JP2001000891A - エアゾール容器のガス抜き兼用キャップ - Google Patents

エアゾール容器のガス抜き兼用キャップ

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JP2001000891A
JP2001000891A JP11175170A JP17517099A JP2001000891A JP 2001000891 A JP2001000891 A JP 2001000891A JP 11175170 A JP11175170 A JP 11175170A JP 17517099 A JP17517099 A JP 17517099A JP 2001000891 A JP2001000891 A JP 2001000891A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 残留内容物および残留ガスを安全に抜くこと
ができ、放出物が逆流しないガス抜き兼用キャップの提
供。 【解決手段】 キャップ本体21の底部分を天面としこ
の中央部にエアゾール容器AのマウンテンカップMの外
周縁に係止可能な凹部23を形成し、この中央部にステ
ムSの外周が嵌合され下端面が塞がれたステム嵌合穴2
5を形成し、その底部分中央にステムの吐出孔Hに挿入
されるテーパ状の突出棒27を上方に突出させて設け、
この側面に沿ってエアゾール容器内と連通可能なガス抜
き溝28を、これに連通させてステム嵌合穴の底面上に
連通溝29を、さらに連通させて凹部の下方の空間と連
通する貫通溝30を形成する。キャップ本体を逆にして
凹部をマウンテンカップに係止したときステムを押圧し
てガス抜き可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエアゾール容器の
ガス抜き兼用キャップに関し、エアゾール容器を廃棄す
る場合に、勢いを弱めて安全にガス等内容物を抜くこと
ができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧品、殺虫剤、塗料などのエ
アゾール容器では、内容物と噴射剤とが充填されている
ことから、廃棄する場合には残留内容物や残留ガスを放
出することが求められている。
【0003】このエアゾール容器からの残留内容物や残
留ガスの放出を使用者側で確実に行ってもらう必要か
ら、簡単に放出できるようにエアゾール容器のキャップ
にガス抜きの機能を持たせたものが種々提案されてお
り、通常時にはキャップとして使用していたものを、廃
棄時などに逆にして被せることでガス等内容物を連続的
に噴射させて放出するものである。
【0004】このようなガス抜き兼用キャップとして、
例えば特開平8−324661号公報では、図4に示す
ように、キャップ本体1の天面部分1aに凹部2を形成
し、この凹部2の底部中央にエアゾール容器Aのステム
Sの先端部を嵌合可能で、かつ孔中間で係止可能な係合
貫通孔3を形成し、このキャップ本体1を逆にしてエア
ゾール容器AのマウンテンカップMに凹部2を被せたと
きにステムSが押圧状態となるようにする係合部2aを
凹部2の周側面に形成するように構成してあり、係合貫
通孔3から上方に残留ガスや残留内容物を噴射させて放
出するようになっている。
【0005】このようなガス抜き兼用キャップを用いる
ことで、キャップ本体1を逆にして被せるだけで簡単に
残留した内容物やガスを放出できるものの、エアゾール
容器内に残留している内容物やガスの量によっては、放
出されるガスなどの勢いが強く、しかも上方に噴射され
るため使用者の顔などにかかったり、周囲に飛散しやす
いという不具合がある。
【0006】そこで、上方への噴射に代え、側方に噴射
させることができるガス抜き兼用キャップが提案されて
おり、例えば特開平10−53289号公報では、図5
に示すように、キャップ本体4の天面部分4aに凹部5
を形成し、キャップ本体4を逆向きにエアゾール容器A
に嵌合したときにエアゾール容器Aの本体部は挿入でき
ないがステムSの先端部は挿入できる貫通孔6を凹部5
