JP3130194U - エアゾール缶用押しボタン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアゾール缶2に取り付けられている押しボタン1には、外筒部1cの下端の一部を平面視で直線状に切り欠いた切欠部12が形成されている。切欠部12とマウンティングカップ9との間には開口部Sが形成され、この開口部Sに、コインなどの平板状の部材を挿入させて持ち上げることで、外筒部1cを上方に移動させて、押しボタン1をエアゾール缶2から取り外すようにした。
【選択図】図1
Description
特許文献1は、キャップ本体(スプレー缶用蓋)の天面部にステムを嵌合させるとともにステムを押し込む構造を備え、さらにキャップ本体の内部に液体吸収材を装填させた構造であり、ガス抜きを行う際には、缶の押しボタンを取り外し、逆さに向けたキャップ本体の天面部をステムに嵌合させ、そのカバー体でステムを押し込むことでガス抜きを行うものある。そして、ガス抜きに伴い噴出されるガスや液体を液体吸収材に吸収させることで、周囲に飛散することを防ぐようにしたものである。
また、カバー体を用いて押しボタンを取り外すことができることから、前記開口部に挿入して取り外すための別の冶具などの準備が不要になるといった効果を奏する。
図1は、本考案を適用した実施の形態によるエアゾール缶用の押しボタンの断面図、図2は図1に示す押しボタンの平面図、図3は図1に示すカバー体の斜視図である。
先ず、具体的に、エアゾール缶2は、内容物が収容された耐圧容器3(容器本体)と、耐圧容器3の上部に設けられた突起部4の先端から突出されるとともに、付勢部材5により上方に付勢された状態で上下方向に移動可能に支持されたステム6を付勢部材5に抗して押し下げることにより開放されるバルブ機構7と、ステム6の先端部に取り付けられるとともに噴射ノズル8(噴射口)が設けられた押しボタン1とを備えている。
また、図2に示すように、嵌合凸状部1fには、その一部を平面視で直線状に切り欠いた切欠部12が形成されている。マウンティングカップ9に嵌合した状態において、切欠部12とマウンティングカップ9との間に開口部Sが形成される構成となっている。
図3に示すように、カバー体20は、マウンティングカップ9の外周面9aに嵌合可能とされ、開口周縁部20aから上端部20bに向けて所定長さで切り欠かかれた一対のスリット部20c、20dが周方向に所定の間隔をもって形成され、これら一対のスリット部20c、20dの間に挟まれた開口部Sに挿入可能な大きさをなす爪部20eを有している。
残留ガスを放出するために押しボタン1をステム6から取り外す際には、先ず、図3に示すカバー体20の爪部20eを、図1及び図2に示す切欠部12とマウンティングカップ9との間に形成される開口部Sに挿入させ、その状態のままカバー体20を持ち上げると、爪部20eとともに押しボタン1も上方に移動し、外筒部1cの嵌合凸状部1fとマウンティングカップ9との嵌合状態が外れ、押しボタン1をエアゾール缶2(ステム6)から取り外すことができる。
このように、カバー体20を用いて押しボタン1を取り外すことができることから、開口部Sに挿入して取り外すための別の冶具などの準備が不要になるといった効果も得ることができる。
例えば、本考案を適用した押しボタン1では噴射ノズル8の噴射口が押しボタン1の外筒部1cに設けられ、外筒部1cの下端に嵌合凸状部1fを有する構造としているが、このような形状の押しボタン1に限定されることはない。例えば、嵌合凸状部1fを形成しない外筒部の下端に切欠部を設けるようにしてもかまわない。
また、外筒部1cに形成した切欠部12の形状、大きさはとくに限定されるものではない。すなわち本実施の形態では、平面視で直線状に切り欠いているが、別の形状として、平面視で円弧状をなす切欠部であってもよい。
Claims (2)
- 天面部と、該天面部の外周部から下方に延びる側壁部とを有し、前記側壁部の下端がエアゾール缶のマウンティングカップの内周面に接した状態で支持されるエアゾール缶用押しボタンであって、
前記側壁部には、その下端の一部を切り欠いた切欠部が形成されていることを特徴とするエアゾール缶用押しボタン。 - 前記エアゾール缶には、容器本体に被せられるとともに、前記切欠部に挿入可能な爪部を有するカバー体が設けられ、
前記押しボタンを前記エアゾール缶から取り外す際に、前記カバー体の爪部を前記切欠部に挿入させた後、そのカバー体を持ち上げることで、前記爪部とともに前記押しボタンを上方に移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエアゾール缶用押しボタン。
Priority Applications (1)
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JP2006010666U JP3130194U (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | エアゾール缶用押しボタン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3130194U true JP3130194U (ja) | 2007-03-15 |
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Family Applications (1)
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JP2006010666U Expired - Fee Related JP3130194U (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | エアゾール缶用押しボタン |
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JP (1) | JP3130194U (ja) |
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2006
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