JP3698309B2 - エアゾール容器の残留物放出機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエアゾール容器の残留物放出機構に関し、より詳しくは肩カバーを備えた化粧料等のエアゾール容器において容器内に残った残留物を容易且つ安全に放出することができるエアゾール容器の残留物放出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、化粧料、殺虫剤、塗料等のエアゾール容器には、噴射される内容物の他にLPガス等の可燃性ガスが充填されており、内容物が残存した状態で容器を廃棄すると内部に多量のガスが残留しているために容器が爆発して清掃作業者が怪我をする等の危険性がある。
そのため、通常は容器の表面に「使い切って捨てて下さい」等の表示がなされているが、内部に残った残留物を全て放出するには噴射ボタンを一定時間押し続ける必要があるため面倒であり、残留物が多い場合には押している指が疲れるという問題があった。
このような問題を解決すべく、塗料等のエアゾール容器については、既に容器内の残留物を放出するためのガス抜きキャップが数多く創出されており、ガス抜きキャップ付きエアゾール容器として市場に出回っている。
しかしながら、このような既存のガス抜きキャップは、キャップの天井面にガス抜き機構を設け、キャップを逆向きにして容器に被せることでステムを押圧するように構成されているものであるから、化粧料等のエアゾール容器において製品の外観を向上させる等の目的でよく使用されている肩カバー付きのエアゾール容器についてはそのまま適用することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであって、肩カバーを備えたエアゾール容器において、容器内に残った残留物を容易且つ安全に放出することができるエアゾール容器の残留物放出機構を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前面部に噴射口を備えエアゾール容器のステムに装着される噴射ボタンと、該噴射ボタンの頭部を露出させる中央孔部を備えエアゾール容器の上部に嵌着される肩カバーとからなり、前記噴射ボタンは外周面に複数の突起を有し、前記肩カバーは噴射ボタンの前面部及び後面部を露出させる前方凹部及び後方凹部を備え、前記中央孔部を形成する環状周壁の下端部には複数の切欠部が形成され、該複数の切欠部は上方に向けての切欠き深さが異なる深切欠部と浅切欠部とから構成されるとともに、該深切欠部と浅切欠部は周方向に等間隔で交互に形成されてなり、前記噴射口は、噴射ボタンの突起を肩カバーの深切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの前方凹部から露出し、噴射ボタンの突起を肩カバーの浅切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの後方凹部から露出し、該噴射ボタンの噴射口が肩カバーの後方凹部から露出した状態において肩カバーをエアゾール容器の上端部に嵌着させたときに、噴射ボタンがステムを押し下げて容器内の残留物を噴出させるように構成したことを特徴とするエアゾール容器の残留物放出機構に関する。
請求項2に記載の発明は、前面部に噴射口を備えエアゾール容器のステムに装着される噴射ボタンと、該噴射ボタンの頭部を露出させる中央孔部を備えエアゾール容器の上部に嵌着される肩カバーとからなり、前記噴射ボタンは外周面に複数の突起を有するとともに下端部には相対向する位置に切欠部が形成され、前記肩カバーは噴射ボタンの前面部及び後面部を露出させる前方凹部及び後方凹部を備え、前記中央孔部を形成する環状周壁の下端部には内方に向けて突出する少なくとも1つの突出部と複数の切欠部が形成され、該複数の切欠部は上方に向けての切欠き深さが異なる深切欠部と浅切欠部とから構成されるとともに、該深切欠部と浅切欠部は周方向に等間隔で交互に形成されてなり、前記噴射口は、噴射ボタンの突起を肩カバーの深切欠部に嵌入させ且つ肩カバーの突出部を噴射ボタンの切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの前方凹部から露出し、噴射ボタンの突起を肩カバーの浅切欠部に嵌入させ且つ肩カバーの突出部を噴射ボタンの切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの後方凹部から露出し、該噴射ボタンの噴射口が肩カバーの後方凹部から露出した状態において肩カバーをエアゾール容器の上端部に嵌着させたときに、噴射ボタンがステムを押し下げて容器内の残留物を噴出させるように構成したことを特徴とするエアゾール容器の残留物放出機構に関する。
