JP2002012276A - 廃ガス処理用バルブボタン及びこのボタンを備えたキャップ並びにエアゾール容器 - Google Patents

廃ガス処理用バルブボタン及びこのボタンを備えたキャップ並びにエアゾール容器

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Hidetoshi Onoe
英俊 尾上
Taisuke Sakiyama
泰祐 崎山
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Kyowa Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃ガス処理を行った後、そのまま廃棄しても
正しく分別廃棄できると共に、ゴミの収集中等における
エアゾール容器の爆発を防止した廃ガス処理用バルブボ
タン及びこのボタンを備えたキャップの提供を図る。 【解決手段】 この発明のバルブボタン1は、バルブス
テム102を押圧してエアゾールバルブ104を開く作
用部2と、バルブステム102から吐出されるエアゾー
ル容器の噴射ガスを外部に排出させる排気口とを備え
る。バルブボタン1の下部には、ボタン1全体をエアゾ
ール容器の弁座収容部107に固定する固定部4を備え
る。この固定部4は、上記の作用部2による開弁がなさ
れるまでバルブステム102が押し下げられた状態で、
エアゾール容器に嵌合して、上記作用部2による開弁状
態を維持し、この状態で、エアゾール容器と共に廃棄可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、エアゾール容器
のガス抜きを容易に行い得るエアゾール容器の廃ガス処
理用バルブボタン及び、これを装着したエアゾール容器
用キャップに関するものであり、より詳しくは、廃ガス
処理後、そのまま廃棄しても正しく分別廃棄し得る廃ガ
ス処理用バルブキャップ及び、これを装着したエアゾー
ル容器用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】エアゾール容器は、その有効成分を使い
切った後でも、容器内に噴射ガスが残っているのが通常
である。ところが、この噴射ガスを残したまま廃棄する
ことは、ゴミ回収時やゴミの焼却或いは埋設処理時等に
爆発して危険であると共に、焼却炉や溶解炉を傷めるお
それがある。そのため、噴射ガスを全て排出する廃ガス
処理を行った後、廃棄することが望ましいとされてお
り、従来より、廃ガス処理機能を備えたキャップが提案
されている。このキャップは、エアゾールボタンを覆う
ために、エアゾール容器の外周上端(エアゾール容器の
胴部と天部との巻き締め部分)に、嵌合して装着される
有頭筒状のキャップに、廃ガス処理機能を付加したもの
てある。具体的には、図10に示すように、キャップ2
01に、噴射ボタン204を押圧するボタン押圧部20
2を位置変更可能に取り付けると共に、排気口203を
設けたもの等が提案されている。このものは、通常のキ
ャップとしての使用では、ボタン押圧部202を噴射ボ
タン204を押圧しない位置202aに配位しておく。
そして、廃ガス処理時に、ボタン押圧部202をバルブ
ボタンを押圧する位置に移動させ、キャップ201の下
端を、エアゾール容器の外周上端(エアゾール容器の胴
部と天部との巻き締め部分205)に嵌合することによ
り、噴射ボタン204からエアゾール容器内の残留物
(主として噴射ガス)が噴射され、排気口203から外
部に排出されるものである。また、図示は省略するが、
バルブステムに当接して、バルブステムを押圧して内容
物を噴射させる作用部と、噴射された内容物を外部に排
出する排気口とを、キャップに直接形成したものも使用
されている。
【0003】ところが、これら従来のものは、いずれも
キャップに廃ガス処理機能を付加したものであるため、
次の問題が生ずる。まず、ゴミの分別収集により生ずる
問題として、キャップは合成樹脂製であるのに対して、
エアゾール容器本体は金属製であるめた、これらを分別
して廃棄することが望ましい。そこで、廃ガス処理後
に、キャップをエアゾール容器から取り外すと、当然の
事ながら、エアゾール容器は内部の弁機構により、自動
的に閉状態となる。この閉状態で、エアゾール容器が焼
却炉あるいは溶解炉中に投入されると、温度上昇に伴い
エアゾール容器内部の空気が膨張して内圧が高くなり、
エアゾール容器が爆発してしまうおそれがある。この爆
発は炉内で行われるため、人体への直接の危険は少ない
と考えられるが、炉を傷つけたり、不測の事態が生じた
りするおそれがある。また、廃ガス処理のため、エアゾ
ール容器とキャップとを嵌合させる場合には、廃ガス処
理中に、その嵌合が外れない程度の強い嵌合が必要とな
ると考えれらる。ところが、嵌合を強くし過ぎると、廃
