JP2002012566A - ハロゲン化アルキル芳香族化合物異性体の製造方法 - Google Patents
ハロゲン化アルキル芳香族化合物異性体の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物異性
体混合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異性体
混合物を含む混合物からタ−ハロゲン化ノルマルアルキ
ル芳香族化合物および/またはメタ−ハロゲン化分岐ア
ルキル芳香族化合物を効率よく製造する方法。 【解決手段】ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物
異性体混合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異
性体混合物を含む混合物からゼオライト吸着剤を用い
て、メタ−ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物と
メタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を吸着分離
し、しかる後、蒸留分離によりメタ−ハロゲン化ノルマ
ルアルキル芳香族化合物及び/又はメタ−ハロゲン化分
岐アルキル芳香族化合物を効率よく製造できる。
体混合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異性体
混合物を含む混合物からタ−ハロゲン化ノルマルアルキ
ル芳香族化合物および/またはメタ−ハロゲン化分岐ア
ルキル芳香族化合物を効率よく製造する方法。 【解決手段】ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物
異性体混合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異
性体混合物を含む混合物からゼオライト吸着剤を用い
て、メタ−ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物と
メタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を吸着分離
し、しかる後、蒸留分離によりメタ−ハロゲン化ノルマ
ルアルキル芳香族化合物及び/又はメタ−ハロゲン化分
岐アルキル芳香族化合物を効率よく製造できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化ノルマ
ルアルキル芳香族化合物異性体混合物とハロゲン化分岐
アルキル芳香族化合物異性体混合物を含む混合物からゼ
オライト吸着剤を用いて、メタ−ハロゲン化ノルマルア
ルキル芳香族化合物とメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳
香族化合物を吸着分離し、しかる後、蒸留分離によりメ
タ−ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物及び/又
はメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を製造す
る方法に関するものである。メタ−ハロゲン化ノルマル
アルキル芳香族化合物及び/又はメタ−ハロゲン化分岐
アルキル芳香族化合物は医薬、農薬、染料等の原料とし
て重要である。
ルアルキル芳香族化合物異性体混合物とハロゲン化分岐
アルキル芳香族化合物異性体混合物を含む混合物からゼ
オライト吸着剤を用いて、メタ−ハロゲン化ノルマルア
ルキル芳香族化合物とメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳
香族化合物を吸着分離し、しかる後、蒸留分離によりメ
タ−ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物及び/又
はメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を製造す
る方法に関するものである。メタ−ハロゲン化ノルマル
アルキル芳香族化合物及び/又はメタ−ハロゲン化分岐
アルキル芳香族化合物は医薬、農薬、染料等の原料とし
て重要である。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合
物或いはハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物には種々
の異性体が存在している。二置換芳香族化合物の場合に
は3種の異性体が存在している。これら異性体間の沸点
差は極めて小さい。蒸留法で分離する場合には高段数の
精密蒸留塔が必要であり、設備費及びエネルギーコスト
は多大なものがある。このような問題を解決する方法と
して、吸着分離法が開発されてきた。本発明者らはハロ
ゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物異性体混合物とハ
ロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異性体混合物を含む
混合物から1種の異性体を分離する方法を研究し、特願
