14に示
すように現像ローラ9cの一端には金属フランジ9pが
嵌合固定され、このフランジ9pは外方へ向かって現像
ローラギア取付け軸部9p1が突出し、この現像ローラ
ギア取付け軸部9p1は円筒部に二面幅部を有し、この
二面幅部付の円筒部に嵌合して回り止めされて合成樹脂
製の現像ローラギア9kが嵌合している。現像ローラギ
ア9kははす歯ギアであって回転時、軸方向の推力は現
像ローラ9cの中央部へ向かうようにねじれている。こ
のフランジ9p中を通ってマグネット9gのDカットさ
れた欠円形軸9g1が外部へ突出している。この欠円形
軸9g1の一方は後述の駆動伝達ユニットDGの現像ホ
ルダ40に嵌合し、非回転で支持される。前述した現像
ローラ軸受9jには内側へ突出する回り止め突起9j5
を有する丸穴が設けられ、この丸穴にC形の軸受9j4
が丁度嵌合し、この軸受9j4に回転自在に前記フラン
ジ9pが嵌合している。現像ローラ軸受9jは現像枠体
12のスリット12fに嵌め込まれ、現像ホルダ40の
突起40fを現像枠体12の穴12g及び現像ローラ軸
受9jの穴9j1に挿入し、現像ホルダ40を現像枠体
12に固定することにより保持される。上記軸受9j4
はつば付きであり、つば部のみC形をしているが、軸方
向すべての断面がC形であっても差し支えない。上記現
像ローラ軸受9jの軸受9j1の嵌入する穴は、段付穴
であり、上記回り止め突起9j5は軸受9j4のつばが
嵌入する大径部に設けられている。この軸受9j及び後
述の軸受9fはポリアセタール、ポリアミド等である。
【0041】中空円筒形の現像ローラ9cを挿通してい
るマグネット9gの両端部は現像ローラ9cから両端に
突出し他端の欠円形軸9g1は図18に示す現像ローラ
軸受箱9vに設けた図の上側にあり見えないD形の支持
穴9v3に嵌合する。現像ローラ9cの端部内周には絶
縁部材よりなる中空のジャーナル9wが嵌入固定され、
このジャーナル9wと一体の縮径円筒部9w1は現像ロ
ーラ9cと導通のとれた現像コイルばね接点9l(エ
ル)とマグネット9g間を絶縁している。つば付の軸受
9fは合成樹脂の絶縁体であって前記マグネット支持穴
9v3と同心の軸受嵌合穴9v4に嵌合する。この軸受
嵌合穴9v4に設けたキー溝9v5には軸受9fに一体
に設けたキー部9f1が嵌合することにより軸受9fは
回り止めされる。上述の軸受嵌合穴9v4は底があり、
この底には中抜きの円板状の現像バイアス接点121の
内部側端部がある。現像ローラ軸受箱9vに現像ローラ
9cを組付けるとこの現像バイアス接点121に金属の
現像コイルばね接点9l(エル)が縮められて圧接す
る。前記現像バイアス接点121は円板状部の外径から
折曲し、軸受嵌合穴9v4の軸方向の凹部9v6に嵌合
して軸受9fの外側をとおる導出部121aと、第1の
導出部121aに続いて軸受嵌合穴9v4の端部の切り
欠き9v7に嵌まり込んで折曲された第2の導出部12
1b、第2の導出部121bから折曲した第3の導出部
121c、第3の導出部121cから現像ローラ9cか
ら見て半径方向の外側へ折曲した第4の導出部121
d、第4の導出部121dから同じ向きに折曲した外部
接点部121eを有する。このような現像バイアス接点
121を支持するため、現像ローラ軸受箱9vには長手
方向内部側へ向かって支持部9v8が突出し、この支持
部9v8は第3、第4の導出部121c、121d及び
外部接点部121eに接する。また、第2の導出部12
1bには現像ローラ軸受箱9vの裏側で長手方向内部側
へ突出するダボ9v9に圧入される止め穴121fを有
する。この現像バイアス接点121の外部接点部121
eはプロセスカートリッジBを装置本体14へ装着した
際、後述の装置本体14側の現像バイアス接点部材12
5と接触するものである。これにより現像ローラ9cへ
現像バイアスが印加される。
【0042】現像ローラ軸受箱9vに設けられた2個の
円筒形突部9v1と図19に示す現像枠体12の長手方
向一側端に設けられた穴部12mに嵌合し、現像ローラ
軸受箱9vを現像枠体12に対して位置決めする。また
現像ローラ軸受箱9vのねじ穴9v2を挿通して不図示
の小ねじを現像枠体12のめねじ12cにねじ込み、現
像ローラ軸受箱9vを現像枠体12に対して固定する。
このように本実施の形態においては、現像ローラ9cを
現像枠体12に取付けるにあたって、まず現像ローラユ
ニットGを組立てる。そして組立てた現像ローラユニッ
トGを現像枠体12に取付ける。
【0043】なお現像ローラユニットGの組立ては、次
の工程で行われる。まず、フランジ9pを組み込んだ現
像ローラ9c中にマグネット9gを挿通させ現像ローラ
9cの一端にジャーナル9w、現像コイルばね接点9l
(エル)を取付け、両端夫々にスペーサコロ9iを取付
け、更にその外側に現像ローラ軸受9jを夫々取付け
る。次いで現像ローラ9cの一端の現像ローラギア取付
け軸部9p1に現像ローラギア9kを取付ける。そし
て、現像ローラ9cの現像ローラギア9kが取付けられ
た両端には、先端がDカットされたマグネット9gの欠
円形軸9g1を突出させている。このようにして、現像
ローラユニットGを構成している。
【0044】次に、トナー残量を検知するためのアンテ
ナ棒9hについて説明する。図14、図19に示すよう
に、アンテナ棒9hは、その一端がクランク状に曲げら
れている。この一端の接点部9h1(トナー残量検出接
点122)は装置本体14に取付けられている後述のト
ナー検出接点部材126に接触して、電気的に接続す
る。このアンテナ棒9hを現像枠体12に取付けるには
まず、アンテナ棒9hの先端を現像枠体12の側板12
Bに設けられた貫通穴12bを貫通させて内部に挿入す
る。そして、現像枠体12の反対側の側面に設けられた
不図示の穴に前記先端を支持させる。このようにアンテ
ナ棒9hは貫通穴12bと前記不図示の穴により位置決
めして支持される。また前記貫通穴12bにはトナーの
侵入を防ぐため、シール部材(図示せず)(例えば合成
樹脂リングまたはフエルトあるいはスポンジ等)が挿入
されている。なお、クランク状の接点部9h1のアーム
部分は現像ローラ軸受箱9vが現像枠体12に取付けら
れると、現像ローラ軸受箱9vがアンテナ棒9hの移動
を阻止し、アンテナ棒9hが外方へは脱出しない位置に
ある。ここで、前記アンテナ棒9hの先端を挿入する側
の現像枠体12の側板12Aはトナー枠体11と現像枠
体12を結合した際に、トナー枠体11の側面側に延出
してトナー下方枠体11bに設けられたトナーキャップ
11fと対向してトナーキャップ11fを一部覆う。ま
た側板12Aには、図16に示すように穴12xが設け
られており、この穴12xには、トナー送り部材9bに
駆動力を伝達するためのトナー送りギア9sの軸継手部
9s1(図15)が挿通する。このトナー送りギア9s
は、トナー送り部材9bの端部に係合しトナー枠体11
に回転自在に支持されているカップリング部材11e
(図16、図20参照)と連結して、トナー送り部材9
bに駆動力を伝達する軸継手部9s1を一体に備えてい
る。
【0045】図19に示すように現像枠体12にはアン
テナ棒9hと平行し、トナー攪拌部材9eが回転自在に
支持されている。このトナー攪拌部材9eはクランク状
で一方のジャーナルが側板12Bの軸受穴(不図示)に
嵌合し、他方のジャーナルは図16に示す側板12Aに
回転自在に支持される軸部を一体に有するトナー攪拌ギ
ア9mに嵌入すると共に、クランクアームを該軸部の切
り欠きに引っ掛けて、攪拌ギア9mの回転をトナー攪拌
部材9eに伝えるようにしてある。
【0046】次に、現像ユニットDへの駆動力の伝達に
ついて説明する。図15に示すように、Dカットされた
マグネット9gの欠円形軸9g1に現像ホルダ40の支
持穴40aが嵌入し非回転に支持される。現像ホルダ4
0を現像枠体12に取付けると、現像ローラギア9kは
歯車列GTのギア9qと噛合い、トナー攪拌ギア9mは
小ギア9s2と噛合う。これによってトナー送りギア9
s及びトナー攪拌ギア9mは現像ローラギア9kより駆
動力の伝達を受けられるようになる。ギア9qからトナ
ー送りギア9sまでのギアは総てアイドラギアである。
現像ローラギア9kに噛合うギア9qとこのギア9qと
一体の小ギア9q1は現像ホルダ40と一体のダボ40
bに回転自在に支持されている。小ギア9q1と噛合う
大ギア9rとこのギア9rと一体の小ギア9r1は現像
ホルダ40と一体のダボ40cに回転自在に支持されて
いる。小ギア9r1はトナー送りギア9sと噛合ってい
る。トナー送りギア9sは現像ホルダ40に一体に設け
たダボ40dに回転自在に支持されている。トナー送り
ギア9sは軸継手部9s1を有する。トナー送りギア9
sには小ギア9s2が噛合っている。小ギア9s2は現
像ホルダ40に一体に設けたダボ40eに回転自在に支
持されている。上記ダボ40b,40c,40d,40
eは直径約5〜6mm程度であり、ギア列GTの各ギア
を支持する。以上の構成を取ることにより、同一の部材
(本実施の形態では現像ホルダ40)によってギア列を
構成するギアの支持を行うことができる。従って、組立
てに関し、現像ホルダ40に歯車列GTを部分組立てが
でき、組立て工程を分散し、簡単化できる。即ち、現像
枠体12へはアンテナ棒9h、トナー撹拌部材9eを組
み付けた上、現像ローラユニットGを現像部駆動伝達ユ
ニットDG、歯車箱9vを夫々現像枠体12へ組み付け
るのと同時に組立て現像ユニットDを完成する。
【0047】また、図19において、12pは開口部で
あって、現像枠体12の長手方向に沿って設けられてい
る。そしてこの開口部12pは、トナー枠体11と現像
枠体12とを結合した状態で、トナー枠体11の有する
開口部11iと対向する。そしてトナー枠体11に収容
されているトナーを、現像ローラ9cへ供給可能とす
る。また、この開口部12pの長手方向全幅に沿って前
記攪拌部材9e及びアンテナ棒9hが取付けられてい
る。またこの現像枠体12を形成する材質としては、前
述したトナー枠体11の材質と同様である。
【0048】[電気接点の構成]次に、前記プロセスカ
ートリッジBを画像形成装置本体14に装着したとき
に、両者を電気的に接続するための接点の接続と配置に
ついて図8、図9、図11、図23を用いて説明する。
【0049】プロセスカートリッジBには、図8に示す
ように、複数の電気接点が設けてある。即ち、感光体
ドラム7を装置本体14との間でアースするために、該
感光体ドラム7と電気的に接続した導電性アース接点と
して円筒形ガイド13aL(導電性アース接点として説
明する場合は符号119を用いる)、帯電ローラ8へ
装置本体14から帯電バイアスを印加するために、帯電
ローラ軸8aと電気的に接続した導電性帯電バイアス接
点120、現像ローラ9cに装置本体14から現像バ
イアスを印加するために、現像ローラ9cと電気的に接
続した導電性現像バイアス接点121、トナー残量を
検出する為にアンテナ棒9hと電気的に接続した導電性
トナー残量検出接点122、の4個の接点がカートリッ
ジ枠体側面と底面から露出するように設けてある。そし
て前記4個の接点119〜122は、プロセスカートリ
ッジBの装着方向から見て全てカートリッジ枠体の左側
の側面及び底面に、各接点間が電気的にリークしない距
離を隔てて設けられている。なお、アース接点119及
び帯電バイアス接点120はクリーニングユニットCに
設けられており、また、現像バイアス接点121及びト
ナー残量検出接点122は現像枠体12に設けられてい
る。また、前記トナー残量検出接点122は、プロセス
カートリッジBが装置本体14に装着されたことを装置
本体14に検出させるための、プロセスカートリッジ有
無検出接点を兼ねる。図11に示すように前記アース接
点119は既に述べたように導電性の材質のフランジ2
9に一体に設けられ、更にフランジ29と一体のドラム
軸7aをアース接点部材119と同軸上に設け、ドラム
軸7aにドラム筒7dに導通しているアース板7fを圧
接して外部へ導いている。本実施の形態では、フランジ
29を鉄等の金属製としている。また他の帯電バイアス
接点120、現像バイアス接点121は厚さが約0.1
mm〜0.3mm程度の導電性の金属板(例えば、ステ
ンレススチール、燐青銅)をプロセスカートリッジ内部
から張り巡らせている。そして、帯電バイアス接点12
0はクリーニングユニットCの反駆動側底面から露出
し、現像バイアス接点121及びトナー残量検出接点1
22は現像ユニットDの反駆動側底面から露出するよう
に設けられている。
【0050】更に詳細に説明する。前述した通り、本実
施の形態においては、図11に示すように感光体ドラム
7の軸線方向一側端にはす歯のドラムギア7bを設けて
いる。このドラムギア7bは、現像ローラギア9kと噛
合して、現像ローラ9cを回転させる。なおこのドラム
ギア7bは、回転する際にスラスト力(図11に示す矢
印d方向)を生じて、長手方向に遊びを有してクリーニ
ング枠体13に設けられている感光体ドラム7をドラム
ギア7bが設けられている側へ付勢し、平歯ギア7nに
固定されているアース板7fがドラム軸7aを押圧する
反力が矢印d方向に加わる。そして、ドラムギア7bの
側端7b1がクリーニング枠体13に固定した軸受38
内側端面38bに突き当たる。これによって、感光体ド
ラム7はプロセスカートリッジBの内部において、軸線
方向の位置が規定される。そして前記アース接点119
は、前記クリーニング枠体13の一側端13kに露出し
て設けられている。このドラム軸7aは、感光層7eを
被覆されているドラム筒7d(本実施の形態ではアルミ
ニウム製)の中心に進入する。ドラム筒7dの内面7d
1と前記ドラム軸7aの端面7a1とに接触するアース
板7fによって前記ドラム筒7dと前記ドラム軸7aは
電気的に接続されている。
【0051】また、前記帯電バイアス接点120は、ク
リーニング枠体13の帯電ローラ8を支持している部分
の近傍に設けられている(図8参照)。そして前記帯電
バイアス接点120は、図12に示すように前記帯電ロ
ーラ軸8aと接触している複合ばね8bを介して前記帯
電ローラ8の軸8aと電気的に接続している。この複合
ばね8bはクリーニング枠体13に設けたほぼ帯電ロー
ラ8と感光体ドラム7の中心を結ぶ線上のガイド溝に滑
合している帯電ローラ軸受8cと該ガイド溝の一方端に
あるばね座間に縮設された複合ばね8bの圧縮コイルば
ね部のばね座側座巻部から帯電ローラ軸8aに圧接する
内部接点を有している。前記帯電バイアス接点120は
