JP2002012078A - 昇降機構 - Google Patents

昇降機構

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JP2002012078A
JP2002012078A JP2000201151A JP2000201151A JP2002012078A JP 2002012078 A JP2002012078 A JP 2002012078A JP 2000201151 A JP2000201151 A JP 2000201151A JP 2000201151 A JP2000201151 A JP 2000201151A JP 2002012078 A JP2002012078 A JP 2002012078A
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JP2000201151A
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English (en)
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Goro Asami
吾郎 浅見
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Nifco Inc
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/10Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated
    • B60N3/102Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated storable or foldable in a non-use position

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体の開閉動作に伴い昇降体を昇降させる昇
降機構において、昇降体を安全に昇降させると共に、該
昇降体を上昇限において安定的に支持することを目的と
する。 【解決手段】 蓋体3を開くことにより、基端部が収容
体1内に回動可能に取り付けられたアーム部材41の自
由端側が付勢により上方へと回動すると共に、基端部が
上記アーム部材41の自由端部に回動可能に連結され、
自由端側が上記アーム部材41の基端側へと降り返して
配設された昇降体3の自由端側が付勢によりアーム部材
41に対して展開方向へと回動し、該昇降体3が上昇し
て収容体1の上端開口部から上方へと突出するように構
成したことを特徴とする昇降機構を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体の開閉動作に
伴い昇降体を昇降させる昇降機構に関し、更に詳述する
と、蓋体の開閉動作に伴い昇降体を安全に昇降させると
共に、該昇降体を上昇限において安定的に支持すること
ができる昇降機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車内装のセンターコンソー
ル等にカップホルダーや小物入れ等の容器を設定するこ
とが行なわれており、このような容器には、設置スペー
スの確保を容易にするために、保持対象であるカップ等
の外周面を支持する支持部材を、使用していない状態で
は容器本体内に収容し、使用する状態では容器本体の上
方に位置させるものもある。
【0003】この場合、収容位置と使用位置との間で支
持部材を昇降させる必要があるが、このような支持部材
を昇降させる従来の昇降機構としては、図4に示すもの
が開示されている(特開平9−71172号公報)。こ
の昇降機構10は、図4に示すように、カップ等の容器
Cが載置される底部支持部材11に第1回転軸111を
設け、この第1回転軸111に連結板12の一端を回動
可能に軸支し、底部支持部材11の上面を開閉する蓋体
13の裏面に設けられた突出片13aに、蓋体13の下
端面に沿って延びる長辺部と蓋体13の下端面に垂直に
延びる短辺部とから成る略L字状の案内溝131を穿設
し、連結板12の他端に設けられた第2回転軸121に
カップ等を支持する保持部材14の一端を回動可能に軸
支すると共に、他端に突設された移動軸141を案内溝
131に挿通し、連結板12が第1回転軸111を中心