の中央に形成し、逆向きに嵌合したときに挿入したステ
ムSの先端部が適度な位置で係止され、ステムSが押圧
状態に維持されるように貫通孔6の内周面にノズル挿入
方向に向かって漸時突出する傾斜突条7を形成し、貫通
孔6のキャップ本体4の内側部位に貫通孔6の軸方向を
さえぎるとともに側方に開口部を維持するようにブリッ
ジ状の方向変換部8を形成して構成されており、貫通孔
6から上方に噴射される残留ガス等をブリッジ状の方向
変換部8に当てることで斜め上方に噴射させて放出する
ようになっている。
【0007】また、特開平10−264958号公報で
は、図6に示すように、キャップ本体9の天面部分9a
に凹部10を形成し、この凹部10の底部中央にエアゾ
ール容器AのステムSが挿入可能な挿入孔11を形成
し、この挿入孔11の内面にステムSの外径より径小と
された狭小部12を設けるとともに、この狭小部12の
下方所要位置に噴射された液体を当てる止め板13を設
け、止め板13と狭小部12との連結部分に開口部14
が形成されて構成されており、狭小部12によりエアゾ
ール容器AのステムSを押圧して残留液及び残留ガスを
噴出させたときに、噴出した残留液が止め板13に当た
って開口部14から略外周方向へと向かうようにして放
出するようになっている。
【0008】これらのガス抜き兼用キャップを用いるこ
とで、キャップ本体4,9を逆にして被せるだけで簡単
に残留した内容物やガスをブリッジ状の方向変換部8や
止め板13に当てることで斜め上方に噴射させて放出す
ることができ、使用者の顔などにかかったり、周囲に飛
散することを防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キャップ本
体4に形成した貫通孔6の内周面に傾斜突条7を備えた
ガス抜き兼用キャップでは、傾斜突条7でステムSの先
端外周を押さえて噴出させることから、残留ガス等がス
テムSの吐出孔からそのまま勢い良く噴射され、前方の
ブリッジ状の方向変換部8に当たることから、斜め上方
に噴射されるもののその勢いによって飛散し易く、特に
完全に使いきっていない残留量が多い場合には、一層顕
著となるとともに、ステムSの外周と貫通孔6の内周と
の間に傾斜突条7によって隙間が形成され、噴射された
残留内容物などが隙間からマウンテンカップM部分に逆
流する恐れがあるという問題がある。
【0010】また、キャップ本体9に狭小部12を設け
た挿入孔11を形成し、狭小部12の前方に止め板13
を設けたガス抜き兼用キャップでは、ステムSの先端外
周を挿入孔11の狭小部12で押さえて噴出させること
から、同様に、残留ガス等がステムSの吐出孔からその
まま勢い良く噴射され、前方の止め板13に当たること
から、斜め上方に噴射されるもののその勢いによって飛
散し易く、特に完全に使いきっていない残留量が多い場
合には、一層顕著となるという問題がある。
【0011】さらに、ステムSの外周は挿入孔11の径
小の狭小部12に接触することから隙間のない線接触状
態となるが、狭小部12への押圧状態によっては隙間が
でき易く、残留内容物などが隙間からマウンテンカップ
M部分に逆流する恐れがあるという問題がある。
【0012】この発明はかかる従来技術の有する課題を
解決するためになされたもので、エアゾール容器の残留
内容物および残留ガスを勢いを弱めて安全に抜くことが
できるとともに、放出された残留内容物がエアゾール容
器側に逆流することがないエアゾール容器のガス抜き兼
用キャップを提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾー
ル容器のガス抜き兼用キャップは、底付き円筒状のキャ
ップ本体の底部分を天面としこの天面の中央部にエアゾ
ール容器のマウンテンカップの内外周縁のいずれかに係
止可能な円筒状の凹部を形成し、この凹部の中央部にエ
アゾール容器のステムの外周が嵌合され下端面が塞がれ
た円筒状のステム嵌合穴を形成するとともに、このステ
ム嵌合穴の底部分中央にステムの吐出孔に挿入されるテ