図8に示す外部露出部からクリーニング枠体13内に入
り、帯電ローラ8の一端側の帯電ローラ軸8aの移動方
向に対して横切るように折曲して複合ばね8bが着座す
るばね座120bを終端としている。
【0052】次に、現像バイアス接点121及びトナー
残量検出接点122について説明する。これら両接点1
21,122は、クリーニング枠体13の一側端13k
と同じ側に設けられている現像ユニットDの底面に設け
られている。そして前記現像バイアス接点121の第3
の導出部、即ち外部接点部121eは、平歯ギア7nを
間にして帯電バイアス接点120とは反対側に配設され
ている。そして既に述べたように前記現像バイアス接点
121は、前記現像ローラ9cの側端と導通している現
像コイルバネ接点9l(エル)を介して前記現像ローラ
9cと電気的に接続している(図18参照)。
【0053】ドラムギア7b、現像ローラギア9kに生
ずるスラストと現像バイアス接点121の関係を説明す
る。既に述べたように駆動により感光体ドラム7は図1
1において矢印d方向に移動し、ドラムギア7b側の端
面が、軸受38端面(38b)と接触して回転し、感光
体ドラム7の長手方向位置は一定する。一方ドラムギア
7bに噛合う現像ローラギア9kは矢印dと反対の方向
にスラストを受け、図18に示す現像バイアス接点12
1を押圧している現像コイルばね接点9l(エル)を押
圧し、現像ローラ9cと現像ローラ軸受9jとの間に働
いている現像コイルばね接点9lによる押圧力を軽減さ
せる。これによって現像コイルばね接点9lと現像バイ
アス接点121との接触を確実とし、現像ローラ9c端
面と現像ローラ軸受9j端面間の摩擦抵抗を軽減し、現
像ローラ9cの回転を円滑にする。
【0054】また、図8に示すトナー残量検出接点12
2は、カートリッジ装着方向(図9矢印X方向)に対し
て前記現像バイアス接点121の上流側に現像枠体12
から露出して設けられている。そして、図19に示すよ
うにトナー残量検出接点122は、前記現像ローラ9c
のトナー枠体11側において、現像枠体12に前記現像
ローラ9cの長手方向に沿って設けられた導電性材料、
例えば金属線のアンテナ棒9hの一部となっている。前
述した通り、前記アンテナ棒9hは、現像ローラ9cの
長手方向全長にわたって現像ローラ9cと一定距離を隔
てた位置に設けられている。プロセスカートリッジBを
装置本体14に装着すると装置本体14側のトナー検出
接点部材126(図9、図23参照)と接触する。そし
て、このアンテナ棒9hと現像ローラ9cとの間の静電
容量は両者間に存在するトナー量によって変化する。そ
こで、この静電容量の変化を電位差変化として、装置本
体14のトナー検出接点部材126と電気的につながっ
ている制御部(図示せず)によって検出することによ
り、トナー残量を検出するものである。
【0055】ここで前記トナー残量とは、現像ローラ9
cとアンテナ棒9hの間に存在するトナー量が、所定の
静電容量を生ずるトナー量である。これによって、トナ
ー容器11A内のトナー残量が、所定の量となったこと
を検出できる。そこで、装置本体14に設けた前記制御
部によって、前記トナー残量検出接点122を介して静
電容量が第一の所定の値になったことを検出し、トナー
容器11A内のトナー残量が所定の量となったことを判
別する。装置本体14は、静電容量が前記第一の所定の
値となったことを検出すると、プロセスカートリッジB
の交換報知を行う(例えば、ランプの点滅、ブザーによ
る音の発生)。また、前記制御部は、前記静電容量が前
記第一の所定の値よりも小さい第二の所定の値を検出す
ることによって、プロセスカートリッジBが装置本体1
4に装着されたことを検出する。また、前記制御部は、
プロセスカートリッジBが装着されたことを検出しなけ
れば、装置本体14の画像形成動作を開始させない。即
ち、装置本体14の画像形成動作を開始させない。なお
プロセスカートリッジ未装着の報知を行っても良い(例
えば、ランプの点滅等)。
【0056】次に、前記プロセスカートリッジBに設け
た接点と、装置本体14に設けた接点部材との接続につ
いて説明する。さて、画像形成装置Aのカートリッジ装
着スペースSの一方側の内側面には、図9に示すよう
に、前記プロセスカートリッジBを装着したときに、前
記各接点119〜122に接続し得る4個の接点部材
(アース接点119と電気的に接続するアース接点部材
123、帯電バイアス接点120と電気的に接続する帯
電接点部材124、現像バイアス接点121と電気的に
接続する現像バイアス接点部材125、トナー残量検出
接点122と電気的に接続するトナー検出接点部材12
6)が設けてある。図9に示す通り、アース接点部材1
23は位置決め溝16bの底に設けられている。また、
現像バイアス接点部材125、トナー検出接点部材12
6、帯電接点部材124はガイド部16aの下方でガイ
ド部16a外でガイド部16aの傍のカートリッジ装着
スペースSの片側の壁面下に上方にむけて弾性的に設け
られている。
【0057】ここで、各接点とガイドとの位置関係につ
いて説明する。まずプロセスカートリッジBをほぼ水平
にした状態の図6において、垂直方向において、最下位
にトナー残量検出接点122、その上方に現像バイアス
接点121、その上方に帯電バイアス接点120、その
上方にほぼ同じ高さに回り止めガイド13bL及び円筒
形ガイド13aL(アース接点119)が配置されてい
る。また、カートリッジ装着方向(矢印X方向)におい
て、最も上流にトナー残量検出接点122、その下流に
回り止めガイド13bL及び現像バイアス接点121、
次いでその下流に円筒形ガイド13aL(アース接点1
19)そしてその下流に帯電バイアス接点120が配置
されている。このように配置することによって、帯電バ
イアス接点120は帯電ローラ8に近付ける、現像バイ
アス接点121は現像ローラ9cに近付ける、トナー残
量検出接点122はアンテナ棒9hに近付ける、また、
アース接点119は感光体ドラム7に近付けることがで
きる。このようにすることによってプロセスカートリッ
ジB側及び画像形成装置本体14の夫々の電極の徘回し
をなくし接点間距離を短縮できる。ここで、各接点の接
点部材との接触部のサイズは次の通りである。まず、帯
電バイアス接点120は、たて及び横ともに約10.0
mm、現像バイアス接点121は、たて約6.5mm、
横約7.5mm、トナー残量検出接点122は直径2m
mで横長さ約18.0mm、及び、アース接点119は
円型でその外径は約10.0mmである。なお前述帯電
バイアス接点120、現像バイアス接点121は矩形で
ある。ここで上記接点の縦とはプロセスカートリッジB
の装着方向Xに従う方向であり、横方向とは方向Xに直
角水平方向である。
【0058】前記アース接点部材123は導電性板ばね
部材であり、プロセスカートリッジ側のアース接点11
9即ち円筒形ガイド13aL(ドラム軸7aが位置決め
される)がはまり込む位置決め溝16b内に該アース接
点部材123が取付けられており(図9、図11、図2
3参照)、これが装置本体シャーシを介してアースされ
ている。前記トナー残量検出接点部材126はガイド部
16a下方でこのガイド部16aの傍に設けられ導電性
板ばね部材である。また他の接点部材124,125
は、ガイド部16aの下方でこのガイド16aの傍に設
けられ、夫々圧縮コイルばね129によってホルダ12
7から上方に向かって突出して取り付けられている。こ
れを帯電接点部材124を例にとって説明する。図23
の一部に拡大して示すように、帯電接点部材124をホ
ルダ127内に脱落不能且つ上方へ突出可能に取り付け
る。そして、このホルダ127を装置本体14に取付け
た電気基板128に固定し、各接点部材と配線パターン
とを導電性の圧縮コイルばね129によって電気的に接
続している。プロセスカートリッジBを画像形成装置A
に挿入して、ガイド部16aによってガイドして装着す
る際に、所定の装着位置へ至る前にあっては各接点部材
123〜126は夫々ばね力で突出状態にある。このと
き、各接点部材にプロセスカートリッジの各接点119
〜122は接触していない。更にプロセスカートリッジ
Bの挿入が進むと、各接点部材123〜126にプロセ
スカートリッジBの各接点119〜122が接触し、更
にわずかに進んでプロセスカートリッジBの円筒形ガイ
ド13aLが位置決め溝16bに嵌入することにより各
接点119〜122が夫々各接点部材123〜126を
これらの弾力に抗して後退させ夫々接触圧力を高める。
このように本実施の形態においては、前述ガイド部材1
6によってプロセスカートリッジBをガイドして、所定
の装着位置に装着すると、前記各接点は各前記接点部材
と確実に接続する。またアース接点部材123は、プロ
セスカートリッジBを所定位置へ装着すると、板ばね状
のアース接点部材123が円筒形ガイド13aLから突
出しているアース接点119と接触する(図11参
照)。ここでプロセスカートリッジBが画像形成装置本
体14に装着されると、アース接点119とアース接点
部材123が電気的に接続して、感光体ドラム7がアー
スされる。また帯電バイアス接点120と帯電接点部材
124が電気的に接続して、帯電ローラ8に高電圧(A
C電圧とDC電圧の重畳)が印加される。また現像バイ
アス接点121と現像バイアス接点部材125が電気的
に接続して、現像ローラ9cに高電圧が印加される。ま
た更に、トナー残量検出接点122とトナー検出接点部
材126が電気的に接続して、この接点122と現像ロ
ーラ9c間の静電容量に応じた情報が装置本体14に伝
達される。また本実施の形態のように、プロセスカート
リッジBの接点119〜122をプロセスカートリッジ
Bの底面側に設けたため、プロセスカートリッジBの装
着方向矢印Xに対する左右方向の位置精度の影響を受け
ない。また更に前述実施の形態のように、プロセスカー
トリッジBの各接点をカートリッジ枠体の一方側に全て
配置したので、画像形成装置本体14及びプロセスカー
トリッジBに対する機械機構部材と電気配線関係部材と
をカートリッジ装着スペースS、プロセスカートリッジ
Bの両側に夫々分割配置でき、組立て工数を節減でき、
また保守点検が容易となる。
【0059】前記プロセスカートリッジBを画像形成装
置本体14に装着すると、後述するように、前記開閉部
材35の閉じ動作に連動してプロセスカートリッジ側カ
ップリング装置と本体側カップリングとが結合し、感光
体ドラム7等は装置本体14から駆動を受けて回転可能
となる。
【0060】前述したように、プロセスカートリッジに
設ける複数の電気接点を全てカートリッジ枠体の一方側
に配置したために、画像形成装置本体との電気的接続を
安定して行うことができる。或は、前述実施の形態の通
り各接点を配置することにより、各接点のカートリッジ
内での電極の徘回しを短縮することができる。
【0061】[カップリング及び駆動構成]次に画像形
成装置本体14からプロセスカートリッジBへ駆動力を
伝達する駆動力伝達機構であるカップリング手段の構成
について説明する。図11は感光体ドラム7をプロセス
カートリッジBに取付けた状態を示すカップリング部の
縦断面図である。さて、図11に示すように、プロセス
カートリッジBに取付けられた感光体ドラム7の長手方
向一方端部にはカートリッジ側カップリング手段が設け
てある。このカップリング手段は、感光体ドラム7の一
方端部に固着したドラムフランジ36にカップリング凸
軸37(円柱形状)を設けたものであり、前記凸軸37
の先端面に凸部37aが形成してある。なお、凸部37
aの端面は凸軸37の端面と平行である。また、この凸
軸37は軸受38に嵌合して、ドラム回転軸として機能
する。そして、本実施の形態では、ドラムフランジ36
とカップリング凸軸37及び凸部37aは一体に設けて
ある。そして、ドラムフランジ36にはプロセスカート
リッジB内部の現像ローラ9cに駆動力を伝達するた
め、はす歯のドラムギア7bが一体に設けてある。従っ
て、図11に示す通り、前記ドラムフランジ36はドラ
ムギア7b、凸軸37及び凸部37aを有する一体成型
品であって、駆動力を伝達する機能を有する駆動力伝達
部品である。そして、前記凸部37aの形状は、ねじれ
た多角柱であって、詳しくは断面がほぼ正三角の柱で軸
方向に次第に回転方向にわずかにねじれた形状である。
また、前記凸部37aと嵌合する凹部39aは、断面が
多角形で軸方向に次第に回転方向にわずかにねじれた穴
である。この凸部37aと凹部39aはねじれのピッチ
がほぼ同一であり、同一方向にねじれている。なお、前
記凹部39aは、断面が略三角形である。そして、この
凹部39aは、装置本体14に設けられたギア43と一
体のカップリング凹軸39bに設けられている。このカ
ップリング凹軸39bは装置本体14に回転自在及び軸
方向移動自在に設けられている。そこで、本実施の形態
の構成においては、プロセスカートリッジBが装置本体
14に装着されて、凸部37aと装置本体14に設けら
れた凹部39aとが嵌合して、凹部39aの回転力が凸
部37aに伝達される際に、略正三角柱の凸部37aの
各稜線と凹部39aの内面とが等しく当接するため互い
に軸芯が合致する。このため、カップリング凸部37a
の外接円の直径はカップリング凹部39aの内接円より
も大きく、且つ、カップリング凹部39aの外接円より
も小さく製作されている。更に、そのねじれ形状によっ
て凹部39aが凸部37aを引き寄せる方向に力が作用
して、凸部端面37a1が凹部39aの底39a1と当
接する。そこで、このカップリング部とドラムギア7b
に生ずるスラストは矢印d方向の同方向に働くから、前
記凸部37aと一体的となっている感光体ドラム7は、
画像形成装置本体14内で軸方向の位置及びラジアル方
向の位置が安定して決まる。なお、本実施の形態におい
て、感光体ドラム7の側からみて、感光体ドラム7の回
転方向に対して、前記凸部37aのねじれ方向は凸部3
7aの根元から先端に向かって反対方向、また、凹部3
9aのねじれ方向は凹部39aの入口から内部へ向って
反対方向、また、ドラムフランジ36のドラムギア7b
のねじれ方向は前記凸部37aのねじれ方向と反対方向
である。ここで、前記凸軸37及び凸部37aは、前記
ドラムフランジ36が感光体ドラム7の一端部に取付け
られた際に、感光体ドラム7の軸心と同軸上に位置する
ようにドラムフランジ36に設けられている。なお、3
6bは嵌合部であって、ドラムフランジ36を感光体ド
