JP3202814B2 - 複写機の原稿押え装置 - Google Patents

複写機の原稿押え装置

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JP3202814B2
JP3202814B2 JP34377992A JP34377992A JP3202814B2 JP 3202814 B2 JP3202814 B2 JP 3202814B2 JP 34377992 A JP34377992 A JP 34377992A JP 34377992 A JP34377992 A JP 34377992A JP 3202814 B2 JP3202814 B2 JP 3202814B2
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純一 藤高
健一 中村
雅敏 守山
修 高島
孝 下西
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Ricoh Co Ltd
Simotec Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機の原稿押え装
置、特に、原稿が厚い場合でも圧板を使用できるよう所
謂リフトアップ動作を可能にした複写機の原稿押え装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機の原稿押え装置において
は、原稿押え用の圧板の基端部を複写機本体に開閉可能
に支持させるため、左右一対または中央1つのヒンジ機
構が設けられており、このヒンジ機構には複写用原稿が
書物等の厚いものである場合でも圧板が使用できるよう
に所謂リフトアップ動作を可能する工夫がなされてい
る。
【0003】この種の複写機の原稿押え装置としては、
例えば図5および図6に示すもの(以下、第1従来例と
いう)がある。この第1従来例では、複写機本体1のコ
ンタクトガラス2上に設けられた原稿押え用の圧板3が
基端部3aをヒンジ機構4により開放端部3bを開閉可
能にコンタクトガラス2の外方で複写機本体1に支持さ
れている。このヒンジ機構4は、複写機本体1のコンタ
クトガラス2の一辺2aよりも外方の周縁部2bに固定
されたベース部材5と、ベース部材5に設けられた軸6
に一端部7aを回動自在に軸支されたアーム部材7と、
アーム部材7の他端部7bに設けられた軸8に一端部9
aを回動自在に軸支され他端部9bが圧板3の開放端部
3b方向となるよう圧板3に固定されたホルダ部材9
と、ベース部材5の軸6よりもコンタクトガラス2の一
辺2a側に設けられた軸10に回動自在に軸支されアーム
部材7の他端部7b間でスプリング11を保持する保持部
材12と、から構成されている。この第1従来例は、コン
タクトガラス2上に所定値より厚い原稿(例えば、書物
等)を載置して圧板3を閉じるときアーム部材の吸着板
が、圧板のマグネットの吸着力より大きい圧板操作力に
よって同マグネットから離れてアーム部材7がコンタク
トガラス2方向に回動するとともにホルダ部材9がコン
タクトガラス2方向に回動して圧板3を原稿厚さに対応
してリフトアップさせ原稿をコンタクトガラス2に密着
させるようになっている。
【0004】また、公昭60−635号公報には、
図7に示すように、ヒンジ機構20が構成されたもの(以
下、第2従来例という)が記載されている。この第2従
来例のヒンジ機構20は、コンタクトガラス2の周縁部2
bに一端部21aが固定された螺板21と、螺板21の他端部
21bに一端部22aが連結され他端部22bが圧板3が固定
された螺板22と、圧板3の螺板22の一端部22aに対向す
る位置に埋め込まれ螺板21の他端部21bおよび螺板22の
一端部22aを吸着する磁石23と、から構成されている。
この第2従来例は、圧板3をコンタクトガラス2から離
隔してコンタクトガラス2上を開放するときや、コンタ
クトガラス2上に所定値よりも薄い原稿を載置して圧板
3を閉じてコンタクトガラス2に密着させるときには、
磁石23が螺板21の他端部21bおよび螺板22の一端部22a
を吸着した状態で螺板21の他端部21bが回動して圧板3
をコンタクトガラス2方向に回動させ、コンタクトガラ
ス2上に所定値より厚い原稿(例えば、書物等)を載置
して圧板3を閉じるときには磁石23が螺板21の他端部21