ーパ状の突出棒を上方に突出させて設け、この突出棒の
側面に沿って前記ステムの吐出孔を介してエアゾール容
器内と連通可能なガス抜き溝を前記ステム嵌合穴の底部
分途中まで形成するとともに、このガス抜き溝に連通さ
せて前記ステム嵌合穴底面上に連通溝を形成し、この連
通溝に連通させて前記キャップ本体の凹部下方の空間と
連通する貫通溝を当該凹部に形成する一方、前記キャッ
プ本体を逆にして前記凹部をマウンテンカップの内外縁
のいずれかに係止したとき前記ステム嵌合穴の底部分と
前記突出棒との少なくともいずれか一方で前記ステムを
押圧してガス抜き可能に前記凹部と前記ステム嵌合穴を
配置したことを特徴とするものである。
【0014】このエアゾール容器のガス抜き兼用キャッ
プによれば、底付き円筒状のキャップ本体の底部分を天
面としこの天面の中央部にエアゾール容器のマウンテン
カップの内外周縁のいずれかに係止可能な円筒状の凹部
を形成し、この凹部の中央部にエアゾール容器のステム
の外周が嵌合され下端面が塞がれた円筒状のステム嵌合
穴を形成するとともに、このステム嵌合穴の底部分中央
にステムの吐出孔に挿入されるテーパ状の突出棒を上方
に突出させて設け、この突出棒の側面に沿って前記ステ
ムの吐出孔を介してエアゾール容器内と連通可能なガス
抜き溝を前記ステム嵌合穴の底部分途中まで形成すると
ともに、このガス抜き溝に連通させて前記ステム嵌合穴
底面上に連通溝を形成し、この連通溝に連通させて前記
キャップ本体の凹部下方の空間と連通する貫通溝を当該
凹部に形成する一方、前記キャップ本体を逆にして前記
凹部をマウンテンカップの内外縁のいずれかに係止した
とき前記ステム嵌合穴の底部分と前記突出棒との少なく
ともいずれか一方で前記ステムを押圧してガス抜き可能
に前記凹部と前記ステム嵌合穴を配置するようにしたの
で、キャップ本体を逆にして凹部をマウンテンカップに
係止することで、ステム外周がステム嵌合穴の内周に嵌
合されるとともに、ステムの吐出孔にテーパ状の突出棒
が挿入されてステムを押圧して噴出状態となり、残留内
容物および残留ガスが突出棒のガス抜き溝、凹部の連通
溝および貫通溝を介してキャップ本体内に放出されるよ
うになり、ステムの吐出孔に挿入した突出棒のガス抜き
溝から噴出させることで勢いを弱めて放出させることが
でき、ステム外周をステム嵌合穴に嵌合することで、放
出された残留内容物の逆流も防止できるようになる。
【0015】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器のガス抜き兼用キャップは、請求項1記載の構成
に加え、前記ステム嵌合穴の上端部外周にステムの先端
をガイドする円錐状の傾斜面を形成してなることを特徴
とするものである。
【0016】このエアゾール容器のガス抜き兼用キャッ
プによれば、ステム嵌合穴の上端部外周にステムの先端
をガイドする円錐状の傾斜面を形成するようにしてお
り、円錐状の傾斜面でステムの先端をガイドしてステム
を損傷すること無く簡単にキャップ本体を逆向きに被せ
ることができるようになる。
【0017】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器のガス抜き兼用キャップは、請求項1または2
記載の構成に加え、連通している前記ガス抜き溝と前記
連通溝と前記貫通溝とを対角位置に形成した2条の溝で
構成してなることを特徴とするものである。
【0018】このエアゾール容器のガス抜き兼用キャッ
プによれば、連通している前記ガス抜き溝と前記連通溝
と前記貫通溝とを対角位置に形成した2条の溝で構成す
るようにしており、一層確実に勢いを弱めて放出させる
ことができるようになる。
【0019】また、この発明の請求項4記載のエアゾー
ル容器のガス抜き兼用キャップは、請求項1〜3のいず
れかに記載の構成に加え、前記凹部に形成される前記貫
通溝を前記キャップ本体の下方から側方まで開口させて
形成したことを特徴とするものである。
【0020】このエアゾール容器のガス抜き兼用キャッ
プによれば、前記凹部に形成される前記貫通溝を前記キ