平11-256732号明細書の中でその方法を開示した。しか
し、ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物異性体混
合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異性体混合
物を含む少なくとも6種の混合物から、1種の化合物を
吸着分離するには、生産効率が悪いことがわかった。
物或いはハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物には種々
の異性体が存在している。二置換芳香族化合物の場合に
は3種の異性体が存在している。これら異性体間の沸点
差は極めて小さい。蒸留法で分離する場合には高段数の
精密蒸留塔が必要であり、設備費及びエネルギーコスト
は多大なものがある。このような問題を解決する方法と
して、吸着分離法が開発されてきた。本発明者らはハロ
ゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物異性体混合物とハ
ロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異性体混合物を含む
混合物から1種の異性体を分離する方法を研究し、特願
平11-256732号明細書の中でその方法を開示した。しか
し、ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物異性体混
合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異性体混合
物を含む少なくとも6種の混合物から、1種の化合物を
吸着分離するには、生産効率が悪いことがわかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハロゲン化ノルマルア
ルキル芳香族化合物異性体混合物とハロゲン化分岐アル
キル芳香族化合物異性体混合物を含む混合物からメタ−
ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物および/また
はメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を効率よ
く製造する方法を提供することである。
ルキル芳香族化合物異性体混合物とハロゲン化分岐アル
キル芳香族化合物異性体混合物を含む混合物からメタ−
ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物および/また
はメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を効率よ
く製造する方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意検討した結果、「ハロゲン化ノル
マルアルキル芳香族化合物異性体混合物とハロゲン化分
岐アルキル芳香族化合物異性体混合物を含む混合物から
ゼオライト吸着剤を用いて、メタ−ハロゲン化ノルマル
アルキル芳香族化合物とメタ−ハロゲン化分岐アルキル
芳香族化合物を吸着分離し、しかる後、蒸留によりメタ
−ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物および/ま
たはメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を分離
することを特徴とするハロゲン化アルキル芳香族化合物
異性体の製造方法」により、効率的に製造できることを
見出し、本発明に到達した。
め、本発明者らは鋭意検討した結果、「ハロゲン化ノル
マルアルキル芳香族化合物異性体混合物とハロゲン化分
岐アルキル芳香族化合物異性体混合物を含む混合物から
ゼオライト吸着剤を用いて、メタ−ハロゲン化ノルマル
アルキル芳香族化合物とメタ−ハロゲン化分岐アルキル
芳香族化合物を吸着分離し、しかる後、蒸留によりメタ
−ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物および/ま
たはメタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を分離
することを特徴とするハロゲン化アルキル芳香族化合物
異性体の製造方法」により、効率的に製造できることを
見出し、本発明に到達した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に適用されるハロゲン化ノ
ルマルアルキル芳香族化合物、ハロゲン化分岐アルキル
芳香族化合物としては、ハロゲンがフッ素、塩素、臭素
を、アルキル基としては炭素数3以上のものを好ましく
挙げることが出来る。その典型的具体例としてはクロロ
ノルマルプロピルベンゼン、クロロイソプロピルベンゼ
ンである。
ルマルアルキル芳香族化合物、ハロゲン化分岐アルキル
芳香族化合物としては、ハロゲンがフッ素、塩素、臭素
を、アルキル基としては炭素数3以上のものを好ましく
挙げることが出来る。その典型的具体例としてはクロロ
ノルマルプロピルベンゼン、クロロイソプロピルベンゼ
ンである。
【0006】クロロイソプロピルベンゼンを製造する方
法としては、イソプロピルベンゼンを塩素化する方法、
クロロベンゼンをプロピレンでイソプロピル化する方法