に底部支持部材11の上方に向けて(図中時計回り方向
に)回動するよう図示しないねじりバネで付勢し、保持
部材14が第2回転軸121を中心に底部支持部材11
の上方に向けて(図中反時計回り方向に)回動するよう
図示しないねじりバネで付勢した状態となっている。
【0004】この昇降機構10による保持部材14の昇
降動作は、図4に示した通りである。蓋体13で底部支
持部材11の上面を閉塞した閉状態では、蓋体13の図
示しない切欠が爪部11aに係止して、図4(A)に示
すように、閉状態が保持されている。この場合、保持部
材14が、蓋体13の裏面と当接し、ねじりバネの付勢
力に抗して下方回動限に位置し、また、連結板12が、
保持部材14の上面板14aと当接し、ねじりバネの付
勢力に抗して下方回動限に位置し、移動軸141が案内
溝131の長辺部側の一端限に位置した状態を保ってい
る。
【0005】そして、この閉状態から切欠と爪部11a
との係止を解くと、ねじりバネの付勢力により、連結板
12が第1回転軸111を中心に底部支持部材11の上
方に向けて(図4中時計回り方向に)回動し、また、保
持部材14がねじりバネの付勢力により、第2回転軸1
21を中心に底部支持部材11の上方に向けて(図4中
反時計回り方向に)回動し、これに伴い蓋体13が開方
向に回動し、これらと共に移動軸141が案内溝131
内を他端限に向けて移動し、移動軸141が案内溝13
1の他端限に当接して、図4(B)に示すように、底部
支持部材11の上面が開放される。
【0006】また、蓋体13を開状態から閉じる場合に
は、蓋体13を閉方向に回動させることにより、保持部
材14が図示しないねじりバネの付勢力に抗して、第2
回転軸121を中心に底部支持部材11側に向けて(図
4中時計回り方向に)回動し、これに伴い案内溝131
の短辺部から長辺部に移動軸141が進入し、更に蓋体
13が回動すると、保持部材14の上面板14aと連結
板12上端面とが当接し、保持部材14の上面板14a
からの押圧力により、連結板12がねじりバネの付勢力
に抗して、第1回転軸111を中心に底部支持部材11
側に向けて(図4中反時計回り方向に)回動すると共に
移動軸141が案内溝131の長辺部を一端限に向けて
移動し、移動軸141が該一端限に当接して、底部支持
部材11の上面が蓋体13に閉塞される。
【0007】このように、この昇降機構10は、カップ
等の外周面を支持する保持部材14を、収容位置と使用
位置との間で昇降させることにより、未使用時の容器の
サイズを小さくすることができ、このため、容器の設置
スペースを確保しやすくなり、また、蓋体13の開閉動
作に従って保持部材14を昇降させることにより、カッ
プの保持操作を容易にすることができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この昇
降機構10は、保持部材14に形成された移動軸141
が、蓋体13の突出片13aに穿設された案内溝131
に挿通され、保持部材14と蓋体13とが移動可能に連
結されており、底部支持部材11及び蓋体13に対する
保持部材14の使用位置が固定されてしまうため、底部
支持部材11や蓋体13の振動が保持部材14に直接伝
わり易く、自動車内装等の振動し易い場所に設定する容
器に用いた場合には、自動車走行時の僅かな振動によっ
ても保持対象であるカップ等が振動し、カップに収容さ
れた飲料がカップからこぼれるおそれがあった。また、
連結板12が外部に露出した状態で回動運動するため、
連結板12及び保持部材14の回動運動の際に、底部支
持部材11と連結板12との間や連結板12と保持部材
14との間に使用者の指等が挟まれるおそれがあった。
さらに、ねじりバネの付勢力により蓋体が勢いよく全開
状態まで回動し、使用者の身体と衝突し、又は蓋体が破
損するおそれがあった。このように、従来の昇降機構で
は、昇降体を蓋体の開閉動作に伴い安全に昇降させ、ま
た、上昇限にある昇降体を安定的に支持することができ
ないという問題点があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、蓋体の開閉動作に伴い昇降体を昇降させる昇降機構
において、昇降体を安全に昇降させると共に、該昇降体
を上昇限において安定的に支持することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、フラップ状に開閉する蓋体を有する収容体