ャップ本体の下方から側方まで開口させて形成するよう
にしており、一層確実に勢いを弱めて斜め上方に放出さ
せることができ、しかもプラスチックなどでの一体成形
が簡単にできるようになる。
【0021】さらに、この発明の請求項5記載のエアゾ
ール容器のガス抜き兼用キャップは、請求項1〜4のい
ずれかに記載の構成に加え、前記ガス抜き溝の流路断面
積に対して前記連通溝の流路断面積を大きく形成し吐出
されるガス等内容物の勢いを弱めてガス抜き可能に構成
したことを特徴とするものである。
【0022】このエアゾール容器のガス抜き兼用キャッ
プによれば、前記ガス抜き溝の流路断面積に対して前記
連通溝の流路断面積を大きく形成し吐出されるガス等内
容物の勢いを弱めてガス抜き可能に構成するようにして
おり、狭い流路から広い流路に噴出させて一層確実に勢
いを弱めて放出させることができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエアゾール容器
のガス抜き兼用キャップの一実施の形態について図面に
基づき詳細に説明する。
【0024】図1〜図3はこの発明のエアゾール容器の
ガス抜き兼用キャップの一実施の形態にかかリ、図1は
縦断面図、平面図、底面図、図2は一部分の拡大斜視
図、一部分の拡大断面図、平面図、底面図、図3はガス
抜き状態の縦断面図、一部分の拡大断面図である。
【0025】このエアゾール容器のガス抜き兼用キャッ
プ20は、エアゾール容器Aの円筒状の缶胴の上部を覆
うトップドームDとの連結部Cに係止される底付きの円
筒状のプラスチック製のキャップ本体21を備えてお
り、通常はキャップ本体21の底部分を天面とし、開口
部を下にしてエアゾール容器Aの連結部Cに被せるよう
に取り付けて使用され、取付状態を保持するため、開口
部内周複数箇所(図示例では4箇所)に内側に突出した
係止部22が一体に形成してある。
【0026】このガス抜きキャップ20には、キャップ
本体21を逆さまにしてエアゾール容器Aに取り付けて
ガス抜きを行うための機構が設けられるが、以下、通常
の底部分を上にした状態を基準として説明するこのキャ
ップ本体21には、天面21aの中央部にエアゾール容
器AのトップドームDの上端を塞ぐマウンテンカップM
の外径に対応した内径の円筒状の凹部23が形成され、
凹部23の側壁部分の上端部内周にマウンテンカップM
への係止部24が内側に突出するとともに円周方向に3
0度の間隔を開けて4つに分割されて60度分ずつが一
体に形成してある。
【0027】なお、このキャップ本体21の凹部23を
マウンテンカップMの内周縁に係止する場合には、係止
部24を凹部23から上方に突き出して形成するように
しておく。
【0028】この凹部23の底面部分の中央部には、エ
アゾール容器AのステムSの外径に対応し、下端面が塞
がれた円筒状のステム嵌合穴25がステムSの嵌合をガ
イドする円錐状の傾斜面26を介して一体に形成され、
このステム嵌合穴25の下端面である底部分にステムS
の先端面が当たるようにしてある。
【0029】このステム嵌合穴25の底部分から上方に
突き出してステムSの吐出孔Hに挿入される上方に向か
って細いテーパ状の突出棒27が一体に形成され、ステ
ム嵌合穴25の底面との最も太径部分が吐出孔Hの内径
と同一径としてあり、ステムSをステム嵌合穴25に嵌
合するとともに、吐出孔Hに突出棒27が挿入された状
態で、ステムSの先端面がステム嵌合穴25の底部分に
当たると同時に吐出孔Hの内周が突出棒27の外周と密
着状態となるようにしてある。
【0030】なお、突出棒27の最も太径部分を吐出孔
Hの内径より僅かに大きい径としたり、あるいはわずか
に小さい径としても良く、ステムSをステム嵌合穴25
に嵌合した場合に、ステムSの先端面がステム嵌合穴2
5の底部分に当たるわずか手前で吐出孔Hの内周が突出
棒27の外周と密着状態となるようにしたり、ステムS
の先端面がステム嵌合穴25の底部分に当たった状態で
吐出孔Hの内周と突出棒27の外周との間にわずかな隙
間が形成される状態とする。
【0031】このようなガス抜き兼用キャップ20で