等がある。クロロノルマルプロピルベンゼンは、例え
ば、クロロイソプロピルベンゼンとクロロベンゼンを特
定の酸型ゼオライト触媒上でトランスアルキル化及び異
性化させることによりクロロノルマルプロピルベンゼン
が生成することを本発明者らは特願平11-251275に開示
した。
法としては、イソプロピルベンゼンを塩素化する方法、
クロロベンゼンをプロピレンでイソプロピル化する方法
等がある。クロロノルマルプロピルベンゼンは、例え
ば、クロロイソプロピルベンゼンとクロロベンゼンを特
定の酸型ゼオライト触媒上でトランスアルキル化及び異
性化させることによりクロロノルマルプロピルベンゼン
が生成することを本発明者らは特願平11-251275に開示
した。
【0007】クロロノルマルプロピルベンゼン異性体混
合物とクロロイソプロピルベンゼン異性体混合物を含む
混合物はゼオライト吸着剤と接触させ、メタ−クロロプ
ロピルベンゼンとメタ−イソプロピルベンゼンが吸着分
離される。
合物とクロロイソプロピルベンゼン異性体混合物を含む
混合物はゼオライト吸着剤と接触させ、メタ−クロロプ
ロピルベンゼンとメタ−イソプロピルベンゼンが吸着分
離される。
【0008】本発明に用いられるゼオライトは、分離対
象化合物を吸着できる細孔を有するゼオライトであれば
よい。好ましいゼオライトとしてはフォージャサイト型
ゼオライトを例として挙げることが出来る。フォージャ
サイト型ゼオライトとしては、合成品がゼオライト含量
が高いことから好ましく用いられる。合成フォージャサ
イト型ゼオライトにはX型とY型があるが何れのゼオラ
イトも利用できるが、本発明にはX型ゼオライトがより
好ましく用いられる。フォージャサイト型ゼオライトに
はセシウム(Cs)イオンおよび/又はルビジウム(R
b)イオンを含有していることがメタ−体を吸着分離す
るのに好ましく用いられる。
象化合物を吸着できる細孔を有するゼオライトであれば
よい。好ましいゼオライトとしてはフォージャサイト型
ゼオライトを例として挙げることが出来る。フォージャ
サイト型ゼオライトとしては、合成品がゼオライト含量
が高いことから好ましく用いられる。合成フォージャサ
イト型ゼオライトにはX型とY型があるが何れのゼオラ
イトも利用できるが、本発明にはX型ゼオライトがより
好ましく用いられる。フォージャサイト型ゼオライトに
はセシウム(Cs)イオンおよび/又はルビジウム(R
b)イオンを含有していることがメタ−体を吸着分離す
るのに好ましく用いられる。
【0009】これらのカチオンは合成フォージャサイト
型ゼオライト中に主に含まれるナトリウムイオンをイオ
ン交換により置き換えることができる。カチオン交換の
方法は通常、目的のカチオンを含む化合物、例えば塩酸
塩、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、水酸化物などの水溶液に
ゼオライトを接触させることにより実施される。イオン
交換量はカチオンの種類により異なるが水溶液中に含ま
れる量やイオン交換処理回数により任意に設定すること
ができる。イオン交換後には十分に水洗し、交換されて
水溶液中に溶出したナトリウムイオンや例えば塩素イオ
ン、硝酸イオンなどを除去するのが好ましい。
型ゼオライト中に主に含まれるナトリウムイオンをイオ
ン交換により置き換えることができる。カチオン交換の
方法は通常、目的のカチオンを含む化合物、例えば塩酸
塩、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、水酸化物などの水溶液に
ゼオライトを接触させることにより実施される。イオン
交換量はカチオンの種類により異なるが水溶液中に含ま
れる量やイオン交換処理回数により任意に設定すること
ができる。イオン交換後には十分に水洗し、交換されて
水溶液中に溶出したナトリウムイオンや例えば塩素イオ
ン、硝酸イオンなどを除去するのが好ましい。
【0010】フォージャサイト型ゼオライトに含まれる
好ましいCsイオンおよび/またはRbイオン量は5か
ら70当量%、更に好ましくは10から60当量%であ
る。
好ましいCsイオンおよび/またはRbイオン量は5か
ら70当量%、更に好ましくは10から60当量%であ
る。
【0011】一般に吸着剤は、成形して用いる。成形体
はゼオライトのみを固めたものでも、アルミナ、粘土な
どのバインダ−と共に造粒したものでも良い。造粒の仕
方は、例えばアルミナなどのバインダーと共に混練りし
た後、押し出し機で押し出し、マルメライザーでまるめ
ることによって作ることができる。その粒径は、通常、
0.1mm以上である。これより小さいと圧損が大きくな
る。大きさの上限は通常5mmであるが、拡散を有利に進
めるために、粒径は小さい方が好ましい。1mm以下が好
ましくさらに好ましくは0.5mm以下である。
はゼオライトのみを固めたものでも、アルミナ、粘土な
どのバインダ−と共に造粒したものでも良い。造粒の仕
方は、例えばアルミナなどのバインダーと共に混練りし
た後、押し出し機で押し出し、マルメライザーでまるめ
ることによって作ることができる。その粒径は、通常、
0.1mm以上である。これより小さいと圧損が大きくな
る。大きさの上限は通常5mmであるが、拡散を有利に進
めるために、粒径は小さい方が好ましい。1mm以下が好