これらの発明を提供することにより、上記課題を解決することに成功した。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエアゾール容器の残留物放出機構(以下、単に放出機構と称す)の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る放出機構の正面図、図2はその平面図、図3はその底面図、図4はその半破断背面図、図5は図1のA−A線断面図である。
本発明に係る放出機構は、エアゾール容器のステムに装着される噴射ボタン(1)と、該噴射ボタン(1)の周囲を囲うようにエアゾール容器の上部巻締部に嵌着される肩カバー(2)とから構成されるものであり、先ずこれらの構成要素について以下に詳細に説明する。
【0006】
図6は噴射ボタン(1)の正面図、図7はその平面図、図8はその底面図、図9はその半破断背面図、図10は図6のA−A線断面図である。
噴射ボタン(1)は上面が塞がれ下面のみが開放された円筒形状とされ、その前面部には噴射口(3)が設けられている。また、内部にはステムに対して装着される内筒部(4)が上下方向に形成され、この内筒部(4)の内部空間は噴射口(3)と連通されている。
内筒部(4)の内部には段部(5)が形成され、該段部(5)より上方においては内径がステムの外径よりも小さく、該段部(5)より下方においては内径がステムの外径よりも僅かに大きくされており、噴射ボタン(1)をステムに装着した際にはステムの上端部が段部(5)に当接する。また、内筒部(4)の下端部には下向きに拡径されたテーパ状部(6)が設けられており、該テーパ状部(6)はステムを内筒部(4)の中心へと案内する役割を果たす。
【0007】
噴射ボタン(1)の外周面には周方向に等間隔で複数の直方体状の突起(7)が設けられている。尚、この突起(7)は図示例では120度間隔で3個設けられているが、周方向に突起(7)が切欠部(17)に嵌入するように形成されていればその数及び位置は特に限定されるものではない。
また、噴射ボタン(1)の周壁下端部には上方に向けて長方形状に切り欠かれた切欠部(8)が対向する二箇所に、具体的には噴射ボタン(1)の噴射口(3)を挟んで対称位置の左右の周壁にその上端部が突起(7)の下端部と同じ高さとなるように設けられている。
【0008】
図11は肩カバー(2)の正面図、図12はその平面図、図13はその底面図、図14はその半破断背面図、図15は図11のA−A線断面図である。
肩カバー(2)は、噴射ボタン(1)の頭部を露出させるべく形成された中央孔部(9)を備えた略円筒形状とされ、その前部には噴射ボタン(1)の前面部を露出させるための前方凹部(10)が、後部には噴射ボタン(1)の後面部を露出させるための後方凹部(11)がそれぞれ形成されている。
通常のエアゾール容器の使用時においては、前方凹部(10)は噴射口(3)から容器内の内容物が外部に噴出される際の通り道となり、後方凹部(11)は噴射ボタン(1)を押さえるための指入口となるが、容器内の残留物を放出する際には、後述する如く噴射ボタン(1)の前面部は後方凹部(11)から露出するため、後方凹部(11)が噴射口(3)から容器内の残留物が外部に噴出する際の通り道となる。
また、中央孔部(9)を形成する環状周壁(12)と外周壁(13)との間には中間環状周壁(14)が形成されており、この中間環状周壁(14)の下端部にはエアゾール容器の巻締部に対して嵌着可能な嵌着部(15)が設けられている。
【0009】
環状周壁(12)の下端部には、内方即ち中央孔部(9)に向けて突出する突出部(16)と複数(図示例では6個)の切欠部(17)が形成されている。この突出部(16)は図示例では1つ設けられているが、複数個設けることも可能である。
突出部(16)は噴射ボタン(1)に設けられた切欠部(8)に入り込んで噴射ボタン(1)の下方向への移動の下限を定めるストッパーの役割を果たすものであり、従って噴射ボタン(1)の切欠部(8)に対応する位置に設けられるとともに、内方への突出長さは少なくとも環状周壁(12)の内径と噴射ボタン(1)の外径との差よりも大きくされる。但し、この場合、噴射ボタン(1)の肩カバー(2)の中央孔部(9)への挿入の際に突出部(16)を撓ませる必要が生じるので、内方への突出長さは環状周壁(12)の内径と噴射ボタン(1)の外径との差よりも僅かに大きい程度とされる。
尚、噴射ボタン(1)の切欠部(8)に対応する位置とは、噴射ボタン(1)の前面部を肩カバー(2)の前方凹部(10)から露出させたとき及び噴射ボタン(1)の後面部を肩カバー(2)の後方凹部(11)から露出させたときに突出部(16)が切欠部(8)に入り込む位置であり、例えば噴射ボタン(1)の切欠部(8)が図8に示す如く左右の周壁に対向するように1個づつ設けられている場合には、突出部(16)は右及び/又は左の周壁に少なくとも1つ設けられる。
尚、これら切欠部(8)及び突出部(16)は、噴射ボタン(1)の下方への脱落防止のために設けることが好ましいが、設けずとも本発明の主目的である残留物放出のための作用を発揮することは可能であるため、必ずしも設ける必要はない。
【0010】