は、ステム嵌合穴25に外周が嵌合されるとともに、内
周の吐出孔Hに突出棒27が挿入されたステムSを介し
てエアゾール容器A内の残留内容物および残留ガスを抜
くため、テーパ状の突出棒27の傾斜した側面に沿って
対角位置に2本のガス抜き溝28が上端からステム嵌合
穴25の底面を越えて底部分の途中まで形成されるとと
もに、ステム嵌合穴25の底面上に沿ってそれぞれのガ
ス抜き溝28の基端につながる連通溝29が形成され、
これらの連通溝29の先端にそれぞれ連通させてキャッ
プ本体21の凹部23の下方の空間内と連通する貫通溝
30が形成してある。
【0032】そして、これら対角位置の貫通溝30はス
テム嵌合穴25の側壁部分と底面部分の隅部を切り欠く
ように形成され、キャップ本体21の凹部23の下方か
ら側方の略90度の範囲が開口した状態となっており、
この貫通溝30を、半径方向内側をステム嵌合穴25よ
り僅かに中心側とし、軸方向上側をステム嵌合穴25の
底面と一致するように配置してある。
【0033】また、ガス抜き溝28の流路断面積に対し
て連通溝29の流路断面積が大きくなるように形成して
あり、これらの溝28,29を通って噴射される残留ガ
ス等は断面積の狭い流路から広い流路を介して噴射さ
れ、ガスの勢いが弱められる。そして、キャップ本体2
1を逆さまにして凹部23の係止部24をマウンテンカ
ップMに係止したとき、ステムSがステム嵌合穴25の
底面と突出棒27の外周面の両方、あるいはいずれか一
方で押圧されて連続噴射状態となるように凹部23とス
テム嵌合穴25の位置が定めてあり、この連続噴射状態
を凹部23の内周4か所の係止部24をマウンテンカッ
プMに係止することで保持できるようにしてある。
【0034】このように構成したガス抜き兼用キャップ
20では、エアゾール容器Aを廃棄する場合等には、通
常はエアゾール容器Aのキャップとして用いるキャップ
本体21を逆さまにしてキャップ本体21の凹部23を
マウンテンカップMに係止すると、円錐状の傾斜面でガ
イドされてステム嵌合穴25に嵌合されたステムSがス
テム嵌合穴25の底面と突出棒27の外周面の両方、あ
るいはいずれか一方で押圧されて連続噴射状態となり、
2条のガス抜き溝28から横向きの連通溝29を経て噴
射方向が横向きとされ、横から上に開口した貫通溝30
からキャップ本体11内にガスの勢いを弱めて放出さ
れ、残留内容物および残留ガスが完全に排出される。
【0035】このガス抜き兼用キャップ20では、ガス
抜きの際、ステムSの吐出孔Hに突出棒27を挿入し、
突出棒27の傾斜面に形成した2条のガス抜き溝28か
ら残留内容物および残留ガスを噴射させるようにしてあ
り、吐出孔Hの流路断面積に比べて流路断面積の合計が
小さいガス抜き溝28から噴射させることで、流量を抑
えてガスの勢いを弱めて噴射させることができ、しかも
ガス抜き溝28に連通する連通溝29の流路断面積は大
きくしてあるので、これら連通溝29でも一層ガスの勢
いを弱めることができ、さらに連通溝29先端の貫通溝
30が側方から上方の略90度の範囲で開口して形成し
てあるので、一層の減圧効果があり、キャップ本体21
内に放出される場合には、ガスの勢いを非常に弱めて放
出することができる。
【0036】これにより、使用者の顔などに掛かった
り、周囲に飛散することを防止することができる。
【0037】また、このガス抜き兼用キャップ20で
は、キャップ本体21を逆にしてエアゾール容器Aのト
ップドームDとの連結部Cに係止部24で係止した状態
では、ステムSの外周がステム嵌合穴25に嵌合されて
内周と密着状態となるので、ステムSの吐出孔Hに挿入
された突出棒27のガス抜き溝28およびステム嵌合穴
25の底面上の連通溝28を介して放出される残留内容
物および残留ガスがエアゾール容器Aのマウンテンカッ
プM側に逆流することもなく、キャップ本体21内に放
出することができる。
【0038】さらに、このガス抜き兼用キャップ20で
は、キャップ本体21の凹部23の側壁部分と底部分と
の隅部の貫通溝30を、半径方向内側がステム嵌合穴2
