JPS58219131A - トリハロゲン化ベンゼン異性体の分離方法 - Google Patents
トリハロゲン化ベンゼン異性体の分離方法Info
- Publication number
- JPS58219131A JPS58219131A JP10288782A JP10288782A JPS58219131A JP S58219131 A JPS58219131 A JP S58219131A JP 10288782 A JP10288782 A JP 10288782A JP 10288782 A JP10288782 A JP 10288782A JP S58219131 A JPS58219131 A JP S58219131A
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- Japan
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- trihalogenobenzene
- adsorbent
- mixture
- adsorption
- trihalogenobenzenes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はトリハロゲン化ベンゼン異性体の吸着分離方法
に関するものである。特に、1.2.3−トリハロゲン
化ベンゼンおよび/あるいは1、3.5− )リハロゲ
ン化ベンゼンを分離回収する方法に関するものである。
に関するものである。特に、1.2.3−トリハロゲン
化ベンゼンおよび/あるいは1、3.5− )リハロゲ
ン化ベンゼンを分離回収する方法に関するものである。
トリハロゲン化ベンゼンの中でも特にトリクロベンゼン
(以下T(3Bと略す)は農薬中間体あるい□は爆薬の
原料として重要な物質であるが、TOB異性体間の沸点
が似通っている(l、2.3−TOB:218〜9℃、
1.2.4−TOB:212〜3イ1.3.5−TOB
:208〜9℃)ためTOB異性体混合物を精留し、単
独成分として分離回収するのは非常に困難である。
(以下T(3Bと略す)は農薬中間体あるい□は爆薬の
原料として重要な物質であるが、TOB異性体間の沸点
が似通っている(l、2.3−TOB:218〜9℃、
1.2.4−TOB:212〜3イ1.3.5−TOB
:208〜9℃)ためTOB異性体混合物を精留し、単
独成分として分離回収するのは非常に困難である。
このため、例えば1,3.5−TOBを製造スルのに3
.5−ジクロルブロモベンゼン、3.5−ジブロムクロ
ルベンゼン(%開閉5a−s 2.226 )や3.5
−ジニトロクロルベンゼン、3.5−ジクロルニトロベ
ンゼン(U8F−4、306,1o a )のよりな1
.3.5−トリ置換ベンゼンを塩素置換反応する方法が
試みられている。
.5−ジクロルブロモベンゼン、3.5−ジブロムクロ
ルベンゼン(%開閉5a−s 2.226 )や3.5
−ジニトロクロルベンゼン、3.5−ジクロルニトロベ
ンゼン(U8F−4、306,1o a )のよりな1
.3.5−トリ置換ベンゼンを塩素置換反応する方法が
試みられている。
すなわち、上記製造方法は、核置換基の位置が製品と同
一の出発原料を用いること、kよって、製品中への他の
異性体の混入を避は製品異性体の分離工程をなくそうと
するものである。しかしながら、これらの方法もやはり
原料はそれの異性体混合物から分離回収することが必須
であり、かつ反応工程は塩素以外の置換基を一旦給合さ
せて次に塩素置換をするので複雑となる。
一の出発原料を用いること、kよって、製品中への他の
異性体の混入を避は製品異性体の分離工程をなくそうと
するものである。しかしながら、これらの方法もやはり
原料はそれの異性体混合物から分離回収することが必須
であり、かつ反応工程は塩素以外の置換基を一旦給合さ
せて次に塩素置換をするので複雑となる。
そこで、本発明者らは吸着分離によりトリハロゲン化ベ
ンゼン・異性体混合物から単独異性体を回収する方法に
関し鋭意研究した結果、フォージャサイト型ゼオライト
がトリハロゲン化ベンゼン異性体に対し特異な吸着性能
をもつことを見い出し本発明に到達した。
ンゼン・異性体混合物から単独異性体を回収する方法に
関し鋭意研究した結果、フォージャサイト型ゼオライト
がトリハロゲン化ベンゼン異性体に対し特異な吸着性能
をもつことを見い出し本発明に到達した。
すなわち、本発明はトリハロゲン化ベンゼン異性体混合
物を吸着分離する際に、吸着剤としてフォージャサイト
型ゼオライトを用いることを特徴とするトリハロゲン化
ベンゼン異性体の混合物の分離方法である。
物を吸着分離する際に、吸着剤としてフォージャサイト
型ゼオライトを用いることを特徴とするトリハロゲン化
ベンゼン異性体の混合物の分離方法である。
本発明におけるトリハロゲン化ベンゼン異性体混合物と
は、ベンゼンのトリノ・ロゲン核置換体であり、l、2
.3−1l、3.5−および1.2,4−1リノ・ロゲ
ン化ベンゼンから選ばれた少なくとも2種の異性体を含
む混合物である。
は、ベンゼンのトリノ・ロゲン核置換体であり、l、2
.3−1l、3.5−および1.2,4−1リノ・ロゲ
ン化ベンゼンから選ばれた少なくとも2種の異性体を含
む混合物である。
本発明方法、において使用されるフォージャサイト型ゼ
オライトとは次式で系される結晶性アルミノシリケート
である。
オライトとは次式で系される結晶性アルミノシリケート
である。
0.9±0.2M O:AI O’、X5iO°Y
HOここで、Mはカチオンを示し、nはその原子価を表
わす。
HOここで、Mはカチオンを示し、nはその原子価を表
