JP2622650B2 - 格納式カップホルダー装置 - Google Patents

格納式カップホルダー装置

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JP2622650B2
JP2622650B2 JP20200792A JP20200792A JP2622650B2 JP 2622650 B2 JP2622650 B2 JP 2622650B2 JP 20200792 A JP20200792 A JP 20200792A JP 20200792 A JP20200792 A JP 20200792A JP 2622650 B2 JP2622650 B2 JP 2622650B2
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JP
Japan
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arm
cup holder
lid
support
storage recess
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JP20200792A
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秀樹 富澤
富男 平田
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は格納式カップホルダー装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の格納式カップホルダー装置
について説明する。
【0003】図9においてフィニッシャー1は収納凹部
11を備え、この収納凹部11の開口部12の下端に
は、リッド2が回動可能に軸支されている。すなわち、
リッド2は側面L字形状であって、支持体23と蓋体部
21とを備え、その角部が軸支部25にしてあり、軸支
部25から支持体23が収納凹部11の内部上方へ延設
されている。またカップを保持するリング部4はリング
状の保持部41を備え、保持部41の両側には支持部4
2が形成されている。
【0004】リッド2の支持体23とリング部4の支持
部42とはピン6を介して連結されていて、リッド2と
リング部4とが回動可能に連結されている。さらにリッ
ド2の支持体23とリング部4の支持部42とは、図示
しないばねによって開方向に付勢されている。
【0005】図9の状態からリッド2を押し上げると、
支持体23がフィニッシャー1の収納凹部11の内方に
傾き、これに連動してリング部4はばね力に抗して支持
体23との角度を閉じながら、フィニッシャー1の収納
凹部11内に格納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、使用時に最小限必要とされるリング部4
の開口寸法Dを満足させるためには、これに連結される
支持体23の長さを長くし、従って収納凹部11の開口
寸法H及び奥行き寸法Lを大きくする必要があり、使用
される場所のレイアウト上の制限が大きいなどの問題点
を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、収納凹部の開口寸法に関係なく、最小限必要とされ
るリング部の開口寸法を確保できる格納式カップホルダ
ー装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の格納式カップホルダー装置は、収納凹部の開
口部の下端に、その開口部を覆う蓋体を回動可能に軸支
し、その蓋体の軸支部から収納凹部内方へ延設された支
持体の他端に、アームの一端を回動可能に軸支し、その
アームの他端に、蓋体閉時には収納凹部内に格納され、
蓋体開時には収納凹部の上端から突出するカップ保持体
を回動可能に軸支し、アームの両端の軸支部に、アーム
とカップ保持体とを上方へ付勢する付勢手段を設けた構
成を有している。
【0009】さらに好ましくは、前記付勢手段は、アー
ムを付勢するばね力がカップ保持体を付勢するばね力よ
り大きく設定された二重ばねである構成を有している。
【0010】
【作用】この構成によって、支持体とアームとカップ保
持体とで二段リンクを形成するので、支持体の長さは短
くできる。これにより蓋体の開時にカップ保持体に最小
限必要とされる寸法は、収納凹部の開口寸法に関係なく
設定でき、収納凹部の奥行き寸法も短く設定できるの
で、開口のための無駄なスペースをとらず、収納凹部を
小型化することができる。
【0011】また二重ばねに大きさの異るばね力を設定
することにより、蓋体の開閉時にカップ保持体が常にア
ームの動きに追従するので、カップ保持体の動きが円滑
になる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1乃至図
8を参照しながら説明する。尚、従来例で示した部品と
同じ部品には同符号を付してある。
【0013】図において2は蓋体であるリッド、3はア
ーム、4はカップ保持体であるリング部、5は二重ばね
である。フィニッシャー1は収納凹部11を備え、この
収納凹部11の開口部12の下端には、リッド2が回動
可能に軸支されている。
【0014】リッド2は収納凹部11の開口部12を覆
う平板状の蓋体部21を備え、蓋体部21の一端縁には
取手部22が形成されている。また蓋体部21の軸支部
25からアーム状の支持体23が収納凹部11の内側上
方へ延設されていて、リッド2は側面略L字状をなして
いる。そして支持体23の一端には凹部からなるばね受
部24が形成されている。
【0015】リング部4はリング状の保持部41を備
え、保持部41の端面両側には支持部42が突設されて
おり、保持部41の一端にはばね受部43が形成されて
いる。また保持部41の端面中央部分にはストッパー4
4が突設されている。
【0016】アーム3はリッド2の支持体23とリング
部4の支持部42とを連結する平板状のリンクであっ
て、上面には突起35が形成されており、両側にはボス
部31を備えている。一側のボス部31の一端32は軸
支部であるピン6を介してリッド2の支持体23に連結
しており、他端のボス部33はピン6aを介してリング
部4の支持部42に連結していて、リッド2とリング部
4とがピン6によって回動可能に連結されている。また
アーム3の中央部分の端面34はリング部4のストッパ
ー44に相対向しており、リッド2の開時には端面34
にストッパー44が衝接してリング部4の回動角を規制
し、リング部4を水平保持するように設定されている。
【0017】アーム3のボス部31のピン6には二重ば
ね5が取付けられており、二重ばね5の両端は支持体2
3のばね受部24と支持部42のばね受部43とに夫々
係合されて、アーム3とリング部4とを開方向に付勢し
ている。そしてこの二重ばね5の支持体23側のばね部
51と、支持部42側のばね部52とには夫々異なる反
力を持たせてあり、ばね部51の反力はばね部52の反
力より大きく設定してある。
【0018】以上のように構成された格納式カップホル
ダー装置の動作を図7及び図8を用いて説明する。