5より中心側となり、軸方向上側がステム嵌合穴25の
底面と一致するように配置することで、プラスチックに
よる成形の際、特殊な成形法を用いること無く一体成形
で簡単に作ることができる。
【0039】なお、上記実施の形態では、ガス抜き溝、
連通溝、貫通溝を対角位置に形成した2条の溝で構成し
たが、これに限らず、1条だけとしたり、3条以上とし
ても良く、溝の断面形状も図示例の矩形断面とする場合
に限らず、U字状や半円状など他の断面形状であっても
良い。
【0040】また、上記実施の形態の説明でも明らかな
ように、この発明でいうガス抜きには、残留ガスを抜く
ことだけでなく、残留ガスおよび残留内容物を抜くこと
も含むものである。
【0041】
【発明の効果】以上一実施の形態とともに具体的に説明
したように、この発明の請求項1記載のエアゾール容器
のガス抜き兼用キャップによれば、底付き円筒状のキャ
ップ本体の底部分を天面としこの天面の中央部にエアゾ
ール容器のマウンテンカップの内外周縁のいずれかに係
止可能な円筒状の凹部を形成し、この凹部の中央部にエ
アゾール容器のステムの外周が嵌合され下端面が塞がれ
た円筒状のステム嵌合穴を形成するとともに、このステ
ム嵌合穴の底部分中央にステムの吐出孔に挿入されるテ
ーパ状の突出棒を上方に突出させて設け、この突出棒の
側面に沿って前記ステムの吐出孔を介してエアゾール容
器内と連通可能なガス抜き溝を前記ステム嵌合穴の底部
分途中まで形成するとともに、このガス抜き溝に連通さ
せて前記ステム嵌合穴底面上に連通溝を形成し、この連
通溝に連通させて前記キャップ本体の凹部下方の空間と
連通する貫通溝を当該凹部に形成する一方、前記キャッ
プ本体を逆にして前記凹部をマウンテンカップの内外縁
のいずれかに係止したとき前記ステム嵌合穴の底部分と
前記突出棒との少なくともいずれか一方で前記ステムを
押圧してガス抜き可能に前記凹部と前記ステム嵌合穴を
配置するようにしたので、キャップ本体を逆にして凹部
をマウンテンカップに係止することで、ステム外周がス
テム嵌合穴の内周に嵌合されるとともに、ステムの吐出
孔にテーパ状の突出棒が挿入されてステムを押圧して噴
出状態とすることができ、残留内容物および残留ガスを
突出棒のガス抜き溝、凹部の連通溝および貫通溝を介し
てキャップ本体内に放出することができ、ステムの吐出
孔に挿入した突出棒のガス抜き溝から噴出させることで
勢いを弱めて放出させることができるとともに、ステム
外周をステム嵌合穴に嵌合することで、放出された残留
内容物の逆流も防止することができる。
【0042】また、この発明の請求項2記載のエアゾー
ル容器のガス抜き兼用キャップによれば、ステム嵌合穴
の上端部外周にステムの先端をガイドする円錐状の傾斜
面を形成するようにしたので、円錐状の傾斜面でステム
の先端をガイドしてステムを損傷すること無く簡単にキ
ャップ本体を逆向きに被せることができ、ガス抜きを容
易に行うことができる。
【0043】さらに、この発明の請求項3記載のエアゾ
ール容器のガス抜き兼用キャップによれば、連通してい
るガス抜き溝と連通溝と貫通溝とを対角位置に形成した
2条の溝で構成するようにしたので、一層確実に勢いを
弱めて残留内容物および残留ガスを放出させることがで
きる。
【0044】また、この発明の請求項4記載のエアゾー
ル容器のガス抜き兼用キャップによれば、凹部に形成さ
れる貫通溝をキャップ本体の下方から側方まで開口させ
て形成するようにしたので、一層確実に勢いを弱めて斜
め上方に放出させることができ、しかもプラスチックな
どで簡単に一体成形することができる。
【0045】さらに、この発明の請求項5記載のエアゾ
ール容器のガス抜き兼用キャップによれば、ガス抜き溝
の流路断面積に対して連通溝の流路断面積を大きく形成
し吐出されるガス等内容物の勢いを弱めてガス抜き可能
に構成したので、狭い流路から広い流路に噴出させて一
層確実に勢いを弱めて残留内容物および残留ガスを放出
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアゾール容器のガス抜き兼用キャ