に格納された昇降体を、上記蓋体の開閉動作と連動して
昇降させる昇降機構であり、基端部が上記収容体内に回
動可能に取り付けられ、自由端側が上方へと付勢された
アーム部材と、基端部が上記アーム部材の自由端部に回
動可能に連結され、自由端側が上記アーム部材の基端側
へと折り返して配設されていると共に、該自由端側が上
記アーム部材に対して展開方向へと付勢された昇降体と
を具備してなり、上記蓋体を開くことにより、上記アー
ム部材の自由端側が上記付勢により上方へと回動すると
共に、上記昇降体の自由端側が上記付勢によりアーム部
材に対して展開方向へと回動し、該昇降体が上昇して収
容体の上端開口部から上方へと突出し、また、この状態
から上記蓋体を閉じることにより、該蓋体に押圧されて
上記アーム部材の自由端側が上記付勢に抗して下方へと
回動すると共に、上記昇降体の自由端側が上記付勢に抗
して折り畳み方向へと回動し、該昇降体が上記収容体内
に格納されるように構成したことを特徴とする昇降機構
を提供する。
【0011】この昇降機構は、上記収容体上面をフラッ
プ状に開閉する蓋体を開くことにより、上記アーム部材
の自由端側が上記付勢により上方へと回動すると共に、
上記昇降体の自由端側が上記付勢によりアーム部材に対
して展開方向へと回動し、該昇降体が上昇して収容体の
上端開口部から上方へと突出し、この昇降体と全開状態
の上記蓋体とが離間した状態で保持され、また、この状
態から上記蓋体を閉じることにより、該蓋体に押圧され
て上記アーム部材の自由端側が上記付勢に抗して下方へ
と回動すると共に、上記昇降体の自由端側が上記付勢に
抗して折り畳み方向へと回動し、該昇降体が上記収容体
内に格納されるものである。
【0012】この昇降機構によれば、収容体の上端開口
部から上方へと突出した昇降体と、全開状態の蓋体とが
離間した状態で保持されるため、例えば蓋体に対して衝
撃や振動が加えられた場合でも、この衝撃や振動が昇降
体に直接伝わらず、昇降体が収容体の上面開口部から上
方へと突出した状態で安定的に保持される。また、昇降
体が、アーム部材を介して収容体に回動可能に取り付け
られると共に、アーム部材の自由端側が上方へと付勢さ
れ、さらに昇降体の自由端側が該アーム部材に対して展
開方向に付勢されており、これにより昇降体が収容体に
対して揺動可能に支持されるため、収容体から昇降体に
対して加えられる衝撃や振動が緩和され、昇降体の振動
を抑えることができる。このため、例えば、自動車等の
車載内装用の小物入れ、カップホルダーなどの外部から
の振動を受けやすい容器に収容されるカップ等の外周面
を支持する支持部材を昇降体として昇降させることによ
り、支持部材に支持されるカップ等の保持対象物を安定
的に支持することができる。
【0013】この場合、この好適な実施態様として、上
記昇降体の下面に一対の突片を突設して該突片間にアー
ム収容部を形成し、該アーム収容部内に上記アーム部材
を配置した昇降機構を提供する。この構成によれば、ア
ーム部材が昇降体下面から突設された両突片間に形成さ
れたアーム収容部内に配置され、アーム収容部内で回動
運動するため、アーム部材が外部に露出されている場合
のように、アーム部材と収容体又は昇降体との間に使用
者の身体が挟まれるといった事態を回避することがで
き、安全に使用することができる。
【0014】また、上記アーム収容部を構成する突片又
はアーム部材の一方にスライド軸を突設すると共に、他
方に該スライド軸が挿入されるガイド溝を形成し、上記
昇降体の昇降運動に連動して上記スライド軸が上記ガイ
ド溝内をスライドし、その一方のスライド限において上
昇時の昇降体が所定角度に維持されるように構成しても
よい。この構成によれば、スライド軸がガイド溝におけ
るスライド限に位置した状態で、上昇時の昇降体が所定
の姿勢に維持されるため、アーム部材及び昇降体に加え
られる付勢力により昇降体が勢いよく上昇し、該昇降体
が使用者の身体に衝突したり、該昇降体又はアーム部材
が破損することを防止できる。
【0015】さらに、上記収容体の上端開口部から上方
へと突出した上記昇降体と、開方向に回動する上記蓋体
とが互いに係止して、開方向への上記蓋体の回動動作を
停止させる係止部材を具備するものであってもよい。こ
の構成によれば、開方向に回動する蓋体と、この蓋体の
回動動作と連動して収容体の上方へと上昇する昇降体と
が係止部材によって互いに係止されて、蓋体の開方向へ