ましくさらに好ましくは0.5mm以下である。
【0012】吸着剤は、使用する前に予めゼオライト中
の結晶水を除去するのが好ましい。通常は200〜60
0℃で加熱することにより、結晶水をほとんど除去する
ことができる。
の結晶水を除去するのが好ましい。通常は200〜60
0℃で加熱することにより、結晶水をほとんど除去する
ことができる。
【0013】本発明の吸着剤を用いて、ハロゲン化芳香
族異性体混合物から特定の異性体を吸着分離するための
吸着分離技術は、いわゆるクロマト分取法であってもよ
いし、また擬似移動床による吸着分離方法でもよい。擬
似移動床による分離が、特定の異性体を分離して製造す
る場合には、最も好ましく用いられる。
族異性体混合物から特定の異性体を吸着分離するための
吸着分離技術は、いわゆるクロマト分取法であってもよ
いし、また擬似移動床による吸着分離方法でもよい。擬
似移動床による分離が、特定の異性体を分離して製造す
る場合には、最も好ましく用いられる。
【0014】擬似移動床による連続的吸着分離技術は基
本的操作として、次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操
作及び脱着剤回収操作を連続的に循環して実施される。 (1)吸着操作:2又は3置換芳香族異性体混合物を含
む原料供給物が、本発明の吸着剤と接触して吸着力が強
い成分ほど選択的に吸着される。強吸着成分はエクスト
ラクト成分として後で述べる脱着剤とともに回収され
る。 (2)濃縮操作:弱吸着成分はさらに吸着剤と接触させ
られ吸着力が弱い成分ほど高純度化されて、脱着剤とと
もにラフィネ−トから回収される。 (3)脱着操作:高純度化された弱吸着成分はラフィネ
−トとして回収される一方、強吸着成分は脱着剤によっ
て吸着剤から追出され、脱着剤をともなってエクストラ
クト成分として回収される。 (4)脱着剤回収操作:実質的に脱着剤のみを吸着した
吸着剤は、ラフィネート流れの一部と接触させられ該吸
着剤に含まれる脱着剤の一部が脱着剤回収流れとして回
収される。
本的操作として、次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操
作及び脱着剤回収操作を連続的に循環して実施される。 (1)吸着操作:2又は3置換芳香族異性体混合物を含
む原料供給物が、本発明の吸着剤と接触して吸着力が強
い成分ほど選択的に吸着される。強吸着成分はエクスト
ラクト成分として後で述べる脱着剤とともに回収され
る。 (2)濃縮操作:弱吸着成分はさらに吸着剤と接触させ
られ吸着力が弱い成分ほど高純度化されて、脱着剤とと
もにラフィネ−トから回収される。 (3)脱着操作:高純度化された弱吸着成分はラフィネ
−トとして回収される一方、強吸着成分は脱着剤によっ
て吸着剤から追出され、脱着剤をともなってエクストラ
クト成分として回収される。 (4)脱着剤回収操作:実質的に脱着剤のみを吸着した
吸着剤は、ラフィネート流れの一部と接触させられ該吸
着剤に含まれる脱着剤の一部が脱着剤回収流れとして回
収される。
【0015】上記、擬似移動床による吸着分離操作を模
式的に示したのが図1である。吸着剤を充填した吸着室
1〜12が連続的に循環して連結されている。
式的に示したのが図1である。吸着剤を充填した吸着室
1〜12が連続的に循環して連結されている。
【0016】本発明で好ましく用いられる脱着剤は脱着
力、分離対象物との沸点差等を考慮して選択されるが、
本発明では特にクロロトルエン(沸点 オルソ−体:1
59.3℃、メタ−体:161.6℃、パラ−体:16
2.4℃)が好ましく用いられる。
力、分離対象物との沸点差等を考慮して選択されるが、
本発明では特にクロロトルエン(沸点 オルソ−体:1
59.3℃、メタ−体:161.6℃、パラ−体:16
2.4℃)が好ましく用いられる。
【0017】係る方法により分離されたメタ−クロロノ
ルマルプロピルベンゼン(沸点207℃)、メタ−クロ
ロイソプロピルベンゼン(沸点191℃)及び脱着剤を
含む混合物は蒸留塔により脱着剤を除去する。脱着剤を
除去されたメタ−クロロプロピルベンゼンとメタ−クロ
ロイソプロピルベンゼン混合物は、次いで、蒸留され蒸
留塔上部からメタ−クロロイソプロピルベンゼン製品
を、蒸留塔底部からメタ−クロロノルマルプロピルベン
ゼン製品を得ることが出来る。或いは、メタ−クロロイ
ソプロピルベンゼン及び脱着剤を含む混合物が蒸留さ
れ、蒸留塔底部からメタ−クロロノルマルプロピルベン
ゼンが抜き出され製品となる。蒸留塔はバッチ方式で
も、連続方式でも何れでも用いることが出来る。
ルマルプロピルベンゼン(沸点207℃)、メタ−クロ
ロイソプロピルベンゼン(沸点191℃)及び脱着剤を
含む混合物は蒸留塔により脱着剤を除去する。脱着剤を
除去されたメタ−クロロプロピルベンゼンとメタ−クロ
ロイソプロピルベンゼン混合物は、次いで、蒸留され蒸
留塔上部からメタ−クロロイソプロピルベンゼン製品
を、蒸留塔底部からメタ−クロロノルマルプロピルベン
ゼン製品を得ることが出来る。或いは、メタ−クロロイ
ソプロピルベンゼン及び脱着剤を含む混合物が蒸留さ
れ、蒸留塔底部からメタ−クロロノルマルプロピルベン
ゼンが抜き出され製品となる。蒸留塔はバッチ方式で
も、連続方式でも何れでも用いることが出来る。
【0018】