ップの一実施の形態にかかる縦断面図、平面図、底面図
である。
【図2】この発明のエアゾール容器のガス抜き兼用キャ
ップの一実施の形態にかかる一部分の拡大斜視図、一部
分の拡大断面図、平面図、底面図である。
【図3】この発明のエアゾール容器のガス抜き兼用キャ
ップの一実施の形態にかかるガス抜き状態の縦断面図、
一部分の拡大断面図である。
【図4】従来のエアゾール容器のガス抜き兼用キャップ
の縦断面図およびガス抜き状態の縦断面図である。
【図5】従来のエアゾール容器のガス抜き兼用キャップ
の縦断面図およびガス抜き状態の一部分の拡大断面図で
ある。
【図6】従来のエアゾール容器のガス抜き兼用キャップ
の縦断面図およびガス抜き状態の縦断面図である。
【符号の説明】
A エアゾール容器 S ステム H 吐出孔 M マウンテンカップ C 連結部 D トップドーム 20 エアゾール容器のガス抜き兼用キャップ 21 キャップ本体 21a 天面 23 凹部 24 係止部 25 ステム嵌合穴 26 傾斜面 27 突出棒 28 ガス抜き溝 29 連通溝 30 貫通溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PC02 PC13 PD01 PE15 PE21 PF02 PF10 3E072 AA01 CA03 DB03 4F033 RA02 RA20 RB03 RC21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底付き円筒状のキャップ本体の底部分を天
    面としこの天面の中央部にエアゾール容器のマウンテン
    カップの内外周縁のいずれかに係止可能な円筒状の凹部
    を形成し、この凹部の中央部にエアゾール容器のステム
    の外周が嵌合され下端面が塞がれた円筒状のステム嵌合
    穴を形成するとともに、このステム嵌合穴の底部分中央
    にステムの吐出孔に挿入されるテーパ状の突出棒を上方
    に突出させて設け、この突出棒の側面に沿って前記ステ
    ムの吐出孔を介してエアゾール容器内と連通可能なガス
    抜き溝を前記ステム嵌合穴の底部分途中まで形成すると
    ともに、このガス抜き溝に連通させて前記ステム嵌合穴
    底面上に連通溝を形成し、この連通溝に連通させて前記
    キャップ本体の凹部下方の空間と連通する貫通溝を当該
    凹部に形成する一方、前記キャップ本体を逆にして前記
    凹部をマウンテンカップの内外縁のいずれかに係止した
    とき前記ステム嵌合穴の底部分と前記突出棒との少なく
    ともいずれか一方で前記ステムを押圧してガス抜き可能
    に前記凹部と前記ステム嵌合穴を配置したことを特徴と
    するエアゾール容器のガス抜き兼用キャップ。
  2. 【請求項2】前記ステム嵌合穴の上端部外周にステムの
    先端をガイドする円錐状の傾斜面を形成してなることを
    特徴とする請求項1記載のエアゾール容器のガス抜き兼
    用キャップ。
  3. 【請求項3】連通している前記ガス抜き溝と前記連通溝
    と前記貫通溝とを対角位置に形成した2条の溝で構成し
    てなることを特徴とする請求項1または2記載のエアゾ
    ール容器のガス抜き兼用キャップ。
  4. 【請求項4】前記凹部に形成される前記貫通溝を前記キ
    ャップ本体の下方から側方まで開口させて形成したこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアゾー
    ル容器のガス抜き兼用キャップ。
  5. 【請求項5】 前記ガス抜き溝の流路断面積に対して前
    記連通溝の流路断面積を大きく形成し吐出されるガス等
    内容物の勢いを弱めてガス抜き可能に構成したことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエアゾール容
    器のガス抜き兼用キャップ。
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