棄時に嵌合を外すことが困難となり、エアゾール容器と
キャップとを嵌合したままの状態で廃棄すると言ったこ
とになりかねない。これは、ゴミの分別収集の観点から
は、決して望ましいこととは言えず、特に、キャップは
通常エアゾール容器本体の外径と同じ程度の大きさを持
つものが多いため、かなりの量の合成樹脂が金属製のエ
アゾール容器と共に分別されずに廃棄されることとな
る。さらに、エアゾール容器とキャップとを嵌合したま
まの状態で廃棄した場合でも、炉内での爆発のおそれは
残る。例えば、キャップは上記のように、かなりの大き
さがあるため、キャップに何かが当たったりして、ゴミ
の収集時に嵌合が外れることも予想される。このような
場合には、意図的にキャップを外した状態と同じ結果と
なり、炉内で爆発のおそれが生ずる。そこで、特許第3
026191号にあっては、エアゾール容器から噴射用
ボタンを取り外して、バルブステムに直接取り付けて残
りの噴射ガスを排出させた後、エアゾール容器に固定し
たまま廃棄するようにした金属製の廃ガス処理用キャッ
プが提案されている。ところが、この廃ガス処理用キャ
ップにあっては、エアゾール容器本体とエアゾールバル
ブとの間の巻き締め部分に嵌合して固定するものである
ため、噴射用ボタンに比して、かなり大きなものとなら
ざるを得ない。その結果、廃棄後、ゴミ収集中等にない
かに当たって外れてしまう可能性もあり、また、製造の
ための材料も多く用いることになる。さらに、特許第3
026199号では、上記の特許第3026191号の
廃ガス処理用キャップを、エアゾール容器の底部に収納
して梱包する手段が開示されているが、通常のエアゾー
ルキャップに取り付ける方が、使用者の目に止まり易
く、廃ガス処理用キャップを実際に使って廃棄してもら
える可能性が高くなる。しかしながら、廃ガス処理用キ
ャップの大きさが、かなり大きなものとなってしまう
と、通常のエアゾールキャップに取り付けることが困難
となったり、取り付け得たとしても、エアゾールキャッ
プ全体の大きさが、その分、大きくならざるを得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、廃ガス処
理を行った後、そのまま廃棄しても正しく分別廃棄でき
ると共に、ゴミの収集過程中に何かに当たって外れる可
能性を極力小さくし、焼却や溶融処理中にエアゾール容
器が爆発するおそれをなくしたエアゾール容器の廃ガス
処理用バルブボタン及びこの廃ガス処理用バルブボタン
を備えた提供エアゾール容器用キャップ並びにエアゾー
ル容器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本願の第1の発明
は、エアゾール容器本体とエアゾールバルブとの間の巻
き締め部分106より小さな平面形状をなし、バルブス
テム102を直接又は間接的に押圧してエアゾールバル
ブ104を開く作用部2と、バルブステム102を通っ
て吐出されるエアゾール容器の噴射ガスを外部に排出さ
せる排気口3とを備えたバルブボタン1において、バル
ブボタン1全体をエアゾール容器の弁座収容部107に
固定する固定部4を備え、この固定部4は、上記の作用
部2による開弁がなされるまでバルブステム102を押
し下た状態で、エアゾール容器に嵌合して、上記作用部
2による開弁状態を維持するものであり、上記固定部4
によるエアゾール容器への固定状態を維持したままで、
エアゾール容器と共に廃棄可能なことを特徴とするエア
ゾール容器の廃ガス処理用バルブボタンを提供する。こ
の廃ガス処理用バルブボタンは、エアゾール容器の有効
成分を使い切った後に残存する噴射ガスを排出させてし
まうためのもので、噴射ボタンを取り外したバルブステ
ム102に取り付けて使用される。即ち、固定部4は、
上記の作用部2による開弁がなされるまでバルブステム
102が押し下げられた状態で、エアゾール容器に嵌合
して、上記作用部2による開弁状態を維持するものであ
るため、使用者は、バルブボタンをバルブステム上に被
せてエアゾール容器に固定するだけで、残存する噴射ガ
スが排出される。この廃ガス処理用バルブボタンは、一
度取り付けると再度外す必要はないことは勿論、エアゾ
ール容器本体とエアゾールバルブとの間の巻き締め部分
106より小さな平面形状をなため、ゴミ収集過程にお
いて外れるおそれも小さい。従って、固定部4によるエ
アゾール容器への固定状態を維持したままで、エアゾー
ル容器と共に廃棄可能であり、そのままの状態で、ゴミ
処理場まで安全に収集移送される。また、このバルブボ
タンは、バルブボタン1全体をエアゾール容器の弁座収
容部107に固定する固定部4を備え、且つ、エアゾー
ル容器本体とエアゾールバルブとの間の巻き締め部分1
06より小さな平面形状をなすものであるため、廃棄処