ラム7に取付ける際に、ドラム筒7dの内面に嵌合する
部分である。このドラムフランジ36は感光体ドラム7
に”かしめ”或は”接着”等によって取付けられる。ま
た、ドラム筒7dの周囲には、感光層7eが被覆されて
いる。なお、既に述べたように、この感光体ドラム7の
他端側には、平歯ギア7nが固定されている。また、前
記ドラムフランジ36、平歯ギア7nの材質としては、
ポリアセタール(polyacetal)、ポリカーボ
ネイト(polycarbonate)、ポリアミド
(polyamide)、及び、ポリブチレンテレフタ
レート(polybutylenetelephtha
late)等の樹脂材料を用いている。但し、他の材質
を適宜選択して用いても構わない。
【0062】また、プロセスカートリッジBのカップリ
ング凸軸37の凸部37aの回りには、凸軸37と同心
円の円筒形の凸部38a(円筒形ガイド13aR)がク
リーニング枠体13に固定した軸受38に一体に設けら
れている(図12参照)。この凸部38aによって、プ
ロセスカートリッジBを着脱する際等にカップリング凸
軸37の凸部37aは保護され、外力による傷や変形等
から守られる。そこで、この凸部37aが損傷すること
によってカップリング駆動時のガタつきや振動を防止す
ることができる。更に、この軸受38はプロセスカート
リッジBを画像形成装置本体14に着脱する際のガイド
部材を兼ねることも可能である。即ち、プロセスカート
リッジBを画像形成装置本体14に装着する際には、軸
受38の凸部38aと本体側ガイド部16cとが当接し
て、前記凸部38aはプロセスカートリッジBを装着位
置に装着する際の位置決めガイド13aRとして機能
し、プロセスカートリッジBの装置本体14への着脱を
容易にする。また、プロセスカートリッジBが装着位置
に装着された際には、前記凸部38aはガイド部16c
に設けられた位置決め溝16dに支持される。また、更
に感光体ドラム7及びドラムフランジ36、カップリン
グ凸軸37との間には図11に示すような関係がある。
即ち、感光体ドラム7の外径=H、ドラムギア7bの歯
元円径=E、感光体ドラム7の軸受径(軸部カップリン
グ凸軸37の外径、軸受38の内径)=F、カップリン
グ凸部37aの外接円径=M、感光体ドラム7のドラム
フランジ36との嵌合部径(ドラム内径)=Nとしたと
き、H>F≧M及びE>Nの関係がある。前記H>Fに
よってドラム筒7dを軸承するよりも軸受部での摺動負
荷トルクを低減でき、F≧Mの関係によりフランジ部を
成形する際には通常図中矢印P方向に成形型の型割を行
うが、アンダーカット部がなくなるため型構成を簡略化
できる。更にはE>Nの関係により、ギア部の型形状が
プロセスカートリッジBの装着方向から見て左側の型上
に設けられるため、右側の型を簡素化し、型の耐久性を
向上させるなどの効果がある。
【0063】一方、画像形成装置本体14には、本体カ
ップリング手段が設けてある。この本体カップリング手
段は、プロセスカートリッジBを挿入したときの感光体
ドラム回転軸線と一致する位置にカップリング凹軸39
b(円柱形状)が配設してある(図11参照)。このカ
ップリング凹軸39bは図11に示すように、モータ6
1の駆動力を感光体ドラム7へと伝える大ギア43と一
体になった駆動軸である。(そして、この凹軸39b
は、大ギア43の回転中心であって、大ギア43の側端
から突出して設けられている)。本実施の形態では、前
記大ギア43とカップリング凹軸39bは、一体成型で
形成してある。前記装置本体14側の大ギア43は、は
す歯ギアであって、このはす歯ギアはモータ61の軸6
1aに固定して又は一体に設けられたはす歯の小ギア6
2と噛合っており、小ギア62から駆動力が伝達された
ときに、凹軸39bを凸軸37方向へ移動させる推力を
発生させるようなねじれ方向と傾斜角の歯を有してい
る。これにより、画像形成に際してモータ61を駆動す
ると、前記推力によって凹軸39bが凸軸37方向へ移
動して凹部39aと凸部37aとが係合する。前記凹部
39aは、前記凹軸39bの先端であって前記凹軸39
bの回転中心に設けられている。なお、この実施の形態
ではモータ軸61aに設けた小ギア62から大ギア43
へ直接駆動力を伝達しているが、ギア列を用いて減速及
び駆動伝達を行う、或はベルトとプーリ、摩擦ローラ
対、タイミングベルトとプーリなどを用いてもよい。
【0064】次に、開閉部材35の閉鎖動作に連動して
凹部39aと凸部37aを嵌合させることについて説明
する。装置本体14に大ギア43の中心に一体に設けた
カップリング凹軸39bが回転自在に支持されている。
大ギア43と装置本体14間には、不図示の外カムと内
カムが密に間挿されている。内カムは装置本体14に固
定されていて、外カムはカップリング凹軸39bに回転
自在に嵌合している。外カムと内カムの軸方向の対向面
はカム面であり、このカム面はカップリング凹軸39b
を中心とする互いに接するねじ面となっている。大ギア
43と装置本体14との間に不図示の圧縮コイルばねが
圧縮してカップリング凹軸39bに挿入されている。外
カム63の外周から半径方向にアームが設けられ、この
アームの先端と、開閉部材35の支点35a部分をリン
ク機構で結合している。開閉部材35を開くと外カムが
回転し、外カムと内カムとの対向カム面が摺動して大ギ
ア43が感光体ドラム7より離れる方向へ移動する。そ
の際、大ギア43が外カムに押されて、装置本体14と
大ギア39との間に取付けられた前述の不図示の圧縮コ
イルばねを押しつつ移動し、カップリング凹部39aが
カップリング凸部37aから離れて、カップリングが解
除されプロセスカートリッジBが着脱可能な状態にな
る。逆に開閉部材35を閉じると、外カムが逆に回転
し、ばねに押されることにより、大ギア43が右行して
図11の位置に到達し大ギア43がカップリング凹部3
9aがカップリング凸部37aに嵌合し、駆動伝達可能
な状態に戻る。このような構成をとることにより、プロ
セスカートリッジBを開閉部材35の開閉に応じて着脱
および駆動可能な状態にすることが可能になる。尚、開
閉部材35を閉じることによって外カムが逆に回転し大
ギア43が右行して、カップリング凹軸39bとカップ
リング凸軸37の端面が当たってカップリング凸部37
aとカップリング凹部39aが噛合わなくても画像形成
装置Aの始動後すぐ噛合う。
【0065】このように、本実施の形態ではプロセスカ
ートリッジBを装置本体14に着脱する際には、開閉部
材35を開放する。そして、この開閉部材35の開閉に
連動して、カップリング凹部39aが水平方向に移動す
る。そこで、プロセスカートリッジBを装置本体14に
着脱する際には、プロセスカートリッジBと装置本体1
4のカップリング(37a,39a)は連結することは
ない。また、連結してはいない。従って装置本体14に
対するプロセスカートリッジBの着脱を円滑に行うこと
ができる。また、本実施の形態ではカップリング凹部3
9aが不図示の圧縮コイルばねによって大ギア43が押
されることにより、プロセスカートリッジBの方向へ押
圧されている。そこで、カップリング凸部37aと凹部
39aとが噛合う際に、カップリング凸部37aと凹部
39aがぶつかってうまく噛合わなかったとしても、プ
ロセスカートリッジBを装置本体14へ装着後初めてモ
ータ61が回転し、これによってカップリング凹部39
aが回転することによって両者は瞬時に噛合う。
【0066】次に前記カップリング手段の係合部である
凸部37aと凹部39aの形状について説明する。な
お、装置本体14に設けたカップリング凹軸39bは、
前述したように軸方向には移動可能であるが、半径方向
(ラジアル方向)には移動しないように取付けられてい
る。一方、プロセスカートリッジBは長手方向及びカー
トリッジ装着方向のX方向(図9参照)に移動可能に装
置本体14に装着されている。なお長手方向には、プロ
セスカートリッジBをカートリッジ装着スペースSに設
けてあるガイド部材16R,16L間でわずかの移動を
許すようになっている。即ち、プロセスカートリッジB
を装置本体14に装着するとクリーニング枠体13の長
手方向他端側に取付けたフランジ29に形成した円筒形
ガイド13aL(図6、図7、図9参照)の部分が装置
本体14の位置決め溝16b(図9参照)に入り込んで
隙間なく嵌合して位置決めされ、感光体ドラム7に固定
した平歯ギア7nが転写ローラ4に駆動力を伝達するギ
ア(図示せず)と噛合する。一方、感光体ドラム7の長
手方向一端側(駆動側)は、クリーニング枠体13に設
けた円筒形ガイド13aRが装置本体14に設けた位置
決め溝16dに支持される。この円筒形ガイド13aR
が装置本体14の位置決め溝16dに支持されることに
より、ドラム軸7aと凹軸39bの回転軸心が同芯度φ
2.00mm以内に支持され、カップリング結合過程に
おける第1の調芯作用が完了する。そして、開閉部材3
5が閉じられることによって、カップリング凹部39a
が水平に移動して凸部37aに入り込む(図11参
照)。
【0067】次いで、駆動側(カップリング側)は次の
ように位置決め及び駆動伝達がなされる。先ず、装置本
体14の駆動モータ61が回転すると、カップリング凹
軸39bがカップリング凸軸37方向(図11の矢印d
と反対方向)に移動し、カップリング凸部37aと凹部
39aの位相があった時点(本実施の形態では凸部37
aと凹部39aが略正三角形であるために、120°毎
に両者の位相が合う)で両者が係合し、装置本体14か
らプロセスカートリッジBに回転力が伝達される。この
カップリング係合に際し、カップリング凸部37aが凹
部39aに入り込むときは、両者の略正三角形のサイズ
に差があり、即ちカップリング凹部39aの断面が略正
三角形の穴がカップリング凸部37aの略正三角形より
も大きいから、隙間を有した状態でスムーズに入り込
む。
【0068】そして、画像形成時にカップリング凸部3
7aが凹部39aに入り込んだ状態でカップリング凹軸
39bが回転すると、カップリング凹部39aの内面と
凸部37aの略正三角形柱の3点の稜線とが当接して駆
動力が伝達される。そしてこの時、共に正多角形のカッ
プリング凹部39aの内面と凸部37aの稜線とが等し
く当接するように、カップリング凸軸37が凹軸39b
の中心と一致するように瞬時に移動する。以上のような
構成により、モータ61の駆動時にはカップリング凸軸
37及び凹軸39bが自動的に調芯が行われる。さら
に、感光体ドラム7に駆動力が伝わることによりプロセ
スカートリッジBに回転力が生まれ、この回転力により
プロセスカートリッジBのクリーニング枠体13の上面
に設けられた規制当接部13j(図4、図5、図6、図
7、図23参照)が画像形成装置本体14に固設された
固設部材25(図9、図10、図23参照)への当接力
を強め、画像形成装置本体14に対するプロセスカート
リッジBの位置がきまる。また、非駆動時(非画像形成
時)には、カップリング凸部37aと凹部39aとの半
径方向には隙間を設けられるので、カップリング同士の
係脱が容易になる。また、駆動時には前述のカップリン
グ係合部分での当接力が安定するので、この部分でのガ
タつきや振動を押さえることができる。
【0069】図26は右側ガイド部材13Rとクリーニ
ング枠体13の取付け関係を詳細に示す斜視図、図27
は右側ガイド部材13Rをクリーニング枠体13へ取付
けた状態の縦断面図、図28はクリーニング枠体13の
右側面の一部を示す図である。図29は右側ガイド部材
13Rと一体に形成した軸受38の取付け部のアウトラ
インを示す側面図である。軸受38を一体とした右側ガ
イド部材13R(38)を摸式的に示した図11のクリ
ーニング枠体13への取付け、及びユニット化された感
光体ドラム7のクリーニング枠体13への取付けについ
て具体的に説明する。右側ガイド部材13Rの背面には
図26、図27に示すように円筒形ガイド13aRと同
心で小直径の軸受38が一体に設けられている。図29
に示すようにこの軸受38は円筒形ガイド38aRの軸
方向(長手方向)中間部の円板部材13aR3で円筒形
である軸受38の端部につながっている。そして軸受3
8と円筒形ガイド13aRのクリーニング枠体13側と
の間にはクリーニング枠体13の内部側より見て円形の
溝38aR4が形成されている。クリーニング枠体13
の側面には図26、図28に示すように欠円筒形の軸受
取付穴13hが設けられ、欠円部13h1は軸受取付穴
13hの直径よりも小さな対向間隔を有し、この間隔は
カップリング凸軸37の直径よりも大きい。また、カッ
プリング凸軸37は軸受38に嵌合するので軸受取付穴
13hとは間隔があいている。クリーニング枠体13の
側面に一体に形成して設けた位置決めピン13h2はガ
イド部材13Rのフランジ13aR1の穴(不図示)に
密に嵌合するようになっている。これによってユニット
化された感光体ドラム7を軸方向(長手方向)に交叉方
向からクリーニング枠体13へ取付け可能となると共に
長手方向から右側ガイド部材13Rをクリーニング枠体
13へ取り付ける際に右側ガイド部材13Rのクリーニ
ング枠体13への関係位置が正確に定まる。ユニット化
された感光体ドラム7をクリーニング枠体13へ取付け
るには、図26に示すように感光体ドラム7を長手方向
に交叉方向に移動し、ドラムギア7bをクリーニング枠
体13内にあるようにしてカップリング凸軸37を欠円
部13h1を通過させて軸受取付穴13hに挿入する。
この状態で図11に示す左側ガイド13aLと一体のド
ラム軸7aをクリーニング枠体13の側端13kを貫通
して、該ドラム軸7aを平歯ギア7nに嵌合し、このガ
イド13aLのフランジ29を挿通して小ねじ13dを
クリーニング枠体13にねじ込み、このガイド13aL
をクリーニング枠体13に固定して感光体ドラム7の一
端側を支持する。次に右側ガイド部材13Rと一体の軸
受38の外周を軸受取付穴13hに嵌入すると共に軸受
38の内周をカップリング凸軸37に嵌合し、クリーニ
ング枠体13の位置決めピン13h2を右側ガイド部材
13Rのフランジ13aR1の穴に嵌め込み、該フラン
ジ13aR1を挿通して小ねじ13aR2をクリーニン
グ枠体13にねじ込み右側ガイド部材13Rをクリーニ
ング枠体13に固定する。これによって、感光体ドラム
7が正確且つ強固にクリーニング枠体13に固定され
る。感光体ドラム7を長手方向に対して交叉方向からク
リーニング枠体13に取り付けるため、感光体ドラム7