bおよび螺板22の一端部22aから離れ螺板21の他端部21
bが回動してコンタクトガラス2方向に回動するととも
に螺板22の他端部22bが回動してコンタクトガラス2方
向に回動して圧板3を原稿厚さに対応してリフトアップ
させ原稿をコンタクトガラス2に密着させるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2従来例にあって
は、圧板3をコンタクトガラス2から離した状態で保持
することができないため、原稿を載置するときなどには
圧板3を手で押えておかなければならず、また薄い原稿
を載置したときに圧板3がリフトアップしてしまうこと
を防止する磁石23を設けているためコスト高となってし
まうという問題があった。
【0006】また、第1、2従来例は、圧板3の開放端
部3b方向にホルダ部材9や螺板22が延在しているため
圧板3が大型化してしまうという問題があった。そこ
で、本発明は、リフトアップ動作が可能で、しかも圧板
開閉動作の安定したコンパクトな低コストの原稿押え装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、複写機の原稿載置台上に設けられ
た原稿押え用の圧板を、該圧板の基端部に設けた少なく
とも1つ以上のヒンジ機構を介して複写機本体上に開放
端部を開閉可能に支持してなる複写機の原稿押え装置に
おいて、前記ヒンジ機構が、前記圧板の基端部に近接す
る前記原稿載置台の一辺より外方で直接又は間接的に複
写機本体に固定されたベース部材と、軸方向が原稿載置
台の前記一辺と略平行になるよう該ベース部材に支持さ
れた第1軸部材と、該第1軸部材を介して前記ベース部
材に一端部を回動自在に支持されたアーム部材と、軸方
向が原稿載置台の前記一辺と略平行になるよう該アーム
部材の他端部に支持された第2軸部材と、該第2軸部材
を介して前記アーム部材に他端部を回動自在に支持され
一端部が前記圧板の基端部側となるよう該圧板に固定さ
れたホルダ部材と、を備え、前記ホルダ部材に設けられ
た第1係合部と、該第1係合部に脱着自在に係合するよ
う前記アーム部材に設けられた第2係合部と、前記アー
ム部材およびホルダ部材間に設けられ該ホルダ部材をア
ーム部材に対して前記圧板を原稿載置台から離隔する方
向に回動させるよう付勢する所定の弾性力を有する第1
弾性部材と、を有し、前記原稿載置台上に載置された原
稿の厚さが所定値より薄いとき、前記圧板の閉じ操作に
伴なって、前記第1、第2係合部の係合力を超える力が
加えられない限り、該第1、第2係合部が係合状態を維
持したまま前記アーム部材およびホルダ部材が一体とな
って第1軸部材のみを回動軸として回動する一方、前記
原稿載置台上に載置された原稿の厚さが所定値より厚い
とき、前記圧板の閉じ操作に伴なって、前記第1、第2
係合部の係合力を超える閉じ操作力を加えられると、
記第1係合部が第2係合部から離脱して前記ホルダ部材
が第2軸部材を回動軸として回動するとともに前記アー
ム部材が第1軸部材を回動軸として回動することによ
り、前記圧板が該原稿厚さに対応してリフトアップ動作
することを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、所定の弾性
力を有し、一端側が前記アーム部材の一端部よりも前記
圧板の開放端部側で前記ベース部材に支持され、他端側
が前記アーム部材の他端部に支持される第2弾性部材
あって、圧板の自重による閉モーメントに対抗する所定
の弾性力を有する第2弾性部材を設け、更に、該弾性部
材をガイドする前記アーム部材の一端部よりも前記圧板
の開放端部側で前記ベース部材に支持された第1ガイド
部材と、前記アーム部材の他端部に支持された第2ガイ
ド部材を設けたことを特徴とするものであり、請求項3
記載の発明は、前記第1、2ガイド部材は互いに所定の
摩擦力で摺接することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、圧板の閉じ操作に伴
い、第1、2係合部が互いに係合した状態でホルダ部材
およびアーム部材は一体のまま原稿載置台に当接する方
向に回動され、原稿載置台上に所定値よりも厚い原稿を
原稿を載置したときには、圧板がその原稿のエッジに当
接し、さらに圧板を回動することにより第1係合部が第