理中、特にゴミ処理場まで収集移送中に、バルブボタン
1が何かに当たったりして外れてしまうおそれが最も少
ない。しかも、少ない材料によって製造できるため、資
源の節約となることは勿論、このバルブボタンを合成樹
脂製として金属製のエアゾール容器に固定したまま廃棄
しても、金属製の容器全体に対する合成樹脂の割合を極
力少ないものとすることができ、分別収集の点からも大
きな問題とならない。本願の第2の発明は、上記の第1
の発明に係るエアゾール容器の廃ガス処理用バルブボタ
ンにおいて、バルブボタン1は、その頭部11が閉ざさ
れた有頭筒状をなし、頭部11内面にバルブステム10
2の端部と当接する作用部2が設けられ、この作用部2
には、バルブステム102の端部に設けられた吐出口1
02aに位置して噴射ガスの吐出を可能とする通気路5
が設けられ、上記固定部4は、エアゾール容器の弁座収
容部107の首部に嵌合する突起であり、作用部2がバ
ルブステム102を押し下げて開弁状態とした位置で、
この突起が弁座収容部107に嵌合するものであり、バ
ルブステム102の吐出口102aからの噴射ガスが、
通気路5から排気口3を経てボタン1外部に排出される
ものであることを特徴とするものを提供する。この第2
の発明に係る廃ガス処理用バルブボタンにあっては、有
頭筒状をなしたバルブボタン1の頭部11内面に、バル
ブステム102の端部と当接する作用部2が設けられて
いるため、このバルブボタン1をバルブステム102上
から被せて押し込むだけで、バルブステム102が押し
下げられ、開弁状態となる。そして、この作用部2に
は、バルブステム102の端部に設けられた吐出口10
2aに位置して噴射ガスの吐出を可能とする通気路5が
設けられているため、作用部2によって吐出口102a
が塞がれることがなく、噴射ガスは、通気路5から排気
口3を経てボタン1外部に排出される。また、固定部4
は、エアゾール容器の弁座収容部107の首部に嵌合す
る突起であるため、このバルブボタンは弁座収容部10
7にしっかりと固定され、しかもバルブボタンの外径
は、弁座収容部107の外径より一回り大きいものとす
るだけでよく、最も小さな廃ガス処理用バルブボタンを
提供することができる。本願の第3の発明は、第2の発
明の廃ガス処理用バルブボタンにあって、上記の通気路
5が溝状の凹部であり、上記の排気口3が有頭筒状のボ
タン1の筒状部分の下部に設けられたスリットであり、
溝状の凹部から有頭筒状のボタン1の内部に吐出された
噴射ガスがスリットを通り外部に排出されることを特徴
とするものを提供する。この発明に係る廃ガス処理用バ
ルブボタンにあっては、排気口3が有頭筒状のボタン1
の筒状部分の下部に設けられたスリットであるため、噴
射ガスの排出時に、噴射ガスが人の手等に直接当たるこ
とを防止し得る。本願の第4の発明は、第2の発明の廃
ガス処理用バルブボタンにあって、上記の通気路5が、
有頭筒状のボタン1の頭部11に設けられた貫通孔であ
り、この貫通孔の開口端が排気口3とされたことを特徴
とするものを提供する。この発明に係る廃ガス処理用バ
ルブボタンにあっては、比較的単純な構造によって、噴
射ガスを排出可能とした廃ガス処理用バルブボタンを提
供し得る。本願の第5の発明は、第1乃至第4の発明の
廃ガス処理用バルブボタンにあって、全体が金属製であ
ることを特徴とするものを提供する。この第5の発明に
係る廃ガス処理用バルブボタンにあっては、全体を金属
製としたため、金属製のエアゾール容器に装着したまま
廃棄しても、廃棄物の分別上、全く問題が生じない。ま
た、焼却炉や溶解炉中においても、金属製の廃ガス処理
用バルブボタンは直ちに溶解することがないため、バル
ブを開状態に維持でき、膨張したエアゾール容器内の空
気を排出させることができ、エアゾール容器の爆発を最
終段階まで防止し得る。本願の第6の発明は、第1乃至
第5の発明の廃ガス処理用バルブボタンにあって、廃ガ
ス処理済であることを示す表示部分7を外面に備えたこ
とを特徴とするものを提供する。この第6の発明に係る
廃ガス処理用バルブボタンにあっては、表示部分7によ
る表示によって、本人のみならず第三者にも廃ガス処理
済であることが理解されるものであり、安心して廃棄処
理等を行うことができる。本願の第7の発明は、第1乃
至第6の発明の廃ガス処理用バルブボタンを取り外し可
能に備えたことを特徴とするエアゾール容器用キャップ
を提供する。これにより、エアゾールの使用中に廃ガス
処理用バルブボタンを紛失してしまうことを防止でき
る。また、廃棄処分時にあっては、キャップは合成樹脂
製のゴミとして、廃ガス処理用バルブボタンを取り付け
たエアゾール容器は金属製のゴミとして、分別して廃棄
することができる。また、このバルブボタンは、バルブ
ボタン1全体をエアゾール容器の弁座収容部107に固
定する固定部4を備え、且つ、エアゾール容器本体とエ