を長手方向にやりくりする必要がなく、クリーニング枠
体13の長手方向の寸法を小さくできる。このため画像
形成装置本体14も小さくできる。そして、左側の円筒
形ガイド13aLは大きなフランジ29をクリーニング
枠体13に当接固定し、このフランジ29と一体のドラ
ム軸7aをクリーニング枠体13に密に嵌合していると
共に右側の円筒形ガイド13aRは感光体ドラム7を支
持する軸受38と同心で一体であり、この軸受38をク
リーニング枠体13の軸受取付穴13hに嵌合してある
ため、感光体ドラム7は記録媒体2の搬送法方向に対し
て正確に直交するように配設できる。そして左側の円筒
形ガイド13aLは大面積のフランジ29及びこのフラ
ンジ29に突設したドラム軸7aが一体の金属製のた
め、ドラム軸7aの位置が正確であり、耐摩耗性が向上
する。そして円筒形ガイド13aLはプロセスカートリ
ッジBをくり返し画像形成装置本体14に着脱しても損
耗することがない。そして、電気接点関係でのべたよう
に感光体ドラム7のアースを容易に取ることができる。
右側の円筒形ガイド13aLは軸受38よりも大径とし
て、軸受38と円筒形ガイド13aRを円板部材13a
R3で結合し、円筒形ガイド13aRはフランジ13a
R1と結合してあるので、円筒形ガイド13aR、軸受
38は互いに補強、補剛される。そして、右側円筒形ガ
イド13aRは大径であるため、合成樹脂製でありなが
ら、プロセスカートリッジBの画像形成装置本体14へ
のくり返しの着脱に対して耐久力がある。図29、30
は右側ガイド部材13Rと一体の軸受38のクリーニン
グ枠体13への他の取付方法を示す縦断面展開図であ
る。なお、図は特に感光体ドラム7の軸受38を要部と
して略図で表示してある。図29に示すように軸受取付
穴13hの外部側の縁には周方向にリブ13h3を有
し、このリブ13h3の外周は円筒の一部となってい
る。本例においては、このリブ13h3の外周に右側円
筒形ガイド13aRの円板部材13aR3を越えてフラ
ンジ13aR1に到る部分の円周を密に嵌合してある。
そして、軸受38の軸受取付部13hと軸受38外周は
遊嵌してある。このようにした場合は、軸受取付部13
hが欠円部13h1で不連続のため、欠円部13h1が
開こうとするのを防止すると共に補強できる効果があ
る。また上記と同一の目的で、図27に示すようにリブ
13h3の外周に複数の拘束ボス13h4を設けてもよ
い。この拘束ボス13h4は成形金型製作時に例えば外
接円径はIT公差9級、枠体の取付穴13hの内径部と
の同芯度0.01mm以内に管理されている。ドラム軸
受38のクリーニング枠体13への取付時にはクリーニ
ング枠体13の取付穴13hと軸受38の外径部が嵌合
しつつ、この外径部と対向するドラム軸38の内周面1
3aR5が前記クリーニング枠体13側の拘束ボス13
h4を拘束して嵌合されるため欠円部13h1の開きに
よる軸受組立て時の芯ずれを防止することができる。
【0070】[クリーニング枠体(ドラム枠体ともい
う)と現像枠体との結合構成]既に述べたように帯電ロ
ーラ8及びクリーニング手段10を組み込んだクリーニ
ング枠体13と現像手段9を組み込んだ現像枠体12は
結合される。ここで一般的にはこの結合部は電子写真感
光体ドラム7を組み込んだドラム枠体13と現像手段9
を組み込んだ現像枠体12との結合が少なくともプロセ
スカートリッジBの態様として必要とされる。このよう
なドラム枠体13と現像枠体12の結合構成の要旨を図
12、図13、図25を参照して述べると以下のとおり
である。なお、以下にのべる右側、左側とは上側から記
録媒体2を搬送方向に従って見た場合を言うものであ
る。
【0071】電子写真画像形成装置本体14に着脱可能
なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体体ド
ラム7と、前記電子写真感光体ドラム7に形成された潜
像を現像するための現像手段9と、前記現像手段9を支
持する現像枠体12と、前記電子写真感光体ドラム7を
支持するドラム枠体13と、前記トナー収納部を有する
トナー枠体11と、前記現像手段9の長手方向の一端側
と他端側であって、前記現像手段9よりも上方の前記現
像枠体12部分にその一端を取付けられ、また、その他
端は前記ドラム枠体13と当接する圧縮コイルばね22
aと、前記現像手段9の長手方向の一端側と他端側の前
記現像枠体12部分に前記現像手段9の長手方向と交差
する方向へ突出して設けられた第一の突出部(右側のア
ーム部19)と、第二の突出部(左側のアーム部19)
と、前記第一の突出部に(右側のアーム部19)に設け
られた第一の開口(右側の穴20)と、前記第二の突出
部(左側のアーム部19)に設けられた第二の開口(左
側の穴20)と、前記ドラム枠体13の長手方向一端側
であって、前記電子写真感光体ドラム7よりも上方の前
記ドラム枠体13部分に設けられた、前記第一の突出部
(右側のアーム部19)と係合する第一の係合部(右側
の凹部21)と、前記ドラム枠体13の長手方向の他端
側であって、前記電子写真感光体ドラム7よりも上方の
前記ドラム枠体13部分に設けられた、前記第二の突出
部(左側のアーム部19)と係合する第二の係合部(左
側の凹部21)と、前記第一の係合部(右側の凹部2
1)に設けられた第三の開口(右側の図12に示す穴1
3e)と、前記第二の係合部(左側の凹部21)に設け
られた第四の開口(左側の図12に示す穴13e)と、
前記ドラム枠体13と現像枠体12とを結合するため
に、前記第一の突出部(右側のアーム部19)と前記第
一の係合部(右側の凹部21)とを係合した状態で、前
記第一の開口(右側の穴20)と第三の開口(右側の穴
13e)とを貫通する第一の貫通部材(右側の図12に
示す結合部材22)と、前記ドラム枠体13と現像枠体
12とを結合するために、前記第二の突出部(右側のア
ーム部19)と前記第二の係合部(左側の凹部21)と
を係合した状態で、前記第二の開口(左側の穴20)と
第四の開口(左側の穴13e)とを貫通する第二の貫通
部材(左側の図12に示す結合部材22)と、を有する
プロセスカートリッジBである。
【0072】このような構成における現像枠体12とド
ラム枠体13の組立て方法は次のとおりである。現像枠
体12とドラム枠体13の前記第一の突出部(右側のア
ーム部19)と前記第一の係合部(右側の凹部21)と
を係合する第一の係合工程と前記第二の突出部(左側の
アーム部19)と前記第二の係合部(左側の凹部21)
とを係合する第二の係合工程と前記ドラム枠体13と現
像枠体12とを結合するために、前記第一の突出部(右
側のアーム部19)と前記第一の係合部(右側の凹部2
1)とを係合した状態で、前記第一の突出部(右側のア
ーム部19)に設けられた第一の開口(右側の穴20)
と、前記第一の係合部(右側の凹部21)に設けられた
第三の開口(右側の穴13e)とに第一の貫通部材(右
側の結合部材22)を貫通させる第一の貫通工程と、現
像枠体12と前記ドラム枠体13とを結合するために、
前記第二の突出部(左側のアーム部19)と前記第二の
係合部(左側の凹部21)とを係合した状態で、前記第
二の突出部(左側のアーム部19)に設けられた第二の
開口(左側の穴20)と、前記第二の係合部(左側の凹
部21)に設けられた第四の開口(左側の穴20)とに
第二の貫通部材(左側の結合部材22)を貫通させる第
二の貫通工程と、で現像枠体12とドラム枠体13は一
体のカートリッジ化されたプロセスカートリッジBとな
る。
【0073】上述のように現像枠体12とドラム枠体1
3を互いに係合し、これら両者に結合部材22を貫通さ
せるだけで組立てられ、又、分解も、結合部材22を抜
いて現像枠体13とドラム枠体13を引き離すだけであ
り、組立て分解がきわめて容易に行われ得るものであ
る。
【0074】前記において、現像手段9は現像ローラ9
cを備えており、前記第一の突出部と第一の係合部とを
係合する第一の係合工程と、前記第二の突出部と前記第
二の係合部とを係合する第二の係合工程は、同時的に行
われ、(1)電子写真感光体体ドラム7と現像ローラ9
cとほぼ平行にし、(2)電子写真感光体ドラム7の周
囲に沿って現像ローラ9cを移動し、(3)現像ローラ
9cの移動に伴って現像枠体12が回動し、(4)現像
枠体12の回動によって前記第一、第二の突出部(両側
のアーム部19)が夫々前記第一、第二の係合部(両側
の凹部21)に進入し、(5)前記第一、第二の突出部
(両側のアーム部19)が前記第一、第二の係合部(両
側の凹部21)と夫々係合する。ようにすると、感光体
ドラム7の両端周面にスペーサコロ9iが接した状態で
現像ローラ9cを感光体ドラム7を中心に回動して、ア
ーム部19を凹部21へ接近できるため、アーム部19
と凹部21が係合する個所が一定し、従って又、前記現
像枠体12のアーム部19に設けた穴20とドラム枠体
13の凹部21の両側に設けた穴13eを合せることを
容易にするようにアーム部19と凹部21の形状を定め
ることができる。
【0075】上述において既に述べたようにトナー枠体
11と現像枠体12を結合した現像ユニットDと、クリ
ーニング枠体13と帯電ローラ8を組み込んだクリーニ
ングユニットCを結合する態様が一般的である。
【0076】このように現像枠体12とドラム枠体13
を係合した際には第一、第二の突出部の開口(穴20)
と第一、第二の係合部の開口(穴13e)は貫通部材
(係合部材22)を貫通できるようにほぼ一致するよう
にしてある。図25に示すように、アーム部19の先端
19aは穴20を中心とする円弧形をしており、凹部2
1の底21aは穴13eを中心とする円弧形をしてい
る。アーム部19先端19aの円弧の半径は、凹部21
の底の円弧部21aの半径よりもわずかに小さい。この
わずかに小さい程度は、凹部21の底21aにアーム部
19の先端19aを突き当てた際に、結合部材22をド
ラム枠体(クリーニング枠体)13の穴13eを挿通し
てアーム部19の穴20に端部が面取りされた結合部材
22が容易に挿入できる程度であり、結合部材22が挿
入されると、アーム部19の先端19aと凹部21の底
21a間には円弧形に隙間gができ、アーム部19は結
合部材22により回動自在に支持されるものである。な
お、説明のため、この隙間gは誇張して示してあるが、
隙間gは結合部材22の端部又は穴20の面取り寸法よ
りも小さいものである。図25に示すように現像枠体1
2とドラム枠体13とはアーム部19の穴20が軌跡R
L1又はRL2もしくは軌跡RL1,RL2の間の軌跡
等の何れかを画いて組立てが行われる。この際、凹部2
1の上壁の内面20aは圧縮コイルばね22aが次第に
連続して圧縮されるように、連続して傾斜させてある。
即ち、組立て時に圧縮コイルばね22aの現像枠体12
への取付部と対向する上述の凹部21の上壁の内面20
aとの距離は次第に小さくなるように形状を定めてあ
る。本例では組立て途上で圧縮コイルばね22aの上側
の座巻部は上記内面20aの傾斜部20a1に接し、現
像枠体12とドラム枠体13が結合した組立て完了状態
では圧縮コイルばね22aは傾斜部20a1に続くばね
座部20a2に接する。この圧縮コイルばね22aとば
ね座部20a2とは直角に交叉している。このように構
成してあるため、現像枠体12とドラム枠体13を組立
てる際に、圧縮コイルばね22aを特に別途圧縮して挿
入する必要がなく、簡単に組立てられ自動的にスペーサ
コロ9iと感光体ドラム7が圧接する。なお、上述の軌
跡RL1は感光体ドラム7を中心とする円弧であり、軌
跡RL2は傾斜部20a1との距離が図の右方から左方
に行くに従って次第に小さくなるおおよその直線であ
る。図24に示すように、上記圧縮コイルばね22aは
現像枠体12に保持されている。図24は現像枠体12
のアーム部19の根本付近のプロセスカートリッジBの
装着方向Xに従う縦断面図である。現像枠体12上には
上方へ向ってばね保持部12tが設けてある。このばね
保持部12tは根本側に少なくとも圧縮コイルばね22
aの座巻部内周が圧入される円筒形のばね固定部12k
と、この固定部12kより縮径し圧縮コイルばね22a
中を途中まで挿通するガイド部12nを備えている。上
記ばね固定部12kの高さは最小限圧縮コイルばね22
aの座巻部の1巻以上必要であるが、これ以上2巻位が
望ましい。図12に示すようにドラム枠体13の外壁1
3sと外壁13sの内部側に間をおいて仕切り壁13t
を設けてこの間を凹部21としている。図12に示され
る凹部21の長手方向の内矩はドラムギア7bを備え配
設した側と同じ側の右側の凹部21を構成する外壁13
sと仕切壁13tの対向壁面は各々長手方向に対して直
交しており、この対向壁面間に現像枠体12の現像ロー
ラギア9kの配設してある側と同じ側の右側のアーム部
19が密に嵌入するようになっている。一方、平歯ギア
7nの配設してある側と同じ側の左側のクリーニング枠
体13の凹部21とこの凹部21に挿入される現像枠体
12のアーム部19は長手方向に関し遊嵌するようにな
っている。従って、現像枠体12とクリーニング枠体1
3の長手方向の位置合せが正確に行われる。なんとなれ
ば、長手方向の一端側の凹部21の対向壁面間の寸法は
出し易く、又、アーム部19の幅も寸法が出し易いから
である。そして現像枠体13とクリーニング枠体12の
温度上昇によって熱変形による長手方向の寸法差が生じ
ても、寸法の短い凹部21の対向壁間とアーム部19の
この対向壁間に嵌入する部分は共に寸法が小さいため、
熱変形差は極めて小さいからであり、仮に現像枠体12
とクリーニング枠体13の熱変形による長手方向全長の
寸法変化に差があったとしても、平歯ギア7n側の凹部
21とこの凹部21に嵌入するアーム部19は長手方向
に関し遊嵌しているので熱応力による変形により、現像
枠体12とクリーニング枠体13間に応力を生じない。
【0077】前述した実施の形態で示したプロセスカー
トリッジBは単色画像を形成する場合を例示したが、本
発明に係るプロセスカートリッジは現像手段を複数設
け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像あるいは
フルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適用
することができる。また、電子写真感光体としては、前
記感光体ドラム7に限定されることなく、例えば次のも
のが含まれる。先ず感光体としては光導電体が用いら