の回動動作が停止するため、アーム部材及び昇降体に加
えられる付勢力による昇降体からの押圧力によって、蓋
体が勢いよく全開状態まで回動するのを防止し、蓋体が
破損することや、蓋体が使用者の身体等と衝突すること
を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明をより具体的に説明する。図1は、本発明の一実
施例にかかる昇降機構4を有する容器を示すものであ
る。この容器は、例えば、自動車内装のセンターコンソ
ール等に設定されるものであり、カップ等を収容する容
器本体1と、容器本体1に回動可能に軸支された蓋体2
と、カップ等の保持対象物の外周面を支持する支持部材
(昇降体)3と、支持部材3を昇降させる昇降機構4
と、を具備する。
【0017】容器本体1は、その幅方向に沿って設けら
れ、カップ等を収容する一対のカップ収容部1aと、後
述する蓋体2の係合突起2aと係合し、蓋体2が容器本
体1の上面を閉塞した閉状態を維持するための係合部材
1bとを具備する。
【0018】蓋体2は、容器本体1の上面を閉塞した閉
状態と、開放した開状態との間で回動可能に容器本体1
に軸支されており、先端部の幅方向中央部の裏面に設け
られた係合突起2aと、基端側の幅方向中央部の裏面に
蓋体2の長さ方向に沿って設けられた一対の係止部材2
1とを具備する。
【0019】係止部材21は、蓋体2の開方向への回動
動作の際に、支持部材3の上端縁部と当接し、蓋体2の
回動動作に伴い、該上端縁部がその一端から他端にかけ
て摺動して他端部に形成された係止突起211に係止す
ることにより、蓋体2の開方向への回動動作を停止させ
るものである。
【0020】支持部材3は、保持対象であるカップ等の
外周面を支持するための略円形の支持穴3aを幅方向両
端部に有すると共に、幅方向中央部に両支持穴3aの一
周縁部裏面から下方に突設した一対の突片3bを具備
し、両突片間にアーム収容部3cを形成するようになっ
ている。
【0021】昇降機構4は、図2に示すように、その一
端が容器本体1に回動可能に軸支されて、アーム収容部
3c内に配置されたアーム部材41と、支持部材3の突
片3bに設けられたガイド溝31と、アーム部材41が
容器本体1の上方に向けて(図2中時計回り方向に)回
動するよう付勢する第1付勢手段42と、支持部材3が
容器本体1の上方に向けて(図2中反時計回り方向に)
回動するよう付勢する第2付勢手段43と、から構成さ
れる。
【0022】アーム部材41は、一端側の上面が断面略
三角形状に膨出すると共に他端側が上方にやや屈曲した
形状の板状体から形成され、一端部の幅方向両端面から
平板状の板状片41aが上方に向けて突設され、両板状
片41aの先端部の両側面に、容器本体1に回動可能に
軸支される第1回転軸411が形成され、他端部の両側
面に、支持部材3が軸支される第2回転軸412が形成
され、膨出部の上部両側面に、ガイド溝31に挿通され
るスライド軸413が形成されている。
【0023】ガイド溝31は、アーム部材41の第2回
転軸412を中心にした回動運動に伴うスライド軸41
3の回動軌跡に沿って、支持部材3の突片3bに円弧状
に穿設され、スライド軸413が挿通されるようになっ
ている。
【0024】第1付勢手段42は、例えば、圧縮コイル
バネから構成され、その一端が容器本体1に固定される
と共に他端がアーム部材41に固定され、アーム部材4
1が第1回転軸411を中心に、容器本体1の上方に向
けて(図2中時計回り方向に)回動するよう付勢するよ
うになっている。また、第2付勢手段43は、例えば、
圧縮コイルバネから構成され、その一端がアーム部材4
1に固定されると共に他端が支持部材3に固定され、支
持部材3が第2回転軸412を中心に、容器本体1の上
方に向けて(図2中反時計回り方向に)回動するよう付
勢するようになっている。
【0025】本実施例の昇降機構4は、図2に示すよう
に、アーム部材41が第1回転軸411により容器本体
1に回動可能に軸支されると共に、支持部材3がアーム
部材41の第2回転軸412に回動可能に軸支され、ア
ーム部材41のスライド軸413が支持部材3の突片3
bに穿設されたガイド溝31に挿通され、第1付勢手段
42の一端が容器本体1に固定されると共に他端がアー
ム部材41に固定され、アーム部材41が第1回転軸4
11を中心に容器本体1上方に向けて(図2中時計回り
方向に)回動するよう付勢し、第2付勢手段43の一端