【実施例】(吸着剤の調製) 吸着剤1 ナトリウムタイプX型ゼオライト(以下NaX型ゼオラ
イトと表す)(東ソー(株)製・ゼオラムF−9粉末
品)100重量部にバインダーとしてアルミナゾル(日
産化学200番;Al2O3=10wt%)をアルミナ換
算で25重量部添加して0.15〜0.5mmφに造粒
されたNaX型ゼオライト成形体を120℃で乾燥し
た。この吸着剤を吸着剤1とする。
イトと表す)(東ソー(株)製・ゼオラムF−9粉末
品)100重量部にバインダーとしてアルミナゾル(日
産化学200番;Al2O3=10wt%)をアルミナ換
算で25重量部添加して0.15〜0.5mmφに造粒
されたNaX型ゼオライト成形体を120℃で乾燥し
た。この吸着剤を吸着剤1とする。
【0019】吸着剤2 予め500℃、30分間焼成したNaX型ゼオライト成
形体250gに197.5gの硝酸セシウム(CsNO
3)を1000ccの純水に溶解した水溶液を80℃で
1時間接触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Csイ
オン交換率は40%であり、残りはNaイオンであっ
た。この吸着剤を吸着剤2とする。
形体250gに197.5gの硝酸セシウム(CsNO
3)を1000ccの純水に溶解した水溶液を80℃で
1時間接触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Csイ
オン交換率は40%であり、残りはNaイオンであっ
た。この吸着剤を吸着剤2とする。
【0020】吸着剤3 予め500℃、30分間焼成したNaX型ゼオライト成
形体50gに20gの硝酸カリウム(KNO3)を20
0ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接触さ
せた後、1回水洗をし、再び20gの硝酸カリウムを2
00ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接触
させ、次いで1回水洗をした。この操作を全体で5回繰
り返した。この操作の後、純水で充分水洗し、乾燥し
た。Kイオン交換率は91%であり、残りはNaイオン
であった。この吸着剤を吸着剤3とする。
形体50gに20gの硝酸カリウム(KNO3)を20
0ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接触さ
せた後、1回水洗をし、再び20gの硝酸カリウムを2
00ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接触
させ、次いで1回水洗をした。この操作を全体で5回繰
り返した。この操作の後、純水で充分水洗し、乾燥し
た。Kイオン交換率は91%であり、残りはNaイオン
であった。この吸着剤を吸着剤3とする。
【0021】吸着剤4 予め500℃、30分間焼成したNaX型ゼオライト成
形体50gに7.8gの硝酸セシウム(CsNO3)を
200ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接
触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Csイオン交換
率は12%であり、残りはNaイオンであった。この吸
着剤を吸着剤4とする。
形体50gに7.8gの硝酸セシウム(CsNO3)を
200ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接
触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Csイオン交換
率は12%であり、残りはNaイオンであった。この吸
着剤を吸着剤4とする。
【0022】吸着剤5 予め500℃、30分間焼成したNaX型ゼオライト成
形体50gに23.4gの硝酸セシウム(CsNO3)
を200ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間
接触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Csイオン交
換率は31%であり、残りはNaイオンであった。この
吸着剤を吸着剤5とする。
形体50gに23.4gの硝酸セシウム(CsNO3)
を200ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間
接触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Csイオン交
換率は31%であり、残りはNaイオンであった。この
吸着剤を吸着剤5とする。
【0023】吸着剤6 予め500℃、30分間焼成したNaX型ゼオライト成
形体50gに20gの硝酸ルビジウム(RbNO3)を
200ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接
触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Rbイオン交換
率は25%であり、残りはNaイオンであった。この吸
着剤を吸着剤6とする。
形体50gに20gの硝酸ルビジウム(RbNO3)を
200ccの純水に溶解した水溶液を80℃で1時間接