れ、光導電体としては例えばアモルファスシリコン、ア
モルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導
電体(OPC)等が含まれる。また前記感光体を搭載す
る形状としては、例えばドラム状またはベルト状のもの
が用いられており、例えばドラムタイプの感光体にあっ
ては、アミル合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或い
は塗工等を行ったものである。また現像方法としても、
公知の2成分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タ
ッチダウン現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を
用いることが可能である。また帯電手段の構成も、前述
した実施の形態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の
構成として従来から用いられているタングステンワイヤ
ーの三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タ
ングステンワイヤーに高電圧を印加することによって生
じた正または負のイオンを感光体ドラムの表面に移動さ
せ、該ドラムの表面を一様に帯電する構成を用いても良
いことは当然である。なお、前記帯電手段としては前記
ローラ型以外にも、ブレード(帯電ブレード)、バッド
型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良
い。また感光体ドラムに残存するトナーのクリーニング
方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気ブラシ等
を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0078】[プロセスカートリッジの再生産]次に本
発明であるプロセスカートリッジの再生産方法について
説明する。
【0079】[現像ユニットとクリーニングユニットと
を分離するユニット分離工程]現像ユニットDとクリー
ニングユニットCとの分離工程について説明する。先に
述べたように現像枠体12とドラム枠体13の結合は、
現像枠体12の左右アーム部19に設けられた穴20
と、ドラム枠体13に設けられた左右の穴13eとを結
合部材22を貫通させて結合させているので、分解は結
合部材22を抜いて現像枠体13とドラム枠体13を引
き離すだけであり、組立て分解がきわめて容易に行われ
得るものである。なお、結合部材22の抜くのはプロセ
スカートリッジBの形状に応じて専用の抜き工具を用い
るか、ニッパやラジオペンチ等の汎用工具を用いる。分
離された現像ユニットDとクリーニングユニットCとは
図13、図12の状態になる。
【0080】[現像ローラ取外し工程]現像ローラユニ
ットGは[現像枠体]で説明したように図14に示した
現像枠体12の側板12B,12Aに軸受箱9vと駆動
伝達ユニットDGとを取付けることで支持されている。
従って軸受箱9vと駆動伝達ユニットDGとを現像枠体
12の側板12B,12Aに固定している不図示の小ね
じをドライバーで外し、軸受箱9vと駆動伝達ユニット
DGとを夫々取外した後、現像ローラユニットGを引き
上げればよい。
【0081】[現像ブレード取外し工程]現像ブレード
9dも[現像枠体]で説明したように現像枠体12に設
けられたブレード取付け部としてのブレード突当て平面
12iに、スクレーパ(右側)9y1、スクレーパ(左
側)9y2に夫々設けられたねじ穴9y1a、9y2a
と板金9d1に設けられたねじ穴9d4を挿通して小ね
じ9d6を前記めねじ12i2にねじ込み、共締めにて
左右のスクレーパ9y1(右側)、9y2(左側)と板
金9d1とを平面12iに固定している(図14)。従
って小ねじ9d6をドライバー等の工具で外し、ブレー
ド突当て平面12iから引き上げればスクレーパ(右
側)9y1、スクレーパ(左側)9y2と現像ブレード
9dが取外せる。
【0082】[弾性体取付け工程]現像ブレード9dを
取外した後、本再生産工程においては図31及び図32
に示したように、現像ブレード9dのシリコンゴム9d
2の現像ローラ9cへの当接面とは反対側の面(以下裏
面と呼ぶ)側に弾性体130を取付ける。弾性体130
は長手方向の両端が左右の補助シール12s3に接する
ように現像ブレード9dの長手方向に沿って現像枠体1
2の座面12i4に両面テープ等の接着手段にて取付け
る。別の言い方をすれば左右の補助シール12s3の間
を全幅に渡って現像枠体12の座面12i4に両面テー
プ等の接着手段にて取付ける。従って弾性体130の長
手方向の長さは現像ブレード9dより略左右の補助シー
ル12s3の幅の分だけ短くした長さとなる。
【0083】次に弾性体130を取付ける理由を以下説
明する。本再生産工程においては後述のように現像ブレ
ード9dを再度取付ける際、表裏を反転させて取付け
る。図33は現像ローラ9cと現像ブレード9dの相対
位置を示す図である。(相対位置を分り易くする為、現
像ローラ9cと現像ブレード9dのみを表示した図であ
る)同図で上図は再生産前、下図は再生産後の現像ロー
ラ9cと現像ブレード9dの相対位置を示しており、現
像ローラ9cの横方向の位置は同一の垂線上に配置して
描いている。図のように本発明で用いている現像ブレー
ド9dのシリコンゴム9d2の断面形状は表裏が対称形
ではなく、再生産前に現像ローラ9cと接する面(以下
表面9dfと呼ぶ)は単一平面であるが、裏面9drは
板金9d1を挟む平面9dr1、先細りになるよう設け
たテーパ面9dr2及びテーパ面から先端へ伸びる平面
9dr3の計3つの平面から成っている。従って現像ブ
レード9dの表裏を反転させて取付けると図33のよう
に現像ローラ9cに対して現像ブレード9dのシリコン
ゴム9d2はXで示した分、平面9dr1と9dr3の
距離だけ後退(現像ローラ9cの中心から離れる)する
ことになる。シリコンゴム9d2が現像ローラ9cから
離れる方向に移動すればシリコンゴム9d2の撓み量が
減り、現像ローラ9cへの当接圧も減って現像ローラ9
cの周面のトナー量を所望の量に規定することができな
くなると共に所望の摩擦帯電電荷を付与することができ
なくなり、ひいては画像不良が発生してしまう。
【0084】そこで、本発明はシリコンゴム9d2の撓
み量が減った分の当接圧を補助する為、弾性体130を
現像枠体12の座面12i4に取付け、その弾力によっ
てシリコンゴム9d2を裏面側から現像ローラ9cへ押
し付けている。この状態を示したのが図37である。図
37は本発明の再生産方法によって生産されたプロセス
カートリッジBの断面図である。図37で座面12i4
に取付けられた弾性体130はシリコンゴム9d2の現
像ローラ9cへの当接面の反対側に位置し、その断面
は、図31に示したように現像ブレード9dを取付けな
い状態では略正方形であるが、現像ブレード9dと現像
ローラ9cとを取付けると、シリコンゴム9d2がトナ
ー枠体11側に撓むので座面12i4との間で圧縮変形
される。この圧縮変形の反力によってシリコンゴム9d
2の現像ローラ9cへの当接圧が増し、現像ブレード9
dの表裏を反転させて取付けることによる当接圧の減少
分を補う。なお、言うまでもなく現像ブレード9dの表
裏を反転させて取付けることによる当接圧の減少分に応
じて弾性体130の材質や圧縮量を決めており、弾性体
130の材質はモルトプレーン(商品名)等の発泡材、
ウレタンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、エラストマー等
々弾性を有するものであれば何でも良い。また、弾性体
130の取付けは現像枠体12の座面12i4に限ら
ず、シリコンゴム9d2の裏面でも良いし現像枠体12
の形状に応じて、略正方形の四方どの面を取付け面とし
ても良い(図31で弾性体130の上下左右どの面を取
付け面としても良い)。要はシリコンゴム9d2の裏面
と何らかの部材とに挟まれて圧縮変形すれば良いのであ
る。また、前記実施例では開口部11iの長手方向両端
に補助シール12s3が設けてある場合について説明し
たが、補助シール12s3が設けて無い場合もあり、そ
の場合は弾性体130は長手方向の両端がシール部材1
2s1に接するように現像ブレード9dの長手方向に沿
って現像枠体12の座面12i4に両面テープ等の接着
手段にて取付ける。別の言い方をすれば左右のシール部
材12s1の間を全幅に渡って現像枠体12の座面12
i4に両面テープ等の接着手段にて取付ける。従ってこ
の場合、弾性体130の長手方向の長さは現像ブレード
9dと略同じ長さとなる。
【0085】但し、本発明において上記弾性体130は
必ずしも必要ではなく、図34に示したように現像ブレ
ード9dのシリコンゴム9d2の断面形状が表裏対称形
状で、表裏反転させて取付けても現像ローラ9cへ当接
圧が設計上変わらない場合(部品の公差や取付け誤差等
によるばらつきによる当接圧の変化分は除く)や、表裏
対称形状でなく現像ローラ9cへ当接圧が増減しても、
その増減量が許容範囲内であれば弾性体130を取付け
る必要はない。
【0086】また、現像ブレード9dの表裏を反転させ
て取付けることによって、現像ブレード9dと現像ロー
ラ9cとが接触しなくなってしまうような場合には弾性
体130の反力によって現像ブレード9d撓ませて、現
像ローラ9cへ当接させても良い(別の言い方をすれば
弾性体130の反力のみで当接圧を確保しても良い)。
【0087】[トナー再充填工程]次に、トナー容器1
1Aにトナーを再充填する。このトナー充填は図35に
示すように開口部11iを上に、トナー容器11Aが下
になるよう現像ユニットDの枠体を保持して行う。開口
部11iにロート47の先端を差込み、ロート47にト
ナーボトル48からtを落とし込む。なお、ロート状の
本体中にオーガを備えた定量供給装置を用いると、トナ
ーの再充填を効率良く行うことができる。
【0088】[現像ブレード再取付け工程]次に、現像
ブレード9dを再取付けする。現像ブレード9dを再取
付ける際は、エアー等を吹き付けて付着したトナーを清
掃した後、先に説明したように表裏を反転させて取付け
る。表裏反転とは図3、及び図14のように最初は現像
ブレード9dの板金9d1の曲げ部9d1aがトナー容
器11A側を向くように現像枠体12に取付けられてい
るのを、図31及び図37のように曲げ部9d1aが感
光体ドラム7側を向くように取付けることである。現像
ブレード9dを表裏反転させて取付ける理由を以下説明
する。
【0089】現像ブレード9dのシリコンゴム9d2は
画像形成に伴う現像ローラ9cの回転によって現像ロー
ラ9cの周面のトナー量を所望の量に規定すると共に所
望の摩擦帯電電荷を付与しているのは前述の通りである
が、現像ローラ9cが回転している間はトナーと摺擦し
ている。プロセスカートリッジBを使い込んで行くとト
ナーとの摺擦によってシリコンゴム9d2はトナーの粒
子によって除々に削られ、現像ローラ9cの回転方向に
多数の傷が付けられてしまう。これらの傷はやがて画像
上にスジや濃度ムラ等の画像不良を起こすまでに発展し
て行く。但し、こうした傷はプロセスカートリッジBを
使いだしてから除々に付いていくので、当然ある程度の
傷は見込んでおりプロセスカートリッジBのトナーが使
い切る等の所謂プロセスカートリッジの寿命に達する前
に、この傷によって画像不良が発生しないよう傷に対す
る十分なマージンは持っている。製品としてのプロセス
カートリッジBは例えば4%の印字率でA4サイズの原
稿を1万枚印字可能というような基準となる寿命を持っ
ている。この基準寿命に対してユーザーが必ずしも平均
で4%の印字率で印字するとは限らないので、4%以下
の印字率で1万枚を超えて印字されても画像不良が発生
しないよう十分なマージンは持たせているのである。し
かし、プロセスカートリッジBの公称寿命を遥かに超え
て使い込まれたプロセスカートリッジBを再生産しても
う一度使用するとなると、シリコンゴム9d2の傷は許
容限度を超え画像不良が発生してしまう場合がある。そ
こで、再生産する際シリコンゴム9d2の傷を全数検査
して再使用可能なものを選別して再生産に用いる方法も
考えられるが、無作為に付いた多数の傷の数や傷の深さ
を測定するのは容易ではなく、顕微鏡や表面粗さ計等の
高価な測定器が必要で検査に相当な時間がかかってしま
うことは容易に想像できる。また、仮に検査できたとし
ても検査落ちした現像ブレードは新品に交換しなければ
ならないのでその分コストもかさむことになる。
【0090】そこで本発明の再生産はシリコンゴム9d
2の裏面がトナーとの摺擦によって傷が付かないことに
着目し、再生産する際には表裏を反転して使えば新品と
同様な無傷のシリコンゴムを提供できるようにしたもの
である。
【0091】本発明の再生産に供されるプロセスカート
リッジBは再生産される前の現像ブレード9dの取付け
状態、即ち図3のように板金9d1の曲げ部9d1aが
トナー容器11A側を向くように取付けた時、曲げ部9
d1aが現像枠体12に干渉しないよう現像枠体12に
は凹部12xが設けられている。また、現像ブレード9
dは図38のように位置決め用の穴9d3、長穴9d5
以外長手方向が対称形状になっている。即ち図14で現
像枠体12に設けられたブレード取付け部としてのブレ
ード突当て平面12iの長手方向両端部の、ダボ12i
l(エル)、及び両端部のめねじ12i2に対応して、
表裏反転しても取付けられるよう板金9d1に穴9d
3、長穴9d5及びねじ穴9d4を配置しているので、
表裏反転して取付けると現像ブレード9dの位置決め用
の穴である穴9d3、長穴9d5とが左右入れ替わるだ
けで、取付け精度を維持したまま取付けができるのであ
る。そして現像ブレード9dを表裏反転して再度取付け
る際は先に説明した取付け方法と同じようにスクレーパ
(右側)9y1、スクレーパ(左側)9y2に夫々設け
られたねじ穴9y1a、9y2aと板金9d1に設けら
れたねじ穴9d4に小ねじ9d6を挿通して前記めねじ
12i2にねじ込み、共締めにて左右のスクレーパ9y
1(右側)、9y2(左側)と板金9d1を平面12i
に固定する。但し、スクレーパ(右側)9y1、スクレ
ーパ(左側)9y2は表裏反転させたり、左右を入れ替
えたりして再取付けするものでは無く、再生産前と同じ