2係合部から離脱されてホルダ部材が原稿載置台に当接
する方向に回動される。したがって、原稿の厚さによら
ず圧板がその原稿に確実に当接される。
【0010】さらに、第1、2係合部は互いに係合する
よう第1弾性部材により付勢されているため、薄い原稿
等を原稿載置台に載置したときに、第1、2係合部が係
合した状態でアーム部材およびホルダ部材は回動され圧
板が原稿に当接される。したがって、圧板がリフトアッ
プしてしまうことが防止される。また、ホルダ部材の他
端部はアーム部材の他端部に支持され、一端部は圧板の
基端部方向となるよう圧板に固定するように構成してい
るためヒンジ機構が小型化される。
【0011】請求項2記載の発明では、圧板を原稿載置
台から離したとき、第2弾性部材によりアーム部材が保
持されて圧板が所定の開放角度で保持される。したがっ
て、圧板を押えることなく原稿載置台上に原稿を載置す
ることができ、原稿載置の作業性が向上される。請求項
3記載の発明では、圧板を原稿載置台から離したとき、
第1、2ガイド部材の摩擦力によりアーム部材がベース
部材に対して任意の角度で保持されて圧板が任意の開放
角度で保持される。したがって、圧板を手で支えること
なく任意の角度で保持することができ、原稿載置の操作
性がより向上される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は本発明に係る原稿押え装置の一実施例を示す
図である。まず、構成を説明する。同図において、30は
ヒンジ機構であり、ヒンジ機構30は複写機本体31のコン
タクトガラス32の一辺よりも外方に固定されており、原
稿押え用の圧板33の基端部33aを回動自在に支持して開
放端部(図示していない)を開閉自在に支持している。
【0013】ヒンジ機構30は、圧板33の基端部33aに近
接するコンタクトガラス32の前記一辺より外方で複写機
本体31に固定されたベース部材34と、軸方向を前記一辺
と略平行になるようベース部材34の複写機本体31の縁周
部31a側に支持された軸(第1軸部材)35と、ベース部
材34に設けられた軸35により一端部36aを回動自在に支
持されたアーム部材36と、軸方向が前記一辺と略平行に
なるようアーム部材36の他端部36bに支持された軸(第
2軸部材)37と、他端部38bをアーム部材36に設けられ
た軸37により回動自在に支持され一端部38aが圧板33の
基端部33a側となるよう圧板33に固定されたホルダ部材
38と、から構成されている。なお、33bは密着部材であ
り、密着部材33bは圧板33のコンタクトガラス32側に貼
着されて原稿をコンタクトガラス32に密着させるように
なっており、汚れ防止等のため表面に可撓性フィルムが
展着された、例えばスポンジ等からなるものである。
【0014】アーム部材36の一端部36aと他端部36bの
間には凸部39(第1係合部)が、ホルダ部材38の一端部
38bには穴40(第2係合部)が設けられており、この凸
部39と穴40は互いに係合するようになっており、ホルダ
部材38に所定の回動力が加えられると凸部39が穴40から
離脱するようになっている。また、アーム部材36および
ホルダ部材38間には、所定の弾性力を有するトーション
バネ41(第1弾性部材)が設けられており、このトーシ
ョンバネ41はホルダ部材38をアーム部材36に対して図
3、4中において時計回りに回動させるよう付勢してい
る。
【0015】また、ベース部材34の軸35よりもコンタク
トガラス32の前記一辺側に設けられた軸42およびアーム
部材36の他端部36bに設けられた軸37間には、所定の弾
性力を有するスプリング43(第2弾性部材)およびスプ
リング43の伸縮をガイドするガイド44、45(第1、2ガ
イド部材)が軸支されており、軸42にはスプリング43の
一端側およびガイド44が、軸37にはスプリング43の他端
部およびガイド45が、設けられ、スプリング43はアーム
部材36の他端部36bを複写機本体31から離隔する方向
(図3、4中において時計回り)に回動させるよう付勢
している。また、ガイド44、45はスプリング43の伸縮に
伴い互いに所定の摩擦力で摺接するようテレスコープ状
(一方が他方に摺動自在に嵌挿可能な形状)に形成され
ており、ガイド44がガイド45の内方に嵌挿されガイド44
の外周面がガイド45の内周面に摺接するよう嵌挿されて