また、複数の切欠部(17)は上方に向けての切欠き深さ(高さ)が深い深切欠部(17a)と切欠き深さが浅い浅切欠部(17b)とから構成されており、これら深切欠部(17a)と浅切欠部(17b)とが周方向に等間隔で交互に形成されている。
深切欠部(17a)と浅切欠部(17b)の数は、共に噴射ボタン(1)の突起(7)の数と同じであればその数は特に限定されないが、図示例では突起(7)が3個であるため深切欠部(17a)と浅切欠部(17b)は共に3個づつ形成されている。
そして、噴射ボタン(1)の全突起(7)を深切欠部(17a)に入れた状態において噴射ボタン(1)の噴射口(3)が肩カバー(2)の前方凹部(10)から露出し、全突起(7)を浅切欠部(17b)に入れた状態において噴射ボタン(1)の噴射口(3)が肩カバー(2)の後方凹部(11)から露出するようになる。
【0011】
以下、上記構成からなる本発明に係る放出機構の作用について、肩カバー(2)の突出部(16)を1つ設けた場合を例に挙げて説明する。
先ず、エアゾール容器を普通に使用する際には、放出機構は図1乃至図5に示した状態にあり、この放出機構は図16に示すように肩カバー(2)の嵌着部(15)がエアゾール容器(A)の巻締部(M)に嵌着されることでエアゾール容器(A)に固定された状態にある。この状態は、外観上は一般的な従来の肩カバー付きのエアゾール容器と同じであって、市場ではこの状態において販売される。
この状態では噴射ボタン(1)の噴射口(3)が肩カバー(2)の前方凹部(10)から露出しており(図1参照)、また図3に示す如く、噴射ボタン(1)の全ての突起(7)は深切欠部(17a)に入り込んだ状態にあり、肩カバー(2)の突出部(16)は噴射ボタン(1)の一方の切欠部(8)に入り込んだ状態にある。
【0012】
このとき、図16に示す如く、噴射ボタン(1)の内筒部(4)にはエアゾール容器(A)のステム(S)が挿入されてステム(S)の上端部が段部(5)に当接した状態にあるが、噴射ボタン(1)の突起(7)が上方に深く切り込まれた深切欠部(17a)の上端部に位置することにより、噴射ボタン(1)は肩カバー(2)に対して高位置に維持されるため、ステム(S)は押圧力が加わっていない上がった状態にある。
そして、エアゾール容器の使用者が、図20に示す如く噴射ボタン(1)を指で押して切欠部(8)の上端部に肩カバー(2)の突出部(16)が当接するまで噴射ボタン(1)を下降させると、ステム(S)はそれに伴って押し下げられ、これによりエアゾール容器内の残留物が噴射口(3)から噴出する。
【0013】
次に、エアゾール容器を廃棄する際に、容器内の残留物を放出する方法について説明する。
先ず、図16の状態にあるエアゾール容器(A)から肩カバー(2)及び噴射ボタン(1)を取り外し、次いで噴射ボタン(1)を前後逆にして肩カバー(2)に装着する。
図18はこのときの肩カバー(2)及び噴射ボタン(1)の底面図であり、このとき、噴射ボタン(1)の全ての突起(7)は浅切欠部(17b)に入り込んだ状態にあり、肩カバー(2)の突出部(16)は噴射ボタン(1)のもう一方の切欠部(8)に入り込んだ状態にある。
この状態では、噴射ボタン(1)の突起(7)が入り込んでいる浅切欠部(17b)が上方に浅くしか切り込まれていないため、噴射ボタン(1)は浅切欠部(17b)の上端部に当接することで上方への移動が阻止され、また突出部(16)が切欠部(8)の上端部に当接することで下方への移動も阻止されるので、図17及び図19に示す如く肩カバー(2)に対して低位置にて固定される。
【0014】
次いで、肩カバー(2)の嵌着部(15)をエアゾール容器(A)の上端にある巻締部(M)に対して嵌着させると、噴射ボタン(1)は肩カバー(2)に対して低位置にて固定された状態にあるため、図17に示す如く噴射ボタン(1)がステム(S)を押し下げ、これにより容器内の残留物が噴出される。このとき、噴射ボタン(1)の前面部の噴射口(3)は肩カバー(2)の後方凹部(11)から露出した状態にあるため、残留物は図21に示す如く肩カバー(2)の後方凹部(11)を通って外部へと噴出されることとなる。
【0015】
上記したように、本発明に係る放出機構によれば、噴射ボタン(1)を前後逆にして肩カバー(2)に装着し、この噴射ボタン(1)が装着された肩カバー(2)をエアゾール容器に対して嵌着させるだけで自動的にステムが押圧された状態となり、しかも噴射ボタン(1)の上昇は浅切欠部(17b)の上端部によって阻止されるため、噴射は容器内の残留物が全て放出されるまで継続して行われる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るエアゾール容器の残留物放出機構によれば、肩カバーを備えた化粧料等のエアゾール容器において容器内に残った残留物を放出するために好適に使用可能であって、しかも噴射ボタンを前後逆にして肩カバーに装着してエアゾール容器に嵌着するだけで容器内の残留物を自動的に全て放出させることができ、放出作業を非常に容易且つ安全に行うことができるという優れた効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明の如く、噴射ボタンの下端部に切欠部を設けるとともに、肩カバーに該切欠部に嵌入可能な内方に向けて突出する突出部を設けることにより、突出部により噴射ボタンの下方への脱落が防止され、残留物放出の際の作業性に優れたものとなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアゾール容器の残留物放出機構の正面図である。