触させた後、充分に水洗し、乾燥した。Rbイオン交換
率は25%であり、残りはNaイオンであった。この吸
着剤を吸着剤6とする。
【0024】(吸着選択率の定義)実施例におけるバッ
チ式評価では、吸着剤の吸着性能を式(1)の吸着選択
率(α)で表す。
チ式評価では、吸着剤の吸着性能を式(1)の吸着選択
率(α)で表す。
【0025】
【数1】
【0026】ここで、A,Bは各成分の1つを示し、S
は吸着相を、Lは吸着相と平衡状態にある液相を示す。
は吸着相を、Lは吸着相と平衡状態にある液相を示す。
【0027】上記吸着選択率(αA/B)の値が1より大
きい時、A成分が選択的に吸着され、1より小さい時
は、B成分が選択的に吸着される。また、上記吸着選択
率(α A/B)の値が1より大きい吸着剤、或いは1より
小さく0に近い吸着剤ほどAとBの吸着分離が容易にな
る。αA/Bが1近くでは成分AとBは分離できないこと
を示す。また、Aが供給原料成分中で最大吸着強さを示
す成分、Bが脱着剤(以下”DES”と略す)である場
合、αA/Bの値は1に近いほど好ましい。著しく大きい
時には、吸着された成分を十分に脱着出来ない。一方、
1より著しく小さい時には、脱着剤が吸着剤に強く吸着
され、次に吸着される成分の吸着が十分に出来ない。
きい時、A成分が選択的に吸着され、1より小さい時
は、B成分が選択的に吸着される。また、上記吸着選択
率(α A/B)の値が1より大きい吸着剤、或いは1より
小さく0に近い吸着剤ほどAとBの吸着分離が容易にな
る。αA/Bが1近くでは成分AとBは分離できないこと
を示す。また、Aが供給原料成分中で最大吸着強さを示
す成分、Bが脱着剤(以下”DES”と略す)である場
合、αA/Bの値は1に近いほど好ましい。著しく大きい
時には、吸着された成分を十分に脱着出来ない。一方、
1より著しく小さい時には、脱着剤が吸着剤に強く吸着
され、次に吸着される成分の吸着が十分に出来ない。
【0028】実施例1〜5、比較例1、2 予め、500℃、30分間焼成し、デシケータ中で冷却
した吸着剤2gと供給原料3gを内容積5mlのオート
クレーブ内に充填し、密封した。130℃で30分間、
時々攪拌しながら放置した。供給原料液および吸着実験
後の液相をガスクロマトグラフを用いて分析した。その
分析結果を用いて吸着選択率を式(1)に従って計算し
た。使用した供給原料はn−ノナン、クロロノルマルプ
ロピルベンゼン(CNPBと略す)、クロロイソプロピ
ルベンゼン(CIPBと略す)及び脱着剤(DES)を
混合した液であり、その組成(重量比)は次の通りであ
った。n−ノナンは吸着剤に吸着されない内部標準物質
として用いた。
した吸着剤2gと供給原料3gを内容積5mlのオート
クレーブ内に充填し、密封した。130℃で30分間、
時々攪拌しながら放置した。供給原料液および吸着実験
後の液相をガスクロマトグラフを用いて分析した。その
分析結果を用いて吸着選択率を式(1)に従って計算し
た。使用した供給原料はn−ノナン、クロロノルマルプ
ロピルベンゼン(CNPBと略す)、クロロイソプロピ
ルベンゼン(CIPBと略す)及び脱着剤(DES)を
混合した液であり、その組成(重量比)は次の通りであ
った。n−ノナンは吸着剤に吸着されない内部標準物質
として用いた。
【0029】n−ノナン:o-CIPB:m-CIPB:p-CIPB:o-
CNPB:m-CNPB:p-CNPB:DES=6:6:9:8:4:1
3:7:47 吸着剤1〜6について、脱着剤をo−クロロトルエン又
はp−クロロトルエンを用いて吸着選択率を評価した。
その結果を表1に示す。
CNPB:m-CNPB:p-CNPB:DES=6:6:9:8:4:1
3:7:47 吸着剤1〜6について、脱着剤をo−クロロトルエン又
はp−クロロトルエンを用いて吸着選択率を評価した。
その結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から、各種吸着剤の吸着力の序列は脱
着剤がo−クロロトルエンの時には、次の通りであっ
た。
着剤がo−クロロトルエンの時には、次の通りであっ
た。
【0032】 吸着剤 吸着力序列(強 → 弱) Na−X o-CNPB>m-CNPB>m-CIPB>o-CIPB>p-CNPB>p-CIPB K −X m-CIPB>o-CNPB>m-CNPB>o-CIPB>p-CIPB>p-CNPB Rb−X m-CIPB>m-CNPB>o-CNPB>p-CIPB>o-CIPB>p-CNPB Cs−X m-CIPB>m-CNPB>p-CIPB>o-CNPB>o-CIPB>p-CNPB 以上の結果から、Csイオン、Rbイオンを含有する吸
着剤により、m-CIPBとm-CNPBを他の異性体から同時に吸
着分離できることがわかる。
着剤により、m-CIPBとm-CNPBを他の異性体から同時に吸
着分離できることがわかる。
【0033】また、表1の実施例から、脱着剤がp−ク
ロロトルエンの場合も、若干の吸着力序列に変化がある
ものの、m-CIPBとm-CNPBを他の異性体から同時に吸着分
離できることがわかる。
ロロトルエンの場合も、若干の吸着力序列に変化がある
ものの、m-CIPBとm-CNPBを他の異性体から同時に吸着分
離できることがわかる。
【0034】実施例6 予め500℃、2時間焼成した吸着剤2を吸着カラム