アゾールバルブとの間の巻き締め部分106より小さな
平面形状をなすものであるため、エアゾール容器用キャ
ップに装着しても邪魔にならない大きさとすることがで
き、エアゾール容器の使用中にキャップから外れて紛失
してしまうおそれを極力少なくすることができる。本願
の第8の発明は、エアゾール容器本体と、このエアゾー
ル容器本体に着脱可能に取り付けられるエアゾール容器
用キャップと、請求項1〜6の何れかに記載の廃ガス処
理用バルブボタン1とを備え、エアゾール容器用キャッ
プに、バルブボタン1と嵌合するバルブボタン装着部2
5が設けられ、このバルブボタン装着部25にバルブボ
タン1が開口端側の固定部4を外側にして着脱可能に装
着され、このバルブボタン装着部25には、バルブボタ
ン1の排気口3から吐出された廃棄されるべき噴射ガス
を外部へ排出するための排出口26が設けられたことを
特徴とするエアゾール容器を提供する。この第8の発明
にあっては、エアゾール容器の通常の使用に際しては、
キャップにバルブボタンを装着して使用でき、使用中に
バルブボタンを紛失してしまうおそれを極力少なくする
ことができる。そして、廃ガス処理時においては、バル
ブボタンをキャップに装着したままの状態で、エアゾー
ル容器の廃ガス処理を行うことができ、さらに、廃棄に
際しては、バルブボタンをエアゾール容器に装着した状
態で、通常合成樹脂で製造されるキャップのみを外し
て、分別廃棄することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態を説明する。図1は本願発明の実施の形態に係
る廃ガス処理用バルブボタンの使用状態を示す断面図で
あり、図2(A)は同廃ガス処理用バルブボタンの縦断
面図であり、(B)は同底面図である。図3は同廃ガス
処理用バルブボタンの斜視図であり、図4(A)は同廃
ガス処理用バルブボタンを備えたエアゾール容器用キャ
ップの平面図であり、(B)は同縦断面図である。
【0007】この実施の形態に係るエアゾール容器10
1の廃ガス処理用バルブボタン1は、全体が有頭筒状を
なした金属製のボタンであり、通常の噴射ボタンを取り
外したバルブステム102に取り付けて使用される。こ
のバルブボタン1は、通常の噴射ボタンと略同一または
それより小さい大きさを有するもので、平面形状におい
て、エアゾール容器のバルブ巻き締め部分106(即
ち、エアゾール容器101の天板103と、エアゾール
バルブ104の固定用フランジ105との間の巻き締め
部分)より小さく設定されている。より望ましくは、外
径を、エアゾールバルブ104の弁座収容部107の外
径と略同じか、それより僅かに大きいものに止める。具
体的には、両者の外径の差(半径の差sの2倍(図1参
照))を1cm以下とすることが望ましく、より望ましく
は0.5cm以下とする。高さにあっても、極力低いもの
が望ましく、バルブステム102に取り付けた状態で、
バルブステム102の上端より、バルブボタン1の上端
の方が僅かに高いものに止める。具体的には、両者の高
さの差tを1cm以下とすることが好ましく、より好まし
くは0.5cm以下とする。
【0008】このバルブボタン1は、バルブステム10
2の先端と当接して押圧することができる作用部2を、
ボタン頭部11の内部に備えると共に、バルブステム1
02から吐出されるエアゾール容器の内容物(噴射ガ
ス)を外部に排出させる排気口3を備える(図2参
照)。そして、このバルブボタン1の下部には、エアゾ
ール容器に対する固定部4が形成されている。この固定
部4は、作用部2をバルブステム102に押し付けてエ
アゾールバルブの弁を開かせた状態で、エアゾール容器
のバルブ巻き締め部分106より内側の部分に嵌合する
もので、この嵌合によって、作用部2による開弁状態を
維持した状態で、バルブボタン1全体をエアゾール容器
に固定するものである。より望ましくは、固定部4は、
エアゾールバルブ104の弁座収容部107の首部10
7aに嵌合するものとする。弁座収容部107の基部で
あって、その上方部分より外径が小さくなった部分であ
る首部107aに、外側から嵌合する。図2(B)に示
すように、この例では、固定部4として突起4を4か所
に形成しているが、突起の数は1個以上の適宜数に変更
でき、また、周方向に連続して延びる突条状の突起とし
てもよい。
【0009】この作用部2には、バルブステム102の
端部に設けられた吐出口102aに位置して内容物の吐
出を可能とする通気路5が形成されている。即ち、作用
部2がバルブステム102に当接する際、その吐出口1
02aを閉ざしてしまうと、円滑な廃ガスができないた
め、吐出口102aに当たる位置に溝状の通気路5を設
けたもので、吐出口102aから吐出される内容物(噴
射ガス)を、バルブボタン1の中心から外方向(側壁1