【0019】図8に示すように、リッド2を押し上げる
と、支持体23が開位置Aから中間位置Bに傾斜する。
これに連動して、二重ばね5の反力の違いにより、アー
ム3は支持体23に対して角度を一旦閉じて再び開き、
リング部4はアーム3に対して角度を閉じながら、アー
ム3の上面とリング部4の上面とが収納凹部11の内周
面を中間位置B方向に摺動する。
【0020】ここから、支持体23が傾斜して格納位置
Cに移動するに従って、アーム3は支持体23に対して
角度を開き、リング部4はアーム3に対して角度を閉じ
ながら、アーム3とリング部4の上面は収納凹部11の
内周面を摺動し、格納位置Cに格納される。このとき、
リッド2はフィニッシャー1の開口部12に嵌まり込ん
で図7の状態に至る。
【0021】リッド2の開時には上記と反対の動作が行
われて、ばね部51の反力によりアーム3が跳ね上げら
れて角度が開き、またばね部52の反力によりリング部
4が跳ね上げられて収納凹部11の上端から突出し、ス
トッパー44によって角度が規制されて水平に保持され
る。
【0022】以上のように本実施例によれば、収納凹部
11の開口部12を覆うリッド2が備えた支持体23
と、カップを保持するリング部4とをアーム3によって
回動可能に連結し、さらにアーム3とリング部4とを二
重ばね5によって弾発付勢することにより、支持体23
とアーム3とリング部4とが二段リンクを形成し、二重
ばね5によって支持体23とアーム3とリング部4とが
常に開方向に付勢されているので、支持体23の長さは
短くてよく、従ってリッド2の開時にリング部4に最小
限必要とされる寸法は、フィニッシャー1の開口寸法に
関係なく設定でき、更に収納凹部11の奥行寸法も短く
設定できるので、開口のために無駄なスペースをとるこ
とがなく、収納凹部11を小型化できる。
【0023】またアーム3が両端において回動可能に軸
支されているので、リング部4に上方から荷重がかかっ
たときに、回動し易く破損されにくい。
【0024】なおストッパー44がない場合には、リッ
ド2の開時にリング部4の支持部42上面がフィニッシ
ャー1の収納凹部11の内面に当接して、リング部4が
水平に保持される。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、収納凹部の開口
部の下端に、その開口部を覆う蓋体を回動可能に軸支
し、その蓋体の軸支部から収納凹部内方へ延設された支
持体の他端に、アームの一端を回動可能に軸支し、その
アームの他端に、蓋体閉時に収納凹部内に格納され、蓋
体開時に収納凹部の上端から突出するカップ保持体を回
動可能に軸支して、支持体とアームとカップ保持体とで
二段リンクを形成し、さらにアーム両端の軸支部に、ア
ーム及びカップ保持体を上方に付勢する付勢手段を設け
ることにより、この付勢手段によって支持体とアームと
リング部とが常に開方向に付勢されるので、支持体の長
さは短くできる。これにより蓋体の開時にカップ保持体
に最小限必要とされる寸法は、収納凹部の開口寸法に関
係なく設定でき、収納凹部の奥行寸法を短く設定できる
ので、開口のための無駄なスペースをとることがなく、
収納凹部を小型化することができる。
【0026】また付勢手段はアームを付勢するばね力が
カップ保持体を付勢するばね力より大きく設定された二
重ばねであることにより、蓋体の開閉時にカップ保持体
が常にアームの動きに追従するので、カップ保持体の動
きが円滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における格納式カップホルダ
ー装置の開時の斜視図である。
【図2】同格納式カップホルダー装置の開時の平面図で
ある。
【図3】図2のE−E線に沿う断面図である。
【図4】同格納式カップホルダー装置の二重ばねの斜視
図である。
【図5】図2のF−F線に沿う断面図である。
【図6】同要部拡大図である。
【図7】同格納式カップホルダー装置の格納時の斜視図
である。
【図8】同格納式カップホルダー装置の動作説明図であ
る。
【図9】従来の格納式カップホルダー装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 リッド(蓋体) 3 アーム 4 リング部(カップ保持体) 5 二重ばね 6 ピン(軸支部) 6a ピン(軸支部) 11 収納凹部 12 開口部 23 支持体 25 軸支部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−80871(JP,U) 実開 平1−74935(JP,U) 実開 平2−81235(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納凹部の開口部の下端に、その開口部
    を覆う蓋体を回動可能に軸支し、その蓋体の軸支部から
    収納凹部内方へ延設された支持体の他端に、アームの一
    端を回動可能に軸支し、そのアームの他端に、蓋体閉時
    に収納凹部内に格納され、蓋体開時に収納凹部の上端か
    ら突出するカップ保持体を、回動可能に軸支し、アーム
    の両端の軸支部に、アームとカップ保持体とを上方へ付
    勢する付勢手段を設けたことを特徴とする格納式カップ
    ホルダー装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段は、アームを付勢するばね
    力がカップ保持体を付勢するばね力より大きく設定され
    た二重ばねである請求項1記載の格納式カップホルダー
    装置。
JP20200792A 1992-07-06 1992-07-06 格納式カップホルダー装置 Expired - Lifetime JP2622650B2 (ja)

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JPH0624266A JPH0624266A (ja) 1994-02-01
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US7192681B2 (en) 2001-07-05 2007-03-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive photosensitive composition
JP2006290079A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Kojima Press Co Ltd 物品吊下げ支持装置
GB2511901A (en) * 2013-12-18 2014-09-17 Daimler Ag Cup-Holding device for an interior of a motor vehicle

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JPH0624266A (ja) 1994-02-01

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