(内径4.6mmφ、長さ1000mm)に最密充填し
た。このカラムを130℃のオイルバスに浸し、脱着剤
パラ−クロロトルエンでカラム内を液置換した。脱着剤
を1.5mm/min.(130℃における空塔速度1
0cm/min.)で流通しながら、カラム温度が13
0℃になるように安定化させた。原料(組成を下記に示
す)と内部標準物質ノルマル−ノナンを10:1(重量
比)で混合した供給原料1.5mlをパルス的に送入し
た。カラム出口の液組成変化を時間と共に分析し、流出
曲線を調べた。その結果を図2に示した。この結果か
ら、メタ−クロロノルマルプロピルベンゼンとメタ−ク
ロロイソプロピルベンゼンが最も遅く流出してくること
が分かった。このことから、これら2成分は吸着側成分
として分離出来ることが分かった。
(内径4.6mmφ、長さ1000mm)に最密充填し
た。このカラムを130℃のオイルバスに浸し、脱着剤
パラ−クロロトルエンでカラム内を液置換した。脱着剤
を1.5mm/min.(130℃における空塔速度1
0cm/min.)で流通しながら、カラム温度が13
0℃になるように安定化させた。原料(組成を下記に示
す)と内部標準物質ノルマル−ノナンを10:1(重量
比)で混合した供給原料1.5mlをパルス的に送入し
た。カラム出口の液組成変化を時間と共に分析し、流出
曲線を調べた。その結果を図2に示した。この結果か
ら、メタ−クロロノルマルプロピルベンゼンとメタ−ク
ロロイソプロピルベンゼンが最も遅く流出してくること
が分かった。このことから、これら2成分は吸着側成分
として分離出来ることが分かった。
【0035】 原料組成 オルソ−クロロイソプロピルベンゼン (o−CIPBと略) 11重量% メタ− クロロイソプロピルベンゼン (m−CIPBと略) 20重量% パラ− クロロイソプロピルベンゼン (p−CIPBと略) 17重量% オルソ−クロロノルマルプロピルベンゼン(o−CNPBと略) 8重量% メタ− クロロノルマルプロピルベンゼン(m−CNPBと略) 27重量% パラ− クロロノルマルプロピルベンゼン(p−CNPBと略) 17重量% 実施例7 予め500℃、2時間焼成した吸着剤1を4.6mmφ
x1mのカラム12本に充填し、その内、4本を脱着
帯、3本を濃縮帯、3本を吸着帯、2本を脱着剤回収帯
とし、擬似移動床法により130℃での吸着分離性能を
調べた。脱着剤として、パラ−クロロトルエンを用い
た。供給原料組成、エクストラクト成分(吸着側成分)
組成及びラフィネ−ト成分(非吸着側成分)組成を表2
に示す。
x1mのカラム12本に充填し、その内、4本を脱着
帯、3本を濃縮帯、3本を吸着帯、2本を脱着剤回収帯
とし、擬似移動床法により130℃での吸着分離性能を
調べた。脱着剤として、パラ−クロロトルエンを用い
た。供給原料組成、エクストラクト成分(吸着側成分)
組成及びラフィネ−ト成分(非吸着側成分)組成を表2
に示す。
【0036】
【表2】
【0037】エクストラクト成分としてメタ−クロロノ
ルマルプロピルベンゼンとメタ−クロロイソプロピルベ
ンゼンが分離出来ることが分かる。
ルマルプロピルベンゼンとメタ−クロロイソプロピルベ
ンゼンが分離出来ることが分かる。
【0038】本実験で得られた脱着剤パラ−クロロトル
エン中にメタ−クロロノルマルプロピルベンゼンとメタ
−クロロイソプロピルベンゼンが存在するエクストラク
ト留分を70段の棚段を有する連続蒸留装置(柴田科学
製)でまず最初に、脱着剤パラ−クロロトルエンを除去
した。次いで、メタ−クロロノルマルプロピルベンゼン
とメタ−クロロイソプロピルベンゼンからなる成分を連
続蒸留装置で分離し、蒸留塔上部からメタ−クロロイソ
プロピルベンゼンを、蒸留塔底部からメタ−クロロノル
マルプロピルベンゼンを得た。メタ−クロロイソプロピ
ルベンゼンの純度は99.1重量%、メタ−クロロノル
マルプロピルベンゼンの純度は99.2重量%であっ
た。
エン中にメタ−クロロノルマルプロピルベンゼンとメタ
−クロロイソプロピルベンゼンが存在するエクストラク
ト留分を70段の棚段を有する連続蒸留装置(柴田科学
製)でまず最初に、脱着剤パラ−クロロトルエンを除去
した。次いで、メタ−クロロノルマルプロピルベンゼン
とメタ−クロロイソプロピルベンゼンからなる成分を連
続蒸留装置で分離し、蒸留塔上部からメタ−クロロイソ
プロピルベンゼンを、蒸留塔底部からメタ−クロロノル
マルプロピルベンゼンを得た。メタ−クロロイソプロピ
ルベンゼンの純度は99.1重量%、メタ−クロロノル
マルプロピルベンゼンの純度は99.2重量%であっ
た。
【0039】実施例8 予め500℃、2時間焼成した吸着剤6を用い、脱着剤
としてパラ−クロロトルエンを用い、実施例1と同様に
流出曲線を調べた。その結果を図3に示した。この結果
から流出時間10分後ではメタ−クロロノルマルプロピ
ルベンゼンとメタ−クロロイソプロピルベンゼンを吸着
側成分として分離出来ることが分かった。
としてパラ−クロロトルエンを用い、実施例1と同様に
流出曲線を調べた。その結果を図3に示した。この結果
から流出時間10分後ではメタ−クロロノルマルプロピ
ルベンゼンとメタ−クロロイソプロピルベンゼンを吸着
側成分として分離出来ることが分かった。
【0040】この実験を100回繰り返し、各実験毎に
流出時間11分後の流出液を回収した。この回収液を蒸