2に近づく方向)に案内し、側壁12の内側から排気口
3を経て外部に排出させる。
【0010】上記の排気口3は、図2に示すように、側
壁12の下部に設けられている。即ち、側壁12の開口
端から上方に向けて切り欠き形成されたスリット3とし
て実施されている。このスリット3は複数個(この例で
は8本)設けられており、スリット3とスリット3との
間に、前述の固定部4としての突起4を形成している。
言い換えると、側壁12の下端には、拡径片6を複数本
形成し、拡径片6,6間の隙間を排気口3とし、拡径片
6に突起4を形成している。バルブボタン1全体を金属
製とすると、突起4を設けた側壁12の外径が広がり難
いため、エアゾール容器との嵌合が困難となる。そこ
で、排気用のスリット3,3を複数形成して、その間を
人の手による押し込み動作によって弾性変形して拡径可
能な拡径片6とし、この拡径片6に突起4を形成するこ
とにより、良好な嵌合性と排気口の形成との2つの役割
を果たすようにしている。
【0011】このバルブボタン1は、エアゾール容器の
有効成分を使い切った後に使用されるため、それまでの
間、バルブボタン1を紛失しないようにしておく手段を
嵩ずることも望ましい。具体的には、図4に示すよう
に、エアゾール容器のキャップ21にバルブボタン装着
部22を設けて、このバルブボタン装着部22にバルブ
ボタン1を取り外し可能に取り付けておくことが望まし
い。この例では、キャップ21の上部外周に、バルブボ
タン1と略同じ大きさの凹部を形成して、この凹部にバ
ルブボタン1を装着するようにしているが、キャップ2
1の内部等、適宜位置に取り付けるようにしておけばよ
い。この例から明らかなように、本願発明のバルブボタ
ンは、極力小さなものとして実施することができるた
め、キャップ21の大きさを変更せずとも、容易にエア
ゾール容器のキャップ21に取り付けることができるよ
うな設計とすることができる。
【0012】ここで、この実施の形態の廃ガス処理用バ
ルブボタン1の使用方法を説明しておくと、まずエアゾ
ール容器の有効成分を使い切った後に、噴射ボタン(図
示せず)をバルブステム102から取り外す。次に、露
出したバルブステム102にこのバルブボタン1を取り
付ける。即ち、バルブステム102上からバルブボタン
1を被せるようにし、固定部(突起)4がエアゾールバ
ルブ104の弁座収容部107の首部107aに嵌合す
るまで、押し込む。これにより、バルブステム102は
作用部2に押圧されて、内部のバルブが開いて、吐出口
102aから残りの内容物(噴射ガス)が吐出して、通
気路5を経て排気口3から外部に排出される。排気完了
後は、このバルブボタン1を取り外すことなく、廃棄で
きる。即ち、エアゾール容器自身は、細かい部品を除い
て大部分が金属製であり、このバルブボタン1も金属製
であるため、分別する必要はなく、そのまま金属製のゴ
ミとして廃棄し得る。尚、このバルブボタン1を合成樹
脂製とした場合であっても、キャップ等とは異なり、小
さな部品であるため、従来の廃ガス機能を設けたキャッ
プのように、廃棄分別上問題となることもない。さら
に、このバルブボタン1は、廃ガス処理後も取り外す必
要がないため、エアゾール容器内部の弁も開いた状態に
維持される。そして、バルブボタン1は充分に小さいた
め、キャップの場合のように、ゴミの収集移送中に何か
に当たって外れる可能性も小さいく、従って、開弁状態
のまま、焼却炉や溶解炉中に投入でき、また、埋設処理
され得る。そして、炉内において高温に加熱されても、
エアゾール容器内に最後まで残留した微量の残留ガスが
加熱され膨張した分まで開いた弁から排出されることと
なるので、炉内でエアゾール容器が爆発することもな
い。特に、このバルブボタン1を金属製とすることによ
って、炉内でボタンのみが先に溶解して脱落すると言う
こともない。このように、安全に廃ガス処理がなされて
いることを明示するために、図3に示すように、「廃ガ
ス処理済」であることを表示した表示部7を、このバル
ブボタン1の外面に設けておくことも望ましい。
【0013】次に、図5は他の実施の形態を示す断面図
であり、この例のバルブボタンは、通気路5の形態が異
なる以外、先の例と基本的には同一であるため、同じ符
号を付して、その詳細な説明は省略する。この例の通気
路5は、有頭筒状のボタン頭部11に形成された貫通孔
5として実施されている。この貫通孔5は、ボタン頭部
11の上面に開口しており、この開口端が排気口3とさ
れたものであり、側壁12の下部には、排気口3が形成
されていない。この例では、先の例と比して構造が簡単
になる反面、廃棄される噴射ガスが上端から吐出するた
め、使用者の指にかかったりする可能性がある。尚、図
示は省略するが、排気口3は、固定部4より上方の側壁
12の適宜位置(例えば、中央部や上端寄り)に設ける