向き、同じ位置に取付ける。従ってスクレーパ(右側)
9y1、スクレーパ(左側)9y2の現像ローラ9cへ
当接圧状態は再生産前後で変わることは無い。なお、前
述の実施の形態では現像ブレード9dの板金9d1の曲
げ部9d1aは最初トナー容器11A側を向くように現
像枠体12に取付けられていて、再生産で反対側の感光
体ム7側を向くように取付ける場合について説明した
が、これに限定するものではなく、これが逆即ち最初感
光体ム7側を向くように現像枠体12に取付けられてい
て、再生産でトナー容器11A側を向くように取付ける
場合でも本発明の再生産を実施する上で何ら問題は無
い。また、当然のことであるが現像ブレード9dの位置
決め用の穴である穴9d3、長穴9d5は図14で夫々
右側、左側に配置してあるが、逆の配置即ち穴9d3が
左側、長穴9d5が右側にあっても本発明の再生産を実
施する上で何ら問題は無い。また、現像ブレード9dの
板金9d1に曲げ部9d1aが設けられているが、曲げ
部9d1aは必ずしも必要では無く、板金9d1は曲げ
部の無い平板状でも本発明の再生産を実施する上で何ら
問題は無い。板金9d1が平板状であれば現像枠体12
の凹部12xも必須では無い。更に、現像ブレード9d
の現像ローラ9cへの当接部はシリコンゴムとしたが、
これに限定するものではなく、ウレタンゴム等の合成ゴ
ムや天然ゴム等々、弾性を利用して現像ローラ9cへ当
接圧を確保する形態のものであれば何でも良い。
【0092】[現像ローラ再取付け工程]次に現像ロー
ラユニットGを取付ける。先の[現像ローラユニットの
取外し工程]で取外した現像ローラユニットGを構成す
る現像ローラ9c、スペーサコロ9i、現像ローラギア
9kは夫々分離してエアー等を吹き付けて付着したトナ
ーを清掃した後、夫々検査して再使用可能か否か判断す
る。検査を行った結果、その性能が基準を満たさないも
のについては適宜新品と交換する。但し、開発過程の検
討時または再生産のおいて統計的に交換が必要である確
立が高い場合には、検査することなしに再生産時に新品
と交換することが作業の効率向上になる場合もある。な
お、フランジ9p、現像ローラ9c中に挿通させたマグ
ネット9g、ジャーナル9w及び現像コイルばね接点9
lは分解しない。こうして一連の清掃及び検査を行って
再組立てした現像ローラユニットGは新品を組立てる時
と同じく、軸受箱9vと駆動伝達ユニットDGとを現像
枠体12の側板12B,12Aに不図示の小ねじを捩じ
込んで再取付けされる。
【0093】[クリーニングユニット再生産工程]次に
クリーニングユニットの再生産を行う。図11、図12
に示したように感光体ドラム7の一端にはかしめ或は接
着等によって取付けられドラムフランジ36があって、
他端には平歯ギア7nが固定されている。ドラムフラン
ジ36と平歯ギア7nは夫々軸受38と、ドラム軸7
a、拡径部7a2及び円筒形ガイド13aLと一体化さ
れたフランジ29とによってクリーニング枠体13に回
転自在に取付けられている。なお、軸受38は図26、
図27のように小ねじ13aR2で、フランジ29は図
11に示すように小ねじ13dによってクリーニング枠
体13に取付けられている。従って軸受38とフランジ
29とを取外すことのよって感光体ドラム7をクリーニ
ング枠体13から取外すことができる。次に図36に示
すように感光体ドラム7を取外したクリーニングユニッ
トCを適当な台の上に載せて固定し、吸引装着(不図
示)の吸引ノズルRを手で持って、その吸引口をクリー
ニングユニットCのクリーニングブレード10aとスク
イシート10c間の隙間10dに押し当てる。クリーニ
ングユニットCの上面を矢印Pの部分を叩きながら吸引
ノズルRの口を隙間10dに沿って横方向に移動させ内
部の除去トナーと吸引する。除去トナーの抜き取りが終
了したクリーニングユニットCは、クリーニングブレー
ド10a、スクイシート10cを取外して、クリーニン
グ枠体13、除去トナー溜め10bの内部をエアー等に
よって清掃する。取外した感光体ドラム7及びクリーニ
ングブレード10aはエアー等を吹き付けて付着したト
ナーを清掃した後、夫々検査して再使用可能か否か判断
する。検査を行った結果、その性能が基準を満たさない
ものについては適宜新品と交換する。但し、開発過程の
検討時または再生産のおいて統計的に交換が必要である
確立が高い場合には、検査することなしに再生産時に新
品と交換することが作業の効率向上になる場合もある。
新品若しくは再利用されるクリーニングブレード10a
と新品のスクイシート10cをクリーニング枠体13に
取付けた後、新品若しくは再利用される感光体ドラム7
を軸受38とフランジ29とを夫々小ねじ13aR2
(図26)と小ねじ13d(図6、図11)によってク
リーニング枠体に回転自在に取付ける。
【0094】[現像ユニットとクリーニングユニットと
を再結合するユニット再結合工程]以上のように現像ユ
ニットDとクリーニングユニットCとを分離後、夫々
[現像ローラユニットの取外し工程]、[現像ブレード
の取外し工程]、[弾性体の貼り付け工程]、[トナー
の再充填工程]、[現像ブレードの再取付け工程]、
[現像ローラユニットの再取付け工程]を経て再生産さ
れた現像ユニットDと、[クリーニングユニットの再生
産工程]によって再生産されたクリーニングユニットC
とを[現像ユニットとクリーニングユニットの分離工
程]と逆の手順、即ち、{プロセスカートリッジBのハ
ウジングの構成}で説明したように図13の現像枠体1
2の長手方向(現像ローラ9cの軸線方向)両側に形成
したアーム部19の先端を図12に示すクリーニング枠
体13の長手方向両側2箇所に設けられた前記アーム部
19を進入するための凹部21に挿入し、結合部材22
をクリーニング枠体13の取付穴13eに圧入し、且つ
アーム部19端の回動穴20に嵌入して更に内側の穴1
3eに圧入して取付けることにより、現像ユニットDと
クリーニングユニットCは結合部材22を中心に回動可
能に再結合される。
【0095】以上が本発明の[プロセスカートリッジの
再生産]の主要工程であるが、前述の工程は本発明の再
生産方法の一実施の形態を示したもので手順及び方法は
前述のそれに限定されるものではない。以下に本発明の
再生産方法が正しく理解されるよう補足説明をする。
【0096】第1に前述の説明において、[クリーニン
グユニットの再生産工程]は[現像ローラユニットの再
取付け工程]の後に説明したが、これは必ずしも[現像
ローラユニットの再取付け工程]を実施した後に[クリ
ーニングユニットの再生産工程]を実施するという意味
では無い。即ち[現像ユニットとクリーニングユニット
の分離工程]によって現像ユニットとクリーニングユニ
ットとは分離されているので、夫々独立して再生産作業
を進めることができ、両者の再生産作業を平行して同時
に実施することも可能であり、無論どちらか一方のユニ
ットを再生産した後他方のユニットを再生産しても良
い。
【0097】第2に前述[トナーの再充填工程]は図3
5に示すように開口部11iから充填する場合について
説明したので[弾性体の貼り付け工程]と[現像ブレー
ドの再取付け工程]の間に行うようにしたが、トナーの
再充填は開口部11iから行うことに限定するわけでは
無く、トナー枠体11のトナー充填口11dから再充填
しても良い。この場合開口部11iを露出したままでは
トナーが漏れてしまうので[現像ローラユニットの再取
付け工程]の後に再充填した方が作業性が向上し能率的
である。
【0098】第3に現像ユニットから取外した現像ブレ
ードと現像ローラユニット、並びにクリーニングユニッ
トから取外した感光体ドラムとクリーニングブレードは
元々付いていた現像ユニット並びにクリーニングユニッ
トに再度取付けるとは限らない。即ち再生産工程を生産
ライン等で行う所謂流れ作業で行う場合などは、例えば
現像ユニットから取外した現像ブレードは何本かまとめ
て通い箱等に収納した後、エアー清掃を行い、再取付け
工程に供給されるので元々付いていた現像ユニットに再
取付けされるとは限らないし、同一の機種であれば公差
分の寸法差はあるものの同形状であるので、元々付いて
いた現像ユニットに再取付けする必然性はない。現像ロ
ーラユニット、感光体ドラム、クリーニングブレードに
ついても同様である。さらに、同じ理由で現像ユニット
とクリーニングユニットとを再結合する場合において
も、元々の組合せで再結合されるとは限らずその必然性
もない。
【0099】その他にも、前述実施の形態の各工程は、
ロボットを用いて適宜自動化しても良いことは勿論であ
るし、本発明に係るプロセスカートリッジBは前述のよ
うに単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段1
0を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画
像或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好
適に適用することが出来る。また帯電手段の構成も、前
述した第1実施例では所謂接触帯電方法を用いたが、他
の構成として従来から用いられているタングステンワイ
ヤーの三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記
タングステンワイヤーに高電圧を印加することによって
生じた正又は負のイオンを感光体ドラム7の表面に移動
させ、該ドラム7の表面を一様に帯電する構成を用いて
も良いことは当然である。尚、前記帯電手段としては前
記ローラ型以外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パ
ッド型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも
良い。また、感光体ドラム7に残存するトナーのクリー
ニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気ブ
ラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。ま
た、前述したプロセスカートリッジBとは、像担持体と
現像手段とを一体化的にカートリッジ化し、装置本体に
着脱可能にするものでも良い。即ち、前述したプロセス
カートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニン
グ手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものである。及び少なくとも現像手段と電子
写真感光体とを一体的にカートリッジ化して装置本体に
着脱可能とするものをいう。また前述した実施例では画
像形成装置としてレーザービームプリンターを例示した
が、本発明はこれに限定する必要はなく、例えばLED
プリンター、電子写真複写機、ファクシミリ装置、或い
はワードプロセッサ等の他の画像形成装置に使用するこ
とも当然可能である。
【0100】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスカートリッジの再生産について1つの簡易な方
法を実現したものである。
【0102】尚、前述した実施の形態は、使用済みのプ
ロセスカートリッジを回収して、分解する。そして、分
解によって各プロセスカートリッジから取り出した部品
を同一の部品ごとに集める。その後、前記部品を用い
て、場合によっては、一部部品は新品の部品(再使用で
ない部品)を用いて、前述した再生産方法でプロセスカ
ートリッジを再生産する場合を含む。及び、前述した実
施の形態は、使用済みのプロセスカートリッジを回収し
て、分解する。そして、そのプロセスカートリッジから
取り出した部品を用いて、場合によっては、一部部品は
新品の部品(再使用でない部品)或いは別のプロセスカ
ートリッジから取り出した部品を用いて、前述した再生
方法でそのプロセスカートリッジを再生産する場合を含
む。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の実施の形態を示し、
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した装置の外観斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】図3に示したプロセスカートリッジの右側上方
から見た外観斜視図である。
【図5】図3に示したプロセスカートリッジの右側面図
である。
【図6】図3に示したプロセスカートリッジの左側面図
である。
【図7】図3に示したプロセスカートリッジの左側上方
から見た外観斜視図である。
【図8】図3に示したプロセスカートリッジを左下側を
示すための外観斜視図である。
【図9】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の外
観斜視図である。
【図10】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の
外観斜視図である。
【図11】感光体ドラム及びその駆動装置の縦断面図で
ある。
【図12】クリーニングユニットの斜視図である。
【図13】現像ユニットの斜視図である。
【図14】現像ユニットの一部分解斜視図である。
【図15】現像ホルダの背部を見る斜視図である。
【図16】現像枠体の側板及びトナー枠体の側面図であ
る。
【図17】図15の現像ホルダ部の内部側から外部側へ
向って見る側面図である。
【図18】現像ローラ軸受箱の斜視図である。
【図19】現像枠体の斜視図である。
【図20】トナー枠体の斜視図である。
【図21】トナー枠体の斜視図である。
【図22】図21のトナーシール部の縦断面図である。
【図23】装置本体へのプロセスカートリッジ着脱時の
電気接点関係を示す縦断面図である。
【図24】圧縮コイルばねの取付部を示す側面図であ
る。
【図25】ドラム枠体と現像枠体の結合部を示す縦断面
図である。
【図26】感光体ドラムのクリーニング枠体への取付け
部を示す斜視図である。
【図27】ドラム軸受部を示す縦断面図である。
【図28】ドラム軸受部の外部の形状を示す側面図であ
る。
【図29】ドラム軸受部の他の実施の形態を示す展開断
面図である。
【図30】ドラム軸受部を模式的に示す斜視図である。
【図31】現像ブレードを表裏反転して取付ける工程を
示す縦断面図である。