留分離し、純度99.0重量%のメタ−クロロノルマル
プロピルベンゼン及びメタ−クロロイソプロピルベンゼ
ンを各々得た。
流出時間11分後の流出液を回収した。この回収液を蒸
留分離し、純度99.0重量%のメタ−クロロノルマル
プロピルベンゼン及びメタ−クロロイソプロピルベンゼ
ンを各々得た。
【0041】
【発明の効果】ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合
物異性体混合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物
異性体混合物を含む混合物からメタ−ハロゲン化ノルマ
ルアルキル芳香族化合物及び/又はメタ−ハロゲン化分
岐アルキル芳香族化合物を効率よく製造することが出来
る。
物異性体混合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物
異性体混合物を含む混合物からメタ−ハロゲン化ノルマ
ルアルキル芳香族化合物及び/又はメタ−ハロゲン化分
岐アルキル芳香族化合物を効率よく製造することが出来
る。
【図1】本発明の実施態様である擬似移動床による吸着
分離操作を模式的に示す図である。
分離操作を模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施例6における各成分の流出量の時
間変化を示す図である。
間変化を示す図である。
【図3】本発明の実施例8における各成分の流出量の時
間変化を示す図である。
間変化を示す図である。
1〜12:吸着室 13:脱着剤供給ライン 14:エクストラクト抜き出しライン 15:異性体混合物供給ライン 16:ラフィネート抜き出しライン 17:脱着剤回収ライン 18:バルブ
Claims (5)
- 【請求項1】ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物
異性体混合物とハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物異
性体混合物を含む混合物からゼオライト吸着剤を用い
て、メタ−ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物と
メタ−ハロゲン化分岐アルキル芳香族化合物を吸着分離
し、しかる後、蒸留によりメタ−ハロゲン化ノルマルア
ルキル芳香族化合物および/またはメタ−ハロゲン化分
岐アルキル芳香族化合物を分離することを特徴とするハ
ロゲン化アルキル芳香族化合物異性体の製造方法。 - 【請求項2】ハロゲン化ノルマルアルキル芳香族化合物
がクロロノルマルプロピルベンゼンであり、ハロゲン化
分岐アルキル芳香族化合物がクロロイソプロピルベンゼ
ンであることを特徴とする請求項1記載のハロゲン化ア
ルキル芳香族化合物異性体の製造方法。 - 【請求項3】ゼオライト吸着剤がCsイオンおよび/又
はRbイオンを含有することを特徴とする請求項1また
は2記載のハロゲン化アルキル芳香族化合物異性体の製
造方法。 - 【請求項4】ゼオライトがX型ゼオライトであることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のハロゲン
化アルキル芳香族化合物異性体の製造方法。 - 【請求項5】吸着分離する工程で、脱着剤としてクロロ
トルエンを用いることを特徴とする請求項1〜4のいず
れか1項記載のハロゲン化アルキル芳香族化合物異性体
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001072027A JP2002012566A (ja) | 2000-04-26 | 2001-03-14 | ハロゲン化アルキル芳香族化合物異性体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-126542 | 2000-04-26 | ||
JP2000126542 | 2000-04-26 | ||
JP2001072027A JP2002012566A (ja) | 2000-04-26 | 2001-03-14 | ハロゲン化アルキル芳香族化合物異性体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002012566A true JP2002012566A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=26590893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001072027A Pending JP2002012566A (ja) | 2000-04-26 | 2001-03-14 | ハロゲン化アルキル芳香族化合物異性体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002012566A (ja) |
-
2001
- 2001-03-14 JP JP2001072027A patent/JP2002012566A/ja active Pending
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