等、種々の位置に設けて実施し得る。また、バルブボタ
ン内部に、バルブステム102が挿入される受容孔を設
け、受容孔から排気口に至る通気路を設けたものとして
実施することもできる。
【0014】さらに、図6は他の実施の形態を示すもの
で、先の例では、バルブボタン1を有頭筒状として実施
しているが、側面視において逆U字状のものとして実施
している。即ち、頭部11と、この頭部11から下方に
伸ばされた腕部13,13を備えたものとして実施して
おり、頭部11の下面には、図示は省略するが前述と同
じ作用部2が設けられ、腕部13,13の下端に固定部
4が形成されている。そして、腕部13,13間の開口
部分が排気口3となっている。
【0015】また、本願発明は、バルブボタン1の作用
部2は、バルブステム102を直接又は間接的に押圧し
てエアゾールバルブ104を開くものであればよい。前
述の各実施の形態にあっては、いずれも噴射ボタンを取
り外してバルブステム102を直接押圧するものとして
いるが、図7のものは、噴射ボタン108の上から、間
接的にバルブステム102を押圧するようにした例であ
る。具体的には、バルブボタン1の作用部2が、噴射ボ
タン108の上端に当接するものとしている。排気口
は、図1、図2のものと同様、バルブボタン1の下端に
設けたものとしてもよく、或いは、側壁に設けるもので
もよい。また、全体を筒状とする以外、図6のように腕
部13,13間の開口部分が排気口となっているものと
してもよく、いずれにしても、バルブステム102から
吐出され、噴射ボタン108の噴射ノズルから噴射され
る噴射ガスを外部に排出できる位置及び形状として実施
すればよい。このバルブボタン1は、噴射ボタン108
より一回り大きな外形を有するもので、平面形状におい
て、噴射ボタン108より僅かに大きいものに止める。
具体的には、両者の外径の差を1cm以下とすることが望
ましく、より望ましくは0.5cm以下とする。高さにあ
っても、極力低いものが望ましく、噴射ボタン108の
上端より、バルブボタン1の上端の方が僅かに高いもの
に止める。具体的には、両者の高さの差を1cm以下とす
ることが好ましく、より好ましくは0.5cm以下とす
る。このバルブボタン1は、噴射ボタン108を取り外
すことなく使用できる点で便利であるが、分別廃棄の点
からは、先の実施の形態の方が有利である。そのため、
噴射ボタン108は極力小さなものとし、これに被せる
バルブボタン1の大きさを極力小さくできるようにして
実施することが望ましい。
【0016】最後に、図8に基づき、バルブボタン1を
着脱可能に取り付けたエアゾール容器のキャップ23の
他の実施の形態を説明する。この実施の形態に係るキャ
ップ23は、従来のキャップと同様、少なくとも噴射ボ
タン108を覆い隠すためにエアゾール容器101に着
脱可能に取り付けられる天部24の閉じられた筒状のキ
ャップ23であり、この天部24に、バルブボタン1を
着脱可能に取り付けるようにしたものである。この天部
24には、バルブボタン1と略同じ大きさのバルブボタ
ン装着部25を、キャップ23の内側に凹ませて形成し
ている。このバルブボタン装着部25としての凹部25
には、バルブボタン1に当接して、バルブボタン1を支
える支持部が設けられている。この例では、凹部25の
底壁26が支持部となる。バルブボタン1は、有頭筒状
のボタン頭部11を内側(図8の下側)にして、開口端
側の固定部4を外側(図8の上側)にして、凹部25内
に挿入嵌合される。そして、この凹部25には、バルブ
ボタン1の排気口3から吐出された廃棄されるべき噴射
ガスを、図9に示す状態にして、排出するための排出口
27が設けられている。この排出口27は、この例で
は、底壁26に設けられているが、排気口3に通じるも
のであれば、適宜位置に設けることができる。さらに、
この例では、排出口27は、キャップ23の天部24に
設けられているため、そのまま排出すると、キャップ2
3の開口部28から、噴射ガスが勢いよく噴出すること
となる。そこで、この例では、排出口27に邪魔板29
を設けて、噴射ガスの噴射方向を、キャップ23の内壁
面に当たる方向に規制している。
【0017】使用方法としては、エアゾール容器が使用
済となった時に、バルブステム102から噴射ボタン1
08を取り外し、図9に示すように、キャップ23を逆
様にして、バルブステム102上からバルブボタン1を
被せるようにし、固定部(突起)4がエアゾールバルブ
の弁座収容部の首部107aに嵌合するまで、押し込
む。これにより、前述と同様に、バルブステム102の
吐出口から残りの内容物(噴射ガス)が吐出して、排気
口3を経て、キャップ23の排出口27から排出され
る。排出後は、キャップ23を引っ張ると、バルブボタ
ン1はエアゾール容器側に残った状態となり、キャップ