【図32】現像枠体に弾性体を貼り付けた状態を示す正
面図である。
【図33】現像ブレードを表裏反転して取付けた時、現
像ローラに対する現像ブレードの相対位置の差を示す模
式図である。
【図34】(a)(b)は夫々が現像ブレードの現像ロ
ーラに当接させる部分の断面形状が対称形である例を示
す断面図である。
【図35】トナーの再充填工程を示す縦断面図である。
【図36】クリーニング枠体の清掃作業を示す斜視図で
ある。
【図37】本発明によって再生産されたプロセスカート
リッジの縦断面図である。
【図38】本発明によって再生産されるプロセスカート
リッジに用いられる現像ブレードの外観斜視図である。
【符号の説明】
1…光学系 1a…レーザーダイオード 1b…ポリゴ
ンミラー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 1e…露
光開口部 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c…搬送ローラ対 3d…搬送ローラ対
3e…レジストローラ対 3f…搬送ガイド 3g,3h,3i…排出ローラ対 3j…反転経路 3
k…フラッパ 3m…排出ローラ対 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…ヒータ 5b…定着ローラ 5c
…駆動ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 7a…ドラム軸 7a1…端面 7
a2…拡径部 7b…ドラムギア 7b1…側端 7d
…ドラム筒 7d1…内面 7e…感光層 7f…アース板 7n…平歯ギア 8…帯電ローラ 8a…帯電ローラ軸 8b…複合ばね
8c…帯電ローラ軸受 9…現像手段 9b…トナー送り部材 9b1…ジャー
ナル 9c…現像ローラ 9d…現像ブレード 9d1
…板金 9d1a…曲げ部 9d2…シリコンゴム 9
d3…穴 9d4…ねじ穴 9d5…長穴 9d6…小
ねじ 9e…トナー撹拌部材 9f…軸受 9f1…キ
ー部 9g…マグネット 9g1…欠円形軸 9h…ア
ンテナ棒 9h1…接点 9i…スペーサコロ 9j…
現像ローラ軸受 9j1…穴 9j4…軸受 9k…現
像ローラギア 9l(エル)…現像コイルバネ接点 9
m…トナー攪拌ギア 9p…フランジ 9p1…現像ロ
ーラギア取付け軸部 9q…ギア 9q1…小ギア 9
r…大ギア 9r1…小ギア 9s…トナー送りギア
9s1…軸継手部 9s2…小ギア 9u…はす歯ギア
9v…軸受箱 9v1…円筒形突部 9v2…ねじ穴
9v3…マグネット支持穴 9v4…軸受嵌合穴 9
v5…キー溝 9v6…凹部 9v7…切り欠き 9v
8…支持部 9v9…ダボ 9w…ジャーナル 9w1
…縮径円筒部 9x…凹部 9y1…スクレーパ(右側) 9y2…ス
クレーパ(左側) 9y1a、9y2a…ねじ穴 10…クリーニング手段 10a…クリーニングブレー
ド 10b…除去トナー溜め 10c…スクイシート
10d…隙間 11…トナー枠体 11A…トナー容器 11a…上方
枠体 11a1…フランジ 11b…下方枠体 11b
1…フランジ 11c…リブ 11d…トナー充填口
11e…カップリング部材 11e1…穴 11f…ト
ナーキャップ 11g…凹形部 11h…ボス 11i…開口部 11
J…トナーユニット 11j,11j1…フランジ 1
1k…凹面 11m…段部 11n…条溝 11n1
…縁 11n2…底 11q…角穴 11r…丸穴 1
1t…把手部材 11v…突条 12…現像枠体 12A,12B…側板 12b…貫通
穴 12c…めねじ 12d…ダボ 12e…フランジ 12f…スリット
12g…穴 12h…下あご部 12i…平面 12i
1…ダボ 12i2…めねじ 12i4…座面 12j…円弧面 12k…ばね固定部 12m…穴部
12n…ばねガイド部 12p…開口部 12s,12s1,12s2…シール
部材 12s3…補助シール 12t…ばね保持部 1
2u…平面 12v…突条 12v1…三角突条 12
w1…円筒形ダボ 12w2…角形ダボ 12x…穴
12z…突条 13…クリーニング枠体(ドラム枠体) 13a…円筒
形ガイド 13aR1…フランジ 13aR2…小ね
じ 13aR3…円板部材 13aR4…内径ガイド
部 13aR5…拘束内周面 13aR,13aL…円
筒形ガイド 13bR,13bL…回り止めガイド 1
3c…位置決めピン13d…小ねじ 13e…取付穴
13f…規制当接部 13h…取付穴 13h1…欠円
部 13h2…位置決めピン 13h3…リブ 13h
4…拘束ボス 13i…上面 13j…規制当接部 1
3k…側端 13k1…穴 13L…ガイド部材 13
n…転写開口部 13p…右側端 13q…左側端 1
3R…ガイド部材 13s…外壁 13t…仕切壁 14…画像形成装置本体 16…ガイド部材 16a…ガイド部 16b…位置決
め溝 16c…ガイド部 16d…位置決め溝 16
R,16L…ガイド部材 17…凹部 18…ドラムシャッタ部材 18a…シャッターカバー
18b,18c…リンク 18c1…突出部 19…アーム部 19a…先端 20…回動穴 20a…内面 20a1…傾斜部 20
a2…ばね座部 21…凹部 21a…底 22…結合部材 22a…圧縮コイルばね 25…固設部材 29…フランジ 35…開閉部 35a…支点 36…ドラムフランジ 36b…嵌合部 37…カップリング凸軸 37a,37a1…凸部端部 38…軸受 38a…凸部 38b…内側端面 39…ギア 39a…凹部 39a1…底 39b…カ
ップリング凹軸 40…現像ホルダ 40a…支持穴 40b,40c,
40d,40e…ダボ 40f…突起 43…大ギア 51…カバーフィルム 52…引抜き用テアテープ 52a…端部 52b…一
端 54…弾性シール材 55…テープ 56…弾性シール材 61…モータ 61a…軸 62…小ギア 119…アース接点 120…帯電バイアス接点 120b…ばね座 121…現像バイアス接点 121a…導出部 121
b…第2の導出部 121c…第3の導出部 121d…第4の導出部 1
21e…外部接点部 121f…止め穴 122…トナー残量検出接点 123…アース接点部材 124…帯電接点部材 125…現像バイアス接点部材 126…トナー検出接点部材 127…ホルダ 128…電気基板 129…圧縮コイルばね 130…弾性体 A…レーザービームプリンター(画像形成装置) B…プロセスカートリッジ C…クリーニングユニット D…現像ユニット DG…現像部駆動伝達ユニット G…現像ローラユニット GT…歯車列 J…トナーユニット JP…結合面 L,K…斜面 R…吸引ノズル S…カートリッジ装着スペース Z…水平線 m…線 g…隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 智 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 BF01 BF06 2H071 BA04 DA08 DA13 DA15 EA00 2H077 AD06 AD13 AE03 BA09 FA22

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体ドラムを支持する第1ユ
    ニットと、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電
    潜像を現像するための現像ローラを支持し、前記現像ロ
    ーラによって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を
    収納する現像剤収納部を有する第2ユニットと、が互い
    に回動可能に結合されており、電子写真画像形成装置本
    体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法にお
    いて、(a)前記第1ユニットと第2ユニットとを分離
    するユニット分離工程と、(b)前記第2ユニットに取
    付けられ前記現像ローラに付着する現像剤の量を規制す
    る現像ブレードを、前記第2ユニットから取外す現像ブ
    レード取外し工程と、(c)前記現像剤収納部に収納さ
    れている現像剤を前記現像ローラへ供給する為の現像剤
    供給開口から、前記現像剤収納部に現像剤を充填する現
    像剤充填工程と、(d)前記現像ブレード取外し工程に
    おいて取外された現像ブレードを、前記第2ユニットに
    取付けられていた状態とは表裏を反対にして、前記第2
    ユニットに取付ける現像ブレード取付け工程と、(e)
    前記分離された第1ユニットと第2ユニットとを、結合
    するユニット結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体ドラムを支持する第1ユ
    ニットと、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電
    潜像を現像するための現像ローラを支持し、前記現像ロ
    ーラによって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を
    収納する現像剤収納部を有する第2ユニットと、が互い
    に回動可能に結合されており、電子写真画像形成装置本
    体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法にお
    いて、(a)前記第1ユニットと第2ユニットとを分離
    するユニット分離工程と、(b)前記第2ユニットに取
    付けられ前記現像ローラに付着する現像剤の量を規制す
    る現像ブレードを、前記第2ユニットから取外す現像ブ
    レード取外し工程と、(c)前記現像ブレード取外し工
    程において取外された現像ブレードを、前記第2ユニッ
    トに取付けらていた状態とは表裏を反対にして、前記第
    2ユニットに取付ける現像ブレード取付け工程と、
    (d)前記現像剤収納部に設けられた現像剤充填口か
    ら、前記現像剤収納部に現像剤を充填する現像剤充填工
    程と、(e)前記分離された第1ユニットと第2ユニッ
    トとを、結合するユニット結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  3. 【請求項3】 前記現像ブレードは、その一部を弾性的
    に前記現像ローラに当接させることで前記現像剤の量を
    規制するものであって、前記現像ブレード取外し工程の
    後に、前記現像ローラへの前記現像ブレードの当接圧を
    付加する為の弾性体を取付ける弾性体取付け工程を有す
    ることを特徴とする請求項1、請求項2に記載のプロセ
    スカートリッジの再生産方法。
  4. 【請求項4】 前記弾性体は前記現像ブレード或いは前
    記第2ユニットに取付けられることをと請求項1、請求
    項2、請求項3に記載のプロセスカートリッジの再生産
    方法。
  5. 【請求項5】 前記現像ブレード取付け工程において、
    前記第2ユニットに取付けられる現像ブレードは、取付
    けられるプロセスカートリッジの有する第2ユニットか
    ら取外されたものであるか、或いは別のプロセスカート
    リッジの有する第2ユニットから取外されたものである
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  6. 【請求項6】 前記現像ブレード取外し工程に先立っ
    て、前記第2ユニットから前記現像ローラを取外す現像
    ローラ取外し工程と、前記現像ブレード取付け工程の後
    であって、前記ユニット結合工程に先立って現像ローラ
    を前記第2ユニットに取付ける、現像ローラ取付け工程
    と、を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5に記載のプロセスカートリ
    ッジの再生産方法。
  7. 【請求項7】 前記現像ローラ取付け工程において、前
    記第2ユニットに取付けられる現像ローラは、取付けら
    れるプロセスカートリッジの有する第2ユニットから取
    外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリッ
    ジの有する第2ユニットから取外されたものであること
    を特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジの
    再生産方法。
  8. 【請求項8】 前記現像ローラ取外し工程において、前
    記現像ローラを取外すのにあたって、前記現像ローラの
    長手方向の一端側に取付けられている第1のエンドカバ
    ーと、他端側に取付けられている第2のエンドカバーと
    を前記第2ユニットから取外すエンドカバー取外し工程
    を有する。また、前記現像ローラ取付け工程において前
    記現像ローラを取付けるにあたって、前記一端側に第1
    のエンドカバーと前記他端側に第2のエンドカバーとを
    取付けるエンドカバー取付け工程を有する、ことを特徴
    とする請求項6、請求項7に記載のプロセスカートリッ
    ジの再生産方法。
  9. 【請求項9】 前記エンドカバー取付け工程において、
    前記第2ユニットに取付けられる第1のエンドカバーと
    第2のエンドカバーは、取付けられるプロセスカートリ
    ッジの有する第2ユニットから取外されたものである
    か、或いは別のプロセスカートリッジの有する第2ユニ
    ットから取外されたものであることを特徴とする請求項
    8に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  10. 【請求項10】 前記現像ブレードは板状のシリコンゴ
    ムと、前記シリコンゴムの短手方向の一端側を長手方向
    に沿って板金部材と一体化したものであって、前記現像
    ブレードは前記板金部材がねじ留めされることによって
    前記第2ユニット取付けられることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8、請求項9に記載のプロセスカ