【図2】本発明に係る放出機構の平面図である。
【図3】本発明に係る放出機構の底面図である。
【図4】本発明に係る放出機構の半破断背面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】噴射ボタンの正面図である。
【図7】噴射ボタンの平面図である。
【図8】噴射ボタンの底面図である。
【図9】噴射ボタンの半破断背面図である。
【図10】図6のA−A線断面図である。
【図11】肩カバーの正面図である。
【図12】肩カバーの平面図である。
【図13】肩カバーの底面図である。
【図14】肩カバーの半破断背面図である。
【図15】図11のA−A線断面図である。
【図16】本発明に係る放出機構が取り付けられたエアゾール容器の通常の使用状態を示す断面図である。
【図17】本発明に係る放出機構をエアゾール容器に取り付けて残留物の放出作業を行うときの断面図である。
【図18】本発明に係る放出機構の放出作業を行うときの底面図である。
【図19】本発明に係る放出機構の放出作業を行うときの正面図である。
【図20】本発明に係る放出機構が取り付けられたエアゾール容器にて、噴射ボタンを指で押さえて内容物を噴出させたときの状態を示す断面図である。
【図21】本発明に係る放出機構をエアゾール容器に取り付けて残留物を噴出させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 噴射ボタン
2 肩カバー
3 噴射口
7 突起
8 切欠部
9 中央孔部
10 前方凹部
11 後方凹部
12 環状周壁
16 突出部
17 切欠部
17a 深切欠部
17b 浅切欠部
A エアゾール容器
M 巻締部
S ステム
Claims (2)
- 前面部に噴射口を備えエアゾール容器のステムに装着される噴射ボタンと、該噴射ボタンの頭部を露出させる中央孔部を備えエアゾール容器の上部に嵌着される肩カバーとからなり、前記噴射ボタンは外周面に複数の突起を有し、前記肩カバーは噴射ボタンの前面部及び後面部を露出させる前方凹部及び後方凹部を備え、前記中央孔部を形成する環状周壁の下端部には複数の切欠部が形成され、該複数の切欠部は上方に向けての切欠き深さが異なる深切欠部と浅切欠部とから構成されるとともに、該深切欠部と浅切欠部は周方向に等間隔で交互に形成されてなり、前記噴射口は、噴射ボタンの突起を肩カバーの深切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの前方凹部から露出し、噴射ボタンの突起を肩カバーの浅切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの後方凹部から露出し、該噴射ボタンの噴射口が肩カバーの後方凹部から露出した状態において肩カバーをエアゾール容器の上端部に嵌着させたときに、噴射ボタンがステムを押し下げて容器内の残留物を噴出させるように構成したことを特徴とするエアゾール容器の残留物放出機構。
- 前面部に噴射口を備えエアゾール容器のステムに装着される噴射ボタンと、該噴射ボタンの頭部を露出させる中央孔部を備えエアゾール容器の上部に嵌着される肩カバーとからなり、前記噴射ボタンは外周面に複数の突起を有するとともに下端部には相対向する位置に切欠部が形成され、前記肩カバーは噴射ボタンの前面部及び後面部を露出させる前方凹部及び後方凹部を備え、前記中央孔部を形成する環状周壁の下端部には内方に向けて突出する少なくとも1つの突出部と複数の切欠部が形成され、該複数の切欠部は上方に向けての切欠き深さが異なる深切欠部と浅切欠部とから構成されるとともに、該深切欠部と浅切欠部は周方向に等間隔で交互に形成されてなり、前記噴射口は、噴射ボタンの突起を肩カバーの深切欠部に嵌入させ且つ肩カバーの突出部を噴射ボタンの切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの前方凹部から露出し、噴射ボタンの突起を肩カバーの浅切欠部に嵌入させ且つ肩カバーの突出部を噴射ボタンの切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの後方凹部から露出し、該噴射ボタンの噴射口が肩カバーの後方凹部から露出した状態において肩カバーをエアゾール容器の上端部に嵌着させたときに、噴射ボタンがステムを押し下げて容器内の残留物を噴出させるように構成したことを特徴とするエアゾール容器の残留物放出機構。
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