わす。
上式の7オージヤサイト型ゼオライトはX型とY型に分
類され、X型はx−25±0.5であり、Y型はX==
3〜6で表わされる。
類され、X型はx−25±0.5であり、Y型はX==
3〜6で表わされる。
また、Yは水利の程度により異なる。
本発明のフォージャサイト型ゼオライトは、1.2.3
−)リハロゲン化ベンゼンなエクストライト成分として
回収することができ、また1、3.5−)リハロゲン化
ベンゼンをラフィネート成分として分離回収できること
が特徴である。
−)リハロゲン化ベンゼンなエクストライト成分として
回収することができ、また1、3.5−)リハロゲン化
ベンゼンをラフィネート成分として分離回収できること
が特徴である。
本発明ゼオライトの好ましいカチオンは、周期律表の第
1A族、第!B族および第11A族から選ばれた少なく
とも1種のカチオンである。
1A族、第!B族および第11A族から選ばれた少なく
とも1種のカチオンである。
これらカチオンのイオン交換法は結晶性アルミノシリケ
ートの製造に関する知識を有する当業者には広く知られ
ており、通常はゼオライ)K加えようとする1−または
それ以上のカチオンの可溶性塩の水溶液にそのゼオライ
トを接触させるととによって実施されうる。
ートの製造に関する知識を有する当業者には広く知られ
ており、通常はゼオライ)K加えようとする1−または
それ以上のカチオンの可溶性塩の水溶液にそのゼオライ
トを接触させるととによって実施されうる。
本発明の方法を用いたトリハロゲン化ベンゼン異性体混
合物を吸着分離するだめの技術は、いわゆるクロマト分
取法であってもよいし、また、これを連続化した擬似移
動床による吸着分離方法でもよい。
合物を吸着分離するだめの技術は、いわゆるクロマト分
取法であってもよいし、また、これを連続化した擬似移
動床による吸着分離方法でもよい。
擬似移動床による連続的吸着分離技術は基本的操作とし
て次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操作を連続的に循
環して実施される。
て次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操作を連続的に循
環して実施される。
ftl 吸着操作ニトリハロゲン化ベンゼン異性体混
合物がフォージャサイ)Wゼオライトの吸着剤と接触し
、強吸着成分が選択的に吸着される。残りの弱吸着成分
はラフィネート成分として後で述べる脱着剤とともに回
収される。
合物がフォージャサイ)Wゼオライトの吸着剤と接触し
、強吸着成分が選択的に吸着される。残りの弱吸着成分
はラフィネート成分として後で述べる脱着剤とともに回
収される。
(2) 濃縮操作ニー強吸着成分を選択的Ka着した
吸着剤は後で述べるエクストラクトの一部と接触させら
れ、吸着剤上に非選択的に吸着している弱吸着成分が追
い出され強吸着成分が高純化される。
吸着剤は後で述べるエクストラクトの一部と接触させら
れ、吸着剤上に非選択的に吸着している弱吸着成分が追
い出され強吸着成分が高純化される。
(3) 脱着操作:高純化された強吸着成分は脱着剤
によって吸着剤から追い出され、脱着剤を伴なってエク
ストラクト成分として回収される。
によって吸着剤から追い出され、脱着剤を伴なってエク
ストラクト成分として回収される。
ここでいう強吸着成分と弱吸着成分は、原料の異性体混
合物の組成および回収すべき成分によって次のように分
類される。(TOBの例を示すが、他のトリハロゲン化
ベンゼンでも同様である。) 上記吸着分離方法に使用する脱着剤あるいクロマト分取
に使用する展開剤はトリハロゲン化ベンゼンと容易に蒸
留分離できる化合物が使用でき、アルキル置換芳香族、
ハロゲン置換芳香族、好1しくけトルエン、クロルトル
エン、クロルベンゼ乙ンクロルベンゼン、クロルキシレ
ン、フロムベンゼン、フロムクロルベンゼン、ゼン、ニ
トロベンゼン、ジクロルニトロベンゼン、ジニトロクロ
ルベンゼン等である。
合物の組成および回収すべき成分によって次のように分
類される。(TOBの例を示すが、他のトリハロゲン化
ベンゼンでも同様である。) 上記吸着分離方法に使用する脱着剤あるいクロマト分取
に使用する展開剤はトリハロゲン化ベンゼンと容易に蒸
留分離できる化合物が使用でき、アルキル置換芳香族、
ハロゲン置換芳香族、好1しくけトルエン、クロルトル
エン、クロルベンゼ乙ンクロルベンゼン、クロルキシレ
ン、フロムベンゼン、フロムクロルベンゼン、ゼン、ニ
トロベンゼン、ジクロルニトロベンゼン、ジニトロクロ
ルベンゼン等である。
吸着分離をするだめの操作条件としては、温度は室温か
ら350°C1好ましくは50〜250℃であり、圧力
は大気圧からs o KP/cIl−a好ましくは大気
圧から40 Kp/cr1. aである。
ら350°C1好ましくは50〜250℃であり、圧力
は大気圧からs o KP/cIl−a好ましくは大気
圧から40 Kp/cr1. aである。
本発明による吸着分離は気相でも液相でもよい−が、操
作温度を低くして原料供給物あるいは脱着剤の好ましく
ない副反応を抑さえるために液相で実施するのが好まし
い。
作温度を低くして原料供給物あるいは脱着剤の好ましく
ない副反応を抑さえるために液相で実施するのが好まし
い。
次に本発明の方法を実施例をあげて説明する。
(1)
実施例では、吸着剤の吸着特性を次fi吸着選択率(α
)でもって表す。
)でもって表す。
ここで、A、Bはトリハロゲン化ベンゼン異性体のどれ
か1つを示し、Sは吸着相、Lは吸着相と平衡状態にあ
る液相な示す。
か1つを示し、Sは吸着相、Lは吸着相と平衡状態にあ
る液相な示す。