摺動するようになっている。なお、スプリング43は所定
の弾性力を有しアーム部材36の他端部36bを(図3、4
中において時計回り)に回動させるよう付勢力を備えて
いればよくトーションバネ等でもよい。また、ガイド4
4、45をアーム部材36に直接所定の摩擦力で摺接させる
ようにしてもよい。
【0016】なお、凸部39および穴40は互いに係合する
よう凹凸状に形成してもよく、更に、その設置場所は、
図のように側面に限らず、後端部や上面部でも良く、
ーム部材36およびホルダ部材38が互いに係合するよう他
の係合手段を設けてもよいことはいうまでもない。ま
た、46はストッパであり、ストッパ46はヒンジ機構30を
圧板33の基端部33aに脱着する際に、トーションバネ41
の付勢力によりホルダ部材38が図3、4中において時計
回りに回動してしまうことを防止して脱着作業を容易に
行なえるようにするものである。また、48、50〜53はネ
ジであり、ネジ48はベース部材34を複写機本体に固定
し、ネジ50〜53はホルダ部材38を圧板33に固定してい
る。
【0017】次に、作用を圧板33の閉じ操作と開け操作
に分けて説明する。圧板33の閉じ操作する場合。コンタ
クトガラス32上に薄い原稿を載置して圧板33の閉じ操作
をするときには、アーム部材36の凸部39およびホルダ部
材38の穴40がトーションバネ41の付勢力により互いに係
合された状態でアーム部材36およびホルダ部材38は軸35
を回動軸としてコンタクトガラス32方向(図3中、反時
計回り)に回動されるとともに、スプリング43が圧縮さ
れて圧板33の密着部材33bがコンタクトガラス32に密着
される。
【0018】また、コンタクトガラス32上に書物等の原
稿A(図4に示す)を載置したときには、アーム部材36
の凸部39およびホルダ部材38の穴40がトーションバネ41
の付勢力により互いに係合された状態でアーム部材36お
よびホルダ部材38は軸35を回動軸としてコンタクトガラ
ス32方向に回動される。次いで、圧板33の密着部材33b
が原稿AのエッジA’に当接するとエッジA’を回動点
として圧板33がコンタクトガラス32方向に回動されアー
ム部材36の凸部39からホルダ部材38の穴40が離脱され、
ホルダ部材38が軸37を回動軸としてコンタクトガラス32
方向に回動されて圧板33の密着部材33bが原稿Aに当接
され原稿Aがコンタクトガラス32に密着される。
【0019】次に、圧板33の開け操作する場合。コンタ
クトガラス32上に薄い原稿が載置されているときや原稿
が載置されていないときには、アーム部材36の凸部39お
よびホルダ部材38の穴40が係合した状態でアーム部材36
およびホルダ部材38が軸35を回動軸としてコンタクトガ
ラス32から離隔する方向(図3中、時計回り)に回動さ
れスプリング43が伸長されるとともにガイド44、45は互
いの摺接面で摺動される。この圧板33の開け操作が終了
すると、圧板33は自重によるコンタクトガラス32方向へ
回動する回動モーメントとスプリング43の付勢力および
ガイド44、45の摩擦力との釣合により圧板33が任意の開
放角度で保持される。
【0020】また、コンタクトガラス32上に原稿Aが載
置されているときには、圧板33の開け操作とともにトー
ションバネ41の付勢力によりホルダ部材38がコンタクト
ガラス32から離隔する方向に軸37を回動軸として回動さ
れアーム部材36の凸部39およびホルダ部材38の穴40が係
合される。次いで、アーム部材36およびホルダ部材38が
軸35を回動軸としてコンタクトガラス32から離隔する方
向に回動され、以降上述の開け操作と同様に、圧板33が
任意の開放角度で保持される。
【0021】本実施例では、圧板33の閉じ操作において
は、コンタクトガラス32上に薄い原稿を載置したときに
は、アーム部材36の凸部39およびホルダ部材38の穴40は
トーションバネ41の付勢力により互いに係合された状態
で圧板33の閉じ操作に伴いアーム部材36およびホルダ部
材38は軸35を回動軸として回動され圧板33がリフトアッ
プすることなく原稿Aに当接される。また、コンタクト
ガラス32上に書物等の原稿Aを載置したときには、アー
ム部材36およびホルダ部材38が軸35を回動軸として回動
されて圧板33の密着部材33bが原稿AのエッジA’に接
すると圧板33がエッジA’を回動点として回動し、この