23のみを取り外すことができる。よって、エアゾール
容器とバルブボタン1とが、嵌合した状態を維持して、
キャップ23とは分別して廃棄し得る。尚、図示したバ
ルブボタン1以外の前述の各バルブボタン1について
も、同様の使用方法によって、キャップに取り付けて使
用し得る。また、バルブボタン装着部25を設ける位置
は、キャップの適宜箇所でよく、側壁等の他の位置に変
更して実施し得る。
【0018】
【発明の効果】以上、本願の第1の発明は、廃ガス処理
を行った後、そのまま廃棄しても正しく分別廃棄できる
エアゾール容器の廃ガス処理用バルブボタンを提供する
ことができたものである。しかも、ゴミの収集過程中に
この廃ガス処理用バルブボタンが外力によって外れてし
まうおそれを極力なくし、エアゾール容器が爆発するお
それをなくしたエアゾール容器の廃ガス処理用バルブボ
タンを提供することができたものである。本願の第2の
発明は、上記の効果に加えて、バルブボタンをバルブス
テム上から被せて押し込むだけで、確実に廃ガス処理が
なされると共に、極めて小さな外形で、確実にエアゾー
ル容器に固定できる廃ガス処理用バルブボタンを提供す
ることができたものである。本願の第3の発明は、上記
の効果に加えて、噴射ガスの排出時に、噴射ガスが人の
手等に直接当たることを防止した廃ガス処理用バルブボ
タンを提供することができたものである。本願の第4の
発明は、上記の効果に加えて、比較的単純な構造によっ
て、噴射ガスを排出可能とした廃ガス処理用バルブボタ
ンを提供し得たものである。本願の第5の発明は、上記
の効果に加えて、金属製のエアゾール容器に装着したま
ま廃棄しても、廃棄物の分別上、全く問題が生ずること
がなく、しかも、焼却炉や溶解炉内においてもエアゾー
ル容器の爆発を防止した廃ガス処理用バルブボタンを提
供し得たものである。本願の第6の発明は、上記の効果
に加えて、表示部分によって、本人のみならず第三者に
も廃ガス処理済であることが理解され、安心して廃棄処
理等を行うことができる廃ガス処理用バルブボタンを提
供し得たものである。本願の第7の発明は、上記の有効
な効果を発揮する廃ガス処理用バルブボタンを、エアゾ
ールの使用中に紛失してしまうことを防止したエアゾー
ル容器用キャップを提供することができたものである。
また、廃棄処分時にあっては、キャップは合成樹脂製の
ゴミとして、廃ガス処理用バルブボタンを取り付けたエ
アゾール容器は金属製のゴミとして、分別して廃棄する
ことができるため、ゴミの分別収集の点からも望ましい
エアゾール容器用キャップを提供することができたもの
である。本願の第8の発明にあっては、バルブボタンの
紛失防止と、分別廃棄とを実現すると共に、廃ガス処理
時においては、バルブボタンをキャップに装着したまま
の状態で、エアゾール容器の廃ガス処理を行うことがで
き、廃ガス処理をより便利に行うことができるエアゾー
ル容器を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る廃ガス処理用バル
ブボタンの使用状態を示す断面図である。
【図2】(A)は同廃ガス処理用バルブボタンの縦断面
図であり、(B)は同底面図である。
【図3】同廃ガス処理用バルブボタンの斜視図である。
【図4】(A)は同廃ガス処理用バルブボタンを備えた
エアゾール容器用キャップの平面図であり、(B)は同
縦断面図である。
【図5】本願発明の他の実施の形態に係る廃ガス処理用
バルブボタンの使用状態を示す断面図である。
【図6】本願発明のさらに他の実施の形態に係る廃ガス
処理用バルブボタンの斜視図である。
【図7】本願発明のさらに他の実施の形態に係る廃ガス
処理用バルブボタンの使用状態を示す断面図である。
【図8】本願発明の他の実施の形態に係る廃ガス処理用
バルブボタンを装着したキャップをエアゾール容器本体
に取り付けた状態の断面図である。
【図9】同バルブボタンを装着したキャップによる廃ガ
ス処理時の断面図である。
【図10】従来の廃ガス処理機能付きエアゾール容器用
キャップの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 バルブボタン 2 作用部 3 廃棄口 4 固定部 5 通気路 7 表示部分 11 バルブボタンの頭部 102 バルブステム 104 エアゾールバルブ 106 巻き締め部分 107 弁座収容部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器本体とエアゾールバルブ
    との間の巻き締め部分(106)より小さな平面形状を
    なし、バルブステム(102)を直接又は間接的に押圧
    してエアゾールバルブ(104)を開く作用部(2)
    と、バルブステム(102)を通って吐出されるエアゾ