がアーム部材41に固定されると共に他端が支持部材3
に固定され、支持部材3が第2回転軸412を中心に容
器本体1上方に向けて(図2中反時計回り方向に)回動
するよう付勢するよう構成されている。
【0026】このように構成された昇降機構4は、図2
(A)に示す、アーム部材41が第1付勢手段42の付
勢力に抗して第1回転軸411を中心とした下方回動限
に位置すると共に、アーム部材41のスライド軸413
がガイド溝31の一端限に位置し、支持部材3が第2付
勢手段43の付勢力に抗して第2回転軸412を中心と
した下方回動限に位置した収容位置と、図2(B)に示
す、アーム部材41が第1付勢手段42の付勢力により
第1回転軸411を中心とした上方回動限に位置すると
共に、アーム部材41のスライド軸413がガイド溝3
1の他端限に位置し、支持部材3が第2付勢手段43の
付勢力により第2回転軸412を中心とした上方回動限
に位置する使用位置との間で、昇降体である支持部材3
を昇降するものである。
【0027】この本発明昇降機構4により容器本体1に
支持部材3を取り付けた容器は、蓋体2が容器本体1の
上面を閉塞した閉状態では、図3(A)に示すように、
支持部材3が蓋体2裏面の係止部材21に当接して、上
述した収容位置に位置すると共に、蓋体2の係合突起2
aが容器本体1の係合部材1bに係合して、閉状態が保
持されている。
【0028】この状態から係合突起2aと係合部材1b
との係合を解除すると、第2付勢手段43からの付勢力
により、図3(B)に示すように、支持部材3が第2回
転軸412を中心に容器本体1の上方に向けて(図3中
反時計回り方向に)回動し、これに伴いスライド軸41
3がガイド溝31の他端限に向けてガイド溝31内を移
動する。また、アーム部材41は、第1付勢手段42か
らの付勢力により第1回転軸411を中心に容器本体1
の上方に向けて(図3中時計回り方向に)回動し、これ
に伴い支持部材3が第1回転軸411を中心に容器本体
1の上方に向けて(図3中時計回り方向に)回動する。
そして、蓋体2は、第1及び第2回転軸411,412
を中心に回動する支持部材3に押圧されて、開方向に回
動する。
【0029】この場合、支持部材3の上端一縁部は、蓋
体2裏面の係止部材21と当接し、この当接した状態を
保って、第1回転軸411を中心にした支持部材3の回
動動作に従い、該係止部材21に沿って滑らかに摺動す
る。
【0030】そして、図3(C)に示すように、スライ
ド軸413がガイド溝31の他端限に達すると、第2回
転軸412を中心にした支持部材3の回動動作が停止
し、また、支持部材3が第1回転軸411を中心とした
回動動作の上方回動限に移動すると、図3(D)に示す
ように、支持部材3の上端一縁部が係止部材21の係止
突起211に係止し、アーム部材41及び支持部材3の
第1回転軸411を中心にした回動動作が停止する。こ
れにより、第1及び第2付勢手段42,43の付勢力に
よる支持部材3からの押圧力によって、蓋体2が勢いよ
く全開状態まで回動して、蓋体3が使用者の身体等と衝
突したり、破損したりすることを防止できる。
【0031】この状態から蓋体2を開方向に回動させる
と、支持部材3の上端一縁部と係止部材21の係止突起
211との係止が解け、支持部材3と蓋体2とが離間し
て、蓋体2のみが開方向に回動し、図3(E)に示す容
器本体1の上面開口部が開放した開状態となり、また、
アーム部材41が図示しない回動規制体により回動動作
を規制されて、支持部材3が保持対象のカップ等の外周
面を支持する使用位置に位置する。
【0032】この場合、アーム部材41が第1付勢手段
42により付勢された状態で、第1回転軸411を中心
に回動可能に容器本体1に軸支されると共に、支持部材
3が第2付勢手段43に付勢された状態で、アーム部材
41に設けられた第2回転軸412を中心に回動可能に
アーム部材41に軸支されており、これにより支持部材
3は、容器本体1に対して揺動可能な状態で使用位置に
位置した状態を保っている。このため、例えば、自動車
走行時に容器本体1から加えられる振動が第1及び第2
付勢手段42,43により吸収され、支持部材3の振動
が緩和される。従って、支持部材3によりカップ等の容
器を安定的に支持することができ、カップ等の容器から
飲料等がこぼれることを防止できる。
【0033】また、この容器をカップホルダとして使用
する際には、蓋体2と支持部材3とが離間した状態を保