圧板33の閉じ操作に伴いアーム部材36の凸部39からホル
ダ部材38の穴40が離脱されてホルダ部材38が軸37を回動
軸として回動され、圧板33がリフトアップされ原稿Aに
当接される。したがって、原稿の厚さによらず原稿をコ
ンタクトガラス32に確実に密着させることができる。
【0022】一方、圧板33の開け操作においては、トー
ションバネ41の付勢力および圧板33をコンタクトガラス
32から離隔する方向に回動することによりアーム部材36
の凸部39およびホルダ部材38の穴40は互いに係合されて
アーム部材36およびホルダ部材38がコンタクトガラス32
から離隔する方向に回動され、圧板33は自重によるコン
タクトガラス32方向へ回動する回動モーメントとスプリ
ング43の付勢力およびガイド44、45の摩擦力との釣合に
より圧板33が任意の開放角度で保持される。したがっ
て、圧板33をコンタクトガラス32から離隔して原稿を載
置する操作性が向上される。
【0023】また、ホルダ部材38の他端部38bがアーム
部材36の他端部36bに支持されホルダ部材38の一端部38
aが圧板33の基端部33a方向となるよう圧板33に固定さ
れているためコンパクトな原稿押え装置に構成されてい
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ホルダ部
材およびアーム部材の第1、2係合部は離脱していても
第1弾性部材が互いに係合するよう付勢しているので、
原稿載置台上に所定の厚さ以上の原稿を載置していない
ときには第1、2係合部は係合することにより圧板がリ
フトアップしてしまうことを確実に防止することができ
る。また、原稿載置台上に所定の厚さ以上の原稿を載置
したときには第1、2係合部が圧板の閉じ操作により第
1係合部が第2係合部から離脱して圧板がリフトアップ
動作してその原稿を確実に原稿載置台に密着させること
ができる。また、アーム部材の他端部がホルダ部材の他
端部を支持し、ホルダ部材の一端部を圧板の基端部方向
となるよう圧板に固定しているため原稿押え装置をコン
パクトに構成することができる。その結果、磁石を用い
ることなくアーム部材およびホルダ部材を互いに係合さ
せることができ、原稿の厚さによらず原稿載置台に原稿
を確実に密着させることができる低コストの原稿押え装
置を提供することができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、圧板を原稿
載置台から離隔させ原稿を載置するとき、ホルダ部材お
よびアーム部材の第1、2係合部が互いに係合するとと
もに所定の弾性力を有する第2弾性部材がアーム部材を
保持して圧板を所定の開放角度で保持するので、圧板を
手で支えることなく原稿を載置することができ、原稿載
置の作業性を向上させることができる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、圧板を原稿
載置台から離隔させ原稿を載置するとき、ホルダ部材お
よびアーム部材の第1、2係合部が互いに係合するとと
もに第1、2ガイド部材が互いに所定の摩擦力で摺接し
てアーム部材をその摩擦力により保持して圧板を任意の
開放角度で保持するので、原稿載置台上に原稿を載置す
る際に圧板を押えることなく任意の角度で保持すること
ができ、原稿載置の作業性がより向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿押え装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その原稿載置台から圧板を離隔させ任意の開放
角度で保持している状態を示す側断面図である。
【図4】その原稿載置台上に書籍を載置してその書籍に
圧板を当接させている状態を示す側断面図である。
【図5】その複写機に付設された従来例を示す斜視図で
ある。
【図6】その従来例を示す斜視図である。
【図7】その他の従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
30 ヒンジ機構 31 複写機本体(装置本体) 32 コンタクトガラス 33 圧板 33a 基端部 34 ベース部材 35 軸(第1軸部材) 36 アーム部材 36a 一端部 36b 他端部 37 軸(第2軸部材) 38 ホルダ部材 38a 一端部 38b 他端部 39 凸部(第1係合部) 40 穴(第2係合部) 41 トーションバネ(第1弾性部材) 43 スプリング(第2弾性部材) 44、45 ガイド(第1、2ガイド部材)