    ール容器の噴射ガスを外部に排出させる排気口(3)と
    を備えたバルブボタン(1)において、バルブボタン
    (1)全体をエアゾール容器の弁座収容部(107)に
    固定する固定部(4)を備え、この固定部(4)は、上
    記の作用部(2)による開弁がなされるまでバルブステ
    ム(102)を押し下た状態で、エアゾール容器に嵌合
    して、上記作用部(2)による開弁状態を維持するもの
    であり、上記固定部(4)によるエアゾール容器への固
    定状態を維持したままで、エアゾール容器と共に廃棄可
    能なことを特徴とするエアゾール容器の廃ガス処理用バ
    ルブボタン。
  2. 【請求項2】 バルブボタン(1)は、その頭部(1
    1)が閉ざされた有頭筒状をなし、頭部(11)内面に
    バルブステム(102)の端部と当接する作用部(2)
    が設けられ、この作用部(2)には、バルブステム(1
    02)の端部に設けられた吐出口(102a)に位置し
    て噴射ガスの吐出を可能とする通気路(5)が設けら
    れ、上記固定部(4)は、エアゾール容器の弁座収容部
    (107)の首部に嵌合する突起であり、作用部(2)
    がバルブステム(102)を押し下げて開弁状態とした
    位置で、この突起が弁座収容部(107)に嵌合するも
    のであり、バルブステム(102)の吐出口(102
    a)からの噴射ガスが、通気路(5)から排気口(3)
    を経てボタン(1)外部に排出されるものであることを
    特徴とする請求項1記載の廃ガス処理用バルブボタン。
  3. 【請求項3】 上記の通気路(5)が溝状の凹部であ
    り、上記の排気口(3)が有頭筒状のボタン(1)の筒
    状部分の下部に設けられたスリットであり、溝状の凹部
    から有頭筒状のボタン(1)の内部に吐出された噴射ガ
    スがスリットを通り外部に排出されることを特徴とする
    請求項2記載の廃ガス処理用バルブボタン。
  4. 【請求項4】 上記の通気路(5)が、有頭筒状のボタ
    ン(1)の頭部(11)に設けられた貫通孔であり、こ
    の貫通孔の開口端が排気口(3)とされたことを特徴と
    する請求項2記載の廃ガス処理用バルブボタン。
  5. 【請求項5】 全体が金属製であることを特徴とする請
    求項1〜4の何れかに記載の廃ガス処理用バルブボタ
    ン。
  6. 【請求項6】 廃ガス処理済であることを示す表示部分
    (7)が外面に設けられたことを特徴とする請求項1〜
    5の何れかに記載の廃ガス処理用バルブボタン。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の廃ガス処
    理用バルブボタン(1)を取り外し可能に備えたことを
    特徴とするエアゾール容器用キャップ。
  8. 【請求項8】 エアゾール容器本体と、このエアゾール
    容器本体に着脱可能に取り付けられるエアゾール容器用
    キャップと、請求項1〜6の何れかに記載の廃ガス処理
    用バルブボタン(1)とを備え、エアゾール容器用キャ
    ップに、バルブボタン(1)と嵌合するバルブボタン装
    着部(25)が設けられ、このバルブボタン装着部(2
    5)にバルブボタン(1)が開口端側の固定部(4)を
    外側にして着脱可能に装着され、このバルブボタン装着
    部(25)には、バルブボタン(1)の排気口(3)か
    ら吐出された廃棄されるべき噴射ガスを外部へ排出する
    ための排出口(26)が設けられたことを特徴とするエ
    アゾール容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007137430A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Daizo:Kk エアゾール製品およびそれに用いる中身排出具
JP2008114863A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器のガス抜き機構
JP2011530464A (ja) * 2009-10-01 2011-12-22 スン イル コーポレイション ガス缶の安全キャップ
CN106628662A (zh) * 2015-07-13 2017-05-10 广东自由能实业科技有限公司 一种扣压式自动喷涂气雾罐
KR101828919B1 (ko) * 2011-02-22 2018-02-13 세메다인 가부시키 가이샤 플라스틱 용기, 장척상 유로 부재 및 도포 장치

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