っているため、蓋体2の振動が支持部材3に伝わるのを
防止でき、このため、蓋体2と支持部材3とが直接連結
された場合のように、自動車走行時の蓋体2の振動等が
支持部材3に直接伝わり、これにより、保持対象のカッ
プ等から飲料等がこぼれるといったことを防止できる。
【0034】さらに、アーム部材41にスライド軸41
3を突設すると共に、支持部材3の突片3bにスライド
軸413が挿入されるガイド溝31を形成し、スライド
軸33がガイド溝31のスライド限に位置した状態で、
支持部材3が所定角度に維持されるため、支持部材3が
使用位置に位置した状態で所定の姿勢に保持され、アー
ム部材41及び支持部材3に加えられる付勢力による支
持部材3からの押圧力によって、支持部材3が勢いよく
上昇して使用者の身体と衝突したり、該支持部材3又は
アーム部材41が破損することを防止できる。
【0035】そして、この開状態から蓋体2を閉方向に
回動させると、図3(D)に示すように、蓋体2裏面の
係止部材21と支持部材3の上端一縁部とが当接し、図
3(C)に示すように、支持部材3及びアーム部材41
が、係止部材21からの押圧力により、第1付勢手段4
2からの付勢力に抗して、第1回転軸411を中心に容
器本体1の下方に向けて(図3中反時計回り方向に)回
動する。
【0036】この場合、蓋体2の回動動作に従って、係
止部材21が支持部材3の上端縁部と当接した状態を保
って、支持部材3の上端縁部に沿って滑らかに摺動し、
これにより、支持部材3は、第1回転軸411を中心に
容器本体1の下方に向けて滑らかに回動する。さらに蓋
体2が回動を続けると、支持部材3が第2付勢手段43
からの付勢力に抗して、図3(B)に示すように、第2
回転軸412を中心に容器本体1の下方に向けた回動動
作を続け、これに伴い支持部材3のガイド溝31の一端
限がスライド軸413側に移動する。そして、ガイド溝
31の一端限がスライド軸413に当接すると、第2回
転軸412を中心にした支持部材3の容器本体1の下方
に向けた回動動作が停止し、図3(A)に示すように、
蓋体2が容器本体1の上面を閉塞する閉状態となる。
【0037】このように、この昇降機構4によれば、カ
ップ等の保持対象物の外周面を支持する支持部材3及び
支持部材3を支持するアーム部材41を、圧縮コイルス
プリング等の付勢手段42,43を用いて、容器本体1
の上方に付勢しているため、蓋体2の係合突起2aと容
器本体1の係合部材1bとの係合を解くと、第1及び第
2付勢手段42,43の付勢力により、支持部材3が蓋
体2を開方向に押圧し、これにより蓋体2が開方向に回
動運動することとなる。このため、係合突起2aと係合
部材1bとの係合を解くという簡単な操作により、蓋体
2を開方向に回動させることができる。
【0038】また、支持部材3をアーム部材41を介し
て容器本体1に回動可能に軸支すると共に第1及び第2
付勢手段42,43で容器本体1上方に付勢することに
より、支持部材3を容器本体1に対して揺動可能に支持
することができ、このため、容器本体1の振動が支持部
材3に直接伝わって、自動車走行時の振動等により保持
対象であるカップ等から飲料等がこぼれるのを防止でき
る。
【0039】さらに、蓋体2の全開状態において蓋体2
と支持部材3とが離間し、それぞれ独立して保持される
ため、蓋体2の振動が支持部材3に直接加えられてカッ
プ等から飲料がこぼれるのを防止できる。
【0040】なお、本発明の昇降機構は、上記実施例の
昇降機構に限定されず、その要旨を逸脱しない限り適宜
変更して差し支えない。例えば、支持部材3を容器本体
1に支持するアーム部材41は、支持部材3を容器本体
1に対して回動可能に支持することができれば、その形
状は任意であり、上記実施例での構成に限定されない。
また、上記実施例では、第1及び第2付勢手段42,4
3として、圧縮コイルバネを用いたが、アーム部材41
及び支持部材3が第1及び第2回転軸411,412を
中心に容器本体1上方に回動するよう付勢できるのであ
れば、これに限定されず、適宜変更して差し支えない。
【0041】上記実施例では、第1回転軸411、第2
回転軸412、及びスライド軸413が、それぞれアー
ム部材41に設けられていたが、第1回転軸411が容
器本体1に、第2回転軸が支持部材3に、スライド軸4
13が支持部材3の突片3bにそれぞれ設けられる構成
としてもよい。この場合、第2回転軸412を中心とし
た支持部材3の回動運動に伴うスライド軸413の回動