フロントページの続き (72)発明者 守山 雅敏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 高島 修 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 下西 孝 大阪府東大阪市水走317番地 下西技研 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−275738(JP,A) 特開 昭60−95428(JP,A) 特開 平6−110139(JP,A) 実開 平3−49542(JP,U) 実開 昭62−74241(JP,U) 実開 平1−153542(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機の原稿載置台上に設けられた原稿押
    え用の圧板を、該圧板の基端部に設けた少なくとも1つ
    以上のヒンジ機構を介して複写機本体上に開放端部を開
    閉可能に支持してなる複写機の原稿押え装置において、 前記ヒンジ機構が、 前記圧板の基端部に近接する前記原稿載置台の一辺より
    外方で直接又は間接的に複写機本体に固定されたベース
    部材と、軸方向が原稿載置台の前記一辺と略平行になる
    よう該ベース部材に支持された第1軸部材と、該第1軸
    部材を介して前記ベース部材に一端部を回動自在に支持
    されたアーム部材と、軸方向が原稿載置台の前記一辺と
    略平行になるよう該アーム部材の他端部に支持された第
    2軸部材と、該第2軸部材を介して前記アーム部材に他
    端部を回動自在に支持され一端部が前記圧板の基端部側
    となるよう該圧板に固定されたホルダ部材と、を備え、 前記ホルダ部材に設けられた第1係合部と、該第1係合
    部に脱着自在に係合するよう前記アーム部材に設けられ
    た第2係合部と、前記アーム部材およびホルダ部材間に
    設けられ該ホルダ部材をアーム部材に対して前記圧板を
    原稿載置台から離隔する方向に回動させるよう付勢する
    所定の弾性力を有する第1弾性部材と、を有し、前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さが所定値より
    薄いとき、前記圧板の閉じ操作に伴なって、前記第1、
    第2係合部の係合力を超える力が加えられない限り、該
    第1、第2係合部が係合状態を維持したまま前記アーム
    部材およびホルダ部材が一体となって第1軸部材のみを
    回動軸として回動する一方、 前記原稿載置台上に載置された原稿の厚さが所定値より
    厚いとき、前記圧板の閉じ操作に伴なって、前記第1、
    第2係合部の係合力を超える閉じ操作力を加えられる
    と、前記第1係合部が第2係合部から離脱して前記ホル
    ダ部材が第2軸部材を回動軸として回動するとともに前
    記アーム部材が第1軸部材を回動軸として回動すること
    により、前記圧板が該原稿厚さに対応してリフトアップ
    動作することを特徴とする複写機の原稿押え装置。
  2. 【請求項2】所定の弾性力を有し、 一端側が前記アーム部材の一端部よりも前記圧板の開放
    端部側で前記ベース部材に支持され、他端側が前記アー
    ム部材の他端部に支持される第2弾性部材であ って、圧
    板の自重による閉モーメントに対抗する所定の弾性力を
    有する第2弾性部材を設け、 更に、該弾性部材をガイドする前記アーム部材の一端部
    よりも前記圧板の開放端部側で前記ベース部材に支持さ
    れた第1ガイド部材と、前記アーム部材の他端部に支持
    された第2ガイド部材を設けた ことを特徴とする請求項
    1記載の複写機の原稿押え装置。
  3. 【請求項3】前記第1、2ガイド部材は互いに所定の摩
    擦力で摺接することを特徴とする請求項1記載の複写機
    の原稿押え装置。
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