    ートリッジの再生産方法。
  11. 【請求項11】 前記現像ブレードの前記第2ユニット
    への取付けに関し、前記現像ブレード取外し工程以前の
    前記第2ユニットに対する前記現像ブレードの長手方向
    の位置決め基準は長手方向の一端側にあって、前記現像
    ブレード取付け工程の際は他端側に変わることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
    10に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  12. 【請求項12】 前記現像ブレード表側の長手方向両端
    部には、前記現像ローラの周面に接触し前記現像ローラ
    の長手方向両端部近傍の現像剤を掻きる為のスクレーパ
    が取付けられており、前記スクレーパの前記現像ローラ
    の周面に対する接触面は、前記現像ブレード取外し工程
    前と前記現像ブレード取付け工程後とで同一面であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10、請求項11に記載のプロセスカートリ
    ッジの再生産方法。
  13. 【請求項13】 前記スクレーパは前記現像ブレードと
    共に、前記第2ユニットにねじによって共締めされてい
    ることを特徴とする請求項12に記載のプロセスカート
    リッジの再生産方法。
  14. 【請求項14】 前記ユニット結合工程において、結合
    される前記第1ユニットと前記第2ユニットとの組合せ
    は前記ユニット分離工程前と同じ組合せで結合する、或
    いは前記分離工程によって分離された複数の前記第1ユ
    ニットと第2ユニットとが無作為の組合せで結合するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項13
    に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  15. 【請求項15】 前記ユニット結合工程に先立って、前
    記第一ユニットから前記電子写真感光体ドラム、及び、
    前記電子写真感光体ドラムに残留した現像剤を除去する
    ためのクリーニングブレードを取外し、そして前記クリ
    ーニングブレードによって前記電子写真感光体ドラムか
    ら除去された除去現像剤が前記第一ユニットから除去さ
    れることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求
    項13、請求項14に記載のプロセスカートリッジの再
    生産方法。
  16. 【請求項16】 前記プロセスカートリッジの再生産方
    法においては、前記電子写真感光体ドラムを新品の電子
    写真感光体ドラムと交換する、または、前記電子写真感
    光体ドラムを再使用する、また、前記現像ローラを新品
    の現像ローラと交換する、または、前記現像ローラを再
    使用する、また、前記クリーニングブレードを新品のク
    リーニングブレードと交換する、または、前記クリーグ
    ブレードを再使用することを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、
    請求項12、請求項13、請求項14、請求項15に記
    載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  17. 【請求項17】 前記電子写真感光体ドラムを再使用す
    る場合に、再使用される電子写真感光体ドラムは取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第1ユニットから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第1ユニットから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項16に記載のプロセスカートリッ
    ジの再生産方法。
  18. 【請求項18】 前記クリーニングブレードを再使用す
    る場合に、再使用されるクリーニングブレードは取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第1ユニットから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第1ユニットから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項16、請求項17に記載のプロセ
    スカートリッジの再生産方法。
  19. 【請求項19】 電子写真感光体ドラム及び前記電子写
    真感光体ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリ
    ーニングブレードを支持する第1ユニットと、前記電子
    写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するため
    の現像ローラを支持して、前記現像ローラによって前記
    静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収
    納部を有する第2ユニットと、が互いに回動可能に結合
    されており、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプ
    ロセスカートリッジの再生産方法において、(a)前記
    第1ユニットと第2ユニットとを分離するユニット分離
    工程と、(b)前記第1ユニットに取付けられている電
    子写真感光体ドラムを新品の電子写真感光体ドラムと交
    換するドラム交換工程と、(c)前記第2ユニットに取
    付けられている現像ローラを取り外す現像ローラ取外し
    工程と、(d)前記第2ユニットに取付けられ、その一
    部を弾性的に前記現像ローラに当接させて前記現像ロー
    ラに付着する現像剤の量を規制する現像ブレードを、前
    記第2ユニットから取外す現像ブレード取外し工程と、
    (e)前記第2ユニットから取外され再使用される前記
    現像ブレードが前記現像ローラへ当接する当接圧を付加
    する為の弾性体を取付ける弾性体取付け工程と(f)前
    記現像剤収納部に収納されている現像剤を前記現像ロー
    ラへ供給する為の現像剤供給開口から、前記現像剤収納
    部に現像剤を充填する現像剤充填工程と、(g)前記現
    像ブレード取外し工程において取外され現像ブレード
    が、前記第2ユニットに取付けられていた状態とは表裏
    を反対にして、前記第2ユニットに取付ける現像ブレー
    ド取付け工程と、(h)前記第2ユニットに現像ローラ
    を取付ける現像ローラ取付け工程と、(i)前記分離さ
    れた第1ユニットと第2ユニットとを、結合するユニッ
    ト結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  20. 【請求項20】 前記弾性体は前記現像ブレード或いは
    前記第2ユニットに取付けられることをと請求項19に
    記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  21. 【請求項21】 前記現像ブレード取付け工程におい
    て、前記第2ユニットに取付けられる現像ブレードは、
    取付けられるプロセスカートリッジの有する第2ユニッ
    トから取外されたものであるか、或いは別のプロセスカ
    ートリッジの有する第2ユニットから取外されたもので
    あることを特徴とする請求項19、請求項20に記載の
    プロセスカートリッジの再生産方法。
  22. 【請求項22】 前記現像ローラ取付け工程において、
    前記第2ユニットに取付けられる現像ローラは、取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第2ユニットから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第2ユニットから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項19、請求項20、請求項21に
    記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  23. 【請求項23】 前記現像ローラ取外し工程において、
    前記現像ローラを取外すのにあたって、前記現像ローラ
    の長手方向の一端側に取付けられている第1のエンドカ
    バーと、他端側に取付けられている第2のエンドカバー
    とを前記第2ユニットから取外すエンドカバー取外し工
    程を有する、また、前記現像ローラ取付け工程において
    前記現像ローラを取付けるにあたって、前記一端側に第
    1のエンドカバーと前記他端側に第2のエンドカバーと
    を取付けるエンドカバー取付け工程を有する、ことを特
    徴とする請求項19、請求項20、請求項21、請求項
    22に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  24. 【請求項24】 前記エンドカバー取付け工程におい
    て、前記第2ユニットに取付けられる第1のエンドカバ
    ーと第2のエンドカバーは、取付けられるプロセスカー
    トリッジの有する第2ユニットから取外されたものであ
    るか、或いは別のプロセスカートリッジの有する第2ユ
    ニットから取外されたものであることを特徴とする請求
    項23に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  25. 【請求項25】 前記現像ブレードは板状のシリコンゴ
    ムと、前記シリコンゴムの短手方向の一端側を長手方向
    に沿って板金部材と一体化したものであって、前記現像
    ブレードは前記板金部材がねじ留めされることによって
    前記第2ユニット取付けられることを特徴とする請求項
    19、請求項20、請求項21、請求項22、請求項2
    3、請求項24に記載のプロセスカートリッジの再生産
    方法。
  26. 【請求項26】 前記現像ブレードの前記第2ユニット
    への取付けに関し、前記現像ブレード取外し工程以前の
    前記第2ユニットに対する前記現像ブレードの長手方向
    の位置決め基準は長手方向の一端側にあって、前記現像
    ブレード取付け工程の際は他端側に変わることを特徴と
    する請求項19、請求項20、請求項21、請求項2
    2、請求項23、請求項24、請求項25に記載のプロ
    セスカートリッジの再生産方法。
  27. 【請求項27】 前記現像ブレード表側の長手方向両端
    部には、前記現像ローラの周面に接触し前記現像ローラ
    の長手方向両端部近傍の現像剤を掻きる為のスクレーパ
    が取付けられており、前記スクレーパの前記現像ローラ
    の周面に対する接触面は、前記現像ブレード取外し工程
    前と前記現像ブレード取付け工程後とで同一面であるこ
    とを特徴とする請求項19、請求項20、請求項21、
    請求項22、請求項23、請求項24、請求項25、請
    求項26に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  28. 【請求項28】 前記スクレーパは前記現像ブレードと
    共に、前記第2ユニットにねじによって共締めされてい
    ることを特徴とする請求項27に記載のプロセスカート
    リッジの再生産方法。
  29. 【請求項29】 前記ユニット結合工程において、結合
    される前記第1ユニットと前記第2ユニットとの組合せ
    は前記ユニット分離工程前と同じ組合せで結合する、或
    いは前記分離工程によって分離された複数の前記第1ユ
    ニットと第2ユニットとが無作為の組合せで結合するこ
    とを特徴とする請求項19、請求項20、請求項21、
    請求項22、請求項23、請求項24、請求項25、請
    求項26、請求項27、請求項28に記載のプロセスカ
    ートリッジの再生産方法。
  30. 【請求項30】 前記ドラム交換工程を行う際、前記第
    一ユニットから前記電子写真感光体ドラム及びクリーニ
    ングブレードを取外し、そして前記クリーニングブレー
    ドによって前記電子写真感光体ドラムから除去された除
    去現像剤が前記第一ユニットから除去されることを特徴
    とする請求項19、請求項20、請求項21、請求項2
    2、請求項23、請求項24、請求項25、請求項2
    6、請求項27、請求項28、請求項29に記載のプロ
    セスカートリッジの再生産方法。
  31. 【請求項31】 前記プロセスカートリッジの再生産方
    法においては、前記現像ローラを新品の現像ローラと交
    換する、または、前記現像ローラを再使用する、また、
    前記クリーニングブレードを新品のクリーニングブレー
    ドと交換する、または、前記クリーグブレードを再使用
    することを特徴とする請求項19、請求項20、請求項
    21、請求項22、請求項23、請求項24、請求項2
    5、請求項26、請求項27、請求項28、請求項2
    9、請求項30に記載のプロセスカートリッジの再生産
    方法。
  32. 【請求項32】 前記クリーニングブレードを再使用す
    る場合に、再使用されるクリーニングブレードは取付け
    られるプロセスカートリッジの有する第1ユニットから
    取外されたものであるか、或いは別のプロセスカートリ
    ッジの有する第1ユニットから取外されたものであるこ
    とを特徴とする請求項31に記載のプロセスカートリッ
    ジの再生産方法。
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