上式の値が1より大のときA成分が選択的に吸着され、
1より小のときはB成分が選択的に吸着される。また、
上式のα値が1より大なる吸着剤(あるいは1より小さ
くoに近い)はどAとBの吸着分離が容易となる。
1より小のときはB成分が選択的に吸着される。また、
上式のα値が1より大なる吸着剤(あるいは1より小さ
くoに近い)はどAとBの吸着分離が容易となる。
実施例I
Na−XおよびNa−Y型フォージャサイトゼオライト
の造粒品およびこれらを表11C示したカチオンの硝酸
塩の5wt%水溶液で5回イオン交換したゼオライトと
調製した。このときの固液比は約5である。上記ゼオラ
イトを500℃で約1時間焼成し、デシケータ中で冷却
したもの2Sと液相混合物2.517を内容積5mj’
のオートクレーブ内に充填し、130℃で1時間放置し
た。仕込まれた液相混合物の組成は1.2.3−TCB
:1,2.4−TOB:1,3.5−TcB:n−ノナ
ン=+:<:+:1(重量比)である。n−ノナンはガ
スクロマトグラフィー分析での内標物質として添加した
もので、上記実験条件下では実質的に吸着剤に対し不活
性な物質である。吸着剤と接触させた後の液相混合物の
組成を分析しil1式を用いて吸着選択率αを求めた。
の造粒品およびこれらを表11C示したカチオンの硝酸
塩の5wt%水溶液で5回イオン交換したゼオライトと
調製した。このときの固液比は約5である。上記ゼオラ
イトを500℃で約1時間焼成し、デシケータ中で冷却
したもの2Sと液相混合物2.517を内容積5mj’
のオートクレーブ内に充填し、130℃で1時間放置し
た。仕込まれた液相混合物の組成は1.2.3−TCB
:1,2.4−TOB:1,3.5−TcB:n−ノナ
ン=+:<:+:1(重量比)である。n−ノナンはガ
スクロマトグラフィー分析での内標物質として添加した
もので、上記実験条件下では実質的に吸着剤に対し不活
性な物質である。吸着剤と接触させた後の液相混合物の
組成を分析しil1式を用いて吸着選択率αを求めた。
結果を表1に示す。
Claims (1)
- トリハロゲン化ベンゼン異性体混合物を吸着分離する際
忙、吸着剤としてフオージャサ、イト型ゼオライトを用
いることを特徴とJるトリノ・ロゲン化ベンゼン異性体
の分離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288782A JPS58219131A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | トリハロゲン化ベンゼン異性体の分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288782A JPS58219131A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | トリハロゲン化ベンゼン異性体の分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58219131A true JPS58219131A (ja) | 1983-12-20 |
JPH0112733B2 JPH0112733B2 (ja) | 1989-03-02 |
Family
ID=14339369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10288782A Granted JPS58219131A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | トリハロゲン化ベンゼン異性体の分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58219131A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62292736A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-19 | Toray Ind Inc | モノクロロモノフルオロベンゾトリフルオライド異性体の分離方法 |
JPS6327444A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-05 | Hodogaya Chem Co Ltd | トリハロゲノベンゼン異性体の分離方法 |
-
1982
- 1982-06-15 JP JP10288782A patent/JPS58219131A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62292736A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-19 | Toray Ind Inc | モノクロロモノフルオロベンゾトリフルオライド異性体の分離方法 |
JPH0346453B2 (ja) * | 1986-06-13 | 1991-07-16 | Toray Industries | |
JPS6327444A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-05 | Hodogaya Chem Co Ltd | トリハロゲノベンゼン異性体の分離方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0112733B2 (ja) | 1989-03-02 |
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