軌跡に沿って、ガイド穴31を突片3bに設けることに
より、スライド軸413がガイド穴31のスライド限に
位置した状態で、支持部材3を所定の姿勢に保つことが
できる。
【0042】本発明の昇降機構は、上記実施例のように
保持対象であるカップ等の外周面を支持する支持部材
を、蓋体の開閉操作に従って昇降させる容器を構成する
際に好適に採用され、特に自動車の内装品として設定さ
れるカップホルダーなどの容器に最適なものであるが、
設置スペースを小さくする必要がある容器であれば、そ
の用途は限定されるものでない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の昇降機構
によれば、カップ等の物品を保持する保持部材を蓋体の
開閉動作に伴い安全に昇降させると共に、支持部材によ
って物品を安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる昇降機構により支持
部材を容器本体に取り付けた容器を示す斜視図である。
【図2】同容器を示す断面図で、(A)は全閉状態、
(B)は全開状態を示したものである。
【図3】同容器を示す断面図で、(A)〜(E)は、同
昇降機構により支持部材が昇降する状態を順に示したも
のである。
【図4】従来の昇降機構を示す側面図で、(A)は閉状
態、(B)は開状態を示すものである。
【符号の説明】
1 容器本体(被開閉体) 2 蓋体 21 係止部材 211 係止突起 3 支持部材(昇降体) 3b 突片 31 ガイド孔 4 昇降機構 41 アーム部材 411 第1回転軸 412 第2回転軸 413 スライド軸 42 第1付勢手段 43 第2付勢手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラップ状に開閉する蓋体を有する収容
    体に格納された昇降体を、上記蓋体の開閉動作と連動し
    て昇降させる昇降機構であり、基端部が上記収容体内に
    回動可能に取り付けられ、自由端側が上方へと付勢され
    たアーム部材と、基端部が上記アーム部材の自由端部に
    回動可能に連結され、自由端側が上記アーム部材の基端
    側へと折り返して配設されていると共に、該自由端側が
    上記アーム部材に対して展開方向へと付勢された昇降体
    とを具備してなり、上記蓋体を開くことにより、上記ア
    ーム部材の自由端側が上記付勢により上方へと回動する
    と共に、上記昇降体の自由端側が上記付勢によりアーム
    部材に対して展開方向へと回動し、該昇降体が上昇して
    収容体の上端開口部から上方へと突出し、また、この状
    態から上記蓋体を閉じることにより、該蓋体に押圧され
    て上記アーム部材の自由端側が上記付勢に抗して下方へ
    と回動すると共に、上記昇降体の自由端側が上記付勢に
    抗して折り畳み方向へと回動し、該昇降体が上記収容体
    内に格納されるように構成したことを特徴とする昇降機
    構。
  2. 【請求項2】 上記昇降体の下面に一対の突片を突設し
    て該突片間にアーム収容部を形成し、該アーム収容部内
    に上記アーム部材を配置した請求項1記載の昇降機構。
  3. 【請求項3】 上記アーム収容部を構成する突片又はア
    ーム部材の一方にスライド軸を突設すると共に、他方に
    該スライド軸が挿入されるガイド溝を形成し、上記昇降
    体の昇降運動に連動して上記スライド軸が上記ガイド溝
    内をスライドし、その一方のスライド限において上昇時
    の昇降体が所定角度に維持されるように構成した請求項
    2記載の昇降機構。
  4. 【請求項4】 上記収容体の上端開口部から上方へと突
    出した上記昇降体と、開方向に回動する上記蓋体とが互
    いに係止して、開方向への上記蓋体の回動動作を停止さ
    せる係止部材を具備する請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載の昇降機構。
  5. 【請求項5】 上記被開閉体が、小物入れ、カップホル
    ダーなどの車載内装用の容器である請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の昇降機構。
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